[go: up one dir, main page]

JPH10153535A - 薄膜試料作製法 - Google Patents

薄膜試料作製法

Info

Publication number
JPH10153535A
JPH10153535A JP31216296A JP31216296A JPH10153535A JP H10153535 A JPH10153535 A JP H10153535A JP 31216296 A JP31216296 A JP 31216296A JP 31216296 A JP31216296 A JP 31216296A JP H10153535 A JPH10153535 A JP H10153535A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
polishing step
thickness
thin film
monitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP31216296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2982721B2 (ja
Inventor
Haruko Tamegai
晴子 為我井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP8312162A priority Critical patent/JP2982721B2/ja
Publication of JPH10153535A publication Critical patent/JPH10153535A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2982721B2 publication Critical patent/JP2982721B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 機械研磨工程で試料を薄くする時に試料の膜
厚がサブミクロンオーダーで確認できない。この為、機
械研磨工程の終点が不明であり、また、試料における特
定微細箇所のTEM観察の場合はイオン研磨とTEM観
察を交互に行ない各々の工程で設置作業の必要性がある
ことから、試料作製の長い時間を要する。 【解決手段】 試料を金属顕微鏡で観察し、試料膜厚に
よる干渉色の変化を利用して、試料膜厚をサブミクロン
オーダーで確認できる薄片化試料厚モニター7と薄膜化
試料膜厚モニター8を用い、機械研磨工程4とイオン研
磨工程5の際に試料厚みを監視する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は薄膜試料作製法に関
し、特に光の干渉作用を利用して、薄片化した試料の膜
厚をモニターできる薄膜試料作製法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薄膜試料作製法は、たとえば刊行
物名「電子顕微鏡技術」(編集著者:外村 彰、発行
日:平成元年8月21日)の74頁18行〜78頁2行
に記載されているように、透過型電子顕微鏡(TEM)
による半導体材料・デバイスの断面及び平面構造解析の
為の試料作製に用いられる。なぜなら、TEMを活用し
てデバイス構造を解析するためには、電子が透過し、か
つ十分なコントラストを得るために試料をサブミクロン
オーダーで薄膜することが不可欠だからである。以下、
この従来の、例えば断面構造解析の為の薄膜試料作製法
の工程を図11を参照して説明する。
【0003】まず、LSI素子が形成されたシリコンウ
エハー等の試料100から切り出し工程101で解析箇
所を、ガラス切りによるへき開またはダイシングソーで
2〜3mm角に切り出し、試料片を作製する。
【0004】この試料片の表裏面に接着工程102に
て、別のダミー片を向い合わせに接着し、接着剤層が薄
くなるように万力で加圧しながら固化させ、試料ブロッ
クを作製する。
【0005】試料ブロックを切断工程103で、低速刃
(ロースピードソー)を用いて前記試料片に対して垂直
に切断し、1mm以下の厚さの試料切断片を作製する。
【0006】試料切断片の両面に対して機械研磨工程1
04で、平面研磨(図3参照)及びボウル研磨(図4参
照)をこの順に行なう。特に、ボウル研磨では目的に応
じて、定盤もしくはホイールと研磨材を用いた粗研磨
と、バフと研磨材を用いた鏡面研磨とを、試料を透過し
た光の色の変化で試料厚みを監視しながら行い、試料が
破壊されない程度にできるだけ薄片化(30〜10μ
m)する。
【0007】次に、薄片化した試料全面が観察目的部分
の場合はイオン研磨工程105において、薄片化した試
料を平面で回転させながら、イオン研磨装置により、薄
片化した試料の両面に任意の照射角度で加速されたAr
+イオンビームを照射して、薄片化した試料の中心部に
小さい穴が開くまで試料を薄膜化(0.2〜0.1μ
m)する(図5参照)。薄片化した試料の中心部の小さ
い穴は、数〜数十時間のイオン研磨を行うと開く。その
後、薄膜化した試料全面が観察目的部分の場合は透過型
電子顕微鏡観察106を行う。
【0008】一方、機械研磨工程で薄片化した試料にお
ける特定微細箇所が観察目的部分の場合は、透過型電子
顕微鏡観察106とイオン研磨工程105をその特定微
細箇所が鮮明に観察できるまで繰り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の薄膜試料作製法によると、次のような問題点がある。
【0010】第1の問題点は、ボウル研磨工程で試料を
薄片化する際、極力薄片化しようとすると試料を破壊し
てしまうことである。
【0011】その理由は、ボウル研磨工程での薄片化の
極限が不明なため、試料が破壊されない程度に極力薄片
化することが困難だからである。よって、ボウル研磨の
終了時期の見極めは作製者の主観及び経験によるところ
が大きい。
【0012】第2の問題点は、試料破壊を回避するため
には、試料が十分に薄片化する前にボウル研磨を終了し
なければならないことである。十分に薄片化されない状
態でイオン研磨を行うと、イオン研磨に時間を費やすと
共に、観察視野が狭くなったり、試料がデバイス構造上
異なる物質で形成されている時は硬度の差によるイオン
研磨むらを起こす等の弊害が生じる。
【0013】その理由は、ボウル研磨時の試料厚さの監
視を試料透過光の色の変化のみで行っているためであ
る。試料厚みの変化に対応する透過光色の変化は大まか
(broad)であり、サブミクロンオーダーでボウル研磨
の終点を明確にできない。
【0014】第3の問題点は、イオン研磨で薄膜化した
試料内の、特定微細箇所の観察の場合、イオン研磨と透
過型電子顕微鏡観察を繰り返し行い、最終的に試料を完
成させねばならないことである。この場合、試料作製に
長時間が費やされ、また、透過型電子顕微鏡の試料台ヘ
の試料脱着回数も増し、試料を破壊する可能性が増加す
る。
【0015】その理由は、試料透過光の色の変化では、
ミクロンオーダーの微小部での膜厚を監視することがで
きないからである。よって、目的の特定微細箇所が鮮明
に観察できるまで、透過型電子顕微鏡で特定微細箇所を
何度も確認しながら、イオン研磨で少しずつ試料を薄膜
化しなければならない。
【0016】そこで本発明の目的は、上記従来技術の問
題点に鑑み、機械研磨で極力薄片化できる、薄膜試料作
製法を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、イオン研磨に費やす
時間を最小限にした、薄膜試料作製法を提供することで
ある。
【0018】本発明の更なる目的は、薄膜化した試料の
特定微細箇所の膜厚を手軽に監視できる、薄膜試料作製
法を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、観察目的部分を含む試料を薄くする機械研
磨工程と、該機械研磨工程で薄くした試料をさらに薄く
するイオン研磨工程とを含む薄膜試料作製法において、
前記機械研磨工程で試料を薄くしている時、試料厚み
を、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色の変化を
利用して監視することを特徴とする。また、この薄膜試
料作製法は、前記機械研磨工程で薄くした試料における
特定微細箇所をさらに前記イオン研磨工程で薄くする
時、特定微細箇所の厚みを、薄膜物質を照光した時の厚
みによる干渉色の変化を利用して監視することを特徴と
する。
【0020】好ましくは、本発明は、観察目的部分を含
む試料を薄くする機械研磨工程と、該機械研磨工程で薄
くした試料をさらに薄くするイオン研磨工程とを含む薄
膜試料作製法において、前記機械研磨工程で試料を薄く
している時、試料を金属顕微鏡で観察すると同時に、試
料の厚みを、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色
の変化を利用して監視し、該干渉色が鮮明になった時点
で前記機械研磨工程を終了することを特徴とする。ま
た、この薄膜試料作製法は、前記機械研磨工程で薄くし
た試料における特定微細箇所をさらに前記イオン研磨工
程で薄くする時、特定微細箇所を金属顕微鏡で観察する
と同時に、特定微細箇所の厚みを、薄膜物質を照光した
時の厚みによる干渉色の変化を利用して監視し、該干渉
色が鮮明になった時点で前記イオン研磨工程を終了する
ことを特徴とする。
【0021】また好ましくは、本発明は、観察目的部分
を含む試料を薄くする機械研磨工程と、該機械研磨工程
で薄くした試料をさらに薄くするイオン研磨工程とを含
む薄膜試料作製法において、前記機械研磨工程で試料を
薄くしている時に、試料厚みを監視する薄片化試料厚モ
ニターを用いており、前記薄片化試料厚モニターは、試
料の一面より白色光を当て試料の他面より実体顕微鏡で
観察し試料を透過した光の色で試料薄片化状態を確認す
る第1モニターと、試料を白色光の元で観察し試料から
の反射光の色で試料薄膜化状態を確認する第2モニター
と、試料を金属顕徴鏡で観察し試料に現れる干渉色で試
料薄片化状態を確認する第3モニターとで構成されてい
ることを特徴とする。また、この薄膜試料作製法は、前
記機械研磨工程でシリコンからなる試料が薄くなるに従
って、前記第1モニターで確認される透過光色は赤〜橙
〜黄の順に変化し、前記第2モニターで確認される反射
光色はねずみ色〜白〜透明の順に変化し、前記第3モニ
ターで確認される干渉色は範囲が増し鮮明に変化し、前
記透過光色が橙で前記反射光色がねずみ色の場合の試料
厚みが10μm、前記反射光色が透明で前記干渉色が鮮
明の場合の試料厚みが数百nmであることを特徴とす
る。また、この薄膜試料作製法は、前記第3モニターで
確認される干渉色が鮮明になった時点で前記機械研磨工
程を終了することを特徴とする。さらに、この薄膜試料
作製法は、前記機械研磨工程で薄くした試料における特
定微細箇所を前記イオン研磨工程で薄くする時、特定微
細箇所を金属顕微鏡で観察すると同時に、特定微細箇所
の厚みを、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色の
変化を利用して監視する薄膜化試料膜厚モニターを用い
ており、該薄膜化試料膜厚モニターで確認される干渉色
が鮮明になった時点で前記イオン研磨工程を終了するこ
とを特徴とする。
【0022】(作用)上記のとおりの発明では、薄膜物
質を照光した時の干渉色の変化によって試料厚みをサブ
ミクロンオーダーで確認できる事を、機械研磨工程中の
試料厚みの監視に利用したことにより、機械研磨工程の
終点が明確になり、機械研磨で可能な限り試料は薄片化
される。これにより、機械研磨工程の次のイオン研磨工
程に多くの時間が費やされずに済み、また、試料を構成
する物質の硬度の差によるイオン研磨むらが発生する前
に試料の薄膜化が達成されるので膜厚の均一な薄膜試料
が作製できる。
【0023】また、機械研磨工程で薄くなった試料にお
ける特定微細箇所をさらにイオン研磨工程で薄くする時
に、干渉色の変化を利用して試料厚みを監視することに
より、透過型電子顕微鏡観察とイオン研磨工程とを交互
に行なうことなく特定微細箇所の厚みをサブミクロンオ
ーダーで確認できるので、手軽である。このため、試料
作製時間が短縮され、試料ハンドリングによる試料破壊
も生じない。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1は本発明による薄
膜試料作製法の第1の実施形態を説明するための工程
図、図2は図1の機械研磨工程を詳細に説明するための
工程図、図3は図2の機械研磨工程内の平面研磨工程に
よる試料の様子を示す図、図4は図2の機械研磨工程内
のボウル研磨工程による試料の様子を示す図、図5は図
1のイオン研磨工程による試料の様子を示す図、図6は
図1の薄片試料厚モニターを詳細に説明するための図で
ある。
【0026】この第1の実施形態の薄膜試料作製法は、
断面構造解析の場合に実施され、図1を参照すると、透
過型電子顕微鏡による観察目的部分が任意に存在する試
料0からダイシングソー等を用いて解析箇所を切り出す
試料切り出し工程1と、切り出した試料片の両面に別の
ダミー片を接着して試料ブロックを作製する試料接着工
程2と、試料片に対して垂直な方向にロースピードソー
を用いて試料ブロックを切断する切断工程3と、その試
料切断片を粗・鏡面研磨装置を用いて薄片になるように
研磨する機械研磨工程4と、その薄片化した試料をイオ
ン研磨装置を用いて薄膜になるように研磨するイオン研
磨工程5(図5参照)と、試料切り出し工程1〜イオン
研磨工程5を経て薄膜化した試料を観察する透過型電子
顕微鏡観察6と、機械研磨工程4において薄片化される
試料の厚みを、薄膜物質による光の吸収・回折・干渉作
用を利用して試料厚みを監視する薄片化試料厚モニター
7を有する。なお、平面構造解析の場合には接着工程2
と切断工程3は必要ない。
【0027】図2を参照すると、機械研磨工程4は、図
3に示した平面粗研磨工程41及び平面鏡面研磨工程4
2と、図4に示したボウル粗研磨工程43及びボウル鏡
面研磨工程44とを含む。
【0028】図6を参照すると、薄片化試料厚モニター
7は、第1モニター71と第2モニター72と第3モニ
ター73の3段階の試料膜厚モニターを備えている。第
1モニター71は、薄片化試料の裏面より白色光を当て
ておき、薄片化試料の表面より実体顕微鏡で観察し、試
料を透過した光の色(透過光色)で試料薄片化状態を監
視する。第2モニター72は、薄片化試料を蛍光燈(白
色光)の元で観察し、試料からの反射光の色(反射光
色)で試料薄片化状態を監視する。第3モニター73
は、薄片化試料を金属顕微鏡で観察し、白色光の照射に
よって薄片部分に現れる干渉色から試料薄片化状態を監
視する。
【0029】図2に示した機械研磨工程4は、平面粗研
磨工程41、平面鏡面研磨工程42、ボウル粗研磨工程
43、ボウル鏡面研磨工程44の順に進む。
【0030】薄片試料膜厚のモニター7は、ボウル粗研
磨工程43の時は第1モニター71を用い、ボウル鏡面
研磨工程44の時は第1モニター71、第2モニター7
2、第3モニター73を順次あるいは同時に用いる。
【0031】第3モニター73で干渉色が鮮明になった
時点で機械研磨工程4を終了し、次にイオン研磨工程5
で試料の一部に小さい穴が開くまで薄膜化した後、透過
型電子顕微鏡観察6を行う。
【0032】この第1の実施の形態の効果について説明
すると、第1の実施の形態は、薄膜物質による光の吸収
・回折・干渉作用を利用し、薄片化した試料に白色光を
照射した時に現れる透過光色・反射光色・干渉色によ
り、薄片試料の厚みをサブミクロンオーダーで監視でき
る。このため、機械研磨工程での試料薄片化の終点を明
確にでき、その後のイオン研磨工程に費やす時間を短縮
できる。また、試料を構成する物質の硬度の差によるイ
オン研磨むらが発生する前に、試料を薄膜化できる。よ
って、短時間で膜厚の均一な薄膜試料を作製できる。
【0033】(第2の実施形態)図7は、本発明の薄膜
試料作製法の第2の実施形態を説明するための工程図で
ある。この図において第1の実施形態と同一の工程には
同一符号を付してある。また、図7に示した切り出し工
程1〜薄片化試料厚モニター7までの工程は第1の実施
の形態と同一のため、その説明は省略し、ここでは、異
なる工程についてのみ説明する。
【0034】この第2の実施形態の薄膜試料作製法は図
1に示された第1の実施の形態の場合と異なり、図7に
示すようにイオン研磨工程5と透過型電子顕微鏡観察6
との間に薄膜化試料膜厚モニター8があり、また、透過
型電子顕微鏡による観察目的部分が第1の実施の形態の
ようなイオン研磨工程で薄膜化された試料全体でなく、
機械研磨工程で薄片化された試料10における特定微細
箇所10Aをイオン研磨工程で薄膜化した部分である。
なお、本実施の形態においても平面構造解析の場合に
は、接着工程2と切断工程3は不要である。
【0035】薄膜化試料膜厚モニター8は、機械研磨工
程で薄くした試料における特定微細箇所10Aをさらに
イオン研磨工程で薄くする時に、特定微細箇所を金属顕
微鏡で観察し、白色光が照射されて特定微細箇所10A
に現れる干渉色で、特定微細箇所10Aの薄膜化状態を
監視する。
【0036】この第2の実施の形態では、機械研磨工程
で薄くした試料における特定微細箇所10Aに対してイ
オン研磨工程5を行なう途中、薄膜化試料膜厚モニター
8でミクロンオーダーの特定微細箇所10Aの厚みを監
視する。すなわち、イオン研磨工程5と薄膜化試料膜厚
モニター8を繰り返し行い、特定微細箇所10Aを所望
の厚さまで薄膜化する。その後、所望の厚さに薄膜化さ
れた特定微細箇所10Aに関し透過型電子顕微鏡観察6
を行う。
【0037】この第2の実施の形態の効果について説明
すると、第2の実施の形態は、薄膜化試料膜厚モニター
8に、金属顕微鏡を用いることにより、イオン研磨工程
でミクロンオーダーの特定微細箇所の薄膜化状態をサブ
ミクロンオーダー(数十nmオーダー)で監視できる。
このため、特定微細箇所の薄膜化状態を透過型電子顕微
鏡で観察せずに確認できる。よって、試料作製時間が短
縮でき、試料ハンドリングによる試料破壊を防ぐことが
できる。
【0038】(その他の実施形態)上述した第1又は第
2の実施の形態における機械研磨工程では、図2に示し
たように、平面粗研磨工程41と平面鏡面研磨工程42
とボウル粗研磨工程43とボウル鏡面研磨工程44を実
施しているが、本発明はこれに限られず、図2に示した
ボウル粗研磨43とボウル鏡面研磨44を実施せずに、
試料を薄片化してもよい。すなわち、試料の薄片化に際
し、薄片化試料厚モニター7で試料の厚みを監視しなが
ら、平面粗研磨41と平面鏡面研磨42のみで薄片化す
る。この実施の形態によれば、平面研磨のみで試料を薄
片化するため、観察視野を広範囲に得ることができる。
【0039】また、第1又は第2の実施の形態では、透
過型電子顕微鏡観察の為の薄膜試料の作製の場合につい
て説明したが、その他の顕微鏡に用いる薄膜試料を作製
することもできる。また、試料の材質がGaAS・ガラ
ス等のシリコン以外の物も試料として作製できる。
【0040】
【実施例】次に、上述した実施の形態の各々について具
体例を挙げて詳述する。
【0041】(第1の実施例)ここでは、第1の実施形
態で説明した、断面構造解析用の薄膜試料の作製法の具
体例について図1、図2、図6および図8を参照して説
明する。
【0042】まず、LSI素子が形成されたシリコンウ
エハーの試料0から切り出し工程1で解析箇所を、ガラ
ス切りによるへき開またはダイシングソーで2〜3mm
角に切り出し、試料片を作製する。
【0043】この試料片の表裏面に接着工程2にて、別
のダミー片を向い合わせに接着し、接着剤層が薄くなる
ように万力で加圧しながら硬化させ、試料ブロックを作
製する。
【0044】試料ブロックを切断工程3で、低速刃(ロ
ースピードソー)を用いて前記試料片に対して垂直に切
断し、1mm以下の厚さの試料切断片を作製する。
【0045】機械研磨工程4の平面粗研磨工程41およ
び平面鏡面研磨工程42で試料切断片を、この試料切断
片の厚さが50μm前後になるまで研磨する。その後、
第1モニター71で、試料切断片を透過した光の色が赤
から橙になった事を確認するまで、試料切断片に対して
ボウル粗研磨工程43を3分間前後実施する。この時の
試料厚みは10μm前後となる。次にボウル鏡面研磨工
程44で、試料切断片の表面を鏡面に研磨しながらゆっ
くりと薄片化を行う。
【0046】このボウル鏡面研磨工程44で試料が薄片
化するに従って、例えば図8の、第1〜第3モニターで
監視するシリコンからなる試料の透過光色・反射光色・
干渉色と、ボウル鏡面研磨による試料厚みとの対応関係
に示されるように、第1モニター71で監視する薄片部
分の透過光色はステップ1(赤)→ステップ2(橙)→
ステップ4(黄)と変化する。また、第2モニター72
で監視する薄片部分の反射光色は、ステップ2(ねずみ
色)→ステップ4(白)→ステップ6(透明)と変化す
る。そして、ステップ2の通り、第1モニター71で監
視する透過光色が橙の時、第2モニター72で監視する
反射光色はねずみ色に現れる。第3モニター73で監視
する干渉色は、第2モニター72で反射光が白から透明
になった事が確認されるステップ5において、微かに現
れる。そして試料がさらに薄片化するに従って、干渉色
の範囲が増し、鮮明になる。この干渉色が鮮明になった
ステップ6で、ボウル鏡面研磨工程44を終了する。な
お、試料がガラスからなる場合は、透過光および反射光
色の変化はないので透過光および反射光色による試料厚
みの監視はできない。しかし、干渉色についてはガラス
であっても厚みにより変化するため、試料がガラスの場
合は第3モニター73のみを用い、試料厚みを監視すれ
ばよい。
【0047】次いで、以上のように厚みを監視しながら
薄片化した試料についてイオン研磨工程5で、試料の一
部に小さい穴が開くまで薄膜化した後、その穴の周囲の
薄膜部について透過型電子顕微鏡観察6を行う。
【0048】(第2の実施例)ここでは、第2の実施形
態で説明した、断面構造解析の場合の薄膜試料作製法の
具体例について図7を参照して説明する。また、本例は
第1の実施例と切り出し工程から機械研磨工程までは同
じであるので、以下では異なる工程について主に説明す
る。
【0049】図7において、例えば、シリコンデバイス
のミクロンオーダーの特定微細箇所の解析を行う場合、
まず、第1の実施例と同様の機械研磨工程4において、
薄片化試料厚モニター7で確認される干渉色が試料10
の特定微細箇所10Aを中心に鮮明になるまで、薄片化
する。
【0050】次に、機械研磨工程4で薄片化された試料
における特定微細箇所10Aに対してイオン研磨工程5
と薄膜化試料膜厚モニター8を繰り返しながら、特定微
細箇所10Aを薄膜化する。干渉色は薄膜化が進行する
につれて、鮮明になる。
【0051】図9は、特定微細箇所の膜厚50nm前後
に薄膜化した時の、薄膜化試料膜厚モニターの干渉色を
示している。この図に示すように、特定微細箇所10A
の最も薄膜化した状態での干渉色の色はクリーム色で、
透過型電子顕微鏡観察6を行うと格子像が観察され、試
料膜厚は約50nm前後である。
【0052】(第3の実施例)本発明の薄膜試料作製法
はシリコンデバイスの平面構造解析の為の試料の作製に
も用いる事ができるので、ここでは、平面構造解析用の
薄膜試料の作製法の具体例について図1、図2、図6お
よび図8を参照して説明する。
【0053】まず、LSI素子が形成されたシリコンウ
エハーの試料0から切り出し工程1で解析箇所を、ダイ
シングソーで2.5mm角に切り出し、試料片を作製す
る。機械研磨工程4内の平面粗研磨工程41で試料片
を、この試料片の厚さが50μm前後になるまで研磨す
る。その後、第1モニター71で試料片の透過光色が赤
から橙になった事を確認するまで、試料片に対してボウ
ル粗研磨工程43を3.5分間実施する。この時の試料
厚みは15μm前後となる。次にボウル鏡面研磨工程4
4で、試料片の表面を鏡面に研磨しながらゆっくりと薄
片化を行う。
【0054】ここで、第1〜第3モニターで監視するシ
リコンからなる試料の透過光色・反射光色・干渉色と、
ボウル鏡面研磨工程による試料厚みとの関係について、
図8を参照しながら説明する。図8において、ステップ
1はボウル粗研磨工程43の終了時である。ボウル鏡面
研磨工程44の開始後10分経過したステップ2では、
第1モニター71で監視する透過光色は橙、第2モニタ
ー72で監視する反射光色はねずみ色、第3モニター7
3で監視する干渉色はまだ現れない。この状態での試料
膜厚は10μm前後である。その後、5分間隔でボウル
鏡面研磨工程44による試料厚みを薄片化試料厚モニタ
ー7で監視する。
【0055】ボウル鏡面研磨工程44開始後15分経過
したステップ3では、第1モニター71で監視する透過
光色で橙から黄、第2モニター72で監視する反射光色
は白、第3モニター73で監視する干渉色は無しであ
り、試料膜厚は7〜8μmである。
【0056】ボウル鏡面研磨工程44開始後20分経過
したステップ4では、第1モニター71で監視する透過
光色は黄、第2モニター72で監視する反射光色は白、
第3モニター73で監視する干渉色は無しであり、この
時の試料膜厚は4〜5μmである。これ以降は、第1モ
ニター71で監視する透過光では試料膜厚の変化が確認
できない。そこで、これ以降は第2モニター72と第3
モニター73で試料の厚みを監視する。
【0057】ボウル研磨開始後22分経過したステップ
5では、第2モニター72で監視する反射光色は白〜透
明、第3モニター73で監視する干渉色はぼんやりと現
れ、この時の試料膜厚は1〜2μmである。
【0058】ボウル研磨開始後23分経過したステップ
6では、第2モニター72で監視する反射光色は透明、
第3モニター73で監視する干渉色は鮮明になり(図1
0参照)、この時の試料膜厚は数百nmである。これ以
上ボウル鏡面研磨工程44を継続すると試料破壊が起こ
る。このように干渉色が鮮明に現れた時点を機械研磨工
程4の終点と決定し、機械研磨工程4を終了する。な
お、試料がガラスからなる場合は、透過光および反射光
色の変化はないので透過光および反射光色による試料厚
みの監視はできない。しかし、干渉色についてはガラス
であっても厚みにより変化するため、試料がガラスの場
合は第3モニター73のみを用い、試料厚みを監視すれ
ばよい。
【0059】次に、試料の一部に小さい穴が開くまでイ
オン研磨工程5を約5分行い、薄膜化する。この時、穴
の周囲は約70μmφの領域で膜厚0.1μm以下に薄
膜化されており、この部分で透過型電子顕微鏡観察6を
行う。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、観察目的
部分を含む試料を薄くする機械研磨工程と、この機械研
磨工程で薄くした試料をさらに薄くするイオン研磨工程
とを含み、機械研磨工程で試料を薄くしている時、薄膜
物質を照光した時の厚みによる干渉色の変化を利用して
試料厚みを監視する薄膜試料作製法とした事により、機
械研磨工程で終点を明確にでき、できる限り薄片化した
試料を作製できる。よって、次工程のイオン研磨工程を
短縮でき、またイオン研磨工程による試料膜厚の不均一
等の弊害を回避できる。
【0061】また、機械研磨工程で薄くした試料におけ
る特定微細箇所をイオン研磨工程で薄くする時、薄膜物
質を照光した時の厚みによる干渉色の変化を利用して特
定微細箇所の厚みを監視することにより、特定微細箇所
の薄膜化状態を透過型電子顕微鏡観察せずに確認でき
る。すなわち、イオン研磨装置と透過型電子顕微鏡の試
料台の試料脱着がないので、試料作製時間が短縮でき、
試料ハンドリングによる試料破壊も生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による薄膜試料作製法の第1の実施形態
を説明するための工程図である。
【図2】図1の機械研磨工程を詳細に説明するための工
程図である。
【図3】図2の機械研磨工程内の平面研磨工程による試
料の様子を示す図である。
【図4】図2の機械研磨工程内のボウル研磨工程による
試料の様子を示す図である。
【図5】図1のイオン研磨工程による試料の様子を示す
図である。
【図6】図1の薄片試料厚モニターを詳細に説明するた
めの図である。
【図7】本発明の薄膜試料作製法の第2の実施形態を説
明するための工程図である。
【図8】第1〜第3モニターで監視するシリコンからな
る試料の透過光色・反射光色・干渉色と、ボウル鏡面研
磨による試料厚みとの対応関係を示す図である。
【図9】特定微細箇所の膜厚50nm前後に薄膜化した
時の、薄膜化試料膜厚モニターの干渉色を示す図であ
る。
【図10】機械研磨工程の終点を表す薄片化試料厚モニ
ターによる干渉色を示す図である。
【図11】従来の、断面構造解析の為の薄膜試料作製法
を説明するための工程図である。
【符号の説明】
0 透過型電子顕微鏡の観察目的箇所が任意に存在す
る試料 1 試料切り出し工程 2 試料接着工程 3 試料切断工程 4 試料機械研磨工程 41 平面粗研磨工程 42 平面鏡面研磨工程 43 ボウル粗研磨工程 44 ボウル鏡面研磨工程 5 イオン研磨工程 6 透過型電子顕微鏡観察 7 薄片化試料厚モニター 71 第1モニター 72 第2モニター 73 第3モニター 8 薄膜化試料膜厚モニター 10 透過型電子顕微鏡の観察目的箇所に特定微細箇
所を含む試料

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察目的部分を含む試料を薄くする機械
    研磨工程と、該機械研磨工程で薄くした試料をさらに薄
    くするイオン研磨工程とを含む薄膜試料作製法におい
    て、 前記機械研磨工程で試料を薄くしている時、試料厚み
    を、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色の変化を
    利用して監視することを特徴とする薄膜試料作製法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の薄膜試料作製法におい
    て、前記機械研磨工程で薄くした試料における特定微細
    箇所を前記イオン研磨工程で薄くする時、特定微細箇所
    の厚みを、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色の
    変化を利用して監視することを特徴とする薄膜試料作製
    法。
  3. 【請求項3】 観察目的部分を含む試料を薄くする機械
    研磨工程と、該機械研磨工程で薄くした試料をさらに薄
    くするイオン研磨工程とを含む薄膜試料作製法におい
    て、 前記機械研磨工程で試料を薄くしている時、試料を金属
    顕微鏡で観察すると同時に、試料の厚みを、薄膜物質を
    照光した時の厚みによる干渉色の変化を利用して監視
    し、該干渉色が鮮明になった時点で前記機械研磨工程を
    終了することを特徴とする薄膜試料作製法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の薄膜試料作製法におい
    て、前記機械研磨工程で薄くした試料における特定微細
    箇所を前記イオン研磨工程で薄くする時、特定微細箇所
    を金属顕微鏡で観察すると同時に、特定微細箇所の厚み
    を、薄膜物質を照光した時の厚みによる干渉色の変化を
    利用して監視し、該干渉色が鮮明になった時点で前記イ
    オン研磨工程を終了することを特徴とする薄膜試料作製
    法。
  5. 【請求項5】 観察目的部分を含む試料を薄くする機械
    研磨工程と、該機械研磨工程で薄くした試料をさらに薄
    くするイオン研磨工程とを含む薄膜試料作製法におい
    て、 前記機械研磨工程で試料を薄くしている時に、試料厚み
    を監視する薄片化試料厚モニターを用いており、 前記薄片化試料厚モニターは、試料の一面より白色光を
    当て試料の他面より実体顕微鏡で観察し試料を透過した
    光の色で試料薄片化状態を確認する第1モニターと、試
    料を白色光の元で観察し試料からの反射光の色で試料薄
    膜化状態を確認する第2モニターと、試料を金属顕徴鏡
    で観察し試料に現れる干渉色で試料薄片化状態を確認す
    る第3モニターとで構成されていることを特徴とする薄
    膜試料作製法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の薄膜試料作製法におい
    て、前記機械研磨工程でシリコンからなる試料が薄くな
    るに従って、前記第1モニターで確認される透過光色は
    赤〜橙〜黄の順に変化し、前記第2モニターで確認され
    る反射光色はねずみ色〜白〜透明の順に変化し、前記第
    3モニターで確認される干渉色は範囲が増し鮮明に変化
    し、前記透過光色が橙で前記反射光色がねずみ色の場合
    の試料厚みが10μm、前記反射光色が透明で前記干渉
    色が鮮明の場合の試料厚みが数百nmであることを特徴
    とする薄膜試料作製法。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6に記載の薄膜試料作製法
    において、前記第3モニターで確認される干渉色が鮮明
    になった時点で前記機械研磨工程を終了することを特徴
    とする薄膜試料作製法。
  8. 【請求項8】 請求項5〜7の何れか1項に記載の薄膜
    試料作製法において、前記機械研磨工程で薄くした試料
    における特定微細箇所を前記イオン研磨工程で薄くする
    時、特定微細箇所を金属顕微鏡で観察すると同時に、特
    定微細箇所の厚みを、薄膜物質を照光した時の厚みによ
    る干渉色の変化を利用して監視する薄膜化試料膜厚モニ
    ターを用いており、該薄膜化試料膜厚モニターで確認さ
    れる干渉色が鮮明になった時点で前記イオン研磨工程を
    終了することを特徴とする薄膜試料作製法。
JP8312162A 1996-11-22 1996-11-22 薄膜試料作製法 Expired - Fee Related JP2982721B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312162A JP2982721B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 薄膜試料作製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8312162A JP2982721B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 薄膜試料作製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10153535A true JPH10153535A (ja) 1998-06-09
JP2982721B2 JP2982721B2 (ja) 1999-11-29

Family

ID=18025992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8312162A Expired - Fee Related JP2982721B2 (ja) 1996-11-22 1996-11-22 薄膜試料作製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2982721B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267889A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Jeol Ltd 電子顕微鏡用試料ホルダおよび観察方法ならびに電子顕微鏡用試料作製装置
CN102519778A (zh) * 2011-12-26 2012-06-27 北京工业大学 一种便于磨抛透射电镜试样的装置
CN103940655A (zh) * 2014-05-07 2014-07-23 广西玉柴机器股份有限公司 高压油管金相试样制备方法
KR20180132546A (ko) * 2017-06-02 2018-12-12 에프이아이 컴파니 평면 뷰 라멜라 제조를 위한 면상 기체-보조된 에칭

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267889A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Jeol Ltd 電子顕微鏡用試料ホルダおよび観察方法ならびに電子顕微鏡用試料作製装置
CN102519778A (zh) * 2011-12-26 2012-06-27 北京工业大学 一种便于磨抛透射电镜试样的装置
CN103940655A (zh) * 2014-05-07 2014-07-23 广西玉柴机器股份有限公司 高压油管金相试样制备方法
KR20180132546A (ko) * 2017-06-02 2018-12-12 에프이아이 컴파니 평면 뷰 라멜라 제조를 위한 면상 기체-보조된 에칭

Also Published As

Publication number Publication date
JP2982721B2 (ja) 1999-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100329322B1 (ko) 투과형전자현미경용의평면샘플의제작방법및그투과형전자현미경에의한결합측정방법
CN111398325A (zh) Tem样品制备方法
KR20080111573A (ko) 무기안료의 단면 이미지 관찰을 위한 투과전자현미경용시편의 제조방법
JP2982721B2 (ja) 薄膜試料作製法
JP2009098088A (ja) 試料作製方法
US6734427B1 (en) TEM/SEM sample preparation
KR100636029B1 (ko) 시편 보호막 형성 방법 및 이를 이용한 투과전자현미경분석용 시편 제조 방법
JP2754301B2 (ja) 電子顕微鏡観察用試料の作成方法
KR20080102877A (ko) 투과전자현미경용 시편 제조방법
KR100655645B1 (ko) 투과전자현미경용 시편 및 투과전자현미경용 시편의 제조방법
JPH1084020A (ja) 加工方法および半導体検査方法
JP2500772B2 (ja) 透過型電子顕微鏡用試料作製方法
CN112538610A (zh) 铌酸锂单晶薄膜芯片及其制作方法
JPS6315137A (ja) 断面透過電子顕微鏡用試料作成法
KR100382608B1 (ko) 투과전자현미경을 위한 시료 제작방법_
KR100506827B1 (ko) 시편의 딤플 형성방법 및 이를 이용한 투과전자 현미경용시편의 제작방법
Madden et al. A variation of transmission electron microscope sample preparation for VLSI analysis
JPH04143633A (ja) 電子顕微鏡用の試料作製法および試料作製治具
JPH0466840A (ja) 透過電子顕微鏡試料の作製方法
JP2002195921A (ja) 薄膜試料および該薄膜試料の作製方法
KR100683115B1 (ko) 투과전자현미경용 시편 및 이의 제조 방법
KR20070054811A (ko) 2종의 분석 현미경에 적용되는 분석시편의 제작 방법
KR20050112261A (ko) 투과전자현미경 분석용 시편의 제작 방법.
KR100588639B1 (ko) 웨이퍼 테스트용 투과 전자 현미경 시편 제작 방법
JP2529398B2 (ja) 透過型電子顕微鏡用資料の作成方法及びその観察方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees