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JPH10148729A - 高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成方法 - Google Patents

高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成方法

Info

Publication number
JPH10148729A
JPH10148729A JP31095996A JP31095996A JPH10148729A JP H10148729 A JPH10148729 A JP H10148729A JP 31095996 A JP31095996 A JP 31095996A JP 31095996 A JP31095996 A JP 31095996A JP H10148729 A JPH10148729 A JP H10148729A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
optical waveguide
forming
ridge pattern
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31095996A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Tomaru
暁 都丸
Saburo Imamura
三郎 今村
Takashi Kurihara
栗原  隆
Shoichi Hayashida
尚一 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP31095996A priority Critical patent/JPH10148729A/ja
Publication of JPH10148729A publication Critical patent/JPH10148729A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易で量産性に優れ、光部品との接続が容易
に行える高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成
方法を提供する。 【解決手段】 この方法は、高分子光導波路を形成すべ
き部分に液だめプールを予め形成する工程と、該液だめ
プールに液状の感光性物質を注入する工程と、液だめプ
ールに注入された液状の感光性物質に対し、所定のリッ
ジ・パターンが形成されたマスクを通して光照射してパ
ターン潜像を形成する工程と、該パターン潜像形成後、
感光性物質の未照射部分を溶媒を用いて除去する工程と
を有し、さらに、溶媒による除去の工程で感光性物質の
残存した部分を光が導波するためのコア部とすることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般光学や微小光
学分野、光通信分野、および光情報処理分野で用いられ
る種々の光導波路、光集積回路、光配線板等に利用可能
で、かつ高分子材料を用いた光導波路に関するものであ
り、特に高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンコート法やディップ法等
によって高分子材料を薄膜化することは容易である。し
たがって、高分子材料は大面積の光導波路を作製するの
に好適な材料として従来から知られている。また、高分
子材料を用いる場合、成膜に際して高温での熱処理工程
を必要としないことから、石英等の無機ガラス材料を用
いる場合に比べて、半導体基板やプラスチック基板等、
高温での熱処理が困難な基板上に光導波路を作製できる
という利点がある。さらに、高分子の柔軟性や強靱性を
活かしたフレキシブルな光導波路の作製も可能である。
こうしたことから、光通信の分野で用いられる光集積回
路や、光情報処理の分野で用いられる光配線板等の光導
波路部品を、高分子材料を用いて大量・安価に製造でき
ることが期待されている。
【0003】従来、光学分野に適用される高分子材料
は、耐熱性または耐湿性といった耐環境性の点で問題が
あるとされてきた。しかし、近年、ベンゼン環などの芳
香族基を含ませること、あるいは無機高分子を用いるこ
とで耐熱性を向上させた材料が報告されている(例え
ば、特開平3−43423号)。このように、高分子材
料は、薄膜形成が容易なこと、および成膜に際して高温
処理を必要としないこと、さらに耐熱性や耐湿性といっ
た問題点も改善されつつあるという利点を備えているた
め、光導波路の作成に用いる試みがなされている。
【0004】高分子材料からなる光導波路の作成方法と
しては、高分子材料の中にモノマーを含ませ、光照射に
よりモノマーと反応させ非照射部分との屈折率差を作る
フォトロッキングあるいは選択光重合法(黒川ら、アプ
ライドオプティックス17巻646ページ、1978
年)、リソグラフィやエッチングなど半導体加工に用い
る方法の適用(今村ら、エレクトロニクスレター、27
巻1342ページ、1991年)、感光性高分子あるい
はレジストを用いた方法(トレウェラら、SPIE11
77巻379ページ、1989年)がある。この中では
トレウェラの方法がもっとも簡易性が高く、量産性にも
優れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、高分子材料を
用いた従来の感光材料は、該高分子材料の持つ特性と固
体であるということから、厚膜にすればするほど、以下
のような問題点が生ずる。すなわち、紫外および可視領
域における散乱が大きく、光透過特性が劣化すること、
特に厚膜時のパタン信頼性が低下すること、硬化した際
に解像度が低下すること、作製する光導波路の損失にも
悪影響を与えること等の欠点を有する。また透明性に対
して材料の吸収損失等の低減が配慮されていないため、
光導波路損失も高いという欠点を有する。このため、当
該材料を用いて作製された光部品等の実用性が不十分な
面があった。また耐熱性をあげるためのベンゼン環など
の芳香族基を含む材料は、複屈折が大きいという別の欠
点も有している。これは、そのような材料を用いて高分
子薄膜を形成した場合、薄膜内で分子鎖、特にベンゼン
環などの芳香族基が配向して光学的異方性を発現するた
めである。このため、当該材料を用いて作製された光導
波路等は、偏波依存性を有しており、入射光の強度が一
定であったとしても、偏波面の変動によりその出力特性
が変動してしまう。そのため、特にシングルモード系の
光導波路として実際に用いる場合にそのような偏波依存
性が問題となる。このような偏波依存性を解消するため
には、偏光子等と組み合わせて用いることが必要とな
り、実際には光デバイスの構成がかなり複雑になるとい
う欠点がある。
【0006】また高分子材料を用いて光導波路を作る場
合、凹凸があるとそれを乗り越える形になるために、光
導波路と光ファイバーあるいは発光素子、受光素子を直
接に接続することが不可能となる。そのため、各素子を
別々に作り、ブロックで位置合わせして接続するか、あ
るいは光導波路を先に作り、あとで位置合わせした後、
発光受光素子を組み込むなどの方策が必要となり、光部
品化の高コストを招く。
【0007】したがって、本発明は上記事情を鑑みてな
されたもので、簡易なパタン形成能を有し、耐熱性及び
耐湿性に優れ、複屈折が小さく、加工性に優れた液状反
応性オリゴマーを用い、かつ簡易で量産性に優れ光部品
との接続が容易に行える高分子光導波路コア部のリッジ
・パターン形成方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】したがって、上記課題を
解決するために、本発明にもとづく高分子光導波路コア
部のリッジ・パターン形成方法は、高分子光導波路のコ
ア部に対応するリッジ・パターンを形成するための方法
であって、高分子光導波路を形成すべき部分に液だめプ
ールを予め形成する工程と、該液だめプールに液状の感
光性物質を注入する工程と、液だめプールに注入された
液状の感光性物質に対し、所定のリッジ・パターンが形
成されたマスクを通して光照射してパターン潜像を形成
する工程と、該パターン潜像形成後、感光性物質の未照
射部分を溶媒を用いて除去する工程とを有し、さらに、
溶媒による除去の工程で感光性物質の残存した部分を光
が導波するためのコア部とすることを特徴とする。
【0009】好ましくは、液だめプールを予め形成する
工程の後に、液だめプールの両側に光ファイバーを設置
するための、例えばV溝または矩形溝のいずれかの形状
からなる溝部を形成する工程と、液だめプールに液状の
感光性物質を注入する工程の後に、液だめプールに注入
された液状の感光性物質と溝部に置かれた光ファイバー
との位置合わせを行う工程とをさらに有し、コア部を光
ファイバーのコア部と光接続する。あるいは、好ましく
は、液だめプールを予め形成する工程の後に、液だめプ
ールの所定の位置に微小光学素子を設置するための、例
えばV溝または矩形溝のいずれかの形状からなる溝部を
形成する工程と、液だめプールに液状の感光性物質を注
入する工程の後に、液だめプールにためた液状の感光性
物質とV溝あるいは矩形溝に置かれた微小光学素子との
位置合わせを行う工程とをさらに有し、コア部と微小光
学素子と光接続する方法としてもよい。後者の方法の場
合、微小光学素子は、レーザーダイオード(LD)、発
光ダイオード(LED)、受光ダイオード(PD)、フ
ィルター、レンズ、ミラー、回折光子、および偏光素子
からなる群から選択されるものが好ましい。
【0010】上記のいずれかの方法において、液状の感
光性物質は、反応性オリゴマーと光重合開始剤とからな
るものとしてもよい。この場合、液状の反応性オリゴマ
ーが以下の一般式(1)ないし(5)のいずれかで表さ
れるオリゴマー化合物であることが好ましい。
【0011】
【化12】
【0012】(式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基または
トリフルオロメチル基を示し、X1 ,X2 ,X3 はアル
キル基、アルキルエーテル基、芳香環を含んでおり、か
つ少なくとも一個のOH基を含む連結基を表わし、Yは
重合活性基、
【0013】
【化13】
【0014】または
【0015】
【化14】
【0016】で示される。)
【0017】
【化15】
【0018】(式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコシキ基を表し、mは1〜
4の整数を表す。Zは下記式(I)または(II)に示さ
れるエポキシ基であり、
【0019】
【化16】
【0020】
【化17】
【0021】式中、x,yは各ユニットの存在割合を示
し、yはxよりも小さく0であってもよい)
【0022】
【化18】
【0023】(式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を表し、mは1〜
4の整数を表す。x,yは各ユニットの存在割合を示
し、x,yともに0であることはない。R1 ,R2 は、
メチル基、エチル基、イソプロピル基を表し、R1 とR
2 が相等しくてもよい)
【0024】
【化19】
【0025】(式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロ
ゲン原子、アルキル基、アルコキシ基を表し、mは1〜
4の整数を表す。x,yは各ユニットの存在割合を示
し、x,yともに0であることはない。Rは、メチル
基、エチル基、イソプロピル基を表す)
【0026】
【化20】
【0027】(式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素
原子、ハロゲン原子、アルキル基、アルコキシ基または
トリフロオロメチル基を示し、X1 ,X2 ,X3 はアル
キル基、アルキルエーテル基、芳香環を含んでおり連結
基を表わし、Yは重合活性基
【0028】
【化21】
【0029】
【化22】
【0030】を示す。) ここで、本発明に適用される感光性物質が液状の反応性
オリゴマーであることの利点をまとめて記す。
【0031】(1)光硬化する前の状態が液体であり、
均一性を高くできるので、紫外、可視域の光透過特性に
優れ、光照射により硬化する膜が厚くなっても十分な解
像度を有する。
【0032】(2)光硬化する前の状態が液体であるた
め、凹凸を有する部分があっても平坦化が可能で、くま
なく浸透し、さまざまな形状に対応した膜形成が容易と
なる。
【0033】(3)オリゴマーがランダムに連結され硬
化するため、硬化した際の材料の複屈折性を小さくする
ことが可能である。
【0034】
【発明の実施の形態例】以下、本発明の高分子光導波路
を実施の形態例にもとづいて詳細に説明する。
【0035】本発明のエポキシ系オリゴマー材料の高分
子化は、一般式(1),(2)で表される成分中に含ま
れるエポキシ基間の光による結合によって架橋すること
で行われる。架橋反応を効率よく十分に起こさせるため
には、光重合開始剤を添加することが望ましい。光重合
開始剤としては、一般に光重合開始剤として用いられて
いるものであればよく、スルフォニウム塩、オスミウム
塩等の光カチオン重合開始剤が代表的なものとしてあげ
られる。
【0036】また本発明のシリコーン系オリゴマー材料
の高分子化は、感光剤とオリゴマーの反応による場合も
含まれる。感光剤としては、アジドピレンなどのアジド
化合物、4,4′−ジアジドベンザルアセトン、2,6
−ジー(4′−アジドベンザル)シクロヘキサノン、
2,6−ジ−(4′−アジドベンザル)−4−メチルシ
クロヘキサノンなどのビスアジド化合物、ジアゾ化合物
が代表的なものである。
【0037】また本発明のアクリル系オリゴマー材料の
高分子化は、感光剤とオリゴマーの反応による。感光剤
としては、ジフェニルトリケトンベンゾイン、ベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾフェノン、アセトフェノン、
ジアセチル等のカルボニル化合物や過酸化ベンゾイルな
どの過酸化物、アゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ
化合物、アジドピレンなどのアジド化合物、4,4′−
ジアゾドベンザルアセトン、2,6−ジ−(4′−アジ
ドベンザル)シクロヘキサノン、2,6−ジ−(4′−
アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサノンなどの
ビスアジド化合物、ジアゾ化合物が代表的なものであ
る。
【0038】本発明に従って、した反応性オリゴマー材
料を用いて光導波路を作製する場合、その工程は以下の
ように行うことができる。すなわち、オリゴマーを基板
あるいはクラッド上に塗布、あるいは液ダメに入れ、位
置合わせして、マスクを通して光照射し、照射していな
い部分を溶媒で溶解除去することにより光導波路リッジ
・パターンを形成する。こうして作製された光導波路
は、耐溶剤性に優れ、また高分子化する時に配向がない
ため複屈折を低減でき、そのために偏波依存性が小さ
く、かつ低導波損失で、耐熱性、耐湿性に優れている。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例によりさら
に具体的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定さ
れるものではない。
【0040】<実施例1>図1は、本発明にもとづく高
分子光導波路パターン形成方法の一例の各工程を説明す
るための模式図である。
【0041】まずはじめに、以下に示した構造式(1)
を有する液状のエポキシオリゴマーと光重合開始剤2重
量%とを含む溶液10を調製した。
【0042】
【化23】
【0043】(式中、n=1,2、または3)つぎに、
図1(a)に示した深さ40μm×幅50mm×長さ5
0mmの液だめ11を有する厚さ100μmのエポキシ
樹脂12aが基板12b上に形成されたプラットフォー
ム12を用意した。このエポキシ樹脂12aの屈折率は
波長0.85μmで1.52であった。
【0044】このプラットフォーム12の液だめ11に
この溶液10を注入した(図1(a))。溶液注入後、
プラットフォーム12上に図1(b)に示したような光
導波路パターンを有するマスク13を介して紫外線(U
V)光14を照射した(図1(c))。この際、UV光
照射量は2000mJ/cm2 であった。その後、この
試料をイソプロパノール溶液で現像したところ、マスク
13のスリットパターン13aに従い、光照射部のみ液
状のエポキシオリゴマーが硬化し、図1(d)に示すよ
うな形状のリッジ・パターン15が作製できた。硬化後
の屈折率は波長0.85μmで1.535であった。そ
の後、このリッジ・パターン15に光硬化時の屈折率が
波長0.85μmで1.52になるように調整されたエ
ポキシ樹脂を塗布して硬化し、光導波路を作製した。こ
の操作により屈折率1.52のエポキシ樹脂からなるク
ラッド16、1.535の屈折率のUV硬化エポキシ樹
脂からなるコア部17を有するマルチモードチャンネル
光導波路18(深さ40μm幅40μm)が作製できた
(図1(e)参照)。この光導波路をダイシングソーに
よって5cmの長さに切り出し、挿入損失を測定したと
ころ、波長0.85μmで1dB以下、1.3μmで
1.5dB以下、波長1.55μmで3.0dB以下で
あった。また、挿入損失の偏波依存性は波長1.3μm
でも波長1.55μmでも0.1dB以下でもあった。
さらに、この光導波路の損失は75℃/90%RHの条
件下においても1箇月以上変動しなかった。
【0045】<実施例2>実施例1と同様な方法により
液状のエポキシオリゴマーを用い、深さ8μm×幅50
mm×長さ50mmの液だめ11を利用してシングルモ
ード用のチャンネル光導波路(深さ8μm、幅8μm、
Δn0.3%)を作製した。この光導波路をダイシング
ソーによって5cmの長さに切り出し、挿入損失を測定
したところ、1.3μmで1.5dB以下、波長1.5
5μmで3.0dB以下であった。また、挿入損失の偏
波依存性は波長1.3μmでも波長1.55μmでも
0.1dB以下であった。さらに、この光導波路の損失
は75℃/90%RHの条件下においても1箇月以上変
動しなかった。
【0046】<実施例3>実施例1と同様な方法によ
り、以下の構造式(2)(分子量2,000)で表され
る液状シリコーンエポキシオリゴマーと光重合開始剤2
重量%を調整した溶液を用い、シングルモード用のチャ
ンネル光導波路(深さ8μm、幅8μm、Δn0.3
%)を作製した。この光導波路をダイシングソーによっ
て5cmの長さに切り出し、挿入損失を測定したとこ
ろ、1.3μmで1.0dB以下、波長1.55μmで
1.5dB以下であった。また、挿入損失の偏波依存性
は波長1.3μmでも波長1.55μmでも0.1dB
以下であった。さらに、この光導波路の損失は75℃/
90%RHの条件下においても1箇月以上変動しなかっ
た。
【0047】
【化24】
【0048】<実施例4>実施例1と同様な方法によ
り、以下の構造式(2)(分子量2,000)で表され
る液状シリコーンエポキシオリゴマーと光重合開始剤2
重量%を調整した溶液を用い、マルチモード用のチャン
ネル光導波路(深さ40μm、幅40μm、Δn1%)
を作製した。この光導波路をダイシングソーによって5
cmの長さに切り出し、挿入損失を測定したところ、
0.85μmで1.0dB以下、波長1.30μmで
1.0dB以下であった。また、挿入損失の偏波依存性
は波長0.85μmでも波長1.3μmでも0.1dB
以下であった。さらに、この光導波路の損失は75℃/
90%RHの条件下においても1箇月以上変動しなかっ
た。
【0049】
【化25】
【0050】<実施例5>実施例1と同様な方法によ
り、下記構造式(3)(分子量3,000)で表される
液状シリコーンオリゴマーと光重合開始剤2重量%を調
整した溶液を用い、シングルモード用のチャンネル光導
波路(深さ8μm、幅8μm、Δn0.3%)を作製し
た。
【0051】
【化26】
【0052】(式中、x:y=7:4)この光導波路を
ダイシングソーによって5cmの長さに切り出し、挿入
損失を測定したところ、1.3μmで1.5dB以下、
波長1.55μmで3.0dB以下であった。また、挿
入損失の偏波依存性は波長1.3μmでも波長1.55
μmでも0.1dB以下であった。さらに、この光導波
路の損失は75℃/90%RHの条件下においても1箇
月以上変動しなかった。
【0053】つぎに同様な液状シリコーンオリゴマーを
用い、実施例1と同様な方法によりマルチモード用光導
波路(深さ40μm、幅40μm、Δn1%)を作製し
た。この光導波路をダイシングソーによって5cmの長
さに切り出し、挿入損失を測定したところ、波長0.8
5μmで1.0dB以下、1.3μmで0.55dB以
下、波長1.55μmで1.0dB以下であった。ま
た、挿入損失の偏波依存性は0.1dB以下であった。
さらに、この光導波路の損失は75℃/90%RHの条
件下においても1箇月以上変動しなかった。
【0054】<実施例6>実施例1と同様な方法によ
り、下記構造式(4)(分子量3,000)で表される
液状シリコーンビニルエーテルオリゴマーと光重合開始
剤2重量%を調整した溶液を用い、実施例1と同様な方
法によりマルチモード用光導波路(深さ40μm、幅4
0μm、Δn1%)を作製した。この光導波路をダイシ
ングソーによって5cmの長さに切り出し、挿入損失を
測定したところ、波長0.85μmで1.0dB以下、
波長1.3μmで0.5dBで以下、波長1.55μm
で1.0dB以下であった。また、挿入損失の偏波依存
性は0.1dB以下であった。さらに、この光導波路の
損失は75℃/90%RHの条件下においても1箇月以
上変動しなかった。
【0055】さらに同種の材料を用いてシングルモード
用のチャンネル光導波路(深さ8μm、幅8μm、Δn
0.3%)を作製した。この光導波路をダイシングソー
によって5cmの長さに切り出し、挿入損失を測定した
ところ、1.3μmで1.5dB以下、波長1.55μ
mで3.0dB以下であった。
【0056】
【化27】
【0057】(式中、x:y=1:1) <実施例7>以下に示した構造式(5)を有する液状の
アクリルオリゴマーと光重合開始剤2重量%を調整した
溶液を準備した。
【0058】
【化28】
【0059】つぎに、実施例1,2と同様な方法により
光導波路を作製した。
【0060】作製したマルチモード用光導波路(深さ4
0μm、幅40μm、Δn 1%)をダイシングソーに
よって5cmの長さに切り出し、挿入損失を測定したと
ころ、波長0.85μmで1.0dB以下、1.3μm
で0.5dB以下、波長1.55μmで5.0dB以下
であった。また、挿入損失の偏波依存性は波長1.3μ
mでも波長1.55μmでも0.1dBで以下であっ
た。さらに、この光導波路の損失は75℃/90%RH
の条件下においても1箇月以上変動しなかった。シング
ルモード用光導波路(深さ8μm、幅8μm、Δn0.
3%)の損失は1.3μmで0.5dB以下、波長1.
55μm以下であった。また、挿入損失の偏波依存性は
波長1.3μmでも波長1.55μmでも0.1dB以
下であった。
【0061】<実施例8>実施例1で用いた液状のエポ
キシオリゴマーと光重合開始剤2重量%を調整した溶液
20を準備した。
【0062】つぎに、図2(a)に示すように、深さ4
0μm×幅50mm×長さ50mmの液だめ21を有
し、その液だめをはさんで半導体レーザ光源22(発振
波長0.85μm)、受光器23が相対して配置された
厚さ100μmのエポキシ樹脂が基板上に形成されたプ
ラットフォーム24を用意した。発光面22の深さは基
板上面から80μmで発光面積は2×5μm、受光面2
3は50φμmである。受光、発光の中心は基板から深
さ80μmにあわせている。このエポキシ樹脂の屈折率
は波長0.85μmで1.52であった。つぎに液だめ
21に溶液20を注入した(図2(a))。この際注入
する溶液20の量を制御してその後、図2(b)に示し
たような光導波路パターンを有するマスク25越しにU
V光26を照射した(図2(c))。照射量は2000
mJ/cm2 であった。その後、この試料をイソプロパ
ノール溶液で現像したところ、マスク25のリッジ・パ
ターン25aに従い、光照射部のみ液状のエポキシオリ
ゴマーが硬化し、図2(d)に示すような形状のリッジ
・パターン27が作製できた。硬化後の屈折率は波長
0.85μmで1.535であった。その後、このリッ
ジ・パターンに屈折率は波長0.85μmで1.52エ
ポキシ樹脂を塗布して光導波路を作製した。この操作に
より屈折率1.52のエポキシ樹脂からなるクラッド2
8、1.535の屈折率のエポキシUV硬化性樹脂から
なるコア部27を有するチャンネル光導波路29(深さ
45μm、幅45μm、Δn1%)で光送受信デバイス
をインターコネクトした光導波路素子200が作製でき
た(図2(e))。この光導波路22より光を導入した
ところ、結合損失0.5dB、受光側の結合損失が0.
5dB程度であった。
【0063】<実施例9>図3(a)に示した様に中央
部分に深さ100μm×幅20μm×長さ20mmの溝
31を有する深さ40μm×幅50mm×長さ50mm
の液だめ32を有する厚さ100μmのエポキシ樹脂が
基板上に形成されたプラットフォーム33を用意した。
このエポキシ樹脂の屈折率は波長0.85μmで1.5
2であった。つぎに31の溝に波長フィルター34(波
長0.85μmのみ透過するフィルター)を注入し、液
だめ31に実施例1の液10を注入した。この際注入す
る液10の量は精密を制御されている。その後、図3
(b)に示したような光導波路リッジ・パターンを有す
るマスク35越しにUV光36を照射した(図3
(c))。照射量は2000mJ/cm2 であった。そ
の後、この試料をイソプロパノール溶液で現像したとこ
ろ、マスク35のスリットパターン(リッジ・パター
ン)35aに従い、光照射部のみ液状エポキシオリゴマ
ーが硬化し、図3(d)に示すような形状のリッジ・パ
ターン37が作製できた。硬化後の屈折率は波長0.8
5μmで1.535であった。その後屈折率が波長0.
85μmで1.52になるように調整されたエポキシ樹
脂を塗布した。この操作により屈折率1.52の光硬化
したUV硬化エポキシ樹脂からなるクラッド38、1.
535の屈折率のUV硬化エポキシ樹脂からなるコア部
39を有する波長フィルター付きチャンネル光導波路、
波長分離部品300(深さ45μm幅45μm、Δn1
%)が作製できた(図3(e))。この光導波路に0.
85μm、1.3μmの光を導入たところ、0.85μ
mの光は参照符号301のポート1より、また1.3μ
mの光は参照符号302のポート2より出射する波長分
離特性が十分示された。挿入損失1.5dB、波長のア
イソレーションは0.85μm帯で40dB程度であっ
た。
【0064】<実施例10>図4(a)に示したよう
に、深さ100μm×幅126μm×長さ5mmの凹部
41を両末端に有する深さ40μm×幅50mm×長さ
50mmの液だめ42を有する厚さ100μmのエポキ
シ樹脂が基板上に形成されたプラットフォーム43を用
意した。このエポキシ樹脂の屈折率は波長0.85μm
で1.52であった。つぎに参照符号41の凹部に光フ
ァイバー44(125μm外径、コア径50μm)を注
入して、接着剤で固定した(図4(b))。つぎに液だ
め42に実施例1の液10を注入した。この際、液10
の注入量は精密に制御されている。その後、図4(c)
に示したような光導波路リッジ・パターン45aを有す
るマスク45越しにUV光46を照射した(図4
(d))。照射量は2000mJ/cm2 であった。そ
の後、この試料をイソプロパノール溶液で現像したとこ
ろ、マスク47のリッジ・パターン45aに従い、光照
射部のみ液状のエポキシオリゴマーが硬化し、図4
(e)に示すような形状のリッジ・パターン48が作製
できた。硬化後の屈折率は波長0.85μmで1.53
5であった。その後、屈折率が波長0.85μmで1.
52になるように調整されたエポキシ樹脂を塗布して光
硬化した。この操作により屈折率1.52のエポキシ樹
脂からなるクラッド49、1.535の屈折率のUV硬
化エポキシ樹脂からなるコア部400を有する光ファイ
バー付きチャネル光導波路401(深さ45μm幅45
μm、Δn1%)が作製できた(図4(f))。この光
導波路に0.85μm、1.3μmの光を導入したとこ
ろ、0.85μmの光は光ファイバー44より出射し、
その挿入損失は1.5dB程度であった。
【0065】なお、液状エポキシオリゴマーの代わり
に、本発明の液状シリコーンエポキシオリゴマー、液状
シリコーンオリゴマー、液状シリコーンビニルエーテル
オリゴマーを用いても実施例8ないし10と同等の性能
を有する部品が作製できた。
【0066】<実施例11>実施例9において用いた波
長板のかわりに図5に示したような回折格子50を挿入
し、実施例9と同様な波長分離素子を作製し、0.85
μm、1.3μmの光を導入したところ、0.85μm
の光と1.3μmの光は分離され、挿入損失1.5d
B、波長のアイソレーションは0.85μm帯で40d
B程度の波長分離素子が作製可能であった。
【0067】<実施例12>実施例9において用いた波
長板のかわりに図6に示したようなハーフミラー60を
挿入し、実施例9と同様な形状を有する分岐素子を作製
し、0.85μm、の光を導入したところ、0.85μ
mの光は分岐され、挿入損失1.5dB、分岐比1:1
の分岐素子が作製可能であった。
【0068】<実施例13>実施例9において用いた波
長板のかわりに図7に示したような偏光素子70を挿入
し、実施例9と同様な形状を有する偏光分離素子を作製
した。ただし、この場合には1.3μmでシングルモー
ド条件を満足する光導波路諸元にしている。具体的には
コア部が8×8μm、屈折率差0.2%である。1.3
μmの円偏光を導入したところ、光は図7の参照符号7
1のポート1よりTEモードが出射し、参照符号72の
ポート2からはTMモードのみが出射していた。そのア
イソレーションは30dB以上であった。
【0069】<実施例14>図8に示すようにLED8
0からの光を受けるに実施例9に波長板を挿入したのと
同様な方法によりレンズ81を挿入し、レンズ付のマル
チモード光導波路82を作製することが可能であった。
結合効率はレンズ81がない場合に比べて10dB程度
向上した。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の高分子光
導波路コア部のリッジ・パターン形成方法は、反応性オ
リゴマー材料を使用することにより、簡易に、また耐熱
性及び耐湿性に優れ、複屈折が小さく、光部品との接続
が容易に行われる高分子光導波路パターンを形成でき
る。また、光照射により膜を硬化し、適当な溶媒で現像
することにより、急峻でかつ滑らかな壁面を持つ光導波
路リッジ・パターンを形成できる。また、従来の高分子
を用いたリッジ・パターン形成法が、厚膜形成・光導波
路加工が非常に困難であるのに対し、厚膜で容易に光導
波路加工が可能となる。さらに、従来の耐熱設計された
芳香族含有高分子薄膜は、分子鎖の配向のために大きな
複屈折を有していたのに対して、本発明の液状オリゴマ
ーの光硬化体では、この複屈折が1×10-3以下にまで
低減され、当該材料による光導波路では、偏波依存性を
許容値以下に低減することが可能となる。加えて該光学
材料は、分子量の調整により、薄膜の形成工程に対応し
た適当な粘性を得ることができる。
【0071】したがって、本発明は、一般光学や微小光
学分野で、また、光通信や光情報処理の分野で用いられ
る種々の光導波路、光集積回路、または光配線板等に適
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用された高分子光導波路素子
の製造方法を説明するためのもので、(a)ないし
(f)は各工程を説明するための模式図である。
【図2】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用されたインターコネクショ
ン用高分子光導波路素子の製造方法を説明するためのも
ので、(a)ないし(f)は各工程を説明するための模
式図である。
【図3】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用された波長分離用高分子光
導波路素子の製造方法を説明するためのもので、(a)
ないし(f)は各工程を説明するための模式図である。
【図4】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用された光ファイバー付き高
分子光導波路素子の製造方法を説明するためのもので、
(a)ないし(g)は各工程を説明するための模式図で
ある。
【図5】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用されて製造される回折格子
を用いた波長分離素子の模式的平面図である。
【図6】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用されて製造されるミラーを
用いた分岐素子の模式的平面図である。
【図7】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用されて製造される偏光分離
素子の模式的平面図である。
【図8】本発明にもとづく高分子光導波路コア部のリッ
ジ・パターン形成方法が適用されて製造されるレンズ付
光導波路の模式的平面図である。
【符号の説明】
10 溶液 11 液だめ 12 プラットフォーム 13 マスク 14 UV光 15 リッジ・パターン 16 クラッド 17 コア部 18 マルチモード用のチャンネル光導波路 20 溶液 21 液だめ 22 半導体レーザ光源 23 受光器 24 プラットフォーム 25 マスク 26 UV光 27 リッジ・パターン 28 クラッド 29 チャネル光導波路 31 溝 32 液だめ 33 プラットフォーム 34 波長フィルター 35 マスク 36 UV光 37 リッジ・パターン 38 クラッド 39 コア部 41 凹部 42 液だめ 43 プラットフォーム 44 光ファイバー 45 接着剤 46 マスク 47 UV光 48 リッジ・パターン 49 クラッド 50 回折格子 60 ハーフミラー 70 偏光素子 71 ポート1 72 ポート2 80 LED 81 レンズ 82 レンズ付のマルチモード光導波路 200 光導波路素子 300 波長分離素子 301 ポート1 302 ポート2 400 コア部 401 光ファイバー付きチャンネル光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林田 尚一 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高分子光導波路のコア部に対応するリッ
    ジ・パターンを形成するための方法であって、 高分子光導波路を形成すべき部分に液だめプールを予め
    形成する工程と、 該液だめプールに液状の感光性物質を注入する工程と、 前記液だめプールに注入された液状の感光性物質に対
    し、所定のリッジ・パターンが形成されたマスクを通し
    て光照射してパターン潜像を形成する工程と、 該パターン潜像形成後、前記感光性物質の未照射部分を
    溶媒を用いて除去する工程とを有し、さらに、 前記溶媒による除去の工程で前記感光性物質の残存した
    部分を光が導波するためのコア部とすることを特徴とす
    る高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法であって、 前記液だめプールを予め形成する工程の後に、前記液だ
    めプールの所定の位置に光ファイバーを設置するための
    溝部を形成する工程と、 前記液だめプールに液状の感光性物質を注入する工程の
    後に、前記液だめプールに注入された前記液状の感光性
    物質と前記溝部に置かれた前記光ファイバーとの位置合
    わせを行う工程とをさらに有し、 前記コア部を前記光ファイバーのコア部と光接続するこ
    とを特徴とする高分子光導波路コア部のリッジ・パター
    ン形成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の方法であって、 前記液だめプールを予め形成する工程の後に、前記液だ
    めプールの所定の位置に微小光学素子を設置するための
    溝部を形成する工程と、 前記液だめプールに液状の感光性物質を注入する工程の
    後に、前記液だめプールに注入された液状の感光性物質
    と前記V溝あるいは矩形溝に置かれた微小光学素子との
    位置合わせを行う工程とをさらに有し、 前記コア部と前記微小光学素子と光接続することを特徴
    とする高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法であって、 前記微小光学素子は、レーザーダイオード(LD)、発
    光ダイオード(LED)、受光ダイオード(PD)、フ
    ィルター、レンズ、ミラー、回折光子、および偏光素子
    からなる群から選択されることを特徴とする高分子光導
    波路コア部のリッジ・パターン形成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか一項に記載
    の方法であって、 前記液状の感光性物質は、反応性オリゴマーと光重合開
    始剤とからなることを特徴とする高分子光導波路コア部
    のリッジ・パターン形成方法。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の液状の反応性オリゴマー
    が一般式(1) 【化1】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、アルコキシ基またはトリフルオロ
    メチル基を示し、X1 ,X2 ,X3 はアルキル基、アル
    キルエーテル基、芳香環を含んでおり、かつ少なくとも
    一個のOH基を含む連結基を表わし、Yは重合活性基 【化2】 または 【化3】 を示す)で表されるエポキシ系オリゴマーであることを
    特徴とする高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形
    成方法。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の方法であって、 前記液状の反応性オリゴマーが一般式(2) 【化4】 (式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルコシキ基を表し、mは1〜4の整数を表
    す。Zは下記式(I)または(II)に示されるエポキシ
    基であり、 【化5】 【化6】 式中、x,yは各ユニットの存在割合を示し、yはxよ
    りも小さく0であってもよい)で表される液状シリコー
    ンエポキシ系オリゴマーであることを特徴とする高分子
    光導波路コア部のリッジ・パターン形成方法。
  8. 【請求項8】 請求項4に記載の方法であって、 前記液状の反応性オリゴマーが一般式(3) 【化7】 (式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルコキシ基を表し、mは1〜4の整数を表
    す。x,yは各ユニットの存在割合を示し、x,yとも
    に0であることはない。R1 ,R2 は、メチル基、エチ
    ル基、イソプロピル基を表し、R1 とR2 が相等しくて
    もよい)で表される液状シリコーン系オリゴマーである
    ことを特徴とする高分子光導波路コア部のリッジ・パタ
    ーン形成方法。
  9. 【請求項9】 請求項4に記載の方法であって、 前記液状の反応性オリゴマーが一般式(4) 【化8】 (式中、Xは水素原子、重水素原子、ハロゲン原子、ア
    ルキル基、アルコキシ基を表し、mは1〜4の整数を表
    す。x,yは各ユニットの存在割合を示し、x,yとも
    に0であることはない。Rは、メチル基、エチル基、イ
    ソプロピル基を表す)で表される液状シリコーンビニル
    エーテルオリゴマーであることを特徴とする高分子光導
    波路コア部のリッジ・パターン形成方法。
  10. 【請求項10】 請求項4記載の液状の反応性オリゴマ
    ーが一般式(5) 【化9】 (式中、R1 ,R2 はそれぞれ独立に水素原子、ハロゲ
    ン原子、アルキル基、アルコキシ基またはトリフロオロ
    メチル基を示し、X1 ,X2 ,X3 はアルキル基、アル
    キルエーテル基、芳香環を含んでおり連結基を表わし、
    Yは重合活性基 【化10】 または 【化11】 を示す)のアクリル系オリゴマーであることを特徴とす
    る高分子光導波路コア部のリッジ・パターン形成方法。
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