JPH10143195A - ポストフィルタ - Google Patents
ポストフィルタInfo
- Publication number
- JPH10143195A JPH10143195A JP30322396A JP30322396A JPH10143195A JP H10143195 A JPH10143195 A JP H10143195A JP 30322396 A JP30322396 A JP 30322396A JP 30322396 A JP30322396 A JP 30322396A JP H10143195 A JPH10143195 A JP H10143195A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- voice
- formant
- spectrum
- speech
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】ピッチ構造やフォルマントピークをもたない子
音部や非音声区間においても違和感のない再生音を得る
ことができるポストフィルタを提供する。 【解決手段】入力信号が音声であるときには選択スイッ
チ2でピッチ制御フィルタ3の実行を選択し、フォルマ
ント制御フィルタ4,スペクトル傾斜補正フィルタ5を
実行させる。一方、非音声であるときには、選択スイッ
チ2でピッチ制御フィルタ3の実行を禁止するととも
に、係数制御部7でフォルマント制御フィルタ4のフォ
ルマントを平坦化するように制御し、スペクトル傾斜補
正フィルタ5のスペクトルの傾斜を保つように制御す
る。
音部や非音声区間においても違和感のない再生音を得る
ことができるポストフィルタを提供する。 【解決手段】入力信号が音声であるときには選択スイッ
チ2でピッチ制御フィルタ3の実行を選択し、フォルマ
ント制御フィルタ4,スペクトル傾斜補正フィルタ5を
実行させる。一方、非音声であるときには、選択スイッ
チ2でピッチ制御フィルタ3の実行を禁止するととも
に、係数制御部7でフォルマント制御フィルタ4のフォ
ルマントを平坦化するように制御し、スペクトル傾斜補
正フィルタ5のスペクトルの傾斜を保つように制御す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポストフィルタ、
詳しくは、音声信号を高能率に符号化した音声データを
復号化する際に用いるポストフィルタに関する。
詳しくは、音声信号を高能率に符号化した音声データを
復号化する際に用いるポストフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声信号を能率よく圧縮するため
に広く用いられている手段として、音声信号のスペクト
ル包絡を表す線形予測パラメータと、線形予測残差信号
に対応する音源パラメータとで符号化する方式が知られ
ている。このような線形予測の手段を用いた音声符号化
方式は、少ない伝送容量で比較的高品質な合成音声を得
られることから、近年のハードウェア技術の進歩と相ま
ってさまざまな応用方式がさかんに研究、開発されてい
る。
に広く用いられている手段として、音声信号のスペクト
ル包絡を表す線形予測パラメータと、線形予測残差信号
に対応する音源パラメータとで符号化する方式が知られ
ている。このような線形予測の手段を用いた音声符号化
方式は、少ない伝送容量で比較的高品質な合成音声を得
られることから、近年のハードウェア技術の進歩と相ま
ってさまざまな応用方式がさかんに研究、開発されてい
る。
【0003】このような音声符号化方式の中でもよい音
質が得られる方式として、例えば、kleijin等に
よる“Improved speech qualit
yand efficient vector qua
ntization inSELP”(ICASSP’
88 s4.4,pp.155−158,1988)と
題した論文に記載されている、CELP(Code E
xcited Linear Predictive
Coding)方式がよく知られるところにある。
質が得られる方式として、例えば、kleijin等に
よる“Improved speech qualit
yand efficient vector qua
ntization inSELP”(ICASSP’
88 s4.4,pp.155−158,1988)と
題した論文に記載されている、CELP(Code E
xcited Linear Predictive
Coding)方式がよく知られるところにある。
【0004】また近年では、非音声区間や無声区間にお
いては、より高能率な符号化を行う、可変ビットレート
符号化が提案されており、例えば、U.S.P5,41
4,796号に詳細に記載されている。このような可変
ビットレート符号化においては、トータルのビットレー
トを少なくできるという利点を有するばかりでなく、音
声の状態に関する情報を符号化データとして伝送あるい
は記録するため、復号化時には処理中のフレームの音声
の状態を直接知ることができ、復号化時における応用の
可能性が広がるという利点を有している。
いては、より高能率な符号化を行う、可変ビットレート
符号化が提案されており、例えば、U.S.P5,41
4,796号に詳細に記載されている。このような可変
ビットレート符号化においては、トータルのビットレー
トを少なくできるという利点を有するばかりでなく、音
声の状態に関する情報を符号化データとして伝送あるい
は記録するため、復号化時には処理中のフレームの音声
の状態を直接知ることができ、復号化時における応用の
可能性が広がるという利点を有している。
【0005】上述したような音声符号化装置に対する音
声復号化装置においては、主観的音質を向上させる目的
で、ポストフィルタを使用することが知られている。こ
のポストフィルタは、聴覚マスキング特性を利用して、
ノイズシェイピングを行うものである。ノイズシェイピ
ングとは、本来はほぼ平坦なスペクトル特性をもつ量子
化雑音に対して、処理対象音声のスペクトル特性に近く
なるようにスペクトル変形を行い、マスキングにより量
子化雑音の知覚を抑える機能をいう。このようなポスト
フィルタは一般に音声復号化装置の直後に具備される。
声復号化装置においては、主観的音質を向上させる目的
で、ポストフィルタを使用することが知られている。こ
のポストフィルタは、聴覚マスキング特性を利用して、
ノイズシェイピングを行うものである。ノイズシェイピ
ングとは、本来はほぼ平坦なスペクトル特性をもつ量子
化雑音に対して、処理対象音声のスペクトル特性に近く
なるようにスペクトル変形を行い、マスキングにより量
子化雑音の知覚を抑える機能をいう。このようなポスト
フィルタは一般に音声復号化装置の直後に具備される。
【0006】図10は、CELP復号化装置の直後にポ
ストフィルタが具備された構成を示すものである。
ストフィルタが具備された構成を示すものである。
【0007】同図において、適応コードブック111
は、乗算器112を介して加算器115の第1の入力端
子に接続され、確率コードブック113は、乗算器11
4を介して加算器115の第2の入力端子に接続されて
いる。加算器115の出力端子は合成フィルタ116を
介してポストフィルタ101に接続されるとともに、遅
延回路117を介して適応コードブック111に接続さ
れている。さらに、デマルチプレクサ118は、適応コ
ードブック111、確率コードブック113、合成フィ
ルタ116、ポストフィルタ101に各々接続されてい
る。
は、乗算器112を介して加算器115の第1の入力端
子に接続され、確率コードブック113は、乗算器11
4を介して加算器115の第2の入力端子に接続されて
いる。加算器115の出力端子は合成フィルタ116を
介してポストフィルタ101に接続されるとともに、遅
延回路117を介して適応コードブック111に接続さ
れている。さらに、デマルチプレクサ118は、適応コ
ードブック111、確率コードブック113、合成フィ
ルタ116、ポストフィルタ101に各々接続されてい
る。
【0008】上述した構成において、デマルチプレクサ
118は受信した信号を線形予測パラメータa、適応コ
ードブックの遅れLとゲインb、確率コードブックのイ
ンデックスiとゲインgに分解して、分解された線形予
測パラメータaを合成フィルタ116およびポストフィ
ルタ101に、遅れLを適応コードブック111および
ポストフィルタ101に、ゲインbを乗算器112に、
インデックスiとゲインgを各々確率コードブック11
3と乗算器114に出力する。
118は受信した信号を線形予測パラメータa、適応コ
ードブックの遅れLとゲインb、確率コードブックのイ
ンデックスiとゲインgに分解して、分解された線形予
測パラメータaを合成フィルタ116およびポストフィ
ルタ101に、遅れLを適応コードブック111および
ポストフィルタ101に、ゲインbを乗算器112に、
インデックスiとゲインgを各々確率コードブック11
3と乗算器114に出力する。
【0009】上記デマルチプレクサ118から出力され
た適応コードブックの遅れLに基づいて適応コードブッ
ク111のコードベクトルを選択する。ここで適応コー
ドブック111は符号化装置における適応コードブック
の内容と同じ内容を有する。適応コードブック111に
は、遅延回路117を介して過去の駆動音源信号が入力
される。乗算器112はゲインbにより、入力された適
応コードベクトルを増幅し、加算器115に送出する。
た適応コードブックの遅れLに基づいて適応コードブッ
ク111のコードベクトルを選択する。ここで適応コー
ドブック111は符号化装置における適応コードブック
の内容と同じ内容を有する。適応コードブック111に
は、遅延回路117を介して過去の駆動音源信号が入力
される。乗算器112はゲインbにより、入力された適
応コードベクトルを増幅し、加算器115に送出する。
【0010】一方、上記デマルチプレクサ118から出
力された確率コードブックのインデックスiに基づいて
確率コードブック113のコードベクトルを選択する。
ここで確率コードブック113は符号化装置における確
率コードブックの内容と同じ内容を有する。乗算器11
4はゲインgにより、入力されたコードベクトルを増幅
し、加算器115に送出する。
力された確率コードブックのインデックスiに基づいて
確率コードブック113のコードベクトルを選択する。
ここで確率コードブック113は符号化装置における確
率コードブックの内容と同じ内容を有する。乗算器11
4はゲインgにより、入力されたコードベクトルを増幅
し、加算器115に送出する。
【0011】上記加算器115は増幅された確率コード
ベクトルと増幅された適応コードベクトルとを加算して
駆動音源信号を作成し、合成フィルタ116および遅延
回路117に送出する。
ベクトルと増幅された適応コードベクトルとを加算して
駆動音源信号を作成し、合成フィルタ116および遅延
回路117に送出する。
【0012】上記合成フィルタ116は受信した線形予
測パラメータaを係数として前記駆動音源信号に対して
合成処理を行い、復号化信号を出力する。
測パラメータaを係数として前記駆動音源信号に対して
合成処理を行い、復号化信号を出力する。
【0013】上記ポストフィルタ101は、線形予測パ
ラメータaと適応コードブックの遅れLを用いて、入力
された前記復号化信号に対してスペクトルシェイピング
を行う。
ラメータaと適応コードブックの遅れLを用いて、入力
された前記復号化信号に対してスペクトルシェイピング
を行う。
【0014】なお、上記ポストフィルタ101は、周知
の構成、例えば、Juin−Hwey Chen,Al
len Gershoによる“Adaptive Po
stfiltering for Quality E
nhancement ofCoded Speec
h”(IEEE Transactions ofSp
eech and Audio Processin
g,Vol.3,No.1,pp.59−71,Jan
uary,1995)と題した論文に記載されたような
構成をなしている。
の構成、例えば、Juin−Hwey Chen,Al
len Gershoによる“Adaptive Po
stfiltering for Quality E
nhancement ofCoded Speec
h”(IEEE Transactions ofSp
eech and Audio Processin
g,Vol.3,No.1,pp.59−71,Jan
uary,1995)と題した論文に記載されたような
構成をなしている。
【0015】たとえば、この例によると、ポストフィル
タ101は、図11に示すように、ピッチ強調フィルタ
121と、フォルマント強調フィルタ122と、スペク
トル傾斜補正フィルタ123と、利得制御部124とか
らなり、図に示すようにそれぞれが縦続接続された構成
をとる。
タ101は、図11に示すように、ピッチ強調フィルタ
121と、フォルマント強調フィルタ122と、スペク
トル傾斜補正フィルタ123と、利得制御部124とか
らなり、図に示すようにそれぞれが縦続接続された構成
をとる。
【0016】なお、フォルマント強調フィルタ122
は、図4に示すような音声波形から導きだした図5に示
すスペクトル包絡の第1,第2,第3のフォルマント
X,Y,Zを強調するものである。このフォルマントの
ピーク値X,Y,Zにより母音が特徴づけられる。ま
た、図5中の点線はスペクトルの傾斜を示している。
は、図4に示すような音声波形から導きだした図5に示
すスペクトル包絡の第1,第2,第3のフォルマント
X,Y,Zを強調するものである。このフォルマントの
ピーク値X,Y,Zにより母音が特徴づけられる。ま
た、図5中の点線はスペクトルの傾斜を示している。
【0017】ここで、ピッチ強調フィルタ121の伝達
関数Hp (z)、フォルマント強調フィルタ122の伝
達関数Hs (z)、スペクトル傾斜補正フィルタ123
の伝達関数Ht (z)は、それぞれ以下の式で表わされ
る。
関数Hp (z)、フォルマント強調フィルタ122の伝
達関数Hs (z)、スペクトル傾斜補正フィルタ123
の伝達関数Ht (z)は、それぞれ以下の式で表わされ
る。
【0018】
【式1】 ただし、pはピッチ周期(サンプル数)、γおよびλは
重み付け係数、である。
重み付け係数、である。
【0019】
【式2】 ただし、a1はスペクトルパラメータ、nは線形予測次
数、αおよびβは重み付け係数であり、通常、0<β<
α<1の範囲に設定される。
数、αおよびβは重み付け係数であり、通常、0<β<
α<1の範囲に設定される。
【0020】
【式3】 ただし、μは補正係数であり、0<μ<1の範囲に設定
される。
される。
【0021】上記式1の伝達関数をもつピッチ強調フィ
ルタにより、再生音声のピッチ成分が強調され、明瞭度
を増す役割をもつ。また、式2の伝達関数をもつフォル
マント強調フィルタにより、再生音声のフォルマント構
造が強調され、量子化雑音のスペクトルもこのフォルマ
ント部分にエネルギーが集中して、再生音声のスペクト
ル包絡に近くなって、量子化雑音を知覚されにくくする
役割をもつ。また、式3の伝達関数をもつスペクトル傾
斜補正フィルタにより、前記フォルマント強調フィルタ
で補正できなかったスペクトルの傾斜を除去する役割を
もつ。
ルタにより、再生音声のピッチ成分が強調され、明瞭度
を増す役割をもつ。また、式2の伝達関数をもつフォル
マント強調フィルタにより、再生音声のフォルマント構
造が強調され、量子化雑音のスペクトルもこのフォルマ
ント部分にエネルギーが集中して、再生音声のスペクト
ル包絡に近くなって、量子化雑音を知覚されにくくする
役割をもつ。また、式3の伝達関数をもつスペクトル傾
斜補正フィルタにより、前記フォルマント強調フィルタ
で補正できなかったスペクトルの傾斜を除去する役割を
もつ。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなポストフィルタは、あくまでピッチ構造、フォ
ルマントピークを有する有声音に対して主観的な音質を
向上させることを目的としたものであった。ピッチ構造
やフォルマントピークをもたない子音部や非音声区間、
特に背景雑音が混入した状況での非音声区間においてポ
ストフィルタリングを行うと、ピッチ強調フィルタおよ
びフォルマント強調フィルタにより、もともとないピッ
チやフォルマントを強調してしまう。
たようなポストフィルタは、あくまでピッチ構造、フォ
ルマントピークを有する有声音に対して主観的な音質を
向上させることを目的としたものであった。ピッチ構造
やフォルマントピークをもたない子音部や非音声区間、
特に背景雑音が混入した状況での非音声区間においてポ
ストフィルタリングを行うと、ピッチ強調フィルタおよ
びフォルマント強調フィルタにより、もともとないピッ
チやフォルマントを強調してしまう。
【0023】また、空調機や自動車に代表される背景雑
音は一般に、低い周波数帯域に大きなエネルギーを持
ち、高い周波数帯域で徐々にエネルギーが小さくなるよ
うな傾斜のスペクトルを有する。そのような背景雑音に
対して、スペクトル傾斜補正フィルタにより高域がかえ
って強調されてしまう。これらが原因で、再生音の音質
が非常に違和感のあるものになってしまうという問題が
ある。
音は一般に、低い周波数帯域に大きなエネルギーを持
ち、高い周波数帯域で徐々にエネルギーが小さくなるよ
うな傾斜のスペクトルを有する。そのような背景雑音に
対して、スペクトル傾斜補正フィルタにより高域がかえ
って強調されてしまう。これらが原因で、再生音の音質
が非常に違和感のあるものになってしまうという問題が
ある。
【0024】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、入力信号が非音声である場合においても違和
感のない再生音が得られるポストフィルタを提供するこ
とを目的とする。
のであり、入力信号が非音声である場合においても違和
感のない再生音が得られるポストフィルタを提供するこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のポストフィルタは、入力信号に対し
て、ピッチパラメータに基づいてピッチ構造を制御する
ピッチ構造制御手段と、上記入力信号が音声であるか非
音声であるかを区別する音声/非音声情報およびスペク
トルパラメータに基づいてフォルマント構造を制御する
フォルマント構造制御手段と、このフォルマント構造制
御手段の出力信号のスペクトルの傾斜を補正するスペク
トル傾斜補正手段と、上記フォルマント構造制御手段の
出力信号の利得を制御する利得制御手段と、上記音声/
非音声情報に基づき入力信号が音声であるときには上記
ピッチ構造制御手段を実行し、該入力信号が非音声であ
るときには同ピッチ構造制御手段を実行しないように制
御する選択手段と、を具備する。
めに本発明の第1のポストフィルタは、入力信号に対し
て、ピッチパラメータに基づいてピッチ構造を制御する
ピッチ構造制御手段と、上記入力信号が音声であるか非
音声であるかを区別する音声/非音声情報およびスペク
トルパラメータに基づいてフォルマント構造を制御する
フォルマント構造制御手段と、このフォルマント構造制
御手段の出力信号のスペクトルの傾斜を補正するスペク
トル傾斜補正手段と、上記フォルマント構造制御手段の
出力信号の利得を制御する利得制御手段と、上記音声/
非音声情報に基づき入力信号が音声であるときには上記
ピッチ構造制御手段を実行し、該入力信号が非音声であ
るときには同ピッチ構造制御手段を実行しないように制
御する選択手段と、を具備する。
【0026】上記の目的を達成するために本発明の第2
のポストフィルタは、上記第1のポストフィルタにおい
て、さらに、上記音声/非音声情報に基づき入力信号が
音声であるときにはフォルマントを強調し、該入力信号
が非音声であるときには、フォルマントを平坦化するよ
うに上記フォルマント構造制御手段におけるフォルマン
ト制御係数を適応的に変化させる第1の係数制御手段を
具備する。
のポストフィルタは、上記第1のポストフィルタにおい
て、さらに、上記音声/非音声情報に基づき入力信号が
音声であるときにはフォルマントを強調し、該入力信号
が非音声であるときには、フォルマントを平坦化するよ
うに上記フォルマント構造制御手段におけるフォルマン
ト制御係数を適応的に変化させる第1の係数制御手段を
具備する。
【0027】上記の目的を達成するために本発明の第3
のポストフィルタは、上記第1または第2のポストフィ
ルタにおいて、さらに、上記音声/非音声情報に基づき
入力信号が音声であるときにはスペクトルの傾斜を補正
するようにし、該入力信号が非音声であるときにはスペ
クトルの傾斜を保つように上記スペクトル傾斜補正手段
におけるスペクトル傾斜の補正係数を適応的に変化させ
る第2の係数制御手段を具備する。
のポストフィルタは、上記第1または第2のポストフィ
ルタにおいて、さらに、上記音声/非音声情報に基づき
入力信号が音声であるときにはスペクトルの傾斜を補正
するようにし、該入力信号が非音声であるときにはスペ
クトルの傾斜を保つように上記スペクトル傾斜補正手段
におけるスペクトル傾斜の補正係数を適応的に変化させ
る第2の係数制御手段を具備する。
【0028】上記第1のポストフィルタは、ピッチ構造
制御手段で、入力信号に対して、ピッチパラメータに基
づいてピッチ構造を制御し、フォルマント構造制御手段
で、上記入力信号が音声であるか非音声であるかを区別
する音声/非音声情報およびスペクトルパラメータに基
づいてフォルマント構造を制御する。また、スペクトル
傾斜補正手段で上記フォルマント構造制御手段の出力信
号のスペクトルの傾斜を補正し、さらに、利得制御手段
で上記フォルマント構造制御手段の出力信号の利得を制
御する。また、上記音声/非音声情報に基づき入力信号
が音声であるときには上記ピッチ構造制御手段を実行
し、該入力信号が非音声であるときには同ピッチ構造制
御手段を実行しないように選択手段で制御する。
制御手段で、入力信号に対して、ピッチパラメータに基
づいてピッチ構造を制御し、フォルマント構造制御手段
で、上記入力信号が音声であるか非音声であるかを区別
する音声/非音声情報およびスペクトルパラメータに基
づいてフォルマント構造を制御する。また、スペクトル
傾斜補正手段で上記フォルマント構造制御手段の出力信
号のスペクトルの傾斜を補正し、さらに、利得制御手段
で上記フォルマント構造制御手段の出力信号の利得を制
御する。また、上記音声/非音声情報に基づき入力信号
が音声であるときには上記ピッチ構造制御手段を実行
し、該入力信号が非音声であるときには同ピッチ構造制
御手段を実行しないように選択手段で制御する。
【0029】上記第2のポストフィルタは、上記第1の
ポストフィルタの作用に加えて、さらに、第1の係数制
御手段で、上記音声/非音声情報に基づき入力信号が音
声であるときにはフォルマントを強調し、該入力信号が
非音声であるときには、フォルマントを平坦化するよう
に上記フォルマント構造制御手段におけるフォルマント
制御係数を適応的に変化させる。
ポストフィルタの作用に加えて、さらに、第1の係数制
御手段で、上記音声/非音声情報に基づき入力信号が音
声であるときにはフォルマントを強調し、該入力信号が
非音声であるときには、フォルマントを平坦化するよう
に上記フォルマント構造制御手段におけるフォルマント
制御係数を適応的に変化させる。
【0030】上記第3のポストフィルタは、上記第1ま
たは第2のポストフィルタの作用に加えて、さらに、第
2の係数制御手段で、上記音声/非音声情報に基づき入
力信号が音声であるときにはスペクトルの傾斜を補正す
るようにし、該入力信号が非音声であるときにはスペク
トルの傾斜を保つように上記スペクトル傾斜補正手段に
おけるスペクトル傾斜の補正係数を適応的に変化させ
る。
たは第2のポストフィルタの作用に加えて、さらに、第
2の係数制御手段で、上記音声/非音声情報に基づき入
力信号が音声であるときにはスペクトルの傾斜を補正す
るようにし、該入力信号が非音声であるときにはスペク
トルの傾斜を保つように上記スペクトル傾斜補正手段に
おけるスペクトル傾斜の補正係数を適応的に変化させ
る。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
施の形態を説明する。
【0032】図1は、本発明が適用された一実施形態で
あるポストフィルタの構成を示したブロック図である。
なお、本実施形態のポストフィルタは、可変ビットレー
ト符号化/復号化装置の直後に具備されるものとして説
明する。また、該可変ビットレート符号化/復号化装置
は、処理対象フレームにおける入力信号の音声状態が音
声か非音声かの2種類に判別して、音声か非音声かによ
ってそれぞれ所定のビットレートで符号化/復号化され
る装置である。
あるポストフィルタの構成を示したブロック図である。
なお、本実施形態のポストフィルタは、可変ビットレー
ト符号化/復号化装置の直後に具備されるものとして説
明する。また、該可変ビットレート符号化/復号化装置
は、処理対象フレームにおける入力信号の音声状態が音
声か非音声かの2種類に判別して、音声か非音声かによ
ってそれぞれ所定のビットレートで符号化/復号化され
る装置である。
【0033】図2は、上記図1に示す上記実施形態のポ
ストフィルタを適用した可変ビットレートCELP復号
化装置の構成を示したブロック図であり、該可変ビット
レートCELP復号化装置の直後に該ポストフィルタが
具備された構成を示すものである。
ストフィルタを適用した可変ビットレートCELP復号
化装置の構成を示したブロック図であり、該可変ビット
レートCELP復号化装置の直後に該ポストフィルタが
具備された構成を示すものである。
【0034】まず、該可変ビットレートCELP復号化
装置の構成について簡単に説明する。図に示すように、
適応コードブック11は、乗算器12を介して加算器1
5の第1の入力端子に接続され、確率コードブック13
は、乗算器14を介して加算器15の第2の入力端子に
接続されている。また、上記加算器15の出力端子は合
成フィルタ16を介して図1に示すポストフィルタ1に
接続されるとともに、遅延回路17を介して適応コード
ブック11に接続されている。なお、ポストフィルタ1
の構成については、後に詳述する。
装置の構成について簡単に説明する。図に示すように、
適応コードブック11は、乗算器12を介して加算器1
5の第1の入力端子に接続され、確率コードブック13
は、乗算器14を介して加算器15の第2の入力端子に
接続されている。また、上記加算器15の出力端子は合
成フィルタ16を介して図1に示すポストフィルタ1に
接続されるとともに、遅延回路17を介して適応コード
ブック11に接続されている。なお、ポストフィルタ1
の構成については、後に詳述する。
【0035】一方、当該可変ビットレートCELP復号
化装置は、デマルチプレクサ18を備えており、該デマ
ルチプレクサ18は上記適応コードブック11、確率コ
ードブック13、合成フィルタ16、ポストフィルタ1
に各々接続されている。
化装置は、デマルチプレクサ18を備えており、該デマ
ルチプレクサ18は上記適応コードブック11、確率コ
ードブック13、合成フィルタ16、ポストフィルタ1
に各々接続されている。
【0036】さらに、上記デマルチプレクサ18には、
音声状態判定部19が接続されている。
音声状態判定部19が接続されている。
【0037】上記デマルチプレクサ18は、上記音声状
態判定部19を介して受信した符号化データ信号をスペ
クトルパラメータである線形予測パラメータa、ピッチ
パラメータである適応コードブックの遅れLと同ゲイン
b、確率コードブックのインデックスiと同ゲインgに
分解するようになっている。そして、分解された線形予
測パラメータaを合成フィルタ16およびポストフィル
タ1に、適応コードブックの遅れLを適応コードブック
11およびポストフィルタ1に、ゲインbを乗算器12
に、確率コードブックのインデックスiとゲインgを各
々確率コードブック13と乗算器14に出力するように
なっている。
態判定部19を介して受信した符号化データ信号をスペ
クトルパラメータである線形予測パラメータa、ピッチ
パラメータである適応コードブックの遅れLと同ゲイン
b、確率コードブックのインデックスiと同ゲインgに
分解するようになっている。そして、分解された線形予
測パラメータaを合成フィルタ16およびポストフィル
タ1に、適応コードブックの遅れLを適応コードブック
11およびポストフィルタ1に、ゲインbを乗算器12
に、確率コードブックのインデックスiとゲインgを各
々確率コードブック13と乗算器14に出力するように
なっている。
【0038】一方、当該装置は、上記デマルチプレクサ
18から出力された適応コードブックの遅れLに基づい
て適応コードブック11のコードベクトルを選択するよ
うになっている。ここで適応コードブック11は符号化
装置における適応コードブックの内容と同じ内容を有す
る。
18から出力された適応コードブックの遅れLに基づい
て適応コードブック11のコードベクトルを選択するよ
うになっている。ここで適応コードブック11は符号化
装置における適応コードブックの内容と同じ内容を有す
る。
【0039】一方、上記適応コードブック11には、遅
延回路17を介して過去の駆動音源信号が入力されるよ
うになっている。さらに、乗算器12にはデマルチプレ
クサ18よりゲインbが入力され、該ゲインbに基づき
上記適応コードブック11より入力された適応コードベ
クトルを増幅し、加算器15に送出するようになってい
る。
延回路17を介して過去の駆動音源信号が入力されるよ
うになっている。さらに、乗算器12にはデマルチプレ
クサ18よりゲインbが入力され、該ゲインbに基づき
上記適応コードブック11より入力された適応コードベ
クトルを増幅し、加算器15に送出するようになってい
る。
【0040】また、上記デマルチプレクサ18から出力
された確率コードブックのインデックスiに基づいて確
率コードブック13のコードベクトルが選択される。こ
こで上記確率コードブック13は符号化装置における確
率コードブックの内容と同じ内容を有する。さらに、乗
算器14には上記デマルチプレクサ18よりゲインgが
入力され、該ゲインgに基づきにより上記確率コードブ
ック13より入力された確率コードベクトルを増幅し、
加算器15に送出するようになっている。
された確率コードブックのインデックスiに基づいて確
率コードブック13のコードベクトルが選択される。こ
こで上記確率コードブック13は符号化装置における確
率コードブックの内容と同じ内容を有する。さらに、乗
算器14には上記デマルチプレクサ18よりゲインgが
入力され、該ゲインgに基づきにより上記確率コードブ
ック13より入力された確率コードベクトルを増幅し、
加算器15に送出するようになっている。
【0041】上記加算器15は増幅された確率コードベ
クトルと増幅された適応コードベクトルとを加算して駆
動音源信号を作成し、合成フィルタ16および遅延回路
17に対して送出するようになっている。
クトルと増幅された適応コードベクトルとを加算して駆
動音源信号を作成し、合成フィルタ16および遅延回路
17に対して送出するようになっている。
【0042】上記合成フィルタ16は受信した線形予測
パラメータaを係数として上記駆動音源信号に対して合
成処理を行い、復号化信号を出力する。
パラメータaを係数として上記駆動音源信号に対して合
成処理を行い、復号化信号を出力する。
【0043】上記ポストフィルタ1は、線形予測パラメ
ータaと適応コードブックの遅れLとを用いて、入力さ
れた上記復号化信号に対してスペクトルシェイピングを
行うようになっている。
ータaと適応コードブックの遅れLとを用いて、入力さ
れた上記復号化信号に対してスペクトルシェイピングを
行うようになっている。
【0044】また、同図において、音声状態判定部19
は、符号化データから音声状態に関する情報すなわち音
声/非音声情報fを読み出して、該情報fによって所定
量の符号化データを読み出すとともに、同音声/非音声
情報fをポストフィルタ1に対して出力するようになっ
ている。そして、デマルチプレクサ18で音声/非音声
情報fによって所定のビット配分で各パラメータに分解
したのち、復号化処理が行われるようになっている。
は、符号化データから音声状態に関する情報すなわち音
声/非音声情報fを読み出して、該情報fによって所定
量の符号化データを読み出すとともに、同音声/非音声
情報fをポストフィルタ1に対して出力するようになっ
ている。そして、デマルチプレクサ18で音声/非音声
情報fによって所定のビット配分で各パラメータに分解
したのち、復号化処理が行われるようになっている。
【0045】図1に戻って、本発明が適用される第1の
実施形態のポストフィルタを説明する。
実施形態のポストフィルタを説明する。
【0046】本実施形態のポストフィルタ1は、選択手
段としての選択スイッチ2と、ピッチ構造を制御するピ
ッチ構造制御手段としてのピッチ制御フィルタ3と、フ
ォルマント構造制御手段としてのフォルマント制御フィ
ルタ4と、スペクトル傾斜補正手段としてのスペクトル
傾斜補正フィルタ5と、利得制御手段としての利得制御
部6と、第1および第2の係数制御手段としての係数制
御部7と、を備える。
段としての選択スイッチ2と、ピッチ構造を制御するピ
ッチ構造制御手段としてのピッチ制御フィルタ3と、フ
ォルマント構造制御手段としてのフォルマント制御フィ
ルタ4と、スペクトル傾斜補正手段としてのスペクトル
傾斜補正フィルタ5と、利得制御手段としての利得制御
部6と、第1および第2の係数制御手段としての係数制
御部7と、を備える。
【0047】本実施形態のポストフィルタにおいて、ピ
ッチ制御フィルタ3の伝達関数Hp1(z)、フォルマン
ト制御フィルタ4の伝達関数Hs1(z)、スペクトル傾
斜補正フィルタ5の伝達関数Ht1(z)は、それぞれ以
下の式で表わされる。
ッチ制御フィルタ3の伝達関数Hp1(z)、フォルマン
ト制御フィルタ4の伝達関数Hs1(z)、スペクトル傾
斜補正フィルタ5の伝達関数Ht1(z)は、それぞれ以
下の式で表わされる。
【0048】
【式4】 ただし、pはピッチ周期(サンプル数)、γおよびλは
重み付け係数、である。
重み付け係数、である。
【0049】
【式5】 ただし、ai はスペクトルパラメータである線形予測パ
ラメータ、nは線形予測次数、αおよびβは重み付け係
数であり、本実施形態では、0<β<α<1の範囲で制
御される。
ラメータ、nは線形予測次数、αおよびβは重み付け係
数であり、本実施形態では、0<β<α<1の範囲で制
御される。
【0050】
【式6】 ただし、μは補正係数であり、本実施形態では、0<μ
<1の範囲で制御される。
<1の範囲で制御される。
【0051】このように、上記ピッチ制御フィルタ3は
上記式4で示す伝達関数を有している。そして、受信し
た音が音声であるか非音声であるかの情報、音声/非音
声情報fに基づいて作用する選択スイッチ2により実行
されるか否かが選択されるようになっている。この選択
スイッチ2は、上記音声/非音声情報fにより受信した
音が“音声”であった場合、上記ピッチ制御フィルタ3
を実行するように選択し、該ピッチ制御フィルタ3が実
行されると、再生音声のピッチ成分が強調され、明瞭度
が増すことになる。
上記式4で示す伝達関数を有している。そして、受信し
た音が音声であるか非音声であるかの情報、音声/非音
声情報fに基づいて作用する選択スイッチ2により実行
されるか否かが選択されるようになっている。この選択
スイッチ2は、上記音声/非音声情報fにより受信した
音が“音声”であった場合、上記ピッチ制御フィルタ3
を実行するように選択し、該ピッチ制御フィルタ3が実
行されると、再生音声のピッチ成分が強調され、明瞭度
が増すことになる。
【0052】また、上記フォルマント制御フィルタ4は
上記式5で示す伝達関数を有している。その係数は上記
音声/非音声情報fに基づいて作用する係数制御部7に
より制御されるようになっている。この係数制御部7
は、該音声/非音声情報fより、受信した音が“音声”
であると判断すると、フォルマントを強調すべくフォル
マント制御フィルタ4の係数α,βを制御する。これに
より、再生音声のフォルマント構造が強調され、量子化
雑音のスペクトルが制御されて量子化雑音が低減され
る。
上記式5で示す伝達関数を有している。その係数は上記
音声/非音声情報fに基づいて作用する係数制御部7に
より制御されるようになっている。この係数制御部7
は、該音声/非音声情報fより、受信した音が“音声”
であると判断すると、フォルマントを強調すべくフォル
マント制御フィルタ4の係数α,βを制御する。これに
より、再生音声のフォルマント構造が強調され、量子化
雑音のスペクトルが制御されて量子化雑音が低減され
る。
【0053】一方、上記係数制御部7は、音声/非音声
情報fより、受信した音が“非音声”であると判断する
と、フォルマントを平坦化させるべくフォルマント制御
フィルタ4の係数α,βを制御する。
情報fより、受信した音が“非音声”であると判断する
と、フォルマントを平坦化させるべくフォルマント制御
フィルタ4の係数α,βを制御する。
【0054】さらに、上記スペクトル傾斜補正フィルタ
5は上記式6で示す伝達関数を有している。その係数は
上記音声/非音声情報fに基づいて作用する係数制御部
7により制御されるようになっている。この係数制御部
7は、該音声/非音声情報fより、受信した音が“音
声”であると判断すると、スペクトルの傾斜を補正する
べくスペクトル傾斜補正フィルタ5の係数μを制御す
る。これにより、上記フォルマント制御フィルタ4で補
正できなかったスペクトルの傾斜が補正されることにな
る。
5は上記式6で示す伝達関数を有している。その係数は
上記音声/非音声情報fに基づいて作用する係数制御部
7により制御されるようになっている。この係数制御部
7は、該音声/非音声情報fより、受信した音が“音
声”であると判断すると、スペクトルの傾斜を補正する
べくスペクトル傾斜補正フィルタ5の係数μを制御す
る。これにより、上記フォルマント制御フィルタ4で補
正できなかったスペクトルの傾斜が補正されることにな
る。
【0055】一方、上記係数制御部7は、音声/非音声
情報fより、受信した音が“非音声”であると判断する
と、スペクトルの傾斜を保持するようにスペクトル傾斜
補正フィルタ5の係数μを適宜制御する。
情報fより、受信した音が“非音声”であると判断する
と、スペクトルの傾斜を保持するようにスペクトル傾斜
補正フィルタ5の係数μを適宜制御する。
【0056】以下、このような構成をなす本実施形態の
ポストフィルタの動作について、図3に示すフローチャ
ートを参照して具体的に説明する。
ポストフィルタの動作について、図3に示すフローチャ
ートを参照して具体的に説明する。
【0057】ポストフィルタ1に上記合成フィルタ16
からの復号化信号および上記音声状態判定部19からの
音声/非音声情報fが入力されると、該音声/非音声情
報fの値を調べることにより合成フィルタ16からの復
号化信号が音声であるか非音声であるか判定する(ステ
ップS1)。本実施形態では、音声/非音声情報f=1
であれば音声、f=0であれば非音声であると判定す
る。
からの復号化信号および上記音声状態判定部19からの
音声/非音声情報fが入力されると、該音声/非音声情
報fの値を調べることにより合成フィルタ16からの復
号化信号が音声であるか非音声であるか判定する(ステ
ップS1)。本実施形態では、音声/非音声情報f=1
であれば音声、f=0であれば非音声であると判定す
る。
【0058】上記ステップS1において、判定がyes
であれば、スイッチ2を端子b側に閉じて、ピッチ制御
フィルタ3を実行する(ステップS2)。次に係数制御
部7は、フォルマント制御フィルタ4の重み付け係数
α、βをそれぞれ0.8、0.5に設定するとともに(ステッ
プS3)、スペクトル傾斜補正フィルタ5の係数μを0.
5に設定する(ステップS4)。
であれば、スイッチ2を端子b側に閉じて、ピッチ制御
フィルタ3を実行する(ステップS2)。次に係数制御
部7は、フォルマント制御フィルタ4の重み付け係数
α、βをそれぞれ0.8、0.5に設定するとともに(ステッ
プS3)、スペクトル傾斜補正フィルタ5の係数μを0.
5に設定する(ステップS4)。
【0059】その後、フォルマント制御フィルタ4(ス
テップS7)、スペクトル傾斜補正フィルタ5(ステッ
プS8)、利得制御部6(ステップS9)がそれぞれ動
作され、ポストフィルタリングされた信号として出力さ
れる(ステップS10)。
テップS7)、スペクトル傾斜補正フィルタ5(ステッ
プS8)、利得制御部6(ステップS9)がそれぞれ動
作され、ポストフィルタリングされた信号として出力さ
れる(ステップS10)。
【0060】また、上記ステップS1における判定がn
o、すなわち非音声であれば、スイッチ2の端子c側に
閉じることにより、ピッチ制御フィルタ3を実行しない
ようにする。次に係数制御部7は、ステップS5におい
てフォルマント制御フィルタ4の重ね付け係数α、βを
それぞれ0.5、0.1に設定するとともに、スペクトル傾斜
補正フィルタ5の補正係数μを0.1に設定する(ステッ
プS6)。この後、上記同様、フォルマント制御フィル
タ4(ステップS7)、スペクトル傾斜補正フィルタ5
(ステップS8)、利得制御部6(ステップS9)がそ
れぞれ実行され、ポストフィルタリングされた信号とし
て出力される(ステップS10)。
o、すなわち非音声であれば、スイッチ2の端子c側に
閉じることにより、ピッチ制御フィルタ3を実行しない
ようにする。次に係数制御部7は、ステップS5におい
てフォルマント制御フィルタ4の重ね付け係数α、βを
それぞれ0.5、0.1に設定するとともに、スペクトル傾斜
補正フィルタ5の補正係数μを0.1に設定する(ステッ
プS6)。この後、上記同様、フォルマント制御フィル
タ4(ステップS7)、スペクトル傾斜補正フィルタ5
(ステップS8)、利得制御部6(ステップS9)がそ
れぞれ実行され、ポストフィルタリングされた信号とし
て出力される(ステップS10)。
【0061】ところで、一般に“音声”は、図6に示す
ように周波数帯域によって、音声の強さと量子化雑音の
強さとの差が比較的大きく音が聞き易い帯域と、音声の
強さと量子化雑音の強さとの差が小さく音が聞きにくい
帯域とがある。本実施形態のポストフィルタは、このよ
うな音声を入力すると、上述した作用により図7に示す
ように量子化雑音のスペクトル特性を音声のスペクトル
特性に近づけるようにする。
ように周波数帯域によって、音声の強さと量子化雑音の
強さとの差が比較的大きく音が聞き易い帯域と、音声の
強さと量子化雑音の強さとの差が小さく音が聞きにくい
帯域とがある。本実施形態のポストフィルタは、このよ
うな音声を入力すると、上述した作用により図7に示す
ように量子化雑音のスペクトル特性を音声のスペクトル
特性に近づけるようにする。
【0062】さらに、“音声”を入力する場合、量子化
雑音のスペクトル特性の傾斜が音声のスペクトル特性の
傾斜とずれてしまうことのないように、スペクトル傾斜
補正フィルタ5によりスペクトル特性の傾斜を補正す
る。
雑音のスペクトル特性の傾斜が音声のスペクトル特性の
傾斜とずれてしまうことのないように、スペクトル傾斜
補正フィルタ5によりスペクトル特性の傾斜を補正す
る。
【0063】一方、“非音声”、たとえば図8に示すよ
うな自動車やエアコンの背景雑音が入力された場合、従
来のスペクトル傾斜補正フィルタを通すと図9の“A”
で示すようにスペクトル特性が高い周波数帯域で強調さ
れてしまう傾向があった。本実施形態のポストフィルタ
はかかる点を考慮して、上述したように“非音声”が入
力された場合には高い周波数帯域が強調されないように
スペクトルの傾斜を保持するように制御するようになっ
ている。これにより、図9の“B”で示すように特性が
改善される。
うな自動車やエアコンの背景雑音が入力された場合、従
来のスペクトル傾斜補正フィルタを通すと図9の“A”
で示すようにスペクトル特性が高い周波数帯域で強調さ
れてしまう傾向があった。本実施形態のポストフィルタ
はかかる点を考慮して、上述したように“非音声”が入
力された場合には高い周波数帯域が強調されないように
スペクトルの傾斜を保持するように制御するようになっ
ている。これにより、図9の“B”で示すように特性が
改善される。
【0064】このように、本実施形態のポストフィルタ
は、上述したような処理によって、“音声”が入力され
た場合は、従来どおりピッチ制御フィルタ3でピッチ強
調を行い、フォルマント制御フィルタ4でフォルマント
構造の強調を行い、スペクトル傾斜補正フィルタ5でス
ペクトルの傾斜を補正するようにしているが、一方、
“非音声”が入力された場合は、ピッチ制御フィルタ3
を実行しないようにするとともに、フォルマント制御フ
ィルタ4でフォルマント構造を平坦化させ、スペクトル
傾斜補正フィルタ5のスペクトルの緩やかな傾斜を保つ
ように制御する。
は、上述したような処理によって、“音声”が入力され
た場合は、従来どおりピッチ制御フィルタ3でピッチ強
調を行い、フォルマント制御フィルタ4でフォルマント
構造の強調を行い、スペクトル傾斜補正フィルタ5でス
ペクトルの傾斜を補正するようにしているが、一方、
“非音声”が入力された場合は、ピッチ制御フィルタ3
を実行しないようにするとともに、フォルマント制御フ
ィルタ4でフォルマント構造を平坦化させ、スペクトル
傾斜補正フィルタ5のスペクトルの緩やかな傾斜を保つ
ように制御する。
【0065】以上詳述したように、上記実施形態のポス
トフィルタによれば、ピッチ構造やフォルマントピーク
をもたない子音部や非音声区間においても違和感のない
再生音を得ることが可能となる。
トフィルタによれば、ピッチ構造やフォルマントピーク
をもたない子音部や非音声区間においても違和感のない
再生音を得ることが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、入力信号が非音声である場合においても違
和感のない再生音が得られるポストフィルタを提供でき
る。
明によれば、入力信号が非音声である場合においても違
和感のない再生音が得られるポストフィルタを提供でき
る。
【0067】また、請求項2に記載の発明によれば、ピ
ッチ構造、フォルマントピークをもたない子音部や非音
声区間においても違和感のない再生音が得られるポスト
フィルタを提供できる。
ッチ構造、フォルマントピークをもたない子音部や非音
声区間においても違和感のない再生音が得られるポスト
フィルタを提供できる。
【0068】さらに、請求項3に記載の発明によれば、
ピッチ構造、フォルマントピークをもたない子音部や非
音声区間において、さらに違和感のない再生音が得られ
るポストフィルタを提供できる。
ピッチ構造、フォルマントピークをもたない子音部や非
音声区間において、さらに違和感のない再生音が得られ
るポストフィルタを提供できる。
【図1】本発明の一実施形態であるポストフィルタの構
成を示したブロック図である。
成を示したブロック図である。
【図2】上記図1に示す上記実施形態のポストフィルタ
を適用した可変ビットレートCELP復号化装置の構成
を示したブロック図である。
を適用した可変ビットレートCELP復号化装置の構成
を示したブロック図である。
【図3】上記実施形態のポストフィルタの具体的な動作
を示したフローチャートである。
を示したフローチャートである。
【図4】音声波形の一例を示した線図である。
【図5】スペクトル包絡の一例を示した線図である。
【図6】上記実施形態のポストフィルタにおいて、入力
する“音声”特性の一例を示した線図である。
する“音声”特性の一例を示した線図である。
【図7】上記実施形態のポストフィルタにおいて、上記
図6に示した“音声”を入力した際の、量子化雑音の処
理後のスペクトル特性を示した線図である。
図6に示した“音声”を入力した際の、量子化雑音の処
理後のスペクトル特性を示した線図である。
【図8】上記実施形態のポストフィルタにおいて、入力
する“非音声”特性の一例を示した線図である。
する“非音声”特性の一例を示した線図である。
【図9】上記実施形態のポストフィルタおよび従来のポ
ストフィルタにおける、非音声が入力された際の、再生
信号のスペクトル特性を示した線図である。
ストフィルタにおける、非音声が入力された際の、再生
信号のスペクトル特性を示した線図である。
【図10】従来のポストフィルタの一構成例を示したブ
ロック図である。
ロック図である。
【図11】上記図10に示すポストフィルタを適用した
可変ビットレートCELP復号化装置の構成を示したブ
ロック図である。
可変ビットレートCELP復号化装置の構成を示したブ
ロック図である。
1…ポストフィルタ 2…選択スイッチ 3…ピッチ制御フィルタ 4…フォルマント制御フィルタ 5…スペクトル傾斜補正フィルタ 6…利得制御部 7…係数制御部 11…適応コードブック 13…確率コードブック 16…合成フィルタ 17…遅延回路 18…デマルチプレクサ 19…音声状態判定部
Claims (3)
- 【請求項1】 入力信号に対して、ピッチパラメータに
基づいてピッチ構造を制御するピッチ構造制御手段と、 上記入力信号が音声であるか非音声であるかを区別する
音声/非音声情報およびスペクトルパラメータに基づい
てフォルマント構造を制御するフォルマント構造制御手
段と、 このフォルマント構造制御手段の出力信号のスペクトル
の傾斜を補正するスペクトル傾斜補正手段と、 上記フォルマント構造制御手段の出力信号の利得を制御
する利得制御手段と、 上記音声/非音声情報に基づき入力信号が音声であると
きには上記ピッチ構造制御手段を実行し、該入力信号が
非音声であるときには同ピッチ構造制御手段を実行しな
いように制御する選択手段と、 を具備したことを特徴とするポストフィルタ。 - 【請求項2】 上記音声/非音声情報に基づき入力信号
が音声であるときにはフォルマントを強調し、該入力信
号が非音声であるときには、フォルマントを平坦化する
ように上記フォルマント構造制御手段におけるフォルマ
ント制御係数を適応的に変化させる第1の係数制御手段
を、 さらに具備したことを特徴とする請求項1に記載のポス
トフィルタ。 - 【請求項3】 上記音声/非音声情報に基づき入力信号
が音声であるときにはスペクトルの傾斜を補正するよう
にし、該入力信号が非音声であるときにはスペクトルの
傾斜を保つように上記スペクトル傾斜補正手段における
スペクトル傾斜の補正係数を適応的に変化させる第2の
係数制御手段を、 さらに具備したことを特徴とする請求項1または請求項
2に記載のポストフィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30322396A JPH10143195A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | ポストフィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30322396A JPH10143195A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | ポストフィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10143195A true JPH10143195A (ja) | 1998-05-29 |
Family
ID=17918367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30322396A Withdrawn JPH10143195A (ja) | 1996-11-14 | 1996-11-14 | ポストフィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10143195A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000011646A1 (fr) * | 1998-08-21 | 2000-03-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Codeur et decodeur de la parole multimodes |
JP2003186487A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-07-04 | Nec Corp | 音声復号化装置、及び、音声復号化方法 |
JP2013533983A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-08-29 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 選択的バスポストフィルタ |
WO2019216037A1 (ja) | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本電信電話株式会社 | ピッチ強調装置、その方法、プログラム、および記録媒体 |
WO2019216192A1 (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本電信電話株式会社 | ピッチ強調装置、その方法、およびプログラム |
US11468907B2 (en) | 2018-05-10 | 2022-10-11 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method and program for the same |
-
1996
- 1996-11-14 JP JP30322396A patent/JPH10143195A/ja not_active Withdrawn
Cited By (31)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000011646A1 (fr) * | 1998-08-21 | 2000-03-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Codeur et decodeur de la parole multimodes |
US6334105B1 (en) | 1998-08-21 | 2001-12-25 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multimode speech encoder and decoder apparatuses |
JP2003186487A (ja) * | 2001-12-13 | 2003-07-04 | Nec Corp | 音声復号化装置、及び、音声復号化方法 |
JP2021192121A (ja) * | 2010-07-02 | 2021-12-16 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 復号方法、コンピュータプログラム及び復号システム |
JP2019204102A (ja) * | 2010-07-02 | 2019-11-28 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 復号方法、コンピュータプログラム及び復号システム |
US9552824B2 (en) | 2010-07-02 | 2017-01-24 | Dolby International Ab | Post filter |
US9558753B2 (en) | 2010-07-02 | 2017-01-31 | Dolby International Ab | Pitch filter for audio signals |
US9558754B2 (en) | 2010-07-02 | 2017-01-31 | Dolby International Ab | Audio encoder and decoder with pitch prediction |
US9595270B2 (en) | 2010-07-02 | 2017-03-14 | Dolby International Ab | Selective post filter |
US9830923B2 (en) | 2010-07-02 | 2017-11-28 | Dolby International Ab | Selective bass post filter |
US9858940B2 (en) | 2010-07-02 | 2018-01-02 | Dolby International Ab | Pitch filter for audio signals |
JP2018045252A (ja) * | 2010-07-02 | 2018-03-22 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | オーディオデコーダ及び復号方法 |
US10236010B2 (en) | 2010-07-02 | 2019-03-19 | Dolby International Ab | Pitch filter for audio signals |
US11996111B2 (en) | 2010-07-02 | 2024-05-28 | Dolby International Ab | Post filter for audio signals |
US11610595B2 (en) | 2010-07-02 | 2023-03-21 | Dolby International Ab | Post filter for audio signals |
JP2022177215A (ja) * | 2010-07-02 | 2022-11-30 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | デコーダシステム、方法及び記憶媒体 |
JP2015158689A (ja) * | 2010-07-02 | 2015-09-03 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 選択的バスポストフィルタ |
JP2020109529A (ja) * | 2010-07-02 | 2020-07-16 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 復号方法、コンピュータプログラム及び復号システム |
US10811024B2 (en) | 2010-07-02 | 2020-10-20 | Dolby International Ab | Post filter for audio signals |
JP2021060601A (ja) * | 2010-07-02 | 2021-04-15 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 復号方法、コンピュータプログラム及び復号システム |
US11183200B2 (en) | 2010-07-02 | 2021-11-23 | Dolby International Ab | Post filter for audio signals |
JP2013533983A (ja) * | 2010-07-02 | 2013-08-29 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 選択的バスポストフィルタ |
JP2022106963A (ja) * | 2010-07-02 | 2022-07-20 | ドルビー・インターナショナル・アーベー | 復号器システム及び方法 |
US11302340B2 (en) | 2018-05-10 | 2022-04-12 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method and program for the same |
US11468907B2 (en) | 2018-05-10 | 2022-10-11 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method and program for the same |
JP2019197150A (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本電信電話株式会社 | ピッチ強調装置、その方法、およびプログラム |
WO2019216192A1 (ja) * | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本電信電話株式会社 | ピッチ強調装置、その方法、およびプログラム |
US11749295B2 (en) | 2018-05-10 | 2023-09-05 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method and program for the same |
WO2019216037A1 (ja) | 2018-05-10 | 2019-11-14 | 日本電信電話株式会社 | ピッチ強調装置、その方法、プログラム、および記録媒体 |
US12100410B2 (en) | 2018-05-10 | 2024-09-24 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method, program, and recording medium for the same |
US12106767B2 (en) | 2018-05-10 | 2024-10-01 | Nippon Telegraph And Telephone Corporation | Pitch emphasis apparatus, method and program for the same |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3653826B2 (ja) | 音声復号化方法及び装置 | |
JP3678519B2 (ja) | オーディオ周波数信号の線形予測解析方法およびその応用を含むオーディオ周波数信号のコーディングならびにデコーディングの方法 | |
JP3483891B2 (ja) | スピーチコーダ | |
AU763471B2 (en) | A method and device for adaptive bandwidth pitch search in coding wideband signals | |
EP1232494B1 (en) | Gain-smoothing in wideband speech and audio signal decoder | |
EP0732686B1 (en) | Low-delay code-excited linear-predictive coding of wideband speech at 32kbits/sec | |
JP4040126B2 (ja) | 音声復号化方法および装置 | |
JP3024468B2 (ja) | 音声復号装置 | |
JP2000122695A (ja) | 後置フィルタ | |
US11996110B2 (en) | Apparatus and method for synthesizing an audio signal, decoder, encoder, system and computer program | |
US5241650A (en) | Digital speech decoder having a postfilter with reduced spectral distortion | |
JPH10143195A (ja) | ポストフィルタ | |
WO1999038156A1 (fr) | Methode et dispositif d'accentuation de registre | |
JP3612260B2 (ja) | 音声符号化方法及び装置並びに及び音声復号方法及び装置 | |
EP0570362B1 (en) | Digital speech decoder having a postfilter with reduced spectral distortion | |
JP2001509277A (ja) | オーディオ信号特にスピーチ信号のポストフィルタリング | |
JP4343302B2 (ja) | ピッチ強調方法及びその装置 | |
JPH0981192A (ja) | ピッチ強調方法および装置 | |
JP3230791B2 (ja) | 広帯域音声信号復元方法 | |
JP3319556B2 (ja) | ホルマント強調方法 | |
JPH08202399A (ja) | 復号音声の後処理方法 | |
KR100421816B1 (ko) | 음성복호화방법 및 휴대용 단말장치 | |
JP2001272999A (ja) | 音声信号符号化装置及びその方法 | |
JPH09179588A (ja) | 音声符号化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20040203 |