JPH10141656A - 給湯器 - Google Patents
給湯器Info
- Publication number
- JPH10141656A JPH10141656A JP31133496A JP31133496A JPH10141656A JP H10141656 A JPH10141656 A JP H10141656A JP 31133496 A JP31133496 A JP 31133496A JP 31133496 A JP31133496 A JP 31133496A JP H10141656 A JPH10141656 A JP H10141656A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- burner
- orifice plate
- main nozzle
- nozzle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガス種の転換作業が簡単に行なえると共に、
安全性を損なわない給湯器を低コストで実現する。 【解決手段】 オリフィス板23がストッパー25によ
り下方に固定されている場合には、ガス供給路9から供
給されるガスは、転換部20をそのまま通過してメイン
ノズル10側に流れる。ここでストッパー25を外した
場合には、ばね力によりオリフィス板23が上方に移動
し、段差部11aに圧着してガス流路を塞ぐため、ガス
供給路9から供給されるガスは、オリフィス板23に設
けられた連通口23aを通過することによってメインノ
ズル10側に流れる。そのためメインノズル10からの
ガス噴出量は高熱量ガス用メインノズルに交換した場合
のガス噴出量にほぼ等しくなる。
安全性を損なわない給湯器を低コストで実現する。 【解決手段】 オリフィス板23がストッパー25によ
り下方に固定されている場合には、ガス供給路9から供
給されるガスは、転換部20をそのまま通過してメイン
ノズル10側に流れる。ここでストッパー25を外した
場合には、ばね力によりオリフィス板23が上方に移動
し、段差部11aに圧着してガス流路を塞ぐため、ガス
供給路9から供給されるガスは、オリフィス板23に設
けられた連通口23aを通過することによってメインノ
ズル10側に流れる。そのためメインノズル10からの
ガス噴出量は高熱量ガス用メインノズルに交換した場合
のガス噴出量にほぼ等しくなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は強制通気式の給湯器
に関し、詳しくはガス種の転換を容易とした給湯器に関
する。
に関し、詳しくはガス種の転換を容易とした給湯器に関
する。
【0002】
【従来の技術】6A,6B,6Cガス等の様な低熱量の
ガスから、最終転換ガスである13Aガスの様な高熱量
のガスへの転換作業は、非常に手間と費用のかかるもの
であるが、必要不可欠なことである。高熱量ガスは低熱
量ガスに比べ同じガス供給量でも燃焼熱量が大きいた
め、ガス種転換後の能力をガス種転換前と同じにするに
はガス供給量を少なくする必要がある。そのため、例え
ば給湯器では、ノズル径の小さい高熱量ガス用ノズルに
交換すると共に、それに見合った一次空気量を取入れる
ためのノズルダンパーも交換する必要があった。更に、
比例弁に通電する基準電流値を変えることでガス種に見
合った供給ガス圧にすると共に、ガス種に応じたファン
回転数に調整する必要があった。このような転換作業に
おいて、比例弁電流やファン回転数については、調整用
コネクタの差し替えや比例弁電流調整用のボリュームに
よる微調整といったように制御基板上で調整できるた
め、比較的容易に行なうことができる。しかし、ノズル
やノズルダンパーを交換するには燃焼室やガス通路部を
分解する必要があるため作業時間が長くなってしまうと
いった問題があり、またガス通路を分解することによる
安全性の問題もあった。
ガスから、最終転換ガスである13Aガスの様な高熱量
のガスへの転換作業は、非常に手間と費用のかかるもの
であるが、必要不可欠なことである。高熱量ガスは低熱
量ガスに比べ同じガス供給量でも燃焼熱量が大きいた
め、ガス種転換後の能力をガス種転換前と同じにするに
はガス供給量を少なくする必要がある。そのため、例え
ば給湯器では、ノズル径の小さい高熱量ガス用ノズルに
交換すると共に、それに見合った一次空気量を取入れる
ためのノズルダンパーも交換する必要があった。更に、
比例弁に通電する基準電流値を変えることでガス種に見
合った供給ガス圧にすると共に、ガス種に応じたファン
回転数に調整する必要があった。このような転換作業に
おいて、比例弁電流やファン回転数については、調整用
コネクタの差し替えや比例弁電流調整用のボリュームに
よる微調整といったように制御基板上で調整できるた
め、比較的容易に行なうことができる。しかし、ノズル
やノズルダンパーを交換するには燃焼室やガス通路部を
分解する必要があるため作業時間が長くなってしまうと
いった問題があり、またガス通路を分解することによる
安全性の問題もあった。
【0003】このような給湯器において強制通気式のも
のは、燃焼に関わる一次空気はファンによって強制的に
送り込まれる構造になっており、ノズルからのガスの噴
出力により吸引される一次空気の比率は非常に少ない。
そのため、ガス種転換時には比例弁によりバーナへのガ
ス供給量を抑えることでノズル交換を不要とし、また一
次空気量の差やガス種による燃焼性の差はファンの回転
数を調節することにより補い、ノズルダンパーの交換を
不要とすることが可能である。
のは、燃焼に関わる一次空気はファンによって強制的に
送り込まれる構造になっており、ノズルからのガスの噴
出力により吸引される一次空気の比率は非常に少ない。
そのため、ガス種転換時には比例弁によりバーナへのガ
ス供給量を抑えることでノズル交換を不要とし、また一
次空気量の差やガス種による燃焼性の差はファンの回転
数を調節することにより補い、ノズルダンパーの交換を
不要とすることが可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な方法では、ガス転換後には比例弁開度を非常に小さい
範囲で制御する必要が生じる。比例弁は開度が小さいほ
ど安定した制御を行なうためには比例弁の精度を極度に
上げる必要がある。そのため現実には制御できず、結局
ノズル交換を行なっているのが現状であった。また従来
から、簡単な操作によりノズル径を変えるといった様々
な構造のノズルが提案されているが、燃焼室を分解せず
にノズル径を変えるには構造が複雑となってしまい、コ
ストが大幅に高くなってしまうといった問題があった。
本発明の給湯器は上記課題を解決し、ガス種の転換作業
が簡単に行なえると共に、安全性を損なわない給湯器を
低コストで実現することを目的とする。
な方法では、ガス転換後には比例弁開度を非常に小さい
範囲で制御する必要が生じる。比例弁は開度が小さいほ
ど安定した制御を行なうためには比例弁の精度を極度に
上げる必要がある。そのため現実には制御できず、結局
ノズル交換を行なっているのが現状であった。また従来
から、簡単な操作によりノズル径を変えるといった様々
な構造のノズルが提案されているが、燃焼室を分解せず
にノズル径を変えるには構造が複雑となってしまい、コ
ストが大幅に高くなってしまうといった問題があった。
本発明の給湯器は上記課題を解決し、ガス種の転換作業
が簡単に行なえると共に、安全性を損なわない給湯器を
低コストで実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の給湯器は、燃料ガスを燃焼するバーナと、上記バー
ナに燃料ガスを供給するガス供給路と、上記ガス供給路
に設けられ、上記バーナへの燃料ガスの供給量を調節す
るガス比例弁と、上記バーナに燃焼用空気を供給するフ
ァンとを備えた給湯器において、上記ガス供給路に、所
定操作によりガス流路の一部を塞いで、上記バーナへの
燃料ガスの供給量を転換ガス種に応じた供給量に切替え
るガス種転換手段を備えたことを要旨とする。
明の給湯器は、燃料ガスを燃焼するバーナと、上記バー
ナに燃料ガスを供給するガス供給路と、上記ガス供給路
に設けられ、上記バーナへの燃料ガスの供給量を調節す
るガス比例弁と、上記バーナに燃焼用空気を供給するフ
ァンとを備えた給湯器において、上記ガス供給路に、所
定操作によりガス流路の一部を塞いで、上記バーナへの
燃料ガスの供給量を転換ガス種に応じた供給量に切替え
るガス種転換手段を備えたことを要旨とする。
【0006】上記構成を有する本発明の給湯器は、ガス
供給路から供給される燃料ガスをバーナで燃焼する。燃
焼中はガス比例弁によりガス供給量を調節し、ファンに
より燃焼用空気を供給する。ここで、低熱量のガスから
高熱量のガスにガス種を転換する場合には、所定操作に
よりガス流路の一部を塞いでバーナへのガス供給量を転
換ガス種に応じた供給量に切替える。燃焼用空気をファ
ンにより供給する構成であることにより、一次空気量の
変化による燃焼への影響が少ないため、ノズル径を小さ
くした場合と同様の効果を得ることができる。
供給路から供給される燃料ガスをバーナで燃焼する。燃
焼中はガス比例弁によりガス供給量を調節し、ファンに
より燃焼用空気を供給する。ここで、低熱量のガスから
高熱量のガスにガス種を転換する場合には、所定操作に
よりガス流路の一部を塞いでバーナへのガス供給量を転
換ガス種に応じた供給量に切替える。燃焼用空気をファ
ンにより供給する構成であることにより、一次空気量の
変化による燃焼への影響が少ないため、ノズル径を小さ
くした場合と同様の効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以上説明した本発明の構成・作用
を一層明らかにするために、以下本発明の給湯器の好適
な実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例
としての給湯器の概略構成図である。この給湯器は低熱
量ガス用で、フロントカバー1とバックカバー2とによ
り外胴を形成する。この外胴内には燃焼室を形成する内
胴3と、内胴3内でガスを燃焼する複数のバーナ4と、
内胴3の上方に設けられ供給される水を加熱して出湯す
る熱交換器5と、燃焼により発生した排ガスを外に送り
出す通路となる排気筒6と、燃焼用空気を内胴3内へ供
給するファン7と、燃焼制御を司るコントローラ8とを
備える。また、バーナ4にガスを供給するためのガス供
給路9と、ガス供給路9からのガスを空気と混合してそ
れぞれのバーナ4に供給するための複数のメインノズル
10を配設したノズル台11を備え、各バーナ4にはこ
の一次空気量を調節するノズルダンパー12が設けられ
る。また、ガス供給路9には流路を開閉するメイン電磁
弁13,元電磁弁14と、ガバナ機能を備えガス供給量
を調節する比例弁15とが設けられると共に、所定の操
作によりガス流路の一部を塞いでガス供給量を規制する
転換部20が設けられる。
を一層明らかにするために、以下本発明の給湯器の好適
な実施例について説明する。図1は、本発明の一実施例
としての給湯器の概略構成図である。この給湯器は低熱
量ガス用で、フロントカバー1とバックカバー2とによ
り外胴を形成する。この外胴内には燃焼室を形成する内
胴3と、内胴3内でガスを燃焼する複数のバーナ4と、
内胴3の上方に設けられ供給される水を加熱して出湯す
る熱交換器5と、燃焼により発生した排ガスを外に送り
出す通路となる排気筒6と、燃焼用空気を内胴3内へ供
給するファン7と、燃焼制御を司るコントローラ8とを
備える。また、バーナ4にガスを供給するためのガス供
給路9と、ガス供給路9からのガスを空気と混合してそ
れぞれのバーナ4に供給するための複数のメインノズル
10を配設したノズル台11を備え、各バーナ4にはこ
の一次空気量を調節するノズルダンパー12が設けられ
る。また、ガス供給路9には流路を開閉するメイン電磁
弁13,元電磁弁14と、ガバナ機能を備えガス供給量
を調節する比例弁15とが設けられると共に、所定の操
作によりガス流路の一部を塞いでガス供給量を規制する
転換部20が設けられる。
【0008】コントローラ8は、図示しない周知の算術
論理演算回路を構成するCPU,RAM,ROMと、各
種センサからの信号を入力する入力インタフェースと、
各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフ
ェース等から構成される。またコントローラ8には、使
用するガス種に応じた比例弁電流の最大最小値を与える
ための固定抵抗と、ガス種に応じたファン回転数を記憶
するEEPROMとを備えたガス種コネクタ8aが差込
まれており、更に比例弁電流の微調整用を行なうための
ボリューム8bが設けられる。
論理演算回路を構成するCPU,RAM,ROMと、各
種センサからの信号を入力する入力インタフェースと、
各種アクチュエータに駆動信号を出力する出力インタフ
ェース等から構成される。またコントローラ8には、使
用するガス種に応じた比例弁電流の最大最小値を与える
ための固定抵抗と、ガス種に応じたファン回転数を記憶
するEEPROMとを備えたガス種コネクタ8aが差込
まれており、更に比例弁電流の微調整用を行なうための
ボリューム8bが設けられる。
【0009】転換部20は、図2に示すように、ノズル
台11下部に設けられその下面開口部を密閉する蓋21
と、蓋21を貫通し上下に摺動可能に設けられる棒22
と、棒22の上部に固定されるオリフィス板23と、オ
リフィス板23を上方向に付勢するばね24と、ばね力
に反して棒22を下部定位置に固定するストッパー25
と、ガス圧を検査するための検圧口26とを備える。蓋
21の外面には円形の凹部21aが形成され、図3に示
すように、ストッパー25の横方向への移動を規制し
て、ストッパー25が外れてしまうことを防いでいる。
またオリフィス板23の上部のガス流路は段差部11a
を境に断面がオリフィス板23より小さくなっており、
オリフィス板23の上方への移動を規制している。また
オリフィス板23には、段差部11aに圧着してガス流
路を塞いだ際に、メインノズル10からのガス噴出量が
高熱量ガス用メインノズルに交換した場合と同様になる
ような圧損を得るように設定された連通口23aが設け
られる。また、ノズル台11の蓋21への接触面や、オ
リフィス板23の段差部11aへの接触面には気密性の
ためのパッキン27,28が設けられ、同様に棒22と
蓋21の接触面にはOリング29と、Oリング29の外
れを防止する歯付座金30が設けられる。
台11下部に設けられその下面開口部を密閉する蓋21
と、蓋21を貫通し上下に摺動可能に設けられる棒22
と、棒22の上部に固定されるオリフィス板23と、オ
リフィス板23を上方向に付勢するばね24と、ばね力
に反して棒22を下部定位置に固定するストッパー25
と、ガス圧を検査するための検圧口26とを備える。蓋
21の外面には円形の凹部21aが形成され、図3に示
すように、ストッパー25の横方向への移動を規制し
て、ストッパー25が外れてしまうことを防いでいる。
またオリフィス板23の上部のガス流路は段差部11a
を境に断面がオリフィス板23より小さくなっており、
オリフィス板23の上方への移動を規制している。また
オリフィス板23には、段差部11aに圧着してガス流
路を塞いだ際に、メインノズル10からのガス噴出量が
高熱量ガス用メインノズルに交換した場合と同様になる
ような圧損を得るように設定された連通口23aが設け
られる。また、ノズル台11の蓋21への接触面や、オ
リフィス板23の段差部11aへの接触面には気密性の
ためのパッキン27,28が設けられ、同様に棒22と
蓋21の接触面にはOリング29と、Oリング29の外
れを防止する歯付座金30が設けられる。
【0010】図2において実線で示すように、オリフィ
ス板23がストッパー25により下方に固定されている
場合には、ガス供給路9から供給されるガスは、転換部
20をそのまま通過してメインノズル10側に流れる。
ここでストッパー25を外した場合には、破線で示すよ
うに、ばね力によりオリフィス板23が上方に移動し、
段差部11aに圧着してガス流路を塞ぐため、ガス供給
路9から供給されるガスは、オリフィス板23に設けら
れた連通口23aを通過することによってメインノズル
10側に流れる。そのためメインノズル10からのガス
噴出量は高熱量ガス用メインノズルに交換した場合のガ
ス噴出量にほぼ等しくなる。
ス板23がストッパー25により下方に固定されている
場合には、ガス供給路9から供給されるガスは、転換部
20をそのまま通過してメインノズル10側に流れる。
ここでストッパー25を外した場合には、破線で示すよ
うに、ばね力によりオリフィス板23が上方に移動し、
段差部11aに圧着してガス流路を塞ぐため、ガス供給
路9から供給されるガスは、オリフィス板23に設けら
れた連通口23aを通過することによってメインノズル
10側に流れる。そのためメインノズル10からのガス
噴出量は高熱量ガス用メインノズルに交換した場合のガ
ス噴出量にほぼ等しくなる。
【0011】次に、本実施例の給湯器での高熱量ガスへ
のガス種転換方法について説明する。まず、転換部20
のストッパー25を外してバーナ4へのガス供給量を規
制する。そして、ガス種コネクタ8aを高熱量ガス用の
ガス種コネクタに差し替えて比例弁電流とファン回転数
とをガス種に見合った値に変更し、コントローラ8に設
けられたボリューム8bにより比例弁電流の微調整を行
なう。このように、従来内胴3を分解して複数のノズル
を交換していたのに対し、転換部20のストッパー25
を外すといった極めて簡単な操作により同様の効果を得
ることができる。従来の給湯器で転換作業を行なうには
約20分必要であったが、本実施例の給湯器では約4分
に短縮することができる。
のガス種転換方法について説明する。まず、転換部20
のストッパー25を外してバーナ4へのガス供給量を規
制する。そして、ガス種コネクタ8aを高熱量ガス用の
ガス種コネクタに差し替えて比例弁電流とファン回転数
とをガス種に見合った値に変更し、コントローラ8に設
けられたボリューム8bにより比例弁電流の微調整を行
なう。このように、従来内胴3を分解して複数のノズル
を交換していたのに対し、転換部20のストッパー25
を外すといった極めて簡単な操作により同様の効果を得
ることができる。従来の給湯器で転換作業を行なうには
約20分必要であったが、本実施例の給湯器では約4分
に短縮することができる。
【0012】また、本実施例において、転換部20はス
トッパー25を外すことによりオリフィス板33を移動
させる構成としたが、例えば図4の様な構成としてもよ
い。この転換部20は、基本的な構成は図2の転換部2
0と同様であるが、棒22の代りに蓋21に回動可能に
設けられる軸31を備え、軸31の回動によりオリフィ
ス板33を移動させる点で異なる。軸31の下端には、
軸31を回動させるためのスプリングピン32が挿入さ
れている。そしてオリフィス板33には、図5に示すよ
うに、ガス流路としての連通孔33aとは別に中央部に
小判形の孔部33bが形成され、この孔部33bに軸3
1を挿通する。また、軸31の中間部31aは細く、そ
の上部31bは断面が孔部33bと同一形状となってい
る。そのため図4において実線で示すようにオリフィス
板33が軸31の中間部31aに位置し、更に図5に示
すように軸31の上部31bの断面形状とオリフィス板
33の孔部33bの形状との向きが一致していない場合
には、オリフィス板33の上方への移動が規制される。
ここで、スプリングピン32により軸31を90度回転
させて、軸上部31bの断面形状と孔部33bの形状と
が一致する向きに軸31が回されると、ばね力によりオ
リフィス板33が上方向に移動して段差部11aに圧着
して流路を塞ぎ、バーナ4へのガス供給量を規制する。
トッパー25を外すことによりオリフィス板33を移動
させる構成としたが、例えば図4の様な構成としてもよ
い。この転換部20は、基本的な構成は図2の転換部2
0と同様であるが、棒22の代りに蓋21に回動可能に
設けられる軸31を備え、軸31の回動によりオリフィ
ス板33を移動させる点で異なる。軸31の下端には、
軸31を回動させるためのスプリングピン32が挿入さ
れている。そしてオリフィス板33には、図5に示すよ
うに、ガス流路としての連通孔33aとは別に中央部に
小判形の孔部33bが形成され、この孔部33bに軸3
1を挿通する。また、軸31の中間部31aは細く、そ
の上部31bは断面が孔部33bと同一形状となってい
る。そのため図4において実線で示すようにオリフィス
板33が軸31の中間部31aに位置し、更に図5に示
すように軸31の上部31bの断面形状とオリフィス板
33の孔部33bの形状との向きが一致していない場合
には、オリフィス板33の上方への移動が規制される。
ここで、スプリングピン32により軸31を90度回転
させて、軸上部31bの断面形状と孔部33bの形状と
が一致する向きに軸31が回されると、ばね力によりオ
リフィス板33が上方向に移動して段差部11aに圧着
して流路を塞ぎ、バーナ4へのガス供給量を規制する。
【0013】以上説明したように、本実施例の給湯器に
よれば、転換部20での簡単な操作によりバーナ4に供
給されるガス供給量を規制することで、従来の煩わしい
ノズル交換の手間を無くすことができるため、転換作業
が簡単になり作業時間を大幅に短縮することができる。
また、簡単な構造のためコストを低減することができ
る。更に、ガス種に応じてファン7により燃焼用空気量
を調整するため、一次空気量の違いによる影響を少なく
することができる。加えて、内胴3やガス通路を分解す
る必要がないため、安全性が高い。
よれば、転換部20での簡単な操作によりバーナ4に供
給されるガス供給量を規制することで、従来の煩わしい
ノズル交換の手間を無くすことができるため、転換作業
が簡単になり作業時間を大幅に短縮することができる。
また、簡単な構造のためコストを低減することができ
る。更に、ガス種に応じてファン7により燃焼用空気量
を調整するため、一次空気量の違いによる影響を少なく
することができる。加えて、内胴3やガス通路を分解す
る必要がないため、安全性が高い。
【0014】尚、本実施例の給湯器によれば、転換部2
0によりバーナ4へのガス供給量を高熱量ガス用メイン
ノズルに交換した場合と同様になるような圧損を得るよ
うに設定したが、この様な設定に限ったものではなく、
バーナ4へのガス供給量を規制する設定であればよい。
例えば、比例弁の通電電流の範囲を変えずにバーナ4で
の燃焼熱量が一定となるような設定を行なってもよい。
このような設定によれば、ガス種コネクタ8aの固定抵
抗が不要となると共に、比例弁の制御範囲を小さくする
ことで制御性能の向上や低コスト化が期待できる。
0によりバーナ4へのガス供給量を高熱量ガス用メイン
ノズルに交換した場合と同様になるような圧損を得るよ
うに設定したが、この様な設定に限ったものではなく、
バーナ4へのガス供給量を規制する設定であればよい。
例えば、比例弁の通電電流の範囲を変えずにバーナ4で
の燃焼熱量が一定となるような設定を行なってもよい。
このような設定によれば、ガス種コネクタ8aの固定抵
抗が不要となると共に、比例弁の制御範囲を小さくする
ことで制御性能の向上や低コスト化が期待できる。
【0015】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、ノズル交
換が不要であるためノズル台とノズルとを一体成型して
もよい。このように一体成型することにより、製造コス
トを大幅に低減することができる。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、ノズル交
換が不要であるためノズル台とノズルとを一体成型して
もよい。このように一体成型することにより、製造コス
トを大幅に低減することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給湯器に
よれば、ガス流路の一部を塞いでバーナへのガス供給量
を転換ガス種に応じた供給量に切替えることでノズル交
換を不要とすることができるため、ガス種の転換作業を
簡単に行なうことができる。また、燃焼室やガス通路を
分解する必要がないため、安全性が高い。更に、簡単な
構成であるため低コストで実現することができる。
よれば、ガス流路の一部を塞いでバーナへのガス供給量
を転換ガス種に応じた供給量に切替えることでノズル交
換を不要とすることができるため、ガス種の転換作業を
簡単に行なうことができる。また、燃焼室やガス通路を
分解する必要がないため、安全性が高い。更に、簡単な
構成であるため低コストで実現することができる。
【図1】一実施例としての給湯器の概略構成図である。
【図2】転換部の概略構成図である。
【図3】蓋の凹部の概略図である。
【図4】転換部の一例である。
【図5】オリフィス板の概略図である。
1…フロントカバー、 2…バックカバー、 3…内
胴、 4…バーナ、5…熱交換器、 7…ファン、 8
…コントローラ、 8a…ガス種コネクタ、8b…ボリ
ューム、 9…ガス供給路、 10…メインノズル、1
1…ノズル台、 15…比例弁、 20…転換部、
胴、 4…バーナ、5…熱交換器、 7…ファン、 8
…コントローラ、 8a…ガス種コネクタ、8b…ボリ
ューム、 9…ガス供給路、 10…メインノズル、1
1…ノズル台、 15…比例弁、 20…転換部、
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料ガスを燃焼するバーナと、 上記バーナに燃料ガスを供給するガス供給路と、 上記ガス供給路に設けられ、上記バーナへの燃料ガスの
供給量を調節するガス比例弁と、 上記バーナに燃焼用空気を供給するファンとを備えた給
湯器において、 上記ガス供給路に、所定操作によりガス流路の一部を塞
いで、上記バーナへの燃料ガスの供給量を転換ガス種に
応じた供給量に切替えるガス種転換手段を備えたことを
特徴とする給湯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31133496A JPH10141656A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 給湯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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- 1996-11-06 JP JP31133496A patent/JPH10141656A/ja active Pending
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