JPH10140289A - 抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 - Google Patents
抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法Info
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- JPH10140289A JPH10140289A JP29419196A JP29419196A JPH10140289A JP H10140289 A JPH10140289 A JP H10140289A JP 29419196 A JP29419196 A JP 29419196A JP 29419196 A JP29419196 A JP 29419196A JP H10140289 A JPH10140289 A JP H10140289A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、抗菌性および表面性状に優れた高
加工性フェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 質量%にて、C≦0.03%、Si:
1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.01〜
0.10%、S≦0.005%、Cr:10〜30%、
Cu:1.0〜3.5%、O≦0.004%、N≦0.
03%、とし、かつNb、Ti、V、Ta、Hf、Zr
から選ばれる1種または2種以上を合計で0.05〜
1.0%添加し、残部がFeおよび不可避的不純物から
なり、さらに冷延前素材における板厚中央層の{10
0}面強度が7.0以下であることを特徴とする抗菌性
と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼
板およびその製造方法。
加工性フェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 質量%にて、C≦0.03%、Si:
1.0%以下、Mn:2.0%以下、P:0.01〜
0.10%、S≦0.005%、Cr:10〜30%、
Cu:1.0〜3.5%、O≦0.004%、N≦0.
03%、とし、かつNb、Ti、V、Ta、Hf、Zr
から選ばれる1種または2種以上を合計で0.05〜
1.0%添加し、残部がFeおよび不可避的不純物から
なり、さらに冷延前素材における板厚中央層の{10
0}面強度が7.0以下であることを特徴とする抗菌性
と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼
板およびその製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス品に抗菌効
果を付与し、かつプレス素材として良好な表面性状と加
工性を有するフェライト系ステンレス鋼板およびその製
造方法に関するものである。
果を付与し、かつプレス素材として良好な表面性状と加
工性を有するフェライト系ステンレス鋼板およびその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】フェライト系ステンレス鋼板は、従来か
らシンクを中心とする厨房機器や電子レンジ側板等の家
電機器などに広く使用されているが、最近は清潔感や意
匠性、美観の点から手洗いバット等の医療器具や手すり
等の内装建材にも使用されてきている。すなわち、雑菌
が発生し易い場所や雑菌の発生が好ましくない場所での
ステンレス鋼板の使用が増えはじめている。したがっ
て、このような雑菌の繁殖による人体への悪影響を懸念
する傾向が強まっている。とりわけ、清潔さが必須とさ
れる医療器具や厨房機器、また多数の人が集まる建造物
用建材に対する抗菌性の要求が強い。
らシンクを中心とする厨房機器や電子レンジ側板等の家
電機器などに広く使用されているが、最近は清潔感や意
匠性、美観の点から手洗いバット等の医療器具や手すり
等の内装建材にも使用されてきている。すなわち、雑菌
が発生し易い場所や雑菌の発生が好ましくない場所での
ステンレス鋼板の使用が増えはじめている。したがっ
て、このような雑菌の繁殖による人体への悪影響を懸念
する傾向が強まっている。とりわけ、清潔さが必須とさ
れる医療器具や厨房機器、また多数の人が集まる建造物
用建材に対する抗菌性の要求が強い。
【0003】このようなニーズに対して、特開平5−2
28202号公報、特開平6−10191号公報等によ
ると、抗菌剤を配合した樹脂をステンレス鋼の表面に塗
布積層する方法、マトリックス中に抗菌成分を含むメッ
キを施す方法等が知られている。
28202号公報、特開平6−10191号公報等によ
ると、抗菌剤を配合した樹脂をステンレス鋼の表面に塗
布積層する方法、マトリックス中に抗菌成分を含むメッ
キを施す方法等が知られている。
【0004】しかしながら、抗菌剤を配合した樹脂を表
面に塗布した場合には、ステンレス鋼特有の表面光沢が
失われるため、用途によっては商品価値がないことがあ
る。また、抗菌性樹脂皮膜では、プレス加工時や使用時
に割れたり、欠けたりして損傷を受けやすく、湿潤雰囲
気に曝された場合には抗菌性成分が溶出し、外観が劣化
するばかりか、本来の抗菌作用が失われることになる。
抗菌剤を含むメッキの場合も同じことが言える。
面に塗布した場合には、ステンレス鋼特有の表面光沢が
失われるため、用途によっては商品価値がないことがあ
る。また、抗菌性樹脂皮膜では、プレス加工時や使用時
に割れたり、欠けたりして損傷を受けやすく、湿潤雰囲
気に曝された場合には抗菌性成分が溶出し、外観が劣化
するばかりか、本来の抗菌作用が失われることになる。
抗菌剤を含むメッキの場合も同じことが言える。
【0005】更に、厨房機器や家電機器等に使用される
フェライト系ステンレス鋼板は、深絞り加工で製品を製
造することが多いので、限界絞り比が2.5以上と高い
値が必要であるともに、耐リジング性も良好であること
が要求されている。
フェライト系ステンレス鋼板は、深絞り加工で製品を製
造することが多いので、限界絞り比が2.5以上と高い
値が必要であるともに、耐リジング性も良好であること
が要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のことに
鑑み、抗菌性と表面性状に優れた高加工性ステンレス鋼
板を提供することを目的とする。
鑑み、抗菌性と表面性状に優れた高加工性ステンレス鋼
板を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは以下の通りである。 (1) 質量%にて、 C ≦0.03%、 Si:1.0%以下、 Mn:2.0%以下、 P :0.01〜0.10
%、 S ≦0.005%、 Cr:10〜30%、 Cu:1.0〜3.5%、 O ≦0.004%、 N ≦0.03%、とし、かつNb、Ti、V、Ta、
Hf、Zrから選ばれる1種または2種以上を合計で
0.05〜1.0%添加し、残部がFeおよび不可避的
不純物からなり、さらに冷延前素材における板厚中央層
の{100}面強度が7.0以下であることを特徴とす
る抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステ
ンレス鋼板。 (2) 質量%にて、B:0.0005〜0.05%を
含有する前項 (1)記載の抗菌性と表面性状に優れた高加
工性フェライト系ステンレス鋼板。
ろは以下の通りである。 (1) 質量%にて、 C ≦0.03%、 Si:1.0%以下、 Mn:2.0%以下、 P :0.01〜0.10
%、 S ≦0.005%、 Cr:10〜30%、 Cu:1.0〜3.5%、 O ≦0.004%、 N ≦0.03%、とし、かつNb、Ti、V、Ta、
Hf、Zrから選ばれる1種または2種以上を合計で
0.05〜1.0%添加し、残部がFeおよび不可避的
不純物からなり、さらに冷延前素材における板厚中央層
の{100}面強度が7.0以下であることを特徴とす
る抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステ
ンレス鋼板。 (2) 質量%にて、B:0.0005〜0.05%を
含有する前項 (1)記載の抗菌性と表面性状に優れた高加
工性フェライト系ステンレス鋼板。
【0008】(3) 前項 (1)または(2) 記載のフェラ
イト系ステンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1
100〜1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延
における最終圧延温度を900℃以上とし、550℃以
下で巻き取り、続いて熱延板焼鈍を施さずに冷間圧延、
焼鈍を施すことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた
高加工性フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
イト系ステンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1
100〜1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延
における最終圧延温度を900℃以上とし、550℃以
下で巻き取り、続いて熱延板焼鈍を施さずに冷間圧延、
焼鈍を施すことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた
高加工性フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
【0009】(4) 前項 (1)または(2) 記載のフェラ
イト系ステンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1
100〜1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延
における最終圧延温度を900℃未満とし、800℃以
下で巻き取り、続いて熱延板焼鈍を施して冷間圧延、焼
鈍を施すことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高
加工性フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
イト系ステンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1
100〜1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延
における最終圧延温度を900℃未満とし、800℃以
下で巻き取り、続いて熱延板焼鈍を施して冷間圧延、焼
鈍を施すことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高
加工性フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
【0010】(5) 前項 (1)乃至(4) のいずれかに記
載のフェライト系ステンレス鋼の冷延板または焼鈍板ま
たは調質圧延板を、800〜1050℃で溶体化処理
後、急冷し、300〜750℃で時効処理を施すことを
特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライ
ト系ステンレス鋼板の製造方法。
載のフェライト系ステンレス鋼の冷延板または焼鈍板ま
たは調質圧延板を、800〜1050℃で溶体化処理
後、急冷し、300〜750℃で時効処理を施すことを
特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライ
ト系ステンレス鋼板の製造方法。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明合金の限定理由につ
いて詳細に説明する。Cは、0.03%以下になると成
形性が著しく向上し、本発明の目的の一つである限界絞
り比が2.5以上要求される過酷な深絞り加工が可能と
なる。したがって、C含有量を0.03%以下とした。
更に、延性を向上させるために、0.005%未満が望
ましい。
いて詳細に説明する。Cは、0.03%以下になると成
形性が著しく向上し、本発明の目的の一つである限界絞
り比が2.5以上要求される過酷な深絞り加工が可能と
なる。したがって、C含有量を0.03%以下とした。
更に、延性を向上させるために、0.005%未満が望
ましい。
【0012】Siは、脱酸元素として作用し、また耐高
温酸化性を向上させるが、多量に添加すると硬質化して
延性が劣化する。したがって、Si含有量を1.0%以
下とした。望ましくは、0.6%以下が良い。更に、本
発明鋼の抗菌性を向上させるために添加したCuは、熱
間加工前の加熱時にスケール直下にCu濃化層を形成し
やすいが、Si含有量が0.1%以上でCu濃化層の抑
制効果が認められるので、Si含有量を0.1%以上に
することが望ましい。
温酸化性を向上させるが、多量に添加すると硬質化して
延性が劣化する。したがって、Si含有量を1.0%以
下とした。望ましくは、0.6%以下が良い。更に、本
発明鋼の抗菌性を向上させるために添加したCuは、熱
間加工前の加熱時にスケール直下にCu濃化層を形成し
やすいが、Si含有量が0.1%以上でCu濃化層の抑
制効果が認められるので、Si含有量を0.1%以上に
することが望ましい。
【0013】Mnは、脱酸剤およびSの結晶粒界への偏
析による粒界脆化を防ぐために必要であるが、あまり多
いと鋼板の冷間加工性を低下させる。したがって、Mn
含有量を2.0%以下とした。
析による粒界脆化を防ぐために必要であるが、あまり多
いと鋼板の冷間加工性を低下させる。したがって、Mn
含有量を2.0%以下とした。
【0014】Pは、粒界酸偏析元素であり、あまり多く
含有すると鋼板の冷間加工性や靭性を劣化させる。ま
た、本発明鋼の抗菌性を向上させるために添加したCu
は、熱間加工前の加熱時にスケール直下にCu濃化層を
形成しやすく、該層が粒界の臨界破断応力を低下して熱
間加工後にヘゲとして表面欠陥となるが、P含有量を
0.01%以上含むと粒界の臨界破断応力を増加させて
ヘゲの発生を抑制する。したがって、P含有量の範囲を
0.01〜0.10%とした。更に、望ましくは0.0
3〜0.07%が良い。
含有すると鋼板の冷間加工性や靭性を劣化させる。ま
た、本発明鋼の抗菌性を向上させるために添加したCu
は、熱間加工前の加熱時にスケール直下にCu濃化層を
形成しやすく、該層が粒界の臨界破断応力を低下して熱
間加工後にヘゲとして表面欠陥となるが、P含有量を
0.01%以上含むと粒界の臨界破断応力を増加させて
ヘゲの発生を抑制する。したがって、P含有量の範囲を
0.01〜0.10%とした。更に、望ましくは0.0
3〜0.07%が良い。
【0015】Sは、耐食性および成形性を劣化させる元
素であり、その上限を0.005%とした。
素であり、その上限を0.005%とした。
【0016】Crは、耐食性および耐高温酸化性の向上
のため、10%以上の添加が必要であり、また30%を
超えると成形性が劣化するので、10〜30%の範囲と
した。更に、耐食性と成形性の確保の点から15〜25
%の範囲が望ましい。
のため、10%以上の添加が必要であり、また30%を
超えると成形性が劣化するので、10〜30%の範囲と
した。更に、耐食性と成形性の確保の点から15〜25
%の範囲が望ましい。
【0017】Cuは、本発明鋼において抗菌性を向上さ
せるための最も重要な元素であり、その効果は1.0%
以上で発揮される。しかし、含有量が多すぎると鋳片の
割れが発生するため上限を3.5%とした。
せるための最も重要な元素であり、その効果は1.0%
以上で発揮される。しかし、含有量が多すぎると鋳片の
割れが発生するため上限を3.5%とした。
【0018】Oは、含有量が多くなると鋼中介在物を増
加させて耐食性や加工性を劣化させるので、その上限を
0.004%とした。
加させて耐食性や加工性を劣化させるので、その上限を
0.004%とした。
【0019】Nは、含有量が多くなると成形性を劣化さ
せるので、その上限を0.03%とした。更に、耐食性
の確保の点から0.010%以下が望ましい。
せるので、その上限を0.03%とした。更に、耐食性
の確保の点から0.010%以下が望ましい。
【0020】Nb,Ti,V,Ta,Hf,Zrは、炭
窒化物生成元素であるため、成形性を改善させる元素で
あり、1種または2種以上を合計で0.05%未満では
その効果が少なく、また、1.0%を超える添加では、
靭性を損なうので、Nb,Ti,V,Ta,Hf,Zr
のうち1種または2種以上を添加する範囲を0.05〜
1.0%とした。さらに好ましくは、0.1〜0.7%
が良い。また、1種単独で添加する場合には、0.1〜
0.5%が良い。
窒化物生成元素であるため、成形性を改善させる元素で
あり、1種または2種以上を合計で0.05%未満では
その効果が少なく、また、1.0%を超える添加では、
靭性を損なうので、Nb,Ti,V,Ta,Hf,Zr
のうち1種または2種以上を添加する範囲を0.05〜
1.0%とした。さらに好ましくは、0.1〜0.7%
が良い。また、1種単独で添加する場合には、0.1〜
0.5%が良い。
【0021】Bは、深絞り加工後の2次成形性を向上さ
せる元素であるが、0.0005%未満ではその効果が
少なく、また、0.05%を超える添加では、熱間及び
冷間での加工性を劣化させる。従って、Bの範囲は0.
0005〜0.05%とした。さらに好ましくは、0.
0010〜0.01%が良い。
せる元素であるが、0.0005%未満ではその効果が
少なく、また、0.05%を超える添加では、熱間及び
冷間での加工性を劣化させる。従って、Bの範囲は0.
0005〜0.05%とした。さらに好ましくは、0.
0010〜0.01%が良い。
【0022】フェライト系ステンレス鋼板のリジング
は、冷延前素材の板厚中心部に形成される{100}展
伸粒が冷延板焼鈍後も再結晶方位が近い領域(コロニ
ー)として残留するため、発生すると言われている。そ
こで、本発明では板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比と製品板のリジングランクの関係を調査した結
果、冷延前素材の板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比が7.0以下であれば、製品板のリジングランク
がBランク以上と良好であることがわかる。したがっ
て、冷延前素材の板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比を7.0以下とした。
は、冷延前素材の板厚中心部に形成される{100}展
伸粒が冷延板焼鈍後も再結晶方位が近い領域(コロニ
ー)として残留するため、発生すると言われている。そ
こで、本発明では板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比と製品板のリジングランクの関係を調査した結
果、冷延前素材の板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比が7.0以下であれば、製品板のリジングランク
がBランク以上と良好であることがわかる。したがっ
て、冷延前素材の板厚中心部の{100}面のX線積分
強度比を7.0以下とした。
【0023】次に、熱間圧延条件を規定した理由を述べ
る。スラブ加熱温度は、1100℃未満では従来から問
題であったロール焼き付き起因の表面疵が生じる。ま
た、1300℃を超えると結晶粒径の粗大化が生じるた
め熱間圧延時の線状のヘゲ疵が多発するとともにエネル
ギーコストの上昇をもたらす。したがって、スラブ加熱
温度は1100〜1300℃とした。
る。スラブ加熱温度は、1100℃未満では従来から問
題であったロール焼き付き起因の表面疵が生じる。ま
た、1300℃を超えると結晶粒径の粗大化が生じるた
め熱間圧延時の線状のヘゲ疵が多発するとともにエネル
ギーコストの上昇をもたらす。したがって、スラブ加熱
温度は1100〜1300℃とした。
【0024】熱延仕上温度に関しては、熱延板焼鈍を施
す場合には、900℃未満にすることにより歪を蓄積
し、熱延板焼鈍による再結晶を促進し、冷延前素材の板
厚中心部の{100}面のX線積分強度比が7.0以下
となる。一方、熱延板焼鈍を省略する場合には、高温仕
上げにより部分再結晶を促進させることが製品のリジン
グランクを向上させることを見い出しており、900℃
以上にすることにより冷延前素材の板厚中心部の{10
0}面のX線積分強度比が7.0以下となる。
す場合には、900℃未満にすることにより歪を蓄積
し、熱延板焼鈍による再結晶を促進し、冷延前素材の板
厚中心部の{100}面のX線積分強度比が7.0以下
となる。一方、熱延板焼鈍を省略する場合には、高温仕
上げにより部分再結晶を促進させることが製品のリジン
グランクを向上させることを見い出しており、900℃
以上にすることにより冷延前素材の板厚中心部の{10
0}面のX線積分強度比が7.0以下となる。
【0025】巻き取り温度に関しては、熱延板焼鈍を施
す場合には、800℃を超えて巻き取ると熱延時に蓄積
された歪が開放されて、熱延板焼鈍による再結晶を遅延
させる。一方、熱延板焼鈍を省略する場合には、熱延板
の組織が部分再結晶組織であるため、550℃を超えて
巻き取ると靭性が劣化し、冷間圧延中に割れが発生する
ことがある。
す場合には、800℃を超えて巻き取ると熱延時に蓄積
された歪が開放されて、熱延板焼鈍による再結晶を遅延
させる。一方、熱延板焼鈍を省略する場合には、熱延板
の組織が部分再結晶組織であるため、550℃を超えて
巻き取ると靭性が劣化し、冷間圧延中に割れが発生する
ことがある。
【0026】冷間圧延及び冷間圧延後の焼鈍は、フェラ
イト系ステンレス鋼に施される通常の範囲で行われる。
焼鈍後、必要に応じて調質圧延が行われる。
イト系ステンレス鋼に施される通常の範囲で行われる。
焼鈍後、必要に応じて調質圧延が行われる。
【0027】次に、溶体化処理条件および時効処理条件
を限定した理由を述べる。Cuによる抗菌性を一層効果
的に発揮させるためには、Cuを析出させることが必要
であり、そのために溶体化処理とその後処理としての時
効処理が重要である。
を限定した理由を述べる。Cuによる抗菌性を一層効果
的に発揮させるためには、Cuを析出させることが必要
であり、そのために溶体化処理とその後処理としての時
効処理が重要である。
【0028】溶体化処理に関しては、時効処理時にCu
を効果的に析出させるためにはマトリックス中にCuを
固溶化させることが必要であり、800℃未満の温度で
はその効果が十分でない。一方、1050℃を超えると
結晶粒径が粗大化して加工後の表面性状が劣化する。し
たがって、溶体化処理温度を800〜1050℃とし
た。
を効果的に析出させるためにはマトリックス中にCuを
固溶化させることが必要であり、800℃未満の温度で
はその効果が十分でない。一方、1050℃を超えると
結晶粒径が粗大化して加工後の表面性状が劣化する。し
たがって、溶体化処理温度を800〜1050℃とし
た。
【0029】時効処理に関しては、マトリックス中に固
溶しているCuを効果的に析出させるためには、マトリ
ックス中でCuが拡散することが必要であり、300℃
未満の温度では拡散が不十分である。一方、750℃を
超えるとCuがマトリックスからの析出が不十分にな
る。したがって、時効処理温度を300〜750℃とし
た。
溶しているCuを効果的に析出させるためには、マトリ
ックス中でCuが拡散することが必要であり、300℃
未満の温度では拡散が不十分である。一方、750℃を
超えるとCuがマトリックスからの析出が不十分にな
る。したがって、時効処理温度を300〜750℃とし
た。
【0030】
【実施例】次に、本発明の優位性を実施例を用いて具体
的に説明する。表1および表2に本発明例、表3〜6に
比較例を示す。表1、表3、表5には鋼成分及び冷延素
材の板厚中央部における{100}面強度を示し、表
4、表6には、熱間圧延条件、冷間圧延条件、最終焼鈍
条件、溶体化処理条件および時効処理条件と、製造正、
抗菌性、表面性状および加工性の評価結果を示してい
る。本発明合金および比較合金は、真空溶解炉を用いて
偏平型インゴット(70mm厚×300mm幅×400mm
長)として溶製した。このインゴットを実験室で熱間圧
延、冷間圧延および熱処理を施して、評価用サンプルを
作製した。
的に説明する。表1および表2に本発明例、表3〜6に
比較例を示す。表1、表3、表5には鋼成分及び冷延素
材の板厚中央部における{100}面強度を示し、表
4、表6には、熱間圧延条件、冷間圧延条件、最終焼鈍
条件、溶体化処理条件および時効処理条件と、製造正、
抗菌性、表面性状および加工性の評価結果を示してい
る。本発明合金および比較合金は、真空溶解炉を用いて
偏平型インゴット(70mm厚×300mm幅×400mm
長)として溶製した。このインゴットを実験室で熱間圧
延、冷間圧延および熱処理を施して、評価用サンプルを
作製した。
【0031】製造性は、熱間圧延時のヘゲと冷間圧延時
の割れを評価した。ヘゲの評価は、熱間圧延板を硝弗酸
酸洗により表面のスケールを除去してから、ヘゲ状況を
○、×でランク付けした。○は、片面当たり深さ30μ
mの表面研削により除去可能な疵レベルであり、×は該
研削により除去不可能なレベルである。割れの評価は、
常温で冷間圧延を施した際に、耳割れや破断の状況によ
り行った。○は割れなしで、×は耳割れや破断が発生し
た。
の割れを評価した。ヘゲの評価は、熱間圧延板を硝弗酸
酸洗により表面のスケールを除去してから、ヘゲ状況を
○、×でランク付けした。○は、片面当たり深さ30μ
mの表面研削により除去可能な疵レベルであり、×は該
研削により除去不可能なレベルである。割れの評価は、
常温で冷間圧延を施した際に、耳割れや破断の状況によ
り行った。○は割れなしで、×は耳割れや破断が発生し
た。
【0032】抗菌性の評価は、銀等無機抗菌剤研究会の
抗菌加工製品の抗菌評価試験方法に準じている。試験菌
は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus IFO 1273
2 )および大腸菌(Escherichia coli ATCC 8739)を用
いた。試験菌は、BBL(Tr-ypticase Soy Agar )の寒
天平板培地で35℃・18〜24時間培養し、発育集落
を1/500濃度の普通ブイヨン培地に懸濁して約10
8 CFU/ml になるように調整する。上記により製造し
た製品板から5×5cmの試験片を採取し、この表面に試
験菌懸濁液0.5mlを均一に接触させる。その上に試験
片サイズと同じ大きさのポリエチレンフィルムを載せ、
湿度95%・温度36℃で、24時間作用させる。
抗菌加工製品の抗菌評価試験方法に準じている。試験菌
は、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus IFO 1273
2 )および大腸菌(Escherichia coli ATCC 8739)を用
いた。試験菌は、BBL(Tr-ypticase Soy Agar )の寒
天平板培地で35℃・18〜24時間培養し、発育集落
を1/500濃度の普通ブイヨン培地に懸濁して約10
8 CFU/ml になるように調整する。上記により製造し
た製品板から5×5cmの試験片を採取し、この表面に試
験菌懸濁液0.5mlを均一に接触させる。その上に試験
片サイズと同じ大きさのポリエチレンフィルムを載せ、
湿度95%・温度36℃で、24時間作用させる。
【0033】所定の時間作用後に、減菌ブースで拭き取
りSCDLブイヨン10mlを加えて付着菌を振り出す。
振り出し液を原液として希釈例を作成して、寒天培地と
の混平板とし、培養後の発生集落数を測定する。また、
減菌シャーレを用いて、同様に操作し、試験対照とす
る。評価は、(試験対照の発生集落数)/(試験片の発
生集落数)を算出し、◎は0.99以上、○は0.95
以上0.99未満、△は0.60以上0.95未満、×
は0.60未満とした。合格は、○以上とした。
りSCDLブイヨン10mlを加えて付着菌を振り出す。
振り出し液を原液として希釈例を作成して、寒天培地と
の混平板とし、培養後の発生集落数を測定する。また、
減菌シャーレを用いて、同様に操作し、試験対照とす
る。評価は、(試験対照の発生集落数)/(試験片の発
生集落数)を算出し、◎は0.99以上、○は0.95
以上0.99未満、△は0.60以上0.95未満、×
は0.60未満とした。合格は、○以上とした。
【0034】表面性状としてのリジングランクの評価
は、JIS5号引張試験片を作製し、引張試験機を用い
て歪量として15%引張った試験片の表面を表面粗さ計
でリジング高さを測定した結果をランク付けした。Aは
リジング高さが10μm以下、Bは20μm以下、Cは
30μm以下、Dは30μm超として、B以上が表面性
状が優れており、合格ランクである。
は、JIS5号引張試験片を作製し、引張試験機を用い
て歪量として15%引張った試験片の表面を表面粗さ計
でリジング高さを測定した結果をランク付けした。Aは
リジング高さが10μm以下、Bは20μm以下、Cは
30μm以下、Dは30μm超として、B以上が表面性
状が優れており、合格ランクである。
【0035】加工性は限界絞り比と2次加工時の割れ発
生温度を評価した。限界絞り比は、上記に製造した製品
板から直径が60mmから120mmの円板状のブランク取
りを行い、40mmφのポンチを有する絞り試験機を用い
て円筒絞り加工により測定した。限界絞り比は絞り抜け
た最大のブランク直径をポンチ直径で割ったものを用い
た。2次加工時の割れ発生温度は、直径100mmの円板
状のブランク取りを行い、40mmφのポンチで円筒絞り
を行って絞り抜けた円筒を用いて、5kgの錘を300mm
の高さから落重させた時に、円筒の側壁に縦割れが発生
した温度を測定した。
生温度を評価した。限界絞り比は、上記に製造した製品
板から直径が60mmから120mmの円板状のブランク取
りを行い、40mmφのポンチを有する絞り試験機を用い
て円筒絞り加工により測定した。限界絞り比は絞り抜け
た最大のブランク直径をポンチ直径で割ったものを用い
た。2次加工時の割れ発生温度は、直径100mmの円板
状のブランク取りを行い、40mmφのポンチで円筒絞り
を行って絞り抜けた円筒を用いて、5kgの錘を300mm
の高さから落重させた時に、円筒の側壁に縦割れが発生
した温度を測定した。
【0036】本発明合金は、製造の際にヘゲや割れに対
して良好であり、抗菌性、表面性状および加工性も合格
ランクに達している。一方、比較合金において、No.
21,23,24,26,27,29,32,33,3
5は、それぞれC,Si,Mn,P,S,Cr,O,
N,Nb等の炭窒化物形成元素が本発明範囲より外れて
いるため、限界絞り比が2.5未満であり、成形性が劣
化している。No.22,25はそれぞれSi,Pが本
発明範囲より外れているため、熱間圧延前の加熱時にス
ケール直下に濃化したCu層によりヘゲが発生してい
る。No.27,28はそれぞれS,Crが本発明範囲
より外れいてるため、製品での銹が顕著で耐食性が劣化
している。No.30はCuが本発明範囲より外れてい
るため、製品の減菌率が低く、抗菌性が劣化している。
No.31,34,36,42はそれぞれCu,Nb等
の炭窒化物形成元素,巻取温度が本発明範囲より外れて
いため、冷間圧延時に耳割れや破断が生じている。N
o.37,38,41,47は最終圧延温度や巻取温度
が本発明範囲より外れており、そのため冷延前素材の板
厚中央部の{100}面のX線積分強度が本発明範囲よ
り外れているので、製品の加工後のリジング特性が劣化
している。No.39,40は熱間圧延前の加熱温度が
本発明範囲より外れているため、それぞれロールによる
焼き付き起因のヘゲや粗大組織起因のヘゲが発生してい
る。No.43,44,45,46は溶体化熱処理温度
や時効処理温度が本発明範囲より外れているため、Cu
の析出が不十分であり、抗菌性も良好でない。
して良好であり、抗菌性、表面性状および加工性も合格
ランクに達している。一方、比較合金において、No.
21,23,24,26,27,29,32,33,3
5は、それぞれC,Si,Mn,P,S,Cr,O,
N,Nb等の炭窒化物形成元素が本発明範囲より外れて
いるため、限界絞り比が2.5未満であり、成形性が劣
化している。No.22,25はそれぞれSi,Pが本
発明範囲より外れているため、熱間圧延前の加熱時にス
ケール直下に濃化したCu層によりヘゲが発生してい
る。No.27,28はそれぞれS,Crが本発明範囲
より外れいてるため、製品での銹が顕著で耐食性が劣化
している。No.30はCuが本発明範囲より外れてい
るため、製品の減菌率が低く、抗菌性が劣化している。
No.31,34,36,42はそれぞれCu,Nb等
の炭窒化物形成元素,巻取温度が本発明範囲より外れて
いため、冷間圧延時に耳割れや破断が生じている。N
o.37,38,41,47は最終圧延温度や巻取温度
が本発明範囲より外れており、そのため冷延前素材の板
厚中央部の{100}面のX線積分強度が本発明範囲よ
り外れているので、製品の加工後のリジング特性が劣化
している。No.39,40は熱間圧延前の加熱温度が
本発明範囲より外れているため、それぞれロールによる
焼き付き起因のヘゲや粗大組織起因のヘゲが発生してい
る。No.43,44,45,46は溶体化熱処理温度
や時効処理温度が本発明範囲より外れているため、Cu
の析出が不十分であり、抗菌性も良好でない。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、抗菌性および表面性状に優れた高加工性フェ
ライト系ステンレス鋼板を得ることができる。
によれば、抗菌性および表面性状に優れた高加工性フェ
ライト系ステンレス鋼板を得ることができる。
Claims (5)
- 【請求項1】 質量%にて、 C ≦0.03%、 Si:1.0%以下、 Mn:2.0%以下、 P :0.01〜0.10%、 S ≦0.005%、 Cr:10〜30%、 Cu:1.0〜3.5%、 O ≦0.004%、 N ≦0.03%、とし、かつ Nb、Ti、V、Ta、Hf、Zrから選ばれる1種ま
たは2種以上を合計で0.05〜1.0%含有し、残部
がFeおよび不可避的不純物からなり、さらに冷延前素
材における板厚中央層の{100}面のX線積分強度比
が7.0以下であることを特徴とする抗菌性と表面性状
に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項2】 質量%にて、B:0.0005〜0.0
5%を含有する請求項1記載の抗菌性と表面性状に優れ
た高加工性フェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項3】 請求項1または2記載のフェライト系ス
テンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1100〜
1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延における
最終圧延温度を900℃以上とし、550℃以下で巻き
取り、続いて熱延板焼鈍を施さずに冷間圧延、焼鈍を施
すことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高加工性
フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項4】 請求項1または2記載のフェライト系ス
テンレス鋼を熱間圧延する際に、加熱温度を1100〜
1300℃とし、粗圧延を行った後に仕上圧延における
最終圧延温度を900℃未満とし、800℃以下で巻き
取り、続いて熱延板焼鈍を施して冷間圧延、焼鈍を施す
ことを特徴とする抗菌性と表面性状に優れた高加工性フ
ェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1乃至4の何れかに記載のフェラ
イト系ステンレス鋼の冷延板または焼鈍板または調質圧
延板を、800〜1050℃で溶体化処理後、急冷し、
300〜750℃で時効処理を施すことを特徴とする抗
菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29419196A JPH10140289A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29419196A JPH10140289A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10140289A true JPH10140289A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=17804502
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29419196A Pending JPH10140289A (ja) | 1996-11-06 | 1996-11-06 | 抗菌性と表面性状に優れた高加工性フェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10140289A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002212644A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Nisshin Steel Co Ltd | フェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
US7297214B2 (en) | 1999-09-03 | 2007-11-20 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
US7381369B2 (en) | 1999-09-03 | 2008-06-03 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
-
1996
- 1996-11-06 JP JP29419196A patent/JPH10140289A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7297214B2 (en) | 1999-09-03 | 2007-11-20 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
US7381369B2 (en) | 1999-09-03 | 2008-06-03 | Kiyohito Ishida | Free cutting alloy |
JP2002212644A (ja) * | 2001-01-15 | 2002-07-31 | Nisshin Steel Co Ltd | フェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
JP4494653B2 (ja) * | 2001-01-15 | 2010-06-30 | 日新製鋼株式会社 | フェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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