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JPH10127571A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JPH10127571A
JPH10127571A JP8285523A JP28552396A JPH10127571A JP H10127571 A JPH10127571 A JP H10127571A JP 8285523 A JP8285523 A JP 8285523A JP 28552396 A JP28552396 A JP 28552396A JP H10127571 A JPH10127571 A JP H10127571A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
outer tube
endoscope
fixing
fixing member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8285523A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenobu Kimura
英伸 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8285523A priority Critical patent/JPH10127571A/ja
Publication of JPH10127571A publication Critical patent/JPH10127571A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】内視鏡の挿入部の外形寸法を太径にすることな
く、簡易的でしかも安価に、湾曲外皮を気密的に固着し
た湾曲部を有する内視鏡を提供すること。 【解決手段】内視鏡2の湾曲部10は、回動自在に連接
された複数の湾曲駒20と、網管21と、樹脂等のエラ
ストマーより成る外皮チューブ22とで主に構成されて
いる。先端構成部9には絶縁性を有する先端カバー23
が固着されている。先端構成部9の先端カバー23が被
せられていない外周面には、樹脂等のエラストマーで形
成された固着部材24が液体が侵入することを防止する
ように水密的に固着されている。一方、可撓部11を構
成する外皮樹脂28の切り欠き部11aの外周面にも固
着部材24が水密的に固着されている。外皮チューブ2
2のそれぞれの端部は、固着部材24に被せられて、外
皮チューブ22の端部の内周面と固着部材24とが凝集
して確実に密着固着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿入部に湾曲部を
有する内視鏡に関し、特に湾曲部の最外周を外皮チュー
ブで被覆した内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、細長な挿入部を体腔内に挿入し
て、体腔内を観察する医療用の内視鏡や機械及び化学プ
ラントなどの管内、或いは、機械内の観察及び検査に工
業用の内視鏡が広く利用されている。
【0003】これら内視鏡を用いて観察を行う場合、一
般的に、ファイバスコープによって接眼部より肉眼観察
したり、撮像素子を備えた電子内視鏡によって観察像を
撮像してTVモニタ等に表示したり、カメラを備えた撮
影装置を内視鏡に装着して観察像の写真撮影を行い、撮
影したフィルムを投影したりして行われていた。
【0004】例えば前記電子内視鏡は、細長の挿入部を
有し、この挿入部の基端側に操作部が設けられ、この操
作部の側部からユニバーサルコードを延出している。前
記挿入部は、細長で可撓性を有する可撓部と、この可撓
部の先端側に連設する湾曲部と、この湾曲部の先端側に
連設する硬性の先端部とで構成されており、前記挿入部
内には撮像手段を構成する撮像部や信号処理回路部等が
設けられている。
【0005】前記湾曲部は、複数の湾曲駒を互いに軸に
て回動自在に連接し、湾曲駒の最先端に配置されている
湾曲駒を前記先端部に連結し、最後端に配置されている
湾曲駒を接続管を介して可撓部に連結し、これら湾曲駒
の外周を網管で覆うと共に、この網管のさらに外周に湾
曲部の最外周を構成する外皮チューブとして湾曲ゴムを
被覆して構成されている。
【0006】前記湾曲ゴムの先端部や可撓部への固定方
法の1つとして、湾曲ゴムの外側から糸を巻回した後、
接着剤を塗布して接着層を設けて水密に接着固定する方
法が知られている。しかし、この固定方法では湾曲ゴム
の両端部を先端部や可撓部に被せる工程、それぞれの両
端部に糸を巻く工程、糸巻き部に接着剤を塗布する工
程、接着剤を乾燥させて接着層を設ける工程等に分かれ
ていたため、作業に時間と手間がかかると共に、接着剤
を塗布する工程では作業者の熟練度によって接着層の厚
みが変わってしまうので、均一な安定した製品の製造及
び修理が困難であった。
【0007】このため、特開平7−8444号公報には
簡易的でしかも安価に外皮チューブを確実に固定した内
視鏡が示されている。図30に示すように湾曲部101
は、湾曲管102、網管103、外皮チューブとしての
湾曲外皮104とからなり、湾曲管102の最先端の湾
曲駒にはアングル操作ワイヤ105の先端がろう付け等
でワイヤ固定部106に固定されている。前記湾曲部1
01の先端側は先端構成部107に基端側は接続管10
8を介して可撓部109に接続されている。
【0008】前記湾曲外皮104は、ゴムなどの弾性部
材により形成されており、その先端部側内面及び基端部
側内面にはそれぞれ凸型に突出した嵌合取り付け固定部
としての突出部104aが一体的に形成されている。
【0009】一方、前記先端構成部107及び前記接続
管108にはそれぞれ前記湾曲外皮104に設けられて
いる突出部104aに対応する部位に、前記突出部10
4aが嵌合される係止凹部107a,108aが形成さ
れている。
【0010】そして、前記湾曲外皮104に形成した突
出部104aを、先端構成部107及び接続管108の
各係止凹部107a,108aに嵌入することによっ
て、糸巻き固定のための部品及び手間をかけずに湾曲外
皮104を先端構成部107及び接続管108を介して
可撓部109に固定するものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−8444号公報に示されている内視鏡では、湾曲外
皮に設けられた凸型に突出した嵌合取り付け固定部と、
これに対応する被装着部である凹型形状の係止凹部とを
嵌合させて固定していたので、これら嵌合部分を液密に
構成することが困難であり、この嵌合部に微細なゴミ等
が侵入して水密性を損なったり、使用中に嵌合部がずれ
てしまい嵌合部より挿入部内に体液などの液体が侵入し
て内蔵物に悪影響を及ぼすおそれがあった。
【0012】また、内視鏡では挿入部の外形寸法を細径
化することが望まれていたので、湾曲外皮の厚み寸法を
約 0.5 mm 程度に設定していた。このため、湾曲外皮を
十分な係止力量で固定するために、十分な係合幅と厚み
を有する突出部を設けようとすると湾曲外皮の厚みが厚
くなり、結果的に挿入部の外形寸法が太径になってしま
うという問題があった。
【0013】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、内視鏡の挿入部の外形寸法を太径にすることな
く、簡易的でしかも安価に、湾曲外皮を気密的に固着し
た湾曲部を有する内視鏡を提供することを目的にしてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡は、可撓
性を有する挿入部の一部に、少なくとも最外周を外皮チ
ューブで被覆した湾曲部を有する内視鏡であって、前記
湾曲部の最外周を被覆する外皮チューブに対して凝集固
定する性質を有する固着部材を、前記外皮チューブの少
なくとも一方の内周面端部に対応するように配置してい
る。
【0015】この構成によれば、外皮チューブを固着部
材に対して外装することによって、外皮チューブと固着
部材とが分子間力で引き合い凝集固定される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0017】図1ないし図4は本発明の第1実施形態に
係り、図1は本発明の内視鏡が適用される内視鏡装置の
概略構成を示す説明図、図2は内視鏡の概略構成を説明
する斜視図、図3は挿入部の構成を説明する模式図、図
4は外皮チューブと可撓部との接続状態の1例を示す説
明図である。
【0018】図1及び図2に示すように本発明に適用さ
れる内視鏡を備えた内視鏡装置1は、例えば被検部位の
観察画像を得るために撮像素子(不図示)を内蔵した内
視鏡2と、この内視鏡2へ照明光を供給する光源装置3
と、前記内視鏡2の制御及び内視鏡2で得られた画像信
号の信号処理を行うビデオプロセッサ4と、このビデオ
プロセッサ4から出力されるビデオ信号を受けて観察画
像を表示するモニタ5と、観察画像の記録を行うVTR
デッキ6及びビデオディスク7と、観察画像のプリント
アウトを行うビデオプリンタ8とを備えて構成されてい
る。
【0019】内視鏡2は、照明光学系や観察光学系など
が配設される硬質な先端部を構成する先端構成部9と、
例えば上下左右方向に湾曲可能な湾曲部10と、可撓性
を有して柔軟な可撓部11とで構成された細長の挿入部
12を有し、この挿入部12の基端側に位置する操作部
13の側部よりライトガイドや信号線などを内挿したユ
ニバーサルコード14を延出している。
【0020】そして、内視鏡2は、ユニバーサルコード
14の端部に設けたライトガイドコネクタ14aを介し
て光源装置3に着脱自在に接続されるようになってお
り、このライトガイドコネクタ14aの側部より延出す
る信号ケーブル15の端部に設けた電気コネクタ15a
を介してビデオプロセッサ4に着脱自在に接続されるよ
うになっている。
【0021】前記光源装置3内のランプ16の照明光
は、集光レンズ17を通ってライトガイドコネクタ14
aより突出したライトガイド口金18の端面に集光さ
れ、ユニバーサルコード14及び内視鏡2を挿通するラ
イトガイドを介して、挿入部12の先端構成部9まで導
かれて被検部位に向かって照射される。
【0022】照明光によって照射された被検部位の像
は、先端構成部9に設けた図示しない固体撮像素子に結
像して電気信号に変換された後、ビデオプロセッサ4に
伝送され、このビデオプロセッサ4でビデオ信号に変換
してモニタ5に内視鏡像を表示する。
【0023】前記内視鏡2の把持部を兼ねる操作部13
には前記湾曲部10の湾曲動作を制御する上下湾曲操作
ノブ19a、左右湾曲操作ノブ19c、送気・送液機能
を制御する送気/送液ボタン19e、吸引機能を制御す
る吸引ボタン19f、ビデオプロセッサ4の映像記録機
能や光源装置3の光量調整等を遠隔的に行うスイッチ1
9gが設けられている。なお、符号19bは上下湾曲制
動レバーであり、符号19dは左右湾曲制動レバーであ
る。
【0024】図3及び図4に示すように内視鏡2の湾曲
部10は、先端側から順に接続ピン20aにより回動自
在に連接して構成された複数の湾曲駒20,20,…
と、例えば高分子材料または金属等の素線を円管状に編
んで形成した網管21と、ゴム部材またはウレタン樹脂
等のエラストマーより成る高伸展性を有する外皮チュー
ブ22とで主に構成されている。前記網管21は、湾曲
駒20,20,…に密着して外装されており、前記外皮
チューブ22は前記網管21に密着して外装されてい
る。なお、最先端に位置する湾曲駒20は、先端構成部
9に連結固定され、最後端に位置する湾曲駒20は可撓
部11に対して連結固定されている。
【0025】前記可撓部11は、金属製等の帯状の板部
材を螺旋状に巻いて管状に形成した螺旋管27と、この
螺旋管27に外装する高分子材料または金属等の素線を
管状に編んだ編み線26と、この編み線26の外周に被
覆される外皮樹脂28より構成されている。
【0026】前記先端構成部9には樹脂部材等の絶縁性
を有する部材より形成されたキャップ状の先端カバー2
3が固着されている。
【0027】また、前記先端構成部9の外周であって、
前記先端カバー23よりも湾曲部10側の先端構成部9
の外周面には、ゴム部材またはウレタン樹脂等のエラス
トマーで例えばリング状に形成された固着部材24が前
記外皮チューブ22の先端部側の内周面に対応するよう
に体液などの液体が侵入することを防止するように水密
的に固着されている。
【0028】一方、前記可撓部11を構成する外皮樹脂
28の湾曲部10側の外周側を切り欠いて形成した切り
欠き部11aの外周面には前記湾曲部10の後端部側の
内周面に対応するように体液などの液体が侵入するのを
防止するように前記固着部材24が水密的に固着されて
いる。なお、本実施形態においては前記固着部材24
を、図4に示すように外皮樹脂28の湾曲部10側の内
周側を切り欠いて形成した切り欠き部11bの内周面に
水密的に固着したものであってもよい。
【0029】前記湾曲部10を構成する外皮チューブ2
2のそれぞれの端部は、前記先端構成部9に固着した固
着部材24及び外皮樹脂28に固着した固着部材24に
被せられて配設される。このとき、前記固着部材24が
ウレタン樹脂等のエラストマーまたはゴム部材等により
形成されると共に、前記外皮チューブ22が前記固着部
材24と同様にエラストマーまたはゴム部材等の同部材
で形成されているため、前記外皮チューブ22の端部の
内周面と固着部材24に凝集力が作用し、固着部材24
と外皮チューブ22とが確実に密着固着される。
【0030】上述のように構成した内視鏡2の作用を説
明する。例えば前記内視鏡2の挿入部12を体腔内に挿
入していくと、内視鏡2の挿入部12が体液などに接触
する。このとき、固着部材24の外周面と外皮チューブ
22の両端部の内周面とが全周に渡って凝集固着されて
いるので、先端構成部9に固着した固着部材24と外皮
チューブ22との固着部及び可撓部11に固着した固着
部材24と外皮チューブ22との固着部から体液などの
液体の侵入が防止される。また、万一前記固着部から液
体が侵入した場合でも固着部材24が予め先端構成部9
及び外皮樹脂28に水密的に固着されていることから、
固着部材24と先端構成部9との固着部及び固着部材2
4と可撓部11との固着部から体液などの液体が侵入す
ることも防止されて湾曲部10内部の水密が確保され
る。
【0031】また、内視鏡2の把持部を兼ねる操作部1
3に設けられている上下湾曲操作ノブ19a或いは左右
湾曲操作ノブ19cを操作することにより、図示しない
湾曲操作ワイヤが牽引操作されて湾曲駒20が接続ピン
20aを支点にして回動することにより湾曲部10を所
望の方向に湾曲させる際、外皮チューブ22が高伸展性
を有する部材で形成されているため、湾曲駒20の回動
が阻害されずスムーズに湾曲する。
【0032】このように、湾曲部を構成する外皮チュー
ブと先端構成部及び可撓部とを固着する際、外皮チュー
ブと同部材のエラストマーまたはゴム部材で形成した固
着部材を介して凝集固着することによって、内視鏡の挿
入部の外形寸法を太径にすることなく、外皮チューブを
先端構成部に固着した固着部材及び可撓部に固着した固
着部材に被せるだけの簡単な作業で、容易に固着配設す
ることができる。このことにより、外皮チューブに不具
合が生じたとき簡単に外皮チューブの交換を行える。
【0033】なお、上述のように固着部材24を介すこ
となく、先端カバー23と外皮チューブ22とを凝集固
着させたり、外皮樹脂28と外皮チューブ22とを凝集
固着させることにより、固着部材24が不要になって安
価に製作することも可能になる。また、固着部材の外皮
チューブに接する面を、微細な凹凸の無い滑らかな面と
して形成することにより接触面積が増えて凝集する範囲
が広くとれて固着がより安定する。
【0034】図5及び図6は本発明の第2実施形態に係
り、図5は挿入部の他の構成を説明する模式図、図6は
先端カバーと外皮チューブとの連結部位の構成を説明す
る拡大図である。図5及び図6に示すように本実施形態
においては外皮チューブ22の一端部である先端構成部
9側の端部を、予め先端カバー23の外周面に外装して
一体的に固着させている。
【0035】即ち、前記外皮チューブ22を先端カバー
23に外装し、この先端カバー23に外装されている範
囲の外皮チューブ22の外周に糸部材29を巻回した
後、更に糸部材29の外周及び先端カバー23の外周面
に接着剤を塗布して連結部に接着層30を設け、この連
結部位から液体の侵入を防止するように先端カバー23
と外皮チューブ22とを一体的にして、予め一体的なカ
バーチューブとしている。
【0036】このため、前記先端カバー23と外皮チュ
ーブ22とが一体的なカバーチューブを湾曲部10の最
外周を構成するために配設する際には、外皮チューブ2
2の反先端カバー23側である他端部を先端構成部9及
び湾曲駒20に被覆していき、先端カバー23を先端構
成部9に当接させて配設した後、前記外皮チューブ22
を湾曲駒20に被せ外皮チューブ22の他端部の内周面
を固着部材24に凝集固着させて湾曲部10を構成す
る。
【0037】なお、図6に示すように前記先端カバー2
3とこの先端カバー23が外嵌される先端構成部9の外
周面とが確実に密接して先端構成部9の先端面側から湾
曲部10内への液体の侵入を防止するため、先端カバー
23の内周面側には水密を保持するための弾性部材31
が配設されている。また、先端カバー23の外皮チュー
ブ22が外装されていない先端面には先端構成部9に設
けた後述する段部に対応する係合穴が設けられている。
その他の構成及び作用は前記第1実施形態と同様であ
り、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0038】このように、先端構成部を覆う先端カバー
に対して予め外皮チューブを一体的に固着して先端カバ
ーと外皮チューブとを一体的にしたカバーチューブとす
ることにより、先端カバーを先端構成部に外嵌させた
後、外皮チューブの他端部を固着部材に凝集固着させる
だけの作業で、外皮チューブを所定の位置に配設して湾
曲部を構成することができる。このことにより、外皮チ
ューブの組み付け作業が更に簡便になって作業効率が向
上する。その他の効果は前記第1実施形態と同様であ
る。
【0039】図7は本発明の第3実施形態に係る挿入部
の別の構成を説明する模式図である。図7に示すように
本実施形態においては可撓部11の湾曲部10側端部の
外周面にコーティング部32を設けている。このコーテ
ィング部32は、溶剤に分離されたエラストマーを塗布
して形成されている。
【0040】前記外皮チューブ22の端部を、前記可撓
部11の端部に設けたコーティング部32を覆うように
外装させることにより、外皮チューブ22端部の内周面
と可撓部11のコーティング部32とが凝集固着する。
なお、コーティング部32を高分子材料を用いて形成し
てもよい。その他の構成及び作用については上述の第2
実施形態と同様であり同部材には同符号を付して説明を
省略する。
【0041】このように、可撓部の湾曲部側端部の外周
面にエラストマー等を塗布してコーティング部を形成す
ることにより、可撓部に固着部材を設けること無く、湾
曲部を簡素化して構成することができる。また、外皮チ
ューブを交換する際、可撓部再度コーティング部を形成
することで、修理を容易に行うことができる。その他の
効果は上述の実施形態と同様である。
【0042】図8及び図9は本発明の第4実施形態に係
り、図8は挿入部のまた別の構成を説明する模式図、図
9は外皮チューブと固着チューブとの連結部の詳細を説
明する拡大図である。図8に示すように本実施形態にお
いては湾曲部10の最外周を構成する外皮チューブ22
の反先端カバー23側端部に固着部材24と同部材で形
成された固着チューブ33を配設している。
【0043】即ち、前記外皮チューブ22の反先端カバ
ー23側の端部と、ウレタン樹脂等のエラストマーまた
はゴム等の固着部材24と同部材で形成された固着チュ
ーブ33の湾曲部10側の段部とを硬質の管状部材より
なるつなぎ管34を介して連結している。
【0044】図9に示すように前記外皮チューブ22の
端部と固着部材24に一端を凝集固着した固着チューブ
33の他端部とをそれぞれつなぎ管34に外装させた
後、前記外皮チューブ22及び固着チューブ33の外周
面に糸部材29を巻回し、この糸部材29の外層に接着
剤を塗布して接着層30を設け、この接続部から液体が
侵入することを防止して外皮チューブ22と固着チュー
ブ33とを一体的に連結している。
【0045】なお、前記つなぎ管34は、湾曲部10に
対して外挿することが容易なように湾曲部10を構成す
る湾曲駒20及び網管21の最大外径よりも大きな内径
で形成されている。そして、つなぎ管34の両端部には
外皮チューブ22と固着チューブ33との連結部を中心
に、各々のチューブを逆方向に引っ張った際、外皮チュ
ーブ22及び固着チューブ33が引っかかって、容易に
連結部が破壊されることがないように、つなぎ管34の
両端部の外径寸法を大きく形成した凸部34aが設けら
れている。
【0046】また、前記固着チューブ33が、湾曲部1
0の湾曲形状及び湾曲力量に見合わない硬度や伸び量で
ある材質で構成されている場合であっても、外皮チュー
ブ22が伸展性を有する材質であれば、湾曲部10の湾
曲形状、湾曲力量に影響を与えない。その他の構成及び
作用は前記第2実施形態及び第3実施形態と同様であ
り、同部材には同符号を付して説明を省略する。
【0047】このように、外皮チューブの反先端カバー
側端部に固着部材と同部材で形成された固着チューブを
硬質のつなぎ管を介して連結することにより、固着強度
を考慮することなく、用途や使い勝手等を最優先にした
外皮チューブを選択することができるので、外皮チュー
ブの選択の自由度が大幅に広がる。また、外皮チューブ
に連結される固着チューブとして、固着部材と凝集固着
されるエネルギーの大きな材質で固着チューブを形成す
ることによって、固着部材との固着強度を大幅に高める
ことができる。その他の効果は前記第2実施形態及び第
3実施形態と同様である。
【0048】図10は本発明の第5実施形態に係る挿入
部のさらに別の構成を説明する模式図である。
【0049】図10に示すように本実施形態においては
外皮チューブ22の反先端カバー23側の端部の固着部
材24の外周に被覆される部分の内径寸法を固着部材2
4の外形寸法より小さく形成した小径部22aを設けて
いる。
【0050】即ち、前記外皮チューブ22の可撓部11
側端部に設けた小径部22aの内径寸法dと、固着部材
24の外径寸法Dとの間にはD>dの関係が成立してお
り、具体的には小径部22aの内径寸法dを外形寸法D
の60%〜100%の範囲内に設定している。また、前
記外皮チューブ22の小径部22aの長手方向幅寸法L
1と、前記固着部材24の幅寸法L2 とはL1 >L2 の
関係になっている。
【0051】このため、内径寸法dの外皮チューブ22
の小径部22aを固着部材24に被覆することにより、
外皮チューブ22の有する弾性力によってこの外皮チュ
ーブ22の小径部22aが固着部材24の外周面を締め
付けるようにして固着される。
【0052】なお、前記外皮チューブ22を全長にわた
って内径寸法dで形成するようにしてもよい。また、図
11に示すように前記第4実施形態で示した外皮チュー
ブ22につなぎ管34を介して連結されている固着チュ
ーブ33の可撓部11側端部に本構成と同様な小径部3
3aを設けることによって、固着チューブ33の弾性力
によって小径部33aが固着部材24の外周面を締め付
けるようにして固着される。さらに、前記第3実施形態
においてコーティング部32の外径寸法に対する外皮チ
ューブ22の反先端カバー23側端部の内径寸法に本構
成を適用するようにしてもよい。その他の構成及び作用
は上述の第2,第3,第4実施形態と同様であり、同部
材には同符号を付して説明を省略する。
【0053】このように、外皮チューブの可撓部側端部
の内径寸法dと、固着部材の外径寸法Dとの間にD>d
の関係を持たせると共に、内径寸法dを外形寸法Dの6
0%〜100%の範囲内に設定することにより、外皮チ
ューブまたは固着チューブを固着部材に被覆した際、外
皮チューブ及び固着チューブの有する弾性力による締め
付け力と分子間力とが働いて、外皮チューブまたは固着
チューブと固着部材とを確実に固着することができる。
このことにより、外皮チューブまたは固着チューブと固
着部材とが部材同士の分子間力と外皮チューブ及び固着
チューブの有する弾性力によって確実に固着されて、外
皮チューブまたは固着チューブと固着部材との固着強度
が大幅に増大する。
【0054】また、外皮チューブ及び固着チューブの有
する弾性力による締め付け力が加わることによって、固
着部材の全周に渡って均一な締め付け力が発生して、外
皮チューブまたは固着チューブを固着部材の全周斑無く
凝集固着させることができる。このことは、前記第3実
施形態のコーティング部に対する場合も同様である。そ
の他効果は上述の第2,第3,第4実施形態と同様であ
る。
【0055】図12及び図13は本発明の第6実施形態
に係り、図12は固着部材に設けた位置ずれ防止溝の1
例を示す説明図、図13は固着部材に設けた位置ずれ防
止溝の他の例を示す説明図である。
【0056】図12に示すように本実施形態においては
外皮チューブ22と外皮樹脂28との連結部に内視鏡長
手方向の外力を加わった場合でも、固着部材24に対し
て外皮チューブ22がずれることがないように、前記固
着部材24の全周渡って位置ずれ防止溝となる凹部35
を形成している。そして、この固着部材24の凹部35
に対応するように外皮チューブ22には前記固着部材2
4の凹部35に係入する凸部36が形成されている。
【0057】なお、前記外皮チューブ22に形成する凸
部36は、外皮チューブ22の内周面全周に渡って設け
る必要はなく、部分的に設けるようにしてもよい。ま
た、前記凹部35の形状は図12に示したものに限定さ
れるものではなく、図13に示すように固着部材24の
外周面の全周に渡って形成した波状部37と、前記波状
部37に係入する外皮チューブ22の内周面に設けた波
形部37であってもよく、互いに係入して位置ずれを防
止する形状であればその他の形状であってもよい。さら
に、前記凸部36や波形部37を外皮チューブ22側で
はなく外皮樹脂28側に構成してもよい。又、前記凸部
36や波形部37を外皮チューブ22ではなく固着チュ
ーブ33に設けるようにしてもよい。その他の構成及び
作用は前記第2,第4,第5実施形態と同様であり、同
部材には同符号を付して説明を省略する。
【0058】このように、外皮チューブと固着部材とを
凝集固着させると共に、固着部材に設けた凹部または凸
部と外皮チューブに設けた凸部または凹部とを係入して
組み付けることにより、外皮チューブ及び外皮樹脂の固
着部材に対する長手方向への位置ずれを無くして、凝集
固着の状態を確実に維持することができる。その他の効
果は前記第2,第4,第5実施形態と同様である。
【0059】図14及び図15は本発明の第7実施形態
に係り、図14は挿入部のまた更に別の構成を示す説明
図、図15は連結部の詳細を示す拡大図である。図14
及び図15に示すように本実施形態においては固着部材
24より操作部13側またはコーティング部32より操
作部13側の可撓部11を構成する外皮樹脂28の外周
面に、内視鏡長手方向への位置ずれ防止溝として前記図
12で示したと同様の凹部35を設けている。
【0060】そして、前記凹部35を設けた外皮樹脂2
8の近傍には前記凹部35に係入する凸部36が外皮樹
脂22に設けられており、前記凹部35と凸部36とを
係入させた際、外皮チューブ22の外周面が外皮樹脂2
8の外周面に対して著しく突出することがないように、
前記外皮チューブ22の肉厚と略同一な厚み分だけ外皮
樹脂28の外径を小径に形成している。
【0061】なお、前記外皮樹脂28に凹部35を形成
する代わりに前記図13と同様な波状部37を形成する
ようにしてもよい。その他の構成及び作用は前記第2な
いし第6実施形態と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。
【0062】このように、外皮樹脂に内視鏡長手方向へ
の位置ずれ防止用の凹部を形成し、この凹部に対して外
皮樹脂の凸部を係入して組み付けることにより、外皮チ
ューブの凝着面が平面にて形成されて、固着部材との凝
集面を確実に確保することができる。このことにより、
凝集固着力が部品の加工形状のバラツキに左右されな
い。
【0063】上述した第1実施形態ないし第7実施形態
に示した内視鏡の湾曲部を構成する外皮チューブに穿孔
が生じた場合、外部より水や体液などが前記穿孔より外
皮チューブの内部に侵入し、挿入部の内部に配設されて
いる固体撮像素子等に悪影響を及ぼすおそれがある。こ
のため、外皮チューブの破損等により水密性が損なわれ
た場合でも挿入部の内部に液体が侵入することを防止す
る内視鏡が望まれている。
【0064】図16は本発明の第8実施形態に係る外皮
チューブの内側面に防水通気性チューブを配設した内視
鏡を説明する断面図である。◎、図16に示すように本
実施形態の内視鏡2の湾曲部10は、接続ピン20aに
より回動自在に連接された湾曲駒20,20,…の外周
に密接するように、気体の通過は良好で、水接触角が大
きいことによって毛細管現象が生じずに高い撥水性を有
する延伸多孔質ポリテトラフロロエチレン(EPTF
E)をチューブ状に形成した防水通気性チューブ38で
被覆して構成されている。
【0065】即ち、前記防水通気性チューブ38の一端
部は、先端構成部9に外挿され、この防水通気性チュー
ブ38の外周に糸部材29を巻き付け、更に接着剤を塗
布して形成した接着層30とによって水密固着され、他
端部は湾曲部10と可撓部11との接続部近傍において
可撓部11側に外挿されて前記先端構成部9への水密固
着と同様の方法で固着されている。そして、先端カバー
23と外皮チューブ22とが一体のカバーチューブを先
端構成部9及び防水通気性チューブ38に被覆すること
により、前記防水通気性チューブ38は内層チューブと
なって湾曲部に配置され、この湾曲部10の最外周が外
皮チューブ22によって構成される。
【0066】このとき、前記防水通気性チューブ38の
先端構成部9及び可撓部11への固定位置は、前記外皮
チューブ22の先端カバー23及び可撓部11への固定
位置と異なる位置に設けられており、防水通気性チュー
ブ38と先端構成部9の固定位置は、外皮チューブ22
と先端カバー23との固定位置よりも湾曲部10側にず
れた位置になっている。一方、防水通気性チューブ38
と可撓部11との固定位置は、外皮チューブ22と可撓
部11との固定位置よりも湾曲部10側にずれた位置に
なっている。
【0067】なお、前記防水通気性チューブ38の先端
構成部9及び可撓部11への固着手段に関しては、防水
通気性チューブ38の表面を化学薬液にて劣化させ、こ
の劣化部位へ接着剤を塗布する方法や、接着剤を空孔内
へ塗布して接着する方法などであってもよい。
【0068】また、図17に示すように内視鏡の視野方
向が可撓部11の長手方向に対して例えば直交する方向
を向いた先端構成部9aを設けたタイプの内視鏡に上述
の構成を用いてもよい。その他の構成については前記第
2ないし第7実施形態と同様であり、同部材には同符号
を付して説明を省略する。
【0069】上述のように構成した内視鏡の作用を説明
する。内視鏡を使用中、万一外皮チューブ22に穿孔が
できた場合、この孔より体液や水などの液体が侵入す
る。しかし、外皮チューブ22の内側に配設されている
防水通気性チューブ38が高い撥水性を有するため、湾
曲部10内部への液体の侵入が防水通気性チューブ38
により防げる。
【0070】また、例えば劣化した外皮チューブ22を
交換する際などには、前記外皮チューブ22を取り外し
た状態であっても湾曲部10の水密性が防水通気性チュ
ーブ38によって確保される。
【0071】さらに、外皮チューブ22に微細な穿孔が
発生した場合、前記防水通気性チューブ38が通気性を
有するため、湾曲部10内部を空気にて加圧した状態に
して湾曲部10を水中に浸漬させることにより、外皮チ
ューブ22の穿孔部位を容易に確認することができる。
【0072】更に、前記防水通気性チューブ38は、表
面の摩擦抵抗が小さいため、湾曲部10を湾曲させた際
に、外皮チューブ22との接触抵抗が小さく、また、湾
曲駒20との接触抵抗も小さいので、湾曲にかかる力量
が小さくなる。
【0073】また、外皮チューブ22の交換時、外皮チ
ューブ22を容易に取り外すために端部に刃物等で傷を
つける場合においても、防水通気性チューブ38と先端
構成部9との固定位置と、防水通気性チューブ38と可
撓部11との固定位置がそれぞれ外皮チューブの固定さ
れている位置よりも湾曲部側に位置しているので、外皮
チューブを傷つける際に誤って防水通気性チューブ38
を傷付けることがない。その他の作用は前記第2ないし
第7実施形態と同様である。
【0074】このように、湾曲部の最外周を構成する外
皮チューブの内側面に防水通気性チューブを配設したこ
とにより、万一、外皮チューブが破損した場合でも内視
鏡の湾曲部内部に水などの液体が侵入することを防止す
ることができると共に、外皮チューブの破損箇所を容易
に確認することができる。
【0075】また、外皮チューブ22または固着チュー
ブ33と固着部材24との凝集部が劣化した場合におい
ても、内視鏡の湾曲部内部への液体の侵入を防止するこ
とができる。
【0076】さらに、外皮チューブを湾曲部から取り外
して交換する場合においても、湾曲部が防水通気性チュ
ーブによって被覆されているので不意な水漏れなどから
内視鏡の内部を保護することができる。その他の効果は
前記第2ないし第7実施形態と同様である。
【0077】図18及び図19に示すように前記第2な
いし第8実施形態に示した内視鏡2の先端カバー23
は、先端構成部9に被せられるものであり、この先端カ
バー23の先端面には前記先端構成部9に設けられてい
る図示しない固体撮像素子またはイメージガイドファイ
バに観察像を結像させるための観察レンズ40や、照明
光を照射する照明レンズ41、操作部13に設けた鉗子
導入口13aより導入された処置具等が導き出される鉗
子開口部42を配置させた段部45が係入される係合穴
44が形成されると共に、前記観察レンズ40が汚れた
際、この観察レンズ40に向かって送液や送水を行うた
めのノズル39が前記先端構成部9の送気・送液口43
に対向するように設けられている。
【0078】図20及び図21に示すように第9実施形
態の内視鏡2では、この内視鏡2の先端構成部9に被せ
られる先端カパー23にノズル39だけてはなく、前記
鉗子開口部42に対向する鉗子挿通穴42aや、前記観
察レンズ40に対設する観察レンズカバー47、前記照
明レンズ41に対設する照明レンズカバー48を設ける
ようにしている。
【0079】なお、観察レンズカバー47、照明レンズ
カバー48の外形寸法は、それぞれのレンズカバーに対
設する観察レンズ40、照明レンズ41の外形寸法より
も大径に形成されており、観察レンズカバー47により
観察レンズ40に入射する像が遮られることや、照明レ
ンズ41から出射される照明光が照明レンズカバー48
により遮られることがないようになっている。
【0080】また、先端カバー23を先端構成部9へ取
り付ける際、この先端カバー23を容易に所定の位置に
位置決め配置することが可能なように、図20に示す先
端カバー23では先端構成部9に設けられている観察レ
ンズ40及び照明レンズ41を配置した段部45が係入
する係合穴44を形成し、図21に示す先端カバー23
では先端構成部9に設けられている鉗子開口部42を配
置した段部45が係入する係合穴44を形成している。
【0081】このように、先端カバーに観察レンズカバ
ーや照明レンズカバーを設けることによって、外皮チュ
ーブの交換時にノズルや、観察レンズカバー、照明レン
ズカバーの修理・交換を容易に行うことができる。
【0082】ところで、図31に示すように従来より内
視鏡110の操作部113は、樹脂等の成形品で構成さ
れており、この操作部113には上下湾曲操作ノブ11
4aや上下湾曲制動レバー114b、左右湾曲操作ノブ
115a及び左右湾曲制動レバー115bを組み付けた
操作部本体部116が設けられている。この操作部本体
部116の把持部材117が接続されない側の端部には
観察像を得るための接眼部118が配設されている。な
お、符号11は可撓部であり、符号14はユニバーサル
コードであり、符号19eは送気・送液機能を制御する
送気/送液ボタンであり、符号19fは吸引機能を制御
する吸引ボタンである。
【0083】図32に示すように操作部本体部116に
はこの把持部本体部116と把持部材117との接続部
となり、前記把持部材117が嵌合する嵌合部分119
が一体的に形成されている。そして、図33に示すよう
にこの嵌合部分119には全周に渡って溝部が形成され
ており、この溝部には弾性リング120が取り付けられ
ている。なお、前記操作部本体部116には、図示され
ない湾曲機構等が組み付けられたベース121がネジ等
にて一体的に固設されている。
【0084】図31に示すように前記ベース121の反
操作部本体部116側には、円筒状の硬質部材より成
り、外周面に雄ねじ部を設けた螺合部122が接続され
ている。そして、前記把持部材117は、一端部を嵌合
部分119に突き当て嵌合させ、他端部を螺合部122
に螺合する固定リング123により挟持されて組み付け
られている。なお、前記固定リング123より突出した
螺合部122にはオレ止め部材124が螺合して組み付
けられている。
【0085】従来においては、図34に示すように把持
部材117は薄肉の四角状の断面を有していた。このよ
うに、把持部材117が薄肉であるために、操作部本体
部116と把持部材117の間に大きな捻れ力が加わっ
た際、図35に示すように嵌合部分119と把持部材1
17との間に隙間ができ、この隙間によって水密性が損
なわれていた。
【0086】特に、前記図31に示したような接眼部1
18を有するファイバースコープの場合には、この接眼
部118に対してカメラ等を接続するためのアダプタが
取り付けられるため、把持部材117と操作部本体部1
16との間で受けるあおり力が大きくなることが予想さ
れる。このため、操作部本体部116と把持部材117
とを比較的大きな力量にて押圧するように固定リング1
23を螺合していた。
【0087】しかしながら、このように操作部113を
構成していたのでは把持部材117を成形するために使
用できる樹脂材料が特定されてしまい、樹脂材料の選定
要因に耐薬品性等が追加されると使用可能な樹脂が無く
なるおそれがあった。
【0088】このため、本実施形態においては上述の問
題を考慮して図22に示すように把持部材117の内周
面に複数のリブ125を設けたり、図23に示すように
前記把持部材117にオレ止め部材124を配設する代
わりに、嵌合部分119との嵌合部において把持部材1
17の肉厚を厚くした厚肉部117aを設けている。
【0089】このように、把持部材の内周面に複数のリ
ブを設けることによって外形を大きくすることなく把持
部材の強度を増大させることができる。また、把持部材
に厚肉部を設けることにより、把持部材全体の強度が増
し、固定リングの締め付けに対する機械的な強度を増大
させることができる。さらに、厚肉部を設けることによ
り把持部材の変形に対する強度が増し、固定リングの締
め付け力を小さくしても、接続部における水密性を確保
することができる。このことにより、内視鏡の操作部を
構成する操作部本体部及び把持部材を成形する際に使用
できる樹脂材料の選定の自由度が増す。
【0090】また、従来では図36に示すように操作部
本体部116と把持部材117との間にあおり力が加わ
った場合、嵌合部分119より把持部材117が浮いて
しまうことにより、断面形状が円形の弾性リング120
による水密が確保されなくなることがあった。
【0091】このため、図24に示すように操作部本体
部116に設けられた嵌合部分119の嵌合距離を長く
構成すると共に、この嵌合部分119に断面形状が長手
方向に細長な楕円形状の異形弾性リング120aを配設
して、把持部材117がたとえ浮いてしまった場合でも
把持部材117の内周面と異形弾性リング120aとが
常時接するようにして水密を確保している。なお、この
とき、把持部材117の形状を変更する必要はない。
【0092】このように、操作部本体部に設けられた嵌
合部分に長手方向に細長な楕円形状の断面形状を有する
異形弾性リングを配設することによって、たとえ把持部
材が浮いた状態になっても、把持部材の内周面と異形弾
性リングとが常時当接して水密性を維持することができ
る。
【0093】また、嵌合部分の嵌合長が長くなることに
よって把持部材のあおりによる浮き量を小さく抑えるこ
とができる。
【0094】図25を参照して操作部を形成する操作部
本体部と把持部材のまた別の構成例を説明する。図25
に示すように本実施形態においては操作部本体部116
の嵌合部分119が設けられている位置に、嵌合部分1
19の外周全周に対して均一な距離を隔てた位置に、嵌
合部分119の突出している方向と同方向に突出した壁
状の環状壁131を一体的に形成している。そして、環
状壁131と嵌合部分119の間に溝状空間部である溝
部132を設け、前記把持部材117を嵌合部分119
に嵌合させた際、前記溝部132に把持部材117に設
けた凸部117bが嵌入するように構成している。
【0095】このように、前記把持部材が嵌合部分に嵌
合して、凸部が溝部に嵌入することによって、把持部材
と操作部本体部の間にあおり力が加えられた場合、環状
壁が凸部を押圧保持して、把持部材が嵌合部分に対して
浮き上がることを防止することができる。その他の効果
は上述の実施形態と同様である。
【0096】図26ないし図28を参照して操作部を形
成する操作部本体部と把持部材のさらに別の構成例を説
明する。図26ないし図28に示すように本実施形態に
おいては操作部本体部116の把持部材117に接続さ
れる端部側に操作部側雄ネジ部141を接着やインサー
ト成形などの方法で一体的に設ける一方、把持部材11
7の操作部本体部116と接続される端部側に把持部側
雄ネジ部142を接着やインサート成形などの方法で一
体的に設けている。
【0097】前記操作部側雄ねじ部141または前記把
持部側雄ねじ部142のどちらか一方を逆ネジとして形
成している。なお、ネジ径及びピッチは同一である。
【0098】そして、前記操作部本体部116と前記把
持部材117とは、前記操作部側雄ねじ部141と前記
把持部側雄ねじ部142とに螺合する雌ネジが形成され
ている固定リング143を介して接続される。即ち、固
定リング143を回転させることによって、操作部側雄
ねじ部141及び把持部側雄ねじ部142が同時に螺合
される。
【0099】また、前記操作部本体部116と前記把持
部材117とを固定リング143を介して接続する際、
操作部本体部116と固定リング143との間及び把持
部材117と固定リング143との間に弾性体等で形成
されたパッキン144を配設しているので、接続部位の
水密性が確保される。
【0100】このように、操作部本体と把持部材とを、
操作部本体に設けた操作部側雄ねじ部と把持部に設けた
把持部側雄ねじ部とを固定リングを介して螺合接続する
ことにより、ネジ部にて捻りやあおり等の応力を受け
て、把持部材及び操作部本体部に過度の応力が加わるこ
とを防止することができる。その他の効果は上述の実施
形態と同様である。
【0101】ところで、従来の内視鏡では図37に示す
ように操作部113に設けられている接眼部118に直
接アダプタを介してカメラ150を接続していたので、
把持部材117と操作部本体部116との間にかかるあ
おり力が大きくなるので、重量の重い大きな撮影装置を
取り付けることが難しかった。このため、重量の重い大
きな撮影装置を取り付けた際、操作部本体部116と把
持部材117との間に発生するあおり力を軽減し、操作
部本体部116及び把持部材117に加わる応力を小さ
くする内視鏡が望まれていた。
【0102】図29に示すように本実施形態の内視鏡で
は、接眼部118に接続が可能で、内部に前記接眼部1
18で得られた観察像を撮影装置であるカメラ150に
導くための光学プリズム151と複数のレンズより成る
リレー光学系152とを備えた撮像装置用アダプタ15
3が設けらている。
【0103】撮像装置用アダプタ153は、カメラ15
0に対して着脱自在に接続可能で、カメラ150には平
板より成るプレート154が固定ネジ155にて着脱自
在に固定されている。また、前記プレート154には把
持部材117に挟持される2本の固定アーム156が設
けられている。
【0104】なお、把持部材117を挟持する固定アー
ム156は、2本のアームで形成されるものではなく、
例えば口の字状やコの字形状などに形成されているもの
であってもよい。また、前記固定アーム156の把持部
材117に接する面に弾性体等を固着してもよい。
【0105】上述のように構成することにより、カメラ
150を把持部材117に対して固定ネジ155と、プ
レート154と、固定アーム156とを介して接続して
撮像装置用アダプタ153に配置する。このことによ
り、接眼部118からの観察像は撮像装置用アダプタ1
53内の光学プリズム151及びリレー光学系152に
てカメラ150に導かれて撮影される。
【0106】カメラ150は把持部材117に接続され
るため、操作部本体部116と把持部材117の間にお
けるあおり力は軽減される。
【0107】このように、重量の重い大きな撮影装置を
内視鏡の接眼部に取り付ける際、カメラを把持部材に固
定保持させて撮影装置用アダプタに接続するため、操作
部本体部と把持部材との間にかかるあおり力を軽減し、
操作部本体部及び把持部材に加わる応力を小さくするこ
とができる。このことにより、操作部本体部及び把持部
材に使用できる樹脂材料の選定の自由度をさらに増加さ
せることができる。
【0108】なお、本発明は、以上述べた実施形態のみ
に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範
囲で種々変形実施可能である。
【0109】[付記]以上詳述したような本発明の上記
実施形態によれば、以下の如き構成を得ることができ
る。
【0110】1.可撓性を有する挿入部の一部に少なく
とも最外周を外皮チューブで被覆した湾曲部を有する内
視鏡において、前記湾曲部の最外周を被覆する外皮チュ
ーブに対して凝集固着する性質を有する固着部材を、前
記外皮チューブの少なくとも一方の内周面端部に対応す
るように配置した内視鏡。
【0111】2.前記固着部材が、前記外皮チューブの
基端部に対して配置した付記1記載の内視鏡。
【0112】3.前記固着部材が可撓部の外表面に設け
たコーティング部である付記1記載の内視鏡。
【0113】4.前記固着部材がリング状部材であり、
先端構成部または可撓部に密着固定されている付記1記
載の内視鏡。このことにより、外皮チューブと固着部材
との間での水密が確保される。
【0114】5.前記固着部材は、前記外皮チューブに
接する面を所定の表面粗さにした付記1記載の内視鏡。
このことにより、固着部材の表面を滑らかにすることに
より、外皮チューブとの接触面積が広くなり、凝集する
範囲が広くなって固着がより確実になる。
【0115】6.前記外皮チューブは、高伸展性のエラ
ストマーよりなる付記1記載の内視鏡。
【0116】7.前記固着部材と前記外皮チューブとを
同部材で形成した付記1記載の内視鏡。
【0117】8.前記固着部材は、前記外皮チューブと
同系列のエラストマーより形成されている付記1記載の
内視鏡。
【0118】9.前記外皮チューブの少なくとも前記固
着部材に被覆される部分の内径寸法を、固着部材の外形
寸法の60%ないし100%の範囲に形成した付記1記
載の内視鏡。このことにより、外皮チューブを固着部材
に被覆した際、外皮チューブは内径を広げられるため、
固着部材に対して締め付ける力が発生し、外皮チューブ
と固着部材間とが密着して凝集がより確実になる。
【0119】10.前記外皮チューブの内周面の一部
に、少なくとも1つ以上の凸部を設ける一方、前記凸部
が係入する凹部を前記凸部の数に応じて前記固着部材に
設けた付記1記載の内視鏡。このことにより、外皮チュ
ーブに設けられた凸部と固着部材に設けられた凹部とを
係入させることにより、凝集固着面のみにて外皮チュー
ブにかかる引張や圧縮などの外力を受けなくてすむの
で、外皮チューブの内視鏡挿入への取り付け強度が増
す。
【0120】11.前記凸部を前記固着部材と凝集固着
する性質を有する材質で成形した付記10記載の内視
鏡。
【0121】12.湾曲部の最外周を外皮チューブで覆
った内視鏡において、前記外皮チューブの内側面側に水
不通過で且つ通気性を有する部材で形成した内層チュー
ブを、湾曲部の両基端部近傍において水密的に固着した
内視鏡。このことにより、外皮チューブと湾曲部間に水
密的に配された水不透過で通気性を有する内層チューブ
によって、外皮チューブによる水密性が損なわれた場
合、内視鏡の水密性が確保される。また、外皮チューブ
が破損しているか否かを確認する場合には、内視鏡挿入
部内を加圧して水中に浸漬させることにより、破損部位
の特定が可能である。
【0122】13.前記内挿チューブは、延伸多孔質ポ
リテトラフロロエチレンで形成されている付記12記載
の内視鏡。
【0123】14.前記内層チューブを前記外皮チュー
ブと一体的に成形した付記12記載の内視鏡。
【0124】15.前記内層チューブを湾曲部の長手軸
方向に引っ張った状態で固定する付記12記載の内視
鏡。
【0125】16.前記外皮チューブの端部の固定位置
と前記内層チューブの端部の固定位置とが異なる位置関
係である付記12記載の内視鏡。このことにより、外皮
チューブを交換するために外皮チューブ端部に傷を付け
る際、内層チューブの固定部に傷が付かないので、新た
な外皮チューブへの交換が容易である。
【0126】17.前記内層チューブの内径寸法は、湾
曲する部分の外径寸法と略同一寸法である付記12記載
の内視鏡。
【0127】18.前記外皮チューブの内視鏡先端側端
部に、内視鏡の先端構成部に係止される先端カバーを一
体的に設けた付記1記載の内視鏡。
【0128】19.前記先端カバーに少なくとも先端構
成部の一部が設けられている付記18記載の内視鏡。
【0129】20.前記先端構成部の一部とは、観察レ
ンズ面に送気・送液を行うためのノズルである付記19
記載の内視鏡。
【0130】21.前記先端構成部の一部とは、観察レ
ンズ群の一部である付記19記載の内視鏡。
【0131】22.前記先端構成部の一部とは、照明レ
ンズ群の一部である付記19記載の内視鏡。
【0132】23.前記先端構成部の一部とは、処置具
等を導出する開口部である付記19記載の内視鏡。
【0133】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
視鏡の挿入部の外形寸法を太径にすることなく、簡易的
でしかも安価に、湾曲外皮を気密的に固着した湾曲部を
有する内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施形態に係
り、図1は本発明の内視鏡が適用される内視鏡装置の概
略構成を示す説明図
【図2】内視鏡の概略構成を説明する斜視図
【図3】挿入部の構成を説明する模式図
【図4】外皮チューブと可撓部との接続状態の1例を示
す説明図
【図5】図5及び図6は本発明の第2実施形態に係り、
図5は挿入部の他の構成を説明する模式図
【図6】先端カバーと外皮チューブとの連結部位の構成
を説明する拡大図
【図7】図7は本発明の第3実施形態に係る挿入部の別
の構成を説明する模式図
【図8】図8及び図9は本発明の第4実施形態に係り、
図8は挿入部のまた別の構成を説明する模式図
【図9】外皮チューブと固着チューブとの連結部の詳細
を説明する拡大図
【図10】図10は本発明の第5実施形態に係る挿入部
のさらに別の構成を説明する模式図
【図11】図10に示した第5実施形態の構成を第4実
施形態に用いたときの挿入部の構成を示す図
【図12】図12及び図13は本発明の第6実施形態に
係り、図12は固着部材に設けた位置ずれ防止溝の1例
を示す説明図
【図13】固着部材に設けた位置ずれ防止溝の他の例を
示す説明図
【図14】図14及び図15は本発明の第7実施形態に
係り、図14は挿入部のまた更に別の構成を示す説明図
【図15】連結部の詳細を示す拡大図
【図16】図16は本発明の第8実施形態に係る外皮チ
ューブの内側面に防水通気性チューブを配設した内視鏡
を説明する断面図
【図17】通気性チューブを配設した側視タイプの内視
鏡を説明する断面図
【図18】図18及び図19は第2実施形態ないし第8
実施形態に示した内視鏡の先端カバーを示す図であり、
図18は先端カバーを先端構成部に装着した状態を示す
【図19】先端カバーと先端構成部との関係を説明する
【図20】先端カバーの他の構成を示す説明図
【図21】先端カバーの別の構成を示す説明図
【図22】図22ないし図29は内視鏡の操作部の構成
にに係り、図22は操作部を形成する操作部本体部と把
持部材との構成の1例を示す説明図
【図23】操作部を形成する操作部本体部と把持部材の
他の構成例を示す説明図
【図24】操作部を形成する操作部本体部と把持部材の
別の構成例を示す説明図
【図25】操作部を形成する操作部本体部と把持部材の
また別の構成例を示す説明図
【図26】図26ないし図28は、操作部を形成する操
作部本体部と把持部材のさらに別の構成を示す説明図
【図27】把持部材の構成を示す斜視図
【図28】図27の把持部材の断面を示す図
【図29】接眼部へのカメラ取り付け状態を示する説明
【図30】図30ないし図38は従来例に係り、図30
は湾曲部の最外周を構成する外皮チューブの構成を示す
説明図
【図31】内視鏡の操作部の構成を示す説明図
【図32】操作部本体部と把持部材との構成を説明する
断面図
【図33】操作部本体部の嵌合部分と把持部材との関係
を示す説明図
【図34】把持部材の構造を説明する斜視図
【図35】把持部材と嵌合部材との間に隙間が生じた状
態を示す図
【図36】把持部材が嵌合部材の弾性リングから浮いた
状態を示す図
【図37】操作部の接眼部にカメラを取り付けた状態を
示す図
【符号の説明】
10…湾曲部 12…挿入部 24…固着部材 22…外皮チューブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性を有する挿入部の一部に、少なく
    とも最外周を外皮チューブで被覆した湾曲部を有する内
    視鏡において、 前記湾曲部の最外周を被覆する外皮チューブに対して凝
    集固定する性質を有する固着部材を、前記外皮チューブ
    の少なくとも一方の内周面端部に対応するように配置す
    ることを特徴とする内視鏡。
JP8285523A 1996-10-28 1996-10-28 内視鏡 Withdrawn JPH10127571A (ja)

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