[go: up one dir, main page]

JPH10127073A - ソフトスタート装置 - Google Patents

ソフトスタート装置

Info

Publication number
JPH10127073A
JPH10127073A JP27496696A JP27496696A JPH10127073A JP H10127073 A JPH10127073 A JP H10127073A JP 27496696 A JP27496696 A JP 27496696A JP 27496696 A JP27496696 A JP 27496696A JP H10127073 A JPH10127073 A JP H10127073A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
capacitor
voltage
diode
resistor
soft start
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP27496696A
Other languages
English (en)
Inventor
Kumio Takahashi
久美雄 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koki Holdings Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Koki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Koki Co Ltd filed Critical Hitachi Koki Co Ltd
Priority to JP27496696A priority Critical patent/JPH10127073A/ja
Publication of JPH10127073A publication Critical patent/JPH10127073A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Motor And Converter Starters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 起動スイッチを投入してから操作者が違和感
のない時間内に負荷が起動を開始するようにする。 【解決手段】 制御時間を決定している第2コンデンサ
9の端子電圧が小さい状態でもトライアック3の導通角
を決定している第1コンデンサ6への充電電流を確保で
きるように、ダイオードブリッジ8の出力端と第2コン
デンサ9の間に定電圧ダイオード11を接続した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば電動工具駆動
用直巻整流子電動機、白熱電球、抵抗溶接機等の起動電
流の大きい負荷を起動させる際に徐々に立ち上げるよう
にしたソフトスタート装置に関するもので、以下前記負
荷を電動工具駆動用直巻整流子電動機(以下単にモータ
という)として説明する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動源とする電動工具は、起動
電流が大きいために配線路における電圧降下が大きい欠
点があった。電動工具の起動時の電源の電圧降下は、同
一配線路に接続されている電灯にフリッカ妨害を及ぼ
す。電動工具は操作者が手に持って操作するため、起動
後に急速に回転数が上昇することによる反動が生じて操
作性を悪くしている。従来からこれらの欠点のある起動
電流を抑制するため、ソフトスタート回路を装備した電
動工具が使われている。例えば電子展望編集部編「最新
サイリスタ活用技術」昭和49年8月10日第1版発行
96頁“6.2.11 ソフトスタート回路“に記載
されているように、トライアックを位相制御し、その制
御角を徐々に短くなるように制御することで起動電流を
抑制する電子式ソフトスタート回路が提案されている。
このソフトスタート回路は、白熱電球の調光装置に用い
られている回路である。
【0003】モータの起動電流を抑制するソフトスター
ト回路の一例を図2に示す。図2と上記したソフトスタ
ート回路との違いは、上記したソフトスタート回路では
トライアックの導通角を早く設定位相角まで進める働き
をする回路を、図2では省いてある点である。これは、
電動工具では、ソフトスタート回路を用いない場合でも
最高回転数近くまで回転数が上昇するのはトリガスイッ
チ1の投入後0.7秒から1.2秒程度の時間がかかっ
ていること、導通角が90度を超えて電源周波数の半周
期での電流のピークが最大導通角の時の電流ピークと同
じ位になると回転数も同程度に上昇すること等の理由に
より、トライアックの導通角を早く設定位相角まで進め
なくても実用上支障がなく回路構成を簡単にするためで
ある。
【0004】図2に示すソフトスタート回路の動作を説
明する。電源にトリガスイッチ1を介してモータ2と直
列にトライアック3が接続され、トライアック3と並列
に第1抵抗4、第2抵抗5及び第1コンデンサ6からな
る直列回路が接続され、第2抵抗5と第1コンデンサ6
の接続点とトライアック3のゲートの間にトリガ素子7
が接続された位相制御回路を形成している。位相制御回
路は、トリガスイッチ1が投入されると第1抵抗4と第
2抵抗5を介して第1コンデンサ6が充電され、第1コ
ンデンサ6の端子電圧の絶対値がトリガ素子7のブレー
クオーバ電圧を超えると、トリガ素子7とトライアック
3のゲート端子を介して第1コンデンサ6の充電電荷が
放電し、結果としてトライアック3が導通状態になり、
そしてトライアック3は電源電圧の次の半波になった時
阻止状態になる。ソフトスタート回路は、位相制御回路
に加えて、更に前記第2抵抗5と第1コンデンサ6の直
列回路と並列にダイオードブリッジ8が接続され、ダイ
オードブリッジ8の出力端に第2コンデンサ9と第3抵
抗10が並列に接続される回路構成になっている。
【0005】このソフトスタート回路で、トリガスイッ
チ1が投入されると第1抵抗4、第2抵抗5を介して第
1コンデンサ6に充電が行われると同時に、第2抵抗5
と第1コンデンサ6の直列回路に並列に接続されている
第2コンデンサ9にも第1抵抗4とダイオードブリッジ
8を介して充電が行われる。すなわち、第1コンデンサ
6への充電電流が第2コンデンサ9に分流することにな
り、結果として第1コンデンサ6の充電時間が遅れるこ
とになる。このため、トリガスイッチ1が投入された直
後はトライアック3の導通角が小さく、起動電流は抑制
される。第2コンデンサ9の充電電位は時間の経過と共
に上昇していくので、時間が経つに従い第2コンデンサ
9への充電電流は減少し、第1コンデンサ6への充電時
間の遅れは徐々に短くなり、トライアック3の導通角は
徐々に大きくなっていく。第2コンデンサ9の充電電位
が一定の値に落ち着いた所で当初の設定導通角になる。
第3抵抗10はトリガスイッチ1が開放された時、第2
コンデンサ9の充電電荷を放電させるための放電抵抗で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】電動工具のソフトスタ
ート回路では、トリガスイッチ1が投入された直後のト
ライアック3の導通角はモータ2が緩やかに回転できる
導通角が好ましく、第2コンデンサ9の充電電位が一定
の値に落ち着いた所での設定導通角は180゜に近いほ
ど好ましい。電源周波数が50Hzの場合は、モータ2
が緩やかに回転できる初期導通角は36゜(2m秒)か
ら72゜(4m秒)で、第2コンデンサ9の充電電位が
一定の値に落ち着いた所での最大導通角はトリガ素子7
のブレークオーバ電圧やトライアック3のターンオン時
のゲート電流の制約等から144゜(8m秒)から16
2゜(9m秒)程度が好ましい。また、初期導通角の状
態から最大導通角に近い状態までの位相制御している時
間すなわち制御時間は、上記した起動電流抑制効果を出
すためには、モータ2の慣性力により、少なくとも0.
1秒を超える時間が必要であり、多くの場合、制御時間
は0.25秒から0.6秒程度必要である。図2の回路
では、最大導通角をトライアック3、トリガ素子7、第
1コンデンサ6及び第1、第2抵抗4、5で設定し、制
御時間を第2コンデンサ9の静電容量で設定するが、制
御時間を長くすると、第2コンデンサ9への充電電流が
多くなって、トリガスイッチ1が投入された直後にモー
タ2が緩やかに回転できる導通角を確保できずにモータ
2が回転しない遅れ時間を生じる。この遅れ時間が0.
1秒程度になると電動工具の操作者はトリガスイッチ1
を投入してもモータ2が回転しないと感じる。電動工具
は、手に持って使うことが多いのでこの遅れ時間は操作
者に違和感を与えることになる。図2の従来のソフトス
タート回路では制御時間を0.2秒程度にすると遅れ時
間が0.1秒を超えてしまう。このため、比較的起動電
流の小さい電動工具でしか実用化できなかった。
【0007】本発明の目的は、上記した従来技術の欠点
をなくし、簡単な構成でスイッチを投入してから操作者
が違和感のない時間内に負荷が起動するようにすること
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的は、制御時
間を決定している第2コンデンサの端子電圧が小さい状
態でもトライアックの導通角を決定している第1コンデ
ンサへの充電電流を確保できるように、前記ダイオード
ブリッジの出力端と第2コンデンサとの間に定電圧ダイ
オードを接続することにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下一実施例を示した図1を参照
して本発明を説明する。図2と同じ符号は同一部品を示
す。定電圧ダイオード11はダイオードブリッジ8の出
力端と第2コンデンサ9の間に接続される。第2抵抗5
と第1コンデンサ6の直列回路の両端の電圧は、第2コ
ンデンサ9の端子電圧とダイオードブリッジ8を形成す
るダイオードの順方向電圧降下分の電圧の他に定電圧ダ
イオード11のブレーク電圧が加わっているので、第2
コンデンサ9の端子電圧が小さいトリガスイッチ1を投
入した直後でも、第1コンデンサ6への充電電流が確保
される電圧となる。そして定電圧ダイオード11のブレ
ーク電圧は、電源電圧に比べて非常に小さく、かつ非線
形な電圧電流特性を示すことから、第2コンデンサ9の
充電時定数は、定電圧ダイオード11を挿入しない時と
ほとんど変わらない。定電圧ダイオード11は、ブレー
ク電圧と同程度の電圧がすでに第2コンデンサ9に充電
されている状態でトリガスイッチ1を投入したのと同じ
影響をソフトスタート回路に与えるので、定電圧ダイオ
ード11のブレーク電圧と同じ電圧になるまでの第2コ
ンデンサ9の充電時間に相当する遅れ時間を短縮するこ
とができる。
【0010】定電圧ダイオード11のブレーク電圧の決
定は、まず定電圧ダイオード11がない従来の図2の回
路で、モータ2が回転しない遅れ時間を無視し、フリッ
カ妨害や起動時の反動を少なくした回路定数を決定し、
次にその回路でモータ2が緩やかに回転を始める時のダ
イオードブリッジ8の出力端の電圧とトリガスイッチ1
を投入した直後のダイオードブリッジ8の出力端の電圧
の差をブレーク電圧とすればよい。
【0011】第2コンデンサ9の充電回路中に充電電流
制限抵抗を挿入することにより、第2コンデンサ9の静
電容量をあまり大きくすることなく制御時間を長くする
ことが可能となる。
【0012】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、負荷を緩
やかに起動できる初期導通角の状態から第2コンデンサ
の充電電位が一定の値に落ち着いた所での最大導通角に
近い状態までの位相制御している時間すなわち制御時間
を長くしても、スイッチを投入してから負荷が起動する
までの遅れ時間を短くできる。このため、起動電流を抑
制して反動や電源の電圧降下を少なくしても、スイッチ
を投入してから操作者が違和感のない時間内に負荷を起
動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明ソフトスタート装置の一実施例を示す
回路図。
【図2】 従来のソフトスタート回路の一例を示す回路
図。
【符号の説明】
1はトリガスイッチ、2はモータ、3はトライアック、
4は第1抵抗、5は第2抵抗、6は第1コンデンサ、7
はトリガ素子、8はダイオードブリッジ、9は第2コン
デンサ、10は第3抵抗、11は定電圧ダイオードであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ及びトライアックを介して電源
    両端に接続された起動電流が大きな負荷と、第1抵抗、
    第2抵抗及び第1コンデンサからなり、トライアックの
    両端に接続された直列回路と、第2抵抗及び第1コンデ
    ンサの接続点とトライアックのゲート端子との間に接続
    されたトリガ素子と、入力端が第2抵抗及び第1コンデ
    ンサの直列回路の両端に接続されたダイオードブリッジ
    と、ダイオードブリッジの出力端に接続された第2コン
    デンサとを備えたソフトスタート装置であって、 前記ダイオードブリッジの出力端と第2コンデンサとの
    間に定電圧ダイオードを接続したことを特徴とするソフ
    トスタート装置。
JP27496696A 1996-10-17 1996-10-17 ソフトスタート装置 Withdrawn JPH10127073A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27496696A JPH10127073A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 ソフトスタート装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27496696A JPH10127073A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 ソフトスタート装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10127073A true JPH10127073A (ja) 1998-05-15

Family

ID=17549060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27496696A Withdrawn JPH10127073A (ja) 1996-10-17 1996-10-17 ソフトスタート装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10127073A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010852A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Ryobi Ltd. 切断機
JP2010234465A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
US8686675B2 (en) 2009-01-19 2014-04-01 Hitachi Koki Co., Ltd. Power tool
NL2011696C2 (en) * 2013-10-29 2015-04-30 Bosch Gmbh Robert Electric power tool and a restart prevention system therefor.

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007010852A1 (ja) * 2005-07-20 2007-01-25 Ryobi Ltd. 切断機
US8686675B2 (en) 2009-01-19 2014-04-01 Hitachi Koki Co., Ltd. Power tool
JP2010234465A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Hitachi Koki Co Ltd 電動工具
NL2011696C2 (en) * 2013-10-29 2015-04-30 Bosch Gmbh Robert Electric power tool and a restart prevention system therefor.
EP2886262A3 (en) * 2013-10-29 2015-08-12 Robert Bosch Gmbh Electric power tool and a restart prevention system therefor

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4773299B2 (ja) モータのソフトスタート回路
JPH10127073A (ja) ソフトスタート装置
JPH04185297A (ja) モータの給電回路
JPH1127933A (ja) 電気消費体の出力を制御する方法及び装置
JP3361950B2 (ja) 電動機の起動装置
US6104151A (en) Starting circuit and method for stagedly starting an electrosensitive circuit
JP3464367B2 (ja) 交流モータ位相制御回路
JPH0327408A (ja) デユーテイ制御装置
JP3413103B2 (ja) モータの速度制御回路
JP3407778B2 (ja) 電動機の速度制御装置
JPS5834833B2 (ja) 閃光装置
EP0011410A1 (en) Electronic starter circuits for discharge lamps
JP3623908B2 (ja) 制御電圧出力装置
JP3476654B2 (ja) 交流モータ位相制御回路
JPH04351488A (ja) 直流モータの速度制御回路
JP3003419B2 (ja) 蛍光ランプ点灯装置
JPH09331689A (ja) 電動機の速度制御回路
JP2002223578A (ja) ピーク電流を低減する起動装置とその方法
KR100193562B1 (ko) 가스보일러의 배기팬용 구동제어회로
JP2807942B2 (ja) ミルモータの起動時の回転制御方法
JPH06311800A (ja) 発電機の発電制御装置
RU2115996C1 (ru) Устройство для стабилизации скорости вращения электродвигателя
JPH11178377A (ja) 誘導電動機の起動方法
JPS6034276A (ja) ねじ締め装置
JPH09179638A (ja) 位相制御装置のソフトスタート回路

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20040106