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JPH10126893A - 補聴器 - Google Patents

補聴器

Info

Publication number
JPH10126893A
JPH10126893A JP8295899A JP29589996A JPH10126893A JP H10126893 A JPH10126893 A JP H10126893A JP 8295899 A JP8295899 A JP 8295899A JP 29589996 A JP29589996 A JP 29589996A JP H10126893 A JPH10126893 A JP H10126893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
signal
delay
pass filter
amplitude level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8295899A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimitsu Minowa
利光 蓑輪
Yasuhiko Arai
康彦 新居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8295899A priority Critical patent/JPH10126893A/ja
Publication of JPH10126893A publication Critical patent/JPH10126893A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 外耳道に侵入するような鼓膜面に達する低域
騒音を低減することができる補聴器を提供することを目
的とする。 【解決手段】 補聴器への入力信号をローパスフィルタ
205に通して低域周波数成分信号を抽出し、外耳道内
に向いたマイクロホン211からの外耳道内信号からロ
ーパスフィルタ205と同一周波数特性のローパスフィ
ルタ210を通して低域周波数成分信号を抽出し、両信
号が打ち消しあうようにローパスフィルタ205出力を
遅延し振幅レベルを増幅して加算器208に入力しイヤ
ホン204から出力するようにしたことにより、加算器
に加えた信号により、外耳道内の騒音を相殺して補聴器
に特有の低域周波数による不快な騒音を抑圧するように
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、骨導などにより外
耳道に侵入する低域騒音成分信号を除去するようにした
補聴器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、補聴器の入力に低域騒音成分が混
入していると、非常に聞きづらいという問題があった。
そこで、従来の補聴器においても、マイクロホン入力信
号にから低域騒音成分を除去して、聴き取り易い補聴器
が得られるよう改良されてきた。従来、そのような補聴
器の1つとしては図5に示すようなものがあった。図5
は例として従来の補聴器の構成を示すブロック図であ
る。
【0003】次に、図1を参照して、従来の補聴器の構
成について説明する。この従来例は(社)電子情報通信
学会技術研究報告 SP93−48「聴覚障害者のため
の補助機器の開発の現状と将来展望」のP.32に述べ
られているものである。図1において、101は補聴器
で外音を捕捉するマイクロホン、102はマイクロホン
101入力の騒音成分を検出するロジック回路である。
【0004】また、103はマイクロホン101入力の
周波数特性を調整する(特に、低域騒音を抑える)出力
周波数特性調整部、104はロジック回路102で検出
した低域騒音成分が一定の閾値を越えた場合に出力周波
数特性調整部103を制御する出力周波数特性制御部、
105は出力周波数特性調整部103の出力を増幅する
増幅器、106は音声信号を出力するイヤホンである。
【0005】次に、図1を参照して、従来の補聴器の動
作、すなわち、騒音除去方法について説明する。まず、
マイクロホン101の入力に含まれている騒音成分をロ
ジック回路102で検出し、これをロジック回路102
に内蔵する閾値回路によって監視し、低域騒音が一定の
閾値を越えると、出力周波数特性制御部104に対して
それを通知する。出力周波数特性制御部104はその通
知を受けて、自動的に出力周波数特性調整部103を制
御し、それにより入力信号の低域部をレベルダウンさせ
るようにして、低域騒音成分を抑圧し、言葉の聞き取り
を改善するようにしている。
【0006】このように、従来の補聴器でも低域騒音成
分信号をマイクロホン入力から除去するようにしてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の補聴器においては、マイクロホンからの入力信号に
ついては、低域騒音を除去することはできるものの、低
域周波数の音は耳介近傍から外耳道までの骨導とかイヤ
パッドの漏れなどによっても外耳道に侵入するため、結
局、鼓膜面上では低域の騒音が存在し、この不快な低域
騒音を完全に除去することができないという問題があっ
た。
【0008】本発明は、上記従来の問題を解決するため
になされたもので、外耳道に侵入するような鼓膜面に達
する低域騒音を低減することができる補聴器を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による補聴器は、
上記の目的を達成するため、遅延・振幅レベル調整部に
おいて、ローパスフィルタによって抽出するか、または
補聴器の周波数特性調整部のハイパスフィルタの出力信
号とマイクロホン入力信号との差分をとることによって
抽出した入力信号の低域周波数成分信号と、外耳道内に
設けた外耳道内マイクロホンによって集音した低域周波
数成分信号との相関を求め、外耳道内マイクロホンによ
って集音した低域周波数成分の信号を打ち消すように、
入力信号を適切に遅延し増幅する遅延量及び振幅レベル
を設定し、それにより遅延し増幅した入力信号の低域周
波数成分信号を入力信号に加算して補聴器のイヤホンか
ら出力するようにしたものである。
【0010】本発明によれば、骨導などを通して外耳道
に侵入する低域周波数成分の騒音とは逆相で同一振幅レ
ベルの信号を入力信号に含ませるようにしたことによ
り、イヤホンの出力信号によって外耳道内の低域周波数
成分信号を除去することができるため、簡単且つ自動的
に鼓膜面上における不快な低域騒音を相殺することがで
きる補聴器が得られる。
【0011】また、本発明による補聴器は、上記の目的
を達成するため、入力信号の低域周波数成分信号の遅延
量及び振幅レベルを、耳介近傍と外耳道間の音圧伝達関
数から算出した遅延量及び振幅レベルに合わせるように
設定し、それにより遅延し増幅した入力信号の低域周波
数成分信号を入力信号に加算して補聴器のイヤホンから
出力するようにしたものである。
【0012】本発明によれば、骨導などを通して外耳道
に侵入する低域周波数成分の騒音とは逆相で同一振幅レ
ベルの信号を入力信号に含ませるようにしたことによ
り、外耳道内の低域周波数成分信号を除去することがで
きるため、自動的に鼓膜面上における不快な低域騒音を
相殺することができる補聴器が得られる。
【0013】また、本発明による補聴器は、上記の目的
を達成するため、ユーザがイヤホンにより音を確認しな
がらつまみを調整することにより入力信号の低域周波数
成分信号の遅延量及び振幅レベルを調整して設定し、そ
れにより遅延し増幅した入力信号の低域周波数成分信号
を入力信号に加算して補聴器のイヤホンから出力するよ
うにしたものである。
【0014】本発明によれば、ユーザが実際にイヤホン
の音を耳で確認しながら入力信号の低域周波数成分信号
の遅延量及び振幅レベルを調整するようにしたことによ
り、外耳道内の低域周波数成分信号を除去することがで
きるため、簡単且つ確実に鼓膜面上における不快な低域
騒音を相殺することができる補聴器が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、マイクロホンから入力した入力信号の低域周波数成
分を抽出する第1のローパスフィルタと、外耳道内マイ
クロホンから入力した外耳道内音信号の低域周波数成分
を抽出する前記第1のローパスフィルタと同一特性の第
2のローパスフィルタと、前記第1のローパスフィルタ
からの低域周波数信号と前記第2のローパスフィルタか
らの低域周波数信号との相互相関を計算して最大相関を
与える時間差を求める遅延・振幅レベル調整部と、該遅
延・振幅レベル調整部で求めた時間差分だけ前記第1の
ローパスフィルタからの低域周波数信号を遅延する可変
遅延器と、該可変遅延器の出力を前記第1のローパスフ
ィルタからの低域周波数信号と前記第2のローパスフィ
ルタからの低域周波数信号との振幅の差分だけ増幅する
可変アンプと、入力信号と前記可変アンプの出力とを加
算してイヤホンに出力する加算器とからなり、前記可変
遅延器の遅延と前記可変アンプの振幅レベルとを前記外
耳道内マイクロホンによって集音した低域周波数成分信
号を打ち消すような遅延量及び振幅レベルに入力信号の
低域周波数成分を調整してイヤホンから出力するように
したものであり、鼓膜面上における補聴器特有の低域騒
音を自動的に相殺するようにして、不快な低域騒音を除
去することができる補聴器が得られるという作用を有す
る。
【0016】本発明の請求項2に記載の発明は、マイク
ロホンから入力した入力信号の高域周波数成分を抽出す
るハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタからの高域
周波数成分を入力信号から減算して入力信号の低域周波
数成分信号を出力する差分器と、前記ハイパスフィルタ
の低域カットオフ周波数と同一のカットオフ周波数を有
し外耳道内マイクロホンから入力した外耳道内音信号の
低域周波数成分を抽出するローパスフィルタと、前記差
分器からの低域周波数信号と前記ローパスフィルタから
の低域周波数信号との相互相関を計算して最大相関を与
える時間差を求める遅延・振幅レベル調整部と、該遅延
・振幅レベル調整部で求めた時間差分だけ前記差分器か
らの低域周波数信号を遅延する可変遅延器と、該可変遅
延器の出力を前記差分器からの低域周波数信号と前記ロ
ーパスフィルタからの低域周波数信号との振幅の差分だ
け増幅する可変アンプと、入力信号と前記可変アンプの
出力とを加算してイヤホンに出力する加算器とからな
り、前記可変遅延器の遅延と前記可変アンプの振幅レベ
ルとを前記外耳道内マイクロホンによって集音した低域
周波数成分信号を打ち消すような遅延量及び振幅レベル
に入力信号の低域周波数成分を調整してイヤホンから出
力するようにしたものであり、鼓膜面上における補聴器
特有の低域騒音を自動的に相殺するようにして、不快な
低域騒音を除去することができる補聴器が得られるとい
う作用を有する。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、マイク
ロホンから入力した入力信号の低域周波数成分を抽出す
るローパスフィルタと、予め人間の耳介近傍から外耳道
までの骨導による音圧伝達特性から計算した遅延量及び
振幅レベルの調整値を保持し、該調整値により前記ロー
パスフィルタからの低域周波数成分信号の遅延及び振幅
レベルの調整を制御する遅延・振幅レベル調整部と、該
遅延・振幅レベル調整部に保持されている振幅レベルに
従い前記ローパスフィルタからの低域周波数成分信号の
振幅レベルを調整する可変アンプと、前記遅延・振幅レ
ベル調整部に保持されている遅延量に従い前記可変アン
プの出力を遅延する可変遅延器と、入力信号と前記可変
遅延器の出力とを加算してイヤホンに出力する加算器と
からなり、前記可変アンプの振幅レベルと前記可変遅延
器の遅延とを予め保持してある耳介近傍から外耳道まで
の骨導等による音圧伝達特性をもとに制御し、外耳道内
の低域周波数成分信号を打ち消すようにしたものであ
り、簡単な回路により鼓膜面上における補聴器特有の低
域騒音を自動的に相殺するようにして、不快な低域騒音
を除去することができる補聴器が得られるという作用を
有する。
【0018】本発明の請求項4に記載の発明は、マイク
ロホンから入力した入力信号の低域周波数成分を抽出す
るローパスフィルタと、つまみの調節により前記ローパ
スフィルタからの低域周波数成分信号の遅延量及び振幅
レベルの調整値を出力する遅延・振幅レベル調整部と、
該遅延・振幅レベル調整部の制御により前記ローパスフ
ィルタからの低域周波数成分信号の振幅レベルを調整す
る可変アンプと、前記遅延・振幅レベル調整部の制御に
より前記可変アンプの出力を遅延する可変遅延器と、入
力信号と前記可変遅延器の出力とを加算してイヤホンに
出力する加算器とからなり、前記加算器の出力をイヤホ
ンから聞きつつ前記可変アンプの振幅レベルと前記可変
遅延器の遅延とを外耳道内の低域周波数成分信号を打ち
消すような遅延量及び振幅レベルに入力信号の低域周波
数成分を調整してイヤホンから出力するようにしたもの
であり、利用者の好みに従って、補聴器特有の低域騒音
を的確に除去することができる補聴器が得られるという
作用を有する。
【0019】以下、添付図面、図1乃至図4に基づき、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明の
第1の実施の形態における補聴器の構成を示すブロック
図、図2は本発明の第2の実施の形態における補聴器の
構成を示すブロック図、図3は本発明の第3の実施の形
態における補聴器の構成を示すブロック図、図4は本発
明の第4の実施の形態における補聴器の構成を示すブロ
ック図である。
【0020】まず、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における補聴器の構成を説明する。図1におい
て、201は補聴器に対する外部の入力信号を捕捉する
マイクロホン、202は外部入力信号の周波数特性を調
整(例えば、高域強調または低域強調など)する出力周
波数特性調整部、203は外部入力信号を増幅するアン
プ、204は調整された入力信号の音声を出力するイヤ
ホン、205は外部入力信号の低域周波数成分信号のみ
を抽出するローパスフィルタ(第1のローパスフィル
タ)である。
【0021】また、211はイヤホン204に付属して
外耳道内に向けて設けられた外耳道内マイクロホン、2
10は外耳道内で集音した音の低域周波数成分信号のみ
を抽出するローパスフィルタ205と同一特性のローパ
スフィルタ(第2のローパスフィルタ)、209は外耳
道内信号の低域周波数信号と外部入力信号の低域周波数
信号との相互相関を計算して最大相関をあたえる時間差
を求める遅延・振幅レベル調整部、206は遅延・振幅
レベル調整部209の制御により遅延・振幅レベル調整
部209で求められた時間差分だけローパスフィルタ2
05の出力を遅延する可変遅延器、207は遅延・振幅
レベル調整部209の制御により可変遅延器206の出
力を増幅する可変アンプ、208はアンプ203の出力
と可変アンプ207の出力とを加算する加算器である。
【0022】次に、図1を参照して、本発明の第1の実
施の形態における補聴器の動作を説明する。まず、補聴
器への外部入力信号はマイクロホン201によって捕捉
され、一部は出力周波数特性調整部202へ入力され、
残りはローパスフィルタ205を通して低域周波数成分
信号を出力する。
【0023】一方、イヤホン204に付属して外耳道内
に向けて設けられた外耳道内マイクロホン211によっ
て集音された外耳道内信号はローパスフィルタ205と
同一特性のローパスフィルタ210を通して低域周波数
成分信号のみが抽出される。遅延・振幅レベル調整部2
09は、この外耳道内信号の低域周波数信号とローパス
フィルタ205からの外部入力信号の低域周波数信号と
の相互相関を計算して、最大相関を与える時間差を求め
る。
【0024】次に、可変遅延器206は遅延・振幅レベ
ル調整部209の制御によりローパスフィルタ205の
低域周波数信号出力をこの時間差分だけ遅延させる。ま
た、遅延・振幅レベル調整部209は相互相関により遅
延した外部入力信号の低域周波数信号と外耳道内マイク
ロホン211からの低周波数成分信号とのゲインの差分
をとり、このゲイン差分を可変アンプ207に帰還し
て、この差分が減少するよう可変アンプ207のゲイン
を自動設定する。
【0025】ローパスフィルタ205の低域周波数信号
出力は、このようにして遅延量と振幅ゲインが調整され
た後(マイクロホン201の入力とは逆相になる)、加
算器208に入力され、アンプ203からの外部入力信
号に加え合わされた後、イヤホン204から音声として
出力される。この結果、イヤホン204から出力される
音声信号には、骨導などを通して外耳道に侵入する音と
は逆相で同振幅の信号を含むことになり、外耳導内で両
信号が相殺し相って除去されることになる。このように
して、補聴器に特有の外耳導内における低域周波数の不
快な騒音を抑圧することができる。
【0026】尚、このような補聴器の回路はアナログ回
路でも、ディジタル回路によっても構成することができ
ることは言うまでもなく、ディジタル信号処理プロセッ
サのソフトウェアによれば、アナログの諸回路202〜
210(イヤホン204を除く)で実行される処理と同
じ信号処理内容をディジタル信号処理で実現することが
できる。
【0027】また、微調整用にボタンかつまみを補聴器
に設けて、ユーザが音質を確認しながら上記の遅延量と
振幅レベルを微調整できるようにすれば、より効果的で
ある。
【0028】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態における補聴器の構成を説明する。図2におい
て、301は補聴器に対する外部の入力信号を捕捉する
マイクロホン、313はハイパスフィルタ302とロー
パスフィルタ(第3のローパスフィルタ)303とから
なり外部入力信号の高域周波数成分と帯域周波数成分と
を出力する出力周波数特性調整部、304は外部入力信
号3帯域周波数成分を増幅するアンプ、305は調整さ
れた入力信号の音声を出力するイヤホンである。
【0029】また、306はマイクロホン301からの
外部入力信号からハイパスフィルタ302の出力(外部
入力信号の高域周波数成分)を減算して低域周波数成分
信号を出力する差分器、312はイヤホン204に付属
して外耳道内に向けて設けられた外耳道内マイクロホ
ン、311はハイパスフィルタ302の低域カットオフ
周波数と同じカットオフ周波数を持ち、外耳道内で集音
した音声信号の低域周波数成分信号のみを抽出するロー
パスフィルタ(第4のローパスフィルタ)である。
【0030】また、310はローパスフィルタ311か
らの低域周波数信号と差分器306からの低域周波数信
号との相互相関を計算して最大相関をあたえる時間差を
求める遅延・振幅レベル調整部、307は遅延・振幅レ
ベル調整部310の制御により遅延・振幅レベル調整部
310で求められた時間差分だけ差分器306からの低
域周波数信号を遅延する可変遅延器、308は遅延・振
幅レベル調整部310の制御により可変遅延器307の
出力を増幅する可変アンプ、309はアンプ304の出
力と可変アンプ308の出力とを加算する加算器であ
る。
【0031】次に、図2を参照して、本発明の第2の実
施の形態における補聴器の動作を説明する。まず、補聴
器への入力信号はマイクロホン301によって捕捉さ
れ、一部はハイパスフィルタ302へ入力され、残りは
差分器306において、ハイパスフィルタ302の出力
が減算され差分器306から低域周波数成分信号が出力
される。この際、差分器306のマイナス側にマイクロ
ホン301の出力が入力され、プラス側にはハイパスフ
ィルタ302の出力が入力されることにより、差分器3
06の出力である低域周波数成分信号の位相は、マイク
ロホン301の出力信号とは逆相になる。
【0032】一方、イヤホン305に付属して外耳道内
に向けて設けられた外耳道内マイクロホン312によっ
て集音された外耳道内信号は、ハイパスフィルタ302
の低域カットオフ周波数と同じカットオフ周波数を持つ
ローパスフィルタ311を通過して低域周波数成分信号
が抽出される。遅延・振幅レベル調整部310は、こ
の、外耳道内信号の低域周波数信号と差分器306から
出力された低域周波数信号の相互相関を計算して、最大
相関を与える時間差を求める。
【0033】次に、可変遅延器307は遅延・振幅レベ
ル調整部310の制御により差分器306の低域周波数
信号出力をこの時間差分だけ遅延させる。また、遅延・
振幅レベル調整部310は相互相関により遅延した外部
入力信号の低域周波数信号と外耳道内マイクロホン31
2からの低周波数成分信号とのゲインの差分をとり、こ
の差分を可変アンプ308に帰還して、この差分が減少
するようにアンプ308のゲインを自動設定する。
【0034】差分器306の低域周波数出力信号は、こ
のようにして、遅延量と振幅ゲインが調整された後、加
算器309において、アンプ304からの出力信号に加
え合わされた後、イヤホン305から出力される。この
結果、イヤホンから出力される音声信号には、骨導など
により直接に外耳道に侵入する音と逆相で同振幅の信号
を含むことになり、外耳導内で両信号が相殺し相って除
去されることになる。このようにして、補聴器に特有の
外耳導内における低域周波数の不快な騒音を抑圧するこ
とができる。
【0035】尚、このような補聴器の回路はアナログ回
路でも、ディジタル回路によっても構成することができ
ることは言うまでもなく、ディジタル信号処理プロセッ
サのソフトウェアによれば、アナログの諸回路302〜
311(イヤホン305を除く)で実行される処理と同
じ信号処理内容をディジタル信号処理で実現することが
できる。
【0036】また、微調整用にボタンかつまみを補聴器
に設けて、ユーザが音質を確認しながら上記の遅延量と
振幅レベルを微調整できるようにすれば、より効果的で
ある。
【0037】次に、図3を参照して、本発明の第3の実
施の形態における補聴器の構成を説明する。図3におい
て、401は補聴器に対する外部の入力信号を捕捉する
マイクロホン、402は外部入力信号の周波数特性を調
整(例えば、高域強調または低域強調など)する出力周
波数特性調整部、403は外部入力信号を増幅するアン
プ、405は調整された入力信号の音声を出力するイヤ
ホン、406は外部入力信号の低域周波数成分信号のみ
を抽出するローパスフィルタである。
【0038】また、409は予め人間の耳介近傍から外
耳道までの骨導による標準的な音圧伝達特性から計算し
た遅延量及び振幅レベルの調整値を保持し、それによっ
て可変アンプ407及び可変遅延器408を制御する遅
延・振幅レベル調整部、407は遅延・振幅レベル調整
部409の制御によりローパスフィルタ406からの低
域周波数成分信号出力を増幅する可変アンプ、408は
遅延・振幅レベル調整部409の制御により可変アンプ
407の出力を遅延する可変遅延器、404はアンプ4
03からの外部入力信号と可変遅延器408からの出力
とを加算する加算器である。
【0039】次に、図3を参照して、本発明の第3の実
施の形態における補聴器の動作を説明する。まず、補聴
器への入力信号はマイクロホン401によって捕捉さ
れ、一部は出力周波数特性調整部402へ入力され、残
りは、ローパスフィルタ406を通し低域周波数成分信
号として出力される。この低域周波数成分信号は遅延・
振幅レベル調整部409の制御により可変アンプ407
において振幅レベルが調整され、可変遅延器408にお
いて遅延量が調整される。調整量は、以下述べるよう
に、予め人間の耳介近傍から外耳道までの骨導による標
準的な音圧伝達特性を測定して計算した値に設定され、
遅延・振幅レベル調整部409内に格納または保持され
る。尚、この測定は外耳道内の音圧/耳介近傍の音圧に
よって行われる。
【0040】ここで、耳介近傍から外耳道(鼓膜近傍)
までの音圧伝達特性から振幅レベル及び遅延の調整量を
算出する方法を説明する。まず、耳介近傍から外耳道
(鼓膜近傍)までの音圧伝達特性を、この例では、ディ
ジタル処理を想定しZ変換(アナログ処理を想定する場
合はフーリェ変換による)して、H(z)として与えら
れる。
【0041】
【数1】
【0042】
【数2】
【0043】
【数3】
【0044】このように、ローパスフィルタ406の低
域周波数信号出力は、遅延量および振幅レベルの調整が
なされた後、加算器404に入力され、アンプ403か
らの外部入力信号に加え合わされた後、イヤホン405
から音声として出力される。この結果、イヤホン405
から出力される音声信号には、骨導などを通して外耳道
に侵入する音とは逆相で同振幅の信号を含むことにな
り、外耳導内で両信号が相殺し相って除去されることに
なる。このようにして、補聴器に特有の外耳導内におけ
る低域周波数の不快な騒音を抑圧することができる。
【0045】尚、このような補聴器の回路はアナログ回
路でも、ディジタル回路によっても構成することができ
ることは言うまでもなく、ディジタル信号処理プロセッ
サのソフトウェアによれば、アナログの諸回路402〜
409(イヤホン405を除く)で実行される処理と同
じ信号処理内容をディジタル信号処理で実現することが
できる。
【0046】また、微調整用にボタンかつまみを補聴器
に設けて、ユーザが音質を確認しながら上記の遅延量と
振幅レベルを微調整できるようにすれば、より効果的で
ある。
【0047】次に、図4を参照して、本発明の第4の実
施の形態における補聴器の構成を説明する。図4におい
て、501は補聴器に対する外部の入力信号を捕捉する
マイクロホン、502は外部入力信号の周波数特性を調
整(例えば、高域強調または低域強調など)する出力周
波数特性調整部、503は外部入力信号を増幅するアン
プ、505は調整された入力信号の音声を出力するイヤ
ホン、506は外部入力信号の低域周波数成分信号のみ
を抽出するローパスフィルタである。
【0048】また、511は遅延・振幅レベル調整部5
09に接続され、可変アンプ507の振幅レベル及び可
変遅延器508の遅延量をユーザが調整するつまみ(ボ
タンまたはダイヤルでもよい)、509はつまみ511
の調整により可変アンプ507の振幅レベル及び可変遅
延器508の遅延量を制御する遅延・振幅レベル調整
部、507は遅延・振幅レベル調整部409の制御によ
りローパスフィルタ506からの低域周波数成分信号出
力を増幅する可変アンプ、508は遅延・振幅レベル調
整部509の制御により可変アンプ507の出力を遅延
する可変遅延器、504はアンプ503からの外部入力
信号と可変遅延器508からの出力信号とを加算する加
算器である。
【0049】次に、図4を参照して、本発明の第4の実
施の形態における補聴器の動作を説明する。まず、補聴
器への入力信号はマイクロホン501によって捕捉さ
れ、一部は出力周波数特性調整部502へ入力され、残
りは、ローパスフィルタ506を通して低域周波数成分
信号として出力される。一方、つまみ511により、遅
延・振幅レベル調整部509において可変アンプ407
の振幅レベル及び可変遅延器408の遅延量が調整され
る。そして、遅延・振幅レベル調整部509の制御によ
り、それぞれ、可変アンプ407及び可変遅延器408
において、ローパスフィルタ506からの低域周波数成
分信号の振幅レベル及び遅延量が調整される。
【0050】このように、遅延量および振幅レベルの調
整がなされたローパスフィルタ506からの低域周波数
成分信号は加算器504に入力され、アンプ503から
の外部入力信号に加え合わされた後、イヤホン505か
ら音声として出力される。この結果、イヤホン505か
ら出力される音声信号には、骨導などを通して外耳道に
侵入する音とは逆相で同振幅の信号を含むことになり、
外耳導内で両信号が相殺し相って除去されることにな
る。このようにして、補聴器に特有の外耳導内における
低域周波数の不快な騒音を抑圧することができる。
【0051】
【発明の効果】本発明による補聴器は、以上のように構
成され、特に、入力信号の低域周波数成分信号と外耳道
内信号の低域周波数成分信号との相関を求め、外耳道内
マイクロホンによって集音される低域周波数成分信号を
打ち消すように、入力信号の低域周波数成分信号を遅延
し増幅して入力信号に加えるようにしたことにより、遅
延し増幅して入力信号に加えた低域周波数成分信号によ
り、鼓膜面上における補聴器特有の低域騒音を自動的に
相殺するようにして、簡単な回路により不快な低域騒音
を除去することができる補聴器が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における補聴器の構
成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態における補聴器の構
成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態における補聴器の構
成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態における補聴器の構
成を示すブロック図
【図5】従来例の補聴器の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 マイクロホン 102 ロジック回路 103 出力周波数特性調整部 104 出力周波数特性制御部 105 アンプ 106 イヤホン 201 マイクロホン 202 出力周波数特性調整部 203 アンプ 204 イヤホン 205 ローパスフィルタ 206 可変遅延器 207 可変アンプ 208 加算器 209 遅延・振幅レベル調整部 210 ローパスフィルタ 211 外耳道内マイクロホン 301 マイクロホン 302 ハイパスフィルタ 303 ローパスフィルタ 304 アンプ 305 イヤホン 306 差分器 307 可変遅延器 308 可変アンプ 309 加算器 310 遅延・振幅レベル調整部 311 ローパスフィルタ 312 外耳道内マイクロホン 313 出力周波数特性調整部 401 マイクロホン 402 出力周波数特性調整部 403 アンプ 404 加算器 405 イヤホン 406 ローパスフィルタ 407 可変アンプ 408 可変遅延器 409 遅延・振幅レベル調整部 501 マイクロホン 502 出力周波数特性調整部 503 アンプ 504 加算器 505 イヤホン 506 ローパスフィルタ 507 可変アンプ 508 可変遅延器 509 遅延・振幅レベル調整部 511 つまみ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロホンから入力した入力信号の低域
    周波数成分を抽出する第1のローパスフィルタと、外耳
    道内マイクロホンから入力した外耳道内音信号の低域周
    波数成分を抽出する前記第1のローパスフィルタと同一
    特性の第2のローパスフィルタと、前記第1のローパス
    フィルタからの低域周波数信号と前記第2のローパスフ
    ィルタからの低域周波数信号との相互相関を計算して最
    大相関を与える時間差を求める遅延・振幅レベル調整部
    と、該遅延・振幅レベル調整部で求めた時間差分だけ前
    記第1のローパスフィルタからの低域周波数信号を遅延
    する可変遅延器と、該可変遅延器の出力を前記第1のロ
    ーパスフィルタからの低域周波数信号と前記第2のロー
    パスフィルタからの低域周波数信号との振幅の差分だけ
    増幅する可変アンプと、入力信号と前記可変アンプの出
    力とを加算してイヤホンに出力する加算器とからなり、
    前記可変遅延器の遅延と前記可変アンプの振幅レベルと
    を前記外耳道内マイクロホンによって集音した低域周波
    数成分信号を打ち消すような遅延量及び振幅レベルに入
    力信号の低域周波数成分を調整してイヤホンから出力す
    るようにしたことを特徴とする補聴器。
  2. 【請求項2】マイクロホンから入力した入力信号の高域
    周波数成分を抽出するハイパスフィルタと、該ハイパス
    フィルタからの高域周波数成分を入力信号から減算して
    入力信号の低域周波数成分信号を出力する差分器と、前
    記ハイパスフィルタの低域カットオフ周波数と同一のカ
    ットオフ周波数を有し外耳道内マイクロホンから入力し
    た外耳道内音信号の低域周波数成分を抽出するローパス
    フィルタと、前記差分器からの低域周波数信号と前記ロ
    ーパスフィルタからの低域周波数信号との相互相関を計
    算して最大相関を与える時間差を求める遅延・振幅レベ
    ル調整部と、該遅延・振幅レベル調整部で求めた時間差
    分だけ前記差分器からの低域周波数信号を遅延する可変
    遅延器と、該可変遅延器の出力を前記差分器からの低域
    周波数信号と前記ローパスフィルタからの低域周波数信
    号との振幅の差分だけ増幅する可変アンプと、入力信号
    と前記可変アンプの出力とを加算してイヤホンに出力す
    る加算器とからなり、前記可変遅延器の遅延と前記可変
    アンプの振幅レベルとを前記外耳道内マイクロホンによ
    って集音した低域周波数成分信号を打ち消すような遅延
    量及び振幅レベルに入力信号の低域周波数成分を調整し
    てイヤホンから出力するようにしたことを特徴とする補
    聴器。
  3. 【請求項3】マイクロホンから入力した入力信号の低域
    周波数成分を抽出するローパスフィルタと、予め人間の
    耳介近傍から外耳道までの骨導による音圧伝達特性から
    計算した遅延量及び振幅レベルの調整値を保持し、該調
    整値により前記ローパスフィルタからの低域周波数成分
    信号の遅延及び振幅レベルの調整を制御する遅延・振幅
    レベル調整部と、該遅延・振幅レベル調整部に保持され
    ている振幅レベルに従い前記ローパスフィルタからの低
    域周波数成分信号の振幅レベルを調整する可変アンプ
    と、前記遅延・振幅レベル調整部に保持されている遅延
    量に従い前記可変アンプの出力を遅延する可変遅延器
    と、入力信号と前記可変遅延器の出力とを加算してイヤ
    ホンに出力する加算器とからなり、前記可変アンプの振
    幅レベルと前記可変遅延器の遅延とを予め保持してある
    耳介近傍から外耳道までの骨導等による音圧伝達特性を
    もとに制御し、外耳道内の低域周波数成分信号を打ち消
    すようにしたことを特徴とする補聴器。
  4. 【請求項4】マイクロホンから入力した入力信号の低域
    周波数成分を抽出するローパスフィルタと、つまみの調
    節により前記ローパスフィルタからの低域周波数成分信
    号の遅延量及び振幅レベルの調整値を出力する遅延・振
    幅レベル調整部と、該遅延・振幅レベル調整部の制御に
    より前記ローパスフィルタからの低域周波数成分信号の
    振幅レベルを調整する可変アンプと、前記遅延・振幅レ
    ベル調整部の制御により前記可変アンプの出力を遅延す
    る可変遅延器と、入力信号と前記可変遅延器の出力とを
    加算してイヤホンに出力する加算器とからなり、前記加
    算器の出力をイヤホンから聞きつつ前記可変アンプの振
    幅レベルと前記可変遅延器の遅延とを外耳道内の低域周
    波数成分信号を打ち消すような遅延量及び振幅レベルに
    入力信号の低域周波数成分を調整してイヤホンから出力
    するようにしたことを特徴とする補聴器。
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