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JPH10126295A - Fm多重信号受信装置 - Google Patents

Fm多重信号受信装置

Info

Publication number
JPH10126295A
JPH10126295A JP28086796A JP28086796A JPH10126295A JP H10126295 A JPH10126295 A JP H10126295A JP 28086796 A JP28086796 A JP 28086796A JP 28086796 A JP28086796 A JP 28086796A JP H10126295 A JPH10126295 A JP H10126295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
multiplex
tuning
signal
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28086796A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Mitsufuji
洋徳 三藤
Masahiro Sata
正博 佐多
Yoshikazu Tomita
義数 富田
Morihiko Sumino
守彦 住野
Hiroyuki Tachibana
弘幸 立花
Takeharu Matsui
武春 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP28086796A priority Critical patent/JPH10126295A/ja
Publication of JPH10126295A publication Critical patent/JPH10126295A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Channel Selection Circuits, Automatic Tuning Circuits (AREA)
  • Circuits Of Receivers In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信部と信号処理部とが分離したFM多重信
号受信装置において信号処理部での負担を軽減してオー
トチューニングを可能にすることを目的とする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ120からオー
トチューニングコマンドが与えられると、コントローラ
34のコマンドレジスタ35にそのコマンドがストアさ
れ、CPU26はチューニングの方向を判別し、現在の
周波数を増減し、タイマ割込があったとき、FM復調回
路2の出力に受信局があるか否かを判別し、受信するま
で周波数を増減させる。そのときの状態をレスポンスレ
ジスタ37にストアし、その内容によりパーソナルコン
ピュータ120は受信部の状態を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はFM多重信号受信
装置に関して、特に、複数の表示単位データ(ページデ
ータ)に分割されて送信される情報データを受信し、所
定数の表示単位データを同時に出力する機能を有する受
信装置において、オートチューニング機能を有するよう
なFM多重信号受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、新しいサービスを提供する放送の
1つとして、FMステレオ放送のベースバンド信号の空
いたスペクトル領域に、ディジタル信号を多重して送信
するFM多重放送の開発・実用化が進められている。
【0003】FM多重放送は、現行FMステレオ放送の
音声信号よりも高い周波数帯に新たにディジタル信号を
多重し、交通情報,文字・図形情報などを放送する新し
いメディアである。FM多重放送は、周波数を有効に利
用できること、放送設備が簡易に実現できること、移動
体でデータが受信できることから自動車などへの移動体
へ交通情報などを容易に伝送できることなどが特徴とし
て挙げられる。
【0004】したがって、FM多重放送は、受信機を搭
載した自動車などに対してリアルタイムでの渋滞情報な
どを伝送する手段として、あるいは、ハンディタイプの
受信機を持つユーザに対して必要な情報をいつでもどこ
でもアクセスできる低廉な伝送路を提供する手段とし
て、一部実用化が開始されている。
【0005】以下、従来のFM多重放送受信装置の構成
について説明する前に、まずFM多重放送におけるデー
タ構造の概略について説明する。
【0006】FM多重放送においては、受信状態を劣化
させる要因として、マルチパス妨害やフェージング妨害
がある。特に、移動体受信の場合においては、一般にそ
の伝送特性は非常に劣悪である。その場合でも、できる
だけ一度で完全に受信できるシステムが望ましい。しか
し、実際には、一度の受信で送信されたデータを完全に
受信できない場合があり、その際には再送信されるデー
タを受信して受信できなかったデータを補完することが
前提となる。FM多重放送のサービスエリアでは、FM
ステレオ放送のサービスエリアと同等であることが望ま
しいが、このサービスエリア内においても平均ビット誤
り率が10-2を越えるような場所がある。したがって、
送信されるデータの構造は、このような劣悪な伝送路特
性を考慮して、その誤り訂正方式およびフレーム構成が
決定されている。
【0007】特に、フェージング妨害による極端な電圧
低下によって生ずる誤りは致命的であり、誤り訂正が不
可能な場合がある。そこで、フェージングによって生ず
る誤りの平均的なバースト長に送信されるデータの単位
データ長を合わせるとにより、誤り訂正が不可能な誤り
が生じた場合には、上記単位データごとに再送信された
単位データと置換えることで補完することが可能とな
る。
【0008】さらに、誤り訂正効果が高いことから、誤
り訂正方式としては2つのブロック符号を直交して配置
した積符号が用いられる。したがって、データは、縦方
向および横方向ともに誤り訂正符号を含む2次元的なフ
レーム構造をとることになる。
【0009】そして、送信データは上記1フレーム中の
データを基本単位とする階層構造を有するデータ構造と
なる。
【0010】以上に述べたことの具体例として、さらに
文献(Proc. of Vehicle Navigation & Information Sy
stems Conference(1994), A4−2 PP.111〜116 )に開
示されている、FM多重放送方式について説明する。
【0011】図8にデータの階層構造の仕様を示す。階
層1においては、伝送路特性が指定されている。通常の
FMステレオ放送信号であるL+R信号およびL−R信
号に加えて、L−R信号より高周波側に多重信号が重畳
される。この重畳方式は、多重信号から音声信号への妨
害が音声変調度が小さいときに顕著となることを考慮し
て、L−R信号の変調度により多重信号のレベルをコン
トロールするLMSK(Level controlled Minimum Shi
ft Keying )方式が採用されている。
【0012】階層2は誤り訂正方式を含む、データのフ
レーム構成が規定されている。各フレームは、列方向に
272ブロックからなり、先頭には16ビットのBIC
(Block Identification Code )が付加され、このBI
Cに基づいてフレーム同期およびブロック同期が行なわ
れる。列方向の272部のうち、190ブロックはデー
タを伝送するパケットであり、82ブロックは列方向の
パリティを伝送するパリティパケットである。各パケッ
トは、行方向に176ビットの情報部、誤り訂正符号で
ある14ビットのCRC(Cyclic Redundancy Code)お
よび82ビットのパリティ部より構成される。つまり、
送信データはこの1フレームを基本単位として、この段
階でまず誤り訂正が行なわれる。
【0013】階層3はデータパケットの構成を規定す
る。データパケットは、フレーム内の各行のうち、BI
C,CRCおよびパリティを除いた176ビットからな
る。さらに、このデータパケットは、プリフィックスと
データブロックで構成される。プリフィックスには、デ
ータの内容を識別するための情報が含まれ、たとえば後
に述べるどの番組内容にそのデータパケットが属するか
を指定している。
【0014】階層4はデータグループの構成を規定して
いる。データグループは1つまたは複数データブロック
で構成されている。すなわち、データパケットにおける
プリフィックス内の情報をもとに、データパケット番号
の順にデータパケット番号が「0」から、プリフィック
ス内の情報出力フラグの立っているデータブロックまで
並べることにより構成される。このデータグループに
も、誤り訂正符号であるCRCが含まれ、送信データは
この階層においても誤り訂正が行なわれる。1つのデー
タグループは、1表示単位、すなわち1ページのデータ
に対応している。
【0015】階層5はFM多重放送により伝送される一
まとまりの情報データ、すなわち番組データの構成を規
定する。図9はこの番組データの構成を示している。文
字,図形情報の番組は複数のデータグループから構成さ
れ、先頭のデータグループは番組管理データとして、番
組番号,ページ総数など番組全体にかかわる符号化され
た情報からなる。また、番組管理データに引続いて、ペ
ージデータが複数個あり、1ページごとのデータが符号
化されている。
【0016】番組データおよびページデータは、データ
ヘッダ部とデータユニット群から構成される。データユ
ニット群は、文字データ部やフォトグラフィック図形デ
ータ部など、各符号化ごとに分割された複数のデータユ
ニットにより構成されている。つまり、以上のようなデ
ータ構造においては、受信側において番組データが一ま
とまりの情報を示す一群のデータをなしている。たとえ
ば、交通情報であれば、番組情報が特定の路線(高速道
路など)の各ジャンクションでの混雑状況などを示し、
天気予報であれば、特定の地域における天気予報情報な
どを示すことになる。
【0017】図10は従来のFM多重放送受信機10の
構成を示す概略ブロック図である。図10において、ア
ンテナ12およびチューナ14によって受信されたFM
多重放送信号が検波回路16で検波され、さらにバンド
パスフィルタ18を経て、LMSK復調回路20に与え
られる。LMSK復調回路20は、LMSK変調されて
いるFM多重放送信号のデータ復調を行ない、FM多重
信号を取出す。復調されたデータ信号は同期再生回路2
2において、図8における階層2において説明したとお
りBICに基づいてフレーム同期およびブロック同期が
行なわれる。同期されたデータ信号は誤り訂正回路24
において、パリティ符号およびCRCに基づいて誤り訂
正される。したがって、この誤り訂正回路24からは正
常に受信され、または誤り訂正が施されたFM多重放送
のパケットデータ(図8における階層3において示した
構成を有する)が出力される。
【0018】中央演算処理装置40(以下、CPUと呼
ぶ。)は、入力されたパケットデータに対して、データ
ブロックの抽出,データブロックの再構成およびデータ
グループ段階での誤り訂正ならびに番組データへの再構
成を行なった後、番組データを表示装置42に出力す
る。表示装置42は入力された番組データを図形あるい
は文字として出力する。ここで、表示装置42として
は、1ページ分の表示領域、すなわち248×60ドッ
ト(日本語表示で15.5文字×2.5行に相当)を有
する液晶画面などが用いられる。
【0019】図11は図10に示したFM多重放送受信
装置のうちのチューナ14〜同期再生回路22までをI
Cカード21で構成し、ノートブック型パソコン120
で受信した文字を表示するようにした例を示す図であ
る。
【0020】図11において、ICカード21はパソコ
ン120に対して着脱可能とされている。この例におい
て、受信周波数の選局は、パソコン120からの指令で
オートチューニングによって行なわれる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】パソコン120からの
指令でオートチューニングを行なう場合、パソコン12
0がICカード21にコマンドを送ると、ICカード2
1に内蔵されているCPUが受信周波数を変化させてチ
ューナ部を制御してオートチューニングする方法と、パ
ソコン120からICカード21に対して受信周波数を
与えてオートチューニングする方法とがある。前者の方
法では、ICカード21側でオートチューニングしてい
るため、パソコン120はICカード21側で選局が終
わりその結果が送り返されてくるまで、ICカード21
側の動作が不明であり、しかもICカード21が選局す
る都度、その周波数をパソコン120に送り返すため負
荷が大きくなる。
【0022】後者の場合、パソコン120が周波数をた
とえば0.1MHzずつ設定する必要があり、パソコン
120の負荷が重いという欠点がある。
【0023】それゆえに、この発明の主たる目的は、受
信部と信号処理部とが分離したFM多重放送受信機にお
いて、信号処理部での負担を軽減してオートチューニン
グ可能なFM多重信号受信装置を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
伝送される複数の情報データの各々は複数の表示単位デ
ータに分割されて送信されるFM多重通信系において、
各表示単位データは、対応する情報データ中の位置を示
す番号データを含む送信データを受信するFM多重信号
受信装置であって、FM多重送信により表示単位データ
を伝送する搬送波を受信してFM復調する復調手段と、
この復調手段に着脱自在に設けられ、復調手段に選局命
令を与える信号処理手段とを含み、復調手段は信号処理
手段から選局命令が与えられたことに応じて選局動作を
行い、選局中であることを示す信号を信号処理手段に与
えるように構成される。
【0025】請求項2に係る発明では、請求項1の復調
手段は、信号処理手段から問合せがあったことに応じ
て、選局実行中であることまたは選局の停止とその周波
数とを示す信号を出力する。
【0026】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施形態におけ
るFM多重放送受信装置の構成を示す概略ブロック図で
ある。図1において、FM多重放送受信装置100は、
FM電波を受けるアンテナ12と、アンテナ12の出力
を受けてFM復調するFMチューナ部14と、FMチュ
ーナ部14の出力を受けてFM多重信号の抽出と誤り訂
正を行ない、対応するディジタル信号を出力するFM多
重デコード部15と、ディジタル信号を受けて表示単位
データ(ページデータ)を構成し、対応する文字などを
表示するパーソナルコンピュータ120とを含む。
【0027】図10に示した従来のFM多重放送受信装
置10の構成と異なる点は、FMチューナ部14におい
てFM変調された信号から、FM多重デコード部15に
おいてFM多重信号を抽出し、パケットデータとして出
力されるディジタル信号を、パーソナルコンピュータ1
20が受け、パケットデータを番組データに再構成して
表示する構成とした点である。
【0028】すなわち、アンテナ12によって受信され
たFM多重放送信号は、FMチューナ部14におけるF
M復調回路2において、フェーズロックドループ回路4
(以下、PLL回路と呼ぶ。)から出力される局部発振
波により同期検波され、バッファ6を介してFM多重デ
コード部15に出力される。FM多重デコード部15は
バッファ回路8を介してFM復調された信号を受け、バ
ンドパスフィルタ18により所定の周波数領域の信号成
分を取出した後、復調LSI20においてLMSK復調
を行なってFM多重信号を抽出する。
【0029】CPU26は、復調LSI20の出力を受
けて受信データのブロック同期,誤り訂正などを行なっ
てパケットデータとして出力する。このとき、誤り訂正
不能なパケットデータが存在する場合は、CPU26に
おいてそのデータが削除され、表示に必要なデータのみ
が選別されて出力される。RAM28は、CPU26か
らの出力を受けて、インタフェース30に対してデータ
を出力するためのバッファとして動作する。
【0030】アドレスデコーダ32はCPU26がパー
ソナルコンピュータ120をアクセスしたことを検知す
ると、インタフェース30からデータを出力させる。コ
ントローラ34は通常においては、インタフェース30
からの出力データを受けて、パーソナルコンピュータ1
20に対してデータの出力を行なう。ただし、装置の立
上げ時などにおいては、ROM36に記憶されているデ
ータに基づいてインタフェース間の初期設定を行なう。
【0031】パーソナルコンピュータ120は、インタ
フェース38を介してFM多重デコーダ部15から出力
されるパケットデータを受ける。CPU40は、インタ
フェース38からの出力データ、すなわちパケットデー
タを受けて図8において示した階層構造に従ってデータ
パケットからデータブロックを抽出し、データブロック
からデータグループを再構成し、データブロックに対し
て誤り訂正を行なう。さらに、CPU40はデータグル
ープ中のデータグループデータからベースデータに相当
するデータヘッダおよびデータユニット群を抽出し、番
組データを再構成する。
【0032】また、パーソナルコンピュータ120はF
M多重デコード部15に対してオートスキャンの指令を
与える。FM多重デコード部15のCPU26はパーソ
ナルコンピュータ120からオートスキャンの指令が与
えられると、FMチューナ部14を制御し、オートスキ
ャンの動作を行なう。なお、パーソナルコンピュータ1
20は表示部42を含み、この表示部42は液晶フラッ
トパネルディスプレイなどが用いられ、その表示領域は
640×400ドットあるいはそれ以上の解像度を有す
る。
【0033】図2は図1に示したコントローラ34のブ
ロック図である。図2において、コントローラ34はF
IFOメモリからなるデータレジスタ33とコマンドレ
ジスタ35とレスポンスレジスタ37とフラグレジスタ
39とを含む。データレジスタ33はFM多重デコード
部15からパーソナルコンピュータ120に転送すべき
たとえば24バイト分のデータをストアし、コマンドレ
ジスタ35はパーソナルコンピュータ120から与えら
れるコマンドをストアし、レスポンスレジスタ37はF
M多重デコード部15からパーソナルコンピュータ12
0に与えるレスポンスをストアする。フラグレジスタ3
9はコマンドがコマンドレジスタ35にストアされたと
きアクティブになるCビットと、データがデータレジス
タ33にストアされたときアクティブになるDビット
と、レスポンスがレスポンスレジスタ37にストアされ
たときアクティブになるRビットとを含む。
【0034】図3は図1に示したFM多重デコード部1
5の処理動作を示すフローチャートであり、図4はパー
ソナルコンピュータ120側の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【0035】次に、図1〜図4を参照して、パーソナル
コンピュータ120とFM多重デコード部15との間で
の一般的なデータの応答動作を説明する。
【0036】パーソナルコンピュータ120は図4
(a)に示すメインルーチンの処理を行なっていて、送
信すべきコマンドがあればコマンドを送信し、レスポン
スフラグがアクティブになっているか否かを判別し、ア
クティブになっていればこのレスポンスフラグをインア
クティブにする。
【0037】FM多重デコード部15のCPU26は図
3に示す割込信号がアクティブになっているか否かの判
別ステップにおいて、アクティブになっていることを判
別すると、フラグレジスタ39のDビットまたはRビッ
トがアクティブになっているか否かを判別し、いずれも
アクティブになっていなければ割込信号をインアクティ
ブにし、フラグレジスタ39のCビットがアクティブに
なっていれば、コマンドレジスタ35にストアされてい
るコマンドを処理した後、レスポンスレジスタ37にレ
スポンスをセットし、フラグレジスタ39のRビットを
アクティブにする。また、転送すべきデータがあればデ
ータレジスタ33にデータをストアし、フラグレジスタ
39のDビットをアクティブにしてパーソナルコンピュ
ータ120に割込をかける。
【0038】パーソナルコンピュータ120のCPU4
0は割込が入ると、図4(b)に示す割込処理ルーチン
を実行する。すなわち、CPU40はRビットがアクテ
ィブになっていれば、レスポンスレジスタ37からレス
ポンスを読取り、CPU40内のレスポンスフラグをア
クティブにして、Dビットがアクティブになっていれば
データレジスタ33からのデータを読取る。ここまでの
説明は、パーソナルコンピュータ120とFM多重デコ
ード部15との間でのデータのやり取りの一般的な動作
である。
【0039】次に、オートチューニングの動作について
説明する。図5はFM多重デコード部15におけるオー
トチューニングコマンド処理動作を示すフローチャート
であり、図6はFM多重デコード部15のオートチュー
ニング処理動作を示すフローチャートであり、図7はオ
ートチューニングタイマ割込処理動作を示すフローチャ
ートである。
【0040】図5に示したコマンド処理動作は図4
(a)のコマンド送信のステップで行なわれる。CPU
40は周波数設定コマンドであればオートチューニング
中であるかを判別して、オートチューニング中であれば
オートチューニングを中止し、コマンドで指定された周
波数に設定する。オートチューニングコマンドのときに
は、オートチューニング処理を行ない、オートチューニ
ング中止コマンドであればオートチューニングを中止し
て、周波数確認コマンドであれば現在の周波数をレスポ
ンス値としてデータレジスタ33にストアする。オート
チューニング中か問合せコマンドであればレスポンス値
を設定する。
【0041】次に、図6を参照してオートチューニング
処理動作について説明する。FM多重デコード部15の
CPU26は現在オートチューニング中か否かを判別
し、オートチューニング中でなければオートチューニン
グ方向を記憶する。すなわち、オートチューニングのた
めに周波数を高くする方向かあるいは低くする方向かを
記憶し、高くする方向であれば現在の周波数に+0.1
MHzを加算し、低くする方向であれば現在の周波数か
ら0.1MHzを減算してタイマをスタートさせる。な
お、オートチューニング中に、再度同じ方向のオートチ
ューニングコマンドを受取っても、エラーレスポンスを
セットするだけで、そのコマンドは無視される。
【0042】タイマが所定の時間を計時すると、図7に
示すタイマ割込の処理動作に進む。タイマ割込がある
と、タイマをストップさせ、FM復調回路2の出力に信
号(受信局)があるか否かを判別し、信号があればオー
トチューニングを中止し、なければ再びオートチューニ
ング方向を判別して、高い方向であれば+0.1MHz
を加算し、低い方向であれば−0.1MHzを減算し
て、タイマを再スタートさせる。この動作を繰返すこと
によって、オートチューニングが実行される。
【0043】なお、パーソナルコンピュータ120から
オートチューニング中かの問合せコマンドが送られてき
たときには、図5に示すようにレスポンス値設定のステ
ップにおいて、実行中/停止,実行中/停止であれ
ばその周波数,実行中の周波数/停止(あるいはその
周波数)のいずれかが設定される。
【0044】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、受信
部と信号処理部とが分離されているときに、信号処理部
からの指令により受信部でオートチューニングを行な
い、そのときの状態を信号処理部に知らせるようにした
ので、信号処理部の負担を軽減でき、しかも信号処理部
は受信部の状態を絶えず監視することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態のFM多重信号受信装置
の概略ブロック図である。
【図2】図1に示したコントローラの具体的なブロック
図である。
【図3】FM多重デコード部の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】パーソナルコンピュータ120側の処理動作を
示すフローチャートである。
【図5】FM多重デコード部15側におけるオートチュ
ーニングコマンド処理動作を示すフローチャートであ
る。
【図6】FM多重デコード部15のオートチューニング
処理動作を示すフローチャートである。
【図7】オートチューニングタイマ割込処理動作を示す
フローチャートである。
【図8】FM多重放送仕様を示す仕様図である。
【図9】番組データの構成を示す模式図である。
【図10】従来のFM多重放送受信装置の構成を示す概
略ブロック図である。
【図11】図10に示したFM多重放送受信装置のチュ
ーナ部をICカードで構成し、ノートブック型パソコン
で文字を表示するようにした例を示す図である。
【符号の説明】
2 FM復調回路 4 PLL回路 6,8 バッファ回路 12 アンテナ 18 バンドパスフィルタ 20 LMSK復調回路 26 CPU 28 RAM 30,38 インタフェース回路 32 アドレスデコーダ 33 データレジスタ 34 コントローラ 35 コマンドレジスタ 37 レスポンスレジスタ 39 フラグレジスタ 40 CPU 42 表示部 44 メモリ 100 FM多重放送受信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住野 守彦 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 立花 弘幸 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 松井 武春 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送される複数の情報データの各々が複
    数の表示単位データに分割されて送信されるFM多重通
    信系において、各表示単位データは、対応する情報デー
    タ中の位置を示す番号データを含む送信データを受信す
    るFM多重信号受信装置であって、 FM多重送信により前記表示単位データを伝送する搬送
    波を受信してFM復調する復調手段と、 前記復調手段に着脱自在に設けられ、前記復調手段に選
    局命令を与える信号処理手段とを含み、 前記復調手段は、前記制御手段から選局命令が与えられ
    たことに応じて選局動作を行なって選局中であることを
    示す信号を前記信号処理手段に与えることを特徴とす
    る、FM多重信号受信装置。
  2. 【請求項2】 前記復調手段は、前記信号処理手段から
    問合せがあったことに応じて、前記選局実行中であるこ
    とまたは選局の停止とその周波数とを示す信号を出力す
    ることを特徴とする、請求項1のFM多重信号受信装
    置。
JP28086796A 1996-10-23 1996-10-23 Fm多重信号受信装置 Pending JPH10126295A (ja)

Priority Applications (1)

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JP28086796A JPH10126295A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 Fm多重信号受信装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28086796A JPH10126295A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 Fm多重信号受信装置

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JPH10126295A true JPH10126295A (ja) 1998-05-15

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ID=17631072

Family Applications (1)

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JP28086796A Pending JPH10126295A (ja) 1996-10-23 1996-10-23 Fm多重信号受信装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH10126295A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006080797A (ja) * 2004-09-08 2006-03-23 Olympus Corp 受信装置
US7962098B2 (en) 2004-09-07 2011-06-14 Olympus Corporation Antenna unit and receiving apparatus using the same

Cited By (3)

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