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JPH10123542A - 液晶表示素子及びその製造方法 - Google Patents

液晶表示素子及びその製造方法

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Publication number
JPH10123542A
JPH10123542A JP8272714A JP27271496A JPH10123542A JP H10123542 A JPH10123542 A JP H10123542A JP 8272714 A JP8272714 A JP 8272714A JP 27271496 A JP27271496 A JP 27271496A JP H10123542 A JPH10123542 A JP H10123542A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
crystal material
ultraviolet
sealing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8272714A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsumasa Naitou
温勝 内藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP8272714A priority Critical patent/JPH10123542A/ja
Publication of JPH10123542A publication Critical patent/JPH10123542A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶表示パネル等の液晶表示素子を組み立て
る際に、紫外線硬化樹脂を用いた液晶封止用シール材料
の近傍に隣接する液晶材料(32)に紫外線吸収材料を添加
したことにより、液晶材料の劣化を防止し、良好な表示
品位を液晶表示素子全面に渡って実現する。 【解決手段】 液晶パネルの組立時にパネルの一部分の
液晶に紫外線吸収剤を添加した液晶表示パネル構成を有
する。紫外線吸収剤として、ベゾトリアゾール系紫外線
吸収剤量、またはシアノ−アクリレート系紫外線吸収剤
を用いる。また、液晶封止用シール材料の近傍に隣接す
る液晶材料(32)に添加する紫外線吸収剤の添加量は、
0.5〜1.5重量%とする。紫外線硬化樹脂を用いた
液晶シール部や注入口封口部の近傍の表示エリアに発生
していた閾値電圧低下ムラが解消できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示パネルの
画素表示領域の周辺部分、及び液晶材料を注入する注入
口付近の閾値電圧ムラを無くした表示品位の良好な液晶
表示素子及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示パネルの作製方法は、大まかに
大別すると、現在以下の2種類の方法によって生産され
ている。
【0003】第1の方法は、液晶材料を2枚のガラス基
板の間に挟み込む滴下工法である。この方法は、液晶表
示素子を組み立てる際に一方の基板の配向処理面上の画
素外部分に紫外線硬化樹脂からなるシールを印刷した
後、シール内側に液晶材料を滴下する。もう一方の配向
処理面上には、硝子基板間ギャップ厚を維持するために
球状のビーズを均一に分散している。各々の基板の配向
処理面を内側にして、真空中で張り合わせ、大気圧に戻
した後、紫外線をシール部分に照射して液晶材料を硝子
基板間に封入する。この滴下工法では、シール近傍の液
晶材料にも紫外線が僅かながら照射されるため、その部
分の液晶材料の劣化が認められていた。
【0004】第2の方法は、2枚のガラス基板をあるギ
ャップ厚をもって張り合わせた後、内部の空気を真空中
にて液晶材料と置換する真空注入工法である。この方法
は、液晶表示素子を組み立てる際に一方の基板の配向処
理面上の画素外部分に熱硬化型樹脂からなるシールを印
刷し、もう一方の配向処理面上には、硝子基板間ギャッ
プ厚を維持するために球状のビーズを均一に分散してい
る。各々の基板の配向処理面を内側にして張り合わせ、
加熱プレスにより熱硬化樹脂の硬化を行い、空パネルを
完成する。その後、液晶と空パネル中の空気を置換す
る。均一に液晶材料が注入された時点で注入口部分を紫
外線硬化樹脂にて封口して紫外線照射により硬化する。
この真空注入工法では、封口に用いる紫外線硬化樹脂の
近傍にある液晶材料の劣化が認められていた。
【0005】以上の第1〜2の方法においては、、液晶
表示パネルを構成する液晶封止シールは、ギャップ厚制
御と共に、耐候信頼性に於いても重要な役割を果たして
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術は、液晶材料に紫外線が照射されると、分子構
造の分裂・分解が起こり、本来液晶材料が保有している
諸物性値を維持しないという問題があった。特に複屈折
率Δnの低下により光学補償構成から液晶パネルのリタ
ーデーションがずれる場合や、不純物性イオン成分によ
る閾値電圧の低下が発生するという問題があった。とく
に、滴下工法のシール近傍、及び真空注入工法の注入口
近傍の液晶の劣化が、電圧印加された画素部において、
閾値低下となっていた。また、さらに液晶材料の劣化が
進んだ場合、電圧無印加時においても色目異常となって
認識されていた。これらの液晶材料の劣化は、紫外線が
エステル結合を有する液晶分子中に照射された場合に顕
著である。液晶分子内の結合が切れ、一部の液晶分子長
が短くなるために複屈折率の低下となり閾値低下となっ
て認識される。また、液晶材料の劣化の程度が大きい場
合、目視で認識されるという問題がある。
【0007】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、液晶材料の劣化を防止し、良好な表示品位を液晶表
示パネル全面に渡って実現した液晶表示素子及びその製
造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の液晶表示素子は、内側面に薄膜透明電極、
及び液晶配向処理薄膜を施した各々のガラス基板間に液
晶を狭持して成る液晶表示パネルにおいて、液晶表示パ
ネルを組み立てる際に、紫外線硬化樹脂を用いた液晶封
止用シール材料の近傍に隣接する液晶材料に紫外線吸収
材料を添加したことを特徴とする。
【0009】次に本発明の液晶表示素子の製造方法は、
内側面に薄膜透明電極、及び液晶配向処理薄膜を施した
各々のガラス基板間に液晶を狭持して成る液晶表示パネ
ルにおいて、まず熱硬化樹脂による液晶封止用シールを
構成し、真空中においてセル内部の空気と液晶材料を交
換する工程で、まず大部分の液晶材料を注入し、その
後、残りの液晶材料に紫外線吸収材料を添加して注入
し、しかる後、紫外線硬化樹脂を用いて封口することを
特徴とする。
【0010】前記本発明の液晶表示素子及びその製造方
法においては、紫外線吸収材料が、前記式(化1)で示
されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、前記式(化
2)で示されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及
び前記式(化3)で示されるシアノ−アクリレート系紫
外線吸収剤から選ばれる少なくとも一つの紫外線吸収剤
であることが好ましい。
【0011】また本発明の液晶表示素子及びその製造方
法においては、紫外線吸収剤の添加量が、液晶材料に対
して0.5〜1.5重量%の範囲であることが好まし
い。ここで紫外線吸収剤の添加量は、液晶封止用シール
材料の近傍に隣接する液晶材料のみに対して0.5〜
1.5重量%の範囲である。紫外線吸収剤の添加量が
0.5重量%未満では、紫外光(UV光)から液晶材料
を保護する効果が低くなり、1.5重量%以上では液晶
材料を保護する効果が飽和するばかりでなく、液晶材料
の低温での結晶化が問題となる。
【0012】また本発明の液晶表示素子の製造方法にお
いては、最初に注入する大部分の液晶材料が95重量%
前後であり、紫外線吸収材料を添加した液晶材料が5重
量%前後であることが好ましい。
【0013】前記において、薄膜透明電極とはインジウ
ム−スズ酸化物合金(ITO)薄膜電極等をいう。紫外
線硬化樹脂の硬化は、重合反応を開始する光開始剤の開
裂により生じるラジカルにより始まる。よって、光開始
剤の開裂に必要な吸収波長帯域の光を照射する必要があ
る。また、材料によって、吸収波長帯域が異なり、用途
に合った材料選択が必要となる。通常、液晶表示パネル
用のシール樹脂として、この吸収波長帯域が紫外波長の
最大波長域までブロードに広がった材料系が使い易い。
【0014】また、紫外波長帯域の短波長側は、光ポテ
ンシャルエネルギーが高いため、光開始剤の開裂速度も
速く、効率的な紫外線照射による硬化が望めるが、シー
ル樹脂に接する液晶材料の劣化も同時に発生する。この
ため、紫外線照射する場合に短波長側のカットをする必
要がある。
【0015】しかしながら、この様な紫外線波長帯域の
分離を行うと光開始剤が開裂する確率が低下し、よって
シール硬化の時間効率が低下する。このため、実際に液
晶表示パネルを生産する場合には、シールの硬化効率と
時間効率のバランスが取れた紫外波長域での波長カット
操作が必要となる。
【0016】そこで、紫外線硬化樹脂による液晶封止シ
ールを硬化する場合に紫外波長が近傍となる表示領域の
液晶材料に照射された時点で同時に吸収させるため、こ
の領域の液晶材料のみに紫外線吸収材料を添加する。紫
外線吸収材料の存在により紫外波長光は、表示領域液晶
材料まで届かない。また、液晶表示パネルが完成後、加
熱アニール処理することにより、表示エリア周辺部分に
局在化していた紫外線吸収材料は、十分に熱拡散し最終
的な濃度が一桁低下するため、結晶化による表示欠陥等
の悪影響を与えない。
【0017】本発明の構成では、液晶材料に400nm
以下の波長に吸収帯を持つ一種以上の紫外線吸収剤を添
加したことにより、パネル作製時に照射される紫外線に
より液晶材料が劣化することを最小限にとどめ、良好な
表示品位を液晶パネル全面に渡って実現した構成を有し
ている。
【0018】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明をさらに具体的
に説明する。 (実施例1)まず、光学応答評価に用いたテストセルに
ついて説明する。前処理として、ガラス基板上にインジ
ウム・スズ酸化物薄膜電極(ITO電極)を互いに直行
する様な短冊状に形成した2枚の基板を用意した。それ
ぞれの基板上に芳香族系ポリアミック酸溶液(チッソ石
油化学製PSI−A−2201)をスピンコート法によ
り膜厚800オングストローム(80nm)となるよう
に塗布した。80℃、15分の仮硬化熱処理後、220
℃、1時間の熱硬化処理を行い、ポリイミド配向膜を形
成した。次に、各々の基板(第1基板,第2基板)の配
向膜表面を通常のラビング法により、第1基板,第2基
板の配向膜表面間に液晶材料の長軸の方向が250゜回
転したツイスト角構成となるような配向処理を施した
(基板前工程)。
【0019】次に、第1基板のITO電極画素外に液晶
封止(シール)用の紫外線硬化性樹脂に所定の径を持つ
グスファイバーを0.1重量%混合し所定の線幅にてス
クリーン印刷した。前記シール樹脂の内側に液晶材料を
必要量滴下し、また、第2基板のラビング処理した表面
には、必要ギッャプ厚を保証するためのプラスチックビ
ーズを必要相当量散布した。これら第1ガラス基板、第
2ガラス基板をラビング処理面が互いに内側になるよう
に真空中にて張り合わせ、大気中にてシール樹脂部分に
ガラス基板外から紫外線を線状に照射した。この後、液
晶材料の液晶−等方相転移温度以上にて所定の時間以
上、加熱アニール処理して実験セル(1)を形成した
(図1、2)。図1〜2において、1,5はITO電
極、2は紫外線硬化樹脂(シール樹脂)、3はガラス基
板、4は第1ガラス基板、6はプラスチックビーズ、7
はガラス繊維、8は紫外線硬化樹脂、9はITO電極、
10は第2ガラス基板、11は液晶材料である。
【0020】また、同様の工法にて、液晶材料の滴下パ
ターンを(図5(C))に示す様に液晶封止シール樹脂
近傍の1列分に紫外線吸収剤を添加した液晶材料とし実
験セル(2)を得た(図5(B))。図5(B)におい
て、25は液晶材料の部分、26は紫外線吸収剤添加部
分である。また図5(C)において、27は滴下点の液
晶材料、28は滴下点の紫外線吸収剤添加部分である。
紫外線吸収剤としては前記式(化1)で示されるベンゾ
トリアゾール系紫外線吸収剤を、液晶封止用シール材料
の近傍に隣接する液晶材料に対して1.0重量%となる
ように添加した。
【0021】実験セル(1),(2)について、液晶封
止シールから画素内方向へ向けて(図5(A))、閾値
電圧測定を行った結果を図6に示す。図5(A)におい
て、23は正規閾値電圧、24は閾値電圧低下部分であ
る。この評価結果より明かにシール近傍の液晶材料に紫
外線吸収剤を添加した場合に閾値電圧低下が抑制されて
いることが確認できた。この閾値電圧の抑制分により、
シール近傍の閾値電圧低下による表示ムラは、完全に認
識されなくなった。
【0022】(実施例2)実施例1において基板前工程
まで行った第1ガラス基板、第2ガラス基板を用いて、
第1基板のITO電極画素外に熱硬化性樹脂に所定の径
を持つグスファイバーを0.1重量%混合し、所定の線
幅にてスクリーン印刷した。また、第2基板のラビング
処理した表面には、必要ギッャプ厚を保証するためのプ
ラスチックビーズを必要相当量散布した。その後、第1
基板、第2基板をラビング配向処理した表面が内側とな
るように張り合わせ、耐熱性フィルムを用いた真空パッ
クを行った後、所定条件で加熱硬化処理して、空セルを
得た。空セル中の空気と液晶材料を真空置換して所定ギ
ャップ厚となったところで紫外線硬化樹脂で注入口を塞
ぎ、紫外線照射により硬化して封口した。この後、液晶
材料の液晶−等方相転移温度以上にて所定の時間以上、
加熱アニール処理して実験セル(3)を得た(図3、図
4)。図3〜4において、12はITO電極、13は紫
外線硬化樹脂(シール樹脂)、14はガラス基板、15
は紫外線硬化樹脂、16は第1ガラス基板、17はIT
O電極、18はプラスチックビーズ、19は紫外線硬化
樹脂、20はITO電極、21は第2ガラス基板、22
は液晶材料である。
【0023】また、同様の工法にて、注入口付近の液晶
材料に紫外線吸収剤を添加した。具体的には、液晶材料
の注入終了直前に紫外線吸収剤の添加された液晶材料に
交換した。紫外線吸収剤としては前記式(化1)で示さ
れるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤を、液晶封止用
シール材料の近傍に隣接する液晶材料に対して1.0重
量%となるように添加した。このようにして実験セル
(4)を得た(図7(B))。図7(B)において、3
1は液晶材料の部分、32は紫外線吸収剤添加部分、3
3は紫外線照射ランプ、34は紫外線遮蔽マスクであ
る。
【0024】実験セル(3)、(4)について、注入口
封口樹脂部分から画素内方向へ向けて(図7(A))、
閾値電圧測定を行った結果を図8に示す。図7(A)に
おいて、27は滴下点の液晶材料、28は滴下点の紫外
線吸収剤添加部分である。この評価結果より明かに封口
樹脂近傍の液晶材料に紫外線吸収剤を添加した場合に、
閾値電圧低下が抑制されていることが確認できた。ただ
し、真空注入工法では、液晶材料中の極性分子や不純物
イオン成分等が注入口付近に吸着するため、工法上の違
いも含めて実施例1の場合とは、僅かな電圧差が生じ
る。この閾値電圧の抑制分により、シール近傍の閾値電
圧低下による表示ムラは、完全に認識されなくなった。
【0025】(実施例3)実施例3では、ベゾトリアゾ
ール系の紫外線吸収剤(化1)を実験セル構成(2)で
作製し、紫外線吸収剤の添加量を変化させて閾値電圧測
定を行った。測定結果を図9に示す。ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤の添加量0.5重量%以上により閾値
低下として認識できなかった。また、添加濃度1.5重
量%以上において閾値電圧低下抑制効果が飽和した。ま
た、液晶表示パネルが完成後、加熱アニール処理するこ
とにより、表示エリア周辺部分に局在化していた紫外線
吸収材料は、十分に熱拡散し最終的な濃度が一桁低下す
るため、表示状態に悪影響を与えなかった。また、前記
(化3)のシアノ−アクリレート系の紫外線吸収剤につ
いても同程度の効果があった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、液晶表示
パネル等の液晶表示素子を組み立てる際に、紫外線硬化
樹脂を用いた液晶封止用シール材料の近傍に隣接する液
晶材料に紫外線吸収材料を添加したことにより、液晶材
料の劣化を防止し、良好な表示品位を液晶表示素子全面
に渡って実現できる。また本発明の製造方法は、前記本
発明の液晶表示素子を効率良く合理的に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の滴下工法を用いて作製し
た実験セル(1)を表した模式平面図。
【図2】 同、滴下工法を用いて作製した実験セル
(1)の断面を表した模式図。
【図3】 本発明の別の実施例の真空注入工法を用いて
作製した実験セル(3)を表した模式平面図。
【図4】 同、真空注入工法を用いて作製した実験セル
(3)の断面を表した模式図。
【図5】 (A)は本発明の一実施例の実験セル(1)
の閾値電圧測定経路を表した模式図。(B)は実験セル
(2)の加熱アニール処理前の紫外線吸収剤添加液晶の
液晶表示エリア内の分布を表した模式図。(C)は実験
セル(2)において紫外線吸収剤を添加した液晶材料、
及び液晶材料のみを滴下した状態を表した模式図。
【図6】 本発明の一実施例の実験セル(1),(2)
の閾値電圧測定結果を表した図。
【図7】 (A)は本発明の別の実施例の実験セル
(3)の閾値電圧測定経路を表した模式図。(B)は実
験セル(4)の加熱アニール処理前の紫外線吸収剤添加
液晶の液晶表示エリア内の分布を表した模式図、及び注
入口部分の紫外線硬化樹脂への紫外線照射を表した模式
図。
【図8】 本発明の別の実施例の実験セル(3),
(4)の閾値電圧測定結果を表した図。
【図9】本発明の一実施例の紫外線吸収剤の添加量と閾
値電圧低下との関係を表した図(測定部分は、シール位
置より10mmの位置)。
【符号の説明】
1,5,9,12,17,20 ITO電極 2,13 紫外線硬化樹脂(シール樹脂) 3,14 ガラス基板 4,16 第1ガラス基板 6,18 プラスチックビーズ 7 ガラス繊維 8,15,19 紫外線硬化樹脂 10,21 第2ガラス基板 11,22 液晶材料 23,29 正規閾値電圧 24,30 閾値電圧低下部分 25,31 液晶材料の部分 26,32 紫外線吸収剤添加部分 27 滴下点の液晶材料 28 滴下点の紫外線吸収剤添加部分 33 紫外線照射ランプ 34 紫外線遮蔽マスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内側面に薄膜透明電極、及び液晶配向処
    理薄膜を施した各々のガラス基板間に液晶を狭持して成
    る液晶表示パネルにおいて、液晶表示パネルを組み立て
    る際に、紫外線硬化樹脂を用いた液晶封止用シール材料
    の近傍に隣接する液晶材料に紫外線吸収材料を添加した
    ことを特徴とする液晶表示素子。
  2. 【請求項2】 内側面に薄膜透明電極、及び液晶配向処
    理薄膜を施した各々のガラス基板間に液晶を狭持して成
    る液晶表示パネルにおいて、まず熱硬化樹脂による液晶
    封止用シールを構成し、真空中においてセル内部の空気
    と液晶材料を交換する工程で、まず大部分の液晶材料を
    注入し、その後、残りの液晶材料に紫外線吸収材料を添
    加して注入し、しかる後、紫外線硬化樹脂を用いて封口
    することを特徴とする液晶表示素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 紫外線吸収材料が、下記式(化1)で示
    されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、下記式(化
    2)で示されるベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、及
    び下記式(化3)で示されるシアノ−アクリレート系紫
    外線吸収剤から選ばれる少なくとも一つの紫外線吸収剤
    である請求項1または2に記載の液晶表示素子及びその
    製造方法。 【化1】 【化2】 【化3】
  4. 【請求項4】 紫外線吸収剤の添加量が、液晶材料に対
    して0.5〜1.5重量%の範囲である請求項1〜3の
    いずれかに記載の液晶表示素子及びその製造方法。
  5. 【請求項5】 最初に注入する大部分の液晶材料が95
    重量%前後であり、紫外線吸収材料を添加した液晶材料
    が5重量%前後である請求項2に記載の液晶表示素子の
    製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006124544A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Dainippon Ink & Chem Inc ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
JP2006206819A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Dainippon Ink & Chem Inc ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
CN102516916A (zh) * 2011-12-12 2012-06-27 东莞市派乐玛新材料技术开发有限公司 一种液晶密封剂组合物
JP2017082232A (ja) * 2016-12-22 2017-05-18 Dic株式会社 液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子

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