JPH10121588A - 土台用スペーサ - Google Patents
土台用スペーサInfo
- Publication number
- JPH10121588A JPH10121588A JP29436296A JP29436296A JPH10121588A JP H10121588 A JPH10121588 A JP H10121588A JP 29436296 A JP29436296 A JP 29436296A JP 29436296 A JP29436296 A JP 29436296A JP H10121588 A JPH10121588 A JP H10121588A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の土台用スペーサよりも通気性のよい土
台用スペーサを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の脚部と、これらの脚部を並行に連
結する連結部とを備え、前記脚部には連結方向に溝部を
設けるとともに、前記連結部の少なくとも一部の厚さを
前記脚部の厚さよりも薄くして凹部を形成することを特
徴とする土台用スペーサ。
台用スペーサを提供することを目的とする。 【解決手段】 複数の脚部と、これらの脚部を並行に連
結する連結部とを備え、前記脚部には連結方向に溝部を
設けるとともに、前記連結部の少なくとも一部の厚さを
前記脚部の厚さよりも薄くして凹部を形成することを特
徴とする土台用スペーサ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、家屋などの建造物
の基礎と土台との間に装着する土台用スペーサに関す
る。
の基礎と土台との間に装着する土台用スペーサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の土台用スペーサとして
は、実公昭61−46089号公報に示されるものがあ
る。この従来の土台用スペーサは、図6に示すように、
複数の脚部1とこれらの脚部1を並行に連結する連結部
2とより構成されている。そして、この土台用スペーサ
を家屋などの建造物の基礎と土台との間に装着すること
により、基礎と土台との間に土台用スペーサの厚み分の
スペースが形成される。従って、このスペースによって
保水状態となっている基礎からの湿気は、土台に移動す
ることがなく、さらに土台の表面が外部に露出すること
によって水分の蒸発を促進し、土台を乾燥状態にするこ
とができる。
は、実公昭61−46089号公報に示されるものがあ
る。この従来の土台用スペーサは、図6に示すように、
複数の脚部1とこれらの脚部1を並行に連結する連結部
2とより構成されている。そして、この土台用スペーサ
を家屋などの建造物の基礎と土台との間に装着すること
により、基礎と土台との間に土台用スペーサの厚み分の
スペースが形成される。従って、このスペースによって
保水状態となっている基礎からの湿気は、土台に移動す
ることがなく、さらに土台の表面が外部に露出すること
によって水分の蒸発を促進し、土台を乾燥状態にするこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のよ
うな土台用スペーサでは、この土台用スペーサの設置箇
所で空気の流れが遮断されるため、十分な通気性を得る
ことができず、土台の乾燥が十分に行われにくいという
課題を有する。
うな土台用スペーサでは、この土台用スペーサの設置箇
所で空気の流れが遮断されるため、十分な通気性を得る
ことができず、土台の乾燥が十分に行われにくいという
課題を有する。
【0004】そこで本発明は、従来の土台用スペーサよ
りも通気性のよい土台用スペーサを提供することを目的
とする。特に、上記のような土台用スペーサは、家屋な
どの建造物の重量を受けるために、通常は100mm程
度の幅のものを900mm程度の間隔で設けるために、
通気性に対する土台用スペーサの影響は小さくない。従
って本発明は、この土台用スペーサ自体の通気性に着目
し、土台用スペーサの幅方向と長さ方向のいずれにも空
気の流れを生じるような土台用スペーサを提供すること
を目的とする。
りも通気性のよい土台用スペーサを提供することを目的
とする。特に、上記のような土台用スペーサは、家屋な
どの建造物の重量を受けるために、通常は100mm程
度の幅のものを900mm程度の間隔で設けるために、
通気性に対する土台用スペーサの影響は小さくない。従
って本発明は、この土台用スペーサ自体の通気性に着目
し、土台用スペーサの幅方向と長さ方向のいずれにも空
気の流れを生じるような土台用スペーサを提供すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
土台用スペーサは、複数の脚部と、これらの脚部を並行
に連結する連結部とを備え、前記脚部には連結方向に溝
部を設けるとともに、前記連結部の少なくとも一部の厚
さを前記脚部の厚さよりも薄くして凹部を形成すること
を特徴とする。
土台用スペーサは、複数の脚部と、これらの脚部を並行
に連結する連結部とを備え、前記脚部には連結方向に溝
部を設けるとともに、前記連結部の少なくとも一部の厚
さを前記脚部の厚さよりも薄くして凹部を形成すること
を特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の本発明の土台用スペ
ーサは、複数の脚部と、これらの脚部を並行に連結する
連結部とを備え、前記脚部の一方の面には連結方向に溝
部を設けて1つの土台用スペーサ部材を構成し、2つの
土台用スペーサ部材を、それぞれの溝部を設けた面を対
向するように重ね合わせて構成したことを特徴とする。
ーサは、複数の脚部と、これらの脚部を並行に連結する
連結部とを備え、前記脚部の一方の面には連結方向に溝
部を設けて1つの土台用スペーサ部材を構成し、2つの
土台用スペーサ部材を、それぞれの溝部を設けた面を対
向するように重ね合わせて構成したことを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の本発明の土台用スペ
ーサは、請求項2に記載の土台用スペーサにおいて、2
つの土台用スペーサ部材を重ね合わせたときに、それぞ
れの土台用スペーサ部材に設けた連結部同士が重なり合
わないように連結部を形成することを特徴とする。
ーサは、請求項2に記載の土台用スペーサにおいて、2
つの土台用スペーサ部材を重ね合わせたときに、それぞ
れの土台用スペーサ部材に設けた連結部同士が重なり合
わないように連結部を形成することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態におけ
る土台用スペーサは、脚部には連結方向に溝部を設ける
とともに、連結部の少なくとも一部の厚さを脚部の厚さ
よりも薄くして凹部を形成するものである。このよう
に、脚部に連結方向の溝を設けることによって、幅方向
の通気性を確保することができる。また、連結部に形成
する凹部によって長さ方向、すなわち家屋の内外方向の
通気性を確保することができる。従って、基礎と土台と
の間の空気流れを生じやすくすることができ、土台の乾
燥効果を高めることができる。
る土台用スペーサは、脚部には連結方向に溝部を設ける
とともに、連結部の少なくとも一部の厚さを脚部の厚さ
よりも薄くして凹部を形成するものである。このよう
に、脚部に連結方向の溝を設けることによって、幅方向
の通気性を確保することができる。また、連結部に形成
する凹部によって長さ方向、すなわち家屋の内外方向の
通気性を確保することができる。従って、基礎と土台と
の間の空気流れを生じやすくすることができ、土台の乾
燥効果を高めることができる。
【0009】また、本発明の第二の実施の形態における
土台用スペーサは、脚部の一方の面には連結方向に溝部
を設けて1つの土台用スペーサ部材を構成し、2つの土
台用スペーサ部材を、それぞれの溝部を設けた面を対向
するように重ね合わせて構成したものである。このよう
に、脚部に連結方向の溝を設けることによって、幅方向
の通気性を確保することができる。また、脚部の一方の
面だけに溝部を設け、この溝部を対向するように重ね合
わせることによって、特に土台側と接触する面の凹凸部
をなくすることができるため、木材等からなる土台に、
土台用スペーサがめり込むことを防止することができ
る。
土台用スペーサは、脚部の一方の面には連結方向に溝部
を設けて1つの土台用スペーサ部材を構成し、2つの土
台用スペーサ部材を、それぞれの溝部を設けた面を対向
するように重ね合わせて構成したものである。このよう
に、脚部に連結方向の溝を設けることによって、幅方向
の通気性を確保することができる。また、脚部の一方の
面だけに溝部を設け、この溝部を対向するように重ね合
わせることによって、特に土台側と接触する面の凹凸部
をなくすることができるため、木材等からなる土台に、
土台用スペーサがめり込むことを防止することができ
る。
【0010】またこの第二の実施の形態において、2つ
の土台用スペーサ部材を重ね合わたときに、それぞれの
土台用スペーサ部材に設けた連結部同士が重なり合わな
いように連結部を形成することによって、長さ方向、す
なわち家屋の内外方向の通気性を確保することができ
る。従って、基礎と土台との間の空気流れを生じやすく
することができ、土台の乾燥効果を高めることができ
る。
の土台用スペーサ部材を重ね合わたときに、それぞれの
土台用スペーサ部材に設けた連結部同士が重なり合わな
いように連結部を形成することによって、長さ方向、す
なわち家屋の内外方向の通気性を確保することができ
る。従って、基礎と土台との間の空気流れを生じやすく
することができ、土台の乾燥効果を高めることができ
る。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面に基づい
て説明する。図1は、同実施例における土台用スペーサ
を示す斜視図である。同図に示すように本実施例の土台
用スペーサは、4本の脚部10と、これらの脚部10を
並行に連結する連結部20とより構成されている。そし
て、それぞれの脚部10には、連結方向に2つの溝部1
1、12を設けている。これらの溝部11、12は、脚
部10の厚さの約半分程度の深さの溝である。また、連
結部20は、脚部10の一端側を連結しており、両側部
に位置する脚部10の連結部20においては、その厚さ
を脚部10の厚さよりも薄くして凹部21を形成してい
る。このとき、凹部21の深さは、脚部10の厚さの約
半分程度の深さである。また、両側部に位置する脚部1
0の一端には突起部30を、他端にはこの突起部30と
嵌合する孔40を設けている。なお、この突起部30と
孔40とは、図2で説明するように土台用スペーサ部材
として2つを重ね合わせて使用する場合に用いるもの
で、単体で用いる場合には必要としない。従って、本実
施例の土台用スペーサを単体で用いる場合には、少なく
とも突起部30は設けないか、あるいは設けている場合
には切り取って用いる。上記のような土台用スペーサ
は、撥水性、防腐性、防錆性を有する合成樹脂等を素材
とし、幅方向の外形寸法は140mm、長さ方向の外形
寸法は100mm、厚さは10mmからなり、各脚部1
0の幅及び各脚部10間は、それぞれ20mm程度の寸
法である。なお、溝部11、12を設けていない脚部1
0の裏面側は、連結部20と同一平面を形成し、大きな
凹凸のない平たんな面としている。本実施例によれば、
溝部11、12によって幅方向の通気性を確保すること
ができ、また連結部20に形成する凹部21によって長
さ方向、すなわち家屋の内外方向の通気性を確保するこ
とができる。
て説明する。図1は、同実施例における土台用スペーサ
を示す斜視図である。同図に示すように本実施例の土台
用スペーサは、4本の脚部10と、これらの脚部10を
並行に連結する連結部20とより構成されている。そし
て、それぞれの脚部10には、連結方向に2つの溝部1
1、12を設けている。これらの溝部11、12は、脚
部10の厚さの約半分程度の深さの溝である。また、連
結部20は、脚部10の一端側を連結しており、両側部
に位置する脚部10の連結部20においては、その厚さ
を脚部10の厚さよりも薄くして凹部21を形成してい
る。このとき、凹部21の深さは、脚部10の厚さの約
半分程度の深さである。また、両側部に位置する脚部1
0の一端には突起部30を、他端にはこの突起部30と
嵌合する孔40を設けている。なお、この突起部30と
孔40とは、図2で説明するように土台用スペーサ部材
として2つを重ね合わせて使用する場合に用いるもの
で、単体で用いる場合には必要としない。従って、本実
施例の土台用スペーサを単体で用いる場合には、少なく
とも突起部30は設けないか、あるいは設けている場合
には切り取って用いる。上記のような土台用スペーサ
は、撥水性、防腐性、防錆性を有する合成樹脂等を素材
とし、幅方向の外形寸法は140mm、長さ方向の外形
寸法は100mm、厚さは10mmからなり、各脚部1
0の幅及び各脚部10間は、それぞれ20mm程度の寸
法である。なお、溝部11、12を設けていない脚部1
0の裏面側は、連結部20と同一平面を形成し、大きな
凹凸のない平たんな面としている。本実施例によれば、
溝部11、12によって幅方向の通気性を確保すること
ができ、また連結部20に形成する凹部21によって長
さ方向、すなわち家屋の内外方向の通気性を確保するこ
とができる。
【0012】次に、上記土台用スペーサを1つの土台用
スペーサ部材とし、2つの土台用スペーサを重ね合わせ
て土台用スペーサを構成する場合について図2から図4
に基づいて説明する。図2は、土台用スペーサ部材Aと
土台用スペーサBとを重ね合わせた状態の斜視図であ
る。ここで、土台用スペーサ部材A、Bは、図1で説明
した土台用スペーサと同じ構成のものであり、各部の構
造については同一番号を付して説明を省略する。図3
は、2つの土台用スペーサA、Bを重ね合わせた状態
で、基礎50と土台60との間に装着した状態を示す正
面図であり、図4は、同側断面図である。ただし、説明
のために図4においては、小動物の侵入防止等を図るた
めのサッシ部材を設けた状態を示している。
スペーサ部材とし、2つの土台用スペーサを重ね合わせ
て土台用スペーサを構成する場合について図2から図4
に基づいて説明する。図2は、土台用スペーサ部材Aと
土台用スペーサBとを重ね合わせた状態の斜視図であ
る。ここで、土台用スペーサ部材A、Bは、図1で説明
した土台用スペーサと同じ構成のものであり、各部の構
造については同一番号を付して説明を省略する。図3
は、2つの土台用スペーサA、Bを重ね合わせた状態
で、基礎50と土台60との間に装着した状態を示す正
面図であり、図4は、同側断面図である。ただし、説明
のために図4においては、小動物の侵入防止等を図るた
めのサッシ部材を設けた状態を示している。
【0013】図2において、土台用スペーサ部材Aは、
図1と同じ状態であり、土台用スペーサ部材Bは、図1
に示す状態から、連結部20を中心に溝部11、12が
下面になるように180℃回転させた状態である。この
とき、土台用スペーサ部材Aの突起部30と土台用スペ
ーサ部材Bの孔40とを、また土台用スペーサ部材Bの
突起部30と土台用スペーサ部材Aの孔40とを嵌合さ
せて2つの土台用スペーサ部材A、Bを重ね合わせてい
る。従って、図示のように、土台用スペーサ部材Aの溝
部11、12と、土台用スペーサ部材Bの溝部11、1
2とは、対向することによって溝孔を形成する。図3、
図4は、この2つの土台用スペーサA、Bを重ね合わせ
た状態で、基礎50と土台60との間に装着した状態を
示している。ここで、基礎50はコンクリートからな
り、土台60は通常木材からなる。また、図4に示すサ
ッシ部材70は、アルミ製の材料からなる中空のパイプ
状のもので、基礎50の外壁側に設けたモルタル仕上げ
部51と土台60の外壁側に通気層61を介して配設す
るモルタル外壁62との隙間に設けられる。またこのサ
ッシ部材70には、通風用の長孔70Aを下面に設けて
いる。
図1と同じ状態であり、土台用スペーサ部材Bは、図1
に示す状態から、連結部20を中心に溝部11、12が
下面になるように180℃回転させた状態である。この
とき、土台用スペーサ部材Aの突起部30と土台用スペ
ーサ部材Bの孔40とを、また土台用スペーサ部材Bの
突起部30と土台用スペーサ部材Aの孔40とを嵌合さ
せて2つの土台用スペーサ部材A、Bを重ね合わせてい
る。従って、図示のように、土台用スペーサ部材Aの溝
部11、12と、土台用スペーサ部材Bの溝部11、1
2とは、対向することによって溝孔を形成する。図3、
図4は、この2つの土台用スペーサA、Bを重ね合わせ
た状態で、基礎50と土台60との間に装着した状態を
示している。ここで、基礎50はコンクリートからな
り、土台60は通常木材からなる。また、図4に示すサ
ッシ部材70は、アルミ製の材料からなる中空のパイプ
状のもので、基礎50の外壁側に設けたモルタル仕上げ
部51と土台60の外壁側に通気層61を介して配設す
るモルタル外壁62との隙間に設けられる。またこのサ
ッシ部材70には、通風用の長孔70Aを下面に設けて
いる。
【0014】本実施例によれば、溝部11、12によっ
て形成される溝孔によって、図3に矢印で示すように、
幅方向の通気性を確保することができる。また、このよ
うに溝部11、12を対向するように重ね合わせること
によって、特に土台側と接触する面の凹凸部をなくする
ことができるため、木材等からなる土台に、土台用スペ
ーサがめり込むことを防止することができる。また、土
台用スペーサ部材Aの凹部21は、土台用スペーサ部材
Bの脚部10によってさらに深い凹部を形成するととも
に、単体では凹部を形成しなかった中央部の脚部10間
の連結部20の上部においても、土台用スペーサ部材B
の脚部10によって凹部22を形成する。従って、これ
らの凹部21、22によって、図4に矢印で示すよう
に、サッシ部材70の長孔70Aからの空気を家屋の内
方向に導くことができる。
て形成される溝孔によって、図3に矢印で示すように、
幅方向の通気性を確保することができる。また、このよ
うに溝部11、12を対向するように重ね合わせること
によって、特に土台側と接触する面の凹凸部をなくする
ことができるため、木材等からなる土台に、土台用スペ
ーサがめり込むことを防止することができる。また、土
台用スペーサ部材Aの凹部21は、土台用スペーサ部材
Bの脚部10によってさらに深い凹部を形成するととも
に、単体では凹部を形成しなかった中央部の脚部10間
の連結部20の上部においても、土台用スペーサ部材B
の脚部10によって凹部22を形成する。従って、これ
らの凹部21、22によって、図4に矢印で示すよう
に、サッシ部材70の長孔70Aからの空気を家屋の内
方向に導くことができる。
【0015】上記実施例で説明した土台用スペーサの使
用状態を図5に示す。なお、図5においては、図2から
図4において説明した2つの土台用スペーサ部材A、B
を用いた土台用スペーサを示している。同図において、
80は柱を、90はアンカーボルトを示している。ここ
でアンカーボルト90は基礎50と土台60とを連結す
るものである。同図に示すように、土台用スペーサ部材
A、Bは、柱80が設置される下部に配置される他、柱
と柱との間にも所定間隔で配置される。柱と柱との間に
配置される場合には、図示のように脚部10間の隙間に
アンカーボルト90を位置させるように配置する。な
お、柱間に土台用スペーサ部材A、Bを配置する場合に
は、約900mmの間隔で設けられる。
用状態を図5に示す。なお、図5においては、図2から
図4において説明した2つの土台用スペーサ部材A、B
を用いた土台用スペーサを示している。同図において、
80は柱を、90はアンカーボルトを示している。ここ
でアンカーボルト90は基礎50と土台60とを連結す
るものである。同図に示すように、土台用スペーサ部材
A、Bは、柱80が設置される下部に配置される他、柱
と柱との間にも所定間隔で配置される。柱と柱との間に
配置される場合には、図示のように脚部10間の隙間に
アンカーボルト90を位置させるように配置する。な
お、柱間に土台用スペーサ部材A、Bを配置する場合に
は、約900mmの間隔で設けられる。
【0016】上記実施例においては、溝部11、12を
脚部10の一方の面だけに設けた場合で説明したが、両
面に設けたものでもよく、またその溝部の本数も特に限
定されるものではない。また溝部の方向も連結方向であ
る旨説明したが、必ずしも図示のように連結部と平行に
設けていなくても、実質的に幅方向の通気が行われるも
のであればよい。また、連結部20は、脚部10の一端
側に設けたものを図示したが、両端に設けてもよく、ま
た中央部に設けてもよい。ただし、中央部に設ける場合
には、連結部20の厚さを脚部10の厚さよりも薄くす
ることによって、長さ方向の通気を確保することが好ま
しい。
脚部10の一方の面だけに設けた場合で説明したが、両
面に設けたものでもよく、またその溝部の本数も特に限
定されるものではない。また溝部の方向も連結方向であ
る旨説明したが、必ずしも図示のように連結部と平行に
設けていなくても、実質的に幅方向の通気が行われるも
のであればよい。また、連結部20は、脚部10の一端
側に設けたものを図示したが、両端に設けてもよく、ま
た中央部に設けてもよい。ただし、中央部に設ける場合
には、連結部20の厚さを脚部10の厚さよりも薄くす
ることによって、長さ方向の通気を確保することが好ま
しい。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明は、脚部に連結方向
の溝を設けることによって、幅方向の通気性を確保する
ことができる。また、連結部に形成する凹部によって長
さ方向、すなわち家屋の内外方向の通気性を確保するこ
とができる。従って、基礎と土台との間の空気流れを生
じやすくすることができ、土台の乾燥効果を高めること
ができる。また本発明は、脚部の一方の面だけに溝部を
設け、この溝部を対向するように重ね合わせることによ
って、特に土台側と接触する面の凹凸部をなくすること
ができるため、木材等からなる土台に、土台用スペーサ
がめり込むことを防止することができる。
の溝を設けることによって、幅方向の通気性を確保する
ことができる。また、連結部に形成する凹部によって長
さ方向、すなわち家屋の内外方向の通気性を確保するこ
とができる。従って、基礎と土台との間の空気流れを生
じやすくすることができ、土台の乾燥効果を高めること
ができる。また本発明は、脚部の一方の面だけに溝部を
設け、この溝部を対向するように重ね合わせることによ
って、特に土台側と接触する面の凹凸部をなくすること
ができるため、木材等からなる土台に、土台用スペーサ
がめり込むことを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による土台用スペーサの斜視
図
図
【図2】本発明の第二の実施例による土台用スペーサの
斜視図
斜視図
【図3】同実施例による土台用スペーサの使用状態を示
す正面図
す正面図
【図4】同実施例による土台用スペーサの使用状態を示
す側断面図
す側断面図
【図5】同実施例による土台用スペーサの使用状態を示
す要部斜視図
す要部斜視図
【図6】従来例による土台用スペーサの斜視図
10 脚部 11 溝部 12 溝部 20 連結部 21 凹部 A 土台用スペーサ部材 B 土台用スペーサ部材
Claims (3)
- 【請求項1】 複数の脚部と、これらの脚部を並行に連
結する連結部とを備え、前記脚部には連結方向に溝部を
設けるとともに、前記連結部の少なくとも一部の厚さを
前記脚部の厚さよりも薄くして凹部を形成することを特
徴とする土台用スペーサ。 - 【請求項2】 複数の脚部と、これらの脚部を並行に連
結する連結部とを備え、前記脚部の一方の面には連結方
向に溝部を設けて1つの土台用スペーサ部材を構成し、
2つの土台用スペーサ部材を、それぞれの溝部を設けた
面を対向するように重ね合わせて構成したことを特徴と
する土台用スペーサ。 - 【請求項3】 2つの土台用スペーサ部材を重ね合わせ
たときに、それぞれの土台用スペーサ部材に設けた連結
部同士が重なり合わないように連結部を形成することを
特徴とする請求項2に記載の土台用スペーサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29436296A JPH10121588A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 土台用スペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29436296A JPH10121588A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 土台用スペーサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10121588A true JPH10121588A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17806736
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29436296A Pending JPH10121588A (ja) | 1996-10-16 | 1996-10-16 | 土台用スペーサ |
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JP (1) | JPH10121588A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002235384A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Joto Techno Co Ltd | 建物用基礎パッキン |
JP2003301532A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-24 | Joto Techno Co Ltd | 長尺の基礎パッキン |
JP2007198125A (ja) * | 2007-05-01 | 2007-08-09 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 建築用基礎パッキン |
JP2010281201A (ja) * | 2010-09-16 | 2010-12-16 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 建築用基礎パッキン |
-
1996
- 1996-10-16 JP JP29436296A patent/JPH10121588A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2002235384A (ja) * | 2001-02-09 | 2002-08-23 | Joto Techno Co Ltd | 建物用基礎パッキン |
JP4722302B2 (ja) * | 2001-02-09 | 2011-07-13 | 城東テクノ株式会社 | 建物用基礎パッキン |
JP2003301532A (ja) * | 2002-04-11 | 2003-10-24 | Joto Techno Co Ltd | 長尺の基礎パッキン |
JP2007198125A (ja) * | 2007-05-01 | 2007-08-09 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 建築用基礎パッキン |
JP4724687B2 (ja) * | 2007-05-01 | 2011-07-13 | タカヤマ金属工業株式会社 | 建築用基礎パッキン |
JP2010281201A (ja) * | 2010-09-16 | 2010-12-16 | Takayama Metal Industrial Co Ltd | 建築用基礎パッキン |
JP4724777B2 (ja) * | 2010-09-16 | 2011-07-13 | タカヤマ金属工業株式会社 | 建築用基礎パッキン |
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