JPH10119402A - 蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材およびその製造方法 - Google Patents
蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材およびその製造方法Info
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- JPH10119402A JPH10119402A JP28060796A JP28060796A JPH10119402A JP H10119402 A JPH10119402 A JP H10119402A JP 28060796 A JP28060796 A JP 28060796A JP 28060796 A JP28060796 A JP 28060796A JP H10119402 A JPH10119402 A JP H10119402A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】研磨された印材を使用しているので表面状態が
非常に美しく、素材の本来の特徴を生かすことができ、
しかも使用中に蒔絵もしくは金箔が摩耗したり、損傷す
ることがほとんどない蒔絵もしくは金箔加飾を施した印
材を提供しようとするものである。 【解決手段】1)印材の表面に塗布されたエポキシ系等
の塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に蒔かれた
金、銀、銅、スズ、色粉とを有することを特徴とする蒔
絵を施した印材。 2)印材の表面に塗布されたエポキシ系等の塗料もしく
は漆からなる模様と、模様の上に貼り付けられた金箔
と、その上に盛り上げて付着させた透明塗料を有するこ
とを特徴とする金箔加飾を施した印材。
非常に美しく、素材の本来の特徴を生かすことができ、
しかも使用中に蒔絵もしくは金箔が摩耗したり、損傷す
ることがほとんどない蒔絵もしくは金箔加飾を施した印
材を提供しようとするものである。 【解決手段】1)印材の表面に塗布されたエポキシ系等
の塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に蒔かれた
金、銀、銅、スズ、色粉とを有することを特徴とする蒔
絵を施した印材。 2)印材の表面に塗布されたエポキシ系等の塗料もしく
は漆からなる模様と、模様の上に貼り付けられた金箔
と、その上に盛り上げて付着させた透明塗料を有するこ
とを特徴とする金箔加飾を施した印材。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、印面に氏名等を
刻して印鑑として使用する蒔絵もしくは金箔加飾を施し
た印材、および蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材の製
造方法に関するものである。
刻して印鑑として使用する蒔絵もしくは金箔加飾を施し
た印材、および蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材の製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の表面に装飾を施した印材として
は、手で模様を描いたり、模様を彫り込んだり、象眼の
手法を用い、模様を刻んだ上に金、銀、赤銅、四分一な
どをはめ込んだりしたものが知られている。そしてこの
ような装飾を施した印材は、象牙や黒水牛、柘材等から
なる印材自体の模様の他に上述のような装飾を有するた
め、多様な表現力を持たせることが可能である。
は、手で模様を描いたり、模様を彫り込んだり、象眼の
手法を用い、模様を刻んだ上に金、銀、赤銅、四分一な
どをはめ込んだりしたものが知られている。そしてこの
ような装飾を施した印材は、象牙や黒水牛、柘材等から
なる印材自体の模様の他に上述のような装飾を有するた
め、多様な表現力を持たせることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の装飾を施した印材においては、次のような欠点があ
った。
来の装飾を施した印材においては、次のような欠点があ
った。
【0004】イ)上述のように、手で模様を描くものに
おいては、印材が研磨されているためにその表面に塗料
が乗りにくく、また使用中に模様を形成した箇所が摩耗
しやすいという欠点があった。
おいては、印材が研磨されているためにその表面に塗料
が乗りにくく、また使用中に模様を形成した箇所が摩耗
しやすいという欠点があった。
【0005】ロ)象牙や黒水牛、柘材その他の印材に彫
刻を施すことは、素材の本来の特徴を損なうものである
上、装飾性の向上の面でも不充分であった。
刻を施すことは、素材の本来の特徴を損なうものである
上、装飾性の向上の面でも不充分であった。
【0006】ハ)象眼の手法を用い、模様を刻んだ上に
金、銀、赤銅、四分一などをはめ込んだりしたものは、
彫刻作業が面倒であり、またその表現が単調であるとい
う欠点があった。
金、銀、赤銅、四分一などをはめ込んだりしたものは、
彫刻作業が面倒であり、またその表現が単調であるとい
う欠点があった。
【0007】この発明の蒔絵もしくは金箔加飾を施した
印材およびその製造方法は従来例の上記欠点を解消した
もので、研磨された印材を使用しているので表面状態が
非常に美しく、素材の本来の特徴を生かすことができ、
しかも使用中に蒔絵もしくは金箔が摩耗したり、損傷す
ることがほとんどない蒔絵もしくは金箔加飾を施した印
材を提供しようとするものである。
印材およびその製造方法は従来例の上記欠点を解消した
もので、研磨された印材を使用しているので表面状態が
非常に美しく、素材の本来の特徴を生かすことができ、
しかも使用中に蒔絵もしくは金箔が摩耗したり、損傷す
ることがほとんどない蒔絵もしくは金箔加飾を施した印
材を提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明の蒔絵
を施した印材は、印材の表面に塗布されたエポキシ系等
の塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に蒔かれた
金、銀、銅、スズ、色粉とを有することを特徴とするも
のである。
を施した印材は、印材の表面に塗布されたエポキシ系等
の塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に蒔かれた
金、銀、銅、スズ、色粉とを有することを特徴とするも
のである。
【0009】またこの発明の金箔加飾を施した印材は、
印材の表面に塗布されたエポキシ系等の塗料もしくは漆
からなる模様と、模様の上に貼り付けられた金箔と、そ
の上に盛り上げて付着させた透明塗料を有することを特
徴とするものである。
印材の表面に塗布されたエポキシ系等の塗料もしくは漆
からなる模様と、模様の上に貼り付けられた金箔と、そ
の上に盛り上げて付着させた透明塗料を有することを特
徴とするものである。
【0010】この発明の蒔絵を施した印材の製造方法
は、印材の表面にエポキシ系等の塗料もしくは漆を塗布
して模様を形成し、その模様の上に金、銀、銅、スズ、
色粉を蒔いて付着させたことを特徴とするものである。
は、印材の表面にエポキシ系等の塗料もしくは漆を塗布
して模様を形成し、その模様の上に金、銀、銅、スズ、
色粉を蒔いて付着させたことを特徴とするものである。
【0011】またこの発明の金箔加飾を施した印材の製
造方法は、印材の表面にエポキシ系等の塗料もしくは漆
を塗布して模様を形成し、その模様の上に金箔を貼り付
け、その上に透明塗料を盛り上げたことを特徴とするも
のである。
造方法は、印材の表面にエポキシ系等の塗料もしくは漆
を塗布して模様を形成し、その模様の上に金箔を貼り付
け、その上に透明塗料を盛り上げたことを特徴とするも
のである。
【0012】以上のように構成したこの発明の蒔絵もし
くは金箔加飾を施した印材は、研磨された印材を使用し
ているので表面状態が非常に美しく、素材の本来の特徴
を生かすことができ、しかも使用中に蒔絵もしくは金箔
加飾が摩耗したり、損傷することがほとんどない蒔絵も
しくは金箔加飾を施した印材を提供することができる。
くは金箔加飾を施した印材は、研磨された印材を使用し
ているので表面状態が非常に美しく、素材の本来の特徴
を生かすことができ、しかも使用中に蒔絵もしくは金箔
加飾が摩耗したり、損傷することがほとんどない蒔絵も
しくは金箔加飾を施した印材を提供することができる。
【0013】またこの発明の蒔絵もしくは金箔加飾を施
した印材の製造方法は、従来の蒔絵もしくは金箔加飾の
技法を生かしながら、量産性を向上させることができ、
またその工程を経て得た蒔絵もしくは金箔加飾を施した
印材は、使用中に蒔絵もしくは金箔加飾が摩耗したり、
損傷することがほとんどなくなった。
した印材の製造方法は、従来の蒔絵もしくは金箔加飾の
技法を生かしながら、量産性を向上させることができ、
またその工程を経て得た蒔絵もしくは金箔加飾を施した
印材は、使用中に蒔絵もしくは金箔加飾が摩耗したり、
損傷することがほとんどなくなった。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の蒔絵もしくは金
箔加飾を施した印材およびその製造方法の実施の形態
を、図面に基いて説明する。
箔加飾を施した印材およびその製造方法の実施の形態
を、図面に基いて説明する。
【0015】図1および図2は、この発明の蒔絵を施し
た印材の1実施例を、象牙や黒水牛、柘材等の印材を例
にとって説明するものである。図において、1は黒水牛
からなる予め研磨された印材本体で、その表面には蒔絵
の手法によって模様2が施されている。この模様2の形
成は、蒔絵作成の常法により次のように行なわれる。
た印材の1実施例を、象牙や黒水牛、柘材等の印材を例
にとって説明するものである。図において、1は黒水牛
からなる予め研磨された印材本体で、その表面には蒔絵
の手法によって模様2が施されている。この模様2の形
成は、蒔絵作成の常法により次のように行なわれる。
【0016】先ず、研磨された黒水牛からなる印材本体
1を準備する。この研磨の度合いは、充分な光沢を有す
るとともに、蒔絵のベースとして塗布するエポキシ系等
の塗料もしくは漆が簡単に剥がれない程度であることが
要求されるが、市販の印材はこの条件に合致している。
1を準備する。この研磨の度合いは、充分な光沢を有す
るとともに、蒔絵のベースとして塗布するエポキシ系等
の塗料もしくは漆が簡単に剥がれない程度であることが
要求されるが、市販の印材はこの条件に合致している。
【0017】そして、印材本体1の表面に描こうとする
モチーフに応じた所定の模様に、エポキシ系等の塗料も
しくは漆を適当な回数スクリーン転写により塗布し、必
要に応じてその都度金蒔、銀蒔等を施した上、上記塗料
を乾燥させて拭き上げ、固定させる。
モチーフに応じた所定の模様に、エポキシ系等の塗料も
しくは漆を適当な回数スクリーン転写により塗布し、必
要に応じてその都度金蒔、銀蒔等を施した上、上記塗料
を乾燥させて拭き上げ、固定させる。
【0018】図1(イ)は、上記印材本体1の表面に蒔
絵のベースをスクリーン転写する機構を示すものであ
る。すなわち、水平に並べた一対のローラ3,3の上に
印材本体1を載置し、その上に保持したスクリーン版4
上にエポキシ系等の塗料もしくは漆を塗布してヘラ5で
刷り込むものである。上記スクリーン版4としては、図
1(ロ)に示すような構造を備えたものが望ましく、木
または金属の枠6に張った絹またはナイロン、テトロン
(商品名)などの細かい織布7を使用することができ
る。
絵のベースをスクリーン転写する機構を示すものであ
る。すなわち、水平に並べた一対のローラ3,3の上に
印材本体1を載置し、その上に保持したスクリーン版4
上にエポキシ系等の塗料もしくは漆を塗布してヘラ5で
刷り込むものである。上記スクリーン版4としては、図
1(ロ)に示すような構造を備えたものが望ましく、木
または金属の枠6に張った絹またはナイロン、テトロン
(商品名)などの細かい織布7を使用することができ
る。
【0019】スクリーン転写に際しては、ヘラ5は固定
しておき、一対のローラ3,3およびスクリーン版4を
同期させて回転および移動させることにより、印材本体
1の曲面に無理なくスクリーン転写を施すことができ
る。もちろん、上記模様2に使用された色彩の数、およ
び金蒔、銀蒔、ぼかしの数の分だけスクリーン版4の数
も必要となる。
しておき、一対のローラ3,3およびスクリーン版4を
同期させて回転および移動させることにより、印材本体
1の曲面に無理なくスクリーン転写を施すことができ
る。もちろん、上記模様2に使用された色彩の数、およ
び金蒔、銀蒔、ぼかしの数の分だけスクリーン版4の数
も必要となる。
【0020】上記蒔絵を施した印材本体1は、図2に示
すようにその印面8に氏名等を刻し、印鑑11として使
用される。得た印鑑11は、ベースの塗料が模様2を鮮
明に見せており、しかも模様2が印材本体1の黒色の表
面に浮き上がって表現されていて、非常に新規な印鑑1
1となる。
すようにその印面8に氏名等を刻し、印鑑11として使
用される。得た印鑑11は、ベースの塗料が模様2を鮮
明に見せており、しかも模様2が印材本体1の黒色の表
面に浮き上がって表現されていて、非常に新規な印鑑1
1となる。
【0021】次に、蒔絵を施した印材の製造方法につい
て図3のフローチャートによって詳細に説明する。
て図3のフローチャートによって詳細に説明する。
【0022】先ず、印材としての所定の形状に加工さ
れ、研磨された黒水牛からなる印材本体を準備する。研
磨の度合いは、充分な光沢を有する程度であればよい。
れ、研磨された黒水牛からなる印材本体を準備する。研
磨の度合いは、充分な光沢を有する程度であればよい。
【0023】そして、別途描こうとするモチーフに応じ
た絵柄をスクリーン版4に形成しておく。以下にスクリ
ーン転写と金蒔等との作業工程を詳細に説明する。
た絵柄をスクリーン版4に形成しておく。以下にスクリ
ーン転写と金蒔等との作業工程を詳細に説明する。
【0024】先ず黒色部分(扇面)の絵柄を、スクリー
ン版4でエポキシ系塗料を用いて印材本体の表面にスク
リーン転写する。そしてエポキシ系塗料が半乾きのうち
に扇面上に金蒔をする。
ン版4でエポキシ系塗料を用いて印材本体の表面にスク
リーン転写する。そしてエポキシ系塗料が半乾きのうち
に扇面上に金蒔をする。
【0025】次いで朱色部分(もみじと桜)を同様にス
クリーン版4でエポキシ系塗料を用いてスクリーン転写
する。その後、もみじの部分のほぼ全体に金の微粉末を
用いて金ぼかしを施す。また桜の部分(朱色)の上には
銀蒔を施す。
クリーン版4でエポキシ系塗料を用いてスクリーン転写
する。その後、もみじの部分のほぼ全体に金の微粉末を
用いて金ぼかしを施す。また桜の部分(朱色)の上には
銀蒔を施す。
【0026】最後に種々の線や輪郭をエポキシ系塗料で
スクリーン転写する。そしてその線および輪郭の上に金
蒔を施し、エポキシ系塗料を完全に乾燥すれば、製品が
完成する。
スクリーン転写する。そしてその線および輪郭の上に金
蒔を施し、エポキシ系塗料を完全に乾燥すれば、製品が
完成する。
【0027】上記模様2は桜の部分を例にとれば、図5
のように基本的には朱色のエポキシ系塗料層12と、こ
のエポキシ系塗料層12上に形成された銀蒔層13で構
成されている。そして線や輪郭部分はエポキシ系塗料層
14で肉盛りされ、さらにその上に金蒔層15が形成さ
れている。
のように基本的には朱色のエポキシ系塗料層12と、こ
のエポキシ系塗料層12上に形成された銀蒔層13で構
成されている。そして線や輪郭部分はエポキシ系塗料層
14で肉盛りされ、さらにその上に金蒔層15が形成さ
れている。
【0028】このようにして得た印材本体1上に形成し
た蒔絵による模様2は、表現が多彩で色彩豊かであり、
しかも簡単に摩耗したり、剥れたりすることがない。
た蒔絵による模様2は、表現が多彩で色彩豊かであり、
しかも簡単に摩耗したり、剥れたりすることがない。
【0029】次に、金箔加飾を施した印材の製造方法に
ついて図4のフローチャートにより詳細に説明する。
ついて図4のフローチャートにより詳細に説明する。
【0030】先ず、上記図3の実施例と同様に印材とし
ての所定の形状に加工され、研磨された黒水牛からなる
印材本体を準備する。
ての所定の形状に加工され、研磨された黒水牛からなる
印材本体を準備する。
【0031】そして、別途描こうとするモチーフに応じ
た絵柄をスクリーン版4に形成しておく。そして黒色部
分(扇面)の絵柄を、スクリーン版4でべんがら色のエ
ポキシ系塗料を用いて印材本体の表面にスクリーン転写
する。そしてエポキシ系塗料が半乾きのうちに扇面上に
金箔その他の箔を載せて貼る。
た絵柄をスクリーン版4に形成しておく。そして黒色部
分(扇面)の絵柄を、スクリーン版4でべんがら色のエ
ポキシ系塗料を用いて印材本体の表面にスクリーン転写
する。そしてエポキシ系塗料が半乾きのうちに扇面上に
金箔その他の箔を載せて貼る。
【0032】次いでその表面に透明塗料(クリア)によ
る保護膜を形成し、摩耗を防止できるようにしておく。
る保護膜を形成し、摩耗を防止できるようにしておく。
【0033】
【発明の効果】以上のように構成したこの発明の蒔絵も
しくは金箔加飾を施した印材は、研磨された印材を使用
しているので表面状態が非常に美しく、素材の本来の特
徴を生かすことができ、しかも使用中に蒔絵もしくは金
箔が摩耗したり、損傷することがほとんどない蒔絵もし
くは金箔加飾を施した印材を提供することができる。
しくは金箔加飾を施した印材は、研磨された印材を使用
しているので表面状態が非常に美しく、素材の本来の特
徴を生かすことができ、しかも使用中に蒔絵もしくは金
箔が摩耗したり、損傷することがほとんどない蒔絵もし
くは金箔加飾を施した印材を提供することができる。
【0034】そして得た印材は蒔絵もしくは金箔加飾が
施されている。したがって、この印材を使用して作製さ
れた印鑑は、家庭内に多数の印鑑があって印面に刻され
た文字だけでは判別できない場合でも、簡単に識別する
ことができる。それゆえ急に捺印が必要になった場合で
も直ちに対応することができ、非常に便利である。
施されている。したがって、この印材を使用して作製さ
れた印鑑は、家庭内に多数の印鑑があって印面に刻され
た文字だけでは判別できない場合でも、簡単に識別する
ことができる。それゆえ急に捺印が必要になった場合で
も直ちに対応することができ、非常に便利である。
【0035】またこの発明の蒔絵もしくは金箔加飾を施
した印材の製造方法は、従来の蒔絵もしくは金箔加飾の
技法を生かしながら、量産性を向上させることができ、
またその工程を経て得た蒔絵もしくは金箔加飾を施した
印材は、使用中に蒔絵もしくは金箔加飾が摩耗したり、
損傷することがほとんどなくなった。
した印材の製造方法は、従来の蒔絵もしくは金箔加飾の
技法を生かしながら、量産性を向上させることができ、
またその工程を経て得た蒔絵もしくは金箔加飾を施した
印材は、使用中に蒔絵もしくは金箔加飾が摩耗したり、
損傷することがほとんどなくなった。
【図1】(イ)はこの発明に係る蒔絵を施した印材の製
造に使用するスクリーン転写機構を示す断面図、(ロ)
はスクリーン版の斜視図である。
造に使用するスクリーン転写機構を示す断面図、(ロ)
はスクリーン版の斜視図である。
【図2】蒔絵を施した状態の斜視図である。
【図3】蒔絵を施した印材の製造方法を示すフローチャ
ートである。
ートである。
【図4】金箔加飾を施した印材の製造方法を示すフロー
チャートである。
チャートである。
【図5】得た蒔絵を施した印材の要部断面図である。
1 印材本体 2 模様 3 ローラ 4 スクリーン版 5 ヘラ 6 枠 7 織布 8 印面 11 印鑑 12 朱色のエポキシ系塗料層 13 銀蒔層 14 エポキシ系塗料層 15 金蒔層
Claims (4)
- 【請求項1】 印材の表面に塗布されたエポキシ系等の
塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に蒔かれた
金、銀、銅、スズ、色粉とを有することを特徴とする蒔
絵を施した印材。 - 【請求項2】 印材の表面に塗布されたエポキシ系等の
塗料もしくは漆からなる模様と、模様の上に貼り付けら
れた金箔と、その上に盛り上げて付着させた透明塗料を
有することを特徴とする金箔加飾を施した印材。 - 【請求項3】 印材の表面にエポキシ系等の塗料もしく
は漆を塗布して模様を形成し、その模様の上に金、銀、
銅、スズ、色粉を蒔いて付着させたことを特徴とする蒔
絵を施した印材の製造方法。 - 【請求項4】 印材の表面にエポキシ系等の塗料もしく
は漆を塗布して模様を形成し、その模様の上に金箔を貼
り付け、その上に透明塗料を盛り上げたことを特徴とす
る金箔加飾を施した印材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28060796A JPH10119402A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28060796A JPH10119402A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10119402A true JPH10119402A (ja) | 1998-05-12 |
Family
ID=17627400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28060796A Pending JPH10119402A (ja) | 1996-10-23 | 1996-10-23 | 蒔絵もしくは金箔加飾を施した印材およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10119402A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100514454B1 (ko) * | 2002-07-15 | 2005-09-13 | 정창일 | 옻을 주성분으로 하는 옷감 금박용 접착성 코팅 조성물 및이를 이용하여 옷감에 금박 문양을 형성하는 방법 |
US6945172B1 (en) * | 2004-06-10 | 2005-09-20 | Shiny Shih | Housing assembly for a self-inking stamp |
JP2006027147A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑 |
JP2006027148A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑 |
JP2006027149A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑補助具 |
-
1996
- 1996-10-23 JP JP28060796A patent/JPH10119402A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100514454B1 (ko) * | 2002-07-15 | 2005-09-13 | 정창일 | 옻을 주성분으로 하는 옷감 금박용 접착성 코팅 조성물 및이를 이용하여 옷감에 금박 문양을 형성하는 방법 |
US6945172B1 (en) * | 2004-06-10 | 2005-09-20 | Shiny Shih | Housing assembly for a self-inking stamp |
JP2006027147A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑 |
JP2006027148A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑 |
JP2006027149A (ja) * | 2004-07-16 | 2006-02-02 | Hisaaki Iwanuma | 印鑑補助具 |
JP4605350B2 (ja) * | 2004-07-16 | 2011-01-05 | 壽晃 岩沼 | 印鑑補助具 |
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