JPH10117447A - ナトリウム硫黄電池システム - Google Patents
ナトリウム硫黄電池システムInfo
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- JPH10117447A JPH10117447A JP9224598A JP22459897A JPH10117447A JP H10117447 A JPH10117447 A JP H10117447A JP 9224598 A JP9224598 A JP 9224598A JP 22459897 A JP22459897 A JP 22459897A JP H10117447 A JPH10117447 A JP H10117447A
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】信頼性が高く、かつ、構成が簡単なナトリウム
硫黄電池システムを提供する。 【解決手段】断熱容器5内に収納された複数個のナトリ
ウム硫黄単電池が、交直変換装置3と電流スイッチ63
を介して電力系統1に接続されたナトリウム硫黄電池シ
ステムにおいて、前記交直変換装置がIGBT素子で構
成され、前記電流スイッチとしてマグネティックスイッ
チを用いたナトリウム硫黄電池システム。
硫黄電池システムを提供する。 【解決手段】断熱容器5内に収納された複数個のナトリ
ウム硫黄単電池が、交直変換装置3と電流スイッチ63
を介して電力系統1に接続されたナトリウム硫黄電池シ
ステムにおいて、前記交直変換装置がIGBT素子で構
成され、前記電流スイッチとしてマグネティックスイッ
チを用いたナトリウム硫黄電池システム。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、負荷平準化などの
ような電力貯蔵システムに好適なナトリウム硫黄電池シ
ステムに関する。
ような電力貯蔵システムに好適なナトリウム硫黄電池シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】負極にナトリウム,正極に硫黄を用いた
ナトリウム硫黄電池は、その効率やエネルギー密度が大
きいことから注目され、電力貯蔵装置や電気自動車など
への利用が期待されている。
ナトリウム硫黄電池は、その効率やエネルギー密度が大
きいことから注目され、電力貯蔵装置や電気自動車など
への利用が期待されている。
【0003】従来のナトリウム硫黄電池システムにおい
ては、例えば特開平3−155060号,特開平3−214570号,
特開平4−357675号公報などに見られる様に、複数個の
単電池を直並列に接続して断熱容器へ収納し、これを単
独またはさらに直並列に接続して、交直変換装置を介し
て電力貯蔵システムとして使用することが考えられてい
る。
ては、例えば特開平3−155060号,特開平3−214570号,
特開平4−357675号公報などに見られる様に、複数個の
単電池を直並列に接続して断熱容器へ収納し、これを単
独またはさらに直並列に接続して、交直変換装置を介し
て電力貯蔵システムとして使用することが考えられてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ナトリ
ウム硫黄電池システムの信頼性確保と構成の簡単化のた
めには、システムの構成要素として適切なものを選び、
かつ、交直変換装置の耐圧や容量と、ナトリウム硫黄電
池の直並列数とを最適化する必要がある。しかし、従来
のシステムはこれらの問題を十分考慮されたものではな
かった。
ウム硫黄電池システムの信頼性確保と構成の簡単化のた
めには、システムの構成要素として適切なものを選び、
かつ、交直変換装置の耐圧や容量と、ナトリウム硫黄電
池の直並列数とを最適化する必要がある。しかし、従来
のシステムはこれらの問題を十分考慮されたものではな
かった。
【0005】また、単電池を並列接続すると、電池特性
のばらつきや断熱容器内の温度ばらつき、さらに、単電
池の一部の故障等によって特性にアンバランスを生じ、
システム内部に循環電流が流れて、システムを構成する
電池の劣化を招くという問題もあった。
のばらつきや断熱容器内の温度ばらつき、さらに、単電
池の一部の故障等によって特性にアンバランスを生じ、
システム内部に循環電流が流れて、システムを構成する
電池の劣化を招くという問題もあった。
【0006】さらに、例えば変電所へナトリウム硫黄電
池システムを設置する場合、システムの信頼性を特に高
める必要があるが、従来のナトリウム硫黄電池システム
においては、システムの一部が破損した際に、システム
全体の機能を停止することなく、これに対処するのは困
難であった。
池システムを設置する場合、システムの信頼性を特に高
める必要があるが、従来のナトリウム硫黄電池システム
においては、システムの一部が破損した際に、システム
全体の機能を停止することなく、これに対処するのは困
難であった。
【0007】本発明の目的は、上記従来技術の欠点を除
き、負荷平準化などのような電力貯蔵システムに用いる
に好適な、高信頼性のナトリウム硫黄電池システムを提
供することにある。
き、負荷平準化などのような電力貯蔵システムに用いる
に好適な、高信頼性のナトリウム硫黄電池システムを提
供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、構成が簡単で高信頼
性のナトリウム硫黄電池システムを提供することにあ
る。
性のナトリウム硫黄電池システムを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の要旨は次のとおりである。
明の要旨は次のとおりである。
【0010】断熱容器内へ収納された複数個のナトリウ
ム硫黄電池(単電池)が、交直変換装置と電流スイッチ
を介して電力系統に接続されたナトリウム硫黄電池シス
テムにおいて、前記交直変換装置がIGBT(Insulated
Gate Bipolar Transistor)素子で構成され、前記電流
スイッチとしてマグネティックスイッチを用いることを
特徴とするナトリウム硫黄電池システムにある。なお、
前記交直変換装置を流れる電流は2000A以下である
ことが望ましい。
ム硫黄電池(単電池)が、交直変換装置と電流スイッチ
を介して電力系統に接続されたナトリウム硫黄電池シス
テムにおいて、前記交直変換装置がIGBT(Insulated
Gate Bipolar Transistor)素子で構成され、前記電流
スイッチとしてマグネティックスイッチを用いることを
特徴とするナトリウム硫黄電池システムにある。なお、
前記交直変換装置を流れる電流は2000A以下である
ことが望ましい。
【0011】また、前記交直変換装置に接続された前記
複数個の単電池の全直列数が300±50個の範囲にあ
り、前記交直変換装置を流れる電流が約2000A以下
であるナトリウム硫黄電池システムにある。
複数個の単電池の全直列数が300±50個の範囲にあ
り、前記交直変換装置を流れる電流が約2000A以下
であるナトリウム硫黄電池システムにある。
【0012】また、前記交直変換装置に印加される前記
ナトリウム硫黄電池の平均電圧が600±100V、あ
るいは800±100Vであり、前記交直変換装置を流
れる電流が2000A以下であるナトリウム硫黄電池シ
ステムにある。
ナトリウム硫黄電池の平均電圧が600±100V、あ
るいは800±100Vであり、前記交直変換装置を流
れる電流が2000A以下であるナトリウム硫黄電池シ
ステムにある。
【0013】ここで、前記交直変換装置の容量は0.5
〜1.5MVAの範囲にあり、特に1MVAであること
が望ましい。また、前記複数個の単電池が直並列に接続
されており、最小の直列単位を構成する前記単電池の数
が10〜100個、特に20〜100個であることが望
ましい。
〜1.5MVAの範囲にあり、特に1MVAであること
が望ましい。また、前記複数個の単電池が直並列に接続
されており、最小の直列単位を構成する前記単電池の数
が10〜100個、特に20〜100個であることが望
ましい。
【0014】なお、前記複数個の単電池が収納された断
熱容器が複数個直列に接続されており、前記断熱容器1
個内の単電池の全直列数が10〜100個、特に20〜
100個であることが好ましい。
熱容器が複数個直列に接続されており、前記断熱容器1
個内の単電池の全直列数が10〜100個、特に20〜
100個であることが好ましい。
【0015】また、上記のナトリウム硫黄電池システム
を複数個並列に接続して構成することができる。
を複数個並列に接続して構成することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明のナトリウム硫黄電池シス
テムの交直変換装置を構成する半導体素子としては、制
御が容易で、システム構成が簡単になり、かつ信頼性が
高いという理由からIGBT素子が望ましい。
テムの交直変換装置を構成する半導体素子としては、制
御が容易で、システム構成が簡単になり、かつ信頼性が
高いという理由からIGBT素子が望ましい。
【0017】このIGBT素子を用いた交直変換装置
は、複数の交直変換装置を並列に接続するのは容易であ
るが、直列に接続するのは比較的困難である。
は、複数の交直変換装置を並列に接続するのは容易であ
るが、直列に接続するのは比較的困難である。
【0018】また、電力貯蔵システム及び交直変換装置
の効率は、電圧を大きくし電流を少なくした方が一般に
高くでき、かつ、構成も簡単にできる。このため交直変
換装置の電圧としては、用いるIGBT素子の耐圧の許
容範囲内で、できるだけ高くして使用することが望まし
い。具体的には、現在広く用いられている1200V級
や2000V級IGBT素子の場合、接続する電池電圧
は600Vまたは1000V程度とするのが望ましい。な
お、将来的には、3300Vや3500V級のIGBT
素子が開発されれば、接続する電池電圧を1650Vま
たは1750V程度に高めることができる。
の効率は、電圧を大きくし電流を少なくした方が一般に
高くでき、かつ、構成も簡単にできる。このため交直変
換装置の電圧としては、用いるIGBT素子の耐圧の許
容範囲内で、できるだけ高くして使用することが望まし
い。具体的には、現在広く用いられている1200V級
や2000V級IGBT素子の場合、接続する電池電圧
は600Vまたは1000V程度とするのが望ましい。な
お、将来的には、3300Vや3500V級のIGBT
素子が開発されれば、接続する電池電圧を1650Vま
たは1750V程度に高めることができる。
【0019】一方、交直変換装置の電流としては、IG
BT素子を並列接続することにより、必要なだけ大きく
することが可能であるが、効率を高くすることの他に、
電流スイッチによる制約を考慮する必要がある。即ち、
ナトリウム硫黄電池システムの操作性を考慮すると、交
直変換装置と電流スイッチを介して電力系統に接続する
必要があるが、この電流スイッチとして信頼性の高い汎
用のマグネティックスイッチを用いることにより、構成
が簡単で、かつ、信頼性の高いナトリウム硫黄電池シス
テムを実現することができる。
BT素子を並列接続することにより、必要なだけ大きく
することが可能であるが、効率を高くすることの他に、
電流スイッチによる制約を考慮する必要がある。即ち、
ナトリウム硫黄電池システムの操作性を考慮すると、交
直変換装置と電流スイッチを介して電力系統に接続する
必要があるが、この電流スイッチとして信頼性の高い汎
用のマグネティックスイッチを用いることにより、構成
が簡単で、かつ、信頼性の高いナトリウム硫黄電池シス
テムを実現することができる。
【0020】このためにはシステム内の単電池の並列数
を適切に選んで、前記交直変換装置に流れる電流を20
00A以下とすることにより、電流スイッチとして信頼
性の高い汎用のマグネティックスイッチを用いることが
できる。また、前記のように電池電圧を600V程度と
すれば、耐圧的にも汎用のマグネティックスイッチが使
用でき、マグネティックスイッチの信頼性も高くなると
いう利点も生ずる。
を適切に選んで、前記交直変換装置に流れる電流を20
00A以下とすることにより、電流スイッチとして信頼
性の高い汎用のマグネティックスイッチを用いることが
できる。また、前記のように電池電圧を600V程度と
すれば、耐圧的にも汎用のマグネティックスイッチが使
用でき、マグネティックスイッチの信頼性も高くなると
いう利点も生ずる。
【0021】このように交直変換装置の電圧と電流が決
まると、交直変換装置の容量を0.5〜1.5MVA の範
囲、特に1MVAとすることができ、交直変換装置を構
成するIGBT素子としてUPS(Uninterruptible Pow
er Supply:無停電電源装置)などで汎用されている1M
VAクラスの素子を用いることができ、構成が簡単で、
信頼性の高い交直変換装置が得られる。
まると、交直変換装置の容量を0.5〜1.5MVA の範
囲、特に1MVAとすることができ、交直変換装置を構
成するIGBT素子としてUPS(Uninterruptible Pow
er Supply:無停電電源装置)などで汎用されている1M
VAクラスの素子を用いることができ、構成が簡単で、
信頼性の高い交直変換装置が得られる。
【0022】本発明において、前記交直変換装置に接続
された単電池の全直列数を300±50個の範囲とした
ことにより、交直変換装置にかかる放電時の平均直流電
圧は約600±100Vの範囲となり、IGBT素子と
しては耐圧1200V級の使用実績が豊富で、スイッチ
ング周波数が4kHzと高く、高信頼性の汎用の素子が
使用できる。
された単電池の全直列数を300±50個の範囲とした
ことにより、交直変換装置にかかる放電時の平均直流電
圧は約600±100Vの範囲となり、IGBT素子と
しては耐圧1200V級の使用実績が豊富で、スイッチ
ング周波数が4kHzと高く、高信頼性の汎用の素子が
使用できる。
【0023】単電池の全直列数が350個を超えると耐
圧1200V級のIGBT素子に対しては電圧が高くな
り過ぎ、250個を下回ると電圧が低くなり過ぎ、昇圧
回路などが必要となり、交直変換装置の効率も低下す
る。
圧1200V級のIGBT素子に対しては電圧が高くな
り過ぎ、250個を下回ると電圧が低くなり過ぎ、昇圧
回路などが必要となり、交直変換装置の効率も低下す
る。
【0024】また、IGBT素子として耐圧2000V
級の素子を用いれば、信頼性が高く、かつ、スイッチン
グ周波数が1〜2kHzと比較的高いため、電池から出
力される直流を交流へ変換した時の高調波対策が容易で
あるという利点がある。この場合、交直変換装置にかか
る放電時の平均直流電圧は約800±100Vの範囲に
選ばれる。
級の素子を用いれば、信頼性が高く、かつ、スイッチン
グ周波数が1〜2kHzと比較的高いため、電池から出
力される直流を交流へ変換した時の高調波対策が容易で
あるという利点がある。この場合、交直変換装置にかか
る放電時の平均直流電圧は約800±100Vの範囲に
選ばれる。
【0025】この結果、信頼性が高く、特殊な付属装置
を必要としない簡単な構成のナトリウム硫黄電池システ
ムを得ることができる。また、上記電流を制限範囲内
で、できるだけ大きくすることにより交直変換装置も大
容量にでき、更にシステム構成を簡単にできるという効
果がある。なお、電圧の制限範囲も考慮すると、交直変
換装置の容量としては1MVA程度が望ましい。
を必要としない簡単な構成のナトリウム硫黄電池システ
ムを得ることができる。また、上記電流を制限範囲内
で、できるだけ大きくすることにより交直変換装置も大
容量にでき、更にシステム構成を簡単にできるという効
果がある。なお、電圧の制限範囲も考慮すると、交直変
換装置の容量としては1MVA程度が望ましい。
【0026】また、本発明のナトリウム硫黄電池システ
ムにおいては、複数個の単電池が直並列に接続されてお
り、その最小の直列単位を構成する単電池の数が10〜
100個、望ましくは20〜100個であることが望まし
い。この場合、たとえ1個の単電池が故障し完全に短絡
しても、故障電池に直列した単電池群の起電力や抵抗の
効果で、並列となっている単電池群から流入する循環電
流は定格電流の2倍程度以下に押さえられるため、結果
として単電池に流れる電流は定格電流の3倍程度以下と
なり、電池の電流許容範囲内に納まる。
ムにおいては、複数個の単電池が直並列に接続されてお
り、その最小の直列単位を構成する単電池の数が10〜
100個、望ましくは20〜100個であることが望まし
い。この場合、たとえ1個の単電池が故障し完全に短絡
しても、故障電池に直列した単電池群の起電力や抵抗の
効果で、並列となっている単電池群から流入する循環電
流は定格電流の2倍程度以下に押さえられるため、結果
として単電池に流れる電流は定格電流の3倍程度以下と
なり、電池の電流許容範囲内に納まる。
【0027】即ち、エネルギー効率90%のナトリウム
硫黄電池の場合、単電池1個当りの起電力は2.07V
程度で、定格電流通電時の単電池内部抵抗による電圧降
下は式(1)で求められ0.109V となる。
硫黄電池の場合、単電池1個当りの起電力は2.07V
程度で、定格電流通電時の単電池内部抵抗による電圧降
下は式(1)で求められ0.109V となる。
【0028】
【数1】 2.07×(1−0.9)/(1+0.9)=0.109 …(1) 直列数10個の場合の循環電流の大きさは、式(2)よ
り、
り、
【0029】
【数2】 2.07/〔(10−1)×0.109/定格電流〕=2×定格電流 …(2) となって、故障電池に直列した単電池に余分に流れる電
流は、ほぼ定格電流の2倍に抑えられる。一方、直列数
20個の場合の循環電流の大きさは、式(3)より、
流は、ほぼ定格電流の2倍に抑えられる。一方、直列数
20個の場合の循環電流の大きさは、式(3)より、
【0030】
【数3】 2.07/〔(20−1)×0.109/定格電流〕=定格電流 …(3) となって、故障電池に直列した単電池に余分に流れる電
流は、ほぼ定格電流分に抑えられ、信頼性が一層向上す
る。なお、直列数100個の場合の循環電流はさらにこ
れより小さい。
流は、ほぼ定格電流分に抑えられ、信頼性が一層向上す
る。なお、直列数100個の場合の循環電流はさらにこ
れより小さい。
【0031】このため、故障電池に直列した単電池が劣
化する恐れは全くなく、単電池の直列単位ごとにヒュー
ズ等の保護手段を設ける必要もない。もちろん、単電池
間の特性ばらつきやシステム内の温度分布の影響は、単
電池の短絡の影響よりも小さいので、これによる循環電
流も十分小さくできる。
化する恐れは全くなく、単電池の直列単位ごとにヒュー
ズ等の保護手段を設ける必要もない。もちろん、単電池
間の特性ばらつきやシステム内の温度分布の影響は、単
電池の短絡の影響よりも小さいので、これによる循環電
流も十分小さくできる。
【0032】また、最小の直列単位を構成する単電池の
直列数が100個以下となっておれば、単電池間に充電
深度のばらつきがあって、充電時に1個の電池に電圧が
集中したとしてもその電圧は高々15V程度であり、電
池が破損する恐れはないので特別の保護回路を必要とし
ない。
直列数が100個以下となっておれば、単電池間に充電
深度のばらつきがあって、充電時に1個の電池に電圧が
集中したとしてもその電圧は高々15V程度であり、電
池が破損する恐れはないので特別の保護回路を必要とし
ない。
【0033】即ち、ナトリウム硫黄電池の場合、起電力
2.07V に対して1本当りの充電電圧は2.3V 程度
で打ち切るのが一般的である。したがって、前述と同様
にエネルギー効率90%とすると、直列数100個の場
合、
2.07V に対して1本当りの充電電圧は2.3V 程度
で打ち切るのが一般的である。したがって、前述と同様
にエネルギー効率90%とすると、直列数100個の場
合、
【0034】
【数4】 2.3×100−(2.07+0.109)×99=14.3V …(4) となって、電圧集中は15V以下に抑えられることが分
かる。また、直列数10個または20個の場合の電流集
中はもっと小さい。これらの結果、システムの構成が簡
単で信頼性も高いことが理解できよう。
かる。また、直列数10個または20個の場合の電流集
中はもっと小さい。これらの結果、システムの構成が簡
単で信頼性も高いことが理解できよう。
【0035】システムを構成する単電池の最小の直列単
位を、10〜100個または20〜100個とする場
合、1個の断熱容器へ収納する単電池の直列数をこれに
合わせることが好ましい。
位を、10〜100個または20〜100個とする場
合、1個の断熱容器へ収納する単電池の直列数をこれに
合わせることが好ましい。
【0036】さらに、ナトリウム硫黄電池,断熱容器,
交直変換装置および電流スイッチから構成される本シス
テムを複数個並列に接続して、全体のシステムを構成す
ることにより、万一、どこかに故障が起こっても、故障
部分を電流スイッチ単位で切り離し、残りのシステムで
運転することができる。これにより全システムが停止す
る恐れもないので、信頼性を大幅に向上することができ
る。
交直変換装置および電流スイッチから構成される本シス
テムを複数個並列に接続して、全体のシステムを構成す
ることにより、万一、どこかに故障が起こっても、故障
部分を電流スイッチ単位で切り離し、残りのシステムで
運転することができる。これにより全システムが停止す
る恐れもないので、信頼性を大幅に向上することができ
る。
【0037】さらにまた、残りのシステムで運転してい
る間に、切り離した故障部分の修理ができるので、シス
テムの保守性という面でも優れている。
る間に、切り離した故障部分の修理ができるので、シス
テムの保守性という面でも優れている。
【0038】以下、本発明を実施例に基づき説明する。
【0039】図1に、本発明の一実施例であるナトリウ
ム硫黄電池システムの構成を示す。通常、電力系統1は
3相であるが、ここでは説明を簡略化するため1相のみ
を示した。
ム硫黄電池システムの構成を示す。通常、電力系統1は
3相であるが、ここでは説明を簡略化するため1相のみ
を示した。
【0040】ナトリウム硫黄電池を複数個収納したナト
リウム硫黄電池モジュール2は、IGBT素子を用いた
交直変換装置3および電流スイッチ62,63,64を
介して、電力系統1と接続されている。また、この図で
は交直変換装置の1台当りにN直列,M並列のナトリウ
ム硫黄電池モジュール2が接続されており、2台の交直
変換装置3,3′が並列に電力系統1と接続されてい
る。さらに、必要に応じて回路を切り離すための遮断器
61を有し、昇圧トランス71,絶縁のための1:1ト
ランス72,高周波ノイズの抑制のためのコンデンサ8
で構成されている。
リウム硫黄電池モジュール2は、IGBT素子を用いた
交直変換装置3および電流スイッチ62,63,64を
介して、電力系統1と接続されている。また、この図で
は交直変換装置の1台当りにN直列,M並列のナトリウ
ム硫黄電池モジュール2が接続されており、2台の交直
変換装置3,3′が並列に電力系統1と接続されてい
る。さらに、必要に応じて回路を切り離すための遮断器
61を有し、昇圧トランス71,絶縁のための1:1ト
ランス72,高周波ノイズの抑制のためのコンデンサ8
で構成されている。
【0041】また、図2はナトリウム硫黄単電池4を断
熱容器5内でn直列,m並列に接続されたナトリウム硫
黄電池モジュール2の模式構成図である。なお、断熱容
器5の内部にはヒータ等の加熱手段(図示省略)が設置
されており、これによってナトリウム硫黄単電池4は3
00〜350℃に保温されている。
熱容器5内でn直列,m並列に接続されたナトリウム硫
黄電池モジュール2の模式構成図である。なお、断熱容
器5の内部にはヒータ等の加熱手段(図示省略)が設置
されており、これによってナトリウム硫黄単電池4は3
00〜350℃に保温されている。
【0042】ここで、ナトリウム硫黄単電池4の直列数
nは10〜100個または20〜100個に選ばれる。
また、交直変換装置3の1台当りのナトリウム硫黄単電
池4の全直列数nN(断熱容器5内の直列数nと、ナト
リウム硫黄電池モジュール2の直列数Nとの積)が、I
GBT素子として1200V級の素子を用いる場合には
300±50の範囲に選ばれる。これによって、交直変
換装置3に加わる放電時の平均直流電圧は600±10
0Vとなる。一方、IGBT素子として2000V級の素子
を用いる場合には交直変換装置3に加わる放電時の平均
直流電圧は800±100Vに選ばれる。
nは10〜100個または20〜100個に選ばれる。
また、交直変換装置3の1台当りのナトリウム硫黄単電
池4の全直列数nN(断熱容器5内の直列数nと、ナト
リウム硫黄電池モジュール2の直列数Nとの積)が、I
GBT素子として1200V級の素子を用いる場合には
300±50の範囲に選ばれる。これによって、交直変
換装置3に加わる放電時の平均直流電圧は600±10
0Vとなる。一方、IGBT素子として2000V級の素子
を用いる場合には交直変換装置3に加わる放電時の平均
直流電圧は800±100Vに選ばれる。
【0043】さらに、ナトリウム硫黄電池モジュール2
内の電池並列数mと、ナトリウム硫黄電池モジュール2
の並列数Mとの積mMに、ナトリウム硫黄単電池4の定
格電流値を掛け合わせた電流値を2000A以下に設定
する。このため電流スイッチ62,63,64として
は、汎用のマグネティックスイッチが用いられる。
内の電池並列数mと、ナトリウム硫黄電池モジュール2
の並列数Mとの積mMに、ナトリウム硫黄単電池4の定
格電流値を掛け合わせた電流値を2000A以下に設定
する。このため電流スイッチ62,63,64として
は、汎用のマグネティックスイッチが用いられる。
【0044】なお、図1では2台の交直変換装置3,
3′を並列に電力系統1と接続したが、必要に応じて単
独で接続される場合、あるいは、10台くらいが並列に
接続される場合もある。
3′を並列に電力系統1と接続したが、必要に応じて単
独で接続される場合、あるいは、10台くらいが並列に
接続される場合もある。
【0045】具体例として、1本当たりの容量約290
Ah(36.5Aで8h放電),定格出力約70W,体積
約1300cm3 のナトリウム硫黄単電池を36本直列に
し、これを6並列して、体積約0.8m3の断熱容器に収
納した定格出力約15kWのモジュールを得る。このモ
ジュールを9個直列に接続し、これを8組並列に接続し
て1200V級のIGBT素子と汎用マグネティックス
イッチを用いた定格容量約1MVA,効率95%以上の
交直変換装置に接続する。
Ah(36.5Aで8h放電),定格出力約70W,体積
約1300cm3 のナトリウム硫黄単電池を36本直列に
し、これを6並列して、体積約0.8m3の断熱容器に収
納した定格出力約15kWのモジュールを得る。このモ
ジュールを9個直列に接続し、これを8組並列に接続し
て1200V級のIGBT素子と汎用マグネティックス
イッチを用いた定格容量約1MVA,効率95%以上の
交直変換装置に接続する。
【0046】ここで、交直変換装置に加わる放電時の平
均直流電圧は620V、電流は1610Aである。そして、
この交直変換装置を1相当り3並列すると、3相で計9
台を変電所に設置することにより、約9MWのナトリウ
ム硫黄電池システムが得られる。
均直流電圧は620V、電流は1610Aである。そして、
この交直変換装置を1相当り3並列すると、3相で計9
台を変電所に設置することにより、約9MWのナトリウ
ム硫黄電池システムが得られる。
【0047】このナトリウム硫黄電池システムにおいて
は、電池の直並列数が適切に選定されているため、構成
する電気部品として実績のある汎用品が用いられ、シス
テムを構成する部品の信頼性が高く、かつ、構成を簡素
化できる。
は、電池の直並列数が適切に選定されているため、構成
する電気部品として実績のある汎用品が用いられ、シス
テムを構成する部品の信頼性が高く、かつ、構成を簡素
化できる。
【0048】さらに、万一故障が起こっても、故障部分
をモジュールの直列単位、または、交直変換装置単位で
切り離して、残りのシステムで継続運転できるため、シ
ステム全体の信頼性を高くすることができる。
をモジュールの直列単位、または、交直変換装置単位で
切り離して、残りのシステムで継続運転できるため、シ
ステム全体の信頼性を高くすることができる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、信頼性の高いナトリウ
ム硫黄電池システム、または、信頼性が高く、構成が簡
単なナトリウム硫黄モジュールシステムが実現できる。
ム硫黄電池システム、または、信頼性が高く、構成が簡
単なナトリウム硫黄モジュールシステムが実現できる。
【0050】また、本発明のナトリウム硫黄電池システ
ムは負荷平準化などのような電力貯蔵システムに用いる
に好適である。
ムは負荷平準化などのような電力貯蔵システムに用いる
に好適である。
【図1】本発明のナトリウム硫黄電池システムの構成の
一例を示す模式構成図である。
一例を示す模式構成図である。
【図2】本発明のナトリウム硫黄電池モジュ−ルの構成
の一例を示す模式構成図である。
の一例を示す模式構成図である。
1…電力系統、2…ナトリウム硫黄電池モジュール、
3,3′…交直変換装置、4…ナトリウム硫黄単電池、
5…断熱容器、8…コンデンサ、61…遮断器、62,
63,64…電流スイッチ、71…昇圧トランス、72
…1:1トランス。
3,3′…交直変換装置、4…ナトリウム硫黄単電池、
5…断熱容器、8…コンデンサ、61…遮断器、62,
63,64…電流スイッチ、71…昇圧トランス、72
…1:1トランス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 波東 久光 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 江口 吉雄 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (12)
- 【請求項1】断熱容器内に収容された複数個のナトリウ
ム硫黄電池が、交直変換装置と電流スイッチを介して電
力系統に接続されたナトリウム硫黄電池システムにおい
て、前記交直変換装置がIGBT素子で構成され、前記
電流スイッチとしてマグネティックスイッチを用いたこ
とを特徴とするナトリウム硫黄電池システム。 - 【請求項2】前記交直変換装置を流れる電流が2000
A以下である請求項1に記載のナトリウム硫黄電池シス
テム。 - 【請求項3】前記交直変換装置に接続された前記複数個
のナトリウム硫黄電池の全直列数が300±50個の範
囲にあり、前記交直変換装置を流れる電流が2000A
以下である請求項1に記載のナトリウム硫黄電池システ
ム。 - 【請求項4】前記交直変換装置に印加される前記ナトリ
ウム硫黄電池の平均電圧が600±100Vであり、前
記交直変換装置を流れる電流が2000A以下である請
求項1に記載のナトリウム硫黄電池システム。 - 【請求項5】前記交直変換装置に印加される前記ナトリ
ウム硫黄電池の平均電圧が800±100Vであり、前
記交直変換装置を流れる電流が2000A以下である請
求項1に記載のナトリウム硫黄電池システム。 - 【請求項6】前記交直変換装置の容量が0.5から1.5
MVAの範囲にある請求項1に記載のナトリウム硫黄電
池システム。 - 【請求項7】前記交直変換装置の容量が1MVAである
請求項1に記載のナトリウム硫黄電池システム。 - 【請求項8】前記複数個のナトリウム硫黄電池が直並列
に接続されており、最小の直列単位を構成する前記単電
池の直列数が10〜100個である請求項1に記載のナ
トリウム硫黄電池システム。 - 【請求項9】前記複数個のナトリウム硫黄電池が収納さ
れた断熱容器が複数個直列に接続されており、前記断熱
容器1個内の前記ナトリウム硫黄電池の全直列数が10
〜100個である請求項1に記載のナトリウム硫黄電池
システム。 - 【請求項10】前記複数個のナトリウム硫黄電池が直並
列に接続されており、最小の直列単位を構成する前記単
電池の直列数が20〜100個である請求項1に記載の
ナトリウム硫黄電池システム。 - 【請求項11】前記複数個のナトリウム硫黄電池が収納
された断熱容器が複数個直列に接続されており、前記断
熱容器1個内の前記ナトリウム硫黄電池の全直列数が2
0〜100個である請求項1に記載のナトリウム硫黄電
池システム。 - 【請求項12】前記断熱容器が加熱手段を有している請
求項1に記載のナトリウム硫黄電池システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9224598A JPH10117447A (ja) | 1996-08-22 | 1997-08-21 | ナトリウム硫黄電池システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22107296 | 1996-08-22 | ||
JP8-221072 | 1996-08-22 | ||
JP9224598A JPH10117447A (ja) | 1996-08-22 | 1997-08-21 | ナトリウム硫黄電池システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10117447A true JPH10117447A (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=26524069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9224598A Pending JPH10117447A (ja) | 1996-08-22 | 1997-08-21 | ナトリウム硫黄電池システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10117447A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001327083A (ja) * | 2000-05-18 | 2001-11-22 | Ngk Insulators Ltd | 高温二次電池による電力貯蔵及び補償システム |
JP2004247319A (ja) * | 2004-04-26 | 2004-09-02 | Ngk Insulators Ltd | 電池故障検出方法 |
JP2008192622A (ja) * | 2004-07-09 | 2008-08-21 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 断熱容器及びそれを備えた集合電池 |
WO2011043173A1 (ja) * | 2009-10-05 | 2011-04-14 | 日本碍子株式会社 | 制御装置、制御装置網及び制御方法 |
WO2012147121A1 (ja) * | 2011-04-25 | 2012-11-01 | トヨタ自動車株式会社 | 電池パック |
JPWO2012132397A1 (ja) * | 2011-03-31 | 2014-07-24 | パナソニック株式会社 | 電力制御装置、電力制御方法、プログラム、集積回路、および、蓄電池ユニット |
JP2016526869A (ja) * | 2013-06-24 | 2016-09-05 | ユーニコス アクチェンゲゼルシャフトYounicos AG | 電気エネルギを電気化学エネルギ蓄積装置に貯蔵する方法及び装置 |
-
1997
- 1997-08-21 JP JP9224598A patent/JPH10117447A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |