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JPH10116097A - 音声再生装置 - Google Patents

音声再生装置

Info

Publication number
JPH10116097A
JPH10116097A JP8270094A JP27009496A JPH10116097A JP H10116097 A JPH10116097 A JP H10116097A JP 8270094 A JP8270094 A JP 8270094A JP 27009496 A JP27009496 A JP 27009496A JP H10116097 A JPH10116097 A JP H10116097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
control circuit
main control
audio
sound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8270094A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Okano
秀生 岡野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP8270094A priority Critical patent/JPH10116097A/ja
Publication of JPH10116097A publication Critical patent/JPH10116097A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ポストフィルタ処理を施しても音質劣化を招く
ことのない音声再生装置を提供する。 【解決手段】記録媒体に所定の時間長さであるフレーム
単位で記録された音声符号化信号を、合成フィルタ76
およびポストフィルタ79を用いて復号化し再生する音
声再生装置であって、上記音声符号化信号が有音か無音
かをフレーム単位で判定する音声レベル判定手段と、こ
の音声レベル判定手段の出力に基づいて上記ポストフィ
ルタの係数を制御する制御手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声再生装置、詳
しくは、記録媒体に所定の時間長さであるフレーム単位
で記録された音声符号化信号を、合成フィルタおよびポ
ストフィルタを用いて復号化し再生する音声再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マイクロホン等により得られる音
声信号をデジタル信号に変換して、例えば半導体メモリ
等の記録媒体に記録しておき、再生時において、該半導
体メモリから音声信号を読み出してアナログ信号に変換
し、スピーカ等より音声として出力する、いわゆるデジ
タルレコーダと呼ばれるデジタル音声記録再生装置が提
案されている。また、特開昭63−259700号公報
には、上述したようなデジタル情報記録再生装置が開示
されている。
【0003】このようなデジタル音声記録再生装置にお
いては、半導体メモリに記録されるデータ量を節約する
ために、デジタル化された音声信号に対して高能率な符
号化を施すことによって発生するデータ量をできるだけ
少なくしている。また、高能率な音声信号を復号化する
際にポストフィルタによる処理を施す技術手段が提案さ
れている。
【0004】このポストフィルタは、量子化されたノイ
ズが耳につきやすい際に、聴感的に補正を施して音質を
向上させるために用いるフィルタである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般的に、
会議等における会話を録音する際、通常の会話中には無
音部が存在する。そして、この無音部には背景雑音が録
音されることになる。しかしながら、上記技術手段、す
なわち、分析−合成型の符号化等を利用した音声信号を
復号化して再生したとき、無音時にポストフィルタによ
る処理を施した伸長処理部の再生音はポストフィルタ処
理を施さない伸長処理処理より音質が劣化することが知
られている。
【0006】すなわち、従来、ポストフィルタによる処
理はその処理係数が固定されており、これにより、環境
ノイズが多く含まれる音声信号はポストフィルタ処理を
施した伸長処理により、かえって音質が劣化してしまう
という不具合が生じることになっていた。
【0007】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、ポストフィルタ処理を施しても音質劣化を招
くことのない音声再生装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1の音声再生装置は、記録媒体に所定の
時間長さであるフレーム単位で記録された音声符号化信
号を、合成フィルタおよびポストフィルタを用いて復号
化し再生する音声再生装置であって、上記音声符号化信
号が有音か無音かをフレーム単位で判定する音声レベル
判定手段と、この音声レベル判定手段の出力に基づいて
上記ポストフィルタの係数を制御する制御手段と、を具
備する。
【0009】上記の目的を達成するために本発明の第2
の音声再生装置は、記録媒体に所定の時間長さであるフ
レーム単位で記録された音声符号化信号を、合成フィル
タおよびポストフィルタを用いて復号化し再生する音声
再生装置であって、上記音声符号化信号が有音か無音か
をフレーム単位で判定する音声レベル判定手段と、この
音声レベル判定手段で判定した有音か無音かの情報に基
づき有音フレームまたは無音フレームが所定の数連続し
て存在するか否かを監視する連続性監視手段と、この連
続性監視手段の出力に基づいて上記ポストフィルタの係
数を制御する制御手段と、を具備する。
【0010】上記第1の音声再生装置は、音声レベル判
定手段で、音声符号化信号が有音か無音かをフレーム単
位で判定し、上記音声レベル判定手段の出力に基づいて
制御手段でポストフィルタの係数を制御する。
【0011】上記第2の音声再生装置は、音声レベル判
定手段で、音声符号化信号が有音か無音かをフレーム単
位で判定し、この音声レベル判定手段で判定した有音か
無音かの情報に基づき連続性監視手段で有音フレームま
たは無音フレームが所定の数連続して存在するか否かを
監視すると、上記連続性監視手段の出力に基づいて制御
手段でポストフィルタの係数を制御する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施形態である音声記
録再生装置の構成を示すブロック回路図である。
【0014】図に示すように、本実施形態の音声記録再
生装置は、マイクロホン1を備え、該マイクロホン1か
らの音声信号は増幅器(AMP)2、低域通過フィルタ
ー(LPF),アナログスイッチ26を経てアナログ/
ディジタル(A/D)変換器4に入力するようになって
いる。また、該A/D変換器4の出力端は、音声圧縮及
び伸長、時間軸圧縮手段、入力信号レベルを検出又は予
測する手段、条件付き時間軸圧縮手段、高速で入力され
た信号を検出する手段、データ処理手段の構成要素であ
る主制御回路6に内蔵されるディジタル信号処理部(D
SP)5に入力するため、主制御回路6の第1端子D1
に接続されている。
【0015】この主制御回路6は、入力される音声のレ
ベルが所定の条件を満たす音声レベルであるか否かを判
定する音声レベル判定手段としての役目も果たすように
なっている。この所定の条件を満たす音声レベルとは、
ある基準レベル以上あるいは基準レベル以下の音声レベ
ルを意味する。たとえば、ある基準レベル以上のときは
有音と判定し、あるいはある基準レベル以下のときは無
音と判定することも可能である。したがって、このよう
にある基準レベルを設けることで、入力する音声が有音
か無音かを判定することができる。
【0016】なお、「無音」と判定するとは、必ずしも
音声レベルが零であるとは限らず、上述したように、あ
る基準レベルを設定し、該レベル以下のときは「有音で
はない」と判定することで、「無音」と同義に扱うこと
も可能である。
【0017】さらに、上記主制御回路6は、上記した音
声レベルの判定を、音声信号を符号化するフレーム単位
で判定するようになっている。
【0018】加えて、該主制御回路6は、上記所定の条
件を満たす音声レベルのフレームたとえば、有音フレー
ムまたは無音フレームの連続性を監視する連続性監視手
段としての役目も果たすようになっている。たとえば、
有音から無音に切換わるのは、有音フレームから無音フ
レームに切換わってすぐではなく、有音フレームから無
音フレームに切換わって無音フレームが6フレーム続く
と、初めて次の7フレーム目から無音フレームと判断す
るようにする。すなわち、有音フレームが続いている中
で、無音フレームが2,3フレーム入ってきても、有音
から無音に切換わることはないので、再生音をより自然
に聞こえるようにすることができる。このように、上記
連続性監視手段の出力に基づいて後述するポストフィル
タの計数を制御するようにしても良い。なお、上記フレ
ーム単位については後に詳述する。
【0019】また、上記主制御回路6は、上記連続性の
監視結果より、録音の開始または停止を制御する録音制
御手段としての役目も果たすようになっている。
【0020】本実施形態の音声記録再生装置は、一方
で、音声の出力手段としてのスピーカ13を備え、該ス
ピーカ13はアナログスイッチ30,増幅器(AMP)
12,ディジタル/アナログ(D/A)変換器11を介
して主制御回路6の第2端子D2に接続されている。
【0021】上記アナログスイッチ26は主制御回路6
の制御端子E1に接続されていて録音時はオンになるよ
うに制御されている。また、上記アナログスイッチ30
は主制御回路6の制御端子E2に接続されていて再生時
にオンになるように制御されている。
【0022】また、上記AMP12とアナログスイッチ
30との間にはアナログスイッチ27が接続されてい
て、該アナログスイッチ27はさらに可変抵抗(VR)
28の電圧供給端子に接続されている。また、上記アナ
ログスイッチ27は主制御回路6の制御端子E3に接続
されていて上記可変抵抗28の状態検出時はオンになる
ように制御されている。
【0023】一方、上記A/D変換器4とアナログスイ
ッチ26との間にはアナログスイッチ29が接続されて
いて、該アナログスイッチ29はさらに上記可変抵抗
(VR)28の中間タップ端子に接続される。このアナ
ログスイッチ29は主制御回路6の制御端子E4に接続
されていて上記可変抵抗28の状態検出時はオンになる
ように制御されるようになっている。
【0024】なお、上記可変抵抗28は、上記音声レベ
ル判定手段としての主制御回路6が上述したように有音
か無音かを判定する際、基準レベルの閾値を変更するの
に使用される。このとき、該主制御回路6と可変抵抗2
8とは閾値変更手段としての役目を果たす。
【0025】さらに、上記可変抵抗28は、上記主制御
回路6において、連続して検出される所定のフレームの
数を変更することにより録音の開始または停止をするタ
イミングを変更する際に、該タイミングを変更するのに
使用される。このとき、該主制御回路6と可変抵抗28
とは録音タイミング変更手段としての役目を果たす。
【0026】上記主制御回路6の第3端子D3はメモリ
制御回路7に接続され、第4端子D4は当該録音再生装
置に脱着可能な半導体メモリ部10に接続されている。
【0027】また、主制御回路6の第5端子D5は半導
体メモリ部10に記録されたデータを送信するデータ送
信手段として、又は、受信可能であることを示す出力信
号の出力としての発光ダイオード(LED)17に接続
されている。このLED17はデータの送受信のみに利
用するときは赤外発光用ダイオードが使用されるが、録
音や再生時に有音が入力又は出力されると発光する表示
器として兼用されるようになっている。したがって、該
LED17としては、可視光成分を多く含み、例えばピ
ーク波長が500nm〜1000nm、好ましくは600nm
〜800nmの比較的低い波長の赤外発光ダイオード等を
利用する。
【0028】さらに、上記主制御回路6の第6端子D6
は駆動回路9を介して表示器8に接続されている。
【0029】また、上記主制御回路6の第7端子D7は
電圧比較器コンパレータ(COMP)16を介してPI
Nダイオード14と抵抗15との接合点に接続されてい
る。ここで、上記PINダイオード14、電圧比較コン
パレータ16、抵抗15はデータ受信手段又はデータ転
送開始信号を受信する手段を構成している。
【0030】上記主制御回路6の第8端子はDC−DC
コンバータ20とさらに主電源スイッチ19を介して電
池(BAT)18に接続されている。上記DC−DCコ
ンバータ20は電池18から昇圧した電圧を出力し、各
手段に安定した電源電圧を供給すると同時に第8端子D
8に電池18の電圧がある一定値以下であるかどうかを
知らせる信号を送るようになっている。これにより主制
御回路6は該電池18の消耗状態を検出するようになっ
ている。
【0031】また、上記電源スイッチ19と並列にリレ
ー25が接続されていて、該電源スイッチ19がオフに
されても電源供給がすぐに停止しないように構成されて
いる。また、該電源スイッチ19がオフにされたことを
検出できるようにオフ側にスイッチが切り換えられると
電池18の電圧を検出できるように主制御回路6に接続
されている。
【0032】さらに、主制御回路6の第9端子D9に
は、ダイオード21のアノードが接続されており、ま
た、該ダイオード21のカソードとグランド間には、コ
ンデンサ22,抵抗23の並列回路が接続されている。
さらに、該ダイオード21のカソードは、トランジスタ
24のベースに接続されている。該トランジスタ24の
コレクタは、上記マイクロホン1とマイクアンプ2との
接合点に接続され、エミッタはグランドに接続されてい
る。
【0033】さらに、主制御回路6には録音ボタン(R
EC)、再生ボタン(PLAY)、停止ボタン(STO
P)、早送りボタン(FF)、早戻しボタン(RE
W)、I(Instruction)マークボタンI、
E(END)マークボタンE、音声起動(ボイスアクチ
ブディテクタ)ボタンVAD等の操作ボタンが接続され
ている。
【0034】また、図1に示すように、上記半導体メモ
リ部10は一時記録媒体部100aと主記録媒体部10
0bとを備えている。該主記録媒体部100bには通常
フラッシュメモリが用いられるが、光磁気ディスク、磁
気ディスクや磁気テープ等を用いることもできる。ま
た、一時記録媒体部100aにはSRAMやDRAM、
EEPROMや高誘電体メモリやフラッシュメモリ等、
主記録媒体部100bと比較して比較的高速で読み書き
が行えるものが用いられる。本実施形態では一時記録媒
体部100aにはSRAMを用い、主記録媒体部100
bにはフラッシュメモリを用いている。
【0035】また、音声情報の記録位置を示す情報であ
るアドレスは、脱着自在な半導体メモリ部10に記憶さ
れているが、記録再生側に設けられているメモリ制御回
路7に付随する不図示半導体メモリ(主制御回路6の内
部)に記録されるようにしても良い。
【0036】ここで、IマークやEマークとは、次のよ
うなものである。即ち、記録媒体には複数の文書が記録
されることから、この種の音声情報記録装置では、文書
録音者により録音時に、IマークボタンIを操作するこ
とにより、記録媒体に記録された複数文書間の優先関係
を示すインストラクション(I)マークというタイピス
トや秘書向けの指示用インデックスマークを記録するこ
とができるようになっていて、文書録音者はこのIマー
クを使って、音声によって具体的に優先関係を指示する
ということが可能になっている。また、複数文書間の区
切りを示すため、EマークボタンEの操作により、エン
ド(E)マークというインデックスマークを記録するこ
とができるようになっている。
【0037】このように構成される本実施形態の録音、
再生動作について簡単に説明する。
【0038】録音を行う際には、上記マイクロホン1よ
り得られるアナログ音声信号をマイクアンプ2により増
幅して、ローパスフィルタ3を通して周波数の帯域制限
を行った後、A/D変換器4によってディジタル信号に
変換して、主制御回路6の内部のディジタル信号処理
(DSP)部5に入力する。
【0039】ここで、マイクロホン1より入力された信
号が所定の基準レベルより大きいとき、例えばA/D変
換器4の最大レンジの−6dBより大きいとき、主制御
回路6の第9端子D9に接続されているダイオード21
にパルスを出力し、さらにコンデンサ22に電荷が蓄積
されトランジスタ24に電圧が加わる。すると、マイク
アンプ2とトランジスタ24とグランド間のインピーダ
ンスが変化してマイクアンプ2に入力される信号が制限
され、利得調整が行われる。なお、コンデンサ22に蓄
えられた電荷は抵抗23によって徐々に放電される。
【0040】上記主制御回路6の複数の操作ボタン及び
スイッチの操作に応じて、ディジタル信号処理部5によ
ってディジタル信号を圧縮した音声データを主制御回路
6の第3端子D3及び第4端子D4を通じて半導体メモ
リ部10に記録する。
【0041】再生を行う際には、主制御回路6は半導体
メモリ部10に記録されているデータを読み出し、ディ
ジタル信号処理部5に供給して伸長し、該ディジタル信
号処理部5で伸長された音声データは、D/A変換器1
1によりアナログ信号に変換され、AMP12で増幅さ
れた後、スピーカ13から音声として出力される。ま
た、主制御回路6は駆動回路9を制御して表示器8に動
作モード等の各種情報を表示させる。
【0042】次に、以上説明したように構成される本実
施形態の音声記録再生装置の動作を詳細に説明する。
【0043】図2は、本実施形態の音声記録再生装置に
おける主要動作を示したフローチャートであり、上記主
制御回路6の動作として説明する。
【0044】電池18がセットされ、電源が供給される
と主制御回路6は、該フローチャートに示すような動作
を開始する。即ち、まず、主制御回路6の外部条件や内
部の記憶部の初期設定を行う(ステップS1)。初期設
定を完了した後、主制御回路6は電池18の電源電圧が
定格値であるか否かを検出する(ステップS2)。該定
格値は、例えば1Vに設定され、主制御回路6は、電池
18の電源電圧が1V以上であるかどうか、又は電池1
8に流れる電流から該電池18のインピーダンスが定格
値より高いかどうかをDC−DCコンバータ20からの
情報により検出する。このとき、主制御回路6の第8端
子D8には、電池18の状態の判定された信号が入力さ
れ、これにより、電池18が使用できる容量を持ってい
るかを検出できるようになっている(ステップS2)。
【0045】上記ステップS2の検出の結果、主制御回
路6は、上記電池18が使用可能な状態にないことを検
出したならば、当該音声記録再生装置全体の電力供給を
停止し、該電池18と各回路との間に設けられている、
不図示のスイッチをオフにして電池18の容量がないこ
とを表わす表示を駆動回路9と表示器8を通じて行う。
また、主制御回路6は、ステップS2の検出の結果、電
池18が使用可能な状態にあることを検出したならば、
リレースイッチ25をオンにして、その後、該リレース
イッチ25または停止ボタンSTOPと早送りボタンF
Fが同時に押されているかによってデータ転送を行うか
否かを判定し(ステップS3)、YESの場合、即ちデ
ータ転送処理に移行する。
【0046】上記ステップS3でNOの場合、記録媒体
(メモリ部)である半導体メモリ部10より、インデッ
クス部の情報を読み込む。この後、主制御回路6は、半
導体メモリ部10から読み込んだデータによって、該半
導体メモリ部10が既にインデックスを正常に記録した
ものかどうか、即ち、半導体メモリ部10のフォーマッ
トが正常かどうかを判断する(ステップS4)。
【0047】このステップS4で、上記半導体メモリ部
10としてフォーマットされていないものを入れていた
場合には正常でないと判断され、該半導体メモリ部10
のインデックス部10Aに利用条件を示す情報を入力
し、且つ音声データ部10Bに“0”を入力する処理で
あるメモリフォーマット(初期化)を行うかどうか確認
する(ステップS5)。即ち、駆動回路9を制御して、
メモリフォーマットを行うか否かの確認表示を表示器8
に行わせる。
【0048】ここで、メモリフォーマット処理を確認指
示するボタン(録音ボタンREC兼用)が押されたなら
ば、主制御回路6は、半導体メモリ部10のフォーマッ
ト(初期化)を行い(ステップS6)、このフォーマッ
ト完了後、駆動回路9を制御して表示器8にて初期設定
完了表示を行う(ステップS7)。
【0049】また、上記ステップS5において、メモリ
フォーマットをしないことを確認指示するボタン(停止
ボタンSTOP兼用)が押されたときには、主制御回路
6は、駆動回路9を制御して表示器8において半導体メ
モリ部10が正常でないことを表示するとともに、該半
導体メモリ部10を取り替えるべきである旨を指示表示
する。また、当該音声記録再生装置全体に電力を供給す
るための電池18と各回路との間に設けられた不図示ス
イッチをオフにする(ステップS8)。その後、半導体
メモリ部10の交換のために、主電源スイッチ19がオ
フされるのを待ち(ステップS9)、該電源スイッチ1
9がオフされたことを検出すると、ステップS22に移
る。
【0050】一方、上記半導体メモリ部10が正常に初
期設定が完了されたものは、初期設定完了表示後、イン
デックス部から読み出した情報より現在の動作を行う
(ステップS10)。その後、主制御回路6は、当該音
声記録再生装置の操作ボタンのどれかが押されたかどう
かを検出しながら各回路を待ち状態にする(ステップS
11)。
【0051】このステップS11において、主制御回路
6は、いずれかの操作ボタンが押されたことを検出する
と、まず、操作されたのが録音ボタンRECかどうか検
出し(ステップS12)、もし録音ボタンRECが押さ
れれば、ディジタル信号処理部5を制御してA/D変換
器4から入力された音声情報を圧縮し、メモリ制御回路
7を制御して半導体メモリ部10の音声データ部に記録
を行う(録音処理のサブルーチン、ステップS13)。
【0052】また、操作されたのが録音ボタンRECで
ない場合には、主制御回路6は、次の再生ボタンPLA
Yの検出を行う(ステップS14)。ここで、もし再生
ボタンPLAYが押されていれば、主制御回路6は、メ
モリ制御回路7を制御して半導体メモリ部10の音声デ
ータ部10Bから記録されているデータを読み出し、デ
ィジタル信号処理部5に送って伸長処理を行う、D/A
変換器11に音声情報を送る再生処理に入る(ステップ
S15)。
【0053】また、上記再生ボタンPLAYが押されて
いない場合には、主制御回路6は、早送りボタンFFが
押されているかどうか、ボタンの状態を検出する(ステ
ップS16)。そして、早送りボタンFFが押されてい
れば、主制御回路6は、動作位置を順次適当な速度、例
えば、再生の20倍速で早送りを行う早送り処理に入る
(ステップS17)。
【0054】また、早送りボタンFFが押されていなけ
れば、主制御回路6は、早戻しボタンREWが押されて
いるかどうか、ボタンの状態を検出する(ステップS1
8)。そして、早戻しボタンREWが押されていれば、
上記早送りの場合と同様の速度で動作位置の移動を行う
早戻し処理に入る(ステップS19)。
【0055】上記ステップS13,S15,S17,S
19の各処理において、停止ボタンSTOPが押される
と、主制御回路6は、これら各処理から抜けて上記ステ
ップS11に戻る。
【0056】また、操作されたのが録音、再生、早送
り、早戻し等のボタンでなければ、主制御回路6は、電
源オフ又は各種の設定ボタンの状態の検出を行う(ステ
ップS20)。このステップS20において、主電源ス
イッチ19の電源がオフされたときには、主制御回路6
は、メモリ制御回路7を制御して半導体メモリ部10の
インデックス部10A内の情報を更新するため、主制御
回路6内部の不図示記憶部に記憶してあるインデックス
情報を、半導体メモリ部10のインデックス部に記録す
る(ステップS21)。このインデックス転送処理が完
了すると、主制御回路6は、当該音声記録再生装置全
体、つまり各回路電源の供給しているリレースイッチ2
5をオフにする(ステップS22)。
【0057】また、上記ステップS20において、主制
御回路6は、主電源スイッチ19がオフでないと判断さ
れたときには、設定ボタンを検出し、その状態を内部の
記憶部に記憶した後、上記ステップS11に戻る。なお
上記設定ボタンは、専用に設けても良いが、本実施形態
では専用に設けていない。すなわち、録音ボタンRE
C、再生ボタンPLAY、停止ボタンSTOP、早送り
ボタンFF、早戻しボタンREW、IマークボタンI、
EマークボタンE、音声起動(無音圧縮)ボタンVAD
のうち、幾つかのボタンを同時に押すことで上記設定ボ
タンとしての役目を代用するようになっている。
【0058】次に、上記デジタル信号処理部5(DS
P)内の符号化および復号化処理をそれぞれ図3、図4
に示すブロック図を参照して説明する。
【0059】図3は、本実施形態の音声記録再生装置に
おけるデジタル信号処理部5内の適応コードブックを備
えたコード駆動線形予測符号化回路を示したブロック回
路図である。
【0060】同図において、適応コードブック65は乗
算器62を介して加算器60の第1入力端子に接続さ
れ、また確率コードブック66は乗算器63とスイッチ
61とを介して加算器60の第2入力端子に接続されて
いる。また、加算器60の出力端子は合成フィルタ55
を介して減算器56の第1入力端子に接続されていると
ともに遅延回路64を介して適応コードブック65に接
続されている。
【0061】また、入力端子51に接続されたバッファ
メモリ52はLPC分析器53を介して合成フィルタ5
5に接続されるとともに、サブフレーム分割器54を介
して減算器56の第2入力端子に接続されている。ま
た、該減算器56の出力端子は聴感重み付けフィルタ5
7を介して誤差評価器58の入力端子に接続されてお
り、この誤差評価器58の出力端子は適応コードブック
65と、乗算器62,63と、確率コードブック66と
に接続されている。さらに、マルチプレクサ59は上記
LPC分析器53と誤差評価器58とに接続されてい
る。
【0062】次に、このような構成をなす当該符号化回
路の動作について説明する。
【0063】まず、入力端子51から、例えば8kHz で
サンプリングされた原音声信号が入力されると、予め定
められたフレーム間隔(例えば20ms、すなわち16
0サンプル)の音声信号がバッファメモリ52に格納さ
れる。このバッファメモリ52よりフレーム単位で原音
声信号をLPC分析器53に送出される。
【0064】LPC分析器53は、原音声信号に対して
線形予測(LPC)分析を行い、スペクトル特性を表す
線形予測パラメータαを抽出し、合成フィルタ55およ
びマルチプレクサ59に対して送出する。また、サブフ
レーム分割器54は、フレームの原音声信号を予め定め
られたサブフレーム間隔(例えば5ms、すなわち40
サンプル)に分割する。これによってフレームの原音声
信号から、第1サブフレームから第4サブフレームまで
のサブフレーム信号が作成される。
【0065】また、上記LPC分析器53ではフレーム
のエネルギーを算出し、そのフレームが有音か無音かを
判定し、マルチプレクサ59に対してVOXを送出す
る。
【0066】ここで、上記適応コードブック65の遅延
Lとゲインβは、以下の処理によって決定される。
【0067】まず、先行サブフレームにおける合成フィ
ルタ55の入力信号すなわち駆動音源信号に、ピッチ周
期に相当する遅延を遅延回路64で与えて適応コードベ
クトルとして作成する。例えば、想定するピッチ周期を
40〜167サンプルとすると、40〜167サンプル
遅れの128種類の信号が適応コードベクトルとして作
成され、適応コードブック65に格納される。このとき
スイッチ61は開いた状態となっている。したがって、
各適応コードベクトルは乗算器62でゲイン値が可変さ
れて乗算された後、加算器60を通過してそのまま合成
フィルタ55に入力される。合成フィルタ55はLPC
分析器53からの線形予測パラメータαを用いて合成処
理を行い、合成ベクトルを減算器56に送出する。
【0068】ここで該減算器56は原音声ベクトルと合
成ベクトルとの減算を行い、得られた誤差ベクトルを聴
感重み付けフィルタ57に送出する。そして、聴感重み
付けフィルタ57では誤差ベクトルに対して聴感特性を
考慮した重み付け処理を行い、誤差評価器58に送出す
る。この後、誤差評価器58は誤差ベクトルの2乗平均
を計算し、その2乗平均値が最小となる適応コードベク
トルを検索して、その遅れLとゲインβをマルチプレク
サ59に送出する。このようにして、適応コードブック
65の遅延Lとゲインβが決定される。
【0069】また、上記確率コードブック66のインデ
ックスiとゲインγは、以下の処理によって決定され
る。
【0070】確率コードブック66は、サブフレーム長
に対応する次元数(すなわち40次元)の確率的信号ベ
クトルが、例えば512種類ほど予め格納されており、
各々にインデックスが付与されている。また、このとき
スイッチ61は閉じた状態となっている。まず、上記処
理によって決定された最適な適応コードベクトルを、乗
算器63で最適ゲインβを乗じたのち、加算器60に送
出する。
【0071】次に、乗算器63で各確率コードベクトル
にゲイン値を可変して乗じた後、加算器60に送出す
る。ここで加算器60は上記最適ゲインβを乗じた最適
な適応コードベクトルと各確率コードベクトルの加算を
行い、加算結果を合成フィルタ55に送出する。
【0072】この後の処理は上述した適応コードブック
パラメータの決定処理と同様に行われる。すなわち、合
成フィルタ55はLPC分析器53からの線形予測パラ
メータαを用いて合成処理を行い、合成ベクトルを減算
器56に送出する。ここで該減算器56は原音声ベクト
ルと合成ベクトルとの減算を行い、得られた誤差ベクト
ルを聴感重み付けフィルタ57に送出する。そして聴感
重み付けフィルタ57は誤差ベクトルに対して聴感特性
を考慮した重み付け処理を行い、誤差評価器58に送出
する。この後、誤差評価器58は誤差ベクトルの2乗平
均を計算し、その2乗平均値が最小となる確率コードベ
クトルを検索して、そのインデックスiとゲインγをマ
ルチプレクサ59に送出する。このようにして、確率コ
ードブック16のインデックスiとゲインγが決定され
る。
【0073】上記マルチプレクサ59は、量子化された
線形予測パラメータα、適応コードブック65の遅れ
L、ゲインβ、確率コードブック66のインデックス
i、ゲインγの各々をマルチプレクスしてメモリ制御回
路7(図1参照)を介して半導体メモリ部10に転送す
る。
【0074】次に、上記デジタル信号処理部5(DS
P)内の復号化処理を図4に示すブロック図を参照して
説明する。
【0075】図4は、本実施形態の音声記録再生装置に
おけるデジタル信号処理部5内の適応コードブックを備
えたコード駆動線形予測復号化回路を示したブロック回
路図である。なお、同図4に示す復号化回路は、上記図
3に示すコード駆動線形予測符号化回路に対応する回路
である。
【0076】同図4において、適応コードブック71は
乗算器73を介して加算器75の第1入力端子に接続さ
れ、また確率コードブック72は乗算器74とスイッチ
78とを介して加算器75の第2入力端子に接続されて
いる。上記加算器75の出力端子は合成フィルタ76に
接続されるとともに、遅延回路77を介して適応コード
ブック71に接続されている。また、上記合成フィルタ
76の出力はポストフィルタ79に接続されている。
【0077】さらに、デマルチプレクサ70は適応コー
ドブック71と、確率コードブック72と、乗算器7
3,74と、合成フィルタ76およびポストフィルタ7
9に接続されており、該デマルチプレクサ70は受信し
た信号を線形予測パラメータα、上記適応コードブック
65の遅れL、ゲインβ、上記確率コードブック66の
インデックスi、ゲインγに分解して、分解した線形予
測パラメータαを上記合成フィルタ76およびポストフ
ィルタ79に、遅れLとゲインβを各々上記適応コード
ブック71と乗算器73に、インデックスiとゲインγ
を各々上記確率コードブック72と乗算器74に、遅れ
Lを上記ポストフィルタ79に出力するようになってい
る。
【0078】上記ポストフィルタ79は、上記合成フィ
ルタ76より出力された合成音声信号に対して、上記デ
マルチプレクサ70から出力された適応コードブック6
5の遅れLとに基づいてピッチ強調を行うピッチ強調フ
ィルタ81と、後述する係数パラメータに基づいて上記
ピッチ強調フィルタ81からの出力信号の高域強調を行
う高域強調フィルタ82と、同じく後述する係数パラメ
ータと、上記デマルチプレクサ70から出力された線形
予測パラメータα,有音/無音判定出力VOXとに基づ
いて、上記高域強調フィルタ82からの出力信号にホル
マント強調を施すホルマント強調フィルタ83と、該ホ
ルマント強調フィルタ83の出力信号に電力正規化処理
を施し上記D/A変換器11に出力する電力正規化処理
回路84とを備えている。
【0079】次に、このような構成をなす復号化回路の
動作について説明する。
【0080】まず、上述したようにデマルチプレクサ7
0は受信した信号を線形予測パラメータα、適応コード
ブック65の遅れL、ゲインβ、確率コードブック66
のインデックスi、ゲインγに分解して、分解された線
形予測パラメータαを合成フィルタ76に、遅れLとゲ
インβを各々適応コードブック71と乗算器73に、イ
ンデックスiとゲインγを各々確率コードブック72と
乗算器74に出力する。
【0081】次に、上記デマルチプレクサ70から出力
された適応コードブック71の遅れLに基づいて適応コ
ードブック71の適応コードベクトルを選択する。ここ
で適応コードブック71は上記図3に示す符号化回路に
おける適応コードブック65の内容と同じ内容を有す
る。すなわち、適応コードブック71には遅延回路77
を介して過去の駆動音源信号が入力される。そして、上
記乗算器73は受信したゲインβに基づいて、入力され
た適応コードベクトルを増幅し、加算器75に送出す
る。
【0082】また、上記デマルチプレクサ70から出力
された確率コードブック72のインデックスiに基づい
て確率コードブック72のコードベクトルを選択する。
ここで確率コードブック72は上記図3に示す符号化回
路における確率コードブック66の内容と同じ内容を有
する。そして、上記乗算器74は受信したゲインγによ
り、入力された確率コードベクトルを増幅し、加算器7
5に送出する。加算器75は増幅された確率コードベク
トルと増幅された適応コードベクトルとを加算して合成
フィルタ76および遅延回路77に送出する。合成フィ
ルタ76は受信した線形予測パラメータαを係数として
合成処理を行い、合成音声信号をポストフィルタ79の
ピッチ強調フィルタ81に対して出力する。
【0083】上記合成フィルタ76から出力した合成音
声信号はポストフィルタ79内部でピッチ強調フィルタ
81,高域強調フィルタ82,ホルマント強調フィルタ
83,電力正規化処理回路84の順で各処理を行って合
成音声信号としてデジタル信号処理部5よりD/A変換
器11に出力される。
【0084】ここで、上記ポストフィルタ79の処理動
作について詳しく説明する。
【0085】上記ポストフィルタ79の出力値P(z)
は、以下に示す(1)式によって表される。すなわち、
【0086】
【式1】 ここで、 lag :適応符号帳ラグ α(i) :復号された線形予測係数(LPC係数) ξ :復号系列から分析したピッチ予測係数(ピッチ周期) gb :高域強調フィルタの係数パラメータ gn、gd:ホルマント強調フィルタの係数パラメータ である。
【0087】本実施形態ではポストフィルタ79の高域
強調フィルタ82またはホルマント強調フィルタ83の
係数パラメータを有音/無音の判定出力VOXに対応さ
せて音質劣化を防止・軽減するようになっている。
【0088】すなわち、上記(1)式において、上述し
たようにgbは高域強調フィルタの係数パラメータ、g
n,gdはホルマント強調フィルタの係数パラメータで
あり、これらパラメータは、たとえば以下に示すように
設定される。
【0089】 有音の判定出力の場合 gb=gb (高域強調させる) gn=0.9 gd=0.6 無音の判定出力の場合 gb=−gb(高域減衰させる) gn=1 gd=0.8 このように、本実施形態の音声記録再生装置によると、
有音フレームまたは無音フレームの判定出力に基づき復
号化処理を行う際、上記ポストフィルタのフィルタ係数
を制御することで、音質劣化を防止あるいは最小限に軽
減させての再生が可能となる。
【0090】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明の音声再生装置によれば、如何なる音源信号に対し
てポストフィルタ処理を施しても音質劣化を招くことの
ない音声再生装置を提供できる。
【0091】また、請求項2に記載の発明の音声再生装
置によれば、如何なる音源信号に対してポストフィルタ
処理を施しても再生音をより自然に聞こえるようにする
ことができる音声再生装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である音声記録再生装置の
構成を示すブロック回路図である。
【図2】上記実施形態の音声記録再生装置における主要
動作を示したフローチャートである。
【図3】上記実施形態の音声記録再生装置におけるデジ
タル信号処理部内の適応コードブックを備えたコード駆
動線形予測符号化回路を示したブロック回路図である。
【図4】上記実施形態の音声記録再生装置におけるデジ
タル信号処理部内の適応コードブックを備えたコード駆
動線形予測復号化回路を示したブロック回路図である。
【符号の説明】
1…マイクロホン 2…マイクアンプ 3…ローパスフィルタ 4…A/D変換器 5…ディジタル信号処理部 6…主制御回路 7…メモリ制御回路 10…半導体メモリ部 11…D/A変換器 51…入力端子 52…バッファメモリ 53…LPC分析器 54…サブフレーム分割器 55…合成フィルタ 56…減算器 57…聴感重み付けフィルタ 58…誤差評価器 59…マルチプレクサ 60…加算器 62,63…乗算器 64…遅延回路 65…適応コードブック 66…確率コードブック 70…デマルチプレクサ 71…適応コードブック 72…確率コードブック 73,74…乗算器 75…加算器 76…合成フィルタ 77…遅延回路 79…ポストフィルタ 81…ピッチ強調フィルタ 82…高域強調フィルタ 83…ホルマント強調フィルタ 84…電力正規化処理回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に所定の時間長さであるフレー
    ム単位で記録された音声符号化信号を、合成フィルタお
    よびポストフィルタを用いて復号化し再生する音声再生
    装置であって、 上記音声符号化信号が有音か無音かをフレーム単位で判
    定する音声レベル判定手段と、 この音声レベル判定手段の出力に基づいて上記ポストフ
    ィルタの係数を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声再生装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体に所定の時間長さであるフレー
    ム単位で記録された音声符号化信号を、合成フィルタお
    よびポストフィルタを用いて復号化し再生する音声再生
    装置であって、 上記音声符号化信号が有音か無音かをフレーム単位で判
    定する音声レベル判定手段と、 この音声レベル判定手段で判定した有音か無音かの情報
    に基づき有音フレームまたは無音フレームが所定の数連
    続して存在するか否かを監視する連続性監視手段と、 この連続性監視手段の出力に基づいて上記ポストフィル
    タの係数を制御する制御手段と、 を具備したことを特徴とする音声再生装置。
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