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JPH10113774A - フラッシュ溶接用ヘッド - Google Patents

フラッシュ溶接用ヘッド

Info

Publication number
JPH10113774A
JPH10113774A JP28458296A JP28458296A JPH10113774A JP H10113774 A JPH10113774 A JP H10113774A JP 28458296 A JP28458296 A JP 28458296A JP 28458296 A JP28458296 A JP 28458296A JP H10113774 A JPH10113774 A JP H10113774A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
guide tube
piston
clutch
movable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28458296A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Takimoto
正 滝本
Shoji Sekino
昌治 関野
Mitsuru Fujii
充 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Kokan Koji KK
Original Assignee
Nippon Kokan Koji KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Kokan Koji KK filed Critical Nippon Kokan Koji KK
Priority to JP28458296A priority Critical patent/JPH10113774A/ja
Publication of JPH10113774A publication Critical patent/JPH10113774A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Resistance Welding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】小型,軽量化して現場作業を容易にできるフラ
ッシュ溶接用ヘッドを得る。 【解決手段】可動ヘッド部5に設けたクラッチ52で可
動ヘッド部5と押し抜き部4を連結した状態で、固定ブ
ラケット4で鉄筋7aをクランプしてから鉄筋7bの端
面を鉄筋7aの端面に軽く接触させて位置決めし、可動
ヘッド部5でクランプする。鉄筋7a,7bをクランプ
した後、外置きの溶接変圧器から鉄筋7a,7b間に所
定の電流を流し、油圧シリンダ24で押し抜き部4と可
動ヘッド部5を前進させて鉄筋7a,7bを接合する。
溶接が終了したらクラッチ52で可動ヘッド部5と押し
抜き部4の連結を解除っして押し抜き部4に設けた切削
刃412で溶接部に生じたバリを除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、鉄筋コンクリ−
ト構造物に使用する鉄筋等の棒鋼を突合せて融着するフ
ラッシュ溶接用ヘッド、特に小型,軽量化して現場作業
を容易にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鉄筋コンクリ−ト構造物の大型化
に伴い、高強度,大径の異形棒鋼が使用されている。こ
れらの異形棒鋼を連結するために、2本の異形棒鋼の端
面を突合せて接合した突合せ継手が使用されている。こ
の異形棒鋼を突合せて溶接する方法としては、ガス炎を
用いるガス圧接やア−ク溶接工法あるいはフラッシュ溶
接などが使用されている。フラッシュ溶接は接合すべき
2本の異形棒鋼の端面を軽く接触させ、これに大電流を
流して接触点を集中的に加熱し、接触点が過熱溶融して
火花となって飛び散り、その接触が断たれるとさらに異
形棒鋼を前進させ、常に接触と火花飛散を繰返しながら
接合面を一様に加熱し、適温に達したときに強い圧力を
加えて圧接する方法である。
【0003】このフラッシュ溶接は高能率であるほかに
加熱範囲が狭く熱影響が小さいことや、信頼性が高くて
接合強度の高い溶接部が得られること等の特徴を有し、
呼び径D38やD41のように断面積の大きな異形棒鋼
の接合に使用される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】通常のフラッシュ溶接
装置は溶接変圧器を有する機体に、異形棒鋼をそれぞれ
把持するクランプ装置と溶接電流を供給する電極を有す
る固定台と移動台を設け、移動台を空気圧や油圧式ある
いは電動機式の加圧機構により移動するように構成して
いる。このため設備がかなり複雑になり重量も大きくな
ってしまい、建築現場等で使用するときの移動やセット
が容易でなかった。
【0005】この発明はかかる短所を改善するためにな
されたものであり、小型,軽量化して現場作業を容易に
することができるフラッシュ溶接用ヘッドを得ることを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係るフラッシ
ュ溶接用ヘッドは、加圧機構部と固定ブラケットと押し
抜き部及び可動ヘッド部を有し、加圧機構部はガイドチ
ュ−ブとピストン部と摺動チュ−ブと油圧シリンダ及び
圧縮ばねとを有し、ガイドチュ−ブはガイド溝が軸芯と
平行に設けられ、ピストン部は段付きで形成されガイド
チュ−ブ内に配置され、摺動チュ−ブはガイドチュ−ブ
とピストン部の小径筒部との間に配置され、油圧シリン
ダはピストンロッド先端部がピストン部に係止され、圧
縮ばねはガイドチュ−ブの端部とピストン部との間に配
置され、固定ブラケットはガイドチュ−ブの外周面にガ
イド溝を中心にして絶縁材を介して取り付けられ、ねじ
クランプ機構と給電電極とを有し、押し抜き部はガイド
チュ−ブのガイド溝に沿って移動するものであり、バイ
トホルダとガイドバ−とを有し、バイトホルダはピスト
ン部の大径筒部の外面に取付けられ、ガイドバ−はガイ
ドブロックの両側に設けられ、後端部にクラッチ溝が設
けられ、可動ヘッド部はガイドチュ−ブのガイド溝に沿
って移動するものであり、可動ブラケットとクラッチと
を有し、可動ブラケットは摺動チュ−ブの外面に取付け
られ、ねじクランプ機構と給電電極とを有し、クラッチ
は可動ブラケットに取り付けられ押し抜き部のクラッチ
溝と噛み合うクラッチ棒を有することを特徴とする。
【0007】上記ねじクランプ機構のクランプねじをガ
イドチュ−ブの軸芯と把持部の軸芯を結ぶ線に対して異
形棒鋼又は丸棒鋼の間隔に応じて定められた角度だけ傾
けて取り付けることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明のフラッシュ溶接用ヘッ
ドは、加圧機構部と、接合する異形棒鋼を同一軸芯で保
持する固定ブラケットと可動ヘッド部及び溶接部のバリ
取りを行う押し抜き部を有する。加圧機構部は一定幅の
ガイド溝を有するガイドチュ−ブと段付きのピストンと
摺動チュ−ブと油圧シリンダ及び圧縮ばねとを有する。
ガイドチュ−ブは一方の端部が封止され、他方の端部が
開口している。ピストンはガイドチュ−ブの内面と嵌合
する外面を有する大径筒部と、大径筒部の外径より小さ
な外径を有する小径筒部と、小径筒部の先端部に設けら
れた押圧部とを有し、押圧部をガイドチュ−ブの開口側
にしてガイドチュ−ブ内に配置されている。摺動チュ−
ブはガイドチュ−ブの内面に嵌合する外面とピストンの
小径筒部の外面に嵌合する内面を有し、ガイドチュ−ブ
とピストンの小径筒部との間に配置されている。油圧シ
リンダはピストン形の単動シリンダからなり、ロットカ
バ−がガイドチュ−ブの開口側端部に取り付けられ、ピ
ストンロッドの先端部が段付きのピストンの押圧部に係
止されている。圧縮ばねはガイドチュ−ブの封止端部と
ピストンとの間に配置され、ピストンを油圧シリンダ側
に押圧している。
【0009】固定ブラケットはガイドチュ−ブの封止端
部側の外面にガイド溝を中心にして絶縁材を介して取り
付けられ、異形棒鋼を保持するねじクランプ機構と給電
電極とを有する。押し抜き部はバイトホルダとガイドバ
−とを有する。バイトホルダはガイドブロックとバイト
保持部から構成され、ガイドブロックは加圧機構部のピ
ストンの大径筒部の小径筒部側の外面に取付けられ、ガ
イドチュ−ブのガイド溝に嵌合して位置決めされてい
る。バイト保持部はガイドブロックに取り付けられ複数
に分割した切削刃を装着する。ガイドバ−はガイドブロ
ックの両側にバイト保持部より延長して設けられ、後端
部にクラッチ溝が設けられている。可動ヘッド部は可動
ブラケットとクラッチとを有する。可動ブラケットは加
圧機構部の摺動チュ−ブの外面に取付けられ、異形棒鋼
を保持するねじクランプ機構と給電電極とを有し、ガイ
ドチュ−ブのガイド溝に嵌合して位置決めされている。
クラッチは押し抜き部のクラッチ溝と噛み合うクラッチ
棒を有し、可動ヘッド部と押し抜き部を連結したり、連
結を解除する。
【0010】固定ブラケットのねじクランプ機構のクラ
ンプねじと可動ブラケットのねじクランプ機構のクラン
プねじは、固定ブラケットと可動ブラケットの異形棒鋼
の把持部の軸芯とガイドチュ−ブの軸芯とを結ぶ線に対
して異形棒鋼の間隔に応じて定められた角度だけ傾けて
取り付けられている。
【0011】固定ブラケットの給電電極と可動ブラケッ
トの給電電極は外置きの溶接変圧器に同軸ケ−ブルで接
続され、油圧シリンダの給油ポ−トは外置きの油圧ユニ
ットに設けた電気油圧サ−ボ弁に接続されている。
【0012】そして異形棒鋼を接合するときは、可動ヘ
ッド部に設けたクラッチで可動ヘッド部と押し抜き部を
連結した状態で、固定ブラケットで異形棒鋼をクランプ
してから接合する異形棒鋼の端面を固定ブラケットでク
ランプした異形棒鋼の端面に軽く接触させて位置決め
し、位置決めした接合する異形棒鋼を可動ヘッド部でク
ランプする。このように異形棒鋼をクランプするとき
に、フラッシュ溶接ヘッドには重量がある溶接変圧器が
なく、さらにクランプ機構としてねじクランプ機構を使
用しているから、クランプ機構の重量も軽くすることが
でき、小型化と軽量化が図られているから、簡単に移動
して異形棒鋼をクランプすることができる。
【0013】また、ねじクランプ機構のクランプねじ
が、固定ブラケットと可動ブラケットの異形棒鋼の把持
部の軸芯とガイドチュ−ブの軸芯とを結ぶ線に対して異
形棒鋼の間隔に応じて定められた角度だけ傾けて取り付
けられているから、隣接する異形棒鋼と干渉することな
しにクランプすることができる。
【0014】異形棒鋼をクランプした後、外置きの溶接
変圧器から各給電電極を介して異形棒鋼間に所定の電流
を流し、油圧シリンダのピストンロッドでガイドチュ−
ブ内のピストンを押して押し抜き部と可動ヘッド部を前
進させて異形棒鋼を接合する。溶接が終了したら溶接変
圧器から供給している電力を遮断し、可動ヘッド部に設
けられたクラッチで可動ヘッド部と押し抜き部の連結を
解除する。この状態で油圧シリンダを駆動してピストン
を前進させ、押し抜き部に設けた切削刃で溶接部に生じ
たバリを除去する。
【0015】
【実施例】図1,図2はこの発明の一実施例を示し、図
1は正面図、図2は断面図である。図に示すように、フ
ラッシュ溶接用ヘッド1は、加圧機構部2と固定ブラケ
ット3と押し抜き部4及び可動ヘッド部5を有する。加
圧機構部2はガイドチュ−ブ21とピストン22と摺動
チュ−ブ23と油圧シリンダ24及び圧縮ばね25とを
有する。ガイドチュ−ブ21は一定幅のガイド溝211
が軸芯と平行に設けられ、一方の端部がカバ−212に
より封止され、他方の端部が開口している。ガイドチュ
−ブ21の封止端側の外面には、図3のA−A断面図に
示すように、ガイドチュ−ブ21の外径の接線と平行な
面を有するブラケット固定部213がガイド溝211を
中心にして設けられている。ピストン22はガイドチュ
−ブ21の内面と嵌合する外面を有する大径筒部221
と、大径筒部221の一方の端部に設けられ大径筒部2
21の外径より小さな外径を有する小径筒部222と、
小径筒部222の大径筒部221側と反対側の先端部に
設けられた押圧部223とを有し、押圧部223をガイ
ドチュ−ブ21の開口側にしてガイドチュ−ブ21内に
配置されている。摺動チュ−ブ23はガイドチュ−ブ2
1の内面に嵌合する外面とピストン22の小径筒部22
2の外面に嵌合する内面を有し、ガイドチュ−ブ21と
ピストンの小径筒部222との間に配置されている。油
圧シリンダ24はピストン形の単動シリンダからなり、
ロットカバ−241がガイドチュ−ブ21の開口側端部
に取り付けられ、ピストンロッド242の先端部がピス
トン22の押圧部223に係止されている。圧縮ばね2
5はガイドチュ−ブ21の封止端部とピストン22との
間に配置され、ピストン22を油圧シリンダ24側に押
圧している。
【0016】固定ブラケット3は異形棒鋼又は丸棒鋼
(以下、鉄筋という)7を保持するものであり、図3の
断面図に示すように、ガイドチュ−ブ21のブラケット
固定部213に絶縁材6を介して取り付けられている。
この固定ブラケット3には、ガイドチュ−ブ21の軸芯
と平行に設けられ、クランプ31を有する把持部32
と、把持部32に鉄筋7を保持するねじクランプ機構3
3と、把持部32の側面に取り付けられた給電電極34
とを有する。
【0017】押し抜き部4は溶接部のバリ取りをするも
のであり、バイトホルダ41とガイドバ−42とを有す
る。バイトホルダ41は、図4のB−B断面図に示すよ
うに、加圧機構部2のピストン22の大径筒部221の
小径筒部222側の外面に取付けられ、ガイドチュ−ブ
21のガイド溝211に嵌合するガイドブロック411
と、ガイドブロック411に取り付けられ複数に分割し
た切削刃412を装着したバイト保持部413とを有す
る。ガイドバ−42はガイドブロック411の両側にバ
イト保持部413より延長して設けられ、図1の正面図
に示すように、後端部にはクラッチ溝421が設けられ
ている。このガイドバ−42はガイドチュ−ブ21の中
間部に設けたガイドねじ214により案内されている。
また、バイトホルダ41の固定ブラケット3側にはスパ
ッタがガイドチュ−ブ21内に入ることを防ぐためスパ
ッタカバ−414を取り付けてある。
【0018】可動ヘッド部5は固定ブラケット3と同一
軸芯で鉄筋7を保持するものであり、可動ブラケット5
1とクラッチ52とを有する。可動ブラケット51は、
図5のC−C断面図に示すように、摺動チュ−ブ23の
外面に取付けられ、クランプ511を有する把持部51
2と、把持部512に鉄筋7を保持するねじクランプ機
構513と、把持部512の側面に取り付けられた給電
電極514とを有する。把持部512の摺動チュ−ブ2
3との連結部にはガイドチュ−ブ21のガイド溝211
に嵌合するガイドブロック515が設けられ、ガイドブ
ロック515で可動ヘッド部5を位置決めするとともに
ガイド溝211に倣って移動する。クラッチ52は、図
6の正面図と図7の側面断面図に示すように、中空の方
型をしたクラッチ駒521と、クラッチ駒521内に設
けられ、押し抜き部4のガイドバ−42に設けられたク
ラッチ溝421と噛み合うクラッチ棒522と、クラッ
チ棒522を押し上げる圧縮ばね523と、クラッチ溝
421とクラッチ棒522の噛み合わせを保持するクラ
ッチバ−524とを有し、可動ブラケット51の押し抜
き部4側と反対端の端部に取り付けられている。
【0019】固定ブラケット3のねじクランプ機構33
のクランプねじ331と可動ブラケット51のねじクラ
ンプ機構513のクランプねじ516は、図3,図5に
示すように、ガイドチュ−ブ21の軸芯と各把持部3
2,512の鉄筋7を保持する軸芯とを結ぶ線に対して
鉄筋7の間隔に応じて定められた角度だけ傾けて取り付
けられている。
【0020】固定ブラケット3の給電電極34と可動ブ
ラケット51の給電電極514は外置きの溶接変圧器に
同軸ケ−ブルで接続されている。また、油圧シリンダ2
4の給油ポ−トは外置きの油圧ユニットに設けた電気油
圧サ−ボ弁に接続されている。
【0021】上記のように構成されたフラッシュ溶接ヘ
ッド1を使用して鉄筋7を接合するときの動作を説明す
る。
【0022】まず、図7に示すように、可動ヘッド部5
に設けられたクラッチ52のクラッチ棒522を手動で
押し下げて押し抜き部4のガイドバ−42に設けたクラ
ッチ溝421と噛み合わせ、クラッチ棒522とクラッ
チ駒521の間にクラッチバ−524を差し込んで可動
ヘッド部5を押し抜き部4に連結する。この状態で、図
3に示すように、固定ブラケット3の把持部32で固定
鉄筋7aを挾み込み、ねじクランプ機構33のクランプ
ねじ331を締め付けて固定鉄筋7aをクランプする。
次に固定鉄筋7aに接合する鉄筋7bを可動ヘッド部5
の把持部512と押し抜き部4のバイト保持部413を
通し、鉄筋7bの端面を固定鉄筋7aの端面に軽く接触
させて位置決めする。この位置決めした鉄筋7bを、図
5に示すように、可動ブラケット51のねじクランプ機
構513でクランプする。このように固定鉄筋7aと接
合する鉄筋7bをクランプするときに、固定ブラケット
3のねじクランプ機構33のクランプねじ331と可動
ブラケット51のねじクランプ機構513のクランプね
じ516がガイドチュ−ブ21の軸芯と各把持部32,
512の軸芯を結ぶ線に対して鉄筋7の間隔に応じて定
められた角度だけ傾けて取り付けられているから、図
3,図5に示すように、隣接する鉄筋7と干渉すること
なしにクランプすることができる。
【0023】また、フラッシュ溶接ヘッド1には重量が
ある溶接変圧器がなく、さらにクランプ機構としてねじ
クランプ機構33,513を使用しているから、クラン
プ機構の重量も軽くすることができ、フラッシュ溶接ヘ
ッド1を小型化するとともに軽量化できるから、簡単に
移動して固定鉄筋7aと接合する鉄筋7bをクランプす
ることができる。
【0024】固定鉄筋7aと接合する鉄筋7bをクラン
プした後、外置きの溶接変圧器から各給電電極34,5
15と固定ブラケット3及び可動ブラケット51を介し
て固定鉄筋7aと接合する鉄筋7b間に所定の電流を流
し、油圧シリンダ24のピストンロッド242でピスト
ン22を押して押し抜き部4と可動ヘッド5を前進させ
て鉄筋7bを固定鉄筋7a側に前進させながら固定鉄筋
7aと鉄筋7bを接合する。この固定鉄筋7aと鉄筋7
bを接合するときに、固定鉄筋7aと鉄筋7bに供給さ
れる電力が常にあらかじめ定めた設定値になるように油
圧シリンダ24に供給する作動油の量を制御してピスト
ン22の前進速度、すなわち鉄筋7bの前進速度を調整
する。そして固定鉄筋7aと鉄筋7bの接合面を一様に
加熱し、適温に達したときに強い圧力を加えて圧接す
る。
【0025】固定鉄筋7aと鉄筋7bの溶接が終了し、
溶接変圧器から供給している電力を遮断した後、可動ヘ
ッド部5に設けられたクラッチ52のクラッチバ−52
4を抜取り、クラッチ棒522を圧縮ばね523の弾性
力で開放位置に復帰させてクラッチ溝421との噛み合
わせを解除して可動ヘッド部5と押し抜き部4の連結を
解除する。この状態で油圧シリンダ24を駆動してピス
トン22を前進させ、押し抜き部4を鉄筋7b,7aに
沿って前進させ、押し抜き部4に設けた切削刃412で
溶接部に生じたバリを除去する。その後、可動ヘッド5
のねじクランプ機構514のクランプを解除し、油圧シ
リンダ24に供給している作動油をもどり側に逃がし圧
縮ばね25の弾性力でピストン22を後退させて押し抜
き部4と可動ヘッド5及び油圧シリンダ24を初期位置
に戻す。そして固定ブラケット3のねじクランプ機構3
3のクランプを解除し、フラッシュ溶接ヘッド1を鉄筋
7a,7bから取外して溶接作業を終了する。その後、
フラッシュ溶接ヘッド1を次に溶接する鉄筋7の位置に
移動し、上記溶接工程を繰り返す。
【0026】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、フラッ
シュ溶接用ヘッドを加圧機構部と、接合する異形棒鋼を
同一軸芯で保持する固定ブラケットと可動ヘッド部及び
溶接部のバリ取りを行う押し抜き部で構成し、フラッシ
ュ溶接ヘッドには重量がある溶接変圧器がなく、さらに
クランプ機構としてねじクランプ機構を使用しているか
ら、クランプ機構の重量も軽くすることができ、小型化
と軽量化を図ることができ、現場で簡単に移動して鉄筋
をクランプすることができる。したがって溶接作業効率
を大幅に向上することができる。
【0027】また、ねじクランプ機構のクランプねじ
が、固定ブラケットと可動ブラケットの異形棒鋼の把持
部の軸芯とガイドチュ−ブの軸芯とを結ぶ線に対して異
形棒鋼の間隔に応じて定められた角度だけ傾けて取り付
けられているから、隣接する鉄筋と干渉することなしに
クランプすることができ、溶接作業を容易に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の正面図である。
【図2】上記実施例の断面図である。
【図3】固定ブラケットの構成を示す断面図である。
【図4】押し抜き部の構成を示す断面図である。
【図5】可動ヘッド部の構成を示す断面図である。
【図6】クラッチの構成を示す正面図である。
【図7】クラッチの構成を示す側面断面図である。
【符号の説明】
1 フラッシュ溶接用ヘッド 2 加圧機構部 3 固定ブラケット 4 押し抜き部 5 可動ヘッド部 6 絶縁材 7 鉄筋 21 ガイドチュ−ブ 22 ピストン 23 摺動チュ−ブ 24 油圧シリンダ 25 圧縮ばね 33 ねじクランプ機構 513 ねじクランプ機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧機構部と固定ブラケットと押し抜き
    部及び可動ヘッド部を有し、 加圧機構部はガイドチュ−ブとピストン部と摺動チュ−
    ブと油圧シリンダ及び圧縮ばねとを有し、ガイドチュ−
    ブはガイド溝が軸芯と平行に設けられ、ピストン部は段
    付きで形成されガイドチュ−ブ内に配置され、摺動チュ
    −ブはガイドチュ−ブとピストン部の小径筒部との間に
    配置され、油圧シリンダはピストンロッド先端部がピス
    トン部に係止され、圧縮ばねはガイドチュ−ブの端部と
    ピストン部との間に配置され、 固定ブラケットはガイドチュ−ブの外周面にガイド溝を
    中心にして絶縁材を介して取り付けられ、ねじクランプ
    機構と給電電極とを有し、 押し抜き部はガイドチュ−ブのガイド溝に沿って移動す
    るものであり、バイトホルダとガイドバ−とを有し、バ
    イトホルダはピストン部の大径筒部の外面に取付けら
    れ、ガイドバ−はガイドブロックの両側に設けられ、後
    端部にクラッチ溝が設けられ、 可動ヘッド部はガイドチュ−ブのガイド溝に沿って移動
    するものであり、可動ブラケットとクラッチとを有し、
    可動ブラケットは摺動チュ−ブの外面に取付けられ、ね
    じクランプ機構と給電電極とを有し、クラッチは可動ブ
    ラケットに取り付けられ押し抜き部のクラッチ溝と噛み
    合うクラッチ棒を有する、ことを特徴とするフラッシュ
    溶接用ヘッド。
  2. 【請求項2】 上記ねじクランプ機構のクランプねじを
    ガイドチュ−ブの軸芯と把持部の軸芯を結ぶ線に対して
    異形棒鋼又は丸棒鋼の間隔に応じて定められた角度だけ
    傾けて取り付けた請求項1記載のフラッシュ溶接用ヘッ
    ド。
JP28458296A 1996-10-08 1996-10-08 フラッシュ溶接用ヘッド Pending JPH10113774A (ja)

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JP28458296A JPH10113774A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 フラッシュ溶接用ヘッド

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JP28458296A JPH10113774A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 フラッシュ溶接用ヘッド

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JPH10113774A true JPH10113774A (ja) 1998-05-06

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ID=17680330

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JP28458296A Pending JPH10113774A (ja) 1996-10-08 1996-10-08 フラッシュ溶接用ヘッド

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JP (1) JPH10113774A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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