JPH10109787A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JPH10109787A JPH10109787A JP8263957A JP26395796A JPH10109787A JP H10109787 A JPH10109787 A JP H10109787A JP 8263957 A JP8263957 A JP 8263957A JP 26395796 A JP26395796 A JP 26395796A JP H10109787 A JPH10109787 A JP H10109787A
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Links
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Landscapes
- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 用紙の腰の強さに左右されず、用紙の先端を
コストが安いレジストローラのニップで正確に位置決め
する。 【解決手段】 搬送部14によりレジストロー21a,
21bに受け渡された用紙を、レジストローラ21a,
21bの正転動作により画像形成部2側に通過させ、そ
の用紙をレジストローラ21a,21bの逆転動作によ
り先端がレジストローラ21a,21bのニップ部に達
するまで戻して一定の位置で停止させ、次のレジストロ
ーラ21a,21bの正転動作により用紙を画像形成部
2に搬送するようにした。したがって、腰の弱い用紙を
使用する場合でも先端の位置をレジストローラ21a,
21bのニップ部で正確に位置決めすることができる。
さらに、レジストローラ21a,21bの外周部を屈撓
自在な弾性材で形成することで、高価な金属材の使用量
を下げ、且つ、加工精度を下げて製造コストを安くする
ことができる。
コストが安いレジストローラのニップで正確に位置決め
する。 【解決手段】 搬送部14によりレジストロー21a,
21bに受け渡された用紙を、レジストローラ21a,
21bの正転動作により画像形成部2側に通過させ、そ
の用紙をレジストローラ21a,21bの逆転動作によ
り先端がレジストローラ21a,21bのニップ部に達
するまで戻して一定の位置で停止させ、次のレジストロ
ーラ21a,21bの正転動作により用紙を画像形成部
2に搬送するようにした。したがって、腰の弱い用紙を
使用する場合でも先端の位置をレジストローラ21a,
21bのニップ部で正確に位置決めすることができる。
さらに、レジストローラ21a,21bの外周部を屈撓
自在な弾性材で形成することで、高価な金属材の使用量
を下げ、且つ、加工精度を下げて製造コストを安くする
ことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に利用される
用紙搬送装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に利用される
用紙搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置に用紙を搬送する場合、画
像形成プロセスに同期させて用紙を供給するために、用
紙をその先端が対のレジストローラのニップ部に当接し
て撓むまで送り込み、所定のタイミングでレジストロー
ラを回転させることにより用紙を画像形成部に搬送する
ことが行われている。
像形成プロセスに同期させて用紙を供給するために、用
紙をその先端が対のレジストローラのニップ部に当接し
て撓むまで送り込み、所定のタイミングでレジストロー
ラを回転させることにより用紙を画像形成部に搬送する
ことが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】停止するレジストロー
ラのニップに向けて用紙を搬送する場合、レジストロー
ラは外周が摩擦係数の高い材料により形成されているた
め、用紙はレジストローラの外周面から抵抗を受ける。
このため、腰の弱い用紙の場合にはレジストローラのニ
ップ部に達せずに停滞することがある。このようなこと
を防止するためには、用紙を案内するガイド板をレジス
トローラのニップに向かうように面倒な位置調整をしな
ければならない。あるいは、腰の弱い用紙に与える抵抗
を小さくするために弾性的に屈撓するポリエステルフィ
ルム等によるガイドにより、用紙をレジストローラのニ
ップ部に案内する等の構造を採用したりしなければなら
ない。何れにしても給紙通路の製造コストが高くなる。
逆に腰の強い用紙の場合には、撓んだときに生ずる推力
によりレジストローラのニップ部を突き抜けてしまうこ
とがある。この結果、用紙の種類によっては用紙の先端
の位置合わせが非常に困難である。
ラのニップに向けて用紙を搬送する場合、レジストロー
ラは外周が摩擦係数の高い材料により形成されているた
め、用紙はレジストローラの外周面から抵抗を受ける。
このため、腰の弱い用紙の場合にはレジストローラのニ
ップ部に達せずに停滞することがある。このようなこと
を防止するためには、用紙を案内するガイド板をレジス
トローラのニップに向かうように面倒な位置調整をしな
ければならない。あるいは、腰の弱い用紙に与える抵抗
を小さくするために弾性的に屈撓するポリエステルフィ
ルム等によるガイドにより、用紙をレジストローラのニ
ップ部に案内する等の構造を採用したりしなければなら
ない。何れにしても給紙通路の製造コストが高くなる。
逆に腰の強い用紙の場合には、撓んだときに生ずる推力
によりレジストローラのニップ部を突き抜けてしまうこ
とがある。この結果、用紙の種類によっては用紙の先端
の位置合わせが非常に困難である。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
給紙部と画像形成部との間を接続する給紙通路と、この
給紙通路の前記画像形成部の近傍に配置されて正逆回転
自在のモータにより駆動される対のレジストローラと、
前記給紙通路の前記レジストローラよりも上流側に配置
されてモータにより駆動され用紙を前記レジストローラ
に受け渡す搬送部と、給紙時に前記搬送部から受け渡さ
れた用紙の先端を前記レジストローラの正転動作により
前記画像形成部側に通過させた直後に前記レジストロー
ラの逆転動作により用紙の先端を前記レジストローラの
ニップまで戻すように前記モータの動作を制御するモー
タ制御手段とを備え、前記レジストローラは外周部が屈
撓自在な弾性材により形成されている。したがって、搬
送部によりレジストローラに受け渡された用紙は、レジ
ストローラの正転動作によりレジストローラのニップ部
を通過し、レジストローラの逆転動作により先端がレジ
ストローラのニップ部に戻され撓まされて一定の位置で
停止され、次のレジストローラの正転動作により画像形
成部に搬送される。また、レジストローラは外周部が弾
性材により形成されているため、芯部を形成する金属材
の径を細くすることが可能となり、また、芯部の外周面
の加工精度を低くしても、用紙の搬送性能に影響が生じ
ない。レジストローラの外周部の弾性材は、弾性を有す
る合成樹脂や天然のゴムを含む。
給紙部と画像形成部との間を接続する給紙通路と、この
給紙通路の前記画像形成部の近傍に配置されて正逆回転
自在のモータにより駆動される対のレジストローラと、
前記給紙通路の前記レジストローラよりも上流側に配置
されてモータにより駆動され用紙を前記レジストローラ
に受け渡す搬送部と、給紙時に前記搬送部から受け渡さ
れた用紙の先端を前記レジストローラの正転動作により
前記画像形成部側に通過させた直後に前記レジストロー
ラの逆転動作により用紙の先端を前記レジストローラの
ニップまで戻すように前記モータの動作を制御するモー
タ制御手段とを備え、前記レジストローラは外周部が屈
撓自在な弾性材により形成されている。したがって、搬
送部によりレジストローラに受け渡された用紙は、レジ
ストローラの正転動作によりレジストローラのニップ部
を通過し、レジストローラの逆転動作により先端がレジ
ストローラのニップ部に戻され撓まされて一定の位置で
停止され、次のレジストローラの正転動作により画像形
成部に搬送される。また、レジストローラは外周部が弾
性材により形成されているため、芯部を形成する金属材
の径を細くすることが可能となり、また、芯部の外周面
の加工精度を低くしても、用紙の搬送性能に影響が生じ
ない。レジストローラの外周部の弾性材は、弾性を有す
る合成樹脂や天然のゴムを含む。
【0005】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、対のレジストローラは、互いに弾性材の硬
度が異なる。したがって、レジストローラのニップ部で
は、弾性材の硬度が低いレジストローラの方が凹状に変
形する。これにより、レジストローラを逆転させて用紙
を戻した場合には、一定の関係で変形するレジストロー
ラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛み方向が一定
となる。
明において、対のレジストローラは、互いに弾性材の硬
度が異なる。したがって、レジストローラのニップ部で
は、弾性材の硬度が低いレジストローラの方が凹状に変
形する。これにより、レジストローラを逆転させて用紙
を戻した場合には、一定の関係で変形するレジストロー
ラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛み方向が一定
となる。
【0006】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、対のレジストローラは、互いに外周部の弾
性材の厚さが異なる。したがって、レジストローラのニ
ップ部では、弾性材の厚さが厚いレジストローラの方が
凹状に変形する。これにより、レジストローラを逆転さ
せて用紙を戻した場合には、一定の関係で変形するレジ
ストローラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛み方
向が一定となる。
明において、対のレジストローラは、互いに外周部の弾
性材の厚さが異なる。したがって、レジストローラのニ
ップ部では、弾性材の厚さが厚いレジストローラの方が
凹状に変形する。これにより、レジストローラを逆転さ
せて用紙を戻した場合には、一定の関係で変形するレジ
ストローラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛み方
向が一定となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。図1において、1は装
置本体で、この装置本体1には、電子写真方式の画像形
成部2の主要部を構成する感光体3が回転自在に設けら
れている。装置本体1の下方には複数の給紙部4が上下
方向に配列されて設けられている。これらの給紙部4
は、給紙カセット5と、この給紙カセット5の底板6に
より持ち上げられた用紙を最上位のものから順次送り出
す給紙ローラ7と、その下流側に配置された分離部8と
よりなる。この分離部8は、互いに反時計方向に駆動さ
れる搬送ローラ9とリバースローラ10とよりなる。こ
の場合、リバースローラ10は、搬送ローラ9との間に
一枚の用紙が引き出されたときに引き出される用紙との
摩擦により時計方向に連れ回るが、複数枚の用紙が重な
って引き出された場合には、用紙同士をスリップさせて
最上位の用紙のみを通過させ、それ以下の用紙に対して
は反時計方向への回転により給紙方向とは逆方向に押し
戻すように構成された公知の分離構造である。
ないし図5に基づいて説明する。図1において、1は装
置本体で、この装置本体1には、電子写真方式の画像形
成部2の主要部を構成する感光体3が回転自在に設けら
れている。装置本体1の下方には複数の給紙部4が上下
方向に配列されて設けられている。これらの給紙部4
は、給紙カセット5と、この給紙カセット5の底板6に
より持ち上げられた用紙を最上位のものから順次送り出
す給紙ローラ7と、その下流側に配置された分離部8と
よりなる。この分離部8は、互いに反時計方向に駆動さ
れる搬送ローラ9とリバースローラ10とよりなる。こ
の場合、リバースローラ10は、搬送ローラ9との間に
一枚の用紙が引き出されたときに引き出される用紙との
摩擦により時計方向に連れ回るが、複数枚の用紙が重な
って引き出された場合には、用紙同士をスリップさせて
最上位の用紙のみを通過させ、それ以下の用紙に対して
は反時計方向への回転により給紙方向とは逆方向に押し
戻すように構成された公知の分離構造である。
【0008】前記給紙部4と前記画像形成部2との間は
給紙通路11により接続されている。この給紙通路11
は給紙部4のそれぞれに向かう複数の分岐路12を有
し、また、下端はボトムパス方式の給紙を可能にするた
めに開放されている。給紙通路11における分岐路12
の分岐点の部分には搬送部13,14が配置されてい
る。これらの搬送部13,14は、回転体である搬送ロ
ーラ15,16と、これらの搬送ローラ15,16に弾
性的に接触された回転体である圧接ローラ17,18,
19,20とよりなる。また、給紙通路11には、画像
形成部2側の端部に位置する対のレジストローラ21
a,21b、搬送部13の下流側の近傍に位置する用紙
検知器22、搬送部14の下流側の近傍に位置する用紙
検知器23、レジストローラ21a,21bの上流側の
近傍に位置するレジスト検知器24が配置されている。
給紙通路11により接続されている。この給紙通路11
は給紙部4のそれぞれに向かう複数の分岐路12を有
し、また、下端はボトムパス方式の給紙を可能にするた
めに開放されている。給紙通路11における分岐路12
の分岐点の部分には搬送部13,14が配置されてい
る。これらの搬送部13,14は、回転体である搬送ロ
ーラ15,16と、これらの搬送ローラ15,16に弾
性的に接触された回転体である圧接ローラ17,18,
19,20とよりなる。また、給紙通路11には、画像
形成部2側の端部に位置する対のレジストローラ21
a,21b、搬送部13の下流側の近傍に位置する用紙
検知器22、搬送部14の下流側の近傍に位置する用紙
検知器23、レジストローラ21a,21bの上流側の
近傍に位置するレジスト検知器24が配置されている。
【0009】次に、図2を参照し、搬送部13,14と
レジストローラ21aとの駆動機構25について説明す
る。搬送部13,14の搬送ローラ15,16の軸2
6,27の端部にはプーリ28,29が嵌合され、軸2
7の上部に設けた支軸(図示せず)にはギヤ30を有す
るプーリ31が回転自在に嵌合され、これらのプーリ2
8,29,31にはエンドレスのタイミングベルト32
が巻回されている。33はタイミングベルト32に張力
を付与するテンションプーリである。また、下側のレジ
ストローラ21aの軸34の端部にはギヤ35が固定的
に嵌合されている。36は正逆回転自在のモータで、こ
のモータ36には、プーリ31のギヤ30とレジストロ
ーラ21aのギヤ35とに噛合されたギヤ37が直結さ
れている。
レジストローラ21aとの駆動機構25について説明す
る。搬送部13,14の搬送ローラ15,16の軸2
6,27の端部にはプーリ28,29が嵌合され、軸2
7の上部に設けた支軸(図示せず)にはギヤ30を有す
るプーリ31が回転自在に嵌合され、これらのプーリ2
8,29,31にはエンドレスのタイミングベルト32
が巻回されている。33はタイミングベルト32に張力
を付与するテンションプーリである。また、下側のレジ
ストローラ21aの軸34の端部にはギヤ35が固定的
に嵌合されている。36は正逆回転自在のモータで、こ
のモータ36には、プーリ31のギヤ30とレジストロ
ーラ21aのギヤ35とに噛合されたギヤ37が直結さ
れている。
【0010】このような駆動機構25は、モータ36を
実線矢印方向に正転させたときに、レジストローラ21
a及び搬送ローラ15,16を実線矢印方向に正転さ
せ、用紙を画像形成部2に向けて搬送させる。モータ3
6を点線矢印方向に逆転させたときには、レジストロー
ラ21aのみを点線矢印方向に逆転させるが、搬送ロー
ラ15,16には回転力が伝達されないように、プーリ
28,29にはワンウェイクラッチ(図示せず)が内蔵
されている。
実線矢印方向に正転させたときに、レジストローラ21
a及び搬送ローラ15,16を実線矢印方向に正転さ
せ、用紙を画像形成部2に向けて搬送させる。モータ3
6を点線矢印方向に逆転させたときには、レジストロー
ラ21aのみを点線矢印方向に逆転させるが、搬送ロー
ラ15,16には回転力が伝達されないように、プーリ
28,29にはワンウェイクラッチ(図示せず)が内蔵
されている。
【0011】本実施の形態では、前記給紙部4の給紙ロ
ーラ7や分離部8は、給紙信号により前記駆動機構25
とは異なる他の駆動機構(図示せず)により駆動され
る。もちろん、駆動機構25の出力により給紙ローラ7
や分離部8を駆動してもかまわない。
ーラ7や分離部8は、給紙信号により前記駆動機構25
とは異なる他の駆動機構(図示せず)により駆動され
る。もちろん、駆動機構25の出力により給紙ローラ7
や分離部8を駆動してもかまわない。
【0012】ここで、図4に示すように、対のレジスト
ローラ21a,21bは、金属製のローラ本体38a,
38bと、これらのローラ本体38a,38bの表面を
被覆する弾性材39a,39bとにより形成されてい
る。この場合、弾性材39a,39bは、弾性を有する
合成樹脂や天然のゴムを含むものである。
ローラ21a,21bは、金属製のローラ本体38a,
38bと、これらのローラ本体38a,38bの表面を
被覆する弾性材39a,39bとにより形成されてい
る。この場合、弾性材39a,39bは、弾性を有する
合成樹脂や天然のゴムを含むものである。
【0013】ここで、対のレジストローラ21a,21
bは外周部が弾性材38a,38bにより形成されてい
るのでニップ部では弾性的に変形するが、何れか決まっ
た一方のレジストローラ21a又は21bの弾性材39
a又は39bが凹状に変形するように、互いに外周部の
弾性材39a,39bの硬度を変えてある。或いは、硬
度が同じでも厚さが厚い方が変形し易いので厚さを変え
てある。この内の何れかの方法によって、この例では、
下方のレジストローラ21aの弾性材39aの方が凹状
に変形し易いように構成されている。
bは外周部が弾性材38a,38bにより形成されてい
るのでニップ部では弾性的に変形するが、何れか決まっ
た一方のレジストローラ21a又は21bの弾性材39
a又は39bが凹状に変形するように、互いに外周部の
弾性材39a,39bの硬度を変えてある。或いは、硬
度が同じでも厚さが厚い方が変形し易いので厚さを変え
てある。この内の何れかの方法によって、この例では、
下方のレジストローラ21aの弾性材39aの方が凹状
に変形し易いように構成されている。
【0014】次に、図5を参照し、前記モータ36の動
作を制御するモータ制御手段の構成について説明する。
このモータ制御手段は、図示しないが、レジスト検知器
24からの検出信号や給紙信号の状態を監視するCPU
と、このCPUに制御されてモータ36を指定された方
向に指定された期間だけ駆動するモータ駆動回路とを有
し、給紙信号を受けた時点t1 に、モータ36を正転さ
せて搬送ローラ15,16及びレジストローラ21a,
21bを正転させ、レジスト検知器24がONとなった
時点t2 から時間にしてT1 経過後にモータ36を時間
にしてT2 逆転させて停止させ、予め設定された時点t
3 に達したときにモータ36を再度正転させるように構
成されている。なお、用紙の後端がレジスト検知器24
を通過した場合には、従来と同様にモータ36を停止さ
せることは言うまでもない。
作を制御するモータ制御手段の構成について説明する。
このモータ制御手段は、図示しないが、レジスト検知器
24からの検出信号や給紙信号の状態を監視するCPU
と、このCPUに制御されてモータ36を指定された方
向に指定された期間だけ駆動するモータ駆動回路とを有
し、給紙信号を受けた時点t1 に、モータ36を正転さ
せて搬送ローラ15,16及びレジストローラ21a,
21bを正転させ、レジスト検知器24がONとなった
時点t2 から時間にしてT1 経過後にモータ36を時間
にしてT2 逆転させて停止させ、予め設定された時点t
3 に達したときにモータ36を再度正転させるように構
成されている。なお、用紙の後端がレジスト検知器24
を通過した場合には、従来と同様にモータ36を停止さ
せることは言うまでもない。
【0015】このような構成において、用紙のサイズに
応じて給紙カセット5が選択され、給紙信号が出力する
と、給紙ローラ7と分離部8とが駆動され、用紙が給紙
通路11に送り出され、搬送ローラ16に向かう。給紙
信号によりモータ36が正転方向に駆動され、搬送ロー
ラ16及びレジストローラ21a,21bも正転するた
め、図3(a)に示すように用紙Sはレジストローラ2
1a,21bに受け渡される。この間、用紙Sの先端が
レジスト検知器24により検知されるが、その検出時点
t2 からT1 の期間はレジストローラ21a,21bが
モータ36により正転方向に駆動されるため、用紙Sは
レジストローラ21a,21bのニップ部を通過する。
応じて給紙カセット5が選択され、給紙信号が出力する
と、給紙ローラ7と分離部8とが駆動され、用紙が給紙
通路11に送り出され、搬送ローラ16に向かう。給紙
信号によりモータ36が正転方向に駆動され、搬送ロー
ラ16及びレジストローラ21a,21bも正転するた
め、図3(a)に示すように用紙Sはレジストローラ2
1a,21bに受け渡される。この間、用紙Sの先端が
レジスト検知器24により検知されるが、その検出時点
t2 からT1 の期間はレジストローラ21a,21bが
モータ36により正転方向に駆動されるため、用紙Sは
レジストローラ21a,21bのニップ部を通過する。
【0016】T1 経過後にモータ36が逆転すると、ワ
ンウェイクラッチの作用により、レジストローラ21
a,21bのみが逆転し、搬送ローラ15,16が停止
状態に維持されるため、図3(b)に示すように、用紙
Sはその先端がレジストローラ21a,21bのニップ
部まで戻されて湾曲状に撓む。用紙Sは撓んだ状態から
元の状態に戻ろうとする作用により推力が生じているた
め、レジストローラ21a,21bの逆転中に用紙Sは
レジストローラ21a,21bのニップ部から離れると
ころまでは戻されない。時間にしてT2 経過後にはモー
タ36が再度正転し、レジストローラ21a,21bと
搬送ローラ15,16とを正転させるため、用紙Sは画
像形成部2に向けて搬送される。
ンウェイクラッチの作用により、レジストローラ21
a,21bのみが逆転し、搬送ローラ15,16が停止
状態に維持されるため、図3(b)に示すように、用紙
Sはその先端がレジストローラ21a,21bのニップ
部まで戻されて湾曲状に撓む。用紙Sは撓んだ状態から
元の状態に戻ろうとする作用により推力が生じているた
め、レジストローラ21a,21bの逆転中に用紙Sは
レジストローラ21a,21bのニップ部から離れると
ころまでは戻されない。時間にしてT2 経過後にはモー
タ36が再度正転し、レジストローラ21a,21bと
搬送ローラ15,16とを正転させるため、用紙Sは画
像形成部2に向けて搬送される。
【0017】以上のように、用紙Sは一旦レジストロー
ラ21a,21bのニップ部を通過するまで送られた後
に、レジストローラ21a,21bの逆転により先端が
レジストローラ21a,21bのニップ部まで戻される
ため、腰の弱い用紙Sを使用する場合でも、用紙Sの先
端の位置を正確に位置決めすることができる。
ラ21a,21bのニップ部を通過するまで送られた後
に、レジストローラ21a,21bの逆転により先端が
レジストローラ21a,21bのニップ部まで戻される
ため、腰の弱い用紙Sを使用する場合でも、用紙Sの先
端の位置を正確に位置決めすることができる。
【0018】また、レジストローラ21a,21bの逆
転時に搬送ローラ15,16を停止させるようにしたの
で、レジストローラ21a,21bの逆転時に、搬送ロ
ーラ16と圧接ローラ20とで用紙Sを挾持することに
より、用紙Sを有効に撓ませることができる。このこと
は、搬送ローラ16を専用のモータにより駆動するよう
にした場合にも適用することができる。
転時に搬送ローラ15,16を停止させるようにしたの
で、レジストローラ21a,21bの逆転時に、搬送ロ
ーラ16と圧接ローラ20とで用紙Sを挾持することに
より、用紙Sを有効に撓ませることができる。このこと
は、搬送ローラ16を専用のモータにより駆動するよう
にした場合にも適用することができる。
【0019】さらに、搬送部13,14の搬送ローラ1
5,16はレジストローラ21a,21bを駆動する正
逆回転自在のモータ36にワンウェイクラッチを介して
連結されているので、双方向に駆動されるレジスト21
a,21bと一方向に駆動される搬送ローラ15,16
とを共通のモータ36により駆動することができ、しか
も、モータ36の動力をレジストローラ21a,21b
や搬送ローラ15,16に伝達するために電磁クラッチ
を必要としないので、用紙Sの搬送動作を正確にするこ
とができる。
5,16はレジストローラ21a,21bを駆動する正
逆回転自在のモータ36にワンウェイクラッチを介して
連結されているので、双方向に駆動されるレジスト21
a,21bと一方向に駆動される搬送ローラ15,16
とを共通のモータ36により駆動することができ、しか
も、モータ36の動力をレジストローラ21a,21b
や搬送ローラ15,16に伝達するために電磁クラッチ
を必要としないので、用紙Sの搬送動作を正確にするこ
とができる。
【0020】さらに、レジストローラ21a,21bは
外周部が弾性材39a,39bにより形成されているた
め、芯部38a,38bを形成する金属材の径を細くす
ることができる。これにより、弾性材39a,39bよ
りも効果な金属材の使用量を少なくし、コストダウンに
寄与することができる。
外周部が弾性材39a,39bにより形成されているた
め、芯部38a,38bを形成する金属材の径を細くす
ることができる。これにより、弾性材39a,39bよ
りも効果な金属材の使用量を少なくし、コストダウンに
寄与することができる。
【0021】レジストローラ21,21bの全体を金属
材で形成した場合には、両者の軸間距離及び外径寸法の
精度を高めないと用紙Sを搬送することができない。こ
れに対し、本実施の形態では、レジストローラ21a,
21bは弾性的に屈撓する弾性材39a,39bを外周
部に有しているので、軸間距離や外径寸法を低くしても
用紙Sの搬送性能に悪い影響を与えることがない。すな
わち、芯部38a,38bの外周面の加工精度を低くす
ることができる。したがって、この点においてもコスト
ダウンを図ることができる。
材で形成した場合には、両者の軸間距離及び外径寸法の
精度を高めないと用紙Sを搬送することができない。こ
れに対し、本実施の形態では、レジストローラ21a,
21bは弾性的に屈撓する弾性材39a,39bを外周
部に有しているので、軸間距離や外径寸法を低くしても
用紙Sの搬送性能に悪い影響を与えることがない。すな
わち、芯部38a,38bの外周面の加工精度を低くす
ることができる。したがって、この点においてもコスト
ダウンを図ることができる。
【0022】さらに、前述したように、弾性材39a,
39bの硬度又は厚さを変えることにより、下方のレジ
ストローラ21aの弾性材39aの方が凹状に変形し易
いように構成されているので、図4に示すように、レジ
ストローラ21a,21bを逆転させた場合には、用紙
Sの端部付近は、凹状に変形するレジストローラ21a
と凸状状態を維持するレジストローラ21bとに挾持さ
れ、凸状状態を維持する上方のレジストローラ21bの
外周に倣ってこのレジストローラ21bの外周に巻き付
く方向に湾曲する。すなわち、戻した場合の用紙Sの端
部の弛み方向を常に一定に定めることができる。
39bの硬度又は厚さを変えることにより、下方のレジ
ストローラ21aの弾性材39aの方が凹状に変形し易
いように構成されているので、図4に示すように、レジ
ストローラ21a,21bを逆転させた場合には、用紙
Sの端部付近は、凹状に変形するレジストローラ21a
と凸状状態を維持するレジストローラ21bとに挾持さ
れ、凸状状態を維持する上方のレジストローラ21bの
外周に倣ってこのレジストローラ21bの外周に巻き付
く方向に湾曲する。すなわち、戻した場合の用紙Sの端
部の弛み方向を常に一定に定めることができる。
【0023】一般に、給紙通路11には、図4に示すよ
うに、レジストローラ21a,21bのニップ部に向け
て対向間隔が狭くなるようにガイド板40,41を対向
配置する場合があるが、用紙Sの進入方向に対するガイ
ド板40,41の傾きが異なる場合がある。図4に示す
例は、ガイド板41が用紙Sの進入方向に対して傾斜さ
れている。このような場合、レジストローラ21a,2
1bを逆転させて戻した用紙Sの弛み方向が一定でなく
ガイド板40側に弛むと、用紙Sがガイド板40に押し
付けられて折れたり、瞑れたりし、ジャムに発展するこ
ともある。
うに、レジストローラ21a,21bのニップ部に向け
て対向間隔が狭くなるようにガイド板40,41を対向
配置する場合があるが、用紙Sの進入方向に対するガイ
ド板40,41の傾きが異なる場合がある。図4に示す
例は、ガイド板41が用紙Sの進入方向に対して傾斜さ
れている。このような場合、レジストローラ21a,2
1bを逆転させて戻した用紙Sの弛み方向が一定でなく
ガイド板40側に弛むと、用紙Sがガイド板40に押し
付けられて折れたり、瞑れたりし、ジャムに発展するこ
ともある。
【0024】しかし、前述したように、戻した用紙Sが
常に例えばガイド板41側に弛むように一定であるの
で、ガイド板40,41の間で用紙Sを余裕をもって弛
ませることができる。これにより、用紙Sの折れや瞑
れ、ジャムの発生を防止することができる。
常に例えばガイド板41側に弛むように一定であるの
で、ガイド板40,41の間で用紙Sを余裕をもって弛
ませることができる。これにより、用紙Sの折れや瞑
れ、ジャムの発生を防止することができる。
【0025】次に、本発明の実施の第二の形態を図6に
基づいて説明する。前実施の形態と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する。この例のモータ制御手段は、レ
ジストローラ21a,21bの逆転動作を、次の正転動
作の開始まで継続するようにした点以外は前実施の形態
におけるモータ制御手段と同様である。具体的には、給
紙信号を受けた時点t1 に、モータ36を正転させて搬
送ローラ15,16及びレジストローラ21a,21b
を正転させ、レジスト検知器24がONとなった時点t
2 から時間にしてT1 経過後にモータ36を逆転させる
が、この逆転する期間は予め設定された時点t3 に達し
てモータ36を再度正転させるときまで継続するように
構成されている。
基づいて説明する。前実施の形態と同一部分は同一符号
を用い説明も省略する。この例のモータ制御手段は、レ
ジストローラ21a,21bの逆転動作を、次の正転動
作の開始まで継続するようにした点以外は前実施の形態
におけるモータ制御手段と同様である。具体的には、給
紙信号を受けた時点t1 に、モータ36を正転させて搬
送ローラ15,16及びレジストローラ21a,21b
を正転させ、レジスト検知器24がONとなった時点t
2 から時間にしてT1 経過後にモータ36を逆転させる
が、この逆転する期間は予め設定された時点t3 に達し
てモータ36を再度正転させるときまで継続するように
構成されている。
【0026】このような構成において、給紙信号が出力
すると、給紙ローラ7と分離部8とが駆動され、用紙が
給紙通路11に送り出され、搬送ローラ16に向かう。
給紙信号によりモータ36が正転方向に駆動され、搬送
ローラ16及びレジストローラ21a,21bも正転す
るため、図3(a)に示すように用紙Sはレジストロー
ラ21a,21bに受け渡される。この間、用紙Sの先
端がレジスト検知器24により検知されるが、その検出
時点t2 からT1 の期間はレジストローラ21a,21
bがモータ36により正転方向に駆動されるため、用紙
Sはレジストローラ21a,21bのニップ部を通過す
る。
すると、給紙ローラ7と分離部8とが駆動され、用紙が
給紙通路11に送り出され、搬送ローラ16に向かう。
給紙信号によりモータ36が正転方向に駆動され、搬送
ローラ16及びレジストローラ21a,21bも正転す
るため、図3(a)に示すように用紙Sはレジストロー
ラ21a,21bに受け渡される。この間、用紙Sの先
端がレジスト検知器24により検知されるが、その検出
時点t2 からT1 の期間はレジストローラ21a,21
bがモータ36により正転方向に駆動されるため、用紙
Sはレジストローラ21a,21bのニップ部を通過す
る。
【0027】T1 経過後にモータ36が逆転すると、レ
ジストローラ21a,21bのみが逆転し、搬送ローラ
15,16が停止状態に維持されるため、図3(b)に
示すように、用紙Sはその先端がレジストローラ21
a,21bのニップ部まで戻されて湾曲状に撓む。この
とき、レジストローラ21a,21bは、再度正転駆動
されるt3 までの期間中ずっと逆転し続けている。した
がって、用紙Sは撓んだ状態から元の状態に戻ろうとす
る作用により推力が生じ、この推力は腰のある用紙Sほ
ど強いものであるが、レジストローラ21a,21bが
用紙Sを推力に抗して給紙方向への進行を阻止するの
で、腰のある用紙Sを用いる場合でも、用紙Sの先端が
レジストローラ21a,21bのニップ部を突き抜ける
ことはない。
ジストローラ21a,21bのみが逆転し、搬送ローラ
15,16が停止状態に維持されるため、図3(b)に
示すように、用紙Sはその先端がレジストローラ21
a,21bのニップ部まで戻されて湾曲状に撓む。この
とき、レジストローラ21a,21bは、再度正転駆動
されるt3 までの期間中ずっと逆転し続けている。した
がって、用紙Sは撓んだ状態から元の状態に戻ろうとす
る作用により推力が生じ、この推力は腰のある用紙Sほ
ど強いものであるが、レジストローラ21a,21bが
用紙Sを推力に抗して給紙方向への進行を阻止するの
で、腰のある用紙Sを用いる場合でも、用紙Sの先端が
レジストローラ21a,21bのニップ部を突き抜ける
ことはない。
【0028】なお、搬送部13,14は、回転体として
搬送ローラ15,16と圧接ローラ17,18,19,
20とにより構成した状態で説明したが、回転体として
ベルトを用いた搬送部を用いてもよい。
搬送ローラ15,16と圧接ローラ17,18,19,
20とにより構成した状態で説明したが、回転体として
ベルトを用いた搬送部を用いてもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、正逆回転自在の
モータにより駆動される対のレジストローラと、モータ
により駆動され用紙を前記レジストローラに受け渡す搬
送部とを給紙通路に設け、給紙時に前記搬送部から受け
渡された用紙の先端を前記レジストローラの正転動作に
より前記画像形成部側に通過させた直後に前記レジスト
ローラの逆転動作により用紙の先端を前記レジストロー
ラのニップまで戻すように前記モータの動作を制御する
モータ制御手段を設けたので、搬送部によりレジストロ
ーラに受け渡した用紙を、レジストローラの正転動作に
よりレジストローラのニップ部を通過させ、その用紙を
レジストローラの逆転動作により先端がレジストローラ
のニップ部に達するまで戻して撓ませて一定の位置で停
止させ、次のレジストローラの正転動作により用紙を画
像形成部に搬送することができる。したがって、腰の弱
い用紙を使用する場合でも、用紙の先端の位置を正確に
位置決めすることができる。これに伴い、腰の弱い用紙
に与える抵抗を小さくするために給紙通路に可撓性のガ
イドを設けたり、給紙通路のガイド板の調整を厳密に行
う必要がなく、したがって、給紙通路の製造コストを低
減することができる。また、レジストローラは外周部が
弾性材により形成されているため、芯部を形成する高価
な金属材の径を細くしてその金属材の使用量を少なくす
ることができ、さらに、芯部の外周面の加工精度を低く
しても用紙の搬送性能に影響が生じないので、レジスト
ローラの製造コストを低減することができる。
モータにより駆動される対のレジストローラと、モータ
により駆動され用紙を前記レジストローラに受け渡す搬
送部とを給紙通路に設け、給紙時に前記搬送部から受け
渡された用紙の先端を前記レジストローラの正転動作に
より前記画像形成部側に通過させた直後に前記レジスト
ローラの逆転動作により用紙の先端を前記レジストロー
ラのニップまで戻すように前記モータの動作を制御する
モータ制御手段を設けたので、搬送部によりレジストロ
ーラに受け渡した用紙を、レジストローラの正転動作に
よりレジストローラのニップ部を通過させ、その用紙を
レジストローラの逆転動作により先端がレジストローラ
のニップ部に達するまで戻して撓ませて一定の位置で停
止させ、次のレジストローラの正転動作により用紙を画
像形成部に搬送することができる。したがって、腰の弱
い用紙を使用する場合でも、用紙の先端の位置を正確に
位置決めすることができる。これに伴い、腰の弱い用紙
に与える抵抗を小さくするために給紙通路に可撓性のガ
イドを設けたり、給紙通路のガイド板の調整を厳密に行
う必要がなく、したがって、給紙通路の製造コストを低
減することができる。また、レジストローラは外周部が
弾性材により形成されているため、芯部を形成する高価
な金属材の径を細くしてその金属材の使用量を少なくす
ることができ、さらに、芯部の外周面の加工精度を低く
しても用紙の搬送性能に影響が生じないので、レジスト
ローラの製造コストを低減することができる。
【0030】請求項2記載の発明は、対のレジストロー
ラは互いに弾性材の硬度が異なるので、レジストローラ
のニップ部では、弾性材の硬度が低いレジストローラの
方が凹状に変形する。これにより、レジストローラを逆
転させて用紙を戻した場合には、一定の関係で変形する
レジストローラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛
み方向が一定となる。したがって、レジストローラのニ
ップ部に向かうに従い対向間隔が狭くなるようにガイド
板を対向させ、一方のガイド板が用紙の進入方向に対し
て略平行であるような場合でも、用紙を傾斜するガイド
板側に余裕をもって弛ませることができ、これにより、
用紙の弛み部分がガイド板に押し付けられることによる
用紙の折れ、瞑れ、ジャム等の発生を防止することがで
きる。
ラは互いに弾性材の硬度が異なるので、レジストローラ
のニップ部では、弾性材の硬度が低いレジストローラの
方が凹状に変形する。これにより、レジストローラを逆
転させて用紙を戻した場合には、一定の関係で変形する
レジストローラにより用紙が挾持されるため、用紙の弛
み方向が一定となる。したがって、レジストローラのニ
ップ部に向かうに従い対向間隔が狭くなるようにガイド
板を対向させ、一方のガイド板が用紙の進入方向に対し
て略平行であるような場合でも、用紙を傾斜するガイド
板側に余裕をもって弛ませることができ、これにより、
用紙の弛み部分がガイド板に押し付けられることによる
用紙の折れ、瞑れ、ジャム等の発生を防止することがで
きる。
【0031】請求項3記載の発明は、対のレジストロー
ラは、互いに外周部の弾性材の厚さが異なる。したがっ
て、レジストローラのニップ部では、弾性材の厚さが厚
いレジストローラの方が凹状に変形する。これにより、
レジストローラを逆転させて用紙を戻した場合には、用
紙の弛み方向が一定となる。したがって、請求項2の構
成と同等の効果を得ることができる。
ラは、互いに外周部の弾性材の厚さが異なる。したがっ
て、レジストローラのニップ部では、弾性材の厚さが厚
いレジストローラの方が凹状に変形する。これにより、
レジストローラを逆転させて用紙を戻した場合には、用
紙の弛み方向が一定となる。したがって、請求項2の構
成と同等の効果を得ることができる。
【図1】本発明の実施の第一の形態を示す縦断正面図で
ある。
ある。
【図2】駆動機構の斜視図である。
【図3】用紙の搬送過程を示す縦断正面図である。
【図4】レジストローラの構成を拡大して示す正面図で
ある。
ある。
【図5】モータの動作を示すタイムチャートである。
【図6】本発明の実施の第二の形態におけるモータの動
作を示すタイムチャートである。
作を示すタイムチャートである。
2 画像形成部 4 給紙部 11 給紙通路 13,14 搬送部 15〜20 回転体 21a,21b レジストローラ 36 モータ 39a,39b 弾性材
Claims (3)
- 【請求項1】 給紙部と画像形成部との間を接続する給
紙通路と、この給紙通路の前記画像形成部の近傍に配置
されて正逆回転自在のモータにより駆動される対のレジ
ストローラと、前記給紙通路の前記レジストローラより
も上流側に配置されてモータにより駆動され用紙を前記
レジストローラに受け渡す搬送部と、給紙時に前記搬送
部から受け渡された用紙の先端を前記レジストローラの
正転動作により前記画像形成部側に通過させた直後に前
記レジストローラの逆転動作により用紙の先端を前記レ
ジストローラのニップまで戻すように前記モータの動作
を制御するモータ制御手段とを備え、前記レジストロー
ラは外周部が屈撓自在な弾性材により形成されているこ
とを特徴とする用紙搬送装置。 - 【請求項2】 対のレジストローラは、互いに弾性材の
硬度が異なることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送
装置。 - 【請求項3】 対のレジストローラは、互いに外周部の
弾性材の厚さが異なることを特徴とする請求項1記載の
用紙搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263957A JPH10109787A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 用紙搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8263957A JPH10109787A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10109787A true JPH10109787A (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=17396602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8263957A Pending JPH10109787A (ja) | 1996-10-04 | 1996-10-04 | 用紙搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10109787A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010191301A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8699072B2 (en) | 2011-03-30 | 2014-04-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
-
1996
- 1996-10-04 JP JP8263957A patent/JPH10109787A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010191301A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
US8699072B2 (en) | 2011-03-30 | 2014-04-15 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus |
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