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JPH10108892A - 指圧装置 - Google Patents

指圧装置

Info

Publication number
JPH10108892A
JPH10108892A JP26486796A JP26486796A JPH10108892A JP H10108892 A JPH10108892 A JP H10108892A JP 26486796 A JP26486796 A JP 26486796A JP 26486796 A JP26486796 A JP 26486796A JP H10108892 A JPH10108892 A JP H10108892A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing member
human body
acupressure
pressing
drive source
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26486796A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Sakaguchi
清一 坂口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SOSHIN KIKAKU KK
Original Assignee
SOSHIN KIKAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SOSHIN KIKAKU KK filed Critical SOSHIN KIKAKU KK
Priority to JP26486796A priority Critical patent/JPH10108892A/ja
Publication of JPH10108892A publication Critical patent/JPH10108892A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親指の形状をした押圧部材をシリンダ駆動に
て前進させて人体の経穴等の局所に押し付けて指圧する
場合、押圧部材により指圧時間や周期を調整しても指圧
熟練者による指圧効果以上の指圧効果を上げることが難
しい。 【解決手段】 押圧部材2をエアーシリンダ等の前進駆
動源3で前進させ、かつ、エアーシリンダのピストンロ
ッド8等を後退させる高圧エアー等の後退駆動源4で押
圧部材2を強制的に高速後退させることを繰り返し行
い、人体1の局所を前進する押圧部材2の押圧で指圧す
る装置で、人体1に押圧した押圧部材2を後退駆動源4
で人体1の被押圧局所の復元力より高速で積極的に後退
させて、人体1に及ぼす指圧効果を指圧熟練者による指
圧効果以上に高めることを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体の経穴等の局
所を押圧して人体にマッサージ効果を付与する自動式の
指圧装置に関する。
【0002】
【従来の技術】人体に1000箇所近く在ると云われる
経穴(ツボ)を揉む、擦る、押圧する、加熱する等の物
理的刺激を加えると、人体に心地好いマッサージ効果が
与えられ、治療効果も期待できると云われている。そこ
で、人体の経穴を人手によらず効果的に刺激する自動マ
ッサージ装置として、ベッド上に上向きに横臥した人体
の肩、背中、腰にローラを転動させて揉み解すベッド式
マッサージ装置や、椅子に座った人の首、肩、背中、腰
を人の手の動きに似せた動きをするローラで揉み解す椅
子式マッサージ装置が普及している。
【0003】上記ベッド式、椅子式マッサージ装置の場
合、一定しない凹凸の在る人体に対してローラが予め決
められた一定方向の動きをするために、ローラが揉み解
す人体の場所によっては人体を過激な力で揉み、押圧し
て人体に不快感や苦痛を与え、却って筋肉や背骨等の骨
に損傷を与えてしまうことがある。特に高齢化が急速に
進行し骨そしょう症の問題が今後益々クローズアップさ
れる状況に鑑みると、ローラ式マッサージ装置の問題の
解決は急務であるともいえる。このため、ローラ式マッ
サージ装置に代わるものとして、人体の経穴等の局所を
押圧して指圧効果を期待する自動指圧装置が見直され、
その各種自動指圧装置が開発されつつある。
【0004】自動指圧装置は、エアーシリンダ等の流体
シリンダのピストンロッド先端に親指程度の大きさの押
圧部材を取付け、この押圧部材を流体シリンダで所定の
速度で前進後退動させて、前進させたときの押圧部材で
人体の局所を押圧するようにしたもので、その具体例が
特公平3−16142号公報、特公平3−80026号
公報等に開示されている。このような自動指圧装置は、
人体の首、肩、背中、腰、或いは、手の平、足裏等に押
圧部材を流体シリンダで押し付ける装置であって、人体
の主として首、肩、背中、腰を指圧する大型のベッド式
及び椅子式指圧装置と、使用者が操作して自らの手の
平、足裏を指圧する小型の携帯式指圧装置に大別され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記自動指
圧装置は、押圧部材を前後動させる流体シリンダへの流
体圧の制御と、流体シリンダへの流体の給排時間の制御
で押圧部材の人体への押圧力(指圧力)、押圧時間と周
期を使用者の好みに応じて適度に制御することで、人体
に及ぼす指圧効果を高めるようにし、また、このように
して指圧効果を高めることが可能である。しかし、本発
明者が実体験したところ、流体シリンダを駆動させて押
圧部材で人体に適度な押圧力、押圧時間、周期で指圧し
ても、指圧熟練者の人手による指圧効果以上のものが得
られないことが分かった。また、指圧熟練者による指圧
効果も指圧熟練者の熟練度よって大差があり、かつ、高
熟練度の指圧熟練者であっても最大指圧力に人的な限界
があって、指圧効果をより高めることが難しいのが現状
である。
【0006】即ち、指圧効果の1つに、人体の経穴を押
圧して刺激を与えることで経穴やその周辺の血液やリン
パ液の流れをより良くすることが知られている。ところ
が、人の指や自動指圧装置の押圧部材で人体の局所を単
に押圧して離す動作だけでは、血液やリンパ液の流れを
良くすることに限度があり、これが人手や自動指圧装置
による指圧効果を尚一層高めることを難しくし、健康器
具や治療器具として高い信頼度の自動指圧装置の実現化
を難しくしている。
【0007】本発明の目的は、人体への指圧効果を一段
と高めたベッド式、椅子式、或いは、携帯式の指圧装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的を達成
する技術的手段は、前進時に先端で人体の経穴等の局所
を押圧する押圧部材と、この押圧部材の後端側を支持し
て押圧部材を自動的に前進動させる前進駆動源と、前進
駆動源で前進して人体を押圧した押圧部材に後退方向に
外力を付与して押圧部材を強制的に高速後退させる後退
駆動源とを具備したことにある。
【0009】ここで、前進駆動源はエアーシリンダ等の
流体シリンダ、或いは、モータで回転駆動するカム類の
適用が有効で、このような機械的前進駆動源で押圧部材
を人体に押圧させると、人手による指圧力以上の押圧力
で人体を指圧することが容易に可能となる。また、後退
駆動源は、人体に押圧された押圧部材をこの押圧部材で
押圧された人体の一部の復元速度より速く押圧部材を後
退させるものが使用され、例えば前進駆動源が流体シリ
ンダの場合はこの流体シリンダのピストンロッドに直接
に後退方向に外力を付与する高圧流体であり、或いは、
押圧部材に連結されて前進した押圧部材に後退方向に弾
圧力を付勢するバネ材が適用される。このような後退駆
動源による押圧部材の強制的な高速後退動作により、そ
れまで押圧部材で押圧されて滞留していた人体の局所の
血液やリンパ液が押圧部材の瞬間的離脱で堰を切ったよ
うに急激に流れるようになり、この急激な血液とリンパ
球の流れで人体局所の指圧効果が格段に良くなる。
【0010】従って、上記本発明装置の押圧部材を人体
が横臥する略水平なマット台を有するベッド式指圧装置
に適用する場合は、マット台に横臥した人体の下方近傍
に上記押圧部材の複数を略水平な直交2方向の前後左右
に移動可能に設置することが望ましい。
【0011】また、上記ベッド式指圧装置においては、
人体の身長データに基づいてマット台での複数の押圧部
材の前後左右の移動量、停止位置のデータを演算して記
憶し、この記憶データを必要に応じて再生して押圧部材
を自動的に駆動する駆動制御部を付設することが望まし
い。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、各種実施例について図面を
参照して説明する。尚、図1乃至図15の全図を通じて
同一又は相当部分には同一符号を付して説明の重複を避
ける。
【0013】図1(A)及び(B)に示される実施例の
指圧装置は、図1鎖線で示す人体1を局所的に押圧する
押圧部材2を自動的に前進動させる前進駆動源3と、押
圧部材2を自動的に後退動させる後退駆動源4を備え
る。図1の前進駆動源3は流体シリンダの例えばエアー
シリンダで、以下、エアーシリンダ3と称すると、これ
のピストンロッド8の先端に押圧部材2が固定される。
エアーシリンダ5は、筒状のシリンダ本体6内のピスト
ン7にピストンロッド8を固定した構造で、シリンダ本
体6の後端と先端に給排口9、10を有し、後端の給排
口9から高圧エアーを供給することでピストン7を前進
移動させて押圧部材2を人体1に向けて前進させる。後
退駆動源4は、シリンダ本体6の先端の給排口10に供
給される高圧エアー(高圧流体)で、ピストン7がシリ
ンダ本体6の先端側に移動しているときに給排口10に
後退駆動源4の高圧エアーを供給すると、この高圧エア
ーでピストン7が強制的に後退させられて、押圧部材2
が人体1から急激に高速後退する。
【0014】エアーシリンダ3は、例えばエアーコンプ
レッサ11に圧力調整弁12、電磁弁14、クイックエ
ギゾーストバルブ15を介して接続される。図1(A)
は押圧部材2を前進させた状態で、このときはエアーコ
ンプレッサ11から定圧の高圧エアーが圧力調整弁12
で圧力調整されて電磁弁14、クイックエギゾーストバ
ルブ15からシリンダ本体6の後端給排口9に供給さ
れ、ピストン7と押圧部材2が前進して押圧部材2が人
体1を押圧する。この押圧部材2の人体1への押圧力
(指圧力)は、圧力調整弁12に直結された手動式の圧
力調整器13でエアー圧調整することで任意に設定され
る。また、押圧部材2の人体1への押圧時間や周期は、
電磁弁14を図示しない駆動制御回路で制御することで
任意に設定される。
【0015】本発明装置においては、図1(A)の指圧
状態から図1(B)の指圧解除状態に瞬時に移行すると
ころに技術的特徴がある。即ち、図1(B)は押圧部材
2を後退させて人体1から離脱させた状態で、このとき
は電磁弁14を切換えてエアーコンプレッサ11からの
高圧エアーをシリンダ本体6の先端の給排口10に供給
してピストン7を強制的かつ瞬間的に後退させ、一方で
シリンダ本体6の後端の給排口9をクイックエギゾース
トバルブ15から消音器16を通して大気開放する。以
上のように電磁弁14を切換えると押圧部材2が高圧エ
アーの後退駆動源4でもって急激に高速後退して人体1
から急激に離脱する。この離脱速度は、人体1の押圧部
材2で押圧されていた局所が押圧部材2の離脱で復元す
る人体の皮膚の変形復元速度より十分に速く設定するの
が望ましい。
【0016】図2の波形は、押圧部材2の前後動の時間
と前後移動量の一例が示される。このように押圧部材2
を所望の周期で繰り返し前後動させるようして、人体1
の経穴等を繰り返し指圧するようにする。人体1を所望
の押圧力(3〜6kg/cm 2 程度が適当)で押圧して
いた押圧部材2を高圧エアーの後退駆動源4で積極的に
高速後退させることで、人体1の押圧部材2で押圧され
て局所的に滞留していた血液やリンパ液が急速に流れる
ことになって、押圧部材2の指圧効果が増大する。かか
る指圧効果増大は数値データとしては立証困難である
が、不特定多数の人の実体験に基づく報告から確実なも
のと認められる。
【0017】尚、図1装置において、エアーシリンダ3
は、ピストン7の両面に衝撃吸収用ラバー17を取付け
たラバークッションタイプを示したがこの例に限らず、
他の機種のエアーシリンダや油圧シリンダの適用も可能
である。また、クイックエギゾーストバルブ15に消音
器16を連結して、押圧部材2の高速後退時のエアー騒
音を抑制するようにすることが、静かに動作する指圧装
置を提供する上で望ましい。
【0018】図3(A)及び(B)に示される実施例の
指圧装置は、図1装置と同様なエアーシリンダ3を前進
駆動源に使用したもので、この場合はシリンダ本体6の
先端側のシリンダ室内に後退駆動源としてのバネ材4を
設置している。このバネ材4はコイルスプリングで、図
3(A)に示すように、ピストン7と押圧部材2が前進
移動するとピストン7でバネ材4が圧縮される。この状
態でシリンダ本体6の後端の給排口9から高圧エアーを
抜くと、図3(B)に示すように圧縮されたバネ材4が
自身の弾性復元力でピストン7を強制的に高速後退さ
せ、押圧部材2を急激に高速後退させる。
【0019】図3装置の場合、高速後退するピストン7
とシリンダ本体6の間に両者の急激な衝突を防止する衝
撃吸収用ラバー18を設置することが騒音防止望まし
い。また、図3装置のバネ材4の代わりにシリンダ本体
6の先端側シリンダ室を密閉空間にし、この密閉空間の
空気をピストン7の前進移動で圧縮してエアーバネを作
り、このエアーバネでピストン7と押圧部材2を積極的
かつ急激に高速後退させるようにしてもよい。
【0020】図4と図5(A)及び(B)に示される実
施例の指圧装置は、比較的薄型の指圧装置に有効なもの
で、押圧部材2を前進させる前進駆動源3にモータ19
で回転駆動するカム21が使用され、押圧部材2を後退
させる後退駆動源に引張バネ材4が使用される。
【0021】例えば図4に示すように、指圧装置の支持
プレート22上に垂直に一対のガイド柱23を固定し、
一対のカイド柱23の間に1枚の昇降プレート24を上
下動可能に設置する。昇降プレート24上に垂直に一対
の指圧ロッド25を固定して、各指圧ロッド25の先端
に押圧部材2を取付ける。昇降プレート24と支持プレ
ート22の間に一対の引張バネ材4を取付け、支持プレ
ート22上に固定したモータ19で減速ギヤ機構20を
介してカム21を回転させる。カム21は半回転する毎
に引張バネ材4のバネ力に抗して昇降プレート24を下
から押し上げて、押圧部材2を1回前進移動させるよう
に回転駆動する。
【0022】即ち、カム21は平常時には図5(A)に
示す昇降プレート24がら離れた状態に在り、このとき
昇降プレート24は引張バネ材4で支持プレート22側
に引っ張られた最後退位置で静止している。図5(A)
の状態からモータ19でカム21を同図で時計方向に半
回転させると、図5(B)に示すようにカム21の片端
が昇降プレート24の下面に当接し、そのまま昇降プレ
ート24を押し上げて押圧部材2が前進移動する。押圧
部材2が所定量だけ前進して人体を指圧し、その後回転
するカム21が昇降プレート24から離脱する。すると
昇降プレート24は引張バネ材4の弾性復元力でもって
強制的に高速下降(後退)し、これにより押圧部材2が
指圧直後に急激に高速後退する。
【0023】以上の押圧部材2の具体的使用例を、図6
以降の図面に示す指圧装置を参照して説明する。
【0024】図6乃至図13は、上記押圧部材2をベッ
ド式指圧装置に使用した具体例が示される。このベッド
式指圧装置は、図6及び図7に示すような矩形箱枠状の
ベッド30を備える。ベッド30の上部は人体1が横臥
できるマット台31で構成され、マット台31は人体1
を支持する枠板32上に薄い柔軟な保護シート33を張
設して構成される。ベッド30の内部のマット台31の
下方近傍に複数、例えば5本の押圧部材2がベッド30
の長さ方向のX方向と、ベッド30の幅方向のY方向に
移動可能に配置される。5本の押圧部材2は図1と同様
なエアーシリンダ3の前進駆動源と後退駆動源を有する
もので、以下、この5本を区別する場合にのみ図8に示
すように4本を第1〜第4押圧部材2a〜2d、残り1
本を第5押圧部材2eと称する。
【0025】ベッド30内の下部にX方向に平行な一対
のレール34が固定され、レール34上に矩形の台車3
5がX方向に往復移動可能に設置される。台車35は図
6に示すモータ36とチェーン37で駆動する。台車3
5の上面中央に第5押圧部材2eのエアーシリンダ3が
垂直に固定される(図8、図9、図11参照)。台車3
5の上面中央を挟んだX方向両側にY方向に平行な一対
のガイドレール38が固定され、このガイドレール38
上にX方向に平行な一対のスライドプレート39がY方
向に往復移動可能に配置される(図8参照)。一対のス
ライドプレート39の一方に一対の第1、第2押圧部材
2a,2bのエアーシリンダ3が固定され、他方に一対
の第3、第4押圧部材2c,2dのエアーシリンダ3が
固定される。一対のスライドプレート39は、図8や図
10に示すように、1つのモータ40を駆動源とするチ
ェーン・ギヤ機構41で同期して互いに接近及び離反す
る方向に移動する。
【0026】台車35上に5本の押圧部材2は、マット
台31に横臥した人体1の首、肩、背中、腰の任意の経
穴を押圧するように移動可能に配置される。特に台車3
5中央の第5押圧部材2eは、人体1の尾底骨から背骨
の在る背中の中心線部分を押圧するもので、図11
(B)に示すように第5押圧部材2eの上面は平坦なク
ッション面に成形されて、人体1を心地よく押圧するよ
うにしてある。また、第1〜第4押圧部材2a〜2d
は、人体1の背骨の両側に集中する多数の経穴を効果的
に押圧するように配置される。
【0027】例えば図11(A)に示すように、最も接
近した一対のスライドプレート39の一方に設置される
第1、第2押圧部材2a,2bと、他方に設置される第
3、第4押圧部材2c,2dは、その真上の人体1の背
骨の中心に向くようにY方向の所定の傾斜角度で設置さ
れる。この図11(A)の状態にある台車35をX方向
所定位置に移動させて停止させ、各第1〜第4押圧部材
2a〜2dを前進(上昇)移動させると、各押圧部材2
a〜2dは人体1の背骨の両側近傍に在る経穴を効果的
に押圧して指圧する。また、一対のスライドプレート3
9を図10の実線位置から鎖線位置へと互いに離反する
方向にスライド移動させて各第1〜第4押圧部材2a〜
2dを前進(上昇)移動させると、各押圧部材2a〜2
dは人体1の背骨から離れた肩や脇、ないしは上腕下面
の経穴を効果的に押圧して指圧する。
【0028】以上のベッド式指圧装置に使用される5本
の押圧部材2を前進後退動させる制御回路例が図12に
示される。5本の各押圧部材2は共通のエアーコンプレ
ッサ11と電磁弁14’を介して各々単独に駆動制御さ
れる。この場合、共通の電磁弁14’からのエアー圧を
調整する圧力調整弁12を操作する手動式圧力調整器1
3は、例えば最強、強、弱、最弱の4段階圧力調整スイ
ッチ13’を備えたものを使用することができる。
【0029】また、図12の各電磁弁のための制御回路
にはコンピュータ内蔵の駆動制御部50が付設される。
駆動制御部50は、各押圧部材2の位置、指圧時の指圧
力、時間、周期等のデータをベッド30に横臥する使用
者の身長等に基づいて演算して記憶し、この記憶したデ
ータを再現する。各押圧部材2の位置等のデータの駆動
制御部50への記憶操作等は、指圧を受ける使用者自身
で、或いは、使用者以外の治療関係者等が自由に目視確
認して行われる。その手順の具体例を図13の〜の
運転表示モードに示して説明する。
【0030】初めの駆動制御部の表示運転モードにお
いて、ベッドに横臥する使用者の身長データをテンキー
操作で入力する(例えば身長165cmの場合は65を
入力する)と、運転モードに変わる。この運転モード
から次ページ切換えして、人体の指圧したい部所を表
示する運転モードを出し、例えば指圧部所を肩、背
中、腰に指定すると運転モードに切換わる。この運転
モードを次ページ切換えして、指定指圧部所の指圧時
間を表示する運転モードを出し、例えば指圧時間を4
0分と指定すると運転モードに切換わる。次に指圧動
作開始前の確認動作モードに切換わり、準備中の表示
と入力された指定データの表示が行われる。指定データ
が間違いないと使用者等によって確認されると、動作ス
タートの操作が行われて運転モードに切換わり、動作
中の表示が継続し、この間使用者への指圧動作が継続し
て行われ、かつ、指圧動作の残り時間が表示される。指
圧動作を中断する場合は、動作モードのストップ操作
をすると、指圧動作が中止されて動作モードに切換わ
る。
【0031】図13の動作モードで指圧動作を開始す
ると、身長データに基づいて使用者の肩、背中、腰の順
番で指圧が自動的に行われる。つまり、使用者がベッド
上の定位置に頭を置いて横臥すると、ベッド上における
使用者の肩、背中、腰の経穴の位置データが使用者の身
長データから概算的に算出され、この算出された位置デ
ータに基づいて各押圧部材が前後左右に移動して使用者
の経穴を順番に指圧する。このような使用者の身長に基
づく押圧部材の指圧位置データは、図13運転モードの
登録操作によってコンピュータに記憶され、同じ使用者
が再度指圧を受ける際に再生される。
【0032】また、使用者がベッドに横臥したまま人体
の任意の箇所に押圧部材を移動させて、任意の箇所を指
定した押圧力で指圧することも可能であり、このときの
押圧部材の位置データ、指圧力、指圧時間、周期の各指
圧データも記憶され、任意に再生される。
【0033】図14は上記押圧部材2を椅子式指圧装置
と足裏専用の携帯式指圧装置に使用した実施例が示され
る。同図の椅子式指圧装置は、椅子60の背もたれ61
に左右一対計2本の押圧部材2を上下動可能に収納し
て、人体1の首、肩、背中、腰を指圧する。この場合の
各押圧部材2の前進駆動源と後退駆動源は、薄型化の可
能な図4と同様のカム類とバネ材を使用することが望ま
しい。
【0034】また、図14の携帯式指圧装置は椅子60
に座った使用者の足裏を指圧するので、これの具体的構
造が図15に示される。この足裏専用の指圧装置は、人
体1の足1’を締付バンド62等で柔軟な保護シート6
3上に仮固定して、保護シート63の下から押圧部材2
を前進(突き上げ)させて足裏を指圧するもので、この
場合の押圧部材2は1〜2本が適当であり、その前進駆
動源と後退駆動源に薄型化の可能な図4と同様なカム類
(図示せず)とバネ材4を使用することが望ましい。
尚、かかる図15のような携帯式指圧装置は、手の平専
用の指圧装置に改変することが容易に可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、流体シリンダ等の前進
駆動源で押圧部材を人体に向けて前進させて人体を指圧
した状態から、押圧部材を高圧流体の高圧力やバネ材の
弾圧力を利用して強制的に高速後退させるようにしたの
で、押圧部材で押圧された人体の局所に滞留した血液や
リンパ液が押圧部材の急激な離脱動作直後に急激に流
れ、この流れが人体局所の指圧効果を格段に高めて、治
療効果の優れた高信頼度のベッド式、椅子式、携帯式等
の自動指圧装置が提供できる。
【0036】また、請求項4記載の指圧装置のように、
ベッド上の人体の身長データに基づいて人体を指圧する
押圧部材の位置データを演算して記憶させ、再現させる
ことで、取り扱い容易で迅速な指圧動作の開始が実行で
きる使用者にとって便利な指圧装置が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す指圧装置の概略を
示す指圧駆動制御回路図で、図1(A)は指圧時、図1
(B)は非指圧時の回路図である。
【図2】図1指圧装置の押圧部材の前後移動量と時間の
波形図である。
【図3】本発明の第2の実施例を示す指圧装置の断面図
で、図3(A)は指圧時、図3(B)は非指圧時の断面
図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す指圧装置の正面図
である。
【図5】図4指圧装置の側面図で、図5(A)は非指圧
時、図5(B)は指圧時の側面図である。
【図6】本発明の第4の実施例を示すベッド式指圧装置
の一部省略部分を含む側面図である。
【図7】図6指圧装置の一部省略部分を含む平面図であ
る。
【図8】図7指圧装置の要部の拡大平面図である。
【図9】図8T−T線に沿う断面図である。
【図10】図8指圧装置の側面図である。
【図11】図11(A)は図8指圧装置の一対の押圧部
材の側面図、図11(B)は図8指圧装置の中央1本の
押圧部材の側面図である。
【図12】図8指圧装置における押圧部材の駆動制御回
路図である。
【図13】図12回路の各種の表示運転モード図であ
る。
【図14】本発明の第5と第6の実施例を示す一部省略
部分を含む側面図である。
【図15】図14指圧装置の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 人体 2 押圧部材 3 前進駆動源(流体シリンダ、エアーシリンダ) 4 後退駆動源(高圧流体、バネ材) 8 ピストンロッド 31 マット台 50 駆動制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前進時に先端で人体の経穴等の局所を押
    圧する押圧部材と、この押圧部材の後端側を支持して押
    圧部材を自動的に前進動させる前進駆動源と、この前進
    駆動源で前進して人体を押圧した押圧部材に後退方向に
    外力を付与して押圧部材を強制的に高速後退させる後退
    駆動源とを具備したことを特徴とする指圧装置。
  2. 【請求項2】 上記前進駆動源が流体シリンダで、この
    流体シリンダに供給される流体圧で前進駆動するピスト
    ンロッドの先端に押圧部材が形成され、かつ、上記後退
    駆動源が前記流体シリンダで前進移動させたピストンロ
    ッドに直接に後退方向に外力を付与する高圧流体、又
    は、バネ材であることを特徴とする請求項1記載の指圧
    装置。
  3. 【請求項3】 人体が横臥する略水平なマット台を有す
    るベッド式指圧装置であって、マット台に横臥した人体
    の下方近傍に上記押圧部材の複数を略水平な直交2方向
    の前後左右に移動可能に設置したことを特徴とするベッ
    ド式指圧装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のベッド式指圧装置におい
    て、人体の身長データに基づいてマット台での複数の押
    圧部材の前後左右の移動量、停止位置のデータを演算し
    て記憶し、この記憶したデータに基づいて押圧部材を再
    生移動させる駆動制御部を付設したことを特徴とするベ
    ッド式指圧装置。
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