[go: up one dir, main page]

JPH10102477A - 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置 - Google Patents

既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置

Info

Publication number
JPH10102477A
JPH10102477A JP25515196A JP25515196A JPH10102477A JP H10102477 A JPH10102477 A JP H10102477A JP 25515196 A JP25515196 A JP 25515196A JP 25515196 A JP25515196 A JP 25515196A JP H10102477 A JPH10102477 A JP H10102477A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ground
pipe
water
hole
stopping member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25515196A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3650861B2 (ja
Inventor
Masamichi Aoki
雅路 青木
Takeshi Yamada
毅 山田
Makoto Sadanaga
誠 貞永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Komuten Co Ltd filed Critical Takenaka Komuten Co Ltd
Priority to JP25515196A priority Critical patent/JP3650861B2/ja
Publication of JPH10102477A publication Critical patent/JPH10102477A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3650861B2 publication Critical patent/JP3650861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Consolidation Of Soil By Introduction Of Solidifying Substances Into Soil (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基礎スラブコンクリート直下の地下水等は止
水して排出させず、基礎スラブコンクリート上で効率よ
く地盤改良する方法等を提供する。 【解決手段】 支持プレート1で支持されたシャッター
プレート2がスライド移動して閉塞自在な下位止水部材
Sを、地下水13で被圧された地盤14上の既存構造物
の基礎12上に設置する。掘削パイプ7のパイプ径wよ
り小さい径tの挿入孔4が形成された止水ゴムパッキン
グ3が、座金5を介した積層状態でケース6内に複数収
納した上位止水部材Pを下位止水部材S上に設置する。
挿入孔4内に掘削パイプ7を挿入し、止水ゴムパッキン
グ3による水密状態において掘削パイプ7で基礎12に
貫通孔15を形成し、地盤14の掘削後、注入材を注入
して基礎12まで地盤改良を行う。掘削パイプ7を上昇
させ、シャッタープレート2をスライド移動して貫通孔
15を閉塞する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、地下水で被圧さ
れている地盤(以下、被圧地盤と云うことがある。)上
の既存構造物における基礎スラブ直下の当該被圧地盤
を、地下水等の排出を行うことなく地盤改良固結法によ
り改良する方法、及び前記地下水等の噴出を抑えるため
に基礎スラブコンクリート上で使用される止水装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、液状化等で傾斜した既存の構造物
をジャッキアップして復旧する場合、地盤改良固結法に
より基礎スラブ直下に反力となる地盤改良体を施工し、
ジャッキアップした後に、基礎スラブ下に注入材を注入
することが行われている。また、既存構造物の支持地盤
の液状化が予測される場合等も、同様に基礎スラブ直下
の地盤を補強するために地盤改良を行うことがある。し
かし、図8に示したように、基礎スラブbの下の地盤g
が地下水cで被圧されている場合に、基礎スラブbを直
接、掘削パイプd等で貫通して地盤改良を行おうとする
と、当該掘削パイプdの周辺から地下水cや土砂eが噴
き出してしまう。そのため、地盤改良中の改良体fの注
入材が流出したり、又は希釈されたりし、改良体fの品
質が確保できず、地盤改良作業が停滞する。
【0003】そのような場合、既存の技術では、図9に
示したようなディープウェルh等により被圧地下水位を
低下させて施工する、次の、の方法が考えられる。
即ち、建物aの外周に止水性の山留め壁iを施工し、
地下水cの水位が低下した後、建物aの外周部を地上か
ら基礎スラブコンクリートbの直下まで掘削し、その掘
削した掘削下底面上で地盤改良を施工する方法(図9)
と、止水性の山留め壁は施工せず、地下水位が低下し
た後、建物の基礎スラブコンクリートを貫通し、地盤改
良を施工する方法(図示は省略)である。
【0004】また、近年、図10に示した次のの方法
(特開平5−112927号公報参照)も開発されてい
る。 改良地盤に注入管を挿入してジェット噴流を噴射し
(図10C参照)、注入管jの周囲から上昇する排泥の
排出圧を圧力調整装置xを用いて適正となし、それによ
って排泥量を制御しながら地盤改良を行う方法である。
注入管j及び同注入管jを収納し削孔する掘削パイプd
の口元パッカー装置kは、上端部に上下2段をなす掘削
パイプ用パッカーリングqと注入管用パッカーリングr
を備え、下端部は立坑内に施工した施工基盤(コンクリ
ート)mに嵌込む嵌着部nを形成し、中間部に開閉バル
ブyを介在させ、前記中間部の開閉バルブyの下から、
前記圧力調整装置x及び開閉バルブy’を介して排泥管
zを分岐させ、地下水や土砂の排出を行っている。
【0005】
【本発明が解決しようとする課題】前記の地盤改良方
法は、建物aの外周部に山留め壁iを施工できるスペー
スや、止水に必要な止水層vが必要となるため、市街地
では施工不可能が場合が多い。また、建物aの基礎スラ
ブコンクリートb上で作業を行わないため、作業効率が
非常に悪いといった問題がある。
【0006】の方法は、山留め壁を施工しないで実施
するため、周辺地盤の沈下を引き起こす虞れがある。ま
た、地下水の排出量が多いと地盤改良が不可能となる。
の方法は、掘削パイプd及び注入管jの削孔時、注入
管jの設置時、あるいは掘削パイプd等の引き抜き時に
おいて、掘削パイプdや注入管jの周辺、口元からの地
下水cや土砂e等の排出を許容する。そのため、開閉バ
ルブy、y’を操作し、圧力調整装置xで排水圧を調整
しながら地下水等の排出を制御したり、掘削パイプ用パ
ッカーリングqと注入管用パッカーリングrを交互に操
作しなければならず、それらの作業が大変面倒で煩わし
い。しかも、当該パッカー装置kが複雑であって、設備
費用が増大する。更に、このの場合、通常、立坑内の
所定深さ位置に予め施工基盤mを設け、その施工基盤m
の上に口元パッカー装置kを設置して施工するので、作
業効率が悪いといった問題もある。
【0007】本発明の目的は、前記、、の問題点
を解決するべく、既存構造物の基礎スラブコンクリート
直下が地下水で被圧されている地盤を地盤改良固結法に
より改良するに際し、地下水等は完全に止水して排出さ
せることなく、構造物の基礎スラブコンクリートの上で
効率よく合理的に地盤改良する方法と、同方法の実施に
好適な止水装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決するための手段として、請求項1の発明に係る既存構
造物直下の被圧地盤の改良方法は、 a) 支持プレート1で支持されたシャッタープレート
2がスライド移動して貫通孔15を閉塞自在に構成され
た下位止水部材Sを、地下水13で被圧されている地盤
14上の既存構造物の基礎スラブコンクリート12上に
設置する段階と、 b) 先端にビットを有する掘削パイプ7のパイプ径w
よりやや小さい径tの挿入孔4が略中央に形成された止
水ゴムパッキング3が、座金5を介した積層状態でケー
ス6内に複数収納して成る上位止水部材Pを、前記下位
止水部材Sの上に設置する段階と、 c) 上方から上位止水部材Pの挿入孔4内に掘削パイ
プ7を挿入し、止水ゴムパッキング3により水密状態を
維持しながら当該掘削パイプ7で基礎スラブコンクリー
ト12に必要最小径の貫通孔15を形成し、地盤14を
所望深度まで削孔した後、注入材を注入して前記深度位
置から基礎スラブコンクリート12のレベル位置まで地
盤改良を行う段階と、 d) 地盤改良が完了した後、前記掘削パイプ7を少な
くとも下位止水部材Sのシャッタープレート2より上ま
で上昇させ、当該シャッタープレート2をスライド移動
して前記貫通孔15を閉塞する段階と、 e) 上位止水部材Pを取り外し、シャッタープレート
2に設けた注入口8より注入材9を注入する段階と、よ
り成ることをそれぞれ特徴とする。
【0009】請求項2の発明に係る既存構造物直下の被
圧地盤の改良方法は、前記請求項1におけるe)段階の
注入材9の注入後に、下位止水部材Sの上に補強用の押
えコンクリート16を打設することを特徴とする。請求
項3の発明に係る被圧地盤の改良方法に使用する止水装
置は、地下水13で被圧されている建物11等の構造物
の基礎スラブコンクリート12上に設置される下位止水
部材Sと、その下位止水部材Sの上に着脱自在な上位止
水部材Pとより成り、前記下位止水部材Sは、支持プレ
ート1で支持されたシャッタープレート2が水平方向に
スライド移動して貫通孔15を閉塞自在に構成され、前
記上位止水部材Pは、掘削パイプ7のパイプ径wよりや
や小さい径tの挿入孔4が略中央に形成された止水ゴム
パッキング3…が座金5を介した積層状態でケース6内
に複数収納され、前記止水ゴムパッキング3が挿入孔4
内の掘削パイプ7に密着して止水する構成であることを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係る既存構造物直下の被
圧地盤の改良方法は、建物11等の基礎スラブコンクリ
ートの下が地下水で被圧されているような地盤を、地盤
改良固結法によって改良する際に、地下水等の噴出を抑
えつつ基礎スラブコンクリート上で使用される止水装置
を用いて実施される。
【0011】止水装置は、請求項2に記載したように、
下位止水部材Sとその上に着脱自在な上位止水部材Pと
で構成されている。前記下位止水部材Sは、支持プレー
ト1で支持されたシャッタープレート2が水平方向にス
ライド移動して後述の貫通孔15を閉塞自在な構成とさ
れている(図2A参照)。支持プレート1は、通常、図
3Bに示したように、平面視形状が正方形で中央にパイ
プ孔10cを有する上部プレート1cと、当該上部プレ
ート1cと同形、同大でパイプ孔10aを有する下部プ
レート1a(図2A参照)との間に、2本のレールプレ
ート1b、1bが挟まれている。そして、パイプ孔2a
を有するシャッタープレート2が、前記レールプレート
1b、1bの間に挟まる形で配置され、水平方向にスラ
イド移動可能な構成とされている。前記各プレート1
c、1a、2のパイプ孔10c、10a、2aの直径u
(図3D参照)は、掘削パイプ7のパイプ径w(図3A
参照)と同じである。なお、被圧の大きさなど、止水
性、潤滑性を高める必要に応じて、シャッタープレート
2にはグリース等の油分を塗布する。
【0012】前記上位止水部材Pは、図2Bに示したよ
うに、掘削パイプ7のパイプ径w(図3A参照)よりや
や小さい径tの挿入孔4が略中央に形成された複数枚の
止水ゴムパッキング3…が、上下に重なり合うもの同士
の間に座金5を介在させた積層状態でケース6内に収納
されている。以下、図2〜図5に基づき、前記止水装置
を使用した既存構造物直下の被圧地盤の改良方法(請求
項1)の施工手順を説明する。
【0013】図2は、前記止水装置の基礎スラブコンク
リート上への設置段階を示している。まず、図2Aに示
したように、止水装置のうち下位止水部材Sを、既存建
物直下で改良予定の被圧地盤14の直上位置の基礎スラ
ブコンクリート12上に設置する(図1参照)。その
際、支持プレート1の下部プレート1aと基礎スラブコ
ンクリート12との間はシーリング材で止水しておくこ
とが望ましい。そして、支持プレート1の上部プレート
1cの上方から基礎スラブコンクリート12に通ずるケ
ミカルアンカー20を用いて、下位止水部材Sを基礎ス
ラブコンクリート12上に固定する。次に、図2Bに示
したように、止水装置の上位止水部材Pを前記下位止水
部材Sの上に設置する。
【0014】図3は、掘削パイプの挿入と地盤改良の施
工段階を示している。まず、掘削パイプ7の降下位置
に、シャッタープレート2のパイプ孔2aが位置するよ
うに、シャッタープレート2をスライド移動する(図3
B参照)。なお、掘削パイプ7の下端部には、図示を省
略した掘削ビットが取り付けられている。前記掘削パイ
プ7を上方から降下させ、上位止水部材Pの挿入孔4内
に挿入する(図3A)。そうすると、当該掘削パイプ7
の外周は、そのパイプ径wより小さい径tの挿入孔4を
形成する複数の止水ゴムパッキング3…によってしっか
りと密着され、水密状態(止水状態)が維持される。そ
の水密状態を維持しながら、掘削パイプ7は降下して下
位止水部材Sのパイプ孔1c、1aを通過し、下端の掘
削ビットで基礎スラブコンクリート12をコアリングに
より貫通して、必要最小径の貫通孔15を形成し、更
に、地盤14を改良予定深さまで削孔する。そして、所
謂、地盤改良固結法により、掘削パイプ7内に図示を省
略した注入管を挿入し、前記改良予定の深さ位置から掘
削パイプ7を引き上げつつ、先端から注入管を少し突出
させて注入材9を注入し、基礎スラブコンクリート12
のレベル位置までの被圧水下における地盤14を改良す
る(図1)。正確には、図3Cに示したように、基礎ス
ラブコンクリート12の貫通孔15内をも積極的に改良
する。そして、万が一にも、当該掘削パイプ7による基
礎スラブコンクリート12の貫通や地盤14の削孔の際
に、地下水13や土砂等が上昇するようなことがあって
も、必要最小径の貫通孔15と、同貫通孔15に位置す
る掘削パイプ7との間には隙間が殆んどないから、その
地下水13等の上昇をくい止められる。仮に、その隙間
を上昇してきても、複数の止水ゴムパッキング3に突き
当って止水され、基礎スラブコンクリート12上に噴き
出すことがない。そして、地盤改良が完了した後、図3
Cのように、前記掘削パイプ7を基礎スラブコンクリー
ト12から引き抜き、つづいて、下位止水部材Sのシャ
ッタープレート2の上まで引き抜かれたら、直ちに当該
シャッタープレート2をスライド移動させ、貫通孔15
の上を完全に閉塞する。
【0015】図4は、上位止水部材の取り外しと注入材
の注入段階を示している。即ち、下位止水部材Sのシャ
ッタープレート2によって、基礎スラブコンクリート1
2に穿設された貫通孔15が閉塞されているので、上位
止水部材Pは不要となるため取り除く。ブリージング等
により改良地盤14が硬化し、収縮した後に、シャッタ
ープレート2の注入口8を用いて注入材9’を注入し、
改良地盤14の上面とシャッタープレート2との間に生
じた隙間を埋める。
【0016】更に、請求項2に記載したように、必要に
応じてコンクリート打設による補強仕上げを行う。即
ち、図5に示したように、前記下位止水部材Sを完全に
覆う形で、基礎スラブコンクリート12の上に、鉄筋コ
ンクリート16を施工する。貫通孔15の上方は、上位
止水部材Pが取り外され何もない状態なので、基礎スラ
ブコンクリート12と略同じ厚さの鉄筋コンクリート1
6で補強し、長期的な被圧に抵抗させるためである。そ
の他、図示は省略するが、予め、下位止水部材Sの下の
基礎スラブコンクリート12を少し下げて形成してお
き、注入材9の注入後に、上面をモルタル等で覆い、下
位止水部材Sと基礎スラブコンクリート12の上面とを
平滑に仕上げることも好適に実施される。
【0017】
【実施例】上位止水部材Pに使用される止水ゴムパッキ
ング3は、耐摩耗性ゴムで製作され、図示例では5枚を
積層しているが、枚数はこれに限定されない。また、止
水ゴムパッキング8の基本形状は問わないが、正方形や
円形が好適である。下位止水部材Sのレールプレート1
b及びシャッタープレート2は、例えば、図6に示した
ような態様で実施可能である。図6Aは、平面方向から
みると、コ字状のレールプレート1bと、そのコ字状の
レールプレート1bの中央内部へ一方向から(図示例で
は手前側から)のみスライド移動して閉塞可能な、パイ
プ孔なしのシャッタープレート2を示している。図6B
は、平面方向からみると、2枚の長方形のレールプレー
ト1b’、1b’が平行に設置され、その間を長めのシ
ャッタープレート2’が前後両方向からスライド移動し
て閉塞可能な例を示している。図6Cは、図6Bの例と
殆んど同じ構成だが、2枚の長方形のレールプレート1
b’、1b’の間を移動するシャッタープレート2’が
短めに形成され、パイプ孔2aがその端部に設けられて
おり、よって一方向のみからスライド移動する例を示し
ている。
【0018】また、図示は省略するが、前記の各レール
プレート1bを使用しないで、シャッタープレート2が
スライド移動可能なレール(溝)を1枚の支持プレート
1に形成して実施したり、レール(溝)を上部プレート
1cに形成して上下2枚のプレート型として実施するこ
とも可能である。シャッタープレート2に設ける注入口
8は、図6B、Cのように、上下に貫通したものを複数
形成して実施するほか、図6Dに示した注入口8’のよ
うに、プレートの外端面から水平方向に穿孔し、下方へ
垂下せしめて実施してもよい。上下に貫通された注入口
8には、表面が突出しないように、図7に示したような
皿ボルト16が好適に使用される。
【0019】
【本発明の奏する効果】請求項1、2の発明の既存構造
物直下の被圧地盤の改良方法によれば、既存構造物の基
礎スラブコンクリート上で、請求項3の発明の止水装置
を用いて地下水等を完全に止水して、被圧水下の地盤を
地盤改良固結法により改良するので、合理的で効率よい
地盤改良が達成され、液状化対策や耐震補強が図られ
る。地下水等を一切排出しないで補強地盤を改良するか
ら、周辺地盤への影響がない。また、簡便な構成の止水
装置により基礎スラブコンクリート上で全て作業を行え
るから、大がかりな仮設は一切不要であり、工費の低減
化や工期の短縮化も達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】地盤改良の要領を示した全体図である。
【図2】Aは下位止水部材の設置状況を示した断面図、
Bは上位止水部材の設置状況を示した断面図である。
【図3】A、Bは掘削パイプの貫入状況を示した断面図
と一部省略の平面図、C、Dは掘削パイプの引き抜き状
況を示した断面図と一部省略の平面図である。
【図4】注入材の注入段階を示した断面図である。
【図5】押えコンクリートの打設状況を示した断面図で
ある。
【図6】A〜Dはレールプレートとシャッタープレート
のバリエーションを示した平面図である。
【図7】A、Bは注入口の仕舞い要領を示した断面図と
平面図である。
【図8】従来例を示した断面図である。
【図9】異なる従来例を示した断面図である。
【図10】A〜Cは異なる従来例の断面図である。
【符号の説明】
S 下位止水部材 P 上位止水部材 1 支持プレート 2 シャッタープレート 3 止水ゴムパッキング 4 挿入孔 5 座金 6 ケース 7 掘削パイプ 8 注入口 9 注入材 11 建物 12 基礎スラブコンクリート 13 地下水 15 貫通孔 16 押えコンクリート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a) 支持プレートで支持されたシャッタ
    ープレートがスライド移動して貫通孔を閉塞自在に構成
    された下位止水部材を、地下水で被圧されている地盤上
    の既存構造物の基礎スラブコンクリート上に設置する段
    階と、 b) 先端にビットを有する掘削パイプのパイプ径より
    やや小さい径の挿入孔が略中央に形成された止水ゴムパ
    ッキングが、座金を介した積層状態でケース内に複数収
    納して成る上位止水部材を、前記下位止水部材の上に設
    置する段階と、 c) 上方から上位止水部材の挿入孔内に掘削パイプを
    挿入し、止水ゴムパッキングにより水密状態を維持しな
    がら当該掘削パイプで基礎スラブコンクリートに必要最
    小径の貫通孔を形成し、地盤を所望深度まで削孔した
    後、注入材を注入して地盤改良を行う段階と、 d) 地盤改良が完了した後、前記掘削パイプを少なく
    とも下位止水部材のシャッタープレートより上まで上昇
    させ、当該シャッタープレートをスライド移動して前記
    貫通孔を閉塞する段階と、 e) 上位止水部材を取り外し、シャッタープレートに
    設けた注入口より注入材を注入する段階と、 より成ることをそれぞれ特徴とする、既存構造物直下の
    被圧地盤の改良方法。
  2. 【請求項2】上位止水部材を取り外して注入材を注入し
    た後に、下位止水部材の上に補強用の押えコンクリート
    を打設することを特徴とする、請求項1に記載した既存
    構造物直下の被圧地盤の改良方法。
  3. 【請求項3】地下水で被圧されている地盤上の基礎スラ
    ブコンクリートの上に設置される下位止水部材と、その
    下位止水部材の上に着脱自在な上位止水部材とより成
    り、前記下位止水部材は、支持プレートで支持されたシ
    ャッタープレートが水平方向にスライド移動して貫通孔
    を閉塞自在に構成され、前記上位止水部材は、掘削パイ
    プのパイプ径よりやや小さい径の挿入孔が略中央に形成
    された止水ゴムパッキングが座金を介した積層状態でケ
    ース内に複数収納され、前記止水ゴムパッキングが挿入
    孔内の掘削パイプに密着して止水する構成であることを
    特徴とする、被圧地盤の改良方法に使用する止水装置。
JP25515196A 1996-09-26 1996-09-26 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置 Expired - Fee Related JP3650861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25515196A JP3650861B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25515196A JP3650861B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10102477A true JPH10102477A (ja) 1998-04-21
JP3650861B2 JP3650861B2 (ja) 2005-05-25

Family

ID=17274790

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25515196A Expired - Fee Related JP3650861B2 (ja) 1996-09-26 1996-09-26 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3650861B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169594A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toda Constr Co Ltd 地中貫入体のための止水装置及びこれを用いた地中貫入体の施工方法
JP2010043441A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 East Japan Railway Co 地盤改良方法及び削孔機
CN102839676A (zh) * 2012-09-29 2012-12-26 上海市机械施工有限公司 堵漏装置及其使用方法
JP2016188569A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 ユーロフィン日本環境株式会社 土壌採取方法及び地下水導出管
CN112281930A (zh) * 2020-08-19 2021-01-29 杭州中桥岩土实业有限公司 一种无粘结预应力防渗锚索
CN115787744A (zh) * 2022-11-25 2023-03-14 中国五冶集团有限公司 一种箱型基础地下室超前止水构造
CN116427442A (zh) * 2023-05-08 2023-07-14 中国建筑第八工程局有限公司 一种地下室底板后浇带立体降排水及快速封堵方法
CN116905492A (zh) * 2023-09-04 2023-10-20 中国土木工程集团有限公司 一种简易装配式水中承台单壁钢吊装置

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008169594A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toda Constr Co Ltd 地中貫入体のための止水装置及びこれを用いた地中貫入体の施工方法
JP2010043441A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 East Japan Railway Co 地盤改良方法及び削孔機
CN102839676A (zh) * 2012-09-29 2012-12-26 上海市机械施工有限公司 堵漏装置及其使用方法
JP2016188569A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 ユーロフィン日本環境株式会社 土壌採取方法及び地下水導出管
CN112281930A (zh) * 2020-08-19 2021-01-29 杭州中桥岩土实业有限公司 一种无粘结预应力防渗锚索
CN115787744A (zh) * 2022-11-25 2023-03-14 中国五冶集团有限公司 一种箱型基础地下室超前止水构造
CN116427442A (zh) * 2023-05-08 2023-07-14 中国建筑第八工程局有限公司 一种地下室底板后浇带立体降排水及快速封堵方法
CN116905492A (zh) * 2023-09-04 2023-10-20 中国土木工程集团有限公司 一种简易装配式水中承台单壁钢吊装置
CN116905492B (zh) * 2023-09-04 2023-11-17 中国土木工程集团有限公司 一种简易装配式水中承台单壁钢吊装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3650861B2 (ja) 2005-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11585064B2 (en) Hollow subsea foundations
US20210348355A1 (en) Grouting consolidation method for full casing borehole guide prefabricated pile and prefabricated pile therefor
US20060275087A1 (en) Soil extraction/grouting device
CN102162255A (zh) 一种对湿陷性黄土地区既有桩基进行注浆加固的方法
JP5282541B2 (ja) 覆工体の浮き上がり防止方法
CN109403333A (zh) 一种上软下硬富水地层深基坑逆作施工方法
KR100484906B1 (ko) 에어해머가 장착되는 지반 굴착장치
JP3752560B2 (ja) 既存地下室上に新規建物を建設する基礎構造及びその築造方法
CN109853604A (zh) 一种静压水力冲吸沉井施工方法
JP4451553B2 (ja) 浮力防止構造体およびその構築方法
JP3650861B2 (ja) 既存構造物直下の被圧地盤の改良方法及びその改良方法に使用する止水装置
KR100880365B1 (ko) 산업시설용 수중구조물의 수중설치를 위한 확공굴착용굴착장치
JP4809728B2 (ja) マンホール
KR100968431B1 (ko) 알시디 확공비트를 이용한 산업시설용 자켓구조물의설치방법
JP3264437B2 (ja) 遮水装置及び透水係数測定方法
CN220035476U (zh) 一种锁扣钢管桩围堰内堵水导流结构
JP5644303B2 (ja) 盤膨れ防止工法
JP3877816B2 (ja) ニューマチックケーソンの沈下方法
JPH1113070A (ja) コンソリデーショングラウチング孔の形成方法
Cashman et al. Decommissioning of Groundwater Control Systems
JP2024019984A (ja) 既設構造物下の地盤改良方法
JPS62233339A (ja) 地下構造物の沈設定着方法
NO20190772A1 (en) Hollow subsea foundations
CN115434344A (zh) 基坑边坡塌陷或滑移处的加固施工装置及施工方法
JP5526532B2 (ja) シールド機の沈下防止方法及び沈下防止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050207

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090304

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100304

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110304

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130304

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees