JPH10102410A - 道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造 - Google Patents
道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造Info
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- JPH10102410A JPH10102410A JP25346096A JP25346096A JPH10102410A JP H10102410 A JPH10102410 A JP H10102410A JP 25346096 A JP25346096 A JP 25346096A JP 25346096 A JP25346096 A JP 25346096A JP H10102410 A JPH10102410 A JP H10102410A
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- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 56
- 238000010276 construction Methods 0.000 title abstract 3
- 230000003187 abdominal effect Effects 0.000 claims description 31
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 claims description 18
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- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 claims description 11
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 6
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 山部と谷部からなる歯形を有する一対の鋼製
のフェースプレートを遊間を保持して配設している鋼製
ジョイントのフェースプレートと腹板とにかかるモーメ
ントを少なくすることにより構造を簡単にでき、しかも
フェースプレートに接続して打設するコンクリート中の
気泡混在を防止し、コンクリートの充填を完全に行ない
うる道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造を提供す
る。 【解決手段】 一対の鋼製のフェースプレート1を相対
応する山部Hと谷部Vとが適宜な遊間Dを保持して配設
しており、各フェースプレート1の底面に道路橋の幅方
向に取付ける各腹板3をフェースプレート1の谷部Vよ
り内側に取付ける。
のフェースプレートを遊間を保持して配設している鋼製
ジョイントのフェースプレートと腹板とにかかるモーメ
ントを少なくすることにより構造を簡単にでき、しかも
フェースプレートに接続して打設するコンクリート中の
気泡混在を防止し、コンクリートの充填を完全に行ない
うる道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造を提供す
る。 【解決手段】 一対の鋼製のフェースプレート1を相対
応する山部Hと谷部Vとが適宜な遊間Dを保持して配設
しており、各フェースプレート1の底面に道路橋の幅方
向に取付ける各腹板3をフェースプレート1の谷部Vよ
り内側に取付ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として高架の高
速道路等の道路橋の夏期や冬期等の気温差による道路の
長さ方向の伸び縮みを適宜に吸収する道路橋の鋼製ジョ
イントの腹板取付構造に関する。
速道路等の道路橋の夏期や冬期等の気温差による道路の
長さ方向の伸び縮みを適宜に吸収する道路橋の鋼製ジョ
イントの腹板取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記のごとく夏期と冬期との気温
差による道路の長さ方向の伸び縮みを吸収するために道
路橋上に設けられる鋼製ジョイントとしては、図7及び
図8に示すごとく、矢印Hで示す山部と矢印Vで示す谷
部とからなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレー
ト1を、それぞれ相対応する山部Hと谷部Vとが、上記
の道路の長さ方向の伸び縮みを吸収できる適宜な遊間D
を保持して配設している道路橋用の鋼製ジョイント2が
使用されている。
差による道路の長さ方向の伸び縮みを吸収するために道
路橋上に設けられる鋼製ジョイントとしては、図7及び
図8に示すごとく、矢印Hで示す山部と矢印Vで示す谷
部とからなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレー
ト1を、それぞれ相対応する山部Hと谷部Vとが、上記
の道路の長さ方向の伸び縮みを吸収できる適宜な遊間D
を保持して配設している道路橋用の鋼製ジョイント2が
使用されている。
【0003】上記フェースプレート1の各底面には、こ
の道路橋の幅方向にそれぞれ竪方向の腹板3が図6の矢
印Wで示すごとく溶接で取付けられており、このフェー
スプレート1の下面と腹板3との内側には適宜な間隔で
プレート孔4を有するリブプレート5′が矢印Wで示す
ごとく溶接で取付けられ、さらに図8で示すようにフェ
ースプレート1の下面にアンカープレート6が、そして
腹板3の内側にアンカーバー7がそれぞれ取り付けら
れ、図6に示すごとく、これらアンカープレート6やア
ンカーバー7を補強鉄筋と連絡して鋼製ジョイント2に
接続するコンクリート8が打設されている。
の道路橋の幅方向にそれぞれ竪方向の腹板3が図6の矢
印Wで示すごとく溶接で取付けられており、このフェー
スプレート1の下面と腹板3との内側には適宜な間隔で
プレート孔4を有するリブプレート5′が矢印Wで示す
ごとく溶接で取付けられ、さらに図8で示すようにフェ
ースプレート1の下面にアンカープレート6が、そして
腹板3の内側にアンカーバー7がそれぞれ取り付けら
れ、図6に示すごとく、これらアンカープレート6やア
ンカーバー7を補強鉄筋と連絡して鋼製ジョイント2に
接続するコンクリート8が打設されている。
【0004】しかしながら、従来の鋼製ジョイント2に
おいては、図6及び図7(a)に示すごとく上記フェー
スプレート1の谷部Vと山部Hとからなる歯形の谷部V
の外側に腹板3が溶接Wで取り付けられているのが通常
であり、この場合、この鋼製ジョイント2上を走行する
車両の車荷重Pがフェースプレート1の歯形の特に山部
Hのフィンガー部の先端に繰り返し加えられる。図6に
おいてフェースプレート1及び腹板3に矢印Mで示すよ
うに大きなモーメントがかかることになり、そのためフ
ェースプレート1の厚さを大きくしたり、フェースプレ
ート1の支持部材構造が複雑になるという問題がある。
おいては、図6及び図7(a)に示すごとく上記フェー
スプレート1の谷部Vと山部Hとからなる歯形の谷部V
の外側に腹板3が溶接Wで取り付けられているのが通常
であり、この場合、この鋼製ジョイント2上を走行する
車両の車荷重Pがフェースプレート1の歯形の特に山部
Hのフィンガー部の先端に繰り返し加えられる。図6に
おいてフェースプレート1及び腹板3に矢印Mで示すよ
うに大きなモーメントがかかることになり、そのためフ
ェースプレート1の厚さを大きくしたり、フェースプレ
ート1の支持部材構造が複雑になるという問題がある。
【0005】また、図6のごとく、フェースプレート1
の下面と腹板3の内側に鋼製ジョイント2に接続したコ
ンクリート8を打設する際、送り込まれたコンクリート
8内に混入する空気の抜け道がないので、充填されたコ
ンクリート8内に気泡が混在したままの状態で固化し、
その結果、フェースプレート1の下部にコンクリート8
が完全に充填されていない空洞部ができ、強固なコンク
リート8の打設が行なわれないので、鋼製ジョイント2
の歯形の山部Hのフィンガー上を繰り返し走行する車両
の重荷重や振動により、鋼製ジョイント2部分の損傷が
容易に発生するという問題がある。
の下面と腹板3の内側に鋼製ジョイント2に接続したコ
ンクリート8を打設する際、送り込まれたコンクリート
8内に混入する空気の抜け道がないので、充填されたコ
ンクリート8内に気泡が混在したままの状態で固化し、
その結果、フェースプレート1の下部にコンクリート8
が完全に充填されていない空洞部ができ、強固なコンク
リート8の打設が行なわれないので、鋼製ジョイント2
の歯形の山部Hのフィンガー上を繰り返し走行する車両
の重荷重や振動により、鋼製ジョイント2部分の損傷が
容易に発生するという問題がある。
【0006】また、上記のごとき一対の鋼製のフェース
プレート1の下面に取付けた各腹板3の間は、各フェー
スプレート1の歯形の遊間Dから雨水が落下することに
なるが、道路橋の場合、上記の雨水は適宜なゴム樋など
で収集して排水する必要があり、この場合、腹板3に対
するゴム樋の取付部の止水を完全に行なって道路橋の鋼
製ジョイント2の下部から雨水が地上に落下することを
防止する。
プレート1の下面に取付けた各腹板3の間は、各フェー
スプレート1の歯形の遊間Dから雨水が落下することに
なるが、道路橋の場合、上記の雨水は適宜なゴム樋など
で収集して排水する必要があり、この場合、腹板3に対
するゴム樋の取付部の止水を完全に行なって道路橋の鋼
製ジョイント2の下部から雨水が地上に落下することを
防止する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、山部と谷部
とからなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレート
を適宜な遊間を保持して配設している鋼製ジョイントの
フェースプレートと腹板とにかかるモーメントを少なく
することにより、その構造を簡単にでき、しかも鋼製ジ
ョイントのフェースプレートに接続して打設するコンク
リート中に気泡の混在を防止し、かつコンクリートの充
填を完全に行なうことのできる道路橋の鋼製ジョイント
の腹板取付構造を提供する。
とからなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレート
を適宜な遊間を保持して配設している鋼製ジョイントの
フェースプレートと腹板とにかかるモーメントを少なく
することにより、その構造を簡単にでき、しかも鋼製ジ
ョイントのフェースプレートに接続して打設するコンク
リート中に気泡の混在を防止し、かつコンクリートの充
填を完全に行なうことのできる道路橋の鋼製ジョイント
の腹板取付構造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の鋼製ジョイント
の腹板取付構造は、山部と谷部とからなる歯形を有する
一対の鋼製のフェースプレートを相対応する山部と谷部
とが適宜な遊間を保持して配設している道路橋の鋼製ジ
ョイントであって、上記各フェースプレートの底面に道
路橋の幅方向に取付ける各腹板を、上記フェースプレー
トの歯形の谷部より内側に取付けることからなり、また
上記一対の鋼製のフェースプレートの底面にそれぞれ取
付けた各腹板の間に配設されるゴム樋の両側端部を各腹
板の取付け面に沿って複数の止水用棒状ゴムを介在して
固着した道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造からな
る。
の腹板取付構造は、山部と谷部とからなる歯形を有する
一対の鋼製のフェースプレートを相対応する山部と谷部
とが適宜な遊間を保持して配設している道路橋の鋼製ジ
ョイントであって、上記各フェースプレートの底面に道
路橋の幅方向に取付ける各腹板を、上記フェースプレー
トの歯形の谷部より内側に取付けることからなり、また
上記一対の鋼製のフェースプレートの底面にそれぞれ取
付けた各腹板の間に配設されるゴム樋の両側端部を各腹
板の取付け面に沿って複数の止水用棒状ゴムを介在して
固着した道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造からな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の道路
橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造の一実施形態につき
説明するが、まず本発明の鋼製ジョイント2は、図1に
示すように、矢印Hで示す山部と矢印Vで示す谷部とか
らなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレート1を
それぞれ相対応する山部Hと谷部Vとが図1に示すよう
に適宜な遊間D(例えばこの実施形態ではD=45mm)
を保持して配設され、これにより道路橋の鋼製ジョイン
ト2を構成している。
橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造の一実施形態につき
説明するが、まず本発明の鋼製ジョイント2は、図1に
示すように、矢印Hで示す山部と矢印Vで示す谷部とか
らなる歯形を有する一対の鋼製のフェースプレート1を
それぞれ相対応する山部Hと谷部Vとが図1に示すよう
に適宜な遊間D(例えばこの実施形態ではD=45mm)
を保持して配設され、これにより道路橋の鋼製ジョイン
ト2を構成している。
【0010】これらの各フェースプレート1の底面に
は、この道路橋の幅方向に取付ける各腹板3が図3で矢
印Wで示すごとく溶接により取付けられているが、それ
らの腹板3の取付位置が、図1、図2及び図3に示すご
とく各フェースプレート1の歯形の谷部Vより内側に取
付けられている。すなわち図1及び図2(a)の各斜視
図において、フェースプレート1と腹板3との取付状態
において歯形の各谷部Vと腹板3との取付部には15で
示すような台形状の穴部ができることになる。
は、この道路橋の幅方向に取付ける各腹板3が図3で矢
印Wで示すごとく溶接により取付けられているが、それ
らの腹板3の取付位置が、図1、図2及び図3に示すご
とく各フェースプレート1の歯形の谷部Vより内側に取
付けられている。すなわち図1及び図2(a)の各斜視
図において、フェースプレート1と腹板3との取付状態
において歯形の各谷部Vと腹板3との取付部には15で
示すような台形状の穴部ができることになる。
【0011】また、図1や図5に示すごとく、フェース
プレート1と腹板3との取付部には道路橋の幅方向に適
宜な間隔で、プレート孔4を有するアンカーリブプレー
ト5が矢印Wで示すように溶接で取付けられており、さ
らに図5に示すコンクリート8を打設時の鋼製ジョイン
ト2とコンクリート8との接続部の補強用部材として機
能する。
プレート1と腹板3との取付部には道路橋の幅方向に適
宜な間隔で、プレート孔4を有するアンカーリブプレー
ト5が矢印Wで示すように溶接で取付けられており、さ
らに図5に示すコンクリート8を打設時の鋼製ジョイン
ト2とコンクリート8との接続部の補強用部材として機
能する。
【0012】なお、図2(a)は図1のフェースプレー
ト1の歯形同志の遊間Dをさらに拡げて、フェースプレ
ート1と腹板との取付位置関係を示すための便宜上の斜
視図である。以上のごとく、腹板3の取付け位置をフェ
ースプレート1の歯形の谷部Vより内側に取り付けるこ
とにより、図5においてこの鋼製ジョイント2上を走行
する車荷重Pが歯形の山部Hに作用された時、腹板3と
フェースプレート1のフィンガー部にかかるモーメント
Mが、図6に示す従来例に比べて小さくなり、その分こ
の鋼製ジョイント2の構造が簡単になる。
ト1の歯形同志の遊間Dをさらに拡げて、フェースプレ
ート1と腹板との取付位置関係を示すための便宜上の斜
視図である。以上のごとく、腹板3の取付け位置をフェ
ースプレート1の歯形の谷部Vより内側に取り付けるこ
とにより、図5においてこの鋼製ジョイント2上を走行
する車荷重Pが歯形の山部Hに作用された時、腹板3と
フェースプレート1のフィンガー部にかかるモーメント
Mが、図6に示す従来例に比べて小さくなり、その分こ
の鋼製ジョイント2の構造が簡単になる。
【0013】また、腹板3がフェースプレート1の歯形
の谷部Vより内側にあることにより、図5の寸法Lが大
きくなり、アンカーリブプレート5の矢印Wで示す溶接
の長さが大きくなり、それだけモーメントMに抵抗する
強度が増加する。さらに、図5のごとく、フェースプレ
ート1及び腹板3などからなるこの鋼製ジョイント2に
接続してコンクリート8を打設する場合、フェースプレ
ート1の裏面に打設されるコンクリート8中に混在する
空気が、フェースプレート1の谷部Vと腹板3との間に
形成された穴部15から容易に排出され、打設されるコ
ンクリート中に気泡が残存することがなく、しかもコン
クリート8の打設時に充填されたコンクリートがこの穴
部15からはみ出すことによりコンクリート8がフェー
スプレート1の底面の腹板3上部まで充満したことを容
易に確認でき、良好でかつ強固なコンクリート8を打設
することができる。
の谷部Vより内側にあることにより、図5の寸法Lが大
きくなり、アンカーリブプレート5の矢印Wで示す溶接
の長さが大きくなり、それだけモーメントMに抵抗する
強度が増加する。さらに、図5のごとく、フェースプレ
ート1及び腹板3などからなるこの鋼製ジョイント2に
接続してコンクリート8を打設する場合、フェースプレ
ート1の裏面に打設されるコンクリート8中に混在する
空気が、フェースプレート1の谷部Vと腹板3との間に
形成された穴部15から容易に排出され、打設されるコ
ンクリート中に気泡が残存することがなく、しかもコン
クリート8の打設時に充填されたコンクリートがこの穴
部15からはみ出すことによりコンクリート8がフェー
スプレート1の底面の腹板3上部まで充満したことを容
易に確認でき、良好でかつ強固なコンクリート8を打設
することができる。
【0014】次に、図3に示すごとく、一対の鋼製のフ
ェースプレート1の底面にそれぞれ取付けた各腹板3の
間にはゴム樋9がこの道路橋の幅方向に配設されるが、
本発明においては、ゴム樋9の両側端部を各腹板3の取
付け面に沿って複数、例えばこの実施形態のごとく2本
の止水用の棒状ゴム10を介在して、塔て金12にボル
ト14及びナット13を用いて固着している。
ェースプレート1の底面にそれぞれ取付けた各腹板3の
間にはゴム樋9がこの道路橋の幅方向に配設されるが、
本発明においては、ゴム樋9の両側端部を各腹板3の取
付け面に沿って複数、例えばこの実施形態のごとく2本
の止水用の棒状ゴム10を介在して、塔て金12にボル
ト14及びナット13を用いて固着している。
【0015】この場合、図4のごとく腹板3の取付け面
に半円断面の溝を設けておき、この溝内に接着材を塗布
の上棒状ゴム10を仮固定し、ゴム樋9をボルト14及
びナット13で腹板3側に締め付けにより固着すれば、
ゴム樋9の取付け面での止水をはかる上で極めて効果が
あることを実験で確認ずみである。なお、図2(b)
は、図2(a)の要部、つまり本発明のフェースプレー
ト1の谷部の内側に腹板3を取付けた谷部と腹板との取
付位置関係を示す要部平面図を示し、図7(b)は、図
7(a)の要部、つまり従来のフェースプレート1の谷
部の外側に腹板3を取付けた谷部と腹部との取付位置関
係を示す要部平面図を示しているから、これらの図から
本発明と従来のものとのフェースプレート1に対する腹
板3の位置のちがいは明らかである。
に半円断面の溝を設けておき、この溝内に接着材を塗布
の上棒状ゴム10を仮固定し、ゴム樋9をボルト14及
びナット13で腹板3側に締め付けにより固着すれば、
ゴム樋9の取付け面での止水をはかる上で極めて効果が
あることを実験で確認ずみである。なお、図2(b)
は、図2(a)の要部、つまり本発明のフェースプレー
ト1の谷部の内側に腹板3を取付けた谷部と腹板との取
付位置関係を示す要部平面図を示し、図7(b)は、図
7(a)の要部、つまり従来のフェースプレート1の谷
部の外側に腹板3を取付けた谷部と腹部との取付位置関
係を示す要部平面図を示しているから、これらの図から
本発明と従来のものとのフェースプレート1に対する腹
板3の位置のちがいは明らかである。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した本発明の道路橋の鋼製ジ
ョイントの腹板取付構造によれば、山部と谷部とからな
る歯形を有する一対の鋼製のフェースプレートをその歯
形間で適宜な遊間を保持して配設している鋼製ジョイン
トのフェースプレートと腹板とにかかるモーメントを小
さくすることができ、それだけその鋼製ジョイントの構
造を簡単にすることができ、しかもこの鋼製ジョイント
のフェースプレートに接続して打設するコンクリート中
に気泡が残存することを防止し、かつコンクリートの充
填を容易に確認できるので、鋼製ジョイントに接続する
コンクリートの強度向上をはかることがでく。
ョイントの腹板取付構造によれば、山部と谷部とからな
る歯形を有する一対の鋼製のフェースプレートをその歯
形間で適宜な遊間を保持して配設している鋼製ジョイン
トのフェースプレートと腹板とにかかるモーメントを小
さくすることができ、それだけその鋼製ジョイントの構
造を簡単にすることができ、しかもこの鋼製ジョイント
のフェースプレートに接続して打設するコンクリート中
に気泡が残存することを防止し、かつコンクリートの充
填を容易に確認できるので、鋼製ジョイントに接続する
コンクリートの強度向上をはかることがでく。
【0017】また、上記一対のフェースプレートの下面
に取付けた各腹板の間に取付けるゴム樋の腹板の取付面
での止水が完全に行なわれるので、道路橋の鋼製ジョイ
ントの下部から雨水などが地上に落下するのを防止でき
る。
に取付けた各腹板の間に取付けるゴム樋の腹板の取付面
での止水が完全に行なわれるので、道路橋の鋼製ジョイ
ントの下部から雨水などが地上に落下するのを防止でき
る。
【図1】本発明の一実施形態における道路橋の鋼製ジョ
イントの腹板取付構造を示す要部斜視図である。
イントの腹板取付構造を示す要部斜視図である。
【図2】(a)は、フェースプレートと腹板との取付位
置を説明するため便宜上各フェースプレートを離した状
態の要部斜視図、(b)は、(a)の要部平面図であ
る。
置を説明するため便宜上各フェースプレートを離した状
態の要部斜視図、(b)は、(a)の要部平面図であ
る。
【図3】図1の各腹板間にゴム樋を取付けた状態を示す
要部側面図である。
要部側面図である。
【図4】図3の腹板に止水用棒状ゴムを介在してゴム樋
を固着する説明用の要部側面図である。
を固着する説明用の要部側面図である。
【図5】図3の鋼製ジョイントのフェースプレートの山
部に車荷重が載荷された時のモーメントを示す説明用の
要部側面図である。
部に車荷重が載荷された時のモーメントを示す説明用の
要部側面図である。
【図6】従来の鋼製ジョイントの山部に車荷重が載荷さ
れた時のモーメントを示す説明用の要部側面図である。
れた時のモーメントを示す説明用の要部側面図である。
【図7】(a)は、図6の鋼製ジョイントのフェースプ
レートと腹板との位置関係を示す要部斜視図、(b)
は、(a)の要部平面図である。
レートと腹板との位置関係を示す要部斜視図、(b)
は、(a)の要部平面図である。
【図8】図7の従来の鋼製ジョイントの全体組付け状態
を示す要部斜視図である。
を示す要部斜視図である。
【符号の説明】 1 フェースプレート 2 鋼製ジョイント 3 腹板 9 ゴム樋 10 棒状ゴム D 遊間 11 山部 V 谷部
Claims (2)
- 【請求項1】 山部と谷部とからなる歯形を有する一対
の鋼製のフェースプレートを相対応する山部と谷部とが
適宜な遊間を保持して配設する道路橋の鋼製ジョイント
であって、上記各フェースプレートの底面に、道路橋の
幅方向に取付ける各腹板を、上記フェースプレートの歯
形の谷部より内側に取付けた道路橋の鋼製ジョイントの
腹板取付構造。 - 【請求項2】 一対の鋼製のフェースプレートの底面に
それぞれ取付けた各腹板の間に配設されるゴム樋の両側
端部を、各腹板の取付け面に沿って複数の止水用棒状ゴ
ムを介在して固着した請求項1記載の道路橋の鋼製ジョ
イントの腹板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25346096A JPH10102410A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25346096A JPH10102410A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10102410A true JPH10102410A (ja) | 1998-04-21 |
Family
ID=17251705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25346096A Pending JPH10102410A (ja) | 1996-09-25 | 1996-09-25 | 道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10102410A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010236225A (ja) * | 2009-03-31 | 2010-10-21 | Kfc Ltd | 橋梁の火災防護構造 |
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