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JPH10100450A - インクジェット記録装置及び記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置及び記録方法

Info

Publication number
JPH10100450A
JPH10100450A JP25916196A JP25916196A JPH10100450A JP H10100450 A JPH10100450 A JP H10100450A JP 25916196 A JP25916196 A JP 25916196A JP 25916196 A JP25916196 A JP 25916196A JP H10100450 A JPH10100450 A JP H10100450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
ink jet
recording
head
jet head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP25916196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiro Shigemura
芳裕 茂村
Masayuki Iino
正行 飯野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP25916196A priority Critical patent/JPH10100450A/ja
Publication of JPH10100450A publication Critical patent/JPH10100450A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Ink Jet (AREA)
  • Optical Filters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ごみの発生やインクミストによる不良を生じさ
せることなく、インクの予備吐出を行うことができるカ
ラーフィルタの製造装置を提供する。 【解決手段】インクジェットヘッドにより被記録部材に
向けてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置であって、インクジェットヘッド120aのノズル
面を覆うためのキャップ部材31aと、このキャップ部
材内を吸引するためのポンプPと、インクジェットヘッ
ド120aとキャップ部材31aとを相対的に移動させ
る移動機構と、この移動機構によりノズル面とキャップ
部材との距離を所定距離dに調節した状態で、ポンプP
を動作させながらインクジェットヘッド120aからイ
ンクを吐出させるCPUとを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドにより被記録部材に向けてインクを吐出して記録を
行うインクジェット記録装置及び記録方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータの発達、
特に携帯用のパーソナルコンピュータの発達に伴い、液
晶ディスプレイ、とりわけカラー液晶ディスプレイの需
要が増加する傾向にある。しかしながら、更なる普及の
ためには液晶ディスプレイのコストダウンが必要であ
り、特にコスト的に比重の高いカラーフィルタのコスト
ダウンに対する要求が高まっている。従来から、カラー
フィルタの要求特性を満足しつつ上記の要求に応えるべ
く種々の方法が試みられいるが、いまだ全ての要求特性
を満足する方法は確立されていない。以下にそれぞれの
方法を説明する。
【0003】第1の方法は顔料分散法である。この方法
は、基板上に顔料を分散した感光性樹脂層を形成し、こ
れをパターニングすることにより単色のパターンを得
る。さらにこの工程を3回繰り返すことにより、R,
G,Bのカラーフィルタ層を形成する。
【0004】第2の方法は、染色法である。染色法は、
ガラス基板上に染色用の材料である水溶性高分子材料を
塗布し、これをフォトリソグラフィー工程により所望の
形状にパターニングした後、得られたパターンを染色浴
に浸漬して着色されたパターンを得る。これを3回繰り
返すことによりR,G,Bのカラーフィルタ層を得る。
【0005】第3の方法としては電着法がある。この方
法は、基板上に透明電極をパターニングし、顔料、樹
脂、電解液等の入った電着塗装液に浸漬して第1の色を
電着する。この工程を3回繰り返してR,G,Bを塗り
分けた後、樹脂を熱硬化させることにより表色層を形成
するものである。
【0006】第4の方法としては、印刷法がある。この
方法は熱硬化型の樹脂に顔料を分散させ、印刷を3回繰
り返すことによりR,G,Bを塗り分けた後、樹脂を熱
硬化させることにより着色層を形成するものである。ま
た、いずれの方法においても着色層上に保護層を形成す
るのが一般的である。
【0007】これらの方法に共通している点は、R,
G,Bの3色を着色するために同一の工程を3回繰り返
す必要があり、コスト高になることである。また工程が
多いほど歩留まりが低下するという問題点を有してい
る。さらに、電着法においては、形成可能なパターン形
状が限定されるため、現状の技術ではTFT方式のカラ
ー液晶ディスプレイには適用が難しい。また、印刷法
は、解像性、平滑性が悪いためファインピッチのパター
ンは形成が難しい。
【0008】これらの欠点を補うべく、特開昭59−7
5205号公報、特開昭63−235901号公報、特
開昭63−294503号公報、あるいは、特開平1−
217320号公報等には、インクジェット方式を用い
てカラーフィルタを製造する方法が記載されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このようなインクジェ
ット方式を用いてカラーフィルタを製造する場合、1枚
のカラーフィルタ基板を着色し終わった後、次の基板の
着色に移るときなどに、インクジェットヘッドはある時
間インクの吐出を休止する場合がある。インクジェット
ヘッドは、ある時間インクの吐出を休止するとインク吐
出ノズルの出口付近のインクの乾燥などにより、インク
の吐出を再開した直後では、インクの吐出が安定しな
い。そのため、次のカラーフィルタ基板を着色する直前
に所定数のインクを空射ちする予備吐出動作が必要とな
る。
【0010】オフィス内のインクジェットプリンターに
おいて、この予備吐出動作は、通常、吸水性のある部材
で構成された予備吐出インク専用のインク受容部を設
け、印字直前にインク受容部に所定数のインクを吐出す
ることによって行われていた。
【0011】しかしながら、インクジェット記録方式に
よるカラーフィルタの製造装置においては、予備吐出に
より吐出されたインクのうち、インク受容部に吸収され
ず、空気中を浮遊したインクが装置内に付着してゴミの
原因となったり、カラーフィルタ基板上に付着して異な
る色が混じり合って不良の原因となるという問題点があ
った。
【0012】また、これを回避するため、キャップ部材
をインクジェットヘッドのノズル面に密着させて、イン
クが飛散しない様に予備吐出の動作を行う方法において
は、ノズル面とキャップ部材を密着させることにより、
キャップ部材に着いていたインク等の汚れがノズル面側
に付着し、さらにこれがカラーフィルタ基板に付着して
不良の原因となるという問題点があった。
【0013】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、ごみの発
生を抑え、不良を生じさせることなく、インクの予備吐
出を行うことができるインクジェット記録装置及び記録
方法を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決し、
目的を達成するために、本発明に係わるインクジェット
記録装置は、インクジェットヘッドにより被記録部材に
向けてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録
装置であって、前記インクジェットヘッドのノズル面を
覆うためのキャップ部材と、該キャップ部材内を吸引す
るための吸引手段と、前記インクジェットヘッドと前記
キャップ部材とを相対的に移動させる移動手段と、該移
動手段により前記ノズル面と前記キャップ部材との距離
を所定距離に調節した状態で、前記吸引手段を動作させ
ながら前記インクジェットヘッドからインクを吐出させ
る制御手段とを具備することを特徴としている。
【0015】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記所定距離とは、0.5mm以上の
距離であることを特徴としている。
【0016】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記所定距離は、前記吸引手段の吸引
力に応じて設定されることを特徴としている。
【0017】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記インクジェットヘッドからインク
を吐出させる動作は、予備吐出動作であることを特徴と
している。
【0018】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記制御手段は、前記インクジェット
ヘッドの回復動作を行うときよりも、前記予備吐出を行
わせる動作のときのほうが前記吸引手段の吸引力を大き
くする様に制御することを特徴としている。
【0019】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えていることを特徴としている。
【0020】また、この発明に係わるインクジェット記
録装置において、前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素を着色し、
カラーフィルタを製造することを特徴としている。
【0021】また、本発明に係わるインクジェット記録
方法は、インクジェットヘッドにより被記録部材に向け
てインクを吐出して記録を行うインクジェット記録方法
であって、前記インクジェットヘッドのノズル面を覆う
ためのキャップ部材と前記ノズル面とを所定距離だけ離
間させて位置決めする位置決め工程と、前記キャップ部
材内を吸引手段により吸引しながら前記インクジェット
ヘッドからインクを吐出させる吐出工程と、前記インク
ジェットヘッドによりインクを前記被記録部材上に吐出
して該被記録部材に記録を行う記録工程とを具備するこ
とを特徴としている。
【0022】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記所定距離とは、0.5mm以上の
距離であることを特徴としている。
【0023】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記所定距離は、前記吸引手段の吸引
力に応じて設定することを特徴としている。
【0024】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記吐出工程における前記インクジェ
ットヘッドからインクを吐出させる動作は、前記被記録
部材に実際に記録を行う前の予備吐出動作であることを
特徴としている。
【0025】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記吐出工程の前に前記インクジェッ
トヘッドの回復動作を行う回復工程をさらに具備し、該
回復工程よりも前記予備吐出を行わせる動作のときのほ
うが前記吸引手段の吸引力を大きくすることを特徴とし
ている。
【0026】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記インクジェットヘッドは、熱エネ
ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
ー発生体を備えていることを特徴としている。
【0027】また、この発明に係わるインクジェット記
録方法において、前記インクジェットヘッドにより、カ
ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素を着色し、
カラーフィルタを製造することを特徴としている。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施形態
について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0029】本実施形態においては、基板1として一般
にガラス基板が用いられるが、液晶用カラーフィルタと
しての透明性、機械的強度等の必要特性を有するもので
あればガラス基板に限定されるものではない。
【0030】図1は、カラーフィルタの製造工程の例を
示した図である。
【0031】図1(a)は、光透過部7と遮光部である
ブラックマトリクス2を備えたガラス基板1を示す。ま
ず、ブラックマトリクス2の形成された基板1上に光照
射又は光照射と加熱により硬化可能であり且つインク受
容性を有する樹脂組成物を塗布し、必要に応じてプリベ
ークを行って樹脂層3’を形成する(図1(b))。樹
脂層3’の形成には、スピンコート、ロールコート、バ
ーコート、スプレーコート、ディップコート等の塗布方
法を用いることができ、特に限定されるものではない。
【0032】次に、ブラックマトリクス2により遮光さ
れる部分の樹脂層をフォトマスク4’を使用して予めパ
ターン露光を行うことにより樹脂層の一部を硬化させて
インクを吸収しない部位5’(非着色部位)を形成し
(図1(c))、その後インクジェットヘッドを用いて
R、G、Bの各色を一度に着色し(図1(d))、必要
に応じてインクの乾燥を行う。
【0033】パターン露光の際に使用されるフォトマス
ク4’としては、ブラックマトリクスによる遮光部分を
硬化させるための開口部を有するものを使用する。この
際、ブラックマトリクスに接する部分での着色剤の色抜
けを防止するために、比較的多くのインクを付与するこ
とが必要である。そのためにブラックマトリクスの(遮
光)幅よりも狭い開口部を有するマスクを用いることが
好ましい。
【0034】本発明で使用するインクジェット方式とし
ては、エネルギー発生素子として電気熱変換体を用いた
バブルジェットタイプ、あるいは圧電素子を用いたピエ
ゾジェットタイプ等が使用可能であり、着色面積及び着
色パターンは任意に設定することができる。
【0035】また、本例では基板上にブラックマトリク
スが形成された例を示しているが、ブラックマトリクス
は、硬化可能な樹脂組成物層を形成後、あるいは着色後
に樹脂層上に形成されたものであっても特に問題はな
く、その形態は本例に限定されるものではない。また、
その形成方法としては、基板上にスパッタもしくは蒸着
により金属薄膜を形成し、フォトリソ工程によりパター
ニングすることが好ましいが、これに限定されるもので
はない。
【0036】次いで光照射のみ、熱処理のみ、又は光り
照射及び熱処理を行って硬化可能な樹脂組成物を硬化さ
せ(図1(e))、必要に応じて保護層8を形成(図1
(f)する。なお、図中hνは光の強度を示し、熱処理
の場合は、hνの光の代わりに熱を加える。保護層8と
しては、光硬化タイプ、熱硬化タイプあるいは光熱併用
タイプの第2の樹脂組成物を用いて形成するか、あるい
は無機材料を用いて蒸着またはスパッタによって形成す
ることができ、カラーフィルタとした場合の透明性を有
し、その後のITO形成プロセス、配向膜形成プロセス
等に十分耐えうるものであれば使用可能である。
【0037】図2に、本実施形態によるカラーフィルタ
を組み込んだTFT(Thin Film Transistor)カラー液晶
パネルの断面を示す。なお、その形態は本例に限定され
るものではない。
【0038】カラー液晶パネルは、一般的にカラーフィ
ルタ基板1と対向基板254を合わせこみ、液晶化合物
252を封入することにより形成される。液晶パネルの
一方の基板254の内側に、TFT(Thin Film Transis
tor)(不図示)と透明な画素電極253がマトリックス
状に形成される。また、もう一方の基板1の内側には、
画素電極に対向する位置にRGBの色材が配列するよう
カラーフィルタ10が設置され、その上に透明な対向電
極(共通電極)250が一面に形成される。ブラックマ
トリクス2は、通常カラーフィルタ基板1側に形成され
る。さらに、両基板の面内には配向膜251が形成され
ており、これをラビング処理することにより液晶分子を
一定方向に配列させることができる。また、それぞれの
ガラス基板の外側には偏光板255が接着されており、
液晶化合物252は、これらのガラス基板の間隙(2〜
5μm程度)に充填される。また、バックライトとして
は蛍光灯(不図示)と散乱板(不図示)の組み合わせが
一般的に用いられており、液晶化合物をバックライト光
の透過率を変化させる光シャッターとして機能させるこ
とにより表示を行う。
【0039】次に、図3は、本実施形態のカラーフィル
タ製造装置により製造されたカラーフィルタのカラーパ
ターンの一例を示す図である。夫々R,G,Bのインク
により着色された着色部が一つの画素であり、ほぼ長方
形をしている。一つの画素の長手方向をX方向、X方向
と直角な方向をY方向とすると、一つの画素の大きさ
は、全て同じで、150μm×60μmであり、X方向
のピッチが300μm、Y方向のピッチが100μmで
ある。そして、X方向には同じ色の画素が一直線に配列
され、Y方向には隣り合う画素の色が異なるようにそれ
ぞれの画素が配列されている。また、この図で示すパタ
ーンは、図1(a)の工程で作成されたブラックマトリ
クスのパターンに相当する。
【0040】画素の個数は、X方向に480個、Y方向
に1920個(各色640個)で、図4に示すように、
カラーフィルタの画面の大きさは、144mm×192
mmで、対角線の長さが240mmの9.4インチサイ
ズの液晶パネル用に対応している。
【0041】次に、図5は図4に示したカラーフィルタ
を製造するための製造装置の構成を示した図である。
【0042】図5において、製造装置20は、不図示の
架台上に載置され、図中X方向及びY方向に移動可能な
XYテーブル22と、このXYテーブル22の上方に不
図示の支持部材を介して架台上に固定されたインクジェ
ットヘッドIJHを備えている。XYテーブル22上に
は、既に前述した方法によりブラックマトリクス2及び
樹脂組成物層3が形成されたガラス基板1が載置され
る。インクジェットヘッドIJHには、赤色のインクを
吐出する赤色ヘッド120aと、緑色のインクを吐出す
る緑色ヘッド120bと、青色のインクを吐出する青色
ヘッド120cが具えられており、これらの各ヘッド1
20a,120b,120cは夫々独立にインクを吐出
することができるように構成されている。
【0043】また、XYテーブル22の端部には、イン
クジェットヘッドIJHの、回復動作を行うための回復
ユニット30が設けられ、XYテーブル22に対して、
Z方向に移動可能なように配置されている。
【0044】この回復ユニット30は、インクジェット
ヘッドIJHのノズルのつまりを防止し、また、インク
ジェットヘッドIJHのノズル面についたインク滴や、
ゴミを拭き取って、インクの吐出を常に正常に行なうよ
うにする役割と、ノズル面についたゴミがガラス基板に
着色中に落ちて、不良となることを防止する役割を果た
すもので、詳細は後述する。
【0045】次に、図6は樹脂組成物層3にインクを吐
出するためのインクジェットヘッドIJHの構造を示す
図である。なお、3つのインクジェットヘッド120
a,120b,120cは夫々同一の構造に構成されてい
るので、図6はそれらのうちの1つを代表して示してい
る。
【0046】図6において、インクジェットヘッドIJ
Hは、インクを加熱するための複数のヒータ102が形
成された基板であるヒータボード104と、このヒータ
ボード104の上にかぶせられる天板106とから概略
構成されている。天板106には、複数のインク吐出口
108が形成されており、吐出口108の後方には、こ
の吐出口108に連結するトンネル状の液路110が形
成されている。各液路110は、隔壁112により隣の
液路と隔絶されている。各液路110は、その後方にお
いて1つのインク液室114に共通に接続されており、
インク液室114にはインク供給口117を介してイン
クが供給され、このインクはインク液室114から夫々
の液路110に供給される。
【0047】ヒータボード104と、天板106とは、
各液路110に対応した位置に各ヒータ102が来る様
に位置合わせされて図6のような状態に組み立てられ
る。図6においては、2つのヒータ102しか示されて
いないが、ヒータ102は、夫々の液路110に対応し
て1つずつ配置されている。そして、図6の様に組み立
てられた状態で、ヒータ102に所定の駆動パルスを供
給すると、ヒータ102上のインクが沸騰して気泡を形
成し、この気泡の体積膨張によりインクが吐出口108
から押し出されて吐出される。
【0048】次に、図7は回復ユニット30の構成を示
す斜視図であり、図8は回復ユニットによるインクジェ
ットヘッドの回復動作を示す側断面図であり、図9は回
復ユニットによるインクジェットヘッドのワイピング動
作を示す側断面図である。
【0049】図7乃至図9において、31a,31b,
31cはインクジェットヘッドIJHの、赤色ヘッド1
20a、緑色ヘッド120b、青色ヘッド120cにそ
れぞれ対応したゴムなどの弾性を有する材料からなるキ
ャップである。キャップ31a,31b,31cは、イ
ンクジェットヘッド120a,120b,120cが、ガ
ラス基板1にカラーフィルタの着色動作を行わない時
に、図8に示すようにそれぞれ対応するインクジェット
ヘッド120a,120b,120cのノズル面をカバー
することによって、インクが吐出不能になることを防止
する。また、一定時間吐出することを休止したインクジ
ェットヘッド120a,120b,120cが吐出を再開
する時、前述したキャップ31a,31b,31cを用
いた場合であっても、最初の何発かは、インクの増粘の
影響等によって、インクが吐出しなかったり、まっすぐ
に吐出しないで曲がって吐出してしまうといった、不吐
出やヨレを発生することがある。その場合一定以上のイ
ンクを吐出した後には、正常状態に戻って、インクはま
っすぐに吐出される。ガラス基板1の着色中にこのよう
なことが起きてしまうと、画素をインクで着色できなか
ったり、正しい位置にインクが着弾しないこととなり、
不良となってしまう。従って、このような現象を避ける
ために、ガラス基板1を着色する前にキャップ31a,
31b,31c内に一定量のインクを吐出させる、予備
吐出を行う。この予備吐出の動作については後に詳細に
説明する。
【0050】さらに、キャップ31a,31b,31c
は、各インクジェットヘッド120a,120b,120
cにインクを供給する側から、図示しないインク加圧モ
ータによって定期的にインクを加圧し、ヘッド内を循環
させ、不吐出の原因となるノズル内にたまった泡やゴミ
をヘッド外に強制的に排出して、インクジェットヘッド
120a,120b,120cを常に正常な状態に保つた
めの動作(加圧回復動作)を行う時に、ノズルからイン
クを排出しすぎてしまわないように、キャッピングし、
また、排出されたインクを受ける役割も果たしている。
【0051】32a,32b,32cはノズル面のワイ
ピング動作を行うブレード(ワイピング部材)であり、
例えばスポンジなどのように吸水性のあるものが好まし
い。ブレード32a,32b,32cは、図9に示すよ
うに、回復系ユニット30内のステージ33のX方向の
動作により、それぞれインクジェットヘッド120a,
120b,120cのノズル面についたインク滴や、イ
ンクを吐出した際に発生するインクミストがノズル面に
付着したものを拭き取るためのものである。
【0052】次に、ブレード32a,32b,32cをX
方向及びZ方向に移動させる移動機構について図8及び
図9を参照して説明する。
【0053】図8及び図9において、回復系ユニット3
0の基台34には、ガイドシャフト35がX軸方向に沿
って配設されていると共に、このガイドシャフト35に
平行な状態で送りネジ36が回転自在に支持されてい
る。送りネジ36の端部には、モータ37が接続されて
おり、このモータ37により送りネジ36が回転駆動さ
れる。ガイドシャフト35には、ステージ33がX軸方
向にスライド自在に支持されており、またステージ33
の突出部33aには、送りネジ36に螺合する雌ネジが
形成されている。従って、送りネジ36がモータ37に
よって回転駆動されることにより、ステージ33がX軸
方向にスライド駆動される。
【0054】一方、ステージ33には、ガイドシャフト
38がZ軸方向に沿って配設されていると共に、このガ
イドシャフト38に平行な状態で送りネジ39が回転自
在に支持されている。送りネジ39の端部には、モータ
40が接続されており、このモータ40により送りネジ
39が回転駆動される。ガイドシャフト38には、ステ
ージ41がZ軸方向にスライド自在に支持されていると
共に、ステージ41には、送りネジ39に螺合する雌ネ
ジが形成されている。従って、送りネジ39がモータ4
0によって回転駆動されることにより、ステージ41が
Z軸方向にスライド駆動される。
【0055】そして、前述したキャップ31a,31b,
31c、及びブレード32a,32b,32cは、上記の
ステージ41上に配設されているので、ステージ33の
X軸方向の動きとステージ41のZ軸方向の動きによ
り、キャップ及びブレードがXZ方向に移動駆動される
こととなる。
【0056】次に、図8乃至図9を参照して、インクジ
ェットヘッドのノズル面のワイピング動作について説明
する。
【0057】まず、図8に示すような状態で、インクジ
ェットヘッド120a,120b,120cの加圧回復が
行われると、この加圧回復によりインクが付着したイン
クジェットヘッドのノズル面をワイピングするために、
ステージ33がX軸方向に送られ、図9に示す様に、ブ
レード32a,32b,32cがそれぞれインクジェット
ヘッド120a,120b,120cのノズル面に密着し
てワイピング動作を行う。
【0058】次に、本実施形態の特徴的な部分であるキ
ャップ部の詳細な構成について説明する。キャップは既
に説明した様に、R、G、Bの各ヘッドに対応して3個
設けられているが、これらの構成はどれも同じであるの
で、それらの代表として赤色ヘッド120aに対応する
キャップ部の構成について説明する。
【0059】赤色ヘッド120aに対応するキャップ3
1aは、基台80を介して前述したステージ41に取り
付けられている。基台80には、キャップ31aに連通
する貫通穴80aが形成されており、この貫通穴80a
には、パイプ82を介してポンプPが接続されている。
また、キャップ31a内には、キャップ内上部のインク
を吸収するための吸収体が配置されている。ポンプPは
パイプ82及び貫通穴80aを介して吸収体に吸収され
たインクを吸引し、キャップ31a内を吸引する。
【0060】このように構成されるキャップ部は、イン
クの乾燥を防ぐ目的で、図8に示す様にインクジェット
ヘッド120aのノズル面にキャップ31aの先端を密
着させる様にする。また、前述したインクを加圧してヘ
ッド内のインクを循環させて行うインクジェットヘッド
の加圧回復時にも、同様にインクジェットヘッド120
aのノズル面にキャップ31aの先端を密着させ、加圧
によりノズルから押し出されるインク量を、多くてもキ
ャップ内部の容積となる様にする。そして、キャップ内
にインクが満たされた状態で、キャップ31aをノズル
面から離す動作を行うと、キャップ内にたまったインク
がノズル面に滴となって付着する。このままノズル面の
ワイピングを行うと、ブレードにより拭き取るインク量
が多くなり、ノズル面のインクを完全に拭き取れない場
合が生ずるので、キャップ31aをノズル面から離す前
に、キャップ内にたまったインクをポンプPによって吸
引する。このとき、ポンプPの吸引によって、キャップ
内だけでなく、ヘッド内のインクもノズル面から吸引し
てしまう。このときの吸引は、キャップ内のインクのみ
の吸引を行えばよいので、インク消費量を抑えるため
に、ポンプPの吸引力は比較的弱い第1の吸引力に設定
される。
【0061】一方、上記の加圧回復動作、ワイピングの
後に、インクを空射ちする予備吐出を行うのであるが、
この場合には、インクジェットヘッド120aのノズル
面をキャップ31aから離してキャップ内にインクの吐
出を行う。このようにヘッドのノズル面をキャップ31
aから離して予備吐出を行うのは、キャップに付着した
インクがヘッドのノズル面に付いてノズル面が汚れるの
を防止するためである。そして、この予備吐出の動作に
おいては、周囲に細かいインクミストが飛び散ることが
あり、吐出されたインクをこのインクミストも含めてキ
ャップ31a内に吸引するために、ポンプPの吸引力
は、上記の第1の吸引力よりもかなり強い第2の吸引力
に設定される。このようにして、インクの予備吐出時
に、インクジェットヘッドをキャップ面から離し、かつ
インクをポンプで強力にキャップ内に吸引することによ
り、インクジェットヘッドのノズル面がキャップに付着
したインクで汚されることがなく、かつ予備吐出により
発生するインクミストが周囲に飛び散って、装置を汚し
たりカラーフィルタ基板に付着して不良となることも無
くなる。なお、予備吐出時におけるヘッドのノズル面と
キャップ表面の間隔dは、0.5mm以下になるとキャ
ップ先端に付着したインクがノズル面につく場合がある
ので、0.5mm以上であることが好ましい。
【0062】次に、図10は、本実施形態のカラーフィ
ルタの製造装置の構成を示すブロック図である。
【0063】図10において、製造装置の全体動作を制
御するCPU50には、XYステージ22をXY方向に
駆動するためのX方向駆動モータ56及びY方向駆動モ
ータ58が、Xモータ駆動回路52及びYモータ駆動回
路54を介して接続されている。また、モータ駆動回路
を介して回復系ユニット30内のモータ37,40も接
続されている。
【0064】また、CPU50には、ヘッド駆動回路6
0を介してインクジェットヘッドIJHが接続されてい
る。さらにCPU50には、XYステージ22の位置を
検出するためのXエンコーダ62及びYエンコーダ64
が接続されており、XYステージ22の位置情報が入力
される。また、プログラムメモリ66内の制御プログラ
ムも入力される。CPU50は、この制御プログラムと
Xエンコーダ62及びYエンコーダ64の位置情報に基
づいて、XYステージ22を移動させ、ガラス基板1上
の所望の格子枠(画素)をインクジェットヘッドIJH
の下方にもたらし、その画素内に所望の色のインクを吐
出して着色することによってガラス基板1を着色して行
く。これを各画素に対して行うことによりカラーフィル
タを製造する。また、ガラス基板1の着色が1枚終了す
る毎に、インクジェットヘッドIJHの真下に、XYス
テージ22の端部に取り付けられた回復系ユニット30
を移動させて、モータ37,40によりブレード32
a,32b,32cをX方向に移動させてワイピング動
作を行う。また、キャップ31a,31b,31cを移
動させて、予備吐出動作を行う。この間に図示しない基
板搬送装置により、着色し終わったガラス基板1と、着
色前のガラス基板1を交換する作業を行う。また、CP
U50には、ポンプ駆動回路を介してモータ等により駆
動されるポンプPが接続されており、ポンプPの吸引力
はCPU50により制御される。
【0065】以上説明した様に、上記の実施形態によれ
ば、インクの予備吐出時にインクジェットヘッドのノズ
ル面をキャップから離し、且つ吐出されたインクをキャ
ップで強力に吸引することにより、キャップに付着した
インクがヘッドのノズル面に付くことがなく、予備吐出
により生ずるインクミストが周囲に飛び散ることもな
い。
【0066】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で、上記実施形態を修正又は変形したものに適用可能
である。
【0067】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも、インク吐出を行わせるために利用されるエネル
ギーとして熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱
変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーにより
インクの状態変化を生起させる方式のプリント装置につ
いて説明したが、かかる方式によれば記録の高密度化、
高精細化が達成できる。
【0068】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて膜沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0069】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0070】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
【0071】さらに、記録装置が記録できる最大記録媒
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0072】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる交換自在のチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けら
れたカートリッジタイプの記録ヘッドを用いてもよい。
【0073】また、本発明の記録装置の構成として設け
られる、予備的な補助手段等を付加することは本発明の
効果を一層安定にできるので好ましいものである。これ
らを具体的に挙げれば、電気熱変換体あるいはこれとは
別の加熱素子あるいはこれらの組み合わせによる予備加
熱手段である。
【0074】以上説明した本発明実施形態においては、
インクを液体として説明しているが、室温やそれ以下で
固化するインクであっても、室温で軟化もしくは液化す
るものを用いても良く、使用記録信号付与時にインクが
液状をなすものであればよい。
【0075】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
インクの予備吐出時にインクジェットヘッドのノズル面
をキャップから離し、且つ吐出されたインクをキャップ
で強力に吸引することにより、キャップに付着したイン
クがヘッドのノズル面に付くことがなく、予備吐出によ
り生ずるインクミストが周囲に飛び散ることもない。従
って、ゴミやインクミストによる不良をなくすことがで
きることにより、高歩留まりのカラーフィルタの生産が
可能となり、低価格のカラーフィルタを供給することが
出来る。
【0077】
【図面の簡単な説明】
【図1】カラーフィルタの製造工程を説明する図であ
る。
【図2】実施形態の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタをTFT液晶パネルに組み込んだときの構造を示
す断面図である。
【図3】実施形態の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタのパターンを示す図である。
【図4】実施形態の製造装置により製造されるカラーフ
ィルタのTFT液晶パネルに組み込んだ時の表示部のサ
イズを示す図である。
【図5】カラーフィルタの製造装置の構成を示す斜視図
である。
【図6】インクジェットヘッドの構造を示す図である。
【図7】実施形態の製造装置の回復系ユニットの構成を
示す斜視図である。
【図8】回復系ユニットがキャッピングしている状態を
示す図である。
【図9】回復系ユニットがワイピングしている状態を示
す図である。
【図10】実施形態の製造装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【図11】インクの予備吐出動作を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1 ガラス基板 2 ブラックマトリクス 3 樹脂組成物 4 マスク 5 親インク化されていない部分 6 親インク化された部分 7 インク 8 保護膜 22 XYステージ 30 回復系ユニット 31 キャップ 31 ブレード 108 吐出ノズル 120a インクジェットヘッド(R) 120b インクジェットヘッド(G) 120c インクジェットヘッド(B) IJH インクジェットヘッド

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドにより被記録部材
    に向けてインクを吐出して記録を行うインクジェット記
    録装置であって、 前記インクジェットヘッドのノズル面を覆うためのキャ
    ップ部材と、 該キャップ部材内を吸引するための吸引手段と、 前記インクジェットヘッドと前記キャップ部材とを相対
    的に移動させる移動手段と、 該移動手段により前記ノズル面と前記キャップ部材との
    距離を所定距離に調節した状態で、前記吸引手段を動作
    させながら前記インクジェットヘッドからインクを吐出
    させる制御手段とを具備することを特徴とするインクジ
    ェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記所定距離とは、0.5mm以上の距
    離であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェ
    ット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記所定距離は、前記吸引手段の吸引力
    に応じて設定されることを特徴とする請求項2に記載の
    インクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 前記インクジェットヘッドからインクを
    吐出させる動作は、予備吐出動作であることを特徴とす
    る請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記インクジェットヘ
    ッドの回復動作を行うときよりも、前記予備吐出を行わ
    せる動作のときのほうが前記吸引手段の吸引力を大きく
    する様に制御することを特徴とする請求項4に記載のイ
    ンクジェット記録装置。
  6. 【請求項6】 前記インクジェットヘッドは、熱エネル
    ギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イン
    クに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギー
    発生体を備えていることを特徴とする請求項1に記載の
    インクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記インクジェットヘッドにより、カラ
    ーフィルタ基板にインクを吐出して各画素を着色し、カ
    ラーフィルタを製造することを特徴とする請求項1乃至
    6のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インクジェットヘッドにより被記録部材
    に向けてインクを吐出して記録を行うインクジェット記
    録方法であって、 前記インクジェットヘッドのノズル面を覆うためのキャ
    ップ部材と前記ノズル面とを所定距離だけ離間させて位
    置決めする位置決め工程と、 前記キャップ部材内を吸引手段により吸引しながら前記
    インクジェットヘッドからインクを吐出させる吐出工程
    と、 前記インクジェットヘッドによりインクを前記被記録部
    材上に吐出して該被記録部材に記録を行う記録工程とを
    具備することを特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 【請求項9】 前記所定距離とは、0.5mm以上の距
    離であることを特徴とする請求項8に記載のカラーフィ
    ルタの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記所定距離は、前記吸引手段の吸引
    力に応じて設定することを特徴とする請求項9に記載の
    インクジェット記録方法。
  11. 【請求項11】 前記吐出工程における前記インクジェ
    ットヘッドからインクを吐出させる動作は、前記被記録
    部材に実際に記録を行う前の予備吐出動作であることを
    特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録方法。
  12. 【請求項12】 前記吐出工程の前に前記インクジェッ
    トヘッドの回復動作を行う回復工程をさらに具備し、該
    回復工程よりも前記予備吐出を行わせる動作のときのほ
    うが前記吸引手段の吸引力を大きくすることを特徴とす
    る請求項11に記載のインクジェット記録方法。
  13. 【請求項13】 前記インクジェットヘッドは、熱エネ
    ルギーを利用してインクを吐出するヘッドであって、イ
    ンクに与える熱エネルギーを発生するための熱エネルギ
    ー発生体を備えていることを特徴とする請求項8に記載
    のインクジェット記録方法。
  14. 【請求項14】 前記インクジェットヘッドにより、カ
    ラーフィルタ基板にインクを吐出して各画素を着色し、
    カラーフィルタを製造することを特徴とする請求項8乃
    至13のいずれか1項に記載のインクジェット記録方
    法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6830311B2 (en) 2001-02-09 2004-12-14 Seiko Epson Corporation Ink jet recording apparatus, moving position control method of capping device therein, and flushing control method therefor
KR100633368B1 (ko) 2003-06-02 2006-10-16 세이코 엡슨 가부시키가이샤 컬러 필터 기판의 제조 방법 및 그 제조 장치,일렉트로루미네선스 기판의 제조 방법 및 그 제조 장치,전기 광학 장치의 제조 방법, 및 전자 기기의 제조 방법
JP2006315367A (ja) * 2005-05-16 2006-11-24 Master Mind Co Ltd インクジェットプリンタ
JP2009196096A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Seiko Epson Corp 液体吐出検査方法、液体吐出装置及び記録装置
JP2010284904A (ja) * 2009-06-12 2010-12-24 Seiko Epson Corp 液滴吐出装置、フラッシング制御方法
US10112398B2 (en) 2016-01-19 2018-10-30 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid discharging apparatus

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