JPH1010032A - アスファルト混合物の密度測定方法 - Google Patents
アスファルト混合物の密度測定方法Info
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- JPH1010032A JPH1010032A JP17869996A JP17869996A JPH1010032A JP H1010032 A JPH1010032 A JP H1010032A JP 17869996 A JP17869996 A JP 17869996A JP 17869996 A JP17869996 A JP 17869996A JP H1010032 A JPH1010032 A JP H1010032A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 供試体の表面封止作業を少ない労力で簡単に
行なう。 【解決手段】 供試体10を包装フィルム15内に収納
した状態で真空包装装置1により真空包装を行う供試体
包装工程と、包装した供試体の質量をはかり2を使用し
て空中で計測する空中質量計測工程と、包装した供試体
を容器5の水中に没した状態で供試体の質量をはかりに
よって計測する液中質量計測工程と、を含み、空中質量
計測工程で得られた空中質量と液中質量計測工程で得ら
れた液中質量に基づいて密度を算出する。
行なう。 【解決手段】 供試体10を包装フィルム15内に収納
した状態で真空包装装置1により真空包装を行う供試体
包装工程と、包装した供試体の質量をはかり2を使用し
て空中で計測する空中質量計測工程と、包装した供試体
を容器5の水中に没した状態で供試体の質量をはかりに
よって計測する液中質量計測工程と、を含み、空中質量
計測工程で得られた空中質量と液中質量計測工程で得ら
れた液中質量に基づいて密度を算出する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、道路や歩道等の舗
装に広く使用されるアスファルト混合物のかさ密度を測
定する測定方法に関するものである。
装に広く使用されるアスファルト混合物のかさ密度を測
定する測定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】道路等の舗装の施工には、使用する素材
の性質の評価、素材の組合わせ方の決定、施工現場での
締め固め度をはじめとする状況把握、施工した舗装の管
理などで試験や測定が必要である。また、試験や測定の
結果を一定の尺度で評価するためには同一の試験方法を
用いる必要がある。
の性質の評価、素材の組合わせ方の決定、施工現場での
締め固め度をはじめとする状況把握、施工した舗装の管
理などで試験や測定が必要である。また、試験や測定の
結果を一定の尺度で評価するためには同一の試験方法を
用いる必要がある。
【0003】締め固めたアスファルト混合物の試験には
密度試験とアスファルト抽出試験とがあるので、従来は
同じ位置で密度試験用とアスファルト抽出試験用との少
なくとも2つの供試体を採取する。したがって、従来の
試験においては、まず、舗装現場でボーリング装置等の
機械を使用して所定寸法の供試体を2つ採取し、採取し
た両供試体をシュリンク包装するとともに分類票を添付
する。なお、供試体の大きさは、一般的には直径4イン
チ、重量250g以上,5Kg以下である。そして、こ
れらの供試体を試験場に持ち込んで、一方の供試体を使
用して密度を測定する。
密度試験とアスファルト抽出試験とがあるので、従来は
同じ位置で密度試験用とアスファルト抽出試験用との少
なくとも2つの供試体を採取する。したがって、従来の
試験においては、まず、舗装現場でボーリング装置等の
機械を使用して所定寸法の供試体を2つ採取し、採取し
た両供試体をシュリンク包装するとともに分類票を添付
する。なお、供試体の大きさは、一般的には直径4イン
チ、重量250g以上,5Kg以下である。そして、こ
れらの供試体を試験場に持ち込んで、一方の供試体を使
用して密度を測定する。
【0004】この測定方法は、空中重量と水中重量との
関係から体積を割り出し、空中重量を体積で除すること
により密度を算出するものである。具体的に説明する
と、供試体を室温の空気中に少なくとも1時間静置した
後、室温において乾燥状態の供試体の空中質量Aを計測
する。そして、この供試体を常温の水中に約1分間放置
した後、水中重量Cを計測する。供試体の表面が緻密で
吸水しない場合には、次の式1により密度ρmを求める
ことができる。なお、ρwは水の密度(≒1g/cm3)
である。
関係から体積を割り出し、空中重量を体積で除すること
により密度を算出するものである。具体的に説明する
と、供試体を室温の空気中に少なくとも1時間静置した
後、室温において乾燥状態の供試体の空中質量Aを計測
する。そして、この供試体を常温の水中に約1分間放置
した後、水中重量Cを計測する。供試体の表面が緻密で
吸水しない場合には、次の式1により密度ρmを求める
ことができる。なお、ρwは水の密度(≒1g/cm3)
である。
【式1】
【0005】しかし、供試体の表面が滑らかだが吸水す
る場合には、水中重量Cを計測した供試体の表面の水分
を柔らかい布等で手早くぬぐい、表乾質量Bを計測し
て、次の式2により密度を求める。
る場合には、水中重量Cを計測した供試体の表面の水分
を柔らかい布等で手早くぬぐい、表乾質量Bを計測し
て、次の式2により密度を求める。
【式2】
【0006】また、供試体の表面が粗く、間隙も多い場
合には、水の浸入を防ぐために供試体をパラフィンで被
覆してから質量測定する必要がある。パラフィン被覆す
る場合には、供試体を暖めたパラフィン中に浸して、供
試体の全表面にパラフィンの被膜を作る。パラフィンの
被膜は、供試体表面の空隙をすべて封ずるように十分な
厚さとする。被覆した供試体は常温の空気中で30分間
放冷した後、室温において乾燥重量Dを計測する。この
計測方法の場合には、供試体を被覆しているパラフィン
の重量と体積とが加えられているので、密度を算出する
にはパラフィンの体積(D−A)/Fを差し引いて次の
式3により算出する。なお、Fはパラフィンの比重であ
る。
合には、水の浸入を防ぐために供試体をパラフィンで被
覆してから質量測定する必要がある。パラフィン被覆す
る場合には、供試体を暖めたパラフィン中に浸して、供
試体の全表面にパラフィンの被膜を作る。パラフィンの
被膜は、供試体表面の空隙をすべて封ずるように十分な
厚さとする。被覆した供試体は常温の空気中で30分間
放冷した後、室温において乾燥重量Dを計測する。この
計測方法の場合には、供試体を被覆しているパラフィン
の重量と体積とが加えられているので、密度を算出する
にはパラフィンの体積(D−A)/Fを差し引いて次の
式3により算出する。なお、Fはパラフィンの比重であ
る。
【式3】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、供試体
をパラフィン被膜で被覆する作業は人手によるので手間
が掛かるし、空隙をすべて封ずる必要があるばかりでな
く均一にすることが望ましいので、作業にはある程度熟
練を要する。また、密度測定後供試体をほかの試験に利
用するためにパラフィン被膜を取り除きたい場合には、
予めタルク(滑石)粉末をまぶしておく必要があり、面
倒である。
をパラフィン被膜で被覆する作業は人手によるので手間
が掛かるし、空隙をすべて封ずる必要があるばかりでな
く均一にすることが望ましいので、作業にはある程度熟
練を要する。また、密度測定後供試体をほかの試験に利
用するためにパラフィン被膜を取り除きたい場合には、
予めタルク(滑石)粉末をまぶしておく必要があり、面
倒である。
【0008】そして、道路舗装のアスファルト混合物を
試験する場合には、供試体の数が膨大になるので、パラ
フィン被覆に要する労力だけでも多大である。
試験する場合には、供試体の数が膨大になるので、パラ
フィン被覆に要する労力だけでも多大である。
【0009】そこで本発明の目的は、供試体の表面封止
作業を少ない労力で簡単に行えるアスファルト混合物の
密度測定方法を提供しようとするものである。
作業を少ない労力で簡単に行えるアスファルト混合物の
密度測定方法を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたもので、請求項1に記載の密度測
定方法は、アスファルト混合物の供試体を包装フィルム
内に収納した状態で減圧室内に載置し、減圧室内を減圧
して包装フィルム内部の空気を排除し、この減圧状態で
包装フィルムの開口部を密封し、密封後に減圧室内を大
気圧に戻してから供試体を取り出す供試体包装工程と、
包装した供試体の質量を空中で計測する空中質量計測工
程と、包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質
量を計測する液中質量計測工程と、を含み、空中質量計
測工程で得られた空中質量と液中質量計測工程で得られ
た液中質量に基づいて密度を算出することを特徴とする
アスファルト混合物の密度測定方法である。
するために提案されたもので、請求項1に記載の密度測
定方法は、アスファルト混合物の供試体を包装フィルム
内に収納した状態で減圧室内に載置し、減圧室内を減圧
して包装フィルム内部の空気を排除し、この減圧状態で
包装フィルムの開口部を密封し、密封後に減圧室内を大
気圧に戻してから供試体を取り出す供試体包装工程と、
包装した供試体の質量を空中で計測する空中質量計測工
程と、包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質
量を計測する液中質量計測工程と、を含み、空中質量計
測工程で得られた空中質量と液中質量計測工程で得られ
た液中質量に基づいて密度を算出することを特徴とする
アスファルト混合物の密度測定方法である。
【0011】請求項2に記載の測定方法は、アスファル
ト混合物の供試体の空中質量を非包装状態で計測する非
包装状態空中質量計測工程と、供試体を包装フィルム内
に収納した状態で減圧室内に載置し、減圧室内を減圧し
て包装材内部の空気を排除し、この減圧状態で包装材の
開口部を密封し、密封後に減圧室内を大気圧に戻してか
ら供試体を取り出す供試体包装工程と、包装した供試体
の質量を空中で計測する包装状態空中質量計測工程と、
包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質量を計
測する包装状態液中質量計測工程と、を含み、非包装状
態空中質量計測工程で得られた非包装状態空中重量と包
装状態空中質量計測工程で得られた包装状態空中質量と
液中質量計測工程で得られた包装状態液中質量と包装材
の比重に基づいて密度を算出することを特徴とするアス
ファルト混合物の密度測定方法である。
ト混合物の供試体の空中質量を非包装状態で計測する非
包装状態空中質量計測工程と、供試体を包装フィルム内
に収納した状態で減圧室内に載置し、減圧室内を減圧し
て包装材内部の空気を排除し、この減圧状態で包装材の
開口部を密封し、密封後に減圧室内を大気圧に戻してか
ら供試体を取り出す供試体包装工程と、包装した供試体
の質量を空中で計測する包装状態空中質量計測工程と、
包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質量を計
測する包装状態液中質量計測工程と、を含み、非包装状
態空中質量計測工程で得られた非包装状態空中重量と包
装状態空中質量計測工程で得られた包装状態空中質量と
液中質量計測工程で得られた包装状態液中質量と包装材
の比重に基づいて密度を算出することを特徴とするアス
ファルト混合物の密度測定方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明に使用する器具は、真空包
装装置1、はかり2、金網かご3、越流装置4のある容
器5、吊り金具6などである。真空包装装置1は、供試
体10の大きさに応じた減圧室を備えたものである。は
かり2は、秤量5Kg以上,感度0.5g以下のものを
使用する。金網かご3は、目の開きが5mmの金網かご
3で、直径,高さとも約20cmのものであることが望
ましい。容器5は、上記した様に越流装置付きが望まし
く、水位を一定に保ちながら、金網かご3を水中に浸す
ことのできるものであることが測定精度向上のために望
ましい。吊り金具6は、はかり2の計量皿2′の中心か
ら、水中質量を計測するための金網かご3を吊す装置で
ある。
に基づいて説明する。本発明に使用する器具は、真空包
装装置1、はかり2、金網かご3、越流装置4のある容
器5、吊り金具6などである。真空包装装置1は、供試
体10の大きさに応じた減圧室を備えたものである。は
かり2は、秤量5Kg以上,感度0.5g以下のものを
使用する。金網かご3は、目の開きが5mmの金網かご
3で、直径,高さとも約20cmのものであることが望
ましい。容器5は、上記した様に越流装置付きが望まし
く、水位を一定に保ちながら、金網かご3を水中に浸す
ことのできるものであることが測定精度向上のために望
ましい。吊り金具6は、はかり2の計量皿2′の中心か
ら、水中質量を計測するための金網かご3を吊す装置で
ある。
【0013】供試体10は、アスファルト混合物の試験
室で作製したもの、または道路などの舗装体より切り取
ったもの(切取りコアー)で、質量は従来と同様に、2
50g以上,5Kg以下とする。なお、道路や歩道など
の長い舗装体から採取する供試体10は、数量が多いの
で、図1(b)に示すように、採取後直ちにシュリンク
フィルム包装11を施すとともに、採取地等のデータを
記載した分類票12を添付することが望ましい。そし
て、この供試体10を試験室に運び込んで密度を測定す
る。
室で作製したもの、または道路などの舗装体より切り取
ったもの(切取りコアー)で、質量は従来と同様に、2
50g以上,5Kg以下とする。なお、道路や歩道など
の長い舗装体から採取する供試体10は、数量が多いの
で、図1(b)に示すように、採取後直ちにシュリンク
フィルム包装11を施すとともに、採取地等のデータを
記載した分類票12を添付することが望ましい。そし
て、この供試体10を試験室に運び込んで密度を測定す
る。
【0014】次に、密度測定方法について説明する。ま
ず、図1(C)に示すように、シュリンク包装11のフ
ィルムを剥して非包装状態とし、供試体10を室温の空
気中に少なくとも1時間静置しておく。供試体10を採
取する際に水に濡れるので、風通しの良い場所で質量変
化がなくなるまで乾燥させる。そしてその後、図1
(d)に示すように、供試体10を計量皿2′上に載せ
てはかり2に掛けて室温における乾燥状態の供試体10
の空中質量Aを計測する(計測する非包装状態空中質量
計測工程)。なお、空中質量Aは、計測値の重量であ
る。
ず、図1(C)に示すように、シュリンク包装11のフ
ィルムを剥して非包装状態とし、供試体10を室温の空
気中に少なくとも1時間静置しておく。供試体10を採
取する際に水に濡れるので、風通しの良い場所で質量変
化がなくなるまで乾燥させる。そしてその後、図1
(d)に示すように、供試体10を計量皿2′上に載せ
てはかり2に掛けて室温における乾燥状態の供試体10
の空中質量Aを計測する(計測する非包装状態空中質量
計測工程)。なお、空中質量Aは、計測値の重量であ
る。
【0015】非包装状態での空中質量の計測が終了した
ならば、この供試体10を真空包装装置1で真空パック
する。真空包装装置1は、図2および図3に示すよう
に、食品等を真空パックするための装置と構造が類似し
た装置であり、減圧室として機能する蓋付き耐圧容器1
3と、耐圧容器13内の空気を吸引して容器13内を減
圧する真空ポンプ14と、包装フィルム15の開口部1
5′を密封するヒートシール機構16に代表される封止
機構と、これらを制御する制御装置などが主要な部材で
ある。なお、ヒートシール機構16は、制御装置の制御
により、耐圧容器13内が所定の真空度に達した後に加
熱部16′,16′が袋体の開口部15′を加熱押圧す
ることにより開口部15′を溶着して密封するように構
成されている。
ならば、この供試体10を真空包装装置1で真空パック
する。真空包装装置1は、図2および図3に示すよう
に、食品等を真空パックするための装置と構造が類似し
た装置であり、減圧室として機能する蓋付き耐圧容器1
3と、耐圧容器13内の空気を吸引して容器13内を減
圧する真空ポンプ14と、包装フィルム15の開口部1
5′を密封するヒートシール機構16に代表される封止
機構と、これらを制御する制御装置などが主要な部材で
ある。なお、ヒートシール機構16は、制御装置の制御
により、耐圧容器13内が所定の真空度に達した後に加
熱部16′,16′が袋体の開口部15′を加熱押圧す
ることにより開口部15′を溶着して密封するように構
成されている。
【0016】供試体10を真空包装する包装フィルム1
5は、ポリエチレン樹脂、ポリナイロン樹脂などの高分
子樹脂製のフィルムであり、酸素や空気等の気体を通過
させない気密性、水分などの液体を通過させない液密
性、容易に破れない強度、外部から内容物を確認できる
透明性などの特性の他に熱溶着性を備えていることが望
ましい。そして、この包装フィルム15は、一辺に開口
部15′を有する袋体として予め加工されている。
5は、ポリエチレン樹脂、ポリナイロン樹脂などの高分
子樹脂製のフィルムであり、酸素や空気等の気体を通過
させない気密性、水分などの液体を通過させない液密
性、容易に破れない強度、外部から内容物を確認できる
透明性などの特性の他に熱溶着性を備えていることが望
ましい。そして、この包装フィルム15は、一辺に開口
部15′を有する袋体として予め加工されている。
【0017】上記した構成から成る真空包装装置1を使
用して供試体10を包装フィルム15で真空包装する供
試体包装工程について説明する。まず、耐圧容器13の
蓋13′を開いて、供試体10を包装フィルム15内に
収納した状態で耐圧容器13の底面上に載置する。この
場合、本実施形態では包装袋体の開口部15′をヒート
シールによって密封するので、図3に示すように、袋体
の開口部15′をヒートシール機構16の加熱部1
6′,16′の間に位置するように位置調整してセット
する。包装袋体15のセットが終了したならば蓋13′
を閉じる。
用して供試体10を包装フィルム15で真空包装する供
試体包装工程について説明する。まず、耐圧容器13の
蓋13′を開いて、供試体10を包装フィルム15内に
収納した状態で耐圧容器13の底面上に載置する。この
場合、本実施形態では包装袋体の開口部15′をヒート
シールによって密封するので、図3に示すように、袋体
の開口部15′をヒートシール機構16の加熱部1
6′,16′の間に位置するように位置調整してセット
する。包装袋体15のセットが終了したならば蓋13′
を閉じる。
【0018】蓋13′が閉じられると、この蓋13′の
閉位置を検出したスイッチからの信号に基づいて制御装
置が真空ポンプ14を作動せしめ、耐圧容器13内の空
気を外部に排除し始める。したがって、耐圧容器13内
の気圧が次第に低下するとともに、包装袋体15内の空
気も排除される。そして、耐圧容器13内の気圧が所定
の真空度に達すると、ヒートシール機構16の駆動源1
7が作動して加熱部16′を移動し、袋体15の開口部
15′を加熱押圧する。したがって、包装袋体15の開
口部15′は熱溶着(ヒートシール)されて密封され
る。
閉位置を検出したスイッチからの信号に基づいて制御装
置が真空ポンプ14を作動せしめ、耐圧容器13内の空
気を外部に排除し始める。したがって、耐圧容器13内
の気圧が次第に低下するとともに、包装袋体15内の空
気も排除される。そして、耐圧容器13内の気圧が所定
の真空度に達すると、ヒートシール機構16の駆動源1
7が作動して加熱部16′を移動し、袋体15の開口部
15′を加熱押圧する。したがって、包装袋体15の開
口部15′は熱溶着(ヒートシール)されて密封され
る。
【0019】耐圧容器13内の真空度は、使用する包装
フィルム15の厚さや強度などに応じて10乃至300
mm/Hgの範囲で設定できるが、約30mm/Hgが
好ましい。
フィルム15の厚さや強度などに応じて10乃至300
mm/Hgの範囲で設定できるが、約30mm/Hgが
好ましい。
【0020】このようにして、供試体10を包装袋体1
5内に収納した状態で包装袋体15の開口部15′が密
封されると、制御装置が開放弁を開いて耐圧容器13内
部に大気を導入させる。したがって、耐圧容器13内が
大気圧に戻る。
5内に収納した状態で包装袋体15の開口部15′が密
封されると、制御装置が開放弁を開いて耐圧容器13内
部に大気を導入させる。したがって、耐圧容器13内が
大気圧に戻る。
【0021】耐圧容器13内が大気圧に戻ると、蓋1
3′を開いて真空包装した供試体10を取り出すことが
でき、この時、包装袋体15は大気圧に押し潰されて供
試体10の表面に密着している。したがって、供試体1
0を真空包装した包装袋体15は、ヒートシールした部
分が僅かに耳片状に突出するが、円柱状の供試体10と
ほぼ同じ体積となる。
3′を開いて真空包装した供試体10を取り出すことが
でき、この時、包装袋体15は大気圧に押し潰されて供
試体10の表面に密着している。したがって、供試体1
0を真空包装した包装袋体15は、ヒートシールした部
分が僅かに耳片状に突出するが、円柱状の供試体10と
ほぼ同じ体積となる。
【0022】この様にして供試体包装工程が終了したな
らば、図1(g)に示すように、包装した供試体10
を、はかり2を使用して質量を空中で計測する(包装状
態空中質量計測工程)。このときの計測値が包装状態空
中重量D′である。
らば、図1(g)に示すように、包装した供試体10
を、はかり2を使用して質量を空中で計測する(包装状
態空中質量計測工程)。このときの計測値が包装状態空
中重量D′である。
【0023】次に、金網かご3に入れたまま供試体10
を容器5内の常温の水中に約1分間放置した後、包装し
た供試体10を水中に没した状態で供試体10の質量を
計測する(包装状態液中質量計測工程)。このときの計
測値から金網かご3の重量と吊り金具6を差し引いた重
量が包装状態液中重量E′である。
を容器5内の常温の水中に約1分間放置した後、包装し
た供試体10を水中に没した状態で供試体10の質量を
計測する(包装状態液中質量計測工程)。このときの計
測値から金網かご3の重量と吊り金具6を差し引いた重
量が包装状態液中重量E′である。
【0024】この様にして計測を終了して、非包装状態
空中質量計測工程で得られた非包装状態空中重量Aと包
装状態空中質量計測工程で得られた包装状態空中質量
D′と液中質量計測工程で得られた包装状態液中質量と
が得られたならば、予め判明している包装袋体15の比
重と水の比重と上記各質量(重量)に基づいて供試体1
0のかさ密度を算出することができる。
空中質量計測工程で得られた非包装状態空中重量Aと包
装状態空中質量計測工程で得られた包装状態空中質量
D′と液中質量計測工程で得られた包装状態液中質量と
が得られたならば、予め判明している包装袋体15の比
重と水の比重と上記各質量(重量)に基づいて供試体1
0のかさ密度を算出することができる。
【0025】この場合、供試体10を包装袋体15によ
り包装すると、供試体10の全表面を被覆している包装
袋体15の分だけ体積が増加するので、この分の体積を
補正すると高い精度でかさ密度を算出することができ
る。包装袋体15の重量は、別個に重量を計測してもよ
いが、包装状態空中質量Dから非包装状態空中重量Aを
差し引いたD′−Aにより算出することができる。ま
た、包装袋体15の比重は予め判明したF′である。し
たがって、包装した状態おける包装袋体15自体の体積
は、(D′−A)/F′により算出することができる。
したがって、供試体10のかさ密度は式4により正確に
算出することができる。
り包装すると、供試体10の全表面を被覆している包装
袋体15の分だけ体積が増加するので、この分の体積を
補正すると高い精度でかさ密度を算出することができ
る。包装袋体15の重量は、別個に重量を計測してもよ
いが、包装状態空中質量Dから非包装状態空中重量Aを
差し引いたD′−Aにより算出することができる。ま
た、包装袋体15の比重は予め判明したF′である。し
たがって、包装した状態おける包装袋体15自体の体積
は、(D′−A)/F′により算出することができる。
したがって、供試体10のかさ密度は式4により正確に
算出することができる。
【式4】
【0026】そして、密度測定が終了した供試体10の
包装を剥すと、この供試体10をアスファルト抽出試験
にそのまま使用することができる。なお、前記した説明
では非包装状態空中質量計測工程を最初の工程として説
明したが、この工程は包装状態液中質量計測工程が終了
した後に包装フィルム15を剥して行ってもよい。ま
た、本願中、質量と重量とは同意である。
包装を剥すと、この供試体10をアスファルト抽出試験
にそのまま使用することができる。なお、前記した説明
では非包装状態空中質量計測工程を最初の工程として説
明したが、この工程は包装状態液中質量計測工程が終了
した後に包装フィルム15を剥して行ってもよい。ま
た、本願中、質量と重量とは同意である。
【0027】以上説明した測定方法は、供試体10を包
装する包装フィルム15による体積増加までを厳密に考
慮しているので、正確なかさ密度を得ることができる。
しかしながら、包装フィルム15による体積増加は、包
装フィルム15の厚さがミクロン単位であり、しかも真
空包装による包装であるために包装フィルム15は供試
体10の表面に密着しているので極く僅かである。ま
た、薄くて丈夫な包装フィルム15を使用してヒートシ
ール部分も最小限に抑えると、包装フィルム15の重量
自体も極く僅かである。
装する包装フィルム15による体積増加までを厳密に考
慮しているので、正確なかさ密度を得ることができる。
しかしながら、包装フィルム15による体積増加は、包
装フィルム15の厚さがミクロン単位であり、しかも真
空包装による包装であるために包装フィルム15は供試
体10の表面に密着しているので極く僅かである。ま
た、薄くて丈夫な包装フィルム15を使用してヒートシ
ール部分も最小限に抑えると、包装フィルム15の重量
自体も極く僅かである。
【0028】このため、前記と同様に、供試体10を包
装フィルム15内に収納した状態で減圧室内に載置し、
減圧室内を減圧して包装フィルム15内部の空気を排除
し、この減圧状態で包装フィルム15の開口部15′を
密封し、密封後に減圧室内を大気圧に戻してから供試体
10を取り出す供試体包装工程と、包装した供試体10
の質量を空中で計測する空中質量計測工程と、包装した
供試体10を水中に没した状態で供試体10の質量を計
測する液中質量計測工程とを行い、空中質量計測工程で
得られた空中質量D′と液中質量計測工程で得られた液
中質量E′に基づいて密度を算出するしてもよい。即
ち、この場合には、かさ密度ρm=D′×ρw÷(D′−
E)により算出することができる。
装フィルム15内に収納した状態で減圧室内に載置し、
減圧室内を減圧して包装フィルム15内部の空気を排除
し、この減圧状態で包装フィルム15の開口部15′を
密封し、密封後に減圧室内を大気圧に戻してから供試体
10を取り出す供試体包装工程と、包装した供試体10
の質量を空中で計測する空中質量計測工程と、包装した
供試体10を水中に没した状態で供試体10の質量を計
測する液中質量計測工程とを行い、空中質量計測工程で
得られた空中質量D′と液中質量計測工程で得られた液
中質量E′に基づいて密度を算出するしてもよい。即
ち、この場合には、かさ密度ρm=D′×ρw÷(D′−
E)により算出することができる。
【0029】なお、前記した実施形態では、液中質量を
計測する際に水を使用したが、液中質量と空中質量との
差により浮力を、そして液の比重で除して体積を算出
し、空中質量を体積で除してかさ密度を算出するのであ
るから、使用する液は水に限らない。しかしながら、水
を使用すれば、安全であり、入手し易く、また、摂氏4
度で比重が「1」であるので計算も容易なので、水を使
用することが好ましい。
計測する際に水を使用したが、液中質量と空中質量との
差により浮力を、そして液の比重で除して体積を算出
し、空中質量を体積で除してかさ密度を算出するのであ
るから、使用する液は水に限らない。しかしながら、水
を使用すれば、安全であり、入手し易く、また、摂氏4
度で比重が「1」であるので計算も容易なので、水を使
用することが好ましい。
【0030】また、供試体10は、前記実施形態では舗
装道路からボーリング装置で採取した円柱形であるが、
この形状に限定されるものでなく、また、大きさなど
も、測定に適したものであればよい。特に、試験室で作
製する場合には形状を自由に選択できるので、真空包装
し易い形状、例えば偏平形状にしてもよい。
装道路からボーリング装置で採取した円柱形であるが、
この形状に限定されるものでなく、また、大きさなど
も、測定に適したものであればよい。特に、試験室で作
製する場合には形状を自由に選択できるので、真空包装
し易い形状、例えば偏平形状にしてもよい。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、供
試体をパラフィン被覆する面倒な手作業が必要なくな
り、これに代わって包装フィルムで包装するだけでよ
い。そして、包装フィルムで包装するには真空包装装置
を使用することができるので、真空包装も短時間で簡単
に行うことができ、これにより測定作業の能率を高め、
迅速化を図ることができ、単位時間当たりの処理数量を
増加することができる。したがって、アスファルト混合
物の密度測定の作業効率を著しく高めることができる。
試体をパラフィン被覆する面倒な手作業が必要なくな
り、これに代わって包装フィルムで包装するだけでよ
い。そして、包装フィルムで包装するには真空包装装置
を使用することができるので、真空包装も短時間で簡単
に行うことができ、これにより測定作業の能率を高め、
迅速化を図ることができ、単位時間当たりの処理数量を
増加することができる。したがって、アスファルト混合
物の密度測定の作業効率を著しく高めることができる。
【0032】また、包装フィルムにより真空包装するの
で、水などの液が供試体の内部に浸入することを確実に
防止することができる。したがって、従来のパラフィン
被覆に比較して、測定値の精度を高めることができる。
で、水などの液が供試体の内部に浸入することを確実に
防止することができる。したがって、従来のパラフィン
被覆に比較して、測定値の精度を高めることができる。
【0033】さらに、供試体から包装フィルムを剥す作
業も容易であり、剥した後にフィルムが残ることもない
ので、密度測定が終了した供試体をアスファルト抽出試
験に使用しても何等支障がないし、勿論滑石粉末を予め
まぶしておく手間も不要である。このため、従来は同じ
位置で2つの供試体を採取していたが、これを1つ採取
すれば足りることになり、供試体の採取の労力が半減す
るばかりでなく、供試体を保管しておく場所も半減す
る。したがって、労力の軽減と管理スペースの有効利用
を同時に果たすことができる。
業も容易であり、剥した後にフィルムが残ることもない
ので、密度測定が終了した供試体をアスファルト抽出試
験に使用しても何等支障がないし、勿論滑石粉末を予め
まぶしておく手間も不要である。このため、従来は同じ
位置で2つの供試体を採取していたが、これを1つ採取
すれば足りることになり、供試体の採取の労力が半減す
るばかりでなく、供試体を保管しておく場所も半減す
る。したがって、労力の軽減と管理スペースの有効利用
を同時に果たすことができる。
【図1】密度測定の各工程を示す概略説明図であり、
(a)は供試体の斜視図、(b)はシュリンク包装した
供試体に分類票を添付する状態を示す斜視図、(c)は
シュリンク包装を剥した状態の供試体の斜視図、(d)
は非包装状態空中質量をはかりを使用して計測している
状態の斜視図、(e)は供試体を包装袋体に入れる状態
を示す斜視図、(f)は真空包装装置に入れる状態を示
す真空包装装置の側面図、(g)は包装状態空中質量を
はかりを使用して計測している状態の斜視図、(h)は
供試体を水に浸して包装状態水中質量を計測している状
態の正面図である。
(a)は供試体の斜視図、(b)はシュリンク包装した
供試体に分類票を添付する状態を示す斜視図、(c)は
シュリンク包装を剥した状態の供試体の斜視図、(d)
は非包装状態空中質量をはかりを使用して計測している
状態の斜視図、(e)は供試体を包装袋体に入れる状態
を示す斜視図、(f)は真空包装装置に入れる状態を示
す真空包装装置の側面図、(g)は包装状態空中質量を
はかりを使用して計測している状態の斜視図、(h)は
供試体を水に浸して包装状態水中質量を計測している状
態の正面図である。
【図2】蓋を開いた状態における真空包装装置の斜視図
である。
である。
【図3】真空包装装置の断面図である。
1 真空包装装置 2 はかり 3 金網かご 4 越流装置 5 容器 6 吊り金具 10 供試体 11 シュリンク包装 12 分類票 13 耐圧容器 13′ 蓋 14 真空ポンプ 15 包装フィルム(包装袋体) 15′ 開口部 16 ヒートシール機構 16′ 加熱部 17 駆動源
Claims (2)
- 【請求項1】 アスファルト混合物の供試体を包装フィ
ルム内に収納した状態で減圧室内に載置し、減圧室内を
減圧して包装フィルム内部の空気を排除し、この減圧状
態で包装フィルムの開口部を密封し、密封後に減圧室内
を大気圧に戻してから供試体を取り出す供試体包装工程
と、 包装した供試体の質量を空中で計測する空中質量計測工
程と、 包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質量を計
測する液中質量計測工程と、を含み、空中質量計測工程
で得られた空中質量と液中質量計測工程で得られた液中
質量に基づいて密度を算出することを特徴とするアスフ
ァルト混合物の密度測定方法。 - 【請求項2】 アスファルト混合物の供試体の空中質量
を非包装状態で計測する非包装状態空中質量計測工程
と、 供試体を包装フィルム内に収納した状態で減圧室内に載
置し、減圧室内を減圧して包装材内部の空気を排除し、
この減圧状態で包装材の開口部を密封し、密封後に減圧
室内を大気圧に戻してから供試体を取り出す供試体包装
工程と、 包装した供試体の質量を空中で計測する包装状態空中質
量計測工程と、 包装した供試体を液中に没した状態で供試体の質量を計
測する包装状態液中質量計測工程と、を含み、非包装状
態空中質量計測工程で得られた非包装状態空中重量と包
装状態空中質量計測工程で得られた包装状態空中質量と
液中質量計測工程で得られた包装状態液中質量と包装材
の比重に基づいて密度を算出することを特徴とするアス
ファルト混合物の密度測定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17869996A JPH1010032A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | アスファルト混合物の密度測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17869996A JPH1010032A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | アスファルト混合物の密度測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1010032A true JPH1010032A (ja) | 1998-01-16 |
Family
ID=16053015
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17869996A Pending JPH1010032A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | アスファルト混合物の密度測定方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1010032A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001001108A1 (en) * | 1999-06-25 | 2001-01-04 | Instro Tek, Inc. | Methods and apparatus for sealing and analyzing material samples including uncompacted bituminous samples according to water displacement testing methods |
US6615643B2 (en) | 2000-10-13 | 2003-09-09 | Instrotek, Inc. | Systems and methods for determining the absorption and specific gravity properties of compacted and loose material including fine and coarse aggregates |
US6629459B2 (en) | 1999-06-25 | 2003-10-07 | Instrotek, Inc. | Methods and apparatus for sealing and analyzing material samples including uncompacted bituminous samples according to water displacement testing methods |
US6684684B2 (en) | 2000-05-30 | 2004-02-03 | Instrotek, Inc. | Systems and methods for determining the porosity and/or effective air void content of compacted material |
CN104330334A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-02-04 | 中国建材检验认证集团股份有限公司 | 一种测试涂层密度的测试方法 |
KR20160031628A (ko) * | 2014-09-12 | 2016-03-23 | 조선대학교산학협력단 | 현장가열 표층재생 아스팔트 포장공법용 가변형 스크류를 이용한 폐아스콘 재생장치 |
CN105579827A (zh) * | 2013-10-18 | 2016-05-11 | 株式会社钟化 | 预发泡粒子的假密度测定装置及预发泡粒子的制造方法 |
CN111470196A (zh) * | 2020-05-01 | 2020-07-31 | 姚迎黎 | 一种防冷却沥青计量方法 |
CN114018759A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-08 | 镇江新区建设工程质量中心试验室 | 一种测量沥青密度用辅助装置及辅助方法 |
CN117517163A (zh) * | 2023-10-30 | 2024-02-06 | 辽宁省水利水电科学研究院有限责任公司 | 一种注水浸渍封闭式生态格网结构空隙率检测方法 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP17869996A patent/JPH1010032A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6321589B1 (en) | 1999-06-25 | 2001-11-27 | Instrotek, Inc. | Methods and apparatus for sealing a porous material sample for density determination using water displacement methods and associated surface conformal resilient compressible bags |
WO2001001108A1 (en) * | 1999-06-25 | 2001-01-04 | Instro Tek, Inc. | Methods and apparatus for sealing and analyzing material samples including uncompacted bituminous samples according to water displacement testing methods |
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US6817230B2 (en) | 2000-10-13 | 2004-11-16 | Instrotek, Inc. | Systems and methods for determining the absorption and specific gravity properties of compacted and loose material including fine and coarse aggregates |
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KR101633080B1 (ko) * | 2014-09-12 | 2016-06-24 | 조선대학교산학협력단 | 현장가열 표층재생 아스팔트 포장공법용 가변형 스크류를 이용한 폐아스콘 재생장치 |
KR20160031628A (ko) * | 2014-09-12 | 2016-03-23 | 조선대학교산학협력단 | 현장가열 표층재생 아스팔트 포장공법용 가변형 스크류를 이용한 폐아스콘 재생장치 |
CN104330334A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-02-04 | 中国建材检验认证集团股份有限公司 | 一种测试涂层密度的测试方法 |
CN111470196A (zh) * | 2020-05-01 | 2020-07-31 | 姚迎黎 | 一种防冷却沥青计量方法 |
CN111470196B (zh) * | 2020-05-01 | 2022-12-06 | 广东德茂建设工程有限公司 | 一种防冷却沥青计量方法 |
CN114018759A (zh) * | 2021-11-17 | 2022-02-08 | 镇江新区建设工程质量中心试验室 | 一种测量沥青密度用辅助装置及辅助方法 |
CN117517163A (zh) * | 2023-10-30 | 2024-02-06 | 辽宁省水利水电科学研究院有限责任公司 | 一种注水浸渍封闭式生态格网结构空隙率检测方法 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041019 |