JPH0998778A - マレク病ワクチン - Google Patents
マレク病ワクチンInfo
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- JPH0998778A JPH0998778A JP8145575A JP14557596A JPH0998778A JP H0998778 A JPH0998778 A JP H0998778A JP 8145575 A JP8145575 A JP 8145575A JP 14557596 A JP14557596 A JP 14557596A JP H0998778 A JPH0998778 A JP H0998778A
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N7/00—Viruses; Bacteriophages; Compositions thereof; Preparation or purification thereof
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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- A61K39/00—Medicinal preparations containing antigens or antibodies
- A61K39/12—Viral antigens
- A61K39/245—Herpetoviridae, e.g. herpes simplex virus
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- A61K2039/51—Medicinal preparations containing antigens or antibodies comprising whole cells, viruses or DNA/RNA
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- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 トリ無限増殖性細胞系上で増殖するように適
応されたマレク病ウイルスの提供。 【解決手段】 本発明は、特に、ウズラ細胞系QT−3
5上で増殖するように適応されたマレク病ウイルス、ト
リ無限増殖性細胞カルチャー上でのこのように適応され
たウイルスの培養、及びこのようなウイルスを含有する
ワクチンに関する。
応されたマレク病ウイルスの提供。 【解決手段】 本発明は、特に、ウズラ細胞系QT−3
5上で増殖するように適応されたマレク病ウイルス、ト
リ無限増殖性細胞カルチャー上でのこのように適応され
たウイルスの培養、及びこのようなウイルスを含有する
ワクチンに関する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規のマレク病ウ
イルス(Marek’s Disease Virus
〔MDV〕)ワクチン株、そのウイルスの培養方法及び
そのウイルスを含有するワクチンに関する。
イルス(Marek’s Disease Virus
〔MDV〕)ワクチン株、そのウイルスの培養方法及び
そのウイルスを含有するワクチンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】マレク
病ウイルスは、(食用)飼鳥類(poultry)産業
において重大な経済的損失を引き起こすことができる。
最も厳しいものは、血清型1の野生型ウイルスにより引
き起こされる損失である。血清型2と3も上記分野にお
いて見い出されることができる。この血清型1ウイルス
は、発癌性の株であり、血清型2は、非発癌性であり、
そして血清型3は、七面鳥のヘルペス・ウイルス(he
rpes virus of turkeys(HV
T))である。これらの異なるタイプは、それらの抗原
特性に関して高程度の類似性をもつ。しかしながら、そ
れらは、それらの臨床的重要性に関して異る。
病ウイルスは、(食用)飼鳥類(poultry)産業
において重大な経済的損失を引き起こすことができる。
最も厳しいものは、血清型1の野生型ウイルスにより引
き起こされる損失である。血清型2と3も上記分野にお
いて見い出されることができる。この血清型1ウイルス
は、発癌性の株であり、血清型2は、非発癌性であり、
そして血清型3は、七面鳥のヘルペス・ウイルス(he
rpes virus of turkeys(HV
T))である。これらの異なるタイプは、それらの抗原
特性に関して高程度の類似性をもつ。しかしながら、そ
れらは、それらの臨床的重要性に関して異る。
【0003】マレク病(Marek’s diseas
e〔MD〕)による経済的損失を減少させるために、ワ
クチンが開発されてきた。MDに対するワクチンは、上
記の3つの血清型の全てから得られてきた。本発明は、
血清型1のワクチン・ウイルスに関する。血清型1のM
Dウイルスは、通常、インビトロにおいて強く細胞に会
合する。このウイルスの増殖のための基質(subst
rate)として、ニワトリ胚線維芽細胞(chick
en embryo fibroblasts(CE
F))が一般に使用される。CEFの使用は、いくつか
の欠点をもつ。CEFは、胚を有する(embryon
ated)特別な病原体不含ニワトリ卵から収穫され
る。十分な細胞を得るために、多数のこれらの高価な卵
が必要であり、そしてこれらの卵の収穫は、時間がかか
り、かつ、骨の折れる仕事である。CEFの品質は、価
値が高く、そして収穫工程は、多数の無菌的取扱いを要
求し、汚染についての高いリスクをもたらす。
e〔MD〕)による経済的損失を減少させるために、ワ
クチンが開発されてきた。MDに対するワクチンは、上
記の3つの血清型の全てから得られてきた。本発明は、
血清型1のワクチン・ウイルスに関する。血清型1のM
Dウイルスは、通常、インビトロにおいて強く細胞に会
合する。このウイルスの増殖のための基質(subst
rate)として、ニワトリ胚線維芽細胞(chick
en embryo fibroblasts(CE
F))が一般に使用される。CEFの使用は、いくつか
の欠点をもつ。CEFは、胚を有する(embryon
ated)特別な病原体不含ニワトリ卵から収穫され
る。十分な細胞を得るために、多数のこれらの高価な卵
が必要であり、そしてこれらの卵の収穫は、時間がかか
り、かつ、骨の折れる仕事である。CEFの品質は、価
値が高く、そして収穫工程は、多数の無菌的取扱いを要
求し、汚染についての高いリスクをもたらす。
【0004】従来技術において、MDVを増殖させるた
めに使用されることができるいくつかの細胞タイプ、例
えば、七面鳥、ガチョウ(goose)、ハト、キジ、
コリンウズラ(bobwhite)及びJapanes
e quail(日本ウズラ)の杯が記載されている。
しかしながら、ワクチン・ウイルス生産のために利用さ
れることができる無限増殖性細胞系(continuo
us cell line)をもつことが最も便利であ
ろう。生産目的のための無限増殖性細胞系の使用の利点
は、細胞のサンプルが、先に樹立され、そして十分に管
理された、例えば液体窒素中に保管された細胞バンクか
ら、容易に得ることができるということである。この無
限増殖性細胞系の品質は、CEFの品質よりも一定であ
り、そして無限増殖性細胞系の使用はあまりやっかいで
なく、そして行われるべき無菌的取扱いもより少ないの
で、汚染のリスクもより低い。
めに使用されることができるいくつかの細胞タイプ、例
えば、七面鳥、ガチョウ(goose)、ハト、キジ、
コリンウズラ(bobwhite)及びJapanes
e quail(日本ウズラ)の杯が記載されている。
しかしながら、ワクチン・ウイルス生産のために利用さ
れることができる無限増殖性細胞系(continuo
us cell line)をもつことが最も便利であ
ろう。生産目的のための無限増殖性細胞系の使用の利点
は、細胞のサンプルが、先に樹立され、そして十分に管
理された、例えば液体窒素中に保管された細胞バンクか
ら、容易に得ることができるということである。この無
限増殖性細胞系の品質は、CEFの品質よりも一定であ
り、そして無限増殖性細胞系の使用はあまりやっかいで
なく、そして行われるべき無菌的取扱いもより少ないの
で、汚染のリスクもより低い。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚ろくべきことに、今
般、MDV血清型1が無限増殖性トリ細胞系上で増殖す
るように適応されることができることが発見された。よ
り特に、ウズラ細胞系、例えば、QT35(日本ウズラ
腫瘍)細胞系を使用することができる。この改良された
ウイルスは、ワクチンの経済的生産のために十分に高い
収率をもってトリ細胞系上で培養されることができる。
実験的な証拠は、例えば、QT35細胞上で増殖された
適応ワクチン・ウイルスは、未だ、ニワトリ(chic
kens)におけるMDに対する保護的免疫を誘導する
ことができる。この適応したマレク病ウイルス株は、よ
く知られた減弱MDV株、例えば、株Rispens,
CVI988から得られることができる。
般、MDV血清型1が無限増殖性トリ細胞系上で増殖す
るように適応されることができることが発見された。よ
り特に、ウズラ細胞系、例えば、QT35(日本ウズラ
腫瘍)細胞系を使用することができる。この改良された
ウイルスは、ワクチンの経済的生産のために十分に高い
収率をもってトリ細胞系上で培養されることができる。
実験的な証拠は、例えば、QT35細胞上で増殖された
適応ワクチン・ウイルスは、未だ、ニワトリ(chic
kens)におけるMDに対する保護的免疫を誘導する
ことができる。この適応したマレク病ウイルス株は、よ
く知られた減弱MDV株、例えば、株Rispens,
CVI988から得られることができる。
【0006】この発見は、QT35細胞系がウイルスの
ための基質として使用されるテストにより血清型1ウイ
ルスが血清型3ウイルスから区別されることができると
いうことが従来技術(Cho,1981,Avian
diseases 25:839−846)から公知で
あるので、驚くべきことである。血清型3の接種は、明
確な細胞病理学的効果(cytopathologic
effect(c.p.e.))をもたらすであろう
し、一方、血清型1ウイルスの接種は、c.p.e.は
全く検出されず、QT35細胞上でのこれらのウイルス
の不十分な増殖を示唆している。
ための基質として使用されるテストにより血清型1ウイ
ルスが血清型3ウイルスから区別されることができると
いうことが従来技術(Cho,1981,Avian
diseases 25:839−846)から公知で
あるので、驚くべきことである。血清型3の接種は、明
確な細胞病理学的効果(cytopathologic
effect(c.p.e.))をもたらすであろう
し、一方、血清型1ウイルスの接種は、c.p.e.は
全く検出されず、QT35細胞上でのこれらのウイルス
の不十分な増殖を示唆している。
【0007】無限増殖性の又は樹立された細胞系のカル
チャーは、制限されずに培養されることができ、そして
非限定数の継代を経験することができる。これは、数継
代だけにわたり維持されることができる初代細胞培養と
対照をなす。初代細胞培養は、組織、例えば、肝臓、腎
臓、脾臓、卵から直接的に単離された細胞のインビトロ
・カルチャーである。それから初代細胞が得られるとこ
ろの組織が、微生物で汚染される場合、それらの細胞も
汚染されるであろう高い確率が存在する。それからそれ
らの細胞が得られるところの動物のひじょうに広範なコ
ントロール及びひじょうに厳格なハウジング条件さえ
も、それらの細胞が外因性の剤を含まないことを保証す
ることはできない。
チャーは、制限されずに培養されることができ、そして
非限定数の継代を経験することができる。これは、数継
代だけにわたり維持されることができる初代細胞培養と
対照をなす。初代細胞培養は、組織、例えば、肝臓、腎
臓、脾臓、卵から直接的に単離された細胞のインビトロ
・カルチャーである。それから初代細胞が得られるとこ
ろの組織が、微生物で汚染される場合、それらの細胞も
汚染されるであろう高い確率が存在する。それからそれ
らの細胞が得られるところの動物のひじょうに広範なコ
ントロール及びひじょうに厳格なハウジング条件さえ
も、それらの細胞が外因性の剤を含まないことを保証す
ることはできない。
【0008】樹立細胞系の使用は、細胞バンクを調製す
る可能性を開拓した。これは、アリコートを充填され、
そして例えば、液体窒素中に保存される細胞の大バッチ
である。このバッチは、外因性剤の非存在について広く
テストされる。この細胞バンクの使用が製品の汚染源で
あろうというリスクは、極めて小さい。これ故、樹立細
胞系の使用は、初代細胞カルチャーの使用に比べて、そ
の最終製品の汚染についてのリスを明らかに低下させ
る。
る可能性を開拓した。これは、アリコートを充填され、
そして例えば、液体窒素中に保存される細胞の大バッチ
である。このバッチは、外因性剤の非存在について広く
テストされる。この細胞バンクの使用が製品の汚染源で
あろうというリスクは、極めて小さい。これ故、樹立細
胞系の使用は、初代細胞カルチャーの使用に比べて、そ
の最終製品の汚染についてのリスを明らかに低下させ
る。
【0009】初代細胞カルチャーを超える、細胞バンク
からの樹立細胞系の他の利点は、一定の、かつ、信頼性
のある品質である。この細胞系の各アリコートは、同一
品質をもつ。反対に、初代細胞の品質は、それからその
組織が得られたところの動物又は卵の状態に依存する。
改良されたMDVを調製するために、いくつかの継代培
養を、QT35上で株CI988を用いて行った。第1
継代の間、ウイルスは、ひじょうに低い程度まで増殖す
ることが発見された。ローラー・ボトル内での高い感染
多重度(multiplicity of infec
tion)の適用の間、いくつかのc.p.e.が得ら
れることができるであろう。ローラー・ボトル内での多
数の連続した継代培養の後に、ウイルス収率が増加する
ことが発見された。この代わり、静止培養(Rouxフ
ラスコ、ボトル当り75cm2 )における継代の間、ウイ
ルスは消失した。図1中、(3×107 細胞当りのlob
TCID50として表す)ウイルス・タイターを、それぞれ、
ローラー・ボトル又はRouxフラスコ内でのMDV株
CVI988のQT35に対する適応の間、各継代培養
後に表す。ローラー・ボトル内での十分に高い数の継代
培養の後に、そのウイルス収率は、収益性のある生産シ
ステムが得られる程に高いものである。ウイルスのタイ
ターがローラー・ボトル内で第12継代後に増加するこ
とが分かる。
からの樹立細胞系の他の利点は、一定の、かつ、信頼性
のある品質である。この細胞系の各アリコートは、同一
品質をもつ。反対に、初代細胞の品質は、それからその
組織が得られたところの動物又は卵の状態に依存する。
改良されたMDVを調製するために、いくつかの継代培
養を、QT35上で株CI988を用いて行った。第1
継代の間、ウイルスは、ひじょうに低い程度まで増殖す
ることが発見された。ローラー・ボトル内での高い感染
多重度(multiplicity of infec
tion)の適用の間、いくつかのc.p.e.が得ら
れることができるであろう。ローラー・ボトル内での多
数の連続した継代培養の後に、ウイルス収率が増加する
ことが発見された。この代わり、静止培養(Rouxフ
ラスコ、ボトル当り75cm2 )における継代の間、ウイ
ルスは消失した。図1中、(3×107 細胞当りのlob
TCID50として表す)ウイルス・タイターを、それぞれ、
ローラー・ボトル又はRouxフラスコ内でのMDV株
CVI988のQT35に対する適応の間、各継代培養
後に表す。ローラー・ボトル内での十分に高い数の継代
培養の後に、そのウイルス収率は、収益性のある生産シ
ステムが得られる程に高いものである。ウイルスのタイ
ターがローラー・ボトル内で第12継代後に増加するこ
とが分かる。
【0010】以下の適応実験を行った。本実験において
も、継代培養の間にタイターが増加した。この適応効果
を説明するために、第2継代において、3×107 細胞
当り106.03のTCID50タイターを作り出し、そして1の
ローラー・ボトルから収穫されたウイルスを、QT35
細胞を含む5つのローラー・ボトルを接種するために使
用することができた。19継代においては、3×107
細胞当り107.02のタイターが作り出され、これは、1
のローラー・ボトルの収穫により50のローラー・ボト
ルを接種するのに十分に高いものであった。
も、継代培養の間にタイターが増加した。この適応効果
を説明するために、第2継代において、3×107 細胞
当り106.03のTCID50タイターを作り出し、そして1の
ローラー・ボトルから収穫されたウイルスを、QT35
細胞を含む5つのローラー・ボトルを接種するために使
用することができた。19継代においては、3×107
細胞当り107.02のタイターが作り出され、これは、1
のローラー・ボトルの収穫により50のローラー・ボト
ルを接種するのに十分に高いものであった。
【0011】適応実験の間、ウイルス・タイターを増加
させるためにいくつかの試みを行った。ある場合には、
収穫されたウイルスは、QT35単層上に接種しなかっ
たが、QT35細胞の新たに調製した懸濁液と混合し、
そしてその後にローラー・ボトル内に接種した。他の場
合には、収穫したウイルスを、新たな細胞と混合さえし
なかったが、その収穫を単に空のローラー・ボトル内に
単に植え継いだ。これらの操作は、継代を続けるのに十
分に高いウイルス・タイターをもつ収穫されたカルチャ
ーをもたらした。このために、高いウイルス・タイター
が必要である。収穫後、ウイルスを常に直接的にさらに
継代培養し、そして凍結段階は全く含まれなかった。ウ
イルス含有量について収穫されたウイルス懸濁液をスク
リーニングするために、免疫蛍光検定を行った。
させるためにいくつかの試みを行った。ある場合には、
収穫されたウイルスは、QT35単層上に接種しなかっ
たが、QT35細胞の新たに調製した懸濁液と混合し、
そしてその後にローラー・ボトル内に接種した。他の場
合には、収穫したウイルスを、新たな細胞と混合さえし
なかったが、その収穫を単に空のローラー・ボトル内に
単に植え継いだ。これらの操作は、継代を続けるのに十
分に高いウイルス・タイターをもつ収穫されたカルチャ
ーをもたらした。このために、高いウイルス・タイター
が必要である。収穫後、ウイルスを常に直接的にさらに
継代培養し、そして凍結段階は全く含まれなかった。ウ
イルス含有量について収穫されたウイルス懸濁液をスク
リーニングするために、免疫蛍光検定を行った。
【0012】QT35細胞系の開発は、Moscovi
ci et al.(1977 Cell 11:95
−103)により記載されている。QT35細胞系は、
日本ウズラ(Japanese quail)のメチル
コラントレン(methylcholonthren
e)−誘導線維肉腫から樹立された。この細胞系のサン
プルは、CRL 10967の下ATCC(Rockv
ille,MD,USA)に寄託されている。QT35
細胞を、足場依存性(anchorage depen
dent)細胞に好適な各種培養方法により増殖させる
ことができる。例えば、これらの細胞を、例えば、ゼラ
チン、プラスチック又はガラスから成る、又は含有す
る、ローラー・ボトル、細胞チューブ内で及びマイクロ
キャリアー上で増殖させることができる。
ci et al.(1977 Cell 11:95
−103)により記載されている。QT35細胞系は、
日本ウズラ(Japanese quail)のメチル
コラントレン(methylcholonthren
e)−誘導線維肉腫から樹立された。この細胞系のサン
プルは、CRL 10967の下ATCC(Rockv
ille,MD,USA)に寄託されている。QT35
細胞を、足場依存性(anchorage depen
dent)細胞に好適な各種培養方法により増殖させる
ことができる。例えば、これらの細胞を、例えば、ゼラ
チン、プラスチック又はガラスから成る、又は含有す
る、ローラー・ボトル、細胞チューブ内で及びマイクロ
キャリアー上で増殖させることができる。
【0013】これらの細胞を、各種の細胞培養基又は細
胞培養基の組合せを使用して増殖させることができる。
このような培養基は、例えば、以下のものである: 1.2.8%の重炭酸ナトリウム溶液2.8%、100
国際単位(International Units
(IU))のペニシリン、10%のリン酸塩ブロス、8
%の胎児ウシ血清及び2%のニワトリ血清を補った。H
am’s F10(Moscovici et a
l.,Cell 11,page 95−103,05
−1977)
胞培養基の組合せを使用して増殖させることができる。
このような培養基は、例えば、以下のものである: 1.2.8%の重炭酸ナトリウム溶液2.8%、100
国際単位(International Units
(IU))のペニシリン、10%のリン酸塩ブロス、8
%の胎児ウシ血清及び2%のニワトリ血清を補った。H
am’s F10(Moscovici et a
l.,Cell 11,page 95−103,05
−1977)
【0014】2.0.3%リン酸トリプトース・ブロ
ス、0.477% HEPES及び10%胎児ウシ血清
を補った。Hanks塩含有培地199(Medium
199)(Fiorentine et al.,D
evelop.biol.Standard 60,p
age 421−430,1985) 3.10%の成体ウシ血清及び抗生物質(ペニシリン1
00IU/ml、ネオマイシン100μg/ml及び100μ
l/ml)を含むEagle’s MEM(Reddy
et al.,Idian Vet.J.68,pag
e 907−910,1991) 4.5%リン酸トリプトース・ブロス、10%胎児ウシ
血清、10μg/mlゲンタマイシン、10mM HEPE
S及び0.015%重炭酸ナトリウムを補った。44%
栄養混合物F−10及び56%培地199(Schui
tzleinet al.,Virus Resear
ch 10,page 65−76,1988) 5.Ham’s F12培地。
ス、0.477% HEPES及び10%胎児ウシ血清
を補った。Hanks塩含有培地199(Medium
199)(Fiorentine et al.,D
evelop.biol.Standard 60,p
age 421−430,1985) 3.10%の成体ウシ血清及び抗生物質(ペニシリン1
00IU/ml、ネオマイシン100μg/ml及び100μ
l/ml)を含むEagle’s MEM(Reddy
et al.,Idian Vet.J.68,pag
e 907−910,1991) 4.5%リン酸トリプトース・ブロス、10%胎児ウシ
血清、10μg/mlゲンタマイシン、10mM HEPE
S及び0.015%重炭酸ナトリウムを補った。44%
栄養混合物F−10及び56%培地199(Schui
tzleinet al.,Virus Resear
ch 10,page 65−76,1988) 5.Ham’s F12培地。
【0015】場合によりこれらの細胞培地又は細胞培地
の組合せに、容易に利用することができるエネルギー源
(特に、糖、例えば、グルコース、フルクトース及び/
又はリボース)及び/又はアミノ酸源、例えば、タンパ
ク質(例えば、乳タンパク質及び/又は血清タンパク
質)を補うことができる。QT−35細胞の植え継ぎの
間、タンパク質分解酵素、例えば、トリプシン及びコラ
ゲナーゼを使用することができる。
の組合せに、容易に利用することができるエネルギー源
(特に、糖、例えば、グルコース、フルクトース及び/
又はリボース)及び/又はアミノ酸源、例えば、タンパ
ク質(例えば、乳タンパク質及び/又は血清タンパク
質)を補うことができる。QT−35細胞の植え継ぎの
間、タンパク質分解酵素、例えば、トリプシン及びコラ
ゲナーゼを使用することができる。
【0016】細胞を凍結保護剤(cryoprotec
tors)、例えば、ジメチル・スルホキシド(DMS
O)又はグリセロールの存在中で凍結させることができ
る。細胞及びその細胞に会合したウイルスの凍結は、好
ましくは、液体窒素の温度である所望の保存温度にまで
例えば毎分1℃の温度におけるゆっくりした減少を確立
することにより、行われることができる。ワクチンのた
めの希釈剤は、いずれかの生理学的溶液であることがで
きるが、好ましくは、NZ−アミンを含有するリン酸塩
緩衝化ショ糖溶液であることができる。
tors)、例えば、ジメチル・スルホキシド(DMS
O)又はグリセロールの存在中で凍結させることができ
る。細胞及びその細胞に会合したウイルスの凍結は、好
ましくは、液体窒素の温度である所望の保存温度にまで
例えば毎分1℃の温度におけるゆっくりした減少を確立
することにより、行われることができる。ワクチンのた
めの希釈剤は、いずれかの生理学的溶液であることがで
きるが、好ましくは、NZ−アミンを含有するリン酸塩
緩衝化ショ糖溶液であることができる。
【0017】
実施例1 ワクチンの製造 製造ランのための出発材料は、QT35細胞上で16回
継代した株CVI988であった。第16継代後のこの
ウイルス材料のサンプルを、第I−1585号の下、C
ollection Nationale de Ca
lturesde Microorganismes
(CNCM)of InstitutPasteur
(Paris,France)に1995年6月7日に
寄託した。製造ランにおいては、常に、39℃において
細胞とウイルスを増殖させた。ワクチン製造のために、
QT35細胞を、8.8×104 細胞/cm2 の濃度にお
いてローラー・ボトル内に接種し、そしてインキュベー
トした。3日間のインキュベーションの後、このローラ
ー・ボトルを、0.01の感染多重度(m.o.i)に
おいて、第16継代ウイルスにより接種した。4日間の
インキュベーションの後、感染培養物を、トリプシン処
理(trypsinization)により収穫した。
ローラー・ボトル当り43.1×107 細胞を収穫した
(8.8×105 /cm2 )。
継代した株CVI988であった。第16継代後のこの
ウイルス材料のサンプルを、第I−1585号の下、C
ollection Nationale de Ca
lturesde Microorganismes
(CNCM)of InstitutPasteur
(Paris,France)に1995年6月7日に
寄託した。製造ランにおいては、常に、39℃において
細胞とウイルスを増殖させた。ワクチン製造のために、
QT35細胞を、8.8×104 細胞/cm2 の濃度にお
いてローラー・ボトル内に接種し、そしてインキュベー
トした。3日間のインキュベーションの後、このローラ
ー・ボトルを、0.01の感染多重度(m.o.i)に
おいて、第16継代ウイルスにより接種した。4日間の
インキュベーションの後、感染培養物を、トリプシン処
理(trypsinization)により収穫した。
ローラー・ボトル当り43.1×107 細胞を収穫した
(8.8×105 /cm2 )。
【0018】サンプルを滴定し、そして他のサンプル
を、QT35細胞の単層をもつローラー・ボトルを接種
する(分割比(split ratio)1対20)た
めに使用した。これらの細胞を、8.8×104 細胞/
cm2 の濃度において3日前に接種した。接種3日後、そ
の感染した単層をトリプシン化により収穫した。ローラ
ー・ボトル当り58.8×107 細胞を収穫した(1
2.0×105 細胞/cm2)。この細胞懸濁液を遠心分
離により濃縮し、そして凍結培地中で3×107 細胞/
mlの濃度に希釈した。この細胞懸濁液を、1mlバイアル
内に充填し、そして液体窒素中で凍結した。これらのア
ンプルを、マスター種ウイルス(Master See
d Virus(MSV))と名付けた。全部で24の
アンプルを液体窒素中で凍結した。2つのアンプルを滴
定し、そしてそのタイターは106.20TCID50/mlであっ
た。
を、QT35細胞の単層をもつローラー・ボトルを接種
する(分割比(split ratio)1対20)た
めに使用した。これらの細胞を、8.8×104 細胞/
cm2 の濃度において3日前に接種した。接種3日後、そ
の感染した単層をトリプシン化により収穫した。ローラ
ー・ボトル当り58.8×107 細胞を収穫した(1
2.0×105 細胞/cm2)。この細胞懸濁液を遠心分
離により濃縮し、そして凍結培地中で3×107 細胞/
mlの濃度に希釈した。この細胞懸濁液を、1mlバイアル
内に充填し、そして液体窒素中で凍結した。これらのア
ンプルを、マスター種ウイルス(Master See
d Virus(MSV))と名付けた。全部で24の
アンプルを液体窒素中で凍結した。2つのアンプルを滴
定し、そしてそのタイターは106.20TCID50/mlであっ
た。
【0019】作業種ウイルス(working see
d virus(WSV))の製造のために、ローラー
・ボトルを8.7×104 細胞/cm2 の濃度で接種し、
そしてインキュベートした。これらのローラー・ボトル
を0.01のmoiにおいてマスター種ウイルスを用い
て接種した。4日間のインキュベーションの後、その感
染カルチャーをトリプシン処理により収穫した。ボトル
当り55.4×107細胞を収穫した(11.3×10
5 細胞/cm2 )。
d virus(WSV))の製造のために、ローラー
・ボトルを8.7×104 細胞/cm2 の濃度で接種し、
そしてインキュベートした。これらのローラー・ボトル
を0.01のmoiにおいてマスター種ウイルスを用い
て接種した。4日間のインキュベーションの後、その感
染カルチャーをトリプシン処理により収穫した。ボトル
当り55.4×107細胞を収穫した(11.3×10
5 細胞/cm2 )。
【0020】サンプルを滴定し、そして他のサンプル
を、QT35細胞の単層を接種する(分割比(spli
t ratio)1対20)ために使用した。これらの
細胞を、8.7×104 細胞/cm2 の濃度において3日
前に接種した。ウイルス増殖の3日後、その感染した単
層をトリプシン化により収穫した。ローラー・ボトル当
り32.6×107 細胞を収穫した(6.65×105
細胞/cm2 )。この細胞懸濁液を遠心分離により濃縮
し、そして凍結培地中で3×107 細胞/mlの濃度に希
釈した。この細胞懸濁液を、1mlバイアル内に充填し、
そして液体窒素中で凍結した。1のサンプルを滴定し、
そしてそのタイターは106.20TCID50/mlであった。こ
れらのアンプルを作業種ウイルスと名付けた。
を、QT35細胞の単層を接種する(分割比(spli
t ratio)1対20)ために使用した。これらの
細胞を、8.7×104 細胞/cm2 の濃度において3日
前に接種した。ウイルス増殖の3日後、その感染した単
層をトリプシン化により収穫した。ローラー・ボトル当
り32.6×107 細胞を収穫した(6.65×105
細胞/cm2 )。この細胞懸濁液を遠心分離により濃縮
し、そして凍結培地中で3×107 細胞/mlの濃度に希
釈した。この細胞懸濁液を、1mlバイアル内に充填し、
そして液体窒素中で凍結した。1のサンプルを滴定し、
そしてそのタイターは106.20TCID50/mlであった。こ
れらのアンプルを作業種ウイルスと名付けた。
【0021】ワクチン製造のために、QT35細胞をロ
ーラー・ボトル内で8.7×105細胞/cm2 の濃度で
接種した。接種3日後、これらのローラー・ボトルを
0.01のmoiにおいて作業種ウイルスを用いて接種
した。4日間のインキュベーションの後、その感染カル
チャーをトリプシン処理により収穫した。ボトル当り5
9.6×107 細胞を収穫した(12.2×105 細胞
/cm2 )。
ーラー・ボトル内で8.7×105細胞/cm2 の濃度で
接種した。接種3日後、これらのローラー・ボトルを
0.01のmoiにおいて作業種ウイルスを用いて接種
した。4日間のインキュベーションの後、その感染カル
チャーをトリプシン処理により収穫した。ボトル当り5
9.6×107 細胞を収穫した(12.2×105 細胞
/cm2 )。
【0022】サンプルを滴定し、そして他のサンプル
を、QT35細胞の単層を(1:20の比において)接
種するために使用した。これらの単層を、8.7×10
5 細胞/cm2 の濃度において3日前に接種しておいた。
4日後、感染した単層をトリプシン処理により収穫し
た。サンプルを滴定し、そして他のサンプルを、QT3
5細胞の単層を(1:30の比において)接種するため
に使用した。これらの単層を、8.7×105 細胞/cm
2 の濃度において3日前に接種しておいた。3日後、感
染した単層をトリプシン処理により収穫した。細胞懸濁
液を遠心分離により濃縮し、そして凍結培地中で3×1
07 細胞/mlの濃度に希釈した。この細胞懸濁液を1ml
バイアル内に充填し、そして液体窒素中で凍結した。サ
ンプルを滴定し、そしてそのタイターは、106.72TCID
50/mlであった。これらのアンプルを、ワクチン・バッ
チ第23継代、製造日1995年3月13日と名付け
た。
を、QT35細胞の単層を(1:20の比において)接
種するために使用した。これらの単層を、8.7×10
5 細胞/cm2 の濃度において3日前に接種しておいた。
4日後、感染した単層をトリプシン処理により収穫し
た。サンプルを滴定し、そして他のサンプルを、QT3
5細胞の単層を(1:30の比において)接種するため
に使用した。これらの単層を、8.7×105 細胞/cm
2 の濃度において3日前に接種しておいた。3日後、感
染した単層をトリプシン処理により収穫した。細胞懸濁
液を遠心分離により濃縮し、そして凍結培地中で3×1
07 細胞/mlの濃度に希釈した。この細胞懸濁液を1ml
バイアル内に充填し、そして液体窒素中で凍結した。サ
ンプルを滴定し、そしてそのタイターは、106.72TCID
50/mlであった。これらのアンプルを、ワクチン・バッ
チ第23継代、製造日1995年3月13日と名付け
た。
【0023】種痘のために使用した継代は23である。
それは、上記マスター種ウイルスから5継代目である。
1のバイアルのマスター種ウイルスから、±1200ア
ンプルの作業種ウイルスを作出することができる。1ア
ンプルの作業種ウイルスを用いて、我々は、37,50
0,000のニワトリを種痘するための、±37,50
0のアンプルのワクチンを製造することができる。
それは、上記マスター種ウイルスから5継代目である。
1のバイアルのマスター種ウイルスから、±1200ア
ンプルの作業種ウイルスを作出することができる。1ア
ンプルの作業種ウイルスを用いて、我々は、37,50
0,000のニワトリを種痘するための、±37,50
0のアンプルのワクチンを製造することができる。
【0024】実施例2 QT35細胞上で適応されたRispens株から製造
されたワクチンの効能上記ワクチンを、マレク病につい
ての欧州薬局方(European Pharmaco
pia)のモノグラフ589(1994)中に記載され
たように効能についてテストした。但し、ニワトリを、
そのモノグラフにより規定された9日間の間隔の代り
に、種痘5日後に接種した。9日後よりも5日後の接種
は、そのテストをより感受性にした。QT35細胞上で
の継代のために、PoulvacMarek CVIバ
ッチ369を出発材料として使用した。実施例1に従っ
てQT35上で21継代培養されたワクチンをテストし
た。
されたワクチンの効能上記ワクチンを、マレク病につい
ての欧州薬局方(European Pharmaco
pia)のモノグラフ589(1994)中に記載され
たように効能についてテストした。但し、ニワトリを、
そのモノグラフにより規定された9日間の間隔の代り
に、種痘5日後に接種した。9日後よりも5日後の接種
は、そのテストをより感受性にした。QT35細胞上で
の継代のために、PoulvacMarek CVIバ
ッチ369を出発材料として使用した。実施例1に従っ
てQT35上で21継代培養されたワクチンをテストし
た。
【0025】1日齢SPFヒヨコを、それぞれ、通常の
ワクチン投与量(103.0 TCID50以上)を用いて1回種
痘した。種痘5日後、これらの鳥を、ビルレントなマレ
ク病ウイルス株を用いて接種した。接種後、これらの鳥
をマレク病の徴候について定期的に検査した。接種70
日後、全ての鳥を殺し、マレク病の肉眼観察による病変
について検査した。上記研究の結果を表1に要約する。
ワクチン投与量(103.0 TCID50以上)を用いて1回種
痘した。種痘5日後、これらの鳥を、ビルレントなマレ
ク病ウイルス株を用いて接種した。接種後、これらの鳥
をマレク病の徴候について定期的に検査した。接種70
日後、全ての鳥を殺し、マレク病の肉眼観察による病変
について検査した。上記研究の結果を表1に要約する。
【0026】
【表1】
【0027】これらの結果は、非種痘群中、鳥の86%
が(欧州薬局方に該当する)マレク病をもつことを示し
ている。そして、QT35上で製造されたワクチンは、
保護係数が少なくとも80%でなければならないという
ことを言及している、欧州薬局方のガイドラインに適合
している。 結論:上記の実施において、QT35細胞上で製造され
たマレク病ワクチンは、有効である。
が(欧州薬局方に該当する)マレク病をもつことを示し
ている。そして、QT35上で製造されたワクチンは、
保護係数が少なくとも80%でなければならないという
ことを言及している、欧州薬局方のガイドラインに適合
している。 結論:上記の実施において、QT35細胞上で製造され
たマレク病ワクチンは、有効である。
【図1】図1中、(3×107 細胞当りlog TCID50とし
て表される)ウイルス・タイターを、それぞれ、ローラ
ー・ボトル又はRouxフラスコ内でのQT35へのM
DV株CVI988の適応にわたり各継代後に表す。
て表される)ウイルス・タイターを、それぞれ、ローラ
ー・ボトル又はRouxフラスコ内でのQT35へのM
DV株CVI988の適応にわたり各継代後に表す。
Claims (9)
- 【請求項1】 トリ無限増殖性細胞系上で増殖するよう
に適応したマレク病ウイルス〔MDV血清型1〕。 - 【請求項2】 トリ細胞系がウズラ細胞系であることを
特徴とする、請求項1に記載のウイルス。 - 【請求項3】 ウズラ細胞系がQT−35細胞系である
ことを特徴とする、請求項2に記載のウイルス。 - 【請求項4】 the CNCM of Instit
ut Pasteur(Paris,France)に
寄託された株l−1585のMDV。 - 【請求項5】 トリ無限増殖性細胞系上で増殖するよう
に適応したMDVのウイルス材料を含有することを特徴
とする、マレク病に対する(食用)飼鳥類保護のための
ワクチン。 - 【請求項6】 トリ細胞系がウズラ細胞系であることを
特徴とする、請求項5に記載のワクチン。 - 【請求項7】 ウズラ細胞系がQT−35細胞系である
ことを特徴とする、請求項6に記載のワクチン。 - 【請求項8】 the CNCM of Instit
ut Pasteur(Paris,France)に
寄託された株l−1585のMDVから得られるウイル
ス材料を含有することを特徴とする、マレク病に対する
飼鳥類の保護のためのワクチン。 - 【請求項9】 MDVがその上で増殖するように適応さ
れているところの好適な無限増殖性細胞系上で、請求項
1〜5のいずれか1項に記載のウイルスを増殖させるこ
とを特徴とする、MDVの培養方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL95201540:2 | 1995-06-12 | ||
EP95201540 | 1995-06-12 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0998778A true JPH0998778A (ja) | 1997-04-15 |
Family
ID=8220371
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8145575A Pending JPH0998778A (ja) | 1995-06-12 | 1996-06-07 | マレク病ワクチン |
Country Status (13)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5789231A (ja) |
EP (1) | EP0748867A1 (ja) |
JP (1) | JPH0998778A (ja) |
CN (1) | CN1147015A (ja) |
AR (1) | AR003003A1 (ja) |
AU (1) | AU5240896A (ja) |
BR (1) | BR9602719A (ja) |
CA (1) | CA2178553A1 (ja) |
HU (1) | HUP9601608A2 (ja) |
IL (1) | IL118613A0 (ja) |
MX (1) | MX9602256A (ja) |
TR (1) | TR199600502A1 (ja) |
ZA (1) | ZA964878B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007022151A2 (en) | 2005-08-15 | 2007-02-22 | Vaxin, Inc. | Immunization of avians by administration of non-replicating vectored vaccines |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0884382A3 (en) * | 1997-06-10 | 2000-10-25 | Pfizer Products Inc. | Processes for preparation of marek's disease virus using continuous mammalian cell lines |
EP1038952A3 (en) * | 1998-12-09 | 2001-06-27 | Pfizer Products Inc. | Processes for preparation of Marek's Disease Virus using continuous avian cell lines |
US6410222B1 (en) | 1998-12-14 | 2002-06-25 | Juridical Foundation The Chemosero-Therapeutic Research Institute | In ovo vaccination of marek's disease type I virus |
CN1688335A (zh) * | 2002-02-06 | 2005-10-26 | 洛曼动物健康两合公司 | 生产疫苗的连续细胞系 |
FR2857671B1 (fr) * | 2003-07-18 | 2007-10-05 | Centre Nat Rech Scient | Nouveau procede de culture de keratinocytes et ses applications |
EP1711619A4 (en) * | 2003-12-30 | 2007-04-11 | Virumar Pituach Tarkivin Ltd | INTEGRATED VIRUS COMPLEXES, METHOD FOR THE MANUFACTURE THEREOF, VACCINES CONTAINING THEM AND METHOD FOR THE USE THEREOF |
ES2628074T3 (es) * | 2008-02-25 | 2017-08-01 | Nanotherapeutics, Inc. | Procedimiento de producción de líneas celulares continuas |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB1292803A (en) * | 1968-11-18 | 1972-10-11 | Nat Res Dev | Improvements relating to the production of antigens |
US4071618A (en) * | 1974-09-03 | 1978-01-31 | Research Foundation For Microbial Diseases Of Osaka University | Process for preparing virus disease live vaccines |
ATE4156T1 (de) * | 1979-02-06 | 1983-08-15 | Sigmund Stokland | Maehdrescher. |
NL8401120A (nl) * | 1984-04-09 | 1985-11-01 | Centraal Diergeneeskundig Inst | Viruspreparaat, waarmee gevaccineerd kan worden tegen de ziekte van marek. |
-
1996
- 1996-05-13 EP EP96201311A patent/EP0748867A1/en not_active Withdrawn
- 1996-05-22 AU AU52408/96A patent/AU5240896A/en not_active Abandoned
- 1996-06-06 AR ARP960102975A patent/AR003003A1/es unknown
- 1996-06-07 MX MX9602256A patent/MX9602256A/es unknown
- 1996-06-07 CA CA002178553A patent/CA2178553A1/en not_active Abandoned
- 1996-06-07 JP JP8145575A patent/JPH0998778A/ja active Pending
- 1996-06-07 BR BR9602719A patent/BR9602719A/pt unknown
- 1996-06-07 ZA ZA964878A patent/ZA964878B/xx unknown
- 1996-06-10 IL IL11861396A patent/IL118613A0/xx unknown
- 1996-06-10 US US08/662,450 patent/US5789231A/en not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-10 CN CN96111016A patent/CN1147015A/zh active Pending
- 1996-06-11 HU HU9601608A patent/HUP9601608A2/hu unknown
- 1996-06-12 TR TR96/00502A patent/TR199600502A1/xx unknown
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007022151A2 (en) | 2005-08-15 | 2007-02-22 | Vaxin, Inc. | Immunization of avians by administration of non-replicating vectored vaccines |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
MX9602256A (es) | 1997-01-31 |
CA2178553A1 (en) | 1996-12-13 |
IL118613A0 (en) | 1996-10-16 |
AU5240896A (en) | 1997-01-02 |
HU9601608D0 (en) | 1996-07-29 |
CN1147015A (zh) | 1997-04-09 |
HUP9601608A2 (en) | 1997-03-28 |
ZA964878B (en) | 1997-01-07 |
AR003003A1 (es) | 1998-05-27 |
TR199600502A1 (tr) | 1996-12-21 |
EP0748867A1 (en) | 1996-12-18 |
US5789231A (en) | 1998-08-04 |
BR9602719A (pt) | 1998-04-22 |
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