JPH0994797A - 製品分離装置 - Google Patents
製品分離装置Info
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- JPH0994797A JPH0994797A JP27980395A JP27980395A JPH0994797A JP H0994797 A JPH0994797 A JP H0994797A JP 27980395 A JP27980395 A JP 27980395A JP 27980395 A JP27980395 A JP 27980395A JP H0994797 A JPH0994797 A JP H0994797A
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- product
- cutting
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- conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 パンチ加工で製品を多数個取付する場合に生
じるミクロジョイントを切断し、製品を分離するにつ
き、システム全体のサイクルタイムの短縮、分離製品の
整列配置、および切り口の美麗化を図る。 【解決手段】 ストックコンベヤ形式のローラコンベヤ
8の上方に、板材の端部把持用のグリッパ18を有する
アンローダ走行体10を設ける。このアンローダ走行体
10に、ミクロジョイントを切断するニッパ状の切断手
段21と、吸着パッド式の製品降し装置22とを設け
る。製品降し装置22は、製品wを吸着して降ろすもの
とする。ローラコンベヤ8は、各々簾状としたローラ群
11A,11Bを前後両側へ開く両開き式とする。
じるミクロジョイントを切断し、製品を分離するにつ
き、システム全体のサイクルタイムの短縮、分離製品の
整列配置、および切り口の美麗化を図る。 【解決手段】 ストックコンベヤ形式のローラコンベヤ
8の上方に、板材の端部把持用のグリッパ18を有する
アンローダ走行体10を設ける。このアンローダ走行体
10に、ミクロジョイントを切断するニッパ状の切断手
段21と、吸着パッド式の製品降し装置22とを設け
る。製品降し装置22は、製品wを吸着して降ろすもの
とする。ローラコンベヤ8は、各々簾状としたローラ群
11A,11Bを前後両側へ開く両開き式とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パンチ加工等で
ミクロジョイントを残して製品形状を加工した板材から
製品を分離する製品分離装置に関する。
ミクロジョイントを残して製品形状を加工した板材から
製品を分離する製品分離装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】パンチプ
レス機で大板から複数枚の製品を打ち抜く場合、機械上
での板材送りの都合上、ミクロジョイントを残して各製
品の形状を加工する方法が採られる。残されたミクロジ
ョイントの切断は、機外に搬出した後に手作業で行って
も良いが、省力化のため、ミクロジョイントの切断専用
のサブヘッドを設けたパンチプレス機が用いられてい
る。サブヘッドを備えたパンチプレス機では、全ての製
品の製品形状の加工が終了した後、順次ミクロジョイン
トをサブヘッドで切断し、切断による分離の完了した製
品から機外に搬出する。
レス機で大板から複数枚の製品を打ち抜く場合、機械上
での板材送りの都合上、ミクロジョイントを残して各製
品の形状を加工する方法が採られる。残されたミクロジ
ョイントの切断は、機外に搬出した後に手作業で行って
も良いが、省力化のため、ミクロジョイントの切断専用
のサブヘッドを設けたパンチプレス機が用いられてい
る。サブヘッドを備えたパンチプレス機では、全ての製
品の製品形状の加工が終了した後、順次ミクロジョイン
トをサブヘッドで切断し、切断による分離の完了した製
品から機外に搬出する。
【0003】しかし、サブヘッドを用いてミクロジョイ
ントの切断を行う場合、その間はパンチ加工が行えない
ため、パンチ加工のサイクルタイムが長くなるという問
題点が生じる。このような問題点を解消するものとし
て、本出願人は、パンチプレス機の機外でミクロジョイ
ントの切断を行う製品分離装置を開発した。この装置
は、板材の全体に繰り返して曲げや捩じりを加えること
で、板材全体のミクロジョイントの切断を一度に行うも
のであり、能率的な分離が行える。しかし、分離される
各製品は、各部のミクロジョイントの切断順序が不定で
あり、また分離に伴って自然落下させるため、落下位置
が定まらない。そのため、分離の完了した各製品を製品
台車上等に板取状態の配列で積載することができない。
また、各ミクロジョイントは、契り取るように切断され
るため、切り口の形状が粗雑となる。
ントの切断を行う場合、その間はパンチ加工が行えない
ため、パンチ加工のサイクルタイムが長くなるという問
題点が生じる。このような問題点を解消するものとし
て、本出願人は、パンチプレス機の機外でミクロジョイ
ントの切断を行う製品分離装置を開発した。この装置
は、板材の全体に繰り返して曲げや捩じりを加えること
で、板材全体のミクロジョイントの切断を一度に行うも
のであり、能率的な分離が行える。しかし、分離される
各製品は、各部のミクロジョイントの切断順序が不定で
あり、また分離に伴って自然落下させるため、落下位置
が定まらない。そのため、分離の完了した各製品を製品
台車上等に板取状態の配列で積載することができない。
また、各ミクロジョイントは、契り取るように切断され
るため、切り口の形状が粗雑となる。
【0004】この発明は、上記の課題を解消するもので
あり、分離工程を含む加工システム全体のサイクルタイ
ムの短縮、分離製品の整列配置、および切り口の美麗化
を図ることのできる製品分離装置を提供することを目的
とする。
あり、分離工程を含む加工システム全体のサイクルタイ
ムの短縮、分離製品の整列配置、および切り口の美麗化
を図ることのできる製品分離装置を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の製品分離装置
は、ミクロジョイントを残して製品形状を加工した板材
から製品を分離する装置であって、以下の構成としたも
のである。製品載置位置の真上で板材を略水平に保持す
る板材保持手段を設け、この保持手段で保持された板材
の製品形状加工部のミクロジョイントを個別に切断する
切断手段を設ける。また、前記切断手段により前記板材
から分離された製品を前記製品載置位置に降す製品降し
手段を設ける。この構成によると、板材保持手段で略水
平に保持された状態で、板材の各ミクロジョイントが切
断手段で順次切断される。この切断により板材から分離
された製品は、製品降し手段でそのまま直下に降ろさ
れ、製品載置位置に積載される。このように、製品載置
位置の真上で製品のミクロジョイントを切断し、製品降
し手段で降ろすので、各製品を散らばすことなく板取状
態に整列して積載することができる。また、切断手段と
して、ミクロジョイントを個別に切断するものを用いる
ため、切り口を綺麗に切断することができる。さらに、
パンチプレス等の板材加工機で加工された板材を大板ご
と搬入してミクロジョイントを切断するものであるた
め、この製品分離装置および板材加工機を設置した加工
システム,加工ラインのサイクルタイムを短縮すること
ができる。前記板材保持手段は、コンベヤフレームに対
するコンベヤローラの移動で板材積載面を開閉可能なロ
ーラコンベヤとアンローダグリッパとで構成しても良
い。この構成の場合、パンチプレス機等による加工済み
板材をアンローダグリッパでローラコンベヤ上に引き出
し、切断手段によるミクロジョイントの切断が行える。
切断により分離された製品は、コンベヤローラの移動で
板材載置面を開いた後、製品降ろし手段で降ろされる。
このように、製品分離装置にアンローダを兼用させるの
で、ライン全体の簡素化が図れる。また、前記ローラコ
ンベヤは前記ミクロジョイントに対して前記切断手段を
作用させる位置が、開口状態または開口可能状態となる
ようにすることが好ましい。これにより、切断手段とコ
ンベヤローラとの干渉が回避し易くなる。前記ローラコ
ンベヤは、搬送方向の前後に並ぶ一対のローラ群を互い
に前後両側へ開き可能とした両開き式とし、かつ各ロー
ラ群はこのローラコンベヤの板材載置面の全体を閉口状
態とする長さを有するものとしてもよい。このように構
成した場合には、ローラコンベヤの全領域で切断手段が
ローラと干渉することなしに、切断加工できる。また、
製品を落下させるにつき、ローラ群の退避距離が短くて
済み、所要時間が短くて済む。
は、ミクロジョイントを残して製品形状を加工した板材
から製品を分離する装置であって、以下の構成としたも
のである。製品載置位置の真上で板材を略水平に保持す
る板材保持手段を設け、この保持手段で保持された板材
の製品形状加工部のミクロジョイントを個別に切断する
切断手段を設ける。また、前記切断手段により前記板材
から分離された製品を前記製品載置位置に降す製品降し
手段を設ける。この構成によると、板材保持手段で略水
平に保持された状態で、板材の各ミクロジョイントが切
断手段で順次切断される。この切断により板材から分離
された製品は、製品降し手段でそのまま直下に降ろさ
れ、製品載置位置に積載される。このように、製品載置
位置の真上で製品のミクロジョイントを切断し、製品降
し手段で降ろすので、各製品を散らばすことなく板取状
態に整列して積載することができる。また、切断手段と
して、ミクロジョイントを個別に切断するものを用いる
ため、切り口を綺麗に切断することができる。さらに、
パンチプレス等の板材加工機で加工された板材を大板ご
と搬入してミクロジョイントを切断するものであるた
め、この製品分離装置および板材加工機を設置した加工
システム,加工ラインのサイクルタイムを短縮すること
ができる。前記板材保持手段は、コンベヤフレームに対
するコンベヤローラの移動で板材積載面を開閉可能なロ
ーラコンベヤとアンローダグリッパとで構成しても良
い。この構成の場合、パンチプレス機等による加工済み
板材をアンローダグリッパでローラコンベヤ上に引き出
し、切断手段によるミクロジョイントの切断が行える。
切断により分離された製品は、コンベヤローラの移動で
板材載置面を開いた後、製品降ろし手段で降ろされる。
このように、製品分離装置にアンローダを兼用させるの
で、ライン全体の簡素化が図れる。また、前記ローラコ
ンベヤは前記ミクロジョイントに対して前記切断手段を
作用させる位置が、開口状態または開口可能状態となる
ようにすることが好ましい。これにより、切断手段とコ
ンベヤローラとの干渉が回避し易くなる。前記ローラコ
ンベヤは、搬送方向の前後に並ぶ一対のローラ群を互い
に前後両側へ開き可能とした両開き式とし、かつ各ロー
ラ群はこのローラコンベヤの板材載置面の全体を閉口状
態とする長さを有するものとしてもよい。このように構
成した場合には、ローラコンベヤの全領域で切断手段が
ローラと干渉することなしに、切断加工できる。また、
製品を落下させるにつき、ローラ群の退避距離が短くて
済み、所要時間が短くて済む。
【0006】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図1ない
し図8に基づいて説明する。図3はこの発明の板材分離
装置を備えた板材加工ラインの概略構成を示す斜視図、
図4はその平面図である。タレットパンチプレスからな
る板材加工機1のライン前段側にローダ装置2が配置さ
れ、後段側にアンローダ兼用の板材分離装置3が配置さ
れている。ローダ装置2は、板材積載台5上に移載され
た素材板材Wを一枚ずつ持ち上げて板材加工機1のワー
クテーブル7(図3)上に移載する装置であり、架設レ
ールに沿って走行する走行体に板材持ち上げ用の吸着パ
ッド6を備えている。板材積載台5上には入出庫用台車
4Aから素材板材Wが移載される。板材加工機1は、各
種のパンチ加工が可能であるが、このラインでは、素材
板材Wに対して、例えば図8(A)に示すように複数の
製品w1 〜w6 の外形形状、つまり製品形状を、それぞ
れミクロジョイントaを残して打ち抜き加工する。各製
品w1 〜w6 は、ミクロジョイントaを介して板材Wの
外周の残材であるスケルトン40に繋がった状態とな
る。製品分離装置3は、板材加工機1で加工された板材
Wを大板ごと取り出してミクロジョイントaを切断する
と共に、切断により分離された製品w1 〜w6 を板取り
状態のままの整列配置で製品台車9上に積載するもので
ある。製品分離装置3の製品台車停止位置にはスケルト
ン台車41が並設され、入出庫用台車4Bにより、製品
台車9上の製品w1 〜w6 およびスケルトン台車41上
のスケルトン40が搬出される。
し図8に基づいて説明する。図3はこの発明の板材分離
装置を備えた板材加工ラインの概略構成を示す斜視図、
図4はその平面図である。タレットパンチプレスからな
る板材加工機1のライン前段側にローダ装置2が配置さ
れ、後段側にアンローダ兼用の板材分離装置3が配置さ
れている。ローダ装置2は、板材積載台5上に移載され
た素材板材Wを一枚ずつ持ち上げて板材加工機1のワー
クテーブル7(図3)上に移載する装置であり、架設レ
ールに沿って走行する走行体に板材持ち上げ用の吸着パ
ッド6を備えている。板材積載台5上には入出庫用台車
4Aから素材板材Wが移載される。板材加工機1は、各
種のパンチ加工が可能であるが、このラインでは、素材
板材Wに対して、例えば図8(A)に示すように複数の
製品w1 〜w6 の外形形状、つまり製品形状を、それぞ
れミクロジョイントaを残して打ち抜き加工する。各製
品w1 〜w6 は、ミクロジョイントaを介して板材Wの
外周の残材であるスケルトン40に繋がった状態とな
る。製品分離装置3は、板材加工機1で加工された板材
Wを大板ごと取り出してミクロジョイントaを切断する
と共に、切断により分離された製品w1 〜w6 を板取り
状態のままの整列配置で製品台車9上に積載するもので
ある。製品分離装置3の製品台車停止位置にはスケルト
ン台車41が並設され、入出庫用台車4Bにより、製品
台車9上の製品w1 〜w6 およびスケルトン台車41上
のスケルトン40が搬出される。
【0007】図1(A),(B)に正面図および平面図
で示すように、板材分離装置3は、いわゆるストックコ
ンベヤからなるローラコンベヤ8と、その下方に進入す
る製品台車9と、アンローダグリッパ18を有するアン
ローダ走行体10と、この走行体10に設けられたニッ
パ状の切断手段21および吸着パッド式の製品降し手段
22とを備える。前記ローラコンベヤ8とアンローダグ
リッパ18とで板材保持手段50が構成され、所定停止
位置にある製品台車9上の各製品w1 〜w6 を積載すべ
き位置が製品載置位置Qとなる。
で示すように、板材分離装置3は、いわゆるストックコ
ンベヤからなるローラコンベヤ8と、その下方に進入す
る製品台車9と、アンローダグリッパ18を有するアン
ローダ走行体10と、この走行体10に設けられたニッ
パ状の切断手段21および吸着パッド式の製品降し手段
22とを備える。前記ローラコンベヤ8とアンローダグ
リッパ18とで板材保持手段50が構成され、所定停止
位置にある製品台車9上の各製品w1 〜w6 を積載すべ
き位置が製品載置位置Qとなる。
【0008】ローラコンベヤ8は、互いに搬送方向に並
ぶ一対のローラ群11A,11Bとコンベヤフレーム8
aとで構成される。各ローラ群11A,11Bは各々複
数の回転自在なコンベヤローラ12A,12Bの両端を
一対の平行軌道の無端チェーン13A,13A間および
無端チェーン13B,13B間に連結して簾状に構成さ
れる。ローラ群11A,11Bを設ける範囲は、無端チ
ェーン13A,13Bの一部の長さ範囲である。これら
ローラ群11A,11Bは、それぞれが独自で製品台車
9の上方の全域を閉じることの出来る長さを持たせてあ
り、各無端チェーン13A,13Bはそれぞれ別個のス
プロケット14A,14Bに掛装してある。これらスプ
ロケット14A,14Bによるチェーン軌道には、ロー
ラ群11A,11Bをコンベヤ搬送面である板材載置面
Sから退避させる蛇行部を有し、両ローラ群11A,1
1Bは、互いに前方および後方へ開き可能とされる。す
なわち、ローラコンベヤ8は、ローラ群11A,11B
を前後に両開きとされる。ローラ群11A,11Bの移
動は、いずれかのスプロケット14A,14Bをモータ
15A,15Bで駆動することにより行われる。
ぶ一対のローラ群11A,11Bとコンベヤフレーム8
aとで構成される。各ローラ群11A,11Bは各々複
数の回転自在なコンベヤローラ12A,12Bの両端を
一対の平行軌道の無端チェーン13A,13A間および
無端チェーン13B,13B間に連結して簾状に構成さ
れる。ローラ群11A,11Bを設ける範囲は、無端チ
ェーン13A,13Bの一部の長さ範囲である。これら
ローラ群11A,11Bは、それぞれが独自で製品台車
9の上方の全域を閉じることの出来る長さを持たせてあ
り、各無端チェーン13A,13Bはそれぞれ別個のス
プロケット14A,14Bに掛装してある。これらスプ
ロケット14A,14Bによるチェーン軌道には、ロー
ラ群11A,11Bをコンベヤ搬送面である板材載置面
Sから退避させる蛇行部を有し、両ローラ群11A,1
1Bは、互いに前方および後方へ開き可能とされる。す
なわち、ローラコンベヤ8は、ローラ群11A,11B
を前後に両開きとされる。ローラ群11A,11Bの移
動は、いずれかのスプロケット14A,14Bをモータ
15A,15Bで駆動することにより行われる。
【0009】ローラコンベヤ8のコンベヤフレーム8a
には、板材載置面Sよりも上方に、搬送方向に沿うレー
ル16が架設してあり、このレール16に沿って走行自
在に前記アンローダ走行体10が設置される。アンロー
ダ走行体10は、板材Wを把持する開閉駆動可能なアン
ローダグリッパ18を走行方向と直交する方向に複数個
並べて取付けたものである。図2に示すように、アンロ
ーダ走行体10には、走行方向(X軸方向)に向けてガ
イドレール19が設けられ、ガイドレール19に沿って
進退可能に切断手段移動体20が設けられている。切断
手段移動体20は、アンローダ走行装置10に設けられ
たX軸サーボモータ24により、送りねじ25を介して
進退駆動される。この切断手段移動体20に、前記切断
手段21と製品降し手段22とが、各々Y軸方向(X軸
と直交する方向)に進退する横行体27,34を介して
設置されている。各横行体27,34は、各々リニアベ
アリング26A,26Bからなるガイドを介して切断手
段移動体20に横行自在に設置してあり、送りねじ3
7,38およびその駆動用モータからなる横行駆動装置
で横行駆動される。
には、板材載置面Sよりも上方に、搬送方向に沿うレー
ル16が架設してあり、このレール16に沿って走行自
在に前記アンローダ走行体10が設置される。アンロー
ダ走行体10は、板材Wを把持する開閉駆動可能なアン
ローダグリッパ18を走行方向と直交する方向に複数個
並べて取付けたものである。図2に示すように、アンロ
ーダ走行体10には、走行方向(X軸方向)に向けてガ
イドレール19が設けられ、ガイドレール19に沿って
進退可能に切断手段移動体20が設けられている。切断
手段移動体20は、アンローダ走行装置10に設けられ
たX軸サーボモータ24により、送りねじ25を介して
進退駆動される。この切断手段移動体20に、前記切断
手段21と製品降し手段22とが、各々Y軸方向(X軸
と直交する方向)に進退する横行体27,34を介して
設置されている。各横行体27,34は、各々リニアベ
アリング26A,26Bからなるガイドを介して切断手
段移動体20に横行自在に設置してあり、送りねじ3
7,38およびその駆動用モータからなる横行駆動装置
で横行駆動される。
【0010】切断手段21は、ニッパ状の切断刃部30
をシリンダ33からなる開閉用駆動源で開閉させるもの
であり、前記横行体27に昇降ガイド28および昇降台
29を介して昇降自在に設置され、昇降シリンダ31か
らなる昇降装置で昇降させられる。また、切断刃部30
は、昇降台29に対して、ロータリアクチュエータ32
からなる回転装置により、竪軸心回りに回転可能として
ある。製品降し手段22は、横行体34に設けられた下
向きの昇降シリンダ35と、この昇降シリンダ35で昇
降駆動される吸着パッド36とを備える。吸着パッド3
6は負圧吸着式のものであり、フレキシブルチューブ
(図示せず)を介して真空源に接続してある。
をシリンダ33からなる開閉用駆動源で開閉させるもの
であり、前記横行体27に昇降ガイド28および昇降台
29を介して昇降自在に設置され、昇降シリンダ31か
らなる昇降装置で昇降させられる。また、切断刃部30
は、昇降台29に対して、ロータリアクチュエータ32
からなる回転装置により、竪軸心回りに回転可能として
ある。製品降し手段22は、横行体34に設けられた下
向きの昇降シリンダ35と、この昇降シリンダ35で昇
降駆動される吸着パッド36とを備える。吸着パッド3
6は負圧吸着式のものであり、フレキシブルチューブ
(図示せず)を介して真空源に接続してある。
【0011】上記構成の動作を説明する。ローダ装置2
は、板材積載台5上の素材板材Wを一枚ずつ板材加工機
1のワークテーブル7上に搬入する。板材加工機1で
は、素材板材Wに、図8(A)のようにミクロジョイン
トaを残して複数の製品w1 〜w6 の外形に沿う製品形
状を打ち抜きにより加工する。このように加工された板
材Wは、その一端部が板材分離装置3のアンローダグリ
ッパ18で把持されて、アンローダ走行体10の走行に
よりローラコンベヤ8の板材載置面S上に引き出され
る。ローラコンベヤ8では、図6(A)のようにその下
方位置に製品台車9が待機させてあり、板材Wの引出し
前に、搬送方向の上手側のローラ群11Aで製品台車9
の上方を閉じる状態としておく。製品台車9はリフタ3
9(図5)を有するものであり、その上に載せたパレッ
ト23、またはパレット23上に積載された最上段の製
品wが板材載置面Sに近接するレベルまで持ち上げてお
く。
は、板材積載台5上の素材板材Wを一枚ずつ板材加工機
1のワークテーブル7上に搬入する。板材加工機1で
は、素材板材Wに、図8(A)のようにミクロジョイン
トaを残して複数の製品w1 〜w6 の外形に沿う製品形
状を打ち抜きにより加工する。このように加工された板
材Wは、その一端部が板材分離装置3のアンローダグリ
ッパ18で把持されて、アンローダ走行体10の走行に
よりローラコンベヤ8の板材載置面S上に引き出され
る。ローラコンベヤ8では、図6(A)のようにその下
方位置に製品台車9が待機させてあり、板材Wの引出し
前に、搬送方向の上手側のローラ群11Aで製品台車9
の上方を閉じる状態としておく。製品台車9はリフタ3
9(図5)を有するものであり、その上に載せたパレッ
ト23、またはパレット23上に積載された最上段の製
品wが板材載置面Sに近接するレベルまで持ち上げてお
く。
【0012】板材載置面S上に板材Wの全体が引き出さ
れると(図6(B))、板材Wから製品wの分離を行な
う。すなわち、アンローダグリッパ18で板材Wの一端
部を把持したままの状態で、例えば先ず板材Wにおける
先端部の製品w1 の分離を行なう。この分離作業は、切
断手段21により、ミクロジョイントaを図8(A)の
a11,a12,a13,a14の順序で切断することにより行
われる。ミクロジョイントa11を切断する時、図6
(C)のようにローラ群11Aを僅かに収容側に後退移
動させると共に、もう一方のローラ群11Bを進出移動
させ、ミクロジョイントa11に対応する板材積載面Sの
部分を開口状態とする。この状態で、切断手段21をミ
クロジョイントa11の上まで移動させた後、下降させて
切断刃部30を開閉駆動し、切断する。板材積載面Sは
切断するミクロジョイントaに対応する部分を開口させ
てあるので、切断手段21がコンベヤローラ12A,1
2Bと干渉せず、切断作業を円滑に行うことができる。
また、前記開口部分は一部だけであるため、ローラコン
ベヤ8で板材Wを撓みなく水平に支持することができ
る。切断刃部30の切断位置への移動は、切断するミク
ロジョイントa11の座標位置(X,Y)まで、アンロー
ダ走行体10の切断手段移動体20をX軸方向に、かつ
横行体27をY軸方向に移動させることにより行い、ミ
クロジョイントa11の位置するパンチ孔の長手方向に沿
うように、ロータリアクチュエータ32で切断刃部30
を回転させる。最後に昇降シンリンダ31で切断刃部3
0を下降させ、切断刃部30を閉じてミクロジョイント
a11を切断する。同様にしてミクロジョイントa12,a
13を切断した後、最後のミクロジョイントa14を切断す
る前に、図6(D)のように製品降し手段22を構成す
る吸着パッド36を下降させて製品w1 を吸着する。こ
の後、図5,図6(E)のように切断刃部30でミクロ
ジョイントa14を切断し、板材載置面Sの製品w1 の全
体に対応する範囲が開放状態となるまでローラ群11B
を後退させる。これにより、製品w1 は吸着パッド36
で吸着された状態のまま、前端が製品台車9上の既積載
製品w1 の上に落下する。この状態で、図7(A)のよ
うに吸着パッド36を下降させてから吸着を解除するこ
とにより、製品w1 は製品台車9上の所定の製品積載位
置Qにおける既積載製品w1 上に積載される。このよう
な分離作業を、板材Wの先端における他の製品w2 につ
いても同様にして行う。図8(B)はこのときの板材W
の製品分離状態を示す。
れると(図6(B))、板材Wから製品wの分離を行な
う。すなわち、アンローダグリッパ18で板材Wの一端
部を把持したままの状態で、例えば先ず板材Wにおける
先端部の製品w1 の分離を行なう。この分離作業は、切
断手段21により、ミクロジョイントaを図8(A)の
a11,a12,a13,a14の順序で切断することにより行
われる。ミクロジョイントa11を切断する時、図6
(C)のようにローラ群11Aを僅かに収容側に後退移
動させると共に、もう一方のローラ群11Bを進出移動
させ、ミクロジョイントa11に対応する板材積載面Sの
部分を開口状態とする。この状態で、切断手段21をミ
クロジョイントa11の上まで移動させた後、下降させて
切断刃部30を開閉駆動し、切断する。板材積載面Sは
切断するミクロジョイントaに対応する部分を開口させ
てあるので、切断手段21がコンベヤローラ12A,1
2Bと干渉せず、切断作業を円滑に行うことができる。
また、前記開口部分は一部だけであるため、ローラコン
ベヤ8で板材Wを撓みなく水平に支持することができ
る。切断刃部30の切断位置への移動は、切断するミク
ロジョイントa11の座標位置(X,Y)まで、アンロー
ダ走行体10の切断手段移動体20をX軸方向に、かつ
横行体27をY軸方向に移動させることにより行い、ミ
クロジョイントa11の位置するパンチ孔の長手方向に沿
うように、ロータリアクチュエータ32で切断刃部30
を回転させる。最後に昇降シンリンダ31で切断刃部3
0を下降させ、切断刃部30を閉じてミクロジョイント
a11を切断する。同様にしてミクロジョイントa12,a
13を切断した後、最後のミクロジョイントa14を切断す
る前に、図6(D)のように製品降し手段22を構成す
る吸着パッド36を下降させて製品w1 を吸着する。こ
の後、図5,図6(E)のように切断刃部30でミクロ
ジョイントa14を切断し、板材載置面Sの製品w1 の全
体に対応する範囲が開放状態となるまでローラ群11B
を後退させる。これにより、製品w1 は吸着パッド36
で吸着された状態のまま、前端が製品台車9上の既積載
製品w1 の上に落下する。この状態で、図7(A)のよ
うに吸着パッド36を下降させてから吸着を解除するこ
とにより、製品w1 は製品台車9上の所定の製品積載位
置Qにおける既積載製品w1 上に積載される。このよう
な分離作業を、板材Wの先端における他の製品w2 につ
いても同様にして行う。図8(B)はこのときの板材W
の製品分離状態を示す。
【0013】次に、板材Wの中間部の製品w3 のミクロ
ジョイントa31,a32,a33,a34(図8)の切断のた
めに、図7(B)のように製品w3 の大きさ相当分だけ
ローラ群11Aを後退させ、他方のローラ群11Bは製
品w1 ,w2 の積載位置上を閉じるところまで進出させ
る。この状態で、製品w3 のミクロジョイントa31,a
32,a33を切断刃部30で切断し、最後のミクロジョイ
ントa34を切断する前に、図7(C)のように製品w3
を吸着パッド36で吸着する。このとき、ローラ群11
Bを僅かに進出させて製品w3 の先端部を支える。つい
で、図7(D)のようにミクロジョイントa34を切断刃
部30で切断し、ローラ群11Bを製品w3 の載置位置
上方から後退させる。さらに、図7(E)のように吸着
パッド36を下降させて製品w3 をその載置位置上に載
置し、吸着パッド36の吸着を解除する。板材Wの中間
部における他の製品w4 についても同様の切断処理によ
り板材Wから分離する。図8(C)はこのときの板材W
の製品分離状態を示す。この後、板材Wの後端の各製品
w5 ,w6 についても同様の処理により、製品台車9上
の製品w5 ,w6 の載置位置上に載置する。図8(D)
はこのときの板材Wの製品分離状態を示し、残材となる
スケルトン40だけとなっている。
ジョイントa31,a32,a33,a34(図8)の切断のた
めに、図7(B)のように製品w3 の大きさ相当分だけ
ローラ群11Aを後退させ、他方のローラ群11Bは製
品w1 ,w2 の積載位置上を閉じるところまで進出させ
る。この状態で、製品w3 のミクロジョイントa31,a
32,a33を切断刃部30で切断し、最後のミクロジョイ
ントa34を切断する前に、図7(C)のように製品w3
を吸着パッド36で吸着する。このとき、ローラ群11
Bを僅かに進出させて製品w3 の先端部を支える。つい
で、図7(D)のようにミクロジョイントa34を切断刃
部30で切断し、ローラ群11Bを製品w3 の載置位置
上方から後退させる。さらに、図7(E)のように吸着
パッド36を下降させて製品w3 をその載置位置上に載
置し、吸着パッド36の吸着を解除する。板材Wの中間
部における他の製品w4 についても同様の切断処理によ
り板材Wから分離する。図8(C)はこのときの板材W
の製品分離状態を示す。この後、板材Wの後端の各製品
w5 ,w6 についても同様の処理により、製品台車9上
の製品w5 ,w6 の載置位置上に載置する。図8(D)
はこのときの板材Wの製品分離状態を示し、残材となる
スケルトン40だけとなっている。
【0014】このようにして1枚の板材Wについての製
品分離が終了すると、製品台車9のリフタ39を下降さ
せ、ローラコンベヤ8と並設位置に待機させてあるスケ
ルトン台車41(図3,図4)を、前記製品台車9を跨
ぐ状態でローラコンベヤ8のローラ下方まで進出させ
る。次に、ローラ群11A,11Bを退避させ、スケル
トン台車41の上方を閉じる板材載置面Sの部分を開
く。これによりスケルトン40が一端側からスケルトン
台車41上に落下し、アンローダグリッパ18によるス
ケルトン40の把持を解くことにより、スケルトン台車
41上にスケルトン40の全体が積載される。この後、
スケルトン台車41は再度、ストックコンベヤ8の後方
に退避し、製品台車9のリフタ39は、次の製品wを積
載するために板材Wの1枚の板厚分だけ上昇させる。以
上のサイクルを繰り返すことにより、板材Wから製品w
が分離されて製品台車9上のパレット23の上に、板取
り位置に応じた整列配置状態に積載される。
品分離が終了すると、製品台車9のリフタ39を下降さ
せ、ローラコンベヤ8と並設位置に待機させてあるスケ
ルトン台車41(図3,図4)を、前記製品台車9を跨
ぐ状態でローラコンベヤ8のローラ下方まで進出させ
る。次に、ローラ群11A,11Bを退避させ、スケル
トン台車41の上方を閉じる板材載置面Sの部分を開
く。これによりスケルトン40が一端側からスケルトン
台車41上に落下し、アンローダグリッパ18によるス
ケルトン40の把持を解くことにより、スケルトン台車
41上にスケルトン40の全体が積載される。この後、
スケルトン台車41は再度、ストックコンベヤ8の後方
に退避し、製品台車9のリフタ39は、次の製品wを積
載するために板材Wの1枚の板厚分だけ上昇させる。以
上のサイクルを繰り返すことにより、板材Wから製品w
が分離されて製品台車9上のパレット23の上に、板取
り位置に応じた整列配置状態に積載される。
【0015】この製品分離装置3は、このように板材加
工機1で加工された板材Wを大板ごと取り出してアンロ
ーダ側でミクロジョイントaを切断するので、板材加工
機1で個々の製品wを分離するものに比べてサイクルタ
イムが短縮される。また、製品載置位置Qの真上で製品
wのミクロジョイントaを切断し、製品降し手段22で
降ろすので、各製品wを散らばすことなく板取状態に整
列して積載することができる。しかも、切断手段21と
して、ミクロジョイントaを個別に切断するものを用い
るため、切り口を綺麗に切断することができる。
工機1で加工された板材Wを大板ごと取り出してアンロ
ーダ側でミクロジョイントaを切断するので、板材加工
機1で個々の製品wを分離するものに比べてサイクルタ
イムが短縮される。また、製品載置位置Qの真上で製品
wのミクロジョイントaを切断し、製品降し手段22で
降ろすので、各製品wを散らばすことなく板取状態に整
列して積載することができる。しかも、切断手段21と
して、ミクロジョイントaを個別に切断するものを用い
るため、切り口を綺麗に切断することができる。
【0016】なお、前記実施形態では、ミクロジョイン
トaを切断するのにニッパ状の切断刃部30を使用した
が、これに代えて鋸状の物を使用してもよい。また、前
記実施形態では、一対のローラ群11A,11Bを前後
へ両開きするように構成としたが、ローラ群を一つだけ
とし、その一部のローラピッチを広げることで、切断手
段21と対応する開口部分を形成しても良い。これによ
っても、切断手段21がコンベヤローラ12A,12B
と干渉することを回避することができる。さらに、この
製品分離装置は、アンローダに兼用されるものに限ら
ず、分離の専用機としても良い。その場合、アンローダ
走行体10およびアンローダグリッパ18と同様な走行
体およびグリッパを設けても良い。また、グリッパは、
移動せずに位置固定のものとし、アンローダで引き出さ
れた板材の端部をアンローダに対して持ち替えるように
しても良い。
トaを切断するのにニッパ状の切断刃部30を使用した
が、これに代えて鋸状の物を使用してもよい。また、前
記実施形態では、一対のローラ群11A,11Bを前後
へ両開きするように構成としたが、ローラ群を一つだけ
とし、その一部のローラピッチを広げることで、切断手
段21と対応する開口部分を形成しても良い。これによ
っても、切断手段21がコンベヤローラ12A,12B
と干渉することを回避することができる。さらに、この
製品分離装置は、アンローダに兼用されるものに限ら
ず、分離の専用機としても良い。その場合、アンローダ
走行体10およびアンローダグリッパ18と同様な走行
体およびグリッパを設けても良い。また、グリッパは、
移動せずに位置固定のものとし、アンローダで引き出さ
れた板材の端部をアンローダに対して持ち替えるように
しても良い。
【0017】また、前記実施形態では、図9(A)のよ
うに板材加工機1の前後にローダ装置2と製品分離装置
3とを一列に配置したが、この製品分離装置3は、板材
加工機1に対して図9(B)〜(D)のように使用する
こともできる。図9(B)の例は、板材加工機1の一側
部にストッカ42を配置し、ストッカ42の中央のロー
ダ部42aから素材板材を板材加工機1に送り出し、そ
の隣のアンローダ部42bで加工済み板材を回収するも
のである。前記アンローダ部42bにこの製品分離装置
3を使用できる。図9(C)の例は、ローダ43とアン
ローダ44とを板材加工機1の同じ側に並べた省スペー
スタイプのものであり、前記アンローダ44にこの製品
分離装置3を使用できる。図9(D)は、図9(C)の
例において、自動倉庫45とローダ43およびアンロー
ダ44の間に台車式の搬送装置46を設けたものであ
り、図9(C)の例と同様にアンローダ44にこの製品
分離装置3を使用できる。
うに板材加工機1の前後にローダ装置2と製品分離装置
3とを一列に配置したが、この製品分離装置3は、板材
加工機1に対して図9(B)〜(D)のように使用する
こともできる。図9(B)の例は、板材加工機1の一側
部にストッカ42を配置し、ストッカ42の中央のロー
ダ部42aから素材板材を板材加工機1に送り出し、そ
の隣のアンローダ部42bで加工済み板材を回収するも
のである。前記アンローダ部42bにこの製品分離装置
3を使用できる。図9(C)の例は、ローダ43とアン
ローダ44とを板材加工機1の同じ側に並べた省スペー
スタイプのものであり、前記アンローダ44にこの製品
分離装置3を使用できる。図9(D)は、図9(C)の
例において、自動倉庫45とローダ43およびアンロー
ダ44の間に台車式の搬送装置46を設けたものであ
り、図9(C)の例と同様にアンローダ44にこの製品
分離装置3を使用できる。
【0018】
【発明の効果】この発明の板材分離装置は、ミクロジョ
イントを残して製品形状を加工した板材から製品を分離
する製品分離装置であって、製品載置位置の真上で板材
を略水平に保持する板材保持手段と、この手段で保持さ
れた板材の製品形状加工部のミクロジョイントを個別に
切断する切断手段と、この切断により前記板材から分離
された製品を前記製品載置位置に降す製品降し手段とを
備えたものであるため、加工ラインあるいは加工システ
ム全体のサイクルタイムの短縮、分離製品の整列配置、
および切り口の美麗化を図ることができる。前記板材保
持手段を、コンベヤフレームに対するコンベヤローラの
移動で板材積載面を開閉可能なローラコンベヤとアンロ
ーダグリッパとで構成し、前記ローラコンベヤにおける
前記ミクロジョイントに対して前記切断手段を作用させ
る位置を、開口状態または開口可能状態となるようにし
た場合は、切断手段とローラコンベヤとの干渉が回避で
き、切断手段による切断が行い易い。また、この製品分
離装置でアンローダを兼用させることができ、ラインの
構成が簡単になる。前記ローラコンベヤを、搬送方向の
前後に並ぶ一対のローラ群を互いに前後両側へ開き可能
とした両開き式とし、かつ各ローラ群はこのローラコン
ベヤの板材載置面の全体を開口状態とする長さを有する
ものとした場合には、ローラコンベヤの全領域で、切断
手段とコンベヤローラとの干渉が生じることなく、ミク
ロジョイントの切断を行うことができる。また、ローラ
群の開閉による製品の落下を能率的に行える。
イントを残して製品形状を加工した板材から製品を分離
する製品分離装置であって、製品載置位置の真上で板材
を略水平に保持する板材保持手段と、この手段で保持さ
れた板材の製品形状加工部のミクロジョイントを個別に
切断する切断手段と、この切断により前記板材から分離
された製品を前記製品載置位置に降す製品降し手段とを
備えたものであるため、加工ラインあるいは加工システ
ム全体のサイクルタイムの短縮、分離製品の整列配置、
および切り口の美麗化を図ることができる。前記板材保
持手段を、コンベヤフレームに対するコンベヤローラの
移動で板材積載面を開閉可能なローラコンベヤとアンロ
ーダグリッパとで構成し、前記ローラコンベヤにおける
前記ミクロジョイントに対して前記切断手段を作用させ
る位置を、開口状態または開口可能状態となるようにし
た場合は、切断手段とローラコンベヤとの干渉が回避で
き、切断手段による切断が行い易い。また、この製品分
離装置でアンローダを兼用させることができ、ラインの
構成が簡単になる。前記ローラコンベヤを、搬送方向の
前後に並ぶ一対のローラ群を互いに前後両側へ開き可能
とした両開き式とし、かつ各ローラ群はこのローラコン
ベヤの板材載置面の全体を開口状態とする長さを有する
ものとした場合には、ローラコンベヤの全領域で、切断
手段とコンベヤローラとの干渉が生じることなく、ミク
ロジョイントの切断を行うことができる。また、ローラ
群の開閉による製品の落下を能率的に行える。
【図1】(A)はこの発明の一実施形態に係る製品分離
装置の正面図、(B)は同平面図である。
装置の正面図、(B)は同平面図である。
【図2】(A)は同製品分離装置におけるアンローダ走
行体の正面図、(B)は同平面図である。
行体の正面図、(B)は同平面図である。
【図3】同製品分離装置を備えた板材加工ラインの斜視
図である。
図である。
【図4】同板材加工ラインの平面図である。
【図5】同製品分離装置の動作を示す部分斜視図であ
る。
る。
【図6】同製品分離装置の動作の前半の工程を示す説明
図である。
図である。
【図7】同製品分離装置の動作の後半の工程を示す説明
図である。
図である。
【図8】同製品分離装置の分離動作により製品の分離が
行われる板材の各工程途中の状態を示す平面図である。
行われる板材の各工程途中の状態を示す平面図である。
【図9】(A)は同製品分離装置を備えた板材加工ライ
ンの概略平面図、(B)〜(D)は同製品分離装置を備
えた他の実施形態にかかる板材加工ラインの概略平面図
である。
ンの概略平面図、(B)〜(D)は同製品分離装置を備
えた他の実施形態にかかる板材加工ラインの概略平面図
である。
3…製品分離装置、8a…コンベヤフレーム、10…ア
ンローダ走行体、11A,11B…ローラ群、12A,
12B…コンベヤローラ、18…アンローダグリッパ、
21…切断手段、22…製品降し手段、50…板材保持
手段、Q…板材載置位置、S…板材載置面、a…ミクロ
ジョイント、W…板材、w…製品
ンローダ走行体、11A,11B…ローラ群、12A,
12B…コンベヤローラ、18…アンローダグリッパ、
21…切断手段、22…製品降し手段、50…板材保持
手段、Q…板材載置位置、S…板材載置面、a…ミクロ
ジョイント、W…板材、w…製品
Claims (3)
- 【請求項1】 ミクロジョイントを残して製品形状を加
工した板材から製品を分離する製品分離装置であって、
製品載置位置の真上で板材を略水平に保持する板材保持
手段と、この手段で保持された板材の製品形状加工部の
ミクロジョイントを個別に切断する切断手段と、この切
断により前記板材から分離された製品を前記製品載置位
置に降す製品降し手段とを備えた製品分離装置。 - 【請求項2】 前記板材保持手段は、コンベヤフレーム
に対するコンベヤローラの移動で板材積載面を開閉可能
なローラコンベヤとアンローダグリッパとで構成され、
前記ローラコンベヤは、前記ミクロジョイントに対して
前記切断手段を作用させる位置が、開口状態または開口
可能状態とされている請求項1記載の製品分離装置。 - 【請求項3】 前記ローラコンベヤは、搬送方向の前後
に並ぶ一対のローラ群を互いに前後両側へ開き可能とし
た両開き式とし、かつ各ローラ群はこのローラコンベヤ
の板材載置面の全体を閉口状態とする長さを有するもの
とした請求項2記載の製品分離装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27980395A JPH0994797A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 製品分離装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27980395A JPH0994797A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 製品分離装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0994797A true JPH0994797A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17616141
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27980395A Pending JPH0994797A (ja) | 1995-10-02 | 1995-10-02 | 製品分離装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0994797A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005095927A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Amada Co Ltd | ミクロジョイント切断装置 |
CN107159971A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-09-15 | 济南微尔激光设备有限公司 | 一种铝板切割机 |
-
1995
- 1995-10-02 JP JP27980395A patent/JPH0994797A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005095927A (ja) * | 2003-09-24 | 2005-04-14 | Amada Co Ltd | ミクロジョイント切断装置 |
JP4532869B2 (ja) * | 2003-09-24 | 2010-08-25 | 株式会社アマダ | ミクロジョイント切断装置 |
CN107159971A (zh) * | 2017-06-19 | 2017-09-15 | 济南微尔激光设备有限公司 | 一种铝板切割机 |
CN107159971B (zh) * | 2017-06-19 | 2023-12-01 | 济南微尔激光设备有限公司 | 一种铝板切割机 |
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