JPH0988631A - ガス燃料焚きガスタービン失火防止方法 - Google Patents
ガス燃料焚きガスタービン失火防止方法Info
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- JPH0988631A JPH0988631A JP24788395A JP24788395A JPH0988631A JP H0988631 A JPH0988631 A JP H0988631A JP 24788395 A JP24788395 A JP 24788395A JP 24788395 A JP24788395 A JP 24788395A JP H0988631 A JPH0988631 A JP H0988631A
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- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来のガス燃料焚きガスタービンの燃料は副
生ガスを使用した場合、この副生ガスの熱量変化を安定
させることができず、燃焼不安定によりガスタービンの
燃焼器の失火が発生していた。 【解決手段】 本発明によるガス燃料焚きガスタービン
失火防止方法は、ガス燃料焚きガスタービン(7)へ供給
する燃料の条件変化をガスタービン制御信号として取り
込み、この信号によりこのガスタービン(7)へ送り込ま
れる燃料の発熱量が一定となるように自動制御し、燃焼
器の失火を防止する構成である。
生ガスを使用した場合、この副生ガスの熱量変化を安定
させることができず、燃焼不安定によりガスタービンの
燃焼器の失火が発生していた。 【解決手段】 本発明によるガス燃料焚きガスタービン
失火防止方法は、ガス燃料焚きガスタービン(7)へ供給
する燃料の条件変化をガスタービン制御信号として取り
込み、この信号によりこのガスタービン(7)へ送り込ま
れる燃料の発熱量が一定となるように自動制御し、燃焼
器の失火を防止する構成である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス燃料焚きガス
タービン失火防止方法に関するものである。
タービン失火防止方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ガス燃料焚きガスタービンの燃料
は熱量の安定したガスを使用していたが、製鉄所等で使
用される副生ガスは、副生ガスを発生する設備の操業状
態により熱量が変化する事があり、ガス燃料焚きガスタ
ービンに使用される副生ガスは、他の燃料と混合して熱
量を安定させ、ガスタービン燃焼器の失火防止を図り安
定運転するようにしていた。
は熱量の安定したガスを使用していたが、製鉄所等で使
用される副生ガスは、副生ガスを発生する設備の操業状
態により熱量が変化する事があり、ガス燃料焚きガスタ
ービンに使用される副生ガスは、他の燃料と混合して熱
量を安定させ、ガスタービン燃焼器の失火防止を図り安
定運転するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術では次のような問題があった。 1. 製鉄所等で使用されるガス燃料焚きガスタービン
の燃料用副生ガスで、連続に発生する副生ガスが1種類
しかない場合、燃料用副生ガスの熱量変化を安定させる
他の副生ガスがないため、燃焼不安定によりガスタービ
ンの燃焼器が失火するという欠点があった。 2. ガス燃料焚きガスタービンの燃料用副生ガスの熱
量や温度が変化したとき等、変化したガス燃料がガス燃
料焚きガスタービンの燃焼器に入るまで異常が分からな
いため、操作遅れによりガスタービン燃焼器が失火する
という欠点があった。
技術では次のような問題があった。 1. 製鉄所等で使用されるガス燃料焚きガスタービン
の燃料用副生ガスで、連続に発生する副生ガスが1種類
しかない場合、燃料用副生ガスの熱量変化を安定させる
他の副生ガスがないため、燃焼不安定によりガスタービ
ンの燃焼器が失火するという欠点があった。 2. ガス燃料焚きガスタービンの燃料用副生ガスの熱
量や温度が変化したとき等、変化したガス燃料がガス燃
料焚きガスタービンの燃焼器に入るまで異常が分からな
いため、操作遅れによりガスタービン燃焼器が失火する
という欠点があった。
【0004】そこで本発明は、上記の問題点に鑑みてな
されたもので、特に、ガス燃料焚きガスタービンの燃料
用副生ガスの何らかの変化を事前にガスタービン制御信
号として取り込む事によって、変化したガス燃料がガス
燃料焚きガスタービンの燃焼器に入るまでに、異常対応
操作を行う事により、安定運転に優れたガス燃料焚きガ
スタービン失火防止方法を提供することを目的とする。
されたもので、特に、ガス燃料焚きガスタービンの燃料
用副生ガスの何らかの変化を事前にガスタービン制御信
号として取り込む事によって、変化したガス燃料がガス
燃料焚きガスタービンの燃焼器に入るまでに、異常対応
操作を行う事により、安定運転に優れたガス燃料焚きガ
スタービン失火防止方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明によるガス燃料焚
きガスタービン失火防止方法は、ガス燃料焚きガスター
ビンへ供給する燃料の少なくとも熱量、温度等のガス燃
料条件の変化をガスタービン制御信号として取り込み、
前記ガスタービン制御信号により前記ガス燃料焚きガス
タービンに送り込まれる燃料の発熱量が一定となるよう
に自動制御することにより、前記ガス燃料焚きガスター
ビンの燃焼器の失火を防止する方法である。
きガスタービン失火防止方法は、ガス燃料焚きガスター
ビンへ供給する燃料の少なくとも熱量、温度等のガス燃
料条件の変化をガスタービン制御信号として取り込み、
前記ガスタービン制御信号により前記ガス燃料焚きガス
タービンに送り込まれる燃料の発熱量が一定となるよう
に自動制御することにより、前記ガス燃料焚きガスター
ビンの燃焼器の失火を防止する方法である。
【0006】また、ガス燃料焚きガスタービンへ供給す
る燃料の熱量、温度等のガス燃料条件の変化をガスター
ビン制御信号として取り込むことにより、助燃燃料の増
量、補助燃料の投入および出力増加用蒸気噴射を停止
し、前記ガス燃料焚きガスタービンに送り込まれる燃料
の発熱量が一定となるよう制御を行い、前記ガス燃料焚
きガスタービンの燃焼器の失火を防止する方法である。
る燃料の熱量、温度等のガス燃料条件の変化をガスター
ビン制御信号として取り込むことにより、助燃燃料の増
量、補助燃料の投入および出力増加用蒸気噴射を停止
し、前記ガス燃料焚きガスタービンに送り込まれる燃料
の発熱量が一定となるよう制御を行い、前記ガス燃料焚
きガスタービンの燃焼器の失火を防止する方法である。
【0007】さらに詳細には、製鉄所に設置されるガス
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量が、前
記製鉄所にある副生ガス発生設備の操業変化により低下
した時の変化を前記ガスタービン制御信号として取り込
む方法である。
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量が、前
記製鉄所にある副生ガス発生設備の操業変化により低下
した時の変化を前記ガスタービン制御信号として取り込
む方法である。
【0008】さらに詳細には、製鉄所に設置されるガス
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量が、前
記製鉄所にある副生ガス発生設備の付帯設備の異常によ
り低下した時の変化をガスタービン制御信号として取り
込む方法である。
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量が、前
記製鉄所にある副生ガス発生設備の付帯設備の異常によ
り低下した時の変化をガスタービン制御信号として取り
込む方法である。
【0009】さらに詳細には、製鉄所に設置されるガス
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料配管系統にあ
る、発電用のガス燃料焚きボイラーの異常により、ガス
燃料の熱量が低下した時の変化をガスタービン制御信号
として取り込む方法である。
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料配管系統にあ
る、発電用のガス燃料焚きボイラーの異常により、ガス
燃料の熱量が低下した時の変化をガスタービン制御信号
として取り込む方法である。
【0010】さらに詳細には、製鉄所に設置されるガス
燃料焚きガスタービンへ燃料を供給するガス燃料配管系
統にある、圧力エネルギー回収タービンの異常により、
ガス燃料の温度が上昇した時の変化をガスタービン制御
信号として取り込む方法である。
燃料焚きガスタービンへ燃料を供給するガス燃料配管系
統にある、圧力エネルギー回収タービンの異常により、
ガス燃料の温度が上昇した時の変化をガスタービン制御
信号として取り込む方法である。
【0011】さらに詳細には、製鉄所に設置されるガス
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量および
温度が変化した時、ガス燃料焚きガスタービンへの投入
熱量変化を無くす目的で投入される、製鉄所等で連続又
は間欠に発生する熱量の高い副生ガス以外に、熱量の高
いガス燃料を投入し前記ガス燃料焚きガスタービンの燃
焼器の失火を防止する方法である。
燃料焚きガスタービンへ供給するガス燃料の熱量および
温度が変化した時、ガス燃料焚きガスタービンへの投入
熱量変化を無くす目的で投入される、製鉄所等で連続又
は間欠に発生する熱量の高い副生ガス以外に、熱量の高
いガス燃料を投入し前記ガス燃料焚きガスタービンの燃
焼器の失火を防止する方法である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるガ
ス燃料焚きガスタービン失火防止方法の好適な実施の形
態について詳細に説明する。一般に、図1におけるガス
燃料焚きガスタービン7のガス燃料の熱量や温度変化が
ないことが安定稼働の条件である。そのため、安定稼働
を阻害する要因であるガス燃料の発熱量や温度変化が起
きる事象として、製鉄所等にある副生ガス発生設備の操
業変化、製鉄所等に設置されるガス燃料焚きガスタービ
ン7のガス燃料配管系統にある、発電所のガス燃料焚き
ボイラー5の異常及び副生ガス発生設備の付帯設備の異
常、圧力エネルギー回収タービン2の異常及び副生ガス
の発熱量異常等がある。そのため、本発明では、前述し
た操業要因からの異常と、配管系内に設けられているエ
ネルギー回収装置の異常から起こるガス燃料焚きガスタ
ービンの安定運転を阻害する因子を早期に把握して安定
した発電を得ることを目的としている。
ス燃料焚きガスタービン失火防止方法の好適な実施の形
態について詳細に説明する。一般に、図1におけるガス
燃料焚きガスタービン7のガス燃料の熱量や温度変化が
ないことが安定稼働の条件である。そのため、安定稼働
を阻害する要因であるガス燃料の発熱量や温度変化が起
きる事象として、製鉄所等にある副生ガス発生設備の操
業変化、製鉄所等に設置されるガス燃料焚きガスタービ
ン7のガス燃料配管系統にある、発電所のガス燃料焚き
ボイラー5の異常及び副生ガス発生設備の付帯設備の異
常、圧力エネルギー回収タービン2の異常及び副生ガス
の発熱量異常等がある。そのため、本発明では、前述し
た操業要因からの異常と、配管系内に設けられているエ
ネルギー回収装置の異常から起こるガス燃料焚きガスタ
ービンの安定運転を阻害する因子を早期に把握して安定
した発電を得ることを目的としている。
【0013】図1はガス燃料焚きガスタービン7へ供給
する副生ガス燃料と補助燃料及び助燃燃料供給の配管系
統とその他の設備の配置例を説明する概略図である。高
炉から発生するBガス1aは前記Bガスが持っている圧
力エネルギーを回収する圧力エネルギー回収タービン
(略称TRTと云う)2で圧力エネルギーが回収され、
この圧力エネルギー回収タービン2を出た副生ガスは制
御弁25を有する管25A内に設けた熱量計3と温度計
4によって熱量や温度変化が測定され、この測定値に基
づいてガス燃料焚きガスタービン7の失火防止制御が行
われる。この熱量計3と温度計4が設けられている管2
5Aの下流側の途中には発電用の蒸気を得るための発電
用のガス燃料焚きボイラー5が設けられている。
する副生ガス燃料と補助燃料及び助燃燃料供給の配管系
統とその他の設備の配置例を説明する概略図である。高
炉から発生するBガス1aは前記Bガスが持っている圧
力エネルギーを回収する圧力エネルギー回収タービン
(略称TRTと云う)2で圧力エネルギーが回収され、
この圧力エネルギー回収タービン2を出た副生ガスは制
御弁25を有する管25A内に設けた熱量計3と温度計
4によって熱量や温度変化が測定され、この測定値に基
づいてガス燃料焚きガスタービン7の失火防止制御が行
われる。この熱量計3と温度計4が設けられている管2
5Aの下流側の途中には発電用の蒸気を得るための発電
用のガス燃料焚きボイラー5が設けられている。
【0014】前記ガス燃料焚きボイラー5で焚かれた副
生ガスの残りは、更に管25Aに接続された配管13を
流れてガス中に含まれている塵を取り除く電気集塵機6
を経由してガス燃料焚きガスタービン7のガスコンプレ
ッサー8へ供給される。このガスコンプレッサー8から
出た副生ガスはガスタービン9で燃焼し、燃焼排ガスは
温度計22で排ガス温度を測り廃熱回収用ボイラー10
へ送られて煙突11から大気へ放出される。
生ガスの残りは、更に管25Aに接続された配管13を
流れてガス中に含まれている塵を取り除く電気集塵機6
を経由してガス燃料焚きガスタービン7のガスコンプレ
ッサー8へ供給される。このガスコンプレッサー8から
出た副生ガスはガスタービン9で燃焼し、燃焼排ガスは
温度計22で排ガス温度を測り廃熱回収用ボイラー10
へ送られて煙突11から大気へ放出される。
【0015】このガス燃焼焚きガスタービン7のガスコ
ンプレッサー8へ供給するガスの発熱量を測定して転炉
ガス(略称LDG)12の供給量を制御する制御弁17
の開閉操作をする信号とするために熱量計18が設けら
れている。この廃熱回収用ボイラー10で得られた蒸気
は蒸気配管14の開閉弁21を介してガスタービン9内
の温度を制御することによりタービン出力制御用蒸気と
して用いられる。
ンプレッサー8へ供給するガスの発熱量を測定して転炉
ガス(略称LDG)12の供給量を制御する制御弁17
の開閉操作をする信号とするために熱量計18が設けら
れている。この廃熱回収用ボイラー10で得られた蒸気
は蒸気配管14の開閉弁21を介してガスタービン9内
の温度を制御することによりタービン出力制御用蒸気と
して用いられる。
【0016】前記ガス燃料焚きガスタービン7へ供給さ
れる他の副生ガス及び転炉(図示せず)の吹練で発生す
る転炉ガス12及び別の高炉から発生するBガス1bも
電気集塵機6の前側から入るように配管がなされてい
る。また助燃燃料19にはA重油、LPG及びブタンガ
スが用いられ、各々にはガスタービン9に供給する供給
量を把握するために流量計20が設けられ、この流量計
20からの信号で供給する燃料の量を制御する流調弁1
6が設けられている。
れる他の副生ガス及び転炉(図示せず)の吹練で発生す
る転炉ガス12及び別の高炉から発生するBガス1bも
電気集塵機6の前側から入るように配管がなされてい
る。また助燃燃料19にはA重油、LPG及びブタンガ
スが用いられ、各々にはガスタービン9に供給する供給
量を把握するために流量計20が設けられ、この流量計
20からの信号で供給する燃料の量を制御する流調弁1
6が設けられている。
【0017】次に、動作について述べる。まず、ガス燃
料焚きガスタービン7へ供給する複数のガス発生設備か
ら発生するガス、例えば製鉄所の高炉ガス、転炉ガス又
はコークス炉ガス、さらには石油精製設備から発生する
ガス燃料の熱量及び温度等のガス燃料条件の変化をガス
タービン制御信号(図示せず)として取り込みガスター
ビンのガスコンプレッサー8に設けられている静翼可変
23を制御して供給するガス量を変えるようにし、該信
号ガスタービン制御によりガスタービン7に送り込まれ
る燃料の発熱量が一定となるようにガス流量を制御弁1
7にて自動制御する。
料焚きガスタービン7へ供給する複数のガス発生設備か
ら発生するガス、例えば製鉄所の高炉ガス、転炉ガス又
はコークス炉ガス、さらには石油精製設備から発生する
ガス燃料の熱量及び温度等のガス燃料条件の変化をガス
タービン制御信号(図示せず)として取り込みガスター
ビンのガスコンプレッサー8に設けられている静翼可変
23を制御して供給するガス量を変えるようにし、該信
号ガスタービン制御によりガスタービン7に送り込まれ
る燃料の発熱量が一定となるようにガス流量を制御弁1
7にて自動制御する。
【0018】さらに、ガス燃料の供給量が低下するとガ
スタービン9の排ガス温度が下がり発電量が低下するの
で温度低下分を保償するために、前記ガス燃料の供給量
の低下に相当する熱量を保償するべく補助燃料である転
炉ガス12の熱量計18の指示から制御弁17と助燃燃
料19の流調弁16を開閉して流量計20を監視して吹
き込む量を制御しながら、さらに出力増加用蒸気噴射の
開閉弁21を閉弁して蒸気吹き込みを停止し、ガスター
ビン9内の温度を上昇させることによって、供給する総
熱量が一定となるようにしてガス燃料焚きガスタービン
7の燃焼器の失火を防止する。
スタービン9の排ガス温度が下がり発電量が低下するの
で温度低下分を保償するために、前記ガス燃料の供給量
の低下に相当する熱量を保償するべく補助燃料である転
炉ガス12の熱量計18の指示から制御弁17と助燃燃
料19の流調弁16を開閉して流量計20を監視して吹
き込む量を制御しながら、さらに出力増加用蒸気噴射の
開閉弁21を閉弁して蒸気吹き込みを停止し、ガスター
ビン9内の温度を上昇させることによって、供給する総
熱量が一定となるようにしてガス燃料焚きガスタービン
7の燃焼器の失火を防止する。
【0019】前記ガス燃料焚きガスタービンへ供給する
複数のガス発生設備から発生するガス、例えば製鉄所の
高炉ガス、転炉ガス又はコークス炉ガス、さらには石油
精製設備から発生するガス燃料の熱量、温度等は、例え
ば図4に示すようにガス温度の変化に伴いガスの発熱量
が変化する。ガス燃料条件の変化をガスタービン制御信
号として取り込みガス燃料焚きガスタービン7のガスコ
ンプレッサー8に設けられている静翼可変23を制御し
て供給するガス量を変えるようにし、さらに前記ガス熱
量の低下によって生ずるタービンの排ガス温度低下を保
償するガスの発熱量にほぼ等しい熱量をA重油やLPG
又はブタンガスなどの助燃燃料19の供給を増量し、さ
らにガスタービン9に送り込まれる出力増加用蒸気を停
止してガスタービン9の燃焼室の温度を上昇させて、ガ
スタービン9に送り込まれる燃料の総発熱量が一定とな
るよう制御を行い、前記燃焼器の失火を防止する。
複数のガス発生設備から発生するガス、例えば製鉄所の
高炉ガス、転炉ガス又はコークス炉ガス、さらには石油
精製設備から発生するガス燃料の熱量、温度等は、例え
ば図4に示すようにガス温度の変化に伴いガスの発熱量
が変化する。ガス燃料条件の変化をガスタービン制御信
号として取り込みガス燃料焚きガスタービン7のガスコ
ンプレッサー8に設けられている静翼可変23を制御し
て供給するガス量を変えるようにし、さらに前記ガス熱
量の低下によって生ずるタービンの排ガス温度低下を保
償するガスの発熱量にほぼ等しい熱量をA重油やLPG
又はブタンガスなどの助燃燃料19の供給を増量し、さ
らにガスタービン9に送り込まれる出力増加用蒸気を停
止してガスタービン9の燃焼室の温度を上昇させて、ガ
スタービン9に送り込まれる燃料の総発熱量が一定とな
るよう制御を行い、前記燃焼器の失火を防止する。
【0020】製鉄所等にある高炉や転炉設備から発生す
る副生ガス、例えば高炉のBガスが高炉の減圧操業、減
風操業、吹き抜け、休風、等の操業変化により低下し、
前記副生ガス配管系に設置されているガス燃料焚きガス
タービン7へ供給する副生ガス燃料の熱量が低下したと
き、前記低下をガスタービン制御信号としてガス燃料焚
きガスタービン7のガスコンプレッサー8に設けられて
いる静翼可変23を制御するように取り込み、このガス
タービン制御信号により副生ガスの供給量が低下するに
等しい熱量を保償するようにA重油やLPG又はブタン
ガスなどの助燃燃料19の増量と製鉄所等で連続又は間
欠に発生する熱量の高い副生ガス例えば転炉の転炉ガス
12を投入し、ガスタービン9に送り込まれる出力増加
用蒸気噴射を停止してガスタービン9の燃焼室の温度を
上昇させて、ガス燃料焚きガスタービン7への投入熱量
変化を無くす事で、前述の燃焼器の失火を防止する。
る副生ガス、例えば高炉のBガスが高炉の減圧操業、減
風操業、吹き抜け、休風、等の操業変化により低下し、
前記副生ガス配管系に設置されているガス燃料焚きガス
タービン7へ供給する副生ガス燃料の熱量が低下したと
き、前記低下をガスタービン制御信号としてガス燃料焚
きガスタービン7のガスコンプレッサー8に設けられて
いる静翼可変23を制御するように取り込み、このガス
タービン制御信号により副生ガスの供給量が低下するに
等しい熱量を保償するようにA重油やLPG又はブタン
ガスなどの助燃燃料19の増量と製鉄所等で連続又は間
欠に発生する熱量の高い副生ガス例えば転炉の転炉ガス
12を投入し、ガスタービン9に送り込まれる出力増加
用蒸気噴射を停止してガスタービン9の燃焼室の温度を
上昇させて、ガス燃料焚きガスタービン7への投入熱量
変化を無くす事で、前述の燃焼器の失火を防止する。
【0021】また、副生ガス発生設備である、例えば高
炉設備の付帯設備である図3で示す微粉炭吹込設備(P
CI)や酸素付加設備等の事故で、前記ガス燃料焚きガ
スタービン7へ供給するガス燃料の熱量が低下した時、
その変化の信号をガスタービン制御信号として取り込
み、このガスタービン制御信号により助燃燃料19の増
量、製鉄所等で連続又は間欠に発生する熱量の高い副生
ガスである転炉ガス12を投入及びガスタービン9内の
温度を低下させる出力増加用蒸気噴射を停止によるガス
燃料焚きガスタービン7への投入熱量変化を無くす事
で、前述の燃焼器の失火を防止する。さらに、製鉄所等
にある高炉や転炉設備から発生する副生ガス配管系に設
置されるガス燃料焚きガスタービン7へ供給するガス燃
料配管系統内にある発電用のガス燃料焚きボイラー5の
ボイラー炉内圧力の上昇やドラムのレベル異常により、
他の副生ガス発生装置との流量バランスがくずれ、前記
ガス燃料焚きガスタービン7へ供給するガス燃料の熱量
が変化した時、その変化の信号をガスタービン制御信号
として取り込み、このガスタービン制御信号により助燃
燃料19の増量、製鉄所等で連続又は間欠に発生する熱
量の高い副生ガスである転炉ガス12を投入し、さらに
ガスタービン9に送り込まれる出力増加用蒸気噴射を停
止してガスタービン9の燃焼室の温度を上昇させて、ガ
ス燃料焚きガスタービン7への投入熱量変化を無くす事
で、燃焼器の失火を防止する。
炉設備の付帯設備である図3で示す微粉炭吹込設備(P
CI)や酸素付加設備等の事故で、前記ガス燃料焚きガ
スタービン7へ供給するガス燃料の熱量が低下した時、
その変化の信号をガスタービン制御信号として取り込
み、このガスタービン制御信号により助燃燃料19の増
量、製鉄所等で連続又は間欠に発生する熱量の高い副生
ガスである転炉ガス12を投入及びガスタービン9内の
温度を低下させる出力増加用蒸気噴射を停止によるガス
燃料焚きガスタービン7への投入熱量変化を無くす事
で、前述の燃焼器の失火を防止する。さらに、製鉄所等
にある高炉や転炉設備から発生する副生ガス配管系に設
置されるガス燃料焚きガスタービン7へ供給するガス燃
料配管系統内にある発電用のガス燃料焚きボイラー5の
ボイラー炉内圧力の上昇やドラムのレベル異常により、
他の副生ガス発生装置との流量バランスがくずれ、前記
ガス燃料焚きガスタービン7へ供給するガス燃料の熱量
が変化した時、その変化の信号をガスタービン制御信号
として取り込み、このガスタービン制御信号により助燃
燃料19の増量、製鉄所等で連続又は間欠に発生する熱
量の高い副生ガスである転炉ガス12を投入し、さらに
ガスタービン9に送り込まれる出力増加用蒸気噴射を停
止してガスタービン9の燃焼室の温度を上昇させて、ガ
ス燃料焚きガスタービン7への投入熱量変化を無くす事
で、燃焼器の失火を防止する。
【0022】また、製鉄所等にある高炉や転炉設備から
発生する副生ガス配管系に設置されるガス燃料焚きガス
タービン7へ燃料を供給するガス燃料配管系統内にある
圧力エネルギー回収タービン2のトリップ等の異常によ
り、前記ガス燃料焚きガスタービンへ燃料を供給するガ
ス燃料の温度が上昇した時、その信号変化をガスタービ
ン制御信号としてガスタービンのガスコンプレッサー8
に設けられている静翼可変23を制御するように取り込
み、このガスタービン制御信号によりA重油やLPG又
はブタンガスなどの助燃燃料19を増量するように配管
系に設けられている流調弁16を制御して、製鉄所等で
連続又は間欠に発生する熱量の高い転炉ガス12の投入
及びタービン内の温度を低下させる出力増加用蒸気噴射
を停止させ、ガス燃料焚きガスタービン7への投入熱量
変化を無くす事で、燃焼器の失火を防止する。
発生する副生ガス配管系に設置されるガス燃料焚きガス
タービン7へ燃料を供給するガス燃料配管系統内にある
圧力エネルギー回収タービン2のトリップ等の異常によ
り、前記ガス燃料焚きガスタービンへ燃料を供給するガ
ス燃料の温度が上昇した時、その信号変化をガスタービ
ン制御信号としてガスタービンのガスコンプレッサー8
に設けられている静翼可変23を制御するように取り込
み、このガスタービン制御信号によりA重油やLPG又
はブタンガスなどの助燃燃料19を増量するように配管
系に設けられている流調弁16を制御して、製鉄所等で
連続又は間欠に発生する熱量の高い転炉ガス12の投入
及びタービン内の温度を低下させる出力増加用蒸気噴射
を停止させ、ガス燃料焚きガスタービン7への投入熱量
変化を無くす事で、燃焼器の失火を防止する。
【0023】また、製鉄所等にある高炉や転炉設備から
発生する副生ガス配管系に設置される、ガス燃料焚きガ
スタービン7へ供給する副生ガス燃料は、副生ガス発生
装置の通常操業時であってもゆるやかな変化をするため
熱量および温度が変化した時、ガス燃料焚きガスタービ
ン7へ投入熱量変化を無くす目的で投入される、製鉄所
等で連続又は間欠に発生する熱量の高い転炉ガス12以
外に、熱量の高いガス燃料を投入し燃焼器の失火を防止
する。
発生する副生ガス配管系に設置される、ガス燃料焚きガ
スタービン7へ供給する副生ガス燃料は、副生ガス発生
装置の通常操業時であってもゆるやかな変化をするため
熱量および温度が変化した時、ガス燃料焚きガスタービ
ン7へ投入熱量変化を無くす目的で投入される、製鉄所
等で連続又は間欠に発生する熱量の高い転炉ガス12以
外に、熱量の高いガス燃料を投入し燃焼器の失火を防止
する。
【0024】従って、ガス燃焼焚きガスタービン7の失
火防止方法は、製鉄所等にある副生ガス発生設備の操業
変化、製鉄所等に設置されるガス燃料焚きガスタービン
のガス燃料配管系統にある、発電用のガス燃料焚きボイ
ラー5の異常および圧力エネルギー回収タービン2の異
常等をガスタービン制御信号として取り込み、熱量や温
度が変化した不安定なガス燃料がガス燃料焚きガスター
ビン7の燃焼器に入るまでに、助燃燃料の増量、製鉄所
等で連続又は間欠に発生する熱量の高い副生ガス又は熱
量の高いガス燃料の投入および出力増加用蒸気噴射の停
止等によりガスタービン9内の温度を上昇させ、ガス燃
料の熱量や温度を安定させる様に作用するので、ガス燃
料焚きガスタービン7の失火防止を達成できる。
火防止方法は、製鉄所等にある副生ガス発生設備の操業
変化、製鉄所等に設置されるガス燃料焚きガスタービン
のガス燃料配管系統にある、発電用のガス燃料焚きボイ
ラー5の異常および圧力エネルギー回収タービン2の異
常等をガスタービン制御信号として取り込み、熱量や温
度が変化した不安定なガス燃料がガス燃料焚きガスター
ビン7の燃焼器に入るまでに、助燃燃料の増量、製鉄所
等で連続又は間欠に発生する熱量の高い副生ガス又は熱
量の高いガス燃料の投入および出力増加用蒸気噴射の停
止等によりガスタービン9内の温度を上昇させ、ガス燃
料の熱量や温度を安定させる様に作用するので、ガス燃
料焚きガスタービン7の失火防止を達成できる。
【0025】また、図3で示すように、高炉の操業で減
圧操業、減風操業、吹き抜け、休風、等の高炉操業30
の操業変化や、PCI設備故障、酸素付加設備故障等の
副生ガス発生設備の付帯設備異常31、ガス燃料焚きボ
イラー故障、TRT故障及び高炉ガスカロリー低下等が
起きると副生ガスであるBガス1a,1bの供給量の変
動があるが、この変動はガス燃料焚きガスタービン7へ
供給されるまでの時間が短く、ガス燃料焚きガスタービ
ン7の配管に設けた熱量計3や温度計4で検出したので
は、ガス燃料焚きガスタービン7の制御遅れが生じるの
で、前記した減圧操業、減風操業、吹き抜け、休風、P
CI等に異常が発生したらこの異常信号をタービン制御
信号として図3のコントローラ26に取り込み、変動し
たBガス1aがガスタービン9に供給される以前に補助
燃料である転炉ガス12や助燃燃料19を助燃燃料配管
15を介して供給するように流調弁16、制御弁17を
開き、さらに開閉弁21を閉めてボイラー10からの蒸
気の供給を停止してガスタービン9の雰囲気温度を上昇
させ、投入熱量の増加を図り失火が起きないようにして
いる。
圧操業、減風操業、吹き抜け、休風、等の高炉操業30
の操業変化や、PCI設備故障、酸素付加設備故障等の
副生ガス発生設備の付帯設備異常31、ガス燃料焚きボ
イラー故障、TRT故障及び高炉ガスカロリー低下等が
起きると副生ガスであるBガス1a,1bの供給量の変
動があるが、この変動はガス燃料焚きガスタービン7へ
供給されるまでの時間が短く、ガス燃料焚きガスタービ
ン7の配管に設けた熱量計3や温度計4で検出したので
は、ガス燃料焚きガスタービン7の制御遅れが生じるの
で、前記した減圧操業、減風操業、吹き抜け、休風、P
CI等に異常が発生したらこの異常信号をタービン制御
信号として図3のコントローラ26に取り込み、変動し
たBガス1aがガスタービン9に供給される以前に補助
燃料である転炉ガス12や助燃燃料19を助燃燃料配管
15を介して供給するように流調弁16、制御弁17を
開き、さらに開閉弁21を閉めてボイラー10からの蒸
気の供給を停止してガスタービン9の雰囲気温度を上昇
させ、投入熱量の増加を図り失火が起きないようにして
いる。
【0026】また、同一配管系内に設置されている圧力
エネルギー回収タービン2やボイラー5に故障が生じて
も前述したと同様に、ガス燃料焚きガスタービン7へ故
障信号を取り入れてガス供給量の変動があってもガス燃
料焚きガスタービン7の運転に支障が生じないように補
助燃料である転炉ガス12や助燃燃料19を供給するよ
うに制御弁16、流調弁17を開き、さらに開閉弁21
を閉めてボイラー10からの蒸気の供給を停止してガス
タービン9の雰囲気温度を上昇させ、投入熱量の増加を
図り失火が起きないようにしている。従って、前述の各
制御方法を概略的にまとめて示すと、図2で示すように
なり、副生ガス発生操業異常50、副生ガス発生設備の
付帯設備異常51、ガス燃料焚きボイラー異常52、圧
力エネルギー回収タービン異常53及び副生ガス通常熱
量・温度変動54により、助燃燃料増加60、補助燃料
投入61及び蒸気噴射停止62により失火防止を達成し
ている。また、本発明は前述の製鉄所に限ることなく、
他の設備にも適用できる。
エネルギー回収タービン2やボイラー5に故障が生じて
も前述したと同様に、ガス燃料焚きガスタービン7へ故
障信号を取り入れてガス供給量の変動があってもガス燃
料焚きガスタービン7の運転に支障が生じないように補
助燃料である転炉ガス12や助燃燃料19を供給するよ
うに制御弁16、流調弁17を開き、さらに開閉弁21
を閉めてボイラー10からの蒸気の供給を停止してガス
タービン9の雰囲気温度を上昇させ、投入熱量の増加を
図り失火が起きないようにしている。従って、前述の各
制御方法を概略的にまとめて示すと、図2で示すように
なり、副生ガス発生操業異常50、副生ガス発生設備の
付帯設備異常51、ガス燃料焚きボイラー異常52、圧
力エネルギー回収タービン異常53及び副生ガス通常熱
量・温度変動54により、助燃燃料増加60、補助燃料
投入61及び蒸気噴射停止62により失火防止を達成し
ている。また、本発明は前述の製鉄所に限ることなく、
他の設備にも適用できる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、高炉からのBガスの状
態をみるのではなくガス燃料焚きガスタービンのガス燃
料の熱量や温度変化の要因である、製鉄所等にある副生
ガス発生設備の操業変化、製鉄所等に設置されるガス燃
料焚きガスタービンのガス燃料配管系統にある、発電所
のガス燃料焚きボイラーの異常および圧力エネルギー回
収タービン等の設備系の異常等を事前に取り込み、ガス
タービンが失火しないように入力ガスカロリーを上げる
ため、自動制御により異常対応操作が迅速に出来るの
で、ガス燃料焚きガスタービンを安定して運転すること
ができる。また、ガス燃料焚きガスタービンが発電用に
使用されている場合、安定した電力を供給することが出
来る。また、失火によるトラブルが無くなり、ガス燃料
焚きガスタービンの設備寿命が延長される。さらに、自
動制御により異常対応操作が迅速に出来るので、運転員
の精神的負荷が軽減される。
態をみるのではなくガス燃料焚きガスタービンのガス燃
料の熱量や温度変化の要因である、製鉄所等にある副生
ガス発生設備の操業変化、製鉄所等に設置されるガス燃
料焚きガスタービンのガス燃料配管系統にある、発電所
のガス燃料焚きボイラーの異常および圧力エネルギー回
収タービン等の設備系の異常等を事前に取り込み、ガス
タービンが失火しないように入力ガスカロリーを上げる
ため、自動制御により異常対応操作が迅速に出来るの
で、ガス燃料焚きガスタービンを安定して運転すること
ができる。また、ガス燃料焚きガスタービンが発電用に
使用されている場合、安定した電力を供給することが出
来る。また、失火によるトラブルが無くなり、ガス燃料
焚きガスタービンの設備寿命が延長される。さらに、自
動制御により異常対応操作が迅速に出来るので、運転員
の精神的負荷が軽減される。
【図1】本発明によるガス燃料焚きガスタービン失火防
止方法を利用する製鉄所等の設備フロー図である。
止方法を利用する製鉄所等の設備フロー図である。
【図2】本発明のシステムフロー図である。
【図3】本発明を説明する概略制御図である。
【図4】副生ガスの温度と発熱量の関係を説明する図で
ある。
ある。
1a,1b Bガス 2 圧力エネルギー回収タービン 3 熱量計 4 温度計 5 ボイラー 6 電気集塵機 7 ガス燃料焚きガスタービン 8 ガスコンプレッサー 9 ガスタービン 10 ボイラー 12 転炉ガス 16 流調弁 17 制御弁 18 熱量計 19 助燃燃料 20 流量計 21 開閉弁 22 温度計 23 静翼可変 26 コントローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02C 7/00 F02C 7/00 A 9/28 9/28 C
Claims (7)
- 【請求項1】 ガス燃料焚きガスタービン(7)へ供給す
る燃料の少なくとも熱量、温度よりなるガス燃料条件の
変化をガスタービン制御信号として取り込み、前記ガス
タービン制御信号により前記ガス燃料焚きガスタービン
(7)に送り込まれる燃料の発熱量が一定となるように自
動制御することにより、前記ガス燃料焚きガスタービン
(7)の燃焼器の失火を防止することを特徴とするガス燃
料焚きガスタービン失火防止方法。 - 【請求項2】 ガス燃料焚きガスタービン(7)へ供給す
る燃料の熱量、温度等のガス燃料条件の変化をガスター
ビン制御信号として取り込むことにより、助燃燃料の増
量、補助燃料の投入および出力増加用蒸気噴射を停止
し、前記ガス燃料焚きガスタービン(7)に送り込まれる
燃料の発熱量が一定となるよう制御を行い、前記ガス燃
料焚きガスタービン(7)の燃焼器の失火を防止すること
を特徴とするガス燃焼器焚きガスタービン失火防止方
法。 - 【請求項3】 製鉄所に設置されるガス燃料焚きガスタ
ービン(7)へ供給するガス燃料の熱量が、前記製鉄所に
ある副生ガス発生設備の操業変化により低下した時の変
化を前記ガスタービン制御信号として取り込むことを特
徴とする請求項1又は2記載のガス燃料焚きガスタービ
ン失火防止方法。 - 【請求項4】 製鉄所に設置されるガス燃料焚きガスタ
ービン(7)へ供給するガス燃料の熱量が、前記製鉄所に
ある副生ガス発生設備の付帯設備の異常により低下した
時の変化をガスタービン制御信号として取り込むことを
特徴とする請求項1又は2記載のガス燃料焚きガスター
ビン失火防止方法。 - 【請求項5】 製鉄所に設置されるガス燃料焚きガスタ
ービン(7)へ供給するガス燃料配管系統にある、発電用
のボイラー(5)の異常により、ガス燃料の熱量が低下し
た時の変化をガスタービン制御信号として取り込むこと
を特徴とする請求項1又は2記載のガス燃料焚きガスタ
ービン失火防止方法。 - 【請求項6】 製鉄所に設置されるガス燃料焚きガスタ
ービン(7)へ燃料を供給するガス燃料配管系統にある、
圧力エネルギー回収タービンの異常により、ガス燃料の
温度が上昇した時の変化をガスタービン制御信号として
取り込むことを特徴とする請求項1又は2記載のガス燃
料焚きガスタービン失火防止方法。 - 【請求項7】 製鉄所に設置されるガス燃料焚きガスタ
ービン(7)へ供給するガス燃料の熱量および温度が変化
した時、ガス燃料焚きガスタービンへの投入熱量変化を
無くす目的で投入される、製鉄所等で連続又は間欠に発
生する熱量の高い副生ガス以外に、熱量の高いガス燃料
を投入し前記ガス燃料焚きガスタービンの燃焼器の失火
を防止することを特徴とするガス燃料焚きガスタービン
失火防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24788395A JPH0988631A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ガス燃料焚きガスタービン失火防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24788395A JPH0988631A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ガス燃料焚きガスタービン失火防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988631A true JPH0988631A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17170023
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24788395A Withdrawn JPH0988631A (ja) | 1995-09-26 | 1995-09-26 | ガス燃料焚きガスタービン失火防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0988631A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002004890A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Shimadzu Corp | 脱臭・圧縮装置 |
JP2002004888A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスタービン装置の運転方法 |
JP2004190631A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン用出力リミット制御装置 |
JP2007297945A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービンの燃料ガスカロリー制御装置 |
JP2012127250A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ギャップ量監視装置 |
WO2016052205A1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-04-07 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービン設備、その制御装置、及びガスタービン設備の制御方法 |
-
1995
- 1995-09-26 JP JP24788395A patent/JPH0988631A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002004890A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Shimadzu Corp | 脱臭・圧縮装置 |
JP2002004888A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ガスタービン装置の運転方法 |
JP2004190631A (ja) * | 2002-12-13 | 2004-07-08 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービン用出力リミット制御装置 |
JP2007297945A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | ガスタービンの燃料ガスカロリー制御装置 |
JP4709687B2 (ja) * | 2006-04-28 | 2011-06-22 | 三菱重工業株式会社 | ガスタービンの燃料ガスカロリー制御装置 |
JP2012127250A (ja) * | 2010-12-15 | 2012-07-05 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ギャップ量監視装置 |
WO2016052205A1 (ja) * | 2014-09-29 | 2016-04-07 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | ガスタービン設備、その制御装置、及びガスタービン設備の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |