JPH098722A - 非静止衛星による通信システム並びに該システムに含まれる衛星、局及び端末 - Google Patents
非静止衛星による通信システム並びに該システムに含まれる衛星、局及び端末Info
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- JPH098722A JPH098722A JP8151148A JP15114896A JPH098722A JP H098722 A JPH098722 A JP H098722A JP 8151148 A JP8151148 A JP 8151148A JP 15114896 A JP15114896 A JP 15114896A JP H098722 A JPH098722 A JP H098722A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/204—Multiple access
- H04B7/2041—Spot beam multiple access
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04B—TRANSMISSION
- H04B7/00—Radio transmission systems, i.e. using radiation field
- H04B7/14—Relay systems
- H04B7/15—Active relay systems
- H04B7/185—Space-based or airborne stations; Stations for satellite systems
- H04B7/1851—Systems using a satellite or space-based relay
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radio Relay Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 指向性が強くより多くの搬送周波数ビームの
採用を可能にし、地上局と端末との間で広帯域リンクを
可能にする。 【解決手段】 本発明の通信システムは、地上局(1
1、15)と端末(12、13、14、16)との間の
通信リンクを確立する一組の非静止衛星を含み、地上局
から出されるリンクは、この地上局を含む地理的限定ゾ
ーン(9、10)の中に位置する関連端末に到達する。
このような特定の地上局とこれに関連する端末との間の
通信リンクは、一組の衛星に属する一つの衛星1によっ
て確立され、これらの衛星は、この特定の地上局(1
1、15)を含む限定ゾーン(9、10)を狙いそして
通信リンクを支える方向可変発信ビーム(7、8)と方
向可変受信ビーム(5、6)を、このために確立するた
めに制御される。
採用を可能にし、地上局と端末との間で広帯域リンクを
可能にする。 【解決手段】 本発明の通信システムは、地上局(1
1、15)と端末(12、13、14、16)との間の
通信リンクを確立する一組の非静止衛星を含み、地上局
から出されるリンクは、この地上局を含む地理的限定ゾ
ーン(9、10)の中に位置する関連端末に到達する。
このような特定の地上局とこれに関連する端末との間の
通信リンクは、一組の衛星に属する一つの衛星1によっ
て確立され、これらの衛星は、この特定の地上局(1
1、15)を含む限定ゾーン(9、10)を狙いそして
通信リンクを支える方向可変発信ビーム(7、8)と方
向可変受信ビーム(5、6)を、このために確立するた
めに制御される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地上局と地上固定
端末との間の通信リンクを確立する一組の非静止衛星を
含み、地上局から出る通信リンクがこの地上局を含む限
られた地理的ゾーン中に位置する関連端末で終わる、通
信システムに関する。
端末との間の通信リンクを確立する一組の非静止衛星を
含み、地上局から出る通信リンクがこの地上局を含む限
られた地理的ゾーン中に位置する関連端末で終わる、通
信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】この形式のシステムは、D.Rouff
etの論文「GLOBALSTAR:us systeme trans
parent」、La Revue des Telecommunication、1993
年第1四半期及びその参考文献中に引用されている文献
に記載されている。
etの論文「GLOBALSTAR:us systeme trans
parent」、La Revue des Telecommunication、1993
年第1四半期及びその参考文献中に引用されている文献
に記載されている。
【0003】この論文に記載されているシステムでは、
端末は固定されておらず移動できるものである。これら
の端末は全指向性アンテナを有し、端末に最も強い信号
を供給する一つまたは複数の衛星と交信する。衛星は、
これらについては各々複数の地上基本表面を、衛星と同
時に移動する複数の各種搬送周波数ビームによってカバ
ーする。地上から見て、基本表面の移動には、地上局及
び端末のために、伝達システムを非常に複雑にする搬送
周波数ビームと衛星の多くの切り替えを必要とする。さ
らにまた、地上局と衛星の間の通信リンクは非常に広い
帯域幅を持たなければならず、この結果、地上局と関連
端末との間で伝達できる帯域幅は比較的限定される。
端末は固定されておらず移動できるものである。これら
の端末は全指向性アンテナを有し、端末に最も強い信号
を供給する一つまたは複数の衛星と交信する。衛星は、
これらについては各々複数の地上基本表面を、衛星と同
時に移動する複数の各種搬送周波数ビームによってカバ
ーする。地上から見て、基本表面の移動には、地上局及
び端末のために、伝達システムを非常に複雑にする搬送
周波数ビームと衛星の多くの切り替えを必要とする。さ
らにまた、地上局と衛星の間の通信リンクは非常に広い
帯域幅を持たなければならず、この結果、地上局と関連
端末との間で伝達できる帯域幅は比較的限定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記とは反
対に、リンク切り替え数が著しく減り、より指向性が強
くより多くの搬送周波数ビームの採用を可能にし、これ
によって地上局と端末との間で広帯域リンクを可能にす
るシステムに関する。
対に、リンク切り替え数が著しく減り、より指向性が強
くより多くの搬送周波数ビームの採用を可能にし、これ
によって地上局と端末との間で広帯域リンクを可能にす
るシステムに関する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記及びその他の目的
は、特定の地上局とこれに関連する端末との間のリンク
が、前記の一組の衛星に所属する一衛星によって確立さ
れ、この衛星はこのために、前記の特定の地上局を含む
前記の限られたゾーンを狙い、前記の通信リンクを支え
る、一つの発信方向可変ビームと一つの受信方向可変ビ
ームを確立するように制御されることを特徴とする、本
発明によるシステムによって達成される。
は、特定の地上局とこれに関連する端末との間のリンク
が、前記の一組の衛星に所属する一衛星によって確立さ
れ、この衛星はこのために、前記の特定の地上局を含む
前記の限られたゾーンを狙い、前記の通信リンクを支え
る、一つの発信方向可変ビームと一つの受信方向可変ビ
ームを確立するように制御されることを特徴とする、本
発明によるシステムによって達成される。
【0006】地上に対して固定状態に保たれた方向可変
ビームの採用は、端末の一地平線から反対側の地平線ま
で衛星が移動する間、すなわち衛星の移動中可能な限り
長く、一つの同じ衛星が地上局と端末との間の通信リン
クを確立し維持することを可能にし、これはリンク切り
替え数の減少に貢献し、したがって伝達の全体的効率の
向上に貢献する。
ビームの採用は、端末の一地平線から反対側の地平線ま
で衛星が移動する間、すなわち衛星の移動中可能な限り
長く、一つの同じ衛星が地上局と端末との間の通信リン
クを確立し維持することを可能にし、これはリンク切り
替え数の減少に貢献し、したがって伝達の全体的効率の
向上に貢献する。
【0007】本発明の一実施形式では、前記のビーム
は、前記の衛星に伝達される前記の特定地上局の指令を
受けて確立される。こうして各地上局は、周波数と帯域
幅さらに形状と指向方向(オリエンテーション)につい
て必要とするビームを、可視衛星に対して要求する。
は、前記の衛星に伝達される前記の特定地上局の指令を
受けて確立される。こうして各地上局は、周波数と帯域
幅さらに形状と指向方向(オリエンテーション)につい
て必要とするビームを、可視衛星に対して要求する。
【0008】一代替実施形式によれば、前記のビーム
は、前記の衛星の中に予め記録されたデータから確立さ
れ、そして衛星の進行につれて使用される。
は、前記の衛星の中に予め記録されたデータから確立さ
れ、そして衛星の進行につれて使用される。
【0009】別の代替実施形式によれば、前記のビーム
は、地上局の中に予め記録されたデータから確立され、
そして地上局の進行につれて衛星に供給される。前述の
第一実施形式の場合には、衛星は前記の特定の地上局か
ら見えるところにあるので、地上局は衛星にリンク実施
を指令するように構成され、これは地上局自体とビーム
確立指令データを識別するデータを衛星に伝達すること
から成り、衛星は地上局のシステムへの所属を確認し、
続いて地上局が要求するビームを確立するように構成さ
れている。
は、地上局の中に予め記録されたデータから確立され、
そして地上局の進行につれて衛星に供給される。前述の
第一実施形式の場合には、衛星は前記の特定の地上局か
ら見えるところにあるので、地上局は衛星にリンク実施
を指令するように構成され、これは地上局自体とビーム
確立指令データを識別するデータを衛星に伝達すること
から成り、衛星は地上局のシステムへの所属を確認し、
続いて地上局が要求するビームを確立するように構成さ
れている。
【0010】同じように、衛星は前記の特定の地上局か
ら見えるところにあるので、地上局は衛星にリンク停止
を指令するように構成され、これは地上局自体とビーム
停止指令データを識別するデータを衛星に伝達すること
から成り、衛星は地上局のシステムへの所属を確認し、
続いて地上局の利用に確立されたビームを停止するよう
に構成されている。
ら見えるところにあるので、地上局は衛星にリンク停止
を指令するように構成され、これは地上局自体とビーム
停止指令データを識別するデータを衛星に伝達すること
から成り、衛星は地上局のシステムへの所属を確認し、
続いて地上局の利用に確立されたビームを停止するよう
に構成されている。
【0011】また、本発明によるシステムでは、各地上
局は少なくとも二つの指向性アンテナを含み、このうち
の一つは衛星に向けられており、この衛星によって地上
局の利用のために通信リンクが確立される。
局は少なくとも二つの指向性アンテナを含み、このうち
の一つは衛星に向けられており、この衛星によって地上
局の利用のために通信リンクが確立される。
【0012】同じように、各端末は少なくとも一つの指
向性アンテナを含み、これは衛星に向けられており、こ
の衛星によって、このアンテナを狙う通信リンクが確立
される。
向性アンテナを含み、これは衛星に向けられており、こ
の衛星によって、このアンテナを狙う通信リンクが確立
される。
【0013】その上に、特に有利な方法で、前記の衛星
は、システムが他の宇宙通信を妨害する可能性がありそ
うな天空ゾーンの外でのみ前記のビームを確立するため
に、指令される。
は、システムが他の宇宙通信を妨害する可能性がありそ
うな天空ゾーンの外でのみ前記のビームを確立するため
に、指令される。
【0014】したがって、前記の衛星は少なくとも前記
の他の宇宙通信に与えられた周波数で伝達することが好
ましい。
の他の宇宙通信に与えられた周波数で伝達することが好
ましい。
【0015】これによって、静止衛星システムの周波数
割振りとは別の、静止衛星システムが使用しない周波数
の割当てを必要とせず、本発明の通信システムを設置す
ることができる。
割振りとは別の、静止衛星システムが使用しない周波数
の割当てを必要とせず、本発明の通信システムを設置す
ることができる。
【0016】さらに正確には、本発明の通信システムに
は有害な電波妨害を防止する手段が含まれており、これ
は、各衛星のために、また各地上局に関して、少なくと
も通信リンクの確立が許される時間間隔、または相互
に、少なくとも通信リンクの確立が禁止される時間間隔
を確定するかまたは確定を可能にする電波妨害データを
含み、これらの電波妨害防止手段は、他の宇宙通信を妨
害する可能性のある通信リンクの確立または維持を禁止
して、考慮される衛星と地上局との間のビームの確立ま
たは停止もしくはその両方の決定に作用する、管理手段
を含む。
は有害な電波妨害を防止する手段が含まれており、これ
は、各衛星のために、また各地上局に関して、少なくと
も通信リンクの確立が許される時間間隔、または相互
に、少なくとも通信リンクの確立が禁止される時間間隔
を確定するかまたは確定を可能にする電波妨害データを
含み、これらの電波妨害防止手段は、他の宇宙通信を妨
害する可能性のある通信リンクの確立または維持を禁止
して、考慮される衛星と地上局との間のビームの確立ま
たは停止もしくはその両方の決定に作用する、管理手段
を含む。
【0017】前述のシステムの一適用形式によれば、前
記の電波妨害データは各地上局に組み込まれた表の中に
含まれ、この表は、地上局のアンテナの向き設定(ポイ
ンティング)の場合、そうなった場合に、システムが他
の宇宙通信を妨害する可能性のあるような向き設定を妨
げるための、前記の管理手段によって参照される。
記の電波妨害データは各地上局に組み込まれた表の中に
含まれ、この表は、地上局のアンテナの向き設定(ポイ
ンティング)の場合、そうなった場合に、システムが他
の宇宙通信を妨害する可能性のあるような向き設定を妨
げるための、前記の管理手段によって参照される。
【0018】前述のシステムの他の一適用形式によれ
ば、前記の電波妨害データは各衛星に組み込まれた表の
中に含まれ、この表は、ビームの向き設定の場合、シス
テムが他の宇宙通信を妨害する可能性のあるような方向
への向き設定を妨げるために参照される。
ば、前記の電波妨害データは各衛星に組み込まれた表の
中に含まれ、この表は、ビームの向き設定の場合、シス
テムが他の宇宙通信を妨害する可能性のあるような方向
への向き設定を妨げるために参照される。
【0019】互いに加えられると、いま述べた配置は冗
長である。すなわち、これらの配置はシステムの安全性
を増加することができ、本発明のシステムが静止衛星通
信システムによって妨害されないことを保証する。
長である。すなわち、これらの配置はシステムの安全性
を増加することができ、本発明のシステムが静止衛星通
信システムによって妨害されないことを保証する。
【0020】前述の二つの場合のいずれか一つにおい
て、前記の表が指令センターから遠隔ロードされ、この
指令センターはまた前記の向き設定データを地上局また
は衛星もしくはその両方に供給することが好ましい。
て、前記の表が指令センターから遠隔ロードされ、この
指令センターはまた前記の向き設定データを地上局また
は衛星もしくはその両方に供給することが好ましい。
【0021】結局、衛星は、その地上の行跡が所定の数
の回転の後に再び閉じるように、一つの軌跡の上にある
ことができる。これは、地上局と端末における位置推算
表を簡略化するものである。
の回転の後に再び閉じるように、一つの軌跡の上にある
ことができる。これは、地上局と端末における位置推算
表を簡略化するものである。
【0022】さらに本発明が対象とするものは、上に定
義した通信システムに適合するようにそれぞれ構成され
た地上局、端末、及び衛星である。
義した通信システムに適合するようにそれぞれ構成され
た地上局、端末、及び衛星である。
【0023】本発明の様々な目的と特徴は、添付の図面
を参照して限定されないものとして挙げられた本発明の
実施例について行う説明によって、詳細に理解されよ
う。
を参照して限定されないものとして挙げられた本発明の
実施例について行う説明によって、詳細に理解されよ
う。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明による衛星通信システム
は、図1によって極めて概略的に図示されている。この
システムは一組の非静止衛星を含み、このうちの唯一つ
がこの図では1で示されている。この衛星は一つの受信
アンテナ2と送信アンテナ3を含み、これらのアンテナ
の間に受信機4がある。受信アンテナ2によって地球か
らそれぞれ受信された各信号は、受信機4によって増幅
され、送信アンテナ3によって地球に向かって再び送信
される。このため、通信管理の観点からは、衛星1は透
過である。衛星は、信号の発生源と受け手との間の地上
に置ける互いの伝達中継のみを構成する。これは宇宙セ
グメントのコストを低減する。
は、図1によって極めて概略的に図示されている。この
システムは一組の非静止衛星を含み、このうちの唯一つ
がこの図では1で示されている。この衛星は一つの受信
アンテナ2と送信アンテナ3を含み、これらのアンテナ
の間に受信機4がある。受信アンテナ2によって地球か
らそれぞれ受信された各信号は、受信機4によって増幅
され、送信アンテナ3によって地球に向かって再び送信
される。このため、通信管理の観点からは、衛星1は透
過である。衛星は、信号の発生源と受け手との間の地上
に置ける互いの伝達中継のみを構成する。これは宇宙セ
グメントのコストを低減する。
【0025】さらに正確には、アンテナ2、3は、各々
が複数のビームを生成する。アンテナ2は例えば特にビ
ーム5、6で示す上りビームを生成する。同じくアンテ
ナ3はビーム7、8で示す下りビームを生成する。これ
らのビームは各種の特性(周波数、偏波、帯域幅など)
を有することができる。周知のように、このためにアレ
ーアンテナを使用することができる。これについては例
えば、1994年2月27日から3月3日までAIAA
によって開催された「第15回国際通信衛星システム会
議」の議事録で公開されたD.Mich el 他の論文「Ku帯
域アンテナプログラム」、またはGINA94における
F.Magnin他の論文「遠隔測定能動アンテナ、低軌道観測
のための有用な任務」に、記載を見ることができよう。
例えば5で示される上りビーム及び例えば7で示される
下りビームは、地球表面の地理的に限定された一つの同
じゾーン9をカバーする。同じように、ビーム6、8は
他の一つのゾーン10をカバーする。
が複数のビームを生成する。アンテナ2は例えば特にビ
ーム5、6で示す上りビームを生成する。同じくアンテ
ナ3はビーム7、8で示す下りビームを生成する。これ
らのビームは各種の特性(周波数、偏波、帯域幅など)
を有することができる。周知のように、このためにアレ
ーアンテナを使用することができる。これについては例
えば、1994年2月27日から3月3日までAIAA
によって開催された「第15回国際通信衛星システム会
議」の議事録で公開されたD.Mich el 他の論文「Ku帯
域アンテナプログラム」、またはGINA94における
F.Magnin他の論文「遠隔測定能動アンテナ、低軌道観測
のための有用な任務」に、記載を見ることができよう。
例えば5で示される上りビーム及び例えば7で示される
下りビームは、地球表面の地理的に限定された一つの同
じゾーン9をカバーする。同じように、ビーム6、8は
他の一つのゾーン10をカバーする。
【0026】9のようなゾーンには、地上局11と端末
12、13、14が存在する。原則は、地上局11が端
末12、13、14と衛星1を介して通信し、衛星の送
信ビームと受信ビームは地上局と関連端末を含むゾーン
9の上に方向付けらることである。地上局によって送ら
れる信号は衛星によって端末に向けて中継される。同じ
く、端末によって送られる信号は衛星によって地上局に
向けて中継される。これによって、地上局と端末との間
に通信リンクが確立される。地上局15と端末16が存
在して、これらの間で前述のように通信がなされるゾー
ン10に関しても同様である。
12、13、14が存在する。原則は、地上局11が端
末12、13、14と衛星1を介して通信し、衛星の送
信ビームと受信ビームは地上局と関連端末を含むゾーン
9の上に方向付けらることである。地上局によって送ら
れる信号は衛星によって端末に向けて中継される。同じ
く、端末によって送られる信号は衛星によって地上局に
向けて中継される。これによって、地上局と端末との間
に通信リンクが確立される。地上局15と端末16が存
在して、これらの間で前述のように通信がなされるゾー
ン10に関しても同様である。
【0027】例として、このような地上局と関連端末と
の間の通信リンクの活用は、地上無線電話システムで適
用される形式にすることができ、したがって通信リンク
は、周波数で段階がつけられた複数のチャネルを提供
し、これらのチャネルの少なくともいくつかは一時的多
重化によって複数の通信路を支える。端末は、これらに
共通であるアクセスチャネルの上で地上局を呼び出し、
地上局は制御チャネルの上で応答する。「AROHA」
または「スロットAROHA」形式の従来の手順は、制
御チャネルへのアクセス争いを調整できるようにする。
制御チャネルは、各伝達方向において端末と地上局との
間に一時的通路を割り当てることができるようにする。
この瞬間から、例えば端末14と地上局11との間で通
信を行うことができる。地上局はこれ自体で、この端末
14を類似の手段によって例えば他の端末12に接続す
ることができる。地上局はまた通信リンク17、18、
19によって他の地上局に、特に地上局15に、または
端末14がアクセスを要求する他の端末の接続場所にし
たがって他の格子に、通信を延長することができる。
の間の通信リンクの活用は、地上無線電話システムで適
用される形式にすることができ、したがって通信リンク
は、周波数で段階がつけられた複数のチャネルを提供
し、これらのチャネルの少なくともいくつかは一時的多
重化によって複数の通信路を支える。端末は、これらに
共通であるアクセスチャネルの上で地上局を呼び出し、
地上局は制御チャネルの上で応答する。「AROHA」
または「スロットAROHA」形式の従来の手順は、制
御チャネルへのアクセス争いを調整できるようにする。
制御チャネルは、各伝達方向において端末と地上局との
間に一時的通路を割り当てることができるようにする。
この瞬間から、例えば端末14と地上局11との間で通
信を行うことができる。地上局はこれ自体で、この端末
14を類似の手段によって例えば他の端末12に接続す
ることができる。地上局はまた通信リンク17、18、
19によって他の地上局に、特に地上局15に、または
端末14がアクセスを要求する他の端末の接続場所にし
たがって他の格子に、通信を延長することができる。
【0028】地上局間のリンクを地上リンクにすること
ができる。また、これらのリンクを衛星によるリンクに
することもできる。この目的のために同じ衛星を採用す
ることができる。したがって、これらの衛星は、地上局
間の通信に用意され、これに適合するように寸法が決め
られた、本発明の通信システムに類似の追加の通信シス
テムを含む。地上のゾーンは特に、複数の地上局を含む
ために十分な大きさとなる。
ができる。また、これらのリンクを衛星によるリンクに
することもできる。この目的のために同じ衛星を採用す
ることができる。したがって、これらの衛星は、地上局
間の通信に用意され、これに適合するように寸法が決め
られた、本発明の通信システムに類似の追加の通信シス
テムを含む。地上のゾーンは特に、複数の地上局を含む
ために十分な大きさとなる。
【0029】したがって、衛星は透過であり、地上局1
1と関連端末12、13、14との間の通信リンクは、
地上局からすべての端末への多重化されたリンクであ
る。この通信リンクは、一つのチャネルまたは周波数で
分けられた複数のチャネルを含み、またこれらのチャネ
ルの各々には、一つまたは複数の一時的多重化通信路、
例えば一時的非同期多重化通信路を含むことができる。
本発明の範囲内では、これが地上通信の分野で周知であ
り試されている技術を採用していることを示すだけで十
分である。
1と関連端末12、13、14との間の通信リンクは、
地上局からすべての端末への多重化されたリンクであ
る。この通信リンクは、一つのチャネルまたは周波数で
分けられた複数のチャネルを含み、またこれらのチャネ
ルの各々には、一つまたは複数の一時的多重化通信路、
例えば一時的非同期多重化通信路を含むことができる。
本発明の範囲内では、これが地上通信の分野で周知であ
り試されている技術を採用していることを示すだけで十
分である。
【0030】本発明のシステムでは、衛星1は矢印20
の方に移動する非静止衛星である。これは、ビーム5〜
8が、絶えずゾーン9、10に狙いをつけるために、こ
れらのゾーンに向かって向き設定され、これらのゾーン
を追跡しなければならないことを意味する。このために
衛星1はビーム向き設定装置21を含み、この装置は、
衛星1がゾーン9、10の視界の中にある間はビームが
これらのゾーンに向けられたままになるように、周期的
に読まれて衛星の移動につれてビームの向き設定座標を
提供する表を含む。前述の形式のアレーアンテナは、こ
の要求に対処することができるようにする。
の方に移動する非静止衛星である。これは、ビーム5〜
8が、絶えずゾーン9、10に狙いをつけるために、こ
れらのゾーンに向かって向き設定され、これらのゾーン
を追跡しなければならないことを意味する。このために
衛星1はビーム向き設定装置21を含み、この装置は、
衛星1がゾーン9、10の視界の中にある間はビームが
これらのゾーンに向けられたままになるように、周期的
に読まれて衛星の移動につれてビームの向き設定座標を
提供する表を含む。前述の形式のアレーアンテナは、こ
の要求に対処することができるようにする。
【0031】また、移動する衛星1は、最終的には例え
ばゾーン9の視界の中にあることを止める。この前に、
ビーム5と7は消えなければならない。衛星1に類似の
他の衛星が、ビーム5と7に類似のビームを用いて地上
局11と端末12、13、14との間の通信リンクを維
持するために、衛星1の代わりに使用されることにな
る。これは、衛星1が以前にゾーン10と9の視野に到
達したときと同じように起こる。
ばゾーン9の視界の中にあることを止める。この前に、
ビーム5と7は消えなければならない。衛星1に類似の
他の衛星が、ビーム5と7に類似のビームを用いて地上
局11と端末12、13、14との間の通信リンクを維
持するために、衛星1の代わりに使用されることにな
る。これは、衛星1が以前にゾーン10と9の視野に到
達したときと同じように起こる。
【0032】これを行うために、本発明によれば、衛星
は、衛星がその経路の上で遭遇するゾーンのために必要
な通信リンクを確立するために適したビーム確立を引き
起こすビーム確立手段22を含む。
は、衛星がその経路の上で遭遇するゾーンのために必要
な通信リンクを確立するために適したビーム確立を引き
起こすビーム確立手段22を含む。
【0033】衛星の経路は地上局に知られているので、
地上局のいずれも、本発明の第一実施形式によれば、衛
星1が地上局の地平線に昇ったときに、地上局に必要な
ビームの確立を衛星1に要求する。こうして、衛星1が
地平線に昇ったことを見た地上局11は、衛星がビーム
5と7を確立するように、ビーム確立手段22に向けら
れた図1には示されていない制御チャネルの上でメッセ
ージを衛星に送る。もちろん、様々な地上局の要求が常
に満足できるように、衛星の通信容量を考慮して、11
などの地上局は17、18、19などの通信リンクによ
って地上局間で釣り合って、リンク実施の要求を事前に
調整する。
地上局のいずれも、本発明の第一実施形式によれば、衛
星1が地上局の地平線に昇ったときに、地上局に必要な
ビームの確立を衛星1に要求する。こうして、衛星1が
地平線に昇ったことを見た地上局11は、衛星がビーム
5と7を確立するように、ビーム確立手段22に向けら
れた図1には示されていない制御チャネルの上でメッセ
ージを衛星に送る。もちろん、様々な地上局の要求が常
に満足できるように、衛星の通信容量を考慮して、11
などの地上局は17、18、19などの通信リンクによ
って地上局間で釣り合って、リンク実施の要求を事前に
調整する。
【0034】さらにまた、地上局11は、一方では地上
局自体を識別し他方では確立すべきビームを特定するデ
ータを衛星1に送って、衛星1にリンク実施を要求する
ように構成され、衛星の側では、衛星は、地上局が通信
システムに所属していることを確認し、したがって地上
局が要求するビームを確立するように構成されている。
ここでは、衛星へのアクセスをすべての不正な割り込み
に対して保護することが肝要である。
局自体を識別し他方では確立すべきビームを特定するデ
ータを衛星1に送って、衛星1にリンク実施を要求する
ように構成され、衛星の側では、衛星は、地上局が通信
システムに所属していることを確認し、したがって地上
局が要求するビームを確立するように構成されている。
ここでは、衛星へのアクセスをすべての不正な割り込み
に対して保護することが肝要である。
【0035】一変形実施形態によれば、ビームは予め衛
星に記録されたデータから確立され、地球の回りの衛星
の進行につれて利用される。
星に記録されたデータから確立され、地球の回りの衛星
の進行につれて利用される。
【0036】他の変形実施形態によれば、データは地上
局の中に保管され、衛星の進行につれて衛星に提供され
る。
局の中に保管され、衛星の進行につれて衛星に提供され
る。
【0037】本発明の通信システムは、各地上局のゾー
ンに関連する端末と通信するために各地上局によって要
求される通信リンクを恒久的に供給することのできる一
組の衛星を含み、また相関的に、各地上局は恒久的なサ
ービスを提供する状態にあるように、その地上局に関連
する端末との通信リンクを地上局に提供するのに適した
少なくとも一つの衛星を常に見ていなければならず、し
かしその地上局とこの端末との通信リンクを行わせてい
る衛星がまだ遠すぎないうちに、地平線に昇る第二の衛
星も見なければならないことを、さらに考慮しなければ
ならない。
ンに関連する端末と通信するために各地上局によって要
求される通信リンクを恒久的に供給することのできる一
組の衛星を含み、また相関的に、各地上局は恒久的なサ
ービスを提供する状態にあるように、その地上局に関連
する端末との通信リンクを地上局に提供するのに適した
少なくとも一つの衛星を常に見ていなければならず、し
かしその地上局とこの端末との通信リンクを行わせてい
る衛星がまだ遠すぎないうちに、地平線に昇る第二の衛
星も見なければならないことを、さらに考慮しなければ
ならない。
【0038】一実施様式によれば、これらの衛星は、高
度1626.5kmを55°の傾斜で円形軌道を回って
いる。図2に、一つのこのような軌道の地上における軌
跡を示す。地球の自転及び地球の扁平率に起因する自然
歳差を考慮して、この軌跡は12回転の後にそれ自体再
び閉じる。これはアンテナの向き設定を簡略化し、これ
は端末のアンテナに関しては特に重要である。図2で
は、行程23、24、25・・・、26を繰り返し、こ
の後に衛星はその出発点に戻る。衛星システムの一実施
形態では、図2の軌跡に似た軌跡を有する規則的に離間
した複数の軌道を予定することができる。各軌道上の衛
星の位相は、衛星の分布が規則的になるように、また地
上局から見て衛星が常に同じ軌線を追尾するように、軌
道を縁取る位相に対して調整される。
度1626.5kmを55°の傾斜で円形軌道を回って
いる。図2に、一つのこのような軌道の地上における軌
跡を示す。地球の自転及び地球の扁平率に起因する自然
歳差を考慮して、この軌跡は12回転の後にそれ自体再
び閉じる。これはアンテナの向き設定を簡略化し、これ
は端末のアンテナに関しては特に重要である。図2で
は、行程23、24、25・・・、26を繰り返し、こ
の後に衛星はその出発点に戻る。衛星システムの一実施
形態では、図2の軌跡に似た軌跡を有する規則的に離間
した複数の軌道を予定することができる。各軌道上の衛
星の位相は、衛星の分布が規則的になるように、また地
上局から見て衛星が常に同じ軌線を追尾するように、軌
道を縁取る位相に対して調整される。
【0039】各衛星は、最大数nの上りビームと最大数
nの下りビームを確立する。各ビームは地上で半径約2
00kmの表面をカバーする。配置は増分的にすること
ができる。第一構成は、温帯緯度に対する完全なサービ
スエリアを持つことができるようにする。第二構成は、
地球の80°Sと80°Nの間をカバーできるようにす
る。人口が少ない領域では、例えば直径500kmのゾ
ーンをカバーする、より大きなサービスエリアのビーム
を採り入れることができよう。
nの下りビームを確立する。各ビームは地上で半径約2
00kmの表面をカバーする。配置は増分的にすること
ができる。第一構成は、温帯緯度に対する完全なサービ
スエリアを持つことができるようにする。第二構成は、
地球の80°Sと80°Nの間をカバーできるようにす
る。人口が少ない領域では、例えば直径500kmのゾ
ーンをカバーする、より大きなサービスエリアのビーム
を採り入れることができよう。
【0040】例えば衛星から地上に向かう方向といった
伝達方向を考慮して、各ゾーンは受信周波数を特性とし
て割り当てられる。隣接ゾーンの受信周波数は異なる。
しかし、システムによって採用される周波数の全数を変
えることができる。例として図3は、よく知られたモデ
ルを用いて、どの領域もカバーする規則的な敷き詰めを
形成する複数のゾーン30を示している。これらのゾー
ンの各々に特有の周波数が示されている。これらはf1
からf7までの7通りである。図1のゾーン9と10が
図3にも持ち込まれている。この例では、これらのゾー
ンは同じ周波数f1を有する。同じ配置が上り方向で使
用される。
伝達方向を考慮して、各ゾーンは受信周波数を特性とし
て割り当てられる。隣接ゾーンの受信周波数は異なる。
しかし、システムによって採用される周波数の全数を変
えることができる。例として図3は、よく知られたモデ
ルを用いて、どの領域もカバーする規則的な敷き詰めを
形成する複数のゾーン30を示している。これらのゾー
ンの各々に特有の周波数が示されている。これらはf1
からf7までの7通りである。図1のゾーン9と10が
図3にも持ち込まれている。この例では、これらのゾー
ンは同じ周波数f1を有する。同じ配置が上り方向で使
用される。
【0041】他の一実施様式は、ゾーンの各々に一時的
ラスタ中に送信/受信時間を、例えばt1からt7まで
の七つを含めて割り当てるが、この間に、利用可能など
の周波数帯域もビームジャンプ技法を適用して使用する
ことができる。
ラスタ中に送信/受信時間を、例えばt1からt7まで
の七つを含めて割り当てるが、この間に、利用可能など
の周波数帯域もビームジャンプ技法を適用して使用する
ことができる。
【0042】地上局から見て、衛星は反復する軌道に沿
って空中を周回している。したがって、これらの軌道を
描写するために簡略化された衛星位置推算表を使用する
ことができ、これは各地上局及び各端末における計算を
容易にする。
って空中を周回している。したがって、これらの軌道を
描写するために簡略化された衛星位置推算表を使用する
ことができ、これは各地上局及び各端末における計算を
容易にする。
【0043】実際に、後でわかるように、衛星によって
地上局のために確立された通信リンクは、通信リンクの
上りリンクと下りリンクのために、地上局を含むゾーン
上に衛星によって向けられたビームのみならず、図1に
示すように、地上局から衛星に向かって向けられたビー
ムも含む。地上局は利得の大きなアンテナを採用するこ
とが好ましい。それから各地上局は、少なくとも二つの
アンテナを含む。これは、一つは使用中の通信リンクに
役立てるため、他の一つは他の衛星による通信リンクの
確立を準備するためである。端末については、これらは
小さな寸法の、したがって指向性の低い一つまたは複数
のアンテナを有することができ、これによって端末の衛
星への向き設定が容易になる。
地上局のために確立された通信リンクは、通信リンクの
上りリンクと下りリンクのために、地上局を含むゾーン
上に衛星によって向けられたビームのみならず、図1に
示すように、地上局から衛星に向かって向けられたビー
ムも含む。地上局は利得の大きなアンテナを採用するこ
とが好ましい。それから各地上局は、少なくとも二つの
アンテナを含む。これは、一つは使用中の通信リンクに
役立てるため、他の一つは他の衛星による通信リンクの
確立を準備するためである。端末については、これらは
小さな寸法の、したがって指向性の低い一つまたは複数
のアンテナを有することができ、これによって端末の衛
星への向き設定が容易になる。
【0044】ここで図4に移ると、本発明の通信システ
ムの衛星、例えば図1の衛星の設備の一実施形式が概略
的に図示されている。
ムの衛星、例えば図1の衛星の設備の一実施形式が概略
的に図示されている。
【0045】主として、地上局と端末との間の通信のた
めに、衛星は中継器システムを含み、この中継器システ
ムは、 − 受信アンテナ40と、 − 複数の受信ビーム形成ネットワーク41,1、4
1,2、・・・41,nまでと、 − 複数の受信混合器42,1〜42,nと、 − こうして周波数がずれた各経路のための、可変利得
増幅器43、及びこれに続く調節可能帯域幅フィルタ4
4と、 − 複数の発信混合器45,1〜45,nと、 − 複数の発信ビーム形成ネットワーク46,1、4
6,2、・・・46,nまでと、 − 発信アンテナ47と、 − 良好な条件の下では、増幅と濾過を可能にするた
め、また通信リンクを下り周波数帯域に置き直すため
に、上り周波数帯域の通信路をもっと弱い中間周波数の
方に移すことを可能とする周波数変更局部波を、一方で
は発信混合器に供給し他方では受信混合器に供給する局
部発振器48を含む。
めに、衛星は中継器システムを含み、この中継器システ
ムは、 − 受信アンテナ40と、 − 複数の受信ビーム形成ネットワーク41,1、4
1,2、・・・41,nまでと、 − 複数の受信混合器42,1〜42,nと、 − こうして周波数がずれた各経路のための、可変利得
増幅器43、及びこれに続く調節可能帯域幅フィルタ4
4と、 − 複数の発信混合器45,1〜45,nと、 − 複数の発信ビーム形成ネットワーク46,1、4
6,2、・・・46,nまでと、 − 発信アンテナ47と、 − 良好な条件の下では、増幅と濾過を可能にするた
め、また通信リンクを下り周波数帯域に置き直すため
に、上り周波数帯域の通信路をもっと弱い中間周波数の
方に移すことを可能とする周波数変更局部波を、一方で
は発信混合器に供給し他方では受信混合器に供給する局
部発振器48を含む。
【0046】バス49は、ビーム形成ネットワーク、混
合器、増幅器、及びフィルタをプロセッサ50に接続
し、このプロセッサ50はこれらの要素のすべてに、こ
れらが必要とする調整量を提供する。
合器、増幅器、及びフィルタをプロセッサ50に接続
し、このプロセッサ50はこれらの要素のすべてに、こ
れらが必要とする調整量を提供する。
【0047】アンテナ40は、前述の資料の中に記載さ
れている形式のアレーアンテナであり、ビーム形成ネッ
トワーク41,1〜41,nといっしょに、このアンテ
ナはn個のビームを作る。その帯域幅は、様々なゾーン
をカバーするために使用される七つの周波数帯域(また
はビームジャンプの場合のすべての帯域)をまとめる。
れている形式のアレーアンテナであり、ビーム形成ネッ
トワーク41,1〜41,nといっしょに、このアンテ
ナはn個のビームを作る。その帯域幅は、様々なゾーン
をカバーするために使用される七つの周波数帯域(また
はビームジャンプの場合のすべての帯域)をまとめる。
【0048】所定のゾーンの地上局と端末から出るネッ
トワーク41,1によって形成されるビームは、前記の
ゾーンに向けられ、このビームの中に存在する信号は、
混合器42,1によって中間周波数帯域の中に移転さ
れ、局部発振器48は適切な局部周波数を供給する。増
幅器43の中での増幅の後に、プロセッサ50によって
増幅器に定められた利得にしたがって、フィルタ44は
このゾーンに有用な周波数帯域を選択する。これに由来
する信号は、局部発振器48によって供給される局部波
にしたがって混合器45,1の中で周波数を移動され、
その位置を下り周波数帯域に置く。こうして準備された
信号はネットワーク46,1に供給され、該当するエネ
ルギーはアンテナ47によって同じゾーンに向けられ
る。これらの手段は、このゾーンに関係する通信リンク
を定義する。
トワーク41,1によって形成されるビームは、前記の
ゾーンに向けられ、このビームの中に存在する信号は、
混合器42,1によって中間周波数帯域の中に移転さ
れ、局部発振器48は適切な局部周波数を供給する。増
幅器43の中での増幅の後に、プロセッサ50によって
増幅器に定められた利得にしたがって、フィルタ44は
このゾーンに有用な周波数帯域を選択する。これに由来
する信号は、局部発振器48によって供給される局部波
にしたがって混合器45,1の中で周波数を移動され、
その位置を下り周波数帯域に置く。こうして準備された
信号はネットワーク46,1に供給され、該当するエネ
ルギーはアンテナ47によって同じゾーンに向けられ
る。これらの手段は、このゾーンに関係する通信リンク
を定義する。
【0049】こうして、同じ通信リンクの二つのビーム
形成ネットワーク41,1、46,1は同じ指向方向を
有するビームを生成することは明らかである。これらの
ビーム形成ネットワークは、プロセッサ50から同じ指
向設定情報を受けとる。プロセッサ50はこの情報をデ
ータベース51から抽出するが、このデータベース51
は地上ゾーン毎に一つの場所を有し、そして、このゾー
ンを衛星に対して時間中に位置決めでき、したがって衛
星のアンテナビームがこのゾーンに到達するように、こ
れらのビームに与えるべき指向方向を定義できるように
するデータを含む。この情報はネットワーク41,1、
46,1に伝達され、これらのネットワークはビームを
方向付けするためにこの情報を使用する。プロセッサ
は、データベースを周期的に照会するように構成されて
おり、毎回、新しい向き設定情報がネットワーク41,
1、46,1に送られ、この結果、これらのネットワー
クはビームの向き設定を変更する。この送りの周期性は
非常に高い必要はない。
形成ネットワーク41,1、46,1は同じ指向方向を
有するビームを生成することは明らかである。これらの
ビーム形成ネットワークは、プロセッサ50から同じ指
向設定情報を受けとる。プロセッサ50はこの情報をデ
ータベース51から抽出するが、このデータベース51
は地上ゾーン毎に一つの場所を有し、そして、このゾー
ンを衛星に対して時間中に位置決めでき、したがって衛
星のアンテナビームがこのゾーンに到達するように、こ
れらのビームに与えるべき指向方向を定義できるように
するデータを含む。この情報はネットワーク41,1、
46,1に伝達され、これらのネットワークはビームを
方向付けするためにこの情報を使用する。プロセッサ
は、データベースを周期的に照会するように構成されて
おり、毎回、新しい向き設定情報がネットワーク41,
1、46,1に送られ、この結果、これらのネットワー
クはビームの向き設定を変更する。この送りの周期性は
非常に高い必要はない。
【0050】変形例として、衛星が必要とするときに
は、この情報を地上局によって衛星に直接供給できる。
は、この情報を地上局によって衛星に直接供給できる。
【0051】もちろん、一つの通信リンクの主題のため
に説明したことは、衛星が同時に確立できる複数の通信
リンクの各々についても同様に有効である。プロセッサ
は、中継器の該当要素に、同じ条件で向き設定情報とそ
の他の属性を供給する。
に説明したことは、衛星が同時に確立できる複数の通信
リンクの各々についても同様に有効である。プロセッサ
は、中継器の該当要素に、同じ条件で向き設定情報とそ
の他の属性を供給する。
【0052】さらにもちろん、衛星は、必要で各々が要
求された出力レベルと帯域幅を有する通信リンクのみを
確立する。これはとりわけ、衛星がもう必要でない通信
リンクを完全に排除するか、またはこの通信リンクが確
立された対象のゾーンが視界から消えたか、または通信
リンクが他の衛星によってサービスを受けるか、を意味
するものである。
求された出力レベルと帯域幅を有する通信リンクのみを
確立する。これはとりわけ、衛星がもう必要でない通信
リンクを完全に排除するか、またはこの通信リンクが確
立された対象のゾーンが視界から消えたか、または通信
リンクが他の衛星によってサービスを受けるか、を意味
するものである。
【0053】したがって本発明によれば、衛星は通信リ
ンクを確立するように指令され、そしてこの指令は、確
立に役立つデータを衛星に送ることと、データベース5
1を改訂することから成る。
ンクを確立するように指令され、そしてこの指令は、確
立に役立つデータを衛星に送ることと、データベース5
1を改訂することから成る。
【0054】このために衛星は下記を連続して含む。す
なわち、 − 指令アンテナ60、 − 断続器61、 − 受信増幅濾過アセンブリ62 − 復調器、及び連続して同様に、 − 変調器64、及び − 断続器61に取り組む発信増幅濾過アセンブリ6
5。
なわち、 − 指令アンテナ60、 − 断続器61、 − 受信増幅濾過アセンブリ62 − 復調器、及び連続して同様に、 − 変調器64、及び − 断続器61に取り組む発信増幅濾過アセンブリ6
5。
【0055】こうして、衛星が見えるときの指令データ
源は、衛星が受けとり増幅し復調するという指令データ
を指令周波数で衛星に伝達することができ、復調器63
の出力部は問題のデータをプロセッサ50に供給し、プ
ロセッサはこれらのデータをデータベース51と比較す
る。
源は、衛星が受けとり増幅し復調するという指令データ
を指令周波数で衛星に伝達することができ、復調器63
の出力部は問題のデータをプロセッサ50に供給し、プ
ロセッサはこれらのデータをデータベース51と比較す
る。
【0056】指令データ源は衛星と対話しなければなら
ず、また特に識別されなければならない。多くの地上局
が同時に衛星と対話を望む可能性があるので、この争い
を調整できるようにするアクセス手順を適用しなければ
ならない。先に言及したものに似たALOHA型の手段
もここでは適用することができる。
ず、また特に識別されなければならない。多くの地上局
が同時に衛星と対話を望む可能性があるので、この争い
を調整できるようにするアクセス手順を適用しなければ
ならない。先に言及したものに似たALOHA型の手段
もここでは適用することができる。
【0057】本発明の通信システムの第一形式では、デ
ータベース51の中に保管されたこれらのデータは唯一
つのパイロット局に由来し、これらのデータは規則的に
改訂される。これらのデータは通信リンクの確立と停止
に役立ち、したがってビームの向き設定の情報を提供す
る。地上局は、これらの地上局の上空を飛ぶ衛星による
通信リンクの確立と、それから停止を確認する。これら
の地上局は、種々の衛星によって確立された通信リンク
を、適切な瞬間に互いに切り替えて使用する。各地上局
では、衛星を追尾して衛星の通信リンクを他の衛星の通
信リンクに切り替えることができるようにするデータ
は、同様に通信システムのパイロット局によって提供さ
れる。
ータベース51の中に保管されたこれらのデータは唯一
つのパイロット局に由来し、これらのデータは規則的に
改訂される。これらのデータは通信リンクの確立と停止
に役立ち、したがってビームの向き設定の情報を提供す
る。地上局は、これらの地上局の上空を飛ぶ衛星による
通信リンクの確立と、それから停止を確認する。これら
の地上局は、種々の衛星によって確立された通信リンク
を、適切な瞬間に互いに切り替えて使用する。各地上局
では、衛星を追尾して衛星の通信リンクを他の衛星の通
信リンクに切り替えることができるようにするデータ
は、同様に通信システムのパイロット局によって提供さ
れる。
【0058】本発明の通信システムの他の一形式では、
各通信リンクに関わるデータは、このような通信リンク
を要求する地上局が衛星の接近を見る瞬間に、この地上
局によって衛星に伝達される。これに答えて、衛星は要
求された通信リンクを確立する。地上局が通信リンクの
停止を指令できるようにするためにも、同じ手段が使用
される。したがってデータベース51のデータに対する
衛星の役割は、第一の場合よりも受動的である。これは
衛星が通信リンクの確立と停止の命令を実行しなければ
ならず、データベースは認証できるようにする情報と向
き設定情報のみを提供するからである。
各通信リンクに関わるデータは、このような通信リンク
を要求する地上局が衛星の接近を見る瞬間に、この地上
局によって衛星に伝達される。これに答えて、衛星は要
求された通信リンクを確立する。地上局が通信リンクの
停止を指令できるようにするためにも、同じ手段が使用
される。したがってデータベース51のデータに対する
衛星の役割は、第一の場合よりも受動的である。これは
衛星が通信リンクの確立と停止の命令を実行しなければ
ならず、データベースは認証できるようにする情報と向
き設定情報のみを提供するからである。
【0059】さらに他の一形式によれば、各通信リンク
に関わるデータは、衛星がこのような通信リンクを必要
とする度に、この通信リンクを要求した地上局によって
衛星に伝達される。したがって実際には、データベース
51は認証の役割以外には、もはや何の役割も演じな
い。あとでわかるように、その内容は地上局のデータベ
ースの中に存在する。
に関わるデータは、衛星がこのような通信リンクを必要
とする度に、この通信リンクを要求した地上局によって
衛星に伝達される。したがって実際には、データベース
51は認証の役割以外には、もはや何の役割も演じな
い。あとでわかるように、その内容は地上局のデータベ
ースの中に存在する。
【0060】次に図5では、地上局の伝達装置の一実施
形式が非常に概略的に示されている。この場合には、二
つのアンテナを有する地上局が肝要である。
形式が非常に概略的に示されている。この場合には、二
つのアンテナを有する地上局が肝要である。
【0061】したがって図5の地上局には二つのアンテ
ナ70、71が含まれ、これらのアンテナは各々、発信
/受信チャネル73、74に接続され、これらのいずれ
かが切替スイッチ75によって変調/復調部76に接続
され、この装置76はユーザーインタフェース77に至
る。二つのアンテナは、このためにデータベース79を
自由に使える制御プロセッサ78によって、図4を参照
して衛星について説明したことに倣って向き設定され
る。
ナ70、71が含まれ、これらのアンテナは各々、発信
/受信チャネル73、74に接続され、これらのいずれ
かが切替スイッチ75によって変調/復調部76に接続
され、この装置76はユーザーインタフェース77に至
る。二つのアンテナは、このためにデータベース79を
自由に使える制御プロセッサ78によって、図4を参照
して衛星について説明したことに倣って向き設定され
る。
【0062】さらに、データ伝達経路80によって、プ
ロセッサ78は、例えば、データベース79に記録され
るべきデータをプロセッサに提供する可能性がある地上
局と二方向で交信することができる。前述のように、こ
のデータ伝達回線を、そのために追加手段を備えた通信
システムの衛星を介して確立することができる。
ロセッサ78は、例えば、データベース79に記録され
るべきデータをプロセッサに提供する可能性がある地上
局と二方向で交信することができる。前述のように、こ
のデータ伝達回線を、そのために追加手段を備えた通信
システムの衛星を介して確立することができる。
【0063】プロセッサ78とデータベース79は、図
4のプロセッサ50とデータベース51について見られ
たように、アンテナ70、71のビームを第一衛星と第
二衛星に向ける。二つの衛星のうちの一つ、例えばアン
テナ71が狙う衛星は対象とされる地上局のために通信
リンクを確立し、したがって切替スイッチ75は制御経
路81によって、プロセッサ78の制御の下で、図5に
示すように方向決定される。
4のプロセッサ50とデータベース51について見られ
たように、アンテナ70、71のビームを第一衛星と第
二衛星に向ける。二つの衛星のうちの一つ、例えばアン
テナ71が狙う衛星は対象とされる地上局のために通信
リンクを確立し、したがって切替スイッチ75は制御経
路81によって、プロセッサ78の制御の下で、図5に
示すように方向決定される。
【0064】こうして、地上局11は例えばこのユーザ
ーインタフェース77を通じて衛星と交信し、そしてこ
の衛星を通じて、これが通信の観点から透過であるかぎ
り、そのゾーンの端末と交信する。
ーインタフェース77を通じて衛星と交信し、そしてこ
の衛星を通じて、これが通信の観点から透過であるかぎ
り、そのゾーンの端末と交信する。
【0065】第一衛星が遠ざかると、切替スイッチ75
は、第二衛星の方に向き設定されたアンテナ70に向か
って切り替えられ、第二衛星は第一衛星の代わりに通信
リンクを確立するために使用されることになる。
は、第二衛星の方に向き設定されたアンテナ70に向か
って切り替えられ、第二衛星は第一衛星の代わりに通信
リンクを確立するために使用されることになる。
【0066】さらに、地上局は、衛星の方にデータを伝
達するためにプロセッサ78によって向けられたアンテ
ナ70、71に接続された制御経路ユニット72を備え
ている。この制御経路によって、地上局は前述のように
衛星に制御データを伝達することができる。
達するためにプロセッサ78によって向けられたアンテ
ナ70、71に接続された制御経路ユニット72を備え
ている。この制御経路によって、地上局は前述のように
衛星に制御データを伝達することができる。
【0067】リンク80によって地上局に到達する制御
データは、まず最初にプロセッサ78によってデータベ
ース79の中に記録され、したがってこのデータベース
79は、通信システムの衛星を捕らえて追尾するために
地上局が必要とする制御データのみならず、衛星に伝達
されるべき制御データも含んでいる。
データは、まず最初にプロセッサ78によってデータベ
ース79の中に記録され、したがってこのデータベース
79は、通信システムの衛星を捕らえて追尾するために
地上局が必要とする制御データのみならず、衛星に伝達
されるべき制御データも含んでいる。
【0068】図5の地上局はまた、パイロット局の役割
も演じ、システムの衛星の各々に対して一組の完全な制
御データを伝達することもできる。
も演じ、システムの衛星の各々に対して一組の完全な制
御データを伝達することもできる。
【0069】代替案として、図5の地上局に類似の地上
局の各々を、地上局が関係を結ぶ各衛星に、地上局が地
上局のために通信リンクを確立できるようにするデータ
を、各衛星に伝達するだけに限ることができる。
局の各々を、地上局が関係を結ぶ各衛星に、地上局が地
上局のために通信リンクを確立できるようにするデータ
を、各衛星に伝達するだけに限ることができる。
【0070】この場合には、地上局は後で、リンク停止
指令も同様に伝達しなければならない。
指令も同様に伝達しなければならない。
【0071】さらに別の代替案として、制御リンクによ
って、衛星が必要とするデータを、衛星の進行中に必要
な場合にはデータベース79から衛星に提供することが
できる。
って、衛星が必要とするデータを、衛星の進行中に必要
な場合にはデータベース79から衛星に提供することが
できる。
【0072】端末を図示するためには図を準備しなかっ
た。図5は実際に端末の場合にも同様に適用される。
た。図5は実際に端末の場合にも同様に適用される。
【0073】端末は、方向可変な一つまたは二つのアン
テナと一つまたは二つの受信チャネる、さらに一つの発
信チャネルを有する。ユーザーインタフェースは通信リ
ンクの全スペクトルを送出する。地上局との関係で端末
によって効果的に使用される通信路は、先に言及し、ま
たいずれにしても本発明の範囲外である通信手順によっ
て決定される。
テナと一つまたは二つの受信チャネる、さらに一つの発
信チャネルを有する。ユーザーインタフェースは通信リ
ンクの全スペクトルを送出する。地上局との関係で端末
によって効果的に使用される通信路は、先に言及し、ま
たいずれにしても本発明の範囲外である通信手順によっ
て決定される。
【0074】同じように、端末は、その一つまたは二つ
のアンテナを予め指定された条件の中に向けるために、
プロセッサとデータベースを有する。そのデータベース
に登録されたデータは、制御リンク82によって、また
はこれと同等のものによって、端末が関連する地上局に
よってその端末に伝達される。
のアンテナを予め指定された条件の中に向けるために、
プロセッサとデータベースを有する。そのデータベース
に登録されたデータは、制御リンク82によって、また
はこれと同等のものによって、端末が関連する地上局に
よってその端末に伝達される。
【0075】もちろん、今述べたシステムは、地上局が
これに関連する端末と交信するために同時に複数の衛星
を使用するように、容易に拡張することができる。地上
局(図5を参照)は、70、73などの二つを超える発
信/受信チャネルを持たなければならず、そして切替ス
イッチ75は、例えば二つの活動チャネルを三つのうち
76などの二組の変調/復調部に選択的に接続するため
には、より複雑なものとなる。
これに関連する端末と交信するために同時に複数の衛星
を使用するように、容易に拡張することができる。地上
局(図5を参照)は、70、73などの二つを超える発
信/受信チャネルを持たなければならず、そして切替ス
イッチ75は、例えば二つの活動チャネルを三つのうち
76などの二組の変調/復調部に選択的に接続するため
には、より複雑なものとなる。
【0076】逆方向に、今説明したシステムは、地上局
または端末もしくはその両方が例えば電子的向き設定用
に一つのアンテナしか持っていない場合にも、全く同様
に適用され、これによって、地上局や端末は、通信に実
際的な結果をもたらすことなく、衛星から衛星に移るこ
とができる。
または端末もしくはその両方が例えば電子的向き設定用
に一つのアンテナしか持っていない場合にも、全く同様
に適用され、これによって、地上局や端末は、通信に実
際的な結果をもたらすことなく、衛星から衛星に移るこ
とができる。
【0077】最後に、地上から見て、衛星は各地上局の
通信の必要にしたがって点滅される電源のように思われ
る、という本発明の通信システムの特殊性を考慮しなけ
ればならない。しかし、現在または将来の他の通信シス
テムの衛星である他のソースも考慮に入れるべきであ
る。ところで、本発明のシステムによって、他の宇宙通
信の妨害を引き起こす可能性のある天空の位置にある衛
星のビームを消すことができる。こうして、本発明の通
信システムのために、前記の宇宙通信に与えられた周波
数を使用することができ、またこのような周波数のみな
らず使用できるようになる。本発明のシステムはまた、
いかなる特定周波数割当ても要求しない。
通信の必要にしたがって点滅される電源のように思われ
る、という本発明の通信システムの特殊性を考慮しなけ
ればならない。しかし、現在または将来の他の通信シス
テムの衛星である他のソースも考慮に入れるべきであ
る。ところで、本発明のシステムによって、他の宇宙通
信の妨害を引き起こす可能性のある天空の位置にある衛
星のビームを消すことができる。こうして、本発明の通
信システムのために、前記の宇宙通信に与えられた周波
数を使用することができ、またこのような周波数のみな
らず使用できるようになる。本発明のシステムはまた、
いかなる特定周波数割当ても要求しない。
【0078】Ka帯域またはKu帯域の周波数を使用す
る静止衛星による通信の場合を特に参照して先行する一
例を挙げる。静止衛星と静止衛星通信地上局との間の通
信は、各方向において、方向性が弱くても、テレビ番組
の直接受信の場合におけるように、方向性がある。静止
衛星通信地上局のアンテナは、同期軌道にある衛星に向
けられ、したがって所与のゾーンの地上局のアンテナは
すべて、天空を横切る円弧に向けられる。こうして、ア
ンテナの指向性、利用出力、及び超えてはならない座標
限界の関数として計算される静止円弧の周りに、本発明
のシステムの非機能性ゾーンが定義される(例えば静止
円弧の周りの+/−10°)。静止衛星の周波数で発信
しその放射帯の中にあるどのソースも、これによって妨
害されると思われる一つまたは複数の地上局によって受
信される可能性がある。しかし反対推論により、この放
射帯の外にありこれらの周波数で発信するどのソース
も、静止通信システムの地上局を妨害しないと思われ
る。したがって、静止通信システムで空間的に分けられ
る条件でこれらの周波数を採用する通信システムを構成
することが可能である。これは、本発明を活用し、本発
明のシステムのどの衛星も、地上のセルから見て衛星が
前記の放射帯の中にあるときにはこのセルに向けてビー
ムを確立できないような、追加処置を準備できるように
するものである。他の通信方向、すなわち地上から静止
衛星に向かう通信方向では、本発明は、地上局に静止衛
星の方向への発信を禁ずることを予定している。自動的
に、端末はこの方向にはもはや発信しないことになる。
る静止衛星による通信の場合を特に参照して先行する一
例を挙げる。静止衛星と静止衛星通信地上局との間の通
信は、各方向において、方向性が弱くても、テレビ番組
の直接受信の場合におけるように、方向性がある。静止
衛星通信地上局のアンテナは、同期軌道にある衛星に向
けられ、したがって所与のゾーンの地上局のアンテナは
すべて、天空を横切る円弧に向けられる。こうして、ア
ンテナの指向性、利用出力、及び超えてはならない座標
限界の関数として計算される静止円弧の周りに、本発明
のシステムの非機能性ゾーンが定義される(例えば静止
円弧の周りの+/−10°)。静止衛星の周波数で発信
しその放射帯の中にあるどのソースも、これによって妨
害されると思われる一つまたは複数の地上局によって受
信される可能性がある。しかし反対推論により、この放
射帯の外にありこれらの周波数で発信するどのソース
も、静止通信システムの地上局を妨害しないと思われ
る。したがって、静止通信システムで空間的に分けられ
る条件でこれらの周波数を採用する通信システムを構成
することが可能である。これは、本発明を活用し、本発
明のシステムのどの衛星も、地上のセルから見て衛星が
前記の放射帯の中にあるときにはこのセルに向けてビー
ムを確立できないような、追加処置を準備できるように
するものである。他の通信方向、すなわち地上から静止
衛星に向かう通信方向では、本発明は、地上局に静止衛
星の方向への発信を禁ずることを予定している。自動的
に、端末はこの方向にはもはや発信しないことになる。
【0079】今説明した、ビームの確立と停止が制御可
能である本発明のシステムは、この概念の実施に容易に
適応する。ここでまず図6と図7を参照して説明する。
能である本発明のシステムは、この概念の実施に容易に
適応する。ここでまず図6と図7を参照して説明する。
【0080】図でわかるように、電波妨害防止手段を補
った本発明による通信システムの衛星の設備を示す図6
は、図4の要素のすべてを含み、これらの要素には同じ
参照番号を付した。これらについては再度言及しない。
ただ追加された要素は電波妨害防止手段52、53であ
り、これらの手段は、各衛星のために、また各地上局に
関して、通信リンクの確立が許可されるときに少なくと
も一つの時間間隔を、または互いに、通信リンクの確立
が禁止されるときに少なくとも一つの時間間隔を定義す
るかまたは定義できるようにするデータを含み、これら
の電波妨害防止手段は、他の宇宙通信を妨害する可能性
のある通信リンクの確立または維持を禁止して、衛星と
対象地上局との間のビームの確立または停止もしくはそ
の両方の決定に介入する制御手段を含む。
った本発明による通信システムの衛星の設備を示す図6
は、図4の要素のすべてを含み、これらの要素には同じ
参照番号を付した。これらについては再度言及しない。
ただ追加された要素は電波妨害防止手段52、53であ
り、これらの手段は、各衛星のために、また各地上局に
関して、通信リンクの確立が許可されるときに少なくと
も一つの時間間隔を、または互いに、通信リンクの確立
が禁止されるときに少なくとも一つの時間間隔を定義す
るかまたは定義できるようにするデータを含み、これら
の電波妨害防止手段は、他の宇宙通信を妨害する可能性
のある通信リンクの確立または維持を禁止して、衛星と
対象地上局との間のビームの確立または停止もしくはそ
の両方の決定に介入する制御手段を含む。
【0081】さらに正確には、これらの電波妨害防止手
段は、制御装置53によって参照される前記の電波妨害
データを含む表を有するメモリ52を含み、この制御装
置53は衛星の制御プロセッサ50の中に組み込まれ、
これは、ビームの向き設定のときには、システムが他の
宇宙通信を妨害する可能性のあるような方向へのビーム
の向き設定を、そうなった場合に禁止するためである。
段は、制御装置53によって参照される前記の電波妨害
データを含む表を有するメモリ52を含み、この制御装
置53は衛星の制御プロセッサ50の中に組み込まれ、
これは、ビームの向き設定のときには、システムが他の
宇宙通信を妨害する可能性のあるような方向へのビーム
の向き設定を、そうなった場合に禁止するためである。
【0082】メモリ52のデータは、メモリ51のデー
タと同様に遠隔ロードされるか、またはその場で計算可
能である。メモリは、例えば図8に示すフォーマットを
有する電波妨害データを含む。この図でわかるように、
地上局I、II、・・・、Nの各々について、表は例え
ば地上局Iのためには、開始時tI0dと終了時tI0
fによって指定されるtI0d−tI0fのような時間
間隔を、そして他の類似のtI1d−tI1f、・・
・、tIxd−tIxfを定義する。通信システムの他
の地上局II、・・・、Nのすべてについても同様であ
り、地上局Iの識別がII、・・・、Nによって置き換
えられ、そして定義された時間間隔の数はy、・・・、
zである。これらの時間間隔は、識別される地上局を含
むセルのビーム方向確立が許される間の時間である。反
対推論により、同じ表が、このようなビームが何らかの
理由で、それが特に衛星例えば静止衛星による他の通信
システムを妨害する原因になる危険性があるかもしれな
いために、存在してはならない間の時間間隔を定義す
る。ビームの確立のときには、地上局したがってこれら
のビームが向けられる地上のセルに該当する表の行が照
会される。時計によって衛星の中で従来の方法で自由に
利用できる現在時間が、装置53によって、表が含む時
間間隔と比較される。
タと同様に遠隔ロードされるか、またはその場で計算可
能である。メモリは、例えば図8に示すフォーマットを
有する電波妨害データを含む。この図でわかるように、
地上局I、II、・・・、Nの各々について、表は例え
ば地上局Iのためには、開始時tI0dと終了時tI0
fによって指定されるtI0d−tI0fのような時間
間隔を、そして他の類似のtI1d−tI1f、・・
・、tIxd−tIxfを定義する。通信システムの他
の地上局II、・・・、Nのすべてについても同様であ
り、地上局Iの識別がII、・・・、Nによって置き換
えられ、そして定義された時間間隔の数はy、・・・、
zである。これらの時間間隔は、識別される地上局を含
むセルのビーム方向確立が許される間の時間である。反
対推論により、同じ表が、このようなビームが何らかの
理由で、それが特に衛星例えば静止衛星による他の通信
システムを妨害する原因になる危険性があるかもしれな
いために、存在してはならない間の時間間隔を定義す
る。ビームの確立のときには、地上局したがってこれら
のビームが向けられる地上のセルに該当する表の行が照
会される。時計によって衛星の中で従来の方法で自由に
利用できる現在時間が、装置53によって、表が含む時
間間隔と比較される。
【0083】もしこの時間が時間間隔の中にあれば、ビ
ームの確立は許される。またプロセッサ50は、ビーム
を要求した地上局に、許された時間間隔の終了時刻を伝
える。地上局は、この情報を、地上局が対象とするビー
ムを予測するかぎり長く保持でき、そしてその場合でな
いならば警報を発することができることを確証するため
に、地上局自体が有するビーム使用終了時と比較するこ
とができる。
ームの確立は許される。またプロセッサ50は、ビーム
を要求した地上局に、許された時間間隔の終了時刻を伝
える。地上局は、この情報を、地上局が対象とするビー
ムを予測するかぎり長く保持でき、そしてその場合でな
いならば警報を発することができることを確証するため
に、地上局自体が有するビーム使用終了時と比較するこ
とができる。
【0084】現在時間が図8の表によって定義された時
間間隔の中にない場合には、指令は適用されず、エラー
メッセージがプロセッサ50によって、要素64、6
5、61、60を含む指令リンクを通じて、この指令を
提供した地上局の方向に、警報を発しそして本発明の範
囲外である救助プロセスの実施を促すために送られる。
したがってビームの要求が、許された間隔の終りが近い
ときに突発する場合も同様である。
間間隔の中にない場合には、指令は適用されず、エラー
メッセージがプロセッサ50によって、要素64、6
5、61、60を含む指令リンクを通じて、この指令を
提供した地上局の方向に、警報を発しそして本発明の範
囲外である救助プロセスの実施を促すために送られる。
したがってビームの要求が、許された間隔の終りが近い
ときに突発する場合も同様である。
【0085】次に図7に移ると、図5のものに一致した
地上局と端末の設備がしめされているが、図6のメモリ
52に本質的に似た電波妨害防止手段82が補われてい
る。特にメモリ82の内容は、図8で示された構造と異
なる構造を有することができる。このメモリ82は、地
上局によってそのゾーンの上で各ビームを作り出すため
に使用される。指令センターが、衛星、地上局、及び端
末において、メモリ51、79の中に含まれる表と同じ
ように遠隔ロードされる表82、52のデータを提供す
るのは有利である。
地上局と端末の設備がしめされているが、図6のメモリ
52に本質的に似た電波妨害防止手段82が補われてい
る。特にメモリ82の内容は、図8で示された構造と異
なる構造を有することができる。このメモリ82は、地
上局によってそのゾーンの上で各ビームを作り出すため
に使用される。指令センターが、衛星、地上局、及び端
末において、メモリ51、79の中に含まれる表と同じ
ように遠隔ロードされる表82、52のデータを提供す
るのは有利である。
【0086】また、地上局はエラーメッセージと許可さ
れた間隔終了時メッセージを受け取る。プロセッサは、
主としてこれらのメッセージを指令センターに伝達して
処理するため、及び再整理手順を実施するように構成さ
れている。
れた間隔終了時メッセージを受け取る。プロセッサは、
主としてこれらのメッセージを指令センターに伝達して
処理するため、及び再整理手順を実施するように構成さ
れている。
【0087】実際に、51、52、79、82などの表
をロードして、地上局、端末、及び衛星に、ただ一つの
空間的観点から、通信リンクを管理する作業を、すなわ
ち衛星のためには、それがどんなビームを提供できるか
(周波数、利得、指向設定、開始時、終了時)、地上局
と端末のためには、どの衛星に向けるか(指向設定、開
始時、終了時)を指令するのは指令センターである。
をロードして、地上局、端末、及び衛星に、ただ一つの
空間的観点から、通信リンクを管理する作業を、すなわ
ち衛星のためには、それがどんなビームを提供できるか
(周波数、利得、指向設定、開始時、終了時)、地上局
と端末のためには、どの衛星に向けるか(指向設定、開
始時、終了時)を指令するのは指令センターである。
【0088】図2によって先に検討した事例では、問題
の表は半永久的な性質を有することができる。つまり、
この表は衛星システムが変更されるときにのみ変化す
る。
の表は半永久的な性質を有することができる。つまり、
この表は衛星システムが変更されるときにのみ変化す
る。
【0089】これに対して本発明は、非共振軌道上の衛
星の場合にも全く同様に適用される。こうして表は周期
的に再ロードされるか再計算され、そして二つの表ロー
ド作業の間の期間に必要な情報を含むことになる。この
期間は、今日のメモリ技術によって1カ月台にすること
ができる。
星の場合にも全く同様に適用される。こうして表は周期
的に再ロードされるか再計算され、そして二つの表ロー
ド作業の間の期間に必要な情報を含むことになる。この
期間は、今日のメモリ技術によって1カ月台にすること
ができる。
【0090】端末に関しては、このような情報は必要で
はなく、使用中の衛星の軌道を定義する新たな半永久的
な性質の簡単な位置推算表によって置き換えることがで
きる。実際に各端末を、それが依存する地上局から、そ
れが衛星によって地上局と交信している間、通信を続け
るために使用すべき次の衛星の同一性を受け取るように
配置することができる。位置推算表は衛星を捕らえて追
跡することができるようにする。端末の始動では、この
表の組織的な探索によって、端末は、それが存在するセ
ルのためのビームを確立した衛星と遭遇するまで、視界
にある衛星の各々によって通信実施を試みることができ
る。
はなく、使用中の衛星の軌道を定義する新たな半永久的
な性質の簡単な位置推算表によって置き換えることがで
きる。実際に各端末を、それが依存する地上局から、そ
れが衛星によって地上局と交信している間、通信を続け
るために使用すべき次の衛星の同一性を受け取るように
配置することができる。位置推算表は衛星を捕らえて追
跡することができるようにする。端末の始動では、この
表の組織的な探索によって、端末は、それが存在するセ
ルのためのビームを確立した衛星と遭遇するまで、視界
にある衛星の各々によって通信実施を試みることができ
る。
【0091】通信ネットワークのこの集中制御は、存在
する静止衛星通信ネットワークによる電波妨害の防止に
関して言及したものを考慮している。
する静止衛星通信ネットワークによる電波妨害の防止に
関して言及したものを考慮している。
【0092】衛星で実施される図8の表によって、本発
明のシステムが静止衛星通信システムを妨害しないこと
を保証することができる。
明のシステムが静止衛星通信システムを妨害しないこと
を保証することができる。
【0093】同じく、各地上局に局在する表82の内容
によって、本発明のシステムが静止衛星通信システムを
妨害しないことを保証することができる。これは図8の
内容より著しく簡単なものである。表82は例えば、地
上局のアンテナが向けられてはならない天空帯域の角度
の記載を含むことができる。
によって、本発明のシステムが静止衛星通信システムを
妨害しないことを保証することができる。これは図8の
内容より著しく簡単なものである。表82は例えば、地
上局のアンテナが向けられてはならない天空帯域の角度
の記載を含むことができる。
【0094】さらにビーム開始では、地上局は、この機
会に、衛星がこの地上局に対していつまでビームを維持
できるかを地上局に示す衛星のメッセージを受け取る。
新たに、この情報は、この限界がこの衛星の追跡予定期
間外にあることを確証するために、データべース79、
82の内容と比較されなければならない。これが確証さ
れなかった場合には、エラーメッセージが伝達される。
会に、衛星がこの地上局に対していつまでビームを維持
できるかを地上局に示す衛星のメッセージを受け取る。
新たに、この情報は、この限界がこの衛星の追跡予定期
間外にあることを確証するために、データべース79、
82の内容と比較されなければならない。これが確証さ
れなかった場合には、エラーメッセージが伝達される。
【0095】衛星通信システムに対する有害な電波妨害
がないことを保証するためには、衛星に局在する表のみ
を使用するか、または地上局に局在する表のみを使用す
るかで十分である。前述の二つの形式の表を同時に使用
することは、システムのセキュリティを向上させるだけ
のものである。
がないことを保証するためには、衛星に局在する表のみ
を使用するか、または地上局に局在する表のみを使用す
るかで十分である。前述の二つの形式の表を同時に使用
することは、システムのセキュリティを向上させるだけ
のものである。
【0096】端末のアンテナの向き設定は、最終的には
地上局について説明した方法で、指令センターによって
制御される。前記の天空帯域における発信不在の確証も
同様に望ましいが、不可欠ではない。端末は、それが本
発明のシステムの衛星からの信号を識別するときだけ発
信する。したがって、端末の発信は衛星通信の妨害を引
き起こす危険性はない。しかし、前述の処置の適用は、
端末のアンテナが先の天空帯域に指向設定しないが、ア
ンテナがそれに近いときには、本発明のシステムの衛星
に向かう端末の上り発信は静止衛星通信システムの強力
な隣接地上局によって妨害されることがある、という問
題を引き起こす可能性がある。したがって、通信が電波
妨害によって影響されるときには、端末が交信している
地上局の要求に基づいて、一時的に限られた方法で端末
の発信出力を増加するための手段を端末の中に含めるこ
とが、追加的に予定される。これらの手段は、図7にプ
ロセッサ78と発信/受信チャネル73、74との間の
リンク90、91によって示されている。関連する地上
局からプロセッサ78によって受信された指令に基づい
て、端末の発信レベルは活動チャネルによって、信号ノ
イズ比を衛星のレベルに改善するために、所定の量、例
えば6dBから増加される。出力増加が十分でない場合
には、通信の質を向上するために端末がその通話量を減
らすことを予定することがある。一変形例は、端末が電
波妨害を避けることができるようにする他の周波数を端
末に割り当てることである。また同じ処置を、衛星向け
の伝達を妨害する他の場合に使用することができる。も
ちろん、この発信レベルの増加は、それ自体が静止衛星
通信システムの管理妨害の原因になり得るようなもので
はない。
地上局について説明した方法で、指令センターによって
制御される。前記の天空帯域における発信不在の確証も
同様に望ましいが、不可欠ではない。端末は、それが本
発明のシステムの衛星からの信号を識別するときだけ発
信する。したがって、端末の発信は衛星通信の妨害を引
き起こす危険性はない。しかし、前述の処置の適用は、
端末のアンテナが先の天空帯域に指向設定しないが、ア
ンテナがそれに近いときには、本発明のシステムの衛星
に向かう端末の上り発信は静止衛星通信システムの強力
な隣接地上局によって妨害されることがある、という問
題を引き起こす可能性がある。したがって、通信が電波
妨害によって影響されるときには、端末が交信している
地上局の要求に基づいて、一時的に限られた方法で端末
の発信出力を増加するための手段を端末の中に含めるこ
とが、追加的に予定される。これらの手段は、図7にプ
ロセッサ78と発信/受信チャネル73、74との間の
リンク90、91によって示されている。関連する地上
局からプロセッサ78によって受信された指令に基づい
て、端末の発信レベルは活動チャネルによって、信号ノ
イズ比を衛星のレベルに改善するために、所定の量、例
えば6dBから増加される。出力増加が十分でない場合
には、通信の質を向上するために端末がその通話量を減
らすことを予定することがある。一変形例は、端末が電
波妨害を避けることができるようにする他の周波数を端
末に割り当てることである。また同じ処置を、衛星向け
の伝達を妨害する他の場合に使用することができる。も
ちろん、この発信レベルの増加は、それ自体が静止衛星
通信システムの管理妨害の原因になり得るようなもので
はない。
【0097】静止衛星通信システムからの、及び同シス
テムへの有害な電波妨害を防止するシステムは、このよ
うな静止衛星通信システムの伝達周波数の再使用を可能
にし、結局は、地上の端末との交信が問題となるとすぐ
に適用可能であり、衛星は限られた地上のゾーンに位置
する端末との通信リンクを、方向可変な発信ビームと方
向可変な受信ビームによって確立し、これらのビーム
は、前記の端末を含む前記の限られたゾーンを狙いまた
前記の通信リンクを支える。言い換えれば、先に説明し
た方向に地上局が在ること、または端末が直接に端末間
で交信すること、または地上局またはその代わりになる
ものがセルの中にないことは必要としない。衛星は、前
述の手段(図6、7の表52、82)によって、静止衛
星通信の妨害を引き起こす可能性のある条件の中では発
信することを禁止される。端末に関しては、端末が衛星
からの信号を識別するときのみに発信する。したがっ
て、端末の発信は衛星通信の妨害を引き起こす危険性は
ない。
テムへの有害な電波妨害を防止するシステムは、このよ
うな静止衛星通信システムの伝達周波数の再使用を可能
にし、結局は、地上の端末との交信が問題となるとすぐ
に適用可能であり、衛星は限られた地上のゾーンに位置
する端末との通信リンクを、方向可変な発信ビームと方
向可変な受信ビームによって確立し、これらのビーム
は、前記の端末を含む前記の限られたゾーンを狙いまた
前記の通信リンクを支える。言い換えれば、先に説明し
た方向に地上局が在ること、または端末が直接に端末間
で交信すること、または地上局またはその代わりになる
ものがセルの中にないことは必要としない。衛星は、前
述の手段(図6、7の表52、82)によって、静止衛
星通信の妨害を引き起こす可能性のある条件の中では発
信することを禁止される。端末に関しては、端末が衛星
からの信号を識別するときのみに発信する。したがっ
て、端末の発信は衛星通信の妨害を引き起こす危険性は
ない。
【図1】本発明による通信システムの概略図である。
【図2】本発明の実施に適合する衛星の、地球の表面に
投影された可能な軌道を示す図である。
投影された可能な軌道を示す図である。
【図3】図1のシステムにおける周波数の再使用を目立
たせる図面である。
たせる図面である。
【図4】図1のシステムにおける衛星の装置の一実施形
式を概略的に示す図である。
式を概略的に示す図である。
【図5】図1のシステムにおける地上局または端末の装
置の一実施形式を概略的に示す図である。
置の一実施形式を概略的に示す図である。
【図6】静止衛星通信システムの周波数の再使用を可能
にする手段が追加された、図1のシステムにおける衛星
の装置の一実施形式を概略的に示す図である。
にする手段が追加された、図1のシステムにおける衛星
の装置の一実施形式を概略的に示す図である。
【図7】静止衛星通信システムの周波数の再使用を可能
にする手段が追加された、図1のシステムにおける地上
局または端末の装置の一実施形式を概略的に示す図であ
る。
にする手段が追加された、図1のシステムにおける地上
局または端末の装置の一実施形式を概略的に示す図であ
る。
【図8】図6と図7のデータ表52、82の内容の一例
である。
である。
【符号の説明】 1 衛星 2 受信アンテナ 3 送信アンテナ 4 受信機 5、6 上りビーム 7、8 下りビーム 9、10 ゾーン 11 地上局 12、13、14 端末 15 地上局 16 端末 17、18、19 通信リンク 20 矢印 21 ビーム指向設定装置 22 ビーム確立手段 23、24、25、26 行程 40 受信アンテナ 41 受信ビーム形成格子 42 受信混合器 43 可変利得増幅器 44 調節可能帯域幅フィルタ 45 発信混合器 46 発信ビーム形成格子 47 発信アンテナ 48 局部発振器 49 バス 50 プロセッサ 51 データベース 60 指令アンテナ 61 断続器 62 受信増幅濾過アセンブリ 63 復調器 64 変調器 65 発信増幅濾過アセンブリ 70、71 アンテナ 73、74 発信/受信チャネル 75 切替スイッチ 76 変調/復調部 77 ユーザーインタフェース 78 プロセッサ 79 データベース 80 データ伝達経路 82 制御リンク、メモリ 90、91 リンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドウニ・ルフエ フランス国、92100・ブローニユ・ビラン クール、リユ・ルイ・パストウール、16 (72)発明者 デイデイエ・カサソプラナ フランス国、78100・サン・ジエルマン・ アン・レ、バテイマン・アー・7、リユ・ レジエ、1 (72)発明者 シリル・ミシエル フランス国、75013・パリ、リユ・レオン −モリス・ノルドマン、156 (72)発明者 ロラン・コンバレル フランス国、75017・パリ、リユ・ドウ・ トクビル、109
Claims (29)
- 【請求項1】 地上局と端末との間の通信リンクを確立
する一組の非静止衛星を含み、地上局から出る通信リン
クはこの地上局を含む限られた地理的ゾーンの中に位置
する関連端末に到達し、また前記の一組の衛星に所属す
る一衛星によって確立される通信システムにおいて、前
記の衛星は、前記の地理的ゾーンを狙いそして特定の地
上局とそのゾーンの中の端末との間の前記の通信リンク
を支える一つの方向可変発信ビームと一つの方向可変受
信ビームをその都度確立するように制御され、前記の衛
星の制御はゾーンごとに行こなわれることを特徴とする
通信システム。 - 【請求項2】 前記のビームが前記の衛星に伝達される
前記の特定の地上局の指令に基づいて確立されることを
特徴とする請求項1に記載の通信システム。 - 【請求項3】 前記のビームが、前記の衛星の中に予め
記録され衛星の進行につれて使用される向き設定データ
から確立されることを特徴とする請求項1に記載の通信
システム。 - 【請求項4】 前記のビームが、前記の特定の地上局の
中に予め記録され衛星の進行につれて衛星に提供される
向き設定データから確立されることを特徴とする請求項
1に記載の通信システム。 - 【請求項5】 衛星は前記の特定の地上局から見えると
ころにあり、地上局は衛星にリンク実施を指令するよう
に構成され、これは地上局自体とビーム確立指令データ
を識別するデータを衛星に伝達することから成り、衛星
は地上局のシステムへの所属を確認し、続いて地上局が
要求するビームを確立するように構成されていることを
特徴とする請求項1または2に記載の通信システム。 - 【請求項6】 衛星は前記の特定の地上局から見えると
ころにあり、地上局は衛星にリンク停止を指令するよう
に構成され、これは地上局自体とビーム停止指令データ
を識別するデータを衛星に伝達することから成り、衛星
は地上局のシステムへの所属を確認し、続いて地上局の
利用に確立されたビームを停止するように構成されてい
ることを特徴とする請求項1または2に記載の通信シス
テム。 - 【請求項7】 前記の特定の地上局が、視界にあるどの
衛星と地上局がリンク状態になるべきかを常に決定し、
続いて視界にある衛星に、そのゾーンの端末との通信を
継続するために、リンクの実施とリンクの停止の指令を
伝達すべく、システムの衛星の視界の入口を検出し、及
びその視界の出口を予測するように、構成されているこ
とを特徴とする請求項5または6に記載の通信システ
ム。 - 【請求項8】 各地上局が少なくとも一つの指向性アン
テナを含み、これは衛星に向けられており、これによっ
て地上局の利用のために通信リンクが確立されることを
特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の通信
システム。 - 【請求項9】 各地上局が少なくとも二つの指向性アン
テナを含み、このうちの一つは衛星に向けられており、
この衛星によって地上局の利用のために通信リンクが確
立されるように機能しており、他のアンテナは、前記の
通信リンクの確立を課される衛星に向けられるために解
放されていることを特徴とする請求項1から6のいずれ
か一項に記載の通信システム。 - 【請求項10】 各端末が少なくとも一つの指向性アン
テナを含み、これは衛星に向けられており、この衛星に
よって、このアンテナを狙う通信リンクが確立されるこ
とを特徴とする請求項8または9に記載の通信システ
ム。 - 【請求項11】 前記の衛星が、システムが他の宇宙通
信を妨害する可能性がありそうな天空ゾーンの外でのみ
前記のビームを確立するために指令されることを特徴と
する請求項10に記載の通信システム。 - 【請求項12】 前記の衛星が、少なくとも前記の他の
宇宙通信に与えられた周波数で伝達することを特徴とす
る請求項11に記載の通信システム。 - 【請求項13】 電波妨害を防止する手段が含まれてお
り、これは、各衛星のために、また各地上局に関して、
少なくとも通信リンクの確立が許される時間間隔、また
は相互に、少なくとも通信リンクの確立が禁止される時
間間隔を確定するかまたは確定を可能にする電波妨害デ
ータを含み、これらの電波妨害防止手段は、他の宇宙通
信を妨害する可能性のある通信リンクの確立または維持
を禁止して、考慮される衛星と地上局との間のビームの
確立または停止もしくはその両方の決定に作用する、管
理手段を含むことを特徴とする請求項12に記載の通信
システム。 - 【請求項14】 電波妨害データが各地上局に組み込ま
れた表の中に含まれ、この表は、地上局の機能中のアン
テナの向き設定の場合、システムが他の宇宙通信を妨害
する可能性のあるような向き設定を妨げるために、参照
されることを特徴とする請求項12に記載の通信システ
ム。 - 【請求項15】 電波妨害データが各衛星に組み込まれ
た表の中に含まれ、この表は、ビームの向き設定の場
合、システムが他の宇宙通信を妨害する可能性のあるよ
うな方向への向き設定を、そうなる場合に妨げるため
に、前記の管理手段によって参照されることを特徴とす
る請求項13に記載の通信システム。 - 【請求項16】 前記の表が指令センターから遠隔ロー
ドされるか、またはその場で計算されることを特徴とす
る請求項14または15に記載の通信システム。 - 【請求項17】 前記の指令センターが地上局または衛
星もしくはその両方に、同様に前記の向き設定データを
提供することを特徴とする請求項16に記載の通信シス
テム。 - 【請求項18】 地上局と端末との間の通信リンクを確
立する一組の非静止衛星を含み、衛星は、方向可変発信
ビームと一つの方向可変受信ビームを介して、限定され
た地上ゾーンに存在する端末との通信リンクを確立し、
これらのビームは前記の端末を含む前記の限定ゾーンを
狙い前記の通信リンクを支える通信システムにおいて、
前記の衛星は、システムが他の宇宙通信を妨害する可能
性のあるような天空ゾーンの外にのみ前記のビームを確
立するように制御されることを特徴とする通信システ
ム。 - 【請求項19】 前記の衛星は少なくとも前記の他の宇
宙通信に与えられた周波数で伝達することを特徴とする
請求項18に記載の通信システム。 - 【請求項20】 電波妨害を防止する手段が含まれてお
り、これは、各衛星のために、また各限定ゾーンに関し
て、少なくとも通信リンクの確立が許される時間間隔、
または相互に、少なくとも通信リンクの確立が禁止され
る時間間隔を確定するかまたは確定を可能にする電波妨
害データを含み、これらの電波妨害防止手段は、考慮さ
れる衛星と地上局との間のビームの確立または停止もし
くはその両方のときに介入することを特徴とする請求項
18に記載の通信システム。 - 【請求項21】 電波妨害データが各端末に組み込まれ
た表の中に含まれ、この表は端末の機能中のアンテナの
向き設定のときに、システムが他の宇宙通信を妨害する
可能性のあるような向 き設定を妨げるために、参照さ
れることを特徴とする請求項18または19に記載の通
信システム。 - 【請求項22】 電波妨害データが各衛星に組み込まれ
た表の中に含まれ、この表はビーム作成中に、システム
が他の宇宙通信を妨害する可能性のあるような向き設定
を妨げるために、参照されることを特徴とする請求項1
9に記載の通信システム。 - 【請求項23】 前記の表が、指令センターから遠隔ロ
ードされるか、またはその場で計算されることを特徴と
する請求項21または22に記載の通信システム。 - 【請求項24】 前記の指令センターが地上局または衛
星もしくはその両方に、同様に前記の向き設定データを
提供することを特徴とする請求項23に記載の通信シス
テム。 - 【請求項25】 一時的に発信出力を増加し、通話量を
減少し、または発信周波数を変更するための手段が、端
末が発信する信号が不意の電波妨害を受けないように、
端末の中に含まれることを特徴とする請求項20または
21に記載の通信システム。 - 【請求項26】 衛星が、その地上の軌跡が所定の回転
数の後に閉じるように、軌道にあることを特徴とする請
求項1から25のいずれか一項に記載の通信システム。 - 【請求項27】 請求項1から26のいずれか一項に記
載の通信システムに適合するように構成された衛星。 - 【請求項28】 請求項1から26のいずれか一項に記
載の通信システムに適合するように構成された地上局。 - 【請求項29】 請求項1から26のいずれか一項に記
載の通信システムに適合するように組み立てられた端
末。
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9506930A FR2735303A1 (fr) | 1995-06-12 | 1995-06-12 | Systeme de communication par satellites a defilement, satellite, station et terminal y inclus |
FR9506930 | 1995-10-03 | ||
FR9511616 | 1995-10-03 | ||
FR9511616A FR2735304B1 (fr) | 1995-06-12 | 1995-10-03 | Systeme de communication par satellites a defilement, satellite, station et terminal y inclus |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH098722A true JPH098722A (ja) | 1997-01-10 |
Family
ID=26232020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8151148A Withdrawn JPH098722A (ja) | 1995-06-12 | 1996-06-12 | 非静止衛星による通信システム並びに該システムに含まれる衛星、局及び端末 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0749217B1 (ja) |
JP (1) | JPH098722A (ja) |
DE (1) | DE69604618T2 (ja) |
FR (1) | FR2735304B1 (ja) |
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US6243366B1 (en) * | 1997-06-20 | 2001-06-05 | At&T Corp. | Method and apparatus for providing interactive two-way communications using a single one-way channel in satellite systems |
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US7570949B1 (en) * | 2005-04-15 | 2009-08-04 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy | Automatic antenna selector switch |
US8948080B2 (en) * | 2007-07-17 | 2015-02-03 | Overhorizon (Cyprus) Plc | Methods comprising satellites having a regenerative payload, onboard computer, payload interface and interference elimination system |
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FR3045989B1 (fr) | 2015-12-18 | 2017-12-29 | Thales Sa | Methode d'allocation de ressources radio dans un systeme de communications par satellites defilants avec contrainte de niveau d'interferences vers un systeme geostationnaire |
WO2019137625A1 (en) * | 2018-01-15 | 2019-07-18 | Esa - European Space Agency | Satellite communication system and method of communicating in a satellite communication system |
CN109039436B (zh) * | 2018-10-23 | 2020-09-15 | 中国科学院信息工程研究所 | 一种卫星安全接入认证的方法及系统 |
CN114172562B (zh) * | 2021-12-08 | 2024-01-19 | 陕西航天技术应用研究院有限公司 | 一种用于星载数字透明处理器的子带交换关系分配方法 |
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---|---|---|---|---|
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-
1995
- 1995-10-03 FR FR9511616A patent/FR2735304B1/fr not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-06-10 EP EP96401240A patent/EP0749217B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1996-06-10 DE DE69604618T patent/DE69604618T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1996-06-12 JP JP8151148A patent/JPH098722A/ja not_active Withdrawn
-
2002
- 2002-11-08 US US10/290,338 patent/US20030073404A1/en not_active Abandoned
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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DE69604618D1 (de) | 1999-11-18 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20031218 |