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JPH0985481A - レーザー加工ヘッド - Google Patents

レーザー加工ヘッド

Info

Publication number
JPH0985481A
JPH0985481A JP7240072A JP24007295A JPH0985481A JP H0985481 A JPH0985481 A JP H0985481A JP 7240072 A JP7240072 A JP 7240072A JP 24007295 A JP24007295 A JP 24007295A JP H0985481 A JPH0985481 A JP H0985481A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reflecting mirror
optical axis
laser
movable
carriage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7240072A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Onodera
宏 小野寺
Hidetoshi Miyama
英俊 美山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP7240072A priority Critical patent/JPH0985481A/ja
Publication of JPH0985481A publication Critical patent/JPH0985481A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光エネルギーの損失が少なく、被加工材の加
工部を撮像する撮像装置を備えたコンパクトなレーザー
加工ヘッドの提供。 【解決手段】 レーザ光LBをレーザ加工ヘッド1へ導
く光ファイバー7の出射端9をレーザ加工ヘッドに設
け、レーザ光の光軸上6にコリメートレンズ11と該コ
リメートレンズでコリメートされたレーザ光を被加工材
Wに集光する集光レンズ5とを設けたレーザ加工ヘッド
において、前記光軸6に隣接した位置に前記被加工材の
加工部を検出する撮像装置63と前記被加工材を照明す
る光源65とを設け、前記コリメートレンズと集光レン
ズとの間の前記光軸上に前記被加工材からの反射光を該
光軸から分岐して前記撮像装置に伝送可能な分岐光学系
を前記光軸上に進退自在に設け、前記集光レンズが捕ら
えた被加工材の映像を前記分岐光学系により分岐して前
記撮像装置に入力可能にしたことを特徴とするレーザー
加工ヘッド。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザー加工ヘッド
に関する。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は本願発明に関連したレーザ
ー加工ヘッドの発明を特許出願中(特願平7−2187
71号)である。このレーザー加工ヘッドは、レーザー
加工ヘッドにCCDカメラを設けて被加工材の表面その
他を観察できる様にしたものである。
【0003】上述の出願中のレーザー加工ヘッドの構成
を図6に示してある。このレーザー加工ヘッド(1)
は、被加工材に対面する集光レンズ(9)の光軸上にC
CDカメラ(33)を設け、前記光軸に隣接する位置に
加工用のレーザー光の出射端を設け、45度の角度で対
面する2枚のベンドミラー(5,7)の片方のベンドミ
ラー(7)を、前記CCDカメラと前記集光レンズ
(9)との間の光軸上に位置させて、レーザー発振器か
らのレーザー光を、前記光軸外に位置させたベンドミラ
ー(5)に入射して前記ベンドミラー(7)から前記集
光レンズ(9)に伝送するように構成したものである。
なお、この構成において、被加工材からの反射光(可視
光)はベンドミラー(5,7)が有する可視光の透過性
を利用してCCDカメラ(33)に入射されるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の本願出願人の出
願中のレーザー加工ヘッド(1)においては、加工用の
レーザー光は2枚のベンドミラー(5,7)によって、
90度の角度で2回折曲げられる様になっている。そし
て、この2枚のベンドミラー(5,7)を経たレーザー
光を前記集光レンズ(9)の光軸に正確に一致させるた
めに、2枚のベンドミラー(5,7)の精密な角度調整
が必要である。
【0005】また、CCDカメラ(33)の入射口径は
前記集光レンズ(9)の有効口径に比較して小さいの
で、CCDカメラ(33)への入射光の光束径はこの入
射口径に合わせた光束径があればよい。しかし、ベンド
ミラー(5,7)は集光レンズ(9)の有効口径に合わ
せた適宜な大きさが必要となるので、どうしてもレーザ
ー加工ヘッド(1)が大きくなる。すなわち、レーザー
加工ヘッド(1)の大きさは、このレーザー加工ヘッド
(1)内のベンドミラー(5,7)の大きさに依存して
いる。なお、レーザー加工ヘッド(1)内にベンドミラ
ー(5,7)を設けることにより、このベンドミラー
(5,7)での反射によるレーザー光のエネルギーの損
失もある。
【0006】本発明は上述の問題を解決するためになさ
れたものであり、本発明の課題は、レーザー加工ヘッド
内でのレーザー光のエネルギーの損失が少なく、被加工
材の加工部を撮像する撮像装置を備えたコンパクトなレ
ーザー加工ヘッドを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
手段として、請求項1に記載のレーザ加工ヘッドは、レ
ーザ発振器で発生したレーザ光をレーザ加工ヘッドへ導
く光ファイバーの出射端をレーザ加工ヘッド内に設け、
該出射端から出射されるレーザ光の光軸上に、コリメー
トレンズと該コリメートレンズでコリメートされたレー
ザ光を被加工材に集光する集光レンズとを設けたレーザ
加工ヘッドにおいて、前記光軸に隣接した位置に前記被
加工材の加工部を検出する撮像装置と前記被加工材を照
明する光源とを設け、前記コリメートレンズと集光レン
ズとの間の前記光軸上に前記被加工材からの反射光を該
光軸から分岐して前記撮像装置に伝送可能な分岐光学系
を前記光軸上に進退自在に設け、前記集光レンズが捕ら
えた被加工材の映像を前記分岐光学系により分岐して前
記撮像装置に入力可能にしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】従って、レーザー加工を行う場合は分岐光
学系を前記光軸上から退避させた状態にすれば、レーザ
発振器で発生したレーザ光を集光レンズ直接に入射する
ことが可能である。また、被加工材の加工部の加工状態
及び位置を検出する場合には、分岐光学系を集光レンズ
の光軸上に位置させれば、被加工材の加工状態及び位置
の画像を撮像装置に入力することが可能である。その結
果、分岐光学系の大きさは集光レンズの有効径に合わせ
ることなく撮像装置の入力部分の大きさに合わせること
が可能である。
【0009】また、レーザ光を集光レンズに直接に入射
することができるのでレーザーエネルギーの損失を軽減
することができる。
【0010】請求項2に記載のレーザ加工ヘッドは、請
求項1に記載の発明において、前記撮像装置がCCDカ
メラからなり、前記分岐光学系は、前記集光レンズが捕
らえた被加工材の映像を前記レーザ光の光軸から分岐可
能な可動反射鏡と、該可動反射鏡に対向させて設けら
れ、該可動反射鏡からの反射光を前記CCDカメラに伝
送する固定反射鏡とからなることを特徴とするものであ
る。
【0011】従って、最近のCCDカメラは非常にコン
パクトであり、前記分岐光学系の大きさをこのコンパク
トなCCDカメラの入力部分の口径の大きさ程度にする
ことが可能である。その結果、コンパクトなレーザ加工
ヘッドを製作することが可能となる。
【0012】請求項3に記載のレーザ加工ヘッドは、請
求項2に記載の発明において、前記コリメートレンズと
集光レンズとの間に、前記固定反射鏡と可動反射鏡とを
収容する反射鏡ハウジングを設け、該反射鏡ハウジング
の一端に前記固定反射鏡を設け、前記反射鏡ハウジング
内に前記可動反射鏡を支持した反射鏡キャリッジを前記
固定反射鏡に対して接近または離反する方向に移動可能
に設け、前記固定反射鏡に隣接した位置に該反射鏡キャ
リッジを係止する第1係止部と、前記固定反射鏡から離
隔した前記レーザ光の光軸上の位置に該反射鏡キャリッ
ジを係止する第2係止部とを設け、該第2係止部と該反
射鏡キャリッジとの間に該反射鏡キャリッジを前記第1
係止部に押圧付勢するスプリングを設け、該反射鏡キャ
リッジに前記反射鏡ハウジングに設けた長溝から突出し
た反射鏡キャリッジを移動させるレバーを設け、該レバ
ーにより前記反射鏡ハウジングを第2係止部に位置させ
るとき、該レバーを前記第2係止部近傍に設けた係止溝
に係合可能に設け、該反射鏡ハウジングを前記レーザ光
の光軸上の位置に固定可能に設けたことを特徴とするる
ものである。
【0013】従って、被加工材の加工状態及び位置を前
記CCDカメラにより検出する場合には、可動反射鏡を
支持した反射鏡キャリッジに設けたレバーを手動によ
り、前記レーザ光の光軸上の位置に移動させ、該レバー
を前記第2係止部近傍に設けた係止溝に係合させること
により、可動反射鏡がレーザ光の光軸上の位置に正確に
位置決め固定され、被加工材の加工状態及び位置を前記
CCDカメラにより検出することができる。また、レー
ザー加工を行う場合には、レバーを前記係止溝から解放
すれば、可動反射鏡を支持した反射鏡キャリッジがスプ
リングによりレーザ光の光軸から離隔した位置に自動的
に退避移動してレーザー加工が可能となる。
【0014】請求項4に記載のレーザ加工ヘッドは、請
求項2に記載の発明において、前記コリメートレンズと
集光レンズとの間に、前記固定反射鏡と可動反射鏡とを
収容する反射鏡ハウジングを設け、該反射鏡ハウジング
に設けたロータリーアクチュエータの揺動腕に前記可動
反射鏡を設け、該可動反射鏡を前記レーザ光の光軸から
退避した位置と、前記レーザ光の光軸上の位置とに位置
決め可能に設けたことを特徴とするものである。
【0015】従って、被加工材の加工状態及び位置を前
記CCDカメラにより検出する場合には、ロータリーア
クチュエータを作動させ、可動反射鏡を固定反射鏡と対
向する光軸8の位置に位置決めし、被加工材の表面を光
源で照明し被加工材の表面からの反射光を前記CCDカ
メラで捕らえてCRTモニター(図示省略)上に被加工
材の表面の状態を表示させることにより、作業者はレー
ザ溶接をする前の被加工材Wの表面の状態を確認するこ
とができる。また、表面の状態を確認後レーザ溶接を実
施する場合は、前記ロータリーアクチュエータを逆方向
に作動させ、可動反射鏡を光軸8から離隔した位置に退
避させればレーザ加工を実施することが可能となる。こ
の実施の形態によれば可動反射鏡の構造が簡単になる。
また、レーザ加工ヘッド内部にレーザー光を集光レンズ
に導くための大きいベンディングミラーを設けなくてよ
いのでレーザ加工ヘッドがコンパクトになると共に、こ
のベンディングミラーによるレーザ光のエネルギーの損
失を軽減することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明のレーザ加工ヘッド
の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1はレーザ
加工ヘッドの例として、YAGレーザ用のレーザ加工ヘ
ッド1の外観を示したものである。また図2は図1の内
部構造を示すために部分的に断面した図である。
【0017】さて、図2を参照するに、YAGレーザ用
レーザ加工ヘッド1は、YAGレーザ発振器(図示省
略)からのレーザ光LBを集光レンズ保持体3に設けた
集光レンズ5に導くために、集光レンズ保持体3の上方
に光ファイバー7の出射端9が設けてある。
【0018】前記集光レンズ保持体3の上部には、後に
詳述する反射鏡ハウジング10が設けてあり、この反射
鏡ハウジング10の蓋部材12に前記出射端9を支承し
た筒体14が設けてある。そして、光ファイバーの出射
端9からでたレーザ光LBは、後述する可動反射鏡59
が集光レンズの光軸から離隔した位置にあるときに下方
のコリメートレンズ11を経て前記集光レンズ5に入射
することが可能である。
【0019】前記集光レンズ保持体3の下端には、着脱
可能な中空筒形状の接触子保持体13が設けてある。図
3に詳細に示すように、この接触子保持体13の下端部
には被加工材Wとの接触を電気的導通により検出する、
例えば、鉄、銅、アルミニウムなどで製作された導電体
の接触子17を進退自在に突出させて設けてあり、また
接触子保持体13の上端部に設けた雌ねじ部19により
前記集光レンズ保持体3の下端の雄ねじ部21に着脱で
きるようになっている。
【0020】前記接触子保持体13の被加工材側の端部
のには、電気絶縁体からなるブッシュ23が嵌合させて
設けてあり、このブッシュ23に前記接触子17が摺動
自在に嵌合させてある。この接触子17は中空円筒形状
をしており、被加工材と接触する側の端部にはV溝25
が形成してあり他端部にはフランジ部27が設けてあ
る。このV溝25は被加工材の突き合わせ溶接部の形状
に合わせて設けられるものであり、V溝形状に限定され
るものではなく、例えば「Uの字」状の溝に形成される
場合もある。
【0021】また、フランジ部27の外径部分は前記接
触子保持体13内の空洞15の下方の段部31に係合し
てこの接触子保持体13から脱落しないようになってい
る。また、このフランジ部27の内径部分に段部を設け
スプリング座29を形成してある。
【0022】そして、前記接触子保持体13内の前記段
部31の上方の段部33には、環状の絶縁体35が適宜
に固定してある。この環状の絶縁体の内径は前記接触子
17のフランジ部27の外径より若干大きく形成してあ
ると共に、その内径部には雌ねじ部が設けてある。
【0023】また、前記環状の絶縁体35の内径部の雌
ねじ部に金属性のスプリング押さえ37をスプリング押
さえの雄ねじ部を螺合して固定してある。このスプリン
グ押さえ37も中空の円筒形状をしており、その上面に
はフランジ部39が設けてあり、このフランジ部を前記
絶縁体35の上面に係合させてある。そして、このスプ
リング押さえ37の内径部分には導電性のある、例えば
金属性の圧縮スプリング43を係止するためのスプリン
グ座45が設けてある。また、前記フランジ部39の上
面部に前記集光レンズを汚染から保護する硝子などから
なる保護ウインド41を設けてある。
【0024】上記スプリング43は、このスプリング押
さえ37のスプリング座45と前記接触子17に設けら
れたスプリング座29との間に弾装してある。また、前
記スプリング押さえ37の雄ねじ部の適宜な位置に複数
のねじ穴を設け、このねじ穴に前記接触子17のフラン
ジ部27に当接する位置決めねじ47が螺合してある。
【0025】上記構成において、図3の左側断面に示す
ごとく、接触子17の先端が被加工材Wに当接していな
いときは、接触子17はスプリング43により接触子保
持体13から突出する様に付勢され、接触子17のフラ
ンジ部27が接触子保持体13の下方の段部31に係止
された状態となり、その先端は接触子保持体13から突
出した状態にある。接触子17の先端が被加工材Wに当
接して、その先端が押圧された場合は、図2の右側断面
に示すごとく、接触子17のフランジ部27が位置決め
ねじ47に当接する位置まで接触子保持体13内に押戻
されて停止することになる。
【0026】そして、レーザ加工ヘッド1を被加工材の
表面に押圧したとき、前記集光レンズ5の焦点が被加工
材の表面に一致するように、上記接触子17のフランジ
部27と位置決めねじ47とが当接する位置を調節して
ある。当然ながら、必要があれば、集光レンズ5の焦点
が被加工材の表面でなく、その上または下の適宜な位置
に来るように調節することも可能である。
【0027】さて前述のとおり、前記集光レンズ保持体
3の下端部には接触子保持体13の雌ねじ19部に螺合
する雄ねじ部21が設けてあり、上記構成の接触子保持
体部分が取付けられている。この接触子保持体部分が集
光レンズ保持体3に取付けられた状態において、前記ス
プリング押さえ37のフランジ部39に接触する電気接
点49が集光レンズ保持体3側の下端部に設けてある。
この電気接点49は、電気接点49と集光レンズ保持体
3とを電気的に絶縁するために、集光レンズ保持体3に
設けられた環状の絶縁体53の内部に埋設してある。な
お前記電気接点49にはボールプランジャーを利用する
と接点部分が常に適宜な力で押圧されているので好都合
である。
【0028】この電気接点49はリード線55を介して
コントローラー(図示省略)に接続すると共に、被加工
材Wも適宜な手段で、例えばコントローラー(図示省
略)に接続された鰐口51などにより、前記コントロー
ラーに接続してある。従って、接触子17と電気接点4
9との間に電気的回路が形成され、接触子と被加工材と
の電気的導通の有無を前記コントローラーにおいて検出
させることにより、接触子と被加工材との接触の有無を
検出し、非接触の場合にはYAGレーザ発振器を停止さ
せることが可能である。なお、前記集光レンズはこの絶
縁体53の内径部に設けたねじに螺合するレンズ固定用
のリングナット57により集光レンズ保持体3に固定し
てある。
【0029】さて、再度図1、図2及び図4を参照しな
がら前述の反射鏡ハウジング10について説明する。反
射鏡ハウジング10内には、集光レンズ5からの光を直
角に反射させる可動反射鏡59と、この可動反射鏡59
からの反射光をさらに直角に反射させる固定反射鏡61
とが設けてある。
【0030】前記可動反射鏡59は、その反射面を集光
レンズ5の光軸または入射レーザー光の光軸6に対して
45度方向に傾斜させて反射鏡キャリッジ60に図示省
略の適宜な手段で固定してあり、固定反射鏡61は、前
記反射鏡ハウジング10の左端に図示省略の適宜な手段
で固定してある。前記反射鏡キャリッジ60は、この反
射鏡キャリッジ60に設けた可動反射鏡59が前記固定
反射鏡61に対して両反射鏡間の光軸8上を接近または
離反できる様に反射鏡ハウジング10内に摺動可能に嵌
合してある。
【0031】上記反射鏡キャリッジ60を前記光軸6上
に位置させるとき、可動反射鏡59の中心をこの光軸6
に正確に一致させるために、前記反射鏡ハウジング10
内に第2係止部16を設けてある。また、上記光軸6か
ら反射鏡キャリッジ60が退避した位置に該反射鏡キャ
リッジを係止させる第1係止部18が設けてある。ま
た、前記反射鏡キャリッジ60と第2係止部16ととの
間にこの反射鏡キャリッジ60を前記第1係止部18に
押圧付勢する複数のスプリング20を弾装してある。そ
してこのスプリング20の一端は反射鏡キャリッジ60
に設けたスプリング座22に支持してある。
【0032】さらに、この反射鏡キャリッジ60を前記
両反射鏡間の光軸8上を移動させるためのレバー24を
反射鏡キャリッジ60に設けてある。このレバー24の
一端に設けた摺動部26を前記反射鏡キャリッジ60の
側面に設けたガイド溝28に移動動自在に係合すると同
時に、レバー24の他端部を反射鏡ハウジング10に設
けた前記光軸8に沿った方向の長溝30から外部に突出
させてある。この長溝30の右端(図1または図4にお
いて)に前記レバー24を係止する係止溝32が設けて
ある。
【0033】また、前記固定反射鏡61の上部(図1ま
たは図4において)の蓋部材12には、この固定反射鏡
61からの反射光を電気信号に変換するCCDカメラ6
3が設けてある。このCCDカメラ63と前記出射端9
を支承した筒体14との間に被加工材Wの表面を照明す
る光源65が設けてある。
【0034】上記構成において、被加工材Wの表面の加
工部の状態を検出する場合には、反射鏡キャリッジ60
をレバー24で第2係止部16に移動させ、レバー24
を係止溝32に係合させ、反射鏡キャリッジ60を光軸
6の位置に固定する。そして、被加工材Wの表面を光源
65で照明し、被加工材Wの表面からの反射光を前記C
CDカメラ63で捕らえてCRTモニター(図示省略)
上に被加工材Wの表面の状態を表示させることにより、
作業者はレーザ溶接をする前の被加工材Wの表面の状態
及び位置を確認することができる。
【0035】なお、上記CRTモニターに代えて、小形
の液晶モニターをCCDカメラ63に直接設けてもよ
い。これらのモニターには、電子ライン発生器によりク
ロスターゲットを発生させることも可能である。
【0036】また、表面の状態及び位置を確認後レーザ
溶接を実施する場合は、レバー24を係止溝32から外
せば、反射鏡キャリッジ60は前記第1係止部18まで
スプリング20により押圧され光軸6から退避させるこ
とができる。この状態でレーザ光を出射させれば、レー
ザ加工を実施することが可能となる。なお、反射鏡キャ
リッジ60が退避位置に移動したことを検出するリミッ
トスイッチの如き検出器LSが退避位置に設けてあり、
反射鏡キャリッジの退避を確認してからレーザ光が出射
されるようになっている。
【0037】上述の如く、レーザ加工ヘッド1の接触子
17を被加工材Wの溶接加工部に押圧当接させれば、集
光レンズ5の焦点が被加工材の表面に正確に位置決めさ
れ、また、被加工材Wの表面の状態及び位置を前記CC
Dカメラ63で捕らえてCRTモニター(図示省略)上
で被加工材Wの表面の状態及び位置を確認することがで
きるので、正確なレーザ溶接を実施することができると
共に、接触子17が被加工材に当接していないときに
は、レーザ光が出ないので被加工材の表面からの散乱反
射光が作業者の眼に入ることがなく安全である。さら
に、万一、接触子17が被加工材に接触しているにも拘
らず、レーザ光が出ても接触子17が被加工材の表面か
らの散乱反射光を遮断するので安全である。
【0038】また、レーザ加工ヘッド内部にレーザー光
を集光レンズに導くための大きいベンディングミラーを
設けなくてよいのでレーザ加工ヘッドがコンパクトにな
ると共に、このベンディングミラーによるレーザ光のエ
ネルギーの損失を軽減することができる。
【0039】次に、前記可動反射鏡59の別の実施の形
態について図5により説明する。図5に示すレーザ加工
ヘッド2は、被加工材と、このレーザ加工ヘッド2との
接触を検出する機構を設けてないこと以外は、前記図1
または図2に示したレーザ加工ヘッド1と同一の機能を
有するものなので、可動反射鏡に関連する部分以外の説
明を省略する。また、図5において図2と同じ部品には
同一の符号をつけてある。
【0040】ハウジング10の蓋部材12にロータリー
アクチュエータとして例えばロータリーソレノイド69
を設け、ハウジング10の内部に延伸したロータリーソ
レノイド69の出力軸71にL字形の揺動腕73を設
け、この揺動腕73の端部に可動反射鏡67を、例えば
ねじ止めなど適宜な固定手段により固定してある。
【0041】なお、前記ロータリーアクチュエータには
上記ロータリーソレノイド以外に、空圧または液圧で駆
動されるロータリーバルブなどもあり、ロータリーソレ
ノイドに代えてこれらを使用することも可能である。ま
た、前記揺動腕73の揺動角度の範囲は図示省略したス
トッパーによって制限してあり、例えばロータリーソレ
ノイド69を励磁したとき、可動反射鏡67が固定反射
鏡75と対向する光軸8の位置に位置決めされ、消磁し
たとき前記光軸8から離隔した位置に位置決めされるよ
うになっている。
【0042】前記ハウジング10の内部に設けた固定反
射鏡75は、前記レーザー光の光軸6から若干離れた位
置に設けてあり、この固定反射鏡75からの反射光を受
光して電気信号に変換するCCDカメラ63が前記蓋部
材12に設けてある。なお、このCCDカメラ63には
被加工材を照明する光源(図示省略)が一体的に組込ま
れている。また、本実施の形態では前記可動反射鏡67
及び固定反射鏡75にプリズムを用いたが普通の鏡を利
用することもできる。
【0043】上記構成において、被加工材Wの表面の加
工部の状態及び位置を検出する場合には、ロータリーソ
レノイド69を励磁し、可動反射鏡67を固定反射鏡7
5と対向する光軸8の位置に位置決めし、被加工材の表
面を光源で照明し被加工材Wの表面からの反射光を前記
CCDカメラ63で捕らえてCRTモニター(図示省
略)上に被加工材の表面の状態及び位置を表示させるこ
とにより、作業者はレーザ溶接をする前の被加工材Wの
表面の状態及び位置を確認することができる。
【0044】また、表面の状態及び位置を確認後レーザ
溶接を実施する場合は、ロータリーソレノイド69を消
磁し、可動反射鏡67を光軸8から離隔した位置に退避
させればレーザ加工を実施することが可能となる。この
実施の形態によれば可動反射鏡67の構造が簡単にな
る。また、レーザ加工ヘッド内部にレーザー光を集光レ
ンズに導くための大きいベンディングミラーを設けなく
てよいのでレーザ加工ヘッドがコンパクトになると共
に、このベンディングミラーによるレーザ光のエネルギ
ーの損失を軽減することができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1〜請求項4に記載の発明によれ
ば、分岐光学系の大きさは集光レンズの有効径に合わせ
ることなく撮像装置の入力部分の大きさに合わせること
が可能であるので、被加工材の加工部を撮像する撮像装
置を有するコンパクトなレーザ加工ヘッドを製作するこ
とができる。また、レーザ光を集光レンズ直接に入射す
ることができるのでレーザーエネルギーの損失を軽減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すレーザ加工ヘッドの
全体の外観図。
【図2】図1の内部構造を示すために部分的に断面した
図。
【図3】図2におけるレーザ加工ヘッドの先端部分の詳
細図。
【図4】図3におけるレーザ加工ヘッドの先端部の一部
分を断面した斜視図。
【図5】本発明の別の実施の形態を示すレーザ加工ヘッ
ドの部分断面図。
【図6】従来のレーザ加工ヘッドの部分断面図。
【符号の説明】
1 レーザ加工ヘッド 3 集光レンズ保持体 5 集光レンズ 6 入射レーザー光の光軸 7 光ファイバー 8 反射鏡間の光軸 9 出射端 10 反射鏡ハウジング 11 コリメートレンズ 16 第2係止部 18 第1係止部 24 レバー 30 長溝 32 係止溝 59 可動反射鏡 60 反射鏡キャリッジ 61 固定反射鏡 63 撮像装置 65 光源 69 ロータリーソレノイド 73 揺動腕

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ発振器で発生したレーザ光をレー
    ザ加工ヘッドへ導く光ファイバーの出射端をレーザ加工
    ヘッド内に設け、該出射端から出射されるレーザ光の光
    軸上に、コリメートレンズと該コリメートレンズでコリ
    メートされたレーザ光を被加工材に集光する集光レンズ
    とを設けたレーザ加工ヘッドにおいて、前記光軸に隣接
    した位置に前記被加工材の加工部を検出する撮像装置と
    前記被加工材を照明する光源とを設け、前記コリメート
    レンズと集光レンズとの間の前記光軸上に前記被加工材
    からの反射光を該光軸から分岐して前記撮像装置に伝送
    可能な分岐光学系を前記光軸上に進退自在に設け、前記
    集光レンズが捕らえた被加工材の映像を前記分岐光学系
    により分岐して前記撮像装置に入力可能にしたことを特
    徴とするレーザー加工ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置がCCDカメラからなり、
    前記分岐光学系は、前記集光レンズが捕らえた被加工材
    の映像を前記レーザ光の光軸から分岐可能な可動反射鏡
    と、該可動反射鏡に対向させて設けられ、該可動反射か
    らの反射光を前記CCDカメラに伝送する固定反射鏡と
    からなることを特徴とする請求項1に記載のレーザー加
    工ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記コリメートレンズと集光レンズとの
    間に、前記固定反射鏡と可動反射鏡とを収容する反射鏡
    ハウジングを設け、該反射鏡ハウジングの一端に前記固
    定反射鏡を設けると共に、前記可動反射鏡を支持した反
    射鏡キャリッジを前記固定反射鏡に対して接近または離
    反する方向に移動可能に設け、前記レーザ光の光軸から
    退避した位置に該反射鏡キャリッジを係止する第1係止
    部と、前記レーザ光の光軸上の位置に該反射鏡キャリッ
    ジを係止する第2係止部とを設け、該第2係止部と該反
    射鏡キャリッジとの間に該反射鏡キャリッジを前記第1
    係止部に押圧付勢するスプリングを設け、該反射鏡キャ
    リッジに前記反射鏡ハウジングに設けた長溝から突出し
    たレバーを設け、該レバーにより前記反射鏡ハウジング
    を第2係止部に位置させるとき、該レバーを前記第2係
    止部近傍に設けた係止溝に係止可能に設け、該反射鏡ハ
    ウジングを前記レーザ光の光軸上の位置に固定可能に設
    けたことを特徴とする請求項2に記載のレーザー加工ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記コリメートレンズと集光レンズとの
    間に、前記固定反射鏡と可動反射鏡とを収容する反射鏡
    ハウジングを設け、該反射鏡ハウジングに設けたロータ
    リーアクチュエータの揺動腕に前記可動反射鏡を設け、
    該可動反射鏡を前記レーザ光の光軸から退避した位置
    と、前記レーザ光の光軸上の位置とに位置決め可能に設
    けたことを特徴とする請求項2に記載のレーザー加工ヘ
    ッド。
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