JPH0984131A - 携帯電話ハンズフリー装置 - Google Patents
携帯電話ハンズフリー装置Info
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- JPH0984131A JPH0984131A JP7241728A JP24172895A JPH0984131A JP H0984131 A JPH0984131 A JP H0984131A JP 7241728 A JP7241728 A JP 7241728A JP 24172895 A JP24172895 A JP 24172895A JP H0984131 A JPH0984131 A JP H0984131A
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- Japan
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- hands
- unit
- signal
- free
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 自動車等の乗り物内における携帯電話機の使
用を、運転に支障のないようにする。 【解決手段】 マイク80の入力音声を無線送信する小
型ユニット70と、無線信号を受信復調して発音体51
に出力する受信装置50と、携帯電話機を着脱自在に収
容すると共に、前記小型ユニット及び受信装置との間の
無線通信を前記携帯電話機とは異なる周波数又は伝送方
式により行うハンズフリーモジュール30とを備え、マ
イクの入力音声をハンズフリーモジュールを介して携帯
電話機に入力し、かつ携帯電話機の受話音声をハンズフ
リーモジュールを介して受信装置の発音体に出力する。
用を、運転に支障のないようにする。 【解決手段】 マイク80の入力音声を無線送信する小
型ユニット70と、無線信号を受信復調して発音体51
に出力する受信装置50と、携帯電話機を着脱自在に収
容すると共に、前記小型ユニット及び受信装置との間の
無線通信を前記携帯電話機とは異なる周波数又は伝送方
式により行うハンズフリーモジュール30とを備え、マ
イクの入力音声をハンズフリーモジュールを介して携帯
電話機に入力し、かつ携帯電話機の受話音声をハンズフ
リーモジュールを介して受信装置の発音体に出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は携帯電話ハンズフリ
ー装置に関し、更に詳しくは携帯電話機(送受話器)を
手に持たないでも通話可能とする携帯電話ハンズフリー
装置に関する。近年の車社会及び携帯電話使用者増加の
傾向の中では、車内で携帯電話を使用する機会が増加す
ると予想される。かかる状況の下では、車内での携帯電
話の使用を、より快適に、かつ運転に支障のないように
行えることが要求される。
ー装置に関し、更に詳しくは携帯電話機(送受話器)を
手に持たないでも通話可能とする携帯電話ハンズフリー
装置に関する。近年の車社会及び携帯電話使用者増加の
傾向の中では、車内で携帯電話を使用する機会が増加す
ると予想される。かかる状況の下では、車内での携帯電
話の使用を、より快適に、かつ運転に支障のないように
行えることが要求される。
【0002】
【従来の技術】図7は従来技術を説明する図で、図にお
いて100は携帯電話機、101は無線部、102はオ
ーディオ回路部、103は制御回路部、104はキーボ
ード、105はマイク、106は発音体(スピーカ)、
107,108はアナログスイッチ、109は電源部、
110はアンテナ、200はハンドフリーユニット、2
01は送話オーディオ回路、202は受話オーディオ回
路、203はスピーカ(SPK)、204は外部のマイ
ク、205は電源部、63はカーバッテリ、64はシガ
ーライタ、65は電源ケーブルである。
いて100は携帯電話機、101は無線部、102はオ
ーディオ回路部、103は制御回路部、104はキーボ
ード、105はマイク、106は発音体(スピーカ)、
107,108はアナログスイッチ、109は電源部、
110はアンテナ、200はハンドフリーユニット、2
01は送話オーディオ回路、202は受話オーディオ回
路、203はスピーカ(SPK)、204は外部のマイ
ク、205は電源部、63はカーバッテリ、64はシガ
ーライタ、65は電源ケーブルである。
【0003】通常は、ユーザはこのような携帯電話機1
00を手に持って単独で使用する。この場合は、キーボ
ード104による発/着信の操作後、携帯電話機100
は通話モードになる。この場合のスイッチ107,10
8は端子a側に接続しており、マイク105の送話音声
はスイッチ108,オーディオ回路部102,無線部1
01,アンテナ110を介して不図示の基地局に送信さ
れ、また基地局からの受話音声はアンテナ110,無線
部101,オーディオ回路部102,スイッチ107を
介して発音体106に出力される。
00を手に持って単独で使用する。この場合は、キーボ
ード104による発/着信の操作後、携帯電話機100
は通話モードになる。この場合のスイッチ107,10
8は端子a側に接続しており、マイク105の送話音声
はスイッチ108,オーディオ回路部102,無線部1
01,アンテナ110を介して不図示の基地局に送信さ
れ、また基地局からの受話音声はアンテナ110,無線
部101,オーディオ回路部102,スイッチ107を
介して発音体106に出力される。
【0004】また、ユーザが自動車に乗ったような場合
は、このような携帯電話機100をハンドフリーで使用
したい。この場合は携帯電話機100をコネクタ端子P
1,P2,J1,J2を介してハンドフリーユニット2
00に接続し、スイッチ107,108の接続を端子b
側に切り替える。この場合に、ハンドフリーユニット2
00及び必要なら携帯電話機100にはカーバッテリ6
3からシガーライタ64を介して給電される。
は、このような携帯電話機100をハンドフリーで使用
したい。この場合は携帯電話機100をコネクタ端子P
1,P2,J1,J2を介してハンドフリーユニット2
00に接続し、スイッチ107,108の接続を端子b
側に切り替える。この場合に、ハンドフリーユニット2
00及び必要なら携帯電話機100にはカーバッテリ6
3からシガーライタ64を介して給電される。
【0005】その後、上記同様にして発/着信操作を行
うと、通話モードになる。但し、この状態では、外部マ
イク204の送話音声は送話オーディオ回路201,ス
イッチ108,オーディオ回路部102,無線部10
1,アンテナ110を介して基地局に送信され、また基
地局からの受話音声はアンテナ110,無線部101,
オーディオ回路部102,スイッチ107,受話オーデ
ィオ回路202を介してスピーカ203に出力される。
うと、通話モードになる。但し、この状態では、外部マ
イク204の送話音声は送話オーディオ回路201,ス
イッチ108,オーディオ回路部102,無線部10
1,アンテナ110を介して基地局に送信され、また基
地局からの受話音声はアンテナ110,無線部101,
オーディオ回路部102,スイッチ107,受話オーデ
ィオ回路202を介してスピーカ203に出力される。
【0006】従って、通話中は携帯電話機100を手に
持つ必要は無く、ハンドルから手を離さずに、ハンドフ
リーで送受話が行える。
持つ必要は無く、ハンドルから手を離さずに、ハンドフ
リーで送受話が行える。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来方式
では、発/着信操作を携帯電話機100で行うため、該
携帯電話機100及びハンドフリーユニット200を手
元に置く必要がある。また、シガーライタ64を介して
給電すると、シガーライタ64とハンドフリーユニット
200及び携帯電話機100との間を長い電源ケーブル
65で接続しなくてはならない。
では、発/着信操作を携帯電話機100で行うため、該
携帯電話機100及びハンドフリーユニット200を手
元に置く必要がある。また、シガーライタ64を介して
給電すると、シガーライタ64とハンドフリーユニット
200及び携帯電話機100との間を長い電源ケーブル
65で接続しなくてはならない。
【0008】この点は、ハンドフリーユニット200を
直接シガーライタソケットに取り付けることも考えられ
るが、この場合はハンドフリーユニット200と携帯電
話機100との間を長い信号ケーブル(及び電源ケーブ
ル65)で接続しなくてはならない。上記何れにして
も、複数のユニット及び長いケーブルを運転席の周囲に
配置する必要があり、配置操作が煩わしいのみならず、
長いケーブルが邪魔になって、運転に支障をきたす恐れ
もある。
直接シガーライタソケットに取り付けることも考えられ
るが、この場合はハンドフリーユニット200と携帯電
話機100との間を長い信号ケーブル(及び電源ケーブ
ル65)で接続しなくてはならない。上記何れにして
も、複数のユニット及び長いケーブルを運転席の周囲に
配置する必要があり、配置操作が煩わしいのみならず、
長いケーブルが邪魔になって、運転に支障をきたす恐れ
もある。
【0009】しかも、ハンドフリーユニット200を直
接シガーライタソケットに取り付けるような場合は、結
果として外部マイク204やスピーカ203の設置場所
も制限を受けることとなり、使い勝手が悪い。本発明の
目的は、例えば自動車やボート等の乗り物内における携
帯電話機の使用を、より快適に、かつ運転に支障のない
ように行える携帯電話ハンズフリー装置を提供すること
にある。
接シガーライタソケットに取り付けるような場合は、結
果として外部マイク204やスピーカ203の設置場所
も制限を受けることとなり、使い勝手が悪い。本発明の
目的は、例えば自動車やボート等の乗り物内における携
帯電話機の使用を、より快適に、かつ運転に支障のない
ように行える携帯電話ハンズフリー装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の課題は図1の構成
により解決される。即ち、本発明(1)の携帯電話ハン
ズフリー装置は、携帯電話機10を手に持たないでも通
話可能とする携帯電話ハンズフリー装置において、マイ
ク80の入力音声を無線送信する小型ユニット70と、
無線信号を受信復調して発音体51に出力する受信装置
50と、携帯電話機10を着脱自在に収容すると共に、
前記小型ユニット70及び受信装置50との間の無線通
信を前記携帯電話機10とは異なる周波数又は伝送方式
により行うハンズフリーモジュール30とを備え、マイ
ク80の入力音声をハンズフリーモジュール30を介し
て携帯電話機10に入力し、かつ携帯電話機10の受話
音声をハンズフリーモジュール30を介して受信装置5
0の発音体51に出力するものである。
により解決される。即ち、本発明(1)の携帯電話ハン
ズフリー装置は、携帯電話機10を手に持たないでも通
話可能とする携帯電話ハンズフリー装置において、マイ
ク80の入力音声を無線送信する小型ユニット70と、
無線信号を受信復調して発音体51に出力する受信装置
50と、携帯電話機10を着脱自在に収容すると共に、
前記小型ユニット70及び受信装置50との間の無線通
信を前記携帯電話機10とは異なる周波数又は伝送方式
により行うハンズフリーモジュール30とを備え、マイ
ク80の入力音声をハンズフリーモジュール30を介し
て携帯電話機10に入力し、かつ携帯電話機10の受話
音声をハンズフリーモジュール30を介して受信装置5
0の発音体51に出力するものである。
【0011】本発明(1)によれば、ハンズフリーモジ
ュール30と小型ユニット70及び受信装置50との間
の通信をコードレスとしたことにより、各部分の配置が
自由に行える。しかも、接続ケーブルは必要ないので、
車の運転等に支障を与える心配は全く無い。また、ハン
ズフリーモジュール30と小型ユニット70及び受信装
置50との間の無線通信を携帯電話機10とは異なる周
波数又は伝送方式により行うので混信の心配も無い。
ュール30と小型ユニット70及び受信装置50との間
の通信をコードレスとしたことにより、各部分の配置が
自由に行える。しかも、接続ケーブルは必要ないので、
車の運転等に支障を与える心配は全く無い。また、ハン
ズフリーモジュール30と小型ユニット70及び受信装
置50との間の無線通信を携帯電話機10とは異なる周
波数又は伝送方式により行うので混信の心配も無い。
【0012】更にまた、小型ユニット70には、スピー
カや受信増幅機能(チューナ、アンプ等)等の如く、電
力消費が大きく、かつかさばる部品が一切含まれないの
で、その全体を例えば薄いカード状に、コンパクトに形
成できる。また電力消費も少ないので、内蔵電池による
長時間の使用が可能である。そして、このような小型ユ
ニット70は、ユーザの胸ポケットに入れたり、又は車
中の身近な場所に置くことで、便利に使用できる。
カや受信増幅機能(チューナ、アンプ等)等の如く、電
力消費が大きく、かつかさばる部品が一切含まれないの
で、その全体を例えば薄いカード状に、コンパクトに形
成できる。また電力消費も少ないので、内蔵電池による
長時間の使用が可能である。そして、このような小型ユ
ニット70は、ユーザの胸ポケットに入れたり、又は車
中の身近な場所に置くことで、便利に使用できる。
【0013】好ましくは、本発明(2)においては、受
信装置50は、放送電波を受信復調してスピーカ51に
出力するラジオ受信機である。この種のラジオ受信機
は、通常どの車でも備えているから、本発明の実装コス
トは格段に軽減される。また好ましくは、本発明(3)
においては、小型ユニット70は、ダイヤルキーを含む
キーボードと、キーボードのキー入力信号に基づきハン
ズフリーモジュール30を介して携帯電話機10の発/
着信機能を付勢/消勢する制御部と、制御部の制御信号
を無線送信可能な送信部とを備える。
信装置50は、放送電波を受信復調してスピーカ51に
出力するラジオ受信機である。この種のラジオ受信機
は、通常どの車でも備えているから、本発明の実装コス
トは格段に軽減される。また好ましくは、本発明(3)
においては、小型ユニット70は、ダイヤルキーを含む
キーボードと、キーボードのキー入力信号に基づきハン
ズフリーモジュール30を介して携帯電話機10の発/
着信機能を付勢/消勢する制御部と、制御部の制御信号
を無線送信可能な送信部とを備える。
【0014】従って、手元の小型ユニット70から発/
着信制御及び送話が行え、使い勝手が良い。また、この
場合の携帯電話機10及びハンズフリーモジュール30
はどこに置いても良い。また好ましくは、本発明(4)
においては、ハンズフリーモジュール30は、小型ユニ
ット70からの制御信号に基づき無線周波数を設定可能
である。
着信制御及び送話が行え、使い勝手が良い。また、この
場合の携帯電話機10及びハンズフリーモジュール30
はどこに置いても良い。また好ましくは、本発明(4)
においては、ハンズフリーモジュール30は、小型ユニ
ット70からの制御信号に基づき無線周波数を設定可能
である。
【0015】従って、カーラジオの所望のチューニング
に合わせ、ユーザ所望の周波数で(好ましくは混信を避
けて)通信が行える。また好ましくは、本発明(5)に
おいては、ハンズフリーモジュール30は、単一の制御
チャネル及び複数の通話チャネルを介して複数の小型ユ
ニット70及びこれらの受信装置50を収容すると共
に、小型ユニット70からの発信時には、その発呼信号
に含まれる小型ユニット70の識別IDにより該小型ユ
ニット70及びその受信装置50に対して対応する通話
チャネルを割り付ける。
に合わせ、ユーザ所望の周波数で(好ましくは混信を避
けて)通信が行える。また好ましくは、本発明(5)に
おいては、ハンズフリーモジュール30は、単一の制御
チャネル及び複数の通話チャネルを介して複数の小型ユ
ニット70及びこれらの受信装置50を収容すると共
に、小型ユニット70からの発信時には、その発呼信号
に含まれる小型ユニット70の識別IDにより該小型ユ
ニット70及びその受信装置50に対して対応する通話
チャネルを割り付ける。
【0016】従って、例えば連走する複数の車の各運転
者は、特定の車の携帯電話機10及びそのハンズフリー
モジュール30と夫々の車の小型ユニット70及びその
受信装置50とを介して外部の被呼者宛に容易に電話で
きる。また好ましくは、本発明(6)においては、ハン
ズフリーモジュール30は、小型ユニット70の識別I
D及び必要ならその利用者の名前等のデータを該識別I
Dに関連して記憶する記憶手段と、記憶手段の識別ID
及び必要ならその利用者の名前等のデータを音声信号に
変換する音声合成部と、携帯電話機10により中継され
る通話先からの応答信号を識別する識別手段とを備え、
携帯電話機10の着信時には、前記記憶手段の一覧デー
タを音声信号に変換して発信元に送信すると共に、該発
信元からの応答信号に基づき対応する着信先の小型ユニ
ット70及びその受信装置50に対して対応する通話チ
ャネルを割り付ける。
者は、特定の車の携帯電話機10及びそのハンズフリー
モジュール30と夫々の車の小型ユニット70及びその
受信装置50とを介して外部の被呼者宛に容易に電話で
きる。また好ましくは、本発明(6)においては、ハン
ズフリーモジュール30は、小型ユニット70の識別I
D及び必要ならその利用者の名前等のデータを該識別I
Dに関連して記憶する記憶手段と、記憶手段の識別ID
及び必要ならその利用者の名前等のデータを音声信号に
変換する音声合成部と、携帯電話機10により中継され
る通話先からの応答信号を識別する識別手段とを備え、
携帯電話機10の着信時には、前記記憶手段の一覧デー
タを音声信号に変換して発信元に送信すると共に、該発
信元からの応答信号に基づき対応する着信先の小型ユニ
ット70及びその受信装置50に対して対応する通話チ
ャネルを割り付ける。
【0017】従って、外部の発呼者は、携帯電話機10
宛に発呼することで、半自動的に所望の被呼者に接続さ
れる。
宛に発呼することで、半自動的に所望の被呼者に接続さ
れる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2,図3は実施の形態による携帯電話ハンズフリー装置
の構成を示す図(1),(2)である。
好適なる実施の形態を詳細に説明する。なお、全図を通
して同一符号は同一又は相当部分を示すものとする。図
2,図3は実施の形態による携帯電話ハンズフリー装置
の構成を示す図(1),(2)である。
【0019】図2において、10は携帯電話機(M
S)、11は内蔵のマイク(MIC)及びレシーバ(R
CV)の各ラインと後述のハンズフリーモジュール30
からの上り音声及び下り音声の各ラインとを切り替える
アナログスイッチ(ASW)、12はオーディオ信号と
PCM信号間の変換を行うベースバンド処理部(BB
P)、13はPCM信号と無線伝送符号信号間の変換を
行うコーデック(CDC)、14はTDMA方式による
通信制御部、15は(1/4) πシフトQPSK変調方式に
よる送信部、16はアンテナ共用部(TR)、17は(1
/4) πシフトQPSK復調方式による受信部、18は移
動網における制御/通話チャネルの無線周波数FC /F
A 等を切り替える周波数シンセサイザ、19は引き出し
式のポールアンテナ、21は携帯電話機10の主制御を
行うCPU、22はCPU21が使用するRAM,RO
Mから成るメモリ(MEM)、23は不図示の液晶ディ
スプレイやダイヤルキー等を備えるコンソール部(CS
L)、24はディジタル信号のシリアルインタフェース
(SIF)、25はCPU21の共通バス、26は充電
式の内蔵電池、27は充電回路部、そして、5は最寄り
の基地局(BS)、1は対向の固定電話機である。
S)、11は内蔵のマイク(MIC)及びレシーバ(R
CV)の各ラインと後述のハンズフリーモジュール30
からの上り音声及び下り音声の各ラインとを切り替える
アナログスイッチ(ASW)、12はオーディオ信号と
PCM信号間の変換を行うベースバンド処理部(BB
P)、13はPCM信号と無線伝送符号信号間の変換を
行うコーデック(CDC)、14はTDMA方式による
通信制御部、15は(1/4) πシフトQPSK変調方式に
よる送信部、16はアンテナ共用部(TR)、17は(1
/4) πシフトQPSK復調方式による受信部、18は移
動網における制御/通話チャネルの無線周波数FC /F
A 等を切り替える周波数シンセサイザ、19は引き出し
式のポールアンテナ、21は携帯電話機10の主制御を
行うCPU、22はCPU21が使用するRAM,RO
Mから成るメモリ(MEM)、23は不図示の液晶ディ
スプレイやダイヤルキー等を備えるコンソール部(CS
L)、24はディジタル信号のシリアルインタフェース
(SIF)、25はCPU21の共通バス、26は充電
式の内蔵電池、27は充電回路部、そして、5は最寄り
の基地局(BS)、1は対向の固定電話機である。
【0020】この携帯電話機10は、通常は単独で使用
し、この場合のASW11は内蔵のMIC,RCVの側
に接続している。ユーザがダイヤル発呼すると、通信制
御部14は制御チャネルFC で基地局5と接続し、該基
地局5は携帯電話機10に空き通話チャネルFA を割当
てる。更に、該呼は公衆網を介して電話機1に着呼し、
電話機1の応答(フックオフ)があると、通話可能とな
る。
し、この場合のASW11は内蔵のMIC,RCVの側
に接続している。ユーザがダイヤル発呼すると、通信制
御部14は制御チャネルFC で基地局5と接続し、該基
地局5は携帯電話機10に空き通話チャネルFA を割当
てる。更に、該呼は公衆網を介して電話機1に着呼し、
電話機1の応答(フックオフ)があると、通話可能とな
る。
【0021】この状態では、マイクMICからの上り音
声信号はASW11,BBP12,CDC13,通信制
御部14,送信部15,アンテナ19等を介して電話機
1に至り、また電話機1からの下り音声信号はアンテナ
19,受信部17,通信制御部14等を介してレシーバ
RCVに至る。電話機1から携帯電話機10に着信した
場合も同様である。
声信号はASW11,BBP12,CDC13,通信制
御部14,送信部15,アンテナ19等を介して電話機
1に至り、また電話機1からの下り音声信号はアンテナ
19,受信部17,通信制御部14等を介してレシーバ
RCVに至る。電話機1から携帯電話機10に着信した
場合も同様である。
【0022】また、ユーザが自動車に乗り、携帯電話機
10をハンズフリーで使用したい場合は、該携帯電話機
10をハンズフリーモジュール30に接続すれば良い。
この接続は、コネクタ付きのケーブル61を介して行
い、又はケーブル無しのコネクタ付き置き台に単に装着
することで簡単に行える。更に図2において、30はハ
ンズフリーモジュール(HM)、31はハンズフリーモ
ジュール30を中心とした微弱FM電波によるサブネッ
トワークの通信制御を行う通信制御部、32はFM変調
方式による送信部、33はアンテナ共用部(TR)、3
4はFM復調方式による受信部、35はサブネットワー
クにおける制御/通話チャネルの無線周波数fC /fA
等を切り替える周波数シンセサイザ、36はプリントパ
ターン等による内蔵アンテナ、41はハンズフリーモジ
ュール30の主制御を行うCPU、42はCPU41が
使用するRAM,ROM等から成るメモリ(MEM)、
43はディジタル信号のシリアルインタフェース(SI
F)、44はCPU41の共通バスである。
10をハンズフリーで使用したい場合は、該携帯電話機
10をハンズフリーモジュール30に接続すれば良い。
この接続は、コネクタ付きのケーブル61を介して行
い、又はケーブル無しのコネクタ付き置き台に単に装着
することで簡単に行える。更に図2において、30はハ
ンズフリーモジュール(HM)、31はハンズフリーモ
ジュール30を中心とした微弱FM電波によるサブネッ
トワークの通信制御を行う通信制御部、32はFM変調
方式による送信部、33はアンテナ共用部(TR)、3
4はFM復調方式による受信部、35はサブネットワー
クにおける制御/通話チャネルの無線周波数fC /fA
等を切り替える周波数シンセサイザ、36はプリントパ
ターン等による内蔵アンテナ、41はハンズフリーモジ
ュール30の主制御を行うCPU、42はCPU41が
使用するRAM,ROM等から成るメモリ(MEM)、
43はディジタル信号のシリアルインタフェース(SI
F)、44はCPU41の共通バスである。
【0023】このハンズフリーモジュール30は、予め
自動車のフロントパネル又はサイドボックス等に設けら
れており、自動車のエンジンキースイッチ62をONに
すると、カーバッテリ63から給電される。更に、50
は車載のカーラジオ(CR)又はカーオーディオ、51
はそのスピーカ(SPK)、52は車載のカーアンテナ
である。
自動車のフロントパネル又はサイドボックス等に設けら
れており、自動車のエンジンキースイッチ62をONに
すると、カーバッテリ63から給電される。更に、50
は車載のカーラジオ(CR)又はカーオーディオ、51
はそのスピーカ(SPK)、52は車載のカーアンテナ
である。
【0024】カーラジオ50は、通常どの車にも付いて
おり、「電源キー」をONにした後に、必要なら所望の
チャネル選択「CH」キーを押すことで、所望のFM局
及びAM局の受信が可能である。また「UP」/「DO
WN」キーを押すことで、受信周波数の微調整が可能で
ある。更に図3において、70は小型ユニット(S
U)、71は小型ユニットの主制御を行うCPU、72
はCPU71が使用するRAM,ROMから成るメモリ
(MEM)、73はディジタル信号のシリアルインタフ
ェース(SIF)、74はFM変調方式による送信部、
75はサブネットワークにおける制御/通話チャネルの
無線周波数fC /fA 等を切り替える周波数シンセサイ
ザ、76はプリントパターン等による内蔵アンテナ、7
7はCPU71の共通バス、78は液晶ディスプレイや
ダイヤルキー等を備えるユニット表面のコンソール部、
79は内蔵の電池、80は外付けのマイク(MIC)で
ある。
おり、「電源キー」をONにした後に、必要なら所望の
チャネル選択「CH」キーを押すことで、所望のFM局
及びAM局の受信が可能である。また「UP」/「DO
WN」キーを押すことで、受信周波数の微調整が可能で
ある。更に図3において、70は小型ユニット(S
U)、71は小型ユニットの主制御を行うCPU、72
はCPU71が使用するRAM,ROMから成るメモリ
(MEM)、73はディジタル信号のシリアルインタフ
ェース(SIF)、74はFM変調方式による送信部、
75はサブネットワークにおける制御/通話チャネルの
無線周波数fC /fA 等を切り替える周波数シンセサイ
ザ、76はプリントパターン等による内蔵アンテナ、7
7はCPU71の共通バス、78は液晶ディスプレイや
ダイヤルキー等を備えるユニット表面のコンソール部、
79は内蔵の電池、80は外付けのマイク(MIC)で
ある。
【0025】この小型ユニット70は、コンソール部7
8とCPU71とを備えることにより、発/着信のリモ
ート制御及びハンズフリーモジュール30への通信周波
数等の設定制御が可能となっている。またマイク80に
は、不図示の引っかけ部材(クリップ等)や吸着部材
(磁石,粘着テープ)等が設けられており、ユーザが発
する音声を集音し易い場所にセットできる。なお、この
マイク80は小型ユニット70の本体に内蔵されていて
も良い。
8とCPU71とを備えることにより、発/着信のリモ
ート制御及びハンズフリーモジュール30への通信周波
数等の設定制御が可能となっている。またマイク80に
は、不図示の引っかけ部材(クリップ等)や吸着部材
(磁石,粘着テープ)等が設けられており、ユーザが発
する音声を集音し易い場所にセットできる。なお、この
マイク80は小型ユニット70の本体に内蔵されていて
も良い。
【0026】以下、上記装備を有する自動車の運転者
と、遠隔の電話機1の通話者との間における通信動作を
詳細に説明する。図3において、ユーザが小型ユニット
70の「電源」キーをONにすると、これに基づく初期
制御により、携帯電話機10とハンズフリーモジュール
30との間に音声及び制御信号のパスが形成され、以後
の携帯電話機10は移動網とサブネットワーク間に介在
する中継機として機能するようになる。
と、遠隔の電話機1の通話者との間における通信動作を
詳細に説明する。図3において、ユーザが小型ユニット
70の「電源」キーをONにすると、これに基づく初期
制御により、携帯電話機10とハンズフリーモジュール
30との間に音声及び制御信号のパスが形成され、以後
の携帯電話機10は移動網とサブネットワーク間に介在
する中継機として機能するようになる。
【0027】即ち、ユーザが小型ユニット70の「電
源」キーを押すと、内部に給電され、CPU71が起動
する。これによりCPU71は小型ユニットが動作開始
の旨の制御(メッセージ)信号を生成し、SIF73に
送る。該開始信号はSIF73でシリアル信号に変換さ
れ、更に送信部74でFM(FSK)変調され、制御チ
ャネルfC に乗ってアンテナ76より送信される。
源」キーを押すと、内部に給電され、CPU71が起動
する。これによりCPU71は小型ユニットが動作開始
の旨の制御(メッセージ)信号を生成し、SIF73に
送る。該開始信号はSIF73でシリアル信号に変換さ
れ、更に送信部74でFM(FSK)変調され、制御チ
ャネルfC に乗ってアンテナ76より送信される。
【0028】図2において、この開始信号はハンズフリ
ーモジュール30のアンテナ36で受信され、受信部3
4でFM(FSK)復調される。通信制御部31は制御
チャネルの受信信号を検出したことにより、該復調信号
をCPU41に渡す。これを受けたCPU41は開始信
号をSIF43に送り、その出力のシリアル信号は制御
線を介して携帯電話機10のSIF24に至り、CPU
21に入力する。これを受けたCPU21はASW11
の接続をハンズフリーモジュール30の側に切り替え
る。
ーモジュール30のアンテナ36で受信され、受信部3
4でFM(FSK)復調される。通信制御部31は制御
チャネルの受信信号を検出したことにより、該復調信号
をCPU41に渡す。これを受けたCPU41は開始信
号をSIF43に送り、その出力のシリアル信号は制御
線を介して携帯電話機10のSIF24に至り、CPU
21に入力する。これを受けたCPU21はASW11
の接続をハンズフリーモジュール30の側に切り替え
る。
【0029】なお、上記ASW11の切り替えは、CP
U21が携帯電話機10のハンズフリーモジュール30
への装着をハードウエア的に検出することで、自動的に
行っても良い。その後の任意の時に、もしユーザがサブ
ネットワークにおける通話周波数の設定を行いたい場合
は、小型ユニット70の「Fr」キーを押す。これによ
りメモリ(EEPROM)72から現在(但し、最初は
デフォルト値)の設定周波数x(MHz)が読み出さ
れ、ディスプレイ上に表示される。次に「UP」キーを
押すと、表示はx+△x(MHz)に変化する。即ち、
所定周波数△xだけ増加する。こうして「UP」キーを
y回押すと、表示はx+y△x(MHz)になる。ま
た、「DOWN」キーを押すと、表示は現在よりも△x
だけ減少する。
U21が携帯電話機10のハンズフリーモジュール30
への装着をハードウエア的に検出することで、自動的に
行っても良い。その後の任意の時に、もしユーザがサブ
ネットワークにおける通話周波数の設定を行いたい場合
は、小型ユニット70の「Fr」キーを押す。これによ
りメモリ(EEPROM)72から現在(但し、最初は
デフォルト値)の設定周波数x(MHz)が読み出さ
れ、ディスプレイ上に表示される。次に「UP」キーを
押すと、表示はx+△x(MHz)に変化する。即ち、
所定周波数△xだけ増加する。こうして「UP」キーを
y回押すと、表示はx+y△x(MHz)になる。ま
た、「DOWN」キーを押すと、表示は現在よりも△x
だけ減少する。
【0030】こうして「UP」/「DOWN」キーの併
用により、ハンズフリーモジュール30における下り音
声送信周波数fADを、その時のカーラジオ50の受信周
波数(チューニング)に合わせるように決定する。例え
ばカーラジオ50を80.1MHzにチューニングして
いたとすると、ハンズフリーモジュール30の下り音声
送信周波数fAD=80.1MHzとなるように決定す
る。
用により、ハンズフリーモジュール30における下り音
声送信周波数fADを、その時のカーラジオ50の受信周
波数(チューニング)に合わせるように決定する。例え
ばカーラジオ50を80.1MHzにチューニングして
いたとすると、ハンズフリーモジュール30の下り音声
送信周波数fAD=80.1MHzとなるように決定す
る。
【0031】そして、再度「Fr」キーを押すと、ディ
スプレイ上のfAD=x+y△xが確定し、その内容がC
PU71に入力される。これを受けたCPU71は該f
AD=x+y△xに所定の周波数Δzを加えたx+yΔx
+Δz(MHz)を演算し、これを小型ユニット70の
上り音声送信周波数fAUとする。更に、CPU71は制
御チャネルfC を介して上記fAD=x+y△xのデータ
信号を送信し、該信号はハンズフリーモジュール30の
受信部34で復調され、CPU41に入力する。これを
受けたCPU41は、該データ信号fAD=x+y△xを
ハンズフリーモジュール30の下り音声送信周波数fAD
としてメモリ(RAM又はEEPROM)42に記憶す
ると共に、これに所定周波数Δzを加えたx+yΔx+
Δz(MHz)を演算し、これをハンズフリーモジュー
ル30の上り音声受信周波数fAUとして同メモリ42に
記憶する。
スプレイ上のfAD=x+y△xが確定し、その内容がC
PU71に入力される。これを受けたCPU71は該f
AD=x+y△xに所定の周波数Δzを加えたx+yΔx
+Δz(MHz)を演算し、これを小型ユニット70の
上り音声送信周波数fAUとする。更に、CPU71は制
御チャネルfC を介して上記fAD=x+y△xのデータ
信号を送信し、該信号はハンズフリーモジュール30の
受信部34で復調され、CPU41に入力する。これを
受けたCPU41は、該データ信号fAD=x+y△xを
ハンズフリーモジュール30の下り音声送信周波数fAD
としてメモリ(RAM又はEEPROM)42に記憶す
ると共に、これに所定周波数Δzを加えたx+yΔx+
Δz(MHz)を演算し、これをハンズフリーモジュー
ル30の上り音声受信周波数fAUとして同メモリ42に
記憶する。
【0032】その後、もしユーザが発信したい場合は、
小型ユニット70のダイヤルキーで発呼する。これを受
けたCPU71は制御チャネルfC を介してハンズフリ
ーユニット30に発呼信号を送信し、該発呼信号はハン
ズフリーモジュール30の受信部34で復調されると共
に、CPU41,SIF43,24を介してCPU21
に至る。これにより通信制御部14の発呼機能が付勢さ
れ、制御チャネルFCにより基地局5と接続し、該基地
局5は携帯電話機10に空き通話チャネルFAを割当て
る。
小型ユニット70のダイヤルキーで発呼する。これを受
けたCPU71は制御チャネルfC を介してハンズフリ
ーユニット30に発呼信号を送信し、該発呼信号はハン
ズフリーモジュール30の受信部34で復調されると共
に、CPU41,SIF43,24を介してCPU21
に至る。これにより通信制御部14の発呼機能が付勢さ
れ、制御チャネルFCにより基地局5と接続し、該基地
局5は携帯電話機10に空き通話チャネルFAを割当て
る。
【0033】通話チャネルFA が割り当てられると、そ
の旨がCPU21,SIF24,43を介してCPU4
1に通知され、これにより通信制御部31はシンセサイ
ザ35にメモリ42に記憶されている通話チャネル
fAU,fADを割り当てる。例えば小型ユニット70及び
カーラジオ50が各1台のシステムでは無条件でfAD=
80.1MHz,fAU=80.2MHzを割り当てる。
の旨がCPU21,SIF24,43を介してCPU4
1に通知され、これにより通信制御部31はシンセサイ
ザ35にメモリ42に記憶されている通話チャネル
fAU,fADを割り当てる。例えば小型ユニット70及び
カーラジオ50が各1台のシステムでは無条件でfAD=
80.1MHz,fAU=80.2MHzを割り当てる。
【0034】一方、小型ユニット70では、上記発呼
後、所定時間を経過したことにより自動的に通話モード
になる。即ち、CPU71はシンセサイザ75に上り通
話チャネルfAU=80.2MHzを割り当てる。また、
この場合のカーラジオ50は予め受信周波数fAD=8
0.1MHzにチューニングされている。
後、所定時間を経過したことにより自動的に通話モード
になる。即ち、CPU71はシンセサイザ75に上り通
話チャネルfAU=80.2MHzを割り当てる。また、
この場合のカーラジオ50は予め受信周波数fAD=8
0.1MHzにチューニングされている。
【0035】更に、上記と並行して、上記移動網におけ
る発呼信号は公衆網を介して電話機1に至り、該電話機
1の呼出音を鳴動させる。同時に、携帯電話機10には
リングバックトーン信号が返送され、これが受信部1
7,通信制御部14,ASW11を介してハンズフリー
モジュール30の送信部32に至る。更に、ここでFM
変調されてアンテナ36より送信され、これがカーラジ
オ50のアンテナ52で受信され、内蔵のチューナ,ア
ンプを経てスピーカ51に出力される。
る発呼信号は公衆網を介して電話機1に至り、該電話機
1の呼出音を鳴動させる。同時に、携帯電話機10には
リングバックトーン信号が返送され、これが受信部1
7,通信制御部14,ASW11を介してハンズフリー
モジュール30の送信部32に至る。更に、ここでFM
変調されてアンテナ36より送信され、これがカーラジ
オ50のアンテナ52で受信され、内蔵のチューナ,ア
ンプを経てスピーカ51に出力される。
【0036】ユーザはスピーカ51のリングバックトー
ンを聞くことで応答の有無をリアルタイムで知れる。や
がて、電話機1の応答(フックオフ)があると、通話可
能となる。この通話状態では、小型ユニット70のマイ
ク80からの上り音声信号は送信部74、アンテナ76
を経てハンズフリーモジュール30のアンテナ36に受
信され、更に受信部34でFM復調されてその上り音声
信号はASW11に至り、更にBBP12,CDC1
3,通信制御部14,送信部15,アンテナ19等を経
て電話機1に至る。
ンを聞くことで応答の有無をリアルタイムで知れる。や
がて、電話機1の応答(フックオフ)があると、通話可
能となる。この通話状態では、小型ユニット70のマイ
ク80からの上り音声信号は送信部74、アンテナ76
を経てハンズフリーモジュール30のアンテナ36に受
信され、更に受信部34でFM復調されてその上り音声
信号はASW11に至り、更にBBP12,CDC1
3,通信制御部14,送信部15,アンテナ19等を経
て電話機1に至る。
【0037】また、電話機1からの下り音声信号はアン
テナ19,受信部22,通信制御部14,CDC13,
BBP12を経て再度下り音声信号となり、更にASW
11,送信部32を経てそのFM変調信号がアンテナ3
6より送信され、これがカーラジオ50のアンテナ52
で受信され、内部で復調増幅されて、スピーカ51に出
力される。
テナ19,受信部22,通信制御部14,CDC13,
BBP12を経て再度下り音声信号となり、更にASW
11,送信部32を経てそのFM変調信号がアンテナ3
6より送信され、これがカーラジオ50のアンテナ52
で受信され、内部で復調増幅されて、スピーカ51に出
力される。
【0038】また、電話機1から携帯電話機10に着信
した場合は、該着信の旨の情報がCPU21を介してC
PU41に知らされる。これにより通信制御部31は送
信部32に下り通話チャネルfAD=80.1MHzを割
り当てる。なお、送信部32の下り通話チャネルfADは
常時割り当てられていても良い。その後、携帯電話機1
0で呼出音信号が生成(又は受信)されると、該呼出音
信号はハンズフリーモジュール30を経てカーラジオ5
0に中継され、スピーカ51から呼出音が出力される。
した場合は、該着信の旨の情報がCPU21を介してC
PU41に知らされる。これにより通信制御部31は送
信部32に下り通話チャネルfAD=80.1MHzを割
り当てる。なお、送信部32の下り通話チャネルfADは
常時割り当てられていても良い。その後、携帯電話機1
0で呼出音信号が生成(又は受信)されると、該呼出音
信号はハンズフリーモジュール30を経てカーラジオ5
0に中継され、スピーカ51から呼出音が出力される。
【0039】これを聞いたユーザは、応答する場合は、
小型ユニット70の「開始」キーを押す。こによりCP
U71で応答信号が形成され、該応答信号は制御チャネ
ルf C に乗ってハンズフリーモジュール30に至り、更
にSIF43,24を介してCPU21に至る。これに
より移動網に対して着信応答がなされ、通話状態にな
る。
小型ユニット70の「開始」キーを押す。こによりCP
U71で応答信号が形成され、該応答信号は制御チャネ
ルf C に乗ってハンズフリーモジュール30に至り、更
にSIF43,24を介してCPU21に至る。これに
より移動網に対して着信応答がなされ、通話状態にな
る。
【0040】また上記と並行して、小型ユニット70で
は上記応答信号の送出後、所定時間を経過したことによ
り送信部74に上り通話チャネルfAU=80.2MHz
を割り当て、またハンズフリーモジュール30では上記
応答信号の中継後、受信部34に上り通話チャネルfAU
=80.2MHzを割り当てる。以後の通話動作につい
ては上記発信時におけるものと同様である。
は上記応答信号の送出後、所定時間を経過したことによ
り送信部74に上り通話チャネルfAU=80.2MHz
を割り当て、またハンズフリーモジュール30では上記
応答信号の中継後、受信部34に上り通話チャネルfAU
=80.2MHzを割り当てる。以後の通話動作につい
ては上記発信時におけるものと同様である。
【0041】また、通話終了時、又は小型ユニット70
から発呼した時に相手が留守中、通話中等の場合には、
小型ユニット70の「終了」キーを押す。これにより送
信部74は制御チャネルfC に戻る。その際には、好ま
しくは制御チャネルfC に戻る前に上り通話チャネルf
AUの状態でハンズフリーモジュール30に特定の通話終
了信号を送る。
から発呼した時に相手が留守中、通話中等の場合には、
小型ユニット70の「終了」キーを押す。これにより送
信部74は制御チャネルfC に戻る。その際には、好ま
しくは制御チャネルfC に戻る前に上り通話チャネルf
AUの状態でハンズフリーモジュール30に特定の通話終
了信号を送る。
【0042】ハンズフリーモジュール30の受信部34
は、小型ユニット70からの通話終了信号の受信によ
り、又は携帯電話機(移動網)10からの通話終了信号
により制御チャネルfC に戻される。従って、以後の発
/着信、周波数設定操作は自由に行える。ところで、上
記実施の形態では車1台の通信を想定したシステムの使
用例を述べたが、このハンズフリーユニット30は車2
台以上の通信にも簡単な構成で容易に拡張できる。
は、小型ユニット70からの通話終了信号の受信によ
り、又は携帯電話機(移動網)10からの通話終了信号
により制御チャネルfC に戻される。従って、以後の発
/着信、周波数設定操作は自由に行える。ところで、上
記実施の形態では車1台の通信を想定したシステムの使
用例を述べたが、このハンズフリーユニット30は車2
台以上の通信にも簡単な構成で容易に拡張できる。
【0043】この場合のハンズフリーユニット30は、
更に図2の音声合成部45と、PB信号受信部(PB
R)46とを備える。音声合成部45はCPU41から
の文字/数字のコード信号を対応する音声信号に変換し
て上り音声のラインに出力する。PB信号受信部46は
下り音声のラインのPB信号を解読して対応するコード
データを出力する。
更に図2の音声合成部45と、PB信号受信部(PB
R)46とを備える。音声合成部45はCPU41から
の文字/数字のコード信号を対応する音声信号に変換し
て上り音声のラインに出力する。PB信号受信部46は
下り音声のラインのPB信号を解読して対応するコード
データを出力する。
【0044】更に、この場合のメモリ42は、複数の車
(即ち、複数のユーザ,小型ユニット70及びカーラジ
オ50)を含むサブネットワークの通信管理に必要な各
種情報を記憶するように構成される。図4に車2台の場
合の一例の実装状態を示す。図4(A)はサブネットワ
ークの基地局となる車6aの実装例を示しており、携帯
電話機10と、ハンズフリーモジュール30と、カーラ
ジオ50aと、小型ユニット70a及びマイク80aと
を備える。
(即ち、複数のユーザ,小型ユニット70及びカーラジ
オ50)を含むサブネットワークの通信管理に必要な各
種情報を記憶するように構成される。図4に車2台の場
合の一例の実装状態を示す。図4(A)はサブネットワ
ークの基地局となる車6aの実装例を示しており、携帯
電話機10と、ハンズフリーモジュール30と、カーラ
ジオ50aと、小型ユニット70a及びマイク80aと
を備える。
【0045】この車を運転するユーザAはハンズフリー
モジュール30のスロットに携帯電話機10を単に差し
込むだけで良い。ハンドルの右横には小型ユニット70
aが装着されており、そのマイク80aは前部ウィンド
ウの柱部分(又はサンバイザーでも良い)に引っかけら
れている。そして、ダッシュボードの中央部には既存の
カーラジオ50aがある。また、そのスピーカシステム
51(不図示)はダッシュボードの一部又は後部座席の
後ろに設けられている。
モジュール30のスロットに携帯電話機10を単に差し
込むだけで良い。ハンドルの右横には小型ユニット70
aが装着されており、そのマイク80aは前部ウィンド
ウの柱部分(又はサンバイザーでも良い)に引っかけら
れている。そして、ダッシュボードの中央部には既存の
カーラジオ50aがある。また、そのスピーカシステム
51(不図示)はダッシュボードの一部又は後部座席の
後ろに設けられている。
【0046】図4(B)は車6aに並走する他の車6b
の実装例を示しており、ここでは、既存のカーラジオ5
0bに、マイク80b付きの小型ユニット70bを備え
るだけで良い。図5は実施の形態によるハンズフリー通
話者登録テーブルを説明する図で、該テーブルはハンズ
フリーモジュール30のメモリ(RAM/EEPRO
M)42に記憶される。
の実装例を示しており、ここでは、既存のカーラジオ5
0bに、マイク80b付きの小型ユニット70bを備え
るだけで良い。図5は実施の形態によるハンズフリー通
話者登録テーブルを説明する図で、該テーブルはハンズ
フリーモジュール30のメモリ(RAM/EEPRO
M)42に記憶される。
【0047】この場合の各小型ユニット70a,70b
には夫々を識別するためのID番号が付与される。ID
番号の付与は、内蔵のディップスイッチ等により半固定
(ハードウエア)的に行っても良いが、ここでは小型ユ
ニット70のキーボードより任意に付与する場合を説明
する。即ち、車6aのユーザAは、小型ユニット70a
のキーボードより該ユニット70aのID番号(例えば
0001)を入力する。その際には、好ましくは、該I
D番号の入力に加えて、ユーザAの名前や愛称等を「か
な」キーで入力する。なお、この例のダイヤルキーはキ
ーの複合機能により「かな」/「数字」キーとしても使
用可能である。
には夫々を識別するためのID番号が付与される。ID
番号の付与は、内蔵のディップスイッチ等により半固定
(ハードウエア)的に行っても良いが、ここでは小型ユ
ニット70のキーボードより任意に付与する場合を説明
する。即ち、車6aのユーザAは、小型ユニット70a
のキーボードより該ユニット70aのID番号(例えば
0001)を入力する。その際には、好ましくは、該I
D番号の入力に加えて、ユーザAの名前や愛称等を「か
な」キーで入力する。なお、この例のダイヤルキーはキ
ーの複合機能により「かな」/「数字」キーとしても使
用可能である。
【0048】入力されたID番号及び名前のデータは小
型ユニット70aのディスプレイに表示される。ユーザ
Aが表示を確認後、「ID」キーを押すと、該表示デー
タは上記周波数設定の場合と同様にして、制御チャネル
fC を介し、ハンズフリーモジュール30におけるメモ
リ42の対応欄に記憶(登録)される。この例では、最
終的に小型ユニット70aのID番号=0001,上り
音声チャネル周波数f AU=80.2MHz,下り音声チ
ャネル周波数fAD=80.1MHz,ユーザAの名前=
「スズキ」が記憶される。
型ユニット70aのディスプレイに表示される。ユーザ
Aが表示を確認後、「ID」キーを押すと、該表示デー
タは上記周波数設定の場合と同様にして、制御チャネル
fC を介し、ハンズフリーモジュール30におけるメモ
リ42の対応欄に記憶(登録)される。この例では、最
終的に小型ユニット70aのID番号=0001,上り
音声チャネル周波数f AU=80.2MHz,下り音声チ
ャネル周波数fAD=80.1MHz,ユーザAの名前=
「スズキ」が記憶される。
【0049】車6bからも同様の操作を行う。その結
果、メモリ42の対応欄には小型ユニット70bのID
番号=0002,上り音声チャネル周波数fAU=80.
5MHz,下り音声チャネル周波数fAD=80.4MH
z,ユーザBの名前=「タナカ,コバヤシ」が記憶され
る。搭乗者名は複数あっても良い。小型ユニット70の
登録は2台分であり、次の欄のID番号=0000にな
っている。これは登録無しを表す。
果、メモリ42の対応欄には小型ユニット70bのID
番号=0002,上り音声チャネル周波数fAU=80.
5MHz,下り音声チャネル周波数fAD=80.4MH
z,ユーザBの名前=「タナカ,コバヤシ」が記憶され
る。搭乗者名は複数あっても良い。小型ユニット70の
登録は2台分であり、次の欄のID番号=0000にな
っている。これは登録無しを表す。
【0050】図6は実施の形態による使用例を示す図
で、図において、1は遠隔の固定電話機(TE)、2は
端局装置(EO)、3は公衆網、4は移動体交換局(M
SC)、5は基地局(BS)、6aはユーザAが搭乗す
るフル実装の自動車、6bはユーザBが搭乗する他の実
装の自動車である。車6a,6bの並走中に、例えば車
6aのユーザAが発信したい場合は、小型ユニット70
aのダイヤルキーで通常の方法により発呼する。小型ユ
ニット70aのCPU71はID番号=0001を含む
発呼信号を生成し、送信部74に送る。該発呼信号は制
御チャネルfC に乗ってハンズフリーユニット30に至
り、好ましくは、ここでID番号=0001が取り出さ
れ、更に携帯電話機10を介して基地局5に至る。
で、図において、1は遠隔の固定電話機(TE)、2は
端局装置(EO)、3は公衆網、4は移動体交換局(M
SC)、5は基地局(BS)、6aはユーザAが搭乗す
るフル実装の自動車、6bはユーザBが搭乗する他の実
装の自動車である。車6a,6bの並走中に、例えば車
6aのユーザAが発信したい場合は、小型ユニット70
aのダイヤルキーで通常の方法により発呼する。小型ユ
ニット70aのCPU71はID番号=0001を含む
発呼信号を生成し、送信部74に送る。該発呼信号は制
御チャネルfC に乗ってハンズフリーユニット30に至
り、好ましくは、ここでID番号=0001が取り出さ
れ、更に携帯電話機10を介して基地局5に至る。
【0051】その後、基地局5が携帯電話機10に空き
通話チャネルFA を割当てると、その旨がハンズフリー
ユニット30に通知され、これを受けたCPU41は上
記取り出したID番号=0001よりメモリ42から対
応する欄の周波数データを読み出す。これにより通信制
御部31はシンセサイザ35にfAD=80.1MHz,
fAU=80.2MHzを割り当てる。
通話チャネルFA を割当てると、その旨がハンズフリー
ユニット30に通知され、これを受けたCPU41は上
記取り出したID番号=0001よりメモリ42から対
応する欄の周波数データを読み出す。これにより通信制
御部31はシンセサイザ35にfAD=80.1MHz,
fAU=80.2MHzを割り当てる。
【0052】また、この場合のカーラジオ50aは予め
受信周波数fAD=80.1MHzにチューニングされて
いる。従って、携帯電話機10からのリングバックトー
ン信号はスピーカ51aにのみ出力される。一方、小型
ユニット70aでは、上記発呼後、所定時間を経過した
ことによりシンセサイザ75にfAU=80.2MHzを
割り当てる。
受信周波数fAD=80.1MHzにチューニングされて
いる。従って、携帯電話機10からのリングバックトー
ン信号はスピーカ51aにのみ出力される。一方、小型
ユニット70aでは、上記発呼後、所定時間を経過した
ことによりシンセサイザ75にfAU=80.2MHzを
割り当てる。
【0053】そして、やがて通話可能になると、小型ユ
ニット70aのマイク80aからの上り音声信号はハン
ズフリーモジュール30,携帯電話機10を介して電話
機1に至り、また電話機1からの下り音声信号は携帯電
話機10,ハンズフリーモジュール30を介してスピー
カ51aに出力される。車6bのユーザBが小型ユニッ
ト70bから発呼した場合も同様である。
ニット70aのマイク80aからの上り音声信号はハン
ズフリーモジュール30,携帯電話機10を介して電話
機1に至り、また電話機1からの下り音声信号は携帯電
話機10,ハンズフリーモジュール30を介してスピー
カ51aに出力される。車6bのユーザBが小型ユニッ
ト70bから発呼した場合も同様である。
【0054】次に、遠隔の電話機1から携帯電話機10
に着信した場合を説明する。この場合の携帯電話機10
は、とりあえず無条件で着信応答処理を行うことによ
り、電話機1との間で速やかに通話状態となる。更に、
この場合の携帯電話機10は、併せて該着信の旨の情報
をハンズフリーモジュール30のCPU41に知らせ
る。
に着信した場合を説明する。この場合の携帯電話機10
は、とりあえず無条件で着信応答処理を行うことによ
り、電話機1との間で速やかに通話状態となる。更に、
この場合の携帯電話機10は、併せて該着信の旨の情報
をハンズフリーモジュール30のCPU41に知らせ
る。
【0055】これを受けたCPU41は、メモリ42の
通話者登録テーブルを参照し、全登録ID番号、及び名
前がある時は名前のデータを読み出す。更に、該読み出
したデータを音声合成部44に入力し、上り音声のライ
ンに合成音声を出力する。この例では「0001,スズ
キ,0002,タナカ,コバヤシ」の合成音声が出力さ
れ、該合成音声信号は携帯電話機10を介して移動網に
送信され、電話機1に出力される。
通話者登録テーブルを参照し、全登録ID番号、及び名
前がある時は名前のデータを読み出す。更に、該読み出
したデータを音声合成部44に入力し、上り音声のライ
ンに合成音声を出力する。この例では「0001,スズ
キ,0002,タナカ,コバヤシ」の合成音声が出力さ
れ、該合成音声信号は携帯電話機10を介して移動網に
送信され、電話機1に出力される。
【0056】電話機1のユーザCは、通話したい名前が
ある時は、ダイヤルキーよりそのID番号(例えば00
02)を入力する。なお、通話したい名前が無い場合で
も、通話したいID番号がある時はそのID番号を入力
する。このID番号は電話機1よりPBS信号で発信さ
れ、携帯電話機10のBBP12で再びPBS信号に再
生される。該PBS信号は更にハンズフリーモジュール
30のPBS受信部43で対応するディジタル(ID番
号)信号に変換され、CPU41に入力する。
ある時は、ダイヤルキーよりそのID番号(例えば00
02)を入力する。なお、通話したい名前が無い場合で
も、通話したいID番号がある時はそのID番号を入力
する。このID番号は電話機1よりPBS信号で発信さ
れ、携帯電話機10のBBP12で再びPBS信号に再
生される。該PBS信号は更にハンズフリーモジュール
30のPBS受信部43で対応するディジタル(ID番
号)信号に変換され、CPU41に入力する。
【0057】これを受けたCPU41は、受信ID番号
に基づき、通信制御部31を介して送信部32にカーラ
ジオ50bの下り通話チャネルfAD=80.4MHzを
割り当てる。その後、携帯電話機10で疑似呼出音信号
が生成されると、該疑似呼出音信号はハンズフリーモジ
ュール30を経て車6bのカーラジオ50bに中継さ
れ、そのスピーカ51bから呼出音が出力される。
に基づき、通信制御部31を介して送信部32にカーラ
ジオ50bの下り通話チャネルfAD=80.4MHzを
割り当てる。その後、携帯電話機10で疑似呼出音信号
が生成されると、該疑似呼出音信号はハンズフリーモジ
ュール30を経て車6bのカーラジオ50bに中継さ
れ、そのスピーカ51bから呼出音が出力される。
【0058】これを聞いたユーザBは、応答をする場合
は小型ユニット70bの「開始」キーを押す。これによ
りCPU71ではID番号=0002付きの応答信号が
形成され、該応答信号は制御チャネルfC に乗ってハン
ズフリーモジュール30に至り、好ましくはここでID
番号=0002が取り出され、更にSIF43,24を
介して携帯電話機10のCPU21に至る。これにより
CPU21は疑似呼出音信号の発生を停止させる。
は小型ユニット70bの「開始」キーを押す。これによ
りCPU71ではID番号=0002付きの応答信号が
形成され、該応答信号は制御チャネルfC に乗ってハン
ズフリーモジュール30に至り、好ましくはここでID
番号=0002が取り出され、更にSIF43,24を
介して携帯電話機10のCPU21に至る。これにより
CPU21は疑似呼出音信号の発生を停止させる。
【0059】また、上記と並行して、小型ユニット70
bでは上記応答信号の送出後、所定時間を経過したこと
により送信部74に上り通話チャネルfAU=80.4M
Hzを割り当てる。またハンズフリーモジュール30で
は上記応答信号の中継後、ID番号=0002に従って
受信部34に上り通話チャネルfAU=80.5MHzを
割り当てる。
bでは上記応答信号の送出後、所定時間を経過したこと
により送信部74に上り通話チャネルfAU=80.4M
Hzを割り当てる。またハンズフリーモジュール30で
は上記応答信号の中継後、ID番号=0002に従って
受信部34に上り通話チャネルfAU=80.5MHzを
割り当てる。
【0060】以後は、車6bのユーザBは、車6aの中
継機能を介したハンドフリーの状態で、遠隔のユーザC
との通話を快適に行える。なお、上記実施の形態ではサ
ブネットワークにFM微弱電波を使用する場合を述べた
が、他にAM,PM,ASK,FSK,PSK,QAM
等による各種アナログ/ディジタル無線変調方式(伝送
方式)を採用しても良い。
継機能を介したハンドフリーの状態で、遠隔のユーザC
との通話を快適に行える。なお、上記実施の形態ではサ
ブネットワークにFM微弱電波を使用する場合を述べた
が、他にAM,PM,ASK,FSK,PSK,QAM
等による各種アナログ/ディジタル無線変調方式(伝送
方式)を採用しても良い。
【0061】また、上記実施の形態では携帯電話10の
待ち受け時におけるカーラジオ50のチューニングを所
定の放送電波から外しておいたが、これに限らない。例
えば待ち受け時におけるハンズフリーモジュール30の
周波数設定値fADを所定のFM放送局の周波数(例えば
80.0MHz)に設定しておき、かつカーラジオ50
のチューニングを該放送局の周波数(80.0MHz)
に合わせておいても良い。こうすれば、FM放送を聞き
ながら着信音を聞ける。
待ち受け時におけるカーラジオ50のチューニングを所
定の放送電波から外しておいたが、これに限らない。例
えば待ち受け時におけるハンズフリーモジュール30の
周波数設定値fADを所定のFM放送局の周波数(例えば
80.0MHz)に設定しておき、かつカーラジオ50
のチューニングを該放送局の周波数(80.0MHz)
に合わせておいても良い。こうすれば、FM放送を聞き
ながら着信音を聞ける。
【0062】この場合に、FM放送が音楽放送の場合は
そのまま「開始」キーを押して通話状態になっても良い
が、そうでない場合は、周波数設定値fADを変更後に、
「開始」キーを押す。このような周波数fADの変更は
「Fr」,「UP」/「DOUN」,「Fr」のキー操
作で簡単に行え、かつカーラジオ50のチューニングの
変更も容易に行える。
そのまま「開始」キーを押して通話状態になっても良い
が、そうでない場合は、周波数設定値fADを変更後に、
「開始」キーを押す。このような周波数fADの変更は
「Fr」,「UP」/「DOUN」,「Fr」のキー操
作で簡単に行え、かつカーラジオ50のチューニングの
変更も容易に行える。
【0063】また、上記実施の形態では小型ユニット7
0がリモート発/着信機能を備える場合を述べたが、該
機能を備えなくても良い。この場合は、携帯電話機10
より発/着信を行う。この場合の小型ユニット70は一
層小型に形成できる。また、上記本発明に好適なる実施
の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、
構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行える
ことは言うまでも無い。
0がリモート発/着信機能を備える場合を述べたが、該
機能を備えなくても良い。この場合は、携帯電話機10
より発/着信を行う。この場合の小型ユニット70は一
層小型に形成できる。また、上記本発明に好適なる実施
の形態を述べたが、本発明思想を逸脱しない範囲内で、
構成、制御、及びこれらの組合せの様々な変更が行える
ことは言うまでも無い。
【0064】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、例えば
自動車やボート等の乗り物内における携帯電話機の使用
を、より快適に、かつ運転に支障のないように行える。
自動車やボート等の乗り物内における携帯電話機の使用
を、より快適に、かつ運転に支障のないように行える。
【図1】本発明の原理を説明する図である。
【図2】実施の形態による携帯電話ハンズフリー装置の
構成を示す図(1)である。
構成を示す図(1)である。
【図3】実施の形態による携帯電話ハンズフリー装置の
構成を示す図(2)である。
構成を示す図(2)である。
【図4】車2台の場合の一例の実装状態を示す図であ
る。
る。
【図5】実施の形態によるハンズフリー通話者登録テー
ブルを説明する図である。
ブルを説明する図である。
【図6】実施の形態による使用例を示す図である。
【図7】従来技術を説明する図である。
10 携帯電話機 30 ハンズフリーモジュール 50 受信装置 51 スピーカ 70 小型ユニット 80 マイク
Claims (6)
- 【請求項1】 携帯電話機を手に持たないでも通話可能
とする携帯電話ハンズフリー装置において、 マイクの入力音声を無線送信する小型ユニットと、 無線信号を受信復調して発音体に出力する受信装置と、 携帯電話機を着脱自在に収容すると共に、前記小型ユニ
ット及び受信装置との間の無線通信を前記携帯電話機と
は異なる周波数又は伝送方式により行うハンズフリーモ
ジュールとを備え、 マイクの入力音声をハンズフリーモジュールを介して携
帯電話機に入力し、かつ携帯電話機の受話音声をハンズ
フリーモジュールを介して受信装置の発音体に出力する
ことを特徴とする携帯電話ハンズフリー装置。 - 【請求項2】 受信装置は、放送電波を受信復調してス
ピーカに出力するラジオ受信機であることを特徴とする
請求項1の携帯電話ハンズフリー装置。 - 【請求項3】 小型ユニットは、 ダイヤルキーを含むキーボードと、 キーボードのキー入力信号に基づきハンズフリーモジュ
ールを介して携帯電話機の発/着信機能を付勢/消勢す
る制御部と、 制御部の制御信号を無線送信可能な送信部とを備えるこ
とを特徴とする請求項1の携帯電話ハンズフリー装置。 - 【請求項4】 ハンズフリーモジュールは、小型ユニッ
トからの制御信号に基づき無線周波数を設定可能である
ことを特徴とする請求項3の携帯電話ハンズフリー装
置。 - 【請求項5】 ハンズフリーモジュールは、単一の制御
チャネル及び複数の通話チャネルを介して複数の小型ユ
ニット及びこれらの受信装置を収容すると共に、小型ユ
ニットからの発信時には、その発呼信号に含まれる小型
ユニットの識別IDにより該小型ユニット及びその受信
装置に対して対応する通話チャネルを割り付けることを
特徴とする請求項3の携帯電話ハンズフリー装置。 - 【請求項6】 ハンズフリーモジュールは、 小型ユニットの識別ID及び必要ならその利用者の名前
等のデータを該識別IDに関連して記憶する記憶手段
と、 記憶手段の識別ID及び必要ならその利用者の名前等の
データを音声信号に変換する音声合成部と、 携帯電話機により中継される通話先からの応答信号を識
別する識別手段とを備え、 携帯電話機の着信時には、前記記憶手段の一覧データを
音声信号に変換して発信元に送信すると共に、該発信元
からの応答信号に基づき対応する着信先の小型ユニット
及びその受信装置に対して対応する通話チャネルを割り
付けることを特徴とする請求項5の携帯電話ハンズフリ
ー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241728A JPH0984131A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 携帯電話ハンズフリー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7241728A JPH0984131A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 携帯電話ハンズフリー装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0984131A true JPH0984131A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17078659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7241728A Withdrawn JPH0984131A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | 携帯電話ハンズフリー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0984131A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20000017803A (ko) * | 1999-12-15 | 2000-04-06 | 이상학 | 차량 거치대를 이용한 이동통신 단말기용 무선수신장치 |
JP2000349897A (ja) * | 1999-04-29 | 2000-12-15 | Pj Telecomm Co Ltd | イヤーホーン形無線電話機システム |
KR20040023328A (ko) * | 2002-09-11 | 2004-03-18 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 핸즈프리 장치 |
US7324840B2 (en) | 2000-12-04 | 2008-01-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Short-range automobile wireless communication device |
US9094802B2 (en) | 2000-03-28 | 2015-07-28 | Affinity Labs Of Texas, Llc | System and method to communicate targeted information |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7241728A patent/JPH0984131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000349897A (ja) * | 1999-04-29 | 2000-12-15 | Pj Telecomm Co Ltd | イヤーホーン形無線電話機システム |
KR20000017803A (ko) * | 1999-12-15 | 2000-04-06 | 이상학 | 차량 거치대를 이용한 이동통신 단말기용 무선수신장치 |
US9094802B2 (en) | 2000-03-28 | 2015-07-28 | Affinity Labs Of Texas, Llc | System and method to communicate targeted information |
US9621615B2 (en) | 2000-03-28 | 2017-04-11 | Affinity Labs Of Texas, Llc | System to communicate media |
US9923944B2 (en) | 2000-03-28 | 2018-03-20 | Affinity Labs Of Texas, Llc | System to communicate media |
US10341403B2 (en) | 2000-03-28 | 2019-07-02 | Affinity Labs Of Texas, Llc | System to communicate media |
US7324840B2 (en) | 2000-12-04 | 2008-01-29 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Short-range automobile wireless communication device |
KR20040023328A (ko) * | 2002-09-11 | 2004-03-18 | 현대모비스 주식회사 | 차량용 핸즈프리 장치 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |