JPH0982486A - ウエブの除電装置 - Google Patents
ウエブの除電装置Info
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- JPH0982486A JPH0982486A JP7230358A JP23035895A JPH0982486A JP H0982486 A JPH0982486 A JP H0982486A JP 7230358 A JP7230358 A JP 7230358A JP 23035895 A JP23035895 A JP 23035895A JP H0982486 A JPH0982486 A JP H0982486A
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
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- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ウエブの除電効率を向上し、かつ、雰囲気の浮
遊物を静電吸引してウエブに付着するのを防止する。 【解決手段】上流側電圧印加手段16及び下流側電圧印
加手段18の放電電極28A、32Aを上流側バックア
ップローラ12、下流側バックアップローラ14の周面
に所定間隔をおいて対向配置した。従って、ウエブ22
に付与されたイオンが十分に中和されるのでウエブ22
の除電効率が向上する。また、バックアップローラ1
2、14間の間隔をバックアップローラ12、14同士
が接触しない程度に狭くしてウエブ22の帯電圧の上昇
を防止した。従って、上流側電圧印加手段16から下流
側電圧印加手段18までウエブ22が搬送される間に上
流側電圧印加手段16でウエブ22に付与された+又は
−のイオンがアンバランスになるのを防止できる。これ
により、ウエブ22の帯電圧が異常に高くなるのを防止
して雰囲気の浮遊物を静電吸引してウエブ22に付着す
るのを防止できる。
遊物を静電吸引してウエブに付着するのを防止する。 【解決手段】上流側電圧印加手段16及び下流側電圧印
加手段18の放電電極28A、32Aを上流側バックア
ップローラ12、下流側バックアップローラ14の周面
に所定間隔をおいて対向配置した。従って、ウエブ22
に付与されたイオンが十分に中和されるのでウエブ22
の除電効率が向上する。また、バックアップローラ1
2、14間の間隔をバックアップローラ12、14同士
が接触しない程度に狭くしてウエブ22の帯電圧の上昇
を防止した。従って、上流側電圧印加手段16から下流
側電圧印加手段18までウエブ22が搬送される間に上
流側電圧印加手段16でウエブ22に付与された+又は
−のイオンがアンバランスになるのを防止できる。これ
により、ウエブ22の帯電圧が異常に高くなるのを防止
して雰囲気の浮遊物を静電吸引してウエブ22に付着す
るのを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はウエブの除電装置
に係り、特に紙、プラスチックシート等からなるウエブ
表面の静電気を除去するウエブの除電装置に関する。
に係り、特に紙、プラスチックシート等からなるウエブ
表面の静電気を除去するウエブの除電装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウエブの除電装置は実公昭55─
15278号公報及び特開昭57─128498号公報
及び等に開示されている。実公昭55─15278号公
報に開示されたウエブの除電装置はピン形状の複数の放
電電極を備え、複数の放電電極に交流電圧を印加して各
々の放電電極から+−のイオンをウエブに照射する。こ
れにより、上流側でウエブに帯電した+−のイオンが逆
極性のイオンを吸着して中和され、ウエブが除電され
る。
15278号公報及び特開昭57─128498号公報
及び等に開示されている。実公昭55─15278号公
報に開示されたウエブの除電装置はピン形状の複数の放
電電極を備え、複数の放電電極に交流電圧を印加して各
々の放電電極から+−のイオンをウエブに照射する。こ
れにより、上流側でウエブに帯電した+−のイオンが逆
極性のイオンを吸着して中和され、ウエブが除電され
る。
【0003】また、特開昭57─128498号公報に
開示されたウエブの除電装置は放電電極として導電性ブ
ラシを使用している。この導電性ブラシは先端部がウエ
ブに接触し、導電性ブラシを介してウエブにイオンを付
与している。
開示されたウエブの除電装置は放電電極として導電性ブ
ラシを使用している。この導電性ブラシは先端部がウエ
ブに接触し、導電性ブラシを介してウエブにイオンを付
与している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公昭
55─15278号公報に開示されたウエブの除電装置
4(図9参照)は、ウエブ5の片面のみにイオン6…が
付されて片面に付着したイオン6…の電気力線がウエブ
5から離れる方向に向いている場合は、イオンを中和す
るが、ウエブ5の両側でイオン7…が引き合っている場
合には、放電電極から+−のイオンを照射してもイオン
を中和することができない。従って、図10に示すよう
に、ウエブの除電が十分に行われないという問題があ
る。尚、図10において、G1 はウエブの除電装置4を
使用する前のウエブの帯電圧を示すグラフ、G2 はウエ
ブの除電装置4を使用した後のウエブの帯電圧を示すグ
ラフである。
55─15278号公報に開示されたウエブの除電装置
4(図9参照)は、ウエブ5の片面のみにイオン6…が
付されて片面に付着したイオン6…の電気力線がウエブ
5から離れる方向に向いている場合は、イオンを中和す
るが、ウエブ5の両側でイオン7…が引き合っている場
合には、放電電極から+−のイオンを照射してもイオン
を中和することができない。従って、図10に示すよう
に、ウエブの除電が十分に行われないという問題があ
る。尚、図10において、G1 はウエブの除電装置4を
使用する前のウエブの帯電圧を示すグラフ、G2 はウエ
ブの除電装置4を使用した後のウエブの帯電圧を示すグ
ラフである。
【0005】また、特開昭57─128498号公報に
開示されたウエブの除電装置は放電電極として導電性ブ
ラシを使用し、導電性ブラシの先端部をウエブに接触さ
せている。このように、導電性ブラシを使用するのでウ
エブに帯電ムラが発生がしやすいという問題がある。さ
らに、導電性ブラシの先端部が放電集中するため腐食劣
化が速く、また、導電性ブラシの先端部にゴミが付着し
てメンテナンスも頻繁になるという問題がある。
開示されたウエブの除電装置は放電電極として導電性ブ
ラシを使用し、導電性ブラシの先端部をウエブに接触さ
せている。このように、導電性ブラシを使用するのでウ
エブに帯電ムラが発生がしやすいという問題がある。さ
らに、導電性ブラシの先端部が放電集中するため腐食劣
化が速く、また、導電性ブラシの先端部にゴミが付着し
てメンテナンスも頻繁になるという問題がある。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、ウエブの帯電ムラの発生を防止すると共に除電
効率を向上し、かつ空気中の浮遊物の付着を防止し、ま
た耐久性の向上やメンテナンスの簡素化を図り、さらに
省スペース化を図るウエブの除電装置を提供することを
目的とする。
もので、ウエブの帯電ムラの発生を防止すると共に除電
効率を向上し、かつ空気中の浮遊物の付着を防止し、ま
た耐久性の向上やメンテナンスの簡素化を図り、さらに
省スペース化を図るウエブの除電装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
する為に、搬送中のウエブの上流側と下流側とにそれぞ
れ上流側電圧印加手段及び下流側電圧印加手段を設け、
前記上流側電圧印加手段及び前記下流側電圧印加手段の
それぞれの放電電極を、接地状態で回動自在に支持され
ると共に前記ウエブを転接するバックアップローラの周
面に一定間隔をおいて対向して配し、前記上流側電圧印
加手段と前記下流側電圧印加手段との間隔を前記ウエブ
の帯電圧の上昇を防止するように狭くしたことを特徴と
する。
する為に、搬送中のウエブの上流側と下流側とにそれぞ
れ上流側電圧印加手段及び下流側電圧印加手段を設け、
前記上流側電圧印加手段及び前記下流側電圧印加手段の
それぞれの放電電極を、接地状態で回動自在に支持され
ると共に前記ウエブを転接するバックアップローラの周
面に一定間隔をおいて対向して配し、前記上流側電圧印
加手段と前記下流側電圧印加手段との間隔を前記ウエブ
の帯電圧の上昇を防止するように狭くしたことを特徴と
する。
【0008】本発明によれば、上流側電圧印加手段及び
下流側電圧印加手段のそれぞれの放電電極をバックアッ
プローラの周面に一定間隔をおいて対向して配した。こ
のように、一対の印加手段を設けることによりイオンが
十分に中和される。また、本発明によれば、上流側電圧
印加手段と下流側電圧印加手段との間隔をウエブの帯電
圧の上昇を防止するように狭くした。従って、上流側電
圧印加手段から下流側電圧印加手段までウエブが搬送さ
れる間に上流側電圧印加手段でウエブに帯電された+又
は−のイオンがアンバランスになるのを防止できる。
下流側電圧印加手段のそれぞれの放電電極をバックアッ
プローラの周面に一定間隔をおいて対向して配した。こ
のように、一対の印加手段を設けることによりイオンが
十分に中和される。また、本発明によれば、上流側電圧
印加手段と下流側電圧印加手段との間隔をウエブの帯電
圧の上昇を防止するように狭くした。従って、上流側電
圧印加手段から下流側電圧印加手段までウエブが搬送さ
れる間に上流側電圧印加手段でウエブに帯電された+又
は−のイオンがアンバランスになるのを防止できる。
【0009】本発明によれば、上流側、下流側電圧印加
手段の放電電極をバックアップローラの周面から離して
配設したのでコロナ放電時の放電むらを防止することが
できる。さらに、複数本のワイヤ細線がバックアップロ
ーラの周面から離されているので、ワイヤ細線の先端部
にコロナ放電が集中するのを防止できる。
手段の放電電極をバックアップローラの周面から離して
配設したのでコロナ放電時の放電むらを防止することが
できる。さらに、複数本のワイヤ細線がバックアップロ
ーラの周面から離されているので、ワイヤ細線の先端部
にコロナ放電が集中するのを防止できる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウエブの除電装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は本願第1発明の構成を示す側断面図で、搬
送中のウエブ22の上流側50と下流側52とに上流側
電圧印加器54と下流側電圧印加器58とを設け、これ
ら電圧印加器54、58のそれぞれの放電電極54A、
54A…、58A、58A…を、接地状態で回動自在に
支持されると共に前記ウエブ22を転接する上流側バッ
クアップローラ12の周面に一定間隔をおいて対向して
配置し、上流側電圧印加器54と下流側電圧印加器58
との間隔Lは、ウエブ22の帯電圧の上昇を防止するよ
うに狭くしたことを特徴としている。
るウエブの除電装置の好ましい実施の形態について詳説
する。図1は本願第1発明の構成を示す側断面図で、搬
送中のウエブ22の上流側50と下流側52とに上流側
電圧印加器54と下流側電圧印加器58とを設け、これ
ら電圧印加器54、58のそれぞれの放電電極54A、
54A…、58A、58A…を、接地状態で回動自在に
支持されると共に前記ウエブ22を転接する上流側バッ
クアップローラ12の周面に一定間隔をおいて対向して
配置し、上流側電圧印加器54と下流側電圧印加器58
との間隔Lは、ウエブ22の帯電圧の上昇を防止するよ
うに狭くしたことを特徴としている。
【0011】図1にて、上流側バックアップローラ12
はシェル12Aとシャフト12Bとから構成され、シェ
ル12Aはシャフト12Bを介して回動自在に支持され
ると共に、シャフト12Bを介して接地されている。放
電電極54A、54A…、58A、58A…は後記する
導電性材料で形成されたワイヤ細線が、上流側バックア
ップローラ12の周面に沿って一定間隔をおいて複数本
平行に配置されている。放電電極54A、54A…は高
電圧発生装置56に、放電電極58A、58A…は高電
圧発生装置60にそれぞれ接続されている。尚、図1上
で59は絶縁板である。
はシェル12Aとシャフト12Bとから構成され、シェ
ル12Aはシャフト12Bを介して回動自在に支持され
ると共に、シャフト12Bを介して接地されている。放
電電極54A、54A…、58A、58A…は後記する
導電性材料で形成されたワイヤ細線が、上流側バックア
ップローラ12の周面に沿って一定間隔をおいて複数本
平行に配置されている。放電電極54A、54A…は高
電圧発生装置56に、放電電極58A、58A…は高電
圧発生装置60にそれぞれ接続されている。尚、図1上
で59は絶縁板である。
【0012】図2は本願第2発明の構成を示す側断面図
で、回動自在に支持されると共に接地され、ウエブ22
を転接させて下流側に搬送する上流側バックアップロー
ラ12と、ウエブ22の一方の表面22Aに一定間隔を
おいて対向する放電電極28Aを有し、放電電極28A
に直流電圧を印加して前記ウエブの表面22Aにイオン
を付与する上流側電圧印加手段16と、上流側バックア
ップローラ12の下流側に回動自在に支持されると共に
接地され、ウエブ22を裏返した状態で転接させてさら
に下流側に搬送する下流側バックアップローラ14と、
下流側バックアップローラ14に転接されたウエブ22
の裏面22Bに前記イオンと同極性のイオンを付与して
ウエブ22の除電を行う下流側電圧印加手段18とを備
え、前記上流側バックアップローラ12と下流側バック
アップローラ14との間隔Lを、上流側バックアップロ
ーラ12と下流側バックアップローラ14とが接触しな
い程度に狭くして、ウエブ22の帯電圧の上昇を防止す
るようにしたことを特徴としている。
で、回動自在に支持されると共に接地され、ウエブ22
を転接させて下流側に搬送する上流側バックアップロー
ラ12と、ウエブ22の一方の表面22Aに一定間隔を
おいて対向する放電電極28Aを有し、放電電極28A
に直流電圧を印加して前記ウエブの表面22Aにイオン
を付与する上流側電圧印加手段16と、上流側バックア
ップローラ12の下流側に回動自在に支持されると共に
接地され、ウエブ22を裏返した状態で転接させてさら
に下流側に搬送する下流側バックアップローラ14と、
下流側バックアップローラ14に転接されたウエブ22
の裏面22Bに前記イオンと同極性のイオンを付与して
ウエブ22の除電を行う下流側電圧印加手段18とを備
え、前記上流側バックアップローラ12と下流側バック
アップローラ14との間隔Lを、上流側バックアップロ
ーラ12と下流側バックアップローラ14とが接触しな
い程度に狭くして、ウエブ22の帯電圧の上昇を防止す
るようにしたことを特徴としている。
【0013】前記ウエブの除電装置10の上流側バック
アップローラ12はシェル12Aとシャフト12Bとを
有し、シェル12Aは表面がハードCrメッキされた鉄
材やアルミ材で形成され、シャフト12BはSUS31
6で形成されている。また、その他の例として、上流側
バックアップローラ12はアルミローラ、カーボンファ
イバーローラ、セラミックコーティングローラやセラミ
ックローラ等が使用される。
アップローラ12はシェル12Aとシャフト12Bとを
有し、シェル12Aは表面がハードCrメッキされた鉄
材やアルミ材で形成され、シャフト12BはSUS31
6で形成されている。また、その他の例として、上流側
バックアップローラ12はアルミローラ、カーボンファ
イバーローラ、セラミックコーティングローラやセラミ
ックローラ等が使用される。
【0014】そして、上流側バックアップローラ12の
軸受オイルには導電性オイルが使用されている。このシ
ェル12Aは、シャフト12Bを介して回動自在に支持
されると共にシャフト12Bを介して接地されている。
上流側バックアップローラ12は、パスローラ20を介
して搬送されるウエブ22を下流側に搬送する。パスロ
ーラ20のウエブ22に対向して帯電計24が配設さ
れ、帯電計24はウエブ22の帯電圧を測定する。測定
された帯電圧はコントローラ26を介して表示される。
軸受オイルには導電性オイルが使用されている。このシ
ェル12Aは、シャフト12Bを介して回動自在に支持
されると共にシャフト12Bを介して接地されている。
上流側バックアップローラ12は、パスローラ20を介
して搬送されるウエブ22を下流側に搬送する。パスロ
ーラ20のウエブ22に対向して帯電計24が配設さ
れ、帯電計24はウエブ22の帯電圧を測定する。測定
された帯電圧はコントローラ26を介して表示される。
【0015】上流側バックアップローラ12の近傍には
上流側電圧印加手段16が配設されている。上流側電圧
印加手段16は上流側電圧印加器28及び上流側高圧電
源30から成り、上流側電圧印加器28は複数の放電電
極28A、28A…を有している。放電電極28Aは、
直径0.1mmのタングステン、カーボン繊維、銅線、
ステンレス等の導電性部材で形成されたワイヤ細線が使
用されている。この放電電極28A、28A…は上流側
バックアップローラ12の周面に沿って一定間隔をおい
て配されている。尚、放電電極28Aの直径は小径であ
るほどよいが、放電電極28Aとの切断とのかねあいか
ら10μm以上の直径が望ましい。
上流側電圧印加手段16が配設されている。上流側電圧
印加手段16は上流側電圧印加器28及び上流側高圧電
源30から成り、上流側電圧印加器28は複数の放電電
極28A、28A…を有している。放電電極28Aは、
直径0.1mmのタングステン、カーボン繊維、銅線、
ステンレス等の導電性部材で形成されたワイヤ細線が使
用されている。この放電電極28A、28A…は上流側
バックアップローラ12の周面に沿って一定間隔をおい
て配されている。尚、放電電極28Aの直径は小径であ
るほどよいが、放電電極28Aとの切断とのかねあいか
ら10μm以上の直径が望ましい。
【0016】また、放電電極28A、28A…は上流側
バックアップローラ12の周面に対して一定間隔S(約
10mm)をおいて配されている。放電電極28A、2
8A…には上流側高圧電源30が電気的に接続され、こ
の上流側高圧電源30はコントローラ26からの指示に
基づいて上流側電圧印加器28の放電電極28A、28
A…に+又は−のいずれか一方の直流の放電電圧を印加
する。これにより、放電電極28A、28A…は+イオ
ン又は−イオンのいずれか一方のイオンをコロナ放電す
る。
バックアップローラ12の周面に対して一定間隔S(約
10mm)をおいて配されている。放電電極28A、2
8A…には上流側高圧電源30が電気的に接続され、こ
の上流側高圧電源30はコントローラ26からの指示に
基づいて上流側電圧印加器28の放電電極28A、28
A…に+又は−のいずれか一方の直流の放電電圧を印加
する。これにより、放電電極28A、28A…は+イオ
ン又は−イオンのいずれか一方のイオンをコロナ放電す
る。
【0017】上流側バックアップローラ12の下流側に
は下流側バックアップローラ14が配されている。下流
側バックアップローラ14は、上流側バックアップロー
ラ12と同様にシェル14Aとシャフト14Bとを有
し、それぞれが導電性部材で形成され、シャフト14B
はSUS316で形成されている。そして、下流側バッ
クアップローラ14の軸受オイルも、上流側バックアッ
プローラ12と同様に導電性オイルが使用されている。
このシェル14Aは、シャフト14Bを介して回動自在
に支持されると共にシャフト14Bを介して接地されて
いる。この下流側バックアップローラ14は、上流側バ
ックアップローラ12を介して搬送されてくるウエブ2
2を下流側に搬送する。
は下流側バックアップローラ14が配されている。下流
側バックアップローラ14は、上流側バックアップロー
ラ12と同様にシェル14Aとシャフト14Bとを有
し、それぞれが導電性部材で形成され、シャフト14B
はSUS316で形成されている。そして、下流側バッ
クアップローラ14の軸受オイルも、上流側バックアッ
プローラ12と同様に導電性オイルが使用されている。
このシェル14Aは、シャフト14Bを介して回動自在
に支持されると共にシャフト14Bを介して接地されて
いる。この下流側バックアップローラ14は、上流側バ
ックアップローラ12を介して搬送されてくるウエブ2
2を下流側に搬送する。
【0018】下流側バックアップローラ14には下流側
電圧印加手段18が配設されている。下流側電圧印加手
段18は下流側電圧印加器32及び下流側高圧電源34
から成り、下流側電圧印加器32は複数の放電電極32
A、32A…を有している。放電電極32Aには、上流
側電圧印加器28と同一のワイヤ細線が使用されてい
る。放電電極32A、32A…は下流側バックアップロ
ーラ14の周面に沿って一定間隔をおいて配され、また
放電電極32A、32A…は下流側バックアップローラ
14の周面に対して一定間隔S(約10mm)をおいて
配されている。
電圧印加手段18が配設されている。下流側電圧印加手
段18は下流側電圧印加器32及び下流側高圧電源34
から成り、下流側電圧印加器32は複数の放電電極32
A、32A…を有している。放電電極32Aには、上流
側電圧印加器28と同一のワイヤ細線が使用されてい
る。放電電極32A、32A…は下流側バックアップロ
ーラ14の周面に沿って一定間隔をおいて配され、また
放電電極32A、32A…は下流側バックアップローラ
14の周面に対して一定間隔S(約10mm)をおいて
配されている。
【0019】放電電極32A、32A…には下流側高圧
電源34が電気的に接続され、下流側高圧電源34はコ
ントローラ26からの指示に基づいて下流側電圧印加器
32の放電電極32A、32A…に+又は−のいずれか
一方の直流の放電電圧を印加する。これにより、放電電
極32A、32A…は+イオン又は−イオンのいずれか
一方のイオンをコロナ放電する。
電源34が電気的に接続され、下流側高圧電源34はコ
ントローラ26からの指示に基づいて下流側電圧印加器
32の放電電極32A、32A…に+又は−のいずれか
一方の直流の放電電圧を印加する。これにより、放電電
極32A、32A…は+イオン又は−イオンのいずれか
一方のイオンをコロナ放電する。
【0020】また、上流側電圧印加器28と下流側電圧
印加器32との間隔Lは狭く設定されているので、上流
側電圧印加器28の放電イオンで帯電されたウエブ22
が、下流側電圧印加器32まで搬送される間に上流側電
圧印加器28で帯電された+又は−のイオンがアンバラ
ンスになるのを防止している。これにより、ウエブの帯
電圧が異常に高くなることを防止して、ウエブ22の帯
電圧を低く抑制し、雰囲気中の浮遊物を静電吸引しない
ようにしてウエブ22に浮遊物が付着しない。
印加器32との間隔Lは狭く設定されているので、上流
側電圧印加器28の放電イオンで帯電されたウエブ22
が、下流側電圧印加器32まで搬送される間に上流側電
圧印加器28で帯電された+又は−のイオンがアンバラ
ンスになるのを防止している。これにより、ウエブの帯
電圧が異常に高くなることを防止して、ウエブ22の帯
電圧を低く抑制し、雰囲気中の浮遊物を静電吸引しない
ようにしてウエブ22に浮遊物が付着しない。
【0021】下流側バックアップローラ14の下流側に
はパスローラ36が回動自在に配され、パスローラ36
には下流側バックアップローラ14を介してウエブ22
が搬送されてくる。パスローラ36のウエブ22に対向
して帯電計38が配設され、帯電計38はウエブ22に
帯電したイオンを測定してコントローラ26に伝達す
る。
はパスローラ36が回動自在に配され、パスローラ36
には下流側バックアップローラ14を介してウエブ22
が搬送されてくる。パスローラ36のウエブ22に対向
して帯電計38が配設され、帯電計38はウエブ22に
帯電したイオンを測定してコントローラ26に伝達す
る。
【0022】前記の如く構成された本発明に係るウエブ
の除電装置の作用について説明する。先ず、パスローラ
20のウエブ22に対向して配設された帯電計24でウ
エブ22に帯電した電圧を測定してコントローラ26に
伝達する。コントローラ26は帯電計24から伝達され
た帯電圧値に基づいて、図示しないモニタ部に帯電圧値
を表示する。また、コントローラ26は上流側電圧印加
手段16の上流側高圧電源30に負の直流電圧を印加す
るように信号を出力する。上流側高圧電源30はこの信
号に基づいて、上流側電圧印加器28の放電電極28
A、28A…に負の直流電圧を印加する。これにより、
放電電極28A、28A…はウエブ22の表面22Aに
一定の−イオンが帯電される。
の除電装置の作用について説明する。先ず、パスローラ
20のウエブ22に対向して配設された帯電計24でウ
エブ22に帯電した電圧を測定してコントローラ26に
伝達する。コントローラ26は帯電計24から伝達され
た帯電圧値に基づいて、図示しないモニタ部に帯電圧値
を表示する。また、コントローラ26は上流側電圧印加
手段16の上流側高圧電源30に負の直流電圧を印加す
るように信号を出力する。上流側高圧電源30はこの信
号に基づいて、上流側電圧印加器28の放電電極28
A、28A…に負の直流電圧を印加する。これにより、
放電電極28A、28A…はウエブ22の表面22Aに
一定の−イオンが帯電される。
【0023】一方、パスローラ36のウエブ22に対向
して帯電計38でウエブ22の帯電圧を測定してコント
ローラ26に伝達する。コントローラ26は、帯電計3
8から伝達された帯電圧値に基づいてウエブ22の帯電
圧が0vとなるような直流電圧が印加されるように、下
流側電圧印加手段18の下流側高圧電源34に信号を出
力する。下流側高圧電源34はこの印加信号に基づい
て、下流側電圧印加器32の放電電極32A、32A…
に負の直流電圧を印加する。これにより、ウエブ22の
裏面22Bと表面22Aとに同量の−イオンが帯電され
るのでウエブ22が除電される。
して帯電計38でウエブ22の帯電圧を測定してコント
ローラ26に伝達する。コントローラ26は、帯電計3
8から伝達された帯電圧値に基づいてウエブ22の帯電
圧が0vとなるような直流電圧が印加されるように、下
流側電圧印加手段18の下流側高圧電源34に信号を出
力する。下流側高圧電源34はこの印加信号に基づい
て、下流側電圧印加器32の放電電極32A、32A…
に負の直流電圧を印加する。これにより、ウエブ22の
裏面22Bと表面22Aとに同量の−イオンが帯電され
るのでウエブ22が除電される。
【0024】前記第2発明では、上流側電圧印加手段1
6と下流側電圧印加手段18とを使用してウエブ22の
表面22Aに上流側電圧印加手段16にて−イオン又は
+イオンのいずれか一方を一旦帯電させてから、ウエブ
22の裏面22Bに下流側電圧印加手段18にてウエブ
22の表面電荷と同極のイオンを与えてウエブ22を除
電する場合について説明したが、これに限らず、図3及
び図4に示す第3発明のように、上流側電圧印加器50
及び下流側電圧印加器52でウエブ22の片面側のみに
上流側電圧印加器50にて+イオンを帯電させ下流側電
圧印加器52で−イオンを帯電させてウエブ22を除電
することも可能である。
6と下流側電圧印加手段18とを使用してウエブ22の
表面22Aに上流側電圧印加手段16にて−イオン又は
+イオンのいずれか一方を一旦帯電させてから、ウエブ
22の裏面22Bに下流側電圧印加手段18にてウエブ
22の表面電荷と同極のイオンを与えてウエブ22を除
電する場合について説明したが、これに限らず、図3及
び図4に示す第3発明のように、上流側電圧印加器50
及び下流側電圧印加器52でウエブ22の片面側のみに
上流側電圧印加器50にて+イオンを帯電させ下流側電
圧印加器52で−イオンを帯電させてウエブ22を除電
することも可能である。
【0025】以下、図3に基づいて第3発明を説明す
る。尚、図2に示す第2発明と同一類似部材については
同一符号を付し説明を省略する。第3発明は第1実施例
と同様に、上流側電圧印加器50及び下流側電圧印加器
52を備え、上流側電圧印加器50は上流側電圧印加器
54及び上流側高圧電源56を有している。上流側電圧
印加器54は放電電極54A、54A…(図4参照)が
第2発明の上流側電圧印加器28と同様に構成され、上
流側電圧印加器54の放電電極54A、54A…は上流
側バックアップローラ12の周面に対して一定間隔S
(約10mm)をおいて配されている。この放電電極5
4A、54A…には上流側高圧電源56が電気的に接続
され、上流側高圧電源56はコントローラ26からの指
示に基づいて放電電極に直流の高電圧を印加する。これ
により、放電電極54A、54A…は−イオン又は+イ
オンのいずれか一方をコロナ放電する。
る。尚、図2に示す第2発明と同一類似部材については
同一符号を付し説明を省略する。第3発明は第1実施例
と同様に、上流側電圧印加器50及び下流側電圧印加器
52を備え、上流側電圧印加器50は上流側電圧印加器
54及び上流側高圧電源56を有している。上流側電圧
印加器54は放電電極54A、54A…(図4参照)が
第2発明の上流側電圧印加器28と同様に構成され、上
流側電圧印加器54の放電電極54A、54A…は上流
側バックアップローラ12の周面に対して一定間隔S
(約10mm)をおいて配されている。この放電電極5
4A、54A…には上流側高圧電源56が電気的に接続
され、上流側高圧電源56はコントローラ26からの指
示に基づいて放電電極に直流の高電圧を印加する。これ
により、放電電極54A、54A…は−イオン又は+イ
オンのいずれか一方をコロナ放電する。
【0026】また、下流側電圧印加器52は下流側電圧
印加器58及び下流側高圧電源60を有している。下流
側電圧印加器58は第2発明の下流側電圧印加器32と
同様に構成され、下流側電圧印加器58の放電電極58
A、58A…(図4参照)は下流側バックアップローラ
14の周面に対して一定間隔S(約10mm)をおいて
配されている。この放電電極58A、58A…には下流
側高圧電源60が電気的に接続され、下流側高圧電源6
0はコントローラ26からの指示に基づいて放電電極5
8A、58A…に直流の高電圧を印加する。これによ
り、放電電極58A、58A…は−イオン又は+イオン
のいずれか一方をコロナ放電する。
印加器58及び下流側高圧電源60を有している。下流
側電圧印加器58は第2発明の下流側電圧印加器32と
同様に構成され、下流側電圧印加器58の放電電極58
A、58A…(図4参照)は下流側バックアップローラ
14の周面に対して一定間隔S(約10mm)をおいて
配されている。この放電電極58A、58A…には下流
側高圧電源60が電気的に接続され、下流側高圧電源6
0はコントローラ26からの指示に基づいて放電電極5
8A、58A…に直流の高電圧を印加する。これによ
り、放電電極58A、58A…は−イオン又は+イオン
のいずれか一方をコロナ放電する。
【0027】前記の如く構成された第3発明の作用につ
いて説明する。先ず、第2発明と同様に、パスローラ2
0と転接するウエブ22に対向して配設された帯電計2
4でウエブ22に帯電した電圧を測定してコントローラ
26に伝達する。コントローラ26は帯電計24から伝
達された帯電圧値に基づいて、図示しないモニタ部に帯
電圧値を表示する。
いて説明する。先ず、第2発明と同様に、パスローラ2
0と転接するウエブ22に対向して配設された帯電計2
4でウエブ22に帯電した電圧を測定してコントローラ
26に伝達する。コントローラ26は帯電計24から伝
達された帯電圧値に基づいて、図示しないモニタ部に帯
電圧値を表示する。
【0028】また、コントローラ26は上流側電圧印加
器50の上流側高圧電源56に0〜10kv、又は−1
0〜0kvの直流電圧を印加するように信号を出力す
る。上流側高圧電源56はこの信号に基づいて、上流側
電圧印加器54の放電電極54A、54A…に−10〜
0kv又は0〜10kvの直流電圧を印加する。これに
より、放電電極54A、54A…はウエブ22の表面2
2Aに一定の+イオン又は−イオンのいずれか一方のイ
オンが帯電される。
器50の上流側高圧電源56に0〜10kv、又は−1
0〜0kvの直流電圧を印加するように信号を出力す
る。上流側高圧電源56はこの信号に基づいて、上流側
電圧印加器54の放電電極54A、54A…に−10〜
0kv又は0〜10kvの直流電圧を印加する。これに
より、放電電極54A、54A…はウエブ22の表面2
2Aに一定の+イオン又は−イオンのいずれか一方のイ
オンが帯電される。
【0029】一方、パスローラ36の位置の帯電計38
でウエブ22の帯電圧を測定してコントローラ26に伝
達する。コントローラ26は、帯電計38から伝達され
た帯電圧値に基づいてウエブ22の帯電圧が0vとなる
ような直流電圧(−10〜0kv、又は0〜10kv)
が印加されるように、下流側電圧印加器52の下流側高
圧電源60に信号を出力する。下流側高圧電源60はこ
の印加信号に基づいて、下流側電圧印加器58の放電電
極58A、58A…に放電用の直流電圧を印加する。
でウエブ22の帯電圧を測定してコントローラ26に伝
達する。コントローラ26は、帯電計38から伝達され
た帯電圧値に基づいてウエブ22の帯電圧が0vとなる
ような直流電圧(−10〜0kv、又は0〜10kv)
が印加されるように、下流側電圧印加器52の下流側高
圧電源60に信号を出力する。下流側高圧電源60はこ
の印加信号に基づいて、下流側電圧印加器58の放電電
極58A、58A…に放電用の直流電圧を印加する。
【0030】これにより、ウエブ22の表面22Aに+
イオン又は−イオンが帯電される。従って、放電電極5
4A、54A…でウエブ22の表面22Aに帯電した+
イオン又は−イオンは、放電電極58A、58A…でウ
エブ22の表面22Aに帯電した反極性の+イオン又は
反極性の−イオンを吸着して中和される。この場合、上
流側バックアップローラ12と下流側バックアップロー
ラ14との間隔Lが狭く(間隔L≦5×バックアップロ
ーラ径が望ましく、特に上流側バックアップローラ12
と下流側バックアップローラ14とが接触しない程度に
狭い間隔が好ましい)設定されているので、上流側電圧
印加器54の放電で帯電されたウエブ22が、下流側電
圧印加器58まで搬送される間に上流側電圧印加器28
で帯電された+又は−のイオンがアンバランスになるの
を防止できる。これにより、図8に示すウエブ1のバッ
クアップローラ2、3間の間隔L1 を広くして、そのロ
ーラ2、3に直流電圧印加器4、5を設けた従来技術と
比較して、本発明では図5に示すように、ウエブの帯電
圧が異常に高くなるのを防止できる。従って、本発明で
は、ウエブ22の帯電圧を低く抑制し、雰囲気中の浮遊
物を静電吸引しないようにしてウエブ22に浮遊物が付
着しないようにすることができる。
イオン又は−イオンが帯電される。従って、放電電極5
4A、54A…でウエブ22の表面22Aに帯電した+
イオン又は−イオンは、放電電極58A、58A…でウ
エブ22の表面22Aに帯電した反極性の+イオン又は
反極性の−イオンを吸着して中和される。この場合、上
流側バックアップローラ12と下流側バックアップロー
ラ14との間隔Lが狭く(間隔L≦5×バックアップロ
ーラ径が望ましく、特に上流側バックアップローラ12
と下流側バックアップローラ14とが接触しない程度に
狭い間隔が好ましい)設定されているので、上流側電圧
印加器54の放電で帯電されたウエブ22が、下流側電
圧印加器58まで搬送される間に上流側電圧印加器28
で帯電された+又は−のイオンがアンバランスになるの
を防止できる。これにより、図8に示すウエブ1のバッ
クアップローラ2、3間の間隔L1 を広くして、そのロ
ーラ2、3に直流電圧印加器4、5を設けた従来技術と
比較して、本発明では図5に示すように、ウエブの帯電
圧が異常に高くなるのを防止できる。従って、本発明で
は、ウエブ22の帯電圧を低く抑制し、雰囲気中の浮遊
物を静電吸引しないようにしてウエブ22に浮遊物が付
着しないようにすることができる。
【0031】図7は、本発明の第1〜第3発明に適用さ
れた電圧印加器54、58、28、32(同図では、電
圧印加器54のみを示す)の実施例を示す斜視図であ
る。同図に示すように電圧印加器54は、2枚の絶縁板
54B、54Bに、導電性部材で形成されたワイヤ細線
の複数本の放電電極54A、54A…が張設されて構成
される。前記2枚の絶縁板54B、54Bは、図示しな
いバックアップローラの幅寸法に略等しい間隔で配置さ
れる。これにより、高圧電源56から放電電極54A、
54A…に+又は−の直流電圧が印加されると、放電電
極54A、54A…から、バックアップローラに巻かれ
たウエブに向けて+又は−のイオンがコロナ放電され
る。
れた電圧印加器54、58、28、32(同図では、電
圧印加器54のみを示す)の実施例を示す斜視図であ
る。同図に示すように電圧印加器54は、2枚の絶縁板
54B、54Bに、導電性部材で形成されたワイヤ細線
の複数本の放電電極54A、54A…が張設されて構成
される。前記2枚の絶縁板54B、54Bは、図示しな
いバックアップローラの幅寸法に略等しい間隔で配置さ
れる。これにより、高圧電源56から放電電極54A、
54A…に+又は−の直流電圧が印加されると、放電電
極54A、54A…から、バックアップローラに巻かれ
たウエブに向けて+又は−のイオンがコロナ放電され
る。
【0032】
【実施例】ウエブ22として幅約1m、厚み175μm
のポリエチレンテレフタレートフィルムを100m/分
で搬送し、図2に示す除電装置により除電を行った。バ
ックアップローラ12、14はいずれもシェル材質がア
ルミニウムで表面にハードクロムメッキを施し、シャフ
ト材質がSUS316で外径80mmであった。バック
アップローラの軸受オイルには導電性オイルを使用し、
接地抵抗は10KΩ以下であった。
のポリエチレンテレフタレートフィルムを100m/分
で搬送し、図2に示す除電装置により除電を行った。バ
ックアップローラ12、14はいずれもシェル材質がア
ルミニウムで表面にハードクロムメッキを施し、シャフ
ト材質がSUS316で外径80mmであった。バック
アップローラの軸受オイルには導電性オイルを使用し、
接地抵抗は10KΩ以下であった。
【0033】上流側電圧印加器28と下流側電圧印加器
32とは、いずれも直径0.1mmのタングステンワイ
ヤーを放電電極28A、32Aとして用い、これらはバ
ックアップローラ12、14の表面から10mmの位置
で同心円状に10mm間隔で7本づつ配置し、絶縁体
(テフロン)で固定して電圧を印加した。電圧印加条件
は、上流側電圧印加器28にて−7kv、下流側電圧印
加器32にて−6.5kvとした。上流側電圧印加器2
8と下流側電圧印加器32との間隔Lが150mm(<
5×80mm)での除電効果は、図6に示す通り格段な
ものであった。即ち、図6にはグラフG1 は除電前の帯
電圧を示し、グラフG3 は除電後の帯電圧を示してい
る。グラフG1 およびグラフG3 からウエブ22がほぼ
完全に除電できたことが判明した。
32とは、いずれも直径0.1mmのタングステンワイ
ヤーを放電電極28A、32Aとして用い、これらはバ
ックアップローラ12、14の表面から10mmの位置
で同心円状に10mm間隔で7本づつ配置し、絶縁体
(テフロン)で固定して電圧を印加した。電圧印加条件
は、上流側電圧印加器28にて−7kv、下流側電圧印
加器32にて−6.5kvとした。上流側電圧印加器2
8と下流側電圧印加器32との間隔Lが150mm(<
5×80mm)での除電効果は、図6に示す通り格段な
ものであった。即ち、図6にはグラフG1 は除電前の帯
電圧を示し、グラフG3 は除電後の帯電圧を示してい
る。グラフG1 およびグラフG3 からウエブ22がほぼ
完全に除電できたことが判明した。
【0034】前記実施例では上流側電圧印加器28及び
下流側電圧印加器32の放電電極に導電性部材のワイヤ
細線を使用した場合について説明したが、これに限ら
ず、金属板やナイフエッジ等の放電電極を使用して同様
の効果を得ることができる。また、前記実施例ではウエ
ブ22を−帯電する場合について説明したが、これに限
らず、ウエブ22を+帯電しても同様の効果を得ること
ができる。この場合、上流側電圧印加手段16で+イオ
ンを帯電させて、下流側電圧印加手段18で+イオンを
与えて中和(0v)となるように電圧を印加する。
下流側電圧印加器32の放電電極に導電性部材のワイヤ
細線を使用した場合について説明したが、これに限ら
ず、金属板やナイフエッジ等の放電電極を使用して同様
の効果を得ることができる。また、前記実施例ではウエ
ブ22を−帯電する場合について説明したが、これに限
らず、ウエブ22を+帯電しても同様の効果を得ること
ができる。この場合、上流側電圧印加手段16で+イオ
ンを帯電させて、下流側電圧印加手段18で+イオンを
与えて中和(0v)となるように電圧を印加する。
【0035】さらにまた、前記実施例では上流側電圧印
加器28の放電電極28A、28A…に−7kvの帯電
圧を印加する場合について説明したが、これに限らず、
帯電計24で測定したウエブ22の帯電圧に基づいて上
流側電圧印加器28の放電電極28A、28A…に印加
する帯電圧を調整してもよい。
加器28の放電電極28A、28A…に−7kvの帯電
圧を印加する場合について説明したが、これに限らず、
帯電計24で測定したウエブ22の帯電圧に基づいて上
流側電圧印加器28の放電電極28A、28A…に印加
する帯電圧を調整してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るウエブ
の除電装置によれば、上流側電圧印加手段及び下流側電
圧印加手段のそれぞれの放電電極をバックアップローラ
の周面に一定間隔をおいて対向して配した。このよう
に、一対の印加手段を設けることにより、イオンが十分
に中和されるのでウエブの除電効率を向上することがで
きる。
の除電装置によれば、上流側電圧印加手段及び下流側電
圧印加手段のそれぞれの放電電極をバックアップローラ
の周面に一定間隔をおいて対向して配した。このよう
に、一対の印加手段を設けることにより、イオンが十分
に中和されるのでウエブの除電効率を向上することがで
きる。
【0037】また、本発明によれば、上流側電圧印加手
段と下流側電圧印加手段との間隔をウエブの帯電圧の上
昇を防止するように狭くした。従って、上流側電圧印加
手段から下流側電圧印加手段までウエブが搬送される間
に上流側電圧印加手段でウエブに帯電された+又は−の
イオンがアンバランスになるのを防止できる。これによ
り、ウエブの帯電圧が異常に高くなるのを防止できるの
で、帯電圧によってウエブ走行中の雰囲気の浮遊物を静
電吸引してウエブに付着するのを防止できる。尚、上流
側電圧印加手段と下流側電圧印加手段との間隔を狭くす
ることにより省スペース化を図ることができる。
段と下流側電圧印加手段との間隔をウエブの帯電圧の上
昇を防止するように狭くした。従って、上流側電圧印加
手段から下流側電圧印加手段までウエブが搬送される間
に上流側電圧印加手段でウエブに帯電された+又は−の
イオンがアンバランスになるのを防止できる。これによ
り、ウエブの帯電圧が異常に高くなるのを防止できるの
で、帯電圧によってウエブ走行中の雰囲気の浮遊物を静
電吸引してウエブに付着するのを防止できる。尚、上流
側電圧印加手段と下流側電圧印加手段との間隔を狭くす
ることにより省スペース化を図ることができる。
【0038】本発明によれば、上流側、下流側電圧印加
手段の放電電極をバックアップローラの周面から離して
配設したのでコロナ放電時の放電むらを防止することが
できる。従って、ウエブの帯電ムラの発生を防止するこ
とができる。さらに、複数本のワイヤ細線をバックアッ
プローラの周面から離されているので、ワイヤ細線の先
端部にコロナ放電が集中するのを防止できる。これによ
り、ワイヤ細線の腐食劣化を防止して耐久性を向上する
ことができ、また、ワイヤ細線の先端部にゴミが付着し
ないのでメンテナンスを頻繁に行う必要がない。
手段の放電電極をバックアップローラの周面から離して
配設したのでコロナ放電時の放電むらを防止することが
できる。従って、ウエブの帯電ムラの発生を防止するこ
とができる。さらに、複数本のワイヤ細線をバックアッ
プローラの周面から離されているので、ワイヤ細線の先
端部にコロナ放電が集中するのを防止できる。これによ
り、ワイヤ細線の腐食劣化を防止して耐久性を向上する
ことができ、また、ワイヤ細線の先端部にゴミが付着し
ないのでメンテナンスを頻繁に行う必要がない。
【図1】本願に係るウエブの除電装置の第1発明を示し
た側断面図
た側断面図
【図2】本願に係るウエブの除電装置の第2発明を示し
た側断面図
た側断面図
【図3】本願に係るウエブの除電装置の第3発明を示し
た側断面図
た側断面図
【図4】本願に係るウエブの除電装置の第3発明の要部
を拡大して示した側面図
を拡大して示した側面図
【図5】本願に係るウエブの除電装置の第3発明の効果
を説明した説明図
を説明した説明図
【図6】本願に係るウエブの除電装置の第2発明の効果
を示したグラフ
を示したグラフ
【図7】本願に係るウエブの除電装置に適用された電圧
印加器の斜視図
印加器の斜視図
【図8】従来のウエブの除電装置の帯電圧を説明した説
明図
明図
【図9】従来のウエブの除電装置の動作を説明した説明
図
図
【図10】従来のウエブの除電装置の帯電圧を説明した
グラフ
グラフ
10…ウエブの除電装置 12…上流側バックアップローラ 14…下流側バックアップローラ 16、50…上流側電圧印加器 18、52…下流側電圧印加器 22…ウエブ 22A…表面 22B…裏面 28A、32A、54A、58A…放電電極 L…間隔
Claims (6)
- 【請求項1】 搬送中のウエブの上流側と下流側とにそ
れぞれ上流側電圧印加手段及び下流側電圧印加手段を設
け、前記上流側電圧印加手段及び前記下流側電圧印加手
段のそれぞれの放電電極を、接地状態で回動自在に支持
されると共に前記ウエブを転接するバックアップローラ
の周面に一定間隔をおいて対向して配し、前記上流側電
圧印加手段と前記下流側電圧印加手段との間隔を前記ウ
エブの帯電圧の上昇を防止するように狭くしたことを特
徴とするウエブの除電装置。 - 【請求項2】 回動自在に支持されると共に接地され、
ウエブを転接させて下流側に搬送する上流側バックアッ
プローラと、 該上流側バックアップローラに転接された前記ウエブの
一方の表面に一定間隔をおいて対向する放電電極を有
し、該放電電極に直流電圧を印加して前記ウエブの一方
の表面にイオンを付与する上流側電圧印加手段と、 前記上流側バックアップローラの下流側に回動自在に支
持されると共に接地され、前記上流側バックアップロー
ラから搬送された前記ウエブを裏返した状態で転接させ
て下流側に搬送する下流側バックアップローラと、 該下流側バックアップローラに転接された前記ウエブの
他方の表面に一定間隔をおいて対向する放電電極を有
し、該放電電極に直流電圧を印加して前記ウエブの他方
の表面に前記イオンと反極のイオンを付与して前記ウエ
ブの除電をおこなう下流側電圧印加手段と、 を備え、前記上流側電圧印加手段と前記下流側電圧印加
手段との間隔を前記ウエブの帯電圧の上昇を防止するよ
うに狭くしたことを特徴とするウエブの除電装置。 - 【請求項3】 回動自在に支持されると共に接地され、
ウエブを転接させて下流側に搬送する上流側バックアッ
プローラと、 該上流側バックアップローラに転接された前記ウエブの
表面に一定間隔をおいて対向する放電電極を有し、該放
電電極に直流電圧を印加してウエブの表面に+イオン又
は−イオンを付与する上流側電圧印加手段と、 前記上流側バックアップローラの下流側に回動自在に支
持されると共に接地され、前記上流側バックアップロー
ラから搬送された前記ウエブを転接させて下流側に搬送
する下流側バックアップローラと、 該下流側バックアップローラに転接された前記ウエブの
表面に一定間隔をおいて対向する放電電極を有し、該放
電電極に直流電圧を印加して前記ウエブの表面に+イオ
ン又は−イオンを付与してウエブの除電をおこなう下流
側電圧印加手段と、 を備え、前記上流側電圧印加手段と前記下流側電圧印加
手段との間隔を前記ウエブの帯電圧の上昇を防止するよ
うに狭くしたことを特徴とするウエブの除電装置。 - 【請求項4】 回動自在に支持されると共に接地され、
ウエブを転接させて下流側に搬送するバックアップロー
ラと、 該バックアップローラに転接された前記ウエブの表面に
一定間隔をおいて対向する放電電極を有し、該放電電極
に直流電圧を印加してウエブの表面に+イオン又は−イ
オンを付与する上流側電圧印加手段と、 該上流側電圧印加手段の下流側に配されると共に前記バ
ックアップローラに転接された前記ウエブの表面に一定
間隔をおいて対向する放電電極を有し、該放電電極に直
流電圧を印加してウエブの表面に+イオン又は−イオン
を付与して前記ウエブの除電をおこなう下流側電圧印加
手段と、 を備え、前記上流側電圧印加手段と前記下流側電圧印加
手段との間隔を前記ウエブの帯電圧の上昇を防止するよ
うに狭くしたことを特徴とするウエブの除電装置。 - 【請求項5】 前記間隔Lは、L≦5×バックアップロ
ーラ径となることを特徴とする請求項1乃至4のいずれ
か1項のウエブの除電装置。 - 【請求項6】 前記放電電極はワイヤ細線で形成された
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項のウエ
ブの除電装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230358A JPH0982486A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウエブの除電装置 |
US08/708,611 US5805407A (en) | 1995-09-07 | 1996-09-05 | Charge eliminating apparatus for a moving web |
EP96114245A EP0762810A1 (en) | 1995-09-07 | 1996-09-05 | Charge eliminating apparatus for a moving web |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7230358A JPH0982486A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウエブの除電装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0982486A true JPH0982486A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16906615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7230358A Pending JPH0982486A (ja) | 1995-09-07 | 1995-09-07 | ウエブの除電装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5805407A (ja) |
EP (1) | EP0762810A1 (ja) |
JP (1) | JPH0982486A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017159441A1 (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 東レ株式会社 | 絶縁性シートの除電方法および絶縁性シートの除電装置 |
CN109196633A (zh) * | 2016-06-03 | 2019-01-11 | 德国艾托特克公司 | 静电放电单元 |
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US6368675B1 (en) | 2000-04-06 | 2002-04-09 | 3M Innovative Properties Company | Electrostatically assisted coating method and apparatus with focused electrode field |
US6709623B2 (en) | 2000-12-22 | 2004-03-23 | Kimberly-Clark Worldwide, Inc. | Process of and apparatus for making a nonwoven web |
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EP2489619A1 (de) * | 2011-02-16 | 2012-08-22 | Felix Waldner GmbH | Verfahren zum Bearbeiten von Tafel- oder Bandmaterialien sowie Vorrichtung |
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CN110963328A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-07 | 贵州金马包装材料有限公司 | 一种烟包膜生产用电晕处理机 |
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1995
- 1995-09-07 JP JP7230358A patent/JPH0982486A/ja active Pending
-
1996
- 1996-09-05 EP EP96114245A patent/EP0762810A1/en not_active Withdrawn
- 1996-09-05 US US08/708,611 patent/US5805407A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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---|---|
EP0762810A1 (en) | 1997-03-12 |
US5805407A (en) | 1998-09-08 |
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