JPH0976289A - 中空成形品の成形方法および中空成形品の成形用金型 - Google Patents
中空成形品の成形方法および中空成形品の成形用金型Info
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Abstract
樹脂の射出箇所が少なくても接合できる、中空成形品の
成形方法を提供する。 【解決手段】 固定金型(20)と移動金型(40)と
に形成されているキャビティ(27、28)に溶融樹脂
を射出して一対の1次半中空成形品(A、B)を成形
し、次いで、移動金型(40)を固定金型(20)に対
して移動させて、対の1次半中空成形品(A、B)を互
いに突き合わせ、そして突き合わせた部分(S)に溶融
樹脂を射出充填するとき、突き合わせた部分(S)に射
出する溶融樹脂の射出充填方向(J)と、突き合わせた
部分(S)の射出充填点(P)における接線(T)とが
なす角度(θ)が90°より小さいようにして射出充填
する。
Description
型とに形成されているキャビティに溶融樹脂を射出して
少なくとも一対の1次半中空成形品を成形する1次成形
工程と、この1次成形工程後、移動金型を固定金型に対
して移動させて対の1次半中空成形品を互いに突き合わ
せ、そして突き合わせた部分に溶融樹脂を射出して対の
1次半中空成形品を一体化する2次成形工程とから中空
成形品を得る、中空成形品の成形方法およびこの方法の
実施に使用される中空成形品の成形用金型に関するもの
である。
て射出成形機による製造法が知られている。射出成形機
により中空成形品を製造する場合は、1次成形において
中空成形品を二つ割の半中空成形品あるいは分割体とし
て成形し、2次成形においてその分割面を突き合わせ、
そして突き合わせた部分に溶融樹脂を射出して1個の中
空成形品を製造している。
は、図4に模式的に示されているように、固定金型50
とスライド金型60とから概略構成されている。固定金
型50では一方の半中空成形品A’が成形され、そして
スライド金型60では、他方の半中空成形品B’が成形
されるようになっている。したがって、図には示されて
いないが、スライド金型60を第1位置にして、半中空
成形品A’、B’を周囲に接合空間部分a、bを有する
ように1次成形し、そして固化した後にスライド金型6
0を図に示されている第2位置へスライドさせると、一
対の半中空成形品A’、B’は、接合空間部分a、bに
おいて突き合わされる。そこで、スプル52からゲート
53を通して溶融樹脂を接合空間部分a、bに射出し2
次成形すると、一対の半中空成形品A’、B’は接合空
間部分a、bにおいて接合され、中空成形品が成形され
る。可動盤を開いて、エジェクタピンを突き出すことに
より中空成形品が得られる。
ると、スライド金型60を可動金型50に対してスライ
ドさせて、1次成形で成形された対の半中空成形品
A’、B’を突き合わせ、そして2次成形により接合空
間部分a、bに溶融樹脂を射出充填することにより、中
空成形品を得ることができるので、各工程が自動化でき
中空成形品を量産できるという利点がある。また、一対
の半中空成形品A’、B’が射出成形により成形される
ので、複雑な形状の中空成形品も製造できる等の特徴も
有する。しかしながら、接合部分の強度が弱いことがあ
る。すなわちゲート53は、接合空間部分a、bに対し
て直角に設けられているので、2次成形時には溶融樹脂
は接合空間部分a、bを構成している内側片a’、b’
に直角に当たる。したがって、溶融樹脂の射出圧力を大
きくすると内側片a’、bを突き破り中空成形品の内部
へ漏れる。そこで、2次射出圧力は一定に抑えられてい
る。その結果、接合部分の強度は必ずしも大きくはな
い。また、溶融樹脂が接合空間部分a、bに直角に当た
るので、しかも射出圧力が比較的低く抑えられているの
で、接合空間部分a、b内における溶融樹脂の流れが悪
く、ゲート数を増やさなければ全周が接合されないとい
う、問題もある。したがって、本発明は、接合部の強度
が大きく、また、2次成形用の溶融樹脂の射出箇所が少
なくても接合できる、中空成形品の成形方法およびこの
方法の実施に使用される中空成形品の成形用金型を提供
することを目的としている。
成するために、固定金型と移動金型とに形成されている
キャビティに溶融樹脂を射出して少なくとも一対の1次
半中空成形品を成形する1次成形工程と、前記1次成形
工程後、前記移動金型を前記固定金型に対して移動させ
て、対の1次半中空成形品を互いに突き合わせ、そして
突き合わせた部分に溶融樹脂を射出充填して対の1次半
中空成形品を一体化する2次成形工程とから中空成形品
を得る成形方法において、前記2次成形工程時には、突
き合わせた部分に射出する溶融樹脂の射出充填方向と、
突き合わせた部分の射出充填点における接線とがなす角
度が90°より小さいようにして射出充填するように構
成される。請求項2記載の発明は、請求項1記載の2次
成形工程時に、突き合わせた部分に複数箇所から溶融樹
脂を射出充填するように構成される。そして請求項3記
載の発明は、固定金型と、該固定金型に対して移動可能
に設けられている移動金型とからなり、これらの金型に
は、少なくとも一対の1次半中空成形品を成形するため
のキャビティが設けられている金型であって、前記キャ
ビティの開口部近傍の周壁には、2次成形用のゲートが
開口していると共に、該ゲートの軸線と周壁の開口点に
おける接線とがなす角度は90°より小さいように構成
され、そして請求項4記載の発明は、請求項3記載のキ
ャビティの開口部近傍の周壁の外側には、2次成形用の
ランナが設けられ、該2次成形用のランナから2次成形
用のゲートが複数個分岐している。
品を成形する金型およびこの金型を使用した中空成形品
の成形方法について説明する。図1の(イ)に示されて
いるように、本実施例に係わる金型は、図において左方
に位置する固定盤1、この固定盤1に固定的に取り付け
られている固定金型20、そして図において上下方向に
スライド的に駆動されるようになっているスライド金型
40等から構成されている。なお、スライド金型40を
図において上下方向に駆動する駆動装置、スライド金型
40を型開き方向に駆動する可動盤、スライド金型40
に設けられるエジェクタ装置等は図には示されていな
い。
を横切るようにしてスプル2が設けられている。また、
固定盤1には、図2の(ロ)にも示されているように、
スプル2を中心にして図において上下方向にバランスし
て対称的に延びた1次成形用のランナ3と、上方に延び
た2次成形用のランナ4とが形成されている。これらの
ランナ3、4は、後に述べるスプル切換装置5の箇所で
連絡している。さらには、固定盤1には、スプル2を1
次成形用のランナ3と、2次成形用のランナ4とに切り
換えるためのスプル切換装置5が設けられている。スプ
ル切換装置5は、図2の(ロ)に示されているように、
図1の(イ)において紙面に垂直方向に形成されている
断面が半円のシリンダ6と、このシリンダ6にスライド
的に案内される弁体7と、この弁体7を駆動するピスト
ンシリンダ装置8とから概略構成されている。
うに、円柱体を2つ割にした形状をし、その下面7’が
固定金型20のパーティング面に接して移動するように
なっている。弁体7の下面7’には、この弁体7を横切
るようにして下面に開口した第1の樹脂通路9’が形成
されている。そしてこの第1の樹脂通路9’に第1の透
孔9が、図2の(ロ)において紙面に垂直にあけられて
いる。第1の透孔9から軸方向に所定の間隔をおいて第
2の透孔10があけられている。この第2の透孔10
も、第1の樹脂通路9’と略同じ深さの、樹脂通路用の
凹溝11に設けられている。この凹溝11は、紙面に平
行なサイド開口12に連通している。
(ハ)に示されている第1位置では、固定盤1のスプル
2は第1の透孔9と整合し、スプル2は第1の樹脂通路
9’を介して1次成形用のランナ3と連通する。ピスト
ンシリンダ装置8により弁体7を鎖線方向に駆動しスプ
ル2が第2の透孔10と整合する第2位置にすると、ス
プル2は、凹溝11およびサイド開口12を介して2次
成形用のランナ4と連通する。このように、第1、2の
ランナ3、4は固定盤1のパーティン面に設けられ、そ
して弁体7の第1樹脂通路、凹溝11等が下方すなわち
パーティングラインP側に開口しているので、固定金型
20を開くとスプル、ランナ等が取り出される。なお、
ホットランナにすれば、第1、2のランナ3、4を切り
換えるスプル切換装置5を簡単に構成することができ
る。
グラインP側に開口した側面形状が方形の所定深さの固
定側凹部21が形成されている。この固定側凹部21
は、底壁22、底壁22から立ち上がっている周壁2
2’、周壁22’の上方端から外方へ広がっているフラ
ンジ壁23、フランジ壁23から立ち上がっている第2
の周壁24から構成されている。そして第2の周壁24
には、2次成形用のゲートが開口している。固定側凹部
21は、後述するスライド金型40のスライド側コアと
共働して第1の半中空成形品を成形するための第1のキ
ャビテイを構成し、フランジ壁23と第2の周壁24
は、スライド金型40の環状コアと1次成形時に共働し
て接合空間部の一部を成形する。
ティングラインPから外方に突き出た同様に側面形状が
方形の所定大きさの固定側コア25が形成されている。
固定側コア25の周囲には、所定の間隔をおいて固定側
コア25を取り囲むようにして環状コア26が形成され
ている。この固定側コア25は、後述するスライド金型
40のスライド側凹部と共働して第2の半中空成形品を
成形するための第2のキャビテイを構成し、環状コア2
6はスライド金型40の第2の周壁と共働して1次成形
時に接合空間部を成形する。
ィングラインPから外方に突き出た側面形状が方形のス
ライド側コア41が形成されている。このスライド側コ
ア41は、固定金型20の固定側凹部21と共働して第
1のキャビテイを構成するもので、中空成形品の肉厚分
だけ小さい。そしてその周囲には所定の間隔をおいて、
スライド側コア41を取り囲むようにして環状コア42
が形成されている。この環状コア42と、固定金型20
のフランジ壁23と第2の周壁24とにより、図3の
(イ)に示されているように、前述した環状の接合空間
部の半分が構成される。
ィングラインP側に開口した側面形状が方形のスライド
側凹部44が形成されている。このスライド側凹部44
は、底壁45、底壁45から立ち上がっている周壁4
5’、周壁45’の上方端から外方へ広がっているフラ
ンジ壁46、フランジ壁46から立ち上がっている第2
の周壁47から構成されている。このスライド側凹部4
4により、前述した固定金型20の固定側コア25と共
働して第2の半中空成形品を成形するための第2のキャ
ビテイが構成される。また、フランジ壁46および第2
の周壁47は、固定金型20の環状コア26と1次成形
時に共働して接合空間部の半分が成形される。なお、こ
の第2の周壁47には、2次成形用のゲートはない。
のスプル31、32と、2次成形用のスプル33とが設
けられている。1次成形用の第1、2のスプル31、3
2の一方は共に、前述した1次成形用のランナ3に連通
している。そして、第1のスプル31の他方は固定側凹
部21の底壁部21’に開口し、第2のスプル32の他
方は固定側コア25の頂部にそれぞれ開口している。図
1の(ロ)は、2次成形時に溶融樹脂が流れるランナお
よびゲートを示すためにパーティングラインP側から見
た模式的な側面図であるが、同図に示されているよう
に、固定側凹部21の第2の周壁24の外側には、周壁
24を取り囲むようにして2次成形用の第2のランナ3
5が設けられている。そして、この第2のランナ35か
ら図示の実施例では4個のゲート36、36、…が第2
の周壁24の開口点39において開口している。
7、37、…と、開口点39、39、…における第2の
周壁24の接線38、38、…とがなすゲート角度θ、
θ、…は、90°以下になっている。
型40を使用して、1次成形により第1、2の半中空成
形品A、Bを成形し、そしてその周縁に溶融樹脂を射出
する2次成形法により中空成形品を成形する成形法につ
いて説明する。スライド金型40を、図1の(イ)に示
されている第1位置にスライドさせて型締めする。ま
た、スプル切換装置5の弁体7も図2の(ロ)に示され
ている第1位置に切り換える。そうして、固定盤1のス
プル2から従来周知のようにして、1次成形用の溶融樹
脂を射出する。溶融樹脂は、固定盤1のスプル2からス
プル切換装置5の弁体7の第1の透孔9、1次成形用の
ランナ3および1次成形用の第1、2のスプル31、3
2を通って第1、2のキャビテイ27、28に射出充填
される。1次成形用の溶融樹脂は、図3の(イ)では
点、点で示されている。これにより、突き合わせ部分
C、Cに、環状の突き合わせ面M、フランジ部F、環状
の窪K等が一体的に成形された第1、2の1次半中空成
形品A、Bが図に示されているように成形される。
定間隔だけ開く。そうして、スライド金型40を、第2
の1次半中空成形品Bが型に付いた状態で上方へスライ
ドさせ、第1の半中空成形品Aの開口部すなわち突き合
わせ部分Cに、第2の半中空成形品Bの突き合わせ部分
Cが整合する第2の位置へ移動させる。そして型締めす
る。また、スプル切換装置5の弁体7を、図2の
(ニ)、(ホ)に示されている第2位置へ切り換える。
第2の位置で型締めされた状態は、図3の(ロ)に示め
されている。この状態では、第1、2の1次半中空成形
品A、Bの環状突き合わせ面M、Mが当接し、フランジ
部Fとフランジ部Fとの間に接合空間部Sが構成され
る。
る。溶融樹脂は、固定盤1のスプル2、スプル切換装置
5の弁体7の第2の透孔10、凹溝11、サイド開口1
2、第2のランナ4、2次成形用のスプル33等を通っ
て、2次成形用の第2のランナ35に達し、そしてゲー
ト36、36、…から接合空間部Sに射出される。この
ときの射出角度θ、θ、…は、図3の(ハ)に示されて
いるように、射出方向線Jと射出点P、P、…における
接合空間部Sの接線Tとがなす角度が90°以下になる
ように射出される。この2次成形により、第1、2の次
半中空成形品A、Bは一体化される。2次成形により一
体化している途中の状態は図3の(ロ)、(ハ)におい
て太字の斜線で示されている。冷却固化を待ってスライ
ド金型40を開く。1次半中空成形品A、Bの表面積に
は、図には正確に示されていないが、差がありスライド
金型40を開くと、一体化された成形品は、スライド金
型40の方に付いて開かれる。エジェクタピンにより成
形品が突き出される。上記操作を繰り返して成形する。
く色々な形で実施できる。例えば、本実施例では立方体
をした中空成形品を成形しているので、ゲート角度θを
零にすることもできる。すなわち1次半中空成形品A、
Bのコーナから射出充填するように実施すると、射出方
向が1次半中空成形品A、Bの辺と平行になりゲート角
度θは零になる。また、断面が円形の中空成形品を成形
することもできる。このときのゲート角度θは、ゲート
36、36、…の軸線と開口点における接線とがなす角
度であることは明らかである。さらには、本実施例によ
ると、第1、2の半中空成形品は略同じ形状をした本体
からなっているが、突き合わせ面M、Mが整合すれば、
蓋体のような実質的に凹部のない形状の1次成形品も、
2次成形で接合できる。さらには接合空間部Sの形状も
実施例に限定されないことも明らかである。また、金型
も実施例に限定されることはない。例えばキャビティの
数を増やして、1面の金型で複数個の中空成形品を同時
に成形することもできる。さらには、スライド金型40
に代えて、回転することにより第1位置と第2位置とを
採る回転金型でも実施できることも明らかである。
型と移動金型とに形成されているキャビティに溶融樹脂
を射出して少なくとも一対の1次半中空成形品を成形す
る1次成形工程と、1次成形工程後、移動金型を固定金
型に対して移動させて、対の1次半中空成形品を互いに
突き合わせ、そして突き合わせた部分に溶融樹脂を射出
充填して対の1次半中空成形品を一体化する2次成形工
程とから中空成形品を得るとき、2次成形工程時には、
突き合わせた部分に射出する溶融樹脂の射出充填方向
と、突き合わせた部分の射出充填点における接線とがな
す角度が90°より小さいようにして射出充填するの
で、あるいは突き合わせた部分に対して斜めに射出する
ので、2次成形用の射出圧力を大きくしても、2次成形
用の溶融樹脂が突き合わせた部分から内部へ漏れる危険
が小さい。したがって、本発明によると接合強度の大き
い中空成形品を得ることができる。また、2次成形用の
射出圧力を大きくすることができるので、2次成形用の
溶融樹脂の流れの流路を長くすることができる。したが
って、本発明によると、2次成形用のゲート数を減らす
ことができ、金型の構造が簡単になる効果も得られる。
その(イ)はスライド金型を開いて示す模式的断面図、
その(ロ)は(イ)においてハーハ方向に見た側面図で
ある。
示す図で、その(イ)は弁体の斜視図、その(ロ)は弁
体が第1の位置に移動した時のスプル切換装置の平面
図、その(ハ)はその断面図、その(ニ)は弁体が第2
の位置に移動した時のスプル切換装置の平面図、その
(ホ)はその断面図である。
を示す図で、その(イ)は1次成形を終わった状態を、
そしてその(ロ)は2次成形の途中状態を模式的に示す
断面図、(ハ)は(ロ)においてハーハ方向に見た側面
図である。
る。
固定金型 21 固定側凹部 25
固定側コア 27 第1のキャビティ 28
第2のキャビティ 31、32 1次成形用の第1、2のスプル 33 2次成形用のスプル 35 2次成形用のランナ 36 2次成形用ゲート 40
スライド金型 41 スライド側コア 44
スライド側凹部 A 第1の半中空成形品 B 第2の半中空成形品 S 接合空間部
Claims (4)
- 【請求項1】 固定金型(20)と移動金型(40)と
に形成されているキャビティ(27、28)に溶融樹脂
を射出して少なくとも一対の1次半中空成形品(A、
B)を成形する1次成形工程と、 前記1次成形工程後、前記移動金型(40)を前記固定
金型(20)に対して移動させて、対の1次半中空成形
品(A、B)を互いに突き合わせ、そして突き合わせた
部分(S)に溶融樹脂を射出充填して対の1次半中空成
形品(A、B)を一体化する2次成形工程とから中空成
形品を得る成形方法において、 前記2次成形工程時には、突き合わせた部分(S)に射
出する溶融樹脂の射出充填方向(J)と、突き合わせた
部分(S)の射出充填点(P)における接線(T)とが
なす角度(θ)が90°より小さいようにして射出充填
する、ことを特徴とする中空成形品の成形方法。 - 【請求項2】 請求項1記載の2次成形工程時に、突き
合わせた部分(S)に複数箇所から溶融樹脂を射出充填
する中空成形品の成形方法。 - 【請求項3】 固定金型(20)と、該固定金型に対し
て移動可能に設けられている移動金型(40)とからな
り、これらの金型(20、40)には、少なくとも一対
の1次半中空成形品(A、B)を成形するためのキャビ
ティ(27、28)が設けられている金型であって、 前記キャビティ(27)の開口部近傍の周壁(24)に
は、2次成形用のゲート(36、36、…)が開口して
いると共に、該ゲート(36、36、…)の軸線(3
7)と周壁(24)の開口点(39)における接線(3
8)とがなす角度(θ)は90°より小さいことを特徴
とする、中空成形品の成形用金型。 - 【請求項4】 請求項3記載のキャビティ(27)の開
口部近傍の周壁(24)の外側には、2次成形用のラン
ナ(35)が設けられ、該2次成形用のランナ(35)
から2次成形用のゲート(36、36、…)が複数個分
岐している中空成形品の成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25572795A JP3047213B2 (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 中空成形品の成形方法および中空成形品の成形用金型 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH0976289A true JPH0976289A (ja) | 1997-03-25 |
JP3047213B2 JP3047213B2 (ja) | 2000-05-29 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3047213B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2001226039A (ja) * | 2001-01-18 | 2001-08-21 | Tenryu Ind Co Ltd | 巻取りコア、及びその製造方法 |
JP2001278320A (ja) * | 2000-03-31 | 2001-10-10 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | キャップとその製造方法およびそれを用いた薬剤容器 |
Families Citing this family (2)
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---|---|---|---|---|
US7744361B2 (en) | 2006-09-29 | 2010-06-29 | The Japan Steel Works, Ltd. | Apparatus for forming hollow moldings having thin film on inner surface |
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1995
- 1995-09-08 JP JP25572795A patent/JP3047213B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001226039A (ja) * | 2001-01-18 | 2001-08-21 | Tenryu Ind Co Ltd | 巻取りコア、及びその製造方法 |
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JP3047213B2 (ja) | 2000-05-29 |
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