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JPH0975301A - 遠隔操作装置 - Google Patents

遠隔操作装置

Info

Publication number
JPH0975301A
JPH0975301A JP7263675A JP26367595A JPH0975301A JP H0975301 A JPH0975301 A JP H0975301A JP 7263675 A JP7263675 A JP 7263675A JP 26367595 A JP26367595 A JP 26367595A JP H0975301 A JPH0975301 A JP H0975301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
rotor
tip
engaging portion
remote control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7263675A
Other languages
English (en)
Inventor
Akito Terada
明人 寺田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7263675A priority Critical patent/JPH0975301A/ja
Publication of JPH0975301A publication Critical patent/JPH0975301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】一方向側に挿入部を湾曲させた場合に、他方向
側の操作ワイヤの損傷を防止することができる遠隔操作
装置を提供すること。 【解決手段】挿入部の先端に固定された第1のワイヤ4
4と、第2のワイヤ45と、挿入部の基端側に配置され
所定の回転軸回りに正逆方向に回動自在に設けられた回
転ドラム42と、回転ドラム42に設けられ、回転ドラ
ム42をR方向に回転させたときにのみ第1のワイヤ4
4の端子44aに係合し、第1のワイヤ44を回転ドラ
ム42に巻き取り可能にする第1の係合部と、回転ドラ
ム42に設けられ、回転ドラム42をR′方向に回転さ
せたときにのみ第2のワイヤ45の端子45aに係合
し、第2のワイヤ45を回転ドラム42に巻き取り可能
にする第2の係合部とを備えるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体内部に挿入
される内視鏡装置等の挿入部を被検体外部から操作する
遠隔操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から被検者の体内を観察するための
内視鏡装置が用いられている。内視鏡装置では、被検者
内部に挿入された挿入部を被検者外部の遠隔操作装置に
よって所望の方向に湾曲させることによって目的の部位
の画像を得るようにしている。
【0003】図11の(a),(b)は、このような内
視鏡装置10を示す概略図である。内視鏡装置10は、
被検者内部に挿入される挿入部11と、この挿入部11
を湾曲させる遠隔操作装置12とを備えている。
【0004】挿入部11は、筒状の支持部11aと、こ
の支持部11aにその一端が揺動自在に支持されるとと
もに相互に揺動自在に連結された5個の中継部材11b
と、この中継部材11bの他端に揺動自在に連結された
先端部11cとを備えている。なお、先端部11cには
内視鏡のレンズ13が組み込まれている。
【0005】遠隔操作装置12は、挿入部11の基端側
に配置された操作部12aと、この操作部12a内に配
置された回転ドラム12bと、この回転ドラム12bに
基端側が巻き付けられるとともに、端部が固定された操
作ワイヤ12c,12dを備えている。なお、回転ドラ
ム12bには、回転ドラム12bを回動自在に操作する
操作ノブ(不図示)が取り付けられている。また、操作
ワイヤ12c,12dの先端は挿入部11の先端部11
cの両側部にそれぞれ固定されている。
【0006】このように構成された内視鏡装置10で
は、例えば図11の(b)に示すように挿入部11を湾
曲させる場合には次のように遠隔操作装置12を操作す
る。すなわち、オペレータが操作ノブを操作して回転ド
ラム12bを図11の(b)中矢印R方向に回転させ
る。これにより、操作ワイヤ12cが回転ドラム12b
に巻き取られ、操作ワイヤ12cを介して挿入部11の
先端部11cが図11の(b)中矢印Q方向に引っ張ら
れ、中継部材11bがそれぞれ揺動して挿入部11が湾
曲する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の遠
隔操作装置12を備えた内視鏡装置10にあっては次の
ような問題があった。すなわち、操作ワイヤ12c,1
2dは同一の回転ドラム12bに取り付けられているた
め、上述したように操作ワイヤ12cを巻き取ると、他
方の操作ワイヤ12dを強制的に送り出す方向に力が生
じる。このとき、操作ワイヤ12dは急激に送り出され
ると座屈し損傷する虞があった。
【0008】一方、座屈することなく送り出されたとし
ても送り出す力は操作ワイヤ12dに作用する内部摩擦
によって先端部11cまで伝達されないため、途中で操
作ワイヤ12dが弛み屈曲することがあった。このと
き、操作ノブによって回転ドラム12を逆方向に回転さ
せると、操作ワイヤ12dが折れ曲がったり、途中で引
っ掛かったりする虞があった。
【0009】なお、上述した回転ドラム12bの代わり
に実公昭63−44003号公報に記載されているよう
に回転リングを用いるものもあった。すなわち、図12
に示すように、回転リング14の内径部14aに沿って
操作ワイヤ12c,12dの基端部が固定されている。
この場合にも同様の問題が発生する。
【0010】このため、上述したような操作ワイヤ12
c,12dの座屈・弛みの問題を防止するために、図1
3に示す遠隔操作装置15が提案されている。すなわ
ち、遠隔操作装置15は、回転ドラム15aと、この回
転ドラム15aに基端部をそれぞれ固定された操作ワイ
ヤ15b,15cとを備えている。そして、操作ワイヤ
15b,15cの先端にはスライド接続機構15d,1
5eを介して操作ワイヤ15f,15gがそれぞれ接続
されている。なお、図13中16a,16bは操作ワイ
ヤ15b,15cのガイドを示している。
【0011】ここで、スライド接続機構15d,15e
は、操作ワイヤ15b,15cが回転ドラム15aに巻
き取られたときにのみそれぞれ操作ワイヤ15f,15
gを引っ張り、押し出されたときには操作ワイヤ15
b,15cの先端がスライド移動し、弛みの発生を防止
するような機能を有している。
【0012】しかしながら、回転ドラム15aからの送
り出し力は回転ドラム15a付近で最も大きいため、急
激に回転ドラム15aを回転させた場合には操作ワイヤ
15b,15cに座屈・弛みが発生する場合があった。
【0013】一方、被検者内部に挿入された挿入部11
の先端部が内臓等からの外力を受けて、例えば図11の
(b)に示す方向に強制的に湾曲させられた場合には、
内側となる操作ワイヤ12cが操作ワイヤ12dに比べ
て余ることになる。このため、上述したような座屈や弛
みが発生し、同様の問題が生じることがあった。
【0014】そこで本発明の第1の目的は、一方向側の
操作ワイヤを巻き取ることにより総入部を湾曲させた場
合に、他方向側の操作ワイヤの座屈や弛みによる損傷を
防止することができる遠隔操作装置を提供することを目
的としている。
【0015】また本発明の第2の目的は、被検体内部に
挿入された挿入部が外力を受けて湾曲させられた場合
に、内側の操作ワイヤの座屈や弛みによる損傷を防止す
ることができる遠隔操作装置を提供することを目的とし
ている。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、請求項1に記載された発明は、被検体
内部に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させるこ
とにより上記挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置
において、上記挿入部の先端の上記二方向のうち一方向
側にその先端が固定された第1のワイヤと、上記挿入部
の先端の上記二方向のうち他方向側にその先端が固定さ
れた第2のワイヤと、上記挿入部の基端側に配置され所
定の回転軸回りに正逆方向に回動自在に設けられた回転
子と、上記回転子に設けられ、上記回転子を正方向に回
転させたときに上記第1のワイヤの基端に係合し、上記
第1のワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第1の
係合部と、上記回転子に設けられ、上記回転子を逆方向
に回転させたときに上記第2のワイヤの基端に係合し、
上記第2のワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第
2の係合部とを備えるようにした。
【0017】請求項2に記載された発明は、被検体内部
に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させることに
より、上記挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置に
おいて、上記挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同一
平面の2方向側にその先端が固定された第1及び第2の
ワイヤと、上記挿入部の先端の上記平面と所定角度ずれ
た同一平面の2方向側にその先端が固定された第3及び
第4のワイヤと、上記挿入部の基端側に配置され、所定
の回転軸回りにそれぞれ正逆方向に回動自在に設けられ
た第1及び第2の回転子と、上記第1の回転子に設けら
れ、この第1の回転子を正方向に回転させたときに上記
第1のワイヤの基端に係合し、上記第1のワイヤを上記
第1の回転子の巻取可能にする第1の係合部と、上記第
1の回転子に設けられ、この第1の回転子を逆方向に回
転させたときに上記第2のワイヤの基端に係合し、上記
第2のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能にする第2
の係合部と、上記第2の回転子に設けられ、この第2の
回転子を正方向に回転させたときに上記第3のワイヤの
基端に係合し、上記第3のワイヤを上記第2の回転子に
巻取可能にする第3の係合部と、上記第2の回転子に設
けられ、この第2の回転子を逆方向に回転させたときに
上記第4のワイヤの基端に係合し、上記第4のワイヤを
上記第2の回転子に巻取可能にする第4の係合部とを備
えるようにした。
【0018】請求項3に記載された発明では、請求項1
又は2に記載された発明において、上記係合部は、上記
回転子の外周面に設けられた凸部と、この凸部に設けら
れ上記ワイヤが通過自在に形成された切欠部とを備え、
上記ワイヤの基端には上記切欠部に係止される係止体が
設けられていることが好ましい。
【0019】請求項4に記載された発明では、請求項1
又は2に記載された発明において、上記係合部は、上記
回転子に設けられた中空部と、上記回転子の外部と上記
中空部とを連通するとともに、上記第1又は第2のワイ
ヤが通過自在に形成された連通孔とを備え、上記ワイヤ
の基端は上記中空部内を移動自在に配置されるととも
に、上記連通孔に係止される係止体が設けられているこ
とが好ましい。・請求項5に記載された発明では、請求
項1乃至4に記載された発明において、上記第1及び第
2の係合部或いは上記第3及び第4の係合部は互いに上
記第1及び第2の回転子の軸方向に所定距離を有して配
置されていることが好ましい。
【0020】請求項6に記載された発明は、被検体内部
に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させることに
より上記挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置にお
いて、上記挿入部の先端の上記二方向のうち一方向側に
その先端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された
第1のワイヤと、上記挿入部の先端の上記二方向のうち
他方向側にその先端が所定範囲内でスライド移動自在に
配置された第2のワイヤと、上記挿入部の基端側に配置
され所定の回転軸回りに正逆方向に回動自在に設けら
れ、かつ、正方向に回転したときに上記第1のワイヤの
基端側を巻き取るとともに、逆方向に回転したときに上
記第2のワイヤの基端側を巻き取る回転子と、上記挿入
部の先端に設けられ上記第1のワイヤが巻き取られたと
きにのみ上記第1のワイヤの先端と係合し、上記第1の
ワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第1の係合部
と、上記挿入部の先端に設けられ上記第2のワイヤが巻
き取られたときにのみ上記第2のワイヤの先端と係合
し、上記第2のワイヤを上記回転子に巻き取り可能にす
る第2の係合部とを備えていることが好ましい。
【0021】請求項7に記載された発明は、被検体内部
に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させることに
より上記挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置にお
いて、上記挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同一平
面の2方向側にその先端が所定範囲内でスライド移動自
在に配置された第1及び第2のワイヤと、上記挿入部の
先端の上記平面と所定角度ずれた同一平面の2方向側に
その先端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された
第3及び第4のワイヤと、上記挿入部の基端側に配置さ
れ所定の回転軸回りに正逆方向に回動自在に設けられ、
かつ、正方向に回転したときに上記第1のワイヤの基端
側を巻き取るとともに、逆方向に回転したときに上記第
2のワイヤの基端側を巻き取る第1の回転子と、上記挿
入部の基端側に配置され上記第1の回転子の回転軸と所
定角度ずれた回転軸回りに正逆方向に回動自在に設けら
れ、かつ、正方向に回転したときに上記第3のワイヤの
基端側を巻き取るとともに、逆方向に回転したときに上
記第4のワイヤの基端側を巻き取る第2の回転子と、上
記挿入部の先端に設けられ上記第1のワイヤが巻き取ら
れたときに上記第1のワイヤの先端と係合し、上記第1
のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能にする第1の係
合部と、上記挿入部の先端に設けられ上記第2のワイヤ
が巻き取られたときに上記第2のワイヤの先端と係合
し、上記第2のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能に
する第2の係合部と、上記挿入部の先端に設けられ上記
第3のワイヤが巻き取られたときに上記第3のワイヤの
先端と係合し、上記第3のワイヤを上記第2の回転子に
巻取可能にする第3の係合部と、上記挿入部の先端に設
けられ上記第4のワイヤが巻き取られたときに上記第4
のワイヤの先端と係合し、上記第4のワイヤを上記第2
の回転子に巻取可能にする第4の係合部とを備えるよう
にした。
【0022】請求項8に記載された発明では、請求項6
又は7に記載された発明において、上記係合部は、中空
体と、この中空体の上記挿入部の基端側に設けられ上記
中空体内部と外部とを連通するとともに、上記ワイヤが
通過自在に形成された連通孔とを備え、上記ワイヤの先
端は上記中空体内部を移動自在に配置されるとともに、
上記連通孔に係止される係止体が設けられていることが
好ましい。
【0023】上記手段を講じた結果、次のような作用が
生じる。すなわち、請求項1に記載された発明では、被
検体内部に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させ
ることにより挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置
において、挿入部の先端の一方向側にその先端が固定さ
れた第1のワイヤと挿入部の基端側に配置され正逆方向
に回動自在に設けられた回転子とは、回転子を正方向に
回転させたときに係合し、第1のワイヤを回転子に巻き
取り可能となるように第1の係合部において係合してい
る。このため、挿入部を一方向側に湾曲させる場合に
は、回転子を正方向に回転させることにより、第1のワ
イヤを回転子に巻き取らせることができる。このとき、
第2のワイヤと回転子とは係合していないので、第2の
ワイヤに押し出される力は作用しない。このため、第2
のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0024】同様に挿入部の先端の他方向側にその先端
が固定された第2のワイヤと回転子とは、回転子を逆方
向に回転させたときに係合し、第2のワイヤを回転子に
巻き取り可能となるように第2の係合部において係合し
ている。このため、挿入部を他方向側に湾曲させる場合
には、回転子を逆方向に回転させることにより、第2の
ワイヤを回転子に巻き取らせることができる。このと
き、第1のワイヤと回転子とは係合していないので、第
1のワイヤに押し出される力は作用しない。このため、
第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0025】請求項2に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同一平面の2
方向のうち一方向側にその先端が固定された第1のワイ
ヤと挿入部の基端側に配置され正逆方向に回動自在に設
けられた第1の回転子とは、第1の回転子を正方向に回
転させたときに係合し、第1のワイヤを第1の回転子に
巻き取り可能となるように第1の係合部において係合し
ている。このため、挿入部を一方向側に湾曲させる場合
には、第1の回転子を正方向に回転させることにより、
第1のワイヤを第1の回転子に巻き取らせることができ
る。このとき、第2のワイヤと第1の回転子とは係合し
ていないので、第2のワイヤに押し出される力は作用し
ない。このため、第2のワイヤに座屈・弛みが生じな
い。
【0026】同様に挿入部の先端の上記2方向のうち他
方向側にその先端が固定された第2のワイヤと第1の回
転子とは、第1の回転子を逆方向に回転させたときに係
合し、第2のワイヤを第1の回転子に巻き取り可能とな
るように第2の係合部において係合している。このた
め、挿入部を他方向側に湾曲させる場合には、第1の回
転子を逆方向に回転させることにより、第2のワイヤを
第1の回転子に巻き取らせることができる。このとき、
第1のワイヤと第1の回転子とは係合していないので、
第1のワイヤに押し出される力は作用しない。このた
め、第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0027】一方、挿入部の先端の上記平面と所定角度
ずれた同一平面の2方向のうち一方向側にその先端が固
定された第3のワイヤと挿入部の基端側に配置され正逆
方向に回動自在に設けられた第2の回転子とは、第2の
回転子を正方向に回転させたときに係合し、第3のワイ
ヤを第2の回転子に巻き取り可能となるように第3の係
合部において係合している。このため、挿入部を一方向
側に湾曲させる場合には、第2の回転子を正方向に回転
させることにより、第3のワイヤを第2の回転子に巻き
取らせることができる。このとき、第4のワイヤと第2
の回転子とは係合していないので、第4のワイヤに押し
出される力は作用しない。このため、第4のワイヤに座
屈・弛みが生じない。
【0028】同様に挿入部の先端の上記2方向のうち他
方向側にその先端が固定された第4のワイヤと第2の回
転子とは、第2の回転子を逆方向に回転させたときに係
合し、第4のワイヤを第2の回転子に巻き取り可能とな
るように第4の係合部において係合している。このた
め、挿入部を他方向側に湾曲させる場合には、第2の回
転子を逆方向に回転させることにより、第4のワイヤを
第2の回転子に巻き取らせることができる。このとき、
第3のワイヤと第2の回転子とは係合していないので、
第3のワイヤに押し出される力は作用しない。このた
め、第3のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0029】請求項3に記載された発明では、係合部に
おいて、回転子が例えば正方向に回転する場合には、ワ
イヤの基端に設けられた係止体が回転子の外周面の凸部
に形成された切欠部に係止され、ワイヤを巻き取ること
が可能となり、逆方向に回転する場合には、ワイヤが切
欠部を自在に通過し、ワイヤに回転子からの押し出す力
が作用しない。
【0030】請求項4に記載された発明では、係合部に
おいて、回転子が例えば正方向に回転する場合には、ワ
イヤの基端に設けられた係止体が回転子の中空部の連通
孔に係止され、ワイヤを巻き取ることが可能となり、逆
方向に回転する場合には、ワイヤが連通孔を自在に通過
し、ワイヤに回転子からの押し出す力が作用しない。
【0031】請求項5に記載された発明では、第1及び
第2の係合部或いは第3及び第4の係合部は互いに第1
及び第2の回転子の軸方向に所定距離を有して配置され
ているので、係合していない側のワイヤが回転子に沿っ
て移動できる範囲を大きくとることができる。
【0032】請求項6に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、挿入部の基端側に配置され所定の回転軸回りに正逆
方向に回動自在に設けられた回転子を正方向に回転した
ときに、挿入部の先端の二方向のうち一方向側にその先
端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された第1の
ワイヤの基端を巻き取る。このとき、挿入部の先端と第
1のワイヤの先端とは、回転子が正方向に回転したとき
に係合し、第1のワイヤを回転子に巻き取らせることが
できる。
【0033】また、回転子を逆方向に回転したときに、
挿入部の先端の二方向のうち他方向側にその先端が所定
範囲内でスライド移動自在に配置された第2のワイヤの
基端を巻き取る。このとき、挿入部の先端と第2のワイ
ヤの先端とは、回転子が逆方向に回転したときに係合
し、第2のワイヤを回転子に巻き取らせることができ
る。
【0034】一方、挿入部が一方向側に外力により強制
的に湾曲させられた場合に生ずる第1のワイヤと第2の
ワイヤとの長さの差分は、第1のワイヤの先端が挿入部
の先端に対してスライド移動することによって吸収され
る。このため、第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。
同様に、挿入部が他方向側に外力により強制的に湾曲さ
せられた場合に生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの
長さの差分は、第2のワイヤの先端が挿入部の先端に対
してスライド移動することによって吸収される。このた
め、第2のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0035】請求項7に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、挿入部の基端側に配置され所定の回転軸回りに正逆
方向に回動自在に設けられた第1の回転子を正方向に回
転したときに、挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同
一平面内の2方向のうち一方向側にその先端が所定範囲
内でスライド移動自在に配置された第1のワイヤの基端
を巻き取る。このとき、挿入部の先端と第1のワイヤの
先端とは、第1の回転子が正方向に回転したときに係合
し、第1のワイヤを第1の回転子に巻き取らせることが
できる。
【0036】また、第1の回転子を逆方向に回転したと
きに、上記二方向のうち他方向側にその先端が所定範囲
内でスライド移動自在に配置された第2のワイヤの基端
を巻き取る。このとき、挿入部の先端と第2のワイヤの
先端とは、第1の回転子が逆方向に回転したときに係合
し、第2のワイヤを第1の回転子に巻き取らせることが
できる。
【0037】一方、挿入部が一方向側に外力により強制
的に湾曲させられた場合に生ずる第1のワイヤと第2の
ワイヤとの長さの差分は、第1のワイヤの先端が挿入部
の先端に対してスライド移動することによって吸収され
る。このため、第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。
同様に、挿入部が他方向側に外力により強制的に湾曲さ
せられた場合に生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの
長さの差分は、第2のワイヤの先端が挿入部の先端に対
してスライド移動することによって吸収される。このた
め、第2のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0038】一方、挿入部の基端側に配置され所定の回
転軸回りに正逆方向に回動自在に設けられた第2の回転
子を正方向に回転したときに、挿入部の先端の上記平面
と所定角度ずれた同一平面の2方向のうち一方向側にそ
の先端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された第
3のワイヤの基端を巻き取る。このとき、挿入部の先端
と第3のワイヤの先端とは、第2の回転子が正方向に回
転したときに係合し、第3のワイヤを第2の回転子に巻
き取らせることができる。
【0039】また、第2の回転子を逆方向に回転したと
きに、上記二方向のうち他方向側にその先端が所定範囲
内でスライド移動自在に配置された第4のワイヤの基端
を巻き取る。このとき、挿入部の先端と第4のワイヤの
先端とは、第2の回転子が逆方向に回転したときに係合
し、第4のワイヤを第2の回転子に巻き取らせることが
できる。
【0040】一方、挿入部が一方向側に外力により強制
的に湾曲させられた場合に生ずる第3のワイヤと第4の
ワイヤとの長さの差分は、第3のワイヤの先端が挿入部
の先端に対してスライド移動することによって吸収され
る。このため、第3のワイヤに座屈・弛みが生じない。
同様に、挿入部が他方向側に外力により強制的に湾曲さ
せられた場合に生ずる第3のワイヤと第4のワイヤとの
長さの差分は、第4のワイヤの先端が挿入部の先端に対
してスライド移動することによって吸収される。このた
め、第4のワイヤに座屈・弛みが生じない。
【0041】請求項8に記載された発明では、係合部に
おいて、回転子が例えば正方向に回転する場合には、ワ
イヤの基端に設けられた係止体が中空体の連通孔に係止
され、ワイヤを巻き取ることが可能となり、外力により
強制的に湾曲させられた場合には、ワイヤにかかる押し
出す力によってワイヤの先端が中空体中を移動すること
が可能となる。
【0042】
【実施の形態】図1は本発明の第1の実施の形態に係る
遠隔操作装置が組み込まれた内視鏡装置20の構成を示
す概略図である。また、図2の(a),(b)は要部拡
大図である。
【0043】内視鏡装置20は、被検者内部に挿入され
る挿入部30と、この挿入部30を湾曲させる遠隔操作
装置40とを備えている。
【0044】挿入部30は、筒状の支持部31と、この
支持部31に全体として同一平面の2方向に湾曲可能な
ように、その一端が揺動自在に支持されるとともに相互
に揺動自在に連結された5個の中継部材32と、この中
継部材32の他端に揺動自在に連結された先端部33と
を備えている。なお、先端部33には内視鏡のレンズ3
4が組み込まれ、例えば光ファイバ35を介して画像表
示部36に導かれている。また、図1中33a,33b
は先端部33の両側部を示している。
【0045】遠隔操作装置40は、挿入部30の基端側
に配置された操作部41を備えており、この操作部41
内には図2中矢印R方向及び矢印R′方向に回動自在な
回転ドラム42と、この回転ドラム42の周囲に配置さ
れたハウジング43とが配置されている。なお、回転ド
ラム42には、回転ドラム42を回動自在に操作する操
作ノブ(不図示)が取り付けられている。また、回転ド
ラム42の外周部には、凸部50,51が設けられてい
る。
【0046】図1及び図2の(a),(b)中44,4
5は、操作ワイヤを示している。操作ワイヤ44,45
の基端部には、それぞれ球状の端子44a,45a(係
止体)が取り付けられており、後述するようにして回転
ドラム42に係合している。一方、操作ワイヤ44,4
5の先端部は、挿入部30の先端部33の両側部33
a,33bにそれぞれ固定されている。
【0047】凸部50には、図2の(b)に示すように
操作ワイヤ44が通過自在で、かつ、後述する操作ワイ
ヤ44の球状の端子44aが係止される切欠部50aが
形成されている。これら凸部50,切欠部50a及び端
子44aで係合部を形成している。また、凸部51に
は、操作ワイヤ45が通過自在で、かつ、後述する操作
ワイヤ45の球状の端子45aが係止される切欠部51
aが形成されている。これら凸部51,切欠部51a及
び端子45aで係合部を形成している。
【0048】なお、端子44a,45aは回転ドラム4
2とハウジング43との隙間Wを回転ドラム42の外周
に沿って自由移動できるように形成されている。
【0049】このように構成された内視鏡装置20で
は、図3の(a)に示すように挿入部30を湾曲させる
場合には次のように遠隔操作装置40を操作する。すな
わち、オペレータが操作ノブを操作して回転ドラム42
を図3中矢印R方向に回転させる。このとき、操作ワイ
ヤ44の端子44aが切欠部50aに係止され、操作ワ
イヤ44が回転ドラム42に巻き取られる。そして、操
作ワイヤ44を介して挿入部30の先端部33が図3中
矢印A方向に引っ張られ、中継部材32がそれぞれ揺動
して挿入部30が湾曲する。
【0050】このとき、回転ドラム42の回転により凸
部51が操作ワイヤ45を押し出す方向に移動するが、
端子45aは凸部51の切欠部51aには係止されず、
かつ操作ワイヤ45は切欠部51aを通過するので、元
の位置に止まる。
【0051】なお、操作ワイヤ45は操作ワイヤ44と
対になっているために挿入部30の湾曲に沿った量だけ
挿入部30の先端部33が操作ワイヤ45を引っ張る。
このときの操作ワイヤ45は自然に引っ張られる形にな
るので途中にたるみを生じることがない。また、挿入部
30の湾曲による操作ワイヤ44と操作ワイヤ45との
差分は隙間Wを端子45aが自由に移動することで吸収
されることになる。
【0052】一方、図3の(b)に示すように挿入部3
0を湾曲させる場合には次のように遠隔操作装置40を
操作する。すなわち、オペレータが操作ノブを操作して
回転ドラム42を図3中矢印R′方向に回転させる。こ
のとき、操作ワイヤ45の端子45aが切欠部50aに
係止され、操作ワイヤ45が回転ドラム42に巻き取ら
れる。そして、操作ワイヤ45を介して挿入部30の先
端部33が図3中矢印A′方向に引っ張られ、中継部材
32がそれぞれ揺動して挿入部30が湾曲する。
【0053】このとき、回転ドラム42の回転により凸
部50が操作ワイヤ44を押し出す方向に移動するが、
端子44aは凸部50の切欠部50aには係止されず、
かつ操作ワイヤ44は切欠部50aを通過するので、元
の位置に止まる。
【0054】なお、操作ワイヤ44は操作ワイヤ45と
対になっているために挿入部30の湾曲に沿った量だけ
挿入部30の先端部33が操作ワイヤ44が引っ張られ
る。このときの操作ワイヤ44は自然に引っ張られる形
になるので途中にたるみを生じることがない。また、挿
入部30の湾曲による操作ワイヤ44と操作ワイヤ45
との差分は隙間Wを端子44aが自由に移動することで
吸収されることになる。
【0055】上述したように本第1の実施の形態では、
一方向に湾曲させる場合には、回転ドラムによる他方向
の操作ワイヤの強制的な押し出しを操作ワイヤの端部を
回転ドラムに沿った空間に逃がすことによって防止し、
座屈・弛みによるワイヤの損傷を防止することが可能と
なる。このため、高い信頼性と耐久性を有する内視鏡装
置が得られる。
【0056】図4〜図8は本第1の実施の形態の第1〜
第5の変形例に係る遠隔操作装置の要部を示す図であ
る。なお、本実施の形態の構成は上述した第1の実施の
形態と同様であるので省略する。
【0057】図4に示す第1の変形例においては、回転
ドラム42の代わりに回転ドラム60を用いるようにし
た。すなわち、回転ドラム60は円柱状のドラム本体6
1と、このドラム本体61の上端及び下端に設けられた
鍔部62a,62bと、ドラム本体61外周に設けられ
た凸部63,64(63は不図示)とを備えている。凸
部63,64にはそれぞれ操作ワイヤ44,45が通過
可能で、かつ、端子44a,45aを係止可能な切欠部
63a,64a(63aは不図示)が形成されている。
さらに、これら凸部63,64には操作ワイヤ44,4
5の端子44a,45aがそれぞれ係合している。
【0058】このように構成された回転ドラム60を用
いた場合でも、上述した第1の実施の形態と同様の効果
が得られるとともに、端子44a,45aの図4中上下
方向の移動が規制され、操作の信頼性が向上する。
【0059】図5に示す第2の変形例においては、回転
ドラム42の代わりに回転ドラム65を用いるようにし
た。すなわち、回転ドラム65は円柱状のドラム本体6
6と、このドラム本体66の上端,中間部及び下端に設
けられた鍔部67a〜67cと、ドラム本体66の外周
であって鍔部67aと鍔部67bとの間に設けられた凸
部68と、ドラム本体66の外周であって鍔部67bと
鍔部67cとの間に設けられた凸部69とを備えてい
る。凸部68,69にはそれぞれ操作ワイヤ44,45
が通過可能で、かつ、端子44a,45aを係止可能な
切欠部68a,69aが形成されている。さらに、これ
ら凸部68,69には操作ワイヤ44,45の基端がそ
れぞれ係合している。
【0060】このように構成された回転ドラム65を用
いた場合でも、上述した第1の実施の形態と同様の効果
が得られるとともに、端子44a,45aの隙間Wにお
けるドラム本体66の外周に沿った方向の移動範囲を大
きくとることができる。したがって、回転ドラム60の
回転量を大きくすることができ、湾曲量を大きくするこ
とができる。
【0061】図6に示す第3の変形例においては、回転
ドラム42の代わりに回転ドラム70を用いるようにし
た。すなわち、回転ドラム70は、円柱状のドラム本体
71と、このドラム本体71内にその周方向に沿って設
けられた中空部72,73(72は不図示)と、中空部
72,73とドラム本体71外部とを連通する連通孔7
2a,73a(72aは不図示)とを備えている。連通
孔72a,73aは操作ワイヤ44,45が通過可能
で、かつ、端子44a,45aを係止可能に形成されて
いる。さらに、中空部72,73内には操作ワイヤ4
4,45の端子44a,45aがそれぞれ配置されてい
る。
【0062】このように構成された回転ドラム70を用
いた場合でも、上述した第2の変形例と同様の効果が得
られるとともに、ハウジング43が不要となり操作部4
0を小形化できる。
【0063】図7に示す第4の変形例においては、第1
の変形例の端子44a,45aの代わりに端子44b,
45b(44bは不図示)を用いるようにした。端子4
4b,45bは扇形形状に形成され、回転ドラム60の
ドラム本体61の外周に沿って隙間Wを円滑に移動でき
る。このように構成された端子44b,45bを用いた
場合でも、上述した第1の変形例と同様の効果が得られ
る。
【0064】図8に示す第5の変形例においては、第1
の実施の形態の操作ワイヤ44,45の代わりに操作ワ
イヤ80,81を用いるようにした。操作ワイヤ80,
81は、それぞれ操作部側のワイヤ80a,81aと挿
入部側のワイヤ80b,81bとに分割されており、ワ
イヤ連結部80c,81cによって繋がれている。な
お、図8中80d,81dは端子を示している。
【0065】このように構成された操作ワイヤ80,8
1を用いた場合でも、上述した第1の実施の形態と同様
の効果が得られる。
【0066】図9の(a),(b)は本発明の第2の実
施の形態に係る遠隔操作装置が組み込まれた内視鏡装置
を示す図である。内視鏡装置90は、図9の(a)に示
すように被検者内部に挿入される挿入部100と、この
挿入部100を湾曲させる遠隔操作装置110とを備え
ている。
【0067】挿入部100は、筒状の支持部101と、
この支持部101にその一端が揺動自在に支持されると
ともに相互に揺動自在に連結された5個の中継部材10
2と、この中継部材102の他端に揺動自在に連結され
た先端部103とを備えている。なお、先端部103に
は内視鏡のレンズ104が組み込まれ、光ファイバ10
5を介して画像表示部106に導かれている。
【0068】先端部103は、図9の(b)に示すよう
に円柱状の先端部材103aと、この先端部材103a
の両側部103b,103cにそれぞれ配置された円筒
状の中空部103d,103eとを備えている。中空部
103d,103eにはそれぞれ連通孔103f,10
3gが設けられている。連通孔103f,103gは共
に操作ワイヤ114,115が通過可能で、かつ、後述
する操作ワイヤ114,115の先端に設けられた端子
114a,115aが係止される径に形成されている。
なお、中空部103d,103e内には、端子114
a,115aが配置されている。
【0069】遠隔操作装置110は、挿入部100の基
端側に配置された操作部111を備えており、この操作
部111内には回転ドラム112が配置されている。な
お、回転ドラム112には、回転ドラム112を回動自
在に操作する操作ノブ(不図示)が取り付けられてい
る。
【0070】図9中114,115は、操作ワイヤを示
している。操作ワイヤ114,115の基端は回転ドラ
ム112の外周に固定されている。また、操作ワイヤ1
14,115のそれぞれの先端には端子114a,11
5aが設けられ、上述した中空部103d,103e内
にスライド移動自在に配置されている。
【0071】このように構成された内視鏡装置90で
は、挿入部100を例えば図9(a)中矢印B方向に湾
曲させる場合には次のように遠隔操作装置110を操作
する。すなわち、オペレータが操作ノブを操作して回転
ドラム112を図9(a)中矢印R方向に回転させ、操
作ワイヤ114を巻き取る。巻き取られた操作ワイヤ1
14の端子114aが中空部103dの連通孔103f
に係止され、先端部103の側部103bを基端側に引
っ張り、挿入部100が湾曲する。なお、図9(a)中
B′方向に湾曲させる場合には回転ドラム112を図9
(a)中R′方向に回転させ、同様にして湾曲動作を行
う。
【0072】一方、例えば図10に示すように先端部1
03が外力Pを受けて挿入部100の図10中矢印B′
方向に強制的に湾曲させられた場合には、次のように動
作する。すなわち、湾曲したときの内側に位置する操作
ワイヤ115は、外側に位置する操作ワイヤ114に対
して長さが余る。このため、操作ワイヤ115に圧縮力
が働き、この圧縮力により端子115aが中空部104
d内に進入する。操作ワイヤ115にかかる圧縮力が緩
和され、座屈・弛みが生じない。このため、操作ワイヤ
115に無理な力がかからず損傷しない。
【0073】なお、反対方向に強制的に湾曲させられた
場合には、同様にして操作ワイヤ114の端子114a
が中空部103d内に進入して座屈・弛みの発生を防止
できる。
【0074】上述したように本第2の実施の形態では、
挿入部100が外力により強制的に湾曲させられて内側
に位置する操作ワイヤ114又は115に圧縮力が作用
しても、それぞれの端子114a又は115aが中空部
103d又は104d内に進入するため圧縮力を吸収
し、操作ワイヤ114,115に座屈・弛みが生ずるこ
とを防止できる。このため、操作ワイヤ114,115
の損傷を防止することが可能である。
【0075】また、図示はしないが、上記第1及び第2
の実施の形態では、同一平面の2方向、すなわち左右方
向或いは上下方向などのみに湾曲可能な構造となってい
るが、これらの機構を2組用いて湾曲可能な平面を略9
0°ずらして組み立て、挿入部の湾曲方向を四方向とす
ることもできる。
【0076】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではない。すなわち上記実施の形態では、
遠隔操作装置を内視鏡に適用したが、他のスコープ等に
用いてもよい。また、第2の実施の形態の操作部111
を第1の実施の形態のように構成してもよい。このほか
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であ
るのは勿論である。
【0077】
【発明の効果】請求項1に記載された発明では、被検体
内部に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させるこ
とにより挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置にお
いて、第1のワイヤを回転子に巻き取ることにより、挿
入部を一方向側に湾曲させる際に、第2のワイヤに押し
出される力は作用しない。このため、第2のワイヤに座
屈・弛みが生じない。他方向側に湾曲させる場合も同様
に、第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。このため、
ワイヤの損傷を防止することが可能である。
【0078】請求項2に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、第1のワイヤを第1の回転子に巻き取ることによ
り、挿入部を一方向側に湾曲させる際に、第2のワイヤ
に押し出される力は作用しない。このため、第2のワイ
ヤに座屈・弛みが生じない。他方向側に湾曲させる場合
も同様に、第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。この
ため、ワイヤの損傷を防止することが可能である。
【0079】また、第3のワイヤを第2の回転子に巻き
取ることにより、挿入部を一方向側に湾曲させる際に、
第4のワイヤに押し出される力は作用しない。このた
め、第4のワイヤに座屈・弛みが生じない。他方向側に
湾曲させる場合も同様に、第3のワイヤに座屈・弛みが
生じない。このため、ワイヤの損傷を防止することが可
能である。
【0080】請求項3に記載された発明では、正方向に
回転させるときにのみ係止体を係合させ、逆方向に回転
させるときには係止体を係合しないようにできるので、
ワイヤに回転子からの押し出す力を作用させないように
することが可能である。
【0081】請求項4に記載された発明では、正方向に
回転させるときにのみ係止体を係合させ、逆方向に回転
させるときには係止体を係合しないようにできるので、
ワイヤに回転子からの押し出す力を作用させないように
することが可能である。
【0082】請求項5に記載された発明では、係合して
いない側のワイヤが回転子に沿って移動できる範囲を大
きくとることが可能である。
【0083】請求項6に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の二方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、挿入部が一方向側に外力により強制的に湾曲させら
れた場合に生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの長さ
の差分は、第1のワイヤの先端が挿入部の先端に対して
スライド移動することによって吸収される。このため、
第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。同様に、挿入部
が他方向側に外力により強制的に湾曲させられた場合に
生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの長さの差分は、
第2のワイヤの先端が挿入部の先端に対してスライド移
動することによって吸収される。このため、第2のワイ
ヤに座屈・弛みが生じない。したがって、ワイヤの損傷
を防止することが可能である。
【0084】請求項7に記載された発明では、被検体内
部に挿入される挿入部を所定の四方向に湾曲させること
により挿入部の先端を位置決めする遠隔操作装置におい
て、挿入部が一方向側に外力により強制的に湾曲させら
れた場合に生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの長さ
の差分は、第1のワイヤの先端が挿入部の先端に対して
スライド移動することによって吸収される。このため、
第1のワイヤに座屈・弛みが生じない。同様に、挿入部
が他方向側に外力により強制的に湾曲させられた場合に
生ずる第1のワイヤと第2のワイヤとの長さの差分は、
第2のワイヤの先端が挿入部の先端に対してスライド移
動することによって吸収される。このため、第2のワイ
ヤに座屈・弛みが生じない。したがって、ワイヤの損傷
を防止することが可能である。
【0085】また、挿入部が一方向側に外力により強制
的に湾曲させられた場合に生ずる第3のワイヤと第4の
ワイヤとの長さの差分は、第3のワイヤの先端が挿入部
の先端に対してスライド移動することによって吸収され
る。このため、第4のワイヤに座屈・弛みが生じない。
同様に、挿入部が他方向側に外力により強制的に湾曲さ
せられた場合に生ずる第3のワイヤと第4のワイヤとの
長さの差分は、第4のワイヤの先端が挿入部の先端に対
してスライド移動することによって吸収される。このた
め、第3のワイヤに座屈・弛みが生じない。したがっ
て、ワイヤの損傷を防止することが可能である。
【0086】請求項8に記載された発明では、係合部に
おいて、第1の回転子が例えば正方向に回転する場合に
は、第1のワイヤの基端に設けられた係止体が中空体の
連通孔に係止され、第1のワイヤを巻き取ることが可能
となり、外力により強制的に湾曲させられた場合には、
第2のワイヤにかかる押し出す力によってワイヤの先端
が中空体中を移動することが可能となる。このため、第
2のワイヤに押し出す力を作用させないようにすること
が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る遠隔操作装置
が組み込まれた内視鏡装置の構成を示す概略図。
【図2】同遠隔操作装置に組み込まれた操作部を示す図
であって、(a)は平面図、(b)は斜視図。
【図3】同操作部によって操作がされた状態を示す平面
図であって、(a)は回転ドラムを正方向に回転させた
状態、(b)は回転ドラムを逆方向に回転させた状態。
【図4】同実施の形態の第1の変形例に係る遠隔操作装
置の要部を示す斜視図。
【図5】同実施の形態の第2の変形例に係る遠隔操作装
置の要部を示す斜視図。
【図6】同実施の形態の第3の変形例に係る遠隔操作装
置の要部を示す断面図。
【図7】同実施の形態の第4の変形例に係る遠隔操作装
置の要部を示す斜視図。
【図8】同実施の形態の第5の変形例に係る遠隔操作装
置の要部を示す斜視図。
【図9】本発明の第2の実施の形態に係る遠隔操作装置
が組み込まれた内視鏡装置を示す図であって、(a)は
概略図、(b)は要部拡大図。
【図10】同遠隔操作装置の要部を示す断面図であっ
て、(a)は湾曲前の状態、(b)は湾曲した状態。
【図11】内視鏡装置に組み込まれた従来の遠隔操作装
置の一例を示す概略図であって、(a)は湾曲前の状
態、(b)は湾曲した状態。
【図12】従来の遠隔操作装置の別の例の要部を示す平
面図。
【図13】従来の遠隔操作装置のさらに別の例の要部を
示す斜視図。
【符号の説明】
20,90…内視鏡装置 30,100…挿入部 31,101…支持部 32,102…中継部材 33,103…先端部 33a,33b,103b,103c…両側部 34,104…レンズ 35,105…光ファイバ 36,106…画像表示部 40,110…遠隔操作装置 41,111…操作部 42,60,65,70,112…回転ドラム 43…ハウジング 44,45,80,81,114,115…操作ワイヤ 44b,45b,114a,115a…端子 50,51,63,64,68,69…凸部 50a,51a,63a,64a,68a,69a…切
欠部 61,66,71…ドラム本体 62a,62b,67a〜67c…鍔部 72,103d,103e…中空部 72a,103f,103g…連通孔 W…隙間
【手続補正書】
【提出日】平成7年12月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】同遠隔操作装置の要部を示す断面図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体内部に挿入される挿入部を所定の二
    方向に湾曲させることにより上記挿入部の先端を位置決
    めする遠隔操作装置において、 上記挿入部の先端の上記二方向のうち一方向側にその先
    端が固定された第1のワイヤと、 上記挿入部の先端の上記二方向のうち他方向側にその先
    端が固定された第2のワイヤと、 上記挿入部の基端側に配置され所定の回転軸回りに正逆
    方向に回動自在に設けられた回転子と、 上記回転子に設けられ、上記回転子を正方向に回転させ
    たときに上記第1のワイヤの基端に係合し、上記第1の
    ワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第1の係合部
    と、 上記回転子に設けられ、上記回転子を逆方向に回転させ
    たときに上記第2のワイヤの基端に係合し、上記第2の
    ワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第2の係合部
    とを備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
  2. 【請求項2】被検体内部に挿入される挿入部を所定の四
    方向に湾曲させることにより、上記挿入部の先端を位置
    決めする遠隔操作装置において、 上記挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同一平面の2
    方向側にその先端が固定された第1及び第2のワイヤ
    と、 上記挿入部の先端の上記平面と所定角度ずれた同一平面
    の2方向側にその先端が固定された第3及び第4のワイ
    ヤと、 上記挿入部の基端側に配置され、所定の回転軸回りにそ
    れぞれ正逆方向に回動自在に設けられた第1及び第2の
    回転子と、 上記第1の回転子に設けられ、この第1の回転子を正方
    向に回転させたときに上記第1のワイヤの基端に係合
    し、上記第1のワイヤを上記第1の回転子の巻取可能に
    する第1の係合部と、 上記第1の回転子に設けられ、この第1の回転子を逆方
    向に回転させたときに上記第2のワイヤの基端に係合
    し、上記第2のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能に
    する第2の係合部と、 上記第2の回転子に設けられ、この第2の回転子を正方
    向に回転させたときに上記第3のワイヤの基端に係合
    し、上記第3のワイヤを上記第2の回転子に巻取可能に
    する第3の係合部と、 上記第2の回転子に設けられ、この第2の回転子を逆方
    向に回転させたときに上記第4のワイヤの基端に係合
    し、上記第4のワイヤを上記第2の回転子に巻取可能に
    する第4の係合部とを備えていることを特徴とする遠隔
    操作装置。
  3. 【請求項3】上記係合部は、上記回転子の外周面に設け
    られた凸部と、 この凸部に設けられ上記ワイヤが通過自在に形成された
    切欠部とを備え、 上記ワイヤの基端には上記切欠部に係止される係止体が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の遠隔操作装置。
  4. 【請求項4】上記係合部は、上記回転子に設けられた中
    空部と、 上記回転子の外部と上記中空部とを連通するとともに、
    上記ワイヤが通過自在に形成された連通孔とを備え、 上記ワイヤの基端は上記中空部内を移動自在に配置され
    るとともに、上記連通孔に係止される係止体が設けられ
    ていることを特徴とする請求項1又は2に記載の遠隔操
    作装置。
  5. 【請求項5】上記第1及び第2の係合部或いは上記第3
    及び第4の係合部は互いに上記第1及び第2の回転子の
    軸方向に所定距離を有して配置されていることを特徴と
    する請求項1乃至4のいずれかに記載の遠隔操作装置。
  6. 【請求項6】被検体内部に挿入される挿入部を所定の二
    方向に湾曲させることにより上記挿入部の先端を位置決
    めする遠隔操作装置において、 上記挿入部の先端の上記二方向のうち一方向側にその先
    端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された第1の
    ワイヤと、 上記挿入部の先端の上記二方向のうち他方向側にその先
    端が所定範囲内でスライド移動自在に配置された第2の
    ワイヤと、 上記挿入部の基端側に配置され所定の回転軸回りに正逆
    方向に回動自在に設けられ、かつ、正方向に回転したと
    きに上記第1のワイヤの基端側を巻き取るとともに、逆
    方向に回転したときに上記第2のワイヤの基端側を巻き
    取る回転子と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第1のワイヤが巻き取
    られたときにのみ上記第1のワイヤの先端と係合し、上
    記第1のワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第1
    の係合部と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第2のワイヤが巻き取
    られたときにのみ上記第2のワイヤの先端と係合し、上
    記第2のワイヤを上記回転子に巻き取り可能にする第2
    の係合部とを備えていることを特徴とする遠隔操作装
    置。
  7. 【請求項7】被検体内部に挿入される挿入部を所定の四
    方向に湾曲させることにより上記挿入部の先端を位置決
    めする遠隔操作装置において、 上記挿入部の先端の湾曲可能な方向の内の同一平面の2
    方向側にその先端が所定範囲内でスライド移動自在に配
    置された第1及び第2のワイヤと、 上記挿入部の先端の上記平面と所定角度ずれた同一平面
    の2方向側にその先端が所定範囲内でスライド移動自在
    に配置された第3及び第4のワイヤと、 上記挿入部の基端側に配置され所定の回転軸回りに正逆
    方向に回動自在に設けられ、かつ、正方向に回転したと
    きに上記第1のワイヤの基端側を巻き取るとともに、逆
    方向に回転したときに上記第2のワイヤの基端側を巻き
    取る第1の回転子と、 上記挿入部の基端側に配置され上記第1の回転子の回転
    軸と所定角度ずれた回転軸回りに正逆方向に回動自在に
    設けられ、かつ、正方向に回転したときに上記第3のワ
    イヤの基端側を巻き取るとともに、逆方向に回転したと
    きに上記第4のワイヤの基端側を巻き取る第2の回転子
    と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第1のワイヤが巻き取
    られたときに上記第1のワイヤの先端と係合し、上記第
    1のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能にする第1の
    係合部と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第2のワイヤが巻き取
    られたときに上記第2のワイヤの先端と係合し、上記第
    2のワイヤを上記第1の回転子に巻取可能にする第2の
    係合部と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第3のワイヤが巻き取
    られたときに上記第3のワイヤの先端と係合し、上記第
    3のワイヤを上記第2の回転子に巻取可能にする第3の
    係合部と、 上記挿入部の先端に設けられ上記第4のワイヤが巻き取
    られたときに上記第4のワイヤの先端と係合し、上記第
    4のワイヤを上記第2の回転子に巻取可能にする第4の
    係合部とを備えていることを特徴とする遠隔操作装置。
  8. 【請求項8】上記係合部は、中空体と、 この中空体の上記挿入部の基端側に設けられ上記中空体
    内部と外部とを連通するとともに、上記ワイヤが通過自
    在に形成された連通孔とを備え、 上記ワイヤの先端は上記中空体内部を移動自在に配置さ
    れるとともに、上記連通孔に係止される係止体が設けら
    れていることを特徴とする請求項6又は7に記載の遠隔
    操作装置。
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