JPH0972365A - 防振ゴムブッシュ及びその製造方法 - Google Patents
防振ゴムブッシュ及びその製造方法Info
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- JPH0972365A JPH0972365A JP24842295A JP24842295A JPH0972365A JP H0972365 A JPH0972365 A JP H0972365A JP 24842295 A JP24842295 A JP 24842295A JP 24842295 A JP24842295 A JP 24842295A JP H0972365 A JPH0972365 A JP H0972365A
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Landscapes
- Springs (AREA)
- Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【解決課題】筒状のゴム弾性体の内部に中間スリーブを
埋設した形態の防振ゴムブッシュを製造するに際して、
中間スリーブに対する接着処理を不要として接着に要す
る工程を省略し、加硫成形後において絞り,圧入等の処
理を施したときに中間スリーブの内側のゴム弾性体部分
に対しても十分に予備圧縮を加えられるようにする。 【解決手段】内筒金具12と外筒金具14との間に筒状
のゴム弾性体16を配して内筒金具12,外筒金具14
に固着するとともに、ゴム弾性体16の肉厚方向中間部
にPPE樹脂から成る中間スリーブ18を同心状に埋設
固着する。その防振ゴムブッシュ10を製造するに際し
て、加硫成形後に絞り,圧入等を加えたとき中間スリー
ブ18の縮径方向の弾性変形に基づいて内側ゴム弾性体
部分16Bに対し全体的に且つ均等に予備圧縮を加え
る。
埋設した形態の防振ゴムブッシュを製造するに際して、
中間スリーブに対する接着処理を不要として接着に要す
る工程を省略し、加硫成形後において絞り,圧入等の処
理を施したときに中間スリーブの内側のゴム弾性体部分
に対しても十分に予備圧縮を加えられるようにする。 【解決手段】内筒金具12と外筒金具14との間に筒状
のゴム弾性体16を配して内筒金具12,外筒金具14
に固着するとともに、ゴム弾性体16の肉厚方向中間部
にPPE樹脂から成る中間スリーブ18を同心状に埋設
固着する。その防振ゴムブッシュ10を製造するに際し
て、加硫成形後に絞り,圧入等を加えたとき中間スリー
ブ18の縮径方向の弾性変形に基づいて内側ゴム弾性体
部分16Bに対し全体的に且つ均等に予備圧縮を加え
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は防振ゴムブッシュ
及びその製造方法に関する。
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
内筒金具の外側に筒状のゴム弾性体を固着した形態の防
振ゴムブッシュが、自動車のサスペンション装置等にお
ける防振部材として広く用いられている。この種形態の
防振ゴムブッシュにおいて、ゴム弾性体の肉厚方向中間
部位に中間スリーブ(インターリング)を同心状に埋設
し、その補強効果によって防振ゴムブッシュの軸方向,
軸直角方向のばね定数比を大きく設定するといったこと
が行われている。
内筒金具の外側に筒状のゴム弾性体を固着した形態の防
振ゴムブッシュが、自動車のサスペンション装置等にお
ける防振部材として広く用いられている。この種形態の
防振ゴムブッシュにおいて、ゴム弾性体の肉厚方向中間
部位に中間スリーブ(インターリング)を同心状に埋設
し、その補強効果によって防振ゴムブッシュの軸方向,
軸直角方向のばね定数比を大きく設定するといったこと
が行われている。
【0003】従来、この中間スリーブとしては金属製の
ものが用いられており、そしてその中間スリーブには、
内筒金具を成形型のキャビティにセットしてキャビティ
内にゴム材料を注入し、これを加硫成形して防振ゴムブ
ッシュを製造する際、中間スリーブの外側にもまた内側
にも十分にゴム材料が回り込んで流動できるようにスリ
ットが設けられるのが通例である。
ものが用いられており、そしてその中間スリーブには、
内筒金具を成形型のキャビティにセットしてキャビティ
内にゴム材料を注入し、これを加硫成形して防振ゴムブ
ッシュを製造する際、中間スリーブの外側にもまた内側
にも十分にゴム材料が回り込んで流動できるようにスリ
ットが設けられるのが通例である。
【0004】ところでこのように中間スリーブとして金
属製のものを用いる場合、中間スリーブとゴム弾性体と
の加硫接着のために予め中間スリーブに対して接着処理
を施しておくことが必要である。
属製のものを用いる場合、中間スリーブとゴム弾性体と
の加硫接着のために予め中間スリーブに対して接着処理
を施しておくことが必要である。
【0005】しかしながらこの接着処理に際しては、ブ
ラスト処理及び化成皮膜処理等の表面処理後下塗り接着
剤及び上塗り接着剤の二種類の接着剤を塗布処理しなけ
ればならず、加えて接着剤を塗布した後の乾燥処理も必
要であることから、防振ゴムブッシュの製造工程数が多
くなり、製造コスト増大の要因となっていた。また、接
着剤によって中間スリーブとゴム弾性体とを固着する場
合接着の信頼性の問題が残るし、また接着剤の塗り残し
があったりすると耐久性に悪影響が及ぶ問題がある。
ラスト処理及び化成皮膜処理等の表面処理後下塗り接着
剤及び上塗り接着剤の二種類の接着剤を塗布処理しなけ
ればならず、加えて接着剤を塗布した後の乾燥処理も必
要であることから、防振ゴムブッシュの製造工程数が多
くなり、製造コスト増大の要因となっていた。また、接
着剤によって中間スリーブとゴム弾性体とを固着する場
合接着の信頼性の問題が残るし、また接着剤の塗り残し
があったりすると耐久性に悪影響が及ぶ問題がある。
【0006】防振ゴムブッシュにおいては、加硫成形後
において耐久性向上の目的のために絞り,圧入等の処
理、即ち外周面側から縮径方向に加圧変形力を加えてゴ
ム弾性体に予備圧縮を加えることが一般に行われる。そ
の際、上記中間スリーブに設けたスリットは圧縮力を伝
達する部分として作用する。
において耐久性向上の目的のために絞り,圧入等の処
理、即ち外周面側から縮径方向に加圧変形力を加えてゴ
ム弾性体に予備圧縮を加えることが一般に行われる。そ
の際、上記中間スリーブに設けたスリットは圧縮力を伝
達する部分として作用する。
【0007】即ち、中間スリーブの外側のゴム弾性体部
分に生じた圧縮力がスリットを通じて内側のゴム弾性体
部分に伝達され、これにより中間スリーブの外側のゴム
弾性体部分のみならず内側のゴム弾性体部分にも予備圧
縮が加えられる。
分に生じた圧縮力がスリットを通じて内側のゴム弾性体
部分に伝達され、これにより中間スリーブの外側のゴム
弾性体部分のみならず内側のゴム弾性体部分にも予備圧
縮が加えられる。
【0008】しかしながら、この場合スリット近傍部分
においてゴム弾性体に大きな歪が発生し、防振ゴムブッ
シュの使用時に繰返し力が加わると、この部分から亀裂
が発生・進行しやすいといった問題があるとともに、金
属パイプにスリット加工を施すことは加工工数がかか
り、コスト上の問題がある。
においてゴム弾性体に大きな歪が発生し、防振ゴムブッ
シュの使用時に繰返し力が加わると、この部分から亀裂
が発生・進行しやすいといった問題があるとともに、金
属パイプにスリット加工を施すことは加工工数がかか
り、コスト上の問題がある。
【0009】一方、このような防振ゴムブッシュにおけ
る中間スリーブとしてポリアミド樹脂から成るものを用
いることも提案されている。このポリアミド製の中間ス
リーブは、ゴム弾性体との接着性が他の樹脂材から成る
ものに比べて良好であるが、一方においてかかるポリア
ミド製の中間スリーブの場合、防振ゴムブッシュの加硫
成形時、具体的にはゴム弾性体の加硫成形時の熱及び圧
力で変形を起こしてしまうといった困難な問題がある。
る中間スリーブとしてポリアミド樹脂から成るものを用
いることも提案されている。このポリアミド製の中間ス
リーブは、ゴム弾性体との接着性が他の樹脂材から成る
ものに比べて良好であるが、一方においてかかるポリア
ミド製の中間スリーブの場合、防振ゴムブッシュの加硫
成形時、具体的にはゴム弾性体の加硫成形時の熱及び圧
力で変形を起こしてしまうといった困難な問題がある。
【0010】防振ゴムブッシュの加硫成形温度は例えば
140〜160℃と高温であり、しかも加硫成形時には
ゴム材料の注入による大きな圧力が中間スリーブに対し
て作用するために、これら成形時の熱及び圧力によって
中間スリーブが変形を起こしてしまうのである。而して
中間スリーブが変形を起こしてしまうと、中間スリーブ
本来の機能が発揮されず、防振ゴムブッシュにおけるば
ね特性,耐久性が設計通りに得られない問題を生ずる。
140〜160℃と高温であり、しかも加硫成形時には
ゴム材料の注入による大きな圧力が中間スリーブに対し
て作用するために、これら成形時の熱及び圧力によって
中間スリーブが変形を起こしてしまうのである。而して
中間スリーブが変形を起こしてしまうと、中間スリーブ
本来の機能が発揮されず、防振ゴムブッシュにおけるば
ね特性,耐久性が設計通りに得られない問題を生ずる。
【0011】その対策として、(イ)中間スリーブを厚
肉化し或いはリブ形成することによって剛性を高める方
法、(ロ)加硫成形条件を変更する方法(低温加硫且つ
長時間化)、或いは(ハ)加硫成形時において中間スリ
ーブに作用する圧力を弱めるべくゴム材料の注入ゲート
を成形型に追加する方法等が考えられるが、(イ)の方
法の場合には寸法上の制約が多く、また十分な剛性を中
間スリーブに付与することが困難である問題があり、ま
た(ロ)の方法の場合、加硫成形時間が長時間化し、更
に(ハ)の方法の場合には型設計上ゲートの追加が困難
であったりゲート部分におけるバリ取りの問題があり、
何れも防振ゴムブッシュの量産性を阻害するのみなら
ず、それらの対策を施しても尚十分に中間スリーブの変
形を防止できないといった問題がある。
肉化し或いはリブ形成することによって剛性を高める方
法、(ロ)加硫成形条件を変更する方法(低温加硫且つ
長時間化)、或いは(ハ)加硫成形時において中間スリ
ーブに作用する圧力を弱めるべくゴム材料の注入ゲート
を成形型に追加する方法等が考えられるが、(イ)の方
法の場合には寸法上の制約が多く、また十分な剛性を中
間スリーブに付与することが困難である問題があり、ま
た(ロ)の方法の場合、加硫成形時間が長時間化し、更
に(ハ)の方法の場合には型設計上ゲートの追加が困難
であったりゲート部分におけるバリ取りの問題があり、
何れも防振ゴムブッシュの量産性を阻害するのみなら
ず、それらの対策を施しても尚十分に中間スリーブの変
形を防止できないといった問題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願の発明はこのような
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1は防振ゴムブッシュに係るもので、剛性内筒部材の
外周面に筒状のゴム弾性体を固着するとともに、該ゴム
弾性体の肉厚方向中間部位においてPPE樹脂から成る
中間スリーブを該ゴム弾性体内部に埋設固着したことを
特徴とする(請求項1)。
課題を解決するためになされたものである。而して請求
項1は防振ゴムブッシュに係るもので、剛性内筒部材の
外周面に筒状のゴム弾性体を固着するとともに、該ゴム
弾性体の肉厚方向中間部位においてPPE樹脂から成る
中間スリーブを該ゴム弾性体内部に埋設固着したことを
特徴とする(請求項1)。
【0013】また請求項2の防振ゴムブッシュは、請求
項1において、前記PPE樹脂から成る中間スリーブが
補強ガラス繊維をPPEベースポリマーを基準として5
〜25重量%の範囲で含有していることを特徴とする
(請求項2)。
項1において、前記PPE樹脂から成る中間スリーブが
補強ガラス繊維をPPEベースポリマーを基準として5
〜25重量%の範囲で含有していることを特徴とする
(請求項2)。
【0014】請求項3は防振ゴムブッシュの製造方法に
係るもので、前記剛性内筒部材及び中間スリーブを成形
型のキャビティにセットした状態でゴム材料を該キャビ
ティに注入して前記ゴム弾性体を加硫成形すると同時に
前記剛性内筒部材及び中間スリーブと一体化し、しかる
後成形品に対して圧入,絞り加工等外周面側から縮径方
向に加圧変形力を加える処理を施して中間スリーブの外
周側と内周側の該ゴム弾性体を予備圧縮状態とすること
を特徴とする(請求項3)。
係るもので、前記剛性内筒部材及び中間スリーブを成形
型のキャビティにセットした状態でゴム材料を該キャビ
ティに注入して前記ゴム弾性体を加硫成形すると同時に
前記剛性内筒部材及び中間スリーブと一体化し、しかる
後成形品に対して圧入,絞り加工等外周面側から縮径方
向に加圧変形力を加える処理を施して中間スリーブの外
周側と内周側の該ゴム弾性体を予備圧縮状態とすること
を特徴とする(請求項3)。
【0015】
【作用及び発明の効果】上記のように、本発明は防振ゴ
ムブッシュにおけるスリーブをPPE樹脂にて構成した
ことを特徴とするものである。ここでPPE樹脂は、ポ
リフェニレンエーテルを主成分とし、ポリアルケニレ
ン,スチレン重合物等を配合した熱可塑性樹脂組成物で
ある。このPPE樹脂は、事前に接着処理を施さなくて
も防振ゴムブッシュ、具体的にはゴム弾性体、特にSB
Rを含有するゴム弾性体の加硫成形時にゴム弾性体との
一体接着が可能である特長を有しており(ポリマーの熱
相溶性に基づく)、従って本発明によれば、従来必要と
されていた中間スリーブに対する接着処理を不要となし
得て、接着処理に要していた工程を省略することがで
き、防振ゴムブッシュの生産性を大幅に高め得、コスト
も低減することができる。
ムブッシュにおけるスリーブをPPE樹脂にて構成した
ことを特徴とするものである。ここでPPE樹脂は、ポ
リフェニレンエーテルを主成分とし、ポリアルケニレ
ン,スチレン重合物等を配合した熱可塑性樹脂組成物で
ある。このPPE樹脂は、事前に接着処理を施さなくて
も防振ゴムブッシュ、具体的にはゴム弾性体、特にSB
Rを含有するゴム弾性体の加硫成形時にゴム弾性体との
一体接着が可能である特長を有しており(ポリマーの熱
相溶性に基づく)、従って本発明によれば、従来必要と
されていた中間スリーブに対する接着処理を不要となし
得て、接着処理に要していた工程を省略することがで
き、防振ゴムブッシュの生産性を大幅に高め得、コスト
も低減することができる。
【0016】このPPE樹脂はまた高温での変形抵抗が
大きく、且つ常温において弾性変形能に優れている特長
を有している。即ち本発明によれば、防振ゴムブッシュ
の加硫成形時において中間スリーブが熱により或いはゴ
ム材料の注入圧力により変形するのを防止でき、従って
中間スリーブに本来の機能を十全に発揮させ得て、防振
ゴムブッシュに設計通りのばね特性,耐久性を付与する
ことが可能であるとともに、常温において防振ゴムブッ
シュに絞り,圧入等の処理を施したとき、中間スリーブ
の縮径弾性変形に基づいて中間スリーブの内側のゴム弾
性体部分に対しても十分に且つ全体に亘って均一に予備
圧縮を与えることが可能となるといった優れた効果が得
られる。
大きく、且つ常温において弾性変形能に優れている特長
を有している。即ち本発明によれば、防振ゴムブッシュ
の加硫成形時において中間スリーブが熱により或いはゴ
ム材料の注入圧力により変形するのを防止でき、従って
中間スリーブに本来の機能を十全に発揮させ得て、防振
ゴムブッシュに設計通りのばね特性,耐久性を付与する
ことが可能であるとともに、常温において防振ゴムブッ
シュに絞り,圧入等の処理を施したとき、中間スリーブ
の縮径弾性変形に基づいて中間スリーブの内側のゴム弾
性体部分に対しても十分に且つ全体に亘って均一に予備
圧縮を与えることが可能となるといった優れた効果が得
られる。
【0017】本発明においては、PPE樹脂に対して補
強ガラス繊維を含有させることが望ましい(請求項
2)。この場合において、補強ガラス繊維を5%以上含
有させることによりPPE樹脂の熱変形抵抗を効果的に
高めることができる。一方において25%を超えて含有
させると、熱変形抵抗は増大するものの接着性が望まし
くないレベルまで低下してしまう。
強ガラス繊維を含有させることが望ましい(請求項
2)。この場合において、補強ガラス繊維を5%以上含
有させることによりPPE樹脂の熱変形抵抗を効果的に
高めることができる。一方において25%を超えて含有
させると、熱変形抵抗は増大するものの接着性が望まし
くないレベルまで低下してしまう。
【0018】請求項3の製造方法は、防振ゴムブッシュ
の加硫成形後において、これに縮径方向の加圧変形力を
加えてゴム弾性体に予備圧縮を与えるもので、本製造方
法によれば、PPE樹脂から成る中間スリーブの大きな
弾性変形能を利用して、中間スリーブの内側のゴム弾性
体部分に対しても十分に且つ全体に亘って均等に予備圧
縮を与えることができ、防振ゴムブッシュの耐久性能を
効果的に高めることができる。
の加硫成形後において、これに縮径方向の加圧変形力を
加えてゴム弾性体に予備圧縮を与えるもので、本製造方
法によれば、PPE樹脂から成る中間スリーブの大きな
弾性変形能を利用して、中間スリーブの内側のゴム弾性
体部分に対しても十分に且つ全体に亘って均等に予備圧
縮を与えることができ、防振ゴムブッシュの耐久性能を
効果的に高めることができる。
【0019】
【実施例】次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく
説明する。図1において、10は本例の防振ゴムブッシ
ュであって、剛性内筒部材としての円筒形状の内筒金具
12と、剛性外筒部材としての円筒形状の外筒金具14
と、それらの間に介設され且つ内筒金具12,外筒金具
14のそれぞれに加硫接着された円筒形状のゴム弾性体
16とを有している。尚、ゴム弾性体16の材質はNR
/SBR系である。
説明する。図1において、10は本例の防振ゴムブッシ
ュであって、剛性内筒部材としての円筒形状の内筒金具
12と、剛性外筒部材としての円筒形状の外筒金具14
と、それらの間に介設され且つ内筒金具12,外筒金具
14のそれぞれに加硫接着された円筒形状のゴム弾性体
16とを有している。尚、ゴム弾性体16の材質はNR
/SBR系である。
【0020】ゴム弾性体16の内部には、その肉厚方向
中間位置においてPPE樹脂から成る中間スリーブ18
が同心状に埋設されており、この中間スリーブ18によ
ってゴム弾性体16が外側ゴム弾性体部分16Aと内側
ゴム弾性体部分16Bとに分かれている。
中間位置においてPPE樹脂から成る中間スリーブ18
が同心状に埋設されており、この中間スリーブ18によ
ってゴム弾性体16が外側ゴム弾性体部分16Aと内側
ゴム弾性体部分16Bとに分かれている。
【0021】但し中間スリーブ18には、図2に詳しく
示しているようにほぼ全面に亘って小径の貫通孔20が
均等に分散形成されており、この貫通孔20を通じて中
間スリーブ18の外側ゴム弾性体部分16Aと内側ゴム
弾性体部分16Bとが互につながった状態となってい
る。
示しているようにほぼ全面に亘って小径の貫通孔20が
均等に分散形成されており、この貫通孔20を通じて中
間スリーブ18の外側ゴム弾性体部分16Aと内側ゴム
弾性体部分16Bとが互につながった状態となってい
る。
【0022】ここで中間スリーブ18は、接着剤によら
ないでゴム弾性体16に対して接着固定されている。こ
れら中間スリーブ18とゴム弾性体16との接着は界面
におけるポリマーの熱相溶性に基づく。
ないでゴム弾性体16に対して接着固定されている。こ
れら中間スリーブ18とゴム弾性体16との接着は界面
におけるポリマーの熱相溶性に基づく。
【0023】この防振ゴムブッシュ10は、例えば次の
ようにして製造することができる。即ち、内筒金具1
2,外筒金具14及び中間スリーブ18を加熱状態の成
形金型のキャビティにセットし、その状態でゴム材料を
射出成形により成形金型のキャビティ内に注入し、加硫
成形する。
ようにして製造することができる。即ち、内筒金具1
2,外筒金具14及び中間スリーブ18を加熱状態の成
形金型のキャビティにセットし、その状態でゴム材料を
射出成形により成形金型のキャビティ内に注入し、加硫
成形する。
【0024】その際のゴム材料の射出及び加硫成形温度
は140〜160℃程度の高温であり、PPE樹脂から
成る中間スリーブ18とゴム弾性体16とはその加硫成
形時に同時に接着一体化される。
は140〜160℃程度の高温であり、PPE樹脂から
成る中間スリーブ18とゴム弾性体16とはその加硫成
形時に同時に接着一体化される。
【0025】またゴム材料の射出,加硫成形時におい
て、キャビティ内部に注入されたゴム材料は中間スリー
ブ18の貫通孔20を通じてその外側から内側にも十分
に回り込んで流動し、これによって外側ゴム弾性体部分
16Aと内側ゴム弾性体部分16Bとが貫通孔20部分
でつながった状態となるとともに、貫通孔20を通じて
のゴム材料の流れによって、中間スリーブ18に対する
ゴム材料注入時の圧力の作用が軽減し、中間スリーブ1
8の変形が抑制される。
て、キャビティ内部に注入されたゴム材料は中間スリー
ブ18の貫通孔20を通じてその外側から内側にも十分
に回り込んで流動し、これによって外側ゴム弾性体部分
16Aと内側ゴム弾性体部分16Bとが貫通孔20部分
でつながった状態となるとともに、貫通孔20を通じて
のゴム材料の流れによって、中間スリーブ18に対する
ゴム材料注入時の圧力の作用が軽減し、中間スリーブ1
8の変形が抑制される。
【0026】本例において、中間スリーブ18には補強
ガラス繊維がベースポリマーを基準として20重量%含
有されており、この結果、中間スリーブ18における熱
変形抵抗が高められている。但し補強ガラス繊維の含有
量は多過ぎるとゴム弾性体16との接着性が阻害され、
逆に少な過ぎると中間スリーブ18の熱変形抵抗の向上
の程度が少なくなることから、一定の量範囲で含有させ
ることが望ましい。
ガラス繊維がベースポリマーを基準として20重量%含
有されており、この結果、中間スリーブ18における熱
変形抵抗が高められている。但し補強ガラス繊維の含有
量は多過ぎるとゴム弾性体16との接着性が阻害され、
逆に少な過ぎると中間スリーブ18の熱変形抵抗の向上
の程度が少なくなることから、一定の量範囲で含有させ
ることが望ましい。
【0027】図3は、補強ガラス繊維(GF)の含有量
と熱変形抵抗性,接着性との関係を示している。図示の
ように熱変形抵抗性と接着性とは相反する関係に立って
おり、補強ガラス繊維の含有量が増大すれば熱変形抵抗
は増大するが一方で接着性は低下する。これは中間スリ
ーブ18とゴム弾性体16との接着が加熱下でのポリマ
ーの相溶性によることに基づく。
と熱変形抵抗性,接着性との関係を示している。図示の
ように熱変形抵抗性と接着性とは相反する関係に立って
おり、補強ガラス繊維の含有量が増大すれば熱変形抵抗
は増大するが一方で接着性は低下する。これは中間スリ
ーブ18とゴム弾性体16との接着が加熱下でのポリマ
ーの相溶性によることに基づく。
【0028】本発明の防振ゴムブッシュにおける中間ス
リーブ18に含有させる補強ガラス繊維の含有量として
は、熱変形温度が10℃以上高くなる5%から、接着力
が補強ガラス繊維を含有しない場合の約半分となる25
%までの範囲とするのが良好である。
リーブ18に含有させる補強ガラス繊維の含有量として
は、熱変形温度が10℃以上高くなる5%から、接着力
が補強ガラス繊維を含有しない場合の約半分となる25
%までの範囲とするのが良好である。
【0029】本例の防振ゴムブッシュ10は、上記に従
って加硫成形された後に絞り,圧入等の処理、即ち外周
面から縮径方向に加圧変形力を加える処理が施され、以
てゴム弾性体16に予備圧縮が付加された状態で使用さ
れる。これにより防振ゴムブッシュ10に対して良好な
耐久性能が付与される。
って加硫成形された後に絞り,圧入等の処理、即ち外周
面から縮径方向に加圧変形力を加える処理が施され、以
てゴム弾性体16に予備圧縮が付加された状態で使用さ
れる。これにより防振ゴムブッシュ10に対して良好な
耐久性能が付与される。
【0030】その絞り,圧入等の処理に際して、本例の
防振ゴムブッシュ10の場合、PPE樹脂から成る中間
スリーブ18が優れた弾性変形能を有しているため、外
側ゴム弾性体部分16Aのみならず内側ゴム弾性体部分
16Bに対しても十分に予備圧縮が加えられる特長を有
する。
防振ゴムブッシュ10の場合、PPE樹脂から成る中間
スリーブ18が優れた弾性変形能を有しているため、外
側ゴム弾性体部分16Aのみならず内側ゴム弾性体部分
16Bに対しても十分に予備圧縮が加えられる特長を有
する。
【0031】即ち、本例の防振ゴムブッシュ10におい
ては、加硫成形時には中間スリーブ18が良好な熱変形
抵抗を示して中間スリーブ18の熱,圧力による変形が
防止される一方、常温での絞り,圧入等の処理の際には
中間スリーブ18が良好に弾性変形してゴム弾性体16
に対し均等に予備圧縮を与えるべく作用する。
ては、加硫成形時には中間スリーブ18が良好な熱変形
抵抗を示して中間スリーブ18の熱,圧力による変形が
防止される一方、常温での絞り,圧入等の処理の際には
中間スリーブ18が良好に弾性変形してゴム弾性体16
に対し均等に予備圧縮を与えるべく作用する。
【0032】図4は本例の防振ゴムブッシュ10におけ
るこのような優れた特長を、中間スリーブとしてポリア
ミドから成るものを用いた場合との比較において示した
ものである。図4に示しているようにPPE樹脂から成
る中間スリーブ18は、ポリアミド(PA)樹脂から成
る中間スリーブに対して加硫成形時の高温状態下では曲
げ弾性率、つまり熱変形抵抗性が高く、一方において製
品の使用温度である60℃以下の温度では曲げ弾性率が
小さく、弾性変形能に優れていることが分かる。本例の
防振ゴムブッシュ10は、PPE樹脂から成る中間スリ
ーブのこのような特長を巧みに利用したものである。
るこのような優れた特長を、中間スリーブとしてポリア
ミドから成るものを用いた場合との比較において示した
ものである。図4に示しているようにPPE樹脂から成
る中間スリーブ18は、ポリアミド(PA)樹脂から成
る中間スリーブに対して加硫成形時の高温状態下では曲
げ弾性率、つまり熱変形抵抗性が高く、一方において製
品の使用温度である60℃以下の温度では曲げ弾性率が
小さく、弾性変形能に優れていることが分かる。本例の
防振ゴムブッシュ10は、PPE樹脂から成る中間スリ
ーブのこのような特長を巧みに利用したものである。
【0033】図6は、図5に示す方法に従って常温(2
3℃)において中間スリーブ18単体を軸直角方向に圧
縮試験したときの結果を、PA樹脂(ポリアミド樹脂)
から成る中間スリーブとの比較において示したものであ
る(但しこの試験は貫通孔20の形成されていない中間
スリーブ18に対して行った)。ここでPPE樹脂から
成る中間スリーブは補強ガラス繊維を20%含有させた
もの,PA樹脂から成る中間スリーブは補強ガラス繊維
を30%含有させたものを用いた。
3℃)において中間スリーブ18単体を軸直角方向に圧
縮試験したときの結果を、PA樹脂(ポリアミド樹脂)
から成る中間スリーブとの比較において示したものであ
る(但しこの試験は貫通孔20の形成されていない中間
スリーブ18に対して行った)。ここでPPE樹脂から
成る中間スリーブは補強ガラス繊維を20%含有させた
もの,PA樹脂から成る中間スリーブは補強ガラス繊維
を30%含有させたものを用いた。
【0034】この結果から、PPE樹脂から成る中間ス
リーブ18の場合、PA樹脂から成る中間スリーブに対
して常温では約20%程度弾性変形能が高く、従って内
側ゴム弾性体部分16Bに対して大きな予備圧縮を与え
得ることが分かる。
リーブ18の場合、PA樹脂から成る中間スリーブに対
して常温では約20%程度弾性変形能が高く、従って内
側ゴム弾性体部分16Bに対して大きな予備圧縮を与え
得ることが分かる。
【0035】上記のように、本例によれば防振ゴムブッ
シュ10製造に際して従来必要とされていた中間スリー
ブ18に対する接着処理を不要となし得て、接着処理に
要していた工程を省略することができ、防振ゴムブッシ
ュ10の生産性を大幅に高めることができ、コストも低
減することができる。
シュ10製造に際して従来必要とされていた中間スリー
ブ18に対する接着処理を不要となし得て、接着処理に
要していた工程を省略することができ、防振ゴムブッシ
ュ10の生産性を大幅に高めることができ、コストも低
減することができる。
【0036】また加硫成形後において絞り或いは圧入処
理するに際し、中間スリーブ18の弾性変形能に基づい
て内側ゴム弾性体部分16Bに対しても十分に且つ全体
に均等に予備圧縮を与えることができ、以て防振ゴムブ
ッシュ10の耐久性能を効果的に高めることができる。
理するに際し、中間スリーブ18の弾性変形能に基づい
て内側ゴム弾性体部分16Bに対しても十分に且つ全体
に均等に予備圧縮を与えることができ、以て防振ゴムブ
ッシュ10の耐久性能を効果的に高めることができる。
【0037】尚、上例では中間スリーブ18に対して円
形の貫通孔20を形成するようにしているが、図7
(A)に示しているように中間スリーブ18に対して円
周方向に延びる形態の貫通孔22を形成したり、或いは
(B)に示しているように縦方向に延びる貫通孔24を
形成し、更にはまた(C)に示しているように斜めに延
びる形態の貫通孔26を形成することも可能であるし、
また本発明は外筒金具14を有しない防振ゴムブッシュ
に対して適用することも可能であるし、またその外筒金
具14が軸直角方向に二分割された二つ割タイプの防振
ゴムブッシュに対しても適用可能であるなど、本発明は
その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形
態で構成可能である。
形の貫通孔20を形成するようにしているが、図7
(A)に示しているように中間スリーブ18に対して円
周方向に延びる形態の貫通孔22を形成したり、或いは
(B)に示しているように縦方向に延びる貫通孔24を
形成し、更にはまた(C)に示しているように斜めに延
びる形態の貫通孔26を形成することも可能であるし、
また本発明は外筒金具14を有しない防振ゴムブッシュ
に対して適用することも可能であるし、またその外筒金
具14が軸直角方向に二分割された二つ割タイプの防振
ゴムブッシュに対しても適用可能であるなど、本発明は
その主旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形
態で構成可能である。
【図1】本発明の一実施例である防振ゴムブッシュの縦
断面及び横断面形状を示す図である。
断面及び横断面形状を示す図である。
【図2】図1における防振ゴムブッシュの中間スリーブ
の形状を示す斜視図である。
の形状を示す斜視図である。
【図3】図2の中間スリーブにおける補強ガラス繊維の
含有率と熱変形抵抗性,接着性との関係を示す図であ
る。
含有率と熱変形抵抗性,接着性との関係を示す図であ
る。
【図4】図2の中間スリーブにおける温度と曲げ弾性率
との関係をポリアミド樹脂から成る中間スリーブとの比
較において示す図である。
との関係をポリアミド樹脂から成る中間スリーブとの比
較において示す図である。
【図5】図2の中間スリーブに対する圧縮試験方法を示
す説明図である。
す説明図である。
【図6】図5の方法にて試験を行った結果を示す図であ
る。
る。
【図7】図2の中間スリーブの他の形態例を示す図であ
る。
る。
10 防振ゴムブッシュ 12 内筒金具 14 外筒金具 16 ゴム弾性体 16A 外側ゴム弾性体部分 16B 内側ゴム弾性体部分 18 中間スリーブ 20,22,24,26 貫通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // C08K 7/14 C08K 7/14 C08L 71/12 LQN C08L 71/12 LQN B29K 21:00 105:24 B29L 31:30
Claims (3)
- 【請求項1】 剛性内筒部材の外周面に筒状のゴム弾性
体を固着するとともに、該ゴム弾性体の肉厚方向中間部
位においてPPE樹脂から成る中間スリーブを該ゴム弾
性体内部に埋設固着したことを特徴とする防振ゴムブッ
シュ。 - 【請求項2】 請求項1において、前記PPE樹脂から
成る中間スリーブが補強ガラス繊維をPPEベースポリ
マーを基準として5〜25重量%の範囲で含有している
ことを特徴とする防振ゴムブッシュ。 - 【請求項3】 請求項1又は2の防振ゴムブッシュの製
造方法であって、前記剛性内筒部材及び中間スリーブを
成形型のキャビティにセットした状態でゴム材料を該キ
ャビティに注入して前記ゴム弾性体を加硫成形すると同
時に前記剛性内筒部材及び中間スリーブと一体化し、し
かる後成形品に対して圧入,絞り加工等外周面側から縮
径方向に加圧変形力を加える処理を施して中間スリーブ
の外周側と内周側の該ゴム弾性体を予備圧縮状態とする
ことを特徴とする防振ゴムブッシュの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24842295A JPH0972365A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 防振ゴムブッシュ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24842295A JPH0972365A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 防振ゴムブッシュ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0972365A true JPH0972365A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17177896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24842295A Pending JPH0972365A (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 防振ゴムブッシュ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0972365A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002029275A1 (de) * | 2000-10-05 | 2002-04-11 | ZF Lemförder Metallwaren AG | Gummilager mit versteifungselement |
WO2004083674A1 (ja) * | 2003-03-18 | 2004-09-30 | Bridgestone Corporation | 防振装置及びその製造方法 |
DE10241246B4 (de) * | 2002-09-06 | 2005-02-10 | ZF Lemförder Metallwaren AG | Elastisches Gummilager |
JP2006509976A (ja) * | 2002-12-16 | 2006-03-23 | ツェットエフ レムフェルダー メタルヴァーレン アクチエンゲゼルシャフト | 商用車用の弾性的なシャーシ支承体 |
JP2008240820A (ja) * | 2007-03-26 | 2008-10-09 | Tokai Rubber Ind Ltd | 防振ブッシュ及びその製造方法 |
US7635116B2 (en) | 2005-01-12 | 2009-12-22 | Hutchinson | Method of manufacturing an anti-vibration device, and an anti-vibration device obtainable by the method |
WO2011093430A1 (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-04 | 東海ゴム工業株式会社 | 車両用スタビライザブッシュ |
WO2012102334A1 (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-02 | 住友化学株式会社 | 筒状成形体用樹脂組成物及び筒状成形体 |
US8424891B2 (en) | 2011-05-23 | 2013-04-23 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Stabilizer bushing for vehicle and method of producing the same |
EP3069041A1 (de) * | 2013-11-15 | 2016-09-21 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Funktionelles bauteil, insbesondere für ein kraftfahrzeug, verfahren zur herstellung eines funktionellen bauteils und kraftfahrzeug, das ein funktionelles bauteil umfasst |
CN109454780A (zh) * | 2018-11-01 | 2019-03-12 | 宁国华祥汽车零部件有限公司 | 一种铸件骨架衬套的封胶结构设计 |
KR20190069703A (ko) * | 2017-12-12 | 2019-06-20 | 현대자동차주식회사 | 플라스틱 부시 및 그 제조장치 |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP24842295A patent/JPH0972365A/ja active Pending
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