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JPH0971288A - 駆動補助手段を具えた人力装置及び制御方法 - Google Patents

駆動補助手段を具えた人力装置及び制御方法

Info

Publication number
JPH0971288A
JPH0971288A JP7228935A JP22893595A JPH0971288A JP H0971288 A JPH0971288 A JP H0971288A JP 7228935 A JP7228935 A JP 7228935A JP 22893595 A JP22893595 A JP 22893595A JP H0971288 A JPH0971288 A JP H0971288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
torque
drive
drive shaft
human
ref
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7228935A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Kawakami
日出生 河上
Daizo Takaoka
大造 高岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP7228935A priority Critical patent/JPH0971288A/ja
Publication of JPH0971288A publication Critical patent/JPH0971288A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者が人力Fを人力装置に加えたときに、
人力装置が人力Fに比例した一定のトルクTrefで駆動
するよう制御することであって、人力によるトルクの不
足分を駆動補助手段によって補ない、使用者が人力装置
に加えねばならない負荷変動をなくし、操作性及び乗り
心地の向上を図る。 【解決手段】 人力Fの大きさを検出する人力検出手段
5と、人力Fによって駆動軸11に加わるトルクTを検出
し、人力検出手段5の測定値に応じて駆動補助手段3が
出力すべき動力の大きさを制御する制御手段4とを具え
る。制御手段4は、人力Fに対応して駆動軸11に加える
べき目標合成トルクTrefを決定し、人力Fによって駆
動軸11に加わるトルクTと、トルクTrefとに応じたト
ルクTMを駆動補助手段3が駆動軸11に加える制御を行
なう。トルクTrefと、トルクTとの関係とは、トルク
refとトルクTとの差であって、トルクTMは、Tref
−Tとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車、3輪車、
車椅子、手漕ぎボート等の人力で駆動する装置に電動モ
ータ等の駆動補助手段を取り付けた人力装置及びその制
御方法に関するものであり、特に使用者に必要な負荷を
平滑化する人力装置及びその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、人力により駆動する装置に、電動
モータ等の駆動補助手段を配備し、使用者の負荷を軽減
する装置が知られている。例えば、特開平4-244496号公
報には、自転車の駆動系に電動モータを連繋し、図11
に示す如く、ペダルの踏込みによって駆動軸(11)に加え
られるトルクTcp(ステップ1)と、ペダルの回転速度N
c(ステップ2)を夫々検出し、これら値の積(ステップ
3)に比例した制御電圧を電動モータに印加し(ステップ
4、5)、使用者による駆動の補助を行なう方法が開示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自転車のペダルを経て
駆動軸に加えられる回転トルクTは、図9に示す如く、
使用者がペダルを踏む垂直方向の力Fと、ペダルを取り
付けたクランクアーム基端の回転中心からペダルまでの
水平距離L’との積(F×L’)で示される。ここで、ペ
ダルと回転中心との水平距離L’は、クランク長L(一
定値)、左側のペダル(図9に示すペダル)の垂直方向か
らの回転角度をθとすると、L’=L×sinθで示され
る。左側のペダルの回転角度が0°≦θ<180°である場
合、人力Fは、左側のペダルにのみ作用し、右側のペダ
ル(図示せず)には、人力は作用しない。又、左側のペダ
ルの回転角度が180°≦θ<360°の場合、人力Fは、右
側のペダルにのみ作用する。従って、人力Fによって駆
動系に加えられるトルクTは、使用者がペダルを一定踏
力(F=一定)且つ一定回転速度で漕いだ場合(Nc=一
定)、次式及び図10によって示される。
【0004】
【数1】
【0005】電動モータが駆動系に加える補助トルクT
Mが、ペダルによって駆動軸(11)に加えられる人力トル
クTに比例する場合、補助トルクTMは、図10の一点
鎖線の如く示され、更に、これらを合成したトルク(T
+TM)は図10の点線にて示される。図から判る通り、
合成トルク(T+TM)は、ペダルの回転角度に応じて大
きく変動している。合成トルク(T+TM)が大きく変動
すると、自転車の速度も増減し、操作性及び乗り心地が
低下する。この問題点は、従来は人力のトルクTを基準
にして、必要な補助トルクTMを算出しているためであ
る。
【0006】人力トルクTは、人力Fには比例せず、図
9から明らかな通り、ペダルの上死点、下死点では、人
力Fが大きくとも人力トルクTは、零又は極めて小さ
い。そのため、必要な回転力を得るには、ペダルの上死
点では、ペダルを強く踏まなければならず、使用者を疲
労させている。発明者らは、ペダルを踏む人力Fに基づ
いて、補助トルクを発生させた場合、人力Fは、殆ど一
定の儘で、必要な回転力を得ることが出来ることを着想
した。
【0007】本発明の目的は、使用者が人力Fを人力装
置に加えたときに、人力装置が人力Fに比例した一定の
トルクTrefで駆動するよう制御することであって、人
力によるトルクの不足分を駆動補助手段によって補な
い、使用者が人力装置に加えねばならない負荷変動をな
くし、操作性及び乗り心地の向上を図ることである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明の駆動補助手段を具えた人力装置に於いて
は、人力Fの大きさを検出又は算出する人力検出手段
(5)と、人力Fによって駆動軸(11)に加わるトルクTを
検出し、人力検出手段(5)の測定値に応じて駆動補助手
段(3)が出力すべき動力の大きさを制御する制御手段
(4)とを具える。制御手段(4)は、人力Fに対応して駆
動軸(11)に加えるべき目標合成トルクTrefを決定し、
人力Fによって駆動軸(11)に加わるトルクTと、目標合
成トルクTrefとに応じたトルクTMを駆動補助手段(3)
が駆動軸(11)に加える制御を行なう。
【0009】又、本発明の駆動補助手段を具えた人力装
置の制御方法に於いては、駆動手段(2)に加わる人力F
を検出又は算出し、人力Fによって駆動軸(11)に加わる
トルクTを検出し、人力Fに応じて駆動軸(11)に加える
目標合成トルクTrefを決定し、人力Fによって駆動軸
(11)に加わる人力トルクTと目標合成トルクTrefに応
じたトルクTMを駆動補助手段(3)が駆動軸(11)に加え
る制御を行なう。
【0010】上記目標合成トルクTrefと、人力Fによ
るトルクTとの関係とは、目標合成トルクTrefとトル
クTとの差であって、駆動補助手段(3)が駆動軸(11)に
加えるトルクTMは、Tref−Tとする。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。以下では、人力装置(1)として自転車(6)を用
い、駆動補助手段(3)として電動モータ(30)を用いた例
について述べる。しかしながら、本発明は、自転車(6)
に限定されず、人力を駆動源として利用する装置、例え
ば3輪自転車、車椅子、手漕ぎボート等にも適用可能で
ある。尚、以下の説明で、「前」とは前輪(62)側、
「左」とは、自転車(6)を後から見た場合の左側を意味
する。電動モータ付自転車(6)は、図1に示す如く、フ
レーム(61)の前部にハンドル(60)及び前輪(62)が配備さ
れ、フレーム(61)の中央上部には、サドル(63)が設けら
れている。フレーム(61)の中央下部及び後部には、無端
状のチェーン(64)を張設したスプロケット(65)(66)が夫
々配備され、前方のスプロケット(65)(以下「駆動スプ
ロケット」)には、後述する人力検出手段(5)を具えた
クランク軸(7)を介してペダル(8)が装着される。後部
スプロケット(66)には、後輪(62a)が配備され、ペダル
(8)を回転駆動することにより、チェーン(64)が走行し
て後輪(62a)が回転する。
【0012】電動モータ(30)は、直流駆動式のモータで
あって、上記チェーン(64)に減速機構(32)を介して連繋
される。電動モータ(30)には、給電機構(31)が接続さ
れ、該給電機構(31)は、制御手段(4)に接続され、制御
される。給電機構(31)、電動モータ(30)及び減速機構(3
2)は、自転車(6)中央のフレーム(61)上に配備される。
【0013】駆動手段(2)は、図2及び図3に示す如
く、前記駆動スプロケットと、クランク軸(7)及びペダ
ル(8)とから構成される。クランク軸(7)は、フレーム
(61)に配備された軸受け(75)に回転自由に支持され、駆
動スプロケット(65)を具えた駆動軸(11)と、該駆動軸(1
1)の両端から夫々駆動軸(11)に対して垂直に突設された
クランクアーム(72)と、各クランクアーム(72)の先端か
ら駆動軸(11)と平行に突設されたクランクピン(73)とか
ら構成される。クランクピン(73)の先端には、回転自由
にペダル(8)が配備される。図2及び図3に示す如く、
駆動軸(11)とクランクピン(73)の各軸心間の距離をLと
する。
【0014】駆動軸(11)及び後述するペダル(8)の内部
には、人力検出手段(5)が配備される。駆動軸(11)の略
中央より左側の内部には、クランクアーム(72)、クラン
クピン(73)の内部を連通するオイル孔(9)が開設されて
いる。該オイル孔(9)の駆動軸(11)側端部には、オイル
孔(9)と後述するオイル溜め(91)を連通する孔(90)が貫
通開設されており、オイル孔(9)及びオイル溜め(91)に
は、オイル(94)が充填されている。又、オイル孔(9)の
クランクピン(73)側端部には、テーパーピン(93)が
摺動可能に配備され、オイル孔(9)を閉じている。テ
ーパーピン(93)は、先端にテーパーが形成されており、
他端がオイル孔(9)にスライド可能且つオイル孔(9)を
液密な状態に保って、オイル孔(9)に嵌められる。テー
パーピン(93)は、ペダル(8)に配備されたバネ(87)によ
りクランクピン(73)とは逆向きの方向に付勢されてい
る。
【0015】又、駆動軸(11)の左端付近の外周には、歯
車(74)が切られており、該歯車(74)にクランク軸(7)の
回転角度θを検出する公知の回転型のポテンショメータ
(52)の軸(52a)に配備された歯車(52b)が噛合している。
ポテンショメータ(52)は、後述する電気回路(42)に電気
的に接続されている。尚、クランク軸(7)の回転角度θ
は、図3に示す如く、駆動軸(11)を通る平面とクランク
アーム(72)とのなす角度であって、クランクアーム(72)
と該平面が平行且つ左側のクランクアーム(72)が上方に
位置しているときを0度とする。
【0016】オイル溜め(91)は、駆動軸(11)の周囲に配
備された筒体であって、内部にオイル(94)が充填され、
筒体の両端に設けられたオイルシールを具えた軸受け(9
1a)にて、駆動軸(11)を回転自由に支持している。筒体
の側面には、クランク軸(7)内部のオイル孔(9)の径よ
りも小径の検出孔(92)が貫通開設され、該検出孔(92)に
は、踏力を検出するポテンショメータ(53)が摺動可能に
配備されている。踏力検出用のポテンショメータ(53)
は、公知の直動型のポテンショメータ(53)であって、後
述する電気回路(42)に電気的に接続され、ポテンショメ
ータ(53)の軸(53a)がオイル溜め(91)の油圧の変化に比
例して検出孔(92)を摺動する。踏力検出用のポテンショ
メータ(53)をクランク軸(7)に直接配備しないのは、ク
ランク軸(7)は回転するため、クランク軸(7)に取り付
けると配線が複雑となるからである。又、検出孔(92)を
クランク軸(7)内部のオイル孔(9)よりも小径としたの
は、テーパーピン(93)の摺動による位相量を検出孔(92)
にて敏感に精度良く検出するためである。
【0017】クランクピン(73)の先端には、図2及び図
3に示す如く、ペダル(8)が回転自由に配備される。ペ
ダル(8)は、使用者の踏力が加わる踏み板(81)を具えて
いる。踏み板(81)は、左右の側板(84)に開設された溝(8
4a)に沿って上下方向にスライド可能であって、各踏み
板(81)の筐体内部略中央には、端部の略中央に断面が半
円径のテーパー受溝(83)を開設したテーパー板(82)が配
備され、クランク軸(7)の先端にスライド可能に配備さ
れたテーパーピン(93)が摺動する。又、左側の側板(84)
には内側方向に板片(85)が突設されており、該板片(85)
に踏み板(81)を夫々外側に押し出す方向に付勢するバネ
(86)が配備されている。更に、板片(85)の左端とテーパ
ーピン(93)のテーパー先端の間にバネ(87)が配備され、
テーパーピン(93)をクランクピン(73)とは逆向きの
方向、即ち板片(85)方向に付勢している。
【0018】上記構成の人力検出手段(5)のポテンショ
メータ(52)(53)は、制御手段(4)である電気回路(42)に
よって制御される。図4に示す如く、電気回路(42)は、
中央演算回路(CPU(43))を主体に構成されており、該
CPU(43)には、比較演算回路(44)と、検出される人力
Fとそれに対応する目標合成トルクTref等のデータが
格納されたメモリ(45)と、給電機構(31)を制御する駆動
制御回路(46)が接続される。比較演算回路(44)には、前
記踏力検出用ポテンショメータ(53)とクランク角度検出
用のポテンショメータ(52)が図示省略する増幅回路及び
A/D変換回路を介して接続されている。メモリ(45)に
は、上記データの他に、後述する補助トルクデータを格
納する機能を有している。
【0019】上記構成の電動モータ付自転車(6)の動作
について、フローチャート図5に沿って説明する。尚、
以下の制御では、左側のペダル(8)が前方、即ち0°≦
θ<180°(以下「前半周期」)である場合に、人力Fを
測定し、180°≦θ<360°(以下「後半周期」)である場
合には、直前の前半周期と同一の人力Fが加わわるもの
と仮定して、後半周期の電動モータ(30)によるトルクの
補助は、前半周期と同一のトルクの補助を行なうものと
する。使用者がペダル(8)に足を載せペダル(8)を漕ぐ
と、踏み板(81)に使用者の踏力が加わる。このときのク
ランクアーム(72)の回転角度θをクランク角度検出用の
ポテンショメータ(52)で測定する(ステップ1)。上述し
た通り、自転車(6)は、前方に位置するペダル(8)にの
み、使用者の力が加わる。回転角度θは、クランク角度
検出用ポテンショメータ(52)により抵抗値として測定さ
れ、電気回路(42)に送られる。測定されたクランク角度
θが前半周期である場合、以下に示す通り、ペダル(8)
にかかる踏力を測定する(ステップ2)。測定されたクラ
ンク角度θが後半周期である場合については、後述す
る。
【0020】クランク角度が前半周期である場合、上記
動作と平行して、ペダル(8)にかかる踏力Fを測定する
(ステップ3)。使用者がペダル(8)を踏むことにより、
踏み板(81)がバネ(86)の抗力に反して下方に押し下げら
れ、テーパー板(82)のテーパー受け溝(83)に沿ってテー
パーピン(93)がオイル孔(9)内部に後退する。テーパー
ピン(93)の移動によってオイル孔(9)内のオイル(94)の
一部がオイル溜め(91)に流出し、踏力検出用のポテンシ
ョメータ(53)の軸(53a)を押し上げる。踏力検出用のポ
テンショメータ(53)の軸(53a)の移動は、抵抗値として
電気回路(42)に送られる。比較演算回路(44)には、踏力
検出用ポテンショメータ(53)及びクランク角度検出用の
ポテンショメータ(52)の測定値が抵抗値として入力され
る。これら抵抗値は、増幅され、A/D変換された後、
比較演算回路(44)に入力される。
【0021】比較演算回路(44)では、これら抵抗値から
踏力F及びクランク回転角度θを求め、人力Fがクラン
ク軸(7)に加えるトルクT=Fsinθ×Lを算出する。
尚、左側のペダル(8)の踏力Fは図7に、トルクTは図
8の実線にて示される。同時に、踏力Fに対する目標合
成トルクTref(図8の点線)をメモリ(45)から導出する
(ステップ4)。次に、トルクTとの差(Tref−T、図8
のA)から電動モータ(30)による補助トルクTM=Tref
−Tを算出し(ステップ5、図8の一点鎖線)、補助トル
クデータとしてメモリ(45)に格納する(ステップ6)と共
に、補助トルクTMを電動モータ(30)がクランク軸(7)
に供給するために必要な電流値I=TM/K(K:トルク
定数)を算出し、駆動制御回路(46)に送信する(ステップ
7)。駆動制御回路(46)は、給電機構(31)がその時点で
給電中の電流値I0に、送信された電流値Iを加えた電
流値I’=I0+Iを流す指令を給電機構(31)に送信す
る。電動モータ(30)によってクランク軸(7)にトルクT
Mを加えられる(ステップ8)と、補助トルクTMとトルク
Tとの和が目標合成トルクTrefに一致する。従って、
電動モータ付自転車(6)がトルクTrefにて走行する。
【0022】クランク角度が後半周期である場合、電動
モータ(30)が前半周期の補助トルクTMを継続して加え
る。即ち、上記ステップ6にてメモリ(45)に格納された
補助トルクデータを用い、前半周期と同一の電流値I’
にて電動モータ(30)を駆動する(ステップ7)。
【0023】使用者が自転車(6)を漕ぐ間、上記動作を
繰り返す。これにより、使用者の踏力に基づいて決定さ
れるトルクによって自転車(6)が駆動される。踏力によ
って発生するトルクが目標トルクに満たない場合には、
電動モータ(30)によってクランク軸(7)の駆動を補助さ
れる。
【0024】図6は、ペダル(8)の踏力を検出する手段
の他の実施例である。上記クランク軸(7)のオイル孔
(9)にオイル(94)に代えてワイヤ(95)を配備し、該ワイ
ヤの一端をテーパーピン(93)に連繋し、他端を駆動軸(1
1)の壁面に開設された孔(90)に揺動可能に軸支されたて
こ(96)の一端に連繋している。てこ(96)の他端は、駆動
軸(11)をスライド可能に配備された円板(97)に当接して
おり、該円板(97)に直動型のポテンショメータ(53)の軸
(53a)が円板(97)を常に付勢した状態で当接した構成と
している。踏力がペダル(8)に加わると、円板(97)がて
こ(96)によって押されて移動し、ポテンショメータ(53)
の軸(53a)を押し込む。ポテンショメータ(53)の軸(53a)
の移動量は、上記と同様、抵抗値として電気回路に送信
され、上記と同様ペダル(8)の踏力が演算される。
【0025】上記発明の実施の形態の説明は、本発明を
説明するためのものであって、特許請求の範囲に記載の
発明を限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではな
い。又、本発明の各部構成は上記例に限らず、特許請求
の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能である
ことは勿論である。
【0026】例えば、上記実施例では、踏力を検出する
手段をクランク軸(7)の左側に配備したが、人力検出手
段(5)は、右側又は両方に取り付けてもよい。又、駆動
軸(11)に歪センサー等を取り付け、クランク角度を検出
する手段と歪センサーの検出値より、踏力を算出し、上
記制御を行なうことも出来る。
【0027】
【発明の効果】上記構成の駆動補助手段(3)を具えた人
力装置(1)及びその制御方法によれば、使用者が人力装
置(1)を駆動する力Fに基づいて補助トルクTMを発生
させ、人力FによるトルクT及び補助トルクMによって
人力装置(1)を一定のトルクTr efで駆動することが出
来る。使用者によって発生するトルクTが目標トルクT
refに達しない場合は、駆動補助手段(3)によって駆動
力の補助を行なって、駆動トルクを目標トルクTref
一致させる。従って、人力装置(1)を一定のトルクT
refで駆動する場合に、使用者が加えねばならない負荷
の変動がなくなり、使用者の疲労が軽減され、操作性及
び乗り心地が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動モータ付自転車の側面図である。
【図2】クランク軸の断面図である。
【図3】ペダルの断面図である。
【図4】電気回路を示す図である。
【図5】本発明の動作の流れを示すフローチャート図で
ある。
【図6】駆動手段の一部断面図である。
【図7】踏力Fを示すグラフである。
【図8】トルクT、Tref及びTMを示すグラフである。
【図9】駆動軸及びペダルの側面図である。
【図10】従来のトルクTと補助トルクTMを示すグラ
フである。
【図11】従来の動作の流れを示すフローチャート図で
ある。
【符号の説明】
(1) 人力装置 (2) 駆動手段 (3) 駆動補助手段 (30) 電動モータ (4) 制御手段 (5) 人力検出手段 (42) 電気回路 (6) 電動モータ付自転車 (7) クランク軸 (8) ペダル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸(11)に連結された人力によって該
    駆動軸(11)を駆動する人力駆動手段(2)及び、駆動軸(1
    1)に連繋して人力駆動手段による駆動軸(11)の駆動に対
    し、動力によって補助する駆動補助手段(3)を具えた人
    力装置であって、 人力Fの大きさを検出又は算出する人力検出手段(5)
    と、 人力FによるトルクTを検出し、人力検出手段(5)によ
    る人力Fの測定値に応じて駆動補助手段(3)が出力すべ
    き動力の大きさを制御する制御手段(4)とを具え、 該制御手段(4)は、人力Fに対応して駆動軸(11)に加え
    るべき目標合成トルクTrefを決定し、人力Fによって
    駆動軸(11)に加わるトルクTと、目標合成トルクTref
    とに応じたトルクTMを駆動補助手段(3)が駆動軸(11)
    に加える制御を行なうことを特徴とする駆動補助手段を
    具えた人力装置。
  2. 【請求項2】 目標合成トルクTrefと、人力Fによる
    トルクTとの関係とは、目標合成トルクTrefとトルク
    Tとの差であって、駆動補助手段(3)が駆動軸(11)に加
    えるトルクTMは、Tref−Tであることを特徴とする請
    求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 駆動軸(11)に連結された人力によって該
    駆動軸(11)を駆動する人力駆動手段(2)及び、駆動軸(1
    1)に連繋して、人力駆動手段による駆動軸(11)の駆動に
    対し、動力によって補助する駆動補助手段(3)を制御す
    る方法であって、 駆動手段(2)に加わる人力Fの大きさを検出又は算出
    し、人力トルクTを検出し、人力Fに応じて駆動軸(11)
    に加える目標合成トルクTrefを決定し、人力Fによっ
    て駆動軸(11)に加わるトルクTと、目標合成トルクT
    refとに応じたトルクTMを駆動補助手段(3)が駆動軸(1
    1)に加える制御を行なうことを特徴とする人力装置の制
    御方法。
  4. 【請求項4】 目標合成トルクTrefと人力Fによって
    駆動軸(11)に加わるトルクTとの関係とは、目標合成ト
    ルクTrefとトルクTとの差であって、駆動補助手段
    (3)が駆動軸(11)に加えるトルクTMは、Tref−Tに一
    致することを特徴とする請求項3に記載の制御方法。
JP7228935A 1995-09-06 1995-09-06 駆動補助手段を具えた人力装置及び制御方法 Withdrawn JPH0971288A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7228935A JPH0971288A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 駆動補助手段を具えた人力装置及び制御方法

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