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JPH0971269A - キャブチルト用ストッパ装置 - Google Patents

キャブチルト用ストッパ装置

Info

Publication number
JPH0971269A
JPH0971269A JP7228698A JP22869895A JPH0971269A JP H0971269 A JPH0971269 A JP H0971269A JP 7228698 A JP7228698 A JP 7228698A JP 22869895 A JP22869895 A JP 22869895A JP H0971269 A JPH0971269 A JP H0971269A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
pivot
locking
lock
release lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7228698A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Nakazawa
敏明 中沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Seiki Ltd
Original Assignee
Sanwa Seiki Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Seiki Ltd filed Critical Sanwa Seiki Ltd
Priority to JP7228698A priority Critical patent/JPH0971269A/ja
Publication of JPH0971269A publication Critical patent/JPH0971269A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブル12の耐久性を確保し、しかも安価
且つ小型の構造を実現する。 【構成】 シリンダ筒4に枢支ブラケット19を固定
し、第一枢軸20によりロックレバー16を、この枢支
ブラケット19に枢支する。又、第二枢軸21によりロ
ック解除レバー23を、この枢支ブラケット19に枢支
する。ロックレバー16には第一捩りコイルばね28に
より突っ張り部材5に向かう弾力を付与する。又、ロッ
ク解除レバー23には第二捩りコイルばね31により、
上記ロックレバー16の受腕部25から離れる方向の弾
力を付与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るキャブチルト用ス
トッパ装置は、トラック等のキャブオーバ型自動車のキ
ャブチルト装置に組み込み、伸縮式アクチュエータの故
障時にキャブが下降する事を防止する。
【0002】
【従来の技術】車台の前端部にエンジンを設け、このエ
ンジンの上方にキャブ(運転席を含む乗車空間を設けた
箱)を設けたキャブオーバ型自動車の場合、エンジンの
メンテナンスを可能にすべく、キャブを前方にチルト
(揺動変位)自在にする必要がある。この為従来から、
図7に示す様に、車台1の前端部(図7の左端部)上面
にキャブ2の前部(図7の左部)下面を、図示しないチ
ルト軸によりチルト自在に支持すると共に、車台1とキ
ャブ2との間に伸縮式アクチュエータを設ける事が行な
われている。エンジンのメンテナンス等を行なう為、エ
ンジンをキャブ2から露出させる際には、図7に示す様
に、伸縮式アクチュエータである油圧アクチュエータ3
を伸長させ、キャブ2を前方にチルトさせる。これに対
して通常時には、上記油圧アクチュエータ3を収縮さ
せ、上記キャブ2を下降させて直立状態としておく。
【0003】この様なキャブチルト装置には、上記メン
テナンス等を行なう作業者の安全を図るべく、ストッパ
装置を付設して、油圧アクチュエータ3の故障時にも、
上記キャブ2が不用意に下降しない(図7に示したチル
ト状態から直立状態に戻らない)様にする必要がある。
この為従来から、例えば実開平5−64047号公報に
記載されている様なストッパ装置が知られている。図8
は、この公報に記載された装置を示している。
【0004】油圧アクチュエータ3を構成する、ケーシ
ングであるシリンダ筒4の基端部(下端部)は、チルト
軸と平行な支持軸(第二支持軸)により、車台1(図
7)の上面に揺動自在に支持する。又、突っ張り部材5
の基端部(上端部)は、上記シリンダ筒4と共に油圧ア
クチュエータ3を構成する、図示しないピストンロッド
の先端部(上端部)と共に、上記チルト軸と平行な支持
軸(第一支持軸)により、キャブ2(図7)の下部に揺
動自在に支持する。この突っ張り部材5は、上記シリン
ダ筒4に沿って変位自在である。又、この引っ張り部材
5を構成する係止板部9の端縁には、複数の係止切り欠
き10、10を形成している。
【0005】更に、上記シリンダ筒4の外周面で上記突
っ張り部材5と反対側(図8の左側)部分には、枢支ブ
ラケット6を枢支している。そして、この枢支ブラケッ
ト6に、ロックレバー7の中間部を枢支している。この
ロックレバー7とシリンダ筒4との間には引っ張りばね
8を設けて、上記ロックレバー7の先端に形成した係止
部11を、上記突っ張り部材5に向け押圧している。
【0006】メンテナンス作業を行なうべく、キャブ2
をチルトさせると、上記突っ張り部材5が上方に変位す
る。そして、キャブ2を完全にチルトさせ切った状態で
は、この突っ張り部材5の下端面が上記係止部11の上
方にまで移動し、この係止部11が突っ張り部材5の下
側に入り込む。この為、油圧アクチュエータ3が故障し
ても、上記キャブ2が下降する事はない。作業終了後、
キャブ2を下降させる為には、上記ロックレバー7の基
端に結合したケーブル12を引っ張り、上記係止部11
を突っ張り部材5の下方から退避させてから、上記油圧
アクチュエータ3を収縮させる。尚、上記複数の係止切
り欠き10、10は、上記油圧アクチュエータ3が伸長
の途中で故障した場合に、上記係止部11と係合する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述の様に構成される
従来のキャブチルト用ストッパ装置は、油圧アクチュエ
ータ3を伸長させる際に、係止部11が係止切り欠き1
0、10に対向する度にロックレバー7が揺動し、ケー
ブル12が押し引きされる。この為、このケーブル12
の耐久性を確保する為には、このケーブル12として必
要以上に太いものを使用しなければならない。ケーブル
12を太くする事は、コスト高の原因となるだけでな
く、曲げ剛性が大きくなる事により配設方向が規制さ
れ、設計の自由度が少なくなる等の不都合がある。
【0008】この様な事情に鑑みて、実開平1−138
872号公報には、突っ張り部材と係脱するロックレバ
ーと、このロックレバーと突っ張り部材との係合を外す
為のロック解除レバーとを別体とし、ロック解除レバー
の先端部にケーシングに向かう弾力を付与した構造が記
載されている。この改良された構造の場合には、力の伝
達はロック解除レバーからロックレバーに向けてのみ行
なわれ、ロックレバーからロック解除レバーへの力の伝
達は行なわれない。従って、伸縮式アクチュエータの伸
長時に上記ロック解除レバーの基端部に結合したケーブ
ルが押し引きされる事がなくなり、このケーブルの小径
化が可能になる。
【0009】ところで、この改良されたキャブチルト用
ストッパ装置の場合には、ロックレバーを突っ張り部材
に向けて付勢する為の引っ張りばねを、このロックレバ
ー及びケーシングから側方に突出した部分に設けてい
る。この為、引っ張りばねを設ける為に必要な部品点数
及び組立工数が増大して製作費が嵩むだけでなく、設置
スペースが嵩み、他の部品との干渉防止の面から設計の
自由度が損なわれる。又、ロック解除レバーの先端部に
ケーシングに向かう弾力を付与する引っ張りばねに就い
ても、同様の問題を生じる。上記ロックレバー及びロッ
ク解除レバーに付設するばねを、引っ張りばねに代えて
捩りコイルばねとすれば、上記問題を解決できるが、上
記改良されたキャブチルト用ストッパ装置の場合には、
構造上捩りコイルばねを設ける事は困難で、実際上不可
能である。
【0010】本発明のキャブチルト用ストッパ装置はこ
の様な事情に鑑みて発明したもので、ロック解除用のケ
ーブルの小径化を可能にし、しかも捩りコイルばねの組
み込みにより構造の簡略化、小型化が可能な構造を実現
するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のキャブチルト用
ストッパ装置は、突っ張り部材とケーシングとを備え
る。このうちの突っ張り部材は、例えば十分な剛性を有
する鋼板をプレス成形する事により造る。この突っ張り
部材の基端部は、車台とチルト軸によりこの車台の上面
にチルト自在に支持されたキャブとの一方に、上記チル
ト軸と平行な第一支持軸により揺動自在に支持される。
又、上記ケーシングは、ロッドと共に伸縮式アクチュエ
ータを構成する。この様なケーシングの基端部は、車台
とキャブとの他方に、上記チルト軸と平行な第二支持軸
により揺動自在に支持される。
【0012】又、上記突っ張り部材は、断面コ字形で互
いに平行な1対の係止板部を備える。そして、各係止板
部の端縁で互いに整合する位置には、それぞれ複数個ず
つの係止切り欠きを形成している。
【0013】一方、上記ケーシングの先端部外周面には
ガイド板を、このガイド板の内周面と上記ケーシングの
外周面との間にガイド空間を形成した状態で、溶接或は
ねじ止め等により固定している。そして、上記突っ張り
部材はこのガイド空間に、長さ方向に亙る変位を自在に
挿通している。
【0014】又、上記ケーシングの外周面で上記ガイド
空間と直径方向反対側位置には枢支ブラケットを、溶接
或はねじ止め等により固定している。そして、この枢支
ブラケットに、それぞれが上記チルト軸に対して平行な
第一、第二各枢軸を、上記ケーシングの軸方向に亙り互
いに離隔して支持している。
【0015】そして、上記ケーシングの先端寄りに支持
した第一枢軸にロックレバーの中間部を、上記ケーシン
グの中央寄りに設けた第二枢軸にロック解除レバーの中
間部を、それぞれ枢支している。
【0016】又、上記ケーシングの先端寄りに存在する
上記ロックレバーの先端部には、上記突っ張り部材の先
端面及び上記各係止切り欠きと係合自在な1対の係止部
を設けている。同じくこのロックレバーの基端部には、
上記第一枢軸に対して係止部と反対方向に延出する受腕
部を設けている。更に、上記ロックレバーと上記枢支ブ
ラケットとの間には、上記係止部を上記突っ張り部材に
向けて押圧する第一捩りコイルばねを設けている。
【0017】そして、上記ロック解除レバーの一端部は
上記受腕部に対向させ、このロック解除レバーの他端部
にはケーブルの端部を結合自在としている。更に、この
ロック解除レバーと上記枢支ブラケットとの間には、こ
のロック解除レバーの一端部を上記受腕部から離隔させ
る方向の弾力を有する第二捩りコイルばねを設けてい
る。
【0018】
【作用】上述の様に構成される本発明のキャブチルト用
ストッパ装置は、前記実開平1−138872号公報に
記載された構造と同様に、ロック解除用のケーブルの小
径化を可能にできる。特に、本発明のキャブチルト用ス
トッパ装置の場合には、第一、第二捩りコイルばねの組
み込みにより、構造の簡略化、小型化が可能な構造を実
現できる。
【0019】
【実施例】図1〜6は本発明の実施例を示している。本
発明のキャブチルト用ストッパ装置は、前述した従来の
キャブチルト用ストッパ装置と同様に、突っ張り部材5
と、ケーシングであるシリンダ筒4とを備える。このう
ちの突っ張り部材5は、例えば厚さが5〜7mm程度の厚
肉鋼板をプレス成形する事により造る。この厚さは、ス
トッパ装置を付設すべきトラックの大きさ(特にキャブ
2(図7)の重量)に応じて設計的に定める。この突っ
張り部材5の基端部となる上端部は、チルト軸により車
台1(図7)の上面にチルト自在に支持されたキャブ2
の下部に、上記チルト軸と平行な第一支持軸(図示せ
ず)により揺動自在に支持される。
【0020】又、上記シリンダ筒4は、内蔵したピスト
ン(図示せず)及びこのピストンにその基端部を結合し
たピストンロッド13と共に、伸縮式アクチュエータで
ある油圧アクチュエータ3を構成する。この様なシリン
ダ筒4の基端部である下端部は、車台1の上面に、上記
チルト軸と平行な第二支持軸(図示せず)により揺動自
在に支持される。
【0021】又、上記突っ張り部材5は、断面コ字形で
互いに平行な1対の係止板部9、9を備える。そして、
各係止板部9、9の端縁で互いに整合する位置には、そ
れぞれ複数個ずつの係止切り欠き10、10を形成して
いる。これら各係止切り欠き10、10は、下部を傾斜
縁14とすると共に上部を直角縁15とする事により、
上記突っ張り部材5が下降する傾向の場合にのみ、後述
するロックレバー16の係止部11、11と係合して、
この突っ張り部材5の下降を阻止する様にしている。言
い換えれば、上記突っ張り部材5が上昇する際には、上
記係止部11、11と係止切り欠き10、10とは係合
せず、この突っ張り部材5の上昇が妨げられる事はな
い。
【0022】一方、上記シリンダ筒4の他端部である上
端部外周面にはガイド板17を、溶接により固定してい
る。このガイド板17は、やはり厚肉鋼板を折り曲げ形
成する事により造られており、略C字形の断面形状を有
する。この様なガイド板17の両端縁部を上記シリンダ
筒4の外周面に溶接固定した状態で、このガイド板17
の内周面と上記シリンダ筒4の外周面との間にはガイド
空間18が形成される。上記突っ張り部材5はこのガイ
ド空間18に、長さ方向である斜め上下方向に亙る変位
を自在に挿通している。
【0023】又、上記シリンダ筒4の外周面で上記ガイ
ド空間18と直径方向反対側(図1〜4及び図6の左
側)位置には、枢支ブラケット19を溶接固定してい
る。この枢支ブラケット19も、十分な剛性を有する鋼
板を折り曲げ形成する事により、断面コ字形に造られて
いる。そして、この枢支ブラケット19を構成する、互
いに平行な1対の支持板部22、22に、それぞれが前
記チルト軸に対して平行な第一、第二各枢軸20、21
の両端部を、上記シリンダ筒4の軸方向である斜め上下
方向に亙り互いに離隔して支持している。
【0024】これら第一、第二各枢軸20、21のう
ち、上記シリンダ筒4の先端寄りである上端寄りに支持
した第一枢軸20には、ロックレバー16の中間部を枢
支している。又、上記シリンダ筒4の中央寄りである下
寄りに設けた第二枢軸21には、ロック解除レバー23
の中間部を枢支している。
【0025】このうちのロックレバー16は、十分な剛
性を有する鋼板を折り曲げ形成する事により断面コ字形
に造られた主部24と、この主部24の片面にその基端
部である上端部を溶接固定した、受腕部25とから構成
されている。上記主部24を構成する左右1対の平板部
26、26の下端部に形成した円孔27、27に上記第
一枢軸20の両端部を挿通する事により、上記主部24
を枢支ブラケット19に枢支している。又、上記1対の
平板部26、26の上端部先端縁からはそれぞれ係止部
11、11を、前記突っ張り部材5に向けて延出させて
いる。更に、上記受腕部25は、何れかの平板部26の
下部外側面から、上記第一枢軸20に対して係止部1
1、11と反対方向である、下方に延出しており、当該
平板部26の外側面(図5の右側面)よりも外方(同図
右方)に突出している。更に、上記ロックレバー16と
上記枢支ブラケット19との間には、第一捩りコイルば
ね28を設けている。この第一捩りコイルばね28のコ
イル部は、上記第一枢軸20の周囲に配置されている。
又、この第一捩りコイルばね28の一端部は前記枢支ブ
ラケット19の底板部29に、他端部は上記ロックレバ
ー16を構成する連結板部30の下端縁に、それぞれ弾
性的に当接している。従ってこの第一捩りコイルばね2
8は、上記係止部11、11を前記突っ張り部材5に向
けて弾性的に押圧する。
【0026】一方、上記ロック解除レバー23の一端部
(図1の状態では下端部)は、上記受腕部25に対向さ
せている。又、このロック解除レバー23の他端部(図
1の状態では上端部)には、ケーブル12の端部を結合
自在としている。更に、このロック解除レバー23と上
記枢支ブラケット19との間には、第二捩りコイルばね
31を設けている。この第二捩りコイルばね31のコイ
ル部は、上記第二枢軸21の周囲に配置されている。
又、この第二捩りコイルばね31の一端部は前記枢支ブ
ラケット19の底板部29の下端縁に、他端部は上記ロ
ック解除レバー23の中間部に形成した折れ曲がり段部
32の下端縁に、それぞれ弾性的に当接している。従っ
てこの第二捩りコイルばね31は、ロック解除レバー2
3の一端部を上記受腕部25から離隔させる方向に押圧
する。
【0027】上述の様に構成される本発明のキャブチル
ト用ストッパ装置を付設したキャブオーバ型トラック
で、エンジン等のメンテナンス作業を行なうべく、油圧
アクチュエータ3を伸長させてキャブ2をチルトさせる
と前記突っ張り部材5が、図6(A)〜(C)に示す様
な順番で、上方に変位する。この際にロックレバー16
は、前記各係止切り欠き10、10と係止部11、11
とが整合した状態(図6(B)の状態)とこれら各係止
切り欠き10、10と係止部11、11とが外れた状態
(同図(A)の状態)とで揺動を繰り返す。但し、この
様にロックレバー16が揺動を繰り返しても、上記ロッ
ク解除レバー23は、上記折れ曲がり段部32を何れか
の平板部26の先端縁に衝合させた状態のまま、揺動し
ない。従って、上記ロック解除レバー23の他端部に結
合したケーブル12が押し引きされる事はなく、ケーブ
ル12の径を特に大きくしなくても、このケーブル12
の耐久性を十分に確保できる。
【0028】油圧アクチュエータ3が伸長し切って、キ
ャブ2を完全にチルトさせ切った状態では、図6(C)
に示す様に、上記突っ張り部材5の下端面が上記各係止
部11、11の上方にまで移動し、これら各係止部1
1、11が突っ張り部材5の下側に入り込む。この為、
油圧アクチュエータ3が故障しても、上記キャブ2が下
降する事はない。又、上記油圧アクチュエータ3が伸長
の途中で故障した場合には、上記複数の係止切り欠き1
0、10の何れかが、上記各係止部11、11と係合す
る事により、上記キャブ2が不用意に下降する事を防止
する。
【0029】作業終了後、キャブ2を下降させる為に
は、上記ロック解除レバー23の基端に結合したケーブ
ル12を引っ張る。そして、図4(A)(B)に示す様
に、ロック解除レバー23を第二捩りコイルばね31の
弾力に抗して揺動させ、このロック解除レバー23の一
端でロックレバー16の受腕部25を押圧する。そし
て、このロックレバー16を第一捩りコイルばね28の
弾力に抗して揺動させ、上記各係止部11、11を突っ
張り部材5の下方から退避させる。この状態で、上記油
圧アクチュエータ3を収縮させて、上記キャブ2を下降
させる。
【0030】本発明のキャブチルト用ストッパ装置の場
合には、ロックレバー16を付勢する為に第一捩りコイ
ルばね28を、ロック解除レバー23を付勢する為に第
二捩りコイルばね31を、それぞれ使用している。各レ
バー16、23を付勢する為に引っ張りばねを使用する
場合とは異なり、これら各捩りコイルばね28、31を
装着する為には、特にブラケットを使用する必要はな
い。又、付勢する為のばねが側方に突出する事もない。
【0031】尚、上述の説明では、伸縮式アクチュエー
タとして油圧アクチュエータを使用した例に就いて述べ
たが、伸縮式アクチュエータは必ずしも油圧式である必
要はない。例えば、電動モータと送りねじ機構とを内蔵
した電動式のアクチュエータを使用する事もできる。
又、設置方向を上下逆にして、突っ張り部材5の下端部
を車台1の上面に枢支し、シリンダ筒4等のケーシング
の上端部をキャブ2の下部に枢支する事もできる。
【0032】
【発明の効果】本発明のキャブチルト用ストッパ装置
は、以上に述べた通り構成され作用するので、ロック解
除用のケーブルとして小径のものを使用し、しかも捩り
コイルばねの組み込みにより、構造の簡略化、小型化が
可能になる。この結果、設計の自由度が高く、しかも低
廉なキャブチルト用ストッパを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す要部側面図。
【図2】突っ張り部材を省略して示す、図1のA−A断
面図。
【図3】突っ張り部材及びロックレバーを省略して示
す、図1のB−B断面図。
【図4】キャブを下降させるべく、ロック解除レバー及
びロックレバーを揺動させる状態を行程順に示す側面
図。
【図5】図4(B)を左方から見た図。
【図6】キャブを上昇させるべく油圧アクチュエータを
伸長させる際に於けるロックレバー及びロック解除レバ
ーの挙動を、行程順に示す側面図。
【図7】キャブをチルトさせた状態で示すキャブオーバ
型トラックの前部略側面図。
【図8】従来のキャブチルト用ストッパ装置の1例を示
す略側面図。
【符号の説明】
1 車台 2 キャブ 3 油圧アクチュエータ 4 シリンダ筒 5 突っ張り部材 6 枢支ブラケット 7 ロックレバー 8 引っ張りばね 9 係止板部 10 係止切り欠き 11 係止部 12 ケーブル 13 ピストンロッド 14 傾斜縁 15 直角縁 16 ロックレバー 17 ガイド板 18 ガイド空間 19 枢支ブラケット 20 第一枢軸 21 第二枢軸 22 支持板部 23 ロック解除レバー 24 主部 25 受腕部 26 平板部 27 円孔 28 第一捩りコイルばね 29 底板部 30 連結板部 31 第二捩りコイルばね 32 折れ曲がり段部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の〜の要件を満たすキャブチルト
    用ストッパ装置。 車台とチルト軸によりこの車台の上面にチルト自在
    に支持されたキャブとの一方にその基端部を、上記チル
    ト軸と平行な第一支持軸により揺動自在に支持される突
    っ張り部材と、車台とキャブとの他方にその基端部を、
    上記チルト軸と平行な第二支持軸により揺動自在に支持
    され、伸縮式アクチュエータを構成するケーシングとを
    備える。 上記突っ張り部材は、断面コ字形で互いに平行な1
    対の係止板部を備え、各係止板部の端縁で互いに整合す
    る位置には、それぞれ複数個ずつの係止切り欠きを形成
    している。 上記ケーシングの先端部外周面にはガイド板を、こ
    のガイド板の内周面と上記ケーシングの外周面との間に
    ガイド空間を形成した状態で固定しており、上記突っ張
    り部材はこのガイド空間に、長さ方向に亙る変位を自在
    として挿通している。 上記ケーシングの外周面で上記ガイド空間と直径方
    向反対側位置には枢支ブラケットを固定しており、この
    枢支ブラケットに、それぞれが上記チルト軸に対して平
    行な第一、第二各枢軸を、上記ケーシングの軸方向に亙
    って互いに離隔して支持している。 上記ケーシングの先端寄りに支持した第一枢軸には
    ロックレバーの中間部を、上記ケーシングの中央寄りに
    設けた第二枢軸にはロック解除レバーの中間部を、それ
    ぞれ枢支している。 上記ケーシングの先端寄りに存在する上記ロックレ
    バーの先端部には、上記突っ張り部材の先端面及び上記
    各係止切り欠きと係合自在な1対の係止部を設け、同じ
    くこのロックレバーの基端部には、上記第一枢軸に対し
    て係止部と反対方向に延出する受腕部を設け、更に上記
    ロックレバーと上記枢支ブラケットとの間には、上記係
    止部を上記突っ張り部材に向けて押圧する第一捩りコイ
    ルばねを設けている。 上記ロック解除レバーの一端部は上記受腕部に対向
    させ、このロック解除レバーの他端部には引っ張りケー
    ブルの端部を結合自在とし、更にこのロック解除レバー
    と上記枢支ブラケットとの間には、このロック解除レバ
    ーの一端部を上記受腕部から離隔させる方向の弾力を有
    する第二捩りコイルばねを設けている。
JP7228698A 1995-09-06 1995-09-06 キャブチルト用ストッパ装置 Pending JPH0971269A (ja)

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JP7228698A JPH0971269A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 キャブチルト用ストッパ装置

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JP7228698A Pending JPH0971269A (ja) 1995-09-06 1995-09-06 キャブチルト用ストッパ装置

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JP (1) JPH0971269A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102627126A (zh) * 2012-04-23 2012-08-08 上汽依维柯红岩商用车有限公司 驾驶室举升翻转失效保护装置
JP2020045732A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 株式会社竹内製作所 作業用車両

Cited By (2)

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