JPH0967280A - 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 - Google Patents
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法Info
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
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- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリ
フルオロプロピオン酸を原料として、工業的に効率良く
かつ経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンを得る製造方法と、この製造方法で得られた1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを原料とし
て、経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
パンを得る製造方法を提供すること。 【解決手段】 非プロトン生溶媒中、金属の炭酸塩及び
/又は金属の重炭酸潮の存在下に、2−トリフルオロメ
チル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸を特に40
〜80℃の反応温度にて滴下し、得られた反応生成物から
精製により1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペ
ンを得、更に脱水剤を共存させる1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンの製造方法、及び、この製造方
法で得られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンを水素化触媒(特にパラジウム)の存在下に水素添
加する1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの
製造方法。
フルオロプロピオン酸を原料として、工業的に効率良く
かつ経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンを得る製造方法と、この製造方法で得られた1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを原料とし
て、経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
パンを得る製造方法を提供すること。 【解決手段】 非プロトン生溶媒中、金属の炭酸塩及び
/又は金属の重炭酸潮の存在下に、2−トリフルオロメ
チル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸を特に40
〜80℃の反応温度にて滴下し、得られた反応生成物から
精製により1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペ
ンを得、更に脱水剤を共存させる1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンの製造方法、及び、この製造方
法で得られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンを水素化触媒(特にパラジウム)の存在下に水素添
加する1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの
製造方法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷媒、発泡剤、洗
浄剤として使用されているCFCやHCFCの代替化合
物となりえる有用な化合物である1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロパンの製造方法、及びこの1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパンを製造する際の中
間体として、また、含フッ素高分子モノマーとして有用
な1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造
方法に関するものである。
浄剤として使用されているCFCやHCFCの代替化合
物となりえる有用な化合物である1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロパンの製造方法、及びこの1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロパンを製造する際の中
間体として、また、含フッ素高分子モノマーとして有用
な1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】1,1,3,3,3−ペンタフルオロプ
ロペンの製造方法としては、2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸を重炭酸カリウ
ムで中和してカリウム塩とした後、脱炭酸することによ
り得る方法が知られている(Syntheses of Fluoroorgan
ic Compounds, Knunyants I. L., Yakobuson G. G., Sp
ringer-Verlag, 1985, 8〜9ページ)。
ロペンの製造方法としては、2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸を重炭酸カリウ
ムで中和してカリウム塩とした後、脱炭酸することによ
り得る方法が知られている(Syntheses of Fluoroorgan
ic Compounds, Knunyants I. L., Yakobuson G. G., Sp
ringer-Verlag, 1985, 8〜9ページ)。
【0003】しかしながら、この公知の方法では、固体
の重炭酸カリウムを用いて2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸と反応させてい
るので、大規模な製造が困難であること、また、中和に
より生成した水分を除去するための操作(五酸化リンを
脱水剤として用いた真空デシケーター中で乾燥)が必要
であり、この点でも大規模な製造が困難である。
の重炭酸カリウムを用いて2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸と反応させてい
るので、大規模な製造が困難であること、また、中和に
より生成した水分を除去するための操作(五酸化リンを
脱水剤として用いた真空デシケーター中で乾燥)が必要
であり、この点でも大規模な製造が困難である。
【0004】更に、脱炭酸反応においては、2−トリフ
ルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸
のカリウム塩を反応器に仕込み、加熱により脱炭酸を行
わせるが、工業的に大規模に製造しようとした場合、発
生する炭酸ガス、及び1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロペンの量の制御が困難となり、これに対処する
ために過剰の設備が必要となり、経済的に不利である。
ルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸
のカリウム塩を反応器に仕込み、加熱により脱炭酸を行
わせるが、工業的に大規模に製造しようとした場合、発
生する炭酸ガス、及び1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロペンの量の制御が困難となり、これに対処する
ために過剰の設備が必要となり、経済的に不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、2−
トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピ
オン酸を原料として、工業的に効率良くかつ経済的に
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを得る製
造方法と、この製造方法で得られた1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンを原料とした経済的に優れた
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方
法を提供することにある。
トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピ
オン酸を原料として、工業的に効率良くかつ経済的に
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを得る製
造方法と、この製造方法で得られた1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンを原料とした経済的に優れた
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方
法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロペンを工業的で効率良
くかつ経済的に製造する方法について鋭意検討した結
果、非プロトン性溶媒中で、アルカリ金属の炭酸塩及び
/又は重炭酸塩と2−トリフルオロメチル−3,3,3
−トリフルオロプロピオン酸とを徐々に加えながら反応
させると、反応の系内で2−トリフルオロメチル−3,
3,3−トリフルオロプロピオン酸のアルカリ金属塩が
生成し、更に、系内で脱炭酸反応が進行し、一挙に1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンが生成するこ
と、更に中和によって生成した水分の影響による1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの副生
は、脱水剤の共存により抑えることができることを見出
し、本発明を完成させた。
1,3,3−ペンタフルオロプロペンを工業的で効率良
くかつ経済的に製造する方法について鋭意検討した結
果、非プロトン性溶媒中で、アルカリ金属の炭酸塩及び
/又は重炭酸塩と2−トリフルオロメチル−3,3,3
−トリフルオロプロピオン酸とを徐々に加えながら反応
させると、反応の系内で2−トリフルオロメチル−3,
3,3−トリフルオロプロピオン酸のアルカリ金属塩が
生成し、更に、系内で脱炭酸反応が進行し、一挙に1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンが生成するこ
と、更に中和によって生成した水分の影響による1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパンの副生
は、脱水剤の共存により抑えることができることを見出
し、本発明を完成させた。
【0007】即ち、本発明は、非プロトン性溶媒中、金
属の炭酸塩及び/又は金属の重炭酸塩の存在下に、2−
トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピ
オン酸を特に40〜80℃の反応温度にて滴下し、特に、得
られた反応生成物から精製により1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンを得る、1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンの製造方法に係り、更に望まし
くは脱水剤を共存させる、1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの製造方法に係るものである。これを
以下、第1の発明と称する。
属の炭酸塩及び/又は金属の重炭酸塩の存在下に、2−
トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロピ
オン酸を特に40〜80℃の反応温度にて滴下し、特に、得
られた反応生成物から精製により1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンを得る、1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンの製造方法に係り、更に望まし
くは脱水剤を共存させる、1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの製造方法に係るものである。これを
以下、第1の発明と称する。
【0008】この第1の発明における反応は、炭酸カリ
ウムを例とすれば、以下のように進行すると考えられ
る。 2(CF3 )2 CHCOOH + K2 CO3 → 2(CF3 )2 CHCOOK + H2 O + CO2 (CF3 )2 CHCOOK → CF3 CH=CF2 + KF + CO2
ウムを例とすれば、以下のように進行すると考えられ
る。 2(CF3 )2 CHCOOH + K2 CO3 → 2(CF3 )2 CHCOOK + H2 O + CO2 (CF3 )2 CHCOOK → CF3 CH=CF2 + KF + CO2
【0009】水の存在による副反応は、次式で示される
が、この副反応を抑えるには脱水剤を共存させればよ
い。 (CF3 )2 CHCOOK + H2 O → CF3 CH2 CF3 + KOH + CO2
が、この副反応を抑えるには脱水剤を共存させればよ
い。 (CF3 )2 CHCOOK + H2 O → CF3 CH2 CF3 + KOH + CO2
【0010】このように、2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸と炭酸カリウム
との反応により、2−トリフルオロメチル−3,3,3
−トリフルオロプロピオン酸カリウムと二酸化炭素、水
が生成する。反応系内に生成した2−トリフルオロメチ
ル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸カリウム
は、通常のカルボン酸のアルカリ金属塩に比べて脱炭酸
し易く、反応温度にて直ちに脱炭酸し、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペンを与える。中和により
生成した水は、系内に存在させた脱水剤により除去され
るため、副反応の進行は抑えられる。
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸と炭酸カリウム
との反応により、2−トリフルオロメチル−3,3,3
−トリフルオロプロピオン酸カリウムと二酸化炭素、水
が生成する。反応系内に生成した2−トリフルオロメチ
ル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸カリウム
は、通常のカルボン酸のアルカリ金属塩に比べて脱炭酸
し易く、反応温度にて直ちに脱炭酸し、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペンを与える。中和により
生成した水は、系内に存在させた脱水剤により除去され
るため、副反応の進行は抑えられる。
【0011】第1の発明における金属の炭酸塩、重炭酸
塩としては、無水の炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、重
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウムなどが挙げられる。
塩としては、無水の炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、重
炭酸カリウム、重炭酸ナトリウムなどが挙げられる。
【0012】第1の発明における金属の炭酸塩、重炭酸
塩の量は特に限定されないが、2−トリフルオロメチル
−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸に対して化学
量論量以上用いることが好ましい。
塩の量は特に限定されないが、2−トリフルオロメチル
−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸に対して化学
量論量以上用いることが好ましい。
【0013】第1の発明における脱水剤としては、無水
塩化カルシウム、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナト
リウム、無水硫酸カルシウムなどが挙げられ、また、無
水の炭酸カリウム、炭酸ナトリウムも脱水剤として用い
ることが可能であるため、反応の必要量以上用いて脱水
剤として使用することもできる。また、脱水剤として、
モレキュラーシープ、シリカゲル、アルミナ、活性炭な
ども使用可能である。
塩化カルシウム、無水硫酸マグネシウム、無水硫酸ナト
リウム、無水硫酸カルシウムなどが挙げられ、また、無
水の炭酸カリウム、炭酸ナトリウムも脱水剤として用い
ることが可能であるため、反応の必要量以上用いて脱水
剤として使用することもできる。また、脱水剤として、
モレキュラーシープ、シリカゲル、アルミナ、活性炭な
ども使用可能である。
【0014】脱水剤の量は特に限定されないが、中和に
よって生成してくる水分を十分除去できる量が好まし
い。
よって生成してくる水分を十分除去できる量が好まし
い。
【0015】第1の発明における非プロトン性溶媒とし
ては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチル
ホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホ
キシド、スルホランなどのスルホキシド類、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどのグライム類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類
が挙げられ、特に好ましいのは酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類である。
ては、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチ
ルアセトアミド、N−メチルピロリドン、ヘキサメチル
ホスホリックトリアミド等のアミド類、ジメチルスルホ
キシド、スルホランなどのスルホキシド類、エチレング
リコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ルなどのグライム類、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエ
ステル類、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン
類、アセトニトリル、ベンゾニトリルなどのニトリル類
が挙げられ、特に好ましいのは酢酸エチル、酢酸ブチル
などのエステル類である。
【0016】金属の炭酸塩、重炭酸塩は、溶媒に完全に
溶解しなくてもなんら問題なく使用でき、例えば金属の
炭酸塩、重炭酸塩が溶媒中に懸濁された状態でも反応を
行うことができる。
溶解しなくてもなんら問題なく使用でき、例えば金属の
炭酸塩、重炭酸塩が溶媒中に懸濁された状態でも反応を
行うことができる。
【0017】反応の温度は使用する溶媒により変化させ
うるが、通常30〜100 ℃、好ましくは40〜80℃の範囲で
ある。
うるが、通常30〜100 ℃、好ましくは40〜80℃の範囲で
ある。
【0018】原料である、2−トリフルオロメチル−
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸は、パーフルオ
ロイソブテンのメタノール付加体であるパーフルオロイ
ソブチルメチルエーテルを水酸化カリウム水溶液と反応
させ、脱HFすることによって得られるパーフルオロイ
ソブテニルメチルエーテルと塩化カルシウムとをテトラ
ヒドロフラン/水溶媒中で反応させることにより、容易
に得ることができる(特願平7−152567号)。
3,3,3−トリフルオロプロピオン酸は、パーフルオ
ロイソブテンのメタノール付加体であるパーフルオロイ
ソブチルメチルエーテルを水酸化カリウム水溶液と反応
させ、脱HFすることによって得られるパーフルオロイ
ソブテニルメチルエーテルと塩化カルシウムとをテトラ
ヒドロフラン/水溶媒中で反応させることにより、容易
に得ることができる(特願平7−152567号)。
【0019】本発明はまた、第1の発明の上記した方法
によって得られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンを原料とし、水素化触媒の存在下に水素で水素
添加することにより、1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロパンを得る、1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロパンの製造方法も提供するものである。これを
以下、第2の発明と称する。
によって得られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンを原料とし、水素化触媒の存在下に水素で水素
添加することにより、1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロパンを得る、1,1,1,3,3−ペンタフル
オロプロパンの製造方法も提供するものである。これを
以下、第2の発明と称する。
【0020】この第2の発明において、水素添加反応に
は、第1の発明によって得られた1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンを含む反応生成物をそのまま、
または、通常知られている精留による分離などにより
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを精製し
た後、用いることが可能である。
は、第1の発明によって得られた1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンを含む反応生成物をそのまま、
または、通常知られている精留による分離などにより
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを精製し
た後、用いることが可能である。
【0021】第1の発明によって得られた反応生成物
は、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンのほ
かに、二酸化炭素、1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロプロパン、場合によっては反応溶媒を含んでいる
が、これらは、後の水添反応には影響を及ぼさないた
め、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを分
離することなくそのまま使用することが可能であるし、
必要に応じて精製分離して用いても良い。
は、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンのほ
かに、二酸化炭素、1,1,1,3,3,3−ヘキサフ
ルオロプロパン、場合によっては反応溶媒を含んでいる
が、これらは、後の水添反応には影響を及ぼさないた
め、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを分
離することなくそのまま使用することが可能であるし、
必要に応じて精製分離して用いても良い。
【0022】反応の方式としては、液相での反応、気相
での反応が可能であり、液相では溶媒を用いることも可
能であるし、気相反応では、固定床型気相反応、流動床
型気相反応などの方式をとることができる。
での反応が可能であり、液相では溶媒を用いることも可
能であるし、気相反応では、固定床型気相反応、流動床
型気相反応などの方式をとることができる。
【0023】水素化触媒としては、貴金属触媒が好まし
く、パラジウム、白金、ロジウム触媒などが挙げられ、
特に、パラジウム触媒が好ましい。
く、パラジウム、白金、ロジウム触媒などが挙げられ、
特に、パラジウム触媒が好ましい。
【0024】水素化触媒は、担体に担持されたものが好
ましく、活性炭、シリカゲル、酸化チタン、ジルコニ
ア、その他の担体を用いることができるが、活性炭に担
持されたものが好ましい。
ましく、活性炭、シリカゲル、酸化チタン、ジルコニ
ア、その他の担体を用いることができるが、活性炭に担
持されたものが好ましい。
【0025】また、担体の粒径については反応にほとん
ど影響を及ぼさず、液相で水添反応を行う場合には粉末
状のものが、気相で水添反応を行う場合には 0.1〜100m
m が好適である。
ど影響を及ぼさず、液相で水添反応を行う場合には粉末
状のものが、気相で水添反応を行う場合には 0.1〜100m
m が好適である。
【0026】担持濃度としては、0.05〜10%と幅広いも
のが使用可能であるが、通常 0.5〜5%担持品が推奨さ
れる。
のが使用可能であるが、通常 0.5〜5%担持品が推奨さ
れる。
【0027】反応温度は、通常−20〜300 ℃、好ましく
は−20〜200 ℃であり、気相反応の場合では 300℃以上
で反応を行うと副生成物が生成する。
は−20〜200 ℃であり、気相反応の場合では 300℃以上
で反応を行うと副生成物が生成する。
【0028】1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンの気相での水素添加反応においては、水素と原料の
割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常は化学
量論量の水素を使用して水素添加反応を行う。出発物質
の全モルに対して、化学量論量よりかなり多い量、例え
ば3モル又はそれ以上の水素を使用し得る。
ペンの気相での水素添加反応においては、水素と原料の
割合は大幅に変動させ得る。しかしながら、通常は化学
量論量の水素を使用して水素添加反応を行う。出発物質
の全モルに対して、化学量論量よりかなり多い量、例え
ば3モル又はそれ以上の水素を使用し得る。
【0029】反応の圧力は特に限定されず、加圧下、減
圧下、常圧下で可能であるが、減圧下では装置が複雑に
なるため、加圧下、常圧下で反応を行う方が好ましい。
圧下、常圧下で可能であるが、減圧下では装置が複雑に
なるため、加圧下、常圧下で反応を行う方が好ましい。
【0030】接触時間は、通常 0.1〜300 秒、特には1
〜30秒である。
〜30秒である。
【0031】1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロ
ペンの液相での水素添加反応においては、反応による水
素の消費がなくなるまで反応を続ける。反応の圧力は1
〜20Kg/cm2Gの範囲が採用できる。
ペンの液相での水素添加反応においては、反応による水
素の消費がなくなるまで反応を続ける。反応の圧力は1
〜20Kg/cm2Gの範囲が採用できる。
【0032】また、液相での水素添加反応では、反応終
了後に反応生成物を回収した後、触媒を再使用すること
が可能である。
了後に反応生成物を回収した後、触媒を再使用すること
が可能である。
【0033】
【発明の作用効果】本発明による方法は、非プロトン性
溶媒中、金属の炭酸塩及び/又は金属の重炭酸塩の存在
下に、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフル
オロプロピオン酸を特に40〜80℃の反応温度にて滴下
し、特に、得られた反応生成物から精製によって1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを得、更に望
ましくは脱水剤を共存させる、1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロプロペンの製造であるから、反応の系内で
2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプ
ロピオン酸の金属塩が生成し、更に、系内で脱炭酸反応
が進行し、一挙に1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンが生成し、更に中和によって生成した水分の影
響による1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パンの副生を抑えることができる。従って、工業的に効
率良くかつ経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロペンを得ることができ、また得られた1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロペンを原料として経済
的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを得
ることができる。
溶媒中、金属の炭酸塩及び/又は金属の重炭酸塩の存在
下に、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフル
オロプロピオン酸を特に40〜80℃の反応温度にて滴下
し、特に、得られた反応生成物から精製によって1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを得、更に望
ましくは脱水剤を共存させる、1,1,1,3,3−ペ
ンタフルオロプロペンの製造であるから、反応の系内で
2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプ
ロピオン酸の金属塩が生成し、更に、系内で脱炭酸反応
が進行し、一挙に1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンが生成し、更に中和によって生成した水分の影
響による1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロ
パンの副生を抑えることができる。従って、工業的に効
率良くかつ経済的に1,1,1,3,3−ペンタフルオ
ロプロペンを得ることができ、また得られた1,1,
1,3,3−ペンタフルオロプロペンを原料として経済
的に1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを得
ることができる。
【0034】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に具体的に説
明する。
明する。
【0035】実施例1 滴下ロート、リフラックスコンデンサーを取り付けた 3
00mlのガラス製反応器に酢酸エチル 150ml、無水炭酸カ
ルシウム 34.6g(0.25モル)、無水硫酸マグネシウム 1
0gを仕込み、攪拌しながら70℃に加熱した。
00mlのガラス製反応器に酢酸エチル 150ml、無水炭酸カ
ルシウム 34.6g(0.25モル)、無水硫酸マグネシウム 1
0gを仕込み、攪拌しながら70℃に加熱した。
【0036】その温度を保ちながら、滴下ロートより2
−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロ
ピオン酸 98g(0.5モル)を5時間かけて滴下した。反応
中に発生する低沸点のガスはリフラックスコンデンサー
上部から抜き出し、ドライアイス−アセトンで冷却した
受器で捕集した。
−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロ
ピオン酸 98g(0.5モル)を5時間かけて滴下した。反応
中に発生する低沸点のガスはリフラックスコンデンサー
上部から抜き出し、ドライアイス−アセトンで冷却した
受器で捕集した。
【0037】反応により発生した低沸点のガスをガスク
ロマトグラフィーにより分析したところ、二酸化炭素、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペン、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、酢酸エ
チルが含まれていた。滴下開始からの時間によるガス組
成の変化を下記の表1に示す。
ロマトグラフィーにより分析したところ、二酸化炭素、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペン、1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、酢酸エ
チルが含まれていた。滴下開始からの時間によるガス組
成の変化を下記の表1に示す。
【0038】 *発生ガス中の、二酸化炭素、酢酸エチルを除外したときの選択率
【0039】反応終了後、捕集されたガスをガスクロマ
トグラフィーにより分析したところ1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンの選択率は87%であった。
トグラフィーにより分析したところ1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンの選択率は87%であった。
【0040】実施例2 実施例1と同じ反応装置に、酢酸エチル 150ml、無水炭
酸カリウム 50g(0.36モル)を仕込み、攪拌しながら70
℃に加熱した。
酸カリウム 50g(0.36モル)を仕込み、攪拌しながら70
℃に加熱した。
【0041】その温度を保ちながら、滴下ロートより2
−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロ
ピオン酸 98g(0.5モル)を5時間かけて滴下した。反応
中に発生する低沸点のガスはリフラックスコンデンサー
上部から抜き出し、ドライアイス−アセトンで冷却した
受器で捕集した。
−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロ
ピオン酸 98g(0.5モル)を5時間かけて滴下した。反応
中に発生する低沸点のガスはリフラックスコンデンサー
上部から抜き出し、ドライアイス−アセトンで冷却した
受器で捕集した。
【0042】反応終了後、捕集されたガスをガスクロマ
トグラフィーにより分析したところ、1,1,1,3,
3−ペンタフルオロプロペンの選択率は84%であった。
トグラフィーにより分析したところ、1,1,1,3,
3−ペンタフルオロプロペンの選択率は84%であった。
【0043】実施例3 実施例1において、溶媒を酢酸エチルからエチレングリ
コールジメチルエーテルに替え、同様に反応を行った。
反応終了後、捕集されたガスをガスクロマトグラフィー
により分析したところ、1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロプロペンの選択率は86%であった。
コールジメチルエーテルに替え、同様に反応を行った。
反応終了後、捕集されたガスをガスクロマトグラフィー
により分析したところ、1,1,1,3,3−ペンタフ
ルオロプロペンの選択率は86%であった。
【0044】実施例4 実施例1において、溶媒を酢酸エチルからアセトニトリ
ルに替え、同様に反応を行った。反応終了後、捕集され
たガスをガスクロマトグラフィーにより分析したとこ
ろ、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの選
択率は70%であった。
ルに替え、同様に反応を行った。反応終了後、捕集され
たガスをガスクロマトグラフィーにより分析したとこ
ろ、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの選
択率は70%であった。
【0045】実施例5 内径7mm、長さ 150mmのSUS316製反応管に、活性
炭に 0.5%濃度で担持されたパラジウム触媒 2.3ccを充
填し、窒素ガスを流しながら、電気炉にて 100℃に加熱
し、所定の温度に達した後、実施例1で得られた1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを 5.5cc/
分、水素を14.5cc/分の割合で導入した。反応温度は 1
00℃を保った。
炭に 0.5%濃度で担持されたパラジウム触媒 2.3ccを充
填し、窒素ガスを流しながら、電気炉にて 100℃に加熱
し、所定の温度に達した後、実施例1で得られた1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを 5.5cc/
分、水素を14.5cc/分の割合で導入した。反応温度は 1
00℃を保った。
【0046】生成ガスは、水洗後、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析を行った。1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの選択率は9
9.5%であった。
ィーにより分析を行った。1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの選択率は9
9.5%であった。
【0047】実施例6 実施例5と同じ反応装置に、活性炭に 0.5%濃度で担持
されたパラジウム触媒2.3ccを充填し、窒素ガスを流し
ながら、電気炉にて50℃に加熱し、所定の温度に達した
後、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを
5.5cc/分、水素を14.5cc/分の割合で導入した。反応
温度は50℃を保った。
されたパラジウム触媒2.3ccを充填し、窒素ガスを流し
ながら、電気炉にて50℃に加熱し、所定の温度に達した
後、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを
5.5cc/分、水素を14.5cc/分の割合で導入した。反応
温度は50℃を保った。
【0048】生成ガスは、水洗後、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析を行った。1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの選択率は9
9.6%であった。
ィーにより分析を行った。1,1,1,3,3−ペンタ
フルオロプロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,
1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの選択率は9
9.6%であった。
【0049】実施例7 実施例5と同じ反応装置に、アルミナに 0.5%濃度で担
持されたパラジウム触媒 1.9ccを充填し、窒素ガスを流
しながら、室温(23℃)にした後、1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンを 5.5cc/分、水素を14.5cc
/分の割合で導入した。反応温度は23℃で行った。
持されたパラジウム触媒 1.9ccを充填し、窒素ガスを流
しながら、室温(23℃)にした後、1,1,1,3,3
−ペンタフルオロプロペンを 5.5cc/分、水素を14.5cc
/分の割合で導入した。反応温度は23℃で行った。
【0050】生成ガスは、水洗後、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析を行った。反応率75.3%、選択率99.7%
で目的の1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
を得た。
ィーにより分析を行った。反応率75.3%、選択率99.7%
で目的の1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパン
を得た。
【0051】実施例8 実施例5と同じ反応装置に、活性炭に2%濃度で担持さ
れたパラジウム触媒 2.3ccを充填し、窒素ガスを流しな
がら、電気炉にて50℃に加熱し、所定の温度に達した
後、二酸化炭素(19%)、1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロプロパン(9%)、酢酸エチル(7%)、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペン(65%)
からなる反応生成物の混合ガスを 5.5cc/分、水素を1
4.5cc/分の割合で導入した。反応温度は50℃で行っ
た。
れたパラジウム触媒 2.3ccを充填し、窒素ガスを流しな
がら、電気炉にて50℃に加熱し、所定の温度に達した
後、二酸化炭素(19%)、1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロプロパン(9%)、酢酸エチル(7%)、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペン(65%)
からなる反応生成物の混合ガスを 5.5cc/分、水素を1
4.5cc/分の割合で導入した。反応温度は50℃で行っ
た。
【0052】生成ガスは、水洗後、ガスクロマトグラフ
ィーにより分析を行った。反応はなんら問題なく進行
し、混合ガス中の1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペンから1,1,1,3,
3−ペンタフルオロプロパンへの選択率は99.6%であっ
た。
ィーにより分析を行った。反応はなんら問題なく進行
し、混合ガス中の1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンの転化率はほぼ 100%であり、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペンから1,1,1,3,
3−ペンタフルオロプロパンへの選択率は99.6%であっ
た。
【0053】実施例9 攪拌装置付きSUS316製の6l オートクレーブに粉
末状の3%Pd/活性炭50g を仕込んだ。オートクレー
ブ内を真空にし、5℃まで冷却した後、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペン5Kg仕込み、攪拌を開
始した。内温が3℃になるまで冷却した後、水素を4Kg
/cm2Gまで仕込んだ。反応の開始と共に内温が上昇し、
9℃となった。
末状の3%Pd/活性炭50g を仕込んだ。オートクレー
ブ内を真空にし、5℃まで冷却した後、1,1,1,
3,3−ペンタフルオロプロペン5Kg仕込み、攪拌を開
始した。内温が3℃になるまで冷却した後、水素を4Kg
/cm2Gまで仕込んだ。反応の開始と共に内温が上昇し、
9℃となった。
【0054】内温が15℃を超えないように、外部からの
冷却を続けながら水素を4〜5Kg/cm2Gの圧力で仕込ん
でいった。水素の吸収がなくなるまで反応を続けた。
冷却を続けながら水素を4〜5Kg/cm2Gの圧力で仕込ん
でいった。水素の吸収がなくなるまで反応を続けた。
【0055】反応終了後、5℃まで冷却し、水素を系外
へパージし、その後、内温を30℃とし、反応生成物をド
ライアイスで冷却したトラップに回収した。回収量は5
Kgであり、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペ
ンの転化率はほぼ 100%であり、1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンから1,1,1,3,3−ペン
タフルオロプロパンへの選択率は99.2%であった。
へパージし、その後、内温を30℃とし、反応生成物をド
ライアイスで冷却したトラップに回収した。回収量は5
Kgであり、1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペ
ンの転化率はほぼ 100%であり、1,1,1,3,3−
ペンタフルオロプロペンから1,1,1,3,3−ペン
タフルオロプロパンへの選択率は99.2%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 19/08 C07C 19/08 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300
Claims (15)
- 【請求項1】 非プロトン性溶媒中、金属の炭酸塩及び
/又は金属の重炭酸塩の存在下に、2−トリフロオロメ
チル−3,3,3−トリフルオロプロピオン酸を加え、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを得る、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方
法。 - 【請求項2】 脱水剤を共存させる、請求項1に記載し
た製造方法。 - 【請求項3】 金属の炭酸塩又は金属の重炭酸塩とし
て、無水のアルカリ金属炭酸塩又は無水のアルカリ金属
重炭酸塩を使用する、請求項1又は2に記載した製造方
法。 - 【請求項4】 金属の炭酸塩及び/又は金属の重炭酸塩
を2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロ
プロピオン酸に対して少なくとも化学量論量使用する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載した製造方法。 - 【請求項5】 脱水剤として、無水の金属硫酸塩、無水
の金属炭酸塩又は無水の金属重炭酸塩を使用する、請求
項2に記載した製造方法。 - 【請求項6】 無水の金属炭酸塩又は無水の金属重炭酸
塩として、無水のアルカリ金属炭酸塩又は無水のアルカ
リ金属重炭酸塩を使用する、請求項5に記載した製造方
法。 - 【請求項7】 非プロトン性溶媒として、アミド類、ス
ルホキシド類、グライム類、エステル類、ケトン類又は
ニトリル類を使用する、請求項1に記載した製造方法。 - 【請求項8】 2−トリフルオロメチル−3,3,3−
トリフルオロプロピオン酸を加えて得られた反応生成物
から精製により、1,1,1,3,3−ペンタフルオロ
プロペンを得る、請求項1に記載した製造方法。 - 【請求項9】 反応温度を30〜100 ℃とする、請求項1
に記載した製造方法。 - 【請求項10】 請求項1に記載した製造方法によって得
られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを
水素化触媒の存在下に水素で水素添加することにより、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンを得る、
1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方
法。 - 【請求項11】 請求項1に記載した製造方法によって得
られた1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンを
含む反応生成物をそのまま、或いは精製により前記反応
生成物から1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペ
ンを分離して水素添加反応に供する、請求項10に記載し
た製造方法。 - 【請求項12】 水素化触媒として貴金属触媒を使用す
る、請求項10に記載した製造方法。 - 【請求項13】 水素化触媒を担体に担持する、請求項12
に記載した製造方法。 - 【請求項14】 反応温度を−20〜300 ℃とする、請求項
10に記載した製造方法。 - 【請求項15】 水素を少なくとも化学量論量使用する、
請求項10に記載した製造方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7248608A JPH0967280A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
| US08/696,527 US5728902A (en) | 1995-09-01 | 1996-08-14 | Method for manufacturing 1,1,1,3,3-pentafluoropropene |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7248608A JPH0967280A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0967280A true JPH0967280A (ja) | 1997-03-11 |
Family
ID=17180651
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7248608A Pending JPH0967280A (ja) | 1995-09-01 | 1995-09-01 | 1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロペンの製造方法及び1,1,1,3,3−ペンタフルオロプロパンの製造方法 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5728902A (ja) |
| JP (1) | JPH0967280A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225916A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 有機機能性材料の製造方法、有機機能性材料、および、これを用いた有機電界発光素子 |
| JP2012116862A (ja) * | 2004-11-05 | 2012-06-21 | E I Du Pont De Nemours & Co | 1−ヨード−1h,1h,2h,2h−パーフルオロアルカンの精製方法 |
| JP2016121353A (ja) * | 2004-04-29 | 2016-07-07 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | テトラフルオロプロペン及び二酸化炭素を含んでなる組成物 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7091388B2 (en) * | 2003-09-26 | 2006-08-15 | Honeywell International Inc. | Method of making 1,1,3,3,3-pentafluoropropene |
| FI3378919T4 (fi) * | 2005-03-04 | 2024-07-22 | Chemours Co Fc Llc | Hfc-1234yf:ää ja hfc-32:ta käsittäviä koostumuksia |
| US7569170B2 (en) | 2005-03-04 | 2009-08-04 | E.I. Du Pont De Nemours And Company | Compositions comprising a fluoroolefin |
| US20220389297A1 (en) | 2005-03-04 | 2022-12-08 | The Chemours Company Fc, Llc | Compositions comprising a fluoroolefin |
| JP4627045B2 (ja) * | 2005-04-27 | 2011-02-09 | セントラル硝子株式会社 | 金属製造保護ガス |
| CA2628960C (en) | 2005-12-01 | 2010-10-19 | Central Glass Company, Limited | Protective gas composition for magnesium/magnesium alloy production and combustion preventing method |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5594159A (en) * | 1995-04-13 | 1997-01-14 | E I Du Pont De Nemours And Company | Producing CF3 CH2 CF3 and/or CF3 CH═CF2 by the conversion of alpha-hydroperfluoroisobutyric acid compounds |
-
1995
- 1995-09-01 JP JP7248608A patent/JPH0967280A/ja active Pending
-
1996
- 1996-08-14 US US08/696,527 patent/US5728902A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005225916A (ja) * | 2004-02-10 | 2005-08-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 有機機能性材料の製造方法、有機機能性材料、および、これを用いた有機電界発光素子 |
| JP2016121353A (ja) * | 2004-04-29 | 2016-07-07 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッド | テトラフルオロプロペン及び二酸化炭素を含んでなる組成物 |
| JP2017186563A (ja) * | 2004-04-29 | 2017-10-12 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッドHoneywell International Inc. | テトラフルオロプロペン及び二酸化炭素を含んでなる組成物 |
| JP2018204031A (ja) * | 2004-04-29 | 2018-12-27 | ハネウェル・インターナショナル・インコーポレーテッドHoneywell International Inc. | テトラフルオロプロペン及び二酸化炭素を含んでなる組成物 |
| JP2012116862A (ja) * | 2004-11-05 | 2012-06-21 | E I Du Pont De Nemours & Co | 1−ヨード−1h,1h,2h,2h−パーフルオロアルカンの精製方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5728902A (en) | 1998-03-17 |
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