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JPH0960129A - 伸縮継手装置 - Google Patents

伸縮継手装置

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Publication number
JPH0960129A
JPH0960129A JP21794995A JP21794995A JPH0960129A JP H0960129 A JPH0960129 A JP H0960129A JP 21794995 A JP21794995 A JP 21794995A JP 21794995 A JP21794995 A JP 21794995A JP H0960129 A JPH0960129 A JP H0960129A
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JP
Japan
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cover plate
holder
locked
gap
piece
Prior art date
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Granted
Application number
JP21794995A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3307525B2 (ja
Inventor
Shuji Nagata
修二 永田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Aluminium Co Ltd
Original Assignee
Nippon Aluminium Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Aluminium Co Ltd filed Critical Nippon Aluminium Co Ltd
Priority to JP21794995A priority Critical patent/JP3307525B2/ja
Publication of JPH0960129A publication Critical patent/JPH0960129A/ja
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Publication of JP3307525B2 publication Critical patent/JP3307525B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 隣接する2つの構造体の相対的な変位によっ
て、カバープレートが変形することを防止して、各構造
体間の空隙をカバープレートによって塞ぐ。 【解決手段】 空隙6をあけて隣接する2つの構造体
7,8間にわたってホルダ2が、空隙6の延在方向に間
隔をあけて複数設けられている。ホルダ2にカバープレ
ート3が各構造体7,8とは反対側から装着されてい
る。第1および第2引張コイルばね4,5の一端部2
1,28は、ホルダ2にその長手方向に移動自在に保持
される移動体19,26に係止され、第1引張コイルば
ね4の他端部25は、構造体7に取付けられた取付片2
2に係止される。第2引張コイルばね5の他端部37
は、構造体8に固定されたカバープレート3の延在方向
に延びる案内レール32に、カバープレート3の延在方
向に移動自在に保持される移動体35に係止されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の天井の構造
体間に介在する空隙を、各構造体の相対的な変位を許容
し得るようにして塞ぐ伸縮継手装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、典型的な従来技術の伸縮継手装
置100を示す鉛直断面図である。間隔11を有する空
隙101をあけて隣接する2つの天井の構造体である建
物の躯体102,103間にわたってホルダ104が配
置され、このホルダ104は、その長手方向両端部が各
躯体102,103に近接する方向にばね付勢されてい
る。このホルダ104には、このホルダ104の長手方
向両端部で係止されるカバープレート105が装着さ
れ、急激な地震または地盤の不等沈下などによって、各
躯体102,103が相対的に急激な変位を生じても、
前記空隙101を塞いだ状態で、その変位を許容し得る
ように構成されている。前記ホルダ104をばね付勢す
るためのたとえば引張コイルばね106は、その一端部
107がホルダ104の一定位置に係止され、他端部1
08がたとえば一方の躯体103に固定される取付片1
09によって前記一方の躯体103の一定位置に係止さ
れている。
【0003】またカバープレート105の幅方向両端部
には、相互に近接する方向に屈曲する略U字状の屈曲部
110a,110bがそれぞれ形成され、また前記ホル
ダ104の長手方向両端部には、前記各屈曲部に嵌まり
込んで各屈曲部の浮き上がりを防止するための係止片1
11a,111bが固定的に設けられ、さらに前記各屈
曲部110a,110bの先端部112a,112bに
弾発的に当接する板ばね113a,113bがそれぞれ
設けられる。このように構成し、前記各屈曲部110
a,110bを前記各係止片111a,111bによっ
て係止し、前記各板ばね113a,113bによって前
記各屈曲部110a,110bを相互に離反する方向に
押圧して前記係止状態を維持して、カバープレート10
5をホルダ104に装着する伸縮継手装置が本件発明者
によって提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、前記引張コイルばね106の両端部107,108
が一定位置にそれぞれ係止されており、前記各躯体10
2,103の相対的な変位によって、前記引張コイルば
ね106が大きく伸張されてしまう場合がある。このよ
うな場合、大きく伸張された引張コイルばね106の伸
びが引張力を許容し得る限界に達すると、大きな力が前
記ホルダ104を介してカバープレート105に作用
し、カバープレート105が変形されてしまうおそれが
あり、前記各躯体102,103間の大きな相対的変位
を許容することができないという問題がある。
【0005】また、カバープレート105のホルダ10
4への装着は、前述のように固定的に設けられる各係止
片111a,111bに係止することによって行われる
ので、前記各係止片111a,111bに前記各屈曲部
110a,110bを係止するためには、一方の係止片
111aまたは111bに一方の屈曲部110aを掛止
め、他方の係止片111bまたは111aが他方の屈曲
部110bまたは110aに干渉しないようにカバープ
レート105をホルダ104に対して変位させた状態
で、他方の屈曲部110bまたは110aの先端部11
2bまたは112aを他方の係止片111bまたは11
1aよりも躯体102,103に近接させ、他方の屈曲
部110bまたは110a内に他方の係止片111bま
たは111aを嵌まり込ませて、他方の屈曲部110b
または110aを他方の係止片111bまたは111a
に係止する必要がある。このため、ホルダ104にカバ
ープレート105を取付けたため、手間を要し、作業効
率が悪いという問題がある。したがって本発明の目的
は、隣接する2つの構造体が大きく変位しても、カバー
プレートを変形することなしに各構造体の大きな変位を
許容することができる伸縮継手装置を提供することであ
る。
【0006】また本発明の他の目的は、カバープレート
をホルダに容易に取付けることができ、取付作業の効率
を向上することができる伸縮継手装置を提供することで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、空隙をあけて
隣接する天井の構造体間にわたって延びるホルダが、前
記空隙の延在方向に間隔をあけて複数設けられ、各ホル
ダには、前記空隙を塞ぐ偏平なカバープレートが装着さ
れるとともに、第1および第2引張ばね手段の各一端部
が、ホルダの左右方向に移動自在に係止され、第1引張
ばね手段の他端部は、一方の構造体に、前記空隙側で係
止され、第2引張ばね手段の他端部は、他方の構造体に
前記空隙側で前記空隙の延在方向に取付けられた案内レ
ールに、移動自在に係止されることを特徴とする伸縮継
手装置である。本発明に従えば、隣接する2つの構造体
間にわたって複数のホルダが設けられ、このホルダには
偏平なカバープレートが装着されている。ホルダには、
第1および第2引張ばね手段の各一端部がホルダの長手
方向に移動自在に係止されている。第1引張ばね手段の
他端部は、一方の構造体に前記空隙側で係止され、第2
引張ばね手段の他端部は、他方の構造体に前記空隙側で
前記空隙の延在方向に取付けられる案内レールに、移動
自在に係止されている。これによって、各構造体が急激
な地震や地盤の不等沈下などによって相対的に大きく変
位した場合に、第1引張ばね手段の一端部は、第1引張
ばね手段の伸び量が最も小さくなるように、ホルダの長
手方向によって移動することができる。また第2引張ば
ね手段は、その伸び量が最も小さくなるようにして一端
部がホルダの長手方向に沿って移動し、かつ他端部が前
記延在方向に沿って移動することができる。したがっ
て、前述のように各構造体が相対的に大きく変位した場
合に、第1および第2引張ばね手段が弾性限界を超えて
大きく伸張されてしまうことを防止することができ、カ
バープレートに不所望な大きな力が作用することを防止
することができる。しかも、第1引張ばね手段の他端部
は、一方の躯体に固定位置で係止されているので、カバ
ープレートを、最初に取付けた所望の位置に復帰させる
働きを有する。したがって、前述のような各構造体間の
相対的な変位によって、カバープレートが最初に取付け
た所望の位置からずれてしまうことを防止することがで
きる。
【0008】また本発明の前記カバープレートの幅方向
両端部には、相互に近接する方向に屈曲した略U字状の
屈曲部が形成され、前記ホルダの左右方向両端部のうち
少なくともいずれか一方には、前記カバープレートの屈
曲部に弾発的に嵌まり込む係止片が設けられることを特
徴とする。また本発明に従えば、前記ホルダの長手方向
両端部のうち少なくともいずれか一方には、カバープレ
ートの幅方向両端部に形成される相互に近接する方向に
屈曲する略U字状の屈曲部のうち少なくともいずれか一
方に弾発的に嵌まり込む係止片が設けられている。これ
によって、たとえばカバープレートの幅方向一端部に形
成される屈曲部をホルダの長手方向一端部に掛止めした
状態で、カバープレートの他端部をホルダの長手方向他
端部に設けられる前記係止片に向けて押圧することによ
って、前記係止片を弾発力に抗して変位させ、その係止
片をカバープレートの屈曲部に嵌まり込ませることがで
きる。したがって、係止片を変位させることによって、
カバープレートをホルダに容易に装着することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
伸縮継手装置1を示す鉛直断面図である。伸縮継手装置
1は、基本的にホルダ2と、カバープレート3と、第1
および第2引張ばね手段である第1および第2引張コイ
ルばね4,5とを含んで構成される。
【0010】間隔L2を有する空隙6をあけて隣接す
る、たとえば建物のスラブなどによって構成される2つ
の天井の構造体7,8間にわたって空隙6の延在方向で
ある図1の紙面に対して垂直な方向に相互に間隔をあけ
て、前記ホルダ2が複数設けられる。このホルダ2は、
前記2つの構造体7,8間にわたって、すなわち図1の
左右方向に延びる長尺状であって、アルミニウム合金か
ら成る押出し型材である。このようなホルダ2には、前
記カバープレート3が、各構造体7,8とは反対側から
覆うようにして装着される。
【0011】このカバープレート3は、たとえばアルミ
ニウム合金から成り、図1の紙面に対して垂直な水平方
向に延びて配置されている。このようなカバープレート
3は、図1の紙面に対して垂直な水平方向に延びて配置
される偏平な平坦部9と、この平坦部9の幅方向、すな
わち図1の左右方向両端部9a,9bから各構造体7,
8側に屈曲して連なる側壁部10a,10bと、前記平
坦部9と平行であり、側壁部10a,10bに連なって
相互に近接する方向に屈曲する折返し部11a,11b
とを有し、前記平坦部9の幅方向両端部9a,9bに、
各側壁部10a,10bおよび各折返し部11a,11
bによって、カバープレート3の幅方向両端部には、略
U字状の屈曲部12a,12bがそれぞれ形成されてい
る。
【0012】このカバープレート3の各折返し部11
a,11bには、各構造体7,8に臨んで、カバープレ
ート3の延在方向、すなわち図1の紙面に対して垂直な
方向に延びるパッキン13a,13bがそれぞれ設けら
れており、各パッキン13a,13bは、たとえば弾発
性を有する合成樹脂から成り、各構造体7,8の空間1
4に臨む表面7a,8aに弾発的に当接されている。こ
のカバープレート3によって前記空隙6が塞がれ、前記
空隙6と空間14とを気密に遮断し、空隙6と空間14
との間で空気が出入りすることを阻止して、たとえば熱
気、冷気および湿気などが相互間で移動しないように構
成されている。
【0013】図2は、空隙6内から見て、第2引張コイ
ルばね5付近を示す斜視図である。図1および図2を参
照して、前記ホルダ2は、偏平な基部15と、この基部
15の幅方向の中央部付近で、鉤状に形成され、かつ各
躯体7,8に取付けられた状態で、図1の左右方向であ
るホルダ2の左右方向となるホルダ2の長手方向に延び
る一対の案内片18a,18bとが一体的に形成され
る。
【0014】このようなホルダ2には、前記案内片18
a,18bに嵌まり込んで各案内片18a,18bの延
びる方向、すなわちホルダ2の左右方向に移動自在に移
動体19が保持されている。この移動体19は、略H字
状であって、各案内レール18a,18b間に嵌まり込
んで保持されている。この移動体19に形成される係止
孔20に挿通された状態で、第1引張コイルばね4の一
端部21が移動体19に係止される。このようにして、
第1引張コイルばね4の一端部21は、ホルダ2に、そ
の長手方向に移動自在に係止される。
【0015】前記2つの構造体7,8のうち、一方の構
造体7には、たとえばステンレス鋼などから成る略L字
状の取付片22が、たとえばアンカーボルト23によっ
て固定されている。この取付片22は、空隙6内で、ホ
ルダ2に関しカバープレート3とは反対側に形成される
ばね係止部24を有する。このばね係止部24に、前記
第1引張コイルばね4の他端部25が係止され、第1引
張コイルばね4の他端部25が一方の構造体7に、空隙
6側となるホルダ2に関してカバープレート3とは反対
側で係止される。
【0016】またホルダ2には、前記各案内レール18
a,18bによって、前記移動体19と同様の構成を有
する移動体26がホルダ2の左右方向に移動自在に保持
されている。この移動体26は、前記移動体19と同様
の構成を有しており、大略的にH字状であって、各案内
レール18a,18b間に嵌まり込んでホルダ2に保持
されている。この移動体26に形成される係止孔27に
挿通された状態で、第2引張コイルばねの一端部28が
移動体26に係止される。このようにして、第2引張コ
イルばね5の一端部28が、各案内レール18a,18
bの延びる方向、すなわちホルダ2の左右方向に移動自
在に係止される。
【0017】前記2つの構造体7,8のうち、他方の構
造体8には、たとえばステンレス鋼などから成る大略的
にL字状の取付片29が、たとえばアンカーボルト30
によって固定されている。この取付片29は、前記空隙
6内で、ホルダ2がカバープレート3と反対側に前記一
方の構造体7に向けて突出する突出部31を有する。こ
の突出部31には、断面形状が大略的にC字状であっ
て、図1の紙面に対して垂直な、前記空隙6の延在方向
に延びる案内レール32が、たとえばビスによって固定
されている。この案内レール32は、カバープレート3
に臨む側が開放されるC字状であって、相互に対向して
突出する一対の案内部33,34を有する。このような
案内レール32には、前記移動体19および26と同様
の構成を有する移動体35が保持されている。この移動
体35は、前述のようにH字状であって、各案内部3
3,34間に嵌まり込んで、案内レール32に移動自在
に保持されている。この移動体35に形成される係止孔
36に挿通された状態で、第2引張コイルばねの他端部
37が移動体35に係止される。このようにして、第2
引張コイルばね5の他端部37は、他方の構造体8に、
空隙6側となるホルダ2に関してカバープレート3とは
反対側で、案内レール32の延びる空隙6の延在方向、
すなわち図1の紙面に対して垂直な方向に移動自在に係
止される。
【0018】このような第1および第2引張コイルばね
4,5によってホルダ2は、その長手方向両端部2a,
2bが各構造体7,8に近接する方向にばね付勢され、
このホルダ2に装着されたカバープレート3は、その幅
方向両端部が各構造体7,8にそれぞれ近接する方向に
ばね付勢されている。これによって、カバープレート3
の幅方向両端部に設けられた前記パッキン13a,13
bが、各構造体7,8の前記表面7a,8aに弾発的に
当接され、前記空隙6が前述のように塞がれている。
【0019】また、第1および第2引張コイルばね4,
5の一端部21,28は、ホルダ2の長手方向、すなわ
ち図1の左右方向に移動自在に係止されており、各構造
体7,8が相互に近接および離反する方向、すなわち図
1の左右方向に、たとえば急激な地震や地盤の不等沈下
などによって変位して、第1および第2引張コイルばね
4,5の一端部21,28が、第1および第2引張コイ
ルばね4,5の他端部25,37に対して変位しても、
移動体19,26がその変位に無制限に追従して移動で
きるので、第1および第2引張コイルばね4,5が大き
く伸張されることがない。
【0020】また、第2引張コイルばね5の他端部37
は、空隙6の延在方向、すなわち図1の紙面に対して垂
直な方向に移動自在に設けられる移動体35に係止され
ているので、各構造体7,8が図1の紙面に対して垂直
な方向に相互にずれるように、たとえば急激な地震や地
盤の不等沈下などによって変位しても、その変位に、移
動体35が前述した移動体19,26と同様に無制限に
追従することができるので、第2引張コイルばね5に大
きな変位が生じることがない。すなわち第2引張コイル
ばね5が大きな伸張されることがない。
【0021】前記急激な地震や地盤の不等沈下などによ
る各構造体7,8間の相対的な変位は、相互に近接およ
び離反する方向の変位と、空隙6の延在方向にずれる変
位と、いずれか一方の構造体7または8が他方の構造体
8または7に対してカバープレート3側にずれる変位と
がある。本形態によれば、相互に近接および離反する方
向の変位と、空隙の延在方向にずれる変位については、
前述の構成によって、無制限に追従することができ、こ
れらの変位による第1および第2引張コイルばね4,5
の伸長はわずかであり、いずれか一方の構造体7または
8の他方の構造体8または7に対する変位によってだ
け、第1および第2引張コイルばね4,5が伸長される
と考えられる。これによって、第1および第2引張コイ
ルばね4,5が限界を越えて大きくなることはなく、各
構造体7,8が、前述のような急激な地震や地盤の不等
沈下などによって相対的に大きく変位しても、第1およ
び第2引張コイルばね4,5に限界を超える大きな伸び
が生じることはなく、大きな力がカバープレート3に作
用することがない。したがって、前述のような各構造体
7,8の相対的な変位によって、第1および第2引張コ
イルばね4,5のばね力によるカバープレート3の変形
を防止することができる。
【0022】さらに、第1引張コイルばね4の他端部2
5は、一方の構造体7に固定された取付片22に係止さ
れており、すなわち、一定位置に係止されており、前述
のような各構造体7,8の変位によって、カバープレー
ト3を最初に取付けた所望の位置からずれてしまわない
ないように、第1引張コイルばね4のばね力によってカ
バープレート3を保持することができる。伸縮継手装置
1をこのように構成することによって、前述のような各
構造体7,8の相対的な変位に対し、カバープレート3
に変形およびずれが生じることを防止して、意匠上の美
観が低下することなく空隙6を塞ぐことができる。
【0023】ホルダ2の長手方向一端部2aには、その
ホルダ2の長手方向一端部2aから突出する係止片40
が固定されている。この係止片40は、ホルダ2から離
反するにつれて一方の構造体7に近接する方向に傾斜す
る案内面41が形成されている。この係止片40は、前
記カバープレート3の幅方向一端部に形成される屈曲部
12aに嵌まり込んで、カバープレート3の幅方向一端
部がホルダ2に係止される。これによって、カバープレ
ート3の幅方向一端部が、一方の構造体7から離反しな
いように、前記パッキン13aを構造体7の表面7aに
弾発的に当接させた状態で、カバープレート3をホルダ
2に装着することができる。
【0024】また、ホルダ2の長手方向他端部2bに
は、カバープレート3の幅方向他端部に形成される屈曲
部12bに弾発的に嵌まり込む係止片42を備える係止
手段43が設けられる。係止手段43は、図3に示すよ
うに、基本的に前記係止片42と、固定片44と、連結
片45と、一対の圧縮コイルばね46a,46bとを備
える。
【0025】前記係止片42は、略偏平な平坦部47
と、平坦部47の幅方向両端部から平坦部47の厚み方
向の同一側に屈曲する側壁部48a,48bとを有し、
長手方向に垂直な断面形状が大略的にU字状となる溝形
状に形成される。この係止片42は、その長手方向一端
部に、平坦部47から離反するにつれて、前記係止片4
2の長手方向一端部から他端部に傾斜する案内面49が
形成されている。平坦部47には、その長手方向一端部
寄りの部位に、各側壁部48a,48bが屈曲する側と
は反対側に、押し出された逆U字状の突起50が形成さ
れている。また、各側壁部48a,48bには、長手方
向他端部寄りの部位に、各側壁部48a,48bから前
記平坦部47に向けて延びる嵌合孔51a,51bがそ
れぞれ形成されている。さらに、各側壁部48a,48
bの長手方向一端部には、平坦部47から離反する方向
に突出する凸部52a,52bがそれぞれ形成されてい
る。このような係止片42は、たとえばステンレス鋼か
ら成り、ステンレス鋼板を切断し、プレス加工すること
によって形成することができるので、製造が容易であ
り、係止片42を安価な製造コストで実現することがで
きる。
【0026】前記固定片44は、長手方向に垂直な断面
形状が大略的にU字状の溝形状であって、略偏平な平坦
部53と、平坦部53の幅方向両端部から厚み方向の同
一側に屈曲する側壁部54a,54bとを有する。平坦
部53には、その厚み方向に貫通する貫通孔55が長手
方向両端部付近にそれぞれ形成されている。2つの側壁
部54a,54bのうちの一方の側壁部54aには、平
坦部53の側壁部54よりの端部から側壁部54aの先
端にわたって、側壁部54aを分断する切込み56a,
56bが、長手方向両端部付近にそれぞれ形成されてい
る。このような固定片44は、たとえばステンレス鋼か
ら成り、ステンレス鋼板を切断し、プレス加工すること
によって形成することができるので、製造が容易であ
り、固定片44を安価な製造コストで実現することがで
きる。
【0027】前記連結片45は、相互に平行に配置され
る2つの直線部57a,57bと、各直線部57a,5
7bの長手方向各一端部を相互に連結する連結部58と
を有し、大略的にU字状に形成される。各直線部57
a,57bの長手方向各他端部には、相互に離反する方
向に突出する突出部59a,59bが形成されている。
このような連結片45は、たとえばステンレス鋼から成
り、ステンレス鋼板を切断し、折曲加工することによっ
て形成することができるので、製造が容易であり、連結
片45を安価な製造コストで実現することができる。ま
た、前記一対の圧縮コイルばね46a,46bは、市販
されている圧縮コイルばねによって実現することがで
き、安価に購入することができる。
【0028】このようにそれぞれ形成される各部材4
2,44,45,46a,46bを組立てることによっ
て、前記係止手段43が構成される。すなわち、先ず連
結片58の各突出部59a,59bの先端部を、係止片
42に形成された嵌合孔51a,51bにそれぞれ嵌め
込み、係止片42と連結片45とが連結される。次に、
連結片45の各直線部47a,47bの長手方向一端部
付近を、固定片44に形成される切込み56a,56b
に嵌め込み、連結片45の連結部58を、固定片44の
一方の側壁部54aの前記2つの切込み56a,56b
に挟まれた部分60に係止した状態で、連結片45と固
定片44とを連結する。このようにして、連結片45に
よって係止片42と固定片44とを連結した状態で、連
結片45の各突出部59a,59bと、固定片44の側
壁部54aの前記切込み56a,56bの長手方向両端
部側の部分61a,61bとの間に、前記圧縮コイルば
ね46a,46bをそれぞれ配置する。このようにし
て、連結片45の連結部58と、固定片44の前記切込
み56a,56bに挟まれた部分60との係止状態が一
対の圧縮コイルばね46a,46bのばね力によって維
持され、各部材42,44,45,46a,46bが、
相互に離脱してしまうことを阻止した状態で、係止手段
43が組立てられる。この状態で、係止片42は、固定
片44に対して離反する方向に圧縮コイルばね46a,
46bによって付勢されており、この圧縮コイルばね4
6a,46bのばね力に抗して、固定片44に近接する
方向に変位させることができる。
【0029】このような構成を有する各部材42,4
4,45,46a,46bから成り、組立てられて構成
される係止手段43は、係止片42の平坦部47および
固定片44の平坦部53を、前記ホルダの平坦部15と
は反対側に配置した状態で、前記平坦部15と前期の案
内レール18a,18bによって規定される挿通溝62
に固定片44側から挿入される。また、ホルダ2の長手
方向他端部には、前記案内レール18a,18bの屈曲
部17a,17bにねじ孔63a,63bが形成されて
おり、このねじ孔63a,63bと固定片44に形成さ
れた貫通孔55とを位置合わせした状態で、ねじ孔63
a,63bに固定片44とは反対側からビス64a,6
4bを螺着し、各屈曲部17a,17bの厚み方向反対
側にビス64a,64bを突出させ、固定片44の貫通
孔55に挿通させて、固定片44をホルダ2に固定す
る。このようにして、係止手段43がホルダ2の長手方
向他端部に固定される。
【0030】このような係止手段43を設けることによ
って、ホルダ2の長手方向他端部2bにホルダ2の長手
方向に変位自在であり、かつその長手方向他端部から部
分的に突出し、ホルダ2から離反する方向に弾発的に付
勢される係止片42を設けることができる。このとき、
この係止片42に形成された案内面49は、ホルダ2か
ら離反するにつれて他方の構造体8に近接する方向に傾
斜して配置される。また、この係止手段43の係止片4
2には、前記凸部52a,52bが形成されており、係
止手段43を挿通溝62に挿入して固定する際に、前記
凸部52a,52bがホルダ2の基部15に係止される
ので、係止手段43が不所望に挿通溝62の内部に入込
んでしまうことを防止し、係止手段43のホルダ2への
取付け作業を容易にすることができる。
【0031】このような係止手段43をホルダ2の長手
方向他端部2bに設けることによって、以下の手順でカ
バープレート3をホルダ2に装着することができる。ま
ずカバープレート3の幅方向一端部の屈曲部12aを、
ホルダ2の長手方向一端部2aに固定された係止片40
に掛止し、すなわち係止片40を屈曲部12aに嵌まり
込ませる。次にこの状態で、カバープレート3の幅方向
他端部屈曲部12b内に、係止手段43の係止片42
を、圧縮コイルばね46a,46bのばね力に抗してホ
ルダ2に近接する方向に変位させ、係止片42が屈曲部
12bに臨む位置にカバープレート3を配置した状態
で、係止片42を前記圧縮コイルばね46a,46bの
ばね力によって屈曲部12b内に弾発的に嵌め込むこと
ができる。
【0032】さらに詳しく述べると、まず、ホルダ2の
長手方向一端部2aに固定された係止片40を、カバー
プレート3の幅方向一端部の屈曲部12a内に嵌まり込
ませて、カバープレート3の幅方向一端部をホルダ2の
長手方向一端部2aに設けられる係止片40に掛止めす
る。ここで、カバープレート3の幅方向他端部の屈曲部
12bの折返し部11bの先端部は、ホルダ2の長手方
向、すなわち図1の左右方向に関して、係止片42の案
内面49の構造体8寄りの端と、構造体8と反対側の端
との間に配置するように構成しておく。このような状態
で前記折返し部11bの先端部を案内面49に当接させ
た状態で、カバープレート3の幅方向他端部を構造体8
に向けて押圧する。押圧することによって、折返し部1
1bの先端部が係止片42に向けて押圧され、案内面4
9に案内され、前記押圧力によって係止片42が、前記
圧縮コイルばね46a,46bに抗してホルダ2に近接
する方向に変位される。折返し部11bの先端部が係止
片42よりも構造体8寄りに変位したときに、折返し部
11bの先端部が案内面49から外れて、係止片42が
圧縮コイルばね46a,46bのばね力によってホルダ
2から離反する方向に付勢されて変位される。
【0033】このようにして、カバープレート3の一端
部の屈曲部12aを、ホルダ2の長手方向一端部2aに
固定された係止片40に係止した状態で、カバープレー
ト3の幅方向他端部を構造体8に向けて押圧することに
よって、カバープレート3をホルダ2に容易に取付ける
ことができる。したがって、カバープレート3のホルダ
2への装着が容易であり、少人数、たとえば1人の取付
け作業者によってカバープレート3をホルダに取付ける
ことができ、作業効率を向上することができる。
【0034】上述の説明において、カバープレート3の
ホルダ2への取付けは、カバープレート3の幅方向一端
部の屈曲部12aを、ホルダ2の長手方向一端部2aに
固定された係止片40に係止した後、カバープレート3
の幅方向他端部を構造体8に向けて押圧することによっ
て装着されるように説明したけれども、前述のようにホ
ルダ2の長手方向一端部2aに固定された係止片40に
は案内面41が形成されており、カバープレート3の長
手方向他端部の屈曲部12bを、ホルダ2の長手方向他
端部2bに設けられる係止片42に係止した状態で、カ
バープレート3の幅方向一端部を構造体7に向けて押圧
するようにしても、前述と同様に、容易にカバープレー
ト3をホルダに取付けることができる。
【0035】このような本形態の係止片42は前述のよ
うな断面形状を有しており、その平坦部47の厚み方向
の剪断および曲げに対する高い強度を有している。係止
片42は、ホルダ2に設けられるので、空隙の延在方向
に間隔をあけて設けられる。このために、たとえば空隙
6と空間14との間に差圧が生じ、その差圧によってカ
バープレート3に空隙6から空間14に向かう方向に力
が作用したとき、空隙6の延在方向の一定長さ、すなわ
ちホルダ2の配置間隔に等しい長さのカバープレート3
に作用する力が係止片42に作用する。したがって、大
きな力が係止片42に作用し、破損あるいは変形するお
それがある。しかしながら本形態によれば、係止片は前
述のように剪断および曲げに対する高い強度を有してお
り、前記大きな力が作用しても破損あるいは変形するこ
となく、カバープレート3がホルダ2に安定して装着さ
れる。
【0036】また前述のように、係止片42は突起50
が形成されており、また、係止片42も同様の突起65
が形成されており、カバープレート3の屈曲部12aま
たは12bを係止片40または42に係止したときに、
各屈曲部12a,12bの折返し部11a,11bの先
端が突起50,65に当接するように構成されており、
カバープレート3は折返し部11a,11bの先端を支
点として角変位することができるので、カバープレート
3のホルダ2への取付け時に、カバープレート3の屈曲
部12a,12bに不所望な力が作用し、カバープレー
ト3が変形してしまうことを防止することができる。こ
のようにして、ホルダ2へ装着されるカバープレート3
は、さらにビス66a,66bによってホルダ2に固定
され、カバープレート3が不所望に変位しないように構
成されている。
【0037】図1および図4に示す本発明の実施のこの
形態において、係止手段43は、ホルダ2の長手方向他
端部2bにだけ備えられるように構成されたけれども、
本発明の実施の他の形態として、ホルダ2の長手方向一
端部2aに、係止片40に代えてカバープレート3の屈
曲部12aに弾発的に嵌まり込む係止片42を備える係
止手段43を、ホルダ2の長手方向他端部2bと同様に
備えるようにしてもよい。このように構成しても、カバ
ープレート3のホルダ2への取付け作業は同様に容易で
あり、同様に作業性が向上される。
【0038】図5は、本発明の実施のさらに他の形態の
伸縮継手装置70を示す鉛直断面図である。伸縮継手装
置70は、間隔L3を有する空隙71をあけて隣接する
2つの天井板である構造体72,73間の前記空隙71
を塞ぐように構成されている。天井板である構造体7
2,73は、たとえば木材から成り、建物のスラブなど
である躯体74a,74bに、たとえば鉤状の取付体7
5a,75b、溝形鋼である野縁受け76a,76b、
および溝形鋼である野縁77a,77bによって取付け
られている。このような構造体72,73間にわたっ
て、空隙71の延在方向、すなわち図5の紙面に対して
垂直な方向に間隔をあけて複数のホルダ2が設けられ、
このホルダ2には、カバープレート3が構造体72,7
3と反対側から装着されている。ホルダ2およびカバー
プレート3ならびにホルダ2にカバープレート3を装着
するための係止片40、係止手段43などの、図1およ
び図4に示す本発明の実施の形態と同様の構成を有する
部分には、同一の参照符号を付し、説明は省略する。
【0039】ホルダ2には、図1〜図4に示す実施の形
態の移動体19とほぼ同様の構成を有する移動体78
が、ホルダ2の左右方向であるホルダ2の長手方向に移
動自在に保持されており、この移動体78には、第1引
張コイルばね79の一端部80が係止されている。この
第1引張コイルばね79は、図1〜図4に示す形態の第
1引張コイルばね4よりもばね定数の小さい引張コイル
ばねであり、一端部80および他端部81が、中間部8
2よりも小径に形成されている。このような第1引張コ
イルばね79の一端部80に、移動体78に形成された
挿通孔83を挿通させたビス84を螺着することによっ
て、移動体78に引張コイルばね79の一端部80が係
止され、ホルダ2の長手方向に移動自在に係止される。
また、前記2つの構造体72,73のうちの一方の構造
体72には、大略的にL字状であって、ホルダ2に関し
カバープレート3と反対側に係止部85を有する取付片
86が、たとえばスクリューボルト87によって固定さ
れている。第1引張コイルばね79の他端部81は、前
記取付片86のホルダ2に関してカバープレート3と反
対側に形成される係止部85に挿通されたビス88を螺
着することによって一方の構造体72に、ホルダ2に関
してカバープレート3を反対側で係止される。
【0040】さらにホルダ2には、移動体78と同様の
構成を有する移動体89がホルダ2の左右方向に移動自
在に保持され、この移動体89に、その移動体89に形
成された挿通孔90を挿通して、ビス91を螺着するこ
とによって、第2引張コイルばね92の一端部93が係
止されている。また、他方の構造体73には、たとえば
ステンレス鋼から成り、大略的にL字状であって、ホル
ダ2に関し、カバープレート3と反対側に突出部96を
有する取付片97が、この取付片98によって固定され
ている。この取付片97には、前記突出部96に、たと
えばビスによって図1〜図4に示す案内レール32と同
様の構成を有する案内レール32が固定されている。こ
の案内レール32には、図1〜図4に示す形態の移動体
35とほぼ同様の構成を有する移動体99が案内レール
32の長手方向、すなわち図5の紙面に対して垂直な方
向に移動自在に保持されており、この移動体99に形成
される挿通孔100を挿通したビス101によって、移
動体99に第2引張コイルばね92の他端部94が係止
されている。これによって、第2引張コイルばね92の
他端部94が他方の構造体73に、ホルダ2に関し、カ
バープレート3とは反対側で、カバープレート3の延在
方向に移動自在に係止される。
【0041】このように構成される伸縮継手装置70
は、図1〜図4に示す実施の形態の伸縮継手装置1と同
様の効果を得ることができる。さらに第1および第2引
張コイルばね79,92の取付強度を期待することがで
きない場合、すなわち構造体72,73が木材から成っ
ており、この木材から成る構造体72,73への取付片
86,97の固定がスクリューボルト87,98によっ
て行われており、この取付片86,97の取付強度が期
待できない場合など、図5に示す本発明の実施のこの形
態のように、ばね定数の比較的小さい引張コイルばね7
9,92を用いて、カバープレート3をその幅方向両端
部が構造体72,73に近接する方向に付勢して、伸縮
継手装置70が損傷し、あるいは構造体72,73から
外れてしまうことなしに伸縮継手装置70を設けること
ができる。
【0042】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1およ
び第2引張ばね手段の各一端部が、カバープレートが装
着されるホルダに、そのホルダの長手方向に移動自在に
係止され、第1引張ばね手段の他端部は、一方の構造体
に空隙側で係止され、第2引張ばね手段の他端部は、他
方の構造体に空隙側で空隙の延在方向に取付けられる案
内レールに、移動自在に係止されている。これによっ
て、各構造体が、たとえば急激な地震や地盤の不等沈下
などによって相対的に大きく変位したとき、第1および
第2引張ばね手段が限界を超えて大きく変位されること
を防止することができる。したがって、第1および第2
引張ばね手段によって大きな力がカバープレートに作用
することを防止することができるので、カバープレート
が変形してしまうことを防止した状態で、各躯体の相対
的な大きな変位を許容して空隙を塞ぐことができる。
【0043】また本発明によれば、ホルダの長手方向両
端部のうち少なくともいずれか一方に設けられた係止片
が、カバープレートの幅方向両端部に形成された略U字
状の屈曲部に弾発的に嵌まり込む。これによって、係止
片をその弾発力に抗して変位させることによってカバー
プレートの屈曲部に嵌め込むことができる。したがっ
て、カバープレートをホルダに装着する際に、この係止
片を弾発力に抗して変位させるだけで容易に装着するこ
とができるので取付作業が容易であり、少人数、たとえ
ば1人でカバープレートを装着することができ、作業効
率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態と伸縮継手装置1を示す
鉛直断面図である。
【図2】空隙6内から第2引張コイルばね5付近を見て
示す斜視図である。
【図3】係止手段43を示す分解斜視図である。
【図4】係止手段43のホルダ2への取付け状態を説明
するための分解斜視図である。
【図5】本発明の実施の他の形態の伸縮継手装置70を
示す鉛直断面図である。
【図6】従来技術の伸縮継手装置100を示す鉛直断面
図である。
【符号の説明】
1,70 伸縮継手装置 2 ホルダ 3 カバープレート 4,79 第1引張コイルばね 5,92 第2引張コイルばね 6,71 空隙 7,8;72,73 構造体 12a,12b 屈曲部 18a,18b 案内片 19,26,35;78,89,99 移動体 32 案内レール 40 係止片 43 係止手段 44 固定片 45 連結片 46a,46b 圧縮コイルばね 49 案内面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空隙をあけて隣接する天井の構造体間に
    わたって延びるホルダが、前記空隙の延在方向に間隔を
    あけて複数設けられ、 各ホルダには、前記空隙を塞ぐ偏平なカバープレートが
    装着されるとともに、第1および第2引張ばね手段の各
    一端部が、ホルダの左右方向に移動自在に係止され、 第1引張ばね手段の他端部は、一方の構造体に、前記空
    隙側で係止され、 第2引張ばね手段の他端部は、他方の構造体に前記空隙
    側で前記空隙の延在方向に取付けられた案内レールに、
    移動自在に係止されることを特徴とする伸縮継手装置。
  2. 【請求項2】 前記カバープレートの幅方向両端部に
    は、相互に近接する方向に屈曲した略U字状の屈曲部が
    形成され、 前記ホルダの左右方向両端部のうち少なくともいずれか
    一方には、前記カバープレートの屈曲部に弾発的に嵌ま
    り込む係止片が設けられることを特徴とする請求項1記
    載の伸縮継手装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014224403A (ja) * 2013-05-16 2014-12-04 株式会社中部コーポレーション 床目地カバー装置

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