JPH0958952A - エレベータのかご - Google Patents
エレベータのかごInfo
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- JPH0958952A JPH0958952A JP21914695A JP21914695A JPH0958952A JP H0958952 A JPH0958952 A JP H0958952A JP 21914695 A JP21914695 A JP 21914695A JP 21914695 A JP21914695 A JP 21914695A JP H0958952 A JPH0958952 A JP H0958952A
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- compressor
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- Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 走行中のかごが急停止してもその際の衝撃を
吸収してかごに設けられた設備機器を壊すことのない衝
撃吸収装置を得る。 【解決手段】 かご室内又はかご乗場に設けられたかご
呼釦からの呼びに基づいて走行し、非常停止ブレーキの
制動により巻上機が制動されると停止するエレベータの
かごにおいて、エレベータロープに接続されかご室の天
井、側壁、及び床を取り囲むかご枠と前記かご室の天井
との間、及びかご枠とかご室の床との間に緩衝装置を設
けた。
吸収してかごに設けられた設備機器を壊すことのない衝
撃吸収装置を得る。 【解決手段】 かご室内又はかご乗場に設けられたかご
呼釦からの呼びに基づいて走行し、非常停止ブレーキの
制動により巻上機が制動されると停止するエレベータの
かごにおいて、エレベータロープに接続されかご室の天
井、側壁、及び床を取り囲むかご枠と前記かご室の天井
との間、及びかご枠とかご室の床との間に緩衝装置を設
けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、非常時
にエレベータのかごが急停止する際、かごが受ける衝撃
を吸収する技術に関する。
にエレベータのかごが急停止する際、かごが受ける衝撃
を吸収する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、建物に設置された従来のエレベ
ータの全体構成を示す図である。図6中、1はエレベー
タのかごである。2はかご1をその外周から支えるかご
枠である。3はかご1の床下とかご枠2との間に数カ所
設けられかご1が急停止する際の衝撃を吸収する例えば
ゴム材から構成される防振台の総称である。
ータの全体構成を示す図である。図6中、1はエレベー
タのかごである。2はかご1をその外周から支えるかご
枠である。3はかご1の床下とかご枠2との間に数カ所
設けられかご1が急停止する際の衝撃を吸収する例えば
ゴム材から構成される防振台の総称である。
【0003】また、4は釣り合い鍾である。5は一端が
かご枠2に他端が釣り合い鍾4に接続されているエレベ
ータロープである。6は図示しない綱車によりエレベー
タロープ5を巻き取ってかご1を昇降させる巻上機であ
る。7は巻上機6に取り付けられ図示しない非常停止釦
により作動する非常停止ブレーキである。
かご枠2に他端が釣り合い鍾4に接続されているエレベ
ータロープである。6は図示しない綱車によりエレベー
タロープ5を巻き取ってかご1を昇降させる巻上機であ
る。7は巻上機6に取り付けられ図示しない非常停止釦
により作動する非常停止ブレーキである。
【0004】図6のように構成された従来のエレベータ
では、通常はかご1と釣り合い鍾4とは釣り合いを保ち
ながら所定の速度で昇降する。そして、異常(例えば、
地震、停電)が発生すると、かご1内の乗客がかご1の
走行中に異常を感じて図示しない非常停止釦を操作する
か、又は例えば図示しない異常検出装置が異常を検出し
て非常停止装置が作動する。そして、図示しない運転制
御装置は巻上機6への電力供給を断ち、また巻上機6の
非常停止ブレーキ7が制動して閉じる。
では、通常はかご1と釣り合い鍾4とは釣り合いを保ち
ながら所定の速度で昇降する。そして、異常(例えば、
地震、停電)が発生すると、かご1内の乗客がかご1の
走行中に異常を感じて図示しない非常停止釦を操作する
か、又は例えば図示しない異常検出装置が異常を検出し
て非常停止装置が作動する。そして、図示しない運転制
御装置は巻上機6への電力供給を断ち、また巻上機6の
非常停止ブレーキ7が制動して閉じる。
【0005】非常停止ブレーキ7が閉じると走行中のか
ご1は急停止するが、走行中のかご1には慣性が働いて
いるので、急停止するとその慣性に基づいて、かご1に
衝撃が加わる。そして、その衝撃力は防振台3で吸収さ
れる。
ご1は急停止するが、走行中のかご1には慣性が働いて
いるので、急停止するとその慣性に基づいて、かご1に
衝撃が加わる。そして、その衝撃力は防振台3で吸収さ
れる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のエレ
ベータでは、異常が発生して走行中のかご1が急停止す
ると、それまでかご1の走行速度に相当した慣性によ
り、かご1に衝撃が加わっても防振台3によりその衝撃
は吸収されるが、かご1が高速で走行している場合は防
振台3だけではその衝撃を吸収しきれず、かご1に設け
られた設備機器を壊してしまうおそれがあった。
ベータでは、異常が発生して走行中のかご1が急停止す
ると、それまでかご1の走行速度に相当した慣性によ
り、かご1に衝撃が加わっても防振台3によりその衝撃
は吸収されるが、かご1が高速で走行している場合は防
振台3だけではその衝撃を吸収しきれず、かご1に設け
られた設備機器を壊してしまうおそれがあった。
【0007】この発明はかかる問題点を解決するために
なされたもので、走行中のかごが急停止しても急停止の
際の衝撃を吸収してかごに設けられた設備機器を壊すこ
とのないかごを得ることを目的とする。
なされたもので、走行中のかごが急停止しても急停止の
際の衝撃を吸収してかごに設けられた設備機器を壊すこ
とのないかごを得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タのかごは、エレベータロープに接続されかご室の天
井、側壁、及び床を取り囲むかご枠とかご室の天井との
間、及びかご枠とかご室の床との間に緩衝装置を設けた
ものである。
タのかごは、エレベータロープに接続されかご室の天
井、側壁、及び床を取り囲むかご枠とかご室の天井との
間、及びかご枠とかご室の床との間に緩衝装置を設けた
ものである。
【0009】また、緩衝装置は、かご枠に設けられたシ
リンダーと、シリンダーと嵌合してかご枠とかご室との
間で圧縮空気により出没自在なプランジャーと、かご室
とかご枠との間であってシリンダーと並列に設けられた
バネと、圧縮空気をシリンダーに送出する圧縮機と、圧
縮機とシリンダーとの間に設けた電磁弁と、非常停止ブ
レーキを制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの
運転方向信号及び速度信号に基づいて圧縮機及び電磁弁
の制御信号を送出するかご走行状態検出器と、非常停止
回路の出力に基づいて圧縮機の運転を制御する圧縮機制
御器と、非常停止回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を
制御する電磁弁開閉制御器とにより構成したものであ
る。
リンダーと、シリンダーと嵌合してかご枠とかご室との
間で圧縮空気により出没自在なプランジャーと、かご室
とかご枠との間であってシリンダーと並列に設けられた
バネと、圧縮空気をシリンダーに送出する圧縮機と、圧
縮機とシリンダーとの間に設けた電磁弁と、非常停止ブ
レーキを制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの
運転方向信号及び速度信号に基づいて圧縮機及び電磁弁
の制御信号を送出するかご走行状態検出器と、非常停止
回路の出力に基づいて圧縮機の運転を制御する圧縮機制
御器と、非常停止回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を
制御する電磁弁開閉制御器とにより構成したものであ
る。
【0010】また、緩衝装置は、かご室とかご枠との間
と設けられ圧縮空気を封入した空気袋と、圧縮空気を空
気袋に送出する圧縮機と、圧縮機と空気袋との間に設け
た電磁弁と、非常停止ブレーキを制動させる非常停止回
路の作動を検出しかごの運転方向信号及び速度信号に基
づいて圧縮機及び電磁弁の制御信号を送出するかご走行
状態検出器と、非常停止回路の出力に基づいて圧縮機の
運転を制御する圧縮機制御器と、非常停止回路の出力に
基づいて電磁弁の開閉を制御する電磁弁開閉制御器とに
より構成したものである。
と設けられ圧縮空気を封入した空気袋と、圧縮空気を空
気袋に送出する圧縮機と、圧縮機と空気袋との間に設け
た電磁弁と、非常停止ブレーキを制動させる非常停止回
路の作動を検出しかごの運転方向信号及び速度信号に基
づいて圧縮機及び電磁弁の制御信号を送出するかご走行
状態検出器と、非常停止回路の出力に基づいて圧縮機の
運転を制御する圧縮機制御器と、非常停止回路の出力に
基づいて電磁弁の開閉を制御する電磁弁開閉制御器とに
より構成したものである。
【0011】また、緩衝装置を、かご室とかご枠との間
に設けたダンパーと、ダンパーと並列に設けたバネで構
成したものである。
に設けたダンパーと、ダンパーと並列に設けたバネで構
成したものである。
【0012】また、ダンパーはその内部にオイルを封入
した構成としたものである。
した構成としたものである。
【0013】
実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1に示すエ
レベータのかごの構成図である。図1中、前記従来例と
同一又は相当部分には同一の符号を付しその説明を省略
する。なお、符号に付された添字a〜dは特に断りのな
い限りその説明を省略する。
レベータのかごの構成図である。図1中、前記従来例と
同一又は相当部分には同一の符号を付しその説明を省略
する。なお、符号に付された添字a〜dは特に断りのな
い限りその説明を省略する。
【0014】図1中、10はかご1が急停止した際の衝
撃を吸収するための圧縮空気を送出する圧縮機であり、
圧縮機10はかご枠2の上部、下部にそれぞれ1台づつ
設けられている。また、圧縮機10には内部に図示しな
い分岐管が設けられ、出力された圧縮空気を後述するシ
リンダーに対して分岐するようになっている。
撃を吸収するための圧縮空気を送出する圧縮機であり、
圧縮機10はかご枠2の上部、下部にそれぞれ1台づつ
設けられている。また、圧縮機10には内部に図示しな
い分岐管が設けられ、出力された圧縮空気を後述するシ
リンダーに対して分岐するようになっている。
【0015】11は圧縮機10a、10bのそれぞれの
運転を制御する圧縮機制御器である。12は圧縮機10
で分岐された圧縮空気を後述するシリンダーに導く配管
である。13は圧縮機10から出力される分岐前の圧縮
空気の空気圧をその開閉により制御する電磁弁である。
運転を制御する圧縮機制御器である。12は圧縮機10
で分岐された圧縮空気を後述するシリンダーに導く配管
である。13は圧縮機10から出力される分岐前の圧縮
空気の空気圧をその開閉により制御する電磁弁である。
【0016】また、14は後述するブレーキ検出器の出
力に基づいて電磁弁13a、13bそれぞれの開閉を制
御する電磁弁開閉制御器である。15は図示しない運転
制御装置から通常運転で走行中のかご1の走行方向、及
び走行速度を示す検出信号の出力を受けると共に、非常
停止ブレーキ7が閉じたことを運転制御装置の非常停止
回路の出力から検出してその検出信号を電磁弁開閉制御
器14に出力するかご走行状態検出器である。
力に基づいて電磁弁13a、13bそれぞれの開閉を制
御する電磁弁開閉制御器である。15は図示しない運転
制御装置から通常運転で走行中のかご1の走行方向、及
び走行速度を示す検出信号の出力を受けると共に、非常
停止ブレーキ7が閉じたことを運転制御装置の非常停止
回路の出力から検出してその検出信号を電磁弁開閉制御
器14に出力するかご走行状態検出器である。
【0017】また、16はかご枠2の下部に取り付けら
れ圧縮空気が入力されるシリンダーである。17はシリ
ンダー16と嵌合してシリンダー16に入力される圧縮
空気により押し上げられるプランジャーである。18は
シリンダー16の外周にシリンダー16を取り巻くよう
にシリンダー16と並行に取り付けられ、プランジャー
17がシリンダー16に押し込まれるときにかご2に加
わる衝撃を緩衝させるコイルバネである。コイルバネ1
8の両端はかご1及びかご枠2に取り付けられている。
れ圧縮空気が入力されるシリンダーである。17はシリ
ンダー16と嵌合してシリンダー16に入力される圧縮
空気により押し上げられるプランジャーである。18は
シリンダー16の外周にシリンダー16を取り巻くよう
にシリンダー16と並行に取り付けられ、プランジャー
17がシリンダー16に押し込まれるときにかご2に加
わる衝撃を緩衝させるコイルバネである。コイルバネ1
8の両端はかご1及びかご枠2に取り付けられている。
【0018】このように、かご1が上下どちらの方向に
向かって走行していても、非常停止した際の衝撃を吸収
できるよう、かご枠2とかご1の上部、及び下部との間
に上述のように構成した緩衝用装置が設けられている。
向かって走行していても、非常停止した際の衝撃を吸収
できるよう、かご枠2とかご1の上部、及び下部との間
に上述のように構成した緩衝用装置が設けられている。
【0019】このように構成されたエレベータのかごの
動作について、図2に基づいて説明する。通常、エレベ
ータは図示しない運転制御装置により運転され、かごは
目的階に向けて走行している。そして、通常運転中、圧
縮機制御器11は、シリンダー17a、17b、及びシ
リンダー17c、17d内がそれぞれある所定の圧力に
保たれるよう、圧縮機10a、10bの運転をそれぞれ
独立に制御している。また、通常運転中、電磁弁開閉制
御器14は電磁弁13a、13bを共に閉じた状態に保
っている。
動作について、図2に基づいて説明する。通常、エレベ
ータは図示しない運転制御装置により運転され、かごは
目的階に向けて走行している。そして、通常運転中、圧
縮機制御器11は、シリンダー17a、17b、及びシ
リンダー17c、17d内がそれぞれある所定の圧力に
保たれるよう、圧縮機10a、10bの運転をそれぞれ
独立に制御している。また、通常運転中、電磁弁開閉制
御器14は電磁弁13a、13bを共に閉じた状態に保
っている。
【0020】圧縮機10a、10bで作られた圧縮空気
は、それぞれ圧縮機10a、10b内で分岐して、それ
ぞれ配管12a、12b、及び配管12c、12dを介
してそれぞれシリンダー16a、16b、及びシリンダ
ー16c、16dに送られる。
は、それぞれ圧縮機10a、10b内で分岐して、それ
ぞれ配管12a、12b、及び配管12c、12dを介
してそれぞれシリンダー16a、16b、及びシリンダ
ー16c、16dに送られる。
【0021】その結果、かご1はかご天井とかご床の双
方向から圧縮空気により押されたプランジャー18a〜
18dによりかご枠2に支持される。
方向から圧縮空気により押されたプランジャー18a〜
18dによりかご枠2に支持される。
【0022】一方、通常運転中は、かご1の走行方向、
及び走行速度を示す検出信号が、それぞれ図示しない運
転制御装置からかご走行状態検出器15に常に入力され
ている。
及び走行速度を示す検出信号が、それぞれ図示しない運
転制御装置からかご走行状態検出器15に常に入力され
ている。
【0023】ここで、例えば、前記従来例のように非常
停止釦が押されると、運転制御装置内の図示しない非常
停止回路が作動して非常停止ブレーキ7が制動を開始す
る(ステップS100)。このとき、かご走行状態検出
器15は非常停止回路の作動(非常停止ブレーキ7の制
動)を検出する(ステップS110でYes)。
停止釦が押されると、運転制御装置内の図示しない非常
停止回路が作動して非常停止ブレーキ7が制動を開始す
る(ステップS100)。このとき、かご走行状態検出
器15は非常停止回路の作動(非常停止ブレーキ7の制
動)を検出する(ステップS110でYes)。
【0024】すると、かご走行状態検出器15は、圧縮
機制御器11に非常停止回路の作動を出力する。それと
共に、通常運転中、電磁弁開閉制御器14に入力された
かご1の走行状態を示す信号(非常停止ブレーキ7の作
動直前のかご1の走行方向と走行速度)と非常停止回路
の作動の検出信号を電磁弁開閉制御器14に出力する
(ステップS120)。
機制御器11に非常停止回路の作動を出力する。それと
共に、通常運転中、電磁弁開閉制御器14に入力された
かご1の走行状態を示す信号(非常停止ブレーキ7の作
動直前のかご1の走行方向と走行速度)と非常停止回路
の作動の検出信号を電磁弁開閉制御器14に出力する
(ステップS120)。
【0025】すると、電磁弁開閉制御器14は、通常運
転中に入力された信号と非常停止回路の作動の検出に基
づいて、非常停止ブレーキ7の制動直前のかご1の走行
方向から、開ける電磁弁13(天井側のシリンダー16
b、16cに対応する電磁弁13bとかご床側のシリン
ダー16a、16bに対応する電磁弁13aのうちどち
らを開けるのか)の決定と、非常停止ブレーキ7の制動
直前のかご1の走行速度からその開ける電磁弁13の開
度(非常停止ブレーキ7の作動直前のかごの走行速度に
対応した衝撃を吸収するのに十分な弁開度)を決定を行
う(ステップS130)。
転中に入力された信号と非常停止回路の作動の検出に基
づいて、非常停止ブレーキ7の制動直前のかご1の走行
方向から、開ける電磁弁13(天井側のシリンダー16
b、16cに対応する電磁弁13bとかご床側のシリン
ダー16a、16bに対応する電磁弁13aのうちどち
らを開けるのか)の決定と、非常停止ブレーキ7の制動
直前のかご1の走行速度からその開ける電磁弁13の開
度(非常停止ブレーキ7の作動直前のかごの走行速度に
対応した衝撃を吸収するのに十分な弁開度)を決定を行
う(ステップS130)。
【0026】一方、圧縮機制御器11は、かご走行状態
検出器15が検出した非常停止回路の作動の検出信号に
基づいて、上述した操作対象とする電磁弁13が設けて
ある側のシリンダー17に圧縮空気を送出する圧縮機1
0に運転停止命令を出力する(ステップS140)。
検出器15が検出した非常停止回路の作動の検出信号に
基づいて、上述した操作対象とする電磁弁13が設けて
ある側のシリンダー17に圧縮空気を送出する圧縮機1
0に運転停止命令を出力する(ステップS140)。
【0027】そして、電磁弁開閉制御器14は、決定さ
れた対象とする電磁弁13について、その決定された開
度の分電磁弁13を開ける。それとともに、圧縮機制御
器11は、かご走行状態検出器15の出力に基づいて圧
縮機10に運転停止信号を出力し、圧縮機10a、10
bは運転を停止し、シリンダー17a〜17dへの圧縮
空気の供給は停止する(ステップ140)。
れた対象とする電磁弁13について、その決定された開
度の分電磁弁13を開ける。それとともに、圧縮機制御
器11は、かご走行状態検出器15の出力に基づいて圧
縮機10に運転停止信号を出力し、圧縮機10a、10
bは運転を停止し、シリンダー17a〜17dへの圧縮
空気の供給は停止する(ステップ140)。
【0028】その結果、非常停止ブレーキ7の作動によ
り、巻上機7は運転の停止によりかご枠2は非常停止
(急停止)するが、かご1の部分はさらに慣性で走行し
ようとする。しかし、慣性で走行しようとする方向に設
けられた電磁弁13は走行速度に基づいて定められた所
定の開度の分開いているので、慣性でさらに走行しよう
とするかご1によりシリンダー16内の空気は徐々に押
し出され、衝撃が緩和される。
り、巻上機7は運転の停止によりかご枠2は非常停止
(急停止)するが、かご1の部分はさらに慣性で走行し
ようとする。しかし、慣性で走行しようとする方向に設
けられた電磁弁13は走行速度に基づいて定められた所
定の開度の分開いているので、慣性でさらに走行しよう
とするかご1によりシリンダー16内の空気は徐々に押
し出され、衝撃が緩和される。
【0029】非常停止の後、再び通常運転に復帰する
と、電磁弁開閉制御器14は電磁弁13を閉じ、また、
圧縮機制御器11の制御に基づいて圧縮機10が運転し
圧縮空気が分岐管と配管12を通りシリンダー16に入
り、プランジャー17を押し下げ所要の空気圧でかご1
はかご枠2に保持される。
と、電磁弁開閉制御器14は電磁弁13を閉じ、また、
圧縮機制御器11の制御に基づいて圧縮機10が運転し
圧縮空気が分岐管と配管12を通りシリンダー16に入
り、プランジャー17を押し下げ所要の空気圧でかご1
はかご枠2に保持される。
【0030】実施の形態1によれば、エレベータロープ
5に接続されかご室1の天井、側壁、及び床を取り囲む
かご枠2とかご室1の天井との間、及びかご枠2とかご
室1の床との間に緩衝装置を設けたので、走行中のかご
1が急停止しても急停止の際の衝撃を吸収してかご1に
設けられた設備機器を壊すことがない。
5に接続されかご室1の天井、側壁、及び床を取り囲む
かご枠2とかご室1の天井との間、及びかご枠2とかご
室1の床との間に緩衝装置を設けたので、走行中のかご
1が急停止しても急停止の際の衝撃を吸収してかご1に
設けられた設備機器を壊すことがない。
【0031】また、緩衝装置を、かご枠2に設けられた
シリンダー16と、シリンダー16と嵌合してかご枠2
とかご室1との間で圧縮空気により出没自在なプランジ
ャー17と、かご室1とかご枠2との間であってシリン
ダー16と並列に設けられたバネと、圧縮空気をシリン
ダー16に送出する圧縮機10と、圧縮機10とシリン
ダー16との間に設けた電磁弁13と、非常停止ブレー
キ7を制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの運
転方向信号及び速度信号に基づいて圧縮機10及び電磁
弁13の制御信号を送出するかご走行状態検出器15
と、非常停止回路の出力に基づいて圧縮機10の運転を
制御する圧縮機制御器11と、非常停止回路の出力に基
づいて電磁弁13の開閉を制御する電磁弁開閉制御器1
1とにより構成したので、走行中のかご1が急停止して
もその速度に応じた衝撃を吸収することができ、かご1
に設けられた設備機器を壊すことがない。
シリンダー16と、シリンダー16と嵌合してかご枠2
とかご室1との間で圧縮空気により出没自在なプランジ
ャー17と、かご室1とかご枠2との間であってシリン
ダー16と並列に設けられたバネと、圧縮空気をシリン
ダー16に送出する圧縮機10と、圧縮機10とシリン
ダー16との間に設けた電磁弁13と、非常停止ブレー
キ7を制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの運
転方向信号及び速度信号に基づいて圧縮機10及び電磁
弁13の制御信号を送出するかご走行状態検出器15
と、非常停止回路の出力に基づいて圧縮機10の運転を
制御する圧縮機制御器11と、非常停止回路の出力に基
づいて電磁弁13の開閉を制御する電磁弁開閉制御器1
1とにより構成したので、走行中のかご1が急停止して
もその速度に応じた衝撃を吸収することができ、かご1
に設けられた設備機器を壊すことがない。
【0032】また、実施の形態1ではコイルバネ18を
設けたが、コイルバネ18の代わりに図2に示すように
板バネ19を用いてもよい。
設けたが、コイルバネ18の代わりに図2に示すように
板バネ19を用いてもよい。
【0033】実施の形態2.実施の形態1では、圧縮空
気を供給したシリンダー17及びコイルバネ18により
かご1の非常停止の際の衝撃を吸収するようにしたが、
これらの代わりに、かご1とかご枠2との間に空気袋を
設け、エレベータの非常停止の際、慣性により走行しよ
うとするかご1が、空気袋の圧縮空気を徐々に押し出し
てかご1の衝撃を吸収するようにしてもよい。
気を供給したシリンダー17及びコイルバネ18により
かご1の非常停止の際の衝撃を吸収するようにしたが、
これらの代わりに、かご1とかご枠2との間に空気袋を
設け、エレベータの非常停止の際、慣性により走行しよ
うとするかご1が、空気袋の圧縮空気を徐々に押し出し
てかご1の衝撃を吸収するようにしてもよい。
【0034】図3は実施の態様2に示すエレベータのか
ごの構成図である。図3中、前記従来例と同一又は相当
部分には同一の符号を付しその説明を省略する。図3
中、21はかご1とかご枠2との間に設けられかご1が
非常停止した際の衝撃を吸収する空気袋である。空気袋
21はかご1の天井裏と床下とにそれぞれ1個づつ設け
てある。そして、空気袋21a、21bはそれぞれかご
床下、及びかご天井裏のほぼ全面と接触するようになっ
ており、急停止の際の衝撃がかご床面、及びかご天井面
の特定の箇所の集中することを回避している。
ごの構成図である。図3中、前記従来例と同一又は相当
部分には同一の符号を付しその説明を省略する。図3
中、21はかご1とかご枠2との間に設けられかご1が
非常停止した際の衝撃を吸収する空気袋である。空気袋
21はかご1の天井裏と床下とにそれぞれ1個づつ設け
てある。そして、空気袋21a、21bはそれぞれかご
床下、及びかご天井裏のほぼ全面と接触するようになっ
ており、急停止の際の衝撃がかご床面、及びかご天井面
の特定の箇所の集中することを回避している。
【0035】このように構成した、エレベータのかごは
前記実施の形態1に示したもの(図2のフローチャー
ト)と同様な動作を行う。通常運転中、圧縮機制御器1
1は、空気袋21a、21b内がそれぞれある所定の圧
力に保たれるよう圧縮機10a、10bの運転をそれぞ
れ独立に制御している。また、通常運転中、電磁弁開閉
制御器14は電磁弁13a、13bを共に閉じた状態に
保っている。
前記実施の形態1に示したもの(図2のフローチャー
ト)と同様な動作を行う。通常運転中、圧縮機制御器1
1は、空気袋21a、21b内がそれぞれある所定の圧
力に保たれるよう圧縮機10a、10bの運転をそれぞ
れ独立に制御している。また、通常運転中、電磁弁開閉
制御器14は電磁弁13a、13bを共に閉じた状態に
保っている。
【0036】圧縮機10a、10bで作られた圧縮空気
は、それぞれ配管12a、12bを介してそれぞれ空気
袋21a、21b内に送られる。その結果、前記実施の
形態1のように、かご1は天井側と床側の双方向からか
ご枠2に支持される。
は、それぞれ配管12a、12bを介してそれぞれ空気
袋21a、21b内に送られる。その結果、前記実施の
形態1のように、かご1は天井側と床側の双方向からか
ご枠2に支持される。
【0037】一方、通常運転中は、前記実施の形態1の
ように、かご1の走行方向、及び走行速度を示す検出信
号がそれぞれ図示しない運転制御装置からかご走行状態
検出器15に常に入力されている。
ように、かご1の走行方向、及び走行速度を示す検出信
号がそれぞれ図示しない運転制御装置からかご走行状態
検出器15に常に入力されている。
【0038】ここで、前記従来例のように非常停止釦が
押されると、運転制御装置内の図示しない非常停止回路
が作動して非常停止ブレーキ7が作動を開始し、また、
かご走行状態検出器15は非常停止回路の作動を検出す
る。
押されると、運転制御装置内の図示しない非常停止回路
が作動して非常停止ブレーキ7が作動を開始し、また、
かご走行状態検出器15は非常停止回路の作動を検出す
る。
【0039】そして、前記実施の形態1のようにかご走
行状態検出器15は、圧縮機制御器11に非常停止回路
の作動を出力する。それと共に、通常運転中、電磁弁開
閉制御器14に入力されたかご1の走行状態を示す信号
と非常停止回路の作動の検出信号を電磁弁開閉制御器1
4に出力する。
行状態検出器15は、圧縮機制御器11に非常停止回路
の作動を出力する。それと共に、通常運転中、電磁弁開
閉制御器14に入力されたかご1の走行状態を示す信号
と非常停止回路の作動の検出信号を電磁弁開閉制御器1
4に出力する。
【0040】すると、電磁弁開閉制御器14は、通常運
転中に入力された信号と非常停止回路の作動の検出に基
づいて、非常停止ブレーキ7の作動直前のかご1の走行
方向から開ける電磁弁13の決定と、非常停止ブレーキ
7の作動直前のかご1の走行速度からその開ける電磁弁
13の開度を決定する。
転中に入力された信号と非常停止回路の作動の検出に基
づいて、非常停止ブレーキ7の作動直前のかご1の走行
方向から開ける電磁弁13の決定と、非常停止ブレーキ
7の作動直前のかご1の走行速度からその開ける電磁弁
13の開度を決定する。
【0041】一方、圧縮機制御機11は、かご走行状態
検出器15が検出した非常停止回路の作動の検出信号に
基づいて、上述した操作対象とする電磁弁13が設けて
ある側のシリンダー17に圧縮空気を送出する圧縮機1
0に運転停止命令を出力する。
検出器15が検出した非常停止回路の作動の検出信号に
基づいて、上述した操作対象とする電磁弁13が設けて
ある側のシリンダー17に圧縮空気を送出する圧縮機1
0に運転停止命令を出力する。
【0042】そして、電磁弁開閉制御器14は、決定さ
れた対象とする電磁弁13についてその決定された開度
の分電磁弁13を開ける。それとともに、圧縮機制御器
11は、かご走行状態検出器15の出力に基づいて圧縮
機10に運転停止信号を出力する。これにより、圧縮機
10a、10bは運転を停止し、空気袋21a、21b
への圧縮空気の供給は停止する。
れた対象とする電磁弁13についてその決定された開度
の分電磁弁13を開ける。それとともに、圧縮機制御器
11は、かご走行状態検出器15の出力に基づいて圧縮
機10に運転停止信号を出力する。これにより、圧縮機
10a、10bは運転を停止し、空気袋21a、21b
への圧縮空気の供給は停止する。
【0043】その結果、非常停止ブレーキ7の作動によ
り、かご枠2は非常停止するが、かご1の部分はさらに
慣性で走行しようとする。しかし、慣性で走行しようと
する方向に設けられた電磁弁13は走行速度に基づいて
定められた所定の開度の分開いているので、慣性でさら
に走行しようとするかご1により空気袋21内の空気は
徐々に押し出され、衝撃が緩和される。
り、かご枠2は非常停止するが、かご1の部分はさらに
慣性で走行しようとする。しかし、慣性で走行しようと
する方向に設けられた電磁弁13は走行速度に基づいて
定められた所定の開度の分開いているので、慣性でさら
に走行しようとするかご1により空気袋21内の空気は
徐々に押し出され、衝撃が緩和される。
【0044】非常停止の後、再び通常運転に復帰する
と、電磁弁開閉制御器14は電磁弁13を閉じ、また、
圧縮機制御器11の制御に基づいて圧縮機10が働き、
圧縮空気が配管12を通り空気袋21に入り所要の空気
圧でかご1はかご枠2に保持される。
と、電磁弁開閉制御器14は電磁弁13を閉じ、また、
圧縮機制御器11の制御に基づいて圧縮機10が働き、
圧縮空気が配管12を通り空気袋21に入り所要の空気
圧でかご1はかご枠2に保持される。
【0045】実施の形態2によれば、緩衝装置を、かご
室1とかご枠2との間と設けられ圧縮空気を封入した空
気袋21と、圧縮空気を空気袋21に送出する圧縮機1
0と、圧縮機10と空気袋21との間に設けた電磁弁1
3と、非常停止ブレーキ7を制動させる非常停止回路の
作動を検出しかご1の運転方向信号及び速度信号に基づ
いて圧縮機10及び電磁弁13の制御信号を送出するか
ご走行状態検出器15と、非常停止回路の出力に基づい
て圧縮機10の運転を制御する圧縮機制御器11と、非
常停止回路の出力に基づいて電磁弁13の開閉を制御す
る電磁弁開閉制御器14とにより構成したので、かご1
が非常停止したとき、かご1の天井面又は床面のほぼ全
体で空気袋21a、21bに衝撃を伝えることができ、
かごの面の特定箇所に衝撃が集中することがないので、
衝撃による面の変形を起こすことがない。
室1とかご枠2との間と設けられ圧縮空気を封入した空
気袋21と、圧縮空気を空気袋21に送出する圧縮機1
0と、圧縮機10と空気袋21との間に設けた電磁弁1
3と、非常停止ブレーキ7を制動させる非常停止回路の
作動を検出しかご1の運転方向信号及び速度信号に基づ
いて圧縮機10及び電磁弁13の制御信号を送出するか
ご走行状態検出器15と、非常停止回路の出力に基づい
て圧縮機10の運転を制御する圧縮機制御器11と、非
常停止回路の出力に基づいて電磁弁13の開閉を制御す
る電磁弁開閉制御器14とにより構成したので、かご1
が非常停止したとき、かご1の天井面又は床面のほぼ全
体で空気袋21a、21bに衝撃を伝えることができ、
かごの面の特定箇所に衝撃が集中することがないので、
衝撃による面の変形を起こすことがない。
【0046】実施の形態3.実施の形態1ではシリンダ
ー17とコイルバネ18により、また、実施の形態2で
は空気袋21により、かご1の非常停止の際の衝撃をそ
れぞれ吸収したが、かご1の走行速度が予め知られてい
れば、それらの代わりに、その速度に基づいた衝撃力を
吸収できるダンパーとコイルバネとを並列に設けてもよ
い。
ー17とコイルバネ18により、また、実施の形態2で
は空気袋21により、かご1の非常停止の際の衝撃をそ
れぞれ吸収したが、かご1の走行速度が予め知られてい
れば、それらの代わりに、その速度に基づいた衝撃力を
吸収できるダンパーとコイルバネとを並列に設けてもよ
い。
【0047】図4は実施の態様3に示すエレベータのか
ごの構成図である。図4中、前記従来例と同一又は相当
部分には同一の符号を付しその説明を省略する。図4
中、31はかご1の天井裏及び床下に設けたダンパーで
あり、ダンパー31の内部にはオイルが封入されてい
る。そして、そのオイルの粘性により大きな衝撃であっ
てもその衝撃を吸収できるようになっている。さらに、
ダンパー31と並列にコイルバネ18が併設してある。
コイルバネ18の両端は実施の形態1と同様にかご1及
びかご枠2に取り付けられている。
ごの構成図である。図4中、前記従来例と同一又は相当
部分には同一の符号を付しその説明を省略する。図4
中、31はかご1の天井裏及び床下に設けたダンパーで
あり、ダンパー31の内部にはオイルが封入されてい
る。そして、そのオイルの粘性により大きな衝撃であっ
てもその衝撃を吸収できるようになっている。さらに、
ダンパー31と並列にコイルバネ18が併設してある。
コイルバネ18の両端は実施の形態1と同様にかご1及
びかご枠2に取り付けられている。
【0048】通常運転中、かご1はダンパー31とコイ
ルバネ18とにより、前記実施の形態と同様にかご1の
天井側と床側の双方向からかご枠2に支持されている。
ここで、前記従来例のように非常停止釦が押されると、
運転制御装置内の図示しない非常停止回路が作動して非
常停止ブレーキ7が作動を開始する。
ルバネ18とにより、前記実施の形態と同様にかご1の
天井側と床側の双方向からかご枠2に支持されている。
ここで、前記従来例のように非常停止釦が押されると、
運転制御装置内の図示しない非常停止回路が作動して非
常停止ブレーキ7が作動を開始する。
【0049】その結果、非常停止ブレーキ7の作動によ
り、かご枠2は非常停止するが、かご1の部分はさらに
慣性で走行しようとする。しかし、慣性で走行しようと
する方向に設けられたダンパー31、及びコイルバネ1
8の作用により、衝撃は緩和される。
り、かご枠2は非常停止するが、かご1の部分はさらに
慣性で走行しようとする。しかし、慣性で走行しようと
する方向に設けられたダンパー31、及びコイルバネ1
8の作用により、衝撃は緩和される。
【0050】非常停止の後、再び通常運転に復帰すると
きには、コイルバネ18に復元力の作用により、かご1
はかご枠2に保持される。
きには、コイルバネ18に復元力の作用により、かご1
はかご枠2に保持される。
【0051】実施の形態3によれば、緩衝装置を、かご
室1とかご枠2との間に設けたダンパー31と、ダンパ
ー31と並列に設けたバネ18で構成したので、緩衝装
置の構成を簡単にすることができる。
室1とかご枠2との間に設けたダンパー31と、ダンパ
ー31と並列に設けたバネ18で構成したので、緩衝装
置の構成を簡単にすることができる。
【0052】また、ダンパー31はその内部にオイルを
封入したものとしたので、衝撃が大きいもの、すなわち
かごが高速で走行する場合でも、急停止の際の衝撃を吸
収することができる。
封入したものとしたので、衝撃が大きいもの、すなわち
かごが高速で走行する場合でも、急停止の際の衝撃を吸
収することができる。
【0053】また、実施の形態3ではコイルバネ18を
設けたが、コイルバネ18の代わりに前述のような板バ
ネ21を用いてもよい。
設けたが、コイルバネ18の代わりに前述のような板バ
ネ21を用いてもよい。
【0054】実施の形態1ではシリンダー17とコイル
バネ18との組み合わせにより、また、実施の形態2で
は空気袋21により、さらに、実施の形態3ではダンパ
ー31とコイルバネ18との組み合わせにより、かご1
の非常停止の際の衝撃をそれぞれ吸収するようにした
が、これらのうちいずれか1つをかごの天井側に設け
て、その他のいずれか1つをかごの床側に設けてそれぞ
れ衝撃を吸収するようにしてもよい。
バネ18との組み合わせにより、また、実施の形態2で
は空気袋21により、さらに、実施の形態3ではダンパ
ー31とコイルバネ18との組み合わせにより、かご1
の非常停止の際の衝撃をそれぞれ吸収するようにした
が、これらのうちいずれか1つをかごの天井側に設け
て、その他のいずれか1つをかごの床側に設けてそれぞ
れ衝撃を吸収するようにしてもよい。
【0055】この発明によれば、エレベータロープに接
続されかご室の天井、側壁、及び床を取り囲むかご枠と
かご室の天井との間、及びかご枠とかご室の床との間に
緩衝装置を設けたので、走行中のかごが急停止しても急
停止の際の衝撃を吸収してかごに設けられた設備機器を
壊すことがない。
続されかご室の天井、側壁、及び床を取り囲むかご枠と
かご室の天井との間、及びかご枠とかご室の床との間に
緩衝装置を設けたので、走行中のかごが急停止しても急
停止の際の衝撃を吸収してかごに設けられた設備機器を
壊すことがない。
【0056】また、緩衝装置を、かご枠に設けられたシ
リンダーと、かご室に設けられシリンダーと嵌合して圧
縮空気により出没自在に支持されたプランジャーと、か
ご室とかご枠との間であってシリンダーと並列に設けら
れたバネと、圧縮空気をシリンダーに送出する圧縮機
と、シリンダー内の圧縮空気を吐出させる電磁弁と、非
常停止ブレーキを制動させる非常停止回路の作動を検出
するかご走行状態検出器と、非常停止回路の出力に基づ
いて圧縮機の運転を制御する圧縮機制御器と、非常停止
回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を制御する電磁弁開
閉制御器とにより構成したので、走行中のかごが急停止
してもその速度に応じた衝撃を吸収することができ、か
ごに設けられた設備機器を壊すことがない。
リンダーと、かご室に設けられシリンダーと嵌合して圧
縮空気により出没自在に支持されたプランジャーと、か
ご室とかご枠との間であってシリンダーと並列に設けら
れたバネと、圧縮空気をシリンダーに送出する圧縮機
と、シリンダー内の圧縮空気を吐出させる電磁弁と、非
常停止ブレーキを制動させる非常停止回路の作動を検出
するかご走行状態検出器と、非常停止回路の出力に基づ
いて圧縮機の運転を制御する圧縮機制御器と、非常停止
回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を制御する電磁弁開
閉制御器とにより構成したので、走行中のかごが急停止
してもその速度に応じた衝撃を吸収することができ、か
ごに設けられた設備機器を壊すことがない。
【0057】また、緩衝装置を、かご室とかご枠との間
と設けられ圧縮空気を封入した空気袋と、圧縮空気を空
気袋に送出する圧縮機と、空気袋内の圧縮空気を吐出さ
せる電磁弁と、非常停止ブレーキを制動させる非常停止
回路の作動を検出するかご走行状態検出器と、非常停止
回路の出力に基づいて圧縮機の運転を制御する圧縮機制
御器と、非常停止回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を
制御する電磁弁開閉制御器とにより構成したので、かご
の面の特定箇所に衝撃が集中することがなく、衝撃によ
る面の変形を起こすことがない。
と設けられ圧縮空気を封入した空気袋と、圧縮空気を空
気袋に送出する圧縮機と、空気袋内の圧縮空気を吐出さ
せる電磁弁と、非常停止ブレーキを制動させる非常停止
回路の作動を検出するかご走行状態検出器と、非常停止
回路の出力に基づいて圧縮機の運転を制御する圧縮機制
御器と、非常停止回路の出力に基づいて電磁弁の開閉を
制御する電磁弁開閉制御器とにより構成したので、かご
の面の特定箇所に衝撃が集中することがなく、衝撃によ
る面の変形を起こすことがない。
【0058】また、緩衝装置を、かご室とかご枠との間
に設けたダンパーと、ダンパーと並列に設けたバネで構
成したので、緩衝装置の構成を簡単にすることができ
る。
に設けたダンパーと、ダンパーと並列に設けたバネで構
成したので、緩衝装置の構成を簡単にすることができ
る。
【0059】また、ダンパーはその内部にオイルを封入
したものとしたので、衝撃が大きいもの、すなわちかご
が高速で走行する場合でも、急停止の際の衝撃を吸収す
ることができる。
したものとしたので、衝撃が大きいもの、すなわちかご
が高速で走行する場合でも、急停止の際の衝撃を吸収す
ることができる。
【図1】 実施の形態1に示すエレベータのかごの構成
図である。
図である。
【図2】 実施の形態1に示すエレベータのかごの構成
図である。
図である。
【図3】 実施の形態2に示すエレベータのかごの構成
図である。
図である。
【図4】 実施の形態3に示すエレベータのかごの構成
図である。
図である。
【図5】 実施の形態4に示すエレベータのかごの構成
図である。
図である。
【図6】 従来のエレベータの構成を示す図である。
10 圧縮機、11 圧縮機制御器、12 配管、13
電磁弁、14 電磁弁開閉制御器、15 かご走行状
態検出器、16 シリンダー、17 プランジャー、1
8 コイルバネ、19 板バネ、21 空気袋、31
ダンパー。
電磁弁、14 電磁弁開閉制御器、15 かご走行状
態検出器、16 シリンダー、17 プランジャー、1
8 コイルバネ、19 板バネ、21 空気袋、31
ダンパー。
Claims (5)
- 【請求項1】 かご室内又はかご乗場に設けられたかご
呼釦からの呼びに基づいて走行し、非常停止ブレーキの
制動により巻上機が制動されると停止するエレベータの
かごにおいて、エレベータロープに接続されかご室の天
井、側壁、及び床を取り囲むかご枠と前記かご室の天井
との間、及び前記かご枠と前記かご室の床との間に緩衝
装置を設けたことを特徴とするエレベータのかご。 - 【請求項2】 前記緩衝装置は、前記かご枠に設けられ
たシリンダーと、該シリンダーと嵌合して前記かご枠と
かご室との間で圧縮空気により出没自在なプランジャー
と、前記かご室と前記かご枠との間であって前記シリン
ダーと並列に設けられたバネと、前記圧縮空気を前記シ
リンダーに送出する圧縮機と、前記圧縮機と前記シリン
ダーとの間に設けた電磁弁と、前記非常停止ブレーキを
制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの運転方向
信号及び速度信号に基づいて前記圧縮機及び電磁弁の制
御信号を送出するかご走行状態検出器と、前記非常停止
回路の出力に基づいて前記圧縮機の運転を制御する圧縮
機制御器と、前記非常停止回路の出力に基づいて前記電
磁弁の開閉を制御する電磁弁開閉制御器とにより構成し
たことを特徴とする請求項1に記載のエレベータのか
ご。 - 【請求項3】 前記緩衝装置は、前記かご室と前記かご
枠との間と設けられ圧縮空気を封入した空気袋と、前記
圧縮空気を前記空気袋に送出する圧縮機と、前記圧縮機
と前記空気袋との間に設けた電磁弁と、前記非常停止ブ
レーキを制動させる非常停止回路の作動を検出しかごの
運転方向信号及び速度信号に基づいて前記圧縮機及び電
磁弁の制御信号を送出するかご走行状態検出器と、前記
非常停止回路の出力に基づいて前記圧縮機の運転を制御
する圧縮機制御器と、前記非常停止回路の出力に基づい
て前記電磁弁の開閉を制御する電磁弁開閉制御器とによ
り構成したことを特徴とする請求項1に記載のエレベー
タのかご。 - 【請求項4】 前記緩衝装置は、前記かご室と前記かご
枠との間に設けたダンパーと、該ダンパーと並列に設け
たバネで構成したことを特徴とする請求項1に記載のエ
レベータのかご。 - 【請求項5】 前記ダンパーはその内部にオイルを封入
したものであることを特徴とする請求項4に記載のエレ
ベータのかご。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21914695A JPH0958952A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | エレベータのかご |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21914695A JPH0958952A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | エレベータのかご |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958952A true JPH0958952A (ja) | 1997-03-04 |
Family
ID=16730940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21914695A Pending JPH0958952A (ja) | 1995-08-28 | 1995-08-28 | エレベータのかご |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0958952A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247282A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-11 | Toshiba Corp | エレベータのかご |
WO2010086591A3 (en) * | 2009-01-27 | 2011-01-20 | Michael Godwin | Safety device for a passenger transportation system |
CN102976179A (zh) * | 2012-11-18 | 2013-03-20 | 庄森彬 | 一种拉簧电梯救助装置 |
CN103241616A (zh) * | 2013-06-07 | 2013-08-14 | 张人益 | 防电梯坠落安全装置 |
CN105060076A (zh) * | 2015-08-18 | 2015-11-18 | 浙江屹立电梯有限公司 | 一种具有双重减震效果的电梯轿底高效减震装置 |
CN105731224A (zh) * | 2016-05-09 | 2016-07-06 | 河南科技大学 | 一种电梯坠落人体保护装置 |
JP2017178495A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社日立製作所 | エレベーター装置 |
-
1995
- 1995-08-28 JP JP21914695A patent/JPH0958952A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001247282A (ja) * | 2000-03-08 | 2001-09-11 | Toshiba Corp | エレベータのかご |
WO2010086591A3 (en) * | 2009-01-27 | 2011-01-20 | Michael Godwin | Safety device for a passenger transportation system |
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CN105060076A (zh) * | 2015-08-18 | 2015-11-18 | 浙江屹立电梯有限公司 | 一种具有双重减震效果的电梯轿底高效减震装置 |
JP2017178495A (ja) * | 2016-03-28 | 2017-10-05 | 株式会社日立製作所 | エレベーター装置 |
CN105731224A (zh) * | 2016-05-09 | 2016-07-06 | 河南科技大学 | 一种电梯坠落人体保护装置 |
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