JPH0956045A - 埋設管識別方法および装置 - Google Patents
埋設管識別方法および装置Info
- Publication number
- JPH0956045A JPH0956045A JP7229671A JP22967195A JPH0956045A JP H0956045 A JPH0956045 A JP H0956045A JP 7229671 A JP7229671 A JP 7229671A JP 22967195 A JP22967195 A JP 22967195A JP H0956045 A JPH0956045 A JP H0956045A
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- Japan
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- pipe
- designated
- signal
- sound
- identifying
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 マンホールに至る配管経路の途中で埋設配管
群から指定配管を管単に識別できるようにする。 【解決手段】 マンホール10側で指定された配管にス
ピーカ2から発出する音波を指定配管の中に送出する。
振動板30を有する検知器22を管の外壁に押し当て、
漏洩音波の有無により指定配管であるか否かを識別す
る。検知器22に共鳴して発せられる音をマイクで集音
し、その電気信号を増幅器で増幅しスピーカで音に変換
するようにしてもよい。
群から指定配管を管単に識別できるようにする。 【解決手段】 マンホール10側で指定された配管にス
ピーカ2から発出する音波を指定配管の中に送出する。
振動板30を有する検知器22を管の外壁に押し当て、
漏洩音波の有無により指定配管であるか否かを識別す
る。検知器22に共鳴して発せられる音をマイクで集音
し、その電気信号を増幅器で増幅しスピーカで音に変換
するようにしてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は埋設管識別方法およ
び装置に係り、特に、通信ケーブルを内蔵するケーブル
配管が複数埋設されている箇所で掘削露出したときに、
ケーブルの収容されていない特定の配管を的確に識別さ
せるための識別方法と装置に関するものである。
び装置に係り、特に、通信ケーブルを内蔵するケーブル
配管が複数埋設されている箇所で掘削露出したときに、
ケーブルの収容されていない特定の配管を的確に識別さ
せるための識別方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信用マンホール1の間は、図
4に示すように、地中に埋設された複数の管2で接続連
続されており、その埋設管の中に通信ケーブルを敷設収
容して使用している。このような通信ケーブル収容管路
の途中にマンホールを新設するような場合等には、既設
埋設管の経路の途中で地面を掘削して配管群を露出さ
せ、配管群の中から指定された配管を識別し、当該配管
を切断する作業が必要となる。
4に示すように、地中に埋設された複数の管2で接続連
続されており、その埋設管の中に通信ケーブルを敷設収
容して使用している。このような通信ケーブル収容管路
の途中にマンホールを新設するような場合等には、既設
埋設管の経路の途中で地面を掘削して配管群を露出さ
せ、配管群の中から指定された配管を識別し、当該配管
を切断する作業が必要となる。
【0003】この種の作業で行われる指定配管の識別
は、マンホール1内に取付けられた管2の配列状況から
予測して、掘削地点3の指定管2を決定している。この
ような埋設配管の配列に基づいて掘削地点での指定配管
を決定するには、全ての管を露出させ、マンホール側で
の配列状況と同一の配列が掘削地点でなされていること
を前提として判断しなければならない。
は、マンホール1内に取付けられた管2の配列状況から
予測して、掘削地点3の指定管2を決定している。この
ような埋設配管の配列に基づいて掘削地点での指定配管
を決定するには、全ての管を露出させ、マンホール側で
の配列状況と同一の配列が掘削地点でなされていること
を前提として判断しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、掘削地
点で全ての管を露出させるには掘削幅が広くなり、掘削
幅が広くなると、路面の復旧幅が広くなるほか、他の埋
設物や近傍の建造物を破損する問題を生じていた。しか
も、図4に示すように、マンホール1内の管の配列と、
掘削地点3の管の配列が必ずしも一致しないことがある
ため、破砕した管が指定管と違うことがある。特に、誤
った管を破砕すると、破砕管を原形に復旧するという問
題のほか、管に入っていたケーブルを損傷し通信に支障
をきたすことがある。
点で全ての管を露出させるには掘削幅が広くなり、掘削
幅が広くなると、路面の復旧幅が広くなるほか、他の埋
設物や近傍の建造物を破損する問題を生じていた。しか
も、図4に示すように、マンホール1内の管の配列と、
掘削地点3の管の配列が必ずしも一致しないことがある
ため、破砕した管が指定管と違うことがある。特に、誤
った管を破砕すると、破砕管を原形に復旧するという問
題のほか、管に入っていたケーブルを損傷し通信に支障
をきたすことがある。
【0005】他方、配管の識別方法に関連して、ケーブ
ルの心線を特定する出合い確認方法が知られている。こ
れは、図5に示すように、ケーブル4の端部から特定の
心線5に対して発信機6により電気信号を送り、ケーブ
ル他端側の心線5で受信した電気信号をブザー7その他
の手段により音や光に変換し特定する方法である。この
ような方法を配管識別に応用することも考えられる。し
かし、電気信号で特定する方法の条件として、特定する
物体(心線)に通電性があり、且つその他の識別される
物体(心線)との間が絶縁されている必要がある。通信
ケーブル用配管の種類にはビニール系の非電導タイプと
鋼鉄製が有るが、鋼鉄製は管相互を短絡してあるので、
通信用ケーブル配管の識別には、このような電気信号を
用いる方法は適用できない。
ルの心線を特定する出合い確認方法が知られている。こ
れは、図5に示すように、ケーブル4の端部から特定の
心線5に対して発信機6により電気信号を送り、ケーブ
ル他端側の心線5で受信した電気信号をブザー7その他
の手段により音や光に変換し特定する方法である。この
ような方法を配管識別に応用することも考えられる。し
かし、電気信号で特定する方法の条件として、特定する
物体(心線)に通電性があり、且つその他の識別される
物体(心線)との間が絶縁されている必要がある。通信
ケーブル用配管の種類にはビニール系の非電導タイプと
鋼鉄製が有るが、鋼鉄製は管相互を短絡してあるので、
通信用ケーブル配管の識別には、このような電気信号を
用いる方法は適用できない。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に着目し、埋
設されている通信用配管群の中から指定された配管をマ
ンホール相互間の掘削地点で容易に識別できるようにし
た埋設管識別方法および装置を提供することを目的とす
る。
設されている通信用配管群の中から指定された配管をマ
ンホール相互間の掘削地点で容易に識別できるようにし
た埋設管識別方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、配管群の一端
側で指定する配管に対して音声信号や振動信号など、配
管内部を伝送される信号を送出し、管路途中の掘削箇所
では配管表面から伝送信号をキャッチするようにすれ
ば、指定された配管を特定できるとの知見に基づいてい
るものである。
側で指定する配管に対して音声信号や振動信号など、配
管内部を伝送される信号を送出し、管路途中の掘削箇所
では配管表面から伝送信号をキャッチするようにすれ
ば、指定された配管を特定できるとの知見に基づいてい
るものである。
【0008】すなわち、本発明に係る埋設管識別方法
は、マンホール間の地中に敷設してある複数の管を掘削
露出させて指定配管を識別する方法であって、前記マン
ホールにおける配管の管端から指定管内に音波等の伝送
信号を送出し、掘削地点で指定管から漏洩する前記伝送
信号を検知することで指定配管を識別するように構成す
ることによって上記目的を達成するようにしたものであ
る。
は、マンホール間の地中に敷設してある複数の管を掘削
露出させて指定配管を識別する方法であって、前記マン
ホールにおける配管の管端から指定管内に音波等の伝送
信号を送出し、掘削地点で指定管から漏洩する前記伝送
信号を検知することで指定配管を識別するように構成す
ることによって上記目的を達成するようにしたものであ
る。
【0009】また、本発明に係る埋設配管識別装置は、
マンホール間の地中に敷設してある複数の管を掘削露出
させて指定配管を識別する装置であって、前記マンホー
ルにおける配管の管端から指定管内に音波等の伝送信号
を送出する信号発生手段と、掘削地点で配管群の1つに
接触し前記伝送信号を検知可能な検知手段とを設け、前
記信号発生手段から伝送された信号と同一信号を検出す
ることで指定配管を識別可能としたことを特徴としてい
る。
マンホール間の地中に敷設してある複数の管を掘削露出
させて指定配管を識別する装置であって、前記マンホー
ルにおける配管の管端から指定管内に音波等の伝送信号
を送出する信号発生手段と、掘削地点で配管群の1つに
接触し前記伝送信号を検知可能な検知手段とを設け、前
記信号発生手段から伝送された信号と同一信号を検出す
ることで指定配管を識別可能としたことを特徴としてい
る。
【0010】この場合において、前記検知手段は、配管
の側面への対面配置される振動板と、この振動板の背面
に空隙を形成した密閉容器部とから構成され、前記振動
板の振動音を検出して指定配管を伝送された信号を検知
するように構成すればよく、また、前記検知手段には、
検知した伝送信号を電気信号に変換し、その電気信号を
増幅する増幅器を備えた構成とすることができる。より
具体的には、前記検知手段は、配管の側面への対面配置
される振動板と、この振動板の背面に空隙を形成した密
閉容器部とを備え、この密閉容器部に吸着される集音マ
イクと当該マイクにより検出された信号音の増幅器を備
えた構成とすればよい。
の側面への対面配置される振動板と、この振動板の背面
に空隙を形成した密閉容器部とから構成され、前記振動
板の振動音を検出して指定配管を伝送された信号を検知
するように構成すればよく、また、前記検知手段には、
検知した伝送信号を電気信号に変換し、その電気信号を
増幅する増幅器を備えた構成とすることができる。より
具体的には、前記検知手段は、配管の側面への対面配置
される振動板と、この振動板の背面に空隙を形成した密
閉容器部とを備え、この密閉容器部に吸着される集音マ
イクと当該マイクにより検出された信号音の増幅器を備
えた構成とすればよい。
【0011】
【作用】上記構成によれば、配管群の端部開口が形成さ
れているマンホール側で指定すべき配管に対して開口部
から音声や振動信号等を送出する。管路の途中に掘削さ
れた箇所では予測される配管の外表面に検知手段を接合
し、管路内を音声や振動信号が伝送されてくるか否かを
検出すればよい。伝送信号は配管内部を伝えられるた
め、他の配管へ伝送されることはなく、したがって、指
定された配管を配管外面から特定することができるので
ある。これによって指定配管を誤認することがなく、過
って指定外の配管を切断することも防止される。伝送信
号は配管内部を伝えられるため、検知手段としては配管
外表面に対面する振動板とこれを覆う容器状のものから
構成し、容器内部の空隙の振動音を検出するようにすれ
ばよい。これはいわゆる聴診器状のものとし、配管の管
壁の振動を直接検出するような手段でも実現できる。伝
送信号を電気信号に増幅して検出することで識別が容易
になり、信号処理により表示手段への表示信号に変換し
て目視させるようにも調整できる。
れているマンホール側で指定すべき配管に対して開口部
から音声や振動信号等を送出する。管路の途中に掘削さ
れた箇所では予測される配管の外表面に検知手段を接合
し、管路内を音声や振動信号が伝送されてくるか否かを
検出すればよい。伝送信号は配管内部を伝えられるた
め、他の配管へ伝送されることはなく、したがって、指
定された配管を配管外面から特定することができるので
ある。これによって指定配管を誤認することがなく、過
って指定外の配管を切断することも防止される。伝送信
号は配管内部を伝えられるため、検知手段としては配管
外表面に対面する振動板とこれを覆う容器状のものから
構成し、容器内部の空隙の振動音を検出するようにすれ
ばよい。これはいわゆる聴診器状のものとし、配管の管
壁の振動を直接検出するような手段でも実現できる。伝
送信号を電気信号に増幅して検出することで識別が容易
になり、信号処理により表示手段への表示信号に変換し
て目視させるようにも調整できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る埋設配管識別
方法および装置の具体的実施例について図面を参照して
詳細に説明する。図1は本実施例に係る埋設配管識別装
置とこれを用いた識別作業状態の説明図である。これは
指定配管の一端から管の中へ音波を送出し、管の途中で
漏洩する音波を検知する構成としたものである。埋設配
管の出発位置にはマンホール10が形成されており、マ
ンホール10の側壁部分に配管群12(12A、12
B)のそれぞれの開口14が露出している。一方、当該
マンホール10から他のマンホール(図示せず)への配
管経路の途中には例えば新設マンホール等の構築のため
に掘削穴16が形成され、配管群12の一部が露出され
ている。出発マンホール10で指定される配管12Aを
掘削穴16にて識別するため、出発マンホール10にお
いて、指定配管12Aの開口14から音声を送出するた
めに音源18が配備されており、その音源18から発生
する音波の出力部としてのスピーカ20を指定管12A
の中へ挿入し、音波が管外へ漏れない状態で送出するよ
うにしている。このようにして送出された音波は、密閉
された管の中に送出されるので、音波の減衰量が少ない
状態で伝送される。
方法および装置の具体的実施例について図面を参照して
詳細に説明する。図1は本実施例に係る埋設配管識別装
置とこれを用いた識別作業状態の説明図である。これは
指定配管の一端から管の中へ音波を送出し、管の途中で
漏洩する音波を検知する構成としたものである。埋設配
管の出発位置にはマンホール10が形成されており、マ
ンホール10の側壁部分に配管群12(12A、12
B)のそれぞれの開口14が露出している。一方、当該
マンホール10から他のマンホール(図示せず)への配
管経路の途中には例えば新設マンホール等の構築のため
に掘削穴16が形成され、配管群12の一部が露出され
ている。出発マンホール10で指定される配管12Aを
掘削穴16にて識別するため、出発マンホール10にお
いて、指定配管12Aの開口14から音声を送出するた
めに音源18が配備されており、その音源18から発生
する音波の出力部としてのスピーカ20を指定管12A
の中へ挿入し、音波が管外へ漏れない状態で送出するよ
うにしている。このようにして送出された音波は、密閉
された管の中に送出されるので、音波の減衰量が少ない
状態で伝送される。
【0013】一方、配管識別地点としての掘削穴16で
露出した配管群12の各配管12A、12Bの各々から
伝送された音波を検出する検知器22が設けられてい
る。この検知器22は、図2に示すように、配管12A
(若しくは12B)の外表面に被せた状態で内部に空隙
24が形成される密閉容器26を有しており、実施例で
は、この密閉容器26を配管12A(若しくは12B)
の表面に密接させた状態で空隙24の断面が三日月形断
面形状となるように密閉容器26が形成されている。こ
の密閉容器26の接触面28が配管12A(若しくは1
2B)に当接された状態で、配管12A(若しくは12
B)の外表面と隙間を介して対面する振動板30が配置
され、密閉容器26の空隙24を閉鎖空間としている。
また、密閉容器26に音声導管32が接続され、振動板
30により空隙24内に伝わった音声信号を検出できる
ようにしている。音声導管32の先端部には図1に示す
ように、イヤホン部34を接続し、作業者が音声を聞く
ことができるようにしている。これにより、配管12A
(若しくは12B)を伝送された音声信号の微量の漏洩
音波が検知器22で増幅され、指定配管の特定が容易と
なる。
露出した配管群12の各配管12A、12Bの各々から
伝送された音波を検出する検知器22が設けられてい
る。この検知器22は、図2に示すように、配管12A
(若しくは12B)の外表面に被せた状態で内部に空隙
24が形成される密閉容器26を有しており、実施例で
は、この密閉容器26を配管12A(若しくは12B)
の表面に密接させた状態で空隙24の断面が三日月形断
面形状となるように密閉容器26が形成されている。こ
の密閉容器26の接触面28が配管12A(若しくは1
2B)に当接された状態で、配管12A(若しくは12
B)の外表面と隙間を介して対面する振動板30が配置
され、密閉容器26の空隙24を閉鎖空間としている。
また、密閉容器26に音声導管32が接続され、振動板
30により空隙24内に伝わった音声信号を検出できる
ようにしている。音声導管32の先端部には図1に示す
ように、イヤホン部34を接続し、作業者が音声を聞く
ことができるようにしている。これにより、配管12A
(若しくは12B)を伝送された音声信号の微量の漏洩
音波が検知器22で増幅され、指定配管の特定が容易と
なる。
【0014】このような構成の埋設配管識別装置を用い
た作業は、次のようになる。まず、出発マンホール10
からスピーカ20を通じて音波を指定管12A内へ送出
する。掘削地点の掘削穴16内で、予想される配管12
Aの外表面へ検知器22を押し当て、漏洩する音波を測
定する。複数の管を測定すると、漏洩音のある管と無い
管が区別できる。漏洩する管が指定管12Aである。振
動板30を介して空隙24で漏洩音波が増幅され、これ
をイヤホン部34で聞き分けることができるので、指定
配管12Aを識別を容易にできる。
た作業は、次のようになる。まず、出発マンホール10
からスピーカ20を通じて音波を指定管12A内へ送出
する。掘削地点の掘削穴16内で、予想される配管12
Aの外表面へ検知器22を押し当て、漏洩する音波を測
定する。複数の管を測定すると、漏洩音のある管と無い
管が区別できる。漏洩する管が指定管12Aである。振
動板30を介して空隙24で漏洩音波が増幅され、これ
をイヤホン部34で聞き分けることができるので、指定
配管12Aを識別を容易にできる。
【0015】図3は、検知器22で検知した音波を電気
的に増幅するようにした実施例である。これは密閉容器
26に接続される音声導管32に代えて、マイク36を
取り付け、検知した音波をマイク36で集音した後、接
続された増幅器38で増幅させ、出力端子としてのスピ
ーカ40で音声に変換するようにしたものである。この
ようにすることで、複数の作業者が同時に聞き分けるこ
とができ、指定配管12Aの識別がさらに容易となる。
的に増幅するようにした実施例である。これは密閉容器
26に接続される音声導管32に代えて、マイク36を
取り付け、検知した音波をマイク36で集音した後、接
続された増幅器38で増幅させ、出力端子としてのスピ
ーカ40で音声に変換するようにしたものである。この
ようにすることで、複数の作業者が同時に聞き分けるこ
とができ、指定配管12Aの識別がさらに容易となる。
【0016】上記実施例によれば、マンホール10から
指定管内12Aに音波を送出し、掘削地点で管から漏洩
する音波を検知することで、管を破砕することなく指定
管12Aの識別が可能である。したがって、誤って管を
破砕することによる管の補修が不要になるほか、管を破
砕するとき管内に敷設してあるケーブルを損傷して通信
に支障をきたすことがなくなる。管の配列から指定管を
予測することがないために掘削穴16は必要以上に拡大
することがなく、掘削幅拡大による他の埋設物や近傍の
建造物の破損及び路面の復旧面積拡大を防止できる。
指定管内12Aに音波を送出し、掘削地点で管から漏洩
する音波を検知することで、管を破砕することなく指定
管12Aの識別が可能である。したがって、誤って管を
破砕することによる管の補修が不要になるほか、管を破
砕するとき管内に敷設してあるケーブルを損傷して通信
に支障をきたすことがなくなる。管の配列から指定管を
予測することがないために掘削穴16は必要以上に拡大
することがなく、掘削幅拡大による他の埋設物や近傍の
建造物の破損及び路面の復旧面積拡大を防止できる。
【0017】なお、上記実施例では、音源18を用いて
配管群12の指定される1つの配管に音声信号を伝送す
るようにしているが、これは配管開口14側から打撃振
動を付与して、これを間欠的に打撃振動するなどの一般
振動と区別できる伝導信号を送出できるようにし、伝送
された振動を掘削穴16側で直接検出するようにしても
よい。
配管群12の指定される1つの配管に音声信号を伝送す
るようにしているが、これは配管開口14側から打撃振
動を付与して、これを間欠的に打撃振動するなどの一般
振動と区別できる伝導信号を送出できるようにし、伝送
された振動を掘削穴16側で直接検出するようにしても
よい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マンホール側から音声等の伝送信号を指定配管内部に送
出し、この伝送信号を管路途中の掘削箇所で配管表面か
ら検出することができるので、指定配管を管切断を行う
ことなく確実に特定判別することができ、識別作業を大
幅に軽減することができるという優れた効果が得られ
る。
マンホール側から音声等の伝送信号を指定配管内部に送
出し、この伝送信号を管路途中の掘削箇所で配管表面か
ら検出することができるので、指定配管を管切断を行う
ことなく確実に特定判別することができ、識別作業を大
幅に軽減することができるという優れた効果が得られ
る。
【図1】本発明の実施例の埋設管識別装置の構成説明図
である。
である。
【図2】本発明の実施例に用いる検出器の斜視図であ
る。
る。
【図3】検出器の他の例を示す構成図である。
【図4】マンホール、埋設区間及び掘削地点の、管の敷
設状況の断面斜視図である。
設状況の断面斜視図である。
【図5】電気信号でケーブル心線を識別する説明図であ
る。
る。
10 出発マンホール 12 配管群 14 開口 16 掘削穴 18 音源 20 スピーカ 22 検知器 24 空隙 26 密閉容器 28 配管接触面 30 振動板 32 音声導管 34 イヤホン部 36 マイク 38 増幅器 40 スピーカ
Claims (5)
- 【請求項1】 マンホール間の地中に敷設してある複数
の管を掘削露出させて指定配管を識別する方法であっ
て、前記マンホールにおける配管の管端から指定管内に
音波等の伝送信号を送出し、掘削地点で指定管から漏洩
する前記伝送信号を検知することで指定配管を識別する
ことを特徴とする埋設管識別方法。 - 【請求項2】 マンホール間の地中に敷設してある複数
の管を掘削露出させて指定配管を識別する装置であっ
て、前記マンホールにおける配管の管端から指定管内に
音波等の伝送信号を送出する信号発生手段と、掘削地点
で配管群の1つに接触し前記伝送信号を検知可能な検知
手段とを設け、前記信号発生手段から伝送された信号と
同一信号を検出することで指定配管を識別可能としたこ
とを特徴とする埋設管識別装置。 - 【請求項3】 前記検知手段は、配管の側面への対面配
置される振動板と、この振動板の背面に空隙を形成した
密閉容器部とから構成され、前記振動板の振動音を検出
して指定配管を伝送された信号を検知することを特徴と
する請求項2記載の埋設管識別装置。 - 【請求項4】 前記検知手段には、検知した伝送信号を
電気信号に変換し、その電気信号を増幅する増幅器を備
えたことを特徴とする請求項2記載の埋設管識別装置。 - 【請求項5】 前記検知手段は、配管の側面への対面配
置される振動板と、この振動板の背面に空隙を形成した
密閉容器部とを備え、この密閉容器部に吸着される集音
マイクと当該マイクにより検出された信号音の増幅器を
備えてなることを特徴とする請求項2記載の埋設管識別
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229671A JPH0956045A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 埋設管識別方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7229671A JPH0956045A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 埋設管識別方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0956045A true JPH0956045A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16895862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7229671A Pending JPH0956045A (ja) | 1995-08-15 | 1995-08-15 | 埋設管識別方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0956045A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1995
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