JPH0954974A - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
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- JPH0954974A JPH0954974A JP7201020A JP20102095A JPH0954974A JP H0954974 A JPH0954974 A JP H0954974A JP 7201020 A JP7201020 A JP 7201020A JP 20102095 A JP20102095 A JP 20102095A JP H0954974 A JPH0954974 A JP H0954974A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】この発明は、記録用光源とは別のモニター用光
源を設けたり少なくとも2つの光源を必要としたり1つ
の光源で十分な光量を出せるものが無かったりするとい
う課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、光束分離手段3からの主ビ
ームで情報記録媒体10上に情報を記録あるいは消去し
た部分を光束分離手段3からの副ビームの一部が照射
し、情報記録媒体10で反射された主ビームと2つの副
ビームからトラッキング誤差信号を得、情報の記録ある
いは消去時に情報記録媒体上の記録あるいは消去した情
報トラックから副ビームで即座に情報を再生するもので
ある。
源を設けたり少なくとも2つの光源を必要としたり1つ
の光源で十分な光量を出せるものが無かったりするとい
う課題を解決しようとするものである。 【解決手段】 この発明は、光束分離手段3からの主ビ
ームで情報記録媒体10上に情報を記録あるいは消去し
た部分を光束分離手段3からの副ビームの一部が照射
し、情報記録媒体10で反射された主ビームと2つの副
ビームからトラッキング誤差信号を得、情報の記録ある
いは消去時に情報記録媒体上の記録あるいは消去した情
報トラックから副ビームで即座に情報を再生するもので
ある。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク等の情報
記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアッ
プに関する。
記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアッ
プに関する。
【0002】
【従来の技術】CD−Rのような追記型光ディスクは、
光ピックアップによりレーザ光で光スポットを形成して
高温に熱して反射率を変えることにより情報ピットを記
録している。この追記型光ディスクは、高温になれば情
報記録が行われるために、記録に用いる光スポットの反
射率を検出すれば、情報ピットの形成状態を把握するこ
とができる。
光ピックアップによりレーザ光で光スポットを形成して
高温に熱して反射率を変えることにより情報ピットを記
録している。この追記型光ディスクは、高温になれば情
報記録が行われるために、記録に用いる光スポットの反
射率を検出すれば、情報ピットの形成状態を把握するこ
とができる。
【0003】一方、相変化型情報記録媒体のように光ピ
ックアップによりレーザ光で加熱された後に冷却されて
行く過程で情報ピットが形成されて行く情報記録媒体で
は、情報を記録するための光束に対する情報記録媒体の
反射光をモニターしても、情報記録媒体の高温に熱せら
れている部分を検出するだけで、情報記録媒体の冷却さ
れて行く部分を検出しないので、情報ピットを正確に検
出することはできない。このため、情報記録媒体がある
程度冷却されて情報ピットが形成された後に、この情報
ピットをモニターする必要がある。
ックアップによりレーザ光で加熱された後に冷却されて
行く過程で情報ピットが形成されて行く情報記録媒体で
は、情報を記録するための光束に対する情報記録媒体の
反射光をモニターしても、情報記録媒体の高温に熱せら
れている部分を検出するだけで、情報記録媒体の冷却さ
れて行く部分を検出しないので、情報ピットを正確に検
出することはできない。このため、情報記録媒体がある
程度冷却されて情報ピットが形成された後に、この情報
ピットをモニターする必要がある。
【0004】そこで、光ピックアップにおいて、記録用
光源とは別のモニター用光源を設けて情報記録媒体上の
記録用光スポットの後にモニター用光スポットを形成
し、情報記録媒体上の十分に冷却されて形成された情報
ピットをモニターして情報ピットの形成状態を把握する
ものが考えられる。
光源とは別のモニター用光源を設けて情報記録媒体上の
記録用光スポットの後にモニター用光スポットを形成
し、情報記録媒体上の十分に冷却されて形成された情報
ピットをモニターして情報ピットの形成状態を把握する
ものが考えられる。
【0005】また、特開平7ー6446号公報には、情
報の記録または消去を行う第1光ビームを提供する第1
光源と、情報の再生を行う第2ビームを提供する第2光
源とを光ピックアップに設け、第1光ビームで情報を記
録するとともに、第2光ビームを再生ビームとして情報
記録状態を再生確認する光磁気記録再生装置が記載され
ている。また、特開平6ー325400号公報には、光
源からの光束を振幅分割する回折格子を光ピックアップ
に設け、情報記録媒体上に複数の光スポットをタンジェ
ンシャル方向に直列に並べて形成し、1つの光スポット
を用いて情報を記録した直後に他の1つの光スポットを
用いて情報記録媒体の記録情報を検出することによっ
て、ベリファイを略リアルタイムで実行する光学式情報
記録再生装置が記載されている。
報の記録または消去を行う第1光ビームを提供する第1
光源と、情報の再生を行う第2ビームを提供する第2光
源とを光ピックアップに設け、第1光ビームで情報を記
録するとともに、第2光ビームを再生ビームとして情報
記録状態を再生確認する光磁気記録再生装置が記載され
ている。また、特開平6ー325400号公報には、光
源からの光束を振幅分割する回折格子を光ピックアップ
に設け、情報記録媒体上に複数の光スポットをタンジェ
ンシャル方向に直列に並べて形成し、1つの光スポット
を用いて情報を記録した直後に他の1つの光スポットを
用いて情報記録媒体の記録情報を検出することによっ
て、ベリファイを略リアルタイムで実行する光学式情報
記録再生装置が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記光ピックアップ
では、記録用光源とは別のモニター用光源を設けるの
で、部品点数の増大、組付け行程の増大によるコストア
ップや消費電力の増大が懸念される。また、上記特開平
7ー6446号公報記載のものは、光ピックアップに少
なくとも2つの光源を必要とするので、部品点数が多
く、そのため組付け調整行程が増え、装置が大きくなる
という問題点がある。
では、記録用光源とは別のモニター用光源を設けるの
で、部品点数の増大、組付け行程の増大によるコストア
ップや消費電力の増大が懸念される。また、上記特開平
7ー6446号公報記載のものは、光ピックアップに少
なくとも2つの光源を必要とするので、部品点数が多
く、そのため組付け調整行程が増え、装置が大きくなる
という問題点がある。
【0007】また、特開平6ー325400号公報記載
のものでは、情報記録媒体上に複数の光スポットをタン
ジェンシャル方向に直列に並べて形成するので、トラッ
キング誤差検出方式として1つの主ビームとこれよりラ
ジアル方向にずれて位置する2つの副ビームとでトラッ
キング誤差検出を行ういわゆる3ビーム法を採用するに
は、記録用光スポットとベリファイ用光スポットと2つ
の副ビームによる光スポットとの少なくとも4つの光ス
ポットが必要となる。これらを1つの光源から得るため
には光源である半導体レーザダイオードでは十分な光量
を出せるものが無く、消費電力も多くなる。
のものでは、情報記録媒体上に複数の光スポットをタン
ジェンシャル方向に直列に並べて形成するので、トラッ
キング誤差検出方式として1つの主ビームとこれよりラ
ジアル方向にずれて位置する2つの副ビームとでトラッ
キング誤差検出を行ういわゆる3ビーム法を採用するに
は、記録用光スポットとベリファイ用光スポットと2つ
の副ビームによる光スポットとの少なくとも4つの光ス
ポットが必要となる。これらを1つの光源から得るため
には光源である半導体レーザダイオードでは十分な光量
を出せるものが無く、消費電力も多くなる。
【0008】本発明は、新たな光源を追加することな
く、情報記録媒体に情報を記録あるいは消去したばかり
の情報トラックから即座に情報を再生して情報の記録あ
るいは消去状態をモニターすることができ、部品点数及
び組付け行程を増大させることなく最適な記録あるいは
消去状態にすることができ、特別なコスト増大がなく信
頼性が高くて消費電力が少ない光ピックアップを提供す
ることを目的とする。
く、情報記録媒体に情報を記録あるいは消去したばかり
の情報トラックから即座に情報を再生して情報の記録あ
るいは消去状態をモニターすることができ、部品点数及
び組付け行程を増大させることなく最適な記録あるいは
消去状態にすることができ、特別なコスト増大がなく信
頼性が高くて消費電力が少ない光ピックアップを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、情報記録媒体に情報の記
録、再生、消去を行う光ピックアップにおいて、光束を
発する光源と、この光源から発せられた光束を主ビーム
と2つの副ビームとに分ける光束分離手段と、この光束
分離手段からの主ビームと2つの副ビームを前記情報記
録媒体上に集光して3つの光スポットを形成する対物レ
ンズと、前記情報記録媒体上の前記主ビームで情報が記
録あるいは消去された部分を前記副ビームの一部が照射
するようにして、前記情報記録媒体で反射された前記主
ビームと前記2つの副ビームからトラッキング誤差信号
を得るとともに、情報の記録あるいは消去時に前記情報
記録媒体上の前記主ビームで記録あるいは消去した情報
トラックから前記副ビームで即座に情報を再生する手段
とを備えたものである。
め、請求項1記載の発明は、情報記録媒体に情報の記
録、再生、消去を行う光ピックアップにおいて、光束を
発する光源と、この光源から発せられた光束を主ビーム
と2つの副ビームとに分ける光束分離手段と、この光束
分離手段からの主ビームと2つの副ビームを前記情報記
録媒体上に集光して3つの光スポットを形成する対物レ
ンズと、前記情報記録媒体上の前記主ビームで情報が記
録あるいは消去された部分を前記副ビームの一部が照射
するようにして、前記情報記録媒体で反射された前記主
ビームと前記2つの副ビームからトラッキング誤差信号
を得るとともに、情報の記録あるいは消去時に前記情報
記録媒体上の前記主ビームで記録あるいは消去した情報
トラックから前記副ビームで即座に情報を再生する手段
とを備えたものである。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の光
ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前記副ビ
ームにより形成される光スポットはラジアル方向に長い
楕円形としたものである。
ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前記副ビ
ームにより形成される光スポットはラジアル方向に長い
楕円形としたものである。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1記載の光
ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前記副ビ
ームにより形成される光スポットは前記主ビームに近い
部分が大きくてラジアル方向に長い略卵型としたもので
ある。
ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前記副ビ
ームにより形成される光スポットは前記主ビームに近い
部分が大きくてラジアル方向に長い略卵型としたもので
ある。
【0012】請求項4記載の発明は、光束を発する光源
と、この光源から発せられた光束を主ビームと複数の副
ビームとに分ける光束分離手段と、この光束分離手段か
らの主ビームと複数の副ビームを前記情報記録媒体上に
集光して複数の光スポットを形成する対物レンズとを有
し、前記情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う
光ピックアップにおいて、前記光束分離手段は回折光の
強度分布が不均一となる回折格子であるものである。
と、この光源から発せられた光束を主ビームと複数の副
ビームとに分ける光束分離手段と、この光束分離手段か
らの主ビームと複数の副ビームを前記情報記録媒体上に
集光して複数の光スポットを形成する対物レンズとを有
し、前記情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う
光ピックアップにおいて、前記光束分離手段は回折光の
強度分布が不均一となる回折格子であるものである。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項4記載の光
ピックアップにおいて、前記回折格子は溝の深さを部分
的に変化させて回折効率を分布させたものである。
ピックアップにおいて、前記回折格子は溝の深さを部分
的に変化させて回折効率を分布させたものである。
【0014】請求項6記載の発明は、請求項4記載の光
ピックアップにおいて、前記回折格子は、一方向の中心
部と端部との回折効率が異なり、前記一方向と直交する
方向の回折効率が均一である回折格子からなるものであ
る。
ピックアップにおいて、前記回折格子は、一方向の中心
部と端部との回折効率が異なり、前記一方向と直交する
方向の回折効率が均一である回折格子からなるものであ
る。
【0015】請求項7記載の発明は、請求項4記載の光
ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光源の出
射光束の広がり角が大きい方向について中心部の回折効
率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源の出射
光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一としたも
のである。
ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光源の出
射光束の広がり角が大きい方向について中心部の回折効
率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源の出射
光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一としたも
のである。
【0016】請求項8記載の発明は、請求項4記載の光
ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光源の出
射光束の広がり角が大きい方向について中心部の回折効
率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源の出射
光束の広がり角が小さい方向について中心部の回折効率
を高くして端部の回折効率を低くしたものである。
ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光源の出
射光束の広がり角が大きい方向について中心部の回折効
率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源の出射
光束の広がり角が小さい方向について中心部の回折効率
を高くして端部の回折効率を低くしたものである。
【0017】請求項9記載の発明は、情報記録媒体に情
報の記録、再生、消去を行う光ピックアップにおいて、
光束を発する光源と、この光源から発せられた光束を主
ビームと2つの副ビームとに分ける光束分離手段と、こ
の光束分離手段からの主ビームと2つの副ビームを前記
情報記録媒体上に集光して3つの光スポットを形成する
対物レンズと、前記情報記録媒体で反射された前記主ビ
ームと前記2つの副ビームを各々検出する光電変換素子
とを備え、前記情報記録媒体上の前記主ビームで情報が
記録あるいは消去された情報トラックを前記副ビームの
一部が照射するようにして、前記情報記録媒体で反射さ
れた前記副ビームの一部を前記光電変換素子で検出して
前記情報記録媒体上の前記主ビームで記録しあるいは消
去し残した情報の再生信号を得るものである。
報の記録、再生、消去を行う光ピックアップにおいて、
光束を発する光源と、この光源から発せられた光束を主
ビームと2つの副ビームとに分ける光束分離手段と、こ
の光束分離手段からの主ビームと2つの副ビームを前記
情報記録媒体上に集光して3つの光スポットを形成する
対物レンズと、前記情報記録媒体で反射された前記主ビ
ームと前記2つの副ビームを各々検出する光電変換素子
とを備え、前記情報記録媒体上の前記主ビームで情報が
記録あるいは消去された情報トラックを前記副ビームの
一部が照射するようにして、前記情報記録媒体で反射さ
れた前記副ビームの一部を前記光電変換素子で検出して
前記情報記録媒体上の前記主ビームで記録しあるいは消
去し残した情報の再生信号を得るものである。
【0018】請求項10記載の発明は、請求項1または
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号で補正する補正手段を備えた
ものである。
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号で補正する補正手段を備えた
ものである。
【0019】請求項11記載の発明は、請求項1または
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号が最大値となる時のみサンプ
リングして得るものである。
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号が最大値となる時のみサンプ
リングして得るものである。
【0020】請求項12記載の発明は、請求項1または
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号が最も長く均一の値をとる時
のみサンプリングして得るものである。
9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビームの一部
を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで記録し
あるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情報記録
媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量を変化
させるための光源駆動信号が最も長く均一の値をとる時
のみサンプリングして得るものである。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は本発明の第1実施形態例に
おける光源から情報記録媒体までの入射系を示す。この
第1実施形態例は、請求項1、2、4〜6、9、10記
載の発明の一実施形態例であり、光ディスクの情報記録
媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアップの
例である。光源である半導体レーザ1から発せられた光
束はホログラムユニット2に設けた回折格子からなる光
束分離手段3で0次回折光4、+1次回折光5、−1次
回折光6という3つの光束に分割される。
おける光源から情報記録媒体までの入射系を示す。この
第1実施形態例は、請求項1、2、4〜6、9、10記
載の発明の一実施形態例であり、光ディスクの情報記録
媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアップの
例である。光源である半導体レーザ1から発せられた光
束はホログラムユニット2に設けた回折格子からなる光
束分離手段3で0次回折光4、+1次回折光5、−1次
回折光6という3つの光束に分割される。
【0022】半導体レーザ1の発した光束の約80%が
0次回折光4であり、約10%が+1次回折光5、−1
次回折光6になる。この3つの光束4、5、6は、それ
ぞれ第1のグレーティング面7を透過してホログラムユ
ニット2から出て1/4λ板8を透過することにより直
線偏光から円偏光になり、対物レンズ9を通して光ディ
スク10上に照射されて3つの光スポット11、12、
13を形成する。
0次回折光4であり、約10%が+1次回折光5、−1
次回折光6になる。この3つの光束4、5、6は、それ
ぞれ第1のグレーティング面7を透過してホログラムユ
ニット2から出て1/4λ板8を透過することにより直
線偏光から円偏光になり、対物レンズ9を通して光ディ
スク10上に照射されて3つの光スポット11、12、
13を形成する。
【0023】図2は光ディスク10上の光スポット1
1、12、13を示す。ホログラムユニット2に設けた
回折格子3で分割された0次回折光4、+1次回折光
5、−1次回折光6という3つの光束は、光ディスク1
0上にそれぞれ光スポット11、12、13を形成す
る。ここで、0次回折光4により形成された光スポット
11は情報の記録、消去、再生を行うためのものであ
り、+1次回折光5、−1次回折光6により形成された
光スポット12、13は光ディスク10上の情報トラッ
ク14に追従させるためのトラッキング誤差信号を検出
するためのものである。光ディスク10は、複数の情報
トラック14が同心円状あるいはスパイラル状に形成さ
れ、スピンドルモータにより回転駆動される。
1、12、13を示す。ホログラムユニット2に設けた
回折格子3で分割された0次回折光4、+1次回折光
5、−1次回折光6という3つの光束は、光ディスク1
0上にそれぞれ光スポット11、12、13を形成す
る。ここで、0次回折光4により形成された光スポット
11は情報の記録、消去、再生を行うためのものであ
り、+1次回折光5、−1次回折光6により形成された
光スポット12、13は光ディスク10上の情報トラッ
ク14に追従させるためのトラッキング誤差信号を検出
するためのものである。光ディスク10は、複数の情報
トラック14が同心円状あるいはスパイラル状に形成さ
れ、スピンドルモータにより回転駆動される。
【0024】さらに、−1次回折光6により形成された
光スポット13は、0次回折光4により形成された光ス
ポット11で光ディスク10上の情報トラック14に記
録あるいは消去された情報を再生する役目もある。+1
次回折光5、−1次回折光6により形成された光スポッ
ト12、13は光ディスク10上の情報トラック14と
直交する方向(ラジアル方向)に長い楕円形状をしてお
り、その一部は0次回折光4により形成された光スポッ
ト11で光ディスク10上の情報トラック14上に記録
あるいは消去された情報ピット15を照射する。
光スポット13は、0次回折光4により形成された光ス
ポット11で光ディスク10上の情報トラック14に記
録あるいは消去された情報を再生する役目もある。+1
次回折光5、−1次回折光6により形成された光スポッ
ト12、13は光ディスク10上の情報トラック14と
直交する方向(ラジアル方向)に長い楕円形状をしてお
り、その一部は0次回折光4により形成された光スポッ
ト11で光ディスク10上の情報トラック14上に記録
あるいは消去された情報ピット15を照射する。
【0025】図3(a)はホログラムユニット2に設け
た回折格子3を拡大して示し、図3(b)は回折格子3
の回折効率の分布を示す。回折格子3は両端部分が深く
て中央部分が浅くなるように溝の深さが分布した格子で
ある。この回折格子3は溝の深さが回折効率に比例する
ので、中央部分の回折効率が小さい。このような回折格
子3の溝の深さの分布はタンジェンシャル方向にある
が、これと直交する方向(ラジアル方向)には回折格子
3の溝の深さの分布はなく、回折格子3はラジアル方向
には溝の深さが均一で回折効率が均一である。
た回折格子3を拡大して示し、図3(b)は回折格子3
の回折効率の分布を示す。回折格子3は両端部分が深く
て中央部分が浅くなるように溝の深さが分布した格子で
ある。この回折格子3は溝の深さが回折効率に比例する
ので、中央部分の回折効率が小さい。このような回折格
子3の溝の深さの分布はタンジェンシャル方向にある
が、これと直交する方向(ラジアル方向)には回折格子
3の溝の深さの分布はなく、回折格子3はラジアル方向
には溝の深さが均一で回折効率が均一である。
【0026】図4(a)はホログラムユニット2に設け
た回折格子3を透過する前の光束の強度分布を等高線で
示す。回折格子3を透過する前の光束の強度分布は、同
心円状に中心部分が明るく(強く)、端部が暗い(弱
い)分布となっている。図4(b)はホログラムユニッ
ト2に設けた回折格子3を透過してきた+1次回折光
5、−1次回折光6の強度分布を示す。回折格子3の回
折効率はタンジェンシャル方向のみ端部が大きくて中心
部が小さいので、+1次回折光5、−1次回折光6の強
度分布はタンジェンシャル方向に明るい部分が伸びた分
布となっている。このため、+1次回折光5、−1次回
折光6が対物レンズ9で集光されて形成された光スポッ
ト12、13はラジアル方向に長い楕円形状となる。
た回折格子3を透過する前の光束の強度分布を等高線で
示す。回折格子3を透過する前の光束の強度分布は、同
心円状に中心部分が明るく(強く)、端部が暗い(弱
い)分布となっている。図4(b)はホログラムユニッ
ト2に設けた回折格子3を透過してきた+1次回折光
5、−1次回折光6の強度分布を示す。回折格子3の回
折効率はタンジェンシャル方向のみ端部が大きくて中心
部が小さいので、+1次回折光5、−1次回折光6の強
度分布はタンジェンシャル方向に明るい部分が伸びた分
布となっている。このため、+1次回折光5、−1次回
折光6が対物レンズ9で集光されて形成された光スポッ
ト12、13はラジアル方向に長い楕円形状となる。
【0027】このように、+1次回折光5、−1次回折
光6の強度分布を不均一とするには、例えばホログラム
ユニット2の透過率に分布を持たせたりホログラムユニ
ット2にコーティングしたりする方式が考えられるが、
この方式ではホログラムユニット2の透過率が小さい部
分は光量ロスが発生する。本実施形態例では、ホログラ
ムユニット2に設けた回折格子3の深さに分布を持たせ
て回折格子3の回折効率に分布を持たせることで+1次
回折光5、−1次回折光6の強度分布を不均一にするの
で、回折格子3の回折効率の小さい(溝の深さが浅い)
部分は0次光の光量が増し、全体的に光量ロスがない。
光6の強度分布を不均一とするには、例えばホログラム
ユニット2の透過率に分布を持たせたりホログラムユニ
ット2にコーティングしたりする方式が考えられるが、
この方式ではホログラムユニット2の透過率が小さい部
分は光量ロスが発生する。本実施形態例では、ホログラ
ムユニット2に設けた回折格子3の深さに分布を持たせ
て回折格子3の回折効率に分布を持たせることで+1次
回折光5、−1次回折光6の強度分布を不均一にするの
で、回折格子3の回折効率の小さい(溝の深さが浅い)
部分は0次光の光量が増し、全体的に光量ロスがない。
【0028】図5は本実施形態例の反射系を示す。光デ
ィスク10上に形成された3つの光スポット11、1
2、13は、各々光ディスク10で反射されて対物レン
ズ9を通り、光束が該反射系と図1に示す入射系とを通
る時に1/4λ板8を透過するので、偏光方向が合計で
90°回転することになる。ホログラムユニット2に設
けた第1のグレーティング面7及び1/4λ板8は回折
格子3からの回折光4〜6と光ディスク10からの反射
光とを分離する光分離手段を構成するものであって偏光
特性を有し、第1のグレーティング面7は1/4λ板8
からの光束20、21、22を曲げて第2のグレーティ
ング面16に導く。第2のグレーティング面16は図6
に示すように3つの回折格子部分17、18、19に分
かれている。このため、第1のグレーティング面7から
の光束20、21、22は、第2のグレーティング面1
6で各々3分割されて計9個の光束になり、受光素子3
5の検出面に9個の光スポット23〜31を形成する。
ィスク10上に形成された3つの光スポット11、1
2、13は、各々光ディスク10で反射されて対物レン
ズ9を通り、光束が該反射系と図1に示す入射系とを通
る時に1/4λ板8を透過するので、偏光方向が合計で
90°回転することになる。ホログラムユニット2に設
けた第1のグレーティング面7及び1/4λ板8は回折
格子3からの回折光4〜6と光ディスク10からの反射
光とを分離する光分離手段を構成するものであって偏光
特性を有し、第1のグレーティング面7は1/4λ板8
からの光束20、21、22を曲げて第2のグレーティ
ング面16に導く。第2のグレーティング面16は図6
に示すように3つの回折格子部分17、18、19に分
かれている。このため、第1のグレーティング面7から
の光束20、21、22は、第2のグレーティング面1
6で各々3分割されて計9個の光束になり、受光素子3
5の検出面に9個の光スポット23〜31を形成する。
【0029】図7は受光素子35の検出面A〜H及び演
算手段を示す。第2のグレーティング面16からの9つ
の光スポット23〜31のうち7つの光スポット23〜
26、28、29、31は受光素子35の検出面A〜H
により検出されて光電変換され、つまり、+1次回折光
21、−1次回折光22の中心部分から作られる光スポ
ット27、30は検出されない。この受光素子35の検
出面A〜Hから得られる光電変換信号が演算手段36〜
45で演算されてフォーカス誤差信号、トラッキング誤
差信号、再生信号、記録/消去状態モニター信号が得ら
れる。
算手段を示す。第2のグレーティング面16からの9つ
の光スポット23〜31のうち7つの光スポット23〜
26、28、29、31は受光素子35の検出面A〜H
により検出されて光電変換され、つまり、+1次回折光
21、−1次回折光22の中心部分から作られる光スポ
ット27、30は検出されない。この受光素子35の検
出面A〜Hから得られる光電変換信号が演算手段36〜
45で演算されてフォーカス誤差信号、トラッキング誤
差信号、再生信号、記録/消去状態モニター信号が得ら
れる。
【0030】まず、フォーカス誤差信号については、0
次回折光20の端部から作られる光スポット23が受光
素子35の検出面C、Dによりいわゆるナイフエッジ法
で2分割して検出され、この検出面C、Dからの光電変
換信号c、dの差分(c−d)が減算器からなる演算手
段36により演算されてフォーカス誤差信号として出力
される。
次回折光20の端部から作られる光スポット23が受光
素子35の検出面C、Dによりいわゆるナイフエッジ法
で2分割して検出され、この検出面C、Dからの光電変
換信号c、dの差分(c−d)が減算器からなる演算手
段36により演算されてフォーカス誤差信号として出力
される。
【0031】次に、トラッキング誤差信号については、
0次回折光20、+1次回折光21、−1次回折光22
の両端部から作られる光スポット23、25、26、2
8、29、31が受光素子35の検出面A、B、C、
D、F、G、Hにより検出され、この検出面A、B、
C、D、F、G、Hからの光電変換信号a、b、c、
d、f、g、hが演算手段37〜44により演算されて
いわゆる差動(ディファレンシャル)プッシュプル法に
よるトラッキング誤差信号(トラック誤差信号)が得ら
れる。
0次回折光20、+1次回折光21、−1次回折光22
の両端部から作られる光スポット23、25、26、2
8、29、31が受光素子35の検出面A、B、C、
D、F、G、Hにより検出され、この検出面A、B、
C、D、F、G、Hからの光電変換信号a、b、c、
d、f、g、hが演算手段37〜44により演算されて
いわゆる差動(ディファレンシャル)プッシュプル法に
よるトラッキング誤差信号(トラック誤差信号)が得ら
れる。
【0032】すなわち、受光素子35の検出面C、Dか
らの光電変換信号c、dの和(c+d)が加算器37に
より演算されて受光素子35の検出面Fからの光電変換
信号fと加算器37の出力信号(c+d)との差分(c
+d−f)が減算器39により演算され、受光素子35
の検出面G、Hからの光電変換信号g、hの差分(g−
h)が減算器41により演算されて受光素子35の検出
面A、Bからの光電変換信号a、bの差分(a−b)が
減算器42により演算される。
らの光電変換信号c、dの和(c+d)が加算器37に
より演算されて受光素子35の検出面Fからの光電変換
信号fと加算器37の出力信号(c+d)との差分(c
+d−f)が減算器39により演算され、受光素子35
の検出面G、Hからの光電変換信号g、hの差分(g−
h)が減算器41により演算されて受光素子35の検出
面A、Bからの光電変換信号a、bの差分(a−b)が
減算器42により演算される。
【0033】減算器42の出力信号(a−b)はアンプ
43によりG1倍されてG1(a−b)となり、加算器3
8でアンプ43の出力信号G1(a−b)と減算器41
の出力信号(g−h)との和{G1(a−b)+(g−
h)}が演算される。この加算器38の出力信号{G1
(a−b)+(g−h)}はアンプ44によりG2倍さ
れてG2{G1(a−b)+(g−h)}となり、減算器
40にてアンプ44の出力信号G2{G1(a−b)+
(g−h)}と減算器39の出力信号(c+d−f)と
の差分[G2{G1(a−b)+(g−h)}−(c+d
−f)]が演算されて減算器40の出力信号[G2{G1
(a−b)+(g−h)}−(c+d−f)]がトラッ
キング誤差信号として出力される。ここで、G1、G2は
0次回折光20、+1次回折光21、−1次回折光22
の光量が違うことを補うためのゲイン調整値である。
43によりG1倍されてG1(a−b)となり、加算器3
8でアンプ43の出力信号G1(a−b)と減算器41
の出力信号(g−h)との和{G1(a−b)+(g−
h)}が演算される。この加算器38の出力信号{G1
(a−b)+(g−h)}はアンプ44によりG2倍さ
れてG2{G1(a−b)+(g−h)}となり、減算器
40にてアンプ44の出力信号G2{G1(a−b)+
(g−h)}と減算器39の出力信号(c+d−f)と
の差分[G2{G1(a−b)+(g−h)}−(c+d
−f)]が演算されて減算器40の出力信号[G2{G1
(a−b)+(g−h)}−(c+d−f)]がトラッ
キング誤差信号として出力される。ここで、G1、G2は
0次回折光20、+1次回折光21、−1次回折光22
の光量が違うことを補うためのゲイン調整値である。
【0034】さらに、再生信号は0次回折光20から検
出される。すなわち、0次回折光20を検出する受光素
子35の検出面C、D、E、Fからの光電変換信号c、
d、e、fの和(c+d+e+f)が加算器37、45
により演算されて再生信号として出力される。また、光
ディスク10上の0次回折光4で情報の記録あるいは消
去がなされた情報トラック14にその記録あるいは消去
の直後に−1次回折光6が照射された部分からの光束2
2による光スポット29を検出する受光素子35の検出
面Aからの光電変換信号aが記録/消去状態モニター信
号として出力される。
出される。すなわち、0次回折光20を検出する受光素
子35の検出面C、D、E、Fからの光電変換信号c、
d、e、fの和(c+d+e+f)が加算器37、45
により演算されて再生信号として出力される。また、光
ディスク10上の0次回折光4で情報の記録あるいは消
去がなされた情報トラック14にその記録あるいは消去
の直後に−1次回折光6が照射された部分からの光束2
2による光スポット29を検出する受光素子35の検出
面Aからの光電変換信号aが記録/消去状態モニター信
号として出力される。
【0035】図8は−1次回折光の光強度分布を示す。
この−1次回折光は白いほど明るく(光強度が強く)、
黒いほど暗い(光強度が弱い)。図8(a)は光ディス
ク10上の0次回折光4で記録された情報トラック14
上の情報ピット15にその記録の直後に−1次回折光6
による光スポット13が照射され始めた時(突入時)に
おける−1次回折光の光強度分布を示し、この時、−1
次回折光6は情報ピット15のエッジ部分を照射してい
る。この−1次回折光の光強度分布は図8(a)におい
て左上部が明るくなっているのが分かる。
この−1次回折光は白いほど明るく(光強度が強く)、
黒いほど暗い(光強度が弱い)。図8(a)は光ディス
ク10上の0次回折光4で記録された情報トラック14
上の情報ピット15にその記録の直後に−1次回折光6
による光スポット13が照射され始めた時(突入時)に
おける−1次回折光の光強度分布を示し、この時、−1
次回折光6は情報ピット15のエッジ部分を照射してい
る。この−1次回折光の光強度分布は図8(a)におい
て左上部が明るくなっているのが分かる。
【0036】さらに、情報ピットは光ディスク10上の
−1次回折光6により形成される光スポット13に入っ
てきて、図8(b)に示すように光ディスク10上の−
1次回折光6により形成される光スポット13が光ディ
スク10上の0次回折光4で記録された情報トラック1
4上の情報ピット15に照射された状態では左部分がほ
とんど明るくなっているのが分かる。
−1次回折光6により形成される光スポット13に入っ
てきて、図8(b)に示すように光ディスク10上の−
1次回折光6により形成される光スポット13が光ディ
スク10上の0次回折光4で記録された情報トラック1
4上の情報ピット15に照射された状態では左部分がほ
とんど明るくなっているのが分かる。
【0037】そして、図8(c)に示すように光ディス
ク10の情報トラック14上の0次回折光4で記録され
た情報ピット15が光ディスク10上の−1次回折光6
により形成される光スポット13から離れつつある状態
では、−1次回折光は情報ピット15のエッジ部分を照
射しており、左下部分が明るくなっているのが分かる。
ク10の情報トラック14上の0次回折光4で記録され
た情報ピット15が光ディスク10上の−1次回折光6
により形成される光スポット13から離れつつある状態
では、−1次回折光は情報ピット15のエッジ部分を照
射しており、左下部分が明るくなっているのが分かる。
【0038】このように、−1次回折光の端部(図8で
は左側)の光量を受光素子35の検出面Aで検出するこ
とにより、光ディスク10の情報トラック14上の0次
回折光4で記録された情報ピット15のエッジ部分をモ
ニターすることが可能となり、また、光ディスク10の
情報トラック14上の0次回折光4で消去された情報ピ
ット15があればそのエッジ部分もモニターすることが
可能となる。
は左側)の光量を受光素子35の検出面Aで検出するこ
とにより、光ディスク10の情報トラック14上の0次
回折光4で記録された情報ピット15のエッジ部分をモ
ニターすることが可能となり、また、光ディスク10の
情報トラック14上の0次回折光4で消去された情報ピ
ット15があればそのエッジ部分もモニターすることが
可能となる。
【0039】次に、図9を用いて本実施形態例における
記録/消去状態モニター信号の処理について説明する。
記録するべき情報信号50はエンコーダ51により変調
され、半導体レーザ駆動パルス発生器52はエンコーダ
51の出力信号が入力されて半導体レーザ駆動パルス5
6を光源駆動信号として発生する。半導体レーザ1は半
導体レーザ駆動パルス発生器52からの半導体レーザ駆
動パルス56によりパルス発光を行う。光ディスク1
0、例えば相変化型光ディスクは、オーバーライトが可
能であり、半導体レーザ駆動パルス56は記録パワー
(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
記録/消去状態モニター信号の処理について説明する。
記録するべき情報信号50はエンコーダ51により変調
され、半導体レーザ駆動パルス発生器52はエンコーダ
51の出力信号が入力されて半導体レーザ駆動パルス5
6を光源駆動信号として発生する。半導体レーザ1は半
導体レーザ駆動パルス発生器52からの半導体レーザ駆
動パルス56によりパルス発光を行う。光ディスク1
0、例えば相変化型光ディスクは、オーバーライトが可
能であり、半導体レーザ駆動パルス56は記録パワー
(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
【0040】0次回折光4、+1次回折光5、−1次回
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号55
は半導体レーザ駆動パルス56が影響している。半導体
レーザ駆動パルス発生器52からの半導体レーザ駆動パ
ルス56は、モノマルチバイブレータ53を通して反転
されてアンプ54によりゲインが補正され、加算器59
にて受光素子35の検出面Aからの記録/消去状態モニ
ター信号55に加算されることにより、記録/消去状態
モニター信号55から半導体レーザ駆動パルス56の影
響が削除された信号58が得られる。
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号55
は半導体レーザ駆動パルス56が影響している。半導体
レーザ駆動パルス発生器52からの半導体レーザ駆動パ
ルス56は、モノマルチバイブレータ53を通して反転
されてアンプ54によりゲインが補正され、加算器59
にて受光素子35の検出面Aからの記録/消去状態モニ
ター信号55に加算されることにより、記録/消去状態
モニター信号55から半導体レーザ駆動パルス56の影
響が削除された信号58が得られる。
【0041】このように、本実施形態例は、請求項1記
載の発明の実施形態例であって、光ディスク10の情報
記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアッ
プにおいて、光束を発する半導体レーザからなる光源1
と、この光源1から発せられた光束を0次回折光からな
る主ビーム4と+1次回折光及び−1次回折光からなる
2つの副ビーム5、6とに分ける回折格子からなる光束
分離手段3と、この光束分離手段3からの主ビーム4と
2つの副ビーム5、6を情報記録媒体上に集光して3つ
の光スポット11、12、13を形成する対物レンズ9
と、情報記録媒体上の主ビーム4で情報が記録あるいは
消去された部分を副ビーム6の一部が照射するようにし
て、情報記録媒体で反射された主ビーム20と2つの副
ビーム21、22からトラッキング誤差信号を得るとと
もに、情報の記録あるいは消去時に情報記録媒体上の主
ビーム4で記録あるいは消去した情報トラック14から
副ビーム6で即座に情報を再生する手段としてのホログ
ラムユニット2に設けた回折格子3、第1のグレーティ
ング面7及び第2のグレーティング面16、1/4λ板
8、受光素子35、演算手段37〜44とを備えたの
で、新たな光源を追加することなく、情報記録媒体に情
報を記録あるいは消去したばかりの情報トラックから即
座に情報を再生して情報の記録あるいは消去状態をモニ
ターすることが可能となり、部品点数及び組付け行程を
増大させることなく最適な記録あるいは消去状態にする
ことが可能となり、特別なコスト増大がなく信頼性が高
くて消費電力が少なくなる。
載の発明の実施形態例であって、光ディスク10の情報
記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアッ
プにおいて、光束を発する半導体レーザからなる光源1
と、この光源1から発せられた光束を0次回折光からな
る主ビーム4と+1次回折光及び−1次回折光からなる
2つの副ビーム5、6とに分ける回折格子からなる光束
分離手段3と、この光束分離手段3からの主ビーム4と
2つの副ビーム5、6を情報記録媒体上に集光して3つ
の光スポット11、12、13を形成する対物レンズ9
と、情報記録媒体上の主ビーム4で情報が記録あるいは
消去された部分を副ビーム6の一部が照射するようにし
て、情報記録媒体で反射された主ビーム20と2つの副
ビーム21、22からトラッキング誤差信号を得るとと
もに、情報の記録あるいは消去時に情報記録媒体上の主
ビーム4で記録あるいは消去した情報トラック14から
副ビーム6で即座に情報を再生する手段としてのホログ
ラムユニット2に設けた回折格子3、第1のグレーティ
ング面7及び第2のグレーティング面16、1/4λ板
8、受光素子35、演算手段37〜44とを備えたの
で、新たな光源を追加することなく、情報記録媒体に情
報を記録あるいは消去したばかりの情報トラックから即
座に情報を再生して情報の記録あるいは消去状態をモニ
ターすることが可能となり、部品点数及び組付け行程を
増大させることなく最適な記録あるいは消去状態にする
ことが可能となり、特別なコスト増大がなく信頼性が高
くて消費電力が少なくなる。
【0042】また、本実施形態例は、請求項2記載の発
明の実施形態例であって、請求項1記載の光ピックアッ
プにおいて、情報記録媒体上の副ビーム6により形成さ
れる光スポット13はラジアル方向に長い楕円形とした
ので、容易に情報記録媒体上の主ビーム4で記録あるい
は消去した情報トラックに副ビーム6の一部を照射する
ことが可能となる。
明の実施形態例であって、請求項1記載の光ピックアッ
プにおいて、情報記録媒体上の副ビーム6により形成さ
れる光スポット13はラジアル方向に長い楕円形とした
ので、容易に情報記録媒体上の主ビーム4で記録あるい
は消去した情報トラックに副ビーム6の一部を照射する
ことが可能となる。
【0043】また、本実施形態例は、請求項4記載の発
明の実施形態例であって、光束を発する半導体レーザか
らなる光源1と、この光源1から発せられた光束を主ビ
ーム4と複数の副ビーム5、6とに分ける光束分離手段
3と、この光束分離手段3からの主ビーム4と複数の副
ビーム5、6を情報記録媒体上に集光して複数の光スポ
ット11、12、13を形成する対物レンズ9とを有
し、情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピ
ックアップにおいて、光束分離手段3は回折光の強度分
布がタンジェンシャル方向に不均一となる回折格子であ
るので、副ビームにより情報記録媒体上に形成される光
スポットの形状は回折格子3の回折効率を変化させるこ
とにより容易に任意の形状にすることが可能となる。
明の実施形態例であって、光束を発する半導体レーザか
らなる光源1と、この光源1から発せられた光束を主ビ
ーム4と複数の副ビーム5、6とに分ける光束分離手段
3と、この光束分離手段3からの主ビーム4と複数の副
ビーム5、6を情報記録媒体上に集光して複数の光スポ
ット11、12、13を形成する対物レンズ9とを有
し、情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピ
ックアップにおいて、光束分離手段3は回折光の強度分
布がタンジェンシャル方向に不均一となる回折格子であ
るので、副ビームにより情報記録媒体上に形成される光
スポットの形状は回折格子3の回折効率を変化させるこ
とにより容易に任意の形状にすることが可能となる。
【0044】また、本実施形態例は、請求項5記載の発
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は溝の深さを部分的に変化させ
て回折効率を分布させたので、副ビームにより情報記録
媒体上に形成される光スポットの形状を任意の形状にす
るべく回折格子の回折効率を変化させることが容易に可
能になる。
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は溝の深さを部分的に変化させ
て回折効率を分布させたので、副ビームにより情報記録
媒体上に形成される光スポットの形状を任意の形状にす
るべく回折格子の回折効率を変化させることが容易に可
能になる。
【0045】また、本実施形態例は、請求項6記載の発
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、一方向(タンジェンシャル
方向)の中心部と端部との回折効率が異なり、その一方
向と直交する方向(ラジアル方向)の回折効率が均一で
ある回折格子からなるので、回折格子で回折した光束は
中心部と端部との回折効率が異なる方向の光強度分布は
中心部が暗くて端部が明るく、あるいは逆に中心部が明
るくて端部が暗くなるようにすることが可能となり、こ
れと直交する回折効率の均一な方向の光強度分布は変化
しなくて回折光束で情報記録媒体上に形成する光スポッ
トの光強度分布は任意に変形させて楕円形にすることが
可能となる。
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、一方向(タンジェンシャル
方向)の中心部と端部との回折効率が異なり、その一方
向と直交する方向(ラジアル方向)の回折効率が均一で
ある回折格子からなるので、回折格子で回折した光束は
中心部と端部との回折効率が異なる方向の光強度分布は
中心部が暗くて端部が明るく、あるいは逆に中心部が明
るくて端部が暗くなるようにすることが可能となり、こ
れと直交する回折効率の均一な方向の光強度分布は変化
しなくて回折光束で情報記録媒体上に形成する光スポッ
トの光強度分布は任意に変形させて楕円形にすることが
可能となる。
【0046】また、本実施形態例は、請求項9記載の発
明の実施形態例であって、情報記録媒体に情報の記録、
再生、消去を行う光ピックアップにおいて、光束を発す
る半導体レーザからなる光源1と、この光源1から発せ
られた光束を主ビーム4と2つの副ビーム5、6とに分
ける回折格子からなる光束分離手段3と、この光束分離
手段3からの主ビーム4と2つの副ビーム5、6を情報
記録媒体上に集光して3つの光スポット11、12、1
3を形成する対物レンズ9と、情報記録媒体で反射され
た主ビーム20と2つの副ビーム21、22を各々検出
する光電変換素子35とを備え、情報記録媒体上の主ビ
ーム4で情報が記録あるいは消去された情報トラック1
4を副ビーム6の一部が照射するようにして、情報記録
媒体で反射された副ビーム22の一部を光電変換素子3
5の検出面Aで検出して情報記録媒体上の主ビーム4で
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を得るの
で、情報記録媒体上の主ビーム4で記録しあるいは消去
し残した情報をモニター用副ビーム22のみで光電変換
素子35の検出面Aにより検出して他の副ビーム21を
検出しないために、C/Nの良い、情報記録媒体上の主
ビーム4で記録しあるいは消去し残した情報に対するモ
ニター信号(記録/消去状態モニター信号)を得ること
が可能となる。
明の実施形態例であって、情報記録媒体に情報の記録、
再生、消去を行う光ピックアップにおいて、光束を発す
る半導体レーザからなる光源1と、この光源1から発せ
られた光束を主ビーム4と2つの副ビーム5、6とに分
ける回折格子からなる光束分離手段3と、この光束分離
手段3からの主ビーム4と2つの副ビーム5、6を情報
記録媒体上に集光して3つの光スポット11、12、1
3を形成する対物レンズ9と、情報記録媒体で反射され
た主ビーム20と2つの副ビーム21、22を各々検出
する光電変換素子35とを備え、情報記録媒体上の主ビ
ーム4で情報が記録あるいは消去された情報トラック1
4を副ビーム6の一部が照射するようにして、情報記録
媒体で反射された副ビーム22の一部を光電変換素子3
5の検出面Aで検出して情報記録媒体上の主ビーム4で
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を得るの
で、情報記録媒体上の主ビーム4で記録しあるいは消去
し残した情報をモニター用副ビーム22のみで光電変換
素子35の検出面Aにより検出して他の副ビーム21を
検出しないために、C/Nの良い、情報記録媒体上の主
ビーム4で記録しあるいは消去し残した情報に対するモ
ニター信号(記録/消去状態モニター信号)を得ること
が可能となる。
【0047】また、本実施形態例は、請求項10記載の
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号(半導体レーザ駆動パルス56)で補正する
補正手段としてのモノマルチバイブレータ53、アンプ
54、加算器59を備えたので、光源の発光量変化がモ
ニター信号を変化させることなく安定して情報記録媒体
上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対するモ
ニター信号を得ることができる。
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号(半導体レーザ駆動パルス56)で補正する
補正手段としてのモノマルチバイブレータ53、アンプ
54、加算器59を備えたので、光源の発光量変化がモ
ニター信号を変化させることなく安定して情報記録媒体
上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対するモ
ニター信号を得ることができる。
【0048】図10は本発明の第2実施形態例の一部を
示す。この第2実施形態例は請求項11記載の発明の実
施形態例であり、上記第1実施形態例において図9に示
す回路の代りに図10に示す回路を用いて記録/消去状
態モニター信号の処理を以下の如く行うようにしたもの
である。すなわち、記録するべき情報信号60はエンコ
ーダ61により変調され、半導体レーザ駆動パルス発生
器62はエンコーダ61の出力信号が入力されて半導体
レーザ駆動パルスを光源駆動信号として発生する。半導
体レーザ1は半導体レーザ駆動パルス発生器52からの
半導体レーザ駆動パルス56によりパルス発光を行う。
光ディスク10、例えば相変化型光ディスクは、オーバ
ーライトが可能であり、半導体レーザ駆動パルスは記録
パワー(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
示す。この第2実施形態例は請求項11記載の発明の実
施形態例であり、上記第1実施形態例において図9に示
す回路の代りに図10に示す回路を用いて記録/消去状
態モニター信号の処理を以下の如く行うようにしたもの
である。すなわち、記録するべき情報信号60はエンコ
ーダ61により変調され、半導体レーザ駆動パルス発生
器62はエンコーダ61の出力信号が入力されて半導体
レーザ駆動パルスを光源駆動信号として発生する。半導
体レーザ1は半導体レーザ駆動パルス発生器52からの
半導体レーザ駆動パルス56によりパルス発光を行う。
光ディスク10、例えば相変化型光ディスクは、オーバ
ーライトが可能であり、半導体レーザ駆動パルスは記録
パワー(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
【0049】0次回折光4、+1次回折光5、−1次回
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号は半
導体レーザ駆動パルスが影響している。そこで、半導体
レーザ駆動パルス発生器62からの半導体レーザ駆動パ
ルスはスイッチ部63のコントロール信号とし、スイッ
チ部63は受光素子35の検出面Aからの記録/消去状
態モニター信号を半導体レーザ駆動パルス発生器62か
らの半導体レーザ駆動パルスにより切り換えて半導体レ
ーザ駆動パルスが最大値(高レベル)のときにのみ記録
/消去状態モニター信号をサンプリングして出力する。
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号は半
導体レーザ駆動パルスが影響している。そこで、半導体
レーザ駆動パルス発生器62からの半導体レーザ駆動パ
ルスはスイッチ部63のコントロール信号とし、スイッ
チ部63は受光素子35の検出面Aからの記録/消去状
態モニター信号を半導体レーザ駆動パルス発生器62か
らの半導体レーザ駆動パルスにより切り換えて半導体レ
ーザ駆動パルスが最大値(高レベル)のときにのみ記録
/消去状態モニター信号をサンプリングして出力する。
【0050】この第2実施形態例は、請求項11記載の
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号(半導体レーザ駆動パルス)が最大値となる
時のみサンプリングして得るので、光源の発光量変化が
モニター信号を変化させることなく安定して情報記録媒
体上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対する
モニター信号を得ることができる。
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号(半導体レーザ駆動パルス)が最大値となる
時のみサンプリングして得るので、光源の発光量変化が
モニター信号を変化させることなく安定して情報記録媒
体上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対する
モニター信号を得ることができる。
【0051】図11は本発明の第3実施形態例の一部を
示す。この第3実施形態例は請求項12記載の発明の実
施形態例であり、上記第1実施形態例において図9に示
す回路の代りに図11に示す回路を用いて記録/消去状
態モニター信号の処理を以下の如く行うようにしたもの
である。すなわち、記録するべき情報信号70はエンコ
ーダ71により変調され、半導体レーザ駆動パルス発生
器72はエンコーダ71の出力信号が入力されて半導体
レーザ駆動パルスを光源駆動信号として発生する。半導
体レーザ1は半導体レーザ駆動パルス発生器52からの
半導体レーザ駆動パルス56によりパルス発光を行う。
光ディスク10、例えば相変化型光ディスクは、オーバ
ーライトが可能であり、半導体レーザ駆動パルスは記録
パワー(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
示す。この第3実施形態例は請求項12記載の発明の実
施形態例であり、上記第1実施形態例において図9に示
す回路の代りに図11に示す回路を用いて記録/消去状
態モニター信号の処理を以下の如く行うようにしたもの
である。すなわち、記録するべき情報信号70はエンコ
ーダ71により変調され、半導体レーザ駆動パルス発生
器72はエンコーダ71の出力信号が入力されて半導体
レーザ駆動パルスを光源駆動信号として発生する。半導
体レーザ1は半導体レーザ駆動パルス発生器52からの
半導体レーザ駆動パルス56によりパルス発光を行う。
光ディスク10、例えば相変化型光ディスクは、オーバ
ーライトが可能であり、半導体レーザ駆動パルスは記録
パワー(Hi)と消去パワー(Low)の値を持つ。
【0052】0次回折光4、+1次回折光5、−1次回
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号は半
導体レーザ駆動パルスが影響している。そこで、エンコ
ーダ71の出力信号はローパスフィルタ73を通してス
イッチ部74のコントロール信号とし、スイッチ部74
は受光素子35の検出面Aからの記録/消去状態モニタ
ー信号をローパスフィルタ73からのコントロール信号
により切り換えてコントロール信号が高レベルのときに
のみ記録/消去状態モニター信号をサンプリングして出
力する。これにより、エンコーダ71の出力信号が最も
長く一定の値をとる時のみ記録/消去状態モニター信号
をサンプリングして出力することが可能となる。
折光6はすべてパルス発光されるので、受光素子35の
検出面Aから得られる記録/消去状態モニター信号は半
導体レーザ駆動パルスが影響している。そこで、エンコ
ーダ71の出力信号はローパスフィルタ73を通してス
イッチ部74のコントロール信号とし、スイッチ部74
は受光素子35の検出面Aからの記録/消去状態モニタ
ー信号をローパスフィルタ73からのコントロール信号
により切り換えてコントロール信号が高レベルのときに
のみ記録/消去状態モニター信号をサンプリングして出
力する。これにより、エンコーダ71の出力信号が最も
長く一定の値をとる時のみ記録/消去状態モニター信号
をサンプリングして出力することが可能となる。
【0053】この第3実施形態例は、請求項12記載の
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号が最も長く均一の値をとる時のみサンプリン
グして得るので、光源の発光量変化がモニター信号を変
化させることなく安定して情報記録媒体上の主ビームで
記録しあるいは消去した情報に対するモニター信号を得
ることができる。
発明の実施形態例であって、請求項1または9記載の光
ピックアップにおいて、副ビーム22の一部を光電変換
素子35で検出して得た、主ビーム4で記録しあるいは
消去し残した情報の再生信号を、情報記録媒体に記録す
る情報信号に応じて光源1の光量を変化させるための光
源駆動信号が最も長く均一の値をとる時のみサンプリン
グして得るので、光源の発光量変化がモニター信号を変
化させることなく安定して情報記録媒体上の主ビームで
記録しあるいは消去した情報に対するモニター信号を得
ることができる。
【0054】次に、本発明の第4実施形態例について説
明する。この第4実施形態例は請求項7記載の発明の他
の実施形態例であり、上記第1実施形態例とは以下に述
べる点が異なる。第1実施形態例において、半導体レー
ザ1から出射される光束の強度分布は、一般的に水平方
向と垂直方向とで広がり角が異なる。このため、半導体
レーザ1からの光束を対物レンズ9により光ディスク1
0上に集光すると、光ディスク10上に楕円形の光スポ
ットが形成されてしまう。
明する。この第4実施形態例は請求項7記載の発明の他
の実施形態例であり、上記第1実施形態例とは以下に述
べる点が異なる。第1実施形態例において、半導体レー
ザ1から出射される光束の強度分布は、一般的に水平方
向と垂直方向とで広がり角が異なる。このため、半導体
レーザ1からの光束を対物レンズ9により光ディスク1
0上に集光すると、光ディスク10上に楕円形の光スポ
ットが形成されてしまう。
【0055】光ディスク10上に形成される光スポット
を円形にするには、半導体レーザ1からの光束を水平方
向と垂直方向とで広がり角が等しくなるようにしなけれ
ばならない。図12に示すように半導体レーザ1から出
射される光束101は、光軸と直交するX軸方向の拡が
り角が小さく、光軸と直交するY軸方向の拡がり角が大
きい。この光束101は、ホログラムユニット2に設け
た回折格子3により0次回折光4、+1次回折光5、−
1次回折光6という3つの光束に分割される。
を円形にするには、半導体レーザ1からの光束を水平方
向と垂直方向とで広がり角が等しくなるようにしなけれ
ばならない。図12に示すように半導体レーザ1から出
射される光束101は、光軸と直交するX軸方向の拡が
り角が小さく、光軸と直交するY軸方向の拡がり角が大
きい。この光束101は、ホログラムユニット2に設け
た回折格子3により0次回折光4、+1次回折光5、−
1次回折光6という3つの光束に分割される。
【0056】回折格子3の回折効率は、X軸方向では均
一であり、Y軸方向では中央部が小さくて両端部分が大
きい分布となっている。つまり、回折格子3は、X軸方
向に同じ深さで伸びた溝が並んだものであり、そのY軸
方向中心部分にある溝は深くない。このため、回折格子
3からの0次回折光4のY軸方向の強度分布は、回折前
に比べて中心部分が明るくて両端部分が暗くなる。よっ
て、回折格子3からの0次回折光4は回折前の光束10
1に比べてY軸方向の拡がり角が小さくなっている。一
方、回折格子3からの0次回折光4は回折前の光束10
1に比べてX軸方向の拡がり角が変わらないから、回折
格子3からの0次回折光4はX軸方向の拡がり角とY軸
方向の拡がり角の差が小さくなる。そこで、第4実施形
態例では、上記第1実施形態例において、半導体レーザ
1から出射される光束101が光ディスク10上で円形
の光スポットを形成するように回折格子3のY軸方向の
回折効率分布を設定している。
一であり、Y軸方向では中央部が小さくて両端部分が大
きい分布となっている。つまり、回折格子3は、X軸方
向に同じ深さで伸びた溝が並んだものであり、そのY軸
方向中心部分にある溝は深くない。このため、回折格子
3からの0次回折光4のY軸方向の強度分布は、回折前
に比べて中心部分が明るくて両端部分が暗くなる。よっ
て、回折格子3からの0次回折光4は回折前の光束10
1に比べてY軸方向の拡がり角が小さくなっている。一
方、回折格子3からの0次回折光4は回折前の光束10
1に比べてX軸方向の拡がり角が変わらないから、回折
格子3からの0次回折光4はX軸方向の拡がり角とY軸
方向の拡がり角の差が小さくなる。そこで、第4実施形
態例では、上記第1実施形態例において、半導体レーザ
1から出射される光束101が光ディスク10上で円形
の光スポットを形成するように回折格子3のY軸方向の
回折効率分布を設定している。
【0057】この第4実施形態例は、請求項7記載の発
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、半導体レーザからなる光源
1の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、光源1の
出射光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一とし
たので、半導体レーザ1の出射光束は広がり角が大きい
方向の端部の光束の多くが副ビームに使用されて中心部
の光束の多くが主ビームに使用されるため、主ビームの
同じ方向の端部の光束は少なくなり、回折格子3で分離
された後の主ビームの光軸と直交する2つの方向X、Y
の光強度分布の差は回折格子3で分離される前の光束の
光軸に直交する2つの方向X、Yの光強度分布の差より
小さくなり、主ビームが集光されて光ディスク上に形成
する光スポットを円形にすることが可能となる。
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、半導体レーザからなる光源
1の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、光源1の
出射光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一とし
たので、半導体レーザ1の出射光束は広がり角が大きい
方向の端部の光束の多くが副ビームに使用されて中心部
の光束の多くが主ビームに使用されるため、主ビームの
同じ方向の端部の光束は少なくなり、回折格子3で分離
された後の主ビームの光軸と直交する2つの方向X、Y
の光強度分布の差は回折格子3で分離される前の光束の
光軸に直交する2つの方向X、Yの光強度分布の差より
小さくなり、主ビームが集光されて光ディスク上に形成
する光スポットを円形にすることが可能となる。
【0058】本発明の第5実施形態例は、請求項8記載
の発明の実施形態例であって、上記第4実施形態例にお
いて、回折格子3がX軸方向の回折効率に分布を持つよ
うに構成したものである。つまり、第5実施形態例で
は、回折格子3の回折効率は、X軸方向では中心部分が
大きくて両端部分が小さくなっており、Y軸方向では中
心部分が小さくて両端部分が大きくなっている。すなわ
ち、回折格子3は、X軸方向では中心部分が深くて両端
部分が浅い溝がX軸方向に伸びた溝が並んだものであ
り、Y軸方向では中心部分にある溝が浅くて両端部分の
溝が深くなっている。
の発明の実施形態例であって、上記第4実施形態例にお
いて、回折格子3がX軸方向の回折効率に分布を持つよ
うに構成したものである。つまり、第5実施形態例で
は、回折格子3の回折効率は、X軸方向では中心部分が
大きくて両端部分が小さくなっており、Y軸方向では中
心部分が小さくて両端部分が大きくなっている。すなわ
ち、回折格子3は、X軸方向では中心部分が深くて両端
部分が浅い溝がX軸方向に伸びた溝が並んだものであ
り、Y軸方向では中心部分にある溝が浅くて両端部分の
溝が深くなっている。
【0059】このため、回折格子3からの0次回折光4
は、広がり角が小さかったX軸方向では中心部分が暗く
て両端部分が明るくされて広がり角が大きくされ、広が
り角が大きかったY軸方向では中心部分が明るくて両端
部分が暗くされて広がり角が小さくされる。したがっ
て、回折格子3からの0次回折光4は、X軸方向とY軸
方向の広がり角を等しくすることができる。ここで、回
折格子3のX軸方向、Y軸方向の回折効率分布は半導体
レーザ1から出射される光束101が光ディスク10上
で円形の光スポットを形成するように設定している。
は、広がり角が小さかったX軸方向では中心部分が暗く
て両端部分が明るくされて広がり角が大きくされ、広が
り角が大きかったY軸方向では中心部分が明るくて両端
部分が暗くされて広がり角が小さくされる。したがっ
て、回折格子3からの0次回折光4は、X軸方向とY軸
方向の広がり角を等しくすることができる。ここで、回
折格子3のX軸方向、Y軸方向の回折効率分布は半導体
レーザ1から出射される光束101が光ディスク10上
で円形の光スポットを形成するように設定している。
【0060】この第5実施形態例は、請求項8記載の発
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、半導体レーザからなる光源
1の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、光源1の
出射光束の広がり角が小さい方向について中心部の回折
効率を高くして端部の回折効率を低くしたので、半導体
レーザ1の出射光束の広がり角が大きい方向の主ビーム
の広がり角が小さくなり、半導体レーザ1の出射光束の
広がり角が小さい方向の主ビームの広がり角が大きくな
る。このため、回折格子3で分離された後の主ビームの
光軸と直交する2つの方向X、Yの光強度分布の差は回
折格子3で分離される前の光束の光軸に直交する2つの
方向X、Yの光強度分布の差より小さくなり、主ビーム
が集光されて光ディスク上に形成する光スポットを円形
にすることが可能となる。
明の実施形態例であって、請求項4記載の光ピックアッ
プにおいて、回折格子3は、半導体レーザからなる光源
1の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、光源1の
出射光束の広がり角が小さい方向について中心部の回折
効率を高くして端部の回折効率を低くしたので、半導体
レーザ1の出射光束の広がり角が大きい方向の主ビーム
の広がり角が小さくなり、半導体レーザ1の出射光束の
広がり角が小さい方向の主ビームの広がり角が大きくな
る。このため、回折格子3で分離された後の主ビームの
光軸と直交する2つの方向X、Yの光強度分布の差は回
折格子3で分離される前の光束の光軸に直交する2つの
方向X、Yの光強度分布の差より小さくなり、主ビーム
が集光されて光ディスク上に形成する光スポットを円形
にすることが可能となる。
【0061】図13は本発明の第6実施形態例における
光ディスク10上の光スポットを示す。この第6実施形
態例は、請求項3記載の発明の実施形態例であり、上記
第1実施形態例とは以下の点が異なる。第6実施形態例
では、ホログラムユニット2は回折格子3の代りに図1
4(a)に示すような回折格子3aが設けられ、半導体
レーザ1からの光束は回折格子3aで0次回折光4、+
1次回折光5、−1次回折光6という3つの光束に分割
されて1/4λ板8、対物レンズ9を介して光ディスク
10上に図13に示すような光スポット110、11
1、112を形成する。
光ディスク10上の光スポットを示す。この第6実施形
態例は、請求項3記載の発明の実施形態例であり、上記
第1実施形態例とは以下の点が異なる。第6実施形態例
では、ホログラムユニット2は回折格子3の代りに図1
4(a)に示すような回折格子3aが設けられ、半導体
レーザ1からの光束は回折格子3aで0次回折光4、+
1次回折光5、−1次回折光6という3つの光束に分割
されて1/4λ板8、対物レンズ9を介して光ディスク
10上に図13に示すような光スポット110、11
1、112を形成する。
【0062】ここで、0次回折光4により形成される光
スポット110は光ディスク10上に情報の記録、消
去、再生を行うためのものであり、+1次回折光5、−
1次回折光6により形成される光スポット111、11
2は情報トラックに追従させるためのトラッキング誤差
信号を検出するためのものである。さらに、−1次回折
光6により形成される光スポット112は光ディスク1
0上の0次回折光4により形成される光スポット110
で記録あるいは消去された情報ピット15を再生する役
目もある。
スポット110は光ディスク10上に情報の記録、消
去、再生を行うためのものであり、+1次回折光5、−
1次回折光6により形成される光スポット111、11
2は情報トラックに追従させるためのトラッキング誤差
信号を検出するためのものである。さらに、−1次回折
光6により形成される光スポット112は光ディスク1
0上の0次回折光4により形成される光スポット110
で記録あるいは消去された情報ピット15を再生する役
目もある。
【0063】−1次回折光6により形成される光スポッ
ト112は、情報トラック14と直交する方向(ラジア
ル方向)に長く、かつ、0次回折光4により形成される
光スポット110に近い部分が大きい略卵型形状をして
おり、その一部は光ディスク10上の0次回折光4によ
り形成される光スポット110で記録あるいは消去され
た情報ピット15を照射する。
ト112は、情報トラック14と直交する方向(ラジア
ル方向)に長く、かつ、0次回折光4により形成される
光スポット110に近い部分が大きい略卵型形状をして
おり、その一部は光ディスク10上の0次回折光4によ
り形成される光スポット110で記録あるいは消去され
た情報ピット15を照射する。
【0064】このため、光ディスク10上の0次回折光
4により形成される光スポット110で記録あるいは消
去された情報ピット15を照射する光量が多くなり、光
ディスク10上の0次回折光4により形成される光スポ
ット110で記録あるいは消去された情報ピット15を
再生する役目もある−1次回折光6により形成される光
スポット112の光量の中で、記録あるいは消去された
情報ピット15をモニターするのに使用される光量が多
くなり、記録/消去状態モニター信号のC/Nが向上す
る。
4により形成される光スポット110で記録あるいは消
去された情報ピット15を照射する光量が多くなり、光
ディスク10上の0次回折光4により形成される光スポ
ット110で記録あるいは消去された情報ピット15を
再生する役目もある−1次回折光6により形成される光
スポット112の光量の中で、記録あるいは消去された
情報ピット15をモニターするのに使用される光量が多
くなり、記録/消去状態モニター信号のC/Nが向上す
る。
【0065】図14(a)はホログラムユニット2に設
けた回折格子3aを拡大して示し、図14(b)は回折
格子3aの回折効率の分布を示す。回折格子3aは、右
端部分が最も深く、左端部分がやや深く、中央部分が最
も浅くなるように深さが分布した格子としてある。この
格子の深さは回折格子3aの回折効率に比例するので、
回折格子3aの回折効率は回折格子3aの右端部分が最
も大きく、左端部分がやや大きく、中央部分が最も小さ
くなる。回折格子3aは、このような回折効率の分布が
タンジェンシャル方向にあるが、これと直交する方向
(ラジアル方向)にはそのような分布がなく、ラジアル
方向には均一な回折効率となっている。このような回折
効率の分布を有する回折格子3aで回折された−1次回
折光6により光ディスク10上に形成される光スポット
112は情報トラック14と直交する方向(ラジアル方
向)に長く、0次回折光4により形成される光スポット
110に近い部分が大きい略卵型形状の光スポットとな
る。
けた回折格子3aを拡大して示し、図14(b)は回折
格子3aの回折効率の分布を示す。回折格子3aは、右
端部分が最も深く、左端部分がやや深く、中央部分が最
も浅くなるように深さが分布した格子としてある。この
格子の深さは回折格子3aの回折効率に比例するので、
回折格子3aの回折効率は回折格子3aの右端部分が最
も大きく、左端部分がやや大きく、中央部分が最も小さ
くなる。回折格子3aは、このような回折効率の分布が
タンジェンシャル方向にあるが、これと直交する方向
(ラジアル方向)にはそのような分布がなく、ラジアル
方向には均一な回折効率となっている。このような回折
効率の分布を有する回折格子3aで回折された−1次回
折光6により光ディスク10上に形成される光スポット
112は情報トラック14と直交する方向(ラジアル方
向)に長く、0次回折光4により形成される光スポット
110に近い部分が大きい略卵型形状の光スポットとな
る。
【0066】この第6実施形態例は、請求項3記載の発
明の実施形態例であって、請求項1記載の光ピックアッ
プにおいて、情報記録媒体上の副ビーム6により形成さ
れる光スポット112は主ビーム4に近い部分が大きく
てラジアル方向に長い略卵型としたので、副ビーム6に
より形成される光スポット112の端部が主ビーム4に
近づく方向に伸び、かつ、情報記録媒体上の主ビーム4
で記録あるいは消去した情報ピット15に照射される副
ビームの光量を多くすることができ、副ビームの光量の
中で情報記録媒体上の主ビーム4で記録あるいは消去し
た情報ピット15をモニターするのに使用される光量を
多くできて記録/消去状態モニター信号のC/Nを向上
させることができる。
明の実施形態例であって、請求項1記載の光ピックアッ
プにおいて、情報記録媒体上の副ビーム6により形成さ
れる光スポット112は主ビーム4に近い部分が大きく
てラジアル方向に長い略卵型としたので、副ビーム6に
より形成される光スポット112の端部が主ビーム4に
近づく方向に伸び、かつ、情報記録媒体上の主ビーム4
で記録あるいは消去した情報ピット15に照射される副
ビームの光量を多くすることができ、副ビームの光量の
中で情報記録媒体上の主ビーム4で記録あるいは消去し
た情報ピット15をモニターするのに使用される光量を
多くできて記録/消去状態モニター信号のC/Nを向上
させることができる。
【0067】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピ
ックアップにおいて、光束を発する光源と、この光源か
ら発せられた光束を主ビームと2つの副ビームとに分け
る光束分離手段と、この光束分離手段からの主ビームと
2つの副ビームを前記情報記録媒体上に集光して3つの
光スポットを形成する対物レンズと、前記情報記録媒体
上の前記主ビームで情報が記録あるいは消去された部分
を前記副ビームの一部が照射するようにして、前記情報
記録媒体で反射された前記主ビームと前記2つの副ビー
ムからトラッキング誤差信号を得るとともに、情報の記
録あるいは消去時に前記情報記録媒体上の前記主ビーム
で記録あるいは消去した情報トラックから前記副ビーム
で即座に情報を再生する手段とを備えたので、新たな光
源を追加することなく、情報記録媒体に情報を記録ある
いは消去したばかりの情報トラックから即座に情報を再
生して情報の記録あるいは消去状態をモニターすること
が可能となり、部品点数及び組付け行程を増大させるこ
となく最適な記録あるいは消去状態にすることが可能と
なり、特別なコスト増大がなく信頼性が高くて消費電力
が少なくなる。
ば、情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を行う光ピ
ックアップにおいて、光束を発する光源と、この光源か
ら発せられた光束を主ビームと2つの副ビームとに分け
る光束分離手段と、この光束分離手段からの主ビームと
2つの副ビームを前記情報記録媒体上に集光して3つの
光スポットを形成する対物レンズと、前記情報記録媒体
上の前記主ビームで情報が記録あるいは消去された部分
を前記副ビームの一部が照射するようにして、前記情報
記録媒体で反射された前記主ビームと前記2つの副ビー
ムからトラッキング誤差信号を得るとともに、情報の記
録あるいは消去時に前記情報記録媒体上の前記主ビーム
で記録あるいは消去した情報トラックから前記副ビーム
で即座に情報を再生する手段とを備えたので、新たな光
源を追加することなく、情報記録媒体に情報を記録ある
いは消去したばかりの情報トラックから即座に情報を再
生して情報の記録あるいは消去状態をモニターすること
が可能となり、部品点数及び組付け行程を増大させるこ
となく最適な記録あるいは消去状態にすることが可能と
なり、特別なコスト増大がなく信頼性が高くて消費電力
が少なくなる。
【0068】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の光ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前
記副ビームにより形成される光スポットはラジアル方向
に長い楕円形としたので、容易に情報記録媒体上の主ビ
ームで記録あるいは消去した情報トラックに副ビームの
一部を照射することが可能となる。
載の光ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前
記副ビームにより形成される光スポットはラジアル方向
に長い楕円形としたので、容易に情報記録媒体上の主ビ
ームで記録あるいは消去した情報トラックに副ビームの
一部を照射することが可能となる。
【0069】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の光ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前
記副ビームにより形成される光スポットは前記主ビーム
に近い部分が大きくてラジアル方向に長い略卵型とした
ので、副ビームにより形成される光スポットの端部が主
ビームに近づく方向に伸び、かつ、情報記録媒体上の主
ビームで記録あるいは消去した情報に照射される副ビー
ムの光量を多くすることができ、副ビームの光量の中で
情報記録媒体上の主ビームで記録あるいは消去した情報
をモニターするのに使用される光量を多くできてモニタ
ー信号のC/Nを向上させることができる。
載の光ピックアップにおいて、前記情報記録媒体上の前
記副ビームにより形成される光スポットは前記主ビーム
に近い部分が大きくてラジアル方向に長い略卵型とした
ので、副ビームにより形成される光スポットの端部が主
ビームに近づく方向に伸び、かつ、情報記録媒体上の主
ビームで記録あるいは消去した情報に照射される副ビー
ムの光量を多くすることができ、副ビームの光量の中で
情報記録媒体上の主ビームで記録あるいは消去した情報
をモニターするのに使用される光量を多くできてモニタ
ー信号のC/Nを向上させることができる。
【0070】請求項4記載の発明によれば、光束を発す
る光源と、この光源から発せられた光束を主ビームと複
数の副ビームとに分ける光束分離手段と、この光束分離
手段からの主ビームと複数の副ビームを前記情報記録媒
体上に集光して複数の光スポットを形成する対物レンズ
とを有し、前記情報記録媒体に情報の記録、再生、消去
を行う光ピックアップにおいて、前記光束分離手段は回
折光の強度分布が不均一となる回折格子であるので、副
ビームにより情報記録媒体上に形成される光スポットの
形状は回折格子の回折効率を変化させることにより容易
に任意の形状にすることが可能となる。
る光源と、この光源から発せられた光束を主ビームと複
数の副ビームとに分ける光束分離手段と、この光束分離
手段からの主ビームと複数の副ビームを前記情報記録媒
体上に集光して複数の光スポットを形成する対物レンズ
とを有し、前記情報記録媒体に情報の記録、再生、消去
を行う光ピックアップにおいて、前記光束分離手段は回
折光の強度分布が不均一となる回折格子であるので、副
ビームにより情報記録媒体上に形成される光スポットの
形状は回折格子の回折効率を変化させることにより容易
に任意の形状にすることが可能となる。
【0071】請求項5記載の発明によれば、請求項4記
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は溝の深さ
を部分的に変化させて回折効率を分布させたので、副ビ
ームにより情報記録媒体上に形成される光スポットの形
状を任意の形状にするべく回折格子の回折効率を変化さ
せることが容易に可能になる。
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は溝の深さ
を部分的に変化させて回折効率を分布させたので、副ビ
ームにより情報記録媒体上に形成される光スポットの形
状を任意の形状にするべく回折格子の回折効率を変化さ
せることが容易に可能になる。
【0072】請求項6記載の発明によれば、請求項4記
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、一方向
の中心部と端部との回折効率が異なり、前記一方向と直
交する方向の回折効率が均一である回折格子からなるの
で、回折格子で回折した光束は中心部と端部との回折効
率が異なる方向の光強度分布は中心部が暗くて端部が明
るく、あるいは逆に中心部が明るくて端部が暗くなるよ
うにすることが可能となり、これと直交する回折効率の
均一な方向の光強度分布は変化しなくて回折光束で情報
記録媒体上に形成する光スポットの光強度分布は任意に
変形させて楕円形にすることが可能となる。
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、一方向
の中心部と端部との回折効率が異なり、前記一方向と直
交する方向の回折効率が均一である回折格子からなるの
で、回折格子で回折した光束は中心部と端部との回折効
率が異なる方向の光強度分布は中心部が暗くて端部が明
るく、あるいは逆に中心部が明るくて端部が暗くなるよ
うにすることが可能となり、これと直交する回折効率の
均一な方向の光強度分布は変化しなくて回折光束で情報
記録媒体上に形成する光スポットの光強度分布は任意に
変形させて楕円形にすることが可能となる。
【0073】請求項7記載の発明によれば、請求項4記
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光
源の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源
の出射光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一と
したので、光源の出射光束は広がり角が大きい方向の端
部の光束の多くが副ビームに使用されて中心部の光束の
多くが主ビームに使用されることから、主ビームの同じ
方向の端部の光束は少なくなり、回折格子で分離された
後の主ビームの光軸と直交する2つの方向の光強度分布
の差は回折格子で分離される前の光束の光軸に直交する
2つの方向の光強度分布の差より小さくなり、主ビーム
が集光されて情報記録媒体上に形成する光スポットを円
形にすることが可能となる。
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光
源の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源
の出射光束の広がり角が小さい方向の回折効率を均一と
したので、光源の出射光束は広がり角が大きい方向の端
部の光束の多くが副ビームに使用されて中心部の光束の
多くが主ビームに使用されることから、主ビームの同じ
方向の端部の光束は少なくなり、回折格子で分離された
後の主ビームの光軸と直交する2つの方向の光強度分布
の差は回折格子で分離される前の光束の光軸に直交する
2つの方向の光強度分布の差より小さくなり、主ビーム
が集光されて情報記録媒体上に形成する光スポットを円
形にすることが可能となる。
【0074】請求項8記載の発明によれば、請求項4記
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光
源の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源
の出射光束の広がり角が小さい方向について中心部の回
折効率を高くして端部の回折効率を低くしたので、光源
の出射光束の広がり角が大きい方向の主ビームの広がり
角が小さくなり、光源の出射光束の広がり角が小さい方
向の主ビームの広がり角が大きくなる。このため、回折
格子で分離された後の主ビームの光軸と直交する2つの
方向の光強度分布の差は回折格子で分離される前の光束
の光軸に直交する2つの方向の光強度分布の差より小さ
くなり、主ビームが集光されて情報記録媒体上に形成す
る光スポットを円形にすることが可能となる。
載の光ピックアップにおいて、前記回折格子は、前記光
源の出射光束の広がり角が大きい方向について中心部の
回折効率を低くして端部の回折効率を高くし、前記光源
の出射光束の広がり角が小さい方向について中心部の回
折効率を高くして端部の回折効率を低くしたので、光源
の出射光束の広がり角が大きい方向の主ビームの広がり
角が小さくなり、光源の出射光束の広がり角が小さい方
向の主ビームの広がり角が大きくなる。このため、回折
格子で分離された後の主ビームの光軸と直交する2つの
方向の光強度分布の差は回折格子で分離される前の光束
の光軸に直交する2つの方向の光強度分布の差より小さ
くなり、主ビームが集光されて情報記録媒体上に形成す
る光スポットを円形にすることが可能となる。
【0075】請求項9記載の発明によれば、情報記録媒
体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアップにお
いて、光束を発する光源と、この光源から発せられた光
束を主ビームと2つの副ビームとに分ける光束分離手段
と、この光束分離手段からの主ビームと2つの副ビーム
を前記情報記録媒体上に集光して3つの光スポットを形
成する対物レンズと、前記情報記録媒体で反射された前
記主ビームと前記2つの副ビームを各々検出する光電変
換素子とを備え、前記情報記録媒体上の前記主ビームで
情報が記録あるいは消去された情報トラックを前記副ビ
ームの一部が照射するようにして、前記情報記録媒体で
反射された前記副ビームの一部を前記光電変換素子で検
出して前記情報記録媒体上の前記主ビームで記録しある
いは消去し残した情報の再生信号を得るので、情報記録
媒体上の主ビームで記録しあるいは消去し残した情報を
モニター用副ビームのみ光電変換素子で検出して他の副
ビームを検出しないために、C/Nの良い、情報記録媒
体上の主ビームで記録しあるいは消去し残した情報に対
するモニター信号を得ることが可能となる。
体に情報の記録、再生、消去を行う光ピックアップにお
いて、光束を発する光源と、この光源から発せられた光
束を主ビームと2つの副ビームとに分ける光束分離手段
と、この光束分離手段からの主ビームと2つの副ビーム
を前記情報記録媒体上に集光して3つの光スポットを形
成する対物レンズと、前記情報記録媒体で反射された前
記主ビームと前記2つの副ビームを各々検出する光電変
換素子とを備え、前記情報記録媒体上の前記主ビームで
情報が記録あるいは消去された情報トラックを前記副ビ
ームの一部が照射するようにして、前記情報記録媒体で
反射された前記副ビームの一部を前記光電変換素子で検
出して前記情報記録媒体上の前記主ビームで記録しある
いは消去し残した情報の再生信号を得るので、情報記録
媒体上の主ビームで記録しあるいは消去し残した情報を
モニター用副ビームのみ光電変換素子で検出して他の副
ビームを検出しないために、C/Nの良い、情報記録媒
体上の主ビームで記録しあるいは消去し残した情報に対
するモニター信号を得ることが可能となる。
【0076】請求項10記載の発明によれば、請求項1
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号で補正する補正手段を
備えたので、光源の発光量変化がモニター信号を変化さ
せることなく安定して情報記録媒体上の主ビームで記録
しあるいは消去した情報に対するモニター信号を得るこ
とができる。
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号で補正する補正手段を
備えたので、光源の発光量変化がモニター信号を変化さ
せることなく安定して情報記録媒体上の主ビームで記録
しあるいは消去した情報に対するモニター信号を得るこ
とができる。
【0077】請求項11記載の発明によれば、請求項1
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号が最大値となる時のみ
サンプリングして得るので、光源の発光量変化がモニタ
ー信号を変化させることなく安定して情報記録媒体上の
主ビームで記録しあるいは消去した情報に対するモニタ
ー信号を得ることができる。
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号が最大値となる時のみ
サンプリングして得るので、光源の発光量変化がモニタ
ー信号を変化させることなく安定して情報記録媒体上の
主ビームで記録しあるいは消去した情報に対するモニタ
ー信号を得ることができる。
【0078】請求項12記載の発明によれば、請求項1
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号が最も長く均一の値を
とる時のみサンプリングして得るので、光源の発光量変
化がモニター信号を変化させることなく安定して情報記
録媒体上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対
するモニター信号を得ることができる。
または9記載の光ピックアップにおいて、前記副ビーム
の一部を光電変換素子で検出して得た、前記主ビームで
記録しあるいは消去し残した情報の再生信号を、前記情
報記録媒体に記録する情報信号に応じて前記光源の光量
を変化させるための光源駆動信号が最も長く均一の値を
とる時のみサンプリングして得るので、光源の発光量変
化がモニター信号を変化させることなく安定して情報記
録媒体上の主ビームで記録しあるいは消去した情報に対
するモニター信号を得ることができる。
【図1】本発明の第1実施形態例における光源から情報
記録媒体までの入射系を示す概略図である。
記録媒体までの入射系を示す概略図である。
【図2】同第1実施形態例における光ディスク上の光ス
ポットを示す平面図である。
ポットを示す平面図である。
【図3】同第1実施形態例のホログラムユニットに設け
た回折格子を拡大して示す概略図及び同回折格子の回折
効率の分布を示す特性図である。
た回折格子を拡大して示す概略図及び同回折格子の回折
効率の分布を示す特性図である。
【図4】同第1実施形態例のホログラムユニットに設け
た回折格子を透過する前の光束の強度分布を等高線で示
す図、及び同回折格子を透過してきた+1次回折光、−
1次回折光の強度分布を示す図である。
た回折格子を透過する前の光束の強度分布を等高線で示
す図、及び同回折格子を透過してきた+1次回折光、−
1次回折光の強度分布を示す図である。
【図5】同第1実施形態例の反射系を示す概略図であ
る。
る。
【図6】同第1実施形態例のホログラムユニットに設け
た第2のグレーティング面及びその透過光束を示す図で
ある。
た第2のグレーティング面及びその透過光束を示す図で
ある。
【図7】同第1実施形態例における受光素子の検出面及
び演算手段を示す図である。
び演算手段を示す図である。
【図8】同第1実施形態例における−1次回折光の光強
度分布を測定してディスプレイ上に表示した中間調画像
を示す図である。
度分布を測定してディスプレイ上に表示した中間調画像
を示す図である。
【図9】同第1実施形態例の一部を示すブロック図であ
る。
る。
【図10】本発明の第2実施形態例の一部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図11】本発明の第3実施形態例の一部を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図12】本発明の第4実施形態例の一部を示す斜視図
である。
である。
【図13】本発明の第6実施形態例における光ディスク
上の光スポットを示す平面図である。
上の光スポットを示す平面図である。
【図14】同第6実施形態例のホログラムユニットに設
けた回折格子を拡大して示す図、及び同回折格子の回折
効率の分布を示す図である。
けた回折格子を拡大して示す図、及び同回折格子の回折
効率の分布を示す図である。
1 半導体レーザ 2 ホログラムユニット 3、3a 回折格子 7 第1のグレーティング面 8 1/4λ板 9 対物レンズ 10 光ディスク 16 第2のグレーティング面 35 受光素子 36〜45 演算手段 51、61、71 エンコーダ 52、62、72 半導体レーザ駆動パルス発生器 53 モノマルチバイブレータ 54 アンプ 59 加算器 63、74 スイッチ 73 ローパスフィルタ
Claims (12)
- 【請求項1】情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を
行う光ピックアップにおいて、光束を発する光源と、こ
の光源から発せられた光束を主ビームと2つの副ビーム
とに分ける光束分離手段と、この光束分離手段からの主
ビームと2つの副ビームを前記情報記録媒体上に集光し
て3つの光スポットを形成する対物レンズと、前記情報
記録媒体上の前記主ビームで情報が記録あるいは消去さ
れた部分を前記副ビームの一部が照射するようにして、
前記情報記録媒体で反射された前記主ビームと前記2つ
の副ビームからトラッキング誤差信号を得るとともに、
情報の記録あるいは消去時に前記情報記録媒体上の前記
主ビームで記録あるいは消去した情報トラックから前記
副ビームで即座に情報を再生する手段とを備えたことを
特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】請求項1記載の光ピックアップにおいて、
前記情報記録媒体上の前記副ビームにより形成される光
スポットはラジアル方向に長い楕円形としたことを特徴
とする光ピックアップ。 - 【請求項3】請求項1記載の光ピックアップにおいて、
前記情報記録媒体上の前記副ビームにより形成される光
スポットは前記主ビームに近い部分が大きくてラジアル
方向に長い略卵型としたことを特徴とする光ピックアッ
プ。 - 【請求項4】光束を発する光源と、この光源から発せら
れた光束を主ビームと複数の副ビームとに分ける光束分
離手段と、この光束分離手段からの主ビームと複数の副
ビームを前記情報記録媒体上に集光して複数の光スポッ
トを形成する対物レンズとを有し、前記情報記録媒体に
情報の記録、再生、消去を行う光ピックアップにおい
て、前記光束分離手段は回折光の強度分布が不均一とな
る回折格子であることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項5】請求項4記載の光ピックアップにおいて、
前記回折格子は溝の深さを部分的に変化させて回折効率
を分布させたことを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項6】請求項4記載の光ピックアップにおいて、
前記回折格子は、一方向の中心部と端部との回折効率が
異なり、前記一方向と直交する方向の回折効率が均一で
ある回折格子からなることを特徴とする光ピックアッ
プ。 - 【請求項7】請求項4記載の光ピックアップにおいて、
前記回折格子は、前記光源の出射光束の広がり角が大き
い方向について中心部の回折効率を低くして端部の回折
効率を高くし、前記光源の出射光束の広がり角が小さい
方向の回折効率を均一としたことを特徴とする光ピック
アップ。 - 【請求項8】請求項4記載の光ピックアップにおいて、
前記回折格子は、前記光源の出射光束の広がり角が大き
い方向について中心部の回折効率を低くして端部の回折
効率を高くし、前記光源の出射光束の広がり角が小さい
方向について中心部の回折効率を高くして端部の回折効
率を低くしたことを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項9】情報記録媒体に情報の記録、再生、消去を
行う光ピックアップにおいて、光束を発する光源と、こ
の光源から発せられた光束を主ビームと2つの副ビーム
とに分ける光束分離手段と、この光束分離手段からの主
ビームと2つの副ビームを前記情報記録媒体上に集光し
て3つの光スポットを形成する対物レンズと、前記情報
記録媒体で反射された前記主ビームと前記2つの副ビー
ムを各々検出する光電変換素子とを備え、前記情報記録
媒体上の前記主ビームで情報が記録あるいは消去された
情報トラックを前記副ビームの一部が照射するようにし
て、前記情報記録媒体で反射された前記副ビームの一部
を前記光電変換素子で検出して前記情報記録媒体上の前
記主ビームで記録しあるいは消去し残した情報の再生信
号を得ることを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項10】請求項1または9記載の光ピックアップ
において、前記副ビームの一部を光電変換素子で検出し
て得た、前記主ビームで記録しあるいは消去し残した情
報の再生信号を、前記情報記録媒体に記録する情報信号
に応じて前記光源の光量を変化させるための光源駆動信
号で補正する補正手段を備えたことを特徴とする光ピッ
クアップ。 - 【請求項11】請求項1または9記載の光ピックアップ
において、前記副ビームの一部を光電変換素子で検出し
て得た、前記主ビームで記録しあるいは消去し残した情
報の再生信号を、前記情報記録媒体に記録する情報信号
に応じて前記光源の光量を変化させるための光源駆動信
号が最大値となる時のみサンプリングして得ることを特
徴とする光ピックアップ。 - 【請求項12】請求項1または9記載の光ピックアップ
において、前記副ビームの一部を光電変換素子で検出し
て得た、前記主ビームで記録しあるいは消去し残した情
報の再生信号を、前記情報記録媒体に記録する情報信号
に応じて前記光源の光量を変化させるための光源駆動信
号が最も長く均一の値をとる時のみサンプリングして得
ることを特徴とする光ピックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201020A JPH0954974A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7201020A JPH0954974A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0954974A true JPH0954974A (ja) | 1997-02-25 |
Family
ID=16434139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7201020A Pending JPH0954974A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0954974A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2784469A1 (fr) * | 1998-10-09 | 2000-04-14 | Thomson Csf | Dispositif pour augmenter la luminance de diodes laser |
CN100349214C (zh) * | 2004-07-06 | 2007-11-14 | 太阳诱电株式会社 | 光拾取器装置 |
JP2013080547A (ja) * | 2011-09-22 | 2013-05-02 | Panasonic Corp | 光ピックアップおよび光記録再生装置 |
US10111807B2 (en) | 2014-04-30 | 2018-10-30 | Sorrento Therapeutics, Inc. | Cartridge portion of transdermal drug delivery apparatus and methods |
EP3474541A1 (en) * | 2017-10-17 | 2019-04-24 | ams AG | 3d camera system with rolling-shutter image sensor and array of addressable light sources |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7201020A patent/JPH0954974A/ja active Pending
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