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JPH0954581A - 自動演奏装置 - Google Patents

自動演奏装置

Info

Publication number
JPH0954581A
JPH0954581A JP7225753A JP22575395A JPH0954581A JP H0954581 A JPH0954581 A JP H0954581A JP 7225753 A JP7225753 A JP 7225753A JP 22575395 A JP22575395 A JP 22575395A JP H0954581 A JPH0954581 A JP H0954581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
performance data
performance
loaded
data
automatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7225753A
Other languages
English (en)
Inventor
Wataru Kurata
わたる 倉田
Masayuki Kamata
政之 鎌田
Koichi Mizumoto
浩一 水本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland Corp
Original Assignee
Roland Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland Corp filed Critical Roland Corp
Priority to JP7225753A priority Critical patent/JPH0954581A/ja
Publication of JPH0954581A publication Critical patent/JPH0954581A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】フロッピー・ディスクなどの外部記憶媒体に記
憶された演奏データを読み出して演奏を行う自動演奏装
置において、演奏データをロードするためのバッファな
どの領域を大きくすることなく、最初に演奏させる曲を
選択するときも含めて、曲を選択してから実際に当該選
択した曲の演奏データの再生が行われて演奏が開始され
るまでの待ち時間を短縮化する。 【解決手段】フロッピー・ディスクなどの外部記憶媒体
に記憶された演奏データを読み出す際に、読み出される
可能性のある曲の演奏データの数だけ記憶手段や記憶領
域を用意しておき、当該演奏データの一部を当該記憶手
段や記憶領域にロードして読み出すようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動演奏装置に関
し、さらに詳細には、フロッピー・ディスクなどの外部
記憶媒体に記憶された演奏データを読み出して演奏を行
う自動演奏装置に関する。
【0002】
【発明の背景および発明が解決しようとする課題】一般
に、自動演奏装置においては、フロッピー・ディスクな
どの外部記憶媒体に複数曲分の演奏データを記憶させて
おき、こうした外部記憶媒体に記憶させた複数曲分の演
奏データの中から所望の曲の演奏データを選択して再生
を行い、当該所望の曲の自動演奏を行うことができるよ
うになされている。
【0003】こうした自動演奏装置にあって、フロッピ
ー・ディスクなどの外部記憶媒体に記憶されている複数
曲分の演奏データの中から、所望の曲の演奏データを再
生する際には、演奏させたい曲を選択したときに始めて
当該選択した曲の演奏データが自動演奏装置のバッファ
などにロードされ、ロードされた演奏データを順次再生
するようになされていた。
【0004】このため、演奏したい曲が選択されてか
ら、選択された曲の演奏データの再生が実際に行われる
までには、当該選択された曲の演奏データをロードする
時間分だけの遅れが生ずるという問題点があった。
【0005】こうした問題点を解決するために、フロッ
ピー・ディスクなどの外部記憶媒体を読み出し可能に自
動演奏装置にセットしたときに、当該外部記憶媒体に記
憶されている複数曲分の演奏データを全て自動演奏装置
のバッファなどにロードしておけばよいが、こうした方
法を採用するとバッファなどの演奏データをロードする
領域が大きくなってしまい、また当該外部記憶媒体に記
憶されている複数曲分の演奏データを全てバッファなど
にロードし終えないと曲の選択を行うことができないの
で、選択した曲の演奏データのみをロードする上記した
方法と比較すると、最初に演奏させる曲を選択する際に
はかえって時間がかかってしまうという問題点があっ
た。
【0006】本発明は、従来の技術の有するこのような
種々の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的と
するところは、フロッピー・ディスクなどの外部記憶媒
体に記憶された演奏データを読み出して演奏を行う自動
演奏装置において、演奏データをロードするためのバッ
ファなどの領域を大きくすることなく、最初に演奏させ
る曲を選択するときも含めて、曲を選択してから実際に
当該選択した曲の演奏データの再生が行われて演奏が開
始されるまでの待ち時間を短縮化した自動演奏装置を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による自動演奏装置は、フロッピー・ディス
クなどの外部記憶媒体に記憶された演奏データを読み出
す際に、読み出される可能性のある曲の演奏データを記
憶する記憶手段や記憶領域を用意しておき、当該演奏デ
ータの一部を当該記憶手段や記憶領域にロードして読み
出すようにしたものである。
【0008】即ち、本発明による自動演奏装置は、外部
記憶媒体に記憶された演奏データをロードして自動演奏
を行う自動演奏装置において、外部記憶媒体に記憶され
た少なくとも2つの演奏データの一部を記憶する記憶手
段と、上記記憶手段に対し、上記外部記憶媒体に記憶さ
れた演奏データの一部をそれぞれロードするロード手段
と、上記外部記憶媒体に記憶された演奏データの中から
所望の演奏データを選択する選択手段と、上記選択手段
によって選択された演奏データの一部をロードした上記
記憶手段から、上記記憶手段にロードした演奏データを
読み出す読み出し手段とを有するようにしたものであ
る。
【0009】また、本発明による自動演奏装置は、外部
記憶媒体に記憶された演奏データをロードして自動演奏
を行う自動演奏装置において、上記外部記憶手段に記憶
された演奏データの数を検出する検出手段と、上記検出
手段によって検出された演奏データの数に対応した数の
所定の記憶容量の記憶領域を生成する生成手段と、上記
生成手段によって生成された上記記憶領域に対し、上記
外部記憶媒体に記憶された演奏データの一部をそれぞれ
ロードするロード手段と、上記外部記憶媒体に記憶され
た演奏データの中から所望の演奏データを選択する選択
手段と、上記選択手段によって選択された演奏データの
一部をロードした上記記憶領域から、上記記憶領域にロ
ードした演奏データを読み出す読み出し手段とを有する
ようにしたものである。
【0010】従って、上記記憶手段や上記記憶領域の大
きさを演奏データの最小のロード時間に対応する大きさ
とし、上記ロード手段によって上記記憶手段や上記記憶
領域に各演奏データの先頭部分をそれぞれロードしてお
き、上記選択手段により実際に曲が選択されたときに、
上記選択手段によって選択された曲の演奏データに対応
する上記記憶手段や上記記憶領域から演奏データを読み
出して再生を行い演奏することにより、曲を選択してか
ら演奏データが読み出されて再生が行われて演奏が始ま
るまでの待ち時間を短縮化することができる。
【0011】また、選択手段によって演奏を行わせる演
奏データを複数選択しておき、順次演奏するような場合
において、待ち時間なく再生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明に
よる自動演奏装置の実施形態の一例を詳細に説明する。
なお、以下の説明においては、理解を容易にするため
に、本発明による自動演奏装置はMIDI規格によるM
IDIデータを扱えるものとし、1拍を96に分割した
内部クロックに基づいて自動演奏を行うものとする。ま
た、本発明による自動演奏装置はイベント読み出し方式
を採用していて、演奏データのイベントを読み出して当
該イベントに対応する動作を行う。
【0013】本発明による自動演奏装置は、通常はメイ
ン・ルーチンを上記した内部クロックのインターバルで
繰り返し実行することにより、メイン・ルーチンのサブ
・ルーチンとして構成されるパネル処理ルーチンにより
各操作子の操作状態などを監視し、スタート処理ルーチ
ンならびにプレイ処理ルーチンにより演奏データの読み
出しをして自動演奏を行うとともに、ストップ処理ルー
チンにおいて演奏データの読み出しを停止して自動演奏
を停止しているが、フロッピー・ディスクをフロッピー
・ディスク装置にセットしたときにCPUに割り込みが
かかり、割り込み処理により演奏データの先頭部分をロ
ードするロード処理ルーチンが実行されることになる。
【0014】図1には、本発明の実施の形態の一例によ
る自動演奏装置のブロック構成図が示されている。
【0015】この自動演奏装置は、その全体の動作の制
御を中央処理装置(CPU)10を用いて制御するよう
に構成されている。このCPU10には、バス12を介
して、メイン・ルーチンやロード処理ルーチンなどの各
種ルーチンを実行するための所定のプログラムなどが格
納されたROM14と、フロッピー・ディスク40から
入力された自動演奏のための演奏データをロードするバ
ッファやCPU10によるプログラムの実行に必要な各
種システム変数を記憶するレジスタ群などが設定された
ワーキング・エリアとしてのランダム・アクセス・メモ
リ(RAM)16と、後述する本発明の実施に関連する
各種操作子を備えた操作パネル部18と、外部装置とし
ての音源30などへMIDI出力端子20を介してフロ
ッピー・ディスク40から入力された演奏データをMI
DIデータに変換して出力するMIDI出力装置22
と、自動演奏のための演奏データを記憶したフロッピー
・ディスク40から演奏データを読み出すためのフロッ
ピー・ディスク装置24の制御を行うためのフロッピー
・ディスク制御装置26とが接続されている。
【0016】図2には、操作パネル部18の概略構成が
示されており、本発明の実施に関連する操作子として、
フロッピー・ディスク40に記憶された曲を曲番号によ
り選択するためのテン・キー18aと、テン・キー18
aにより選択した曲の自動演奏の開始を指示するための
プレイ・ボタン18bと、テン・キー18aにより選択
した曲の自動演奏の停止を指示するためのストップ・ボ
タン18cとが設定されている。
【0017】次に、図3を参照しながら、フロッピー・
ディスク40における演奏データの記憶状態を説明する
が、フロッピー・ディスク40の記憶状態はMS−DO
Sのフォーマットにより構成されている。
【0018】図3において、演奏データは「MID」の
拡張子が付されるとともに、演奏データ以外の曲目解説
などのテキスト・データは「TXT」の拡張子を付され
ていて、これら演奏データやテキスト・データがディレ
クトリに記憶されている。図3に示す例においては、演
奏データとして「S1.MID」、「S2.MID」、
「S3.MID」および「S4.MID」の4曲分記憶
されるとともに、テキスト・データとして「T1.TX
T」が記憶されている。
【0019】ディレクトリに記憶された演奏データなら
びにテキスト・データは、ファイル・アロケーション・
テーブル(FAT:File Allocation
Table)を参照することにより連続的に読み出し可
能とされており、演奏データ「S1.MID」はフロッ
ピー・ディスク40の第1クラスタ(クラスタ(clu
ster)はメモリの最小管理単位である)→第3クラ
スタ→第4クラスの順に記憶され、演奏データ「S2.
MID」は第2クラスタに記憶され、演奏データ「S
3.MID」は第13クラスタ→第11クラスタ→第9
クラスタ→第10クラスタの順に記憶され、演奏データ
「S4.MID」は第6クラスタに記憶されている。ま
た、テキスト・データ「T1.TXT」は第5クラスタ
に記憶され、第7クラスタ、第8クラスタおよび第12
クラスタは使用されていない。
【0020】また、RAM16には、以下に説明するよ
うなシステム変数を記憶するレジスタやフラグなどが設
定されている。なお、以下の説明においては、各レジス
タなどの内容(データなど)は、特に断らない限り、同
一のラベル名で表すものとする。
【0021】(1)NS フロッピー・ディスク40に記憶された演奏データの数
を示す。なお、電源投入時に「0」に初期化される。
【0022】(2)i ワーキング変数である。なお、電源投入時に「0」に初
期化される。
【0023】(3)Buf[] フロッピー・ディスク40のクラスタと同じ記憶容量の
バッファの配列を示し、Buf[]はRAM16に設定
される。なお、電源投入時に「0」に初期化される。
【0024】(4)Load[] Buf[]に示すバッファに演奏データの先頭クラスタ
がロードされているか否かを示す。「1」が設定されて
いれば、Buf[]に示すバッファに演奏データの先頭
クラスタがロードされていることを示し、「0」が設定
されていれば、Buf[]に示すバッファに演奏データ
の先頭クラスタがロードされていないことを示す。な
お、電源投入時に「0」に初期化される。
【0025】(5)Play 演奏データを読み出して自動演奏中であるか否かを示
す。演奏データを読み出して自動演奏中であるならば自
動演奏中の演奏データの曲番号が設定され、自動演奏中
でなければ「0」が設定される。なお、電源投入時に
「0」に初期化される。
【0026】(6)P_CL 演奏データの読み出しクロックを示す。なお、電源投入
時に「0」に初期化される。
【0027】以上の構成において、図4乃至図8に示す
フローチャートを参照しながら、この自動演奏装置の動
作について詳細に説明する。
【0028】なお、この自動演奏装置においては、演奏
データの先頭クラスタがロードされることになるBuf
[]の他にRAM16に自動演奏用テンポラリ・バッフ
ァを設定し、これら2つのバッファを用いて、一方の空
いたバッファに演奏データを入力している間に、他方の
入力済みのバッファを用いて音源30へ演奏データを出
力し、これを交互に行うという方式を採用している(参
考文献:(1)テレビジョン学会誌第32巻第11号
(1978)「ディジタルオーディオファイル」第93
9(15)頁〜第940(16)頁「4.5 データ転
送」 (2)特公昭57−46089号公報 第1頁第
2欄第20行〜同頁同欄第27行 (3)特開昭57−
182246号公報 第1頁左下欄第19行〜同頁右下
欄第5行)。
【0029】まず、自動演奏装置に電源が投入される
と、図4に示すメイン・ルーチンが起動され、ステップ
S402の初期設定が行われる。この初期設定において
は、上記したレジスタ群などの初期化が行われる。
【0030】ステップS402の初期設定を終了すると
電源が遮断されるまで、メイン・ルーチンのサブ・ルー
チンたるパネル処理ルーチン(ステップS404)→ス
タート処理ルーチン(ステップS406)→プレイ処理
ルーチン(ステップS408)→ストップ処理ルーチン
(ステップS410)のループを繰り返し実行する。
【0031】そして、フロッピー・ディスク40をフロ
ッピー・ディスク装置24にセットするとCPU10に
割り込みがかかり、CPU10の割り込み処理によっ
て、フロッピー・ディスク40に記憶された演奏データ
の先頭部分をBuf[]にロードするロード処理ルーチ
ンが実行される。
【0032】図5に示すロード処理ルーチンのフローチ
ャートを参照しながら、ロード処理ルーチンを説明す
る。
【0033】ロード処理ルーチンが起動されると、まず
ステップ502において、フロッピー・ディスク40に
記憶されている演奏データ数をNSにセットする。即
ち、フロッピー・ディスク40に記憶されている演奏デ
ータ数を、例えば、図3に示すようなフロッピー・ディ
スク40のディレクトリから検出し、その検出結果をN
Sにセットする。図3に示す例においては、フロッピー
・ディスク40に「S1.MID」、「S2.MI
D」、「S3.MID」および「S4.MID」の4個
の演奏データが記憶されているので、NSには「4」が
セットされる。
【0034】ステップS502の処理を終了すると、ス
テップS504へ進み、RAM16のテンポラリ・エリ
アに、NSに対応した数のバッファ(Buf[1]〜B
uf[NS])を生成する。図3に示す例においては、
NSには「4」がセットされているので、Buf[1]
〜Buf[4]としてバッファa〜バッファdを生成す
ることになる。
【0035】ここで、Buf[1]〜Buf[NS]と
して生成される各バッファの記憶容量の大きさは、上記
したように、フロッピー・ディスク40における1クラ
スタのサイズ(例えば、512バイト)と同じ大きさと
する。
【0036】ステップS504の処理を終了すると、ス
テップS506へ進み、iに1をセットして、ステップ
S508→ステップS510→ステップS512→ステ
ップS514のループ処理を行う準備をする。
【0037】ステップS506の処理を終了すると、ス
テップS508へ進み、Buf[i]にフロッピー・デ
ィスク40に記憶された第i番目の演奏データの先頭ク
ラスタをロードする。図3に示す例においては、「S
1.MID」を第1番目の演奏データとし、「S2.M
ID」を第2番目の演奏データとし、「S3.MID」
を第3番目の演奏データとし、「S4.MID」を第4
番目の演奏データとし、さらに「i=1」とすると、B
uf[1]のバッファaに、第1番目演奏データ「S
1.MID」の先頭クラスタである第1クラスタ「S1
−1」がロードされることになる。
【0038】ステップS508の処理を終了すると、ス
テップS510へ進み、Load[i]に1をセットし
て、Buf[i]に示すバッファに第i曲目の演奏デー
タの先頭クラスタがロードされていることを示す。
【0039】ステップS510の処理を終了すると、ス
テップS512へ進み、iを1だけインクリメントす
る。
【0040】ステップS512の処理が終了すると、ス
テップS514へ進み、iがNS以下であるか否かを判
断する。
【0041】ステップS514の判断結果が肯定
(Y)、即ち、iがNS以下である場合には、Buf
[1]〜Buf[NS]の全てのバッファのそれぞれ
に、フロッピー・ディスク40に記憶されたNS個の演
奏データの先頭クラスタをそれぞれロードしていないの
で、ステップS508へ戻り、ステップS508→ステ
ップS510→ステップS512→ステップS514の
ループ処理を繰り返す。
【0042】一方、ステップS514の判断結果が否定
(N)、即ち、iがNS+1となったときには、Buf
[1]〜Buf[NS]の全てのバッファのそれぞれ
に、フロッピー・ディスク40に記憶されたNS個の演
奏データの先頭クラスタがそれぞれロードされたことに
なるので、ステップS516へ進み、Playに0をセ
ットして自動演奏中でないことを示すとともに、P_C
Lに0をセットして演奏データの読み出しクロックが0
であることを示し、メイン・ルーチンへリターンする。
【0043】従って、フロッピー・ディスク40をフロ
ッピー・ディスク装置24にセットすると上記したロー
ド処理ルーチンにより、図3に示すように、フロッピー
・ディスク40に記憶された全ての演奏データの先頭ク
ラスタがRAM16のテンポラリ・エリアに設定された
バッファBuf[]に記憶されることになる。なお、こ
のロード処理ルーチンにおいてバッファBuf[]に書
き込まれる演奏データは先頭クラスタのみであるため、
極めて短時間でフロッピー・ディスク40に記憶された
全ての演奏データに対して処理を行うことができる。
【0044】次に、メイン・ルーチン内における各サブ
・ルーチンの処理を順次説明することとするが、まずス
テップS404のパネル処理ルーチンにおいては、操作
パネル部18に設けられた各操作子の操作を検出し、そ
の操作状態をRAM16に記憶しておく。そして、ステ
ップS406のスタート処理ルーチン、ステップS40
8のプレイ処理ルーチンおよびステップS410のスト
ップ処理ルーチンにおいては、ステップS404におい
てRAM16に記憶された各操作子の操作状態に応じて
処理が行われる。
【0045】図6を参照しながらステップS406のス
タート処理ルーチンを説明すると、まずステップS60
2において、プレイ・ボタン18bが押されたか否かを
判断する。
【0046】ステップS602の判断結果が否定、即
ち、プレイ・ボタン18bが押されていない場合には、
以降の処理を行うことなく、スタート処理ルーチンを終
了してメイン・ルーチンへリターンする。
【0047】一方、ステップS602の判断結果が肯
定、即ち、プレイ・ボタン18bが押されている場合に
は、ステップS604へ進み、Playに0がセットさ
れているか否かを判断する。
【0048】ステップS604の判断結果が否定、即
ち、プレイ・ボタン18bが押されたときに自動演奏が
行われていて、Playに自動演奏中の曲番号がセット
されている場合には、ステップS606へ進む。
【0049】ステップS606では、現在自動演奏が行
われている第Play番目の演奏データの読み出しを中
止して、第Play番目の演奏データの自動演奏を停止
する。
【0050】ステップS606の処理を終了すると、ス
テップS608へ進み、Buf[Play]および自動
演奏用テンポラリ・バッファをそれぞれクリアする。
【0051】ステップS608の処理を終了すると、ス
テップS610へ進み、Load[Play]に0をセ
ットして、Buf[Play]にデータがロードされて
いないことを示す。
【0052】ステップS610の処理を終了すると、ス
テップS612へ進み、P_CLに0をセットして、演
奏データの読み出しクロックを初期化する。
【0053】ステップS612の処理を終了すると、ス
テップS614へ進み、PlayにステップS602に
おいてプレイ・ボタン18bが押されたときに選択され
ている演奏データの番号を記憶してスタート処理ルーチ
ンを終了し、メイン・ルーチンにリターンする。
【0054】一方、ステップS604の判断結果が肯
定、即ち、プレイ・ボタン18bが押されたときに自動
演奏が行われておらず、Playに0がセットされてい
る場合には、ステップS614へジャンプして、Pla
yにステップS602においてプレイ・ボタン18bが
押されたときに選択されている演奏データの番号を記憶
してスタート処理ルーチンを終了し、メイン・ルーチン
にリターンする。
【0055】なお、曲番号を記憶するPlayを複数用
意し、選択される曲番号を順次記憶するようにすること
によって、連続して演奏を行わせることができる。
【0056】次に、ステップS408のプレイ処理ルー
チンを説明すると、まずステップS702でPlayに
0が設定されているか否かを判断する。
【0057】ステップS702の判断結果が肯定、即
ち、Playに0が設定されていて自動演奏が行われて
いない場合には、そのままプレイ処理ルーチンを終了し
て、以降の処理を行うことなくメイン・ルーチンにリタ
ーンする。
【0058】一方、ステップS702に判断結果が否
定、即ち、Playに演奏データ番号が記憶されていて
(Playに演奏データ番号を記憶する処理は、スター
ト処理ルーチンのステップS614で行われる。)自動
演奏中である場合にはステップS704進み、P_CL
にイベントが存在するか否かを判断する。
【0059】ステップS704の判断結果が否定、即
ち、P_CLにイベントが存在しない場合にはステップ
S706へ進み、Buf[Play]と自動演奏用テン
ポラリ・バッファとについて、自動演奏中の演奏データ
が足りなくなれば交互に1クラスタづつロードする。
【0060】ステップS706の処理を終了すると、ス
テップS708へ進み、Load[i]に0がセットさ
れているようなBuf[i]があれば、Buf[i]に
演奏データをロードし、Load[i]に1をセットす
る。これにより、第i番目の演奏データの自動演奏を停
止した際には、再度Buf[i]に第i番目の演奏デー
タの先頭クラスタがロードされることになる。
【0061】ステップS708の処理を終了すると、ス
テップS712へ進み、P_CLを1だけインクリメン
トして演奏データの読み出しクロックを進め、メイン・
ルーチンへリターンする。
【0062】一方、ステップS704の判断結果が肯
定、即ち、P_CLにイベントが存在する場合にはステ
ップS712へ進み、P_CLに存在するイベントをM
IDIデータに変換し、MIDI出力装置20およびM
IDI出力端子22を介して音源30へ出力し、音源3
0により楽音を生成して自動演奏を行う。
【0063】ステップS712の処理を終了すると、ス
テップS714へ進み、P_CLを1だけインクリメン
トして演奏データの読み出しクロックを進め、メイン・
ルーチンへリターンする。
【0064】次に、図8を参照しながらステップS41
0のストップ処理ルーチンを説明すると、まずステップ
S802において、ストップ・ボタン18cが押された
か否かを判断する。
【0065】ステップS802の判断結果が否定、即
ち、ストップ・ボタン18cが押されていない場合に
は、以降の処理を行うことなく、ストップ処理ルーチン
を終了してメイン・ルーチンへリターンする。
【0066】一方、ステップS802の判断結果が肯
定、即ち、ストップ・ボタン18cが押されている場合
には、ステップS804へ進み、自動演奏中の第Pla
y番目の演奏データの自動演奏を停止する。
【0067】ステップS804の処理を終了すると、ス
テップS806へ進み、Buf[Play]および自動
演奏用テンポラリ・バッファをそれぞれクリアする。
【0068】ステップS806の処理を終了すると、ス
テップS808へ進み、Load[Play]に「0」
をセットし、Buf[Play]にデータがロードされ
ていないことを示す。
【0069】ステップS808の処理を終了すると、ス
テップS810へ進み、Playに0をセットして自動
演奏中でないことを示す。
【0070】ステップS810の処理を終了すると、ス
テップS812へ進み、P_CLに0をセットして演奏
データの読み出しクロックが0であることを示し、メイ
ン・ルーチンへリターンする。
【0071】従って、自動演奏が行われていないときに
(Play=0)、テン・キー18aにより選択された
フロッピー・ディスク40に記憶された第1番目の演奏
データを自動演奏するために、プレイ・ボタン18bが
押されたならば、P_CLのインクリメントに従ってバ
ッファaに記憶された先頭クラスタを読み出してイベン
トを出力するとともに、自動演奏用テンポラリ・バッフ
ァtに第1番目の演奏データの先頭クラスタの次のクラ
スタのデータ「S1−2」(第3クラスタ)をロードす
る。そして、バッファaに記憶されている先頭クラスタ
の読み出しが終了すると、データ「S1−3」(第3ク
ラスタ)をロードした自動演奏用テンポラリ・バッファ
tを読み出してイベントを出力するとともに、「S1−
3」(第3クラスタ)の次のデータ「S1−3」(第4
クラスタ)をバッファaにロードするというように、バ
ッファaと自動演奏用テンポラリ・バッファtとの2つ
のバッファを用いて、一方の空いたバッファに演奏デー
タを入力している間に、他方の入力済みのバッファを用
いて音源30へ演奏データを出力する。
【0072】このときに、バッファb、バッファcおよ
びバッファdはそれぞれ、第2番目、第3番目、第4番
目の演奏データの先頭クラスタをロードされた状態を保
持しているので、例えば次に、テン・キー18aにより
第3番目の演奏データが選択されて、プレイ・ボタン1
8bによりその自動演奏の開始が指示された場合には、
バッファcにロードされた第3番目の演奏データの先頭
データが即座に読み出されイベント出力される。また、
自動演奏用テンポラリ・バッファtには、第3番目の演
奏データの先頭クラスタの次のクラスタのデータ「S3
−2」(第11クラスタ)をロードし、上記と同様に、
バッファcと自動演奏用テンポラリ・バッファtとの2
つのバッファを用いて、一方の空いたバッファに演奏デ
ータを入力している間に、他方の入力済みのバッファを
用いて音源30へ演奏データを出力する。
【0073】従って、プレイ・ボタン18bによりフロ
ッピー・ディスク40に記憶された演奏データの自動演
奏が指示されたときには、いずれの演奏データであって
も即座にその自動演奏が開始されることになる。
【0074】なお、上記した実施の形態においては、外
部記憶媒体としてフロッピー・ディスクを用いた場合に
ついて説明したが、これに限られることなしに、外部記
憶媒体としてハード・ディスクや光ディスクなどを用い
てもよいことは勿論である。
【0075】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、フロッピー・ディスクなどの外部記憶媒体
に記憶された演奏データをロードするためのバッファな
どの領域を大きくすることなく、最初に演奏させる曲を
選択するときも含めて、曲を選択してから実際に当該選
択した曲の演奏データの再生が行われて演奏が開始され
るまでの待ち時間を著しく短縮化することができるとい
う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動演奏装置の実施の形態の一例
を示すブロック構成図である。
【図2】操作パネル部の外観構成の概略説明図である。
【図3】フロッピー・ディスクとRAMのテンポラリ・
エリアのバッファとの記憶状態を示す説明図である。
【図4】メイン・ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図5】ロード処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】スタート処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図7】プレイ処理ルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図8】ストップ処理ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
10 CPU 12 バス 14 ROM 16 RAM 18 操作パネル部 20 MIDI出力装置 22 MIDI出力端子 24 フロッピー・ディスク装置 26 フロッピー・ディスク制御装置 30 音源 40 フロッピー・ディスク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部記憶媒体に記憶された演奏データを
    ロードして自動演奏を行う自動演奏装置において、 外部記憶媒体に記憶された少なくとも2つの演奏データ
    の一部を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に対し、前記外部記憶媒体に記憶された演
    奏データの一部をそれぞれロードするロード手段と、 前記外部記憶媒体に記憶された演奏データの中から所望
    の演奏データを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された演奏データの一部をロ
    ードした前記記憶手段から、前記記憶手段にロードした
    演奏データを読み出す読み出し手段とを有することを特
    徴とする自動演奏装置。
  2. 【請求項2】 外部記憶媒体に記憶された演奏データを
    ロードして自動演奏を行う自動演奏装置において、 前記外部記憶手段に記憶された演奏データの数を検出す
    る検出手段と、 前記検出手段によって検出された演奏データの数に対応
    した数の所定の記憶容量の記憶領域を生成する生成手段
    と、 前記生成手段によって生成された前記記憶領域に対し、
    前記外部記憶媒体に記憶された演奏データの一部をそれ
    ぞれロードするロード手段と、 前記外部記憶媒体に記憶された演奏データの中から所望
    の演奏データを選択する選択手段と、 前記選択手段によって選択された演奏データの一部をロ
    ードした前記記憶領域から、前記記憶領域にロードした
    演奏データを読み出す読み出し手段とを有することを特
    徴とする自動演奏装置。
JP7225753A 1995-08-10 1995-08-10 自動演奏装置 Pending JPH0954581A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1255243A1 (en) * 2000-02-09 2002-11-06 Yamaha Corporation Portable telephone and music reproducing method

Cited By (3)

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US6999752B2 (en) 2000-02-09 2006-02-14 Yamaha Corporation Portable telephone and music reproducing method
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