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JPH09509385A - 金属−プラスチック構造物の簡易開口端部 - Google Patents

金属−プラスチック構造物の簡易開口端部

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JPH09509385A
JPH09509385A JP7515790A JP51579095A JPH09509385A JP H09509385 A JPH09509385 A JP H09509385A JP 7515790 A JP7515790 A JP 7515790A JP 51579095 A JP51579095 A JP 51579095A JP H09509385 A JPH09509385 A JP H09509385A
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ジエイ マツクヘンリー,ロバート
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ジエイ マツクヘンリー,ロバート
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、両表面に金属箔(9)を接着したプラスチック材料箔から成る積層構造物の簡易開口端部、およびその製造方法に関する。端部は、材料の性状、金属−重合物−金属構造によって特徴付けられ、端部の一部、あるいは全部の開口を可能とする切取り線を2本の近接する切り込み線(10)(11)で構成し、1本の切り込み線と他の線との間に距離を設け、1本(11)は端部内側の箔に設けられ、他の1本(10)は端部外側の箔に設けられる。本発明は、飲料缶の簡易開口端部のみならず、食料缶の簡易開口端部に適用できる。

Description

【発明の詳細な説明】 金属−プラスチック構造物の簡易開口端部発明の背景 本発明の応用技術分野は、多層化金属−プラスチック材料の容器用構造物であ り、詳しくは、食料あるいは飲料用容器の簡易開口端部の成型に関する。 さらに詳しくは、応用される金属−プラスチックの構造物は、金属−重合物− 金属のタイプ、すなわち、重合物箔に2枚の金属箔が接着して覆っている構造物 である。 本願の明細書においては、上記構造物に対して、金属−プラスチック−金属、 または金属−重合物−金属の用語、あるいは、さらに簡単にMPMの略称を、特 に区別することなく用いる。提起された問題点 食料、あるいは飲料用缶の簡易開口端部は、通常、開口端部の金属が食料ある いは飲料と接触して、蓋が腐食、あるいは中身が汚染することことのないように 、缶内部に保護用ワニスを塗布した金属箔で構成される。 これらの簡易開口端部は、穿孔および切取り線のシステムを有する。穿孔シス テムは、ほとんどの場合、環付穿孔器から成る。開口端部に平行な位置から垂直 な位置まで環を引っ張ることによって、穿孔器は蓋の弱い線上に位置する箇所に 孔をあけ、さらに環を引っ張ることによって蓋の強度の弱い線に対応する部分で 切取りが続行する。蓋の強度の弱い線、すなわち切取り線のデザインは、その缶 の開口端部に単に注ぎ口を設ければよいのか(飲料の場合)、あるいはその缶の 蓋部分を完全に開口するのか(食料の場合)によって、種々に変わり得る。 両者の場合共、強度の弱い線、すなわち切取り線は端部の外面、あるいは内面 に切り込みをつけることによって得られる。実際上、とりわけ鋼製食料缶の端部 では、缶の内側に切り込み線をつけ、その後、傷ついた内部のワニス層を修復す ることは通常行われている。この方法には、二つの利点がある。第一の点は、こ の方法では、開口の簡易さと偶発的な開口の防止とのバランスがとりやすい点で ある。第二の点は、たとえ缶の外側に切り込み線をつけたにせよ、金属の変形に よって内部ワニス層に小さな割れが生じる点である。しかしながら、缶の内側に 切り込みをつける時に生じるさらに大きな傷は電気泳動塗装によって容易に修復 が可能であるのに対して、この小さな割れは、実際上、修復が困難である。両者 の場合共、脆弱化は、切り込み線の底部には、より少量の金属しか存在しないこ とに起因する。このことを、図1の断面に示す。図1において(1)は金属、( 2)は外側の切り込み、(3)は内側ワニス層である。 最初に発明者に提起された問題点は、飲料缶の改良であった。通常、容量33 0cm3の円筒形の缶は、簡易開口端部を用いて密閉する。その内部は食料に耐 食性を有するワニスで塗装する。外側には、内容および商品名を示す一層あるい は数層の装飾塗装をする。通常、これらの塗装は缶の成型後に行う。 飲料缶のコスト要因において、金属のコストは、その重量が少量であるにも関 わらず大きな部分を占める。したがって、研究者は金属の一部分をよりコストの 安い材料、すなわちプラスチックで置き換えることを考えるに至った。 発明者は、両面を中間接着剤層を介して金属箔で覆った熱可塑性重合物箔から 成る金属−プラスチック構造物によって、この問題に対する解決策を見い出した 。発明者は、また、缶の端部製造に用いる金属板を、そのような金属−プラスチ ック構造物で置き換えできないかと考えた。経済的な利点は別として、この解決 策は、同様なMPM構造タイプの金属−プラスチック缶と同じか、あるいは類似 した材料から出発して製造される端部のリサイクルを容易にする。 しかしながら、開口の簡便さと、輸送あるいは保存中の偶発的な開口に対する 防護を、受入れ可能な程度までバランスさせることは、薄い保護有機塗装膜を有 する従来の簡易開口端部を用いても難しい。もし、金属の切り込みが十分に深く ないと開口が難しくなり、もし、深すぎると偶発的な開口に対する防護が不十分 になる。 簡単に開口し過ぎる端部の残存厚さと、開口困難な端部の残存厚さとの差が非 常に少ないので、通常の加工公差、あるいは通常の摩耗によって好ましいバラン スがくずれ易く、このバランスを達成することは、特に困難である。 もし、従来の端部と同じ加工方法でMPM端部に切り込みをつけようとするな らば、金属の残存厚さの精度に対する要求は、いまだに満足させることが非常に 困難である。もし、端部の外側に切り込みをつけようとするならば、その切り込 みは外側の金属層を完全に貫通して、金属を破断するのに十分な応力集中を引き 起こす深さの切り込みを内側の層に附する必要がある。各金属層は従来の端部に 比較してさらに非常に薄いので、開口の簡便さと偶発的な開口に対する防護をバ ランスさせることは、一層困難になる。 同時に、あるいは連続的に、同位置の外側および内側の両方から、両方の金属 層に切り込みを入れる方法は、金属層に所定の残存厚さを設けるという問題を完 全に解決することにはならない。 残存厚さの精度に対する要求を避けるため、全金属製端部の場合に、端部平面 上で半径方向に位置を変えた2本の切り込み線を用いる試みがなされた。金属製 端部に使用される合金の強度が大きいために、これらの切り込み線は、半径方向 の僅かに小さな間隔をおいて設ける必要がある。したがって、いぜんとして高度 な精度が要求されるばかりでなく、切り込み加工中、あるいは輸送または取り扱 い中に、1本の切り込み線から非常に接近した他の切り込み線へ割れが伝播する 危険性がある。 紙板が被覆する他のタイプの容器において、上記のような2本の切り込み線を 用いることは成功した。この成功は、紙の破断し易さによるものとみなされる。 この破断し易さのため、2本の切り込み線をさらに離して設けることが可能にな る。 一方、プラスチックは、割れ、あるい破断の伝播よりもプラスチック変形を生 じるために、よく知られているように破断が困難である。 非常に薄いプラスチック膜を厚い金属箔に接着したときでも、プラスチックは きれいには破断しない。たとえば、従来の金属製端部の内部ワニス塗装をプラス チック膜で置き換えても、破断の際に、大きく変形し、「そぎ端」と呼ばれる欠 陥が生じる。このそぎ端はプラスチック変形に原因し、プラスチックをきれいに 直線的ではなく、不規則に切断し、かつ図2a、図2bに示すように伸長する特 徴を有する。図2aは、破断前の金属(5)、およびプラスチック材料層(6) 内の切り込み線を示す。図2bは、破断後の上記3要素を同じ記号で示したもの である。プラスチック材料に、傾斜した、すなわち、破断によるそぎ端形状が認 められる。 金属−プラスチック−金属製端部の好ましいプラスチック厚さは、端部を単に 腐食から防護するのみに用いられるプラスチック膜の厚さの数倍であるから、金 属−プラスチック−金属製端部の切取り時のプラスチックの抵抗は、特に問題に なる。従来技術の説明 1992年3月13日に公開されたジ−アイイ−社ペシニ−研究所出願のフラ ンス特許出願第2、666、564号は、従来の金属缶端部のワニスをプラスチ ック膜で置き換えたときの「そぎ端」の問題の解決方法を開示している。この解 決方法は、金属箔とプラスチック膜の簡易開口缶端部から成り、金属箔外側の機 械的切り込み線に加えて、機械的切り込み線の内側のプラスチック膜を連続的に くぼませる方法である。この連続的なくぼみは、集中的な熱源、たとえば、レ− ザビ−ムなどによって得られる。 しかしながら、本発明によって開発された金属−プラスチック構造物では、プ ラスチック材料の層が2枚の金属箔によってサンドイッチ状にはさまれているた め適用できない。 金属缶端部の一本の切り込み線は、従来技術でよく知られている。たとえば、 米国特許第3990376号(ジェ−、ア−ル、シュ−ベルト)は、切除された 端板によって生じた鋭い角を、端部の開口に邪魔にならないように装着された折 り込み金属で庇護する単一切り込み線の金属缶端部を開示している。 半径方向に異なる位置に設けられた2本の切り込み線については、オランダ特 許第8900863号(フ−ゴヴェンスグル−プに付与)、米国特許第4126 244号(ダブリュ−、エフ、エルサ−)、および米国特許第4129085号 (ジ−、ビ−、クライン)が開示している。オランダ特許第8900863号に よれば、2本の切り込み線の間の残存金属厚さは、元の端部厚さの20%とされ ている。米国特許第4126244号は、非常に近接した2本の切り込み線を開 示しており、壁部に予め定められた選択的に弱い経路を確実に設けるために、切 り込み線間の間隔は、実質的に、元の壁部の平均厚さよりも小さくなければなら ないと述べている。米国特許第4129085号は、特定の切り込み線間の間隔 については述べていないが、図面には非常に狭く描いてあり、実際上は重複して おり、2本の切り込み線間には僅かに薄い部分が残っているにすぎない。2本の 切り込み線は非常に近接しており、2本の切り込み線が順次加工された場合、第 二の切り込み線が第一の切り込み線の後に切り込まれると、金属が第一の切り込 み線内に押し込まれると述べられている。 米国特許第4564119号(日本軽金属株式会社に付与)によれば、発明者 は、全金属製缶端部の一つに、半径方向に相互に非常に離して2本の切り込み線 を設けることを開示している。この場合、一本の切り込み線は補助的であり、実 際に作用する他の1本の切り込み線よりも大きい残存部を有し、端部に適当な変 形を与えるためのものである。この補助的な切り込み線は、破壊するように設計 されていないので、この発明は、実際上の破壊モ−ドの観点からは、単一切り込 み線の一般的な分野に入る。 他のタイプの容器用紙板製二重切り込み線付カバ−は、米国特許第31855 78号(イ−、ダブリュ、シェア−)、および仏国特許第1279093号(エ フ、シ−、メンネン)に開示されている。米国特許第3185578号は、特に 、異なるタイプの食料を選択的に加熱できるように、カバ−の一部分が、カバ− の他の部分よりも先に取り除くことが可能な紙板製カバ−を開示している。その カバ−の紙板は、好ましくは、両面共、耐湿性材料で被覆され、耐湿性材料のひ とつはアルミニウム箔であることが有利とされている。紙板は容易に破断できる ため、耐湿層を貫通して設けられる食い違い切り込み線の目的は、カバ−を通し て湿分を吸い上げることを防止し、かつ異物が容器内に入ることを防ぐことにあ る。仏国特許第1279093号は、アルミニウム容器と、膨張可能なアルミニ ウム箔カバ−と、膨張可能なアルミニウム箔カバ−を保護する堅い紙板製カバ− とから成るポップコ−ン容器を開示している。少なくとも、その発明の一つの実 施例において、紙板製カバ−の切取りは二重切り込み線によって調節されること を開示している。 1991年12月12日に公開された米国ナショナル缶株式会社名義のPCT 出願、WO91/18795号は、プラスチック容器壁に適用される簡易開口手 段を開示している。その手段は、壁の内外面に切り込み線を入れ、壁の内部に弱 い領域を設けることから成る。その出願の図1Aに示されるように、外表面は容 器の異なる高さの位置に設けられた2本の切り込み線を有し、内表面は、その中 間の位置に1本の切り込み線を有する。 しかし、その出願は本願とは、はるかかけ離れたものと思われる:第一に、容 器の端部は関連せず、壁面の上部を対象としている;プラスチック容器に関連し ており、金属−プラスチックには関連しない;さらに、3本の切り込み線、すな わち、外表面に2本、内表面に1本であり、外表面の2本の切り込み線の間を含 む壁部分が開口時に容器から離れる。 上記の従来技術は、二重切り込み線付金属−プラスチック−金属缶端部に特有 な問題、すなわち、耐切取り性プラスチック芯を通しての破断の伝播については 、何も開示していない。 金属−プラスチック−金属構造物自体は、欧州特許第0019835号(ダウ 化学会社)、欧州特許第0046444号(シュバイリッシェアルミニウム)、 欧州特許第0034781号(ビ−エイエスエフ株式会社)、PCT特許820 0020号(金属箱株式会社)、および欧州特許第0115103号(住友化学 株式会社)に、開示されている。これらの特許は、金属−プラスチック−金属製 薄板、同薄板の製造方法、ならびに同薄板から種々の物品を製造する方法につい て、開示している。しかし、これらの特許は、缶端部については、簡易開口型あ るいは標準型、いずれの場合についても開示せず、また、その構造物の他のタイ プの破壊、あるいは切取りについてもなんら開示していない。発明の目的 本発明の目的は、金属−プラスチック−金属、あるいはMPMと略称されるタ イプの金属−プラスチック構造物から成形される簡易開口缶端部であり、その脆 弱な線、すなわち切取り線は特別な方法で作られる:すなわち、該構造物の金属 箔に設けられ、特別な幾何学的条件を満足させる2本の切り込み線からなる。図面の簡単な説明 図1は、内部にワニスを塗布した従来技術による端部の切取り線の断面を示す 。図2a、2bは、金属1層およびプラスチック1層から成る単純な金属−プラ スチック構造物の切取りモ−ドを示す。 図3aは、本発明に用いられる金属−プラスチックMPM構造物の断面を示す 。図3bは、本発明による切取り線の断面を示す。 図4は、飲料缶の端部を示し、開口板は缶の内部方向にのみ移動し、開口後も 端部に固着して残ることを示す。 図5は、食料缶の端部を示し、開口板は最初に缶の開口時に缶の内部方向に押 し込まれて穿孔し、その後に、缶の外部方向に引かれることによって、開口板が 缶から切り取られることを示す。発明の詳細な説明 本発明は、食料あるいは飲料密閉用の金属−プラスチック−金属タイプの金属 −プラスチック構造物の、切取り線を有する簡易開口端部に関し、特徴とすると ころは、切取り線が隣接する2本の切り込み線から成り、切り込み線の1本は端 部外側の金属箔に設けられ、他の1本は端部内側の金属箔に設けられる点である 。本発明を、図3a、3bに示す。図3aは、本発明の開発に際して使用した金 属−プラスチック構造物の断面を示す。この構造物は、熱可塑性重合物(7)か ら成る中央層、その両面に接着した金属箔(9)を含む。重合物と金属の間には 、接着剤の薄い層が介在する。図3bは、従来技術の型押しの技術で二重切り込 み線を成形後、この二重切り込み線に直交する断面を示したものである。重合物 および金属箔は、前と同様に(7)および(9)で示したが、図面を明瞭にする ため、接着剤層は省略した。金属箔の切り込み線は、(10)および(11)で 示した。同図において、切り込み線位置においては、金属の厚さのみならず、プ ラスチックの厚さまで減少していることが認められる。 プラスチックの比較的厚い初期厚さと、切り込み自体がプラスチック芯にまで 貫通していないことにも関わらず、本発明の端部は容易に、かつ、きれいに開口 する。これは、前述したように、単一の金属層上に接着したもっと薄いプラスチ ック層でさえ、「そぎ端」の問題を生じることを考えると、まさに驚きである。 このきれいに切取れる理由の一部は、切り込みの直接下のプラスチック厚さが驚 くほど減少していることに依るが、しかし、この残存プラスチック厚さは「そぎ 端」の問題が観察されたプラスチック膜よりも、いぜんとして厚い。 この改良された切取りの説明は、まだ、完全にはなされていないが、プラスチ ックが2枚の比較的堅い金属層間に閉じ込められているという事実に関連するこ とは明らかである。プラスチックのような材料の膜を、自由な状態で一方向に伸 ばすと、その方向の可塑性変形は同一平面上の他の方向の収縮をもたらし、厚さ が減少する。本発明の金属−プラスチック−金属端部中のプラスチック芯層は、 2枚の金属層によって二方向への収縮が制限されているため、あたかもより強い 剛性のある材料のように挙動する。このつけ加わった剛性は、金属層の切り込み の破壊によって生じた不連続な応力をプラスチック内に明らかに集中させ、つけ 加わった強度を越える大きさにまで拡大し、その結果、容易にきれいな切取りが 行われる。 たとえ金属層2層に、ある厚さの金属が残存したとしても、開口に必要な力は 残存金属の厚さのみによっては決まらない。この力は、残存金属の厚さ、および 2本の切り込み線間の間隔、その他プラスチック芯の剪断強度、あるいは、プラ スチック芯と各金属層間の接着剤の剪断強度、あるいは各金属層と接着剤との接 着などによって総合的に決まる。しかし、残存金属の厚さよりも2本の切り込み 線間の間隔の方が、調整および一定に保持することが容易である。なぜならば、 その間隔は残存金属の厚さよりも著しく大きく、したがって、通常の工具摩耗の 許容度に対して、あまり敏感ではないからである。また、摩耗に対してもあまり 敏感ではない。なぜならば、第一に、間隔が大きいこともあるが、摩耗の方向が 工具の変位に対して垂直方向であり、したがって、工具の繰り返し衝撃によって 引き起こされる寸法の変化に対しても垂直であるからである。 もし、残存金属の厚さが少ない場合、開口に必要な力は基本的に2本の切り込 み線間の間隔を調整することによって容易に定まり、僅かの部分が残存金属の厚 さに依存する。実際上、もし金属層1層が完全に切断したとしても、開口の容易 さと偶発的開口に対する防護とのバランスは存在することが認められる。 さらに、発明者は、残存金属の厚さが、切り込み領域で変形するプラスチック の容量に起因して、加工の少しの変動に対して全金属製端部の場合のように敏感 ではないことを見い出した。 2重切り込み線の寸法は、金属およびプラスチックの厚さに依存する基準に適 合することが望ましい。 いま、 em:金属厚さ ep:プラスチック厚さ P:切り込み深さ d:切り込み線の中心線間隔 l:切り込み線の外寸幅 とすlと、次式で表される関係が望ましい。 2em/3<P<em+ep 100μm<d<L1000μm、および P/2<l<2P 端部の内側および外側の切り込み線の相対的な位置関係は、端部のタイプに順 応させなければならない。 図4に示す第一の相対的な位置関係は飲料缶に相当するもので、開口板は缶内 部の方向、一方向に移動し、開口後も端部にとどまる。図4aは、上方から見た 開口板を示す。この実施形態において、端部外側の切り込み線(10)の周辺部 は、端部内側の切り込み線(11)の内部に完全に入っており、かつ、開口板が 完全に開口部全体に広がっている必要がある。図4bは、端部の断面図を示し、 図4aに示す開口板のaa’線に沿った断面は、2本の外側切り込み線(10a )および(10a’)ならびに2本の内側切り込み線(11a)および(11a ’)を有する。破断は(12)と表示する点で起こり、中央の薄板は容易に開口 部全体に広がることが明らかである。 この第一の相対的な位置関係の他の応用は、缶切り器を用いる従来の端部開口 部であり、缶切り器は連続的に端部の全円周にわたって垂直下方向に剪断力を及 ぼす。 図5に示す第二の位置関係は、たとえば食料缶の端部に相当するもので、開口 板は最初の穿孔時に缶の内部方向に押し込まれ、次に、缶の外部方向に引っ張ら れて切り取られる。図5aは、上方から見た開口板を示す。この実施形態におい て、端部外側の切り込み線(10)の周辺部は、最初に孔をあけた部分に近い領 域では端部内側の切り込み線(11)の内部に入っており、その領域以外では外 部にある必要がある。端部の内側および外側の2本の切り込み線は2点(14) および(15)で交叉する。リベット(16)は、環の取付けに用いる。図5b は、端部の断面図を示し、図5aに示す開口板のaa’線に沿った断面は、2本 の端部外側切り込み線(10a)および(10a’)ならびに2本の端部内側切 り込み線(11a)および(11’)を有する。 本発明の第三の位置関係は、開口板が缶の外部方向、一方向に移動され、開口 後は容器から完全に切りはなされる端部についてである。この実施形態において 、端部外側の切り込み線の周辺部は完全に端部内側の切り込み線の外部にある必 要がある。そのような外部から持ち上げる開口板は、一時は、飲料缶端部の標準 であったが、切り込み線の切取りを開始するのに大きな力が必要なため、食料缶 の全端部を開口する方式には、いぜんとして適用が難しかった。しかし、本発明 によれば、最初の開口の力は、二つの金属層に深く切り込みを行う方法と、開口 が開始する端部領域の2本の切り込み線の間隔をせばめる方法とを組み合わせる ことによって容易に調節可能である。 経済的利点および開口力の改良調節法は別として、本発明には次の利点がある 。その第一は、金属層が1層、あるいは2層共、腐食して孔があいたとしても、 製品の洩れ、あるいは外部微生物による汚染が生じない点である。両方の金属層 に孔があいたとした場合、もちろん、製品と外部環境との間にはガスの経路が生 じる。プラスチック芯が、ガスに対して絶対的な障害物ではないからである。こ れらの孔の領域は小さいので、ガスの経路もまた、非常に小さい。さらに、少な くとも、金属層2層にあいた孔が正確に上下同位置でなければ、プラスチック層 を横切るガスの経路は非常に長い。しかも、ほとんどの孔が切り込み線に沿って 生じており、本発明によればこれらの切り込み線は互い違いになっているので、 ガスの経路は非常に限られる。 さらに、MPM製の端部では、腐食を抑える合金を選定できる。たとえば、内 側の層に用いられる合金として、特定の食料の存在下で腐食が最少になる合金を 選定することが可能であり、また、外側の層に用いられる合金を機械的強度、あ るいは、与えられた環境下での耐食性から選定することが可能である。 本発明の他の利点は、発泡性飲料のように加圧された製品用の端部の場合にあ る。この利点は、容器を開口するときの力が、外側から内側に向かって加えられ るという点にある。一方、偶発的な開口を生じる主な力は、内側から外側に向か っている。内側層の切り込み線が、半径方向で外側層の切り込み線の外に位置す ることも、内部圧力によって引き起こされる偶発的な開口に対する補助的な防護 である。なぜならば、内側層が、それよりも小さな口径の外側層の開口部を通り 抜けることが不可能であるからである。 缶端部にとって、通常、問題となる点は、切り離したカバ−および缶に残った 金属の鋭い縁が、人を傷付けないようにすることである。この問題は、多分、M PM製端部においても、さらに厳しい。プラスチック芯の剪断は、実際上、二つ の異なるタイプで起こる: (a)もし、層間の抵抗がプラスチックの内部剪断抵抗よりも小さければ、プ ラスチック芯と金属層の一つとが剥離する。このはがれた薄い金属層は、特に鋭 く縁に残る。この場合、この鋭い縁を缶の隣接する部分で保護するように缶を設 計する。そのような保護の一例として、缶本体の壁を開口部が缶肩の上部になる ような形にして、使用者の指が鋭い残存金属に触れないようにすることが挙げら れる。そのようなモデルにおいては、剪断は保護された縁に隣接した箇所で発生 し、他の縁(たとえば、取外した端板の縁)はプラスチック芯の全厚みで保護す るようにする。この接着部の選択的破断は、単に接着性の弱い接着剤を切り取り たい表面に塗布するだけで達成可能である。 (b)もし、層間の抵抗がプラスチックの内部剪断抵抗よりも大きければ、プ ラスチック芯が剪断し、比較的厚いプラスチックの層で被覆された縁が残り、傷 付くのが防止される。 金属との層間、あるいはプラスチック芯内部のいずれかに、この剪断を起こさ せるためには、破断が伝播する凝集力の弱い重合物層を用いる。この層は、接着 層の一層、重合物の芯自体、あるいは、たとえば、プラスチック芯と共存し得る 補助的な層であってもよい。そのような層を用いる利点は、使用する材料の凝集 力を支配することによって破断を制御できる点にある。凝集力の弱い材料の選択 は、もちろん、同じ構造物に用いる他の材料との共存性との関連で行う必要があ る。重合物に非強化性充填剤を加えることによって、機械的性質、特に、破断に 対する抵抗性を低下せしめ、したがって、凝集力を減少させることが可能である ことは、よく知られている。非強化性充填剤の濃度によって、該材料の凝集力が 確実に制御可能である。 マイカのような他の鉱物と同様に僅かな接着性のみを有する破断面をもたらす 充填剤は、重合物の凝集力を減少させることが可能である。 他の可能性として、2層の層間で破断が生じるような弱い共存性を有する重合 物を2層使用することがある。この2層は、通常の導入技術によって、同時押出 し、あるいは塗布が可能である。2種類の使用材料の共存性の程度によって、端 部開口によって生じる接着剤の破断を制御できる。 金属−プラスチック構造物の厚さ及び構成について、ある特性を定めることが 好ましい。 種々の組成の金属−プラスチック構造物の厚さは、次の仕様に適合させると有 利である(ミクロン): 金属 25−100 接着剤 0−10 重合物 80−300 接着剤 0−10 金属 25−100 組成物の構成については、次の通りである: 芯を構成する重合物は、次の熱可塑性重合物の中から一つを選ぶ:ポリプロピ レン、高密度あるいは低密度ポリエチレン、ポリエステル、およびポリアミド。 容器内の食料製品あるいは飲料と接触していない重合物が、リサイクル重合物 として再使用可能であることは興味のあることである。リサイクルしたポリエス テル、およびポリプロピレンの再使用を試行し、完全に満足すべき結果を得た。 重合物と金属の間に挿入することが望ましい接着剤としては、たとえばポリウ レタン、あるいはエポキシのような熱硬化性重合物、あるいは、たとえば、エチ レン性酸(マレイン酸、クロトン酸等)を用いて従来の方法で改質したポリオレ フィン、エチレン−アクリル酸重合物、ポリエステル、あるいは上記重合物に対 応する単量体の共重合物のような熱可塑性重合物のいずれでもよい。 金属としては、錫めっきの有無にかかわらず、また、クロム、亜鉛、ニッケル 、あるいはクロム−酸化クロムで被覆した鋼、アルミニウム、あるいはアルミニ ウム合金のいずれでもよい。好ましくは硬化状態のアルミニウム合金の使用が好 ましい。 本発明の対象である金属−プラスチック構造物は、種々の公知の技術で製作さ れる。最も普通に用いられる方法は、直接同時押出し法、熱シ−ル法、導入接着 法である。後の二方法は、プラスチックフィルムと金属薄板を供給する連続式生 産ラインでの実施が望ましい。 直接同時押出し法では、外層となる2枚の金属箔を連続的に巻きほぐしながら 、その間に、両表面に薄く接着剤を塗布した中央重合物層をはさみ込み、押出し 加工をする。次に、各層間の接着を完全にするために、上記のようにして得た複 合製品をロ−ラの間に通す。この方法は、熱可塑性接着剤を用いる場合にのみ適 用する。 熱シ−ル法は、両表面に熱可塑性接着剤を塗布した中央重合物層を含む重合物 複合薄板から出発し、その薄板を2枚の金属箔の間に挟み込む。上記のようにし て得た複合製品を2本の加熱ロ−ルの間を通すことによって、加熱接着を確実に 実施する。ロ−ラは、重合物芯と金属箔との接着を完全なものとするため、接着 剤層が溶融、あるいは少なくとも十分に軟化する温度にまで加熱する。 最後の導入接着法は、2枚の金属箔の内側に従来の方法で熱硬化性重合物を塗 布した後、ロ−ラを用いて、中央層となる重合物の薄板の両面にそれぞれ接着す る方法である。 本発明による端部は、通常の技術による方法を用いて、絞り成形で製作する。 切り込み線2本は、同時に、あるいは連続して設ける。 本発明の対象とする端部は、すべてのタイプの取付け手段、たとえば、継ぎ合 わせ、接着、熱シ−ル等によって、飲料缶、食料缶等、すべてのタイプの缶に取 付け可能である。実施例 実施例1: 厚さ140ミクロンのポリピロピレン薄板の両面を、マレイン酸改質ポリピロ ピレン膜から成る厚さ5ミクロンの接着剤層で被覆した。上記2枚の接着剤膜は 、冷時、ロ−ル間を通すことによって、ポリピロピレン膜上に塗布した。そのよ うにして得た複合薄板を、引き続き、厚さ80ミクロンのアルミニウム協会基準 によるアルミニウム合金3003およびマンガン合金の2枚の箔の間に連続的に 導入した。各箔は、ボビンから巻きほぐし、次に、接着剤が溶融するように温度 200℃の炉内を通して予熱した。得られたMPM組成物は、約400kPaの 圧力下でロ−ルを通した後、ボビンに巻き込んだ。この構造物を用いて、直径7 5.4mmの円板を切り出した。この円板から直径65mmの端板を絞り成形し 、さらに、図4に示す形状の端部外側の切り込み線(実線で表示)および端部内 側の切り込み線(点線で表示)を付けた。これらの端板を検査したところ、金属 あるいはプラスチック部分になんらの割れも認められなかった。金属およびプラ スチック間の剥離も認められなかった。さらに、切り込み線の切取りも、そぎ端 現象を生じることなしに、完全に達成された。 実施例2: 厚さ150ミクロンの低密度ポリエチレンの層を、2枚の厚さ80ミクロンの アルミニウム箔の間に押し出し成形した。それぞれの材料をボビンから巻ほぐし て、接着剤挿入なしに、温度200℃の炉内を通して予熱した。得られたMPM 構造物を、次に、約4000kPaの圧力下でロ−ルを通した後、ボビンに巻き 込んだ。この構造物を用いて、直径94mmの円板を切り出した。この円板から 直径81mmの端板を絞り成形し、さらに、図4に示す形状の端部外側の切り込 み線(実線で表示)および端部内側の切り込み線(点線で表示)を付けた。これ らの端板を実施例1と同様に検査したところ、実施例1と同様な結果が得られた 。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、缶本体に接合されたときに、缶内面に面する第一主表面と、その反対側で缶 外面に面する第二主表面とを含む、通常、円形に絞り成形された端部部材から成 り、 該端部部材はMi−P−Meタイプの薄層状構造を有し、ここでMiおよびM eは、それぞれ内側及び外側の金属箔層であり、各金属箔層は約25から約10 0ミクロンの厚さを有し、Pは約80から約300ミクロンの厚さを有する中央 重合物層であり、 該端部部材は、さらに、上記第一主表面に配置された第一切り込み線と上記第 二主表面に配置された第二切り込み線とによって定められる開口板を含み、該第 一切り込み線は金属層Miおよび重合物層Pの厚みの減少した領域を限定し、該 第二切り込み線は金属層Meおよび重合物層Pの厚みの減少した領域を限定し、 上記第一および第二の切り込み線は、各金属層の外側に面する表面にそれぞれ 深さ寸法、P、および幅寸法、 、を有し、各寸法は次式によって定まり、 2/3em < P < em + ep ここで、emは金属層厚さ、epは重合物層厚さを示す; 1/2P < l < 2P 上記第一切り込み線および第二の切り込み線間の中央線間隔、d、は、約10 0μmから約1000μmであり、 上記開口板は移動可能であって、上記第一および第二の切り込み線に沿った点 で上記端部部材に穿孔することによって上記端部部材の開口部分の境界を定め、 その後に、少なくとも、上記開口板の一部を上記端部部材の残りの部分から切り はなすことによって上記開口部分の境界を定めることを特徴とする簡易開口缶端 部。 2、上記第一および第二切り込み線が、それぞれ、通常、3面のくさび形形状を 有することを特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部。 3、上記第一切り込み線が上記第二切り込み線より内部に配置されていることを 特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部。 4、上記第一切り込み線が上記第二切り込み線より外部に配置されていることを 特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部。 5、上記第二切り込み線の第一部分が上記第一切り込み線の内部に配置され、上 記第二切り込み線の第二部分が上記第一切り込み線の外部に配置されていること を特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部。 6、さらに、穿孔、および開口部分の境界を定める上記開口板の切離しを容易に する、上記開口板に連結する手段を有することを特徴とする請求項1記載の簡易 開口缶端部。 7、さらに、上記層状構造物の上記重合物層Pおよび各金属箔層Mi、Meの間 に配置して、接着剤層を有することを特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部 。 8、上記接着剤層は、約10μmまでの厚さを有することを特徴とする請求項1 記載の簡易開口缶端部。 9、上記金属箔層MiおよびMeは、アルミニウム、アルミニウム合金、鋼、錫 めっき鋼、およびクロム被覆鋼のうちから選択されることを特徴とする請求項1 記載の簡易開口缶端部。 10、上記金属箔層MiおよびMeが、同じ物質であることを特徴とする請求項 1記載の簡易開口缶端部。 11、上記金属箔層MiおよびMeが、異なる物質であることを特徴とする請求 項1記載の簡易開口缶端部。 12、重合物層Pが、単一の重合物層であることを特徴とする請求項1記載の簡 易開口缶端部。 13、上記重合物層Pは、ポリプロピレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエ チレン、ポリエステル、およびポリアミドのうちから選択されることを特徴とす る請求項1記載の簡易開口缶端部。 14、上記重合物層Pは、非強化性充填剤を含むことを特徴とする請求項1記載 の簡易開口缶端部。 15、上記重合物層Pは、複数の重合物層を含むことを特徴とする請求項1記載 の簡易開口缶端部。 16、上記重合物層Pは、共存性の低い異なる二種類の重合物層を含むことを特 徴とする請求項15記載の簡易開口缶端部。 17、上記重合物層Pのひとつの重合物層は低凝集力を有し、重合物層Pの剪断 強度を減少させ、切取りを容易にすることを特徴とする請求項15記載の簡易開 口缶端部。 18、開口、切取りが重合物層P内で生じるように、上記重合物層Pの剪断強度 は、各Mi−P、Me−P面間の剪断強度よりも小さいことを特徴とする請求項 1記載の簡易開口缶端部。 19、開口、切取りがMi−P、Me−P面間で生じるように、上記重合物層P の剪断強度は、各Mi−P、Me−P面間の剪断強度よりも大きいことを特徴と する請求項1記載の簡易開口缶端部。 20、第一および第二切り込み線の中心線間隔、d、が、開口を起こそうとする 穿孔位置において減少することを特徴とする請求項1記載の簡易開口缶端部。
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