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JPH09507633A - 偏向歪み補正方法 - Google Patents

偏向歪み補正方法

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Publication number
JPH09507633A
JPH09507633A JP8513755A JP51375596A JPH09507633A JP H09507633 A JPH09507633 A JP H09507633A JP 8513755 A JP8513755 A JP 8513755A JP 51375596 A JP51375596 A JP 51375596A JP H09507633 A JPH09507633 A JP H09507633A
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waveform
generating
pulse
correction
deflection
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Pending
Application number
JP8513755A
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English (en)
Inventor
ヨセフ ヨハネス マリア フルショフ
ヘンリカス ローレンティウス サイモンズ
ディルク ヨハン アドリアーン テーリング
Original Assignee
フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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Publication date
Application filed by フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ filed Critical フィリップス エレクトロニクス ネムローゼ フェンノートシャップ
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N3/00Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages
    • H04N3/10Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical
    • H04N3/16Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by deflecting electron beam in cathode-ray tube, e.g. scanning corrections
    • H04N3/22Circuits for controlling dimensions, shape or centering of picture on screen
    • H04N3/23Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction
    • H04N3/233Distortion correction, e.g. for pincushion distortion correction, S-correction using active elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Details Of Television Scanning (AREA)

Abstract

(57)【要約】 市場は著しく平坦なスクリーンを有する画像表示管に向けられている。平坦なスクリーンとするため、上/下ラスタ歪み(N/S歪み)に対し厳しい仕様を満足させるのが困難である。この厳しい仕様はテキスト表示および高精細度表示の重要性を増すために規定された。本発明は、垂直偏向コイル(Lv)を経て補正電流(Icv)を導入することによりN/S歪みを補償する偏向補正回路を提供する。補正電流(Icv)は垂直偏向コイル(Lv)に直列に結合された注入変成器(Ti)を経て垂直偏向コイル(Lv)に注入する。この注入変成器(Ti)は波形成形回路(1,2)によって出力段(3)を経て駆動する。波形成形回路(1,2)によってほぼ直線状のライン区分から形成した電圧波形(M)を発生する。垂直偏向コイル(Lv)によってこの電圧波形(M)を積分してほぼ放物線状の区分を有する電流波形(Icv)を形成する。かかる廉価で融通性のある偏向補正電流を用いて上/下および/またはシーグルN/S歪みを補償するか、またはコンバージェンス歪みを補正することができる。かかる偏向補正回路は個別のまたは集積回路とすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 偏向歪み補正方法 発明の技術分野 本発明は偏向ヨークを経て補正電流を発生することにより画像表示管の偏向歪 みを補正するに当たり、位置信号に同期する周期的波形を発生するステップと; 前記周期的波形を補正電圧として前記偏向ヨークに結合して補正電流を発生する ステップとを具える偏向歪み補正方法に関するものである。 また、本発明は位置信号から周期的波形を発生する手段と;前記周期的波形を 補正電圧として偏向ヨークに結合して補正電流を前記偏向ヨークに発生する手段 とを具える画像表示管の偏向歪みを補正する偏向補正回路に関するものである。 さらに、本発明はかかる偏向補正回路を具える画像表示装置に関するものであ る。 かかる偏向補正回路は画像表示管を具える表示システムに適用することができ る。特に本発明はN/S(上/下)エラーおよびコンバージェンスエラーのような 高次の偏向歪みの補正を行うことができる。 発明の背景 市場では、画像表示管のスクリーンで見られるN/S(上/下)ラスター歪みに 対する仕様が一層厳しくなる傾向にある。理想的な場合には電子ビームを偏向さ せて画像表示管のスクリーンに非直線性のない完全な長方形のラスターを発生さ せるようにする。実際上、ある画像表示管ではN/Sシーグルラスター歪みと称 される特定のラスター歪みエラーを観察することができるようになる。このN/ Sシーグル歪みはほぼグルウイングの形状を有する水平ラインの湾曲が著しくな る。一般に、水平ラインの湾曲は1ラインの中央付近に垂直方向に現われる。即 ち、スクリーンの上部では下方向に、スクリーンの下部では上方向に湾曲が現わ れるようになる。この管/ヨークの組合せにおけるN/Sシーグルラスター歪み が大きすぎる場合には、垂直偏向コイルに垂直補正電流を流すことによって補償 することができる。 米国特許出願US-A-4,845,409には、コイルおよびコンデンサを有する同調回路 によってN/Sシーグルラスター補正波形を発生するようにしたN/Sラスター 補正システムが開示されている。この同調回路は水平偏向周波数のほぼ2倍の周 波数で共振する。さらに、既知のN/Sラスター補正回路はN/Sピンクッショ ンラスター歪みを補償する鋸歯波状波形およびN/S位相エラーを補償する放物 線状波形を発生する。これらN/Sシーグルラスター補正波形、鋸歯波状波形お よび放物線状波形は互いに重畳されて水平偏向周波数に等しい繰返し周波数を有 する水平補正波形を供給する。この水平補正波形は垂直波形で乗算されて水平補 正波形の形状および垂直波形に依存する振幅の合成補正波形を発生してスクリー ン上で垂直位置に依存する補正が得られるようにする。この合成波形は増幅して 垂直偏向コイルに直列に補正電圧として供給される。この補正電圧は垂直偏向コ イルにより積分されてN/S歪みを補償する垂直補償電流を得る。既知のN/S ラスター補正回路は同調回路と相俟ってN/Sシーグル補正を行う。同調回路を 用いる第1の欠点はN/Sシーグル補正が固定の正弦波形状を有し、これはある 画像表示管の非正弦波N/S歪みを所望程度補償し得なくなる。同調回路の他の 欠点は、N/Sシーグル補正の形状が同調回路の共振周波数を偏向することによ り変化させることができるだけである点であり、これは同調回路に用いられる素 子を調整するか、または置換を必要とし、厄介である。これら正弦波または非正 弦波N/S歪みは高次のN/S補正と称される。 発明の概要 本発明の目的は偏向に影響を与えるヨークに流れる偏向補正電流を発生する柔 軟な偏向補正方法および回路を提供することにより改善された性能で画像表示管 の偏向歪みを補償せんとするものである。 この目的のため、本発明の一例では、偏向ヨークを経て補正電流を発生するこ とにより画像表示管の偏向歪みを補正するに当たり、位置信号に同期する周期的 波形を発生するステップと;前記周期的波形を補正電圧として前記偏向ヨークに 結合して補正電流を発生するステップとを具える偏向歪み補正方法において、前 記周期的波形を発生するステップは各々がある傾斜およびある持続幅を有するほ ぼ直線状のライン区分を発生するステップを具え;次の直線状のライン区分の出 発点が前の直線状のライン区分の終点に一致し;前記周期的波形は一連の放物線 状区分を具える前記補正電流を得るための関連する走査周期中1つ以上の直線状 のライン区分を具えることを特徴とする。 本発明の他の例では、位置信号から周期的波形を発生する手段と;前記周期的 波形を補正電圧として偏向ヨークに結合して補正電流を前記偏向ヨークに発生す る手段とを具える画像表示管の偏向歪みを補正する偏向補正回路において、前記 周期的波形を発生する手段はほぼ直線状のライン区分を発生する手段を具え、次 の直線状のライン区分の出発点が前の直線状ライン区分の終点に一致し;且つ、 前記周期的波形は一連の放物線状区分を具える前記補正電流を得るための関連す る走査周期中1つ以上の直線状のライン区分を具えることを特徴とする。 また、本願発明のさらに他の例では、請求項1に記載の画像表示装置を提供す る。周期的な波形は一連のほぼ直線状のライン区分で構成するとともに位置信号 (例えば:ライン同期信号またはラインフライバックパルス)に同期し、且つ関 連する偏向周波数に等しい繰返し周波数を有する。各直線状のライン区分はある 持続幅およびある傾斜を有する。直線状のライン区分の終端点は順次のライン区 分の始端点に一致する。周期的な波形は補正電圧として偏向ヨークに結合する。 偏向ヨークは画像表示管のスクリーンの位置に影響を及ぼす任意のコイルを具え る。この補正電圧の一連の直線状のライン区分はこの偏向ヨークの積分特性によ り偏向ヨークを流れる一連の放物線状区分を含む補正電流を発生する。高次の偏 向歪みを補正し得るようにするために、少なくとも2つの直線状のライン区分を 関連する走査期間で存在させる必要がある。位置信号に対する直線状のライン区 分の位置および直線状のライン区分の持続幅によって補正電流の形状を決める。 周期的な波形の振幅によって補正電流の量を決める。走査期間中に必要な直線状 のライン区分の数は補正電流の所望の精度に依存する。従って、本発明補正方法 および回路により画像表示管のN/Sおよび左/右(E/W)方向の位置エラー を高精度で補償することができる。垂直方向に互いに継続(垂直方向のフィール ド走査)する水平ライン(水平方向のライン走査)によって通常のように画像表 示管が走査される場合には、N/Sエラーまたは垂直コンバージェンスエラー( 画像表示管スクリーンの双方の変位)は1ライン周期に等しい関連する走査周 期で周期的な波形を発生させることによって補償することができる。画像表示管 を上述したように通常の如く走査する場合には、1フィールド周期に等しい関連 する走査周期で周期的な波形を発生させることによって水平コンバージェンスエ ラーを補償することができる。水平方向に互いに継続(水平方向のフィールド走 査)する垂直ライン(垂直方向のライン走査)によって転置態様で画像表示管が 走査される場合には、N/Sエラーまたは垂直コンバージェンスエラーは1フィ ールド周期に等しい関連する走査周期で周期的な波形を発生させることによって 補償することができる。画像表示管を転置態様で走査する場合には1ライン周期 に等しい関連する走査周期で周期的な波形を発生させることにより、水平コンバ ージェンスエラーは を補償することができる。偏向ヨークは数個のコイル、例えば、4極ヨークおよ び6極ヨークの配列を具え、コンバージェンスエラーを補償する。 上記米国特許出願によれば正弦波形状の高次のN/Sラスター歪みを極めて高 い精度で補償することができる。本発明による直線状のライン区分はマイクロコ ンピュータ、個別のハードウエアまたは集積化ハードウエアによって発生させる ことができる。また、本発明は、特に集積化ハードウエアの場合には、例えばバ ス(例えば、I2C-バス)を経る制御によって、補正電流の形状に容易に適合させ ることができる。従来は、同調回路に用いるコイルはやっかいな手作業で調整す る必要があった。さらに、同調回路は配線ミスおよび温度変動に著しく敏感であ る。 偏向に影響を与えるヨークは画像表示管の画像がフィールド方向に偏向するた めに用いるフィールド偏向コイルとすることができる。この場合には、フィール ド偏向コイルの補正電流は、フィールド偏向コイルに直列に配列された注入変成 器を経て補正電圧を注入することによって得ることができる。 原理的には、ほぼ直線状のライン区分は直線状となるとともに放物線状区分が 関連する走査の中心に対して対称に配置されて対称偏向歪みを補償するように位 置決めされる。偏向歪みが対称でない場合(例えば、偏向ユニットおよび画像表 示管の整合が好適でない場合)には非対称に位置決めされた正確でない直線状の ライン区分を用いる必要がる。 本発明の有利な実施例は従属請求項に規定され ている。 請求項2はほぼ直線状のライン区分をブロック波形の一連のレベルを積分する ことによって発生させる例を規定している。かかる一連のレベル、即ち、パルス の合成は簡単に行うことができる。 請求項3は関連する走査期間中、3つのレベルを走査期間の中心に対して対称 に位置決めして、対称歪み、例えば対称N/Sシーグル歪みを廉価に補償するよ うにした例を規定する。これらのレベルは、関連するフライバック期間中能動と なり、第1の振幅を有する第1パルスを関連する走査期間中能動となり第2の振 幅を有する第2パルスに加算することによって得られる。第1のパルスは、まず 最初第1のパルスをその平均レベルに対し積分して鋸歯波状波形を形成し、次い でこの鋸歯波状波形をその平均レベルに対し積分して放物線状波形を得ることに よって得る。斯様にして対称歪みを補正する必要がある場合に所望となるように 、走査周期の中心に対し放物線状波形を対称とする。第2のパルスは、放物線状 電圧をあるスライスレベルでスライスすることによって得る。ブロック波形をそ の平均レベルで積分することによって1ライン区分の終端点がこれに自動的に続 く出発点と一致するような補正波形を得る。補正電流の形状は前記スライスレベ ルを制御することにより、またはパルスのうちの少なくとも1つの振幅を変化さ せることによって適合させることができる。 請求項4によってランプ信号を発生させる例を規定する。このランプ信号は位 置信号に同期する。2つの異なるスライスレベルのランプ信号をスライスするこ とによって1つのパルスを発生させることができる。走査期間におけるパルスの 位置はスライスレベルの値に依存する。ブロック波形はかかる1つのパルスが発 生する場合の走査期間中2つのレベルを有する。補正波形の形状は前記スライス レベルを制御することにより、またはパルスの振幅を変化させることによって適 合させることができる。一層正確な補正を行い得るようにするためには、2つ以 上のスライスレベルを用いて1つ以上のパルスを発生させることができる。この 場合には各パルスの振幅を個別に制御することができる。本例によれば、高次の 偏向歪みを高精度で極めて容易に補正し得る補正波形を発生させることのできる 利点がある。 請求項5は2つの追加のパルスを具えるブロック波形を供給し得る簡単な例を 規定する。容易に適応し得る第1のパルスは走査期間の能動部分とし、第2のパ ルスはフライバックパルスから取出す。 本発明方法の1例を請求項6に特徴つける。異なる走査速度で対処し得る表示 装置(例えばコンピュータのモニタ)では、周期的な波形を適応させて画像表示 管の補正度を同一にする必要がある。画像表示管の位置の補正は偏向ヨークを流 れる補正電流の形状および振幅に依存する。この振幅が異なる走査周波数で等し く保持される場合およびその形状が走査周期期間の変化に従って時間スケールさ れる場合には補正電流によって画像表示管スクリーンで同一変位となるようにす る。この補正電流は偏向ヨークで補正電圧を積分することによって得ることがで きる。この偏向ヨークのこの積分作動によって補正電流の振幅を走査期間に比例 させることができる。偏向ヨークのこの積分作動を補償するために、ブロック波 形を積分する積分器を用いて走査期間に逆に関連する振幅を有する周期的な波形 を発生させる必要がある。ブロック波形のレベル値が走査周波数に依存しない場 合には、2つの補正を行う必要がある。先ず第1に、これらレベルの一定値は一 定振幅の周期的な波形を得るための走査期間に応答して積分器の積分量を逆に適 応させることによって補正する必要がある。第2に、偏向ヨークの積分動作量は 再び走査期間に応答して積分器の積分量を逆に適応させることによって補正する 必要がある。斯様にして高次の偏向歪みは異なる走査周波数を有する表示装置で 補償することができる。 積分量を適応する代わりに、例えば最初にブロック波形を積分し、次いで積分 器の一部分である乗算器により振幅を制御することによって、走査期間の逆に、 または2重に逆に乗算された波形の振幅を制御する積分器を適応させることもで きる。米国特許願US-A-4,845,409では水平繰返し周波数のほぼ2倍の共振周波数 を有する同調回路を用いている。この場合に得られる補正はある水平繰返し周波 数に対してのみ好適となるだけである。同調回路の共振周波数は他の水平繰返し 周波数に対して適応する必要がある。この適応は手動調整または部品の交換を行 うことなく、水平繰返し周波数の大きな範囲に亘って容易に行うことはできない 。 請求項7に記載の例では、位置信号の繰返し周波数に依存する先鋭度を変更す ることによって、ランプ信号の振幅を装置期間中一定の保持する。斯様にしてラ ンプ信号からスライスしたパルスに持続幅を走査期間の持続幅で容易にスライス することができる。これらパルスの影響は走査期間の持続幅とは無関係に、画像 表示管の同一位置に同一長さに亘って現われる。 請求項8の例では、ブロック波形はフライバックパルスに関係する第1パルス およびランプ信号からスライスした第2パルスを追加する。第2パルスの持続幅 は走査期間の持続幅に比例させる。その理由はランプ信号の振幅が走査期間に依 存するからである。第2パルスの補正波形に対する貢献度は、ブロック波形の積 分量が走査期間の持続幅に逆比例するからである。第1パルスの持続幅が位置信 号の繰返し周波数に依存しない場合には、走査期間の持続幅に関連する持続幅が 既に逆比例しており、且つ、この第1パルスの積分量の補正は必要でない。従っ て、積分量を変更することによるブロック波形を総合的に補正することによって 最適な周波数に依存しない補正を行うことができる。これがため、走査期間の持 続幅に逆比例するレベルを有する第2のパルスを一定レベルの第1パルスに加え ることができる。さらに、積分によって偏向ヨークのみの積分作動で補償を行う 。例えば、このパルスを一定持続幅のフライバックパルスからスライスする場合 には第1パルスの持続幅を一定とする。ラインフライバックパルスの持続幅は慣 例のライン偏向回路の同調回路の共振周波数に依存する。異なるライン走査周波 数に好適な表示装置では、(ライン)フライバックパルスの持続幅を固定して最 高の可能なライン走査周波数が得られるようにする。フィールドフライバックパ ルスの持続幅は供給電圧により制限されるため、最高可能なフィールド走査周波 数に適合するフライバックパルスの持続幅の一定値を有効に選択することができ る。 請求項9の例は次の考察によるものである。ビデオ情報の作動期間は画像表示 管の関連する(水平または垂直)方向において縁部から縁部まで表示する必要が あること明らかである。さらに、ランプ信号が発生する期間はランプ期間として 規定され、このランプ期間を少なくとも作動ビデオ期間と同じ長さとする。ラン プ信号の振幅を種々の異なる走査期間で一定に保持するとともに作動ビデオ期間 とランプ期間との比が変化しないものとする場合には、ランプ信号からスライス した第2パルスは画像表示管の同一位置に対応する。従ってラインまたはフィー ルドの各位置の所望の偏向補正が得られる。しかし、作動ビデオ期間とランプ期 間との比が一定でない(コンピュータで発生した画像を表示する場合)場合には 第2パルスの持続幅および作動ビデオ期間の比を変化させる:この補正は走査周 波数に僅かに依存する。この周波数依存性を補償するためには、ランプ信号を発 生させる必要がある。この場合、一例では、関連する走査(例えば、振幅設定電 圧、偏向電流の測定値または位置情報の繰返し周波数)の振幅に関する情報でラ ンプ期間を制御してこのランプ期間と作動ビデオ期間との比(例えば、両期間を 等しい値に保持する)を一定とすることができる。他の例では、ランプ信号のス タートレベルおよび振幅を適合させて第2パルスの持続幅および作動ビデオ期間 の比を一定に保持する。例えば、ランプ発生器を、走査周波数に依存しない持続 幅を有する関連するフライバックパルスからスライスされた第1パルスによって トリガする場合には、ランプ信号のランプ期間は第1パルスが不作動となる瞬時 に開始するとともに次の第1パルスが作動する瞬時に終了する。表示すべきビデ オ情報の作動ビデオ期間はランプ発生器がランプ信号を発生するランプ期間内に 適合する持続幅を有し、且つ作動ビデオ期間はランプ期間の中心に対し位置決め される。他の走査周波数で、作動ビデオ期間とランプ期間との比が小さくなる場 合には、第2パルスの持続幅と作動ビデオ期間との比が大きくなる。この大きく なる比は、ランプ信号を低いレベルで開始させるとともに大きな振幅を有するよ うにして一定に保持することができる。補正されたランプ信号も作動ビデオ期間 の中心に位置決めするが、その傾斜は急峻とする。この補正されたランプ信号か らスライスした第2パルスの持続幅は小さくする。 本発明方法の他の実施例を請求項10に従って特徴つける。補正が画像表示管の スクリーンのフィールド位置に依存する場合には、ライン補正波形(ライン周波 数に等しい繰返し周波数を有する補正波形)はフィールド補正波形(フィールド 周波数に等しい繰返し周波数を有する補正波形)で制御された振幅とする必要が ある。 本発明方法の一例を請求項11に特徴つける。N/S湾曲補正を必要とする場合 には、偏向ヨークの両端間の補正電圧に対称ライン鋸歯波状信号を加える必要が ある。対称ライン鋸歯波状信号は制御信号に応答して振幅変調し、周波数に依存 しない補正を行うようにする。N/S湾曲補正がライン毎に同一形状となるにつ れて、対称ライン鋸歯波状信号はフィールド補正波形によって振幅変調しないよ うにする。 本発明の他の例は画像表示管の上/下偏向エラーを画像表示管で補正する方法 に関する。こ方法は、少なくとも1つの電子ビームを垂直方向に偏向する垂直偏 向ヨークに垂直偏向電流を発生するステップと、この垂直偏向ヨークの両端間に 補正電圧を発生するステップとを具え、この垂直偏向ヨークの両端間に補正電圧 を発生するステップは画像表示管のスクリーンの電子ビームの水平位置に関する 水平位置信号から周期的な水平波形を発生し、この周期的な水平波形はほぼ直線 状のライン区分を具え、次の直線状のライン区分の出発点を前の直線状のライン 区分の終端点に一致させ、他に画像表示管スクリーンの電子ビームの垂直位置に 関する垂直位置信号から周期的な垂直波形を発生させ、ほぼ直線状のライン区分 を有する水平波形を垂直波形で乗算して補正電圧を得るステップを具える。 本発明のさらに他の例では、画像表示管のスクリーンで画像表示管の上/下偏 向エラーを補正する上/下補正回路に関する。この上/下補正回路は、少なくと も1つの電子ビームを垂直方向に偏向する垂直偏向ヨークに垂直偏向電流を発生 する手段と、この垂直偏向ヨークの両端間に補正電圧を発生する手段とを具え、 この垂直偏向ヨークの両端間に補正電圧を発生する手段は画像表示管のスクリー ンの電子ビームの水平位置に関する水平位置信号から周期的な水平波形を発生し 、この周期的な水平波形はほぼ直線状のライン区分を具え、次の直線状のライン 区分の出発点を前の直線状のライン区分の終端点に一致させ、他に画像表示管ス クリーンの電子ビームの垂直位置に関する垂直位置信号から周期的な垂直波形を 発生させ、ほぼ直線状のライン区分を有する水平波形を垂直波形で乗算して補正 電圧を得る手段を具える 図面の簡単な説明 図1は画像表示管のスクリーン上のシーグル歪みの状態を示す波形図、 図2は本発明補正回路の1例を示す回路図、 図3は本発明補正回路の詳細な接続配置を示す回路図、 図4は図2の補正回路および図3の詳細例の作動をそれぞれ示す波形図、 図5は本発明によるブロック波形を発生する回路の1例を示すブロック図、 図6は本発明補正回路の他の例を示す回路図、 図7は本発明補正回路のさらに他の例を示す回路図、 図8はそれぞれ図5,図6および図7の例に対応する波形を示す波形図、 図9は本発明ランプ発生器の作動を示す波形図、 図10は垂直補正波形を発生する回路の例を示す回路図、 図11はフィールド補正波形を発生する回路の作動を示す波形図である。 発明を実施するための最良の形態 図1は画像表示管のスクリーンのN/Sシーグル歪みの数例を示す波形図であ る。本発明を説明するために、先ず、互いに垂直方向に連続する水平ラインによ り通常のように走査される画像表示管のスクリーンのN/Sシーグル歪みにつき 補正回路の作動を説明する。N/Sシーグル歪みは垂直変位(一般的には、フィ ールド方向の変位)であり、これは、原理的には、スクリーンの中心に対し左右 方向および上下方向に対称である。図1aに示すように、ある画像表示管に対し て歪みは、スクリーンの最高垂直位置で最大となり、スクリーンの上側部分で殆 ど一定に保持される。さらにこの歪みは、スクリーンの中央に向かって一層減少 し、スクリーンの中央で零となる。しかし、この歪みは、原理的にはスクリーン の下側半部でその量が逆方向において上側半部と同様となる。このシーグル歪み はスクリーンの最高垂直位置に示すような形状の水平補正波形(一般的にはライ ン補正波形)を垂直補正波形(図1b)で乗算することによって補償することが できる。垂直補正波形の振幅は水平方向に示すとともに垂直軸はスクリーンの垂 直位置を表わす。他の画像表示管の歪みを図1cに示す。従って、水平補正波形 は図1dに示すような垂直補正波形で乗算する必要がある。垂直偏向コイルの感 度およびスクリーンの歪み(mm)が既知であるため、最大の所望補正電流を計算す ることができる。垂直補正電流の所望の形状は画像表示管に依存する。本例では 水平補正波形の振幅の垂直変調度は本発明の要旨ではない。その理由は本発明が 全ての種類の歪みを補正せんとするものであるからである。 図2は本発明補正回路の1例を示す。高次のN/S歪みは垂直偏向コイルLvに 補正電流Icvを注入することによって補正することができる。補正回路に注目す るには、既存の垂直偏向コイルLvを用いるとともにただ一つのワイヤ巻回部品, 例えば注入変成器Tiを余分に設けるだけで装置を廉価とすることができる。垂直 出力増幅器5を具える既知の垂直偏向段によって垂直偏向電流Ivを発生し、この 電流を垂直偏向コイルLvに流して垂直位置信号Vに応答して垂直方向に画像表示 管のスクリーンを走査する。フィードバック抵抗Rfsを流れる垂直偏向電流Ivに よって発生したフィードバック電圧を垂直出力増幅器5のフィードバック入力端 子に供給する。 注入変成器Tiを用いることは、次の理由、ガルバニック分離(集積回路から容 易に駆動)、即ち、補正電流Icvの大きな垂直偏向電流Ivからの分離のために注 目に値するものであり、従って補正電流Ivcを垂直偏向コイルLvcの異なる種々の 感度に対し容易に適応させることができる。 補正回路によって異なる種々のN/S歪みを呈する種々の画像表示管を駆動し 得るようにする必要があるため、水平位置信号Hに応答して柔軟性のある水平波 形成形器1により周期的な水平補正波形Hwを発生させる。 補正回路は垂直偏向コイルLvにある補正電流を発生させる。例えば、補正電流 Icvの形状は図4hに示す。所望の補正電流Icvを直列接続の注入変成器Tiによっ て垂直偏向コイルLvに注入する。垂直出力段5の出力インピーダンスおよびフィ ードバック抵抗Rfbのインピーダンスを垂直偏向コイルLvのインピーダンスに対 して低くする。これがため、注入変成器Tiの両端間の補正電圧Vcが垂直偏向コイ ルLvに現われる。注入変成器Tiを用いて垂直偏向コイルLvに補正電流Icvを注入 すること自体は既知である。 画像表示管のスクリーンのN/S歪みから得たデータによって補正電流Icvの 形状を構成することができる。一連の放物線状区分により所望の形状を正確に近 似することを実験により確かめた。これらの放物線状電流は図4gに示す一連の 直線状ライン区分を具える電圧により駆動することによって得ることができる。 この直線状ライン区分は直線状ライン区分の積分後所望の放物線状区分が得られ るような傾斜および振幅を有する。 これら直線状ライン区分は所望の振幅およびデューティサイクルを有するブロ ックを具えるブロック状波形Bw(図4f)を積分することによって発生させるこ とができる。放物線状電流の零交差および振幅は前記ブロックのデューティサイ クルおよび/または振幅を制御することによって調整することができる。発生す べきブロックの数は所望の放物線状区分の数に依存する。本例では、水平波形成 形器1は水平ブロック波形Bwを供給するブロック波形発生器10およびこの水平ブ ロック波形Bwを周期的な水平波形Hwに積分する積分回路11を具える。 シーグル歪みと称される特定の高次のN/S歪みは水平波形成形器1によって 供給される水平補正波形Hwを画像表示管スクリーンの垂直位置に依存する垂直補 正信号Vwによって振幅変調する必要がある。この振幅変調は水平補正信号Hwおよ び垂直補正信号Vwを受けて乗算された波形Mを発生する乗算器2によって行うこ とができる。垂直補正信号Vwは垂直位置信号Vに応答して水平波形発生器4によ って発生させる。 出力差動増幅器、即ち、演算増幅器および出力トランジスタを具え得る出力段 3は変調された補正波形Mを受ける。出力段3の出力電圧は垂直方向に振幅変調 された一連の直線状ライン区分とする。この出力電圧を注入変成器Tiによって垂 直偏向コイルLvの両端間の補正電圧Vcに変換する。 図3は図2に示される補正回路の本発明による詳細な実施例を示す。本例は対 象シーグル歪みを補正するに好適な個別の補正回路を示す。 水平波形成形器1は水平位置情報H、例えば図4aに示すラインフライバック パルスを受ける。このラインフライバックパルスはクリップ回路100によりクリ ップして水平フライバック期間(t1-t2)中作動状態となるクリップパルスを形成 する。このクリップパルスを図4bに示すように鋸歯波状信号Sを発生する第1積 分回路101に供給する。この鋸歯波状信号Sはクリップパルスを積分することに よって発生させる。この鋸歯波状信号は、この積分がクリップパルスの平均レベ ルに対し実行される場合には1ラインの中心に対し対称となる。鋸歯波状信号S を図4cに示すように放物線状信号Pを供給する第2積分回路102に供給する。放 物線状信号Pは図4bに破線で示す平均レベルに対し鋸歯波状信号Sを積分するこ とによって発生させる。斯様にして得たこの放物線状信号Pは水平走査期間(t2- t5)の中間部に極大値部分を有する形状となる。比較器103によってこの放物線 状信号Pから図4dに示すブロック波形B2をスライスする。このブロック波形B2は 水平走査期間の中央を中心として位置決めするとともにその持続幅を瞬時t3-t4 の期間とする。このスライスは、放物線状信号P(トランジスタT4のベース電圧 )と、基準電圧Vref(この場合トランジスタ3のエミッタの接地電位)とを比較 することにより達成する。パルス回路106はクリップ回路100からクリップパルス を受けて水平フライバック期間中作動状態となるパルスB1を供給する(図4e参照 )。加算(または合成)回路104によってパルス回路106からのパルスB1を比較器 103からのブロック波形B2に加算してブロック状波形Bwを得る(図4f参照)。第 3積分回路105ブロック状波形Bwを積分して水平補正波形Hwを得る(図4g参照) 。水平補正波形Hwは図4fに破線で示す平均レベルに対しブロック破線Bwを積分す ることによって発生させる。補正電流Icv(図4h)は垂直偏向コイルLvの水平補正 波形Hwを積分することによって得る。 クリップ回路100は抵抗R1およびテェナーダイオードZd1を具える。第1積分器 101は抵抗R4,R5,R6およびR7,コンデンサC1およびC3並びにトランジスタT2を具 える。第2積分器102は抵抗R9,R10,R11,R12,コンデンサC4およびC5並びにトラ ンジスタT3を具える。比較回路103は抵抗R13-R16,コンデンサC6およびトランジ スタT4を具える。加算回路104は抵抗R17,R18,並びにコンデンサC7およびC8を具 える。第3積分回路105は抵抗R19,R20およびR21並びにコンデンサC9およびトラ ンジスタT5を具える。パルス回路106は抵抗R2およびR3並びにトランジスタT1を 具える。 理想的な積分器ではない第1および第2積分回路101,102によって生ずる位相 推移を補償するためには、クリップされたパルスを抵抗R8およびコンデンサC2を 経て第2積分回路の入力端子に供給して対称的な放物線状信号Pを得る。 水平波形発生器4は、この場合垂直偏向段のフィードバック抵抗Rfbの両端間 に得られる垂直鋸歯波状電圧Vを受けるとともに図1aに示されるシーグル歪みを 補正するに必要なクリップされた垂直鋸歯波状波形Vwを供給する。垂直波形発生 器4は垂直鋸歯波状電圧Vを受けるように結合された第1端部および2つの逆並 列に配列されたダイオードD2,D3およびコンデンサC15の並列配置に接続された 他の端部を有する抵抗R32を具える。抵抗R32の第2端部によって水平補正波形Vw を供給する。垂直出力段5をブリッジ構成とする場合には、垂直鋸歯波状電圧V は個別に発生させる必要がある。画像表示管およびコイル配列の組合せのラスタ 歪みによって図1aに示すような他の手段で画像表示管のスクリーンの垂直位置に 依存する歪みが発生する場合には垂直波波形発生器4は変形させる必要がある。 図1cに示す歪みを補正する垂直波波形発生器の他の例を図10に示す。 乗算器2は相互コンダクタンス増幅器、抵抗R23,R33-R37,コンデンサC10,C14, C16およびツェナーダイオードZD3を具える。相互コンダクタンス増幅器としては 、NE5517A型の2つの可能な相互コンダクタンス増幅器のうちの一方の増幅器を 用いる。乗算器2は4象限乗算器ではなく2象限乗算器とするため、乗算された 波形Mは定電流でバイアスする。この定電流は抵抗R37およびコンデンサC16を経 て乗算器2の出力電流から減算する。 出力段3は差動増幅器(この場合NE5517A型の第2相互コンダクタンス増幅器 )、抵抗R24-R28およびR31、コンデンサC11,C12、ダイオードD1およびツェナー ダイオードZD2並びにトランジスタT6,T7,T8.前記出力段は乗算された波形Mを 受けて補正電流を注入トランジスタTiに供給する。抵抗R31によって乗算された 波形Mを表わす入力電流を出力電圧に変換する。 補正電流Icvの直接フィードバックが得られないため、注入変成器の2次巻線 と垂直偏向コイルLvとの間に存在するインピーダンスを注入変成器Ti自体のイン ピーダンスおよび垂直偏向コイルLv自体のインピーダンスに対して小さくする必 要がある。これがため補正電流Ivcの過度の歪みを防止することができる。注入 変成器Tiに流れる磁化電流が非常に小さいため、出力トランジスタT7,T8は小信 号トランジスタトスることができる。 直流結合および交流結合垂直偏向段5の出力インピーダンスを小さくして回路 の作動原理に影響を与えないようにする。抵抗RおよびコンデンサCの直列配置 を具える減衰回路網は垂直出力増幅器5の出力端子と注入変成器Tiに接続された フィードバック抵抗Rfbの一端に接続する。通常この減衰回路網R,Cは垂直偏 向コイルLvnに並列に配列する。補正電流Icvによって垂直出力段5の出力端子に 電圧リップルを生ずる。この電圧リップルは垂直出力段5の出力インピーダン スに依存するとともに垂直フライバックループ(Rfb)による計数作動に依存する 。補正電流Icvに含まれる周波数では、代表的には、IVピーク−ピークの電圧 リップルが生じ得るようになる。垂直出力段5に対する所望の追加の供給電圧は 、垂直偏向電流Ivが流れるループに注入変成器Tiを加えることにより生ずる追加 の直列抵抗およびリップル電圧によって決まる。実際上、注入変成器Tiの2次巻 線の直列抵抗は垂直偏向コイルLvの抵抗に対し充分小さい。注入変成器Tiの直列 インダクタンスを小さくして垂直偏向期間の持続幅の増加を最小とする。 注入変成器Tiの変換比は補正電圧Vcの所望振幅および1次供給電圧Vsの値Vs によって決まる。注入変成器Tiの巻回数はそのコアの大きさ、垂直偏向電流Ivお よび水平走査周波数に依存する。出力段3により供給される補正電圧Vcと補正電 流Icvとの間の位相推移を防止するためには、注入変成器Tiの1次巻線のインピ ーダンスの抵抗部分をその誘導部分に対し低くする必要がある。 結合コンデンサCpは垂直フライバック期間後にシーグル補正電流の妨害を最小 とするのが好適である。直列抵抗R29を追加して垂直フライバック期間後に回路 を臨界的に減少させるようにする。また、並列抵抗30を設けて水平フライバック 期間後に臨界的に減衰させるようにする。 シーグル補正の零交差を行って補正電流の形状を変化させてある型の画像表示 管/コイルの組合せのラスタ歪みを補償し得るようにする。この補償は、ブロッ ク波形Aのデューティサイクルを比較器103の抵抗R15で調整することによって 水平波形成形器1で行う。さらに、画像表示管のスクリーンの左端縁および右端 縁におけるシーグル補正の振幅はパルスB1の振幅に影響を与える抵抗R18で調整 することができる。補正電圧の振幅は抵抗R31によって固定化することができる 。例示のごとく、構成部品の値を32kHzのライン周波数に好適な補正回路に関連 させる。 図4は図2の補正回路の作動および図3の例を示す波形図である。これらの波 形は図2および図3で既に記載しているため、さらに詳細には説明しない。 図5は図2の水平波形成形器1に使用するブロック波形Bwを発生させる回路の 1例を示す。図5の例の数種類の関連する波形を図8に示す。 ブロック波形発生器10はランプ発生器110,ウインドウスライス回路111,合成回 路112,およびパルス回路113を具える。ランプ発生器110は位置信号H(図8a)に 同期化され、水平走査期間Ts中発生するランプ信号R(図8b)を発生する。ウイ ンドウスライス回路111は2つの異なるスライスレベルS11,S12(図8b)でランプ 信号RをスライスすることによってパルスB2を発生する。走査期間におけるパル スB2の位置はスライスレベルS11,S12の値に依存する。一層正確な水平補正信号 Hwを必要とする場合には、2つ以上のスライスレベルS11,S12を用いて1つ以上 のパルスB2を発生させることができる。この場合には、パルスB2の振幅を個別に 制御することができる。パルス回路113は水平フライバック期間Tfb中水平位置信 号Hに応答して第2パルスB1を発生する(図8d)。この第2パルスB1をスライス された水平位置情報Hとする場合にはパルス回路113は極めて簡単となる。この 第2パルスB1は振幅制御することができ、且つ水平フライバック期間Tflの一部 分中有効となる。第2パルスB1の容易に適応し得る持続幅は水平フライバック期 間Tfl中発生するランプ信号からスライスして得ることができる。また、水平フ ライバック期間Tfl中1つ以上のパルスB1を発生させることができる。合成回路1 12によって第1パルスB2および第2パルスB1のレベルを合成または加算してブロ ック波形Bwを発生させる。ブロック波形Bw(図8e)は、かかるパルスB2の1つを 発生させる場合には走査期間中2つのレベルL1,L2を具える。水平補正信号Hwで ある積分されたブロック波形の形状はスライスレベルS11,S12を変化させること により、またはパルスB2の振幅を制御することによって適応させることができる 。 図6は本発明補正回路の他の例を示す。このN/S補正回路はコンピュータモ ニタに発生するように、異なる水平および垂直偏向周波数でN/S歪みを補償す ることができる。図8はN/S補正回路の機能を説明する波形図である。このN /S補正回路は図5に示すようにランプ発生器110,ウインドウスライス回路111, および合成回路、112を具える。従って、ランプ発生器110は水平位置信号Hに同 期化され、水平走査期間Ts中発生するランプ信号Rを発生する。ウインドウスラ イス回路111は2つの異なるスライスレベルS11,S12でランプ信号Rをスライスす ることによってパルスB2を発生する。ここで、第2パルスB1は水平位置信号Hと する。この第2パルスB1は振幅制御することができる。合成回路112によっ て第1パルスB2および第2パルスB1のレベルを合成または加算してブロック波形 Bwを発生させる。また、このN/S補正回路は水平位置信号Hに応答して制御信 号Cを供給する周波数−電圧変換器114を具える。制御信号Cの値は水平位置情 報Hの繰返し周波数に依存するとともに水平偏向周波数に依存する。制御信号C をランプ発生器110および/またはウインドウスライス回路111および/または積 分器11に供給する。積分器11によって合成回路112により供給されるブロック波 形を積分化ブロック波形Iに積分する。第1乗算器M1は積分化ブロック波形Iお よび制御信号Cを受けて水平補正波形Hwを供給する。水平補正波形Hwは制御信号 Cに応答して振幅制御された積分化ブロック波形Iとなる。 これまで説明したような周波数補償したN/S補正回路の動作を、水平偏向周 波数が増大する状態に対して説明する。より小さい水平走査周期Ts’(図8f参照 )の場合、ラップ発生器110は、より急なランプ信号R’(図8g)を発生させて、 ランプ信号Rの最大振幅をほぼ一定に保持する。ウィンドウスライス回路111 のスライスレベルS11',S12’をより低減させることもできる。このようにして、 ランプ信号R'からスライスしたパルスB12'(図8h)は、水平走査周期Ts’の持続 時間を用いて簡単な方法でスライスした目安の持続時間を有する。パルスB2’の 画像管スクリーン上に及ぼされる影響が、水平走査周期Ts,Ts'の持続時間に依存 せずに同一位置に同一長で現れる。積分器11はその積分動作を増大させてより急 なほぼのこぎり波状区分を発生させ、水平補正波形Hwの同一ピーク間値を保持す る。(図6において二つの区分Lv1及びLv2に分割した)垂直偏向コイルLvの積分 動作に利用する積分時間をより短くすることにより、水平補正波形Hwの一定振幅 での補正電流Icvの振幅が低減される。水平波形Hwの振幅を第1乗算器M1により 増大させて、垂直偏向コイルLvの積分動作に利用するより短い積分時間を補償す ることができる。ほぼのこぎり波状区分の険しさを増大させて垂直偏向ヨークLv のより小さい補正電流Icvも補償するように積分器11を適合させることにより、 第1乗算器M1を省略することもできる。積分動作を一定に保持するとともに、第 1乗算器M1により水平補正波形Hwの振幅を増大させて、積分ブロック波形Bwの減 少した振幅及び垂直偏向コイルLvの減少した補正電流Icvに対して補償すること もできる。 N/S補正回路はさらに、第2乗算器2と、出力段3と、結合キャパシタCpと 、注入形変成器Tiと、垂直偏向コイルLv1,Lv2と、垂直出力段5と、帰還抵抗Rfb と、平衡抵抗Rbとを具える。出力段3の出力部を、結合キャパシタCpを介して注 入形変成器Tiの1次巻線に接続する。注入形変成器Tiの2次巻線を、直列に配置 された1次及び2次ハーフ巻線に分割する。垂直偏向コイルLv1の1次ハーフを 、垂直出力段5の出力部と1次ハーフ巻線の自由端との間に配置する。垂直偏向 コイルLv2の2次ハーフを、2次ハーフ巻線の自由端と帰還抵抗Rfbとの間に配置 する。帰還抵抗Rfbの他端を接地する。調整可能な平衡抵抗Rbは、1次及び2次 ハーフ巻線の接続部に接続したスライス入力部を有する。平衡抵抗Rbの固定抵抗 部を、垂直出力段5と帰還抵抗Rfb及び2次ハーフ巻線の接続部との間に接続す る。平衡抵抗Rbは、垂直偏向コイルの1次Lv1及び2次Lv2ハーフを流れる電流を 調和させる。注入形変成器Tiの2次巻線を二つの区分に分割して、平衡抵抗Rbに 高いN/S電流が流れるのを回避させる必要がある。二つの垂直偏向コイルLv1,Lv2 のハーフを一端で互いに接続することもできる。二つの垂直偏向コイルLv1,Lv2 のハーフの自由端を、平衡抵抗Rbを介して共に結合することもできる。平衡抵抗 Rbのスライダ接続部を、注入形変成器Tiの2次巻線に結合することができる。こ の2次巻線を分割する必要はない。 垂直出力段5は、垂直位置信号Vに関連する垂直駆動波形Vdを受信する第1入 力部を有する。垂直出力段5は、帰還抵抗Rfbの両端間に現れる垂直帰還電圧を 受信する第2入力部を有する。垂直出力段5は、垂直偏向コイルLv1,Lv2を流れ る垂直偏向電流Ivを発生させる。出力段3は、注入形変成器Tiを介して垂直偏向 コイルLv1,Lv2の両端間に結合した増幅補正電圧を発生させて、垂直偏向コイルL v1,Lv2の補正電流Icvを獲得する。 相違する垂直偏向周波数で共同するように、第2乗算器2は、第1乗算器M1か ら供給した水平補正波形Hwと、垂直補正波形Vwとを受信する。第2乗算器2は、 乗算した補正波形Mを出力段3に供給する。乗算した補正波形Mは、垂直補正波 形Vwを乗算した水平補正波形Hwとなる。垂直補正波形Vwは、垂直偏向コイルLvの 垂直偏向電流Ivに関するものであり、例えば、垂直補正波形Vwを、帰還抵抗Rfb の両端間の帰還電圧とすることができる。垂直偏向電流Ivからの垂直補正波形Vw を取得するに当たり、垂直周波数の変化は自動的に補償される。 補正回路6に従う水平軸はランプ信号Rを受信するとともに、補正したランプ 信号Rcを出力段3の入力部に供給する。補正したランプ信号Rcは、増加又は減少 勾配を有する水平ランプを具える。歪みに従う水平軸は垂直位置に依存しないの で、補正したランプ信号Rcを水平波形Hwと垂直波形Vwとの乗算後加える必要があ る。補正回路6に従う水平軸は、コレクタ及びエミッタにそれぞれ逆の勾配を有 するランプ信号を発生させるトランジスタTrを具えることができる。補正された ランプ信号Rcを、トランジスタTrのコレクタとエミッタとの間に接続された電位 差計のスライス端子から発生させる。補正されたランプ信号Rcの振幅を制御信号 Cに応じて制御して、相違する水平走査周波数での垂直偏向コイルLvの積分動作 の変化に対して補償することができる。 図7は、本発明による補正回路の他の例を示す。このN/S補正回路は、図6に 図示した回路に基づくものである。 図7の実施の形態では、ブロック波形Bw”(図8o)は、水平位置信号H”( 図8k)に関連する第1パルスB1”(図8n)及びランプ信号R”(図8l)か らスライスした第2パルスB2”(図8m)の成分を具える。第2パルスB2”の持 続時間は、水平走査周期Ts”の持続時間に比例する(例えば、ランプ信号Rの振 幅は水平走査周期Tsに依存しない。)。水平補正波形Hwに対する第2パルスB2” の寄与は、ブロック波形Bw”の積分の量が水平走査周期Tsの持続時間に反比例す る場合一定振幅を有する。しかしながら、第1パルスB1”が水平走査周波数に依 存しない持続時間を有する場合、その持続時間は走査周期Tsの持続時間に関して 既に反比例となり、積分量の補正は所望されない。その結果、積分量を変更する ことによるブロック波形Bwの補正によって、補正に依存しない最適周波数が提供 されない。したがって、図6の実施の形態と比較すると、振幅制御部115を、 ウィンドウスライス回路111と積分器11との間に追加して、第2パルスB2及び 制御信号Cを受信するとともに第3パルスB3を発生させる。第3パルスB3は、図 8oに図示するように、水平走査周期Tsの持続時間に反比例するレベルを有する。 この第3パルスB3を、加算器112により、一定レベルを有する第1パルスB1”に 加える。図6に図示した回路と比較すると、この場合、積分回路11又は第1乗 算器 M1を、垂直偏向コイルLvの積分動作のみを補償するように適合させる。第1パル スB1”の持続時間は、例えば一定の持続時間を有する水平フライバックパルスか らこのパルスをスライスする場合、水平繰り返し周波数に依存しない。従来の水 平偏向回路では、水平フライバックパルスの持続時間は同調回路の共振周波数に よって決定される。同調回路の場合には、大電流が流れるとともに高電圧が存在 し、その共振周波数を適合させるために高価な素子を必要とする。したがって、 相違する水平走査周波数に適切な表示装置では、あり得る最高水平走査周波数に 適応させるフライバックパルスの持続時間を固定するだけで十分である。 補正回路6に向いた水平軸はこの際、水平位置情報Hを受信するとともにラン プ信号Rcを発生させる。ランプ信号Rcを、相違する水平走査周波数に対して補正 する制御信号Cに応答する乗算器M3によって制御される振幅とする。乗算器M3か ら供給される補正したランプ信号Rcmは、増加又は減少勾配を有する水平ランプ を具え、この信号を、加算器7により、乗算された補正波形Mに加える。図6の 場合のように、乗算された補正波形Mは、乗算器2による水平波形Hwと垂直波形 Vwとの乗算の結果である。 図8は、図7の実施の形態に対応する複数の波形を示す。これら波形は図6及 び7の説明部分で説明した。図8f−jの場合、水平位置情報H’を、水平繰り返 し周波数を用いた目安とする。図8k−oにおいて、水平位置情報H”は、水平繰 り返し周波数に依存しない持続時間を有する。図6の実施の形態においては、水 平補正波形Hwに依存しない最適周波数が、水平位置情報H’を水平繰り返し周波 数による目安した場合に得られるが、水平位置情報が固定した持続時間を有する 場合許容しうる周波数依存関係に到達することができる。同様にして、図7に図 示した実施の形態は、水平位置情報H”が水平繰り返し周波数による目安とされ た場合に許容しうる周波数依存性に到達することができる。 図9は、図5,6及び7のランプ発生器110の動作を明瞭にする波形を図示す る。図9aは、瞬時t1からt5まで継続する水平周期の時間T1を有する第1水平繰り 返し周波数で発生するランプ信号Rを示す。ランプ信号Rの振幅は最大値Aを有 する。水平フライバック周期Tflは瞬時t1から瞬時t2まで継続する。水平走査周 期Ts1は瞬時t2から瞬時t5まで継続する。ランプ信号Rは水平走査周期Ts1中増 加する。画像管スクリーンを、この場合水平走査周期Ts1に等しい画像周期Tp1中 エッジ間を走査する。瞬時t3からt4まで継続するパルス周期Tml中動作する第2 パルスB2を、選択した二つのスライスレベルS11,S12を用いてランプ信号Rをス ライスすることにより発生させる。 図9bは、第1ランプ信号R1を実線で示すとともに、第2ランプ信号R2を破線 で示す。いずれの信号も、瞬時t1から瞬時t12まで継続する水平周期の時間T2を 有する第2水平繰り返し周波数で発生する。 ランプ発生器110の動作を説明するために、第2水平繰り返し周波数を、第1 水平繰り返し周波数の半分に選択する。したがって、水平周期の時間T2を、図9a の水平周期の時間T1の2倍より長くする。水平フライバック周期Tflは、一定の 持続時間を有し、かつ、瞬時t1から瞬時t2まで継続する。水平走査周期Ts2は、 瞬時t2から瞬時t12まで継続する。両ランプ信号R1,R2は、水平走査周期Ts2中増 加する。画像管スクリーンは、画像周期Tp2中エッジ間を走査される。この場合 、画像周期Ts2の持続時間は、水平走査周期Ts2より短い。 第1ランプ信号R1は、その振幅Aを一定に保持する制御信号Cによって制御さ れる。第2パルスB2を、二つの不変スライスレベルS11,S12を用いて第1ランプ 信号R1をスライスすることにより発生させる。第2パルスB2は、瞬時t7からt10 まで継続するパルス周期Tm2中アクティブとなる。図9b及び9aからわかるよ うに、パルス周期Tm2及び画像周期Tp2の比はパルス周期Tm1及び画像周期Tp1の比 より大きい。その結果、第2パルスB2によって生じた画像管スクリーン上の補正 は、画像管スクリーンの距離より長い距離に亘って延在する。この補正の周波数 依存関係を補償するために、ランプ発生器11を適合させる必要がある。 第1の可能性は、第2パルスB2の持続時間及びアクティブビデオ周期Tp2の比 を一定に保持するようランプ信号R1の指導レベル及び振幅を適合させることであ る。ランプ周期Ts及びアクティブビデオ周期Tpの比が増加する場合、第2パルス B2及びアクティブビデオ周期Tpの持続時間の間の比も増加する。この後者の比を 、図9bに破線で示すように、より低いレベルで始動するとともにより大きな振幅 を有するようにランプ信号R1を適合させることにより一定に保持することができ る。補正されたランプ信号R2は、第2パルスB2を中央付近に保持するアクティブ ビデオ周期Tp2の中央にて、未補正ランプ信号R1と同一レベルを有する。このこ とは、対称な補正を必要とする場合重要である。 第2の可能性は、水平応答周波数に応答するランプ周期Ts2を制御して、この ランプ周期Ts2とアクティブビデオ周期Tp1,Tp2との間の一定比を獲得することで ある(例えば、ランプ周期Ts2をアクティブビデオ周期Tp2と等しく保持する。) 。この場合、ランプ信号Rは、瞬時t6とt11との間の破線に従い、かつ、振幅A を有する。ランプ信号Rの補正を、水平繰り返し周波数に関連する水平走査の振 幅についての情報(例えば、振幅設定電圧又は水平偏向電流の測定値)を用いて 実行する必要がある。水平繰り返し周波数は、水平位置信号Hの繰り返し周波数 によって決定される。 図10は、図1dに図示したような垂直補正波形Vwを発生させる垂直波形発生器4 の一例を示す。図11は、この垂直波形発生器4の動作を説明する波形を示す。垂 直波形発生器4は、フライバック抵抗Rfbの両端間で利用する垂直のこぎり波状 電圧V(図11a)を受信する。垂直のこぎり波状電圧Vは、tv1からtv5まで継続 する垂直周期の時間と、tv1からtv4まで継続する垂直走査周期Tvsとを有する。 トランジスタT28は、抵抗R86,ダイオードD10及びD11の並列配置並びに抵抗R74の 直列配置を介して垂直のこぎり波状電圧Vを受信するベースと、抵抗R90を介し て電源VBに結合したコレクタと、抵抗R89を介して接地したエミッタとを有する 。ダイオードD10,D11を逆並列に配置する。抵抗R87を、地面と抵抗R86及びダイ オードD10,D11の並列配置の接続点との間に接続する。抵抗R88を、トランジスタ T28と電源Vbとの間に結合する。トランジスタT29は、抵抗R91を介してトランジ スタT28のコレクタに結合したベースと、電源Vbに接続したコレクタと、抵抗R84 を介して接地したエミッタとを有する。キャパシタC38を、トランジスタT29のベ ースと地面との間に結合する。トランジスタT29のエミッタは、垂直補正波形Vw を発生させる。抵抗R92を、トランジスタT29のベースと抵抗R74及びダイオードD 10,D11の並列配置の接続点との間に結合する。 垂直波形発生器4は、以下説明するように作動する。入力電圧Vi(図11b)を 、ダイオードD10,D11により垂直のこぎり波状電圧Vからクリップする。ダイオ ードD10,D11の両端間の電圧降下Vd10,Vd11により、瞬時tv1及びtv2間のの こぎり波部及び瞬時tv3及びtv4間ののこぎり波部のみが入力電圧Viに存在する。 抵抗T28のベース電圧Vbは入力電圧Viと同一形状を有するが、抵抗R86及びR88に よってDCシフトされている。抵抗T28のコレクタ電圧Vc(図11c)は、反転し及び 増幅したベース電圧Vbとなる。コレクタ電圧Vc及び垂直のこぎり波状電圧Vを、 抵抗R91及びR92をそれぞれ介して加え、エミッタホロワT29により緩衝させて、 垂直補正波形Vw(図11d)を発生させる。キャパシタC38により、垂直補正波形Vw の鋭いエッジを滑らかにし、かつ、頻繁な妨害を抑制する。 以上説明した実施の形態の変形が請求の範囲で請求した発明の範囲内で可能で あることは明らかである。実施の形態がアナログ回路及び個別の回路を示すとし ても、集積回路における集積に好適なアナログ回路又はデジタル回路を用いるこ とも可能であり、又は、適切な方法でプログラムされたマイクロコンピュータを 用いることも可能である。 適切な偏向コイルを駆動させることにより水平及び 垂直コンバーゼンス誤差を補正する本発明による高い目安の補正電圧を発生させ ることもできる。 請求の範囲中、括弧間に配置した参照符号は、請求の範囲を限定するものとし て解釈すべきではない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テーリング ディルク ヨハン アドリア ーン オランダ国 5621 ベーアー アインドー フェン フルーネヴァウツウェッハ 1 【要約の続き】 る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.偏向ヨーク(Lv)を経て補正電流(Icv)を発生することにより画像表示管の偏 向歪みを補正するに当たり、位置信号(H)に同期する周期的波形(Hw)を発生する ステップ(1)と;前記周期的波形(Hw)を補正電圧として前記偏向ヨーク(Lv)に 結合して補正電流(Icv)を発生するステップ(3)とを具える偏向歪み補正方法 において、前記周期的波形(Hw)を発生するステップ(1)は各々がある傾斜およ びある持続幅を有するほぼ直線状のライン区分を発生するステップ(10,11)を具 え;次の直線状のライン区分の出発点が前の直線状のライン区分の終点に一致し ;前記周期的波形(Hw)は一連の放物線状区分を具える前記補正電流(Icv)を得る ための関連する走査周期(Ts)中1つ以上の直線状のライン区分を具えることを特 徴とする偏向歪み補正方法。 2.前記周期的波形(Hw)を発生するステップ(1)は前記関連する走査周期(Ts) 中2つ以上の順次のレベルを有する周期的なブロック波形(Bw)を発生するステッ プ(10)と;前記関連する走査周期(Ts)中1つ以上の直線状のライン区分を有する 前記周期的波形(Hw)に前記周期的なブロック波形(Bw)を積分するステップ(11)と を具えることを特徴とする請求項1に記載の偏向歪み補正方法。 3.前記周期的なブロック波形(Bw)を発生するステップ(10)はフライバック周期 (Tfl)中アクティブとなる第1パルス(B1)を発生するステップ(100)と;この第1 パルス(B1)を鋸歯波状波形(S)に積分するステップ(101)と;この鋸歯波状波 形(S)を放物線状波形(P)に積分するステップ(102)と;前記放物線状波形 (P)と第2パルス(B2)を発生するスライスレベル(Vref)とを比較するステップ (103)と;前記第1パルス(B1)を前記第2パルス(B2)に加算するステップ(105)と を具えることを特徴とする請求項2に記載の偏向歪み補正方法。 4.前記周期的なブロック波形(Bw)を発生するステップ(10)は前記位置信号(H) に同期されたランプ信号(R)を発生するステップ(110)と;前記関連する走査 周期(Ts)中前記ランプ信号(R)をスライスレベル(S11,S12)でスライスするこ とにより少なくとも1つのパルス(B2)を発生するステップ(111)とを具え 、前記パルス(B2)によって前記関連する走査周期(Ts)を3つの区分に分割するこ とを特徴とする請求項2に記載の偏向歪み補正方法。 5.前記周期的なブロック波形(Bw)を発生するステップ(10)は前記フライバック 周期(Tfl)中第2パルス(B1)を発生するステップ(113)と;この第2パルス(B1)を 前記第1パルス(B2)に加算するステップ(112)とを具えることを特徴とする請求 項4に記載の偏向歪み補正方法。 6.前記周期的波形(Hw)を発生するステップ(1)は前記位置信号(H)の繰返 し周波数を示す値の制御信号(C)を発生するステップ(114)をさらに具え、且 つ前記周期的なブロック波形(B)を積分するステップ(11)によって前記制御信 号(C)に応答して前記補正電流(Icv)の振幅をほぼ安定化することを特徴とす る請求項2に記載の偏向歪み補正方法。 7.前記周期的波形(Hw)を発生するステップ(1)は前記位置信号(H)の繰返 し周波数を示す値の制御信号(C)を発生するステップ(114)をさらに具え、且 つ前記ランプ信号(R)を発生するステップ(110)によって前記制御信号(C) に応答して前記補正電流(Icv)の振幅をほぼ安定化することを特徴とする請求項 4に記載の偏向歪み補正方法。 8.前記周期的波形(Hw)を発生するステップ(1)は前記第1パルス(B2)を前記 制御信号により制御して前記関連する走査周期(Ts)に期間に逆比例する振幅を有 する振幅制御パルス(B3)を得るステップ(115)と、前記第2パルス(B1)を前記振 幅制御パルス(B3)に加算して前記周期的なブロック波形(Bw)を得るステップ(112 )とを具えることを特徴とする請求項7に記載の偏向歪み補正方法。 9.前記ランプ信号(R)の振幅のほぼ安定化において、ランプ信号(R)の傾 斜を前記位置信号(H)の繰返し周波数に応答して調整して前記第1のパルス(B 2)の能動(有効)周期(Tm)および前記位置信号(H)の種々の繰返し周波数にお ける能動(有効)ビデオ周期(Ta)間の変化比を補償することを特徴とする請求項 7に記載の偏向歪み補正方法。 10.前記周期的波形(Hw)は1ライン周期に等しい周期時間を有するとともに偏向 歪み補正方法は第2位置情報(V)から1フィールド周期に等しい第2周期時間 を有する第2の周期的波形(Vw)を発生するステップ(4)と;前記第1の周 期的波形(Hw)の振幅を前記第2の周期的波形(Vw)に応答して制御して振幅変調波 形(M)を得るステップ(2)とを更に具えることを特徴とする請求項1に記載 の偏向歪み補正方法。 11.偏向歪み補正方法は水平位置情報(H)から鋸歯波状波形(Rc)を発生するス テップ(6)と;前記水平鋸歯波状波形(Rc)の振幅を前記制御信号(C)に応答 して制御して振幅変調鋸歯波状信号(Rcm)を得るステップ(M3)と;前記振幅変調 鋸歯波状信号(Rcm)を前記振幅変調波形(M)に加算するステップ(7)とを更 に具えることを特徴とする請求項10に記載の偏向歪み補正方法。 12.位置信号(H)から周期的波形(Hw)を発生する手段(1)と;前記周期的波形( Hw)を補正電圧(Vc)として偏向ヨーク(Lv)に結合して補正電流(Icv)を前記偏向ヨ ーク(Lv)に発生する手段(3)とを具える画像表示管の偏向歪みを補正する偏向 補正回路において、前記周期的波形(Hw)を発生する手段(1)はほぼ直線状のラ イン区分を発生する手段(10,11)を具え、次の直線状のライン区分の出発点が前 の直線状ライン区分の終点に一致し;且つ、前記周期的波形(Hw)は一連の放物線 状区分を具える前記補正電流(Icv)を得るための関連する走査周期(Ts)中1つ以 上の直線状のライン区分を具えることを特徴とする偏向補正回路。 13.前記周期的波形(Hw)は1ライン周期に等しい周期時間を有するとともに偏向 補正回路は第2位置情報(V)から1フィールド周期に等しい第2周期時間を有 する第2の周期的波形(Vw)を発生する手段(4)と;前記第1の周期的波形(Hw) の振幅を前記第2の周期的波形(Vw)に応答して制御して振幅変調波形(M)を得 る手段(2)とを更に具えることを特徴とする請求項12に記載の偏向補正回路。 14.画像表示管と;少なくとも1つの電子ビームを偏向する偏向コイル(Lv)に偏 向電流(Iv)を発生する手段(5)と;請求項12に記載の偏向補正回路とを具える ことを特徴とする画像表示装置。
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