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JPH09506733A - 改良された絶縁材を備えた電気ケーブル及びその製造方法 - Google Patents

改良された絶縁材を備えた電気ケーブル及びその製造方法

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JPH09506733A
JPH09506733A JP7516723A JP51672395A JPH09506733A JP H09506733 A JPH09506733 A JP H09506733A JP 7516723 A JP7516723 A JP 7516723A JP 51672395 A JP51672395 A JP 51672395A JP H09506733 A JPH09506733 A JP H09506733A
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conductor
cable
insulation
layer
microspheres
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Ceased
Application number
JP7516723A
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エル. マクグレガー,ゴールドン
ビー. マイナー,レイモンド
ハーディー,ウィリアム
ケネディ,マイケル
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WL Gore and Associates Inc
Original Assignee
WL Gore and Associates Inc
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Publication date
Application filed by WL Gore and Associates Inc filed Critical WL Gore and Associates Inc
Publication of JPH09506733A publication Critical patent/JPH09506733A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J9/00Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof
    • C08J9/32Working-up of macromolecular substances to porous or cellular articles or materials; After-treatment thereof from compositions containing microballoons, e.g. syntactic foams
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K9/00Use of pretreated ingredients
    • C08K9/10Encapsulated ingredients
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • H01B11/00Communication cables or conductors
    • H01B11/18Coaxial cables; Analogous cables having more than one inner conductor within a common outer conductor
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    • H01B11/1839Construction of the insulation between the conductors of cellular structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
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    • C08J2327/00Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers
    • C08J2327/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
    • C08J2327/12Characterised by the use of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
    • C08J2327/18Homopolymers or copolymers of tetrafluoroethylene

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Abstract

(57)【要約】 改良された絶縁性ケーブルアセンブリーとその製造方法が開示される。絶縁性ケーブルアセンブリーは、膨張可能な熱可塑性マイクロスフェアーで延伸膨張されたポリマー絶縁材層の中に収容された導体を含む。比較的非伸縮性の外側外装の使用が、絶縁材層の延伸膨張を調節し、絶縁材と導体の間のぴったりした適合を確保する。この絶縁材層は、高度に弾力性であり、ケーブルの機械的操作による圧縮や損傷に由来する誘電率の変化に耐える。また、ケーブルアセンブリーが完成された後に絶縁材層を延伸膨張させ得ることは、低い誘電率を損なうことなく、ケーブル製造にはるかに大きい自由度を与える。

Description

【発明の詳細な説明】 改良された絶縁材を備えた電気ケーブル及びその製造方法 関連の出願 本出願は、1993年2月26日に出願された本出願人の米国特許出願第02 3642号の一部継続出願である。 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、電気ワイヤーとケーブルに関する。具体的には、本発明は、ワイヤ ーとケーブル用の改良された電気絶縁材及びその製造方法を提供する。 2.関連技術の説明 電気ワイヤーとケーブルの製造において常に存在する問題点の1つは、高速の 電気的伝送と効率的電気絶縁性をバランスさせる必要性である。この面における 比較的効率的な絶縁材料の1つは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)か ら作成された絶縁材、とりわけ1976年4月27日に発行されたRobert W.Goreの米国特許第3953566号に開示のような延伸膨張PTFE (ePTFE)から作成された絶縁材である。ePTFE材料は、電気絶縁材と してそれを特に有効にする割合に低い誘電率、化学的不活性、高強度、低い電気 的損失、及び高い使用温度(即ち、熱安定性)を含む多くの特性を有する。 電気絶縁材は、通常は、種々のポリマー絶縁材を用い、中心の導体に周りに絶 縁材料を押出する又は巻回するのいずれかによって製造されている。ワイヤーの 周りの絶縁材の押出は、非常に迅速で効 率的な製造技術であるものの、特定の押出プロセス(例えば、一部のラム式押出 技術)が、ポリマー絶縁材がワイヤー上に押出された場合、それが割合に低い「 引抜(pull-out)」抵抗を有する傾向にあるといった制約を有する。「引抜」の問 題は、PTFEやePTFEなどの材料では、それらの固有の潤滑性のためにそ の度合いが増す。 本出願人の米国特許第出願第023642号に開示のように、絶縁材製造の1 つの見込みのある改良には、PTFE材料と熱可塑性の膨張可能なマイクロスフ ェアーの組み合わせがある。ノーベルインダストリーズスウェーデン(Sundsval l、スウェーデン)から商標 ェアーは、イソペンタンのような揮発性液体を封入する熱可塑性シェルを有する 。熱又は同様な活性化エネルギーに曝されると、そのマイクロスフェアーは元の サイズの何倍にも劇的に膨張し、活性化エネルギーが除かれたときにそのサイズ を保持する。PTFEとマイクロスフェアーの複合材料を必要な活性化エネルギ ーに曝すことによって、延伸膨張PTFEが製造されることができる。マイクロ スフェアーの膨張に加えて、得られた材料の密度をなお一層低下させるため、そ のPTFEはさらに機械的に延伸膨張されることができる(即ち、マイクロスフ ェアー膨張の前、途中又は後)。これらのプロセスは、非常に低い誘電率と、導 体を伝わる高い伝搬速度を備えた電気絶縁材を製造する。 PTFEと膨張可能なマイクロスフェアー材料は、導体の上に容易に同時押出 されることが可能であるが、膨張可能なマイクロスフェアーが活性化されると、 その材料の内径と外径の両方が大きくなり、導体からの絶縁材の引き離しが生じ ることが観察されている。この状態は歓迎されず、乏しいワイヤー引抜抵抗の端 的なケースを 呈する。 電気絶縁材を製造するため、ポリマーとマイクロスフェアーの複合材料に関し て多数の検討がなされているが、誰も、強いワイヤー引抜抵抗を備えたそのよう な絶縁材を使用して導体を製造する何らかの容易な手段を提案していない。電気 絶縁材用にポリマーとマイクロスフェアーを組み合わせるこれまでの検討のいく つかの例に、1981年6月16日に発行されたStechlerの米国特許第 4273806号明細書(ポリオレフィンやポリエステルのようなポリマーの中 に天然産のシリカとアルミナのマイクロスフェアーを採用)、1992年5月1 9日に発行されたヤマニシらの米国特許第5115103号明細書(フルオロア クリレート、シリコーン又はシリコーンアクリレートのような紫外(U.V.)線硬化 性ポリマー中にシリカ又はポリマーのマイクロスフェアーを採用)、1992年 7月7日に発行されたヤマニシらの米国特許第5128175号明細書(シリコ ーンアクリレート、シリコーン又はフッ化アクリレートのような紫外線硬化性ポ リマー中に熱膨張可能なポリマーのマイクロスフェアーを採用)がある。この後 者の場合、膨張可能なマイクロスフェアーが流動性液体樹脂の中で膨張され、こ れは導体に対してより均等な仕方で絶縁材を膨張させるが、十分な連続気泡の構 造を提供しない。 1992年11月24日に公開された特開平4−335044号公報において 、PTFEと未膨張の熱可塑性で膨張可能なマイクロスフェアーを混合し、次い でマイクロスフェアーを膨張させ、導体の周りに電気絶縁材を形成することによ り、低誘電率を有する電気絶縁材が製造可能なことが教示されている。この材料 は低誘電率を有する連続気泡の構造を与えるが、前記のように、導体の周りにそ の材料を同時押出することが、膨張がその場で行われた後の導体と 絶縁材の間のゆるい取り付けをもたらす。 低誘電率のケーブルの製造におけるさらにもう1つの重要な問題は、ケーブル 製造プロセスの全体にわたって低い誘電率を保持することである。このことは、 大部分はケーブルの誘電率と物理的・機械的耐久性の間の典型的な直接の相関関 係に起因する(即ち、低誘電率の絶縁材は、一般に、低い誘電率を達成するため に必要な高い気孔率と低い密度のため、機械的力に対する抵抗が低いことを特徴 とする)。その結果、低誘電率のケーブルの製造と取扱いの際に注意が喚起され ないと、ケーブルの絶縁特性は使用に供される前であっても、劇的に損なわれる ことがある。 従来、これらの問題に対処するため、多くの解決策が提案されている。例えば 、ケーブル製造の際に誘電性材料に強く作用する力を低下・調節する目的で、電 気ケーブルの製造・生産の間に「キッドグローブ」取扱い技術が採用されている 。典型的なキッドクローブ技術は、ケーブル構成成分に及ぼされる低減された張 力を使用し、緻密化を生じさせることがあるローラーや同様な装置の数を減らし 、ケーブル又はその部材に負荷を与えることがあるワイヤー巻回その他の工程の 前に絶縁材の特殊な取扱いを採用することを含む。不都合なことに、このような 技術の殆ど全てが、労力、装置、及び製造処理速度においてコストを高くする傾 向にある。 製造の際に低誘電率ケーブルに発生する損傷を抑えるもう1つの取組は、その 後の工程の際に遭遇する全ての負荷を支持するための、絶縁された導体の上に配 置された自己支持性カバーを使用する。この方法によって多少の改良が達成され ることができるが、一般に、カバーを施す際に絶縁材料に及ぼされる圧力によっ て、高められた誘電率が依然として生じることがある。 ケーブル製造プロセスそのものによる高められた誘電率の問題は 、同軸ケーブルのような多数層ケーブルの生産において特に問題である。多数の 異なる絶縁層と導電層が1本のケーブルに統合されなければならないこれらの場 合、このプロセスの際に1枚以上の絶縁層が緻密化する可能性が間違いなく高い 。 従って、本発明の目的は、製造プロセスそのものによっては悪影響されない、 低い誘電率を有する電気ケーブルを提供することである。 本発明のもう1つの目的は、導体をぴったり囲むポリマー/膨張可能なマイク ロスフェアーの複合材料の電気絶縁材を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、導電体の周りに迅速に且つ容易に装着されること ができる電気絶縁材を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、特殊な取扱操作の必要性が殆どない、同軸ケーブ ルのような各種の高速電気ケーブルを製造する、絶縁された導電体の製造プロセ スを提供することである。 本発明のさらにもう1つの目的は、導電体と絶縁材の間のぴったりした適合を 与えながら、導電体の周りにその場でポリマーの電気絶縁材を膨張させる、絶縁 された導電体の製造プロセスを提供することである。 本発明のこれら及びこの他の目的は、以降の説明の再吟味より明らかになるで あろう。 発明の要旨 本発明は、改良されたケーブルアセンブリー及びその製造方法である。本発明 のケーブルアセンブリーは、1本以上の導電体、延伸膨張可能なポリマー(例え ば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE))と膨張可能な熱可塑性マイクロ スフェアーの複合絶縁材層 、及び導電体と絶縁材層の周りにジャケットにされた比較的非伸縮性の外装(she ath)(即ち、コーティング、巻回、シールド、チューブ、編組、スキンなど)を 含んでなる。外装の中でポリマー/マイクロスフェアーの複合材料を膨張させる ことにより、この複合材料は導電体とのぴったりした接触を維持し易い。このこ とは、ワイヤー引抜に抵抗すると同時に優れた電気的伝送特性を有するケーブル を提供する。しかも、本発明に従うと、低い誘電率と、特殊な取扱技術に対する 最少限の必要性の両者を備えたケーブルを製造することができる。 本発明は、導電体に絶縁材層を施すための、またその導電体と組成物を外装の 中にジャケットにするための種々のプロセスを含む各種の製造方法を採用する。 本発明は、とりわけ同時押出プロセスによるケーブルアセンブリーの高速生産に 特に適する。 本発明のもう1つの態様において、ローリングダイのような型の中で導体を囲 む絶縁材を膨張させることによって高速ケーブルが生産され、これはケーブルを 囲む恒久的な外装の必要なしに導体と絶縁材の間にしっかりした適合を与える。 図面の説明 本発明の作用は、添付の図面と併せて次の説明を考慮することによって明らか になるはずである。 図1は、本発明に使用された組成物の150倍に拡大された走査型電子顕微鏡 (SEM)写真である。 図2は、本発明の組成物の150倍に拡大されたSEM写真である。 図3は、本発明の組成物の1280倍に拡大されたSEM写真である。 図4は、外装の中に収められた、本発明の組成物でコーティングされた導電性 基材(ワイヤー)の30倍に拡大された横断面のSEM写真である。 図5は、本発明に従った連続的外装を備えて作成されたケーブルの半横向きの 立面図である。 図6は、本発明に従った螺旋状に巻回された外装を備えて作成されたケーブル の半横向きの立面図である。 図7は、本発明に従った螺旋状に巻回された絶縁層を備えて作成されたケーブ ルの、外装層の一部を部分的に切除して示した半横向きの立面図である。 図8は、恒久的に装着される外側外装の必要がない本発明に従ったケーブルを 製造するための、ローリングダイ装置の部分的な大要の半横向きの等角投影図で ある。 図9aは、膨張前を示す絶縁層を備えた、図8の線9a−9aにそったローリ ングダイ装置の横断面図である。 図9bは、膨張後を示す絶縁層を備えた、図8の線9b−9bにそったローリ ングダイ装置の横断面図である。 図10は、膨張前の例6Bにおいて作成されたケーブルの横断面の約40倍に 拡大されたSEM写真である。 図11は、延伸膨張後の例6Bにおいて作成されたケーブルの横断面の約40 倍に拡大されたSEM写真である。 発明の詳細な説明 本発明は、ワイヤーとケーブル用の改良された絶縁材、及びその絶縁材の製造 方法を提供する。 本願における用語「ケーブル」は、何らかの形態の絶縁材の中に収められた任 意の形態の導体(例えば、電気系又は光学系)を包含 するものとする。この導体は、金属(例えば、銀や銅)、非金属(例えば、炭素 又は炭素含浸)材料、又は光ファイバー(例えば、ガラス又はプラスチック)材 料を含んでよい。ケーブルは、通常の絶縁ワイヤー、同軸ケーブル、リボンケー ブル、光ファイバーケーブル、差分(differential)ペアケーブル、ツイストペア ケーブルなどの形態を取ることができる。 Robert W.Goreの米国特許第3953566号明細書の中で説明 されているように、機械的手段によって1以上の方向に未焼成の微粉末PTFE 物体を加熱・急速機械延伸膨張することによって、フィブリルで相互に接続され たノードによって特徴づけられる微細構造を有するテトラフルオロエチレンポリ マー材料が作成されることができる。延伸膨張後の寸法安定性を確立するために 焼成されると、この材料は高度に多孔質であり、高い強度を有し、非常に良好な 電気的絶縁特性を有する。この材料の多くの有用な形態の中には、フィルム/膜 、チューブ、ロッド、及び連続フィラメントなどがある。 いろいろな方法によって延伸膨張PTFE生成物よりケーブルが作成されるこ とができる。この材料は同時押出によって導体の上に配置されることができるが 、延伸膨張PTFE絶縁材は、テープの形態に形成され、次いでワイヤーの周り にきつく巻回されることが好ましい。これにより、その絶縁材の中にしっかりと 収容された、効果的に絶縁されたワイヤーを生成する。 本発明において、PTFE又は同様なポリマー(例えば、超高分子量のポリエ チレン)が、ポリマー組成物に配合された膨張可能なマイクロスフェアーを使用 することによって延伸膨張される。このようなマイクロスフェアーは、膨張可能 な液体又は気体の揮発性流体を囲むプラスチックコーティングを含んでなる。1 971年10 月26日に発行されたMorehouseらの米国特許第3615972号明細 書は、熱に曝されたときに劇的に膨張するに適する熱可塑性マイクロスフェアー を教示している。これらのマイクロスフェアーは、揮発性流体を封入する樹脂材 料物体を含む単一セルの粒子である。加熱されると熱可塑性マイクロスフェアー の樹脂材料が軟化し、揮発性物質が膨張し、マイクロスフェアー全体のサイズを 大幅な増加を生じさせる。冷却されると、マイクロスフェアーのシェルの樹脂材 料は流動を停止し、その拡大された寸法を保持する傾向にあり、マイクロスフェ アーの内側の揮発性流体は凝縮する傾向にあり、マイクロスフェアー中の減圧を 生じさせる。 このような熱可塑性マイクロスフェアーは、ノーベルインダストリースズウェ ーデン(Sundsvall、スウェーデン)から商標EXPA 種々のサイズと形態で入手することができ、膨張温度は一般に80〜130℃の 範囲である。膨張は通常80〜260℃又はそれ以上で実施されることができ、 滞留時間のようないつくもの因子に依存する。一般的なEXPANCELマイク ロスフェアーは9〜17μmの初期平均直径と40〜60μmの膨張後平均直径 を有する。ノーベルインダストリーズによると、このマイクロスフェアーは12 50〜1300kg/m3の未膨張真密度と20kg/m3未満の膨張後密度を有 する。 本願における用語「膨張可能なマイクロスフェアー(expandable microsphere) 」は、膨張に適する揮発性流体を充填された全ての中空の弾力性の収容体を包含 するものと理解すべきである。現状で入手可能なマイクロスフェアーは、エネル ギー源に曝されたときに膨張するに適する本質的にボール形状の粒子であるが、 このようなマイクロスフェアーはそれらの膨張後の形態において極めて弾力があ って圧縮・開放されることができ(例えば、押出)、本発明に必要な延伸膨張を 達成可能であることを理解すべきである。また、このような生成物をいろいろな 他の形状の例えばチューブ、楕円体、立方体、粒子などに形成することも可能で ある。そのようなものとして、本発明の説明における用語「膨張可能なマイクロ スフェアー」は、現在知られる又は今後開発されるこれらの製品のあらゆる適用 可能な形態と使用を包含するものとする。 本発明の現状で好ましい1つの態様において、EXPANCELタイプ091 DUが採用される。この製品は、5〜50μmの粒子サイズを有する少し灰色が かった白色の乾燥粉末である。マイクロスフェアーのシェルはアクリロニトリル 又はメタクリロニトリルを含む。揮発性流体はイソペンタンを含む。 EXPANCELマイクロスフェアーの乾式調製物とPTFE又は同様なポリ マーの分散系を混合し、次いで得られた組成物を加熱することによって、そのポ リマーは3次元の延伸膨張を受けることができ、ポリマーのノードとフィブリル の多孔質網状構造が得られることが見出されている。ペースト、分散系又は粉末 の形態のPTFEと、乾燥粉末又は溶液の形態のマイクロスフェアーの混合物が 、1〜90重量%のマイクロスフェアーの割合で混合されるが、5〜85重量% のマイクロスフェアーが好ましい。わずか0.1〜5重量%の割合のマイクロス フェアーであっても広範囲な生成物が作成されることができ、同様に、いくつか の用途においては、90〜99重量%又はそれ以上の割合のマイクロスフェアー 及び/又は他のフィラーを有する充填された生成物が作成されることができると 認識すべきである。混合は、粉末の乾式混合、湿式混合、水分散系とスラリー状 フィラーの共凝固、高剪断混合などを含む任意の適切な手段によって生じさせる ことができる。 混合の後、得られた組成物は、好ましくは80〜180℃の温度に0.5〜1 0分間加熱され、マイクロスフェアーを活性化させる。 現状で利用可能なマイクロスフェアー技術を用いると、さらなる密度低下が望 まれる場合、その組成物が40〜240℃の温度に再加熱され、例えば米国特許 第3963566号明細書に開示のような任意の一般的な手段によって機械的に 延伸膨張されることもできる。実際のところ、本発明は、マイクロスフェアー膨 張の前、途中及び/又は後によらず、多くの既存の機械的延伸膨張技術を取り入 れることが考えられると認識すべきである。 得られた製品は卓越した特性を有することが証明されている。ワイヤー導体の 周りに形成された場合、この組成物は、1.04〜1.25の典型的な誘電率と 89〜98%の典型的な伝搬速度を有する優れた電気絶縁材であることが証明さ れている。しかも、損傷や絶縁特性の低下を避けるために注意深く取り扱われな ければならないいくつかの現在採用されている低誘電性絶縁材と異なり、本発明 の絶縁材は、機械的作用による変形や性能低下に特に抵抗する。 用途によって、この絶縁材は上記の又はそれを超える範囲の事実上任意の誘電 率を備えて作成されることができる。現在までの実験からは、1.12と1.0 6より低い誘電率を有する絶縁材が本発明を用いて容易に製造可能であることが 示されている。そのようなものとして、この材料の別なユニークな特性との組み 合わせにおいて、本発明に従って作成された組成物は、様々な電気的用途、とり わけワイヤー、高速伝搬信号ケーブル、外装、及び同様な用途に数多くの応用を 有する。 本発明の組成物は、断熱性、浮力、パジング、選択的溶媒透過性、成形適性、 極めて低い密度、選択的膨張適性、寸法安定性(未焼 成の形態であっても)、及び変形に対する比類ない伸縮性/回復性のような多く の他の望ましい特性を有する。また、これらの特性の多くは、その絶縁材料の選 択的膨張適性を用いてその長さにそったインピーダンスの変化を有するケーブル を製造するような、ユニークなケーブル構造の作成に特に有用であることができ る。 電気絶縁性として望ましい特性の1つは、弾力性のあるクッション状の凝集性 の材料(mass)の中にかなりの割合の開口空隙を「パフする(puff into)」ことが できる組成物の適性である。この材料は、全次元に膨張することができ、その寸 法の劇的な増加と10〜50%さらに80%以上の典型的な気孔率にもかかわら ず、高度な自己凝集性を維持する。必ずしも必要ではないが、マイクロスフェア ーの膨張に加えてPTFE/マイクロスフェアー組成物を機械的に延伸膨張させ ることにより、得られる生成物はさらに低い密度となる。 この「パフされた(puffed)」材料は、変形に対して顕著に弾性であり且つ回復 性があることが証明されている。例えば、典型的な膨張された材料は、50%以 上の圧縮に耐え、元の形状にほぼ100%回復することができる。 本発明の延伸膨張適性は、数多くの従来高価であった又は作成不可能であった 絶縁導体を、容易に製造することを適切にさせる。例えば、極めて低い誘電率を 有する導体は、絶縁材のあらゆる緻密化を避けるために製造プロセスの際に非常 に注意深く取り扱われなければならない。このような緻密化は、導体の誘電性を 高め、導体の中を通って伝わる電気信号にひずみを生じさせる。これらの問題は 、多層の導体、絶縁材及び/又はシールドを組み込み、高い信号処理量を必要と する導体に特に問題である。この点でさらに難しいケーブルは高速同軸ケーブル であり、このケーブルは現在のところ、 絶縁材が装着された後、アセンブリーされたケーブルの絶対的に最少限の捩じり 、曲げその他の機械的操作を伴う「キッドグローブ」プロセス工程を用いて製造 されなければならない。 本発明は、アセンブリーされたケーブルに2つの重要な特性を与えることによ って、このような絶縁材を製造するに必要なプロセス工程を大幅に簡単化するこ とができる。第1に、その中に埋設された膨張可能なマイクロスフェアーを有す る絶縁材を提供することによって、緻密化に関して殆ど注意せずに通常のアセン ブリー技術を用いてケーブルが作成されることができる。ケーブルが完全にアセ ンブリーされた後、次いで絶縁材が適切に延伸膨張され、その十分な絶縁特性を 生成する。このことは、アセンブリープロセスの際に緻密化の恐れなしに低誘電 率のケーブルを提供する。 第2に、本発明に従って製造された絶縁材の弾力性により、ケーブルの機械的 作用による損傷の可能性が非常に低い。絶縁材の中に膨張可能なマイクロスフェ アーを使用することによって、この絶縁材は、通常のアセンブリー、輸送、設置 の操作の際に永久的に圧潰され又は損傷される可能性が低い。その結果、本発明 のケーブルは、従来の電気絶縁材よりも安定してその元の誘電率を保持する。 本発明の弾力性は、本発明に従って作成された延伸膨張組成物の走査型電子顕 微鏡(SEM)写真の評価によってより良く理解されることができる。図1と2 は、本発明の組成物の150倍に拡大されたSEM写真を示している。観察でき るように、この組成物は、ポリマーのフィブリル12(即ち、糸状のエレメント) とノード14(即ち、それからフィブリルが出ている粒子)によって相互に接続さ れた多数の膨張されたマイクロスフェアー10を含む。マイクロスフェアーを取り 込んだフィブリルとノードのこの「足場(scaffold)」又は「格子(lattice)」構 造は、組成物の中の開口空隙のかなりの 領域を画定する。この組成物の多くのユニークな特性を生み出すものは、マイク ロスフェアー10の中の隙間とこれらの空隙の両方であると考えられる。 マイクロスフェアーとポリマーの間の特別な関係が、図3のSEM写真でより 良好に観察されることができる。1280倍の倍率のこの写真において、マイク ロスフェアー10は、フィブリル12とノード14に付着してそれらの中に埋設されて 観察されることができる。示されたように、ポリマーは実際にマイクロスフェア ーに結合し、観察上、マイクロスフェアー10から直接数本のフィブリル16が延び 、数個のノード18がマイクロスフェアー10の表面に直接結合している。 ポリマー/マイクロスフェアーの組成物は非常に有効な電気絶縁材であること が証明されているが、導体へのその適用は、延伸膨張PTFE絶縁材を施す通常 の方法に限定され易く、主として延伸膨張されたテープを導体の周りに巻回する ことによる。このプロセスの欠点は、時間がかかり、生成物の望ましい低密度( 即ち「パフ」された)を抑えがちなことである。 マイクロスフェアーが膨張に供されて、導体の上でマイクロスフェアーが適切 に膨張する前に、ポリマー/マイクロスフェアーの組成物で導体をコーティング することが好ましい。このプロセスを用いると、絶縁性ジャケットがより速く且 つより安いコストで施されることができるだけでなく、その場での絶縁材の延伸 膨張が、より良好な電気的・機械的特性を提供すると考えられる。遺憾ながら、 いくつかの例において、ポリマー/マイクロスフェアー組成物のその場での活性 化は、導体から離して絶縁材層を延伸膨張させる傾向にあり、引抜を受け易いワ イヤーをもたらすことが経験されている。この条件は、絶縁材が導体の周りに同 時押出され、次いで延伸膨 張される場合に特に顕著である。 本発明は、導体の周りのポリマー/マイクロスフェアー組成物のその場での延 伸膨張に制限を与え、組成物を導体と強制的にぴったり適合させることによって これらの問題を解決する。図4に示されたように、導体20は、PTFE又はアク リルのような比較的非伸縮性の外装材料22の中に収容されている。本発明のポリ マー/マイクロスフェアー組成物24で外装22を部分的に充填する又は導体20をコ ーティングすることによって、この組成物は膨張されて外装の中を完全に満たす ことができ、導体20の周りに均一なコーティングを提供することができる。組成 物の膨張を開始させるために導体自身を加熱することによって、別な態様のコー ティングが形成されることもできる。 膨張するポリマー/マイクロスフェアー組成物よりも外装が低伸縮性である限 り、組成物は導体から引き離れようとせず、その逆に、膨張して導体と外装の間 のスペースを満たし、絶縁材と導体の間のぴったりした適合を形成しようとする ことが経験されている。 外装と共に、未膨張組成物は、いろいろな方法で導体の上に施されることがで きる。適用方法のいくつかの説明に役立つ例は次の通りである。 (1)本発明の組成物は、導体を組成物の中に単に浸漬することによって導体 に接着することができると確認されている。このことは、先ず導体が浸漬コーテ ィングされ、次いで膨張エネルギーが適用可能な外装の中に配置されることを可 能にする。 (2)外装自身が組成物を装填され、次いでワイヤーがその中に装入されるこ とができる。 (3)組成物が導体の上に押出され、次いで導体と組成物が外装の中に配置さ れた後、延伸膨張エネルギーの適用によって一緒にしっ かりと結合されることができる。また、このプロセスにおいて外装が同時押出さ れてもよく、又は追加の工程によって付加されてもよい。 (4)未膨張マイクロスフェアーを含む組成物はテープ状に作成されることが でき、そのテープは導体の周りに緩く又はきつく(特定のニーズによる)巻回さ れることができる。巻回されて外装の中に収容された後、活性化エネルギーが適 用され、導体の周りに絶縁材のぴったりした適合を形成することができる。 (5)組成物とPTFE外装が1つのペレットに作成され、次いで導体の周り に割合に容易に同時押出されることができる。 図5に示されたように、好ましい外装26は、組成物24と導体20を囲む連続チュ ーブである。最終生成物の望ましい特性に依存して、この外装は、導電性又は非 導電性材料のいずれかによって作成されることができる。この外装26は任意の寸 法安定性材料であることができ、例えば金属(例えば、銅、アルミニウム又は編 組されたスチールのシールド)、又はポリマーの例えばポリエチレン、ポリオレ フィン(例えば、PTFE)、フッ化エチレンプロピレン(FEP)、ポリスチ レン、エチレン−クロロトリフルオロエチレン(ECTFE)、エチレン−テト ラフルオロエチレン(ETFE)、又はペルフルオロアルコキシポリマー(PF A)であることができる。殆どの用途について、理想的には、外装は低い誘電性 の制約と良好な機械的特性を有するべきである。 外装は、例えば押出、巻回、編組、圧伸成形、横巻、浸漬、メッキ、滴下、及 びブロッキングなどの多様な方法によって施されることができる。また、下記に 説明するように、外装は一時的にのみ取り付けられ、次いで絶縁材が適切に延伸 膨張された後に除去されることもできる(例えば、ケーブル製造の際に除去可能 な型を使用し て)。好ましくは、この外装は、未膨張又は予め膨張された絶縁材の周りに施さ れた編組、巻回又は押出である。 外装を施すためのこれらの方法のいくつかの例を下記により詳細に示す。図6 に示されたように、外装は、絶縁材24の周りに巻回されたテープ28として施され ることもできる。このテープは、組成物24の周りに単に折り曲げられてもよいが 、示した仕方で組成物24の周りに外装を螺旋状に巻回し、安定した適合を与える ことが好ましい。図6はさらに、本発明から逸脱することなく、ケーブルの中に 多重導体30a、30b、30cが容易に提供されることを例証する。 図7に、連続的外装34と、導体38の周りに巻回されたテープを含む組成物層36 を備えて構成されたケーブル32が示されている。説明したように、この構造のケ ーブルは、未膨張のマイクロスフェアーがその中に埋設されたテープを提供し、 導体の周りにそのテープを巻回し、巻回された導体を外装の中にジャケット状に 収容し、次いで活性化エネルギーを与えてそのテープを延伸膨張させ、導体と外 装の間のスペースを完全に満たすことによって作成されることができる。この作 成方法は、絶縁材と導体の間の非常にぴったりした接合を形成する。同様に、こ の外装は、さらにぴったりした適合を形成するために、図6に示すようにテープ 36の周りに巻回されることもできることを理解すべきである。 組成物をテープにして施す長所の1つは、テープのさらなる機械的延伸膨張を 与える容易な手段を提供することである。説明したように、このことは、絶縁材 の密度をさらに低下させ、絶縁材層の重さを減らし、その気孔率を高めることを 可能にする。また、導体上に適所にあるときに組成物を機械的に延伸膨張させる ことも可能である。このようなその場の機械的延伸膨張は、導電性フィラーを充 填されたPTFEのような特定の導体について特に実施可能なこと があり、絶縁材層と共に伸長することを許容することができる。 特定の他のポリマーもまた、前記の仕方で膨張可能なマイクロスフェアーの存 在下で延伸膨張し、ポリマーのノードとフィブリルの格子及び空隙を形成できる ことが確認されている。下記の例で説明するように、ポリマーのノードとフィブ リルと空隙を形成する延伸膨張は、超高分子量のポリエチレンポリマーについて も同様なプロセスを用いて達成されている。本発明者は、本発明に他の長鎖ポリ マー、特には結晶化度の高いポリマーの例えばポリプロピレン、ポリビニルアル コール(PVA)、ポリ(エチレンテレフタレート)(PET)などを用いるこ とによって同等な結果を達成し得ると考える。 押出される外装に好ましい材料は、パフする(puffing)ために典型的に使用さ れる温度で良好な強度を示し、且つ低い誘電率を呈する材料である。しかしなが ら、必要な絶縁特性の値は、外装が、誘電性システムの一部として又は電気シー ルドとして機能するかに依存することを認識すべきである。最良の例は、両方と も約2.15の誘電率を有するFEP又はPFAのようなフルオロポリマー樹脂 、約2.15の誘電率を有するPTFE、及び約1.2〜1.5の誘電率を有す る延伸膨張PTFEである。これらの樹脂はいずれも約200℃より高い温度で 軟化し、それらをこの用途について良好な選択にする。ポリエチレンを溶融させ ないようにワイヤーを加熱して誘導的に絶縁材がパフされるならば、ポリエチレ ン(誘電率2.2)のようなこの他の樹脂もこの用途に使用されることができる 。 本発明の現状で好ましい態様は、上述のように、外装の中に恒久的に装着され た延伸膨張絶縁材を使用するが、本発明の絶縁材は、除去可能な外装を備えて形 成されることもできると考えられる。こ の場合、外装は、絶縁材が膨張された後に容易に除去される、はぎ取られる又は 溶解されることができるジャケット又は型のような、単なる除去可能なカバーで あってよい。 連続的プロセスに関し、外装は、膨張後に自動的に除去される型であってよい 。この局面において使用される1つの実施可能な装置40が図8〜10に示されて いる。この装置40は、各々がその中に相対する一連の溝46、48を有する隣接して 回転する表面42、44のペア(例えば、金属ベルト)を備える。未膨張絶縁材52で コーティングされた導体50は、相対する溝46、48の中を走行し、装置40の中を通 して第1端部54から第2端部56に送られる。 絶縁材を膨張させる目的で、装置の第1端部54にて回転面42、44に膨張エネル ギーが与えられる。例えば、導体50の周りに絶縁材52を敏速に延伸膨張させ、導 体50にしっかり接合させるために十分な熱を生じることができる回転面エレメン トが、加熱用面の中に含められることができる。装置の第2端部56において、完 全に膨張されて導体50にしっかり接合した、この時点では外装を有しない絶縁材 52を備えた完成したケーブルが取り出される。所望により、溝付面からケーブル 58の分離を容易にするため、装置の第2端部56に冷却用エレメントが用意されて よい。示されたように、このプロセスによって同時に多数のケーブルを製造する ことができる。 この膨張装置の考えられる長所は数多くある。例えば、隣接して回転する表面 は、全延伸膨張プロセスにわたって型との同じ相対位置に絶縁材を保持し、かじ りその他のケーブル機械設備の起こりうる損傷を回避する。また、隣接して回転 する表面は、いろいろな運転上又は市場のニーズを満足するように、ケーブルが 、その長さにそって幅が変化する絶縁材を備えて製造されることを可能にする( 例えば、溝付、螺旋又は波形の表面)。また、直線的なワイヤー経 路は、膨張プロセスの際における絶縁材層への最少限の機械的損傷を保証する。 同様にして、この装置は、特別な操作上の特性を付与したり膨張の際の絶縁材層 の適切な制約を確保するために、別個な外装に収められた絶縁材を完全に又は部 分的に膨張させるために使用することもできる。 本発明の範囲を制限することを意図するものではなく、次にどのように本発明 が採用され得るかの例を示す。 例1 60%分散系の形態の20.94gのPTFE、27.88gのEXPANC EL−091DU、及び3.5gの蒸留水からなるスラリーを混合した。これに よって、固形分で43%のPTFEと57%のEXPANCELが得られた。使 用したPTFE分散系は、デラウェア州のウィルミントンにあるE.I.duP ont de Nemours and Companyから入手したパーツ番 号TE30の水分散系であった。 ゲージ番号24の銀メッキ銅ワイヤーを混合容器の底の小さな孔に挿入し、次 いでその浴の中を通してワイヤーを上方に引っ張ることによって、前記のスラリ ーでそのワイヤーを「浸漬」コーティングした。次いでそのワイヤーを垂直に吊 るし、外界条件で約30分間乾燥した。 乾燥後のコーティングしたワイヤーの1.07m(3.5フィート)の断片を 、2mmの内径(I.D.)、3mmの外径(O.D.)、及び70%の気孔率 を有する同じ長さの延伸膨張PTFEチューブ(例えば、Goreの米国特許第 3953566号明細書に従って製造したチューブ)の中に挿入した。次いでワ イヤーのコーティングをパフ(puff)させてそれがワイヤーとPTFEチューブの 間の環状スペースを充満するように、そのアセンブリーを165℃の対流式オー ブンに3分間入れた。サンプルを取り出し、放冷した。パフさせたコーティング の密度は、既知の重量とパフさせたコーティングの体積を用いて0.096g/ ccと計算された。 次いでワイヤーアセンブリーをアルミナイジングしたフィルムで螺旋状に巻回 し、伝搬速度(V.P.)について試験した。伝搬速度を測定するためにTec htronics Model CSA803をTDRモード(時間領域反射率 測定)で使用し、伝搬速度を測定した。1.67m(5.47フィート)の長さ のケーブルが3.461ns/m(1.055ns/フィート)の信号遅れを有 すると測定され、これは2.889×108m/秒の信号速度に変換される。こ の信号速度を真空中の光の速度(2.998×108m/秒)で割ると96.3 6%の伝搬速度となる。この値より式:伝搬速度=1/(Er)1/2用いて誘電 率(Er)を計算することができる。このケーブルのErは1.077と計算さ れる。 例2 60%分散系の形態の7.36gのPTFE、13.67gのEXPANCE L−091DU、及び4.5gの蒸留水からなるスラリーを混合した。これによ って、固形分で35%のPTFEと65%のEXPANCELが得られた。使用 したPTFE分散系は、DuPont Companyから入手したパーツ番号 TE30の水分散系であった。 ゲージ番号33の銀メッキ銅ワイヤーを混合容器の底の小さな孔に挿入し、次 いでその浴の中を通してワイヤーを上方に引っ張ることによって、前記のスラリ ーでそのワイヤーを浸漬コーティングした。次いでそのワイヤーを垂直に吊るし 、外界条件で約30分間乾燥した。 乾燥後のコーティングしたワイヤーの1.07m(3.5フィート)の断片を 、同じ長さの内径43ミルの銅チューブの中に挿入した。次いでワイヤーのコー ティングをパフさせてそれがワイヤーとPTFE銅チューブの間の環状スペース を充満するように、そのアセンブリーを165℃の対流式オーブンに4分間入れ た。サンプルを取り出し、放冷した。 伝搬速度を測定するためにTechtronics Model CSA80 3をTDRモード(時間領域反射率測定)で使用し、伝搬速度を測定した。0. 988m(3.240フィート)の長さのケーブルが3.402ns/m(1. 037ns/フィート)の信号遅れを有すると測定され、これは2.939×1 08m/秒の信号速度に変換される。この信号速度を真空中の光の速度(2.9 98×108m/秒)で割ると98.03%の伝搬速度となる。この値より、誘 電率(Er)は1.041と計算された。 例3 50重量%のEXPANCEL−091DUを含む超高分子量のポリエチレン (UHMW−PE)のフィルムを作成するため、次の方法を使用した。 130℃を超える温度に溶液を維持することができるジャケット付き反応容器 の中でUHMW−PEの溶液を調製した。この容器を、流れる窒素でパージした 。また、この容器に、溶液温度を測定するための熱電対と攪拌翼を装着した。 1.最初に容器を約79℃に加熱し、その時点で200gの試薬グレードの混 合キシレンを添加し、温度を平衡状態にした。 2.攪拌中の溶媒に4.0gのHostalon GUR412とEXPAN CEL−091DUをゆっくり添加した。さらに、0.04gの酸化防止剤(I RGANOX1010)を添加した。 3.連続的に攪拌しながら、オイル浴の温度を123℃に上げた。溶液温度が 117℃に達したときに攪拌を停止し、攪拌翼を取り出した。その溶液を30分 間、温度の平衡状態に置いた。 4.平衡にさせた後、その熱い溶液をガラス皿に注ぎ入れ、アルミニウムホイ ルで軽く覆った。30分後にこのホイルを除去し、溶媒を終夜にわたって蒸発さ せた。 上記の方法によって得られた生成物の試験片は長さ4.70cm、幅1.10 cm、厚さ0.358cm、重さ0.570gと測定され、計算密度は0.30 8g/ccであった。この試験片を165℃の対流式オーブンに5分間入れ、取 り出した。このサンプルはパフされた外観を有した。パフされたサンプルから試 験片を切り出し、長さ8.92cm、幅2.04cm、厚さ0.767cm、重 さ0.534gと測定され、計算密度は0.038g/ccであった。 例4 本発明の絶縁材の浸漬コーティングでワイヤーの上を覆って押出される熱可塑 性樹脂の連続処理についてプロセスを試験した。アメリカンワイヤーゲージ30 番のワイヤー(0.010インチ)を、PTFEと膨張可能マイクロスフェアー の混合物でコーティングした。PTFEと膨張可能マイクロスフェアーの混合物 は、例1の仕方で混合された、固形分で50%のPTFEと50%のEXPAN CEL−DU091のスラリーであった。コーティングは、その混合物で満たさ れたカップの中を通してワイヤーを引き、内径(I.D.)が0.762mm( 0.03インチ)の押出チップの中を通して取り出すことによって行った。混合 物中の水は、コーティングしたワイヤーを約107℃の乾燥用チューブの中を通 して走行させることによって除去した。 次いでコーティングしたワイヤーを、通常の熱可塑性プラスチック押出機のク ロスヘッドの中を通して走行させ、そこで外径(0.D.)4.45mm(0. 175インチ)のチップと内径5.06mm(0.199インチ)のダイを用い てポリエチレンのスキンを施した。ポリエチレンは、スクリュー押出機の2.8 回転/分(RPM)のスクリュー速度で約162℃の溶融温度を有する。ワイヤ ーを約274cm/分(9フィート/分)で押出機の中を通して引いた。インラ インのレーザーゲージを用いてワイヤーの直径し、約2.03mm(0.08イ ンチ)であることが分かった。キャパシタンスはインラインで29pf/m(8 .9pf/フィート)と測定された。これから約1.1の誘電率と計算される。 その導体を模擬シールドの間にサンドイッチし(各々の内側表面に施されたア ルミニウム/MYLARシールドを有する2枚の絶縁された平板を含む)、それ にそった伝搬速度(V.P.)を測定した。サンプルをパフさせた後、95.4 %の伝搬速度が得られ、1.099の誘電率と計算された。 例5A 重量で5%のEXPANCEL/95%のPTFEのサンプルを次の方法によ って作成した。ノーベルインダストリーズ(1519 Johnson Ferry Road,Marietta ,GA 30062)から入手したEXPANCEL−091DUの7.8gと551. 2gの脱イオン水のスラリーを2リットルの邪魔板付きステンレス鋼容器の中で 調製した。スラリーを800RPMで攪拌しなから、20.0%分散系の形態の 148.2gのPTFEを素早くその容器の中に注ぎ入れた。PTFE分散系は ICIアメリカズ社から入手した水分散系であった。30秒後に、カチオン改質 ポリアクリルイミドの0.4%溶液の2.2gを添加し、共凝固を開始させた。 合計で1分20秒後に 、ミキサーを止めた。凝塊が容器の底に沈殿し、上澄みは透明であった。 この凝塊を対流式オーブン中で110℃にて乾燥した。乾燥したケーキを0℃ 未満に冷却した。次いでこのケーキを0.635cmのメッシュのステンレス鋼 スクリーンを通して手で粉砕した。スクリーンを通した粉末のサンプルを、粉末 の1gあたり0.375ccの比率のミネラルスピリットで潤滑した。 8.3×106N/m2の材料圧力にて、シリンダー中で外径19.1mm×内 径12.7mmのペレットを作成した。次いでこのペレットを0.813mm( 0.032インチ)のチップと1.207mm(0.0475インチ)のダイを 用いて、ゲージ番号26の7本撚線(strand)のワイヤー(外径0.480mm( 0.0189インチ))の上に押出した。 例5B 例5Aと同じ方法を用いて重量で15%のEXPANCEL/85%のPTF Eの組成物を作成し、但し次の成分量を用いた。 ・23.4gのEXPANCEL−091DUと613.6gの脱イオン水の スラリー ・20.0%分散系の形態の132.6gのPTFE ・カチオン改質ポリアクリルイミドの0.4%溶液の2.1g ・スクリーンを通した粉末のサンプルを、1gの粉末あたり0.375ccの 溶媒の比のミネラルスピリットで潤滑した。 同じペレット化と押出の装置、及び例5Aに示した条件を用い、その材料を同 様にゲージ番号26の7本撚線のワイヤーの上に押出した。 例5C 例5Bを踏襲し、重量で15%のEXPANCEL/85%のP TFEの組成物を作成した。また、例5Bを踏襲してペレットを作成した。1. 473mm(0.058インチ)のチップと1.740mm(0.0685イン チ)のダイを用いてゲージ番号26の7本撚線のワイヤーの上にペレットを押出 した。 例6 上記の例5A、5B、5Cの各々の上にPFAの外装をスクリュー押出を行い 、それぞれ新しい例6A、6B、6Cを行った。各々の例において、PFAスキ ンの適用条件は、4.45mm(0.175インチ)の外径を有するチップ、5 .51mm(0.217インチ)の内径を有するダイ、3.0のRPM、106 7cm/分(35フィート/分)の線速度、353℃の溶融温度とした。 瞬間膨張させる(パフ)前にサンプルを横に切り、160℃で3分間瞬間膨張 させた後に再度横に切った。図10は、膨張前の例6Bのケーブルの横断面を示 すSEMである。このケーブルは、多重ストランド金属導体60、未膨張の絶縁材 層62、及び外側外装64を備える。導体60と絶縁材層62の間にはっきりした隙間66 が見える。 図11は、瞬間膨張後の例6Bのケーブルの横断面を示す。この場合、絶縁材 層62は、導体60とのしっかりした接触となるように延伸膨張されている。 本願において本発明の特定の態様を例示し、説明してきたが、本発明はこの例 示や説明に限定されるべきでない。いろいろな変化や変更が、次の請求の範囲の 範疇の中で本発明の一部として取り入れられ、具体化され得ることは明らかであ ろう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年10月19日 【補正内容】 請求の範囲 1.導体、 その導体を囲む膨張された絶縁材層であって、フィブリルによって相互に接続 されたノードの格子を形成する延伸膨張されたポリマー、ノードとフィブリルの 中に混ぜ込まれて膨張された膨張可能なマイクロスフェアー、及びノードとフィ ブリルとマイクロスフェアーの間の開口空隙の複合材料を含んでなる絶縁材層、 その絶縁材を囲む外装であって、その絶縁材層よりも伸縮性が低い外装、 を含んでなるケーブルであって、 その絶縁材層は、その外装とその導体の間にぴったりした適合を有する膨張さ れた層を含むエネルギー伝導性ケーブル。 2.外装が、導体と絶縁材の周りに巻回された材料のストリップである請求の 範囲第1項に記載のケーブル。 3.材料のストリップが寸法安定性である請求の範囲第2項に記載のケーブル 。 4.外装が、導体と絶縁材を囲む材料の連続チューブである請求の範囲第1項 に記載のケーブル。 5.その材料の連続チューブが、ポリテトラフルオロエチレン、延伸膨張ポリ テトラフルオロエチレン、ポリエチレン、フッ化エチレンプロピレン(FEP) 、エチレン−テトラフルオロエチレン、エチレン−クロロトリフルオロエチレン 、ペルフルオロアルコキシポリマー、及びポリプロピレンからなる群より選択さ れた寸法安定性ポリマーを含む請求の範囲第4項に記載のケーブル。 6.外装が、導体と絶縁材の周りに同時押出された連続チューブを含む請求の 範囲第4項に記載のケーブル。 7.ポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンと超高分子量ポリエチレンから なる群より選択された請求の範囲第1項に記載のケーブル。 8.絶縁材が、導体の周りに巻回されたテープを含む請求の範囲第1項に記載 のケーブル。 9.絶縁材が、マイクロスフェアーの膨張と機械的延伸膨張の両方によって得 られた低密度の延伸膨張材料を含む請求の範囲第1項に記載のケーブル。 10.導体を提供し、 延伸膨張可能なポリマーと未膨張の膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料 層で導体を囲み、そのマイクロスフェアーはエネルギー源に曝されたときに膨張 するに適し、 その導体と複合材料層を外装内にジャケット状に収容し、 外装内にジャケット状に収容した後にその複合材料層をエネルギー源に曝し、 複合材料層を拡大させてケーブル内に弾力性保護層を形成するようにマイクロス フェアーを膨張させる、ことを含むエネルギー伝導性ケーブルの製造方法。 11.複合材料層を付加的に機械的延伸膨張させることをさらに含む請求の範 囲第10項に記載の方法。 12.複合材料層を、ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーのテープとし て提供することをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 13.複合材料層を、ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーのテープとし て提供し、 導体を囲む前にテープを機械的延伸膨張する、ことをさらに含む請求の範囲第 12項に記載の方法。 14.寸法安定性材料のストリップを含む外装を提供することを さらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 15.導体と複合材料層の周りに外装を巻回することをさらに含む請求の範囲 第14項に記載の方法。 16.導体と複合材料層の周りに外装を螺旋状に巻回することをさらに含む請 求の範囲第15項に記載の方法。 17.本質的に連続的な外被を含む外装を提供することをさらに含む請求の範 囲第10項に記載の方法。 18.導体の周りに連続的外被を同時押出することをさらに含む請求の範囲第 17項に記載の方法。 19.複合材料層をペーストとして提供し、導体の周囲の周りにペーストを施 すことをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 20.導体を浸漬コーティングすることによって導体の周りにペーストを施す ことをさらに含む請求の範囲第19項に記載の方法。 21.マイクロスフェアーの膨張後に外装を除去することをさらに含む請求の 範囲第10項に記載の方法。 22.外装が、膨張後に複合材料層から分離される型を備える請求の範囲第2 1項に記載の方法。 23.複合材料層より伸縮性が低い外装を提供し、 外装の中で絶縁材層を拡大させ、導体と絶縁材層の間にぴったりした適合を形 成させる、ことをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 24.導電体を提供し、 ポリマーと未膨張の膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を提供し、その マイクロスフェアーはエネルギー源に曝されたときに膨張するに適し、 その複合材料より絶縁性テープを作成し、 その絶縁性テープを膨張させ、ノード、相互接続するフィブリル、膨張された 膨張可能なマイクロスフェアー、及びノードとフィブリルとマイクロスフェアー の間の空隙を含んでなる弾力性のある材料を形成し、 その導電体の周りに絶縁性テープを巻回し、 その導電体とテープの周りに外装を巻回し、その導電体と絶縁性テープの間に ぴったりした適合を形成する、ことを含む電気ケーブルの製造方法。 25.複合材料を押出することによって絶縁性テープを形成することをさらに 含む請求の範囲第24項に記載の方法。 26.テープを機械的に伸長させることによってテープを延伸膨張させること をさらに含む請求の範囲第24項に記載の方法。 27.導電体と絶縁性テープを外装の中に巻回した後、テープを膨張させて外 装と導電体の間によりきつい適合を形成させるように絶縁性テープをエネルギー 源に曝すことをさらに含む請求の範囲第26項に記載の方法。 28.テープをエネルギー源にさらすことによってテープを膨張させることを さらに含む請求の範囲第24項に記載の方法。 29.少なくとも1本の導体、 その導体を囲む膨張された絶縁材の弾力性のある層であって、その絶縁材層は ポリマーとそのポリマーに混ぜ込まれた膨張可能なマイクロスフェアーの複合材 料を含み、ポリマーのノード、相互接続するフィブリル、膨張可能なマイクロス フェアー、及びノードとフィブリルとマイクロスフェアーの間の空隙を含んでな る弾力性のある層、 その絶縁材を収容する外装、を含んでなる電気ケーブルであって、 そのケーブルは低い誘電率を有し、そのケーブルに対して加えられた力によっ て生じる高誘電率化に抵抗する電気ケーブル。 30.ケーブルが同軸ケーブルである請求の範囲第29項に記載のケーブル。 31.ケーブルが1.25未満の誘電率を有する請求の範囲第30項に記載の ケーブル。 32.弾力性の絶縁材層が導体をぴったり囲む請求の範囲第29項に記載のケ ーブル。 33.導体を提供し、 ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を含む絶縁材層を提供し 、 所定の内径を有する外装を提供し、 その導体をその絶縁材層で囲み、 その導体と絶縁材層を外装の中に収容し、 その絶縁材層を外装の中に配置した後、マイクロスフェアーを膨張させて外装 の内径を絶縁材の弾力性のある層で充満させるように膨張可能なマイクロスフェ アーを活性化エネルギーに曝す、ことを含むケーブルの製造方法。 34.伝導性同軸ケーブルのシールドを含む外装を提供することによって同軸 ケーブルを製造することをさらに含む請求の範囲第33項に記載の方法。 35.同軸ケーブルのアセンブリーが完成した後、膨張可能なマイクロスフェ アーを活性化エネルギーに曝すことによって低誘電率のケーブルを製造すること をさらに含む請求の範囲第34項に記載の方法。 36.押出可能なポリマー材料を含む外装を提供し、 導体と複合材料の上に外装を押出することによって外装内に導体 と複合材料を収容する、ことをさらに含む請求の範囲第33項に記載の方法。 37.導体と複合材料の上に外装を押出しながら同時にマイクロスフェアーを 膨張させることをさらに含む請求の範囲第36項に記載の方法。 38.外装が導体と複合材料の上に押出しされた後、マイクロスフェアーを膨 張させることをさらに含む請求の範囲第36項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),AT,AU,BB,BG,B R,BY,CA,CH,CZ,DE,DK,ES,FI ,GB,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU, MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,R O,RU,SD,SE,SK,UA,VN (72)発明者 マイナー,レイモンド ビー. アメリカ合衆国,メリーランド 21921, エルクトン,グリーンヘブン ドライブ 233 (72)発明者 ハーディー,ウィリアム アメリカ合衆国,ペンシルバニア 19350, ランデンバーグ,チェインゲート サーク ル 206 (72)発明者 ケネディ,マイケル アメリカ合衆国,メリーランド 21921, エルクトン,ホワイト パイン コート 25

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.導体、 その導体を囲む膨張された絶縁材層であって、フィブリルによって相互に接続 されたノードの格子を形成する延伸膨張されたポリマーと、ノードとフィブリル の中に混ぜ込まれて膨張された膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を含ん でなる絶縁材層、 その絶縁材を囲む外装であって、その絶縁材層よりも伸縮性が低い外装、 を含んでなるケーブルであって、 その絶縁材層は、その外装とその導体の間にぴったりした適合を有する膨張さ れた層を含むエネルギー伝導性ケーブル。 2.外装が、導体と絶縁材の周りに巻回された材料のストリップである請求の 範囲第1項に記載のケーブル。 3.材料のストリップが寸法安定性である請求の範囲第2項に記載のケーブル 。 4.外装が、導体と絶縁材を囲む材料の連続チューブである請求の範囲第1項 に記載のケーブル。 5.その材料の連続チューブが、ポリテトラフルオロエチレン、延伸膨張ポリ テトラフルオロエチレン、ポリエチレン、フッ化エチレンプロピレン(FEP) 、エチレン−テトラフルオロエチレン、エチレン−クロロトリフルオロエチレン 、ペルフルオロアルコキシポリマー、及びポリプロピレンからなる群より選択さ れた寸法安定性ポリマーを含む請求の範囲第4項に記載のケーブル。 6.外装が、導体と絶縁材の周りに同時押出された連続チューブを含む請求の 範囲第4項に記載のケーブル。 7.ポリマーが、ポリテトラフルオロエチレンと超高分子量ポリ エチレンからなる群より選択された請求の範囲第1項に記載のケーブル。 8.絶縁材が、導体の周りに巻回されたテープを含む請求の範囲第1項に記載 のケーブル。 9.絶縁材が、マイクロスフェアーの膨張と機械的延伸膨張の両方によって得 られた低密度の延伸膨張材料を含む請求の範囲第1項に記載のケーブル。 10.導体を提供し、 延伸膨張可能なポリマーと未膨張の膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料 層で導体を囲み、そのマイクロスフェアーはエネルギー源に曝されたときに膨張 するに適し、 その導体と複合材料層を外装内にジャケット状に収容し、 その複合材料層をエネルギー源に曝し、複合材料層を拡大させてケーブル内に 弾力性保護層を形成するようにマイクロスフェアーを膨張させる、ことを含むエ ネルギー伝導性ケーブルの製造方法。 11.複合材料層を付加的に機械的延伸膨張させることをさらに含む請求の範 囲第10項に記載の方法。 12.複合材料層を、ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーのテープとし て提供することをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 13.複合材料層を、ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーのテープとし て提供し、 導体を囲む前にテープを機械的延伸膨張する、ことをさらに含む請求の範囲第 12項に記載の方法。 14.寸法安定性材料のストリップを含む外装を提供することをさらに含む請 求の範囲第10項に記載の方法。 15.導体と複合材料層の周りに外装を巻回することをさらに含 む請求の範囲第14項に記載の方法。 16.導体と複合材料層の周りに外装を螺旋状に巻回することをさらに含む請 求の範囲第15項に記載の方法。 17.本質的に連続的な外被を含む外装を提供することをさらに含む請求の範 囲第10項に記載の方法。 18.導体の周りに連続的外被を同時押出することをさらに含む請求の範囲第 17項に記載の方法。 19.複合材料層をペーストとして提供し、導体の周囲の周りにペーストを施 すことをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 20.導体を浸漬コーティングすることによって導体の周りにペーストを施す ことをさらに含む請求の範囲第19項に記載の方法。 21.マイクロスフェアーの膨張後に外装を除去することをさらに含む請求の 範囲第10項に記載の方法。 22.外装が、膨張後に複合材料層から分離される型を備える請求の範囲第2 1項に記載の方法。 23.複合材料層より伸縮性が低い外装を提供し、 外装の中で絶縁材層を拡大させ、導体と絶縁材層の間にぴったりした適合を形 成させる、ことをさらに含む請求の範囲第10項に記載の方法。 24.導電体を提供し、 ポリマーと未膨張の膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を提供し、その マイクロスフェアーはエネルギー源に曝されたときに膨張するに適し、 その複合材料より絶縁性テープを作成し、 その絶縁性テープを膨張させ、 その導電体の周りに絶縁性テープを巻回し、 その導電体とテープの周りに外装を巻回し、その導電体と絶縁性テープの間に ぴったりした適合を形成する、ことを含む電気ケーブルの製造方法。 25.複合材料を押出することによって絶縁性テープを形成することをさらに 含む請求の範囲第24項に記載の方法。 26.テープを機械的に伸長させることによってテープを延伸膨張させること をさらに含む請求の範囲第24項に記載の方法。 27.導電体と絶縁性テープを外装の中に巻回した後、テープを膨張させて外 装と導電体の間によりきつい適合を形成させるように絶縁性テープをエネルギー 源に曝すことをさらに含む請求の範囲第26項に記載の方法。 28.テープをエネルギー源にさらすことによってテープを膨張させることを さらに含む請求の範囲第24項に記載の方法。 29.少なくとも1本の導体、 その導体を囲む膨張された絶縁材の弾力性のある層であって、ポリマーとその ポリマーに混ぜ込まれた膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を含む絶縁材 層、 その絶縁材を収容する外装、を含んでなる電気ケーブルであって、 そのケーブルは低い誘電率を有し、そのケーブルに対して加えられた力によっ て生じる高誘電率化に抵抗する電気ケーブル。 30.ケーブルが同軸ケーブルである請求の範囲第29項に記載のケーブル。 31.ケーブルが1.25未満の誘電率を有する請求の範囲第30項に記載の ケーブル。 32.弾力性の絶縁材層が導体をぴったり囲む請求の範囲第29項に記載のケ ーブル。 33.導体を提供し、 ポリマーと膨張可能なマイクロスフェアーの複合材料を含む絶縁材層を提供し 、 所定の内径を有する外装を提供し、 その導体をその絶縁材層で囲み、 その導体と絶縁材層を外装の中に収容し、 膨張可能なマイクロスフェアーを活性化エネルギーに曝し、マイクロスフェア ーを膨張させて外装の内径を絶縁材の弾力性のある層で充満させる、ことを含む ケーブルの製造方法。 34.伝導性同軸ケーブルのシールドを含む外装を提供することによって同軸 ケーブルを製造することをさらに含む請求の範囲第33項に記載の方法。 35.同軸ケーブルのアセンブリーが完成した後、膨張可能なマイクロスフェ アーを活性化エネルギーに曝すことによって低誘電率のケーブルを製造すること をさらに含む請求の範囲第34項に記載の方法。 36.押出可能なポリマー材料を含む外装を提供し、 導体と複合材料の上に外装を押出することによって外装内に導体と複合材料を 収容する、ことをさらに含む請求の範囲第33項に記載の方法。 37.導体と複合材料の上に外装を押出しなから同時にマイクロスフェアーを 膨張させることをさらに含む請求の範囲第36項に記載の方法。 38.外装が導体と複合材料の上に押出しされた後、マイクロスフェアーを膨 張させることをさらに含む請求の範囲第36項に記載の方法。
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