JPH0950481A - 二次元コードの読取装置 - Google Patents
二次元コードの読取装置Info
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- JPH0950481A JPH0950481A JP7200806A JP20080695A JPH0950481A JP H0950481 A JPH0950481 A JP H0950481A JP 7200806 A JP7200806 A JP 7200806A JP 20080695 A JP20080695 A JP 20080695A JP H0950481 A JPH0950481 A JP H0950481A
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Links
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims abstract description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000000034 method Methods 0.000 description 7
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 239000003550 marker Substances 0.000 description 2
- 230000008707 rearrangement Effects 0.000 description 2
- PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 16-Epiaffinine Natural products C1C(C2=CC=CC=C2N2)=C2C(=O)CC2C(=CC)CN(C)C1C2CO PXFBZOLANLWPMH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 1
- 230000009466 transformation Effects 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】
【課題】 二次元バーコードのシンボルがラインセンサ
の走査方向に対して斜めに置かれている場合に、そのシ
ンボルが記録された原稿等の記録担体を置き直すことな
く読み取りを補正する。 【解決手段】 PDF−417の二次元バーコードをデ
ィジタル複写機のスキャナ2を利用して解号する場合に
おいて、回転処理手段6により開始、停止の両パターン
が無い場合にシンボルの走査ラインに対する傾きを検出
するとともにイメージメモリ上で該シンボル画像データ
を任意角度θずつ回転させることにより、開始パターン
Sまたは停止パターンTのいずれかが走査ライン上で検
出できるようにしたうえで、左読みまたは右読みTシー
ケンスを生成し、そのTシーケンスの生成中に他方のパ
ターンが検出された時点でその他方のパターン側から読
むTシーケンスを生成する。そして、全Tシーケンスメ
モリ8に左右のTシーケンスを混在させた形で格納し、
これをステッチングしてデコード処理する。
の走査方向に対して斜めに置かれている場合に、そのシ
ンボルが記録された原稿等の記録担体を置き直すことな
く読み取りを補正する。 【解決手段】 PDF−417の二次元バーコードをデ
ィジタル複写機のスキャナ2を利用して解号する場合に
おいて、回転処理手段6により開始、停止の両パターン
が無い場合にシンボルの走査ラインに対する傾きを検出
するとともにイメージメモリ上で該シンボル画像データ
を任意角度θずつ回転させることにより、開始パターン
Sまたは停止パターンTのいずれかが走査ライン上で検
出できるようにしたうえで、左読みまたは右読みTシー
ケンスを生成し、そのTシーケンスの生成中に他方のパ
ターンが検出された時点でその他方のパターン側から読
むTシーケンスを生成する。そして、全Tシーケンスメ
モリ8に左右のTシーケンスを混在させた形で格納し、
これをステッチングしてデコード処理する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてディジタ
ル複写機、ファクシミリ装置、ファイリングシステム等
のディジタル画像入出力装置のスキャナを利用してPD
F−417の二次元バーコードを解号する二次元コード
読取装置に係り、特に二次元コードの斜め読取補正に関
するものである。
ル複写機、ファクシミリ装置、ファイリングシステム等
のディジタル画像入出力装置のスキャナを利用してPD
F−417の二次元バーコードを解号する二次元コード
読取装置に係り、特に二次元コードの斜め読取補正に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、データを符号化された情報として
機械読取可能な図形画像で表現し、また、それを認識す
る目的で提案された先行技術例として、特開平5−29
0204号公報や特開平6−12515号公報等には、
ハンディスキャナ等のラインセンサによって記録担体上
に記録された二次元バーコードを光学的に読み取り、そ
の解号を実行する装置が開示されている。
機械読取可能な図形画像で表現し、また、それを認識す
る目的で提案された先行技術例として、特開平5−29
0204号公報や特開平6−12515号公報等には、
ハンディスキャナ等のラインセンサによって記録担体上
に記録された二次元バーコードを光学的に読み取り、そ
の解号を実行する装置が開示されている。
【0003】ところで、二次元バーコードはシンボル・
テクノロジーズ社の開発によるPDF−417をその代
表として挙げることができる。以下、二次元バーコード
としてPDF−417を使用したものとして説明する。
なお、PDF−417の詳細は1990年1月5日付U
SP07/461881号に記載され、そのアルゴリズ
ムも既に公開されている。
テクノロジーズ社の開発によるPDF−417をその代
表として挙げることができる。以下、二次元バーコード
としてPDF−417を使用したものとして説明する。
なお、PDF−417の詳細は1990年1月5日付U
SP07/461881号に記載され、そのアルゴリズ
ムも既に公開されている。
【0004】図7はPDF−417シンボルの種々サイ
ズの異なるパターンを例示している。図7(B)(C)に示
すように、PDF−417シンボルは、30×60mils、24
×24milsの2種類のサイズを示しているが、そのいずれ
も構成は共通している。すなわち図7に示すように、P
DF−417シンボルはバーコード化されたデータ行を
上下に積み重ねて正立しており、シンボル内の各行は左
端から順に開始パターンS、左行標識パターンRL、コー
ドワードのデータ領域D、右行標識パターンRR、停止パ
ターンTを一連に構成している。
ズの異なるパターンを例示している。図7(B)(C)に示
すように、PDF−417シンボルは、30×60mils、24
×24milsの2種類のサイズを示しているが、そのいずれ
も構成は共通している。すなわち図7に示すように、P
DF−417シンボルはバーコード化されたデータ行を
上下に積み重ねて正立しており、シンボル内の各行は左
端から順に開始パターンS、左行標識パターンRL、コー
ドワードのデータ領域D、右行標識パターンRR、停止パ
ターンTを一連に構成している。
【0005】開始パターンS及び停止パターンTはシン
ボルの各行の開始点と終了点とを識別する。また、左行
と右行の標識パターンRL,RRは記号の行番号と行数、デ
ータ列数、または安全保護水準のいずれかとを含んでい
る。さらに、コードワードは数、文字、その他の記号ま
たはこれらに関連する値を符号化するための基本単位で
あって、各行内のコードワードは集合的にデータ列を形
成する。Cはコードワードを数字化して示すものであ
る。なお、シンボル中の黒色部分をバーと呼び、白色部
分をスペースと呼ぶ。
ボルの各行の開始点と終了点とを識別する。また、左行
と右行の標識パターンRL,RRは記号の行番号と行数、デ
ータ列数、または安全保護水準のいずれかとを含んでい
る。さらに、コードワードは数、文字、その他の記号ま
たはこれらに関連する値を符号化するための基本単位で
あって、各行内のコードワードは集合的にデータ列を形
成する。Cはコードワードを数字化して示すものであ
る。なお、シンボル中の黒色部分をバーと呼び、白色部
分をスペースと呼ぶ。
【0006】図8にPDF−417二次元バーコードの
シンボル構成の基となるパターンを示す。この図のパタ
ーンから明らかなように、セルaはデータ列を構成する
最小単位のブロックのことである。また、各セルを黒で
塗り潰した部分をバーと呼び、白のままの部分をスペー
スと呼び、これらバーとスペースの間隔によってデータ
がコード化されている。
シンボル構成の基となるパターンを示す。この図のパタ
ーンから明らかなように、セルaはデータ列を構成する
最小単位のブロックのことである。また、各セルを黒で
塗り潰した部分をバーと呼び、白のままの部分をスペー
スと呼び、これらバーとスペースの間隔によってデータ
がコード化されている。
【0007】なお、このコードワード内で交番するバー
及びスペースの集合をコードワードのXシーケンスと定
義し、このXシーケンスはデータをエンコードする際に
生成するものである。これに対しデコードする際に、コ
ード化されたデータのバーとスペースの間隔データを求
めるシーケンスをTシーケンスと定義する。
及びスペースの集合をコードワードのXシーケンスと定
義し、このXシーケンスはデータをエンコードする際に
生成するものである。これに対しデコードする際に、コ
ード化されたデータのバーとスペースの間隔データを求
めるシーケンスをTシーケンスと定義する。
【0008】以上のような構成のPDF−417二次元
バーコードを対象として構成された従来の読取装置で
は、ハンディスキャナ等のラインセンサによって上記P
DF−417シンボルを読み取るときは、開始パターン
Sと停止パターンTを同時に検出することが前提となっ
ており、読み取りを開始すると、開始及び停止パターン
S,Tに隣接する左行及び右行標識パターンRL,RRを解
号し、これによって初めて、コードワードのデータ領域
Dの解号を実行することができるようになっている。
バーコードを対象として構成された従来の読取装置で
は、ハンディスキャナ等のラインセンサによって上記P
DF−417シンボルを読み取るときは、開始パターン
Sと停止パターンTを同時に検出することが前提となっ
ており、読み取りを開始すると、開始及び停止パターン
S,Tに隣接する左行及び右行標識パターンRL,RRを解
号し、これによって初めて、コードワードのデータ領域
Dの解号を実行することができるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来装置
の場合、PDF−417シンボルは通常、ハンディスキ
ャナで読み取られ、その解号が実行されており、そのと
きの条件として開始及び停止の両パターンS,Tが見い
だせることを前提にしているため、シンボルを斜め読み
した場合、解号不能となるという問題点があった。
の場合、PDF−417シンボルは通常、ハンディスキ
ャナで読み取られ、その解号が実行されており、そのと
きの条件として開始及び停止の両パターンS,Tが見い
だせることを前提にしているため、シンボルを斜め読み
した場合、解号不能となるという問題点があった。
【0010】すなわち、この二次元コードをラインセン
サで読み取る場合、シンボルがラインセンサの走査方向
に平行に置かれていれば、走査ラインの第1番目から開
始パターンSと停止パターンTとを同時に検出すること
ができるので、解号が不能になるという問題は生じない
が、通常はラインセンサの走査方向に対して若干の傾斜
角度をもってシンボルをセットする場合が日常的に起こ
り得るものである。
サで読み取る場合、シンボルがラインセンサの走査方向
に平行に置かれていれば、走査ラインの第1番目から開
始パターンSと停止パターンTとを同時に検出すること
ができるので、解号が不能になるという問題は生じない
が、通常はラインセンサの走査方向に対して若干の傾斜
角度をもってシンボルをセットする場合が日常的に起こ
り得るものである。
【0011】しかしながら、従来装置では、このように
傾いた形でシンボルをセットすると、走査ラインのいず
れかにおいて、開始パターンSのみ、あるいは停止パタ
ーンTのみしか読み取ることができない範囲が必然的に
発生する。この走査ラインの範囲においては、開始及び
停止パターンの両パターンS,Tが同時に検出されない
ため、解号エラーとなってしまい、シンボルが記録され
た記録担体、例えば原稿を正確に置き直すことが必要と
なる。
傾いた形でシンボルをセットすると、走査ラインのいず
れかにおいて、開始パターンSのみ、あるいは停止パタ
ーンTのみしか読み取ることができない範囲が必然的に
発生する。この走査ラインの範囲においては、開始及び
停止パターンの両パターンS,Tが同時に検出されない
ため、解号エラーとなってしまい、シンボルが記録され
た記録担体、例えば原稿を正確に置き直すことが必要と
なる。
【0012】このようにシンボルをラインセンサの走査
方向に平行に、例えばディジタル複写機の場合、シンボ
ルがコンタクトガラス面の辺縁に平行に配置しなければ
ならないという作業条件を有する従来装置の場合、ユー
ザーのシンボル解号作業に煩雑な手間を負わせるという
不利、不具合があった。
方向に平行に、例えばディジタル複写機の場合、シンボ
ルがコンタクトガラス面の辺縁に平行に配置しなければ
ならないという作業条件を有する従来装置の場合、ユー
ザーのシンボル解号作業に煩雑な手間を負わせるという
不利、不具合があった。
【0013】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、二次元バーコードのシンボルが
ラインセンサの走査方向に対して斜めに置かれている場
合であっても、そのシンボルが記録された原稿等の記録
担体を置き直すことなく読み取りを補正することができ
る機能を備えた二次元コードの読取装置を提供すること
を目的とするものである。
ためになされたもので、二次元バーコードのシンボルが
ラインセンサの走査方向に対して斜めに置かれている場
合であっても、そのシンボルが記録された原稿等の記録
担体を置き直すことなく読み取りを補正することができ
る機能を備えた二次元コードの読取装置を提供すること
を目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、記録担体上の二次元バーコードを光学的
に読み取るラインセンサと、このラインセンサにより読
み取られた二次元バーコードのシンボルを格納する読取
データ用のイメージメモリと、このイメージメモリに格
納された各走査ライン毎に前記シンボル左端に設けられ
ている開始パターンの有無を照合する開始パターン照合
手段と、前記イメージメモリに格納された各走査ライン
毎に前記シンボル右端に設けられている停止パターンの
有無を照合する停止パターン照合手段と、前記開始パタ
ーン照合手段及び停止パターン照合手段のいずれにおい
ても開始、停止の両パターンが無い場合にシンボルの走
査ラインに対する傾きを検出するとともに前記イメージ
メモリ上で該シンボル画像データを任意角度ずつ回転さ
せる回転処理手段と、前記開始パターン及び停止パター
ンのうち照合により先に検出された一方のパターン側か
ら読むシンボルのTシーケンスを各走査ライン毎に生成
し且つそのTシーケンスの生成中に他方のパターンが検
出された時点で該他方のパターン側から読むシンボルの
Tシーケンスを各走査ライン毎に生成するTシーケンス
生成バッファと、前記左右のTシーケンスが混在する走
査ラインのデータをデコード処理するデコード処理手段
とを具備するものとしている。
に本発明では、記録担体上の二次元バーコードを光学的
に読み取るラインセンサと、このラインセンサにより読
み取られた二次元バーコードのシンボルを格納する読取
データ用のイメージメモリと、このイメージメモリに格
納された各走査ライン毎に前記シンボル左端に設けられ
ている開始パターンの有無を照合する開始パターン照合
手段と、前記イメージメモリに格納された各走査ライン
毎に前記シンボル右端に設けられている停止パターンの
有無を照合する停止パターン照合手段と、前記開始パタ
ーン照合手段及び停止パターン照合手段のいずれにおい
ても開始、停止の両パターンが無い場合にシンボルの走
査ラインに対する傾きを検出するとともに前記イメージ
メモリ上で該シンボル画像データを任意角度ずつ回転さ
せる回転処理手段と、前記開始パターン及び停止パター
ンのうち照合により先に検出された一方のパターン側か
ら読むシンボルのTシーケンスを各走査ライン毎に生成
し且つそのTシーケンスの生成中に他方のパターンが検
出された時点で該他方のパターン側から読むシンボルの
Tシーケンスを各走査ライン毎に生成するTシーケンス
生成バッファと、前記左右のTシーケンスが混在する走
査ラインのデータをデコード処理するデコード処理手段
とを具備するものとしている。
【0015】上記によると、まず、ラインセンサの走査
ラインに対して斜めに置かれたシンボル全体を読み取
り、イメージメモリに格納し、各走査ライン毎に、開始
または停止パターンを照合する。この照合によって全ラ
イン中、開始パターンも停止パターンもない場合が発生
する。そのラインにおいては、事前に開始パターンまた
は停止パターンのいずれが先に検出されたかが既に認識
されており、シンボルの傾きの方向が解るので、任意角
度だけ画像回転させて、開始パターン及び停止パターン
の照合のリトライをいずれかが先に検出されるまで行う
ことで、読み取り補正することができる。
ラインに対して斜めに置かれたシンボル全体を読み取
り、イメージメモリに格納し、各走査ライン毎に、開始
または停止パターンを照合する。この照合によって全ラ
イン中、開始パターンも停止パターンもない場合が発生
する。そのラインにおいては、事前に開始パターンまた
は停止パターンのいずれが先に検出されたかが既に認識
されており、シンボルの傾きの方向が解るので、任意角
度だけ画像回転させて、開始パターン及び停止パターン
の照合のリトライをいずれかが先に検出されるまで行う
ことで、読み取り補正することができる。
【0016】そして、各ライン毎に開始または停止パタ
ーンを照合することができるようになると、最初に開始
パターンが検出されたときは、まず、左からシンボルを
読んで左Tシーケンスを発生させる。各走査ライン毎の
左Tシーケンスの生成が進み、停止パターンが検出され
ると、その時点で右からシンボルを読んで、右Tシーケ
ンスを発生させる。この場合、最初に停止パターンが来
るときは、上記とは逆の順序となる。この後、前記左右
のTシーケンスが混在する走査ラインのデータのコード
ワード変換を行い、さらに左右Tシーケンスを並び替え
て斜め補正を行うステッチング処理を施して文書コード
を作成する。
ーンを照合することができるようになると、最初に開始
パターンが検出されたときは、まず、左からシンボルを
読んで左Tシーケンスを発生させる。各走査ライン毎の
左Tシーケンスの生成が進み、停止パターンが検出され
ると、その時点で右からシンボルを読んで、右Tシーケ
ンスを発生させる。この場合、最初に停止パターンが来
るときは、上記とは逆の順序となる。この後、前記左右
のTシーケンスが混在する走査ラインのデータのコード
ワード変換を行い、さらに左右Tシーケンスを並び替え
て斜め補正を行うステッチング処理を施して文書コード
を作成する。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図6は本発明を実施した二
次元コードの読取装置の一形態を示している。図1に示
すように、この読取装置は、ディジタル複写機の中央制
御装置に構成された解号装置1を備え、その複写機に付
設のスキャナ2を利用してPDF−417シンボルの読
み取りを行うように構成されている。スキャナ2はCC
Dラインセンサにより構成され、記録担体としての原稿
上に記録された二次元バーコードを光学的に読み取り、
その読取データを解号装置1へ出力する。
次元コードの読取装置の一形態を示している。図1に示
すように、この読取装置は、ディジタル複写機の中央制
御装置に構成された解号装置1を備え、その複写機に付
設のスキャナ2を利用してPDF−417シンボルの読
み取りを行うように構成されている。スキャナ2はCC
Dラインセンサにより構成され、記録担体としての原稿
上に記録された二次元バーコードを光学的に読み取り、
その読取データを解号装置1へ出力する。
【0018】解号装置1は前掲の図7に示した二次元バ
ーコードのシンボルを読み込んだ後のTシーケンスを発
生させるところで、スキャナ2の走査方向に対する原稿
の傾きによるシンボルの斜め補正を行うもので、図2に
示すように、読取データ用のイメージメモリ3、開始パ
ターン照合手段4、停止パターン照合手段5、回転処理
手段6、Tシーケンス生成バッファ7、全Tシーケンス
メモリ8及び並び替え(ステッチング)手段9により構
成され、その解号(デコード)はシンボル入力→Tシーケ
ンス生成→コードワード変換→ステッチング→文書コー
ド出力の順に行われ、前記斜め補正はTシーケンス生成
時に行われる。
ーコードのシンボルを読み込んだ後のTシーケンスを発
生させるところで、スキャナ2の走査方向に対する原稿
の傾きによるシンボルの斜め補正を行うもので、図2に
示すように、読取データ用のイメージメモリ3、開始パ
ターン照合手段4、停止パターン照合手段5、回転処理
手段6、Tシーケンス生成バッファ7、全Tシーケンス
メモリ8及び並び替え(ステッチング)手段9により構
成され、その解号(デコード)はシンボル入力→Tシーケ
ンス生成→コードワード変換→ステッチング→文書コー
ド出力の順に行われ、前記斜め補正はTシーケンス生成
時に行われる。
【0019】イメージメモリ3は、スキャナ2により読
み取られた二次元バーコードのシンボル全体を格納す
る。開始パターン照合手段4は、イメージメモリ3に格
納された各走査ライン毎にシンボル左端に設けられてい
る開始パターンSの有無を照合する。停止パターン照合
手段5は、イメージメモリ3に格納された各走査ライン
毎にシンボル右端に設けられている停止パターンTの有
無を照合する。
み取られた二次元バーコードのシンボル全体を格納す
る。開始パターン照合手段4は、イメージメモリ3に格
納された各走査ライン毎にシンボル左端に設けられてい
る開始パターンSの有無を照合する。停止パターン照合
手段5は、イメージメモリ3に格納された各走査ライン
毎にシンボル右端に設けられている停止パターンTの有
無を照合する。
【0020】回転処理手段6は、開始パターン照合手段
4及び停止パターン照合手段5のいずれにおいても開
始、停止の両パターンS,Tが無い場合にシンボルの走
査ラインに対する傾きを検出するとともに、イメージメ
モリ3上で該シンボル画像データを任意角度ずつ回転さ
せる。
4及び停止パターン照合手段5のいずれにおいても開
始、停止の両パターンS,Tが無い場合にシンボルの走
査ラインに対する傾きを検出するとともに、イメージメ
モリ3上で該シンボル画像データを任意角度ずつ回転さ
せる。
【0021】Tシーケンス生成バッファ7は、開始パタ
ーンS及び停止パターンTのうち照合により先に検出さ
れた一方のパターン側から読むシンボルのTシーケンス
を各走査ライン毎に生成し、且つ、そのTシーケンスの
生成中に他方のパターンが検出された時点で、該他方の
パターン側から読むシンボルのTシーケンスを各走査ラ
イン毎に生成する。
ーンS及び停止パターンTのうち照合により先に検出さ
れた一方のパターン側から読むシンボルのTシーケンス
を各走査ライン毎に生成し、且つ、そのTシーケンスの
生成中に他方のパターンが検出された時点で、該他方の
パターン側から読むシンボルのTシーケンスを各走査ラ
イン毎に生成する。
【0022】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、読取装置によるPDF−417シンボルの読取動作
を説明すると、ステップ#5でPDF−417シンボル
の読取動作を開始する。ここで、Lはスキャナ2の走査
ライン番号を示している。全Tシーケンスメモリ8は、
生成された左右Tシーケンスを格納する。並び替え手段
9は全Tシーケンスメモリ8に格納された左右Tシーケ
ンスが混在する走査ラインのデータをデコード処理する
ために、これらを並べ替えて合成し、正しい読取データ
を作成する。
ら、読取装置によるPDF−417シンボルの読取動作
を説明すると、ステップ#5でPDF−417シンボル
の読取動作を開始する。ここで、Lはスキャナ2の走査
ライン番号を示している。全Tシーケンスメモリ8は、
生成された左右Tシーケンスを格納する。並び替え手段
9は全Tシーケンスメモリ8に格納された左右Tシーケ
ンスが混在する走査ラインのデータをデコード処理する
ために、これらを並べ替えて合成し、正しい読取データ
を作成する。
【0023】次に、図3のフローチャートを参照しなが
ら、読取装置によるPDF−417シンボルの読取動作
を説明すると、ステップ#5でPDF−417シンボル
の読取動作を開始する。このシンボルの読取を開始する
と、読取データ用イメージメモリ3は、その読み取った
シンボル全体のデータを格納する。次いで、ステップ#
10ではシンボルLラインの左先端のTシーケンスを演
算し、ステップ#15でその結果が特定データである開
始パターンデータであるか、否かを照合する。
ら、読取装置によるPDF−417シンボルの読取動作
を説明すると、ステップ#5でPDF−417シンボル
の読取動作を開始する。このシンボルの読取を開始する
と、読取データ用イメージメモリ3は、その読み取った
シンボル全体のデータを格納する。次いで、ステップ#
10ではシンボルLラインの左先端のTシーケンスを演
算し、ステップ#15でその結果が特定データである開
始パターンデータであるか、否かを照合する。
【0024】図4は、シンボルBが走査ラインに対して
斜めにセットされた場合のTシーケンスの読み取り方の
一例を示し、図5はその場合のTシーケンスの並び方の
一例を示している。図4に示すように、シンボルBが走
査ラインに対して大きく傾いて配置されているときは、
図5に示すようにシンボルBの走査を開始した1ライン
目(L=1)の時点から開始パターンSが現れる直前(L
=n−1)までの間はTシーケンスデータはなく、余白
部分として認識される。なお、この例では1つのセルの
走査は走査ライン5本分に相当する。
斜めにセットされた場合のTシーケンスの読み取り方の
一例を示し、図5はその場合のTシーケンスの並び方の
一例を示している。図4に示すように、シンボルBが走
査ラインに対して大きく傾いて配置されているときは、
図5に示すようにシンボルBの走査を開始した1ライン
目(L=1)の時点から開始パターンSが現れる直前(L
=n−1)までの間はTシーケンスデータはなく、余白
部分として認識される。なお、この例では1つのセルの
走査は走査ライン5本分に相当する。
【0025】開始パターンSが現れるnライン目に達す
ると、ステップ#15でそのことが認識され、ステップ
#20で左Tシーケンスが生成される。この場合、開始
パターンSが現れないときは、シンボルBが斜めに配置
されている関係から、最初は必ず停止パターンTが現れ
ることになる。そのときはステップ#25へ進み、シン
ボルLラインの右先端のTシーケンスを演算し、ステッ
プ#30でその結果が特定データである停止パターンデ
ータであるか、否かを照合し、さらにステップ#35で
右Tシーケンスを生成する。つまり、データを逆読みし
ていく。
ると、ステップ#15でそのことが認識され、ステップ
#20で左Tシーケンスが生成される。この場合、開始
パターンSが現れないときは、シンボルBが斜めに配置
されている関係から、最初は必ず停止パターンTが現れ
ることになる。そのときはステップ#25へ進み、シン
ボルLラインの右先端のTシーケンスを演算し、ステッ
プ#30でその結果が特定データである停止パターンデ
ータであるか、否かを照合し、さらにステップ#35で
右Tシーケンスを生成する。つまり、データを逆読みし
ていく。
【0026】このときのTシーケンスデータは例えば図
5に示すように、92222247 422…となる。このTシー
ケンスデータは図7(B)のPDF−417シンボルとの
対照から明らかなように、922222が左端の開始パターン
Sであり、422…が左行標識パターンRLであり、そし
て、nライン目では、データ中に開始パターンSと左行
標識パターンRLの一部のみしか存在していないことが分
かる。
5に示すように、92222247 422…となる。このTシー
ケンスデータは図7(B)のPDF−417シンボルとの
対照から明らかなように、922222が左端の開始パターン
Sであり、422…が左行標識パターンRLであり、そし
て、nライン目では、データ中に開始パターンSと左行
標識パターンRLの一部のみしか存在していないことが分
かる。
【0027】次に(n+1)ライン目では、9222247 422
… 223…となり、ここで初めてコードワードのデータ
領域Dの一部が現れるので、ステップ#20で左Tシー
ケンスデータを、またはステップ#35で右Tシーケン
スを生成する。(n+2)ライン目以降も開始パターンS
を検出できる状態にある間は、開始パターン検出後、左
Tシーケンスデータまたは右Tシーケンスデータを生成
し、それを全Tシーケンスメモリ17に格納する。
… 223…となり、ここで初めてコードワードのデータ
領域Dの一部が現れるので、ステップ#20で左Tシー
ケンスデータを、またはステップ#35で右Tシーケン
スを生成する。(n+2)ライン目以降も開始パターンS
を検出できる状態にある間は、開始パターン検出後、左
Tシーケンスデータまたは右Tシーケンスデータを生成
し、それを全Tシーケンスメモリ17に格納する。
【0028】ところで、図4に示したように原稿セット
状態が一定限度、つまりシンボルBの対角線角度を超え
て大きく傾いていると、全ライン中、シンボルBの開始
パターンSも停止パターンTもない場合が発生する。そ
のようなラインにおいては、事前に開始パターンSまた
は停止パターンTのいずれが先に検出されたかが既に認
識されており、シンボルBの傾きの方向が解るので、ス
テップ#50で回転処理手段6により任意角度だけ画像
回転させて、開始パターンS及び停止パターンTの照合
のリトライをいずれかが先に検出されるまで行うこと
で、読み取り補正することができる。
状態が一定限度、つまりシンボルBの対角線角度を超え
て大きく傾いていると、全ライン中、シンボルBの開始
パターンSも停止パターンTもない場合が発生する。そ
のようなラインにおいては、事前に開始パターンSまた
は停止パターンTのいずれが先に検出されたかが既に認
識されており、シンボルBの傾きの方向が解るので、ス
テップ#50で回転処理手段6により任意角度だけ画像
回転させて、開始パターンS及び停止パターンTの照合
のリトライをいずれかが先に検出されるまで行うこと
で、読み取り補正することができる。
【0029】すなわち、開始パターンSまたは停止パタ
ーンTの出現性からシンボルBの回転方向が決まり、該
シンボルBの画像をイメージメモリ3上で任意角θだけ
CCW方向またはCW方向に回転する。イメージメモリ3上
で画像回転したシンボルBは開始パターンSまたは停止
パターンTのうち、いずれかのパターンが検出できるま
で再度、同様の回転処理を繰り返し、太実線で示す元の
傾き角度のシンボル画像Bから細実線で示すシンボル画
像B′まで回転させる。
ーンTの出現性からシンボルBの回転方向が決まり、該
シンボルBの画像をイメージメモリ3上で任意角θだけ
CCW方向またはCW方向に回転する。イメージメモリ3上
で画像回転したシンボルBは開始パターンSまたは停止
パターンTのうち、いずれかのパターンが検出できるま
で再度、同様の回転処理を繰り返し、太実線で示す元の
傾き角度のシンボル画像Bから細実線で示すシンボル画
像B′まで回転させる。
【0030】なお、図4中、a,b,c,dは元の傾き
角度、つまり最初読み取られたシンボル画像Bの状態に
おける4つのコーナー部を示す。また、a′,b′,
c′,d′は任意角θの連続回転後のシンボル画像B′
の状態における4つのコーナー部を示す。これらから明
らかなように、シンボルBの回転は1つのコーナー部a
を中心としてなされる。
角度、つまり最初読み取られたシンボル画像Bの状態に
おける4つのコーナー部を示す。また、a′,b′,
c′,d′は任意角θの連続回転後のシンボル画像B′
の状態における4つのコーナー部を示す。これらから明
らかなように、シンボルBの回転は1つのコーナー部a
を中心としてなされる。
【0031】但し、任意角θは2〜3°程度の微小角で
もって均等に割り振ってもよく、あるいは大小異なる角
度を順次組み合わせた形で割り振ってもよい。また、回
転処理手段6の回転処理はアフィン変換と、補間処理を
行うことにより、二値の濃度値は保存される。
もって均等に割り振ってもよく、あるいは大小異なる角
度を順次組み合わせた形で割り振ってもよい。また、回
転処理手段6の回転処理はアフィン変換と、補間処理を
行うことにより、二値の濃度値は保存される。
【0032】開始パターンSまたは停止パターンTのい
ずれかのパターンが検出可能になったところが、図5に
示すmライン目であるとすると、ステップ#30で右T
シーケンスの基準となる停止パターンTが現れ、あるい
はステップ#15で左Tシーケンスの基準となる開始パ
ターンSが現れる。
ずれかのパターンが検出可能になったところが、図5に
示すmライン目であるとすると、ステップ#30で右T
シーケンスの基準となる停止パターンTが現れ、あるい
はステップ#15で左Tシーケンスの基準となる開始パ
ターンSが現れる。
【0033】そこで、ステップ#30ではこの停止パタ
ーンTが現れた判定すると、ステップ#35で、そのラ
インからTシーケンスの生成を右Tシーケンスに、つま
り停止パターンTから逆読みしていく。図5に示す8244
22は停止パターンTのTシーケンスデータ、324…は右
行標識パターンRRのTシーケンスデータ、587…はデー
タ領域Dの右端のTシーケンスデータである。この時点
からTシーケンスデータは左Tシーケンスと右Tシーケ
ンスとが混在する形となる。
ーンTが現れた判定すると、ステップ#35で、そのラ
インからTシーケンスの生成を右Tシーケンスに、つま
り停止パターンTから逆読みしていく。図5に示す8244
22は停止パターンTのTシーケンスデータ、324…は右
行標識パターンRRのTシーケンスデータ、587…はデー
タ領域Dの右端のTシーケンスデータである。この時点
からTシーケンスデータは左Tシーケンスと右Tシーケ
ンスとが混在する形となる。
【0034】また、mライン目において右Tシーケンス
を生成している場合は、停止パターンTとともに左Tシ
ーケンスの基準となる開始パターンSが現れるので、ス
テップ#15で開始パターンSが現れたと判定し、ステ
ップ#20で左Tシーケンスを発生させることになる。
を生成している場合は、停止パターンTとともに左Tシ
ーケンスの基準となる開始パターンSが現れるので、ス
テップ#15で開始パターンSが現れたと判定し、ステ
ップ#20で左Tシーケンスを発生させることになる。
【0035】そして、ステップ#40でシンボルの最終
ラインに到達したか、否かを判定し、到達していないと
きは次の走査ラインについて、上記したステップ#5〜
ステップ#40までのプロセスを繰り返し、以後、同様
にしてステップ#45でシンボル全体のTシーケンスの
生成が終了するまで、各走査ラインについて上記プロセ
スを繰り返す。
ラインに到達したか、否かを判定し、到達していないと
きは次の走査ラインについて、上記したステップ#5〜
ステップ#40までのプロセスを繰り返し、以後、同様
にしてステップ#45でシンボル全体のTシーケンスの
生成が終了するまで、各走査ラインについて上記プロセ
スを繰り返す。
【0036】このようにして、最終ラインまで読み終わ
ると、全Tシーケンスメモリ17から出力された各行の
Tシーケンスの並び替え、つまりステッチングが行われ
る。図6にこの場合のステッチング処理の一例を示す。
この図において、Sは開始パターン、Rは左右行の標識
パターンRL,RR、Tは停止パターンのことである。
ると、全Tシーケンスメモリ17から出力された各行の
Tシーケンスの並び替え、つまりステッチングが行われ
る。図6にこの場合のステッチング処理の一例を示す。
この図において、Sは開始パターン、Rは左右行の標識
パターンRL,RR、Tは停止パターンのことである。
【0037】並び替え手段9では、各Tシーケンスから
クラスタやコードワードを演算し、属性データから斜め
補正を行う。なお、クラスタは相互に排他的な3つの部
分集合に区切られたコードワードの集合であって、PD
F−417シンボルでは、各行は3つのクラスタの1つ
だけを使用してデータを符号化し、各クラスタは3行目
毎に順次に繰り返す。任意の2つの隣接する行は異なる
クラスタを使用するから、デコーダは同一走査ライン内
の異なる行からのクラスタを区別することができる。
クラスタやコードワードを演算し、属性データから斜め
補正を行う。なお、クラスタは相互に排他的な3つの部
分集合に区切られたコードワードの集合であって、PD
F−417シンボルでは、各行は3つのクラスタの1つ
だけを使用してデータを符号化し、各クラスタは3行目
毎に順次に繰り返す。任意の2つの隣接する行は異なる
クラスタを使用するから、デコーダは同一走査ライン内
の異なる行からのクラスタを区別することができる。
【0038】この斜め補正では、コードワードマトリク
スを作成するときに、図6(A)に示すような[1][2]等
の行情報からテーブルを埋めて行く形をとる。開始パタ
ーンSを示す[S]が最初に存在する場合はそのまま左か
らデータを埋めていき、停止パターンTを示す[T]が存
在する場合は右から順次データを埋めていくようにし、
これによって斜めに読み取られた行情報を基準にして、
図6(B)に示すように欠落なしに補正することができ
る。
スを作成するときに、図6(A)に示すような[1][2]等
の行情報からテーブルを埋めて行く形をとる。開始パタ
ーンSを示す[S]が最初に存在する場合はそのまま左か
らデータを埋めていき、停止パターンTを示す[T]が存
在する場合は右から順次データを埋めていくようにし、
これによって斜めに読み取られた行情報を基準にして、
図6(B)に示すように欠落なしに補正することができ
る。
【0039】なお、上記本発明の実施の形態では、ディ
ジタル複写機のスキャナを利用して読み取る読取装置の
構成について説明したが、その他、本発明では解号装置
を複写機から独立して設置することができることは勿論
のこと、複写機以外のスキャナを有するファクシミリ等
の機器を利用した形態とすることも可能である。
ジタル複写機のスキャナを利用して読み取る読取装置の
構成について説明したが、その他、本発明では解号装置
を複写機から独立して設置することができることは勿論
のこと、複写機以外のスキャナを有するファクシミリ等
の機器を利用した形態とすることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるとき
は、例えばPDF−417の二次元バーコードをディジ
タル複写機等のスキャナを利用して解号する場合におい
て、シンボル全体が走査ラインに対して二次元バーコー
ドのシンボルの対角線を超えて大きく斜めに読み取られ
て、開始パターンも停止パターンも照合できない場合、
そのシンボルの傾き方向とは逆向きに任意角度だけ画像
回転させ、デコードをリトライさせ、このリトライを解
号できるまで繰り返すようにしているので、二次元バー
コードが記録された記録担体がスキャナ上に斜めに置か
れた場合にも、その記録担体を置き換えなくとも、斜め
補正することができる。また、傾き角度が大きいときに
特に有効なものとなる。
は、例えばPDF−417の二次元バーコードをディジ
タル複写機等のスキャナを利用して解号する場合におい
て、シンボル全体が走査ラインに対して二次元バーコー
ドのシンボルの対角線を超えて大きく斜めに読み取られ
て、開始パターンも停止パターンも照合できない場合、
そのシンボルの傾き方向とは逆向きに任意角度だけ画像
回転させ、デコードをリトライさせ、このリトライを解
号できるまで繰り返すようにしているので、二次元バー
コードが記録された記録担体がスキャナ上に斜めに置か
れた場合にも、その記録担体を置き換えなくとも、斜め
補正することができる。また、傾き角度が大きいときに
特に有効なものとなる。
【0041】さらに、画像全体の傾きを検出しなくても
イメージメモリ上の画像データを回転させるという簡易
なプロセスでもって、傾きの大きい原稿の読み取りを実
現することができるなど、従来に見られない優れた効果
を発揮する。
イメージメモリ上の画像データを回転させるという簡易
なプロセスでもって、傾きの大きい原稿の読み取りを実
現することができるなど、従来に見られない優れた効果
を発揮する。
【図1】 本発明の実施の形態に係る読取装置を示す概
略ブロック図。
略ブロック図。
【図2】 解号装置の構成を示す概略ブロック図。
【図3】 その動作を示すフローチャート。
【図4】 Tシーケンスの読み取り方の一例を示す模式
図。
図。
【図5】 Tシーケンスの並び方の一例を示す模式図。
【図6】 ステッチング処理の一例を示す模式図。
【図7】 サイズの異なる4種類のPDF−417シン
ボルのパターンを示す図。
ボルのパターンを示す図。
【図8】 PDF−417二次元バーコードのシンボル
構成の基となるパターンを示す図。
構成の基となるパターンを示す図。
1 解号装置 2 ラインセンサ 3 読取データ用イメージメモリ 4 開始パターン照合手段 5 停止パターン照合手段 6 回転処理手段 7 Tシーケンス生成バッファ 8 全Tシーケンスメモリ 9 並び替え手段
Claims (1)
- 【請求項1】 記録担体上の二次元バーコードを光学的
に読み取るラインセンサと、このラインセンサにより読
み取られた二次元バーコードのシンボルを格納する読取
データ用のイメージメモリと、このイメージメモリに格
納された各走査ライン毎に前記シンボル左端に設けられ
ている開始パターンの有無を照合する開始パターン照合
手段と、前記イメージメモリに格納された各走査ライン
毎に前記シンボル右端に設けられている停止パターンの
有無を照合する停止パターン照合手段と、前記開始パタ
ーン照合手段及び停止パターン照合手段のいずれにおい
ても開始、停止の両パターンが無い場合にシンボルの走
査ラインに対する傾きを検出するとともに前記イメージ
メモリ上で該シンボル画像データを任意角度ずつ回転さ
せる回転処理手段と、前記開始パターン及び停止パター
ンのうち照合により先に検出された一方のパターン側か
ら読むシンボルのTシーケンスを各走査ライン毎に生成
し且つそのTシーケンスの生成中に他方のパターンが検
出された時点で該他方のパターン側から読むシンボルの
Tシーケンスを各走査ライン毎に生成するTシーケンス
生成バッファと、前記左右のTシーケンスが混在する走
査ラインのデータをデコード処理するデコード処理手段
とを具備することを特徴とする二次元コードの読取装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200806A JPH0950481A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二次元コードの読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7200806A JPH0950481A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二次元コードの読取装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0950481A true JPH0950481A (ja) | 1997-02-18 |
Family
ID=16430510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7200806A Pending JPH0950481A (ja) | 1995-08-07 | 1995-08-07 | 二次元コードの読取装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0950481A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005086120A1 (ja) | 2004-03-09 | 2005-09-15 | Navitime Japan Co., Ltd. | 地図表示機能を有する携帯端末、地図表示システムおよび情報配信サーバならびにプログラム |
JP2009104164A (ja) * | 2009-01-06 | 2009-05-14 | Navitime Japan Co Ltd | 二次元コード記録体の設置方法 |
JP2017062593A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 東芝テック株式会社 | 媒体処理装置 |
-
1995
- 1995-08-07 JP JP7200806A patent/JPH0950481A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005086120A1 (ja) | 2004-03-09 | 2005-09-15 | Navitime Japan Co., Ltd. | 地図表示機能を有する携帯端末、地図表示システムおよび情報配信サーバならびにプログラム |
JP2005257738A (ja) * | 2004-03-09 | 2005-09-22 | Navitime Japan Co Ltd | 地図表示機能を有する携帯端末、地図表示システムおよび情報配信サーバならびにプログラム |
JP2009104164A (ja) * | 2009-01-06 | 2009-05-14 | Navitime Japan Co Ltd | 二次元コード記録体の設置方法 |
JP2017062593A (ja) * | 2015-09-24 | 2017-03-30 | 東芝テック株式会社 | 媒体処理装置 |
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