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JPH0950170A - 帯電装置 - Google Patents

帯電装置

Info

Publication number
JPH0950170A
JPH0950170A JP7265463A JP26546395A JPH0950170A JP H0950170 A JPH0950170 A JP H0950170A JP 7265463 A JP7265463 A JP 7265463A JP 26546395 A JP26546395 A JP 26546395A JP H0950170 A JPH0950170 A JP H0950170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
charging
component
peak
charged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7265463A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichiro Maehashi
洋一郎 前橋
Hiroshi Sasame
裕志 笹目
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7265463A priority Critical patent/JPH0950170A/ja
Priority to DE69522404T priority patent/DE69522404T2/de
Priority to EP95307390A priority patent/EP0708380B1/en
Priority to US08/543,872 priority patent/US5649268A/en
Publication of JPH0950170A publication Critical patent/JPH0950170A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0208Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus
    • G03G15/0216Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices by contact, friction or induction, e.g. liquid charging apparatus by bringing a charging member into contact with the member to be charged, e.g. roller, brush chargers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電部材に印加する電圧をDC電圧からDC
電圧とAC電圧の重畳電圧に切り換えるとき、感光体の
電位ムラを防止する。 【解決手段】 感光体に接触する帯電部材に印加される
電圧をDC電圧からDC電圧とAC電圧との重畳電圧に
切り換えるときDC電圧を減少させるとともにAC電圧
のピーク間電圧を増加させる期間を備え、ピーク間電圧
の増加途中でピーク間電圧は、感光体の帯電開始電圧の
2倍より小さい第1の電圧から感光体の帯電開始電圧の
2倍以上の第2の電圧にされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、レーザビ
ームプリンタ等に装着された像担持体のような被帯電体
を帯電する帯電装置に関する。
【0002】
【背景の技術】複写機、レーザビームプリンタ等の画像
形成装置において、電子写真方式の感光体(像担持体)
表面を帯電する帯電装置として、帯電時のオゾンの発生
の少ない接触帯電装置が知られている(例えば、特開昭
63−149668号公報、特開昭63−149669
号公報)。
【0003】これらの接触帯電装置に使用されている帯
電部材としての帯電ローラは、中心に金属製の芯金を有
し、この芯金上に導電性の弾性層を設け、この弾性層の
表面にさらにカーボンを分散させたウレタンゴム層を設
けて構成している。そして、芯金の両端を付勢部材によ
って押し付けて、ウレタンゴム層を適度な押圧力で感光
体表面に当接させている。帯電時には、例えば、芯金
に、−700Vの直流電圧と周波数が1000Hzでピ
ーク間電圧VPPが1800Vの交流電圧とを重畳した重
畳電圧を印加することによって、ウレタンゴム層を介し
て感光体表面をほぼ−700Vの均一な電位に帯電して
いる。ここで帯電均一性のためにピーク間電圧は、被帯
電体である感光体の帯電開始電圧の2倍以上に設定され
ることにより帯電部材に印加される直流電圧値と感光体
の表面電位はほぼ一致する。
【0004】上述の帯電ローラを使用した接触帯電方式
の帯電装置は、非接触帯電を代表するコロナ帯電器に比
べて、オゾンの発生が少ないという長所を有する反面、
感光体上の傷やトナー融着の発生か多く、さらに感光体
が早く削れ、故に、感光体の寿命を短くしてしまうとい
う欠点を有する。これらの欠点は、感光体表面の帯電の
均一性を高めるために重畳する交流電圧によって生じる
放電が主な原因である。
【0005】上述の欠点を回避するために、直流電圧の
みでも感光体の帯電(DC帯電)は行える。DC帯電
で、感光体表面の目標電位V0 を得るためには、感光体
の帯電開始電圧V1 に目標電位V0 を加えた電位(V0
+V1 )を帯電部材に印加することになる。
【0006】しかし、直流電圧のみの帯電では、感光体
表面の電位に均一性が得られず、所々に生じる帯電不良
により、画像ムラが現れてしまう。
【0007】そこで、帯電の均一性がそれほど要求され
ない前回転時の帯電や、感光体上の紙間(転写材間)等
の非画像形成領域へはDC帯電を行い、画像形成領域へ
はAC帯電を行うことにより前述の欠点を補うのが良
い。すなわち、感光体に対する帯電にDC帯電とAC帯
電を適宜に切り換えることにより、帯電の均一性を得る
と同時に、感光体の汚染や削れを最小限に抑え、その結
果、感光体を長寿命化し、ランニングコストの低い画像
形成装置が提供可能になる。
【0008】DC帯電(帯電部材にDC電圧のみを印
加)からAC帯電(帯電部材にDC電圧とAC電圧との
重畳電圧を印加)に切り換えるとき、切り換え前後にお
ける感光体の電位差を大きくしないように帯電部材に対
してあらかじめ印加されるDC電圧を徐々に下げると共
にDC電圧に重畳するAC電圧のピーク間電圧を徐々に
上げることが好ましい。このような電圧切り換えの例は
特開昭63−208876号公報に記載されている(図
16(a)参照)。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
63−208876号公報に示す電圧切り換えを行った
場合、以下に示すような問題が生じることがあった。
【0010】即ち、例えば帯電開始電圧が550Vの有
機感光体を用いた場合、DC電圧を徐々に下げるととも
にピーク間電圧を徐々に上げる過程で感光体の電位が下
がり過ぎ、電位ムラが生じ易かった。
【0011】図6(a),(b)を用いて詳しく説明す
る。
【0012】図6(b)は、帯電部材に特開昭63−2
08876号公報に示す図6(a)のバイアス波形を印
加した時の、感光体の表面電位を表す。
【0013】図6(b)中、感光体の表面電位は、時間
1 の間−650Vを保ち、時間t2 の間に、−650
Vから−250Vまで減少する。時間t2 の間、印加バ
イアスのAC成分は立ち上げを開始しているが、ピーク
間電圧が放電開始電圧の2倍(550V×2=1100
V)まで達しておらず、実質的にDC帯電が行われてい
る。したがって、感光体の表面電位はDC成分の減少と
ともに下がっていく。時間t2 以降は、AC成分のピー
ク間電圧が1100V以上になるのでAC帯電が開始さ
れ、感光体の表面電位は印加される直流成分と等しい−
800Vになる。
【0014】つまり、図6(a)のバイアス波形を用い
た場合、感光体の表面電位は一時的に約−250Vまで
下がってしまい、この電位ムラが画像に現れてしまって
いた。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑み、本発
明は、被帯電体を帯電するために被帯電体に接触し、電
圧が印加される帯電部材を有する帯電装置において、前
記電圧をDC成分からDC成分と振動成分との重畳成分
に切り換えるとき前記DC成分を減少させるとともに前
記振動成分のピーク間電圧を増加させる期間を備え、前
記ピーク間電圧の増加の途中で前記ピーク間電圧は、前
記被帯電体の帯電開始電圧の2倍より小さい第1の電圧
から前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上の第2の電
圧にされることを特徴とする帯電装置である。
【0016】また、本発明は、被帯電体を帯電するため
に被帯電体に接触し、電圧が印加される帯電部材を有す
る帯電装置において、前記電圧をDC成分と振動成分と
の重畳成分からDC成分に切り換えるとき前記振動成分
のピーク間電圧を減少させるとともに前記DC成分を増
加させる期間を備え、前記ピーク間電圧の減少の途中で
前記ピーク間電圧は、前記被帯電体の帯電開始電圧の2
倍以上の第1の電圧から前記被帯電体の帯電開始電圧の
2倍より小さい第2の電圧にされることを特徴とする帯
電装置である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って、本発明の実
施形態について説明する。
【0018】〈実施形態1〉図1は、本発明に係る画像
形成装置の概略構成を示す模式図である。なお、本実施
形態の画像形成装置は、レーザビームプリンタであり、
感光ドラム1、帯電部材2、現像装置3、クリーニング
装置4等をカートリッジ容器に一体的に組み込んで構成
したプロセスカートリッジPを、画像形成装置の装置本
体に対して着脱自在に装着して使用する。プロセスカー
トリッジPは、ドラム1と、帯電部材2、現像装置3、
クリーニング装置4のうちの少なくとも1つと、を備え
ていれば良い。
【0019】感光ドラム1は、ドラム状のアルミ基体の
表面に、有機感光体(OPC)またはA−Si、Cd
S、Se、等の光導電体を塗布して構成され、不図示の
駆動手段によって矢印R1方向の回転駆動される。本実
施例で感光体はOPCを用い、感光ドラム1表面は、後
述の接触帯電装置の一部を構成する帯電ローラ(帯電部
材)2によって負の所定の電位に均一に帯電された後、
画像情報に基づいて露光手段(不図示)から発光された
レーザ光8による照射を受け、静電潜像が形成される。
この静電潜像は、反転現像方式の現像装置3の現像ロー
ラ3aによって負帯電トナーが付着され、トナー像とし
て可視化される。感光ドラム1上のトナー像は、転写帯
電器5によって、不図示の給搬送装置から搬送されてき
た転写材7に転写される。トナー像の転写後の転写材7
は、定着装置6に搬送され、ここで表面のトナー像が過
熱加圧されて溶融固着(定着)される。トナー像定着後
の転写材7は、装置本体外部に排出される。一方、トナ
ー像、転写後の感光ドラム1は、表面の転写残トナーが
クリーニング装置4のクリーニングブレード4aによっ
て除去され、次の画像形成に供される。
【0020】図2に接触帯電装置の拡大縦断面を示す。
同図に示す接触帯電装置は、感光ドラム1表面に接触さ
せる帯電部材として帯電ローラ2を備えている。帯電ロ
ーラ2は、感光ドラム1の軸に平行に配置した金属製の
芯金21と、芯金21を囲繞する導電性の弾性層22
と、弾性層22の表面を被覆する表面層23によって構
成されている。表面層23は、カーボンを分散させるこ
とによって抵抗値が調整されたウレタンゴム層によって
構成されている。
【0021】芯金21には、電源24が接続されてい
る。電源24は、直流電圧源25及び交番電圧源26を
有し、芯金21に対して、直流電圧、または直流電圧に
交流電圧(交番電圧)を重畳させた重畳電圧を印加す
る。これらの電圧値、印加タイミング等は、制御装置2
7によって適宜に制御される。
【0022】図7に画像形成装置のタイミングチャート
を示す。
【0023】まず、最初にプリンタの外部から画像形成
開始信号が入力され、感光ドラムの前回転を開始し、そ
の直後から帯電ローラによって感光体に帯電を行い、表
面電位の立上げを開始する。通常、感光体の表面電位を
所定の値(目標電圧−700V)まで立上げるには、感
光ドラム2回転以上(好ましくは3回転)の帯電が必要
になる。しかしここでAC帯電を行っているのは、帯電
の均一性を必要とする画像形成の直前(ドラム1回転
分)の帯電だけであり、それ以前の帯電は電位をある程
度上げておくだけでよく帯電の均一性は必要としない。
そこでドラム前回転時の帯電は、帯電均一性が不十分で
もまずDC帯電により感光体の電位をある程度上げてお
き、最後の1周分AC帯電を行うことにより帯電を均一
にする。
【0024】画像形成時は帯電に均一性が必要なので、
AC帯電を行う。画像形成時とは、画像形成領域となる
ことになっている領域をあらかじめ帯電位置で帯電する
期間である。AC帯電が行われた感光体の領域の一部
は、VIDEO信号がONされることによって画像情報
に応じたレーザ光が照射される。
【0025】次に画像形成後の紙間では引き続きDC帯
電を継続して電位を保つ。理由は、紙間で一端、電位を
0Vに下げてしまうと、再度、感光体の電位を0Vから
立上げ直す必要があり、ドラム回転と帯電をよけいに要
してしまうからである。また、この間も前回転時と同様
にAC帯電が必要なのは、画像形成の一周前だけであ
り、それ以外はDC帯電を行う。紙間とは、ある転写材
の後端と次の転写材の先端との間となることになってい
る領域があらかじめ帯電位置にある期間である。
【0026】最後に、紙搬送回転としての後回転時であ
るが、この間も継続して帯電は行う。なぜならば、この
間は外部から新たにプリント命令を受ける可能性があ
り、この場合でも即座に電位が立上がるようにするため
である。そして、この間も帯電の均一性は必要ないので
DC帯電を行う。また、ドラム後回転を終了する前に
は、ドラム一周分以上AC電圧のみにより除電を行う。
この除電は、ドラムの摩擦帯電を含む総ての帯電電位を
0Vに下げるために行う。
【0027】以上のように、感光体に対する帯電に最大
限DC帯電を利用することにより、画像形成部では帯電
の均一性を得ると同時に、非画像部では感光体の汚染や
削れを最小限に抑えることが可能になる。従来、DC帯
電を行わずにAC帯電のみを行うと感光体の汚染や削れ
が問題となることがあった。
【0028】また、レーザプリンタ、デジタル複写機等
の、非帯電部にトナーを現像するいわゆる反転現像方式
の画像形成装置では、紙間、前後回転時の間に帯電を行
わないと、非画像領域に現像がされてしまうので、画像
領域、非画像領域にかかわらず常に帯電を行うのが好ま
しい。つまり、AC帯電とDC帯電の切り換えは、反転
現像方式の画像形成装置において特に有効な手段であ
る。
【0029】図3に、制御装置27によって、帯電ロー
ラ2に印加する電圧を制御し、これによりDC帯電から
AC帯電に切り換える際の感光ドラムの表面電位が下が
りすぎることを防止した例を示す。ここでDC帯電と
は、帯電部材にDC電圧のみを印加する場合か、DC電
圧とAC電圧とを重畳した電圧の波形を印加し、かつこ
の電圧のピーク間電圧が感光体の帯電開始電圧の2倍よ
り小さい場合である。また、AC帯電とは、帯電部材に
DC電圧とAC電圧との重畳した電圧の波形を印加し、
かつこの電圧のピーク間電圧が感光体の帯電開始電圧の
2倍以上の場合である。
【0030】なお、帯電開始電圧(放電開始電圧)と
は、被帯電体に帯電部材を接触させて帯電部材にDC電
圧を印加するとき被帯電体の帯電が開始するときの印加
DC電圧値である。
【0031】本実施例においては、被帯電体としての感
光体は、負帯電極性の有機光導電層を有し、この感光体
の帯電開始電圧は、550Vである。
【0032】図3中、印加電圧の直流成分は、0〜25
msの間は、DC帯電を行っているバイアスを示し、V
2=1250Vの定電圧である。直流成分の立ち下げは
25msより開始し、V2=−1250VからV0(目
標電圧)=−700Vまで100msで(同図中125
msまで)変化する。125ms以降は、AC帯電時の
目標電位V0(=−700V)の定電圧を保つ。一方で
印加電圧の交流成分(振動成分)は、図中25msより
立ち上げを開始し、その後85msの間に(図中110
msまで)増加を続けピーク間電圧1800Vに達す
る。その後(図中110ms以降)は、ピーク間電圧1
800Vを維持する。前記交流成分の立ち上がり時にお
ける増加率は、従来のバイアス波形(図6)と比較して
大きく定められている。故に、交流成分のピーク間電圧
は立ち上げ開始より50ms後(図中75ms時)にA
C帯電開始する電圧1100Vまで(帯電開始電圧55
0Vの2倍)達し、AC帯電を開始する。また、この時
点でDC成分は減少の途中にある。
【0033】上述のバイアス波形を用いて感光ドラムの
帯電を行った時の感光ドラム上の表面電位は、図3
(b)に示すとおりである。図3(b)中、表面電位の
最小値は−425Vであり、従来と比較して表面電位の
減少が少なくなる。
【0034】また、本実施例では、DC成分の減少の中
間時(図3(a)中75ms)よりAC帯電が開始され
ている。この波形を用いると感光ドラムの表面電位は最
小値(図3(b)中Aの電位)と最大値(図3(b)中
Bの電位)との中心値が感光体の目標帯電電位(=−7
00V)にほぼ等しくなっている。本出願人の検討によ
れば上述の条件で、電位ムラを起因すると画像ムラは最
小なった。
【0035】以上は、DC帯電からAC帯電への切り換
え時にバイアスのDC成分を減少させるとともにAC成
分のピーク間電圧を増加させ、更にAC成分のピーク間
電圧をDC成分の減少期間内に被帯電体の帯電開始電圧
の2倍以上に増加するようにAC成分の増加率を定める
ことにより、表面電位の減少を少なくする方法について
説明した。
【0036】また、同様に、反対のAC帯電からDC帯
電への切り換え時には、バイアスのDC成分を増加させ
るとともにAC成分のピーク間電圧を減少させ、更にA
C成分のピーク間電圧をDC成分の増加期間内に被帯電
体の帯電開始電圧の2倍以下に減少させることにより、
表面電位の減少を少なくできる。
【0037】(実施形態2)DC帯電とAC帯電とを切
り換えるときの第2の実施形態を示す。本実施形態にお
いて装置の構成、動作、については、実施形態1と同じ
であるので説明を省略する。
【0038】図4には本実施形態における、DC帯電か
らAC帯電に切り換える際の帯電ローラへの印加バイア
ス波形を示す。本実施形態ではDC電圧の立ち下げ開始
後、遅延時間Tを設けた後にAC成分の立ち上げを開始
している。AC成分の増加率に応じた遅延時間をTを設
けることによって、DC帯電からAC帯電に切り換わる
時間を調整でき、その結果、感光ドラムの表面電位ムラ
を最小に抑えることが可能になる。
【0039】図中、印加電圧の直流成分は、0〜25m
sの間は、DC帯電を行っているバイアスを示し、V2
=−1250Vの定電圧である。直流成分の立ち下げは
25msより開始し、V2=−1250VからV0(目
標電圧)=−700Vまで100msで(同図中125
msまで)変化する。125ms以降は、AC帯電時の
目標電位V0(=−700V)の定電圧を保つ。一方で
印加電圧の交流成分(振動成分)は、直流成分の立ち下
げ開始より遅延時間T1(=40ms)後より立ち上げ
を開始する(図中65msより)。その後25msの間
に(図中95msまで)増加を続けピーク間電圧が18
00Vに達する。その後(図中95ms以降)は、ピー
ク間電圧1800Vを維持する。尚、交流成分のピーク
間電圧は立ち上げ開始より10ms後(図中75ms
時)にAC帯電開始する電圧1100Vまで(帯電開始
電圧550Vの2倍)達し、AC帯電を開始する。ま
た、この時点でDC成分は減少の途中にある。
【0040】上述のバイアス波形を用いて感光ドラムの
帯電を行った時の感光ドラム上の表面電位は図4(b)
に示すとおりである。図4(b)中、表面電位の最小値
は−425Vであり、従来と比較して表面電位の減少が
少なくなる。
【0041】また、本実施例では、DC成分の減少の中
間時(図4(a)中75ms)よりAC帯電が開始され
ている。この波形を用いると感光ドラムの表面電位は最
小値(図4(b)中Aの電位)と最大値(図4(b)中
Bの電位)との中心値が感光体の目標帯電電位(=−7
00V)に等しくなっている。本出願人の検討によれば
上述の条件で、電位ムラを起因とする画像ムラは最小に
なった。
【0042】尚、本実施例を適用した場合の画像形成の
タイミングチャートは、図5に示す通りである。
【0043】以上は、DC帯電からAC帯電への切り換
え時に、DC帯電の立ち下げ開始後、AC成分の増加率
に応じた遅延時間Tを設けた後にAC成分の立ち上げを
開始し、更にAC成分のピーク間電圧をDC成分の減少
期間内に被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上に増加させ
ることにより、表面電位の減少を少なくする方法につい
て説明した。
【0044】また同様に、反対のAC帯電からDC帯電
への切り換え時には、バイアスのDC成分の増加開始よ
り遅延時間Tを設けたのちAC成分のピーク間電圧を減
少させ、更にAC成分のピーク間電圧をDC成分の増加
期間内に被帯電体の帯電開始電圧の2倍以下に減少させ
ることにより、表面電位の減少を少なくできる。
【0045】また、実施形態1、2においてDC帯電か
らAC帯電への切り換え、またその逆の切り換え時にお
いて帯電部材に印加される電圧がリーク限界電圧(感光
体の耐電圧)を越えることを防止し、これにより感光体
や帯電部材の損傷を防止するとともに、装置本体の電子
回路の暴走を回避することかできる。
【0046】以上説明したように、DC帯電からAC帯
電への切り換え時のAC成分の増加率を調整するか、あ
るいはDC成分の減少開始後にAC成分の増加率に応じ
た遅延時間Tを設けた後にAC成分の立ち上げを開始す
ることによって、AC成分のピーク間電圧はDC成分の
減少期間内に被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上に増加
し、表面電位ムラが少なくなる。
【0047】なお図3(a)、図4(a)においてAC
電圧は正弦波を用いたが、これに限らず三角波、矩形波
を用いても良い。また、図3(a)、図4(a)の正弦
波の代わりに矩形波を用いた場合、必ずしもAC電源を
用いずにDC電源のみを用いるようにしても良い。即
ち、AC電圧とDC電圧とを重畳した電圧波形を形成す
るためにDC電源のみを用いても良い。
【0048】また帯電部材は、ブレード形状、パット形
状のものを用いても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
DC成分と、DC成分と振動成分との重畳成分と、の切
り換えを行うとき被帯電体の電位ムラを防止することが
できる。また、本発明によれば、前記切り換えを行うと
きに被帯電体の絶縁破壊が発生することも防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の帯電装置を用いた画像形成装置の一例
の概略断面図。
【図2】帯電装置の拡大図。
【図3】実施形態1におけるDC帯電からAC帯電への
切り換え時の、電圧波形と表面電位を示すグラフ。
【図4】実施形態2におけるDC帯電からAC帯電への
切り換え時の、電圧波形と表面電位を示すグラフ。
【図5】実施形態2のタイミングチャート。
【図6】従来例の電圧波形と表面電位を示すグラフ。
【図7】実施形態1のタイミングチャート。
【符号の説明】
1 被帯電体(感光ドラム) 2 帯電部材 25 直流電圧源 26 交流電圧源 27 制御装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被帯電体を帯電するために被帯電体に接
    触し、電圧が印加される帯電部材を有する帯電装置にお
    いて、 前記電圧をDC成分からDC成分と振動成分との重畳成
    分に切り換えるとき前記DC成分を減少させるとともに
    前記振動成分のピーク間電圧を増加させる期間を備え、
    前記ピーク間電圧の増加の途中で前記ピーク間電圧は、
    前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍より小さい第1の電
    圧から前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上の第2の
    電圧にされることを特徴とする帯電装置。
  2. 【請求項2】 前記DC成分の減少開始後所定時間が経
    過してから前記振動成分の増加が開始されることを特徴
    とする請求項1の帯電装置。
  3. 【請求項3】 前記帯電部材は、ローラ形状であること
    を特徴とする請求項1又は2の帯電装置。
  4. 【請求項4】 前記被帯電体は、像を担持する像担持体
    であり、前記像担持体の画像領域となることになる第1
    領域に対して前記電圧は、前記振動成分であり、前記第
    1領域よりも前の第2領域に対して前記電圧は、前記D
    C成分であることを特徴とする請求項1乃至3の帯電装
    置。
  5. 【請求項5】 前記被帯電体は、電子写真感光体である
    ことを特徴とする請求項4の帯電装置。
  6. 【請求項6】 被帯電体を帯電するために被帯電体に接
    触し、電圧が印加される帯電部材を有する帯電装置にお
    いて、 前記電圧をDC成分と振動成分との重畳成分からDC成
    分に切り換えるとき前記振動成分のピーク間電圧を減少
    させるとともに前記DC成分を増加させる期間を備え、
    前記ピーク間電圧の減少の途中で前記ピーク間電圧は、
    前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍以上の第1の電圧か
    ら前記被帯電体の帯電開始電圧の2倍より小さい第2の
    電圧にされることを特徴とする帯電装置。
  7. 【請求項7】 前記DC成分の増加開始後所定時間が経
    過してから前記振動成分の減少が開始されることを特徴
    とする請求項6の帯電装置。
  8. 【請求項8】 前記帯電部材は、ローラ形状であること
    を特徴とする請求項6又は7の帯電装置。
  9. 【請求項9】 前記被帯電体は、像を担持する像担持体
    であり、前記像担持体の画像領域となることになる第1
    領域に対して前記電圧は、前記振動成分であり、前記第
    1領域より後の第2領域に対して前記電圧は、前記DC
    成分であることを特徴とする請求項6乃至8の帯電装
    置。
  10. 【請求項10】 前記被帯電体は、電子写真感光体であ
    ることを特徴とする請求項9の帯電装置。
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