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JPH0945793A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

Info

Publication number
JPH0945793A
JPH0945793A JP21119495A JP21119495A JPH0945793A JP H0945793 A JPH0945793 A JP H0945793A JP 21119495 A JP21119495 A JP 21119495A JP 21119495 A JP21119495 A JP 21119495A JP H0945793 A JPH0945793 A JP H0945793A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
region
film transistors
group
series
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21119495A
Other languages
English (en)
Inventor
Shunpei Yamazaki
舜平 山崎
Jun Koyama
潤 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Original Assignee
Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd filed Critical Semiconductor Energy Laboratory Co Ltd
Priority to JP21119495A priority Critical patent/JPH0945793A/ja
Publication of JPH0945793A publication Critical patent/JPH0945793A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アクティブマトリクス型の液晶表示装置にお
いて、周辺回路を高速動作可能な回路とする。 【構成】 画素回路と周辺回路とが集積化されたアクテ
ィブマトリクス型の液晶表示装置において、周辺回路を
Pチャネル型とNチャネル型とをそれぞれ複数個直列に
したCMOS構造とする。こような構成とすることで、
周辺回路の耐圧を高くすることができ、高速動作を行わ
すことができる。また同一の不純物領域に一方の薄膜ト
ランジスタのドレイン領域と他方の薄膜トランジスタの
ソース領域とを形成することで、信頼性の高い直列接続
を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本明細書で開示する発明は、薄膜
トランジスタを利用した集積回路に関する。特に薄膜ト
ランジスタを用いたアクティブマトリクス型の液晶表示
装置に利用される構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりガラス基板上に薄膜トランジス
タを集積化したアクティブマトリクス型の液晶表示装置
が知られている。このアクティブマトリクス型の液晶表
示装置は、マトリクス状に配置された画素領域の画素
(数百×数百以上の数で配置されている)の一つ一つに
配置された一つ以上の薄膜トランジスタと、この画素領
域に配置された薄膜トランジスタを駆動するための周辺
回路を構成するための薄膜トランジスタとを同一ガラス
基板上または同一石英基板上に集積化した構成を有して
いる。
【0003】このような構成においては、リアリティー
のよい高速動作を行わせるために周辺回路にはできるだ
け高い駆動電圧を加えることが要求される。しかし一方
で得られる薄膜トランジスタの耐圧があまり高くないの
で、駆動電圧を高くすることには限界がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本明細書で開示する発
明は、アクティブマトリクス型の液晶表示装置におい
て、高い駆動電圧で駆動できる周辺回路構成を提供する
ことを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本明細書で開示する発明
の一つは、同一の島状半導体層を用いてPチャネル型の
薄膜トランジスタが複数直列に接続された構成と、同一
の島状半導体層を用いてNチャネル型の薄膜トランジス
タが複数直列に接続された構成と、を有し、前記複数直
列接続された構成の出力同士を接続し相補型の構成を有
していることを特徴とする。
【0006】本明細書で開示する他の発明の構成は、一
方の群を構成する複数直列に接続されたPチャネル型の
薄膜トランジスタと、他方の群を構成する複数直列に接
続されたNチャネル型の薄膜トランジスタと、を有し、
前記一方の群の出力と前記他方の群の出力とは接続され
て相補型に構成され、前記直列接続は、隣合う一方の薄
膜トランジスタのソース領域と隣合う他方の薄膜トラン
ジスタのドレイン領域とが直接接していることを特徴と
する。
【0007】本明細書で開示する他の発明の構成は、一
方の群を構成する複数直列に接続されたPチャネル型の
薄膜トランジスタと、他方の群を構成する複数直列に接
続されたNチャネル型の薄膜トランジスタと、を有し、
前記一方の群の出力と前記他方の群の出力とが接続され
相補型に構成され、前記直列接続は、隣合う一方の薄膜
トランジスタのソース領域と隣合う他方の薄膜トランジ
スタのドレイン領域とが同一の不純物領域内に形成され
ていることでなされていることを特徴とする。
【0008】また本明細書で開示する発明は、上記それ
ぞれの発明において、薄膜トランジスタの活性層が結晶
性珪素膜で構成されており、この結晶性珪素膜中に珪素
の結晶化を助長する金属元素が1×1015原子cm-3
5×1019原子cm-3の濃度で含まれていることを特徴
とする。
【0009】上記の金属元素としては、Fe、Co、N
i、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、Cu、Au
から選ばれた一種または複数種類の元素が用いることが
好ましい。特にNI元素を用いることが、その効果や再
現性の点から好ましい。
【0010】また本明細書で開示する発明において、N
チャネル型の薄膜トランジスタの少なくとも一つのドレ
イン領域とチャネル形成領域との間に低濃度不純物領域
を形成することは有効である。この低濃度不純物領域
は、N型を付与する不純物の濃度が前記ドレイン領域に
おけるN型を付与する不純物の濃度に比較して2桁程度
低いものとして構成される。
【0011】またNチャネル型の薄膜トランジスタの少
なくとも一つにおいて、ドレイン領域とチャネル形成領
域との間にオフセットゲイト領域を形成してもよい。
【0012】また上記の低濃度不純物領域とオフセット
ゲイト領域を併用して配置してもよい。
【0013】
【作用】図3(B)に示すようにアクテクブマトリクス
型の液晶表示装置の周辺回路を構成する相補型の構成に
おいて、Nチャネル型の薄膜トランジスタとPチャネル
型の薄膜トランジスタとをそれぞれ直列接続した構造と
し、しかもその接続を131や143で示されるように
同一の活性層内において直接行うことで、 (1)耐圧を高めることができ、リアリティーの高い高
速動作を行わすことができる。 (2)金属配線による接触不良や接触抵抗の経時変化と
いった問題を回避することができる。
【0014】また、配線が特に増えるわけではないの
で、生産歩留りを低下させることのない構成とすること
ができる。
【0015】また、直列に接続された薄膜トランジスタ
の一つは不良になっても通常はそこがショートしてしま
うのみであるので、回路全体の動作を行わすことができ
る。
【0016】また、とすることで、元々が動作速度の大
きいNチャネル型の薄膜トランジスタの動作速度を低下
させ、Pチャネル型の薄膜トランジスタの動作速度と合
わせることができる。そして、相補型の構成を最大限に
生かすことができる。また、Nチャネル型の薄膜トラン
ジスタに特有なホットキャリア効果を抑制することがで
き、装置全体の信頼性を高めることができる。
【0017】
【実施例】
〔実施例1〕図4に本実施例で示す構成が利用されるア
クティブマトリクス型の液晶表示装置の概略の構成を示
す。図4には、ガラス基板上に集積化されたマトリクス
状に配置された4つの画素領域と、この画素領域に配置
された薄膜トランジスタを駆動するためのアナログバッ
ファー回路(周辺回路に配置される)401と402と
が示されている。
【0018】図4に示す構成においては、アナログバッ
ファー回路の耐圧を高めるために、Pチャネル型の薄膜
トランジスタとNチャネル型の薄膜トランジスタとをそ
れぞれ2つ直列に接続し、相補型の回路を構成してい
る。
【0019】図1〜図3に図4に示す回路の一部の作製
工程を示す。図1〜図3に示されているのは、図4のア
ナログバッファー回路と一つの画素領域において画素電
極に接続される薄膜トランジスタ回路とを同一のガラス
基板上に集積化して作製する工程である。なお以下にお
いては、アナログバッファー回路を周辺回路と称するこ
ととする。また画素に配置される薄膜トランジスタ回路
の部分を画素回路と称することとする。
【0020】まずガラス基板101上に下地膜として酸
化珪素膜102を3000Åの厚さにプラズマCVD法
で成膜する。次に非晶質珪素膜103をプラズマCVD
法または減圧熱CVD法で500Åの厚さに成膜する。
(図1(A))
【0021】次にレーザー光の照射によって非晶質珪素
膜103を結晶化させる。この結晶化の方法は、加熱に
よる方法、光の照射による方法、ニッケル等の珪素の結
晶化を助長する金属元素を利用して加熱によって結晶化
させる方法等の手段を利用することができる。
【0022】本実施例例では所定の濃度に調整したニッ
ケル酢酸塩溶液を用いてニッケル元素の非晶質珪素膜へ
の導入を行う。まず所定の濃度にニッケル濃度を調整し
たニッケル酢酸塩溶液を非晶質珪素膜上に塗布し、スピ
ンコーターによって余分な溶液を吹き飛ばす。そして、
非晶質珪素膜の表面に均一にニッケル元素が接して保持
された状態を得る。
【0023】この方法は、ニッケル元素を均一に層状に
非晶質軽膜の表面に接して保持させることができるとい
う有用性がある。またその濃度調整を容易に行うことが
できるので、最終的に珪素膜中に残留するニッケル元素
(または珪素の結晶化を助長する金属元素)の濃度を制
御することが容易であるという特徴を有する。
【0024】ニッケル酢酸塩溶液を用いて非晶質珪素膜
の表面にニッケル元素を接して保持させた状態を得た
ら、550℃、4時間の加熱処理を行うことにより、非
晶質珪素膜を結晶化させる。こうして結晶性珪素膜を得
る。
【0025】次にパターニングを施すことにより、周辺
回路を構成する薄膜トランジスタ(図ではTFTと略記
する)の活性層104、105を形成する。また同時に
画素回路に配置される薄膜トランジスタの活性層106
を形成する。(図1(B))
【0026】さらにゲイト絶縁膜となる酸化珪素膜10
7を1000Åの厚さにプラズマCVD法で成膜する。
(図1(B))
【0027】次にゲイト電極を形成するためのアルミニ
ウム膜108を5000Åの厚さにスパッタ法または電
子ビーム蒸着法で成膜する。このアルミニウム中には、
スカンジウムを0.2wt 重量%の割合で含有させる。次に
陽極酸化方法を用いて緻密な陽極酸化膜(図示せず)を
200Å程度の厚さに成膜する。(図1(C))
【0028】この緻密な陽極酸化膜の形成方法は、3〜
10%の酒石酸を含んだPH≒7のエチレングルコール
溶液を電解溶液として用いて行う。この方法において
は、印加電圧によって陽極酸化膜の膜厚を制御すること
ができる。
【0029】またこの緻密な陽極酸化膜の代わりにオゾ
ン水(またはオゾン水を含む溶液)による洗浄を行い、
アルミニウム膜の表面に酸化膜を形成するのでもよい。
ただしこの酸化膜は緻密なバリア効果の高いものである
ことが必要とされる。
【0030】この陽極酸化膜は、ゲイト電極のパターニ
ングの際に配置されるレジストマスクの密着性を高める
ために利用される。
【0031】次に図1(D)に示すようにレジストマス
ク109を配置し、アルミニウム膜108をエッチング
エッチングしてゲイト電極110〜115を形成する。
(図1(D))
【0032】次に各ゲイト電極110〜115に電解溶
液中において通電して、緻密な陽極酸化膜116〜12
1を形成する。この陽極酸化膜の膜厚は500Åとす
る。こうしてその周囲が陽極酸化膜で覆われたゲイト電
極110〜115を得ることができる。(図1(E))
【0033】なお、図1(E)に示す工程において、レ
ジストマスク109を除去した後に緻密な陽極酸化膜の
形成を行うと、その露呈した上面及び側面に陽極酸化膜
を形成することができる。
【0034】これら緻密な陽極酸化膜は、後の工程にお
いて、アルミニウムの異常成長やクラックの発生が起こ
らないようにするために形成される。なおゲイト電極の
側面における陽極酸化膜を厚く形成すると、後の不純物
イオンの注入工程において、オフセットゲイト構造を形
成することができる。(図2(A))
【0035】次にレジストマスク109を取り除き図2
(A)に示す状態を得る。
【0036】次にRIE法によるエッチングを行うこと
により、露呈したゲイト絶縁膜107を除去する。この
結果、図2(B)に示すように122〜127で示され
る残存したゲイト絶縁膜を得る。なお、図1(E)のレ
ジストマスク109が配置された状態でゲイト絶縁膜1
07のエッチングを行い、その後にレジストマスクを除
去することにより、図2(B)に示す状態を得てもよ
い。
【0037】次に図2(C)に示すように周辺回路に配
置される4つの薄膜トランジスタの半分を覆うレジスト
マスク128を形成し、P(リン)イオンの注入をプラ
ズマドーピング法でもって行う。この工程において、周
辺回路を構成するNチャネル型の薄膜トランジスタのソ
ース領域129と131、ドレイン領域131と13
3、さらにチャネル形成領域130と132が自己整合
的に形成される。
【0038】ここで、左側の薄膜トランジスタのドレイ
ン領域と右側の薄膜トランジスタのソース領域とは同一
のN型領域でもって構成されている。別の見方をすれ
ば、2つの薄膜トタンジスタのドレイン領域とソース領
域とは直接接触した状態となっている。
【0039】また画素回路は、2つのNチャネル型の薄
膜トランジスタが2つ直列に接続された構成となる。即
ち、ソース領域134と136、ドレイン領域136と
138が形成され、同時にチャネル形成領域135と1
37が形成される。ここで136のN型領域は、左側の
薄膜トランジスタのドレイン領域と右側の薄膜トランジ
スタのソース領域とを兼ねた構成となっている。
【0040】この画素回路の構成は、1つの薄膜トラン
ジスタのソース/ドレイン間に加わる電圧を下げること
になるので、画素電極からのリーク電流を低減すること
ができるという顕著な効果を有する。
【0041】次にレジストマスク128を取り除き、図
2(D)に示すように新たなレジストマスク139と1
40を形成する。そしてB(ボロン)イオンの注入を行
う。この工程で、直列に接続されたPチャネル型の薄膜
トランジスタのソース領域141とドレイン領域14
3、さらにソース領域143とドレイン領域145とが
形成される。ここで、143で示されるN型の領域が右
側の薄膜トランジスタのドレイン領域と右側の薄膜トラ
ンジスタのソース領域とを兼ねている。
【0042】次にレジストマスク140を取り除き、全
体にレーザー光の照射を行う。このレーザー光の照射を
行うことで、先にPイオン及びBイオンの注入された領
域の活性化とイオンの注入によって生じた損傷をアニー
ルする。
【0043】上記レーザー光の照射によるアニール工程
の後、層間絶縁膜となる酸化珪素膜146をプラズマC
VD法によって成膜する。(図3(A))
【0044】次に画素電極を構成するITO電極152
を形成する。その後、コンタクトホールの形成を行い、
周辺回路のNチャネル型の薄膜トランジスタ(NTF
T)の一方のソース領域に接続されるソース配線14
7、他方の薄膜トランジスタのドレイン領域に接続され
るドレイン電極148を形成する。また、Pチャネル型
の薄膜トランジスタ(PTFT)の他方の薄膜トランジ
スタのソース領域に接続されるソース配線148、他方
の薄膜トランジスタのドレイン領域に接続されるドレイ
ン電極149を形成する。
【0045】こうしてPチャネル型の薄膜トランジスタ
が直列接続され、またNチャネル型の薄膜トランジスタ
が直列接続され、さらにそれの直列接続されたP及ぶN
型の薄膜トランジスタの群が電極148によって相補型
に構成されたものを得ることができる。
【0046】また画素回路においても、一方の薄膜トラ
ンジスタのソース領域に接続されるソース電極150と
他方の薄膜トランジスタのドレイン領域に接続されるド
レイン電極152が形成される。このドレイン電極15
2は画素電極152に接続される。
【0047】これらの配線は、チタン膜とアルミニウム
膜とチタン膜との3層構造を有する積層膜でもって構成
される。
【0048】こうして、直列接続されたPチャネル型の
薄膜トランジスタ(PTFT)と直列接続されたNチャ
ネル型の薄膜トランジスタ(NTFT)でもって、相補
型に構成された薄膜トランジスタ回路を構成することが
できる。(図3(B))
【0049】本実施例においては、薄膜トランジスタを
2つ直列に接続する例を示した。しかし、さらに多数個
を直列接続する構成としてもよい。また、画素回路の構
成もさらに複数個の薄膜トランジスタを直列接続する構
成としてもよい。
【0050】〔実施例2〕本実施例の概略の構成を図5
に示す。図5に示すのは、図3(B)に示す構成の変形
例である。図5に示す構成が特徴とするのは、周辺回路
を構成するNTFTに低濃度不純物領域を配置した点で
ある。
【0051】一般にPTFTとNTFTとを同一基板上
に集積化して構成すると、PTFTの動作速度はNTF
Tに比較して低いものとなってしまう。一方、NTFT
はホットキャリア効果によって劣化し易いという問題が
ある。
【0052】PTFTとNTFTの動作速度の違い、即
ち特性の違いは、相補型の構成にとって好ましいもので
はない。また、NTFTが劣化し易いという問題も、N
TFTとPTFTとが相補って動作しなければならない
構成においてはマイナス要因となる。
【0053】そこで、本実施例に示す構成においては、
503〜506で示されるような低濃度不純物領域を配
置することで、NTFTの動作速度を低下させ、またソ
ース/ドレイン間に加わる電界強度を緩和させること
で、ホットキャリア効果の発生を抑制し、上記の問題を
改善することを特徴とする。
【0054】低濃度不純物領域は、ソースまたはドレイ
ン領域よりも導電型を付与する不純物の濃度が2桁程小
さい領域である。この領域は、高抵抗領域として機能す
るので、TFTの動作速度を低下させる作用を有する。
また、ソース/チャネル間、チャネル/ドレイン間の電
界強度を緩和させるので、ホットキャリア効果を抑制す
るという作用を有する。
【0055】本実施例に示すような構成を採用すること
で、PTFTとNTFTとの特性の違いを是正すること
ができる。そして相補型に構成された回路の動作特性を
高めることができる。
【0056】〔実施例3〕本実施例の概略の構成を図6
に示す。図6に示す構成が特徴とするのは、図5に示す
構成に加えて、さらに低濃度不純物領域609〜612
を配置し、画素回路におけるOFF電流特性を改善した
点である。低濃度不純物領域は、ドレイン領域とチャネ
ル形成領域との間に加わる電界強度を緩和させる機能を
有するので、OFF動作時のリーク電流を低減できると
いう作用を有する。
【0057】画素回路においては、所定の時間において
画素電極に電荷を保持する機能が求められるので、この
ようにして出来るだけOFF電流値を下げておくこと
は、非常に有用なことなる。
【0058】なお605〜608は、周辺回路のNTF
Tに配置される低濃度不純物領域である。
【0059】
【発明の効果】アクティブマトリクス型の液晶表示装置
の周辺回路に、それぞれ直列接続されたPチャネル型と
Nチャネル型の薄膜トランジスタを相補型に接続した構
成を採用することで、高い耐圧を有し、高速動作を行わ
すことができる構成を実現できる。
【0060】また、直列接続を配線によって行うのでは
なく、共通の不純物濃度領域(ソースまたはドレイン領
域)を設けることで行うことによって、作製歩留りや生
産性を高めるとができる。また信頼性を高めることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 薄膜トランジスタ回路の作製工程を示す図。
【図2】 薄膜トランジスタ回路の作製工程を示す図。
【図3】 薄膜トランジスタ回路の作製工程を示す図。
【図4】 薄膜トランジスタ回路の概要を示す図。
【図5】 薄膜トランジスタ回路一例を示す。
【図6】 薄膜トランジスタ回路一例を示す。
【符号の説明】
101 ガラス基
板 102 下地膜
(酸化珪素膜) 103 非晶質珪
素膜 104、105、106、 結晶性珪
素膜 107 ゲイト絶
縁膜 108 アルミニ
ウム膜 109 レジスト
マスク 110、111、112、113、114 ゲイト電
極 116、117、118、119、120 緻密な陽
極酸化膜 121、 緻密な陽
極酸化膜 122、123、124、125、126 残存した
ゲイト絶縁膜 127 残存した
ゲイト絶縁膜 128、140 レジスト
マスク 129、131、133、134、136 N型を有
する領域 138 N型を有
する領域 141、143、145 P型を有
する領域 130、132、135、137、142 チャネル
形成領域 144 チャネル
形成領域 146 層間絶縁
膜 147 ソース電
極 148 ドレイン
/ソース電極 149 ドレイン
電極 150 ソース電
極 151 ドレイン
電極 152 画素電極
(ITO電極)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 H01L 29/78 614 21/336 617A 618G

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の島状半導体層を用いてPチャネル型
    の薄膜トランジスタが複数直列に接続された構成と、 同一の島状半導体層を用いてNチャネル型の薄膜トラン
    ジスタが複数直列に接続された構成と、 を有し、 前記複数直列接続された構成の出力同士を接続し相補型
    の構成を有していることを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】一方の群を構成する複数直列に接続された
    Pチャネル型の薄膜トランジスタと、 他方の群を構成する複数直列に接続されたNチャネル型
    の薄膜トランジスタと、 を有し、 前記一方の群の出力と前記他方の群の出力とは接続され
    て相補型に構成され、 前記直列接続は、隣合う一方の薄膜トランジスタのソー
    ス領域と隣合う他方の薄膜トランジスタのドレイン領域
    とが直接接していることを特徴とする半導体装置。
  3. 【請求項3】一方の群を構成する複数直列に接続された
    Pチャネル型の薄膜トランジスタと、 他方の群を構成する複数直列に接続されたNチャネル型
    の薄膜トランジスタと、 を有し、 前記一方の群の出力と前記他方の群の出力とが接続され
    相補型に構成され、 前記直列接続は、隣合う一方の薄膜トランジスタのソー
    ス領域と隣合う他方の薄膜トランジスタのドレイン領域
    とが同一の不純物領域内に形成されていることでなされ
    ていることを特徴とする半導体装置。
  4. 【請求項4】一方の群を構成する複数直列に接続された
    Pチャネル型の薄膜トランジスタと、 他方の群を構成する複数直列に接続されたNチャネル型
    の薄膜トランジスタと、 を有し、 前記一方の群の出力と前記他方の群の出力とが接続され
    相補型に構成され、 前記直列接続は、隣合う一方の薄膜トランジスタのソー
    ス領域と隣合う他方の薄膜トランジスタのドレイン領域
    とが同一の不純物領域のみを介して行われていることを
    特徴とする半導体装置。
  5. 【請求項5】請求項1乃至請求項4において、 薄膜トランジスタの活性層は結晶性珪素膜で構成されて
    おり、 前記結晶性珪素膜中には、珪素の結晶化を助長する金属
    元素が1×1015原子cm-3〜5×1019原子cm-3
    濃度で含まれていることを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】請求項5において、金属元素としてFe、
    Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Os、Ir、Pt、C
    u、Auから選ばれた一種または複数種類の元素が用い
    られていることを特徴とする半導体装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項4において、Nチャネ
    ル型の薄膜トランジスタの少なくとも一つにはドレイン
    領域とチャネル形成領域との間に低濃度不純物領域が形
    成されており、 前記低濃度不純物領域におけるN型を付与する不純物の
    濃度は、前記ドレイン領域におけるN型を付与する不純
    物の濃度に比較して低いことを特徴とする半導体装置。
  8. 【請求項8】請求項1乃至請求項4において、 Nチャネル型の薄膜トランジスタの少なくとも一つにお
    いて、ドレイン領域とチャネル形成領域との間にオフセ
    ットゲイト領域が形成されていることを特徴とする半導
    体装置。
  9. 【請求項9】請求項1乃至請求項4において、 Nチャネル型の薄膜トランジスタの少なくとも一つには
    ドレイン領域とチャネル形成領域との間に低濃度不純物
    領域とオフセットゲイト領域とが形成されており、 前記低濃度不純物領域におけるN型を付与する不純物の
    濃度は、前記ドレイン領域におけるN型を付与する不純
    物の濃度に比較して低いことを特徴とする半導体装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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