JPH0945567A - 希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法 - Google Patents
希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法Info
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- JPH0945567A JPH0945567A JP7191368A JP19136895A JPH0945567A JP H0945567 A JPH0945567 A JP H0945567A JP 7191368 A JP7191368 A JP 7191368A JP 19136895 A JP19136895 A JP 19136895A JP H0945567 A JPH0945567 A JP H0945567A
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- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、Co元素を添加することに
より耐食性及び温度係数を改善し、Co添加により狭く
なった最適熱処理温度範囲を広げるためにCu元素を添
加し量産性を向上させるとともに、焼結磁石体表面への
耐食性皮膜形成による磁気特性の低下を防止し、耐食性
皮膜と焼結磁石体との密着性を向上させた希土類−鉄−
ボロン系永久磁石の製造方法を提供することである。 【構成】 本発明は、R(RはYを含む希土類元素のう
ち1種または2種以上)が20〜45wt.%、Feが
50〜80wt.%、Coが0.1〜15wt.%、B
が0.5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下からなる
焼結磁石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活性ガス
雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400〜60
0℃の温度で熱処理する希土類−鉄−ボロン系永久磁石
の製造方法である。
より耐食性及び温度係数を改善し、Co添加により狭く
なった最適熱処理温度範囲を広げるためにCu元素を添
加し量産性を向上させるとともに、焼結磁石体表面への
耐食性皮膜形成による磁気特性の低下を防止し、耐食性
皮膜と焼結磁石体との密着性を向上させた希土類−鉄−
ボロン系永久磁石の製造方法を提供することである。 【構成】 本発明は、R(RはYを含む希土類元素のう
ち1種または2種以上)が20〜45wt.%、Feが
50〜80wt.%、Coが0.1〜15wt.%、B
が0.5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下からなる
焼結磁石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活性ガス
雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400〜60
0℃の温度で熱処理する希土類−鉄−ボロン系永久磁石
の製造方法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、希土類−鉄−ボロン系
永久磁石に耐食性皮膜を形成した後熱処理を行うことに
より、切削加工あるいは電解めっき等による磁気特性の
劣化を改善し、皮膜と磁石体との密着性をも向上させた
希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するもの
である。
永久磁石に耐食性皮膜を形成した後熱処理を行うことに
より、切削加工あるいは電解めっき等による磁気特性の
劣化を改善し、皮膜と磁石体との密着性をも向上させた
希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器や精密機器の小型、軽量
化の市場傾向に伴い、永久磁石においては従来のアルニ
コやフェライト磁石に代わり希土類磁石が多くの分野で
利用されるようになってきた。希土類永久磁石の中で
も、特に、高いエネルギー積が得られる希土類−鉄−ボ
ロン系永久磁石の需要が増加しており、従来以上に高エ
ネルギー積でかつ高保磁力が要求される傾向にある。し
かしながら、この希土類−鉄−ボロン系永久磁石はキュ
リー温度が低いために残留磁束密度の温度係数が大きく
高温減磁する欠点を有している。また、酸化しやすい希
土類元素および鉄を主成分としているために錆びやすい
という欠点も有している。この低耐食性を克服するため
に、Co、Ga、Ni、Cr等の元素を添加する方法が
種々提案されている。
化の市場傾向に伴い、永久磁石においては従来のアルニ
コやフェライト磁石に代わり希土類磁石が多くの分野で
利用されるようになってきた。希土類永久磁石の中で
も、特に、高いエネルギー積が得られる希土類−鉄−ボ
ロン系永久磁石の需要が増加しており、従来以上に高エ
ネルギー積でかつ高保磁力が要求される傾向にある。し
かしながら、この希土類−鉄−ボロン系永久磁石はキュ
リー温度が低いために残留磁束密度の温度係数が大きく
高温減磁する欠点を有している。また、酸化しやすい希
土類元素および鉄を主成分としているために錆びやすい
という欠点も有している。この低耐食性を克服するため
に、Co、Ga、Ni、Cr等の元素を添加する方法が
種々提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の元素を添加した希土類−鉄−ボロン系永久磁石であっ
ても、完全な耐食性を付与することはできない。従っ
て、耐食性皮膜を有しない希土類−鉄−ボロン系永久磁
石を電子機器等の磁気回路に組み込むと、酸化が磁石体
表面から発生し磁石体内部に進行する。その結果、磁気
特性が劣化し電子機器等の性能を低下させたり、磁石体
表面の酸化物の脱落により周辺機器への磁性体による汚
染が発生する。このような理由で、希土類−鉄−ボロン
系永久磁石体表面の酸化を防止するために、各種の表面
処理方法が提案されている。例えば、スプレーまたは電
着塗装による樹脂塗装、真空蒸着、イオンスパッタリン
グ、イオンプレーティングによる気相めっき法、Cr、
Ni等の金属あるいは合金をめっきをする電解めっき法
あるいは無電解めっき法がある。これらのうち、電解め
っき法あるいは無電解めっき法では、めっきの前処理と
してアルカリあるいは酸による脱脂あるいは活性化処理
等を行うために、前処理時に磁石体表面部分から保磁力
を担う粒界相が溶出し、その結果、磁石体表面部で磁気
特性の劣化した層が生成し磁石体の磁気特性が低下す
る。特に、薄型の磁石では磁気特性における劣化の割合
が大きくなるという問題点がある。
の元素を添加した希土類−鉄−ボロン系永久磁石であっ
ても、完全な耐食性を付与することはできない。従っ
て、耐食性皮膜を有しない希土類−鉄−ボロン系永久磁
石を電子機器等の磁気回路に組み込むと、酸化が磁石体
表面から発生し磁石体内部に進行する。その結果、磁気
特性が劣化し電子機器等の性能を低下させたり、磁石体
表面の酸化物の脱落により周辺機器への磁性体による汚
染が発生する。このような理由で、希土類−鉄−ボロン
系永久磁石体表面の酸化を防止するために、各種の表面
処理方法が提案されている。例えば、スプレーまたは電
着塗装による樹脂塗装、真空蒸着、イオンスパッタリン
グ、イオンプレーティングによる気相めっき法、Cr、
Ni等の金属あるいは合金をめっきをする電解めっき法
あるいは無電解めっき法がある。これらのうち、電解め
っき法あるいは無電解めっき法では、めっきの前処理と
してアルカリあるいは酸による脱脂あるいは活性化処理
等を行うために、前処理時に磁石体表面部分から保磁力
を担う粒界相が溶出し、その結果、磁石体表面部で磁気
特性の劣化した層が生成し磁石体の磁気特性が低下す
る。特に、薄型の磁石では磁気特性における劣化の割合
が大きくなるという問題点がある。
【0004】また、希土類−鉄−ボロン系永久磁石体を
電子機器に組み込むためには、コーティング前に磁石体
の全面あるいは所要表面を切削加工する必要があるが、
この時にも、磁石体表面が荒らされて加工劣化層が生成
し磁気特性が低下する。そして、この加工劣化層の上に
コーティングを施すと、この加工劣化層部分でコーティ
ング剥離が発生しやすくなりコーティングの密着性も悪
くなるという問題点がある。このような切削加工等に伴
う磁気特性の劣化を改善するために、Ti、W等の金属
元素とCe、La、Nd等の希土類元素との合金薄膜層
を真空蒸着、イオンスパッタリング等の気相めっき法で
形成した後、真空あるいは不活性雰囲気中で400〜9
00℃、1分〜3時間の熱処理をすることが提案されて
いる(特開昭62−192566号)。しかしながら、
活性な希土類元素を50at.%以上含むために耐食性
が悪いと同時に、コスト的にも高くなる。また、内穴、
溝部へのコーティングができないという問題点もある。
特開昭63−211703号では、耐食性、密着力、耐
磨耗性を向上させるために、電気めっき法あるいは無電
解めっき法でNi−Pの合金層を形成した後100〜5
00℃の温度、10分〜数時間の熱処理をする方法が提
案されており、実施例でもNi−Pめっき層を形成した
後150、180℃の温度で熱処理する方法が示されて
いる。しかしながら、この実施例のようにめっき等に吸
蔵された水素を除くための方法として一般的に知られた
200℃程度の温度での熱処理では、R-rich相等の液
相が生成する温度よりも低いために切削加工等による磁
気特性の劣化を回復させたり、磁石体とめっき層との密
着性を向上させたりすることができない。また、200
℃程度の熱処理ではかえって磁気特性を低下させるとい
う問題点がある。特開平1−139705号では、耐酸
化性皮膜と磁石体との密着性向上を目的として、磁石体
表面にPd、Pt等の貴金属層と、Ni等の卑金属層と
を積層し、400〜700℃で拡散熱処理することが提
案されている。しかしながら、Pd、Pt等の貴金属を
10〜100Aの膜厚で磁石体表面に形成する気相めっ
き法あるいは貴金属コロイドを吸着させる方法では、貴
金属層は不均一になりやすく多孔性になりやすい。従っ
て、これが原因でその上に付ける卑金属層にピンホール
が発生しやすくなり耐食性が低下する。また、貴金属は
コスト的にも高くなるという問題点もある。一方、16
0℃のような高温環境下での不可逆減磁率を減少させ熱
安定性を向上させる方法として、キュリー温度を高くす
る元素であるCo元素等を添加する方法がある。また、
Co添加は耐食性を向上させることが知られている。し
かしながら、Co元素を添加すると最適な保磁力を与え
る熱処理温度範囲が狭くなり量産性が悪くなるという問
題点がある。そこで、本発明は、Co元素を添加するこ
とにより耐食性及び温度係数を改善し、Co添加により
狭くなった最適熱処理温度範囲を広げるためにCu元素
を添加し量産性を向上させるとともに、焼結磁石体表面
への耐食性皮膜形成による磁気特性の低下を防止し、耐
食性皮膜と焼結磁石体との密着性を向上させた希土類−
鉄−ボロン系永久磁石の製造方法を提供することを目的
とする。
電子機器に組み込むためには、コーティング前に磁石体
の全面あるいは所要表面を切削加工する必要があるが、
この時にも、磁石体表面が荒らされて加工劣化層が生成
し磁気特性が低下する。そして、この加工劣化層の上に
コーティングを施すと、この加工劣化層部分でコーティ
ング剥離が発生しやすくなりコーティングの密着性も悪
くなるという問題点がある。このような切削加工等に伴
う磁気特性の劣化を改善するために、Ti、W等の金属
元素とCe、La、Nd等の希土類元素との合金薄膜層
を真空蒸着、イオンスパッタリング等の気相めっき法で
形成した後、真空あるいは不活性雰囲気中で400〜9
00℃、1分〜3時間の熱処理をすることが提案されて
いる(特開昭62−192566号)。しかしながら、
活性な希土類元素を50at.%以上含むために耐食性
が悪いと同時に、コスト的にも高くなる。また、内穴、
溝部へのコーティングができないという問題点もある。
特開昭63−211703号では、耐食性、密着力、耐
磨耗性を向上させるために、電気めっき法あるいは無電
解めっき法でNi−Pの合金層を形成した後100〜5
00℃の温度、10分〜数時間の熱処理をする方法が提
案されており、実施例でもNi−Pめっき層を形成した
後150、180℃の温度で熱処理する方法が示されて
いる。しかしながら、この実施例のようにめっき等に吸
蔵された水素を除くための方法として一般的に知られた
200℃程度の温度での熱処理では、R-rich相等の液
相が生成する温度よりも低いために切削加工等による磁
気特性の劣化を回復させたり、磁石体とめっき層との密
着性を向上させたりすることができない。また、200
℃程度の熱処理ではかえって磁気特性を低下させるとい
う問題点がある。特開平1−139705号では、耐酸
化性皮膜と磁石体との密着性向上を目的として、磁石体
表面にPd、Pt等の貴金属層と、Ni等の卑金属層と
を積層し、400〜700℃で拡散熱処理することが提
案されている。しかしながら、Pd、Pt等の貴金属を
10〜100Aの膜厚で磁石体表面に形成する気相めっ
き法あるいは貴金属コロイドを吸着させる方法では、貴
金属層は不均一になりやすく多孔性になりやすい。従っ
て、これが原因でその上に付ける卑金属層にピンホール
が発生しやすくなり耐食性が低下する。また、貴金属は
コスト的にも高くなるという問題点もある。一方、16
0℃のような高温環境下での不可逆減磁率を減少させ熱
安定性を向上させる方法として、キュリー温度を高くす
る元素であるCo元素等を添加する方法がある。また、
Co添加は耐食性を向上させることが知られている。し
かしながら、Co元素を添加すると最適な保磁力を与え
る熱処理温度範囲が狭くなり量産性が悪くなるという問
題点がある。そこで、本発明は、Co元素を添加するこ
とにより耐食性及び温度係数を改善し、Co添加により
狭くなった最適熱処理温度範囲を広げるためにCu元素
を添加し量産性を向上させるとともに、焼結磁石体表面
への耐食性皮膜形成による磁気特性の低下を防止し、耐
食性皮膜と焼結磁石体との密着性を向上させた希土類−
鉄−ボロン系永久磁石の製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本永久磁石の製造方法は、R(RはYを含む希土類元
素のうち1種または2種以上)が20〜45wt.%、
Feが50〜80wt.%、Coが0.1〜15wt.
%、Bが0.5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下か
らなる焼結磁石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活
性ガス雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400
〜600℃の温度で熱処理することを特徴とする希土類
−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法、あるいはR(Rは
Yを含む希土類元素のうち1種または2種以上)が20
〜45wt.%、Feが50〜80wt.%、Coが
0.1〜15wt.%、Bが0.5〜6wt.%、Cu
が5wt.%以下およびM(MはAl、Si、Nb、M
o、V、Mn、Sn、Ni、Zn、Ti、Cr、Ta、
W、Ge、Zr、Hf、Gaのうち1種または2種以
上)が10wt.%以下からなる焼結磁石体表面に耐食
性皮膜を形成した後、不活性ガス雰囲気、非酸化性雰囲
気あるいは真空中、400〜600℃の温度で熱処理す
ることを特徴とする希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製
造方法であり、前記耐食性皮膜がZn、Cr、Ni、C
u、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Taの
うち1種または2種以上の元素からなる単層膜または多
層膜、あるいは前記耐食性皮膜がC、P、S、O、B、
Hの少なくとも1種または2種以上の元素と、Zn、C
r、Ni、Cu、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、
Al、Taのうち少なくとも1種または2種以上の元素
からなる単層膜または多層膜とするのが好ましい。本発
明において、耐食性皮膜は単層膜または多層膜いづれで
もよい。単層膜とする場合、皮膜の厚さは10μm以上
とする。また、多層膜とする場合、磁石体と接する皮膜
の膜厚を0.1μm以上とし、耐食性皮膜全体の厚さを
10μm以上とするのが好ましい。また、本発明におい
ては、磁石体と耐食性皮膜との密着性を向上させるため
に耐食性皮膜形成前に磁石体表面の脱脂、活性化処理等
の前処理を行うことが好ましい。
の本永久磁石の製造方法は、R(RはYを含む希土類元
素のうち1種または2種以上)が20〜45wt.%、
Feが50〜80wt.%、Coが0.1〜15wt.
%、Bが0.5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下か
らなる焼結磁石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活
性ガス雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400
〜600℃の温度で熱処理することを特徴とする希土類
−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法、あるいはR(Rは
Yを含む希土類元素のうち1種または2種以上)が20
〜45wt.%、Feが50〜80wt.%、Coが
0.1〜15wt.%、Bが0.5〜6wt.%、Cu
が5wt.%以下およびM(MはAl、Si、Nb、M
o、V、Mn、Sn、Ni、Zn、Ti、Cr、Ta、
W、Ge、Zr、Hf、Gaのうち1種または2種以
上)が10wt.%以下からなる焼結磁石体表面に耐食
性皮膜を形成した後、不活性ガス雰囲気、非酸化性雰囲
気あるいは真空中、400〜600℃の温度で熱処理す
ることを特徴とする希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製
造方法であり、前記耐食性皮膜がZn、Cr、Ni、C
u、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Taの
うち1種または2種以上の元素からなる単層膜または多
層膜、あるいは前記耐食性皮膜がC、P、S、O、B、
Hの少なくとも1種または2種以上の元素と、Zn、C
r、Ni、Cu、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、
Al、Taのうち少なくとも1種または2種以上の元素
からなる単層膜または多層膜とするのが好ましい。本発
明において、耐食性皮膜は単層膜または多層膜いづれで
もよい。単層膜とする場合、皮膜の厚さは10μm以上
とする。また、多層膜とする場合、磁石体と接する皮膜
の膜厚を0.1μm以上とし、耐食性皮膜全体の厚さを
10μm以上とするのが好ましい。また、本発明におい
ては、磁石体と耐食性皮膜との密着性を向上させるため
に耐食性皮膜形成前に磁石体表面の脱脂、活性化処理等
の前処理を行うことが好ましい。
【0006】
【作用】本発明は、残留磁束密度の温度係数および耐食
性の改善を行った希土類−鉄−ボロン系永久磁石に耐食
性皮膜を形成した後熱処理を行うことにより、切削加工
あるいは電解めっき等による磁気特性の劣化を改善し、
コーティング膜と磁石体との密着性をも向上させた希土
類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するものであ
る。すなわち、希土類−鉄−ボロン系永久磁石の保磁力
機構はニュークリエーションタイプに属しているため
に、保磁力の大きさは逆磁区の芽となる主相R2F14
B内にある格子欠陥や転位の数あるいは逆磁区の芽をピ
ン止めしていると考えられる主相R2F14Bを囲む粒界
相の結晶組織や量等により決定される。それゆえ、切削
加工により主相内にクラックや歪みが生成したり、粒界
相を持たない主相が露出すると、逆磁区の芽が発生しや
すくなったり、磁壁が動きやすくなり保磁力が低下す
る。また、耐食性皮膜コーティング時に行う酸あるいは
アルカリを用いた前処理では、磁石体表面部分の粒界相
が溶出するために、磁石体表面部分の保磁力は低下し、
その結果、磁石体全体での磁気特性も低下する。特に、
薄物の磁石体ではこれら切削加工あるいはめっきの前処
理による磁気特性の劣化は大きくなる。
性の改善を行った希土類−鉄−ボロン系永久磁石に耐食
性皮膜を形成した後熱処理を行うことにより、切削加工
あるいは電解めっき等による磁気特性の劣化を改善し、
コーティング膜と磁石体との密着性をも向上させた希土
類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するものであ
る。すなわち、希土類−鉄−ボロン系永久磁石の保磁力
機構はニュークリエーションタイプに属しているため
に、保磁力の大きさは逆磁区の芽となる主相R2F14
B内にある格子欠陥や転位の数あるいは逆磁区の芽をピ
ン止めしていると考えられる主相R2F14Bを囲む粒界
相の結晶組織や量等により決定される。それゆえ、切削
加工により主相内にクラックや歪みが生成したり、粒界
相を持たない主相が露出すると、逆磁区の芽が発生しや
すくなったり、磁壁が動きやすくなり保磁力が低下す
る。また、耐食性皮膜コーティング時に行う酸あるいは
アルカリを用いた前処理では、磁石体表面部分の粒界相
が溶出するために、磁石体表面部分の保磁力は低下し、
その結果、磁石体全体での磁気特性も低下する。特に、
薄物の磁石体ではこれら切削加工あるいはめっきの前処
理による磁気特性の劣化は大きくなる。
【0007】そこで、本発明は、粒界相に余剰に存在す
る希土類リッチ相、Bリッチ相等を活用したもので、耐
食性皮膜を形成した後不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あ
るいは真空中、400〜600℃で熱処理する希土類−
鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するものである。
熱処理温度が400℃未満であると、希土類リッチ相等
の液相が生成せず、本発明の効果は得られない。熱処理
温度は450℃以上とするのが、より好ましくい。本発
明は、Coを含有させることにより焼結磁石体の温度特
性および耐食性を向上させるとともに、耐食性皮膜を形
成した後液相が出現ししかも保磁力が向上する温度で熱
処理することにより、粒界に存在する希土類リッチ相を
磁石体表面部分と耐食性皮膜との界面に一部吐き出さ
せ、切削加工により生成した加工劣化層部分あるいは
酸、アルカリの前処理で溶出した粒界相部分を修復し磁
気特性を回復させる永久磁石の製造方法である。本発明
において、耐食性皮膜の厚さを10μm以上としたの
は、耐食性皮膜の厚さが10μm未満であるとピンホー
ルが形成しやすく、熱処理によりピンホールから希土類
リッチ相がしみ出し、充分な耐食性が得られないからで
ある。また、厚さが50μmを越えると耐食性皮膜の平
滑性が低下するので、耐食性皮膜の厚さは50μm以下
とするのが好ましい。耐食性皮膜は単層膜でもよいが、
多層膜とし、磁石体と接する皮膜の厚さを0.1μm以
上とするのが好ましい。多層膜とすることにより、耐食
性皮膜表面から磁石体表面に貫通するピンホールが減少
し、ピンホールからの腐食を防止することができる。ま
た、磁石体と接する皮膜の厚さが0.1μm未満である
と皮膜が薄く多孔性となりやすく、それが原因でその上
に付ける皮膜にピンホールが生成しやすくなるので、磁
石体に接する皮膜の厚さは0.1μm以上とするのが好
ましい。耐食性皮膜がZn、Cr、Ni、Cu、Sn、
Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Taのうち1種ま
たは2種以上の元素からなる単層膜または多層膜、ある
いは前記耐食性皮膜がC、P、S、O、B、Hの少なく
とも1種または2種以上の元素と、Zn、Cr、Ni、
Cu、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Ta
のうち少なくとも1種または2種以上の元素からなる単
層膜または多層膜とするのが好ましい。C、P、S、
O、B、Hは、耐食性皮膜を微結晶化、非晶質化する効
果があり耐食性向上に寄与するが、Pのめっき浴は磁石
体を傷めやすいのでC、S、O、B、Hを用いること
が、より好ましい。電解めっきにより耐食性皮膜を形成
する場合、Niめっき、Ni−Sめっき、Cuめっきが
磁石体を傷めにくく好ましい。
る希土類リッチ相、Bリッチ相等を活用したもので、耐
食性皮膜を形成した後不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あ
るいは真空中、400〜600℃で熱処理する希土類−
鉄−ボロン系永久磁石の製造方法に関するものである。
熱処理温度が400℃未満であると、希土類リッチ相等
の液相が生成せず、本発明の効果は得られない。熱処理
温度は450℃以上とするのが、より好ましくい。本発
明は、Coを含有させることにより焼結磁石体の温度特
性および耐食性を向上させるとともに、耐食性皮膜を形
成した後液相が出現ししかも保磁力が向上する温度で熱
処理することにより、粒界に存在する希土類リッチ相を
磁石体表面部分と耐食性皮膜との界面に一部吐き出さ
せ、切削加工により生成した加工劣化層部分あるいは
酸、アルカリの前処理で溶出した粒界相部分を修復し磁
気特性を回復させる永久磁石の製造方法である。本発明
において、耐食性皮膜の厚さを10μm以上としたの
は、耐食性皮膜の厚さが10μm未満であるとピンホー
ルが形成しやすく、熱処理によりピンホールから希土類
リッチ相がしみ出し、充分な耐食性が得られないからで
ある。また、厚さが50μmを越えると耐食性皮膜の平
滑性が低下するので、耐食性皮膜の厚さは50μm以下
とするのが好ましい。耐食性皮膜は単層膜でもよいが、
多層膜とし、磁石体と接する皮膜の厚さを0.1μm以
上とするのが好ましい。多層膜とすることにより、耐食
性皮膜表面から磁石体表面に貫通するピンホールが減少
し、ピンホールからの腐食を防止することができる。ま
た、磁石体と接する皮膜の厚さが0.1μm未満である
と皮膜が薄く多孔性となりやすく、それが原因でその上
に付ける皮膜にピンホールが生成しやすくなるので、磁
石体に接する皮膜の厚さは0.1μm以上とするのが好
ましい。耐食性皮膜がZn、Cr、Ni、Cu、Sn、
Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Taのうち1種ま
たは2種以上の元素からなる単層膜または多層膜、ある
いは前記耐食性皮膜がC、P、S、O、B、Hの少なく
とも1種または2種以上の元素と、Zn、Cr、Ni、
Cu、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Ta
のうち少なくとも1種または2種以上の元素からなる単
層膜または多層膜とするのが好ましい。C、P、S、
O、B、Hは、耐食性皮膜を微結晶化、非晶質化する効
果があり耐食性向上に寄与するが、Pのめっき浴は磁石
体を傷めやすいのでC、S、O、B、Hを用いること
が、より好ましい。電解めっきにより耐食性皮膜を形成
する場合、Niめっき、Ni−Sめっき、Cuめっきが
磁石体を傷めにくく好ましい。
【0008】以下、本発明の限定理由について示す。本
発明の永久磁石に用いる希土類元素Rは、20〜45w
t.%を占めるが、Yを含む希土類元素の1種または2
種以上の組合せであって、20wt.%未満ではα−F
eが生成し高保磁力が得られず、45wt.%を超える
と非磁性相である希土類リッチ相が多くなり、残留磁束
密度が低下して優れた特性の永久磁石が得られない。よ
って、Rは20〜45wt.%の範囲が好ましい。B
は、上記永久磁石における必須元素であって、0.5w
t.%未満では菱面体構造が主相となり高保磁力が得ら
れず、6wt.%を超えるとBリッチな非磁性相が多く
なり、残留磁束密度が低下するため、優れた永久磁石が
得られない。よって、Bは0.5〜6wt.%の範囲が
好ましい。Feも、上記永久磁石において必須元素であ
り、50wt.%未満では残留磁束密度が低下し、80
wt.%を超えると高保磁力が得られないので、Feは
50〜80wt.%の範囲が好ましい。Coは温度特性
および耐食性を向上させるために必要であり、Coの添
加量が0.1wt.%以下では十分な効果が得られず、
15wt.%を超えると保磁力が低下する。よって、C
oの添加量は0.1〜15wt.%の範囲が好ましい。
Cuは、最適な保磁力が得られる最適熱処理温度を広げ
量産性を向上させるために必要な元素であり、5wt.
%以上では残留磁束密度が低下するのでCuは5wt.
%以下が好ましい。また、Cuを添加することにより、
最適熱処理温度を低くすることができるので、耐食性皮
膜を施した後に熱処理する場合には耐食性皮膜の結晶化
が多少抑制することができ好ましい。また、永久磁石体
の磁気特性あるいは物理特性等を向上させるために、N
i、Nb、Ta、W、Al、Ti、Zr、Si、Ga、
Mo、V、Sn、Cr、Mn、Zn、Ge、Hfの1種
または2種以上の元素を10wt.%以下の範囲で添加
しても良く、本発明の永久磁石は、結晶質の合金粉末を
磁場中成形で異方性化した後焼結して得られる焼結異方
性永久磁石で、平均結晶粒径が1〜50μmの範囲にあ
る正方晶系の結晶構造を有する化合物を主相とし、最大
エネルギー積が20MGOe以上に達する。かくして得
られた希土類−鉄−ボロン系永久磁石体をリン酸、水酸
化ナトリウム等の酸あるいはアルカリ溶液で前処理を行
った後、耐食性皮膜を電解めっき、無電解めっき、気相
めっき法などの一般的に知られている方法で作製する。
その後、不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空
中、400〜600℃で熱処理をする。耐食性皮膜の形
成方法としては、コスト面および皮膜厚さの均一性から
電解めっき、無電解めっきが望ましい。また、耐食性皮
膜を形成後熱処理し、さらに耐食性皮膜を形成すること
ができる。耐食性皮膜は熱処理により結晶化し脆くなる
ので、熱処理後さらに耐食性皮膜を形成することにより
強度を補うこともできる。熱処理後に耐食性皮膜を形成
する場合、リン酸、水酸化ナトリウム等の酸あるいはア
ルカリ溶液で前処理を行った後、耐食性皮膜を電解めっ
き、無電解めっき、気相めっき法などの一般的に知られ
ている方法で作製することができる。また、樹脂コート
等の皮膜を形成しても良い。
発明の永久磁石に用いる希土類元素Rは、20〜45w
t.%を占めるが、Yを含む希土類元素の1種または2
種以上の組合せであって、20wt.%未満ではα−F
eが生成し高保磁力が得られず、45wt.%を超える
と非磁性相である希土類リッチ相が多くなり、残留磁束
密度が低下して優れた特性の永久磁石が得られない。よ
って、Rは20〜45wt.%の範囲が好ましい。B
は、上記永久磁石における必須元素であって、0.5w
t.%未満では菱面体構造が主相となり高保磁力が得ら
れず、6wt.%を超えるとBリッチな非磁性相が多く
なり、残留磁束密度が低下するため、優れた永久磁石が
得られない。よって、Bは0.5〜6wt.%の範囲が
好ましい。Feも、上記永久磁石において必須元素であ
り、50wt.%未満では残留磁束密度が低下し、80
wt.%を超えると高保磁力が得られないので、Feは
50〜80wt.%の範囲が好ましい。Coは温度特性
および耐食性を向上させるために必要であり、Coの添
加量が0.1wt.%以下では十分な効果が得られず、
15wt.%を超えると保磁力が低下する。よって、C
oの添加量は0.1〜15wt.%の範囲が好ましい。
Cuは、最適な保磁力が得られる最適熱処理温度を広げ
量産性を向上させるために必要な元素であり、5wt.
%以上では残留磁束密度が低下するのでCuは5wt.
%以下が好ましい。また、Cuを添加することにより、
最適熱処理温度を低くすることができるので、耐食性皮
膜を施した後に熱処理する場合には耐食性皮膜の結晶化
が多少抑制することができ好ましい。また、永久磁石体
の磁気特性あるいは物理特性等を向上させるために、N
i、Nb、Ta、W、Al、Ti、Zr、Si、Ga、
Mo、V、Sn、Cr、Mn、Zn、Ge、Hfの1種
または2種以上の元素を10wt.%以下の範囲で添加
しても良く、本発明の永久磁石は、結晶質の合金粉末を
磁場中成形で異方性化した後焼結して得られる焼結異方
性永久磁石で、平均結晶粒径が1〜50μmの範囲にあ
る正方晶系の結晶構造を有する化合物を主相とし、最大
エネルギー積が20MGOe以上に達する。かくして得
られた希土類−鉄−ボロン系永久磁石体をリン酸、水酸
化ナトリウム等の酸あるいはアルカリ溶液で前処理を行
った後、耐食性皮膜を電解めっき、無電解めっき、気相
めっき法などの一般的に知られている方法で作製する。
その後、不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空
中、400〜600℃で熱処理をする。耐食性皮膜の形
成方法としては、コスト面および皮膜厚さの均一性から
電解めっき、無電解めっきが望ましい。また、耐食性皮
膜を形成後熱処理し、さらに耐食性皮膜を形成すること
ができる。耐食性皮膜は熱処理により結晶化し脆くなる
ので、熱処理後さらに耐食性皮膜を形成することにより
強度を補うこともできる。熱処理後に耐食性皮膜を形成
する場合、リン酸、水酸化ナトリウム等の酸あるいはア
ルカリ溶液で前処理を行った後、耐食性皮膜を電解めっ
き、無電解めっき、気相めっき法などの一般的に知られ
ている方法で作製することができる。また、樹脂コート
等の皮膜を形成しても良い。
【0009】
【実施例】以下、本発明を実施例によって具体的に説明
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
するが、本発明はこれらの実施例によって限定されるも
のではない。
【0010】(実施例1)Nd23.5wt.%、Pr
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製した。この磁
石体から10x11x8mm(磁化方向:8mm)の試
料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処理を行いワ
ット浴を用いて、平均厚み20μmの電解Niめっきを
行った。このNiめっき膜を形成した試料をArガス雰
囲気中で、460〜520℃、1時間の熱処理を行った
後、磁気特性および加熱温度に対する不可逆減磁率の変
化を測定した。図1に熱処理温度に対する保磁力の変
化、図2に加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を示
す。表1に480℃で熱処理した試料の QUAD SEVASTIA
NV によるNiめっき膜の密着強度を示す。図1より、
本発明例である実施例1は、熱処理温度が460〜50
0℃の範囲で高い保磁力が安定して得られることがわか
る。また、図2より、実施例1は、比較例2、3に比
し、高温での不可逆減磁率の低下が少ないことがわか
る。
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製した。この磁
石体から10x11x8mm(磁化方向:8mm)の試
料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処理を行いワ
ット浴を用いて、平均厚み20μmの電解Niめっきを
行った。このNiめっき膜を形成した試料をArガス雰
囲気中で、460〜520℃、1時間の熱処理を行った
後、磁気特性および加熱温度に対する不可逆減磁率の変
化を測定した。図1に熱処理温度に対する保磁力の変
化、図2に加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を示
す。表1に480℃で熱処理した試料の QUAD SEVASTIA
NV によるNiめっき膜の密着強度を示す。図1より、
本発明例である実施例1は、熱処理温度が460〜50
0℃の範囲で高い保磁力が安定して得られることがわか
る。また、図2より、実施例1は、比較例2、3に比
し、高温での不可逆減磁率の低下が少ないことがわか
る。
【0011】(比較例1)Nd23.5wt.%、Pr
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、残部Feより
なる磁石合金を不活性雰囲気中で高周波溶解し鋳造イン
ゴットを得た。このインゴットを50mm角以下に破断
した後、破断塊を密閉容器内に挿入しArガスを20分
間流入させて空気と置換し、1kgf/cm2の水素ガ
スで2時間処理後機械的に粉砕し平均粒子径が500μ
mの粉末にした。この粗粉をジェットミルを用いて平均
粒子径が5.0μmの粉末に微粉砕した。この微粉をダ
イス、下パンチで形成される成形空間に充填し、約10
kOeの磁場中で配向させながら、2ton/cm2に
て加圧成形し成形体を得た。この成形体を1080℃、
2時間の条件で焼結し、900℃、1時間の熱処理を施
し永久磁石を作製した。この磁石体から10x11x8
mm(磁化方向:8mm)の試料を切り出し表面研磨
後、リン酸により前処理を行いワット浴を用いて、平均
厚み20μmの電解Niめっきを行った。このNiめっ
き膜を形成した試料をArガス雰囲気中で、500〜5
50℃、1時間の熱処理を行った後、磁気特性および加
熱温度に対する不可逆減磁率の変化を測定した。図1に
熱処理温度に対する保磁力の変化を示す。表1に520
℃で熱処理した試料の QUAD SEVASTIAN V によるNiめ
っき膜の密着強度を示す。図1より、比較例1は、熱処
理温度に対する保磁力の変化が大きいことがわかる。
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、残部Feより
なる磁石合金を不活性雰囲気中で高周波溶解し鋳造イン
ゴットを得た。このインゴットを50mm角以下に破断
した後、破断塊を密閉容器内に挿入しArガスを20分
間流入させて空気と置換し、1kgf/cm2の水素ガ
スで2時間処理後機械的に粉砕し平均粒子径が500μ
mの粉末にした。この粗粉をジェットミルを用いて平均
粒子径が5.0μmの粉末に微粉砕した。この微粉をダ
イス、下パンチで形成される成形空間に充填し、約10
kOeの磁場中で配向させながら、2ton/cm2に
て加圧成形し成形体を得た。この成形体を1080℃、
2時間の条件で焼結し、900℃、1時間の熱処理を施
し永久磁石を作製した。この磁石体から10x11x8
mm(磁化方向:8mm)の試料を切り出し表面研磨
後、リン酸により前処理を行いワット浴を用いて、平均
厚み20μmの電解Niめっきを行った。このNiめっ
き膜を形成した試料をArガス雰囲気中で、500〜5
50℃、1時間の熱処理を行った後、磁気特性および加
熱温度に対する不可逆減磁率の変化を測定した。図1に
熱処理温度に対する保磁力の変化を示す。表1に520
℃で熱処理した試料の QUAD SEVASTIAN V によるNiめ
っき膜の密着強度を示す。図1より、比較例1は、熱処
理温度に対する保磁力の変化が大きいことがわかる。
【0012】(比較例2)Nd23.5wt.%、Pr
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃と480℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製し
た。この磁石体から10x11x8mm(磁化方向:8
mm)の試料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処
理を行いワット浴を用いて、平均厚み20μmの電解N
iめっきを行った。図2に加熱温度に対する不可逆減磁
率の変化を示す。表1に QUAD SEVASTIAN V によるNi
めっき膜の密着強度を示す。図2より、本発明例である
実施例1は、比較例2に比し、高温での不可逆減磁率が
良好であることがわかる。
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃と480℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製し
た。この磁石体から10x11x8mm(磁化方向:8
mm)の試料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処
理を行いワット浴を用いて、平均厚み20μmの電解N
iめっきを行った。図2に加熱温度に対する不可逆減磁
率の変化を示す。表1に QUAD SEVASTIAN V によるNi
めっき膜の密着強度を示す。図2より、本発明例である
実施例1は、比較例2に比し、高温での不可逆減磁率が
良好であることがわかる。
【0013】
【表1】
【0014】(比較例3)Nd23.5wt.%、Pr
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃と480℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製し
た。この磁石体から10x11x8mm(磁化方向:8
mm)の試料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処
理を行いワット浴を用いて、平均厚み20μmの電解N
iめっきを行った。このNiめっき膜を形成した試料を
Arガス雰囲気中で、200℃、1時間の熱処理を行っ
た後、加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を測定し
た。図2に加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を示
す。図2より、めっき膜形成後に200℃で熱処理を行
った比較例3は、めっき膜形成後に熱処理を行わない比
較例2と不可逆減磁率が同等であり、200℃程度の熱
処理では不可逆減磁率向上の効果が得られないことがわ
かる。
7.0wt.%、Dy1.5wt.%、Al0.2w
t.%、Nb0.6wt.%、B1.05wt.%、C
o2.3wt.%、Ga0.1wt.%、Cu0.08
wt.%、残部Feよりなる磁石合金を不活性雰囲気中
で高周波溶解し鋳造インゴットを得た。このインゴット
を50mm角以下に破断した後、破断塊を密閉容器内に
挿入しArガスを20分間流入させて空気と置換し、1
kgf/cm2の水素ガスで2時間処理後機械的に粉砕
し平均粒子径が500μmの粉末にした。この粗粉をジ
ェットミルを用いて平均粒子径が5.0μmの粉末に微
粉砕した。この微粉をダイス、下パンチで形成される成
形空間に充填し、約10kOeの磁場中で配向させなが
ら、2ton/cm2にて加圧成形し成形体を得た。こ
の成形体を1080℃、2時間の条件で焼結し、900
℃と480℃、1時間の熱処理を施し永久磁石を作製し
た。この磁石体から10x11x8mm(磁化方向:8
mm)の試料を切り出し表面研磨後、リン酸により前処
理を行いワット浴を用いて、平均厚み20μmの電解N
iめっきを行った。このNiめっき膜を形成した試料を
Arガス雰囲気中で、200℃、1時間の熱処理を行っ
た後、加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を測定し
た。図2に加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を示
す。図2より、めっき膜形成後に200℃で熱処理を行
った比較例3は、めっき膜形成後に熱処理を行わない比
較例2と不可逆減磁率が同等であり、200℃程度の熱
処理では不可逆減磁率向上の効果が得られないことがわ
かる。
【発明の効果】本発明によれば、温度特性および耐食性
を向上させたR−Fe−B系永久磁石に耐食性皮膜を形
成し、不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、
400〜600℃で熱処理することにより、切削加工あ
るいは電解めっき等で劣化した結晶組織部を修復させ、
磁気特性の劣化および磁気特性の経年変化を改善すると
共に、コーティング膜と磁石体との密着性をも向上させ
ることができ、工業上その利用価値は極めて高いもので
ある。
を向上させたR−Fe−B系永久磁石に耐食性皮膜を形
成し、不活性雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、
400〜600℃で熱処理することにより、切削加工あ
るいは電解めっき等で劣化した結晶組織部を修復させ、
磁気特性の劣化および磁気特性の経年変化を改善すると
共に、コーティング膜と磁石体との密着性をも向上させ
ることができ、工業上その利用価値は極めて高いもので
ある。
【図1】めっき膜形成後の熱処理温度に対する保磁力の
変化を示す図である。
変化を示す図である。
【図2】加熱温度に対する不可逆減磁率の変化を示す図
である。
である。
Claims (7)
- 【請求項1】 R(RはYを含む希土類元素のうち1種
または2種以上)が20〜45wt.%、Feが50〜
80wt.%、Coが0.1〜15wt.%、Bが0.
5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下からなる焼結磁
石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活性ガス雰囲
気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400〜600℃
の温度で熱処理することを特徴とする希土類−鉄−ボロ
ン系永久磁石の製造方法。 - 【請求項2】 R(RはYを含む希土類元素のうち1種
または2種以上)が20〜45wt.%、Feが50〜
80wt.%、Coが0.1〜15wt.%、Bが0.
5〜6wt.%、Cuが5wt.%以下およびM(Mは
Al、Si、Nb、Mo、V、Mn、Sn、Ni、Z
n、Ti、Cr、Ta、W、Ge、Zr、Hf、Gaの
うち1種または2種以上)が10wt.%以下からなる
焼結磁石体表面に耐食性皮膜を形成した後、不活性ガス
雰囲気、非酸化性雰囲気あるいは真空中、400〜60
0℃の温度で熱処理することを特徴とする希土類−鉄−
ボロン系永久磁石の製造方法。 - 【請求項3】 耐食性皮膜がZn、Cr、Ni、Cu、
Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、Al、Taのうち
1種または2種以上の元素からなる請求項1または2に
記載の希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法。 - 【請求項4】 耐食性皮膜がC、P、S、O、B、Hの
少なくとも1種または2種以上の元素と、Zn、Cr、
Ni、Cu、Sn、Pb、Cd、Ti、W、Co、A
l、Taのうち少なくとも1種または2種以上の元素か
らなる請求項1または2に記載の希土類−鉄−ボロン系
永久磁石の製造方法。 - 【請求項5】 耐食性皮膜が厚さ10μm以上の単層膜
である請求項1ないし4のいづれかに記載の希土類−鉄
−ボロン系永久磁石の製造方法。 - 【請求項6】 耐食性皮膜が多層膜であって、磁石体と
接する皮膜の膜厚が0.1μm以上であり、多層膜の膜
厚が10μm以上であることを特徴とする請求項1ない
し4に記載の希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方
法。 - 【請求項7】 熱処理後、さらに耐食性皮膜を形成する
請求項1または2に記載の希土類−鉄−ボロン系永久磁
石の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191368A JPH0945567A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法 |
US08/604,927 US5876518A (en) | 1995-02-23 | 1996-02-22 | R-T-B-based, permanent magnet, method for producing same, and permanent magnet-type motor and actuator comprising same |
US09/176,724 US6254694B1 (en) | 1995-02-23 | 1998-10-21 | R-T-B-based, permanent magnet, method for producing same, and permanent magnet-type motor and actuator comprising same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7191368A JPH0945567A (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 希土類−鉄−ボロン系永久磁石の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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