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JPH0943494A - 視線検出手段を有する光学機器 - Google Patents

視線検出手段を有する光学機器

Info

Publication number
JPH0943494A
JPH0943494A JP7194991A JP19499195A JPH0943494A JP H0943494 A JPH0943494 A JP H0943494A JP 7194991 A JP7194991 A JP 7194991A JP 19499195 A JP19499195 A JP 19499195A JP H0943494 A JPH0943494 A JP H0943494A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
sight
focus detection
focus
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7194991A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Aoyama
圭介 青山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP7194991A priority Critical patent/JPH0943494A/ja
Priority to US08/689,045 priority patent/US5913079A/en
Publication of JPH0943494A publication Critical patent/JPH0943494A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B2213/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B2213/02Viewfinders
    • G03B2213/025Sightline detection

Landscapes

  • Focusing (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Eye Examination Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学機器の使用状況に変化によって、使用者
の視線移動の特性が変化して適切に焦点検出領域が選択
されなくなることを解決する。 【解決手段】 使用者のファインダー内の視線位置を検
出する視線検出手段と、複数の動作モードを有し、該フ
ァインダー内に設けられた複数の焦点検出領域に対して
それぞれ焦点検出することのできる焦点検出手段と、該
焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであっ
て、該焦点検出手段の動作モードによって、設定される
判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、該視線
検出手段によって検出された視線位置が何れの判定範囲
に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域のうち
少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手段とを
有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視線検出手段を有
する光学機器に関し、特に連続撮影時の焦点検出動作と
視線検出動作の関係に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影者が観察面上どの位置を
観察しているかを検出する、いわゆる視線(視軸)を検
出する装置(例えばアイカメラ)が種々提供されてい
る。例えば特開平1−274736号公報においては、
光源からの平行光束を撮影者の眼球の前眼部へ投射し、
角膜からの反射光による角膜反射像と瞳孔の結像位置を
利用して注視点を求めている。また同公報において、注
視点検出装置を一眼レフカメラに配設し撮影者の注視点
情報を用いて撮影レンズの自動焦点調節を行う例を開示
している。
【0003】図13は、一眼レフカメラに配設された視
線検出光学系の概略図である。同図において1は撮影レ
ンズ、2は主ミラー、7はピント板、8はペンタプリズ
ムである。11は接眼レンズで、15は撮影者の眼球で
撮影者は接眼レンズ11に眼を近づけてファインダー内
の被写体を観察する。13a、13bは各々撮影者に対
して不感の赤外光を放射する発光ダイオード等の光源で
ある。撮影者の眼球で反射した照明光の一部は受光レン
ズ12においてイメージセンサー14に集光する。
【0004】図14(a)はイメージセンサー14に投
影される眼球像の概略図である。図中52a,52bは
赤外発光ダイオード13a,13bの角膜反射像で、5
0は眼球の白目の部分、51は瞳孔、53は目の回りの
皮膚の部分である。図14(b)は図10のイメージセ
ンサー14のあるライン(断面(E)−(E′))から
の出力信号の強度である。眼球像の特徴は赤外発光ダイ
オードの角膜反射の輝度が一番高いが、面積的にはあま
り大きくない。(52a′、52b′)さらに、瞳孔部
分は反射率が非常に低いため輝度レベルが最低で、ある
程度の面積を占めることである。(51′)白目部分
(50′)は角膜反射と瞳孔部分の輝度レベルの中間に
なり、皮膚の部分は外光や照明条件により輝度が高かっ
たり低かったりする。
【0005】図15は視線検出原理説明図である。同図
において、15は撮影者の眼球、16は角膜、17は虹
彩である。
【0006】以下各図を用いて視線の検出方法を説明す
る。
【0007】光源13bより放射された赤外光は観察者
の眼球15の角膜16を照射する。このとき角膜16の
表面で反射した赤外光の一部により形成される角膜反射
像d(虚像)は受光レンズ12により集光され、イメー
ジセンサー14上の位置d′に結像する。同様に光源1
3aにより放射された赤外光は、眼球15の角膜16を
照明する。このとき、角膜16の表面で反射した赤外光
の一部により形成された角膜反射像eは受光レンズ12
により集光され、イメージセンサー14上の位置e′に
結像する。
【0008】また、虹彩17の端部a、bからの光束
は、受光レンズ12を介してイメージセンサー14上の
位置a′、b′に該端部a、bの像を結像する。受光レ
ンズ12の光軸に対する眼球15の光軸の回転角θが小
さい場合、虹彩17の端部a、bのx座標をxa、xb
とすると、瞳孔19の中心位置cの座標xcは、 xc≒(xa+xb)/2 と表される。
【0009】また、角膜反射像d及びeの中点のx座標
と角膜16の曲率中心oのx座標xoとは略一致する。
このため角膜反射像の発生位置d、eのx座標をxd、
xe、角膜16の曲率中心oと瞳孔19の中心cまでの
標準的な距離をOCとすると、眼球15の光軸15aの
回転角θxは、 OC×SINθx≒(xd+xe)/2−xc (1) の関係式を略満足する。このため図14aに示したよう
にイメージセンサー14上に投影された眼球15の各特
徴点(角膜反射像及び瞳孔の中心)の位置を検出するこ
とにより眼球15の光軸15aの回転角θを求めること
ができる。
【0010】眼球15の光軸15aの回転角は(1)式
より、 β×OC×SINθx≒{(xpo−δx)−xic}×pitch (2) β×OC×SINθy≒{(ypo−δy)−yic}×pitch (3) と求められる。ここで、θxはz−x平面内での眼球光
軸の回転角、θyはy−z平面内での眼球光軸野回転角
である。(xpo,ypo)はイメージセンサー14上
の2個の角膜反射像の中点の座標、(xic,yic)
はイメージセンサー14上の瞳孔中心の座標である。p
itchはイメージセンサー14の画素ピッチである。
また、βは受光レンズ12に対する眼球15の位置によ
り決まる結像倍率で、実質的には2個の角膜反射像の間
隔の関数として求められる。
【0011】δx、δyは角膜反射像の中点の座標を補
正する補正項であり、撮影者の眼球を平行光ではなく発
散光にて照明していることにより生じる誤差を補正する
補正項及び、δyに関しては、撮影者の眼球を下まぶた
の方から発散光にて照明していることにより生じるオフ
セット成分を補正する補正項も含まれている。
【0012】撮影者の眼球光軸の回転角(θx,θy)
が算出されると、撮影者の観察面(ピント板)上の注視
点(x,y)は、カメラの姿勢が横位置の場合、 x=m*(θx+Δ) (4a) y=m*θy (5a) と求められる。ここで、x方向はカメラの姿勢が横位置
の場合の撮影者に対して水平方向、y方向はカメラの姿
勢が横位置の場合の撮影者に対して垂直方向を示してい
る。mは眼球の回転角からピント板上の座標に変換する
変換係数、Δは眼球光軸15aと視軸(注視点)とのな
す角である。一般に眼球の回転角と観察者が実際に視て
いる視軸とは、観察者に対して水平方向に約5°ずれて
おり、垂直方向にはほとんどずれていない事が知られて
いる。
【0013】ここで、従来よりカメラに設けられている
焦点検出手段の動作について説明する。この焦点検出手
段は複数の焦点検出動作モードを有し、一般的には静止
被写体向きの焦点検出動作モードと、動的被写体向きの
焦点検出動作モードが設定されている。
【0014】静止被写体向きの焦点検出動作モードは、
一度、合焦状態が検出されると、以降、焦点検出動作を
行わない動作モードである。
【0015】一方、動的被写体向きの焦点検出動作モー
ドは、合焦状態が検出された後も引き続き焦点検出動作
を続ける動作モードである。
【0016】以下、視線検出手段を有するカメラの視線
検出と焦点検出に関する部分の動作について焦点検出動
作のモード別に説明していく。
【0017】1)静的被写体の向きの焦点検出動作モー
ド まず、レリーズボタンが半押し状態(第1ストローク押
下)になると、焦点検出に先立ち、視線検出手段が動作
し、撮影者のファインダ視野内の注視点を求める。この
点はファインダ視野内の座標で表現される。
【0018】このファインダ視野内の座標から、これに
対応する焦点検出領域を決定する。このようにして求め
た焦点検出領域に対し、焦点検出手段により焦点状態を
検出し、その情報に基づいて撮影レンズを合焦状態まで
駆動する。
【0019】以上のように、視線検出手段により焦点検
出領域が決定したら、以後はその焦点検出領域の焦点状
態に基づいて一度だけ合焦動作を行う。
【0020】2)動的被写体向きの焦点検出動作モード レリーズ釦が半押し状態(第1ストローク押下)になる
と、視線検出手段を動作させ、焦点検出領域を決定す
る。以後はその焦点検出領域の焦点情報だけに基づいて
合焦状態を維持するようにレンズ駆動を続ける。
【0021】上記動的被写体向きの焦点検出動作モード
の別の形態として、被写体が移動して撮影者の視線位置
が移動することに焦点検出を連動させるために焦点検出
を行う前に毎回、必ず視線検出を行い焦点検出領域を決
定してから焦点検出を行うこともできる。
【0022】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、例
えば静止している被写体を撮影する場合と、動いている
被写体を撮影する場合ではフレーミングする時に撮影者
の視線位置や状況が異なる。すなわち、静止している被
写体を撮影する場合には撮影者に時間的な余裕があるた
め撮影画面内の隅々まで視線を移動することがある。こ
のため視線位置が焦点検出領域からある程度離れてしま
う場合がある。このような場合に、視線位置が焦点検出
領域から離れているからといって視線検出結果を無視し
て焦点検出領域を決定すると撮影者の意図した被写体に
焦点調節することが出来ない。
【0023】一方、動いている被写体を撮影する場合に
は、撮影者の視線が被写体を追いきれず一時的に、視線
位置と焦点検出領域が離れてしまうことがある。これは
撮影者が一時的に背景を見た場合など被写体以外を見て
しまうことが考えられるが、この場合に視線情報から焦
点検出領域を決定すると焦点が背景にあってしまい撮影
者の意図に反する結果となってしまう。
【0024】また、動いている被写体を撮影する場合に
おいても、視線検出と焦点検出とを繰り返し行うときの
1回目の視線検出と2回目以降とでは撮影者の視線位置
は異なる。1回目の視線検出では、撮影者に時間的な余
裕があるため撮影画面のいろいろな場所へ視線を移動す
るが、2回目の視線検出では、被写体以外のものを見る
余裕があまりない。そのため視線検出で得られた視線位
置が焦点検出領域から著しく離れている場合は、誤って
背景に視線がいってしまったと考えられる。
【0025】同様に、単写撮影を行っている場合と、連
者撮影を行っている場合とでも撮影者の視線位置の変化
は異なる。
【0026】さらに、被写体の距離が遠いときと近いと
きでも異なる。被写体までの距離が遠ければ画面上の被
写体像が小さいため注視点は小さい範囲に集中するが、
被写体が近いときには被写体像が画面上で大きくなるの
で視線位置の変化範囲も広くなる。このように、撮影す
る状況が異なれば、撮影中に撮影者の視線位置の変化が
異なるのに常に同じ条件で測距点を選択していては正し
い焦点領域を決定できない。
【0027】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本願の請求項1に記載した発明の視線検出手段を
有する光学機器は、使用者のファインダー内の視線位置
を検出する視線検出手段と、複数の動作モードを有し、
該ファインダー内に設けられた複数の焦点検出領域に対
してそれぞれ焦点検出することのできる焦点検出手段
と、該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するもの
であって、該焦点検出手段の動作モードによって、設定
される判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、
該視線検出手段によって検出された視線位置の何れの判
定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域
のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手
段とを有することによって、焦点検出手段の動作モード
から使用者の視線の移動特性を推測することができ、視
線検出結果に基づいて正確に焦点検出領域を選択するこ
とができる。
【0028】本願の請求項3に記載した発明の視線検出
手段を有する光学機器は、使用者のファインダー内の視
線位置を検出する視線検出手段と、該ファインダー内に
設けられた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検
出することのできる焦点検出手段と、該焦点検出領域を
含む判定範囲を複数設定するものであって、該焦点検出
手段の動作状態によって、設定される判定範囲の大きさ
を変化させる範囲設定手段と、該視線検出手段によって
検出された視線位置が何れの判定範囲に含まれるかを判
定して、該複数の焦点検出領域のうち少なくとも1つの
焦点検出領域を選択する選択手段とを有することによっ
て、焦点検出手段の動作状態から使用者の視線の移動特
性を推測することができ、視線検出結果に基づいて正確
に焦点検出領域を選択することができる。
【0029】本願の請求項5に記載した発明の視線検出
手段を有する光学機器は、使用者のファインダー内の視
線検出位置を検出する視線検出手段と、該ファインダー
内に設けられた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦
点検出することのできる焦点検出手段と、該焦点検出領
域を含む判定範囲を複数設定するものであって、該焦点
検出手段の焦点検出結果に基づいて、設定される判定範
囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、該視線検出手
段によって検出された視線位置の何れの判定範囲に含ま
れるかを判定して、該複数の焦点検出領域のうち少なく
とも1つの焦点検出領域を選択する選択手段とを有する
ことによって、焦点検出手段の焦点検出結果から被写体
の状態を推測することができ、視線検出結果に基づいて
正確に焦点検出領域を選択することができる。
【0030】本願の請求項7に記載した発明の視線検出
手段を有する光学機器は、使用者のファインダー内の視
線位置を検出する視線検出手段と、該ファインダー内に
設けられた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検
出することのできる焦点検出手段と、複数の動作モード
で光学機器の動作を制御する光学機器制御手段と、該焦
点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであっ
て、該光学機器の動作モードに基づいて、設定される判
定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、該視線検
出手段によって検出された視線位置が何れの判定範囲に
含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域のうち少
なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手段とを有
することによって、該光学機器の動作モードから光学機
器の使用状態を推測することができ、視線検出結果に基
づいて正確に焦点検出領域を選択することができる。
【0031】
【発明の実施の形態】図9は本発明のカメラに内蔵され
た電気回路の要部ブロック図である。カメラ本体に内蔵
されたカメラ制御手段であるところのマイクロコンピュ
ータの中央処理装置(以下CPUと称す)100には、
視線検出回路101、測光回路102、自動焦点検出回
路103、信号入力回路104、LCD駆動回路10
5、LED駆動回路106、IRED駆動回路107、
シャッター制御回路108、モータ制御回路109が接
続されている。また、撮影レンズ内に配置された焦点調
節回路110、絞り駆動回路111とはマウント接点3
7を介して信号の伝達がなされる。
【0032】CPU100に付随した記憶手段としての
EEPROM100aは、フィルムカウンタその他の撮
影情報を記憶可能である。
【0033】視線検出回路101は、イメージセンサー
14(CCD−EYE)からの眼球像の出力をCPU1
00に送信する。CPU100はイメージセンサ14か
らの眼球像信号をCPU内部のA/D変換手段によりA
/D変換し、この像情報を後述するように視線検出に必
要な眼球像の各特徴点を所定のアルゴリズムに従って抽
出し、さらに各特徴点の位置から撮影者の眼球の回転角
を算出する。測光回路102は測光センサー10からの
出力を増幅後、対数圧縮し、各センサーの輝度情報とし
てCPU100に送られる。測光センサー10は画面内
を複数に分割しており、それぞれ光電変換出力を出力す
る複数のフォトダイオードから構成されている。
【0034】ラインセンサー6fは画面内の5つの測距
点200〜204に対応した5組のラインセンサーCC
D−L2、CCD0L1、CCD−C、CCD−R1、
CCD−R2から構成される公知のCCDラインセンサ
ーである。自動焦点検出回路103はこれらラインセン
サー6fから得た電圧をCPU100に送り、CPUで
は内蔵されたA/D変換装置によってラインセンサー信
号を順次A/D変換する。
【0035】SW−1はレリーズ釦の第1ストロークで
ONし、測光、AF、視線検出動作を開始する測光スイ
ッチ、SW−2はレリーズ釦の第2ストロークでONす
るレリーズスイッチ、SW−DIAL1とSW−DIA
L2は電子ダイヤル45内に設けたダイヤルスイッチで
信号入力回路のアップダウンカウンターに入力され、電
子ダイヤル45の回転クリック量をカウントする。
【0036】本発明のカメラの構成要素であるカメラ制
御手段は、CPU100及びEEPROM100aから
成っており、CPU100はカメラの各機能部材に信号
を送信して制御を行うとともに、各種の検出回路からの
信号を受けてその信号処理を行う。
【0037】また、視線検出手段は、CPU100、視
線検出回路101、IRED駆動回路107、CCD−
EYE14、眼球回転角検出手段から構成されている。
【0038】つぎに、この視線検出手段を有したカメラ
の動作フローチャートを図6、7に示し、これをもとに
以下説明する。
【0039】まずカメラの全体シーケンスの動作を図6
(a)のフローチャートを使って説明を行う。
【0040】なお、このフローではカメラの普通のシー
ケンスについて説明しており、特殊な動作や、不慮の事
故に対するトラブル処理については記述していない。
【0041】#601不図示のモードダイアルを回転さ
せてカメラを不作動状態から所定の撮影モードに設定す
るとカメラの電源がONされる。
【0042】#602では変数やフラグの類を初期化す
る。
【0043】「視線検出禁止フラグ」をクリアする。
【0044】「AF禁止フラグ」をクリアする。
【0045】「レリーズ&給送割り込み」を禁止する。
【0046】「レリーズ後フラグ」をクリアする。
【0047】#604において、レリーズボタンの第1
ストロークによりオンするスイッチSW1の状態検知を
行い、オフならば#605へ移行し、オンならば#61
2へすすむ。
【0048】#605変数やフラグの類を初期化する。
ここでは一旦SW1が押されて所定の動作を行った後に
再びSW1が離された場合の初期化を行う。後述する予
測のカウンタAICNTもここでクリアする。(SW1
を押されていなかったことを表すフラグAFINGのク
リアを行う)
【0049】「視線検出禁止フラグ」をクリアし、視線
検出を行うようにし、「AF禁止フラグ」をクリアし、
AFを行うようにする。さらに、「レリーズ&給送割り
込み」を禁止する。「レリーズ後フラグ」もクリアす
る。
【0050】#606現在のカメラの状態が給送モード
設定状態であるかどうかをチェックする。給送モード設
定状態の場合はステップ#608へ、違う場合は#61
4へ進む。
【0051】#608ではダイヤルの変化があったかど
うかをチェックする。ダイヤル変化がなければ、給送モ
ードの切り換えはせずに#620へ進み、ダイヤル変化
があれば#610へ進む。
【0052】ステップ#610では、ダイヤルの変化が
ある毎に給送モードの変更を行う。給送モードは、レリ
ーズスイッチSW2を押すと1枚だけ撮影を行う「単写
モード」と、SW2を押している間連続的に撮影を行う
「連写モード」があり、ダイヤルの変化がある毎に「単
写モード」と「連写モード」が切り換わる。給送モード
の設定が終ると#620へ進む。
【0053】#614、ここではカメラがAFモード切
り換え状態かどうかを判定する。AFモードの切り換え
状態なら#616へ進み、そうでなければ#618へ進
む。
【0054】#616ではAFモードの切換を行う。A
Fモードは前述したように、「静的被写体向きモード」
と「動的被写体向きモード」があり、「静的被写体向き
モード」なら「動的被写体向きモード」に、「動的被写
体向きモード」なら「静的被写体向きモード」に切り替
える。AFモードの設定が終わると#620へ進む。
【0055】#618では給送モード及びAFモード以
外の設定を行う。
【0056】#612、ここでは測光やカメラの状態表
示等の「AE制御」サブルーチンを実行する。サブルー
チン「AE制御」では測光センサーを動作させ測光値に
既知のアルゴリズムによってAE制御値を計算する。計
算したAE制御値はカメラの外部液晶に表示する。次い
で#613へ移行する。
【0057】#613は「視線検出および焦点検出」の
サブルーチンである。このサブルーチンはSW1が押さ
れているあいだ繰返し実行される。
【0058】#620、一連の動作の終了するとここか
ら#604へ戻り、繰り返しカメラの動作を行う。
【0059】次に、本実施例のレリーズ動作について図
6(b)を使って説明する。レリーズ動作は割込みルー
チンで実行される。
【0060】#686 割込みが許可されている時にレ
リーズボタンが第2ストロークまで押されてSW2がO
Nすると、割込み処理により「レリーズ&給送」サブル
ーチンがコールされる。
【0061】#688 「レリーズ給送」の割込みを禁
止する。
【0062】#692 ここでは、絞りの制御値とシャ
ッター速度の計算を行う。絞りとシャッター速度は、カ
メラの撮影モードや測光値あるいは設定値により所定の
アルゴリズムにより計算される。
【0063】#693 カメラのメインミラー(2)及
びサブミラー(3)をアップさせ、絞り駆動回路111
に通信を行いレンズ内に設けた絞り31を#692で計
算した値に制御する。
【0064】#694 次にシャッターマグネットMG
−1に通電を行いシャッターの先幕を走行させ露光を開
始する。#692で計算した所定時間経過後シャッター
マグネットMG−2に通電を行いシャッターの後幕を走
行させ露光を終了させる。
【0065】#695 ミラーを所定の位置にダウンさ
せ、絞り駆動回路111に通信を行い絞りを開放に戻
す。
【0066】#696 1コマ分のフィルム給送を行
い、シャッターバネのチャージを行う。「連写モードな
ら#698へ進み、「単写モード」なら#700へ進
む。
【0067】#698 1コマの撮影が終了すると次に
「視線検出」サブルーチンがコールされたときに視線検
出を行うために「視線検出禁止フラグ」をクリアする。
次に#699へ進む。
【0068】#699 レリーズが行われたことを表す
フラグ「レリーズ後」フラグをセットする。
【0069】#700 「レリーズ給送」の割り込みサ
ブルーチンを終了する。なお「レリーズ給送」サブルー
チンは、割り込みが発生したところのプログラムに戻る
のではなく図6(a)の#604にリターンする。
【0070】次に#613の「視線検出&AF」サブル
ーチンの動作を図1(a)のフローチャートを使って説
明を行う。
【0071】「視線検出&AF」がコールされると#6
31からサブルーチンが実行される。
【0072】#631 視線検出が許可されているかど
うかをここで判定する。視線検出の禁止は「視線検出禁
止フラグ」により判定できる。最初は許可されているの
で#632へ進む。視線検出が禁止されていれば視線検
出動作を行わずに#636へ進む。
【0073】#632 視線検出を行うに先立ち視線入
力が実行されていることを示すため視線入力マーク表示
を行う。照明用LED(F−LED)25を点灯させ、
LCD駆動回路105を介してファインダー内LCD2
4の視線入力マークを点灯させる。これにより、撮影者
はカメラが視線検出を行っていることを確認することが
できる。
【0074】#633の所定のアルゴリズムに従って視
線検出を行う。まずIRED駆動回路107によりカメ
ラの位置によってあらかじめ定められたIREDを点灯
させ視線検出回路101によりCCDーEYE14の蓄
積動作を開始する。蓄積が終了したら蓄積電荷をCPU
100に順次読み出し、A/D変換を行い、所定のアル
ゴリズムにより処理を行う。CCD−EYE14の全画
素に処理を行い、図14(a)、(b)で示した眼球照
明光源の角膜反射像52b,52aの座標及び瞳孔51
の中心座標を得る。これらを前述のアルゴリズムに従っ
て演算することによって撮影者の注視する座標が求めら
れる。
【0075】#634 一度視線検出を行うと、繰り返
し視線検出を行わないように視線検出を禁止する。視線
検出の禁止は「視線検出禁止フラグ」をセットすること
により行われる。
【0076】#635 サブルーチン「測距点選択&表
示」視線検出で求めた視線位置座標から焦点検出領域を
選択する。ここで、図3を使って視線位置座標と焦点検
出領域の説明を行う。図3(a)において、にL2,L
1,C,R1,R2はそれぞれラインセンサー6fのC
CD−L2,CCD−L1,CCD−C,CCD−R
1,CCD−R2に対応し、それぞれの場所での焦点検
出を行う。ファインダー上での視線位置の座標がEYL
2の範囲にあればL2を注視していると判断し、CCD
−L2を使って焦点検出を行う。同様に、視線位置がE
YL1の範囲にあればL1、EYCならC、EYR1な
らR1、EYR2ならR2で焦点検出を行う。次に図3
(b)でEYL2、EYL1、EYC、EYR1、EY
R2の具体的な範囲を説明する。
【0077】x,yはファインダー上での視線位置を求
める時の座標軸であり、求めた視線位置座標を(xn,
yn)とする。
【0078】EYL2の範囲は−x3<xn≦x2かつ
y1≦yn≦−y1 EYL1の範囲は−x2<xn≦−x1かつy1≦yn
≦−y1 EYCの範囲は−x1<xn<x1かつy1≦yn≦−
y1 EYR1の範囲はx1≦xn<x2かつy1≦yn≦−
y1 EYR2の範囲はx2≦xn<x3かつy1≦yn≦−
y1となる。
【0079】図2(b)の(xn,yn)位置に視線が
ある場合は、x1≦xn<x2かつy1≦yn≦−y1
なので範囲はEYR1になる。視線がEYR1にある場
合は選択する測距点はR1になる。
【0080】図2のフローチャートを使ってこの「測距
点選択&表示」サブルーチンの説明を行う。
【0081】サブルーチンがコールされると#101か
らプログラムの実行を開始する。
【0082】#101では、カメラの焦点検出モードが
合焦後は焦点検出動作を行わない静的被写体向きモード
(ワンショットモード)か合焦後も焦点検出動作を続け
る動的被写体向きモード(サーボモード)かを判定す
る。サーボモードなら#103へ進み、ワンショットモ
ードなら#102に進む。
【0083】#102、ワンショットモードの時の各焦
点検出領域に対応する視線範囲パラメータを設定する。
例えば、x1=2.3mm、x2=6.1mm、x3=
18mm、y1=12mmである。
【0084】#103、サーボモードの時の各焦点検出
領域に対応する視線範囲のパラメータを設定する。例え
ば、x1=2.3mm、x2=6.1mm、x3=9.
2mm、y1=9mmである。この実施の形態の場合、
ワンショットモードの範囲の方がサーボモードの範囲よ
り広くなっている。このことを図101で説明する。図
10(a)のように動いている被写体の場合には、各焦
点検出領域に対応する視線の範囲を狭くし、視線が一時
的に被写体からはずれてしまっても、他の焦点検出領域
を選択しにくくすることで、焦点検出領域から変わりに
くくして動いている被写体を追い続けるようにする。図
10(b)のように静止した被写体を撮影する場合には
各焦点検出領域に対応する視線の範囲を広くする。
【0085】#104、最初にy方向(縦方向)の判定
を行う。ynがy1≦yn≦−y1なら#105へ進
み、そうでないのなら、#115へ進む。
【0086】#105、y方向(縦方向)の判定で範囲
内の場合には次にx方向の判定を行う。xnが−x3<
xn≦−x2を満たすなら#110へ進む。これは範囲
EYL2に視線位置(xn,yn)がある場合である。
−x3<xn≦−x2を満たさないなら#106へ進
む。
【0087】#106、xnが−x3<xn≦−x2を
満たさないなら次に−x2<xn≦−x1を満たすかど
うか判定する。満たせば#111に進む。これは範囲E
YL2に視線位置(xn,yn)がある場合である。満
たさなければ#107へ進む。
【0088】#107、xnが−x2<xn≦−x1を
満たさないなら次に−x1<xn<x1を満たすかどう
か判定する。満たせば#112に進む。これは範囲EY
Cに視線位置(xn,yn)がある場合である。満たさ
なければ#108へ進む。
【0089】#108、xnが−x1<xn<x1を満
たさないなら次にx1≦xn<x2を満たすかどうか判
定する。満たせば#113に進む。これは範囲EYR1
に視線位置(xn,yn)がある場合である。満たさな
ければ#109へ進む。
【0090】#109、xnがx1≦xn<x2を満た
さないなら次にx2≦xn<x3を満たすかどうか判定
する。満たせば#114に進む。これは範囲EYR2に
視線位置(xn,yn)がある場合である。満たさなけ
ればどの範囲にも属していないので#115へ進む。
【0091】#110、エリアEYL2に視線位置(x
n,yn)があるので測距点L2を選択する。
【0092】#111、エリアEYL1に視線位置(x
n,yn)があるので測距点L1を選択する。
【0093】#112、エリアEYCに視線位置(x
n,yn)があるので測距点Cを選択する。
【0094】#113、エリアEYR1に視線位置(x
n,yn)があるので測距点R1を選択する。
【0095】#114、エリアEYR2に視線位置(x
n,yn)があるので測距点R2を選択する。
【0096】#115、どのエリアにも入っていない場
合は、視線検出の結果とは無関係に測距点を選択する。
この場合、あらかじめ中央の測距点を選択しても良い
し、前回の結果選択された測距点を再度選択してもよ
い。このサブルーチンのなかであえて測距点を選択せず
に焦点検出結果により後で選択しても良い。
【0097】#110〜#115で測距点が選択された
ら次に表示を行う。
【0098】#116LED駆動回路106に信号を送
信してスーパーインポーズ用LED21をもちいて、前
記焦点検出領域を点滅表示させる(点灯でも良い)。
【0099】#117サブルーチンをリターンする。
【0100】サブルーチン「測距点選択&表示」をリタ
ーンすると#630へ進む。
【0101】#630 ここでAFING=1に設定す
る。以後このフラグによってSW1を押されてから、1
回目の「視線検出&AF」かどうかを判定する。
【0102】#636 ここではレンズ駆動中かどうか
をレンズ駆動回路110と通信を行い判定する。前回に
「視線検出&AF」サブルーチンが実行され、レンズ駆
動が行われた場合で、レンズ駆動がまだ終了していない
場合、ここで#680へ進む。レンズ駆動を行う前やレ
ンズ駆動が終了した後は#637へ進む。
【0103】#637 ここではAFのモードが静的被
写体向きモード(ワンショットモード)か動的被写体向
きモード(サーボモート)かを判定するワンショットモ
ードなら#640へ進み、サーボモードなら#660へ
進む。
【0104】#640 焦点検出が許可されているかど
うかを、「AF禁止フラグ」で判定する。一度合焦にな
り、そのままSW1が保持されたままだと「AF禁止フ
ラグ」がセットされているのでこの場合は#680へ進
む。
【0105】#642 焦点検出を行う。複数ある焦点
検出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域
の焦点検出を行う。
【0106】#644 #642で行った焦点検出領域
の焦点検出が不能であったかどうかを判定する。焦点検
出不能であれば#654へ進み、焦点検出できたなら#
646へ進む。
【0107】#646 焦点検出結果が合焦かどうかを
判定する。焦点検出で求めたデフォーカス量が所定量以
内であれば合焦と判断する。合焦なら#650へ進み、
合焦でないなら#652へ進む。
【0108】#648 焦点検出結果が合焦であること
を撮影者に知らせるために合焦表示を行う。照明用LE
D(F−LED)25を点灯させ、LCD駆動回路10
5を介してファインダー内LCD24の合焦マークを点
灯させる。
【0109】#650 合焦したので「レリーズ給送」
割り込みを許可し、SW2が押されたら割り込みにより
レリーズ動作が行われるようにする。さらに「AF禁止
フラグ」をセットし再度焦点検出を行わないようにす
る。
【0110】#652 #646で合焦でない場合はレ
ンズ駆動を行う。#642で焦点検出したデフォーカス
量からレンズの駆動量を求めレンズ駆動回路110に通
信する。レンズ駆動回路110はレンズ駆動用モータ3
3をパルス板36をモニタしつつ駆動し通信されたレン
ズ駆動量レンズを駆動させる。CPU100はレンズ駆
動回路110にデータを通信した後はレンズ駆動量をモ
ニタする必要がなくレンズを駆動させつつ、別な動作を
行うことができる。よって、レンズ駆動回路との通信が
終了すると#680へ進む。
【0111】#654 焦点検出結果が不能であること
を撮影者に知らせるためにAF不能表示を行う。AF不
能表示はファインダー内LCD24の合焦マークを点滅
させることにより行う。
【0112】#656 もう1度視線検出を行うために
「視線検出禁止フラグ」をクリアする。このことによ
り、次に「視線検出&AF」サブルーチンが呼ばれた場
合、視線検出及び焦点検出が行われる。
【0113】#660 焦点検出を行う。複数ある焦点
検出領域のなかから視線検出で選択された焦点検出領域
の焦点検出を行う。この時焦点検出した被写体の距離を
記憶しておく。焦点検出の方式がデフォーカス量を検出
する方式の場合、検出を行った時のレンズの絶対距離情
報と検出したデフォーカス量から距離を算出する。絶対
距離情報のないレンズの場合はレンズをカメラに取り付
けたとき等にレンズをイニシャル位置(例えば無限位
置)に駆動しレンズ内のカウンタをクリアすることによ
り距離を求めることが出来る。
【0114】#661 #660で行った焦点検出が不
能であったかどうかを判定する。焦点検出不能であれば
#662へ分岐する。
【0115】#662 もう1度視線検出を行うために
「視線検出禁止フラグ」をクリアする。このことによ
り、次に「視線検出&AF」サブルーチンが呼ばれた場
合、視線検出及び焦点検出が行われる。
【0116】#664 ここでは被写体の動きを予測す
るためにデフォーカスデータや焦点検出をお行ったタイ
ミング等を記憶、更新する。予測データのカウンタAI
CNTをカウントアップする。
【0117】#668 被写体の動きは過去の複数回の
焦点検出データから所定のアルゴリズムにより演算して
行う。このためここで過去のデータが十分あるかどうか
AICNTで判定する。データが十分あり被写体の動き
が予測可能なら#670へ進み、データが十分にないな
ら#678へ分岐する。予測計算を1次関数で行うため
にはAICNTが2以上、2次関数の場合は3以上で予
測可能である。
【0118】#670 今回検出したデフォーカス量、
過去に記憶しておいたデフォーカス量、レンズ駆動量、
焦点検出間隔及びレリーズタイムラグから、レリーズス
イッチがおされてから実際にシャッター幕が走行すると
きの被写体のデフォーカス位置を所定のアルゴリズムに
よって求める。
【0119】#672 計算した予測デフォーカス量が
適切かどうか判定する。予測デフォーカス量が一定の閾
値より大きかったり、方向が反転していたりした場合予
測結果が適切でないので#676へ進む。
【0120】これとは別に複数回レンズ駆動量が0だっ
た場合は被写体が動いていない場合なので同様に#67
6へ進む。予測結果が適切なら#674へ進む。
【0121】#674 予測したデフォーカス量をレン
ズ駆動量に変換し、その値をレンズ駆動回路110へ通
信することによりレンズ駆動を行う。
【0122】#675 レリーズ許可判定を行う。レリ
ーズが許可できる条件が整っている場合「レリーズ給送
割り込み」を許可する。予測量でレンズ駆動した場合こ
のルーチン内部でレンズ停止を待ち、レンズ駆動が終了
したら「レリーズ給送割り込み」を許可する。デフォー
カス量でレンズ駆動した場合は、レンズ駆動量が小さか
った場合や0の時に「レリーズ給送割り込み」を許可す
る。「動的被写体向きモード」では、次回もう1度視線
検出を行うために「視線検出禁止フラグ」をクリアす
る。このことにより、次に「視線検出&AF」サブルー
チンが呼ばれた場合、視線検出及び焦点検出が行われ
る。
【0123】#676 #672で予測が適切でない場
合ここに予測データの消去を行い、予測の初期化を行
う。予測が不適切な場合は過去に記憶したデータもしく
は今回のデフォーカス量のいずれかがおかしかった場合
なので、これらのデータを消去して新しく予測データを
貯める必要がある。この時予測のカウンタAICNTも
クリアする。
【0124】#678 予測ができなかった場合検出し
たデフォーカス量でレンズ駆動を行う。レンズ駆動量が
所定より小さければレンズがぴくつくことを防止するた
めレンズ駆動は行わない。
【0125】#680 サブルーチン「視線検出&A
F」を終了しリターンする。
【0126】図7は視線検出のフローチャートである。
【0127】(#201)図1(a)ステップ(#63
3)においてCPU100は視線検出回路に信号を出
し、視線検出を実行させる。
【0128】(#202)撮影者の眼球像を得るための
イメージセンサの蓄積時間及び読み出し増幅率を決定す
るためにイメージセンサ14を所定の蓄積時間で電荷蓄
積を行う。この動作を予備蓄積という。
【0129】(#203)次にCPU100は視線検出
回路10に信号を送って予備蓄積の蓄積電荷を読み出
し、順次A/D変換を行い本蓄積での蓄積時間や増幅特
性、出力ゲインの決定を行う(AGC計算)。
【0130】(#204)次に本蓄積を行う。先ずCP
U100は撮影者の眼を照明するために赤外発光ダイオ
ード(IRED)13a、bを点灯し、(#203)の
AGC計算で決定された蓄積時間及び出力増幅率で蓄積
及びゲインで制御を行い、センサー出力を得る。蓄積が
終了するとともにIREDも消灯される。
【0131】(#205)CPU100は蓄積の終了し
たイメージセンサ14から撮影者の眼球像を読み出す。
【0132】(#206)次に読み出したセンサイメー
ジのP像や瞳孔部の特徴抽出の処理を行う。この特徴抽
出は(#205)の読み出しとともに逐次的に行っても
良い。具体的には本出願人によって特願平3−1219
098号公報に詳述されているので、ここでの詳細な説
明は省略する。P像は眼球照明用IREDの角膜反射像
であるから、像信号中には光強度の強い輝点として現わ
れるため、その特徴ともって1組のP像を検出し、その
位置(xd′、yd′)、(xe、ye′)を求めるこ
とが出来る。瞳孔の反射率は非常に低く画像上の低輝度
でかつ一定の基準を満たす部分として検出することがで
きる。このようにして瞳孔中心(xc′yc′)及び瞳
孔径(rc)の検出を行う。
【0133】(#207)撮影者の眼球像の中からP像
位置と瞳孔が検出されれば、撮影者の眼球光軸の回転角
(θx,θy)を算出することが出来る。
【0134】(#208)眼球の回転角が計算できる
と、前述の計算式(4a)(5a)を使って所定の演算
を行うことによってファインダー上の注視点の座標を求
めることができる。眼球回転角から注視点の座標の演算
の所定数m及びΔは、予め撮影者の個人差データを求め
ておく。個人差データは視線検出動作に先立って行われ
るキャリブレーション動作で求めるが、キャリブレーシ
ョン動作についての説明は省略する。
【0135】(#209)視線検出を終了する。
【0136】このように、動的被写体向きモードと静的
被写体向きモードとで各焦点検出領域に対応する視線の
範囲を変えることによって、静止している被写体を撮影
するときと、動いている被写体を撮影する場合では撮影
者の視線位置が変化する状況が異なることに対応した焦
点検出領域の決定ができる。
【0137】第1の実施の形態では、動的被写体向きモ
ードと静的被写体向きモードとで各焦点検出領域に対応
する視線の範囲を変える実施の形態について説明した
が、ここでは動いている被写体を撮影する場合について
考える。サブルーチン「測距点選択&表示」以外の部分
は第1の実施の形態と同様であるので、ここではサブル
ーチン「測距点選択&表示」のみの説明行う。
【0138】図4のフローチャートを使ってこの「測距
点選択&表示」サブルーチンの説明を行う。
【0139】サブルーチンがコールされると#3101
からプログラムの実行を開始する。
【0140】#3101では、予測演算の途中であるか
どうかを予測カウンタAICNTによって判定する。予
測途中(現在予測動作中)なら#3102へ進み、予測
開始前(AICNT=0)なら#3103へ進む。
【0141】予測カウンタAICNTを使ってこの判断
を行うと各焦点検出領域に対応する視線範囲は予測が途
中でクリアされた時に広くなり、予測を行っている最中
は各焦点検出領域に対応する視線範囲は狭くなる。
【0142】例えばここで、AICNTの変りにAFI
NGを使って同様に判定を行うようにすれば、SW1を
押して最初だけ各焦点検出領域に対応する視線範囲を広
げて、2回目以降は各焦点検出領域に対応する視線範囲
を狭くする様にも出来る。
【0143】#3102、予測開始前の各焦点検出領域
に対応する視線範囲パラメータを設定する。例えば、x
1=2.3mm、x2=6.1mm、x3=12mm、
y1=10mmである。
【0144】#103、予測中の各焦点検出領域に対応
する視線範囲パラメータを設定する。例えば、x1=
2.3mm、x2=6.1mm、x3=9.2mm、y
1=9mmである。
【0145】この実施の形態の場合、予測開始前の範囲
の方が予測中の範囲より広くなっている。これは図11
(a)のように動いている被写体の場合、予測を開始す
る前(すなわち1回目の視線検出時の)は視線の範囲を
広くし、被写体をとらえやすくしている。予測演算が開
始される(すなわち2回目以降の視線検出時)と図11
(b)のように視線範囲を狭くして間違って背景に視線
がいってしまっても予測演算が中断しないようにしてい
る。次に#3104にすすむ。
【0146】#3104、最初にy方向(縦方向)の判
定を行う。ynがy1≦yn≦−y1なら#3105へ
進み、そうでないのなら、#3115へ進む。
【0147】#3105、y方向(縦方向)の判定で範
囲内の場合は次にx方向の判定を行う。xnが−x3<
xn≦−x2を満たすなら#3110へ進む。これは範
囲EYL2に視線位置(xn,yn)がある場合であ
る。−x3<xn≦−2xを満たさないなら#3106
へ進む。
【0148】#3106、xnが−x3<xn≦−x2
を満たさないなら次に−x2<xn≦−x1を満たすか
どうか判定する。満たせば#3111に進む。これは範
囲EYL2に視線位置(xn,yn)がある場合であ
る。満たさなければ#3107へ進む。
【0149】#3107、xnが−x2<xn≦−x1
を満たさないなら次に−x1<xn<x1を満たすかど
うか判定する。満たせば#3112に進む。これは範囲
EYCに視線位置(xn,yn)がある場合である。満
たさなければ#3108へ進む。
【0150】#3108、xnが−x1<xn<x1を
満たさないなら次にx1≦xn<x2を満たすかどうか
判定する。満たせば#3113に進む。これは範囲EY
R1に視線位置(xn,yn)がある場合である。満た
さなければ#3109へ進む。
【0151】#3109、xnがx1≦xn<x2を満
たさないなら次にx2≦xn<x3を満たすかどうか判
定する。満たせば#3114に進む。これは範囲EYR
2に視線位置(xn,yn)がある場合である。満たさ
なければどの範囲にも属していないので#3115へ進
む。
【0152】#3110、エリアEYL2に視線位置
(xn,yn)があるので測距点L2を選択する。
【0153】#3111、エリアEYL1に視線位置
(xn,yn)があるので測距点L1を選択する。
【0154】#3112、エリアEYCに視線位置(x
n,yn)があるので測距点Cを選択する。
【0155】#3113、エリアEYR1に視線位置
(xn,yn)があるので測距点R1を選択する。
【0156】#3114、エリアEYR2に視線位置
(xn,yn)があるので測距点R2を選択する。
【0157】#3115、どのエリアにも入っていない
場合は、視線検出の結果とは無関係に測距点を選択す
る。この場合、前回の結果選択された測距点を再度選択
するか、このサブルーチンのなかであえて測距点を選択
せずに焦点検出結果を予測演算の結果から後で選択して
も良い。
【0158】#3110〜#3115で測距点が選択さ
れたら次に表示を行う。
【0159】#3116、LED駆動回路106に信号
を送信してスーパーインポーズ用LED21をもちい
て、前記焦点検出領域を点滅表示させる(点灯でも良
い)。
【0160】#3117サブルーチンをリターンする。
【0161】サブルーチン「測距点選択&表示」をリタ
ーンすると#630へ進む。
【0162】この後の動作も第1の実施の形態と同様で
ある。
【0163】このように、動いている被写体を撮影する
場合だけでも、1回目に視線検出と焦点検出を行う場合
と2回目以降の視線検出と焦点検出を行う場合とで視線
の範囲を変えることにより正確に視線による焦点検出領
域選択が出来る。
【0164】第3の実施の形態では被写体距離で視線範
囲を変化させた場合を説明する。
【0165】第3の実施の形態はサブルーチン「測距点
選択&表示」以外第1の実施の形態と同様であるので、
ここではサブルーチン「測距点選択&表示」のみの説明
を行う。
【0166】サブルーチン「測距点選択&表示」視線検
出で求めた視線位置座標から焦点検出領域を選択する。
ここで、図8を使って視線位置座標と焦点検出領域の説
明をおこなう。図8において、L2,L1,C,R1,
R2はそれぞれラインセンサー6fのCCD−L2,C
CD−L1,CCD−C,CCD−R1,CCD−R2
に対応し、それぞれの場所での焦点検出をおこなう。フ
ァインダー上での視線位置の座標がEYL2の範囲にあ
ればL2を注視していると判断し、CCD−L2を使っ
て焦点検出をおこなう。同様に、視線がEYL1の範囲
にあればL1、EYCならC、EYR1ならR1、EY
R2ならR2で焦点検出を行う。次にEYL2、EYL
1、EYC、EYR1、EYR2の具体的な範囲を説明
する。x,yはファインダー上での視線位置を求めると
きの座標軸であり、求めた視線位置座標を(xn,y
n)とする。
【0167】EYL2の範囲は−x3<xn≦−x2か
つy3≦yn≦−y3、 EYL1の範囲は−2x<xn≦−x1かつy2≦yn
≦−y2 EYCの範囲は−x1<xn<x1かつy1≦yn≦−
y1 EYR1の範囲はx1≦xn<x2かつy2≦yn≦−
y2 EYR2の範囲はx2≦xn<x3かつy3≦yn≦−
y3となる。
【0168】図8の(xn,yn)位置に視線がある場
合は、x1≦xn<x2かつy2≦yn≦−y2なので
範囲はEYR1になる。視線がEYR1にある場合は選
択する測距点はR1になる。
【0169】図5のフローチャートを使ってこの「測距
点選択&表示」サブルーチンの説明を行う。
【0170】サブルーチンがコールされると#4102
からプログラムの実行を開始する。
【0171】#4102、前回測距した被写体距離か
ら、パラメータx1,x2,x3,y1,y2,y3の
値を決定する。
【0172】最初の視線検出で前回の距離が無い場合
は、所定の値に設定される(例えば第1の実施の形態の
ワンショットモード時と同じ値:x1=2.3mm、x
2=6.1mm、x3=18mm、y1=y2=y3=
12mmである。)。通常、撮影者と被写体との距離が
遠いほどファインダー上の被写体が小さいので(図12
(a))、視線の範囲は小さくし、近づくほど広く(図
12(b))設定する。また、距離と視線範囲の広さの
関係は撮影レンズの焦点距離によっても変わる。次に#
4105に進む。
【0173】#4150、xnが−x3<xn≦−x2
及びy3≦yn≦−y3を満たすなら#4110へ進
む。これは範囲EYL2に視線位置(xn,yn)があ
る場合である。この条件を満たさないなら#4106へ
進む。
【0174】#4106、次に−x2<xn≦−x及び
y2≦−y2を満たすかどうか判定する。満たせば#4
111に進む。これは範囲EYL2に視線位置(xn,
yn)がある場合である。満たさなければ#4107へ
進む。
【0175】#4107、次に−x1<xn<x1及び
y1≦yn≦−y1を満たすかどうか判定する。満たせ
ば#4112に進む。これは範囲EYCに視線位置(x
n,yn)がある場合である。満たさなければ#410
8へ進む。
【0176】#4108、次にx1≦xn<x2及びy
2≦yn≦−y2を満たすかどうか判定する。満たせば
#4113に進む。
【0177】#4109、次にx2≦xn<x3及びy
3≦yn≦−y3を満たすかどうか判定する。満たせば
#4114に進む。これは範囲EYR2に視線位置(x
n,yn)がある場合である。満たさなければどの範囲
にも属していないので#4115へ進む。
【0178】#4110、エリアEYL2に視線位置
(xn,yn)があるので測距点L2を選択する。
【0179】#4111、エリアEYL1に視線位置
(xn,yn)があるので測距点L1を選択する。
【0180】#4112、エリアEYCに視線位置(x
n,yn)があるので測距点Cを選択する。
【0181】#4113、エリアRYR1に視線位置
(xn,yn)があるので、測距点R1を選択する。
【0182】#4114、エリアEYR2に視線位置
(xn,yn)があるので測距点R2を選択する。
【0183】#4115、どのエリアにも入っていない
場合は、視線検出の結果とは無関係に測距点を選択す
る。この場合、あらかじめ中央の測距点を選択しても良
いし、前回の結果選択された測距点を再度選択してもよ
い。このサブルーチンのなかであえて測距点を選択せず
に焦点検出結果により後で選択しても良い。
【0184】#4110〜#4115で測距点が選択さ
れたら次の表示を行う。
【0185】#4116、LED駆動回路106に信号
を送信してスーパーインポーズ用LED21をもちい
て、前記焦点検出領域を点滅表示させる(点灯でも良
い)。
【0186】#117サブルーチンをリターンする。
【0187】サブルーチン「測距選択&表示」をリター
ンすると#630へ進む。
【0188】また、カメラの給送モードによって各焦点
検出領域に対応する視線の範囲を切り換えることも出来
る。フローチャート図2の#101の部分、図4#31
01の部分の判断を給送モードが連写モードと単写モー
ドの違いで分岐するように変更すればよい。単写モード
では範囲を広くし、単写モードでは範囲を狭くする。
【0189】
【発明の効果】以上説明したように、本願の請求項1に
記載した発明の視線検出手段を有する光学機器は、使用
者のファインダー内の視線位置を検出する視線検出手段
と、複数の動作モードを有し、該ファインダー内に設け
られた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検出す
ることのできる焦点検出手段と、該焦点検出領域を含む
判定範囲を複数設定するものであって、該焦点検出手段
の動作モードによって、設定される判定範囲の大きさを
変化させる範囲設定手段と、該視線検出手段によって検
出された視線位置が何れの判定範囲に含まれるかを判定
して、該複数の焦点検出領域のうち少なくとも1つの焦
点検出領域を選択する選択手段とを有することによっ
て、焦点検出手段の動作モードから使用者の視線の移動
特性を推測することができ、視線検出結果に基づいて正
確に焦点検出領域を選択することができる。本願の請求
項3に記載した発明の視線検出手段を有する光学機器
は、使用者のファインダー内の視線位置を検出する視線
検出手段と、該ファインダー内に設けられた複数の焦点
検出領域に対してそれぞれ焦点検出することのできる焦
点検出手段と、該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設
定するものであって、該焦点検出手段の動作状態によっ
て、設定される判定範囲の大きさを変化させる範囲設定
手段と、該視線検出手段によって検出された視線位置が
何れの判定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点
検出領域のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択す
る選択手段とを有することによって、焦点検出手段の動
作状態から使用者の視線の移動特性を推測することがで
き、この移動特性に合わせて判定範囲の大きさを変える
ことで、視線検出結果に基づいて正確に焦点検出領域を
選択することができる。
【0190】本願の請求項5に記載した発明の視線検出
手段を有する光学機器は、使用者のファインダー内の視
線位置を検出する視線検出手段と、該ファインダー内に
設けられた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検
出することのできる焦点検出手段と、該焦点検出領域を
含む判定範囲を複数設定するものであって、該焦点検出
手段の焦点検出結果に基づいて、設定される判定範囲の
大きさを変化させる範囲設定手段と、該視線検出手段に
よって検出された視線位置が何れの判定範囲に含まれる
かを判定して、該複数の焦点検出領域のうち少なくとも
1つの焦点検出領域を選択する選択手段とを有すること
によって、焦点検出手段の焦点検出結果から被写体の状
態を推測することができ、被写体の状態から使用者の視
線の移動特性を想定し、この想定された移動特性に合わ
せて判定範囲の大きさを変えることで、視線検出結果に
基づいて正確に焦点検出領域を選択することができる。
【0191】本願の請求項7に記載した発明の視線検出
手段を有する光学機器は、使用者のファインダー内の視
線位置を検出する視線検出手段と、該ファインダー内に
設けられた複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検
出することのできる焦点検出手段と、複数の動作モード
で光学機器の動作を制御する光学機器制御手段と、該焦
点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであっ
て、該光学機器の動作モードに基づいて、設定される判
定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、該視線検
出手段によって検出された視線位置が何れの判定範囲に
含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域のうち少
なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手段とを有
することによって、該光学機器の動作モードから光学機
器の使用状態を推測することができ、光学機器の使用状
態から使用者の視線の移動特性を想定して、想定された
移動特性に合わせて判定範囲の大きさを変えることで、
視線検出結果に基づいて正確に焦点検出領域を選択する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の動作を説明する「視線検出&A
F」のフローチャート。
【図2】第1の実施例の動作を説明する「測距点選択&
表示」のフローチャート。
【図3】視線範囲の説明図。
【図4】第2の実施例の動作を説明するフローチャー
ト。
【図5】第3の実施例の動作を説明するフローチャー
ト。
【図6】カメラの動作を説明するフローチャート。
【図7】視線検出動作を説明するフローチャート。
【図8】第3の実施例の視線範囲の説明図。
【図9】本発明のカメラの電気回路ブロック図視線検出
光学系の概略図。
【図10】第1の実施例を説明する図。
【図11】第2の実施例を説明する図。
【図12】第3の実施例を説明する図。
【図13】視線検出光学系の概略図。
【図14】眼球像と出力信号の概略図。
【図15】視線検出方法の原理説明図。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 主 ミラー 7 ピント板 8 ペンタダハプリズム 11 接眼レンズ 12 受光レンズ 13 赤外発光ダイオード 14 CCD 15 眼球 16 角膜 17 虹彩 19 瞳孔 21 LED 100 CPU 101 視線検出回路 102 測光回路 103 自動焦点検出回路 104 信号入力回路 105 LCD駆動回路 107 IRED駆動回路 108 シャッター制御回路 109 モーター制御回路 110 焦点調節回路 111 絞り駆動回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者のファインダー内の視線位置を検
    出する視線検出手段と、 複数の動作モードを有し、該ファインダー内に設けられ
    た複数の焦点検出領域に対してそれぞれ焦点検出するこ
    とのできる焦点検出手段と、 該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであ
    って、該焦点検出手段の動作モードによって、設定され
    る判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、 該視線検出手段によって検出された視線位置が何れの判
    定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域
    のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手
    段とを含む視線検出手段を有する光学機器。
  2. 【請求項2】 前記焦点検出手段は一旦合焦が得られる
    と焦点検出動作を行わない第1の動作モードと、合焦後
    も焦点検出動作を続ける第2の動作モードとを有し、前
    記範囲設定手段は該第1の動作モードと該第2の動作モ
    ードとで設定する判定範囲の大きさを変化させることを
    特徴とする請求項1記載の視線検出手段を有する光学機
    器。
  3. 【請求項3】 使用者のファインダー内の視線位置を検
    出する視線検出手段と、 該ファインダー内に設けられた複数の焦点検出領域に対
    してそれぞれ焦点検出することのできる焦点検出手段
    と、 該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであ
    って、該焦点検出手段の動作状態によって、設定される
    判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、 該視線検出手段によって検出された視線位置が何れの判
    定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域
    のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手
    段とを含む視線検出手段を有する光学機器。
  4. 【請求項4】 前記焦点検出手段は合焦後も焦点検出動
    作を続ける動作モードを有し、前記範囲設定手段は該動
    作モードの1回目の動作と、2回目以降の動作とで設定
    する判定範囲の大きさを変化させることを特徴とする請
    求項3記載の視線検出手段を有する光学機器。
  5. 【請求項5】 使用者のファインダー内の視線位置を検
    出する視線検出手段と、 該ファインダー内に設けられた複数の焦点検出領域に対
    してそれぞれ焦点検出することのできる焦点検出手段
    と、 該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであ
    って、該焦点検出手段の焦点検出結果に基づいて、設定
    される判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、 該視線検出手段によって検出された視線位置が何れの判
    定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域
    のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手
    段とを含む視線検出手段を有する光学機器。
  6. 【請求項6】 前記範囲設定手段は前記焦点検出結果に
    基づいて求めた被写体距離によって、設定する判定範囲
    の大きさを変化させることを特徴とする請求項5記載の
    視線検出手段を有する光学機器。
  7. 【請求項7】 使用者のファインダー内の視線位置を検
    出する視線検出手段と、 該ファインダー内に設けられた複数の焦点検出領域に対
    してそれぞれ焦点検出することのできる焦点検出手段
    と、 複数の動作モードで光学機器の動作を制御する光学機器
    制御手段と、 該焦点検出領域を含む判定範囲を複数設定するものであ
    って、該光学機器の動作モードに基づいて、設定される
    判定範囲の大きさを変化させる範囲設定手段と、 該視線検出手段によって検出された視線位置が何れの判
    定範囲に含まれるかを判定して、該複数の焦点検出領域
    のうち少なくとも1つの焦点検出領域を選択する選択手
    段とを含む視線検出手段を有する光学機器。
  8. 【請求項8】 前記光学機器制御手段はレリーズボタン
    の操作で、1回の撮影動作を行う第1の露光動作モード
    と連続的に複数の撮影動作を行う第2の露光動作モード
    とを有し、前記範囲設定手段は該第1の露光動作モード
    と該第2の露光動作モードとで設定する判定範囲の大き
    さを変化させることを特徴とする請求項7記載の視線検
    出手段を有する光学機器。
JP7194991A 1995-07-31 1995-07-31 視線検出手段を有する光学機器 Pending JPH0943494A (ja)

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JP7194991A JPH0943494A (ja) 1995-07-31 1995-07-31 視線検出手段を有する光学機器
US08/689,045 US5913079A (en) 1995-07-31 1996-07-30 Optical apparatus having a line of sight detection device

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ID=16333726

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013015806A (ja) * 2011-06-09 2013-01-24 Nikon Corp 焦点検出装置および撮像装置
JP2021105694A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013015806A (ja) * 2011-06-09 2013-01-24 Nikon Corp 焦点検出装置および撮像装置
JP2021105694A (ja) * 2019-12-27 2021-07-26 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法

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Effective date: 20041102