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JPH0939294A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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Publication number
JPH0939294A
JPH0939294A JP7195258A JP19525895A JPH0939294A JP H0939294 A JPH0939294 A JP H0939294A JP 7195258 A JP7195258 A JP 7195258A JP 19525895 A JP19525895 A JP 19525895A JP H0939294 A JPH0939294 A JP H0939294A
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JP
Japan
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image
signal
positional deviation
density
scanning
Prior art date
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Application number
JP7195258A
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English (en)
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JP3715349B2 (ja
Inventor
Tadashi Yamamoto
直史 山本
Hidekazu Sekizawa
秀和 関沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP19525895A priority Critical patent/JP3715349B2/ja
Priority to US08/679,216 priority patent/US6134022A/en
Priority to EP96111381A priority patent/EP0753959B1/en
Priority to DE69624295T priority patent/DE69624295T2/de
Priority to SG1996010363A priority patent/SG69986A1/en
Publication of JPH0939294A publication Critical patent/JPH0939294A/ja
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  • Color Electrophotography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線の滑らかさ損なったり、疑似階調画像です
じ状ノイズを発生させることなく走査線の位置ずれを補
正できる画像記録装置を提供する。 【解決手段】 記録画像を構成する走査線の主走査方向
および副走査方向の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発
生する位置ずれ量信号発生部101と、副走査方向の位
置ずれ量信号に基づいて走査線の副走査方向の位置ずれ
を補正する処理を画像信号に対して施す副走査位置ずれ
補正部102と、画像信号の画素パターンに応じて走査
線の副走査方向の濃度ずれを補正する処理を副走査位置
ずれ補正部102から出力される画像信号に対して施す
副走査濃度ずれ補正部103と、副走査方向の濃度ずれ
が補正された画像信号をパルス幅変調信号に変換すると
ともに、このパルス幅変調信号を主走査方向の位置ずれ
量信号に応じて補正することにより記録用信号を得る主
走査位置ずれ/濃度ずれ補正部104とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主としてカラー画
像の記録を行う画像記録装置に係り、特に記録画像を構
成する走査線の位置ずれを補正すると共に、この位置ず
れ補正に伴う記録画像の濃度ずれを補正する画像記録装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機などで作成したカラー画像信号を
ハードコピーとして出力する画像記録装置、いわゆるカ
ラープリンタは、画像形成プロセスにより電子写真方
式、インクジェット方式および熱転写方式などが実用化
されている。これらのうち、特に電子写真方式は高速に
高画質の画像を記録できるという利点から、現状では高
画質用途のプリンタに最も適している。電子写真方式
は、周知のように画像信号に応じて強度変調したレーザ
光により感光体ドラム上を走査して画像信号に応じた静
電潜像を形成し、これを帯電したトナーで現像すること
により可視画像を形成するものである。
【0003】電子写真方式のカラープリンタを実現する
場合、上述した一連の画像形成プロセスをイエロー、マ
ゼンタ、シアンの3色のトナーまたはこれに黒を加えた
4色のトナーを用いて行うことでカラー画像を形成す
る。ここで、これら複数色の画像形成系の間で記録画像
を形成する走査線の位置が相対的にずれると、いわゆる
色ずれとなり、画質を著しく損なうという問題がある。
色ずれは、具体的には記録画像において赤や緑などの線
ににじみが生じるという形で現れる。走査線の相対的な
位置ずれは150μm程度でも目に見えるので、高画質
の記録画像を得るには、この位置ずれをこれより小さい
値に抑える必要がある。
【0004】このような複数色の画像形成系での走査線
の相対的な位置のずれの要因としては、各色の画像走査
系の走査線自体の歪みや走査開始位置の相対的なずれな
どが挙げられる。前者は光走査系の歪みや感光ドラムの
偏心などに起因するものであり、色毎に歪みの特性が異
なると色ずれが生じる。また、後者は各現像器の取り付
け位置などのずれに起因する。走査線自体の歪みも、局
所的に見れば走査線の位置が本来の位置から部分的にず
れていることに相当するので、本発明では走査線自体の
歪みや走査開始位置の相対的な位置ずれを総称して走査
線の位置ずれと称する。
【0005】このような走査線の位置ずれを防ぐ方法と
して、まず走査精度や各種構成部品の取り付け精度を十
分上げることが考えられるが、これは高精度な部品加工
を必要としたり組立て工数が増えるために、コストが増
大するという問題がある。
【0006】一方、低いコストで色ずれの問題を解決す
る方式として、信号処理により走査線の位置ずれ補正を
行う技術が知られている(特開平4−317247号、
特開平4−326380号)。この方式では予め走査線
の位置ずれを記憶しておき、ずれた位置の画像情報を出
力することにより補正を行う。この方式は、予測できな
いランダムな色ずれについては効果はないが、走査線の
歪みは予測できる成分が支配的である場合が多いことか
ら、走査線の位置ずれによる色ずれの補正については有
効な方法である。また、同様の方式をレーザ光走査系で
なくLEDアレイなどの固体発光素子を用いたプリンタ
における色ずれ補正に適用した例も知られている(特開
平4−291372号、特開平4−281476号)。
【0007】上述した従来の信号処理による走査線の位
置ずれ補正の原理について、さらに詳細に説明する。こ
の方式では走査線の理想的な位置からのずれ量を予測
し、そのずれた位置の画像情報を出力することにより補
正を行う。例えば、走査線が図7の実線に示すように歪
んでいる場合、□の記号で示される画素の画像情報を走
査線上に出力する。これにより、走査線の歪みにかかわ
らず本来記録しようとした位置に画像が記録される。な
お、走査線の位置ずれ量の予測は、予めずれ量を測定し
ておくか、画像記録前に測定することにより行う。
【0008】しかし、この方式では走査線の位置ずれ補
正に際して画素の位置をずらすために、記録画点のパタ
ーンが変化する。特に、副走査方向での走査線の位置ず
れ補正の場合、最小で1画素の単位でしか補正を行えな
いため、隣接画素間での走査線の位置ずれ量が1画素よ
り十分小さい位置でも、1画素の位置ずれ補正を施して
しまう場合が生じる。このため、補正により画点情報の
消失や画点の隣接関係の変化が起こる。画点情報が消失
すると、本来あるべき画点が消失するために記録画像の
濃度変動(濃度ずれという)ずれが生じ、また画点の隣
接関係が変化すると、画素パターンの変化によりやはり
記録画像の濃度ずれが生じる。特に、電子写真記録では
通常、レーザ光のビームが画素サイズより大きく広がっ
ているため、隣接する画点の状況が変化して画点パター
ンの変化が生じ、結果としてトナー量が変動して、記録
画像の濃度が変動する。
【0009】具体例を図8により説明する。ここでは、
副走査方向の位置ずれ補正について述べる。図8(a)
(b)(c)は、副走査方向の位置ずれ量信号、位置ず
れ補正前の原画像信号、位置ずれ補正後の画像信号をそ
れぞれ示す。位置ずれ量信号の“0”は位置ずれがない
ことを表わし、数字i(1,2,…)は走査線の位置が
図で下側にi画素分ずれていることを表わす。この位置
ずれ量信号に基づく走査線の位置ずれ補正処理により、
図8(b)の原画像信号は図8(c)のように補正され
る。
【0010】ここで、図8(b)(c)を比較して分か
るように、図中P0に示す領域では原画像信号の画点が
2倍に増え、P1に示す領域では画点の消失が起こり、
P2に示す領域では画点パターンが変化することによ
り、濃度ずれが生じる。これらの濃度ずれは線で描かれ
た2値画像の場合にも観測されるが、誤差拡散法やディ
ザ法などの疑似階調処理により表現された画像で特に顕
著となる。
【0011】このように、従来の信号処理による走査線
の位置ずれ補正によると、位置ずれ自体は小さくなる
が、線の滑らかさや疑似階調画像での濃度ずれ、すじ状
ノイズの発生といった問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、カラ
ープリンタにおいて信号処理により走査線の位置ずれ補
正を行う従来の技術では、記録画像において線が滑らか
に連続しないといった問題や、ディザ法や誤差拡散法な
どの疑似階調で表現された画像の濃度が正しく再現され
なかったり、すじ状のノイズが生じるという問題があっ
た。
【0013】本発明は、線の滑らかさ損なったり、疑似
階調画像ですじ状ノイズを発生させるといった弊害を起
こすことなく、走査線の位置ずれを補正できる画像記録
装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するため、記録画像を構成する走査線の位置ずれ補正
を行うに際し、画像信号の画素パターンを参照して記録
画像の濃度ずれの補正を併せて行うことを骨子としてい
る。
【0015】すなわち、本発明は画像信号に基づいて生
成される記録用信号に基づいて走査を行うことにより記
録画像を得る画像記録装置において、記録画像を構成す
る走査線の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発生する位
置ずれ量信号発生手段と、この位置ずれ量信号に基づい
て走査線の位置ずれを補正する位置ずれ補正手段と、画
像信号の画素パターンに基づいて位置ずれ補正手段によ
る位置ずれの補正に伴う記録画像の濃度ずれを補正する
濃度ずれ補正手段とを有することを基本的な特徴とす
る。
【0016】このように記録画像を構成する走査線の位
置ずれ補正とともに、画像信号の画素パターンを参照し
て濃度ずれの補正を行うことによって、線の滑らかさを
保持し、かつ疑似階調画像での濃度ずれを防ぐことがで
きる。
【0017】ここで、濃度ずれ補正手段は、例えば位置
ずれ量信号の空間変化を生じる画素を検出する第1の検
出手段と、画像信号の注目画素周辺の画素パターンを検
出する第2の検出手段と、これら第1および第2の検出
手段からの出力信号に基づいて注目画素に相当する位置
の画像信号の濃度を補正する濃度補正手段とにより構成
される。
【0018】より具体的には、第1の検出手段は注目画
素周辺での位置ずれ量信号の副走査方向成分の変化を検
出することによって、画像信号の空間変化を生じる画素
を検出する。また、濃度補正手段は第1の検出手段で空
間変化を生じる画素が検出され、かつ第2の検出手段で
検出された注目画素周辺での画像信号の画素パターンが
予め定められた1または複数の所定のパターンと一致し
た場合に、一致した画素パターンと第1の検出手段で検
出された空間変化を生じる画素の位置との組に対応した
濃度補正を注目画素の画像信号に施すことにより、濃度
ずれの補正を行う。
【0019】また、本発明は特に記録用信号としてパル
ス幅変調信号を用いて走査を行うことにより記録画像を
得る画像記録装置において、記録画像を構成する走査線
の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発生する位置ずれ量
信号発生手段と、この位置ずれ量信号発生手段により発
生される位置ずれ量信号に基づいて走査線の位置ずれを
補正する処理を画像信号に対して施す位置ずれ補正手段
と、画像信号の画素パターンに基づいて位置ずれ補正手
段による位置ずれの補正に伴う記録画像の濃度ずれを補
正する処理を位置ずれ補正手段から出力される画像信号
に対して施す濃度ずれ補正手段と、この濃度ずれ補正手
段から出力される画像信号をパルス幅変調信号に変換し
て記録用信号を得る信号変換手段とを有することを特徴
とする。
【0020】また、本発明に係る画像制御装置は、記録
画像を構成する走査線の位置ずれを示す位置ずれ量信号
を発生する位置ずれ量信号発生手段と、位置ずれ量信号
発生手段により発生される位置ずれ量信号に基づいて走
査線の位置ずれを補正する処理を画像信号に対して施す
位置ずれ補正手段と、画像信号の画素パターンに基づい
て前記位置ずれ補正手段による位置ずれの補正に伴う記
録画像の濃度ずれを補正する処理を前記位置ずれ補正手
段から出力される画像信号に対して施す濃度ずれ補正手
段と、この濃度ずれ補正手段から出力される画像信号を
パルス幅変調信号に変換して記録用信号を得る信号変換
手段とを有することを特徴とする。
【0021】このように画像信号をパルス幅変調信号に
変換する前のディジタル信号の段階で位置ずれ/濃度ず
れ補正を行うことにより、位置ずれ/濃度ずれ補正のた
めの信号処理系の構成が簡単となる。
【0022】また、本発明は特に画像信号から生成され
るパルス幅変調信号からなる記録用信号に基づいて主走
査および副走査を行うことにより記録画像を得る画像記
録装置において、記録画像を構成する走査線の主走査方
向および副走査方向の位置ずれを示す位置ずれ量信号を
発生する位置ずれ量信号発生手段と、この位置ずれ量信
号発生手段により発生される副走査方向の位置ずれ量信
号に基づいて走査線の副走査方向の位置ずれを補正する
処理を画像信号に対して施す位置ずれ補正手段と、画像
信号の画素パターンに基づいて位置ずれ補正手段による
位置ずれの補正に伴う記録画像の副走査方向の濃度ずれ
を補正する処理を位置ずれ補正手段から出力される画像
信号に対して施す濃度ずれ補正手段と、この濃度補正手
段から出力される画像信号をパルス幅変調信号に変換す
る信号変換手段と、この信号変換手段から出力されるパ
ルス幅変調信号を位置ずれ量信号発生手段により発生さ
れる主走査方向の位置ずれ量信号に応じて補正すること
により記録用信号を得るパルス幅変調信号補正手段とを
有することを特徴とする。
【0023】ここで、パルス幅変調信号補正手段は、例
えば主走査方向の位置ずれ量信号に基づいて走査線の主
走査方向の位置ずれを補正する処理をパルス幅変調信号
に対して施す主走査方向の位置ずれ補正手段と、主走査
方向の位置ずれ量信号の空間変化を生じる画素を検出す
る第1の検出手段と、画像信号の注目画素周辺の画素パ
ターンを検出する第2の検出手段と、これら第1および
第2の検出手段からの出力信号に基づいて注目画素に相
当する位置のパルス幅変調信号を変更することにより濃
度補正を行う濃度補正手段により構成される。
【0024】このようにパルス幅変調信号を主走査方向
の位置ずれ量信号に応じて補正し、さらに濃度補正も行
うことによって、副走査方向の位置ずれおよび濃度ずれ
の補正のみでなく、主走査方向の位置ずれおよび濃度ず
れの補正も行うことが可能である。
【0025】さらに、本発明は特に画像信号から生成さ
れるパルス幅変調信号からなる記録用信号に基づいて走
査を行うことにより記録画像を得る画像記録装置におい
て、入力されるパルス幅変調信号を第1の画像信号に変
換する第1の信号変換手段と、記録画像を構成する走査
線の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発生する位置ずれ
量信号発生手段と、この位置ずれ量信号発生手段により
発生される位置ずれ量信号に基づいて走査線の位置ずれ
を補正する処理を第1の画像信号に対し施して第2の画
像信号を得る位置ずれ補正手段と、第1の画像信号また
は第2の画像信号の画素パターンに基づいて位置ずれ補
正手段による位置ずれの補正に伴う記録画像の濃度ずれ
を補正する処理を位置ずれ補正手段から出力される画像
信号に対して施して第3の画像信号を得る濃度ずれ補正
手段と、第3の画像信号をパルス幅変調信号に変換して
記録用信号を得る第2の信号変換手段とを有することを
特徴とする。
【0026】このように入力されるパルス幅変調信号を
画像信号に変換した後、位置ずれ/濃度ずれ補正を行
い、その後再びパルス幅変調信号に変換して記録用画像
信号とすることにより、位置ずれ/濃度ずれ補正のため
の信号処理系の構成が簡単となることに加えて、画像信
号をパルス幅変調信号に変換する第1の信号変換手段を
位置ずれ/濃度ずれ補正のための信号処理系と独立させ
ることができるため、第1の信号変換手段に階調処理、
スムージング処理などの信号処理機能を持たせる場合、
その設計が容易となる。
【0027】また、本発明はカラー画像信号に基づいて
生成される黒および3原色の記録用信号に基づいて黒お
よび3原色について個別に走査を行うことによりカラー
記録画像を得る画像記録装置において、カラー記録画像
の少なくとも3原色の画像を構成する走査線の位置ずれ
を示す位置ずれ量信号を発生する位置ずれ量信号発生手
段と、この位置ずれ量信号に基づいて少なくとも3原色
の記録画像を構成する走査線の位置ずれをそれぞれ補正
する位置ずれ補正手段と、カラー画像信号の画素パター
ンに基づいて位置ずれ補正手段による位置ずれの補正に
伴うカラー記録画像のうちの少なくとも3原色の画像の
濃度ずれを補正する濃度ずれ補正手段とを有することを
特徴とする。
【0028】このようにカラー画像信号に対して走査線
の位置ずれ/濃度ずれ補正を行うことにより、各色の記
録画像間の走査線の相対的な位置ずれに起因する色ずれ
を防止する共に、カラー記録画像の濃度変動やすじ状ノ
イズの発生を抑えることが可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。 (第1の実施形態)まず、図1を用いて本実施形態に係
るカラー画像記録装置の構成および動作の概要を説明す
る。図1において、画像メモリ10はカラー画像情報と
して例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン
(C)および黒(K)の4色に対応した画像情報を記憶
している。画像メモリ10から読み出されるカラー画像
信号、つまりイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画
像信号21〜24は、位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜
14に入力される。
【0030】位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14は、
位置ずれ量信号発生部15〜18により発生されるカラ
ー記録画像のイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画
像の位置ずれ量を示す位置ずれ量信号に基づいて、イエ
ロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像を構成する走査
線の位置ずれを補正する処理と、画像信号21〜24の
画素パターンに応じてイエロー、マゼンタ、シアンおよ
び黒の画像の濃度を補正する処理を画像信号21〜24
に対してそれぞれ施すことにより、イエロー、マゼン
タ、シアンおよび黒の記録用信号25〜28を生成す
る。画像記録部19は、電子写真記録方式のカラープリ
ンタの場合、記録用信号25〜28に従ってイエロー、
マゼンタ、シアンおよび黒の4色のトナーによるカラー
画像を記録する。なお、カラープリンタとしてはインク
ジェットプリンタや熱転写プリンタも使用できる。
【0031】次に、図1の各部の構成と動作について詳
細に説明する。画像メモリ10には、4色(イエロー、
マゼンタ、シアンおよび黒)の画像情報がビットマップ
の濃度情報として格納されている。ここで、ビットマッ
プとは画像を矩形の升目に細かく分割したものであり、
画像メモリ10は各升目単位にイエロー、マゼンタ、シ
アンおよび黒の画像情報(濃度情報)を記憶している。
この升目を以下、画素と呼ぶ。本実施形態では、各色の
濃度情報を1画素当たり4ビット、16レベルのディジ
タルデータとして表すものとする。このビットマップの
濃度情報は、図示しないホスト計算機から信号線を介し
て画像メモリ10にカラー画像情報として書き込まれ
る。また、画像記録装置内にCPUを持ち、ホスト計算
機から書き込まれるページ記述言語で表わされたイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび黒の濃度情報をビットマッ
プに展開してカラー画像情報としてもよい。
【0032】このように画像メモリ10にビットマップ
の濃度情報として格納されたカラー画像情報は、ラスタ
走査のイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像信号
21〜24として時系列で読み出される。これらのイエ
ロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像信号21〜24
は、位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14を経てイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび黒の記録用信号25〜28
に変換された後、画像記録部19に供給される。画像記
録部19では、これらの記録用信号25〜28に基づい
て記録紙上をラスタ走査し、画像メモリ10内のカラー
画像情報に応じたカラー画像を記録紙上に記録する。
【0033】図2に、画像メモリ10と記録画像のラス
タ走査の対応関係を示す。ここで、矢印で示すラスタの
方向を主走査方向と呼び、1ラスタ毎に進んでいく方向
を副走査方向と呼ぶ。記録用信号25〜28は、それぞ
れイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒毎に独立にパル
ス幅変調された1ビットの信号、すなわち2値の信号で
ある。
【0034】位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14につ
いては、後に詳細に説明する。次に、画像記録部19の
構成を図3により説明する。この画像記録部19は、イ
エロー、マゼンタ、シアンおよび黒4色の独立した現像
ユニット31〜34、給紙部35、搬送ベルト36、定
着部37、排紙部38およびセンサ39よりなる。画像
記録部19に入力される4系列の記録用信号25〜28
は、現像ユニット31〜34の露光部にそれぞれ与えら
れる。現像ユニット31〜34は使用するトナーの色が
異なるだけで、その構成は共通であるため、ここでは黒
の現像ユニット34について説明する。
【0035】図4に、現像ユニットの構成を示す。図4
において、入力される記録用信号は半導体レーザ41に
与えられる。記録用信号は時間的に変化する強度が0ま
たは1の2値信号であり、この記録用信号により半導体
レーザ41から出射されるレーザ光がオン・オフ制御さ
れる。半導体レーザ41から出射されたレーザ光は、第
1の結像光学系42を経てポリゴン鏡43で反射された
後、第2の結像光学系44を介して感光ドラム45上に
集束される。ポリゴン鏡43は回転しており、この回転
と共に集束点は感光ドラム45の軸上を平行に移動す
る。この際、感光ドラム45の軸方向上のどの位置でも
光が集束するように、第2の結像光学系44にはf−θ
レンズを用いている。記録用信号に基づくレーザ光によ
る走査はポリゴン鏡43の一面によるスキャンに同期し
ており、この走査によって感光ドラム45上は記録用信
号に対応して1ライン分が露光される。
【0036】感光ドラム45は、帯電器46により予め
一様な電位に帯電されており、レーザ光によって露光さ
れると、露光点に逆極性の電荷が発生し、帯電電位が打
消される。これにより感光ドラム45上に、露光量に応
じた電位分布が形成される。感光ドラム45を回転させ
ながら露光走査を繰りかえすことにより、感光ドラム4
5上に図2に示す画像メモリ10内の情報に対応した電
位パターンが形成されることになる。
【0037】こうして露光により感光ドラム45上に形
成された電位パターンに応じて、現像器47で帯電した
黒のトナーが感光ドラム45に付着することにより現像
がなされ、感光ドラム45上に黒のトナー像が形成され
る。ここでは黒の現像ユニットについて説明したが、イ
エロー、マゼンタ、シアンそれぞれの現像ユニットの場
合は、現像器で感光ドラム45上に付着させるトナーが
イエロー、マゼンタ、シアンとなる。
【0038】このようにして感光ドラム45上に付着し
たトナー像は、次に説明するように記録紙面上に順次転
写されることにより、記録紙上にカラー画像を形成す
る。すなわち、給紙部35から供給された記録紙は搬送
ベルト36により搬送される。4つの現像ユニット41
〜44は、搬送ベルト36の経路上にそれぞれの感光ド
ラム45が記録紙と接触するように配置されている。各
現像ユニット41〜44の感光ドラム45上に形成され
た各色のトナー像は、搬送ベルト36上の記録紙の上に
順次転写される。イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒
4色全てのトナー像が転写された後、定着部37で転写
した各色トナーが加熱・融解されることにより、記録紙
の上に定着する。最後に排紙部38から記録紙を排出す
る。これによって、画像メモリ10内のカラー画像情報
が記録紙上の対応した位置に記録される。
【0039】また、定着部37の前に配置されたセンサ
39は、記録紙または搬送ベルト36上に記録された基
準画像の位置を測定し、この位置からイエロー、マゼン
タ、シアンおよび黒の各色のトナー画像の濃度や位置ず
れ量を測定するためのものである。位置ずれ量の情報に
ついての詳細は後述する。
【0040】以上述べた一連のプロセスにより、記録紙
上にカラー画像が形成される。ここで、4色のトナー像
の位置が相対的にずれると、色ずれノイズとなって画質
劣化の一因となる。例えば、赤色の線は黄とマゼンタの
2色の線を重ね合わせることで表現されるが、この場合
に黄とマゼンタのトナー像の位置がずれると、赤色とな
るべき線が黄色とマゼンタの2本の離れた線で表現され
てしまう。これらのずれの許容値は画像の種類にもよる
が、50〜200μm程度であり、相対的なずれがこの
許容値を越えると著しく画質が劣化する。
【0041】このような各色のトナー像の相対的な位置
ずれの要因としては、現像ユニットの感光ドラム45と
搬送ベルト36との相対的な位置のずれ、感光ドラム4
5の回転軸方向のずれ、感光ドラム45の偏心、走査光
学系の歪みに起因する走査線の歪みや走査速度変動など
による走査線の位置ずれが挙げられる。
【0042】図5(a)(b)に、感光ドラム45の軸
が斜めに取り付けられた場合と感光ドラム45が偏心し
ている場合の走査線の位置ずれの例をそれぞれ示す。図
5(a)では、破線で示される理想的な走査線に対し、
実際の走査線は実線で示すようにスキューしている。図
5(b)では、副走査方向の位置により走査線の長さお
よび走査速度が変動している。ここでは、これらを総称
して走査線の位置ずれと称する。
【0043】このように走査線の位置ずれの要因は多く
存在するので、これらを全て機構的な精度により抑える
ことは技術的に困難であり、また可能であっても製作コ
ストや調整コストの上昇につながる。そこで、本発明で
は位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14によって、この
ような走査線の位置ずれを補正して各色のトナー像間の
相対的な位置ずれの補正を行うとともに、この位置ずれ
補正に伴う走査線の濃度ずれを補正することによって、
従来の信号処理による位置ずれ補正の前述した問題点を
解決している。
【0044】まず、位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜1
4を構成を説明する前に、本実施形態における走査線の
位置ずれ補正の原理について説明する。図6は、記録紙
上での走査線の走査位置を模式的に示した図であり、実
線は実際の走査位置、破線は理想的な走査位置を表わ
す。実際の走査位置に記録すべき画像情報を記録用信号
として出力すれば、走査線の位置ずれの影響を補正する
ことができる。
【0045】説明の便宜上、図6に示すように主走査方
向、副走査方向をそれぞれx軸の正方向、y軸の正方向
となるように座標系をとり、1画素を単位長さとする。
ここで、理想的な走査点をPとし、実際の走査点をQと
する。Pの座標を(x,y)とし、Qの座標を(x+Δ
x,y+Δy)とすると、Δx,Δyは走査位置のずれ
量、すなわち局所的な走査線の位置ずれ量を表わす。こ
のとき、全の画素の座標(x,y)について(Δx,Δ
y)が得られれば、記録時に座標(x,y)を走査する
とき、すなわちy番目のラスタのx番目の画素に相当す
る画素を記録するときに、画像メモリ10上で座標(x
+Δx,y+Δy)に対応する画素の情報を記録用信号
として出力すれば、(Δx,Δy)の位置ずれを補正す
ることができる。
【0046】しかし、このような位置ずれ補正処理を行
うと、画像信号の画素パターンが変化してしまい、局所
的な濃度ずれが起こるという問題がある。この現象は原
画像信号が2値信号である場合に顕著であり、誤差拡散
やディザ法により疑似中間調表現された画像にすじ状の
ノイズが生じたり、細い線の上に濃度の不連続な点など
が現われる。これは電子写真をはじめとするハードコピ
ーの記録では一般に相加則が成り立たず、記録画像の黒
画素の比率と濃度は比例しないばかりか、黒画素のパタ
ーンによってもマクロな濃度は変化するためである。例
えば、後で詳しく説明するように、図9(a)に示すよ
うな黒画素の隣接が少ない画素パターンと図9(b)に
示すような黒画素の隣接が多い画素パターンとでは、通
常、図9(a)の方が濃度が高くなる。これは黒画素の
隣接が多いと1つの画素に対応する記録画点が画素サイ
ズより広がり、縦横の隣接画素の画点と重なりやすいた
めである。
【0047】このように走査線の位置ずれの補正を行う
ことにより、局所的に画素パターンの変化する点で濃度
ずれが生じると、例えば疑似階調画像では同じような画
素パターンが連続し、画素パターンの変化する点は通
常、連続した線上に乗るので、この線の上に沿って濃度
の高いすじ、または濃度の低いすじがノイズとして見え
てしまう。さらに、線などの画像では線がずれたり、線
の上に濃度の高い点や低い点が生じ、この点がノイズと
して見えてしまう。
【0048】本発明では、このようにして走査線の位置
ずれ補正に伴って生じる濃度ずれによるノイズを防ぐた
めに、注目画素周辺の画像信号の画素パターンを参照し
て濃度ずれの補正を行う。具体的には、例えば注目画素
の周辺の画素パターンと位置ずれの補正量から位置ずれ
補正後の画素パターンを求め、これらの両方の画素パタ
ーンから記録画像の濃度ずれを計算で求める。本実施形
態では、この濃度ずれを補正するように注目画素の画像
信号に補正を施す。
【0049】次に、図1中の位置ずれ/濃度補正部11
〜14と位置ずれ量信号発生部15〜18について具体
的に説明する。なお、本実施形態では位置ずれ/濃度ず
れ補正部11〜14および位置ずれ量信号発生部15〜
18は、イエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の各色毎
に独立に構成されており、その構成は各色において同一
であるため、ここでは一つの位置ずれ/濃度補正部およ
び位置ずれ量信号発生部について説明する。
【0050】図11に、一つの位置ずれ/濃度ずれ補正
部および位置ずれ量信号発生部の構成を示す。位置ずれ
量信号発生部101は、画像記録部19において現在記
録しようとしている走査線上の記録しようとする画素位
置での走査線の位置ずれ量Δx,Δyを表わす時系列の
位置ずれ量信号159,160を発生する。位置ずれ/
濃度ずれ補正部は、副走査位置ずれ補正部102と副走
査濃度ずれ補正部103および主走査位置ずれ/濃度ず
れ補正部104からなる。
【0051】副走査位置ずれ補正部102は、位置ずれ
量信号発生部101からの位置ずれ量信号159,16
0を用いて、画像メモリ10より読み出される画像信号
を入力しながら、この画像信号に対して記録画像を構成
する走査線の副走査方向の位置ずれを補正する処理を施
す。
【0052】副走査濃度ずれ補正部103は、副走査位
置ずれ補正部102から出力される画像信号に対して、
副走査方向の位置ずれ補正に伴う記録画像の副走査方向
の濃度ずれを補正する処理を施す。
【0053】主走査位置ずれ/濃度ずれ補正部104
は、副走査濃度ずれ補正部103から出力される信号に
対して、記録画像を構成する走査線の主走査方向の位置
ずれおよび濃度ずれを補正する処理を施すと共に、画像
信号をパルス幅変調信号に変換することによって、画像
記録部19への記録用信号を生成する。
【0054】次に、図11の各部の詳細を説明する。ま
ず、位置ずれ量信号発生部101について説明する。位
置ずれ量信号発生部101は、位置ずれ検出データレジ
スタ111と位置ずれ量メモリ112より構成される。
【0055】位置ずれ検出データレジスタ111には、
記録画像を構成する走査線の主走査方向や副走査方向で
の平行移動などの単純なマクロ的な位置ずれ情報が記憶
されている。これらの位置ずれ情報は、例えば画像記録
装置の電源起動時に図3中の搬送ベルト36上に所定の
位置ずれ検出用パターン、例えば黒のパターンおよびこ
れと同一の有彩色(イエロー、マゼンタ、シアンのいず
れか)のパターンとの重ね合わせパターンを記録してお
き、この重ね合わせパターンを図3中のセンサ39で検
出することにより得られる主走査方向および副走査方向
の位置ずれ情報を信号線151を介して位置ずれ検出用
データレジスタ111に書き込んだものである。このよ
うにして得られる位置ずれ情報は、経時変化のある位置
ずれも正しく反映している。
【0056】なお、位置ずれ検出のタイミングは画像記
録装置の電源起動時に限られるものではなく、例えば1
枚の記録紙の記録動作を行う直前毎でもよいし、所定の
時間が経過する毎でもよく、その方が経時変動の時定数
が短い位置ずれ成分も検出することができる。また、位
置ずれ検出用パターンは搬送ベルト36上でなく、記録
紙上の特定位置に記録して構わない。位置ずれ検出デー
タレジスタ111は、こうして書き込まれた位置ずれ情
報を主走査方向位置ずれ信号155および副走査方向位
置ずれ信号156として常時出力する。
【0057】一方、位置ずれ量メモリ112は不揮発性
メモリにより構成されており、この位置ずれ量メモリ1
12には予め測定された記録画像を構成する走査線の主
走査方向および副走査方向の画素対応のミクロ的な位置
ずれ量Δx,Δyの情報が信号線152を介して書き込
まれている。ただし、この位置ずれ量Δx,Δyは全画
素に対応する位置ずれ量である必要はなく、例えば主走
査方向および副走査方向共に128画素毎に間引いた画
素の位置ずれ量を表わす。すなわち、記録画像の座標を
(x,y)としたとき、x,yが共に128の倍数であ
る座標の画素の位置ずれ量である。
【0058】また、位置ずれ量メモリ112には現在記
録しようとしている画素の座標(x,y)を表わす主走
査アドレス信号153および副走査アドレス信号154
が入力される。そして、位置ずれ量メモリ112から、
主走査アドレス信号153および副走査アドレス信号1
54のそれぞれ下位7ビットを切り捨てた信号により指
定されたアドレスの内容が読み出され、主走査方向およ
び副走査方向の位置ずれ量信号157,158として出
力される。従って、これらの位置ずれ量信号157,1
58は、座標(x,y)の画素の左上にあり、かつこれ
に最も近い画素の位置ずれ量を示す。
【0059】そして、位置ずれ検出データレジスタ11
1から出力された走査線のマクロ的な位置ずれ量を表わ
す位置ずれ量信号155,156と位置ずれ量メモリ1
12から出力されたミクロ的な位置ずれ量を表わす位置
ずれ量信号157,158とが加算器113でそれぞれ
加算されることにより、最終的な主走査方向および副走
査方向の位置ずれ量信号159,160が出力される。
【0060】なお、上記説明では位置ずれ量メモリ11
2の現在記録しよう画素の左上で、かつこれに最も近い
画素の位置ずれ量の記憶値を位置ずれ量信号157,1
58として用いているが、例えば、左上、右上、左下、
右下の4つの画素での記憶値から線形補間により位置ず
れ量信号157,158を計算して求めてもよい。例え
ば、座標(x,y)がそれぞれ x=x0+x1(x0は128の倍数、0≦x1<12
8) y=y0+y1(y0は128の倍数、0≦y1<12
8) と表わされるとき、座標(x,y)の位置ずれ量Δx
(x,y),Δy(x,y)として、下式の量を計算し
て位置ずれ量信号157,158として出力する。
【0061】Δx(x,y)=((128−y1)・
(128・128))・Δx(x0,y0)+(x1・
(128−y1)/(128・128))・Δx(x0
+1,y0)+((128−x1)・y1/(128・
128))・Δx(x0,y0+1)+(x1・y1/
(128・128))・Δx(x0+1,y0+1) Δy(x,y)=((128−x1)・(128−y
1)/(128・128))・Δy(x0,y0)+
(x1・(128−y1)/(128・128))・Δ
y(x0+1,y0)+((128−x1)・y1/
(128・128))・Δy(x0,y0+1)+(x
1・y1/(128・128))・Δy(x0+1,y
0+1) ただし、位置ずれ量の空間変化はあまり大きくないの
で、通常の系では上述したように記録しようとしている
画素の左上で、かつこれに最も近い画素の位置ずれ量の
記憶値を位置ずれ量信号157,158として用いても
大きな問題は生じない。
【0062】次に、副走査位置ずれ補正部102につい
て説明する。副走査位置ずれ補正部102は、ラインメ
モリ列121とセレクタ122からなり、図1中の画像
記録部19が座標(x,y)を走査する時に画像メモリ
10から読み出される座標(x,y+Δy)の画像信号
を信号線161を介してラインメモリ列121に1ラス
タ分ずつ書き込む。すなわち、ラインメモリ列121は
11ライン分のメモリを有し、y番目のラインの走査時
に画像メモリ10のy+5番目のラスタの内容を書き込
む。書き込み先のラインメモリをラスタ毎に順次切り替
えて最も古いラスタを格納しているラインメモリに書き
込むことにより、常にy−5番目のラスタからy+5番
目のラスタまでの11ラスタの画像信号をラインメモリ
列11は格納していることになる。
【0063】そして、副走査方向の位置ずれ量Δyを示
す副走査位置ずれ補正信号160によって切り替わるセ
レクタ122により、ラインメモリ列121の出力をy
+Δy番目のラスタの画像信号を格納しているラインメ
モリの出力に切り替えて、副走査位置ずれ補正後の画像
信号163を出力する。同様に、ラインメモリ列121
のy+Δy−1番目のラスタおよびy+Δy+1番目の
ラスタの画像信号をセレクタ122で選択して、それぞ
れ副走査位置ずれ補正後の画像信号162,164とし
て出力する。
【0064】ラインメモリ列121の各ラインメモリ
は、主走査アドレス信号153によりアドレス指定され
ており、これによって副走査位置ずれ補正部102の出
力信号162,163,164としては、それぞれ画像
メモリ10内の座標(x,y+Δy−1),(x,y+
Δy),(x,y+Δy+1)の画素の画像信号が出力
される。
【0065】このような副走査位置ずれ補正処理によ
り、例えば画像記録部19による記録紙上の走査線が図
7に示されるように歪んでいる場合でも、画像メモリ1
0内の□の記号で示される画素の画像情報が順次読み取
られることによって、画像記録部19では走査線の歪み
によらず各画素の情報が本来記録されるべき位置に記録
されることになる。なお、図7では便宜上、記録紙上の
走査線と画像メモリ10内の画素を同じ位置に描いてい
る。
【0066】次に、副走査濃度ずれ補正部103につい
て説明する。副走査位置ずれ補正部102により、上述
したように走査線の副走査方向の位置ずれの補正が行わ
れるが、この副走査方向の位置ずれ補正は1画素単位で
しか行われない。このため、走査線の位置ずれは滑らか
なのに対し、実際の記録画像では画点が1画素分ずれる
点が生じる。すなわち、走査線の副走査方向の位置ずれ
量Δyが変化する領域では、その変化点に沿って原画像
がシフトした画像パターンが記録される。
【0067】例えば、各画素の副走査方向の位置ずれ量
信号を図8(a)とし、原画像信号を図8(b)とする
と、副走査位置ずれ補正部102による位置ずれ補正処
理により図8(c)に示す画像信号が出力される。図8
(b)(c)で破線の画素は黒画素、それ以外の画素は
白画素を表わす。同図に示されるように、副走査方向に
位置ずれ量Δyが減少している領域(P0)では、原画
像信号の1つの黒画素が副走査位置ずれ補正後の画像信
号では二つの黒画素に変換されるため、濃度が上がる。
また、副走査方向に位置ずれ量Δyが増加している領域
(P1)では、原画像信号の黒画素の情報が副走査位置
ずれ補正後の画像信号では失われるため、逆に濃度が下
がる。ここでは変化点での画素が黒画素の場合を示して
いるが、白画素の場合でも濃度の増減は逆であるが、や
はり濃度変化が起こる。さらに、主走査方向にΔyが変
化している領域(P2)付近では、副走査位置ずれ補正
後の画像信号の画素パターンが変化している。これらに
より、副走査位置ずれ法螺命の画像信号をそのまま記録
用信号として記録を行うと、像記録画像の濃度ずれが生
じる。特に、誤差拡散法やディザ法といった手法によっ
て記録画像中の黒画素の比率で階調を表現する疑似階調
画像や、細い線画などの2値画像では、この濃度変化の
画質への影響は大きい。
【0068】さらに、図8の領域P2では副走査位置ず
れ補正部102による位置ずれ補正処理によって、白黒
パターンが図9(a)から図9(b)のように変化す
る。ここで、一般の画像記録方式では図9(a)のパタ
ーンと図9(b)のパターンとで濃度が異なり、例えば
電子写真方式では図9(a)の方が濃度が高くなる。
【0069】一方、誤差拡散画像では図9(a)のよう
に画素の隣接が少ないパターンが多く発生し、また集中
型ディザ画像では図9(b)のように画素の隣接が多い
パターンが多く発生する。このため、副走査方向の位置
ずれ量Δyの主走査方向での変化点において、誤差拡散
画像の場合は濃度の低いパターンへの変化の発生頻度が
高くなり、ディザ画像の場合は逆に濃度の高いパターン
への変化の発生頻度が高くなる。このため、Δyの主走
査方向の変化点に沿って濃度の異なるすじ状のノイズが
発生する。
【0070】この例では、原画像信号が白・黒の2値信
号である場合を例にとって説明したが、多値信号の場合
でも2値信号の場合ほどではないが、副走査方向の位置
ずれ補正に伴って同様の濃度変動の現象が生じる。
【0071】副走査濃度ずれ補正部103は、上述した
副走査位置ずれ補正処理に伴って発生する濃度ずれを補
正するためのものであり、具体的には注目画素周辺の副
走査方向の位置ずれ量Δyの値が変動する領域で、画像
信号の画素パターンと位置ずれ量Δyを参照して濃度ず
れを予測し、それに基づいて濃度ずれの補正を行う。こ
の副走査濃度ずれ補正部103は、ラインディレイ13
1と、画素ディレイ132と、比較器133と、画素デ
ィレイ群134および濃度補正回路135からなる。
【0072】位置ずれ量信号発生部101からの副走査
位置ずれ量信号160は、ラインディレイ131および
画素ディレイ132に入力され、それぞれ1ライン分お
よび1画素分ずつ遅延される。比較器133は、ライン
ディレイ131および画素ディレイ132による遅延後
の信号と遅延前の信号との差分信号Δy1およびΔy2
を出力する。これらの差分信号Δy1およびΔy2は、
位置ずれ量信号160の空間変化を生じる画素の有無と
その変化分を表わす。すなわち、ラインディレイ13
1、画素ディレイ132および比較器133は、位置ず
れ量信号160の空間変化を生じる画素を検出する第1
の検出手段を構成している。
【0073】一方、副走査位置ずれ補正部102からの
副走査方向の位置ずれ補正後の画像信号162〜164
が画素ディレイ群134によりそれぞれ遅延されること
によって、座標(x,y+Δy)の注目画素を中心とす
る3×3画素の画素パターンが検出される。すなわち、
画素ディレイ群134は画像信号の注目画素周辺の画素
パターンを検出する第2の検出手段を構成している。
【0074】濃度補正回路135では、画素ディレイ1
34により検出された3×3画素の画素パターンの信号
と比較器133から出力される差分信号Δy1およびΔ
y2を入力して注目画素に相当する位置の画像信号の濃
度補正を行い、副走査位置ずれ補正部102で発生した
副走査方向の濃度ずれが補正された画像信号165を出
力する。すなわち、濃度補正回路135は例えばROM
またはプログラマブルロジックアレイにより構成され、
入力された差分信号Δy1およびΔy2および3×3画
素の画素パターンの画像信号を参照して、副走査方向の
濃度ずれが補正された画像信号を出力する。これらの関
係を表1に示す。ただし、表1でQ0〜Q8はそれぞれ
座標(x−1,y+Δy−1),(x,y+Δy−
1),(x+1,y+Δy−1),(x−1,y+Δ
y),(x,y+Δy),(x+1,y+Δy),(x
−1,y+Δy+1),(x,y+Δy+1),(x+
1,y+Δy+1)の画像信号値、すなわち画像信号の
注目画素周辺の9画素の画素パターンを表わしている。
【0075】
【表1】
【0076】ここで、条件#2は図8の領域P0に相当
し、条件#3は図8の領域P1に対応し、条件#4,#
5,#7,#8は図8の領域P2に対応している。これ
らの条件で表1に示す補正を行うことにより、画素パタ
ーンの変動による副走査方向の濃度ずれが補正される。
すなわち、ラインディレイ131と画素ディレイ132
および比較器133からなる第1の検出手段により位置
ずれ量信号160の空間変化を生じる画素が検出され、
かつ画素ディレイ群134からなる第2の検出手段によ
り検出された注目画素周辺の画素パターンが表1中に示
す予め設定された所定の画素パターンと一致した場合
に、一致した画素パターンと空間変化を生じた画素との
組に対応した濃度補正を注目画素の画像信号Q4に施す
ことにより、濃度補正を行う。
【0077】なお、条件#1,#6,#9では画素パタ
ーンの変動がないか、または画素パターンの変動があっ
ても濃度変動が小さいので、濃度補正は行わないように
している。また、条件#10〜#13は副走査方向の位
置ずれ量Δyの値が隣接画素で2画素分以上変化する場
合であるが、通常Δyの空間変動は小さいので、この条
件に当てはまることはほとんどなく、このような処理の
割り当てでも大きな問題はない。さらに、2画素以上の
画素パターンの変動を考慮した処理を条件#6に割り当
てることにより、そのような場合の問題はなくなる。
【0078】このような副走査濃度ずれ補正部103で
の処理により、副走査位置ずれ補正部102による位置
ずれ補正に伴う画素パターンの変化による濃度ずれが補
正された4値の画像信号165が出力される。
【0079】次に、主走査位置ずれ/濃度ずれ補正部1
04について説明する。主走査位置ずれ/濃度ずれ補正
部104は、副走査濃度ずれ補正部103から出力され
た4値の画像信号165に対し、主走査位置ずれ量信号
159を用いて主走査方向の位置ずれの補正を行うと共
に、その画像信号をパルス幅変調信号に変換し、さらに
主走査方向の濃度ずれの補正を行って、記録用画像信号
170を出力する。主走査方向は副走査方向と異なり、
1画素を任意に分割できるので、1画素より小さな大き
さ単位で補正を行うことができる。本実施形態では、こ
の補正を1/3画素単位に行う。従って、主走査位置ず
れ量信号159も1/3画素を量子化単位とする信号と
する。
【0080】この主走査位置ずれ/濃度ずれ補正部10
4は、減算器141とラインメモリ対142と、画素デ
ィレイ143と、比較器144と、画素ディレイ145
と、濃度補正回路146および切り替えスイッチ147
からなる。減算器141は、主走査アドレス信号153
から主走査位置ずれ量信号159を減算することによっ
てラインメモリアドレス信号166を出力する。ここ
で、主走査アドレス信号153は1画素を単位とする信
号であるが、主走査位置ずれ量信号159は1/3画素
を単位とする信号であるため、減算器141は具体的に
は主走査アドレス信号153の値を3倍した値から主走
査位置ずれ量信号159を減算する。従って、減算器1
41から出力されるラインメモリアドレス信号166
も、1/3画素を単位とする信号となる。
【0081】ラインメモリアドレス信号166は、ライ
ンメモリ対142にアドレス入力ととして与えられる。
ラインメモリ対142は、副走査濃度ずれ補正部103
からの画像信号165をパルス幅変調信号に変換するた
めのもので、主走査方向の画素数の3倍の容量で、かつ
1ビット幅のラインメモリを2本用いて構成される。副
走査濃度ずれ補正部103から出力される画像信号16
5は、ラインメモリ列142のラインメモリアドレス信
号166で示されるアドレス以降の4画素に、パルス幅
変調信号に展開されて書き込まれる。すなわち、記録用
信号170の値(パルス幅)をd(0≦d<4)とした
とき、ラインメモリアドレス信号166で示されるアド
レスADからAD+d−1までに“1”が書き込まれ、
アドレスAD+dからAD+3までに“0”が書き込ま
れる。
【0082】これにより主走査アドレス信号153の値
をx、副走査アドレス信号154の値をyとしたとき、
画像メモリ10内の座標(x,y+Δy)の画像信号が
記録画像の歪んだ走査線上の座標(x−Δx,y)の記
録用信号として出力される。ここで、記録画像を構成す
る走査線の主走査方向の位置ずれΔxの値は小さく、ま
た空間変化も小さいので、歪んだ走査線上の座標(x,
y)に対応する記録用信号として、画像メモリ10内の
座標(x+Δx,y+Δy)の画像信号が出力されたと
みなせることになる。このような操作を主走査方向の各
画素について繰り返すことにより、主走査方向の位置ず
れを補正したパルス幅変調信号がラインメモリ列142
上に形成されることになる。
【0083】ラインメモリ列142においては、記録画
像の1ラスタの走査毎に交互に書き込み、読み出しが行
われ、記録用信号170が間断なく出力される。すなわ
ち、ラインメモリ列142のうち一方のラインメモリに
書き込みを行い、その間、他方のラインメモリから主走
査アドレス信号153によって示される画素の信号を読
み出すことによって、画像記録部19への記録用信号1
70が形成される。切り替えスイッチ147は、ライン
メモリ列142のうち読み出しモードにある方のライン
メモリの出力信号を記録用信号170として取り出すた
めに設けられている。
【0084】このようにラインメモリ対142において
画像信号165をパルス幅変調信号に変換すると共に、
主走査位置ずれ信号159に基づいて減算器141で生
成されるラインメモリアドレス信号166によってパル
ス幅変調信号を補正することによって、主走査方向の位
置ずれ補正を行う。
【0085】ところで、単純にこのような主走査方向の
位置ずれ補正を行うと、副走査位置ずれ補正部102で
副走査方向の位置ずれ補正を行った場合と同様に、主走
査位置ずれ量Δxの変化する画素で濃度の変動が生じ
る。この点を図を用いて具体的に説明する。
【0086】図10(a)(b)(c)に、主走査位置
ずれ信号159、主走査位置ずれ/濃度ずれ補正部10
4に入力される画像信号165、主走査位置ずれ補正後
の画像信号の例を示す。この例では、主走査位置ずれ量
Δxが主走査方向に増加している点(Q0)では1つの
空白の画素が生じ、またΔxが主走査方向に減少してい
る点(Q1)では2つの画素の情報が重複している。前
者の場合は空白の画素に記録用信号の値を定義する必要
があり、また後者の場合は重複している情報のうち、い
ずれを記録用信号として出力するか決定する必要があ
る。
【0087】ここで、主走査方向の位置ずれ補正におい
ては、主走査方向の補正単位が細かいので、副走査方向
の位置ずれ量の変化は画質に大きく影響しない。そこ
で、本実施形態では主走査方向の位置ずれ量Δxが主走
査方向において変化する点でのみ、位置ずれの補正を行
っている。すなわち、本実施形態では主走査位置ずれ信
号159が画素ディレイ143に入力され、比較器14
4で1画素前の信号との差分が計算されることにより、
位置ずれ量差分信号167が求められる。画像信号16
5も同様に、画素ディレイ145に入力される。画素デ
ィレイ145から出力される現在の画像信号168と1
画素前の画像信号165および位置ずれ量差分信号16
7は、濃度補正回路146に入力される。
【0088】濃度補正回路146では、位置ずれ量差分
信号167が0でない場合、つまり主走査位置ずれ量信
号159が変化している点で以下の処理を行う。すなわ
ち、位置ずれ量差分信号167が“1”または“−1”
の場合は、その極性に応じて2つの処理を切り替える。
位置ずれ量差分信号167が“1”の場合は、重複する
画素の前後の画素の信号のパターンを参照して、これら
の信号の和が4より大きければ“1”、4より小さけれ
ば“0”をラインメモリ列142のアドレスAD+4に
書き込む。また、位置ずれ量信号167が“−1”の場
合は、空白の画素の前後の画素の信号のパターンを参照
して、これらの信号の和が4より大きければ“1”、4
より小さければ“0”をラインメモリ列142のアドレ
スAD+3に書き込む。このような処理により、主走査
方向の濃度ずれは効果的に軽減される。
【0089】このようにして位置ずれ/濃度ずれ補正部
11〜14で処理して得られた記録用信号170を画像
記録部19に出力することにより、色ずれノイズがな
く、かつ濃度変動のないカラー画像を記録することがで
きる。
【0090】次に、本発明の他の実施形態を説明する。 (第2の実施形態)図12は、第2の実施形態に係るカ
ラー画像記録装置の概略構成を示すブロック図である。
第1の実施形態である図1と比較して明らかなように、
本実施形態では画像メモリ10から出力されるイエロ
ー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像信号21〜24の
うちイエロー、マゼンタおよびシアンの画像信号21〜
23に対してのみ位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜13
が設けられており、黒の画像信号24は信号変換部20
によりそのままパルス幅変調信号に変換された後、記録
用信号28として画像記録部19に入力される点が第1
の実施形態と異なっている。
【0091】カラー画像記録装置の中でも、イエロー、
マゼンタおよびシアンに黒を加えた4色のトナーまたは
インクでカラー画像を記録するカラー画像記録装置で
は、黒は主として文字の記録に用いられる。通常の中間
調などの画像部分より高精細であることが要求される文
字部分では、第1の実施形態のように黒の画像について
も走査線の位置ずれ補正を行う場合、その位置ずれ補正
に伴ってジャギが発生すると、記録画像の品質を損な
う。本実施形態によれば、黒に対しては走査線の位置ず
れ補正を行わないことにより、文字部分の記録品質を高
めることができる。また、このように黒について走査線
の位置ずれ補正を行わなくとも、文字などは画像部分か
ら独立して存在することが多く、またカラー画像の色再
現性には影響を与えないので、イエロー、マゼンタおよ
びシアンについて走査線の位置ずれ補正を行うのみで色
ずれの問題は解消する。
【0092】また、第1の実施形態ではイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよび黒の各色毎に走査線の位置ずれ量
(Δx,Δy)を理想的な走査線と実際の走査線との差
より求めている。しかし、各色毎の走査線の位置ずれが
画質に与える影響は小さく、異なる色間で走査線の位置
ずれ量が同じならば、各色毎に走査線の位置ずれを補正
する必要性は小さい。従って、例えば黒の記録画像の走
査線の位置ずれ量を基準として、これに対するイエロ
ー、マゼンタおよびシアンの記録画像の走査線の相対的
な位置ずれ量を位置ずれ量(Δx,Δy)として用いて
もよい。この場合、第2の実施形態のように黒の画像信
号に対する位置ずれ補正を省略することができる。
【0093】(第3の実施形態)図13は、第3の実施
形態に係るカラー画像記録装置の構成を示すブロック図
である。第1および第2の実施形態では、画像メモリ1
0から読み出されたディジタルの画像信号に対して記録
画像を構成する走査線の位置ずれ/濃度ずれ補正を施す
例について説明したが、パルス幅に階調情報を持たせた
パルス幅変調信号からなるアナログ的な画像信号に対し
て走査線の位置ずれ/濃度ずれ補正を施すことも可能で
ある。
【0094】本実施形態は、このようにパルス幅変調信
号からなる画像信号に対して走査線の位置ずれ/濃度ず
れ補正を施す例であり、画像メモリ10から読み出され
るイエロー、マゼンタ、シアンおよび黒の画像信号21
〜24は、信号変換部201〜204によって、濃度を
面積で表現するための階調処理のためにパルス幅変調信
号211〜214にそれぞれ変換される。パルス幅変調
信号は、一般にレーザビームで走査を行う電子写真方式
のプリンタにおいてレーザビームのオン/オフを制御す
る記録用信号として用いられる。
【0095】パルス幅変調信号211〜214は、第1
の信号変換手段である時間軸量子化部205〜208に
より一定間隔のサンプリングクロックでサンプリングさ
れて時間軸方向に量子化され、ディジタル信号列(ディ
ジタル画像信号)に変換された後、位置ずれ/濃度ずれ
補正部11〜14に入力される。位置ずれ/濃度ずれ補
正部11〜14および位置ずれ量信号発生部21〜24
の構成は第1の実施形態の場合と同様であり、これらの
位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14から画像記録部1
9に記録画像の走査線の位置ずれおよび濃度ずれが補正
された記録用信号25〜28が供給され、カラー画像の
記録が行われる。
【0096】なお、この場合には、位置ずれ/濃度ずれ
補正部11〜14の内部、例えば図11中に示した主走
査位置ずれ/濃度ずれ補正部104において、第2の信
号変換手段に相当するラインメモリ列142によりディ
ジタル画像信号をパルス幅変調に再び戻すための信号変
換が行われることになる。
【0097】本実施形態によれば、画像記録部19での
走査線の位置ずれ特性に依存した処理を行う位置ずれ/
濃度ずれ補正部11〜14および画像記録部19と、走
査線の位置ずれ特性に依存しない処理を行う信号変換部
201〜204とを分離することができ、画像記録装置
の設計が容易となる。また、特に信号変換部201〜2
04において文字などの高画質化を図るためのスムージ
ング処理を位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14の処理
と独立に行うことが可能となるため、信号変換部201
〜204の設計が容易となるという利点がある。
【0098】(第4の実施形態)図14は、第4の実施
形態に係るカラー画像記録装置の構成を示すブロック図
である。本実施形態は、第3の実施形態における黒の画
像信号に対応するパルス幅変調信号214に対する位置
ずれ/濃度ずれ補正部14を省略し、このパルス幅変調
信号214をそのまま黒の記録用信号28として画像記
録部19に供給するようにした例であり、その効果は第
2の実施形態と同様である。
【0099】本発明は、種々変形して実施することが可
能である。例えば、以上の実施形態ではイエロー、マゼ
ンタ、シアンおよび黒の画像信号またはパルス幅変調信
号に対して位置ずれ/濃度ずれ補正部11〜14で同じ
補正パラメータを用いたが、補正パラメータは必ずしも
同じでなくてもよい。特に、イエロー、マゼンタ、シア
ンおよび黒のトナーやインクの特性の違いにより記録パ
ターンと濃度の関係が異なる場合は、色毎にこれらの特
性に適した補正パラメータを用いることが望ましい。
【0100】また、本発明はモノクロの画像記録装置に
おける走査線の位置ずれ補正およびそれに伴う濃度ずれ
の補正にも適用することができる。また、以上の実施形
態では記録画像を構成する走査線の主走査方向および副
走査方向の位置ずれとそれに伴う濃度ずれの補正を行っ
たが、主走査方向の位置ずれが実用上問題とならない場
合には、主走査方向の位置ずれ補正および濃度ずれ補正
については省略することもできる。
【0101】さらに、図11では副走査濃度ずれ補正部
103において副走査位置ずれ補正部102による位置
ずれ補正後の画像信号の画素パターンを検出して該画像
信号に対して濃度ずれを補正する処理を行ったが、画素
パターンの検出は信号線161を介して入力される画像
信号から行ってもよい。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による画像
記録装置によれば線の滑らかさを損なったり、疑似階調
画像での濃度変動やそれに起因するすじ状ノイズを発生
させることなく走査線の位置ずれを補正することがで
き、高品質の記録画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るカラー画像記録装置の構
成を示すブロック図
【図2】画像メモリと記録画像における走査方法の対応
関係を示す図
【図3】画像記録部の構成を示す図
【図4】現像ユニットの構成を示す図
【図5】記録画像における走査線の位置ずれの例を表わ
す図
【図6】走査線の位置ずれ補正の原理を説明するための
【図7】本発明における副走査位置ずれ補正部の補正動
作を説明するための図
【図8】副走査位置ずれ補正による画素パターンのずれ
を示す図
【図9】記録画像における画素パターンの変化による濃
度変動を説明するための図
【図10】記録画像における主走査位置ずれ補正による
濃度変動を説明するための図
【図11】本発明における位置ずれ量信号発生部および
位置ずれ/濃度ずれ補正部の構成を示す図
【図12】本発明の第2の実施形態に係るカラー画像記
録装置の構成を示す図
【図13】本発明の第3の実施形態に係るカラー画像記
録装置の構成を示す図
【図14】本発明の第4の実施形態に係るカラー画像記
録装置の構成を示す図
【符号の説明】
10…画像メモリ 11〜14…位置ずれ/濃度ずれ補正部 15…画像記録部 21〜24…カラー画像信号 25〜28…記録用信号 101…位置ずれ量信号発生部 102…副走査方向位置ずれ補正部 103…副走査濃度ずれ補正部 104…主走査方向位置ずれ/濃度ずれ補正部 111…データレジスタ 112…位置ずれ量メモリ 113,114…加算器 121…ラインメモリ列 122…セレクタ 131…ラインディレイ 132…画素ディレイ 133…比較器 134…画素ディレイ 135…濃度補正回路 141…加算器 142…ラインメモリ 143…画素ディレイ 144…比較器 145…画素ディレイ 146…濃度補正回路 151…位置ずれ検出情報 152…位置ずれ検出情報 153…主走査アドレス信号 154…副走査アドレス信号 159…主走査位置ずれ信号 160…副走査位置ずれ信号 161…画像信号 162〜164…副走査位置ずれ補正後の画像信号 165…副走査濃度ずれ補正後の画像信号 167…位置ずれ量差分信号 170…記録用信号 201〜204…信号変換部(第1の信号変換手段) 205〜208…時間量子化部(第2の信号変換手段) 211〜214…パルス幅変調信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/60 H04N 1/40 D 1/40 101Z 1/407 101E

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像信号から生成される記録用信号に基づ
    いて走査を行うことにより記録画像を得る画像記録装置
    において、 前記記録画像を構成する走査線の位置ずれを示す位置ず
    れ量信号を発生する位置ずれ量信号発生手段と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される位置ずれ
    量信号に基づいて前記走査線の位置ずれを補正する位置
    ずれ補正手段と、 前記画像信号の画素パターンに基づいて前記位置ずれ補
    正手段による位置ずれの補正に伴う前記記録画像の濃度
    ずれを補正する濃度ずれ補正手段とを有することを特徴
    とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】画像信号から生成されるパルス幅変調信号
    からなる記録用信号に基づいて走査を行うことにより記
    録画像を得る画像記録装置において、 前記記録画像を構成する走査線の位置ずれを示す位置ず
    れ量信号を発生する位置ずれ量信号発生手段と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される位置ずれ
    量信号に基づいて前記走査線の位置ずれを補正する処理
    を前記画像信号に対して施す位置ずれ補正手段と、 前記画像信号の画素パターンに基づいて前記位置ずれ補
    正手段による位置ずれの補正に伴う前記記録画像の濃度
    ずれを補正する処理を前記位置ずれ補正手段から出力さ
    れる画像信号に対して施す濃度ずれ補正手段と、 前記濃度ずれ補正手段から出力される画像信号をパルス
    幅変調信号に変換して前記記録用信号を得る信号変換手
    段とを有することを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】記録画像を構成する走査線の位置ずれを示
    す位置ずれ量信号を発生する位置ずれ量信号発生手段
    と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される位置ずれ
    量信号に基づいて前記走査線の位置ずれを補正する処理
    を画像信号に対して施す位置ずれ補正手段と、 前記画像信号の画素パターンに基づいて前記位置ずれ補
    正手段による位置ずれの補正に伴う前記記録画像の濃度
    ずれを補正する処理を前記位置ずれ補正手段から出力さ
    れる画像信号に対して施す濃度ずれ補正手段と、 前記濃度ずれ補正手段から出力される画像信号をパルス
    幅変調信号に変換して記録用信号を得る信号変換手段と
    を有することを特徴とする画像記録制御装置。
  4. 【請求項4】画像信号から生成されるパルス幅変調信号
    からなる記録用信号に基づいて主走査および副走査を行
    うことにより記録画像を得る画像記録装置において、 前記記録画像を構成する走査線の主走査方向および副走
    査方向の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発生する位置
    ずれ量信号発生手段と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される副走査方
    向の位置ずれ量信号に基づいて前記位置ずれ補正手段
    と、 前記画像信号の画素パターンに基づいて前記位置ずれ補
    正手段による位置ずれの補正に伴う前記記録画像の副走
    査方向の濃度ずれを補正する処理を前記位置ずれ補正手
    段から出力される画像信号に対して施す濃度ずれ補正手
    段と、 前記濃度ずれ補正手段から出力される画像信号をパルス
    幅変調信号に変換する信号変換手段と、 前記信号変換手段から出力されるパルス幅変調信号を前
    記位置ずれ量信号発生手段により発生される主走査方向
    の位置ずれ量信号に応じて補正することにより前記記録
    用信号を得るパルス幅変調信号補正手段とを有すること
    を特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】入力されるパルス幅変調信号を第1の画像
    信号に変換する第1の信号変換手段と、 記録画像を構成する走査線の位置ずれを示す位置ずれ量
    信号を発生する位置ずれ量信号発生手段と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される位置ずれ
    量信号に基づいて前記走査線の位置ずれを補正する処理
    を前記第1の画像信号に対し施して第2の画像信号を得
    る位置ずれ補正手段と、 前記第1の画像信号または第2の画像信号の画素パター
    ンに基づいて前記位置ずれ補正手段による位置ずれの補
    正に伴う前記記録画像の濃度ずれを補正する処理を前記
    位置ずれ補正手段から出力される画像信号に対して施し
    て第3の画像信号を得る濃度ずれ補正手段と、 前記第3の画像信号をパルス幅変調信号に変換して記録
    用信号を得る第2の信号変換手段とを有することを特徴
    とする画像記録装置。
  6. 【請求項6】カラー画像信号に基づいて生成される黒お
    よび3原色の記録用信号に基づいて黒および3原色につ
    いて個別に走査を行うことによりカラー記録画像を得る
    画像記録装置において、 前記カラー記録画像の少なくとも3原色の画像を構成す
    る走査線の位置ずれを示す位置ずれ量信号を発生する位
    置ずれ量信号発生手段と、 前記位置ずれ量信号発生手段により発生される位置ずれ
    量信号に基づいて前記カラー画像信号の少なくとも前記
    3原色の画像を構成する走査線の位置ずれをそれぞれ補
    正する位置ずれ補正手段と、 前記カラー画像信号の画素パターンに基づいて前記位置
    ずれ補正手段による位置ずれの補正に伴う前記カラー記
    録画像の少なくとも3原色の画像の濃度ずれを補正する
    濃度ずれ補正手段とを有することを特徴とする画像記録
    装置。
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