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JPH0936844A - データ伝送装置 - Google Patents

データ伝送装置

Info

Publication number
JPH0936844A
JPH0936844A JP18295695A JP18295695A JPH0936844A JP H0936844 A JPH0936844 A JP H0936844A JP 18295695 A JP18295695 A JP 18295695A JP 18295695 A JP18295695 A JP 18295695A JP H0936844 A JPH0936844 A JP H0936844A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
side device
transmission
receiving side
address
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18295695A
Other languages
English (en)
Inventor
Fuyuki Sugawara
冬樹 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP18295695A priority Critical patent/JPH0936844A/ja
Publication of JPH0936844A publication Critical patent/JPH0936844A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ノイズによるデータ誤りによる影響が少な
く、受信側装置の増加に対しても容易に対応することが
可能なデータ伝送装置を得る。 【構成】 送信側装置から各受信側装置へのデータ伝送
を制御する制御部11より送信メモリ12に格納された
データを、アドレス発生部13がフレーム基準信号に基
づいて受信側装置の数に合わせて繰り返し発生するメモ
リアドレスに従って読み出して、有効情報発生部15よ
り各受信側装置対応に発生する有効情報をそのデータに
付加して送信し、受信側装置では有効情報比較部17に
おいて、受信したデータの有効情報の解析を行い、有効
と判定された場合にそのデータを内部レジスタ19に取
り込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、伝送誤りに対して、
影響を受けにくいデータ伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば、特開平5−145526
号公報に示された、従来のデータ伝送装置を示すブロッ
ク図である。図において、1a〜1cは被測定対象ごと
に設けられた測定回路であり、2はこれら各測定回路1
a〜1cの測定データをシリアル通信用のデータに変換
し、それを2回連続して送出する出力回路である。3は
この出力回路2より送出されたデータが伝送される伝送
路であり、4は伝送路3を伝送されてきたデータをパラ
レルデータに変換するインタフェース回路(以下I/F
回路という)である。5は1回目に受信したデータと2
回目に受信したデータが一致しているか否かを判定する
判定回路であり、6はこの判定回路5が前記両データの
一致を検出した場合に出力するデータに従って動作する
処理回路である。また、判定回路5内において、5aは
1回目に受信したデータを保持する保持回路、5bは2
回目に受信したデータと保持回路5aに保持されている
1回目のデータとを比較する比較回路であり、5cは2
回目に受信したデータをラッチして、比較回路5bにお
いて両者の一致が検出された場合に、ラッチしていたデ
ータを処理回路6に出力するラッチ回路である。
【0003】次に動作について説明する。送信側の装置
では、各測定回路1a〜1cがそれぞれ対応する被測定
対象についての測定を行い、その測定データを出力回路
2に送る。出力回路2はこれら各測定回路1a〜1cか
らの測定データを受け取ると、それをシリアル通信用の
データに変換して、それぞれ2回ずつ連続して伝送路3
を介して受信側装置に送出する。受信側装置では、この
伝送路3を介して送られてきたデータをI/F回路4で
受信し、それをパラレルデータに変換して判定回路5に
入力する。判定回路5では、連続して2回送られてくる
データ中の、1回目に受信したデータをまず保持回路5
aに保持させる。次に2回目のデータを受信すると、そ
れをラッチ回路5cにラッチさせるとともに、比較回路
5bにおいて、この2回目に受信したデータと保持回路
5aに保持されている1回目のデータとを比較する。こ
の比較回路5bによって両者の一致が検出された場合に
は、ラッチ回路5cに信号を出力して、ラッチしている
データを処理回路6に出力させる。一方、比較回路5b
によって両者の不一致が検出された場合には、1回目ま
たは2回目に受信したデータの伝送過程において、ノイ
ズ等の影響があったものとみなして当該データを無効と
し、それを処理回路6に出力することを禁止する。
【0004】なお、このような従来のデータ伝送装置に
関連した技術が記載されている文献としては、その他に
も、例えば特開平6−14012号公報、特開平5−2
27134号公報、特開平4−104545号公報など
がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のデータ伝送装置
は以上のように構成されているので、受信側装置へ伝送
するデータ量が増加すると、データを比較するために必
要な保持回路5a、ラッチ回路5c、および比較回路5
bなどを大きくする必要が生じ、また、受信側装置が複
数である場合には、その数の増加に伴って送信側装置の
負担が増加してゆくため、データ量の増加や受信側装置
の数の増加に対して、簡単な回路変更で対応することが
困難であるなどの問題点があった。
【0006】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、ノイズに対する影響や誤動作が
少なく、受信側装置の数の増加に対しても容易に対応す
ることのできるデータ伝送装置を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るデータ伝送装置は、送信側装置から複数の受信側装
置へのデータの伝送を統括的に制御する制御部より、各
受信側装置に伝送すべきデータを送信メモリに格納して
おき、アドレス発生部がフレーム基準信号に基づいて受
信側装置の数に合わせて繰り返し発生するメモリアドレ
スに従ってその送信メモリより読み出したデータに、有
効情報発生部の発生する、受信側装置を個別に識別する
ための有効情報を付加して送信し、受信側装置では、受
信したデータの有効情報の解析を有効情報比較部で行っ
て、有効と判定された場合にそのデータを内部レジスタ
に取り込むようにしたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明に係るデータ
伝送装置は、特定の受信側装置に対して、発生している
メモリアドレスの繰り返しの間隔を短くする再送回路
を、アドレス発生部に持たせたものである。
【0009】また、請求項3に記載の発明に係るデータ
伝送装置は、データを一括して送出するための補助メモ
リを、送信側装置から受信側装置へ伝送するデータを格
納しておく送信メモリと制御部との間に配置したもので
ある。
【0010】また、請求項4に記載の発明に係るデータ
伝送装置は、伝送されたデータを受信側装置より送信側
装置に折り返して、その折り返しデータと伝送データと
を比較部で比較し、不一致が検出された場合に、制御部
はその受信側装置に対してデータの再送要求を行い、そ
の再送要求に基づいて再送回路の作成した当該データ再
送のためのパターンに従って、アドレス発生部より送信
メモリのメモリアドレスを発生するようにしたものであ
る。
【0011】また、請求項5に記載の発明に係るデータ
伝送装置は、比較部による比較の結果を直接再送回路に
入力し、その比較結果が不一致であった場合に再送回路
の作成したデータ再送のためのパターンに従って、アド
レス発生部より送信メモリのメモリアドレスを発生する
ようにしたものである。
【0012】また、請求項6に記載の発明に係るデータ
伝送装置は、同じ受信側装置に対するデータ再送の要求
が制御部より繰り返して発生している場合に、アドレス
発生部よりその受信側装置に対して異常の発生を通知
し、その通知を受けた受信側装置では、初期設定データ
発生部において初期設定データを作成し、それを内部レ
ジスタに設定するとともに、警報通知部より警報の発生
を通知するようにしたものである。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明におけるデータ伝送装置
は、制御部が送信メモリに格納した、各受信側装置に伝
送すべきデータを読み出すためのメモリアドレスを、ア
ドレス発生部よりフレーム基準信号に基づいて、受信側
装置の数に合わせて順番に繰り返し発生させ、有効情報
発生部の生成する受信側装置を個別に識別するための有
効情報を、そのメモリアドレスに従って読み出したデー
タに付加して、各受信側装置にそれぞれ周期的に繰り返
して送信することにより、伝送路上のノイズなどの要因
でデータに誤りが発生した場合でもその影響を少なくす
ることを可能とし、受信側装置の数の増加に対しても有
効情報のパターンを増やすだけで容易に対応できるよう
にする。
【0014】また、請求項2に記載の発明における再送
回路は、アドレス発生部の発生しているメモリアドレス
の繰り返しの間隔を、特定の受信側装置に対して短くす
ることにより、システムに及ぼす影響の大きな受信側装
置に対して、より短い周期でデータを伝送することを可
能にする。
【0015】また、請求項3に記載の発明における補助
メモリは、一度に複数の受信側装置に送りたいデータが
制御部によって書き込まれ、それを送信メモリに転送す
ることにより、当該データの各受信側装置への送出を一
定周期内に終了させることを可能とする。
【0016】また、請求項4に記載の発明における制御
部は、受信側装置によって折り返されたデータと伝送デ
ータとを比較した比較部によって不一致が検出される
と、その受信側装置に対するデータの再送要求をアドレ
ス発生部に対して行い、アドレス発生部はその再送要求
に基づいて再送回路が作成したパターンに従って、送信
メモリのメモリアドレスを生成することにより、ノイズ
による伝送誤りの発生した受信側装置に対しては、早急
にそのデータを再送する。
【0017】また、請求項5に記載の発明におけるアド
レス発生部は、受信側装置によって折り返されたデータ
と伝送データとを比較した比較部によって不一致が検出
されたとき、再送回路が作成したその受信側装置に対す
るデータの再送のためのパターンに従って、送信メモリ
のメモリアドレスを生成することにより、ノイズによる
伝送誤りの発生した受信側装置に対して、制御部の負荷
を増大させることなく早急にそのデータの再送を行うこ
とを可能とする。
【0018】また、請求項6に記載の発明における初期
設定データ発生部は、同一受信側装置に対するデータ再
送の要求が、制御部より繰り返して発生している場合
に、アドレス発生部が発生した異常の発生の通知を受け
ると、初期設定データを作成して内部レジスタに設定す
ることにより、異常時に周辺回路に対して不用意な制御
がかかるのを防止し、また警報通知部はその通知を受け
ると警報の発生を通知することにより、受信側において
その異常状態の発生を確認できるようにする。
【0019】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の実施例1によるデータ伝送装置
を示すブロック図である。図において、11は送信側装
置内に配置され、送信側装置から複数の受信側装置
(A、B、・・・・、N)へのデータの伝送を統括的に
制御する制御部であり、12はこの制御部11によっ
て、送信側装置から各受信側装置のそれぞれに伝送する
データ(制御情報)が格納される送信メモリとしての2
ポートメモリである。13はこの2ポートメモリ12の
各受信側装置のそれぞれに対応付けられたメモリアドレ
スを、基準フレーム信号に従って順番に繰り返し発生さ
せるアドレス発生部であり、14は2ポートメモリ12
から読み出されたデータをパラレルデータからシリアル
データに変換するためのパラレル/シリアルデータ変換
部、15は受信側装置に送信されるデータに付加され、
各受信側装置の各々を個別に識別するための有効情報
を、アドレス発生部13の発生するメモリアドレスに対
応させて発生している有効情報発生部である。
【0020】16は送信側装置から伝送されてきたデー
タをシリアルデータからパラレルデータに変換するため
のシリアル/パラレルデータ変換部であり、17は送信
側装置から伝送されてきたデータ(制御情報)に付加さ
れている有効情報と自受信側装置に割り当てられた有効
情報との比較を行って、当該データを取り込むか否かの
判断を行う有効情報比較部である。18はこの有効情報
比較部17における有効情報を比較するためのタイミン
グを発生するタイミング発生部である。19は有効情報
比較部17において有効情報が有効と判定された場合
に、シリアル/パラレルデータ変換部16で変換された
データの中の制御情報の部分を取り込むための内部レジ
スタであり、20はこの内部レジスタ20に取り込まれ
た制御情報によって制御される周辺回路である。
【0021】21は当該データ伝送装置内の基準となる
信号を発生させる装置内基準信号発生部であり、22は
この装置内基準信号発生部21から送信側装置と各受信
側装置とに供給される、シリアルデータの伝送基準とな
るフレーム基準信号、23は同じくシリアルデータを伝
送するときの同期用となるシリアル同期クロック信号で
ある。24は送信側装置と各受信側装置を接続している
伝送路を介して送信側装置から各受信側装置に伝送され
るシリアル伝送データである。
【0022】次に動作について説明する。送信側装置内
に配された制御部11は、各受信側装置の周辺回路20
を制御するためのデータ(制御情報)を2ポートメモリ
12に逐次設定する。アドレス発生部13では、この2
ポートメモリ12に格納された受信側装置へ伝送するデ
ータのメモリアドレスを、基準フレーム信号に従って順
番に繰り返し発生させ、2ポートメモリ12にはそのア
ドレスが設定される。2ポートメモリ12からはその設
定されたアドレスよりデータが読み出され、それがパラ
レル/シリアルデータ変換部14に送られる。
【0023】ここで、図2はこの発明によるデータ伝送
装置における各信号の時間関係を示すタイミングチャー
トであり、同図(a)は装置内基準信号発生部21の発
生するフレーム基準信号22、同図(b)は同じくシリ
アル同期クロック信号23、同図(c)は送信側装置よ
り各受信側装置に伝送されるシリアル伝送データ24を
それぞれ示している。なお、この図2では簡略化のた
め、A〜Cの3つの受信側装置へのシリアル伝送データ
についてのみ示し、そのほかのD〜Nの受信側装置への
シリアル伝送データについてはその表記を省略してい
る。以下、この図2のタイミングチャートを用いて、ア
ドレス発生部13におけるアドレスの発生について説明
する。
【0024】アドレス発生部13では、装置内基準信号
発生部21から送られてくるフレーム基準信号22とシ
リアル同期用クロック信号23を用いて、受信側装置に
伝送するデータの送出タイミングを発生させる。そのと
き、送信側装置から複数の各受信側装置に対して伝送す
るデータを時分割多重化するために、フレーム基準信号
22の変化(例えばパルスの前縁)をカウントして、そ
のデータを伝送する受信側装置の時間位相を決める。そ
して、アドレス発生部13はその時間位相に対応して決
められている2ポートメモリ12のメモリアドレスを順
番に繰り返して発生する。このアドレス発生部13より
発生されたメモリアドレスに従って2ポートメモリ12
がアクセスされ、当該アドレスに格納されているデータ
(制御情報)がパラレル/シリアルデータ変換部14に
入力される。
【0025】一方、有効情報発生部15では装置内基準
信号発生部21からのフレーム基準信号22に同期し
て、各受信側装置の各々に割り当てられた有効情報を順
番に繰り返して発生し、それをパラレル/シリアルデー
タ変換部14に送る。そのとき有効情報発生部15の発
生する有効情報としては、前記アドレス発生部13の発
生したメモリアドレスに対応して、2ポートメモリ12
の当該アドレスに格納されているデータを伝送すべき受
信側装置に割り当てられたものとなる。パラレル/シリ
アルデータ変換部14では、前記2ポートメモリ12か
ら読み出された制御情報に、この有効情報発生部15の
発生した有効情報を付加してそれらをシリアルデータに
変換する。従って、装置内基準信号発生部21からフレ
ーム基準信号22が発生する度に、2ポートメモリ12
からはA、B、C、・・・・の各受信側装置へのデータ
が順番に読み出され、その各々に有効情報発生部15の
発生するA、B、C、・・・・の各受信側装置を識別す
るための対応する有効情報が付加され、パラレル/シリ
アルデータ変換部14より図2(c)に示すようなシリ
アル伝送データ24として伝送路上に送出される。
【0026】各受信側装置ではこの伝送路上を伝送され
てきたシリアル伝送データ24をシリアル/パラレルデ
ータ変換部16でデータ変換し、その制御情報の部分を
内部レジスタ19に送り、有効情報の部分を有効情報比
較部17に送る。一方、タイミング発生部18はこの有
効情報比較部17における有効情報を比較するタイミン
グを、装置内基準信号発生部21より与えられるフレー
ム基準信号22に同期させて発生している。有効情報比
較部17はこのタイミング発生部18の発生したタイミ
ングで、シリアル/パラレルデータ変換部16からの有
効情報を自受信側装置に割り当てられている有効情報と
比較する。その結果、両者が一致している場合には有効
情報比較部17は内部レジスタ19に信号を送り、シリ
アル/パラレルデータ変換部16からの制御情報の取り
込みを行わせる。この内部レジスタ19によって取り込
まれた制御情報は周辺回路20に設定され、周辺回路2
0はそれに基づいて所定の制御動作を実行する。
【0027】すなわち、最初のフレーム基準信号22に
従って、アドレス発生部13が受信側装置Aに対応する
メモリアドレスを発生し、2ポートメモリ12の当該ア
ドレスから読み出されたデータに、当該受信側装置Aの
有効情報を付加して各受信側装置に送り、その有効情報
が有効と判断される受信側装置、すなわち受信側装置A
においてのみそのデータの取り込みが行われる。次のフ
レーム基準信号22が発生すると、アドレス発生部13
はカウンタを進めて受信側装置Bに対応するメモリアド
レスを発生し、2ポートメモリ12の当該アドレスから
読み出されたデータに、当該受信側装置Bの有効情報を
付加して各受信側装置に送り、その有効情報が有効と判
断される受信側装置Bにおいてのみそのデータの取り込
みが行われる。以下、同様の手順で受信側装置C、D、
・・・・についてもデータの取り込みが行われる。従っ
て、受信側装置の数が増加した場合でも、この有効情報
のパターンをそれにあわせて増やしてやれば、大幅な回
路変更などを伴うことなく容易に対応することが可能と
なる。
【0028】また、アドレス発生部13では、受信側装
置の数だけフレーム基準信号のカウントが進むとその計
数値を初期値にリセットすることにより、各受信側装置
に対応したメモリアドレスを順番に繰り返して発生する
ことができる。そのため、制御部11より同一のデータ
をいちいち設定しなくとも、2ポートメモリ12からは
所定の周期で同一データが読み出され、それぞれの受信
側装置に再送される。従って、外来のノイズ等によって
シリアル伝送データ24の一部に変化が生じた場合で
も、フレーム基準信号22が受信側装置の数だけ一巡す
ると、再び正しいシリアル伝送データ24が送出される
ため、ノイズによるデータ誤りに対する影響を少なくす
ることができる。なお、制御部11は新たなデータ(制
御情報)を受信側装置に送る必要が生じた場合には、そ
の都度、2ポートメモリ12の当該受信側装置に対応し
たアドレスにその送りたいデータを設定すればよい。
【0029】実施例2.図3はこの発明の実施例2によ
るデータ伝送装置を示すブロック図である。図におい
て、11は制御部、12は送信メモリとしての2ポート
メモリ、14はパラレル/シリアルデータ変換部、16
はシリアル/パラレルデータ変換部、17は有効情報比
較部、18はタイミング発生部、19は内部レジスタ、
20は周辺回路、21は装置内基準信号発生部、22は
フレーム基準信号、23はシリアル同期クロック信号、
24はシリアル伝送データであり、これらは図1に同一
符号を付した実施例1のものと同一、もしくは相当部分
であるためその詳細な説明は省略する。
【0030】また、25は特定の受信側装置に対応する
ものに対して、繰り返し発生しているメモリアドレスの
繰り返しの間隔を、他の通常の受信側回路の間隔よりも
短くする再送回路であり、26はこの再送回路25を含
んでいる点で、図1に符号13を付した実施例1のもの
とは異なるアドレス発生部である。27は各受信側装置
を識別するための有効情報をメモリアドレスに対応させ
て発生する有効情報発生部であるが、この場合、アドレ
ス発生部26は再送回路25の制御に従って特定の受信
側装置に対応するメモリアドレスを短い周期で発生して
いるため、この有効情報発生部27も再送回路25から
の信号を受けて、当該受信側装置の有効情報をそれにあ
わせて発生するものとなっている。
【0031】次に動作について説明する。再送回路25
はメモリアドレス発生の繰り返し間隔が、他の受信側装
置よりも短く設定されている特定の受信側装置に対応す
るメモリアドレスの発生間隔を監視しており、当該間隔
ごとにその特定の受信側装置対応のメモリアドレスの発
生をアドレス発生部26に指示し、アドレス発生部26
はその指示に応じたメモリアドレスの発生を行う。この
メモリアドレスの発生は、例えば次のようにして行われ
る。すなわち、アドレス発生部26は通常、フレーム基
準信号22をカウントしており、その計数値を他の一般
的な受信側装置のそれぞれに対応させ、それら各受信側
装置に対応付けられたメモリアドレスを順番に繰り返し
て発生させている。再送回路25は特定の受信側装置に
与えられた短い繰り返し間隔が経過したことを検出する
と、アドレス発生部26に対し、前記フレーム基準信号
22のカウントを停止させて、当該特定の受信側装置に
対応付けられたメモリアドレスの発生を行わせる。その
後、アドレス発生部26は通常の処理に戻ってフレーム
基準信号22のカウントを再開し、他の受信側装置に対
するメモリアドレスの発生を継続する。
【0032】また、有効情報発生部27もアドレス発生
部26と同様に、通常は前記他の受信側装置のそれぞれ
に対応付けられた有効情報を順番に繰り返して発生して
おり、特定の受信側装置に与えられた短い繰り返し間隔
が経過したとき、それを検出した再送回路25が送って
くる信号を受け取ると、前記他の受信側装置に対応付け
られた有効情報の発生を一旦停止し、当該特定の受信側
装置に対応付けられた有効情報を発生する。その後は停
止していた他の受信側装置の有効信号の発生を再開す
る。なお、その他の動作については、実施例1の場合と
同様であるためその説明は省略する。
【0033】これによって、特定の受信側装置に対して
は、他の通常の受信側装置よりも短い間隔でデータを送
ることが可能となり、このデータ伝送装置のシステムに
大きな影響を及ぼす可能性の高い受信側装置に対してこ
の実施例2を適用することにより、外来ノイズからの影
響をより確実に抑えることが可能となる。
【0034】実施例3.図4はこの発明の実施例3によ
るデータ伝送装置を示すブロック図で、相当部分には図
3と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、28は上記各実施例における制御部11に相当する
制御部30と、送信メモリとしての2ポートメモリ12
との間に配置され、制御部30より設定されたデータを
一括して送出するための補助メモリとしての2ポートメ
モリである。29はこの2ポートメモリ28に格納され
たデータを2ポートメモリ12に送出する際のメモリア
ドレスも発生する機能を有している点で、図3に符号2
6を付したものとは異なるアドレス発生部であり、前記
制御部30はこのアドレス発生部29に2ポートメモリ
28に格納されたデータの2ポートメモリ12への送出
を制御する機能を備えている点で、前記制御部11とは
異なっている。
【0035】次に動作について説明する。図4に示すよ
うに、制御部30と2ポートメモリ12の間にさらに2
ポートメモリ28を設けることで、制御部30は一度に
複数の受信側装置に伝送したい同一のデータ(制御情
報)をまとめて書き込むことが可能となる。すなわち、
制御部30は2ポートメモリ28へのデータの設定が終
了すると、アドレス発生部29を制御して2ポートメモ
リ28に設定されたデータの2ポートメモリ12への送
出を指示する。これによって、複数の受信側装置に伝送
される同一のデータは、2ポートメモリ12の該当する
アドレスのそれぞれに設定される。このようにして、2
ポートメモリ12にデータが設定された後の動作は、上
記各実施例の場合と同様に進行するため、その説明は省
略する。
【0036】このように、制御部30より2ポートメモ
リ28に書き込まれたデータを一括して2ポートメモリ
12に設定することにより、複数の受信側装置が互いに
影響を及ぼしあう制御に対して、制御部30は伝送する
タイミングを1つずつ考慮しなくても、2ポートメモリ
28へのデータの設定が終了した時点で、アドレス発生
部29に送出制御の指示を行えば、フレーム基準信号が
一巡する間に、所望の受信側装置のすべてに同一データ
の設定が完了する。従って、制御設定の状態が変化する
際の余分な状態が発生するのを防止でき、設定変更時に
おける当該データ伝送装置の安定性を向上させることが
可能となる。
【0037】実施例4.図5はこの発明の実施例4によ
るデータ伝送装置を示すブロック図で、相当部分には図
4と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、31は内部レジスタ19に設定されたデータを送信
側装置に返送するために折り返す機能を備えている点
で、図4に符号20を付したものとは異なる周辺回路で
あり、32はその返送するデータを格納するための返送
レジスタ、33はこの返送レジスタ32に格納されたデ
ータの送信タイミングを発生する機能も備えている点
で、図4に符号18を付したものとは異なるタイミング
発生部である。34はこの返送レジスタ32より出力さ
れたデータをパラレルデータからシリアルデータに変換
するパラレル/シリアルデータ変換部、35は受信側装
置から返送されてきたデータをシリアルデータからパラ
レルデータに変換するシリアル/パラレルデータ変換部
である。
【0038】36は受信側装置に伝送されるデータを保
持しておき、当該データとこのシリアル/パラレルデー
タ変換部35でデータ変換された、受信側装置より返送
されてくるデータとの比較を行う比較部であり、37は
この比較部36における比較の結果、不一致が検出され
た場合に、その受信側装置に対してデータの再送を要求
する機能を備えている点で、図4に符号30を付したも
のとは異なる制御部である。38はこの制御部37から
のデータ再送の要求に従って、当該受信側装置へデータ
を再送するためのパターンを作成する機能を有する点
で、図4に符号25を付したものとは異なる再送回路で
あり、39はこの再送回路38の作成したパターンに従
って2ポートメモリ12のメモリアドレスを生成する機
能を有する点で、図4に符号29を付したものとは異な
るアドレス発生部である。
【0039】40は送信側装置と各受信側装置を接続し
ている伝送路を介して受信側装置から送信側装置に返送
されるシリアル返送データであり、41はこのシリアル
返送データ40に多重化して受信側装置より送信側装置
に送られてきた、受信側装置の故障情報などが書き込ま
れ、それらのデータが制御部37によって取り込まれる
2ポートメモリである。
【0040】次に動作について説明する。送信側装置か
ら受信側装置へのシリアル伝送データ24が、受信側装
置の内部レジスタ19に設定されるまでの動作は上記各
実施例の場合と同様である。その後、周辺回路31はこ
の内部レジスタ19に設定された制御情報を取り込んで
制御動作を開始するとともに、その制御信号を返送レジ
スタ32に送出する。一方、タイミング発生部33はこ
の返送レジスタ32における設定データの送出タイミン
グを、装置内基準信号発生部21より与えられるフレー
ム基準信号22に同期させて発生している。返送レジス
タ32はこのタイミング発生部33より生成されたタイ
ミングに合わせてパラレル/シリアルデータ変換部34
にデータを送出する。パラレル/シリアルデータ変換部
34はこの返送レジスタ32からのデータをシリアルデ
ータに変換し、シリアル返送データ40として伝送路上
に送出する。
【0041】このシリアル伝送データ40は伝送路上を
送信側装置に伝送されて送信側装置のシリアル/パラレ
ルデータ変換部35に入力される。シリアル/パラレル
データ変換部35ではそのデータをパラレルデータに変
換した後、比較部36に入力する。比較部36では、受
信側装置に伝送するために2ポートメモリ12より読み
出されてパラレル/シリアルデータ変換部14に送られ
たデータを保持しておき、当該データと受信側装置より
返送されてきてこのシリアル/パラレルデータ変換部3
5にてデータ変換されたデータとを比較する。比較の結
果、両者が一致していれば、受信側装置の内部レジスタ
19に設定されているデータには誤りがないものと判定
して、以降、そのデータについての何等の処理も行わな
い。しかしながら、両者が一致していなければ、受信側
装置の内部レジスタ19の設定データに誤りが発生した
旨を制御部37に通知する。
【0042】制御部37は伝送データの誤りが発生した
受信側装置に対して早急にデータを再送すべく、アドレ
ス発生部39に対して当該受信側装置へのデータの再送
要求を制御する。このデータ再送の要求を受けたアドレ
ス発生部39の再送回路38は、実施例2で実施してい
たカウンタの繰り返しを、データ再送を行う受信側装置
のアドレスにセットし直して送出する処理を行い、当該
受信側装置への再送の処理が終了した後に通常の繰り返
し処理に復帰する。なお、その後再びエラーが発生して
いるならば、次のフレームにてデータの再送を行うこと
になり、順次繰り返し再送できる。この時、受信側装置
の順番を決めていくカウンタを再送の処理を行うための
カウンタの値と交互にカウンタセットする処理を行うこ
とで、データを再送する受信側装置と次の受信側装置に
対して伝送データを相互に送出できる。このように、上
記構成をとることにより、ノイズなどによる伝送誤りが
発生した受信側装置に対しては、早急にデータが再送さ
れるので、ノイズに対する誤動作を最小限に抑えること
が可能になる。
【0043】また、上記実施例4では、受信側装置内に
返送レジスタ32を設けているものについて説明した
が、内部レジスタ19から周辺回路31への制御情報を
パラレル/シリアルデータ変換部34に折り返し出力す
ることによって、内部レジスタ19と返送レジスタ32
を兼用することが可能となり、返送レジスタ32を省略
しても上記実施例と同様の効果を得ることができる。
【0044】さらに、上記実施例4では2ポートメモリ
41を有するものを示したが、この2ポートメモリ41
は当該発明の動作上では、必ずしもなくてはならないも
のではない。すなわち、通常、データ伝送装置内の受信
側装置より制御情報以外のデータ、例えば受信側装置の
故障情報などがシリアル返送データ40に多重化して伝
送されてくることがある。この実施例4では2ポートメ
モリ41を設けることにより、そのような情報を制御部
37で取り込むことができるようにしている。
【0045】実施例5.図6はこの発明の実施例5によ
るデータ伝送装置を示すブロック図で、相当部分には図
5と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、42は受信側装置に伝送されたデータと、受信側装
置で折り返して返送されてきたデータとを比較した比較
部36において不一致が検出されたとき、その受信側装
置に対して当該データの再送を行うためのパターンを作
成する再送回路であり、43はそのような再送回路42
の作成したパターンに従って2ポートメモリ12のメモ
リアドレスを生成する機能を有する点で、図5に符号3
9を付したものとは異なるアドレス発生部である。な
お、この実施例5では、比較部36の比較結果は上記実
施例4の場合とは異なって、アドレス発生部43の再送
回路42に直接与えられるているため、ここでは制御部
として、図4に示した実施例3の場合と同等の制御部3
0が用いられている。
【0046】次に動作について説明する。なお、送信側
装置から受信側装置へのシリアル伝送データ24が、受
信側装置の内部レジスタ19に設定されて周辺回路31
に取り込まれ、そのデータが返送レジスタ34に設定さ
れてシリアル返送データ40として送信側装置に返送さ
れ、比較部36で受信側装置に伝送したデータと比較さ
れるまでの動作は上記実施例4の場合と同様である。比
較部36における比較の結果、両者が一致していれば、
受信側装置の内部レジスタ19に設定されているデータ
には誤りがないものと判定して、以降、そのデータにつ
いての何等の処理も行わない。しかしながら、両者が一
致していなければ、アドレス発生部43の再送回路42
に、受信側装置の内部レジスタ19の設定データに誤り
が発生した旨を通知する。この比較部36からの通知を
受けたアドレス発生部43の再送回路42は、実施例2
で実施していたカウンタの繰り返しを、データ再送を行
う受信側装置のアドレスにセットし直して送出する処理
を行い、以降、実施例4の場合と同様に動作する。この
ように構成をとることにより、制御部30の処理負荷を
増加させることなく、ノイズなどによる伝送誤りが発生
した受信側装置に対して、データを早急に再送すること
が可能となる。
【0047】実施例6.図7はこの発明の実施例6によ
るデータ伝送装置を示すブロック図で、相当部分には図
5と同一符号を付してその説明を省略する。図におい
て、44は制御部37より同一の受信側装置に対するデ
ータ再送の要求が繰り返して発生した場合に、その受信
側装置に対して異常状態の発生を通知するための機能を
備えている点で、図5に符号39で示したものとは異な
るアドレス発生部である。45はこのアドレス発生部4
4からの異常通知信号を受けると初期設定データの作成
を行い、作成した初期設定データを後述する内部レジス
タに設定する初期設定データ発生部であり、46はこの
初期設定データ発生部45による初期設定データの設定
が可能となっている点で、図5に符号19で示したもの
とは異なる内部レジスタである。47はアドレス発生部
44の発生した異常通知信号を受けて警報の通知を発生
する警報通知部であり、48は送信側装置のアドレス発
生部44から、各送信側装置の初期設定データ発生部4
5および警報通知部47に送られる異常通知信号であ
る。
【0048】次に動作について説明する。なお、受信側
装置から折り返して返送されてきたデータと、当該受信
側装置に伝送したデータを比較部36で比較し、不一致
が検出された場合には、制御部37よりアドレス発生部
44に対してその受信側装置へのデータの再送要求を制
御するまでの動作は、上記実施例4の場合と同様である
ためその説明は省略する。アドレス発生部44は制御部
37が比較部36の比較結果に基づいて発生するデータ
の再送要求が、何らかの要因で特定の受信側装置につい
て連続して繰り返し発生した場合、伝送路上の故障、あ
るいは受信側装置の異常と判断して異常状態の発生を通
知するための異常通知信号48を発生し、それをその受
信側装置に対して送出する。この異常通知信号48を受
け取った受信側装置では、初期設定データ発生部45に
おいて初期設定データを発生してそれを内部レジスタ4
6に設定する。これにより、当該受信側装置では送信側
装置からのデータ(制御情報)が正常に受信できない場
合であっても、周辺回路31はこの初期設定データを取
り込んで動作するため、周辺回路31に対して不用意な
制御がかかるようなことがなくなる。また、当該受信側
装置では前記異常通知信号48を受け取ると警報通知部
47が作動して、ランプの点灯やブザーの鳴動などとい
った警報を発生する。これによって、受信側では異常状
態の発生を速やかに認識することができる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、送信側装置から各受信側装置へのデータの伝送
を制御する制御部によって送信メモリに格納された、各
受信側装置に伝送すべきデータを、アドレス発生部がフ
レーム基準信号に基づいて受信側装置の数に合わせて繰
り返し発生するメモリアドレスに従って読み出し、有効
情報発生部よりその受信側装置に割り当てられた有効情
報を発生して、それをその送信メモリより読み出したデ
ータに付加して送信し、受信側装置では有効情報比較部
において受信したデータの有効情報の解析を行って、有
効と判定された場合にのみそのデータを内部レジスタに
取り込むように構成したので、制御部より同一のデータ
をいちいち設定しなくとも、送信メモリからは所定の周
期で同一データが読み出され、それぞれの受信側装置に
再送されるため、外来のノイズ等によってシリアル伝送
データの一部に変化が生じた場合でも、フレーム基準信
号が受信側装置の数だけ一巡すると、再び正しいシリア
ル伝送データが送出されるようになり、ノイズによるデ
ータ誤りに対する影響を最小限に抑えることができるば
かりか、受信側装置の数が増加した場合でも、この有効
情報のパターンをそれにあわせて増やしてやれば、大幅
な回路変更などを伴うことなく容易に対応することが可
能なデータ伝送装置が得られる効果がある。
【0050】また、請求項2に記載の発明によれば、発
生しているメモリアドレスの繰り返しの間隔を、特定の
受信側装置に対して短くする再送回路をアドレス発生部
に持たせるように構成したので、特定の受信側装置に対
して他の通常の受信側装置よりも短い間隔でデータを送
ることが可能となり、このデータ伝送装置のシステムに
大きな影響を及ぼす可能性の高い受信側装置に対してデ
ータの送信間隔を短くすれば、当該受信側装置に対する
外来ノイズの影響をより抑えることが可能となって、さ
らに信頼性の高いデータ伝送装置が実現できる効果があ
る。
【0051】また、請求項3に記載の発明によれば、制
御部と送信側装置から受信側装置へ伝送するデータを格
納しておく送信メモリの間に、データを一括して送出す
るための補助メモリを配置するように構成したので、複
数の受信側装置が互いに影響を及ぼしあう制御に対して
も、制御部は伝送するタイミングを1つずつ考慮しなく
ても、フレーム基準信号が一巡する間に所望の受信側装
置のすべてに同一データの設定が完了するため、制御設
定の状態が変化する際の余分な状態の発生を抑制するこ
とができ、設定変更時におけるデータ伝送装置の安定性
を向上させることが可能となる効果がある。
【0052】また、請求項4に記載の発明によれば、伝
送したデータと、受信側装置で折り返されて返送されて
きたデータとを比較部で比較し、制御部はその比較結果
が不一致になった受信側装置に対してデータ再送の要求
を行い、アドレス発生部が、その再送要求に基づいて再
送回路の作成した当該データ再送のためのパターンに従
って、送信メモリのメモリアドレスを生成するように構
成したので、ノイズなどによる伝送誤りが発生した受信
側装置に対しては、早急にデータの再送が行われるよう
になり、ノイズに対する誤動作を最小限に抑えることが
可能になる効果がある。
【0053】また、請求項5に記載の発明によれば、比
較部による比較の結果を直接アドレス発生部の再送回路
に入力して、その比較結果が不一致であった場合に再送
回路の作成したデータ再送のためのパターンに従って、
アドレス発生部より送信メモリのメモリアドレスを発生
するように構成したので、ノイズなどによる伝送誤りが
発生した受信側装置に対して、制御部の処理負荷を増加
させることなく早急にデータの再送を行うことが可能な
データ伝送装置が得られる効果がある。
【0054】また、請求項6に記載の発明によれば、同
一の受信側装置に対するデータの再送要求が制御部から
繰り返し発生している場合に、アドレス発生部よりその
受信側装置に対して異常の発生を通知し、それを受けた
受信側装置においては、初期設定データ発生部より初期
設定データを作成して内部レジスタに設定するととも
に、警報通知部より警報の発生を通知するように構成し
たので、送信側装置からのデータの正常な受信ができな
い受信側装置であっても、周辺回路がこの初期設定デー
タを取り込んで動作するため、周辺回路に対して不用意
な制御がかかるようなことがなくなり、受信側において
異常状態の発生を速やかに認識することが可能となる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図2】 上記実施例における各信号の時間関係を示す
タイミングチャートである。
【図3】 この発明の実施例2によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施例3によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施例4によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図6】 この発明の実施例5によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図7】 この発明の実施例6によるデータ伝送装置を
示すブロック図である。
【図8】 従来のデータ伝送装置を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
11,30,37 制御部、12 2ポートメモリ(送
信メモリ)、13,26,29,39,43,44 ア
ドレス発生部、15,27 有効情報発生部、17 有
効情報比較部、18,33 タイミング発生部、19,
46 内部レジスタ、22 フレーム基準信号、25,
38,42 再送回路、28 2ポートメモリ(補助メ
モリ)、36 比較部、47 警報通知部。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側装置から各受信側装置のそれぞれ
    に伝送するデータを格納しておく送信メモリと、前記受
    信側装置にそれぞれ対応付けられた前記送信メモリのメ
    モリアドレスを、フレーム基準信号に従って順番に繰り
    返し発生させるアドレス発生部と、送信される前記デー
    タに付加される、前記受信側装置を個別に識別するため
    の有効情報を、前記メモリアドレスに対応させて発生す
    る有効情報発生部と、受信した前記データに付加されて
    いる前記有効情報を解析して、当該データを取り込むか
    否かの判断を行う有効情報比較部と、前記有効情報比較
    部におけるデータ比較のタイミングを発生するタイミン
    グ発生部と、前記有効情報比較部で有効と判定されたデ
    ータを取り込むための内部レジスタと、前記送信側装置
    から前記各受信側装置へのデータの伝送を統括的に制御
    する制御部とを備えたデータ伝送装置。
  2. 【請求項2】 前記アドレス発生部が、繰り返し発生し
    ているメモリアドレスの繰り返しの間隔を、特定の受信
    側装置に対応するものについては短くする再送回路を備
    えていることを特徴とする請求項1に記載のデータ伝送
    装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部と前記送信側装置から受信側
    装置へ伝送するデータを格納しておく前記送信メモリと
    の間に、前記データを一括して送出するための補助メモ
    リを設けたことを特徴とする請求項1または請求項2に
    記載のデータ伝送装置。
  4. 【請求項4】 前記受信側装置が受け取ったデータに基
    づいて返送してくるデータと、当該受信側装置に伝送し
    たデータとを比較する比較部を設け、前記制御部が、前
    記比較部で不一致が検出された受信側装置に対して、前
    記データの再送を要求する機能を備え、前記アドレス発
    生部が、前記制御部からの要求に基づいて当該再送のた
    めのパターンを作成する再送回路を有して、その再送回
    路の作成したパターンに従ってメモリアドレスを生成す
    るものであることを特徴とする請求項1から請求項3の
    うちいずれか1項記載のデータ伝送装置。
  5. 【請求項5】 前記受信側装置が受け取ったデータに基
    づいて返送してくるデータと、当該受信側装置に伝送し
    たデータとを比較する比較部を設け、前記アドレス発生
    部が、前記比較部で不一致が検出された受信側装置に対
    して、前記データを再送するためのパターンを作成する
    再送回路を有し、その再送回路の作成したパターンに従
    ってメモリアドレスを生成するものであることを特徴と
    する請求項1から請求項3のうちいずれか1項記載のデ
    ータ伝送装置。
  6. 【請求項6】 前記アドレス発生部が、前記制御部より
    同一の受信側装置に対するデータ再送の要求が繰り返し
    て発生したとき、当該受信側装置に対して異常の発生を
    通知するための機能を備え、前記異常の発生の通知を受
    けて初期設定データを作成し、それを前記内部レジスタ
    に設定する初期設定データ発生部と、前記異常の発生の
    通知を受けて警報の発生を通知する警報通知部を設けた
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のデー
    タ伝送装置。
JP18295695A 1995-07-19 1995-07-19 データ伝送装置 Pending JPH0936844A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008245238A (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Fuji Xerox Co Ltd データ伝送装置及び半導体ストレージ装置
JP2015201689A (ja) * 2014-04-04 2015-11-12 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社 通信システム、送信装置、受信装置及び通信方法

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JP2008245238A (ja) * 2007-02-28 2008-10-09 Fuji Xerox Co Ltd データ伝送装置及び半導体ストレージ装置
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