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JPH09331450A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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Publication number
JPH09331450A
JPH09331450A JP8149220A JP14922096A JPH09331450A JP H09331450 A JPH09331450 A JP H09331450A JP 8149220 A JP8149220 A JP 8149220A JP 14922096 A JP14922096 A JP 14922096A JP H09331450 A JPH09331450 A JP H09331450A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
processing
output
forming apparatus
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP8149220A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuya Suzuki
勝也 鈴木
Ryosuke Miyamoto
了介 宮本
Hideaki Shimizu
秀昭 清水
Hiroyuki Yaguchi
博之 矢口
Hiroyoshi Yoshida
廣義 吉田
Yasuhiro Takiyama
康弘 瀧山
Tadashi Takahashi
匡 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP8149220A priority Critical patent/JPH09331450A/ja
Publication of JPH09331450A publication Critical patent/JPH09331450A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ED処理やScreen処理に適した画像出
力が行なえない。 【解決手段】 入力デジタル画像データが示す画像特性
に応じて、出力画像の画像フォーマット処理を決定し、
その画像フォーマット処理に応じて参照テーブルの切換
える。すなわち、ED処理やScreen処理といっ
た、入力画像に対して階調を落として出力するような画
像フォーマット処理を行なう際に、それぞれの画像フォ
ーマット処理に応じたガンマ補正処理を切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、複写機、
ファクシミリ、プリンタ等、入力されたデジタル画像デ
ータに所定の画像処理を施して出力をする画像形成装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、入力デジタル画像に対して各
種画像処理を施し、出力画像データ(特にプリンタ部へ
の出力画像データ)に変換する処理を行なう際には、ガ
ンマ補正処理やフィルタ処理を行なっている。これらの
内、ガンマ処理では、その入力データに対応した出力デ
ータ(ガンマテーブル)をメモリに格納し、入力データ
の参照を行なうことにより、出力データを選択・決定す
るテーブル参照処理を行なうものである。
【0003】また、フィルタ処理は、ある一定の加重係
数で形成されるフィルタマトリクスをメモリに格納し、
それを入力データに加重・加算することにより、出力デ
ータを算出する空間フィルタ処理を行なうものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ガンマテーブルは、プリンタの特性によって一意に決定
され、空間フィルタ処理は、入力手段の特性によって一
意に決定されるため、従来より、1つの機械に対して1
つのガンマテーブル、あるいはフィルタマトリクスデー
タを有している。このため、出力画像フォーマット(E
D処理や、Screen処理等)を変えて出力する際に
も、そのガンマテーブルあるいはフィルタ処理して出力
しているために、ED(誤差拡散)処理やScreen
処理に適した画像で出力されているとは言えない、とい
う問題がある。
【0005】本発明は、上述の課題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、ED処理やScree
n処理に適した画像出力を行なえる画像形成装置を提供
することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、デジタル画像データに対して選択的に複
数の中間調処理を施す画像形成装置において、前記複数
の中間調処理に応じた所定の参照テーブルをあらかじめ
格納する手段と、前記デジタル画像データが示す画像の
特性を判別する手段と、前記判別された画像の特性に応
じて、出力画像の画像フォーマット処理を決定する手段
と、前記決定された画像フォーマット処理に応じて前記
参照テーブルの切換えを行なう手段とを備える。
【0007】また、他の発明は、デジタル画像データに
対して選択的に複数の中間調処理を施す画像形成装置に
おいて、前記複数の中間調処理に応じた所定のフィルタ
ー処理をあらかじめ格納する手段と、前記デジタル画像
データが示す画像の特性を判別する手段と、前記判別さ
れた画像の特性に応じて、出力画像の画像フォーマット
処理を決定する手段と、前記決定された画像フォーマッ
ト処理に応じて前記フィルター処理の切換えを行なう手
段とを備える。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態を詳細に説明する。 <第1の実施の形態>図1は、本発明の第1の実施の形
態に係る画像複写装置の構造を示す断面図である。同図
において、101は、原稿給送手段となる原稿給送装置
で、その上に載置された原稿を1枚ずつ、あるいは2枚
連続に原稿台ガラス面102上の所定位置に給送する。
104は、ランプ103、走査ミラー105等で構成さ
れるスキャナで、原稿給送装置101により原稿が原稿
台ガラス面102に載置されると、スキャナ本体が所定
方向に往復走査される。その結果、原稿からの反射光が
走査ミラー105〜107を介して、レンズ108を通
過し、図示していないRGB色分解フィルタにより色分
解されてから、イメージセンサ部109に結像する。
【0009】110は、レーザスキャナで構成される露
光制御部で、本装置のコントローラ部の画像信号制御部
203(図2を参照)から出力される画像データに基づ
いて変調されたレーザ光を、感光体111上に照射す
る。また、112,113は現像器であり、感光体11
1に形成された静電潜像を所定色の現像剤(トナー)で
可視化する。114,115は被転写紙積載部で、定形
サイズの記録媒体が積載収納され、それらが給送ローラ
130,131の駆動によりレジスト配設位置まで給送
された後、感光体111上に形成される画像との画像先
端合わせタイミングをとられた状態で再給紙される。
【0010】116は転写分離帯電器で、感光体111
に現像されたトナー像を、被転写紙に転写した後、感光
体111より分離する。その後、被転写紙は、搬送ベル
ト132を介して定着部117に送られ、そこで定着さ
れる。118は排紙ローラで、画像形成の終了した被転
写紙をトレー120に積載排紙する。なお、121は方
向フラッパーで、画像形成の終了した被転写紙の搬送方
向を、排紙口と内部搬送路方向に切り換え、後述する多
重/両面画像形成プロセスに備える。
【0011】以下、記録媒体への画像形成について説明
する。
【0012】イメージセンサ部109に入力された画像
信号、すなわち、後述するイメージリーダ制御部202
からの入力信号は、CPU回路部205により制御され
る画像信号制御部203によって処理を施されて、プリ
ンタ制御部204に至る。そして、プリンタ制御部20
4に入力された信号は、露光制御部110にて光信号に
変換され、画像信号に従って感光体111を照射する。
この照射光によって感光体111上に作られた潜像は、
現像器112、もしくは現像器113によって現像され
る。
【0013】上記潜像へのタイミングに合わせて、被転
写紙積載部114もしくは被転写紙積載部115より転
写紙が搬送されると、そこに、転写分離帯電器116に
おいて、上記の現像された像が転写される。そして、転
写された像は、定着部117にて被転写紙に定着された
後、排紙ローラ118より本装置の外部に排出される。
【0014】ここで、両面記録時には、被転写紙が排紙
センサ119を通過後、排紙ローラ118を、上記の排
紙方向とは反対方向に回転させる。また、これと同時に
フラッパー121を上方に上げて、複写済みの転写紙
を、搬送路122,123を介して、中間トレー124
に格納する。そして、次に行なう裏面記録時に、この中
間トレー124に格納されている転写紙を、上述の場合
と同様に給紙し、裏面への像の転写を行なう。
【0015】また、多重記録時にも、上記の両面記録時
と同様、フラッパー121を上方に上げて、複写済みの
転写紙を搬送路122,123の搬送路を介して、中間
トレー124に格納する。そして、多重記録として、こ
の中間トレー124に格納されている転写紙を給送し
て、転写紙上に所定の像の多重転写を行なう。
【0016】図2は、本実施の形態に係る装置のコント
ローラ部の構成を示すブロック図である。同図におい
て、205はCPU回路部で、ROM206、RAM2
07を内蔵しており、ROM206に記憶された制御プ
ログラムに基づいて、コントローラ部の各部を総括的に
制御する。201は原稿給送装置制御部で、原稿給送装
置101に載置された原稿を1枚ずつ、あるいは2枚連
続に原稿台ガラス2面上の所定位置に給送する等の制御
をする。
【0017】202はイメージリーダ制御部で、上記の
イメージセンサ部109等により構成され、図示してい
ないRGB分解フィルタにより色分解され、光電変換さ
れたアナログ画像信号を画像信号制御部203に出力す
る。また、204はプリンタ制御部で、画像信号制御部
203から出力されるビデオ信号に基づいて露光制御部
110を駆動して、レーザ光を感光体111上に照射す
る。なお、208は操作部であり、本装置において画像
形成に必要なモード設定のためのキー、表示器等を有す
る操作パネルが設けられている。
【0018】図3は、画像信号制御部203の詳細構成
を示すブロック図である。同図において、301はCC
D(電荷結合素子)であり、原稿画像を走査して得られ
た画像を光電変換により電気信号に変換する。302は
A/D変換器であり、CCD301にて得られたアナロ
グ電気信号をデジタル画像データに変換する。このよう
にして得られたデジタル画像データは、R(red)・G(gr
een)・B(blue)の各チャンネルごとにFilter回路
303に送られ、そこで、平滑化処理等のフィルタ処理
を施される。
【0019】次段の画像処理部304では、多重・変倍
・濃度データ生成等の各種デジタル画像処理を行なう。
この画像処理部304にて処理された画像データは、最
終的には、濃度データとして後段に送られる。すなわ
ち、gammaLUT(ルックアップテーブル)305
では、入力された濃度データに応じて出力データが一意
に決定されるようなガンマテーブルを参照して、プリン
タ307の特性に応じたガンマ補正を行なう。
【0020】ImageFormatter306で
は、後述するED処理やScreen処理等、入力画像
データを、その階調を落とした画像フォーマットに処理
する。ここで、ED処理とは、入力された画像データよ
りも低い階調で出力データを生成する際に、入力データ
と出力データとの間の誤差を注目画素以外の画素にも振
り分けて出力画像を生成する処理方法である。
【0021】また、Screen処理とは、入力画像デ
ータよりも階調を落として画像データを出力する際に、
網点画像のようにスクリーン角を持った出力画像を生成
する処理方法である。このようにして、生成された出力
画像データは、Printer307に送られ、そこ
で、静電写真プロセスのような画像形成手法を用いて画
像形成される。
【0022】次に、ED処理及びScreen処理とい
ったImageFormat処理と、gamma補正と
の関係について説明する。
【0023】ED(誤差拡散)処理とは、上述のよう
に、注目画素(図中、斜線部)の周辺に、生じた誤差
を、図4に示すような誤差フィルタで重み付けし、それ
を周辺画素に配分し、補正する処理方法である。均一な
濃度データを持つ入力画像について、ED処理を施した
場合、その出力は、図5に示すように、その濃度を示す
画素が離散的に分布される。すなわち、面積階調を以て
中間調を表わすものである。
【0024】これは、誤差データが2次元空間に拡散配
分されるため、良好な階調再現特性を持つ。このような
ED処理を行なった後の画像は、広い範囲で濃度が分散
されるために、元画像の濃度が低い場合は、1つの濃度
を表わす画素点が小さくなり、出力画像の濃度が著しく
落ちてしまう。
【0025】この現象は、静電写真プロセス特有の性質
であり、例えば、PWM変調を行ない、レーザビームに
より感光体に潜像を形成するようなプリンタ系の場合、
低濃度部分では、レーザスポット径が線形に増加して
も、そこに載るトナーの量は線形に増加しないため(潜
像電位が低くなると、トナーが載りにくいため)、図8
に示すような出力特性曲線をとる。
【0026】Screen処理には、例えば、図6に示
すような、ある角度(Screen角)で配置されるス
クリーンマトリクスと称する複数の重み付けフィルタを
用いる。Screen処理とは、同図にて数字で示すよ
うな優先順位を決め、その優先順位に従って、例えば、
4bitならば16階調で、画素の中心からレーザスポ
ット径を太らせるようにして中間調を表わす処理方法で
ある。図7に、Screen処理後の画素の様子を示
す。
【0027】このようなScreen処理では、図6,
図7に示す例のように、13画素で優先順位を付ける場
合、入力画像が線形に上昇するのに応じて、13段階に
分かれて濃度が上昇することになる。このため、Scr
een処理では、図9に示すような出力特性曲線をと
る。
【0028】上記のようなED処理及びScreen処
理の出力特性を補正し、図10に示すように、入力−出
力特性の直線性(リニアリティ)を良くするために、本
実施の形態では、ガンマ補正用のテーブルを切り換える
処理を行なう。
【0029】次に、図3において点線にて囲み込んだ部
分308の詳細を説明する。
【0030】図11は、本実施の形態におけるガンマ処
理切り換えを説明するための図である。同図において、
上流画像処理部からの画像処理を施された画像データ
は、gammaLUT部305にて、ガンマ補正処理を
施される。ここで、図中、SELは、CPU回路部20
5から供給される1ビットの制御信号(セレクト信号)
であり、それが論理“Low”の場合、ED処理がなさ
れ、“High”の場合、Screen処理が行なわれ
る。
【0031】すなわち、SEL=“Low”の場合、入
力画像データに対して参照するガンマテーブルとして
は、ED処理用のテーブルを参照するように切り換えら
れ、ImageFormatter306から出力され
る画像には、ED処理用のガンマ補正がかけられてい
る。そして、このED処理用のガンマ補正がかけられた
画像データには、次段のED処理部701、及びScr
een処理部702にて、それぞれ画像フォーマット処
理が施される。
【0032】制御信号SELは、Selector70
3にも入力され、SEL=“Low”の場合、ED処理
部701からの出力画像データのみを選択して、それを
後段のプリンタ部へ出力する。また、SEL=“Hig
h”の場合には、選択されるガンマテーブルは、Scr
een処理用のテーブルに切り換えられ、出力画像に
は、全てScreen処理用のガンマ補正が施される。
【0033】そして、ED処理部701及びScree
n処理部702で、それぞれの画像フォーマット処理が
施された後、Selector703では、SEL=
“High”であるため、Screen処理部702か
らの出力画像のみを選択して、それを後段のプリンタ部
へ出力する。
【0034】図12は、本実施の形態に係るガンマテー
ブルデータのメモリ空間の割り当てを示す図である。同
図に示すガンマ補正用のガンマテーブルのアドレスマッ
プでは、アドレス100(H:16進数であることを示
す)から1FF(H)までが、gammaTable1
(ED処理用のガンマテーブルデータ)、アドレス20
0(H)から2FF(H)までが、gammaTabl
e2(Screen処理用のガンマテーブルデータ)で
あり、それぞれがメモリ上に格納されている。そこで、
bit9そのものを制御信号SELとして用いることに
より、ED処理時には、SEL=“Low”、Scre
en処理時には、SEL=“High”が出力される。
【0035】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ED処理やScreen処理といった、入力画像に
対して階調を落として出力するような画像フォーマット
処理を行なう際に、それぞれの画像フォーマット処理に
応じたガンマ補正処理を切り換えることで、各処理時に
おける出力画像の入力−出力特性の直線性を向上させる
ことができる。
【0036】上記第1の実施の形態では、出力画像フォ
ーマットとして、ED処理及びScreen処理の2種
類を挙げたが、これに限定されず、入力−出力特性のリ
ニアリティが減少するその他の処理も含む。そして、こ
のように、切り換える出力画像フォーマット処理の数が
増えた場合には、制御信号SELのビット幅を増やすこ
とで切り換えを行なう。 <第2の実施の形態>以下、本発明に係る第2の実施の
形態について説明する。なお、本実施の形態に係る画像
複写装置の構造は、図1に示す、上記第1の実施の形態
に係る装置と同じであるため、ここでは、その図示及び
説明を省略する。
【0037】図11に示す、上記第1の実施の形態に係
るガンマ処理の切り換えにおいて、出力画像フォーマッ
ト処理である、ED処理部701及びScreen処理
部702は、入力画像データの階調数に対して、出力画
像データの階調数を減らして出力する処理を行なうもの
である。そこで、本実施の形態では、各出力画像フォー
マットの出力画像階調数を切り換える場合について説明
する。
【0038】図13は、本実施の形態に係るガンマ処理
の切り換えを説明するための図である。図中、GLAD
は、ED処理部701及びScreen処理部702の
出力画像階調数を切り換えるため、CPUから供給され
る制御信号である。ここでは、それが“0bit,1b
it”として、“Low,Low”の場合、出力階調4
bit、それが“Low,High”の場合は、出力階
調2bit、“High,High”の場合には、出力
階調1bitのように切り換えるよう、2bit構成に
なっている。
【0039】上述のように、出力階調数を切り換える
と、その出力画像特性も変化する。すなわち、以下に示
すように、特に低濃度領域部分での出力画像の濃度低下
が顕著になる。図14は、Screen処理の出力画像
特性曲線であるが、特に、低濃度部分を中心に2bit
(4階調)及び1bit(2値)で出力した場合、実際
の出力濃度データの濃度曲線は、図15,図16に示す
ようになる。これは、階調数が少なくなるにつれて、濃
度がゼロの画素数が増えるためであり、静電写真プロセ
スの画像形成特性によるものである。
【0040】これを補正するために、図13に示す、本
実施の形態に係るガンマ処理の切り換えでは、制御信号
SELにより出力画像フォーマットを切り換えるとも
に、制御信号GLADにより、出力画像の階調を4bi
t,2bit,1bit処理するように、ED処理部7
01及びScreen処理部701に入力する。同時
に、gammaLUT305でも、それぞれの画像フォ
ーマット処理、及び出力画像階調に応じた最適なガンマ
テーブルを選択、処理を行なう。
【0041】このように、本実施の形態によれば、画像
フォーマット処理、及び出力画像階調に応じた最適なガ
ンマテーブルを選択することで、ED処理、Scree
n処理等の各処理時の出力画像の入力−出力のリニアリ
ティを向上させることができる。 <第3の実施の形態>以下、本発明に係る第3の実施の
形態について説明する。なお、本実施の形態に係る画像
複写装置の構造は、図1に示す、上記第1の実施の形態
に係る装置と同じであるため、ここでは、その図示及び
説明を省略する。
【0042】上述のED処理の場合、誤差拡散画素の大
きさや誤差フィルタの係数により出力画像の特性は変化
するが、誤差情報が離散的に分布されるため、出力画像
としては平滑化処理を施したようになる。これは、文字
原稿のような空間周波数の高い画像を処理する場合に
は、文字がぼけてしまうことになる。
【0043】そこで、本実施の形態では、ED処理を施
す場合、例えば、図17に示すような、エッジ強調処理
用のフィルターマトリクスを入力画像に対して施すこと
で、最終出力画像のED処理による平滑化効果を補正
し、出力画像のぼけを防ぐ。
【0044】一方、Screen処理では、例えば、上
述の第1の実施の形態に係る図6に示す13画素を1つ
のブロックとして表わし、このブロックを基本単位とし
て処理するため、出力画像の空間周波数は、入力画像の
それとは異なり、解像度が落ちる傾向となる。このた
め、低解像度の網点画像等では、Screen処理によ
ってモアレが生じる。
【0045】そのため、ここでは、Screen処理を
施す場合、例えば、図18に示すような平滑化処理用フ
ィルターマトリクスを入力画像に対して施し、平滑化処
理をあらかじめ入力画像に施すことで最終出力画像を平
滑化して、出力画像のモアレを補正し、最適な出力画像
を形成する。
【0046】図19は、本実施の形態に係る装置の画像
信号制御部の詳細構成を示すブロック図である。なお、
同図に示す制御部は、図3に示す、上記第1の実施の形
態に係る画像信号制御部と、点線内の構成が相違するの
みで、他の部分については同じである。また、図19と
図3においては、同一構成要素には同一符号を付し、こ
こでは、それらの説明を省略する。
【0047】図20は、本実施の形態における画像デー
タのフィルター処理の切り換えを説明するための図であ
る。同図において、上流画像処理部からの画像処理を施
された画像データは、Filter部303にて、平滑
化・エッジ強調といったフィルター処理を施される。こ
こで、図中、SELは、CPU回路部205から供給さ
れる1ビットの制御信号(セレクト信号)で、それが論
理“Low”の場合、ED処理がなされ、“High”
の場合、Screen処理が行なわれる。
【0048】すなわち、SEL=“Low”の場合、入
力画像データに対して使用する加重係数マトリクスはE
D処理用のマトリクスデータ、すなわち、エッジ強調処
理用のフィルターマトリクスデータを参照するように切
り換えられ、Filter303から出力される画像に
は、ED処理用のエッジ強調処理が施されている。そし
て、このED処理用のフィルター処理がかけられた画像
データには、次段のED処理部701、及びScree
n処理部702にて、それぞれ画像フォーマット処理が
施される。
【0049】上記の制御信号SELは、Selecto
r703にも入力され、SEL=“Low”の場合、E
D処理部701からの出力画像データのみを選択して、
それを後段のプリンタ部へ出力する。また、SEL=
“High”の場合には、選択される加重係数マトリク
スはScreen処理用のマトリクスデータ、すなわ
ち、平滑化処理用マトリクスデータに切り換えられ、出
力画像には、全てScreen処理用のフィルター処理
が施される。
【0050】そして、ED処理部701及びScree
n処理部702で、それぞれの画像フォーマット処理が
施された後、Selector703では、SEL=
“High”であるため、Screen処理部702か
らの出力画像のみを選択して、それを後段のプリンタ部
へ出力する。
【0051】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、ED処理やScreen処理といった、入力画像に
対して階調を落として出力するような画像フォーマット
処理を行なう際、それぞれの画像フォーマット処理に応
じたフィルター処理を切り換えることで、各々の処理時
の出力画像の出力特性を補正し、出力画像の画質を向上
させることができる。
【0052】なお、本実施の形態において、ED処理や
Screen処理は、その参照画素数や参照画素領域の
形状、その加重係数値により、それぞれ異なった特性を
有するため、その前段で施すフィルター処理は、本実施
の形態のようなフィルター処理に限定されず、例えば、
フィルター処理を施さずに、そのまま画像データを後段
へ通過させるようにしてもよい。この場合、詳述はしな
いが、フィルター係数がその中心画素のみ‘1’となる
フィルターマトリクスを用いる。
【0053】また、本実施の形態では、出力画像フォー
マットとして、ED処理及びScreen処理の2種類
を挙げたが、これに限定されず、出力画像の特性が変化
するその他の処理も含む。そして、このように、切り換
える出力画像フォーマット処理の数が増えた場合には、
制御信号SELのビット幅を増やすことで切り換えを行
なう。
【0054】本発明は、複数の機器(例えば、ホストコ
ンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタ
等)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器
からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置等)
に適用してもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
決定された画像フォーマット処理に応じて参照テーブル
の切換えを行なって、入力画像に対して階調を落として
出力することで、複数の中間調処理の各々に応じて、出
力画像の入力−出力のリニアリティを向上させることが
でき、ED処理、Screen処理に適した画像出力を
行なえる。
【0056】また、他の発明によれば、画像フォーマッ
ト処理に応じたフィルター処理を切り換えることで、複
数の中間調処理の各々の処理時の画像出力特性を補正
し、出力画像の画質を向上させることができる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像複写装置
の構造を示す断面図である。
【図2】第1の実施の形態に係る装置のコントローラ部
の構成を示すブロック図である。
【図3】画像信号処理部の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本実施の形態に係る誤差フィルタを示す図であ
る。
【図5】均一な濃度データを持つ入力画像にED処理を
施した場合の出力を示す図である。
【図6】Screen処理におけるスクリーンマトリク
スを示す図である。
【図7】Screen処理後の画素の様子を示す図であ
る。
【図8】入力‐出力画像の特性曲線を示す図である。
【図9】入力‐出力画像の特性曲線を示す図である。
【図10】ED処理及びScreen処理の出力特性を
補正した特性を示す図である。
【図11】本実施の形態におけるガンマ処理切り換えを
説明するための図である。
【図12】本実施の形態に係るガンマテーブルデータの
メモリ空間の割り当てを示す図である。
【図13】第2の実施の形態に係るガンマ処理の切り換
えを説明するための図である。
【図14】Screen処理の出力画像特性曲線を示す
図である。
【図15】4階調の場合の出力画像データの特性曲線を
示す図である。
【図16】2階調の場合の出力画像データの特性曲線を
示す図である。
【図17】第3の実施の形態において、ED処理を施す
場合のエッジ強調処理用のフィルターマトリクスを示す
図である。
【図18】本実施の形態において、Screen処理を
施す場合の平滑化処理用のフィルターマトリクスを示す
図である。
【図19】第3の実施の形態に係る装置の画像信号制御
部の詳細構成を示すブロック図である。
【図20】第3の実施の形態における画像データのフィ
ルター処理の切り換えを説明するための図である。
【符号の説明】
109 イメージセンサ部 110 露光制御部 111 感光体 201 原稿給送装置制御部 202 イメージリーダ制御部 203 画像信号制御部 204 プリンタ制御部 205 CPU回路部 206 ROM 207 RAM 208 操作部 301 CCD(電荷結合素子) 302 A/D変換器 303 Filter回路 304 画像処理部 305 gammaLUT 306 ImageFormatter 307 プリンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 矢口 博之 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 吉田 廣義 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 瀧山 康弘 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 高橋 匡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル画像データに対して選択的に複
    数の中間調処理を施す画像形成装置において、 前記複数の中間調処理に応じた所定の参照テーブルをあ
    らかじめ格納する手段と、 前記デジタル画像データが示す画像の特性を判別する手
    段と、 前記判別された画像の特性に応じて、出力画像の画像フ
    ォーマット処理を決定する手段と、 前記決定された画像フォーマット処理に応じて前記参照
    テーブルの切換えを行なう手段とを備えることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記参照テーブルは、当該画像形成装置
    の外部出力装置の出力特性に応じて前記デジタル画像デ
    ータの変換を行なうためのガンマテーブルであることを
    特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記中間調処理は、入力された多値画像
    に対して網点出力画像を形成するスクリーン処理であ
    り、前記出力画像には、該スクリーン処理用のガンマ補
    正が施されることを特徴とする請求項2に記載の画像形
    成装置。
  4. 【請求項4】 前記中間調処理は、入力された多値画像
    に対して誤差拡散処理により階調を落とす誤差拡散処理
    であり、前記出力画像には、該誤差拡散処理用のガンマ
    補正がかけられることを特徴とする請求項2に記載の画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記出力画像は多値画像データであるこ
    とを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】 前記出力画像は2値画像データであるこ
    とを特徴とする請求項3あるいは請求項4に記載の画像
    形成装置。
  7. 【請求項7】 さらに、前記中間調処理及び前記出力画
    像の階調数に応じて前記参照テーブルを切り換える手段
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  8. 【請求項8】 前記画像の特性は、前記デジタル画像デ
    ータにて示される画像の濃度であることを特徴とする請
    求項1に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 デジタル画像データに対して選択的に複
    数の中間調処理を施す画像形成装置において、 前記複数の中間調処理に応じた所定のフィルター処理を
    あらかじめ格納する手段と、 前記デジタル画像データが示す画像の特性を判別する手
    段と、 前記判別された画像の特性に応じて、出力画像の画像フ
    ォーマット処理を決定する手段と、 前記決定された画像フォーマット処理に応じて前記フィ
    ルター処理の切換えを行なう手段とを備えることを特徴
    とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記フィルター処理は、当該画像形成
    装置の外部出力装置の出力特性に応じて前記デジタル画
    像データの変換を行なうためのガンマ補正であることを
    特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記中間調処理は、入力された多値画
    像に対して網点出力画像を形成するスクリーン処理であ
    り、該多値画像に対する加重係数マトリクスデータは、
    該スクリーン処理用のマトリクスデータであることを特
    徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 前記中間調処理は、入力された多値画
    像に対して誤差拡散処理により階調を落とす誤差拡散処
    理であり、該多値画像に対する加重係数マトリクスデー
    タは、該誤差拡散処理用のマトリクスデータであること
    を特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 出力画像として多値画像データが出力
    されることを特徴とする請求項11あるいは請求項12
    に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 出力画像として2値画像データが出力
    されることを特徴とする請求項11あるいは請求項12
    に記載の画像形成装置。
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JP2012119758A (ja) * 2010-11-29 2012-06-21 Sharp Corp 画像処理装置、画像形成装置、画像処理方法、コンピュータプログラム及び記録媒体

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